JP2003231203A - 炭素膜被覆部材 - Google Patents
炭素膜被覆部材Info
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Abstract
件下で使用された場合においても剥離や発塵や劣化が少
なく半導体製品に対して悪影響を及ぼすことが少なく、
しかも耐久性に優れた炭素膜被覆部材を提供する。 【解決手段】アモルファス炭素4から成るマトリックス
中に金属および/または金属炭化物5を含有した被膜6
を基材2表面の少なくとも一部に形成した炭素膜被覆部
材1において、上記被膜を構成する金属(M)の炭素
(C)に対する原子比(M/C)が0.01〜0.7の
範囲であることを特徴とする炭素膜被覆部材1である。
Description
り、特に低摩擦性,耐摩耗性に優れ、ウェハーカセッ
ト、ダミーウェハーやプローブピンなどの半導体製造装
置用部材として過酷な条件下で使用された場合において
も剥離や発塵や劣化が少なく半導体製品に対して悪影響
を及ぼすことが少なく、しかも耐久性に優れた炭素膜被
覆部材に関する。
ークイオンプレーティング(AIP)法など表面改質法
により金属部材の表面性状を改善し低摩耗化を図った部
材,さらには浸炭焼入れ法,窒化法,高周波焼入れ法,
炎焼入れ法などの表面硬化処理により鉄鋼材の表面層を
硬化して耐摩耗特性を向上させた部材が広範囲の技術分
野で使用されている。
硬度と極めて低い摩擦係数とを有するアモルファス炭素
の被膜を金属基材表面に一体に形成した部材が機械工具
や部品材料として広く普及している。
はこの種のダイヤモンド膜の形成方法が開示されてい
る。具体的には基材表面に、炭素化合物をイオン化蒸着
してパターン化したダイヤモンド状炭素膜を形成し、し
かる後に、気相合成法によって所定厚さのダイヤモンド
膜を一体に形成する方法を採用しており、この形成方法
によれば、基材表面とダイヤモンド膜との密着性が高め
られ、かつダイヤモンド膜を緻密かつ平坦に形成でき
る。このようなダイヤモンド膜で工具を被覆した場合に
は、ダイヤモンド膜を工具表面に強く密着させることが
でき、工具の耐摩耗性を向上させることが可能とされて
いる。
される情報機器の発展に伴い、それら機器の主要構成デ
バイスとなる半導体集積回路には集積度の向上による高
速処理化および小型化が一層強く要求されるようになっ
てきている。半導体デバイスの製造時には、性能確保の
面から原料はもとより製造工程段階においても不純物の
混入を極度に嫌うため、クリーンルームのような作業雰
囲気を高度に浄化した清浄環境下で各製造工程が進めら
れる。言うまでもなく、これらの半導体製造装置を構成
する各部材についても、不純物の発生がないことが必要
とされている。
入、ドライエッチング、CVDスパッタリング、CVD
に代表されるウェハーの処理工程は、チャンバと呼ばれ
る高真空に減圧可能な反応室内で行われる。一般に、こ
のチャンバの構成材としては、設計の自由度が高く、ま
た構造強度に優れるアルミニウム等から成る金属製部材
が用いられている。従来はチャンバ内壁からの金属不純
物の発生は問題とされなかったが、半導体集積回路の集
積度が向上するに伴って、より高レベルの純度基準を満
たす必要に迫られており、チャンバにも不純物汚染が少
ないという材料特性が求められている。
が知られているが、一般の黒鉛材料は多孔性であり、高
真空を達成することが困難であるうえ、粒子脱落によっ
てパーティクルが発生し易く、このパーティクル汚染に
よる集積回路の短絡やオープン不良を招く場合がある。
ン材料として、近年、ガラス状カーボンが半導体製造装
置用部材として使用されている。このガラス状カーボン
は、不純物汚染が極めて少ないばかりでなく、その均一
で連続的な結晶組織構造に起因してパーティクルの発生
が少ない特徴がある。
としてダミーウェハーがある。このダミーウェハーはL
SIやVLSI製造工程における治具や機器類の動作試
験およびラインの清浄化を目的として、シリコンウェハ
ーの代替材として使用される。
においては、化学的蒸着法(CVD)や物理的蒸着法
(PVD)、スパッタリング法等によってシリコンウェ
ハーに成膜する工程が重要な位置を占めており、成膜さ
れた薄膜は、高い均質性が要求されている。そのため、
成膜工程での品質管理や薄膜の評価は半導体製造プロセ
スに不可欠な要素である。
価にはダミーウェハーが用いられる。具体的には、成膜
時間やウェハー温度等の成膜条件と、ウェハー上に形成
される膜の厚さとの関係を測定したり、膜の純度分析等
をダミーウェハーを用いて行っている。また、ダミーウ
ェハーは、スパッタリングにおいて構成部品からの膜剥
れによるパーティクルの発生を防止するためのダミース
パッタ用としても使用されている。
CVD、ドライエッチング、イオン注入に代表されるウ
ェハーへの成膜処理工程は、チャンバと呼ばれる高真空
に減圧可能な反応室内で行われる。一般に、この成膜装
置で使用されるダミーウェハーとしては、不純物汚染が
少なく、歩留り低下を招くパーティクルの発生が少ない
単結晶シリコンウェハーが使用されている。なお、シリ
コンウェハーの厚さは通常0.725mm程度に設定さ
れている。
ェハーをダミーウェハーとして用いた場合、ウェハーに
付着した各種の膜を薬液や機械的方法(例えばポリシン
グ)により除去してシリコンウェハーを再生し、再利用
している。また、近年は特開平10−270433号公
報または特開平11−102847号公報にあるような
ガラス状炭素板を用いたダミーウェハーも開発されてい
る。しかしながら、ガラス状炭素を板材として使用する
には、ガラス状炭素の焼結体を作り必要なサイズに研削
加工することが必要である。ガラス状炭素の板材(焼結
体)を研削するにはダイヤモンド加工機を使用せねばな
らず、コストアップの要因となっていた。
としてプローブピン(プローブ針)やソケット用コンタ
クト(接触子)がある。これらのプローブピンや接触子
は半導体集積回路(LSI)等の半導体装置が正常に動
作するかどうかを検査する検査装置に用いられる。例え
ば、図4(a)に示すように、プローブピン30は特開
平10−221366号公報にあるようにRe−W合金
線の先端部を先鋭化させて形成されており、基板37上
に形成されたAl電極パッド38に先端部を当接せしめ
てテスト回路と電気的に接続することにより、電子機器
あるいは半導体パッケージの電気的諸特性の測定を行う
ものである。
e−W合金線からなる従来のプローブピンにおいては、
耐摩耗性や強度が十分ではなく、電極部に接触させる動
作を繰返しているうちに先端部が摩耗したり、変形した
りして形状精度が低下してしまう問題点があった。さら
に先端部に電極の金属成分や半田の金属成分が凝着し易
いため、接触抵抗値が増大し、検査精度が低下し易くな
る上に、プローブピンの寿命が短縮されるという問題点
があった。
(DLC膜:Diamond-Like Carbon膜)を機械部品や工
具のように過酷な条件で使用する部材に適用すべく、そ
の膜厚を大きく設定すると、ダイヤモンド膜に内在する
応力が非常に高くなるため、短期間でフレーキング剥離
を生じてしまうという致命的な欠点を有していた。
て半導体製品に付着して製品の製造歩留りを低下させる
大きな原因のひとつとなっている。
られるウェハー処理装置において、特にプラズマ,イオ
ンビームまたは電子シャワーなどのエネルギー線が照射
される部材は、エネルギー線によって部材の構成成分が
分離されてウェハーに混入し、ウェハーに純度的な悪影
響を与える場合が多い上に、部材自体が劣化し易いため
に、装置の耐久性が低くなる問題点もあった。
グ処理,スパッタリング処理に代表されるようなウェハ
ーや液晶表示(LCD)基板の処理工程においては、ウ
ェハーやガラス基板を搬送する搬送装置や多数のウェハ
ーを保持するウェハーカセットなどが不可欠である。こ
れらの装置やカセットではウェハーなどの半導体製品が
摺動する摺動部が必ず存在する。
び液晶表示デバイスの画素数が向上するに伴って、半導
体製造装置の摺動部における半導体製品の擦れ等によっ
て発生するパーティクル(微細粒子)の影響が顕著にな
っており、半導体製品の製造歩留りをより高めるために
パーティクルを低減することが技術上の課題になってい
る。
半導体製造装置用部材として使用した場合は、下記のよ
うな難点がある。すなわち、ガラス状カーボンは、加工
性に乏しく高価である。またガラス状カーボンは、大き
な肉厚を有する材料を得ることが困難であり、ウェハー
の大面積化によってさらに大型化していくチャンバにお
いては、高真空下で安定した状態で使用できるものを提
供することは極めて困難であるという問題点がある。
素のみから成る被膜(以下「純アモルファス炭素膜」と
いう。)を形成した部材によれば、低摩擦係数で耐摩耗
性に優れているものの、機械部品や工具の使用環境のよ
うな過酷な条件で使用することを考慮して膜厚を大きく
確保しようとすると、被膜の内部応力が高くなってフレ
ーキング剥離を生じ易い。そのため、使用用途が狭い範
囲に限定されてしまう問題点もあった。
をダミーウェハーとして用いて成膜した場合、ウェハー
に付着した各種の膜を除去し再生するためにダミーウェ
ハーを強酸溶液に浸漬すると、シリコンウェハー自体が
酸溶液中に溶出して短期間に薄くなり、シリコンウェハ
ーの厚さ管理下限値である0.6mmを下回って再使用
できなくなるという欠点があった。
ハーが薄くなり、強度が不足して、破損が生じる場合も
あった。さらに、膜除去をポリッシングのような機械的
方法によって実施した場合には、シリコンウェハーも同
時に研磨されるため、シリコンウェハーの厚さが薄くな
ってウェハー厚さ下限値以下となり、繰り返し使用が不
可能となってしまうという欠点もあった。ケミカルメカ
ノポリッシング(CMP)にような化学的な(薬品を使
った)ポリッシングにおいても同様の不具合が発生して
いた。
バイスを製造する工程のようにプラズマ、イオンビーム
または電子シャワーなどのエネルギー線が照射されるウ
ェハー処理装置において使用される場合は、プラズマ等
のエネルギー線によって構成成分が分離されてウェハー
に混入しウェハーに純度的な悪影響を与える材料は使用
することができない。
晶表示デバイスの画素数が向上するに伴って、半導体製
造装置の摺動部における半導体製品の擦れ等によって発
生するパーティクル(微細粒子)の影響が顕著になるた
め、ダミーウェハーの材料には搬送部品との接触によっ
てパーティクルが発生するような材料は使用できない。
ウェハーの品質に影響を与えない材質を使用しなければ
ならないという制約もあり、耐薬品性や耐久性をも備え
た適切な材料が模索されている。
として、CVD製法によるSiC製ダミーウェハーやガ
ラス状カーボン製のダミーウェハーを使用している場合
もあるが、SiCやガラス状カーボンは、加工性に乏し
く高価である。また、これらの材料を使用した場合で
は、12インチ級の大面積のウェハーを得ることは困難
である。
ェハーを使用する場合、品質管理や薄膜の評価プロセス
において、位置センサーによる検知が不可能であり、ま
た、真空下で安定した状態で使用できるものを提供する
ことは極めて困難であるという問題点があった。
ファス炭素のみから成る被膜を形成した部材によれば、
低摩擦係数で耐摩耗性に優れているものの、耐薬品性や
耐摩耗性を求めて過酷な条件で使用することを考慮して
膜厚を大きく確保しようとすると、被膜の内部応力が高
くなってフレーキング剥離を生じ易い。そのため、使用
用途が狭い範囲に限定されてしまう問題点もあった。
たものであり、特に低摩耗性,耐摩耗性に優れ、過酷な
条件下で使用された場合においても、剥離や発塵や劣化
が少なく半導体製品に対して悪影響を及ぼすことが少な
く、しかも耐久性に優れた炭素膜被覆部材としての半導
体製造装置用部材を提供することを第1の目的とする。
性を高め、酸洗いや機械研磨等の過酷な条件下で膜除去
を繰り返し行って使用しても、ウェハー基材の損耗がな
く、半導体製品に対して悪影響を及ぼす剥離や発塵によ
るパーティクルの発生がなく、しかも耐久性に優れたダ
ミーウェハーを提供することを第2の目的とする。
接触動作を繰返しても摩耗、変形、接触抵抗値の変化が
少なく、長期間にわたり半導体製品の検査精度を高く維
持できる長寿命のプローブピンを提供することを第3の
目的とする。
め、本発明者らは、被膜の特性を改善するために鋭意検
討を行った。その結果、特にアモルファス炭素からなる
マトリックス中に特定の金属および/または金属炭化物
を含有した被膜(以下、「金属(金属炭化物)含有アモ
ルファス炭素膜」という。)を基材表面の少なくとも一
部に形成した部材を調製したときに、被膜の内部応力が
大幅に緩和され、被膜と基材との密着性および接合強度
が改善されて被膜のフレーキング(Flaking)現
象による剥離が抑制され、低摩擦特性,耐摩耗性,耐食
性、耐久性などに優れた炭素膜被覆部材が得られた。
板処理装置内でプラズマ,イオンビームまたは電子シャ
ワーなどのエネルギー線の照射を受ける半導体製造装置
用部材に適用したときには、エネルギー線による部材構
成成分の分離が少なくウェハー等を汚染することがな
く、しかも部材自体の劣化も少なく、半導体デバイスや
液晶表示デバイスの製造歩留りを効果的に向上させるこ
とができるという知見を得た。
ーやガラス基板の搬送装置における摺動部の構成材とし
て使用したときに、半導体製品に対する部材の摩擦係数
が小さく、しかも摩擦によって発生するパーティクル数
を大幅に低減でき、パーティクルによる欠陥を防止で
き、半導体製品や液晶表示デバイスの製造歩留りを効果
的に向上させることができるという知見を得た。
に着目し、この被膜の特性を改善するために鋭意検討を
行った。その結果、特にアモルファス炭素からなるマト
リックス中に特定の金属および金属炭化物を含有した被
膜(以下、「金属(金属炭化物)含有アモルファス炭素
膜」という。)をウェハー基材表面の少なくとも一部に
形成したところ、被膜と基材との密着性および接合強度
が改善されて被膜の剥離が抑制され、耐薬品性,低摩擦
特性,耐摩耗性,耐久性などに優れたダミーウェハーが
得られた。
マ,イオンビームまたは電子シャワーなどのエネルギー
線の照射を受けるウェハーやガラス基板処理装置に適用
したところ、エネルギー線によるウェハー基材の構成成
分の分離が少なく、従ってウェハー等が汚染されること
がなく、しかもウェハー基材自体の劣化も少なく、その
結果、半導体デバイスや液晶表示デバイスの製造歩留り
を効果的に向上させることができるという知見を得た。
ス炭素膜を形成したダミーウェハーを、ウェハーやガラ
ス基板の処理装置に使用すると、ウェハー搬送部品に対
するウェハーの摩擦係数が小さく、しかも摩擦によって
発生するパーティクル数を大幅に低減でき、パーティク
ルによる欠陥を防止し、その結果、半導体製品や液晶表
示デバイスの製造歩留りを効果的に向上させることがで
きるとの知見を得た。
製品検査装置のプローブピンやソケット用コンタクトの
構成材として使用したときに、耐摩耗性や強度に優れ、
接触動作を繰返しても摩耗、変形、接触抵抗値の変化が
少なく、長期間にわたり半導体製品の検査精度を高く維
持できる長寿命のプローブピン等が得られるという知見
を得た。
のである。すなわち、本発明に係る炭素膜被覆部材は、
アモルファス炭素から成るマトリックス中に金属および
/または金属炭化物を含有した被膜を基材表面の少なく
とも一部に形成した炭素膜被覆部材において、前記被膜
を構成する金属(M)の炭素(C)に対する原子比(M
/C)が0.01〜0.7の範囲であることを特徴とす
る。
素膜は、ダイヤモンドに似た性質を有した緻密な膜構造
を有するため、薬品の浸透性がなく、しかもきわめて低
い摩擦係数と高い硬度とを有しているが、フッ酸などの
強酸に浸漬して、炭素膜上に形成した他の膜の除去を行
ったり、機械的な強制力で膜除去したり、機械部品や工
具のように過酷な条件下での使用を考慮して膜厚を大き
く設定しようとすると、被膜に内在する応力が非常に大
きくなるため、フレーキング剥離を起こし易いという欠
点を有していた。
アモルファス炭素から成るマトリックス中に金属および
/または金属炭化物を含有させて前記内部応力を緩和
し、被膜に生じるフレーキングを効果的に抑制してい
る。そのため、被膜の厚さを305μm程度まで厚くし
た場合においても内部応力の上昇は少なく、基材に対し
て優れた密着強度を維持する。したがって、特に過酷な
条件で使用される摺動部材や工具等の場合には、従来よ
り厚膜の仕様で使用することも可能である。
に含有する金属および/または金属炭化物としては、ア
モルファス炭素から成るマトリックスの応力緩和作用を
発揮するものであれば、特に限定されないが、モリブデ
ン(Mo),タングステン(W),タンタル(Ta),
ニオブ(Nb),シリコン(Si),ボロン(B),チ
タン(Ti),クロム(Cr)およびこれら元素の炭化
物から選択される少なくとも1種を用いることが好まし
い。
C,B−C,Nb−C,Ti−Cなどが好適に使用でき
る。これらの金属および/または金属炭化物は、粒径が
微細なナノメータレベルの微細粒子としてアモルファス
炭素のマトリックス中に分散させることが望ましい。
する金属元素としては、特にWおよびTaが、優れた耐
薬品性、耐摩耗性,低摩擦係数性,耐久性を発揮するた
めに好ましい。一方、Bは良好な特性を発揮し得るが、
組成範囲が狭くなる点でやや難点がある。さらに、材料
コストを低減する観点からは、特にTiが好ましい。
物から成る粒子状物質が分散した被膜の厚さが5μm以
下であることが好ましい。
の略中央部を通る平面で切断した断面部の膜厚を拡大し
て測定する。この場合、略中央部、中央部から両外周部
に向かっての略90%の距離に位置する3箇所について
5回ずつ測定した結果の平均値とする。
成る被膜においては、内部応力が2〜6GPa/μm程
度まで大きくなってフレーキングを起こし易いために、
膜厚もせいぜい1μm程度までに制限されていたが、本
発明のように内部応力を緩和する金属および/または金
属炭化物が含有されている被膜においては、5μm程度
まで厚く形成した場合においても、内部応力は1.5G
Pa/μm以下に抑制できるため、より膜厚を大きくし
て耐久性を増し、過酷な使用条件下で使用する部材にも
適用することができる。
5μm以下とされるが、実用的には2〜3μmの範囲が
好適である。なお、粒子状物質としてCrを分散させる
場合には被膜厚さを30μm程度まで高めることが可能
である。
される金属(M)の炭素(C)に対する原子比(M/
C)が0.01〜0.7の範囲であることが好ましい。
M/Cの原子比が上記範囲内である場合に、基材との密
着力が高く、耐薬品性や耐摩耗性が優れた被膜組成が得
られる。
が半導体製造装置用部材であり、他の部品または部材と
接触して摺動する摺動部を構成する場合には、上記被膜
内の原子比(M/C)を0.1〜0.5の範囲とするこ
とにより、特に優れた耐摩耗性が得られる。
被膜を形成したダミーウェハーである場合には、金属成
分量を低減して耐食性を高めることが望ましい。この場
合、前記被膜内の金属(M)の炭素(C)に対する原子
比(M/C)は0.05〜0.2の範囲であることがよ
り好ましい。
を形成したプローブピンである場合には、金属成分量を
増加させて適度な導電性および抵抗値を確保すると共
に、接触する相手材や半田との凝着を防止できる耐凝着
性を高めることが望ましい。この場合、前記被膜内の金
属(M)の炭素(C)に対する原子比(M/C)は0.
2〜0.7の範囲であることがより好ましい。
するアモルファス炭素膜表面をEPMA(X線マイクロ
アナライザー)で定量分析することにより各元素量を測
定して求めることができる。ここで、金属量は単体で存
在する金属量と炭化物として存在する金属の量の合計量
であり、炭素量は金属炭化物を構成する炭素の量とアモ
ルファス炭素の量との合計量である。
しては、被膜形成時の処理温度である200℃以下の温
度に耐える材料であれば、特に限定されず、鉄鋼材料、
例えば半導体製造装置用部材に使用されるアルミニウ
ム,チタンまたはその合金やステンレス鋼,黒鉛やシリ
コンなどの非鉄材料,酸化物,窒化物,炭化物またはホ
ウ化物よりなるセラミックス材料、ガラス材料、樹脂材
料などが好適に使用できる。しかしながら、粒子状金属
をアモルファス炭素中に分散させるためにスパッタリン
グ法を多く採用するため、ある程度の導電性を有する基
材を使用することが好ましい。
の間に、金属,窒化物,炭化物またはホウ化物から成る
単層または複数層の中間層を形成することにより、被膜
と基材との接合強度を、より高め耐久性に優れた炭素膜
被覆部材を形成することができる。
含有アモルファス炭素膜の種類によって適宜選択するこ
とが可能であり、金属,窒化物,炭化物またはホウ化物
から成る単層の中間層あるいはこれらを積層したもの、
例えば基材側に金属層を形成しその上層に窒化物,炭化
物またはホウ化物からなる層を形成した後、金属(金属
炭化物)含有アモルファス炭素膜を形成するような積層
構造としても良い。
した金属めっき層,窒化層,浸炭処理層などを採用する
ことができる。また金属薄膜から成る中間層をスパッタ
リング法により基材表面に形成して、炭素被膜の密着性
を向上させることも可能である。特に、中間層に炭化物
を用いることにより、たとえ金属(金属炭化物)含有ア
モルファス炭素膜にピンホールなどの欠陥が存在したと
しても、例えばエッチングの際のエッチャントによる基
材の腐食を防止することができ好ましい。
体製造装置用部材、ダミーウェハー、プローブピン等
は、例えば下記の手順で容易に製造することが可能であ
る。すなわち、アモルファス炭素の原料となるアセチレ
ンなどの炭化水素ガスとアルゴン(Ar)ガスとを充填
したスパッタリング装置の反応容器内に、金属および/
または金属炭化物の材料となる金属または金属炭化物の
ターゲットと、主として金属等から成る基材とを対向す
るように配置する。
実施することにより、炭化水素ガスが分解して生成した
炭素成分を含む反応ガスが基材表面に蒸着すると同時
に、Arイオンの衝突によりターゲットからはじき出さ
れた微細な金属や金属炭化物の粒子が蒸着したアモルフ
ァス炭素膜中に混入する。アモルファス炭素膜中の金属
または金属炭化物の混入量の調整は、マグネトロンスパ
ッタ時の入力電圧、バイアス電圧、回転テーブルの回転
速度、または反応容器内の炭化水素ガスの濃度などを変
えることにより調整できる。また、炭化水素ガスは、ア
セチレンの他、メタン、エタン、ベンゼンなどを使用す
ることもできる。
リックス中に金属および/または金属炭化物が含有した
被膜が基材表面上に一体に形成されて、本発明の炭素膜
被覆部材としての半導体製造装置用部材等が得られる。
アモルファス炭素から成るマトリックス中に金属および
/または金属炭化物が含有した被膜を基材表面の少なく
とも一部に形成しているため、マトリックスとなるアモ
ルファス炭素の耐摩耗性および低摩擦特性が発揮される
と同時に、アモルファス炭素の内部応力が、含有される
金属および/または金属炭化物によって効果的に緩和さ
れる結果、被膜の剥離や発塵が少なく、優れた耐久性が
発揮される。
装置におけるエネルギー線の照射部や摺動部を構成する
部材として使用した場合には、当該部材の劣化や剥離や
摺動によるパーティクルの発生(発塵)が少ないため、
半導体製品を高い製造歩留りで安定的に製造することが
できる。
としての半導体製造装置用部材等は、ウェハー処理装置
またはガラス基板処理装置において、プラズマ,イオン
ビームまたは電子シャワーなどのエネルギー線の照射を
受ける装置用部材、より具体的にはエッチング装置,ス
パッタリング装置,CVD装置またはイオン注入装置、
さらにはウェハー搬送装置またはガラス基板搬送装置に
おいて、半導体部品または装置用部材と接触して摺動す
る摺動部に使用することができる。
である限り、本発明は上記用途に限らず各種半導体製造
装置用部材、摺動材等に適用することが可能である。ま
た本発明に係る炭素膜被覆部材は、光ディスク、磁気デ
ィスクなど各種成膜装置用のダミーウェハーにも適用す
ることが可能である。また、その他の用途して、台所用
品、温水栓部品(蛇口部品)、工作機械用部材、自動車
部品などの一般民生用部材または工業用部材など様々な
用途に使用可能である。
下の実施例および比較例に基づいて具体的に説明する。
に、マグネトロンスパッタリング法により表1に示す組
成,膜厚を有し、粒子状物質を分散させた被膜を形成し
て各実施例に係る炭素膜被覆部材としての半導体製造装
置用部材を調製した。
は、図1に示すように、SUS304から成る基材2表
面に中間層3としての窒化層(CrN)が形成されてお
り、この窒化層の表面側に、アモルファス炭素4から成
るマトリックスと、そのマトリックス中に含有(分散)
した金属および/または金属炭化物5とから成る被膜6
が一体に形成された層構造を有している。
を含有させない点および被膜の厚さを1μmとした点以
外は実施例1と同様に処理し、アモルファス炭素のみを
蒸着させて比較例1に係る半導体製造装置用部材を調製
した。
比較例に係る部材を、ウェハー処理装置におけるプラズ
マ照射部を構成する部材として組み込み、積算電力量5
00kwhに亘ってウェハーを処理した。
ティクルカウンタ(WM−3)によって付着したパーテ
ィクル量を測定し、不純物パーティクルが規定値以上で
あったウェハー数の割合を全ウェハー数から差し引き、
製品となり得る合格ウェハーの製造歩留りを算出した。
察されるまでの時間を部材の寿命として計測した。なお
各実施例に係る部材の寿命は、比較例1の部材寿命を基
準値(100)として相対的に表示した。測定結果を下
記表1に示す。
W,Ta,Bから成る粒子状物質を分散したアモルファ
ス炭素から成る被膜を形成した各実施例の部材において
は、比較例1と比較して部材の劣化やパーティクルの発
生量が少ないため、製品としてのウェハーの製造歩留ま
りを改善できることが判明した。
部応力が粒子状物質によって緩和されるため、3μmと
厚く形成した場合においても、長期間剥離を生じること
がなく、優れた寿命(耐久性)が得られることも確認で
きた。すなわち、純アモルファス炭素膜のみを形成した
従来例と比較して部材寿命を2.1倍から3.5倍にも
延ばすことが可能になった。
る被膜を蒸着させた比較例1に係る部材においては、被
膜内での応力値が高くなるため、1μmまでと薄い被膜
しか形成できないことに由来して耐久性が低くなること
が再確認できた。
複数枚のウェハーを挿入して保持するアルミニウム合金
製のオープン型ウェハーカセットを図2に示すようにそ
れぞれ調製した。この図2に示すウェハーカセット11
は、上プレート12と下プレート13とから成る一対の
略円形状のプレート間に対向するように一対の支持壁1
4を配設して構成され、各支持壁14の内側面にはウェ
ハー15の周縁部を挿入して保持するための保持溝16
がウェハー15の枚数分だけ刻設されている。そして複
数枚の円板状のウェハー15を、保持溝16に摺動させ
て挿入して多段に収納した状態で、各半導体製造装置間
を搬送するために使用される。
ウェハー15を挿入し、また保持溝16から取り出す際
には、ウェハー15が摺動するため、保持溝16の摺動
には高い平滑性および耐摩耗性が要求される。
ーカセットの保持溝表面に、表2に示す組成,膜厚を有
し、粒子状の金属および/または金属炭化物を含有させ
た被膜を形成して各実施例に係る炭素膜被覆部材として
のウェハーカセットをそれぞれ製造した。
せずにアモルファス炭素のみから成る厚さ1μmの被膜
を形成した点以外は実施例4と同様に処理して同一寸法
を有する比較例2に係るウェハーカセットを製造した。
また被膜自体を形成しない比較例3のウェハーカセット
を用意した。
例のウェハーカセットの保持溝にウェハーを1200回
に亘り挿入と取出しを繰り返した。そして各ウェハーに
ついてパーティクルカウンタによって付着したバーティ
クル量を測定し、不純物パーティクルが規定値以上であ
ったウェハー数の割合から、製品となり得る合格ウェハ
ーの製造歩留りを算出した。
観察されるまでの時間を部品の寿命として計測した。な
お各実施例および比較例に係る部材の部品寿命は、比較
例3の部品寿命を基準値(100)として相対的に表示
した。測定結果を下記表2に示す。
金属および/または金属炭化物を含有させたアモルファ
ス炭素から成る被膜をウェハーカセットの摺動部となる
保持溝表面に形成した各実施例に係るウェハーカセット
によれば、ウェハーに純度的な悪影響を与えることが少
なく耐久性に優れた耐摩耗部材が得られた。したがって
本実施例のような被膜を形成した部材を半導体製造装置
の摺動部に使用することにより、常に安定した状態で、
パーティクルや発塵による欠陥が少ない半導体デバイス
や液晶表示デバイスを高い製造歩留りで量産することが
可能になる。
ァス炭素膜を形成した比較例2においては、膜応力が高
いため膜厚は最大でも1μmと薄くせざるを得ず、被膜
の耐久性が低いことが再確認できた。また被膜自体を設
けない比較例3では、勿論パーティクル発生数が急増し
実用に耐えないことが明白であった。
W含有アモルファス炭素,純アモルファス炭素,MoS
2(二硫化モリブデン),TiN(窒化チタン)から成
るコーティング膜を、表3に示す実用的な膜厚範囲で形
成した部材をそれぞれ調製し、それらの膜厚範囲におけ
る摩擦係数,内部応力およびビッカース硬度(Hv
0.05)の変動範囲を測定して下記表3に示す結果を
得た。
実施例7で使用したW金属(金属炭化物)含有アモルフ
ァス炭素膜の摩擦係数は、純アモルファス炭素膜よりや
や増加しているが、従来のMoS2から成る潤滑層と同
等の水準であり、摺動特性は良好である。
ファス炭素膜から成る比較例4の被膜では膜応力が高い
ため、膜厚は1μm程度に制限されるのに対して、金属
(金属炭化物)含有アモルファス炭素膜から成る実施例
7の被膜では5μm程度のより厚い膜とすることが可能
である。したがって、より過酷な条件下で使用される工
具等までに適用範囲を拡大することが可能である。なお
硬度に関しては、実施例7の被膜では800〜2200
Hvという値が得られており、半導体製造装置の構成部
材として実用上要求される耐摩耗性は充分に得られてい
る。
(金属炭化物)含有アモルファス炭素膜および純アモル
ファス炭素膜をマグネトロンスパッタリング法により一
体に形成し、それぞれ各実施例および比較例に係る切削
工具部材を調製した。
付け、工具表面に形成した被膜が剥離するまでの延べの
加工時間を測定して工具寿命とした。なお工具寿命は比
較例7に係る切削工具の寿命を基準値(100)として
相対的に示した。測定結果を下記表4に示す。
所定の金属および/または金属炭化物をアモルファス炭
素マトリックス中に含有(分散)した被膜を一体に形成
した各実施例に係る切削工具においては、比較例7と比
較して、被膜の密着性が優れているため、工具寿命が
2.3〜3.7倍も大幅に延伸され優れた耐久性を有す
ることが判明した。
化物)含有アモルファス炭素膜を形成した炭素膜被覆部
材を、半導体製造装置を構成する部材および切削工具に
適用した例を説明しているが、本発明に係る炭素膜被覆
部材は上記用途には限定されず、以下のように、特に焼
付き現象や凝着現象を抑制すべき構造部品であり、さら
には特に耐薬品性や、低摩擦性および耐摩耗性の両特性
を満足すべき部材にも適用できることは言うまでもな
い。
ウェハーに適用した実施形態について以下の実施例およ
び比較例に基づいて具体的に説明する。
成、膜厚を有する被膜を形成したダミーウェハー1を、
マグネトロンスパッタリング法により製造した。被膜中
には表5に示す成分(およびその炭化物)が粒子状物質
として分散している。
1は、図3に示すように、単結晶シリコンからなるウェ
ハー基材22表面に中間層23としての炭化物(WC)
層が形成されており、この炭化物層23の表面側に、ア
モルファス炭素24からなるマトリックスと、そのマト
リックス中に分散した金属25とからなる被膜26が一
体に形成された層構造を有している。また、被膜をコー
ティングしない単結晶シリコンウェハーを用意し、比較
例8のダミーウェハーとした。また、M/C原子比を
0.8にした以外は実施例11と同様に処理して比較例
9のダミーウェハーとした。
る膜除去作業時の耐薬品性を調査した。すなわち、上記
のように調製した実施例11〜16および比較例8〜9
に係るダミーウェハーを、フッ硝酸溶液(フッ酸1:硝
酸1:水10)に5時間浸漬して、酸腐食によるウェハ
ー厚さの変化量を調査して、下記表5に示す結果を得
た。
浸漬時間を30時間にした場合についても測定した。そ
の結果を併せて表5に示す。
W,Si,Taなどの金属(金属炭化物)粒子を含有し
たアモルファス炭素被膜を形成した実施例11〜16に
係るダミーウェハーでは、含有成分がW,Si,Taの
いずれの場合も5時間のフッ硝酸溶液浸漬試験では厚さ
の変化を生じることがなく、優れた耐食性を有すること
が判明した。また、膜厚を8μm以上にした実施例11
は30時間浸漬しても変化が無いことが判明した。この
ことから、より耐食性を要求される適用分野においては
8μm以上の膜厚が好ましいと言える。
るダミーウェハーでは、5時間のフッ硝酸溶液浸漬試験
により、腐食によって85μmの厚さの減少を生じ、繰
り返して使用することが困難であった。また、比較例9
からM/C原子比が0.7を超えて大きいとアモルファ
ス炭素膜の耐食性が低下することが判明した。
質として分散させた被膜を、ダミーウェハー上に形成す
ることにより、ウェハーを繰り返し使用に供する際に行
う酸による膜除去に対する耐性(耐薬品性)が向上され
ることが確認された。
に係るダミーウェハー21に、スパッタリング装置でT
i/TiN層とAl層を交互に成膜し、Ti/TiN層
とAl層との積層膜(スパッタ膜)を5回成膜した。
ダミーウェハーを上述のフッ硝酸溶液に浸漬してスパッ
タ膜を除去してウェハー厚さを測定した。その結果、実
施例11〜16ではいずれの実施例においても、膜除去
作業を10回以上繰り返して実施した場合においてもウ
ェハー厚さに変化を生じなかった。このことは実施例1
1〜16のダミーウェハーはフッ硝酸溶液による膜除去
作業を10回以上繰り返し行っても、ウェハー基材自体
には損傷を生じないことを示している。このことから、
本実施例11〜16のダミーウェハーは、膜除去を繰り
返し行うことが可能であり、従って、繰り返し使用に十
分耐える耐久性(耐薬品性)を持つダミーウェハーであ
ることが確認された。
ッタ膜の除去作業によりウェハー厚さに変化が生じ、5
回の膜除去後に厚さが0.6mm以下となり、ウェハー
として使用不能になった。
〜16に係るダミーウェハーは、フッ硝酸による10回
以上の繰り返し膜除去を行っても膜厚に変化を生じるこ
とがなく、従って、ダミーウェハーの使用枚数の節約が
でき、コストの削減が可能である。
を使用したスパッタ時に、ウェハーから発生するパーテ
ィクルの数を調査したところ、パーティクルの増加は認
められず、被膜なしダミーウェハーをスパッタした際の
パーティクルと比較して大幅に減少していた。すなわ
ち、本実施例11〜16のように被膜を形成したダミー
ウェハーは、製品品質に影響を与えるパーティクルの発
生を防止する効果を発揮することが確認された。
を形成したダミーウェハーを半導体製造装置に使用する
ことにより、常に安定した状態で、パーティクルや発塵
による欠陥が少ない半導体デバイスや液晶表示デバイス
を、高い製造歩留まりで量産することが可能になる。
スパッタリング法により表6に示す組成,膜厚,中間層
を有し、粒子状物質を分散させた被膜を形成して実施例
17〜22に係るダミーウェハーを製造した。また、被
膜を形成しないシリコンウェハーを比較例10とした。
ダミーウェハーに、スパッタリング装置でTi/TiN
層とAl層を交互に成膜し、Ti/TiN層とAl層と
の積層膜(スパッタ膜)を5回成膜した後、これらをラ
ッピング装置による膜除去(機械的膜除去)に供してウ
ェハーの厚さ変化について調査した。また膜除去作業の
繰り返し可能回数、すなわちウェハーの使用厚さの下限
界厚さである厚さ0.6mm以下となる膜除去回数につ
いても調査して下記表6に示す結果を得た。
実施例17〜22のように、金属(金属炭化物)含有ア
モルファス炭素被膜をシリコンウェハーに形成させたダ
ミーウェハーにおいては、含有成分がW,Si,Taの
いずれの場合も10回以上の膜除去作業を行った後も厚
さの変化(減少)を生じなかった。また、膜厚を8.7
μmと8μm以上にした実施例17は20回以上の膜除
去作業を行った後も厚さの変化(減少)を生じなかっ
た。
係るダミーウェハーにおいては、3回の膜除去回数の後
ウェハー厚さが0.6mm以下となり、ウェハーとして
使用不能となった。
ダミーウェハー表面に金属(金属炭化物)含有アモルフ
ァス炭素被膜をシリコンウェハーに形成することによ
り、ダミーウェハーの繰り返し使用回数を飛躍的に向上
することができ、再使用率を高めるので、ダミーウェハ
ーに係るコストを低減することができる。
ハーによれば、耐磨耗性に優れたダミーウェハーを提供
することができ、この結果、製品品質に影響するパーテ
ィクルの発生を防止することができるため、製品歩留ま
りの改善を行うことができる。
に、表7に示すような組成,膜厚,中間層を有する被膜
を形成したダミーウェハーを、マグネトロンスパッタリ
ング法により作製した。また被膜コーティングを施さな
いガラスウェハーを比較例11、同じく被膜コーティン
グを施さないアルミナウェハーを比較例12とした。こ
れら実施例23〜26および比較例11、12のダミー
ウェハーについて希フッ酸溶液(フッ酸1:水10)に
5時間浸漬して厚さの変化量を調査し、下記表7に示す
結果を得た。
W,Siからなる粒子状物質を分散させた金属(金属炭
化物)含有アモルファス炭素被膜を形成したウェハー
は、ウェハー基材がガラス製あるいはアルミナ製のいず
れの場合であっても、実施例11〜16の場合と同様
に、厚さの変化を生じなかった。
しなかったダミーウェハーでは、ガラス製ウェハーでは
27μm、アルミナ製ウェハーでは15μmの厚さ減少
を生じていた。
にウェハー基材がガラス製あるいはアルミナ製であって
も、ウェハー基材の表面に金属(金属炭化物)含有アモ
ルファス炭素被膜を形成することにより耐薬品性を向上
させることが可能であることが確認された。
ーウェハーにおいては、ウェハー基材がシリコン基材以
外の材質の場合でも、フッ酸による膜除去作業に対する
耐性(耐薬品性)が良好であり、その結果、繰り返し使
用に適したダミーウェハーを提供することが可能である
ため、ダミーウェハー係るコストが少なく、製造コスト
の削減に有効である。また、比較的に加工が容易なガラ
スやアルミナを基材として使用できることからもコスト
削減に効果的である。
形成したダミーウェハーを半導体製造装置に使用するこ
とにより、常に安定した状態で、パーティクルや発塵に
よる欠陥が少ない半導体デバイスや液晶表示デバイス
を、高い製造歩留まりで量産することが可能になる。
を形成したダミーウェハーにおいては、被膜内部に粒子
状物質を備えるので、被膜の内部応力が緩和されるた
め、5μm程度と厚く形成した場合においても、薬液に
よる膜剥離を生じることがなく、優れた耐薬品性が得ら
れる。
ェハーによれば、アモルファス炭素から成るマトリック
ス中に金属および/または金属炭化物を含有した被膜
(金属(金属炭化物)含有アモルファス炭素被膜)を、
ウェハー基材の少なくとも一部に形成しているため、ウ
ェハー基材の耐薬品性、耐磨耗性および摩擦特性が向上
し、また、被膜中のアモルファス炭素の内部応力がその
中に含有される金属および金属炭化物によって効果的に
緩和されるので、被膜の剥離や発塵が少なく、優れた耐
久性が発揮される。
いては、ウェハー基材がガラスやアルミナ製である場合
にも、金属(金属炭化物)含有アモルファス炭素被膜を
設けることにより、耐薬品性、耐磨耗性が向上する。
造装置に使用した場合には、ウェハーと摺動部との摺動
によるパーティクルの発生(発塵)が効果的に防止され
るため、半導体製品を高い製造歩留りで安定的に製造す
ることができる。
ブピンおよびソケット用コンタクトに適用した実施形態
について以下の実施例および比較例に基づいて具体的に
説明する。
基材32を図4(b)に示すような形状に加工した後
に、表面に表8に示す炭化物からなる中間層33を形成
し、さらにマグネトロンスパッタリング法により表8に
示す組成,M/C原子比、膜厚を有し、粒子状物質を分
散させた被膜36を形成することにより各実施例に係る
プローブピン30aを調製した。
4(b)に示すように、Re−Wから成る基材32表面
に中間層33としての炭化物層が形成されており、この
炭化物層の表面側に、図1に示すようなアモルファス炭
素4から成るマトリックスと、そのマトリックス中に含
有(分散)した金属および/または金属炭化物5とから
成る被膜36が一体に形成された層構造を有している。
外は実施例27と同様に処理して図4(a)に示すよう
なRe−W材のみからなる比較例13(従来例)に係る
プローブピン30とした。また、M/C原子比を0.0
01とした点以外は実施例27と同様に処理して比較例
14とした。
例に係るプローブピン30a、30について、接触抵抗
値を測定し、下記表8に示す結果を得た。なお測定方法
は、Al電極パッド38に10gfの荷重で20万回プ
ローブピンを押し当てた後の、接触抵抗値を測定した。
W,Si,Taから成る粒子状物質を分散したアモルフ
ァス炭素から成る被膜36を形成した各実施例のプロー
ブピン30aにおいては、被膜36を形成しない比較例
13と比較して接触抵抗値の増大がないため、プローブ
カード用のコンタクトピンとしての検査精度を改善でき
ることが判明した。
ては、被膜36の内部応力が粒子状物質によって緩和さ
れるため、5μm近くまで厚く形成した場合において
も、接触抵抗値の変化を生じることがなく、優れた寿命
(耐凝着性)が得られることも確認できた。
においては、Al電極パッドにおけるAl付着に対する
耐凝着性がないため、接触抵抗値が増大してプローブピ
ンの寿命劣化を引き起こすことが確認できた。また、比
較例14のようにM/C原子比が0.01より小さいも
のは膜中の金属成分量が少ないことから却って接触抵抗
に悪影響を与えることが分かった。
ピンの先端を観察したが、ピン上にはAlの付着は認め
られず、優れた耐凝着性を有することが確認できた。し
たがって本実施例のような被膜を形成したプローブピン
を半導体デバイスの検査に使用することにより、常に安
定した状態で電気的特性を測定することができ、半導体
デバイスや液晶表示デバイスを高い精度で検査すること
が可能になる。
に示すような形状に加工した後に、表面に表9に示すク
ロム(Cr)や炭化物または窒化物からなる中間層43
を形成し、さらにマグネトロンスパッタリング法により
表9に示す組成,M/C原子比、膜厚を有し、粒子状物
質を分散させた被膜46を形成することにより各実施例
に係るBGA(ボールグリッドアレイ)パッケージのた
めのソケット用コンタクト40を調製した。
は、図5に示すように、ベリリウム銅合金にAuメッキ
を施した基材42表面に中間層43としてのクロム層、
炭化物層または窒化物層が形成されており、この中間層
43の表面側に、図1に示すようなアモルファス炭素4
から成るマトリックスと、そのマトリックス中に含有
(分散)した金属および/または金属炭化物5とから成
る被膜46が一体に形成された層構造を有している。そ
してBGAパッケージの半田ボール44がソケット用コ
ンタクト40のコンタクト部45に繰返してコンタクト
するように構成されている。
外は実施例33と同様に処理してベリリウム銅合金にA
uメッキを施した基材のみからなる比較例15に係るソ
ケット用コンタクトとした。
例に係るソケット用コンタクトについて、接触抵抗値を
測定し、下記表9に示す結果を得た。なお測定方法は、
Al電極パッド38に10gfの荷重で20万回ソケッ
ト用コンタクトを押し当てた後の、接触抵抗値を測定し
た。
W,Si,Taから成る粒子状物質を分散したアモルフ
ァス炭素から成る被膜を形成した各実施例のソケット用
コンタクトにおいては、比較例15と比較して接触抵抗
値の変化がないため、ソケット用コンタクトとしての検
査精度を改善できることが判明した。
いては、被膜の内部応力が粒子状物質によって緩和され
るため、5μmを超えるように厚く形成した場合におい
ても、接触抵抗値の増大もなく、優れた寿命(耐凝着
性)が得られることも確認できた。
およびソケット用コンタクトによれば、アモルファス炭
素から成るマトリックス中に金属および/または金属炭
化物が含有した被膜を、ウェハー基材表面の少なくとも
一部に形成しているため、基材の耐薬品性、耐摩耗性お
よび低摩擦特性が発揮されると同時に、アモルファス炭
素の内部応力がその中に含有される金属および/または
金属炭化物によって効果的に緩和される結果、被膜の剥
離や発塵がなく、優れた耐久性が発揮される。
ト用コンタクトを半導体製品検査装置に使用した場合に
は、電極部の軟質金属の付着がないために安定した接触
抵抗が得られ、検査用のプローブピンおよびソケットと
しての使用寿命が長くなり、半導体製品を高い検査精度
で安定的に検査することができる。
覆部材によれば、アモルファス炭素から成るマトリック
ス中に金属および/または金属炭化物が含有した被膜
を、基材表面の少なくとも一部に形成しているため、マ
トリックスとなるアモルファス炭素の耐摩耗性および低
摩擦特性が発揮されると同時に、アモルファス炭素の内
部応力がその中に含有される金属および/または金属炭
化物によって効果的に緩和される結果、被膜の剥離や発
塵が少なく、優れた耐久性が発揮される。
造装置におけるエネルギー線の照射部や摺動部を構成す
る部材として使用した場合には、当該部材の劣化や剥離
や摺動によるパーティクルの発生(発塵)が少ないた
め、半導体製品を高い製造歩留りで安定的に製造するこ
とができる。
用部材に適用した場合の一実施例の層構成を模式的に示
す部分断面図。
のウェハーカセットに適用した一実施例を示す斜視図。
に適用した場合の一実施例の層構成を模式的に示す部分
断面図。
従来例を示し、(b)は本発明に係る炭素膜被覆部材を
プローブピンに適用した一実施例を示す部分断面図。
タクトに適用した一実施例を示す斜視図。
ェハー、切削工具、プローブピン、ソケット用コンタク
ト) 2 基材(SUS304) 3 中間層(窒化層) 4 アモルファス炭素(マトリックス) 5 粒子状物質 6 被膜(金属(金属炭化物)含有アモルファス炭素
膜) 11 ウェハーカセット 12 上プレート 13 下プレート 14 支持壁 15 ウェハー 16 保持溝 21 ダミーウェハー 22 ウェハー基材(単結晶シリコン) 23 中間層(炭化物層) 24 アモルファス炭素(マトリックス) 25 粒子状物質 26 被膜(金属(金属炭化物)含有アモルファス炭素
膜) 30、30a プローブピン 32 基材 33 中間層 36 被膜 37 基板 38 Al電極パッド 40 ソケット用コンタクト 42 基材 43 中間層 44 半田ボール 45 コンタクト部 46 被膜
Claims (13)
- 【請求項1】 アモルファス炭素から成るマトリックス
中に金属および/または金属炭化物を含有した被膜を基
材表面の少なくとも一部に形成した炭素膜被覆部材にお
いて、上記被膜を構成する金属(M)の炭素(C)に対
する原子比(M/C)が0.01〜0.7の範囲である
ことを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項2】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記マトリックス中に含有される金属および/また
は金属炭化物が、モリブデン,タングステン,タンタ
ル,ニオブ,シリコン,ボロン,チタン,クロムおよび
これら元素の炭化物から選択される少なくとも1種から
成ることを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項3】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記金属および/または金属炭化物を含有した被膜
の厚さが30μm以下であることを特徴とする炭素膜被
覆部材。 - 【請求項4】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記被膜と基材との間に、金属、窒化物、炭化物ま
たはホウ化物から成る単層または複数層の中間層を形成
したことを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項5】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記炭素膜被覆部材が、ウェハー処理装置またはガ
ラス基板処理装置に使用され、プラズマ,イオンビーム
または電子シャワーの照射を受ける半導体製造装置用部
材を構成していることを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項6】 請求項5記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記ウェハー処理装置が、エッチング装置,スパッ
タリング装置,CVD装置またはイオン注入装置である
ことを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項7】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記炭素膜被覆部材が半導体製造装置用部材であ
り、半導体部品または装置構成材と接触して摺動する摺
動部を構成していることを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項8】 請求項7記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記被膜内の金属(M)の炭素(C)に対する原子
比(M/C)が0.1〜0.5の範囲であることを特徴
とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項9】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記炭素膜被覆部材がウェハー基材表面に被膜を形
成したダミーウェハーであり、前記被膜内の金属(M)
の炭素(C)に対する原子比(M/C)が0.05〜
0.2の範囲であることを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項10】 請求項9記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記ウェハー基材がシリコン,ガラス,セラミック
スのいずれかで構成されたことを特徴とする炭素膜被覆
部材。 - 【請求項11】 請求項9記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記ダミーウェハーが、スパッタリング,CVD,
エッチング、イオン注入またはケミカルメカノポリッシ
ングによる成膜操作におけるダミーウェハーとして使用
されることを特徴とするの炭素膜被覆部材。 - 【請求項12】 請求項9記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記被膜は、前記ウェハー基材の少なくとも一部に
被覆されていることを特徴とする炭素膜被覆部材。 - 【請求項13】 請求項1記載の炭素膜被覆部材におい
て、前記炭素膜被覆部材が基材表面に被膜を形成したプ
ローブピンであり、前記被膜内の金属(M)の炭素
(C)に対する原子比(M/C)が0.2〜0.7の範
囲であることを特徴とする炭素膜被覆部材。
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