JP2001322925A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
- Publication number
- JP2001322925A JP2001322925A JP2001061119A JP2001061119A JP2001322925A JP 2001322925 A JP2001322925 A JP 2001322925A JP 2001061119 A JP2001061119 A JP 2001061119A JP 2001061119 A JP2001061119 A JP 2001061119A JP 2001322925 A JP2001322925 A JP 2001322925A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- carbon atoms
- represented
- chemical formula
- polyoxyethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
提供すること。 【解決手段】 25℃で水に1〜15重量%溶解し、か
つトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルに5重量%以上
溶解する25℃で液状の油分を含有する皮膚外用剤。
Description
る。さらに詳しくは使用感触及び保湿効果に優れた皮膚
外用剤に関する。
不可欠であり、保湿を目的とした皮膚外用剤が数多く開
発されている。また、皮膚外用剤の使用感としては、な
めらかさがあり、べたつき感のないものが求められてい
る。
日では、皮膚外用剤に、有機酸塩類、多価アルコール
類、水溶性高分子類等の保湿剤が配合されている。
の保湿剤は、保湿効果をさらに上げるためには配合量を
増やさなければならず、その結果、系が不安定になった
り、使用性が悪くなったり、また、皮膚に適用した場
合、皮脂によりはじかれ、肌へのなじみが悪くなる等の
解決すべき課題があった。
した結果、皮膚外用剤に特定の油分を配合すると、使用
感触、特になめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ
保湿効果に優れた皮膚外用剤が得られることを見出し本
発明を完成するに至った。
れた皮膚外用剤を提供することにある。
5℃で水に1〜15重量%溶解し、かつトリ2−エチル
ヘキサン酸グリセリルに5重量%以上溶解する25℃で
液状の油分を含有する皮膚外用剤を提供するものであ
る。
エチレン脂肪酸多価アルコールエステル、ポリオキシエ
チレンアルキル多価アルコールエーテル、ジアルキルジ
ポリオキシエチレンアルキレンエーテル、ポリオキシエ
チレンジアルキルエステル、ポリオキシエチレンジアル
キルエーテルからなる群から選ばれた一種または二種以
上の油分であることを特徴とする前記の皮膚外用剤を提
供するものである。
ン脂肪酸多価アルコールエステルが下記化学式(1)で
表わされるポリオキシエチレン脂肪酸グリセリンであ
り、前記ポリオキシエチレンアルキル多価アルコールエ
ーテルが下記化学式(2)で表わされるポリオキシエチ
レングリセリルアルキルエーテルであり、前記ジアルキ
ルジポリオキシエチレンアルキレンエーテルが下記化学
式(3)で表わされるジアルキルジポリオキシエチレン
アルキレンエーテルであり、前記ポリオキシエチレンジ
アルキルエステルが下記化学式(4)で表わされるポリ
オキシエチレンジアルキルエステルであり、前記ポリオ
キシエチレンジアルキルエーテルが下記化学式(5)で
表されるポリオキシエチレンジアルキルエーテルである
前記の皮膚外用剤を提供するものである。
アルキルまたは分枝アルキル基、l、m、nは0〜5で
その合計は3〜15の整数を表わす。)
のアルキルまたは分枝アルキル基、l、m、nは0〜8
でその合計は9〜21の整数を表わす。)
ルまたは分枝アルキル基、m、nは0〜8でその合計は
4〜10の整数、Xは1〜4の整数を表わす。)
ルまたは分枝アルキル基、nは3〜20の整数を表わ
す。)
ルまたは分枝アルキル基、nは6〜23の整数を表わ
す。)
ールエステル、2価カルボン酸ジエトキシポリオキシエ
チル、2価カルボン酸ジターシャルアルキルエステル、
2価カルボン酸ジネオペンチル、カルボン酸多価アルコ
ールエステル、2価カルボン酸アルコールエステル、3
価カルボン酸アルコールエステル、テトラカルボン酸ペ
ンタエリスリットからなる群から選ばれた一種または二
種以上の油分であることを特徴とする前記の皮膚外用剤
を提供するものである。
ステルが下記化学式(6)で、前記2価カルボン酸ジエ
トキシポリオキシエチルが下記化学式(7)で、前記2
価カルボン酸ジターシャルアルキルエステルが下記化学
式(8)で、前記2価カルボン酸ジネオペンチルが下記
化学式(9)で、前記カルボン酸多価アルコールエステ
ルが下記化学式(10)で、前記2価カルボン酸アルコ
ールエステルが下記化学式(11)で、前記3価カルボ
ン酸アルコールエステルが下記化学式(12)で、前記
テトラカルボン酸ペンタエリスリットが下記化学式(1
3)で表される前記の皮膚外用剤を提供するものであ
る。
のモノカルボン酸、ヒドロキシモノカルボン酸、オキシ
モノカルボン酸残基、R4は水素または水酸基を表わ
す。)
ジカルボン酸、オキシジカルボン酸残基、x,yは0か
ら2で、xとyの合計は4以下の整数を表わす。)
ジカルボン酸、オキシジカルボン酸残基、m,nは0〜
1で、mとnの合計は2以下の整数を表わす。)
ジカルボン酸、オキシジカルボン酸残基を表わす。)
ヒドロキシモノカルボン酸、オキシモノカルボン酸残基
残基、R2は炭素数2〜6の2価または3価アルコール
残基で分子中に水酸基を有してもよい。)
エトキシエタノールまたはエチルカルビトール残基、R
2は炭素数2〜6のジカルボン酸、ヒドロキシジカルボ
ン酸、オキシジカルボン酸残基を表わす。)
は分枝のアルコールで分子中にエーテル基を有してもよ
い、R2は炭素数2〜5のトリカルボン酸、ヒドロキシ
トリカルボン酸、オキシトリカルボン酸残基を表わ
す。)
カルボン酸、ヒドロキシモノカルボン酸、オキシモノカ
ルボン酸残基残基を表わす。)
請求項1、2、3、4または5記載の皮膚外用剤を提供
するものである。
する。
溶性油分である。水に対しては1〜15重量%溶解しな
ければならず、かつ、トリ2−エチルヘキサン酸グリセ
リルに対しては5重量%以上溶解しなければならない。
25℃で固体状であると目的とする使用感触が得られな
い。また、水に対して15重量%を超えて溶解するか、
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリルに対して5重量%
未満しか溶解しない油分であると、親油性に乏しく使用
感触、特になめらか感がなくなってくる。
件を満足する油分として、好ましくは、ポリオキシエチ
レン脂肪酸多価アルコールエステル、ポリオキシエチレ
ンアルキル多価アルコールエーテル、ジアルキルジポリ
オキシエチレンアルキレンエーテル、ポリオキシエチレ
ンジアルキルエステル、ポリオキシエチレンジアルキル
エーテルが挙げられる。
ールエステルが上記化学式(1)で表わされるポリオキ
シエチレン脂肪酸グリセリンであり、具体的には、ポリ
オキシエチレン(9モル)プロピオン酸グリセリン、ポ
リオキシエチレン(6モル)カプロン酸グリセリン、ポ
リオキシエチレン(15モル)カプリル酸グリセリン、
ポリオキシエチレン(9モル)カプリン酸グリセリン等
が挙げられる。
価アルコールエーテルが上記化学式(2)で表わされる
ポリオキシエチレングリセリルアルキルエーテルであ
り、具体的には、ポリオキシエチレン(9モル)グリセ
リルメチルエーテル、ポリオキシエチレン(12モル)グ
リセリルエチルエーテル、ポリオキシエチレン(15モ
ル)プロピルエーテル、ポリオキシエチレン(18モ
ル)ブチルエーテル、ポリオキシエチレン(21モル)
へキシルエーテル、ポリオキシエチレン(12モル)グ
リセリルオクチルエーテル等が挙げられる。
レンアルキレンエーテルが上記化学式(3)で表わされ
るジアルキルジポリオキシエチレンアルキレンエーテル
であり、具体的には、ジメチルジポリオキシエチレン
(4モル)エチレンエーテル、ジエチルジポリオキシエ
チレン(6モル)プロピレンエーテル、ジプロピレンジ
ポリオキシエチレン(8モル)ブチレンエーテル、ジブ
チルジポリオキシエチレン(10モル)エチレンエーテ
ル等が挙げられる。
エステルが上記化学式(4)で表わされるポリオキシエ
チレンジアルキルエステルであり、具体的には、ポリオ
キシエチレン(5モル)ジプロピオン酸エステル、ポリ
オキシエチレン(10モル)ジカプロン酸エステル等が
挙げられる。
エーテルが上記化学式(5)で表わされるポリオキシエ
チレンジアルキルエーテルであり、具体的には、ポリオ
キシエチレン(6モル)メチルエーテル、ポリオキシエ
チレン(10モル)エチルエーテル、ポリオキシエチレ
ン(12モル)プロピルエーテル、ポリオキシエチレン
(8モル)ブチルエーテル等が挙げられる。
件を満足する油分として、好ましくは、多価アルコール
エステル、2価カルボン酸ジエトキシポリオキシエチ
ル、2価カルボン酸ジターシャルアルキルエステル、2
価カルボン酸ジネオペンチル、カルボン酸多価アルコー
ルエステル、2価カルボン酸アルコールエステル、3価
カルボン酸アルコールエステル、テトラカルボン酸ペン
タエリスリットが挙げられる。
ステルが上記化学式(6)で表わされ、具体的には、ト
リアセチン、トリプロピオン酸グリセリル、トリ酢酸グ
リセリル、トリ酪酸グリセリル等が挙げられる。
オキシエチルが上記化学式(7)で表わされ、具体的に
は、グルタル酸ジエトキシポリオキシエチル、アジピン
酸ジエトキシポリオキシエチル、酒石酸ジエトキシポリ
オキシエチルグルタル酸ジエトキシポリオキシエチル等
が挙げられる。
アルキルエステルが上記化学式(8)で表わされ、具体
的には、コハク酸ジt−ブチル、グルタル酸ジt−ブチ
ル、アジピン酸ジt−ブチル、ピメリン酸ジt−ブチル、
スベリン酸ジt−ブチル、酒石酸ジt−ブチル等が挙げら
れる。
が上記化学式(9)で表わされ、具体的には、コハク酸
ジネオペンチル、グルタル酸ジネオペンチル、アジピン
酸ジネオペンチル、ピメリン酸ジネオペンチル、スベリ
ン酸ジネオペンチル、酒石酸ジネオペンチル等が挙げら
れる。
テルが上記化学式(10)で表わされ、具体的には、プ
ロパン酸ジエチレングリコール、プロパン酸プロピレン
グリコール、プロパン酸ジブチレングリコール、ブタン
酸ジエチレングリコール、ブタン酸ジプロピレングリコ
ール、ブタン酸ジブチレングリコール、ジレブリン酸ジ
エチレングリコール、ジレブリン酸ジプロピレングリコ
ール、ジブレリン酸ジブチレングリコール等が挙げられ
る。
テルが上記化学式(11)で表わされ、具体的には、コ
ハク酸ジエチレングリコール、コハク酸ジプロピレング
リコール、コハク酸ジブチレングリコール、グルタル酸
ジエチレングリコール、グルタル酸ジプロピレングリコ
ール、グルタル酸ジブチレングリコール、アジピン酸ジ
エチレングリコール、アジピン酸ジプロピレングリコー
ル、アジピン酸ジブチレングリコール、ピメリン酸ジエ
チレングリコール、ピメリン酸ジプロピレングリコー
ル、ピメリン酸ジブチレングリコール、スベリン酸ジエ
チレングリコール、スベリン酸ジプロピレングリコー
ル、スベリン酸ジブチレングリコール、酒石酸ジエチレ
ングリコール、酒石酸ジプロピレングリコール、酒石酸
ジブチレングリコール等が挙げられる。
テルが上記化学式(12)で表わされ、具体的には、ク
エン酸トリエチル、クエン酸トリプロピル、クエン酸ト
リブチル等が挙げられる。
リットが上記化学式(13)で表わされ、テトラ2−エ
チルヘキサン酸ペンタエリスリット、テトラヒドロキシ
エタン酸ペンタエリスリット、テトラヒドロキシプロパ
ン酸ペンタエリスリット、テトラヒドロキシブタン酸ペ
ンタエリスリット等が挙げられる。
ましくは皮膚外用剤全量に対して0.001〜20.0
重量%、更に好ましくは0.1〜10.0重量%であ
る。0.001重量%未満であると本発明の効果は少な
く、20.0重量%を超えて配合すると使用後、べたつ
きを感じるようになってくる。
分の他に通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられ
る他の成分、例えばアボガド油、パーム油、ピーナッツ
油、牛脂、コメヌカ油、ホホバ油、カルナバロウ、ラノ
リン、流動パラフィン、オキシステアリン酸、パルミチ
ン酸イソステアリル、イソステアリルアルコール等の油
分;グリセリン、ソルビトール、ポリエチレングリコー
ル、ピロリドンカルボン酸およびその塩、コラーゲン、
ヒアルロン酸およびその塩、コンドロイチン硫酸および
その塩等の保湿剤;パラジメチルアミノ安息香酸アミ
ル、ウロカニン酸、ジイソプロピルケイヒ酸エチル等の
紫外線吸収剤;エリソルビン酸ナトリウム、セージエキ
ス、パラヒドロキシアニソール等の酸化防止剤;ステア
リル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ジエタノールアミン、
セチルトリメチルアンモニウムサッカリン、イソステア
リン酸ポリエチレングリコール、アラキン酸グリセリル
等の界面活性剤;エチルパラベン、ブチルパラベン等の
防腐剤;オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、セ
ンブリ、バーチ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオ
イ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サ
フラン、センキュウ、ショウキョウ、オトギリソウ、オ
ノニス、ローズマリー、ニンニク等の抽出物;グリチル
リチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸
誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等の
消炎剤;胎盤抽出物、グルタチオン、ユキノシタ抽出
物、アスコルビン酸誘導体等の美白剤;ローヤルゼリ
ー、感光素、コレステロール誘導体、各種アミノ酸類等
の賦活剤;γ−オリザノール、デキストラン硫酸ナトリ
ウム等の血行促進剤;硫黄、チアントール等の抗脂漏
剤;香料;水;アルコール;カルボキシビニルポリマー
等の増粘剤;チタンイエロー、カーサミン、ベニバナ赤
等の色剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−油二層
系、水−油−粉末三層系等、どのような剤型でも構わな
い。また、本発明の皮膚外用剤の用途も任意であり、化
粧水、乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料
やファンデーション、ボディー化粧料、軟膏等に用いる
ことができる。
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、配合量は特に指定がない限り重量%で示す。
−エチルヘキサン酸グリセリルの溶解性を以下により確
認した。「溶解性試験」室温(25℃)で混合攪拌した
サンプルを50mlのサンプル管(ガラス瓶)に充填
し、その溶解性(外観)を肉眼により確認して溶解性を
評価した。 ○:溶解する(透明である) ×:溶解しない(白濁または油滴が認められる)
試験法」10名のパネルの前腕部を用い、塗布前と塗布後
30分、60分後、120分後の皮膚コンダクタンスを測定
し、この変化率から保湿効果を評価した。尚、皮膚コン
ダクタンスの変化率は、以下の式(1)により求めら
れ、角層の吸水性、水分保持能への影響を検討すること
が可能であり、この変化率が小さいと、角層水分の増加
があり、保湿効果が高いと評価できる。 (式1) コンダクタンス変化率=(塗布前のコンダクタンス)/
(塗布後のコンダクタンス)
基準は以下の通りである。 ◎…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0以上
0.1未満 ○…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.1以
上0.2未満 △…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.2以
上0.5未満 ×…パネル10名のコンダクタンス変化率の平均:0.5以
上
パネラー10名により実使用試験を実施した。評価基準は
以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用中肌へのなじみが良い
と認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中肌へのなじ
みが良いと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用中肌へのなじ
みが良いと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用中肌へのなじみが良い
と認めた。
のなめらかさを専門パネラー10名により実使用試験を実
施した。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌がなめ
らかであると認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後
肌がなめらかであると認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後
肌がなめらかであると認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌がなめ
らかであると認めた。
用後の肌へのべたつきのなさを専門パネラー10名により
実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が使用中及び使用後肌へのべ
たつきがないと認めた。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が使用中及び使用後
肌へのべたつきがないと認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が使用中及び使用後
肌へのべたつきがないと認めた。 ×…専門パネラー3名未満が使用中及び使用後肌へのべ
たつきがないと認めた。
の有無を専門パネラー10名により実使用試験を実施し
た。評価基準は以下の通りである。 ◎…専門パネラー8名以上が保湿効果感があると認め
た。 ○…専門パネラー6名以上8名未満が保湿効果感がある
と認めた。 △…専門パネラー3名以上6名未満が保湿効果感がある
と認めた。 ×…専門パネラー3名未満が保湿効果感があると認め
た。
験した。「表4」に示す実施例及び比較例について、コ
ンダクタンス変化率を求めた。「表5」〜「表7」に示
す実施例及び比較例(化粧水)について使用性を評価し
た。結果を各表に示した。
レン(9モル)カプリン酸グリセリン、ポリオキシエチ
レン(12モル)グリセリルオクチルエーテル、ジプロ
ピレンジポリオキシエチレン(8モル)ブチレンエーテ
ル、ポリオキシエチレン(5モル)ジプロピオン酸エス
テル、ポリオキシエチレン(8モル)ブチルエーテル
は、本発明に用いる液状油分の要件に適合する溶解性を
有することが分かる。
ル)カプリン酸グリセリンと保湿剤とを組み合わせると
相乗的に保湿効果が上がることが分かる。
特定の液状油分を配合した化粧水は使用性に優れている
ことが分かる。
0℃に加熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化
機で乳化する。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリ
ームを得た。得られたクリームは、なめらかさに優れ、
べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
得られたクリームは、なめらかさに優れ、べたつき感が
なく、且つ保湿効果が持続した。
れた乳液は、なめらかさに優れ、べたつき感がなく、且
つ保湿効果が持続した。
を得た。得られたファンデーションは、なめらかさに優
れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
し、可溶化して化粧水を得た。得られた化粧水は、なめ
らかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続
した。
試験した。「表11」に示す実施例及び比較例につい
て、コンダクタンス変化率を求めた。「表12」〜「表
14」に示す実施例及び比較例(化粧水)について使用
性を評価した。結果を各表に示した。
ン、グルタル酸ジエトキシポリオキシエチル、コハク酸
ジt−ブチル、コハク酸ジネオペンチル、ジレブリン酸
ジエチレングリコール、グルタル酸ジエチレングリコー
ル、クエン酸トリエチル、テトラヒドロキシブタン酸ペ
ンタエリスリットは、本発明に用いる液状油分の要件に
適合する溶解性を有することが分かる。
合した水溶液は、保湿剤と組み合わせると相乗的に保湿
効果が上がることが判る。
いる特定の液状油分を配合した化粧水は使用性に優れて
いることが分かる。
0℃に加熱し完全溶解する。A相をB相に加えて、乳化
機で乳化する。乳化物を熱交換機を用いて冷却してクリ
ームを得た。得られたクリームは、なめらかさに優れ、
べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
得られたクリームは、なめらかさに優れ、べたつき感が
なく、且つ保湿効果が持続した。
れた乳液は、なめらかさに優れ、べたつき感がなく、且
つ保湿効果が持続した。
れた乳液は、なめらかさに優れ、べたつき感がなく、且
つ保湿効果が持続した。
を得た。得られたファンデーションは、なめらかさに優
れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
を得た。得られたファンデーションは、なめらかさに優
れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続した。
し、可溶化して化粧水を得た。得られた化粧水は、なめ
らかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果が持続
した。
を得た。得られた化粧水は、なめらかさに優れ、べたつ
き感がなく、且つ保湿効果が持続した。
なめらかさに優れ、べたつき感がなく、且つ保湿効果の
持続性を有するものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 25℃で水に1〜15重量%溶解し、か
つトリ2−エチルヘキサン酸グリセリルに5重量%以上
溶解する25℃で液状の油分を含有する皮膚外用剤。 - 【請求項2】 前記油分が、ポリオキシエチレン脂肪酸
多価アルコールエステル、ポリオキシエチレンアルキル
多価アルコールエーテル、ジアルキルジポリオキシエチ
レンアルキレンエーテル、ポリオキシエチレンジアルキ
ルエステル、ポリオキシエチレンジアルキルエーテルか
らなる群から選ばれた一種または二種以上の油分である
請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項3】 前記ポリオキシエチレン脂肪酸多価アル
コールエステルが下記化学式(1)で表されるポリオキ
シエチレン脂肪酸グリセリンであり、前記ポリオキシエ
チレンアルキル多価アルコールエーテルが下記化学式
(2)で表わされるポリオキシエチレングリセリルアル
キルエーテルであり、前記ジアルキルジポリオキシエチ
レンアルキレンエーテルが下記化学式(3)で表わされ
るジアルキルジポリオキシエチレンアルキレンエーテル
であり、前記ポリオキシエチレンジアルキルエステルが
下記化学式(4)で表わされるポリオキシエチレンジア
ルキルエステルであり、前記ポリオキシエチレンジアル
キルエーテルが、下記化学式(5)で表わされるポリオ
キシエチレンジアルキルエーテルである請求項2記載の
皮膚外用剤。 【化1】 (1) (式中、R1、R2、R3は水素または炭素数1〜9の
アルキルまたは分枝アルキル基、l、m、nは0〜5で
その合計は3〜15の整数を表わす。) 【化2】 (2) (式中、R1、R2、R3は水素または炭素数1〜10
のアルキルまたは分枝アルキル基、l、m、nは0〜8
でその合計は9〜21の整数を表わす。) 【化3】 (3) (式中、R1、R2は水素または炭素数1〜4のアルキ
ルまたは分枝アルキル基、m、nは0〜8でその合計は
4〜10の整数、Xは1〜4の整数を表わす。) 【化4】 (4) (式中、R1、R2は水素または炭素数1〜7のアルキ
ルまたは分枝アルキル基、nは3〜20の整数を表わ
す。) 【化5】 (5) (式中、R1、R2は水素または炭素数1〜4のアルキ
ルまたは分枝アルキル基、nは6〜23の整数を表わ
す。) - 【請求項4】 前記油分が、多価アルコールエステル、
2価カルボン酸ジエトキシポリオキシエチル、2価カル
ボン酸ジターシャルアルキルエステル、2価カルボン酸
ジネオペンチル、カルボン酸多価アルコールエステル、
2価カルボン酸アルコールエステル、3価カルボン酸ア
ルコールエステル、テトラカルボン酸ペンタエリスリッ
トからなる群から選ばれた一種または二種以上の油分で
ある請求項1記載の皮膚外用剤。 - 【請求項5】 前記多価アルコールエステルが下記化学
式(6)で、前記2価カルボン酸ジエトキシポリオキシ
エチルが下記化学式(7)で、前記2価カルボン酸ジタ
ーシャルアルキルエステルが下記化学式(8)で、前記
2価カルボン酸ジネオペンチルが下記化学式(9)で、
前記カルボン酸多価アルコールエステルが下記化学式
(10)で、前記2価カルボン酸アルコールエステルが
下記化学式(11)で、前記3価カルボン酸アルコール
エステルが下記化学式(12)で、前記テトラカルボン
酸ペンタエリスリットが下記化学式(13)で表される
請求項4記載の皮膚外用剤。 【化6】 (6) (式中、n=1〜3,R1,R2,R3は炭素数2〜5
のモノカルボン酸、ヒドロキシモノカルボン酸、オキシ
モノカルボン酸残基、R4は水素または水酸基を表わ
す。) 【化7】 (7) (式中、Rは炭素数2〜6のジカルボン酸、ヒドロキシ
ジカルボン酸、オキシジカルボン酸残基、x,yは0か
ら2で、xとyの合計は4以下の整数を表わす。) 【化8】 (8) (式中、Rは炭素数2〜6のジカルボン酸、ヒドロキシ
ジカルボン酸、オキシジカルボン酸残基、m,nは0〜
1で、mとnの合計は2以下の整数を表わす。) 【化9】 (9) (式中、Rは炭素数2〜6のジカルボン酸、ヒドロキシ
ジカルボン酸、オキシジカルボン酸残基を表わす。) 【化10】 (10) (式中、R1,R3は炭素数2〜5のモノカルボン酸、
ヒドロキシモノカルボン酸、オキシモノカルボン酸残基
残基、R2は炭素数2〜6の2価または3価アルコール
残基で分子中に水酸基を有してもよい。) 【化11】 (11) (式中、R1、R3は、炭素数2〜5のアルコール及び
エトキシエタノールまたはエチルカルビトール残基、R
2は炭素数2〜6のジカルボン酸、ヒドロキシジカルボ
ン酸、オキシジカルボン酸残基を表わす。) 【化12】 (12) (式中、R1、R3、R4は、炭素数2〜5の直鎖また
は分枝のアルコールで分子中にエーテル基を有してもよ
い、R2は炭素数2〜5のトリカルボン酸、ヒドロキシ
トリカルボン酸、オキシトリカルボン酸残基を表わ
す。) 【化13】 (13) (式中、R1、R2、R3、R4は炭素数2〜5のモノ
カルボン酸、ヒドロキシモノカルボン酸、オキシモノカ
ルボン酸残基残基を表わす。) - 【請求項6】 さらに保湿剤を含有する請求項1、2、
3、4または5記載の皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001061119A JP3912722B2 (ja) | 2000-03-06 | 2001-03-06 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-60812 | 2000-03-06 | ||
JP2000060812 | 2000-03-06 | ||
JP2001061119A JP3912722B2 (ja) | 2000-03-06 | 2001-03-06 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001322925A true JP2001322925A (ja) | 2001-11-20 |
JP3912722B2 JP3912722B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
ID=26586857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001061119A Expired - Fee Related JP3912722B2 (ja) | 2000-03-06 | 2001-03-06 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3912722B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261521A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Bimeeku:Kk | 化粧料 |
JP2001316218A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-13 | Daizo:Kk | 化粧料およびエアゾール型化粧料 |
JP2003231625A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-19 | Shiseido Co Ltd | 香料組成物 |
WO2007136067A1 (ja) * | 2006-05-23 | 2007-11-29 | Shiseido Company Ltd. | 皮膚外用剤 |
JP2018199634A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 日油株式会社 | スキンケア用化粧料 |
-
2001
- 2001-03-06 JP JP2001061119A patent/JP3912722B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001261521A (ja) * | 2000-03-17 | 2001-09-26 | Bimeeku:Kk | 化粧料 |
JP2001316218A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-13 | Daizo:Kk | 化粧料およびエアゾール型化粧料 |
JP2003231625A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-19 | Shiseido Co Ltd | 香料組成物 |
WO2007136067A1 (ja) * | 2006-05-23 | 2007-11-29 | Shiseido Company Ltd. | 皮膚外用剤 |
JP5461010B2 (ja) * | 2006-05-23 | 2014-04-02 | 株式会社 資生堂 | 皮膚外用剤 |
JP2018199634A (ja) * | 2017-05-26 | 2018-12-20 | 日油株式会社 | スキンケア用化粧料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3912722B2 (ja) | 2007-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05301811A (ja) | 美白化粧料 | |
JPS63185912A (ja) | 保湿用皮膚化粧料 | |
JP4070065B2 (ja) | 肌あれ防止・改善用皮膚外用剤 | |
JP2002003373A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2002003358A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001322925A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10279419A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2941880B2 (ja) | 乳化化粧料 | |
JPH10279418A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH04270212A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH06279231A (ja) | 化粧料 | |
JPH03120207A (ja) | 化粧料 | |
JP3093353B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH08183724A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JPH07138125A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2001354510A (ja) | 水中油型外用組成物 | |
JP2000344651A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPS63277608A (ja) | 皮膚および毛髪用組成物 | |
JP3234041B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH0625053B2 (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH10273416A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JP2000086483A (ja) | 皮膚外用剤 | |
JPH08183725A (ja) | 皮膚化粧料 | |
JP2001031551A (ja) | 肌荒れ防止・改善用皮膚外用剤 | |
JPH10279426A (ja) | 皮膚外用剤 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061006 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061211 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |