JP5568268B2 - 半導体検査装置用コンタクトプローブピン - Google Patents

半導体検査装置用コンタクトプローブピン Download PDF

Info

Publication number
JP5568268B2
JP5568268B2 JP2009213419A JP2009213419A JP5568268B2 JP 5568268 B2 JP5568268 B2 JP 5568268B2 JP 2009213419 A JP2009213419 A JP 2009213419A JP 2009213419 A JP2009213419 A JP 2009213419A JP 5568268 B2 JP5568268 B2 JP 5568268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate layer
conductive film
amorphous carbon
probe pin
based conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009213419A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011064497A (ja
Inventor
弘高 伊藤
兼司 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2009213419A priority Critical patent/JP5568268B2/ja
Priority to US12/847,442 priority patent/US8166568B2/en
Priority to EP10008485A priority patent/EP2295990B1/en
Priority to AT10008485T priority patent/ATE548661T1/de
Priority to TW099127302A priority patent/TWI418799B/zh
Priority to CN2010102735589A priority patent/CN102023241B/zh
Priority to KR1020100089734A priority patent/KR101156865B1/ko
Publication of JP2011064497A publication Critical patent/JP2011064497A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5568268B2 publication Critical patent/JP5568268B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture or maintenance of measuring instruments, e.g. of probe tips
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/06711Probe needles; Cantilever beams; "Bump" contacts; Replaceable probe pins
    • G01R1/06755Material aspects
    • G01R1/06761Material aspects related to layers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
    • H01R13/03Contact members characterised by the material, e.g. plating, or coating materials

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Leads Or Probes (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、導電性基材表面に非晶質炭素系導電性皮膜を形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンに関し、特に、プローブピンがはんだと接触した際に、はんだの主成分であるスズがプローブピンの接触部に凝着するのを防ぐ、耐スズ凝着性に優れた非晶質炭素系導電性皮膜を基材表面に形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンに関する。
半導体検査装置用プローブピンは、半導体検査において、プローブピンの相手側材料であるはんだと繰り返し接触するため、その際に、はんだの主成分であるスズがプローブピンの接触部に凝着する場合がある。凝着したスズが酸化されると、抵抗の増大が発生し、検査の際に不具合を引き起こすこととなる。このため、スズの凝着は、プローブピンとしての寿命を短くする原因となっているだけでなく、半導体の生産性を低下させる原因ともなっている。
プローブピン自体の表面性と、その表面へのスズの凝着性との関係に着目した先行技術として、例えば、特許文献1では、接触端子の表面粗さにおける最大高さRyを10μm以下とする技術が提案されている。特許文献1では、この表面粗さは、接触端子基材表面をメカニカル・ケミカル研磨またはドライ研磨することで達成できるとされている。さらに最上面には金属元素を含有する炭素皮膜が形成されているが、炭素皮膜の表面粗さについては、基材表面の形状を反映するものとされ、炭素皮膜自体の表面性状がスズ凝着性に与える影響については検討されていない。
また、非晶質炭素系皮膜とその表面性状についての先行技術として、例えば特許文献2では、アークイオンプレーティングにおいて発生する異物粒子の付着、脱離に起因した表面性状を制御するために、T字型フィルタードアークにすることで成膜時の異物粒子の発生を抑える方法が提案されている。しかし、特許文献2では、スパッタ法で得られる膜のような異物粒子の無い状態での微細な構造を制御する技術については提示されていない。
特開2007−24613号公報 特開2009−6470号公報
半導体検査装置用プローブピンを高寿命化する観点からは、半導体検査の際のはんだとの接触において、はんだの主成分であるスズがプローブピンの接触部に凝着することを防止する必要があるが、これまでなされてきた提案では、満足のいくものは得られていない。
例えば、特許文献1では、プローブピン基材の表面を研磨することで、表面粗さにおける最大高さRyを10μm以下とする方法が提案されている。しかし、本発明者等の検討によれば、基材上に皮膜を形成した場合には、皮膜表面の表面性状がスズ凝着性に影響を与え、Ryが10μm以下を満たす表面粗さの領域でも、皮膜作製時の条件等によりスズの凝着が問題となることが明らかになった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、導電性基材表面に非晶質炭素系導電性皮膜を形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンであって、プローブピンがはんだと接触した際に、はんだの主成分であるスズがプローブピンの接触部に凝着するのを防ぐ、耐スズ凝着性に優れた非晶質炭素系導電性皮膜を基材表面に形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンを提供することを目的とする。
本発明者等は、半導体検査装置用プローブピン表面に形成した皮膜の表面性状と耐スズ凝着性との関係について検討する過程において、従来検討されていなかった、皮膜の微細領域の表面性状が耐スズ凝着性に与える影響に着目し、皮膜の微細領域の表面性状パラメータをコントロールすることにより耐スズ凝着性が著しく改善されることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明の一局面は、導電性基材表面に非晶質炭素系導電性皮膜を形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンであって、前記非晶質炭素系導電性皮膜は、原子間力顕微鏡で4μmの走査範囲において、表面粗さ(Ra)が6.0nm以下であり、二乗平方根傾斜(RΔq)が0.28以下であり、表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)が180nm以上である外表面を有することを特徴とする半導体検査装置用コンタクトプローブピンである。
この構成によれば、導電性基材表面に形成される非晶質炭素系導電性皮膜は、外表面の微細な凹凸を検出して表面性状の適切な評価が可能な走査範囲において、3つの表面性状パラメータが上記所定の数値範囲にコントロールされるため、前記非晶質炭素系導電性皮膜の外表面へのスズ凝着性を著しく低減させることができ、これにより、半導体検査装置用コンタクトプローブピンの不具合発生を低下させて、高寿命化を図ることができる。
また、前記半導体検査装置用コンタクトプローブピンは、プローブピンの導電性基材表面と前記非晶質炭素系導電性皮膜との間に中間層を備え、前記中間層は金属元素を含み、厚さが5〜600nmであることが好ましい。この構成によれば、中間層に含まれる金属の結晶粒の成長が抑えられるため、中間層の上に形成される非晶質炭素系導電性皮膜の外表面の凹凸を小さくすることができ、またプローブピン基材との密着性を確保することができる。
また、前記半導体検査装置用コンタクトプローブピンにおいて、前記中間層と前記非晶質炭素系導電性皮膜とを合わせた厚さは、コーティング効果を維持するとともに非晶質炭素系導電性皮膜表面の凹凸を小さくする観点から、50〜2000nmであることが好ましい。
また、前記中間層は、金属元素からなる第1の中間層と、前記金属元素および炭素を含み、炭素に対する金属元素の原子数の割合が、基材表面から非晶質炭素系導電性皮膜に向かう厚み方向において減少する傾斜組成を有する第2の中間層とを有し、前記第2の中間層が前記第1の中間層と前記非晶質炭素系導電性皮膜との間に形成されていることが好ましい。この構成によれば、非晶質炭素系導電性皮膜のプローブピン基材表面への密着性をさらに強化することができる。
本発明によれば、半導体検査装置用プローブピンの導電性基材表面に形成される非晶質炭素系導電性皮膜は、プローブピンがはんだと接触した際に、はんだの主成分であるスズがプローブピンの接触部に凝着するスズ凝着性を著しく低減させることができ、これにより、半導体検査装置用コンタクトプローブピンの不具合発生を低下させて、高寿命化を図ることができる。
本実施形態に係る非晶質炭素系導電性皮膜を、スパッタリング法により、基板表面の上に形成するためのチャンバー内の構造を示す模式図である。
[実施形態1]
本発明の一局面は、プローブピンの導電性基材の表面に非晶質炭素系導電性皮膜を形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンである。まず、実施形態1において、導電性基材の表面上に非晶質炭素系導電性皮膜が直接形成される実施形態、すなわち、導電性基材表面と前記非晶質炭素系導電性皮膜との間に後述する中間層を設けない実施形態について、説明する。
本実施形態に係る非晶質炭素系導電性皮膜は、原子間力顕微鏡で4μmの走査範囲において、表面粗さ(Ra)が6.0nm以下であり、二乗平方根傾斜(RΔq)が0.28以下であり、表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)が180nm以上である外表面を有する。
本実施形態において、非晶質炭素系導電性皮膜の前記表面性状パラメータを検出する外表面の範囲を、原子間力顕微鏡で4μmの走査範囲としたのは、以下の理由による。
前述の特許文献1によれば、プローブピンの基材を研磨することにより、基材の表面粗さを最大高さRyが10μm以下となるようにする技術が示されている。特許文献1ではレーザー顕微鏡により100μm×200μmの範囲を139×277ピクセルで測定することでRyを求めている。従って、約720nm間隔で測定していることになり、それ以下の凹凸形状は見逃されていることになる。これに対して、本実施形態で用いた原子間力顕微鏡(AFM)による2μm×2μmでの測定では、データ点数がX方向:512点、Y方向:256点であることから、256点で計算しても7.8nm間隔で測定していることになる。そのため、AFMによれば、レーザー顕微鏡では検出できなかった微細な凹凸についても検出できる。
AFMでのスキャン領域の大きさについては、例えば10μm×10μm以下であれば表面性状の評価は可能ではあるが、2μm×2μmを超えて領域が大きくなると、基材の影響やコンタミの影響を受けやすくなり適正な評価ができなくなる恐れがある。また、2μm×2μm未満、例えば1μm×1μm以下では、表面の凹凸数が十分ではないため測定箇所により各表面性状パラメータがばらつく可能性が高くなる。従って、2μm×2μm=4μmの領域を走査範囲とすることで、非晶質炭素系導電性皮膜の表面性状を適切に評価することができる。
次に、非晶質炭素系導電性皮膜の外表面における前記表面性状パラメータについて説明する。本発明者等が各種表面性状パラメータとスズ凝着性との関係について検討した結果によれば、表面粗さ(Ra)、二乗平方根傾斜(RΔq)、及び表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)という3つの表面性状パラメータが、スズ凝着性に大きな影響を及ぼすことが明らかとなった。
本実施形態における表面粗さ(Ra)は、JIS B0601で定義される算術平均粗さを3次元で求めたものであり、基準面から指定面までの偏差の絶対値を平均した値である。また、本実施形態における二乗平方根傾斜(RΔq)は、JIS B0601で定義される二乗平均平方根傾斜を3次元で求めたものであり、粗さの傾斜を表し、滑らかであるほどRΔqは小さな値となる。さらに、本実施形態における、表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)は、表面形態の凸部について曲率半径を求め、各々の値を平均した値である。
これらの表面性状パラメータは、例えば、以下のようにして算出することができる。すなわち、画像データとしては、AFM装置(SII社製SPI4000)を用いて2μm×2μmの走査範囲における画像を、この装置に付属の表面処理ソフトで、平均傾き補正をX方向(512ピクセル)、Y方向(256ピクセル)の両方向で施した画像データを用いることができる。各パラメータは、処理ソフト(ProAna3D)にて処理を行って、算出することができる。なお、ProAna3Dは、以下のURLで入手することができる:http//www13.plala.or.jp/Uchi/ProgFrame1.html。
表面粗さ(Ra)および二乗平方根傾斜(RΔq)(ProAna3Dでは2次元データであることからそれぞれSaおよびSΔqと表記されている)については、平均傾き補正をX方向、Y方向の両方向で施した画像データを用いて処理することができる。表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)については、平均傾き補正をX方向、Y方向の両方向で施した画像データを用い、処理ソフト(ProAna3D)において負荷面積率(全体に対する突起部の面積)が20%になるような処理を施した後にR値を求めることができる。曲率半径については、ソフトでは凸部を楕円として長軸と短軸が求められるが、長軸方向はいくつかの粒子が繋がった状態での曲率半径を求めている場合があることから、短軸方向の曲率半径を先端曲率半径の平均値(R)とすることができる。
本実施形態において、非晶質炭素系導電性皮膜の外表面における表面粗さ(Ra)は6.0nm以下である。表面粗さ(Ra)が6.0nmを超えると、スズの凝着量が多くなりすぎて、実際のプローブで使用する際に問題となりやすい。Raは5.0nm以下であることがより好ましく、2.5nm以下であることがさらに好ましく、1.0nm以下であることが最も好ましい。Raがゼロに近いほどスズの凝着量は小さくなるため、Raの下限値については特に限定されない。
本実施形態において、非晶質炭素系導電性皮膜の外表面における二乗平方根傾斜(RΔq)は0.28以下である。二乗平方根傾斜(RΔq)が0.28を超えると、スズの凝着量が多くなりすぎる傾向があるため、実際のプローブで使用する際に問題となる場合がある。RΔqは0.20以下であることがより好ましく、0.15以下であることがさらに好ましく、0.10以下であることが最も好ましい。RΔqがゼロに近いほどスズの凝着量が小さくなる傾向があるため、RΔqの下限値については特に限定されない。
本実施形態において、非晶質炭素系導電性皮膜の外表面における、表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)は180nm以上である。表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)が180nm未満になると、スズの凝着量が多くなりすぎて、実際のプローブで使用する際に問題となりやすい。Rは250nm以上であることがより好ましく、350nm以上であることがさらに好ましく、400nm以上であることが最も好ましい。Rが無限大に近いほどスズの凝着量は小さくなるため、Rの上限値については特に限定されない。
本実施形態に係る前記非晶質炭素系導電性皮膜は、Ti、V、Nb、Zr、Mo、W、Ta、Hf、Cr、Mn、Fe、Co及びNiからなる群から選択される少なくとも1種の金属を0.5〜50原子%含有することが好ましい。これらの金属を含有させることで、本来電気伝導特性の小さい非晶質炭素皮膜に電導性を付与することができる。特に、少なくとも1種の金属として、スズ凝着性を抑える効果をもつWを含有させることが好ましい。前記金属の含有比率が50原子%を超えると、金属の酸化物が生じやすくなり、半導体検査の信頼性が低下しやすくなる。また、0.5原子%未満では、金属添加による電導性付与効果が不十分となりやすい。非晶質炭素系導電性皮膜中における前記金属の含有比率は、5〜40原子%であることがより好ましく、10〜30原子%であることがさらに好ましい。
本実施形態に係る非晶質炭素系導電性皮膜の厚さは、後述する中間層を設けない場合には、50〜2000nmであることが好ましい。皮膜の厚さが2000nmを超えると、外表面の凹凸が大きくなりやすく、そのため、上記3つの表面性状パラメータが所定の数値範囲を満たさなくなる場合が多くなる。一方、50nm未満になると、皮膜が摩耗して基材が露出しやすくなる。皮膜の厚さは、薄いほど表面が平滑になるとともに、内部応力が小さくなって皮膜が剥離しにくくなることから、1000nm以下であることがより好ましく、700nm以下であることがさらに好ましく、400nm以下であることがさらに好ましい。
本実施形態において、上記3つの表面性状パラメータが所定の数値範囲を満たす外表面を有する非晶質炭素系導電性皮膜を半導体検査装置用プローブピンの基材表面上に形成するための方法としては、スパッタリング法を用いることが好ましい。スパッタリング法では、例えば、一つのカーボンターゲットと、非晶質炭素皮膜に含有させる上記各金属の個々のターゲットとを同時に使用するか、又はカーボンとこれら金属との複合ターゲットを使用することができる。スパッタリング法によれば、電気抵抗が低くかつ良質な非晶質炭素系導電性皮膜を形成することができ、また非晶質炭素系導電性皮膜中に、上記の金属を、任意の含有比率で、容易に導入することができる。また、スパッタリング法は、アークイオンプレーティング(AIP)法で見られるドロップレットのような成膜面の平滑性を損なう原因が発生しにくい点でも、好ましい成膜方法である。
非晶質炭素系導電性皮膜の表面性状を平滑にする観点からは、マグネトロンスパッタリング法、特にアンバランストマグネトロンスパッタリング法を用いることが、より好ましい。この方法によれば、プラズマ空間を基板付近まで広げることができるため、Arなどの不活性ガスイオン量を増やすとともに、基板へ不活性ガスイオンを照射することも可能となる。不活性ガスイオンの照射によって不活性ガスイオンの運動エネルギーは、基板へ到達したスパッタ粒子の熱エネルギー向上へ寄与する。スパッタ粒子の熱エネルギーが向上することで、基板上での粒子の移動が容易になり、膜が緻密化し平滑な膜が得られる。これらの効果をさらに増大させるために、基板へバイアスを印加することでArガスイオンのエネルギーを制御でき、表面平滑性をさらに高めることができる。
[実施形態2]
次に、半導体検査装置用プローブピンの導電性基材表面と上述の非晶質炭素系導電性皮膜との間に、中間層が形成される実施形態について説明する。
本実施形態に係る中間層は、非晶質炭素系導電性皮膜の導電性基材表面への密着性を強化する役割を有する。このため、プローブピン表面への密着性を確保する観点から、プローブピンの基材表面と非晶質炭素系導電性皮膜との間に中間層を形成することが好ましい。
本実施形態に係る中間層は、Cr、W、Ti及びNiから選択される少なくとも1種の金属元素を含むことが好ましい。これらの金属のなかでは、Cr又はWが好ましい。
本実施形態において、中間層の厚さは5〜600nmであることが好ましい。600nm以下とすることにより、中間層に含まれる上記金属の結晶粒の成長が抑えられるため、中間層の上に形成される非晶質炭素系導電性皮膜の外表面の凹凸を小さくすることができる。中間層の厚さは、結晶粒の成長を抑える観点から、500nm以下であることがより好ましく、さらに好ましくは300nm以下である。また、プローブピン基材との密着性を確保する観点からは、中間層の厚さは5nm以上とすることが好ましい。
また、本実施形態において、中間層と非晶質炭素系導電性皮膜とを合わせた厚さは、50〜2000nmであることが好ましい。2000nmを超えると、膜厚の増大に起因した非晶質炭素系導電性皮膜表面の凹凸が大きくなり、上記表面性状パラメータを所定の範囲にコントロールすることが困難になる。前記膜厚は、薄くするほど非晶質炭素系導電性皮膜表面が平滑になることから、より好ましくは1500nm以下であり、さらに好ましくは1000nm以下である。また、膜厚が薄すぎる場合には、皮膜が摩耗してプローブピン基材が露出しやすくなりコーティングの効果が薄れてしまうことから、前記膜厚は50nm以上であることが好ましい。
本実施形態において、中間層は、プローブピンの導電性基材上に形成される第1の中間層と、第1の中間層と非晶質炭素系導電性皮膜との間に形成される第2の中間層とを備えることが好ましい。なお、第1の中間層は第2の中間層によって代替されてもよい。
第1の中間層は、上記金属元素、すなわちCr、W、Ti及びNiから選択される少なくとも1種の金属元素のみからなることが好ましい。特に、Cr又はWのみからなることが好ましい。
また、第2の中間層は、上記金属元素および炭素を含み、炭素に対する金属元素の原子数の割合が、基材表面から非晶質炭素系導電性皮膜に向かう厚み方向において減少する傾斜組成を有することが好ましい。第2の中間層では、非晶質炭素系導電性皮膜から基材表面に向かう厚み方向において炭素に対する金属元素の組成が連続的に増加するため、非晶質炭素系導電性皮膜の基材表面への密着性を向上させることができる。第2の中間層がない場合、すなわち第1の中間層のみで中間層が構成される場合には、金属元素のみからなる第1の中間層と非晶質炭素系導電性皮膜との界面で上記組成が大きく変化するため、力が加わった際に、非晶質炭素系導電性皮膜が界面から剥離することがある。
本実施形態において、上記中間層、すなわち好ましくは厚さが5〜600nmの中間層をプローブピンの導電性基材上に形成するための方法としては、非晶質炭素系導電性皮膜の場合と同様の理由で、スパッタリング法、特にアンバランストマグネトロンスパッタリング法を用いることが好ましい。その場合は、先に導電性基材上に中間層を形成し、その後に中間層の上に、上記実施形態1で説明した非晶質炭素系導電性皮膜を形成することができる。
また、第1の中間層をプローブピンの導電性基材上に形成するための方法、あるいは第2の中間層を第1の中間層の上に又は直接導電性基材の上に形成するための方法としても、スパッタリング法を用いることが好ましい。
第1の中間層は、上記金属のターゲットを使用することで、容易にその金属からなる第1の中間層を成膜することができる。また、上記の傾斜組成をもつ第2の中間層を形成する場合は、スパッタリング法で複数のターゲットを準備しておき、それぞれのターゲットへの投入電力を調整することにより、連続的に変化した傾斜組成をもつ第2の中間層を容易に成膜することができる。
以上、本発明の実施の形態が詳細に説明されたが、上記の説明は全ての局面において例示であって、本発明はそれらに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
以下に、本発明に関する実施例が示されるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(非晶質炭素系導電性皮膜の形成)
神戸製鋼所社製アンバランストマグネトロンスパッタ装置(UBM202)を用いて成膜を行った。図1に、非晶質炭素系導電性皮膜を基板の上に形成した真空チャンバー1の内部の構造を示した。第1の中間層の成膜には、金属ターゲット2として、CrあるいはWターゲットを用いた。非晶質炭素系導電性皮膜の成膜には、ターゲットとして、炭素ターゲット上に直径が1mmのタングステンワイヤーを配置した複合ターゲット3を用いた。基板は、基板ステージ4の上に配置した基板ホルダー5に、ターゲットと平行になるように設置し、テーブルを回転させて成膜を実施した。基材としては、ガラス基板6を用いた。基材を装置内に導入後、1×10−3Pa以下に排気した後に、成膜を実施した。プロセスガスはArガスを用い、成膜時のガス圧は0.6Paで一定とした。
始めにCrあるいはWターゲットへ0.2kWの投入電力を印加し、その後一定時間をかけてCr(又はW)ターゲットへの投入電力を0.2kWから0kWへ、複合ターゲットへの投入電力を0.02kWから2.0kWとすることで、Cr(又はW)からなる第1の中間層と、Cr(又はW)−WCの傾斜組成をもつ第2の中間層とを形成した。中間層を形成した後、複合ターゲットへの投入電力を2.0kWとすることで、Wを含む非晶質炭素系導電性皮膜(ダイヤモンドライクカーボン(DLC))(以下、W−DLCともいう)を成膜した。
各層の厚さは、成膜時間を変化させることで目標の膜厚とした。あらかじめ各層の成膜速度を調査し、各層厚となるような成膜時間を算出した上で成膜を行った。単層膜の膜厚は、触針式表面粗さ計(DEKTAK6M)で測定し、積層されたものについては全体の膜厚を触針式表面粗さ計で測定した上で、各層厚を成膜速度、成膜時間を考慮して算出した。一部試料については断面のTEM観察を行い、各層の厚さが計算値と差がないことを確認した。
表1には、非晶質炭素系導電性皮膜のみを成膜した試料(No.8及び9)、第1の中間層を有する試料(No.7)、及び第1の中間層と第2の中間層を有する試料(Crを第1の中間層とするNo.1〜6、及びWを第1の中間層とするNo.10〜14)について、各試料の皮膜構成、中間層の厚さ、及び全体の膜厚を示した。
(表面性状パラメータの測定)
表面性状パラメータは、AFM装置(SII社製SPI4000)を用いて測定した。探針には付属のSN−AF01探針の長さが100μmのものを使用した。測定は大気中で実施し、走査範囲は10μm×10μmでコンタミ等の無い部位を確認した後、2μm×2μmでの測定を実施した。表面性状の各種パラメータの算出には、2μm×2μmの画像を装置(SPI4000)に付属の表面処理ソフトで、平均傾き補正をX方向、Y方向の両方向で施した画像データを用いた。各種パラメータについては処理ソフト(ProAna3D)にて処理を行った。
Ra、RΔq(ProAna3Dでは2次元データであることからそれぞれSa、SΔqと表記されている)については、平均傾き補正をX方向(512ピクセル)、Y方向(256ピクセル)の両方向で施した画像データを用いて処理を実施した。表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)については、平均傾き補正をX方向、Y方向の両方向で施した画像データを用い、処理ソフト(ProAna3D)において負荷面積率(全体に対する突起部の面積)が20%になるような処理を施した後にR値を求めた。曲率半径についてはソフトでは凸部を楕円として長軸と短軸が求められるが、長軸方向はいくつかの粒子が繋がった状態での曲率半径を求めている場合があることから、短軸方向の曲率半径を先端曲率半径の平均値(R)とした。
表1には、上記各試料における非晶質炭素系導電性皮膜の表面性状について、AFMにより測定された表面粗さ(Ra)、二乗平方根傾斜(RΔq)、表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)を示した。
(スズ凝着性の評価)
スズ凝着性の評価には、スズボールを用いた摺動試験を実施した。摺動試験はボールオンディスク試験装置(CSM社製:Tribometer)により回転摺動試験を実施した。回転半径は1.5mmで、回転速度は0.2cm/s、荷重は0.2Nとし、ボールにはSUJ2(直径9.5mm)上に10μmのスズめっきしたものを使用した。摺動距離は0.5m一定とし、摺動試験後のスズ付着量によって評価を行った。
スズ付着量の評価には、摺動円周上の3点を表面粗さ計で測定し、各箇所の付着断面積を求め3点の平均値を表1中に示した。値がゼロのものはスズの付着が発生していないものである。スズの凝着量については、20μmより少ない場合には、一部にスズが付着しているだけで全体的に凝着が発生していないが、20μmより多い場合には、全体にスズが付着していることから凝着性が悪いとの評価を行った。
(結果)
結果を表1に示した。
Figure 0005568268

第1の中間層がCrであるかWであるかにかかわらず、全体の膜厚が2000nmを超え、かつ中間層の厚さが600nmを超える場合(試料No.1及び10)では、Raが6.0nmを超え、RΔqが0.28を超え、Rが180nm未満となり、これに相関してSnの凝着量も20μmより多くなる。これは、中間層に含まれる金属の結晶粒の成長により中間層の表面が粗くなり、結果としてその上に形成されたアモルファスWC層(W−DLC膜)の表面の凹凸が大きくなったものと考えられる。また、中間層の厚さが600nm以下の場合でも、全体の膜厚が2000nmを超える場合(試料No.2及び11)では、W−DLC膜の表面が粗くなるために、Raが6.0nmを超え、RΔqが0.28を超え、Rが180nm未満となり、Snの凝着量も20μmより多くなる。さらに、全体の膜厚が2000nm以下であっても、中間層の厚さが600nmよりも厚い場合(試料No.3及び12)でも、中間層に含まれる金属の結晶粒成長が促進されることで中間層の表面形態は粗くなるため、その上に形成されたW−DLC膜の表面も粗くなり、Raが6.0nmを超え、RΔqが0.28を超え、Rが180nm未満となり、Snの凝着量も20μmより多くなる。
これに対し、全体の膜厚が2000nm以下で、かつ中間層の厚さが600nm以下のもの(試料No.4)では、Raが6.0nm以下、RΔqが0.28以下、Rが180nm以上となり、Snの凝着量は20μmより少なくなる。また、全膜厚が1500nm以下で、かつ中間層の厚さが500nm以下のもの(試料No.5及び13)では、Raが5.0nm以下、RΔqが0.20以下、Rが250nm以上となり、Snの凝着量は一桁となり、Sn凝着性がより優れる皮膜が得られる。さらに、全膜厚が1000nm以下で、かつ中間層の厚さが300nm以下のもの(試料No.6及び14)ではRaが2.5nm以下、RΔqが0.15以下、Rが350nm以上となり、Snの凝着量はゼロとなり、Sn凝着性が特に優れる皮膜が得られる。
また、第1の中間層のみを有するもの(試料No.7)、及びW−DLC膜のみを成膜したもの(試料No.8及び9)でも、Snの凝着量はゼロとなり、Sn凝着性が特に優れる皮膜が得られる。
さらに、非晶質炭素系導電性皮膜の厚さ(全体の膜厚から中間層の厚さを引いて算出)が50〜1000nm以下であるもの(試料No.5〜9、13及び14)では、Snの凝着量は一桁となり、Sn凝着性に優れる皮膜が得られることがわかる。
1 真空チャンバ
2 金属ターゲット
3 タングステンワイヤー/カーボン複合ターゲット
4 基板ステージ
5 基板ホルダー
6 ガラス基板

Claims (2)

  1. 導電性基材表面に非晶質炭素系導電性皮膜を形成して成る半導体検査装置用コンタクトプローブピンであって、
    前記非晶質炭素系導電性皮膜は、原子間力顕微鏡で4μmの走査範囲において、表面粗さ(Ra)が6.0nm以下であり、二乗平方根傾斜(RΔq)が0.28以下であり、表面形態の凸部の先端曲率半径の平均値(R)が180nm以上である外表面を有し、
    前記導電性基材表面と前記非晶質炭素系導電性皮膜との間に中間層を備え、前記中間層は金属元素を含み、厚さが5〜600nmであり、
    前記中間層と前記非晶質炭素系導電性皮膜とを合わせた厚さが、50〜2000nmであることを特徴とする半導体検査装置用コンタクトプローブピン。
  2. 前記中間層は、
    金属元素からなる第1の中間層と、
    前記金属元素および炭素を含み、炭素に対する金属元素の原子数の割合が、基材表面から非晶質炭素系導電性皮膜に向かう厚み方向において減少する傾斜組成を有する第2の中間層とを有し、
    前記第2の中間層が前記第1の中間層と前記非晶質炭素系導電性皮膜との間に形成されている請求項に記載の半導体検査装置用コンタクトプローブピン。
JP2009213419A 2009-09-15 2009-09-15 半導体検査装置用コンタクトプローブピン Expired - Fee Related JP5568268B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213419A JP5568268B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 半導体検査装置用コンタクトプローブピン
US12/847,442 US8166568B2 (en) 2009-09-15 2010-07-30 Contact probe pin for semiconductor test apparatus
AT10008485T ATE548661T1 (de) 2009-09-15 2010-08-13 Kontaktsondenstift für halbleitertestgerät
EP10008485A EP2295990B1 (en) 2009-09-15 2010-08-13 Contact probe pin for semiconductor test apparatus
TW099127302A TWI418799B (zh) 2009-09-15 2010-08-16 Contact probe for semiconductor inspection devices
CN2010102735589A CN102023241B (zh) 2009-09-15 2010-09-03 半导体检测装置用接触式探针
KR1020100089734A KR101156865B1 (ko) 2009-09-15 2010-09-14 반도체 검사 장치용 콘택트 프로브 핀

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009213419A JP5568268B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 半導体検査装置用コンタクトプローブピン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011064497A JP2011064497A (ja) 2011-03-31
JP5568268B2 true JP5568268B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=42830736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009213419A Expired - Fee Related JP5568268B2 (ja) 2009-09-15 2009-09-15 半導体検査装置用コンタクトプローブピン

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8166568B2 (ja)
EP (1) EP2295990B1 (ja)
JP (1) JP5568268B2 (ja)
KR (1) KR101156865B1 (ja)
CN (1) CN102023241B (ja)
AT (1) ATE548661T1 (ja)
TW (1) TWI418799B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG11201503409PA (en) * 2012-12-14 2015-06-29 Kobe Steel Ltd Electrical contact member and inspection connection device
EP3650830B1 (en) * 2018-11-08 2023-07-19 Goodrich Actuation Systems SAS Twin-disc tribometer capable of reciprocating and/or non-collinear motion

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62293734A (ja) 1986-06-13 1987-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd ウエハプロ−バ針及びその製造方法
JPH0275902A (ja) 1988-09-13 1990-03-15 Seiko Instr Inc ダイヤモンド探針及びその成形方法
US5936243A (en) * 1997-06-09 1999-08-10 Ian Hardcastle Conductive micro-probe and memory device
US6504386B1 (en) * 1999-09-28 2003-01-07 The Ohio State University Liquid dielectric capacitor for film thickness mapping, measurement methods using same
US6459280B1 (en) * 1999-09-28 2002-10-01 The Ohio State University Capacitance devices for film thickness mapping, measurement methods using same
JP2001289874A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Japan Electronic Materials Corp プローブおよびこのプローブを用いたプローブカード
JP2002318247A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Kobe Steel Ltd 接続装置
JP4045084B2 (ja) 2001-08-17 2008-02-13 株式会社神戸製鋼所 電気的接続検査装置
JP2003231203A (ja) * 2001-08-21 2003-08-19 Toshiba Corp 炭素膜被覆部材
JP2003149267A (ja) 2001-11-07 2003-05-21 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体素子の電気、電子特性測定用端子およびその製造方法
JP2006038641A (ja) 2004-07-27 2006-02-09 Sumitomo Electric Ind Ltd コンタクトプローブ
US20060238185A1 (en) * 2005-04-08 2006-10-26 Kozicki Michael N Probe storage device, system including the device, and methods of forming and using same
JP2007024613A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Genesis Technology Inc 接触端子およびこれを用いた半導体デバイスの検査用接続装置
JP2007162099A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Toyota Motor Corp 硬質炭素膜及びその製造方法並びに摺動部材
JP4837747B2 (ja) * 2006-11-30 2011-12-14 独立行政法人科学技術振興機構 金属プローブ、その金属プローブの形成方法及びその形成装置
WO2008149824A1 (ja) 2007-06-01 2008-12-11 Onward Ceramic Coating Co., Ltd. Dlc被覆工具

Also Published As

Publication number Publication date
KR101156865B1 (ko) 2012-06-20
TWI418799B (zh) 2013-12-11
EP2295990B1 (en) 2012-03-07
KR20110030345A (ko) 2011-03-23
JP2011064497A (ja) 2011-03-31
CN102023241B (zh) 2013-07-17
TW201131171A (en) 2011-09-16
US20110067151A1 (en) 2011-03-17
US8166568B2 (en) 2012-04-24
ATE548661T1 (de) 2012-03-15
EP2295990A1 (en) 2011-03-16
CN102023241A (zh) 2011-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5036892B2 (ja) コンタクトプローブ
TWI444624B (zh) 接觸探針銷
JP5568268B2 (ja) 半導体検査装置用コンタクトプローブピン
KR101781312B1 (ko) 전기적 접점 부재
US20150301081A1 (en) Electrical contact member and inspection connection device
JP5049358B2 (ja) 半導体検査装置用コンタクトプローブピンの基材上にタングステン含有ダイヤモンドライクカーボン皮膜を製造する方法
WO2012067162A1 (ja) コンタクトプローブピンおよび検査方法
JP5730681B2 (ja) 半導体検査装置用プローブピン、その製造方法及び半導体検査方法
JP5357645B2 (ja) 半導体検査装置用プローブピンの製造方法および半導体検査装置用プローブピン
JP5535131B2 (ja) 半導体検査装置用プローブピン及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110901

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120326

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5568268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees