JP2003133938A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JP2003133938A
JP2003133938A JP2001329039A JP2001329039A JP2003133938A JP 2003133938 A JP2003133938 A JP 2003133938A JP 2001329039 A JP2001329039 A JP 2001329039A JP 2001329039 A JP2001329039 A JP 2001329039A JP 2003133938 A JP2003133938 A JP 2003133938A
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Takeo Okamoto
武郎 岡本
Tadaaki Yamauchi
忠昭 山内
Junko Matsumoto
淳子 松本
Kozo Ishida
耕三 石田
Hideki Yonetani
英樹 米谷
Tsutomu Nagasawa
勉 長澤
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電源電圧の電圧が変更される場合におい
ても、最適な駆動能力で出力ノードを駆動する。 【解決手段】 出力回路(4)は、出力電源電圧(VD
DQ)に従って、この負電圧を用いるまたはトランジス
タサイズを変更して、この出力トランジスタの駆動能力
を調整する。特に、PチャネルMOSトランジスタの駆
動力を拡大することにより、出力電源電圧が低くされる
場合においても、この駆動力低下を抑制して高速で出力
信号を生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、出力回路に関
し、特に、低電源電圧下においても高速で信号を出力す
るための出力回路の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図24は、従来の出力回路の最終出力段
の構成の一例を示す図である。図24において、出力回
路は、電源ノードと出力ノードONの間に接続されかつ
そのゲートに内部信号INPを受けるPチャネルMOS
トランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)P
Qと、出力ノードONと接地ノードの間に接続されかつ
そのゲートに内部信号INNを受けるNチャネル型MO
SトランジスタNQを含む。出力ノードONに出力信号
DQが出力される。
【0003】内部信号INPおよびINNは、図示しな
い出力駆動制御回路により生成される同じ論理レベルの
信号である。
【0004】内部信号INPおよびINNがともにHレ
ベルのときには、MOSトランジスタNQがオン状態、
MOSトランジスタPQがオフ状態となり、出力ノード
ONは接地電圧レベルに放電される。
【0005】一方、内部信号INPおよびINNがとも
にLレベルのときには、MOSトランジスタPQがオン
状態、MOSトランジスタNQがオフ状態となる。この
状態において、出力ノードONが、MOSトランジスタ
PQにより出力電源電圧VDDQレベルにまで充電さ
れ、出力信号DQはHレベルとなる。
【0006】内部信号INPがHレベルでありかつ内部
信号INPがLレベルのときには、MOSトランジスタ
PQおよびNQが共にオフ状態となり、出力ノードは、
ハイインピーダンス状態となる。
【0007】出力回路において、それぞれ比較的大きな
駆動力を有するPチャネルMOSトランジスタPQとN
チャネルMOSトランジスタNQとで、出力ノードON
を駆動する出力ドライブ段を構成する。これらのMOS
トランジスタPQおよびNQにより、外部装置などが接
続される出力ノードONの大きな負荷を高速で駆動し
て、高速で出力信号DQを伝達する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】内部信号INPは、H
レベルが、出力電源電圧VDDQと同じ電圧レベルであ
り、そのLレベルが、接地電圧レベルである。Pチャネ
ルMOSトランジスタPQの電流駆動能力は、そのゲー
ト−ソース間電圧Vgsにより決定される。したがっ
て、出力電源電圧VDDQが、たとえば2.5Vと比較
的高い場合には、PチャネルMOSトランジスタPQ
は、そのゲート−ソース間電圧Vgsが、約2.5Vと
なり、高速で出力ノードONを充電することができる。
【0009】しかしながら、システム全体の消費電力の
低減および高速での信号転送のために出力電源電圧VD
DQをたとえば1.8Vに低くした場合、このPチャネ
ルMOSトランジスタPQの導通時のゲート−ソース間
電圧Vgsは、1.8Vとなり、電源電圧VDDQが、
2.5Vのときに比べてその電流駆動能力が低下する。
特に、仕様値においては、このような出力電源電圧VD
DQに対しては、許容値が定められており、この出力電
源電圧VDDQの許容範囲は、たとえば1.95Vから
1.65Vである。したがって、この下限許容値の1.
65Vに出力電源電圧VDDQが低下した場合、Pチャ
ネルMOSトランジスタPQの電流駆動能力がさらに低
下し、高速で出力ノードONを駆動することができなく
なり、高速で出力信号DQを伝達することができなくな
るという問題が生じる。
【0010】出力電源電圧VDDQが低電圧化される場
合においても、PチャネルMOSトランジスタPQの電
流駆動能力を大きくするために、そのサイズ(チャネル
幅Wとチャネル長Lの比)を大きくすることが考えられ
る。しかしながら、前世代との互換性およびインターフ
ェイスの相違などにより、半導体記憶装置が用いられる
システムの電源電圧としては、電源電圧が比較的に高い
場合がある。このようなシステムに、出力トランジスタ
のサイズが大きくされた半導体記憶装置を適用した場
合、出力ノードの駆動力が大きくなりすぎ、リンギング
などが発生し、高速でデータを出力することができなく
なる。
【0011】また、このPチャネルMOSトランジスタ
のしきい値電圧の絶対値を小さくすることも考えられる
ものの、このようなしきい値電圧の絶対値を小さくした
場合、オフ状態時のリーク電流(サブスレッショルド電
流)が大きくなり、スタンバイ状態時における消費電流
が増大する。
【0012】Nチャネル型MOSトランジスタNQにお
いても、その導通時のゲート−ソース間電圧Vgsは同
様に低くなる。従って、このNチャネルMOSトランジ
スタNQのゲートに印加される内部信号INNのHレベ
ルが出力電源電圧VDDQレベルであれば、同様、この
NチャネルMOSトランジスタNQの電流駆動力も低下
し、出力ノードを高速で放電することができなくなる。
【0013】このような出力電源電圧の低電圧化は、半
導体記憶装置において顕著であり、低電源電圧下におい
て出力回路の動作速度が低下した場合、半導体記憶装置
の動作速度が、出力回路の動作速度により律速され、こ
の半導体記憶装置を高速動作させることができなくな
り、低電源電圧下で高速で処理を行なう処理システムを
構築することができなくなるという問題が生じる。
【0014】それゆえ、この発明の目的は、低電源電圧
下でも高速で信号を出力することのできる出力回路を提
供することである。
【0015】この発明の他の目的は、低電源電圧下にお
いても高速で動作する、半導体記憶装置に適したデータ
出力回路を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の観点に
係る出力回路は、出力ノードと出力電源電圧を供給する
電源ノードの間に接続され、内部信号に従って選択的に
導通する第1導電型の第1の出力トランジスタと、この
電源ノードと出力ノードとの間に接続され、内部信号に
従って第1のトランジスタと同相で導通する第2導電型
の第2のトランジスタとを備える。
【0017】好ましくは、第2のトランジスタは、出力
電源電圧にバイアスされる第2導電型の基板領域に形成
される第1導電型のウェル領域と、このウェル領域表面
に間をおいて形成される第2導電型の第1および第2の
不純物領域と、これら第1および第2の不純物領域の間
のウェル領域上に形成されるゲート電極とを備える。
【0018】好ましくは、ウェル領域は、ゲート電極と
同じ信号を受ける。好ましくは、内部信号に従ってこの
第1のトランジスタを駆動するための駆動回路がさらに
設けられる。この駆動回路は、第1のトランジスタのゲ
ート電極と出力電源電圧と極性の異なる電圧を供給する
参照ノードとの間に互いに直列に接続される第2導電型
の第3および第4のトランジスタを含む。第3のトラン
ジスタは、その制御電極に外部から与えられる外部電源
電圧を受け、第4のトランジスタは、第3のトランジス
タと参照ノードとの間に接続されかつその制御電極に内
部信号に相当する信号を受ける。
【0019】この発明の第2の観点に係る出力回路は、
出力電源ノードと出力ノードとの間に接続される第1導
電型の第1のトランジスタと、出力電源ノードと出力ノ
ードの間に接続される第1導電型の第2のトランジスタ
と、内部信号に従って第1のトランジスタを選択的に導
通状態へ駆動する第1の駆動回路と、動作モード指示信
号に従って選択的に活性化され、活性化時内部信号に従
って第2のトランジスタを選択的に導通状態へ駆動する
第2の駆動回路とを備える。この第2の駆動回路は、動
作モード指示信号に従って出力電源ノードの電圧レベル
の第1の制御信号を生成する第1のゲート回路と、動作
モード指示信号に従って外部電源電圧レベルの第2の制
御信号を生成する第2のゲート回路と、内部信号に従っ
て第2のトランジスタのゲート電極を出力電源ノードの
電圧レベルに駆動する第3のトランジスタと、第1の制
御信号に従って選択的に導通し、導通時、第2のトラン
ジスタのゲート電極を出力電源ノードの出力電源電圧レ
ベルに駆動する第4のトランジスタと、第2のトランジ
スタのゲート電極と出力電源電圧と極性の異なる参照電
圧を供給する参照ノードとの間に互いに直列に接続され
る第5および第6のトランジスタとを含む。この第5の
トランジスタは、第2の制御信号をそのゲートに受け、
第6のトランジスタは、第5のトランジスタと参照ノー
ドとに間に接続されかつ内部信号をそのゲート電極に受
ける。
【0020】好ましくは、第1のトランジスタのゲート
電極と参照ノードとの間に直列に第7および第8のトラ
ンジスタが接続される。この第7のトランジスタは、そ
のゲートに外部電源電圧を受け、第8のトランジスタ
は、第7のトランジスタと参照ノードとの間に接続され
かつ、そのゲートに内部信号を受ける。
【0021】これに代えて、好ましくは、出力ノードと
参照ノードとの間に接続される第7のトランジスタと、
出力ノードと参照ノードとの間に接続される第8のトラ
ンジスタと、内部信号に従って第7のトランジスタを選
択的に導通状態へ駆動する第3の駆動回路とがさらに設
けられる。この第3の駆動回路は、第7のトランジスタ
のゲート電極と参照ノードとの間に直列に接続される第
9および第10のトランジスタを含む。第9のトランジ
スタは、外部電源電圧をその制御電極に受け、第10の
トランジスタは、第9のトランジスタと参照ノードとの
間に接続されかつ、そのノードに内部信号を受ける。こ
の構成において、さらに、内部信号と動作モード指示信
号とに従って、第8のトランジスタを選択的に導通状態
に駆動する第4の駆動回路が設けられる。この第4の駆
動回路は、動作モード指示信号に従って第9のトランジ
スタのゲート電極を外部電源電圧レベルに駆動する第1
1のトランジスタと、内部信号に従って第11のトラン
ジスタのゲート電極を参照ノードの電圧レベルに駆動す
る第12のトランジスタと、動作モード指示信号に従っ
て第9のトランジスタのゲート電圧を参照ノードの電圧
レベルに駆動する第13のトランジスタとを含む。
【0022】この発明の第3の観点に係る出力回路は、
電源電圧レベルを特定する動作モードに従ってその駆動
能力が固定的に変更可能であり、内部信号に従って出力
ノードを、設定された駆動能力で、出力電源ノードの電
圧レベルに駆動する第1の出力段を備える。
【0023】好ましくは、さらに、動作モードに従って
その駆動能力が固定的に変更可能であり、内部信号に従
って出力ノードを、該固定的に設定された駆動能力で、
電源電圧と極性の異なる電圧を供給する参照ノードの電
圧レベルに駆動する第2の出力段が設けられる。
【0024】好ましくは、第1の出力段は、内部信号に
従って出力ノードを出力電源電圧レベルに駆動する第1
導電型の第1のトランジスタと、動作モードを指定する
動作モード指示信号と内部信号とに従って、出力ノード
を駆動する第1導電型の第2のトランジスタと、動作モ
ード指示信号と内部信号の反転信号とに応答して、出力
ノードを駆動する第2導電型のトランジスタとを含む。
【0025】これに代えて好ましくは、第1の出力段
は、内部信号に従って出力ノードを電源電圧レベルに駆
動する第1導電型の第1のトランジスタと、動作モード
に従って、固定的にそのゲート電極が出力電源ノードお
よび内部信号伝達ノードの一方に接続される第1導電型
の第2のトランジスタと、動作モードに従って、内部信
号の反転信号に応答する動作状態および常時非導通状態
の一方に設定され、かつ出力電源ノードと出力ノードの
間に接続される第2導電型の第3のトランジスタを含
む。
【0026】好ましくは、第2の出力段は、内部信号に
従って、出力ノードを参照電圧レベルに駆動する第1の
トランジスタと、動作モードを指定する動作モード指示
信号と内部信号とに応答して、出力ノードを選択的に参
照電圧レベルに駆動する第2のトランジスタとを含む。
【0027】これに代えて、好ましくは、第2の出力段
は、内部信号に従ってその出力ノードを参照電圧レベル
に駆動する第1のトランジスタと、動作モードに従って
常時非導通状態および内部信号に応答する状態のいずれ
かに設定され、内部信号への応答時、出力ノードを参照
ノードの電圧レベルに選択的に駆動する第2のトランジ
スタとを含む。
【0028】好ましくは、出力回路は、出力信号のビッ
ト幅が変更可能であり、第1の出力段は、最大利用可能
な出力信号ビット各々に対応して配置される。第1の出
力段は、未使用とされるときには、出力電源ノードに代
えて外部電源線に選択的に接続される。この外部電源線
には、出力電源ノードに印加される出力電源電圧と別の
経路で外部電源電圧が印加されれる。
【0029】また、好ましくは、出力回路は、その出力
信号のビット幅が可変であり、第2の出力段は、第1の
出力段に対応して配置される。この第2の出力段におい
て未使用とされるときには、参照ノードは、出力接地ノ
ードに代えて外部接地ノードに選択的に接続される。外
部接地ノードは、出力回路に接地電圧を供給する出力接
地ノードと別の経路で外部から接地電圧が供給される。
【0030】この発明の第4の観点に係る出力回路は、
内部信号に従って負電圧と出力電源電圧の間で変化する
信号を生成する出力駆動回路と、この出力駆動回路の出
力信号に従って出力ノードを出力電源電圧レベルに駆動
する第1のトランジスタを備える。
【0031】好ましくは、出力駆動回路は、内部信号
を、出力電源電圧と負電圧の間で変化する信号に変換す
るレベル変換回路を備える。
【0032】これに代えて、好ましくは、出力駆動回路
は、内部信号に応答してワンショットのパルス信号を生
成するワンショットパルス信号生成回路と、このワンシ
ョットパルス信号に応答して第1のトランジスタのゲー
ト電極を出力電源電圧と極性の異なる参照電圧を供給す
る参照ノードの電圧レベルに駆動する第2のトランジス
タと、内部信号の遅延信号を第2のトランジスタのゲー
ト電極に結合する容量素子とを含む。
【0033】好ましくは、出力駆動回路はさらに、内部
信号の振幅を拡張するレベル変換回路と、このレベル変
換回路の出力信号に従って第1のトランジスタのゲート
電極を出力電源電圧レベルに駆動する第3のトランジス
タとを備える。
【0034】好ましくは、さらに、内部信号に応答して
出力ノードを出力電源電圧レベルに駆動する第2のトラ
ンジスタが設けられる。
【0035】好ましくは、この出力駆動回路は、内部信
号に応答して容量結合により第1のトランジスタのゲー
ト電極に電圧変化を生じさせる容量素子を備える。
【0036】好ましくは、内部信号に従ってチャージポ
ンプ動作を行なって負電圧を生成するポンプ回路と、こ
のポンプ回路の出力電圧に従って、出力ノードを出力電
源電圧レベルに保持する第2のトランジスタが設けられ
る。
【0037】好ましくは、出力制御回路は、これに代え
て、内部信号に従って所定期間第1のトランジスタのゲ
ート電極を出力電源電圧と極性の異なる電圧を供給する
参照ノードの電圧レベルに駆動するプリ駆動回路と、所
定期間経過後、第1のトランジスタのゲート電極を負電
圧レベルに駆動するドライバとを備える。
【0038】好ましくは、さらに、出力電源電圧のレベ
ルを特定する動作モードに従って、この出力制御回路の
負電圧生成動作を停止させる回路が設けられる。
【0039】この発明の第4の観点にかかる出力回路
は、データビット幅が変更可能な構成において、未使用
とされるデータ出力回路の電源ノードが、この出力電源
線と異なる電圧を伝達する電源線に結合する。
【0040】また、好ましくは、未使用とされるデータ
出力回路の電源ノードが、出力電源線と異なる外部電源
電圧を伝達する外部電源線にスイッチ回路を介して結合
される。
【0041】また、これに代えて、好ましくは、データ
出力回路が所定数単位で出力回路群に分割され、出力回
路群に対応して配置される出力電源線を外部からの出力
電源電圧と異なる電圧を伝達する外部電源ノードにスイ
ッチ回路を介して結合する。
【0042】好ましくは、スイッチ回路は、使用/未使
用を示すモード設定信号に従って導通し、導通時、対応
の出力電源線を外部電源電圧伝達ノードに結合するスイ
ッチ回路が配置される。
【0043】出力ノードを駆動する部分に、並列に互い
に導電型の異なるトランジスタを配置する。これによ
り、同一導電型のトランジスタを並列に配置する場合に
比べて、一方の駆動能力を他方の駆動能力よりも同一占
有面積で大きくすることができ、面積増加を抑制して、
出力ノードの駆動能力を大きくすることができる。
【0044】特に、この出力トランジスタをウェル領域
に形成することにより、導電型の異なるトランジスタを
並列に配置することができる。また、このトランジスタ
の基板領域を出力電源電圧レベルにバイアスすることに
より、寄生バイポーラトランジスタを出力ノード駆動時
に利用することができ、より高速で、出力ノードを駆動
することができる。
【0045】また、出力トランジスタを並列に配置し、
選択的に動作モード指示信号に従って一方のトランジス
タを活性化することにより、動作モードに応じて出力ノ
ードの駆動能力を調整することができる。この場合にお
いて、出力トランジスタを駆動する直列に接続されるト
ランジスタの1つに、動作モード指示信号の電圧レベル
を外部電源電圧レベルに変更して与えることにより、高
速で、この出力用のトランジスタを駆動することができ
る。また、この直列トランジスタにより、出力トランジ
スタ駆動用のトランジスタのドレイン電界を緩和するこ
とができ、ホットキャリアが発生するのを防止すること
ができる。
【0046】また、電源電圧のレベルに従って出力ノー
ドの電源電圧レベルに駆動する第1の出力段の駆動能力
を調整することにより、電源電圧レベルに応じて出力ノ
ード駆動速度を調整することができ、低電源電圧下にお
いても高速で出力ノードを駆動することができる。
【0047】また、この出力トランジスタを駆動する信
号振幅を拡大することにより、低電源電圧下において
も、導通時のゲート−ソース間電圧を大きくすることが
でき、応じて駆動能力を大きくでき、高速で出力ノード
を駆動することができる。
【0048】また、出力データのビット幅が変更可能な
構成において、未使用とされるデータ出力回路の電源ノ
ードの電位をデータ出力電源電圧と異なる電圧に固定す
ることにより、未使用とされるデータ出力回路の電源ノ
ードの電圧を安定化させることができ、未使用とされる
データ出力回路の電源ノイズが他回路の動作に悪影響を
及ぼすのを防止することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】[全体の構成]図1は、この発明
に従う出力回路を備える半導体記憶装置の全体の構成を
概略的に示す図である。図1において、半導体記憶装置
1は、外部電源電圧EXVDDおよびVSSに従って内
部電源電圧を含む各種内部電圧を生成する内部電源回路
2と、内部電源回路2からの各種電圧(内部電源電圧お
よび内部電圧)を受け、メモリセルの選択およびデータ
の書込/読出を行なうメモリ回路3と、メモリ回路3か
ら読出されるデータを外部へ出力する出力回路4を含
む。
【0050】メモリ回路3は、情報を記憶するための複
数のメモリセルと、メモリセルを選択するメモリ選択回
路と、選択メモリセルに対するデータの書きこみ/読出
を行う内部書込/読出回路、およびこれらの動作を制御
するための周辺制御回路を含む。
【0051】出力回路4は、活性化時、データビットD
Q<n:0>を出力する。出力回路4へは、外部電源電
圧VDDおよびVSSとは別に、出力電源電圧VDDQ
およびVSSQが与えられる。この出力回路4において
は、メモリ回路3から読出されるデータを処理するた
め、内部電源回路2からの内部電圧を使用する回路が含
まれる。出力回路4において、専用の出力電源電圧VD
DQおよびVSSQを使用することにより、データ出力
時において、安定に出力回路4に対し電源電圧を供給し
かつ、データ出力時の電源電圧の変動が内部回路の動作
に悪影響を及ぼすのを防止する。
【0052】本発明においては、負電圧の利用および/
またはトランジスタサイズの変更などの以下に詳細に説
明する構成を利用して、出力回路4の駆動力を大きく
し、出力電源電圧VDDQの電圧レベルが低くされた場
合においても、高速で、出力データDQ<n:0>を生
成する。
【0053】[実施の形態1]図2は、この発明の実施
の形態1に従う出力回路4の構成を概略的に示す図であ
る。図2において、出力回路4は、メモリ回路3から読
出された内部読出データRDとメモリ回路3に含まれる
出力制御回路からの出力許可信号OEMとを受けるNA
ND回路10と、内部読出データRDと出力許可信号O
EMとを受けるゲート回路11と、NAND回路10の
出力信号を出力電源電圧VDDQと負電圧VBB0の間
で変化する信号に変換するレベル変換回路12と、ゲー
ト回路11の出力信号を、外部電源電圧EXVDDと接
地電圧VSSの間で変化する信号に変換するレベル変換
回路13と、レベル変換回路13の出力信号を受けるイ
ンバータ14と、レベル変換回路12およびインバータ
14の出力信号に従って出力データDQを生成する出力
バッファ回路15を含む。
【0054】この図2においては、出力回路4におい
て、1ビットのデータDQを出力する部分の構成を示
す。出力データビットそれぞれに対応して、この図2に
示す構成が配置される。
【0055】NAND回路10は、図1に示す内部電源
回路2からの周辺電源電圧VDDPを一方動作電源電圧
として受け、内部読出データRDと出力許可信号OEM
がともにHレベルのときに、Lレベルの信号を出力す
る。このNAND回路10は、内部読出データRDおよ
び出力許可信号OEMの一方がLレベルのときに、周辺
電源電圧VDDPレベルのHレベルの信号を出力する。
【0056】ゲート回路11は、周辺電源電圧VDDP
を一方動作電源電圧として受け、内部読出データRDが
Lレベルでありかつ出力許可信号OEMがHレベルのと
きにLレベルの信号を出力する。このゲート回路11
は、出力許可信号OEMがLレベルのときまたは内部読
出データRDがHレベルのときに周辺電源電圧VDDP
レベルのHレベルの信号を出力する。
【0057】レベル変換回路12は、周辺電源電圧VD
DPおよび接地電圧VSSと出力電源電圧VDDQと負
電圧VBB0を動作電源電圧として受け、NAND回路
10からの振幅VDDPの信号を、振幅VDDQ−|V
BB0|の信号に変換する。
【0058】レベル変換回路13は、外部電源電圧EX
VDDと接地電圧VSSとを受け、ゲート回路11から
の振幅VDDPレベルの信号を、振幅EXVDDの信号
に変換する。
【0059】インバータ14は、外部電源電圧EXVD
Dおよび接地電圧VSSを動作電源電圧として受け、レ
ベル変換回路13の出力信号を反転する。
【0060】出力バッファ回路15は、レベル変換回路
12の出力信号がLレベルのときに導通し、出力電源ノ
ード15a上の出力電源電圧VDDQを出力ノード15
bに伝達するPチャネルMOSトランジスタPQと、イ
ンバータ14の出力信号がHレベルのときに導通し、出
力ノード15bを、出力接地電圧VSSQレベルに駆動
するNチャネル型MOSトランジスタNQを含む。レベ
ル変換回路12により負電圧VBB0レベルのLレベル
の信号を生成して、出力バッファ回路15に含まれるP
チャネルMOSトランジスタPQのゲートへ与えること
により、PチャネルMOSトランジスタPQの導通時の
ゲート−ソース間電圧Vgsを、VBB0−VDDQと
することができ、負電圧VBB0だけ、従来の接地電圧
のLレベルの信号を与える場合に比べて大きくするとこ
とができる。これにより、PチャネルMOSトランジス
タPQの電流駆動能力を大きくすることができる。従っ
て、出力電源電圧VDDQの仕様値がたとえば1.8V
の場合あり、出力電源電圧VDDQたとえ下限許容値の
1、65Vに低下した場合であっても、十分に大きな駆
動能力を持って、出力ノード15bへ電流を供給するこ
とができる。
【0061】この負電圧VBB0の電圧レベルとして
は、たとえば、このPチャネルMOSトランジスタPQ
が、出力電源電圧VDDQが2.5Vのときに、十分な
電流駆動能力が与えられている場合には、この出力電源
電圧VDDQが1.8Vに低下した場合のこの低下分
0.7Vを補償する程度の電圧レベルに設定されればよ
い。この電圧レベルは、MOSトランジスタのドレイン
電流の飽和領域での二乗特性に基づいて求めることがで
きる。
【0062】一方、Nチャネル型MOSトランジスタN
Qは、外部電源電圧EXVDDを導通時、そのゲートに
受ける。この外部電源電圧EXVDDは、たとえば出力
電源電圧VDDQが1.8Vの場合には、これより高い
電源電圧レベルであり、Nチャネル型MOSトランジス
タNQの導通時のゲート−ソース間電圧を大きくするこ
とができ、高速で出力ノード15bを放電することがで
きる。
【0063】したがって、この図2に示すように、レベ
ル変換回路12において、Lレベルの信号として、負電
圧VBB0レベルの信号を生成することにより、出力バ
ッファ回路15において、出力ノード15bをプルアッ
プするためのPチャネルMOSトランジスタPQの電流
駆動能力を大きくすることができ、出力電源電圧VDD
Qが低下される場合においても、高速で出力ノード15
bを駆動することができる。
【0064】図3は、図2に示すレベル変換回路12の
構成の一例を示す図である。図3において、レベル変換
回路12は、図2に示すNAND回路10の出力信号S
INAを、出力電源電圧VDDQレベルの振幅の信号に
変換する第1のレベル変換器20と、第1のレベル変換
器20の出力信号を振幅VDDQ−VBB0の信号に変
換する第2のレベル変換器21を含む。
【0065】第1のレベル変換器20は、交差結合され
るPチャネルMOSトランジスタ20aおよび20b
と、内部ノード20fと接地ノードの間に接続されかつ
そのゲートに出力信号SINAを受けるNチャネルMO
Sトランジスタ20cと、内部ノード20gと接地ノー
ドの間に接続されかつそのゲートに信号SINAをイン
バータ20eを介して受けるNAND回路20dを含
む。インバータ20eの動作電源電圧は、周辺電源電圧
VDDPである。
【0066】PチャネルMOSトランジスタ20aは、
出力電源ノードと内部ノード20fの間に接続されかつ
そのゲートが内部ノード20gに接続される。Pチャネ
ルMOSトランジスタ20bは、出力電源ノードと内部
ノード20eの間に接続されかつそのゲートが内部ノー
ド20fに接続される。
【0067】この第1のレベル変換器20において、信
号SINAがHレベルのときには、MOSトランジスタ
20cがオン状態、MOSトランジスタ20bがオフ状
態となる。この状態において、内部ノード20fがMO
Sトランジスタ20cを介して接地電圧レベルに駆動さ
れ、MOSトランジスタ20bがオン状態となり、内部
ノード20eの電圧レベルが、出力電源電圧VDDQレ
ベルとなる。一方、この内部ノード20gがHレベルと
なると、MOSトランジスタ20aがオフ状態となり、
最終的に内部ノード20fが接地電圧VSSレベル、内
部ノード20gが出力電源電圧VDDQレベルとなる。
【0068】一方、信号SINAがLレベルのときに
は、MOSトランジスタ20cがオフ状態、MOSトラ
ンジスタ20bがオン状態となる。この状態において
は、内部ノード20gが、MOSトランジスタ20dを
介して接地電圧VSSレベルに駆動され、内部ノード2
0fが、MOSトランジスタ20aにより充電され、出
力電源電圧VDDQレベルとなる。内部ノード20fが
出力電源電圧VDDQレベルとなると、MOSトランジ
スタ20eはオフ状態となる。
【0069】したがって、この第1のレベル変換器20
により、周辺電源電圧VDDPレベルの信号SINA
が、出力電源電圧VDDQレベルの信号に変換される。
このレベル変換回路20は、信号振幅の変換を行うだけ
であり、入力信号の論理レベルの反転は行わない。
【0070】第2のレベル変換器21は、交差結合され
るNチャネル型MOSトランジスタ21aおよび21b
と、出力電源ノードと内部ノード21fの間に接続され
かつそのゲートが第1のレベル変換器20の内部ノード
20gに結合されるPチャネルMOSトランジスタ21
cと、出力電源ノードと内部ノード21gの間に接続さ
れかつそのゲートが第1のレベル変換器20の内部ノー
ド20fに接続されるPチャネルMOSトランジスタ2
1dを含む。
【0071】MOSトランジスタ21aは、内部ノード
21fと負電圧ノード21hの間に接続されかつそのゲ
ートが内部ノード21gに接続される。MOSトランジ
スタ21bは、内部ノード21gと負電圧ノード21h
の間に接続されかつそのゲートが内部ノード21fに接
続される。負電圧ノード21hには、負電圧VBB0が
与えられる。
【0072】第1のレベル変換器20の内部ノード20
fおよび20gが、それぞれ、出力電源電圧VDDQお
よび接地電圧VSSレベルの状態を考える。この状態に
おいては、第2のレベル変換器21において、MOSト
ランジスタ21cがオン状態、MOSトランジスタ21
dがオフ状態となり、内部ノード21fが、MOSトラ
ンジスタ21cにより、出力電源電圧VDDQレベルに
充電される。この内部ノード21fの電圧上昇に従って
MOSトランジスタ21bがオン状態となり、内部ノー
ド21gが負電圧VBB0レベルに駆動される。内部ノ
ード21gが負電圧VBB0レベルにまで駆動される
と、MOSトランジスタ21aはオフ状態となる。した
がって、この状態においては、内部ノード21gから、
負電圧VBB0レベルの信号が出力され、出力バッファ
回路15のPチャネルMOSトランジスタPQのゲート
へ与えられる。
【0073】次に、第1のレベル変換器20において、
内部ノード20fが接地電圧VSSレベル、内部ノード
20eが出力電源電圧VDDQレベルの状態を考える。
この状態においては、MOSトランジスタ21cがオフ
状態、MOSトランジスタ21dがオン状態となり、内
部ノード21gが、MOSトランジスタ21dを介して
出力電源電圧VDDQレベルに充電される。内部ノード
21gの電圧上昇に従ってMOSトランジスタ21aが
オン状態となり、内部ノード21fが、負電圧VBB0
レベルにまで駆動される。内部ノード21fが負電圧V
BB0レベルに到達すると、MOSトランジスタ21b
がオフ状態となる。したがって、この第2のレベル変換
器12からの内部ノード21gからは、出力電源電圧V
DDQレベルの信号が出力される。このレベル変換回路
21においては、第1のレベル変換回路20の出力信号
の振幅を変換しているだけであり、その入力信号と出力
信号の論理レベルは同じである。
【0074】したがって、この図3に示すレベル変換回
路12の構成においては、図2に示すNAND回路10
の出力信号SINAが接地電圧VSSレベルのときに
は、負電圧VBB0レベルの信号が生成されて出力バッ
ファ回路5のMOSトランジスタPQのゲートへ与えら
れる。一方、NAND回路10の出力信号SINAが、
周辺電源電圧VDDPレベルのときには、内部ノード2
0gが出力電源電圧VDDQレベルとなり、応じて第2
のレベル変換器21の内部ノード21gの電圧レベル
が、出力電源電圧VDDQレベルとなる。したがって、
このレベル変換回路12は、図2に示すNAND回路1
0の出力信号SINAの論理レベルを維持して、そのL
レベルを接地電圧から負電圧レベルにかつそのHレベル
を出力電源電圧VDDQレベルに変換する。
【0075】図4は、図2に示すレベル変換回路13の
構成の一例を示す図である。図4において、レベル変換
回路13は、交差結合されるPチャネルMOSトランジ
スタ13aおよび13bと、内部ノード13fと接地ノ
ードの間に接続されかつそのゲートに図2に示すゲート
回路11の出力信号SINBを受けるNチャネル型MO
Sトランジスタ13cと、内部ノード13gと接地ノー
ドとの間に接続されかつそのゲートに信号SINBをイ
ンバータ13eを介して受けるNチャネル型MOSトラ
ンジスタ13dを含む。インバータ13eは、周辺電源
電圧VDDPを一方動作電源電圧として受ける。
【0076】MOSトランジスタ13aは、外部電源ノ
ードと内部ノード13fの間に接続されかつそのゲート
が内部ノード13gに接続される。MOSトランジスタ
13bは、外部電源ノードと内部ノード13gの間に接
続されかつそのゲートが内部ノード13fに接続され
る。内部ノード13gの出力信号が、インバータ14を
介して出力バッファ回路のNチャネル型MOSトランジ
スタNQのゲートへ与えられる。
【0077】このレベル変換回路13のレベル変換動作
は、図3に示す第1のレベル変換器20のそれと同じで
ある。すなわち、図2に示すゲート回路11の出力信号
SINBが周辺電源電圧VDDPレベルのときには、M
OSトランジスタ13cがオン状態、MOSトランジス
タ13dがオフ状態となり、内部ノード13gは、MO
Sトランジスタ13bにより充電されて外部電源電圧E
XVDDレベルとなる。一方、信号SINBが接地電圧
VSSレベルのときには、MOSトランジスタ13cが
オフ状態、MOSトランジスタ13dがオン状態とな
り、内部ノード13gは、MOSトランジスタ13dに
より放電されて、接地電圧VSSレベルとなる。この内
部ノード13gの信号がインバータ14により反転され
て、出力バッファ回路5に含まれるNチャネル型MOS
トランジスタNQのゲートへ与えられる。
【0078】この図4に示すレベル変換回路は、周辺電
源電圧VDDPレベルの振幅の信号SINBを、論理レ
ベルを維持して、外部電源電圧EXVDDレベルの振幅
の信号に変換している。NチャネルMOSトランジスタ
NQを、外部電源電圧EXVDDにより駆動することに
より、外部電源電圧EXVDDが、出力電源電圧VDD
Qよりも高い、たとえば2.5Vの場合に、高速で、出
力ノードを接地電圧レベルに駆動することができる。こ
の外部電源電圧EXVDDは、出力電源電圧VDDQと
同一電圧レベルであってもよい。この出力電源電圧VD
DQを、出力ノードプルアップ用に使用し、外部電源電
圧EXVDDを、出力ノードをプルダウン用に利用する
ことにより、この出力回路4が多ビットであり、数多く
の出力ノードが充放電される場合においても、この出力
電源電圧VDDQの変動を抑制し、Hレベルに駆動すべ
き出力信号ビットを、Hレベルへ安定に、高速で、かつ
確実に駆動することができる。
【0079】なお、負電圧発生回路VBB0は、図1に
示す内部電源回路2に含まれる負電圧発生回路から生成
される。この負電圧発生回路としては、たとえば外部電
源電圧EXVDDから、キャパシタのチャージポンプ動
作を利用するポンプ回路を利用することができる。この
負電圧VBB0の電圧レベルは、出力ノードプルアップ
用のPチャネルMOSトランジスタPQに要求される駆
動能力に応じて適当な電圧レベルに定められる。
【0080】以上のように、この発明の実施の形態1に
従えば、出力回路の出力ノードプルアップ用のMOSト
ランジスタのゲートへ、接地電圧レベルの信号に代えて
負電圧レベルの信号を与えており、出力電源電圧VDD
Qが低電圧化される場合においても、この出力バッファ
回路の出力プルアップ用のPチャネルMOSトランジス
タの導通時のゲート−ソース間電圧を十分大きくするこ
とができ、低電源電圧下においても、高速で出力ノード
を駆動することができる。特に、半導体記憶装置におい
て、低電源電圧下においても、高速でデータを出力する
出力回路を実現することができる。
【0081】[実施の形態2]図5は、この発明の実施
の形態2に従う出力回路の構成を概略的に示す図であ
る。図5においては、出力バッファ回路15のプルダウ
ン用のNチャネル型MOSトランジスタNQを駆動する
回路部分は、図2に示す構成と同じであり、対応する部
分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0082】この図5に示す出力回路4においては、出
力バッファ回路15に含まれるプルアップ用のPチャネ
ルMOSトランジスタPQのゲートを負電圧レベルへ駆
動するために、キャパシタのチャージポンプ動作(容量
結合)を利用する。
【0083】すなわち、図5において、出力回路4は、
NAND回路10の出力信号の振幅を、出力電源電圧V
DDQレベルに変換するレベル変換回路30と、このレ
ベル変換回路30の出力信号を反転するインバータ31
と、インバータ31の出力信号がLレベルのときに導通
し、導通時、内部ノードNAを出力電源電圧VDDQレ
ベルに駆動するPチャネルMOSトランジスタ32を含
む。
【0084】レベル変換回路30は、図3に示す第1の
レベル変換器20と同様の構成を有する。
【0085】出力回路4は、さらに、NAND回路10
の出力信号を所定時間遅延する遅延回路33と、遅延回
路33の出力信号の立下がりに応答して内部ノードNA
の電荷を引抜く容量素子34と、遅延回路34の出力信
号とNAND回路10の出力信号とを受けるゲート回路
35と、ゲート回路35の出力信号がLレベルのとき導
通し、導通時、内部ノードNAを接地電圧レベルに放電
するPチャネルMOSトランジスタ36を含む。これら
の遅延回路33およびゲート回路35は、その動作電源
電圧は、周辺電源電圧レベルであってもよく、また外部
電源電圧EXVDDであってもよく、また出力電源電圧
VDDQであってもよい。
【0086】ゲート回路35は、遅延回路33の出力信
号がLレベルのときかまたはNAND回路10の出力信
号がHレベルのときにHレベルの信号を出力する。
【0087】図6は、図5に示す出力回路4の出力デー
タDQのプルアップ時の動作を示す信号波形図である。
以下、図6を参照して、この図5に示す出力回路4の出
力ノードプルアップ時の動作について説明する。
【0088】スタンバイ状態時においては、出力許可信
号OEMはLレベルであり、NAND回路10の出力信
号は、周辺電源電圧VDDPレベルのHレベルであり、
ゲート回路35は動作電源電圧レベルのHレベルの信号
を出力する。したがって、MOSトランジスタ36はオ
フ状態を維持する。
【0089】一方、レベル変換回路30が、出力電源電
圧VDDQレベルのHレベルの信号を出力し、応じてイ
ンバータ31がLレベルの信号を出力するため、Pチャ
ネルMOSトランジスタ32がオン状態となり、ノード
NAが、出力電源ノードに結合されて、ノードNAは、
出力電源電圧VDDQレベルにプリチャージされる。
【0090】データ読出のために、出力許可信号OEM
がHレベルとなり、また、メモリ回路3から読出された
内部読出データRDがHレベルに立上がると、NAND
回路10の出力信号がLレベルとなる。遅延回路33の
出力信号は、このときHレベルであるため、ゲート回路
35の出力信号がLレベルとなり、MOSトランジスタ
36がオン状態となり、ノードNAが接地電圧方向に放
電される。このノードNAの電圧レベルは、最低|Vh
tp|の電圧レベルにまで低下する。ここで、Vthp
は、MOSトランジスタ36のしきい値電圧を示す。
【0091】一方、レベル変換回路30の出力信号が、
Lレベルであり、インバータ31の出力信号が出力電源
電圧VDDQレベルのHレベルとなり、MOSトランジ
スタ32がオフ状態となる。したがって、このノードN
Aの電圧低下に応じて、出力バッファ回路5のプルアッ
プ用のPチャネルMOSトランジスタPQがオン状態と
なり、出力ノードの電圧レベルを上昇させる。しかしな
がら、この状態においては、ノードNAの電圧レベル
は、|Vthp|のレベルであり、MOSトランジスタ
PQのゲート−ソース間電圧は、|Vthp|−VDD
Qの電圧レベルであり、MOSトランジスタPQは、比
較的弱いオン状態にあり、比較的小さな電流駆動力で出
力ノード15bを充電する。
【0092】この遅延回路33の有する遅延時間が経過
すると、遅延回路33の出力信号がLレベルとなり、ゲ
ート回路35の出力信号がHレベルとなり、MOSトラ
ンジスタ36がオフ状態となる。このとき、ノードNA
が、MOSトランジスタ32および36がともにオフ状
態となるため、フローティング状態にあり、容量素子3
4は、この遅延回路33の出力信号の電圧レベルの低下
に応じて、ノードNAから電荷を引抜き、その電圧レベ
ルを負電圧VBBレベルにまで低下させる。このノード
NAが負電圧VBBレベルにまで駆動されると、出力バ
ッファ回路5のプルアップ用PチャネルMOSトランジ
スタPQの電力駆動能力が大きくされ、出力ノード15
bをさらに高速で駆動し、出力データDQが高速でHレ
ベルに立上がる。ノードNAが、負電圧VBBレベルに
低下しても、MOSトランジスタ36は、そのゲート電
圧がHレベルであり、ノードNAの電圧レベルよりも十
分に高く、確実にオフ状態を維持する。
【0093】データ読出動作が完了すると、出力許可信
号OEMがLレベルに立下がり、NAND回路10の出
力信号がHレベルとなり、インバータ31の出力信号が
Lレベルとなる。応じて、MOSトランジスタ32がオ
ン状態となり、ノードNAを出力電源電圧レベルに駆動
する。このとき、NAND回路10の出力信号がHレベ
ルに立上がると、遅延回路33の出力信号の論理レベル
に係らず、ゲート回路35の出力信号はHレベルとな
り、MOSトランジスタ36をオフ状態に維持する。
【0094】遅延回路33の出力信号がHレベルに立上
がるときには、既にMOSトランジスタ32により内部
ノードNAは出力電源電圧VDDQレベルにプリチャー
ジされており、この容量素子34のチャージポンプ動作
が行なわれても、内部ノードNAは、出力電源電圧VD
DQレベルを維持する。
【0095】したがって、図5に示すように、容量素子
34のチャージポンプ動作(容量結合)を利用して、内
部ノードNAが接地電圧レベル(正確には、MOSトラ
ンジスタ36のしきい値電圧の絶対値の電圧レベル)に
駆動された後に、遅延回路33の出力信号に従って内部
ノードNAの電荷を容量素子34により引抜くことによ
り、高速で、内部ノードNAを負電圧レベルにまで駆動
することができる。
【0096】この負電圧VBBの電圧レベルは、容量素
子34の容量値と、内部ノードNAの寄生容量の容量値
の比と、遅延回路33の出力信号の振幅により定められ
る。
【0097】この図5に示す出力回路の構成の場合、プ
ルアップ用のPチャネルMOSトランジスタPQは、そ
のゲート電圧が2段階で駆動されるため、急激に大きな
充電電流が出力ノードに駆動されてリンギングなどが生
じることはなく、高速かつ安定に、出力データDQを出
力電源電圧VDDQレベルにまで駆動することができ
る。
【0098】また、負電圧発生回路を用いず、容量素子
34のチャージポンプ動作を利用しているだけであり、
負電圧発生回路が不要となり、回路占有面積および消費
電流を低減することができる。
【0099】なお、この出力回路の出力ノードがLレベ
ルに駆動されるときには、NAND回路10の出力信号
はHレベルであり、スタンバイ状態時と同じであり、内
部ノードNAは、出力電源電圧VDDQレベルに保持さ
れる。
【0100】以上のように、この発明の実施の形態2に
従えば、容量素子のチャージポンプ動作を利用して、出
力ノードプルアップ用のPチャネルMOSトランジスタ
のゲートを負電圧レベルにまで駆動しており、負電圧発
生回路が不要となり、この負電圧発生回路の消費電流お
よび回路占有面積を低減することができる。
【0101】なお、図5に示す出力回路の構成におい
て、容量素子34は、MOSトランジスタ36がオフ状
態となった後に、電荷引抜き動作を行なうことが要求さ
れるだけであり、ゲート回路35の出力信号の反転信号
に従って、この容量素子34が電荷引抜き動作を行なう
ように構成されてもよい。
【0102】[実施の形態3]図7は、この発明の実施
の形態3に従う出力回路の構成を概略的に示す図であ
る。図7に示す出力回路4において、出力バッファ回路
5に含まれるNチャネルMOSトランジスタNQを駆動
する部分の構成は、図2に示す出力回路の構成と同じで
あり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細
説明は省略する。
【0103】この図7に示す出力回路4においては、出
力バッファ回路5のプルアップ用のPチャネルMOSト
ランジスタPQのゲートとNAND回路10の出力の間
に、容量素子41が設けられる。この容量素子41のチ
ャージポンプ動作を実現するために、出力回路4は、さ
らに、NAND回路10の出力信号の振幅を、出力電源
電圧VDDQレベルの振幅に変換するレベル変換回路4
0と、レベル変換回路40の出力信号を受けるインバー
タ42と、インバータ42の出力信号がLレベルのとき
に導通し、導通時ノードNBを出力電源電圧VDDQレ
ベルに充電するPチャネルMOSトランジスタ43を含
む。
【0104】出力バッファ回路5においては、プルアッ
プ用のPチャネルMOSトランジスタPQと並列に、電
圧保持用のPチャネルMOSトランジスタPTが設けら
れる。このPチャネルMOSトランジスタPTのゲート
へは、レベル変換回路40の出力信号が与えられる。
【0105】レベル変換回路40は、図3に示す第1の
レベル変換器20と同様の構成を有し、NAND回路1
0の出力信号の論理レベルを維持して、そのHレベル
を、周辺電源電圧VDDPレベルから出力電源電圧VD
DQレベルに駆動する。
【0106】図8は、図7示す出力回路4の出力ノード
プルアップ時の動作を示す信号波形図である。以下、図
8を参照してこの図7に示す出力回路の動作について説
明する。
【0107】スタンバイ状態時においては、出力許可信
号OEMがLレベルであり、NAND回路10の出力信
号はHレベルであり、応じてインバータ42の出力信号
はLレベルである。したがって、内部ノードNBは、M
OSトランジスタ43により、出力電源電圧VDDQレ
ベルにプリチャージされて保持される。従って、MOS
トランジスタPQがオフ状態を維持する。また、レベル
変換回路40の出力信号は出力電源電圧VDDQレベル
であり、出力バッファ回路5において、PチャネルMO
SトランジスタPTもオフ状態を維持する。
【0108】NAND回路11の出力信号がHレベルで
あり、インバータ14の出力信号がLレベルであり、M
OSトランジスタNQもオフ状態を維持する。以下の説
明においては、データ出力ノードがプルアップされる動
作について説明するため、このプルダウン用のMOSト
ランジスタNQの動作については、説明を省略する。
【0109】データ出力時においては、出力許可信号O
EMがHレベルとなり、続いて、メモリ回路3からの内
部読出データRDが周辺電源電圧VDDPレベルのHレ
ベルとなる。この内部読出データRDがHレベル(周辺
電源電圧VDDPレベル)に立上がると、NAND回路
10の出力信号がLレベルとなり、応じて、レベル変換
回路40の出力信号も接地電圧レベルとなる。インバー
タ42の出力信号が出力電源電圧VDDQレベルに上昇
し、PチャネルMOSトランジスタ43がオフ状態とな
り、内部ノードNBへのプリチャージ動作を停止する。
また、このときに、内部ノードNBがフローティング状
態となると、レベル変換回路40の出力信号の立下りに
従って、容量素子41の電荷引抜き動作により、内部ノ
ードNBの電圧レベルは負電圧VBBレベルにまで低下
する。この内部ノードNBの電圧レベルの低下は、容量
素子41の容量値と内部ノードNBの寄生容量の容量値
と出力電源電圧VDDQの電圧レベルとにより決定され
る。この容量素子41の容量値が、内部ノードNBの寄
生容量の容量値の十分大きい場合に、内部ノードNBが
出力電源電圧VDDQレベルにプリチャージされていて
も、確実に、内部ノードNBを負電圧VBBレベルにま
で駆動することができる。また、MOSトランジスタ4
3は、ゲートとソース電圧が同一電圧レベルであり、ノ
ードNBが負電圧レベルに駆動されても確実にオフ状態
を維持する。
【0110】この内部ノードNBが、負電圧VBBレベ
ルにまで駆動されると、出力バッファ回路5において、
PチャネルMOSトランジスタPQが大きな駆動力を持
って、出力ノード15bを高速で駆動する。一方、Pチ
ャネルMOSトランジスタPTは、そのゲートに接地電
圧の信号をレベル変換回路40から受けており、出力電
源電圧VDDQが比較的低いため、比較的弱い駆動力
で、出力ノード15bへ電流を供給する。
【0111】このMOSトランジスタPTは、その駆動
力は、したがって、比較的弱いものの、以下の理由のた
めに設けられる。すなわち、内部ノードNBは、MOS
トランジスタ43がオフ状態であるため、フローティン
グ状態となる。したがって容量素子41の電荷引き抜き
動作により、この電圧レベルが低下されても、ノイズま
たはリーク電流などにより、その電圧レベルが上昇し、
PチャネルMOSトランジスタPQの駆動力が低下し、
出力ノード15bからの出力データビットDQを、確実
に、出力電源電圧VDDQレベルに保持することができ
なくなる可能性が考えられる。したがって、この状態に
おいて、MOSトランジスタPTをオン状態に維持し、
出力ノード15bを、出力電源電圧VDDQレベルに保
持する。このMOSトランジスタPTは、したがって出
力ノードONの電圧レベル保持のために設けられてお
り、大きな駆動能力は要求されないため、そのゲートへ
接地電圧レベルの信号を与える。
【0112】データ読出動作が完了すると、出力許可信
号OEMがLレベルに立下がり、NAND回路10の出
力信号がHレベルとなり、レベル変換回路40の出力信
号も、出力電源電圧VDDQレベルとなる。応じて、M
OSトランジスタ43が、インバータ42からのLレベ
ルの信号に応答してオン状態となり、内部ノードNB
が、出力電源電圧VDDQレベルに再びプリチャージさ
れる。このレベル変換回路40の出力信号の立上がり時
において、容量素子41によるチャージポンプ動作が行
われても、ノードNBは、MOSトランジスタ43によ
り出力電源ノードに結合されており、その電圧レベル
は、出力電源電圧VDDQレベルである。
【0113】なお、図7に示す出力回路の構成におい
て、MOSトランジスタ43がオフ状態となった後に、
確実に容量素子41により電荷引抜き動作を開始するた
めに、この容量素子41の前段に、遅延回路が配置され
ていてもよい。
【0114】また、図7に示す出力回路の構成において
は、レベル変換回路40の出力信号を容量素子41へ与
えて電荷引抜き動作を行なっている。しかしながら、容
量素子41の容量値を、例えばMOSキャパシタを用い
て小占有面積で十分内部ノードNBの寄生容量の容量値
よりも大きくすることができる場合には、NAND回路
10の出力信号を容量素子41へ与え、このNAND回
路10の出力信号に従って、内部ノードNBからの電荷
引抜き動作を行なうように構成してもよい。
【0115】[変更例]図9は、この発明の実施の形態
3の変更例の構成を示す図である。この図9に示す出力
回路の構成は、図5に示す出力回路の構成と以下の点が
異なっている。すなわち、出力バッファ回路15におい
て、PチャネルMOSトランジスタPQと並列に、レベ
ル変換回路30の出力信号をゲートに受けるPチャネル
MOSトランジスタPTが設けられる。
【0116】このPチャネルMOSトランジスタPTの
ゲートへ与えられる信号の振幅は、出力電源電圧VDD
Qレベルであり、MOSトランジスタPTの導通時に
は、そのゲートに接地電圧レベルの信号が与えられる。
したがって、先の図7に示す出力回路と同様、内部ノー
ドNAが負電圧レベルでフローティング状態にあり、そ
の電圧レベルが不安定となる場合においても、確実に、
出力ノード15bを、出力電源電圧VDDQレベルに保
持することができる。
【0117】これにより、出力電源電圧VDDQが低電
圧の場合においても、MOSトランジスタPQにより、
このゲート電圧を負電圧として、高速で出力ノード15
bをプルアップし、かつ、このプルアップされた出力デ
ータビットDQを、確実にMOSトランジスタPTによ
り出力電源電圧VDDQレベルに保持することができ
る。
【0118】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、出力バッファ回路のプルアップ用のトランジス
タとして、そのゲート電圧が負電圧レベルに駆動される
第1のプルアップ用トランジスタと、そのゲート電圧が
接地電圧レベルに駆動される第2のプルアップ用トラン
ジスタとを設けているため、第1のプルアップ用トラン
ジスタで高速で出力ノードをプルアップし、別に設けら
れた第2のトランジスタにより、このプルアップされた
出力ノードを確実に出力電源電圧レベルに保持すること
ができ、高速かつ確実に出力データビットを生成するこ
とができる。
【0119】[実施の形態4]図10は、この発明の実
施の形態4に従う出力回路の構成を概略的に示す図であ
る。図10において、出力バッファ回路15において
は、出力ノードをプルアップするためのPチャネルMO
SトランジスタPQおよびPTが出力電源ノードと出力
ノード15bの間に並列に接続される。
【0120】この出力バッファ回路15に含まれるMO
SトランジスタPQおよびNQは、出力駆動回路50に
より駆動される。この出力駆動回路50は、内部読出デ
ータRDと出力許可信号OEMに従ってこれらのMOS
トランジスタPQおよびNQを駆動する。出力駆動回路
50の構成は、先の実施の形態1から3に示す出力回路
の駆動部の構成と同じであり、MOSトランジスタPQ
のゲートへ与えられる信号は、Lレベルが負電圧レベル
に駆動され、Hレベルが、出力電源電圧VDDQレベル
に駆動される。NチャネルMOSトランジスタNQのゲ
ートへ与えられる信号は、そのHレベルが外部電源電圧
EXVDDレベルに駆動され、Lレベルが、接地電圧レ
ベルに駆動される。
【0121】電圧保持用のMOSトランジスタPTに対
して、保持トランジスタ駆動回路52が設けられる。保
持トランジスタ駆動回路52は、出力許可信号OEMと
内部読出データRDを受けるNAND回路52aと、N
AND回路52aの出力信号がLレベルのときに活性化
され、活性化時所定の周期で発振動作を行なう発振回路
52bと、NAND回路52aの出力信号の振幅を、出
力電源電圧VDDQレベルに変換するレベル変換回路5
2dと、レベル変換回路52dの出力信号を反転するイ
ンバータ52eと、インバータ52eの出力信号がLレ
ベルのとき導通し、MOSトランジスタPTのゲートを
出力電源電圧VDDQレベルに充電するPチャネルMO
Sトランジスタ52fと、発振回路52bの出力信号に
従ってチャージポンプ動作を行ない、MOSトランジス
タPTのゲート電位を負電圧レベルに駆動する容量素子
52cと、レベル変換回路52dの出力信号がLレベル
のとき導通し、導通時、MOSトランジスタPTのゲー
トを放電するクランプ用のPチャネルMOSトランジス
タ52gを含む。
【0122】NAND回路52aは、周辺電源電圧VD
DPを一方動作電源電圧として受ける。レベル変換回路
52dはこのNAND回路52aのHレベルの信号を、
出力電源電圧VDDQレベルの信号に変換する。インバ
ータ52eは、出力電源電圧VDDQを一方動作電源電
圧として受ける。
【0123】発振回路52bの動作電源電圧は、周辺電
源電圧VDDP、外部電源電圧EXVDDおよび出力電
源電圧VDDQのいずれであってもよい。次に、この図
10に示す出力回路の動作について説明する。
【0124】出力駆動回路50の動作は、先の実施の形
態1から3に示した出力回路の動作と同じであり、MO
SトランジスタPQは導通時そのゲートが、負電圧レベ
ルに駆動される。
【0125】スタンバイ状態においては、NAND回路
52aの出力信号はHレベルであり、発振回路52bは
発振動作を停止する。このNAND回路52aの出力信
号がHレベルのときに発振動作を停止する発振回路52
bの構成としては、以下の構成が考えられる。すなわ
ち、このNAND回路52aの出力信号を第1の入力に
受けるNOR回路と偶数段のインバータをリング状に接
続する。
【0126】レベル変換回路52dは、スタンバイ状態
時においては、したがってHレベルの信号を出力し、M
OSトランジスタ52gがオフ状態、MOSトランジス
タ52fがオン状態となり、MOSトランジスタPTは
そのゲートが出力電源電圧VDDQレベルに保持され、
オフ状態を維持する。
【0127】データ読出動作が始まり、NAND回路5
2aの出力信号がLレベルとなると、レベル変換回路5
2bの出力信号がLレベルとなり、MOSトランジスタ
52gのゲートが接地電圧レベルに駆動される。また、
インバータ52eの出力信号が出力電源電圧VDDQレ
ベルとなり、MOSトランジスタ52fがオフ状態とな
る。したがって、このMOSトランジスタPTのゲート
が、MOSトランジスタ52gにより、電圧Vthpレ
ベルにまで放電される。ここで、電圧Vthpは、MO
Sトランジスタ52gのしきい値電圧の絶対値を示す。
続いて、発振回路52bが発振動作を行ない、容量素子
52cにより、MOSトランジスタPTのゲートの電圧
レベルが、低下する。このMOSトランジスタPTのゲ
ートの電圧が、負電圧レベルにまで低下すると、MOS
トランジスタ52gは、ゲートおよびソースがともに接
地電圧レベルとなり、オフ状態を維持する。
【0128】一方、発振回路52bの出力信号がHレベ
ルに立上がると、容量素子52cの電荷注入動作によ
り、MOSトランジスタPTのゲートの電圧レベルが上
昇する。このMOSトランジスタPTのゲート電圧の上
昇時においては、MOSトランジスタ52gが導通し、
そのMOSトランジスタPTのゲートの電圧レベルを、
電圧Vthpにクランプする。したがって、このMOS
トランジスタPTのゲート電圧は、たとえば、発振回路
52bの動作電源電圧をVDDとし、その出力信号の振
幅が、VDDのときには、電圧Vthpと電圧Vthp
−VDDの間で変化する。
【0129】したがって、この出力駆動回路50におい
て、MOSトランジスタPQのゲートに負電圧を供給す
るノードがフローティング状態でありその電圧レベルが
不安定な場合においても、MOSトランジスタPTのゲ
ート電位を、負電圧レベルに所定周期で駆動して確実に
オン状態として、出力ノード15bを、出力電源電圧V
DDQレベルに保持することができる。
【0130】また、この電圧保持用のMOSトランジス
タPTのゲート電圧が間欠的に発振回路52bの発振周
期で負電圧レベルに駆動されるため、出力ノード15b
のプルアップ時においても、MOSトランジスタPQの
プルアップ動作を補助して、高速で出力ノード15bを
プルアップすることができる。また間欠的にプルアップ
動作を補助しているだけであり、不必要に高速で出力ノ
ードが15bが駆動されるのを防止することができ、出
力ノード15bにおいてリンギングが発生するのを防止
することができる。
【0131】この発振回路52bは、単に、MOSトラ
ンジスタPTのゲート電圧を、負電圧レベルに駆動する
ことが要求されるだけであり、容量素子52cおよび発
振回路52bの占有面積を十分小さくして、消費電流を
低減することができる。
【0132】また、MOSトランジスタ52fも、単
に、導通時にMOSトランジスタPTのゲートを出力電
源電圧VDDQレベルに保持することが要求されるだけ
であり、そのサイズは十分に小さくすることができる。
【0133】なお、発振回路52bにおいては、電圧保
持用のMOSトランジスタPTのゲートがフローティン
グ状態となった後に発振動作を行なうように、NAND
回路52aの出力信号を遅延回路を通して発振動作活性
化信号を生成して発振回路52bの発振動作を行なう様
に構成してもよい。
【0134】以上のように、この発明の実施の形態4に
従えば、出力ノードの電圧保持用のトランジスタのゲー
トをチャージポンプ回路で負電圧レベルに保持してお
り、間欠的に、出力ノードの電圧保持動作を行なうこと
ができ、MOSトランジスタのゲートノードがフローテ
ィング状態とされる場合においても、確実に、出力ノー
ドを出力電源電圧レベルにプルアップして保持すること
ができる。また、この出力駆動回路が、出力プルアップ
用のMOSトランジスタPQのゲートを負電圧レベルに
駆動する場合においても、この保持用のMOSトランジ
スタPTを間欠的にオン状態へ駆動することにより、よ
り高速で、出力ノードにリンギングを生じさせることな
く、出力電源電圧レベルにまで出力ノードをプルアップ
することができる。
【0135】[実施の形態5]図11(A)は、この発
明の実施の形態5に従う出力回路の要部の構成を示す図
である。図11(A)においては、出力バッファ回路1
5に含まれるプルアップ用のPチャネルMOSトランジ
スタPQを駆動する部分の構成を示す。この出力バッフ
ァ回路15に含まれるプルダウン用のNチャネルMOS
トランジスタを駆動する部分は、先の実施の形態1から
4のいずれかと同様、ゲート回路11、レベル変換回路
13およびインバータ14で構成される。
【0136】図11(A)において、出力回路は、内部
読出データ信号RDと出力許可信号OEMとを受けるA
ND回路54と、AND回路54からの振幅VDDPの
信号を振幅VDDQの信号に変換するレベル変換回路5
5と、レベル変換回路55の出力信号を所定時間T遅延
する遅延回路56と、遅延回路56の出力信号とレベル
変換回路55の出力信号とを受けるNAND回路57
と、レベル変換回路55の出力信号がLレベルのとき導
通し、導通時、内部ノードNCを出力電源電圧VDDQ
レベルに充電するPチャネルMOSトランジスタ58
と、内部ノードNCと接地ノードの間に直列に接続され
るNチャネルMOSトランジスタ59および60を含
む。
【0137】MOSトランジスタ59のゲートへは、N
AND回路57の出力信号が与えられ、MOSトランジ
スタ60のゲートへは、レベル変換回路55の出力信号
が与えられる。このMOSトランジスタ59は、内部ノ
ードNCに出力電源電圧VDDQが与えられたときに、
MOSトランジスタ60が単独で設けられている場合に
較べて、MOSトランジスタ60のドレイン電界を緩和
し、ホットキャリアが生成されて素子特性が劣化するの
を防止するために設けられる。しかしながら、この出力
電源電圧VDDQの電圧レベルが低くなり、MOSトラ
ンジスタ60において、ドレイン高電界が発生する可能
性がない場合には、MOSトランジスタ59は省略して
もよい。
【0138】出力回路は、さらに、NAND回路57の
出力信号のLレベルを負電圧VBB0レベルに変換する
レベル変換回路61と、レベル変換回路61の出力信号
を受けるインバータ62と、インバータ62の出力信号
がHレベルのとき導通し、内部ノードNCを負電圧VB
B0レベルに駆動するNチャネルMOSトランジスタ6
3を含む。この内部ノードNCが、出力バッファ回路5
に含まれるプルアップ用のPチャネルMOSトランジス
タPQのゲートに接続される。レベル変換回路61およ
びインバータ62は、出力電源電圧VDDQを、一方の
動作電源電圧として受ける。レベル変換回路61の構成
は、図3に示す第2のレベル変換回路21の構成と同様
である。
【0139】図11(B)は、図11(A)に示す出力
回路のHレベルデータ出力時の動作を示す信号波形図で
ある。以下、図11(B)を参照して、この図11
(A)に示す出力回路のHデータ出力時の動作について
説明する。
【0140】スタンバイ状態時においては、AND回路
54の出力信号は出力許可信号OEMがLレベルである
ため、Lレベルであり、応じて、レベル変換回路55の
出力信号もLレベルである。この状態においては、MO
Sトランジスタ60がオフ状態、MOSトランジスタ5
8がオン状態となり、内部ノードNCは、出力電源電圧
VDDQレベルに充電され、出力バッファ回路15のプ
ルアップ用のPチャネルMOSトランジスタPQはオフ
状態を維持する。
【0141】またNAND回路57の出力信号がHレベ
ルであり、インバータ62の出力信号が負電圧VBB0
レベルのLレベルであり、MOSトランジスタ63がオ
フ状態を維持する。
【0142】出力許可信号OEMおよび内部読出データ
RDがともにHレベルとなると、AND回路54の出力
信号が周辺電源電圧VDDPレベルのHレベルとなり、
応じてレベル変換回路55の出力信号が出力電源電圧V
DDQレベルとなる。応じて、PチャネルMOSトラン
ジスタ58がオフ状態となり、一方、NチャネルMOS
トランジスタ60がオン状態となる。スタンバイ状態時
においては、レベル変換回路55の出力信号はLレベル
であるため、このレベル変換回路55の出力信号が出力
電源電圧VDDQレベルに上昇しても、遅延回路56の
出力信号は、時間T経過後に、出力電源電圧VDDQレ
ベルに立上がる。したがって、この遅延回路56が有す
る遅延時間Tの間、NAND回路57の出力信号はHレ
ベルであり、応じてMOSトランジスタ59がオン状態
である。
【0143】遅延回路56の有する遅延時間Tが経過し
た後、NAND回路57の出力信号はLレベルとなり、
MOSトランジスタ59がオフ状態となる。したがっ
て、この遅延回路56が有する遅延時間Tの間、内部ノ
ードNCは、MOSトランジスタ59および60により
接地電圧レベルVSS(VSSQ)レベルに駆動され
る。このノードNCの電圧レベルが低下すると、出力バ
ッファ回路15において、MOSトランジスタPQがオ
ン状態となり、出力ノード15bがプルアップされる。
【0144】NAND回路57の出力信号がHレベルの
間、レベル変換回路61の出力信号もHレベルであり、
インバータ62により、MOSトランジスタ63はオフ
状態を維持する。
【0145】このNAND回路57の出力信号がLレベ
ルとなると、応じてレベル変換回路61の出力信号がL
レベルとなり、インバータ62により、MOSトランジ
スタ63がオン状態となり、内部ノードNCが負電圧V
BB0レベルに駆動される。これにより、出力バッファ
回路15に含まれるプルアップ用のPチャネルMOSト
ランジスタPQを深いオン状態として、高速で出力ノー
ド15bへ電流を供給させ、高速で出力ノード15bを
出力電源電圧VDDQレベルにプルアップする。
【0146】出力許可信号OEMがLレベルとなると、
AND回路54の出力信号がLレベルとなり、再びレベ
ル変換回路55の出力信号がLレベルとなる。MOSト
ランジスタ59がオン状態であっても、MOSトランジ
スタ60が、レベル変換回路55の出力信号に従ってオ
フ状態であり、また、インバータ62の出力信号がLレ
ベルでありMOSトランジスタ63がオフ状態となるた
め、内部ノードNCは再び、MOSトランジスタ58に
より出力電源電圧VDDQレベルに充電される。
【0147】この図11(A)に示す出力回路のよう
に、内部ノードNCを一旦接地電圧レベルに駆動し、そ
の後に、内部ノードNCを負電圧レベルに駆動すること
により、この内部ノードNCを、出力電源電圧VDDQ
レベルから負電圧VBB0へ1段階で駆動する場合に比
べて、負電圧発生回路が吸収する電荷量を低減でき、応
じて負電圧発生回路の消費電流を低減することができ
る。
【0148】また、プルアップ用のPチャネルMOSト
ランジスタPQは2段階で駆動され、その導通時、先
ず、ゲート−ソース間電圧が出力電源電圧VDDQレベ
ルのときに出力ノード15bを充電し、次いで、ゲート
−ソース間電圧Vgsが、VDDQ−VBB0に設定さ
れ、大きな電流駆動力で、出力ノード15bを高速で充
電する。これにより、出力ノード15bにリンギングを
生じさせることなく、高速で、出力電源電圧VDDQレ
ベル出力ノード15bを駆動することができる。
【0149】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、負電圧発生回路からの負電圧を用いて、出力バ
ッファ回路のプルアップ用トランジスタの電位を、導通
時、一旦接地電圧レベルに駆動した後に、負電圧レベル
に駆動しており、負電圧発生回路は、接地電圧レベルの
ノードを、負電圧レベルに駆動することが要求されるだ
けであり、その消費電流を低減することができる。
【0150】[実施の形態6]半導体記憶装置において
は、そのインターフェイスが異なる場合がある。たとえ
ば出力電源電圧VDDQとして、1.8V系インターフ
ェイスを用いる場合と、LVTTLインターフェイスが
用いられる場合がある。このLVTTLインターフェイ
スが用いられる場合には、出力電源電圧VDDQは、
2.5V以上(2.5から3.3V)であり、1.8V
インターフェイス系よりも、その出力電源電圧VDDQ
の電圧レベルは高い。この場合には、特に、出力バッフ
ァ回路においてプルアップ用のPチャネルMOSトラン
ジスタのゲートを負電圧レベルに駆動する必要はない。
したがって、この出力電源電圧VDDQの電圧レベルに
応じて、出力バッファ回路のプルアップトランジスタの
ゲート電圧のLレベルを、負電圧または接地電圧レベル
のいずれかに設定する。
【0151】図12は、この発明の実施の形態6に従う
負電圧発生部の構成を概略的に示す図である。図12に
おいて、負電圧発生部は、用いられる出力電源電圧VD
DQの電圧レベルに応じて選択的に電圧レベルが設定さ
れるパッド70と、パッド70と接地ノードの間に接続
されるリンク素子71と、パッド70の電圧を入力信号
として受けるインバータ72と、インバータ72の出力
信号がLレベルのとき導通し、インバータ72の入力
を、外部電源電圧EXVDDレベルに保持するPチャネ
ルMOSトランジスタ73と、インバータ72の出力信
号を受けるインバータ74と、インバータ74の出力信
号をレベル変換するレベル変換回路75と、レベル変換
回路75の出力信号MLVに従って負電圧伝達線77を
選択的に接地ノードに接続するNチャネルMOSトラン
ジスタ76と、レベル変換回路75の出力信号に従って
選択的に活性化され、活性化時、負電圧伝達線77に負
電圧VBB0を生成する負電圧発生回路78と、リセッ
ト信号ZRSTに従って選択的に導通し、導通時インバ
ータ72の入力を外部電源電圧EXVDDレベルに充電
するPチャネルMOSトランジスタ79とを含む。この
負電圧伝達線77上の負電圧VBB0が、先の実施の形
態1および5において示した出力回路の負電圧ノードへ
結合される。
【0152】レベル変換回路75は、そのローレベル動
作電源電圧として負電圧発生回路の出力ノードの電圧を
受ける。
【0153】リンク素子71は、たとえばヒューズ素子
であり、レーザなどのエネルギー線を用いて溶断可能で
あり、この半導体記憶装置のインターフェイスが1.8
系Vインターフェイスであるか、または出力電源電圧V
DDQが2.5V以上のLVTTLインターフェイスで
あるかに従って選択的に溶断される。
【0154】電源投入時またはシステムリセット時にお
いてリセット信号ZRSTが所定期間Lレベルとなりこ
のパッド70は、MOSトランジスタ79により外部電
源電圧EXVDDレベルにプリチャージされる。リンク
素子71が非溶断状態の場合には、MOSトランジスタ
79の充電電圧がリンク素子71を介して放電され、イ
ンバータ72の入力信号がLベルとなり、インバータ7
2がHレベルの信号を出力し、PチャネルMOSトラン
ジスタ73がオフ状態となり、パッド70の電圧が、リ
ンク素子71により接地電圧レベルに保持される。この
状態においては、インバータ74の出力信号がLレベル
となり、レベル変換回路75の出力信号MLVもLレベ
ルとなり、MOSトランジスタ76はオフ状態となる。
応じて、負電圧伝達線77が、接地ノードから切り離さ
れる。
【0155】レベル変換回路75の出力信号MLVがL
レベルのときには、負電圧発生回路78が活性化され、
たとえばチャージポンプ動作により所定電圧レベルの負
電圧VBB0を生成して負電圧伝達線77へ伝達する。
この負電圧発生回路78の生成する負電圧VBB0は、
レベル変換回路75のローレベル動作電源電圧として利
用されており、レベル変換回路75の出力するLレベル
の信号は、負電圧VBB0レベルの信号であり、MOS
トランジスタ76は確実にオフ状態に維持され、確実
に、負電圧発生回路78の生成する負電圧VBB0が出
力回路4へ伝達される。
【0156】一方、リンク素子71の溶断時において
は、リセット信号ZRSTに従って、パッド70が所定
期間電源電圧EXVDDレベルにプリチャージされる
と、インバータ72の出力信号がLレベルとなり、MO
Sトランジスタ73がオン状態となり、インバータ72
の入力信号はLレベルとなり、インバータ72の出力信
号はHレベルとなり、MOSトランジスタ73はオフ状
態を維持する。インバータ74の出力信号がHレベルと
なり、レベル変換回路75の出力信号MLVもまた外部
電源電圧EXVDDレベルのHレベルとなり、MOSト
ランジスタ76がオン状態となり、負電圧伝達線77を
接地ノードに結合する。
【0157】このレベル変換回路75の出力信号がHレ
ベルのときには、負電圧発生回路78の負電圧の発生動
作は停止される。レベル変換回路75において、そのL
レベル側の動作電源電圧は、負電圧伝達線77上の電圧
レベルであり、接地電圧レベルであり、たとえ負電圧発
生回路78の負電圧発生動作が停止されても、レベル変
換回路75のLレベル側電源電圧が確実に接地電圧レベ
ルに保持され、安定にレベル変換動作を実行する。
【0158】なお、レベル変換回路75の出力信号ML
VがHレベルのときに負電圧発生動作を停止する構成と
しては、チャージポンプ動作を行うための発振回路とし
て、レベル変換回路75の出力信号MLVを第1の入力
に受けるNOR回路と偶数段のインバータとをリング状
に接続する構成を利用することができる。NOR回路の
第2の入力に最終段のインバータの出力信号を与える。
【0159】また、負電圧発生回路78は、負電圧発生
動作が停止される場合には、その出力ノードが、負電圧
伝達線77の接地電圧に従って接地電圧に設定される。
この場合、負電圧発生回路78は、負電圧発生動作停止
時においては、出力ハイインピーダンス状態に設定され
る。すなわち、出力段の転送ゲートがオフ状態に固定的
に設定されても良い。
【0160】したがって、リンク素子71が溶断状態の
場合には、負電圧発生回路78の負電圧発生動作は停止
され、LVTTLインターフェイスに適した駆動力で、
出力データのプルアップが行なわれる。一方、リンク素
子71の非溶断時においては、レベル変換回路75の出
力信号MLVはLレベルであり、負電圧発生回路78が
動作して、負電圧伝達線77の電圧は負電圧VBB0レ
ベルとなり、1.8V系インターフェイスにおいて、出
力電源電圧VDDQが低い場合においても、高速で、出
力データを生成することができる。
【0161】なお、リンク素子の溶断/非溶断とインタ
ーフェイスとの対応関係は、上述の関係と逆であっても
よい。また、パッドに対するボンディングの有無に従っ
て、負電圧発生回路の負電圧発生動作が選択的に活性化
されても良い。
【0162】また、負電圧発生回路78が、非活性化時
には接地電圧を負電圧伝達線77に伝達する構成が用い
られても良い。
【0163】以上のように、この発明の実施の形態6に
従えば、適用されるインターフェイスの出力電源電圧レ
ベルに応じて、出力バッファ回路のプルアップトランジ
スタのゲート電圧レベルを調整しており、使用動作環境
に応じた最適な駆動力で、出力ノードを駆動して、高速
かつ安定に出力データを生成することができる。
【0164】[実施の形態7]図13は、この発明の実
施の形態7に従う出力回路の構成を概略的に示す図であ
る。この図13に示す出力回路は、図5に示す出力回路
と以下の点において異なっている。すなわち、遅延回路
33の前段に、図12に示すレベル変換回路75からの
モードセレクト信号MLVとNAND回路10の出力信
号を受けるゲート回路80が設けられる。また、遅延回
路33の出力信号とNAND回路10の出力信号を受け
るゲート回路81およびこのゲート回路81の出力信号
に従ってノードNAを接地電圧レベルに駆動するNチャ
ネルMOSトランジスタ82が、図5に示すゲート回路
35およびPチャネルMOSトランジスタ36に代えて
配置される。ゲート回路81は、遅延回路33の出力信
号がLレベルのときまたはNAND回路10の出力信号
がHレベルのときにLレベルの信号を出力する。
【0165】MOSトランジスタ82は、ソースおよび
ドレイン不純物領域が非対称的に形成され、ソースが接
地ノードに接続されかつドレインがノードNAに接続さ
れる。
【0166】図13に示す出力回路の他の構成は、図5
に示す出力回路の構成と同じであり、対応する部分には
同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0167】ゲート回路80は、OR回路であり、モー
ドセレクト信号MLVがHレベルのときには、その出力
信号はHレベルに固定され、応じて遅延回路33の出力
信号もHレベルに固定される。容量素子34がMOSキ
ャパシタで構成される場合、そのゲート−ソースがとも
にHレベルとなり、チャネル領域は形成されず、MOS
キャパシタは形成されない。また、遅延回路33の出力
信号がHレベルに固定されるため、ノードNAに対する
電荷の引抜き動作は行なわれない。
【0168】一方、ゲート回路81が、インバータとし
て動作し、NAND回路10の出力信号がLレベルのと
きには、Hレベルの信号を出力し、MOSトランジスタ
82をオン状態に保持し、内部ノードNAを接地電圧レ
ベルに駆動する。このときには、レベル変換回路30の
出力信号がLレベルであり、インバータ31の出力信号
がHレベルとなるため、MOSトランジスタ32はオフ
状態である。ノードNAの電圧レベルの低下にしたがっ
て、プルアップ用のPチャネルMOSトランジスタPQ
がオン状態となる。このモードセレクト信号MLVがH
レベルのときには、LVTTLモードが設定されるとき
であり、出力電源電圧VDDQは、2.5V以上の電圧
レベルであり、このMOSトランジスタPQのゲート電
圧が、接地電圧レベルであっても、十分おおきな駆動力
を持って出力ノードを駆動することができる。
【0169】一方、モードセレクト信号MLVがLレベ
ルのときには、ゲート回路80はバッファ回路として動
作し、先の図5において示したように、NAND回路1
0の出力信号がLレベルのときには、遅延回路33の出
力信号の立下りに応答して容量素子34の容量結合(チ
ャージポンプ動作)により内部ノードNAが負電圧レベ
ルに駆動される。
【0170】ノードNAが、負電圧レベルに駆動される
までの期間MOSトランジスタ82がオン状態となり、
ノードNAを接地電圧レベルに駆動する。ノードNAが
負電圧に駆動され、また、ゲート回路81の出力信号が
接地電圧レベルのLであっても、MOSトランジスタ8
2のソースは接地ノードに接続されており、そのゲート
およびソース電圧は等しく、MOSトランジスタ82は
オフ状態を維持する。これにより接地ノードからノード
NAに電流が流入し、負電圧レベルを上昇させるのを防
止する。
【0171】したがって、このインターフェイスの電源
電圧レベルに応じて、選択的に負電圧発生動作を停止さ
せることにより、このインターフェイスに応じた電圧
を、容量素子の電荷注入動作(チャージポンプ動作)を
利用する場合においても、確実に、選択的に活性化する
ことができ、出力電源電圧の電圧レベルに応じた駆動力
を、出力バッファ回路のプルアップトランジスタに与え
ることができる。
【0172】なお、負電圧VBB0の電圧レベルが、M
OSトランジスタ82のしきい値電圧よりも絶対値が小
さい場合には、負電圧をノードNAに生成してもMOS
トランジスタ82のゲート−ソース間電圧が、そのしき
い値電圧よりも小さくなり、MOSトランジスタ82は
オフ状態となるため、この場合には、特に、ソースおよ
びドレイン領域を固定的に形成する必要がない。
【0173】[変更例]図14は、この発明の実施の形
態7の変更例の構成を概略的に示す図である。図14に
示す出力回路4は、図7に示す出力回路と以下の点にお
いてその構成が異なっている。すなわち、容量素子41
へは、モードセレクト信号MLVとレベル変換回路40
の出力信号を受けるOR回路83の出力信号が与えら
れ、また電圧保持用のMOSトランジスタPTのゲート
へも、このOR回路83の出力信号が与えられる。さら
に、モードセレクト信号MLVとレベル変換回路40の
出力信号を受けるAND回路84と、このAND回路8
4の出力信号に従って内部ノードNBを接地ノードへ結
合するNチャネルMOSトランジスタ86が設けられ
る。このMOSトランジスタ86は、ノードNBの電圧
レベルに係らずソースおよびドレインが固定的に形成さ
れ、ソースが接地ノードに接続されかつドレインがノー
ドNBに接続される。
【0174】この図14に示す出力回路の他の構成は、
図7に示す出力回路の構成と同じであり、対応する部分
には同一参照符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0175】この図14に示す出力回路の構成におい
て、モードセレクト信号MLVがHレベルのときには、
OR回路83の出力信号はHレベルに固定され、容量素
子41は、MOSキャパシタで構成される場合、チャネ
ル領域に形成されないため、容量として機能しない。ま
た、MOSトランジスタPTは、オフ状態を維持する。
一方、AND回路84の出力信号は、レベル変換回路4
0の出力信号に従って変化し、MOSトランジスタ86
が、MOSトランジスタ43と相補的にオン状態とな
る。この場合には、ノードNBは、接地電圧レベルと出
力電源電圧VDDQとの間で変化する。
【0176】一方、モードセレクト信号MLVがLレベ
ルのときには、OR回路82がバッファ回路として動作
し、図7に示す出力回路と同様の電荷引抜き動作および
出力ノードの電圧保持動作が行なわれる。AND回路8
4の出力信号はLレベル固定であり、MOSトランジス
タ86は、そのソースが接地ノードに接続されており、
オフ状態を維持する。このMOSトランジスタ86のド
レイン領域Dおよびソース領域Sを固定することによ
り、内部ノードNBが、負電圧レベルに駆動される場合
においても、このMOSトランジスタ86を確実にオフ
状態に維持することができる。
【0177】容量素子41は、ノードNBを出力電源電
圧VDDQから負電圧レベルにまで駆動することが要求
されるため、その容量値は十分大きくされる。MOSキ
ャパシタを利用することにより、小占有面積で大きな容
量値を有する容量素子を実現することができる。
【0178】なお、MOSトランジスタ86の構成とし
ては、たとえば、基板領域(バックゲート)を内部ノー
ドNBに接続し、そのウェル領域を、たとえば出力電源
電圧VDDQにバイアスされるNウェルで取囲み、この
MOSトランジスタ86の形成領域を他の素子と分離す
る。内部ノードNBが負電圧レベルに低下した場合、こ
の基板領域も負電圧レベルとなり、ソース−基板領域間
は、逆バイアス状態となり、リーク電流が生じるのが防
止される。このとき、MOSトランジスタ86のゲート
電位は接地電圧レベルであっても、基板領域が負電圧レ
ベルに低下し、バックゲートバイアス効果によりしきい
値電圧が大きくなり、より深いオフ状態が実実現され
る。また、このソース領域を固定する構成としては、ソ
ースおよびドレイン領域を非対称的に形成し、ソース領
域のたとえば不純物ノードを低くして、空乏層がドレイ
ン領域よりも広がるように構成する。
【0179】なお、図13および図14に示す出力回路
において、モードセレクト信号MLVに代えて、メタル
マスク配線により、そのインターフェイスに応じて、モ
ードセレクト信号MLVを受けるノードの電圧レベル
が、HレベルまたはLレベルに固定されてもよい。
【0180】以上のように、この発明の実施の形態7に
従えば、適用されるインターフェイスの電源電圧のレベ
ルに応じて、選択的に、負電圧発生動作を停止させてお
り、容量素子の電荷注入を利用して負電圧を生成を行な
う場合においても、確実に、負電圧発生を行う構成に悪
影響を及ぼすことなく、負電圧発生動作を停止させるこ
とができる。これにより、インターフェイスの電源電圧
レベルに応じた最適な駆動力で出力データを生成するこ
とができる。
【0181】[実施の形態8]図15は、この発明の実
施の形態8に従う出力回路の構成を概略的に示す図であ
る。図15において、出力バッファ回路15において、
出力ノード15bをプルアップするためのPチャネルM
OSトランジスタPQと並列に、NチャネルMOSトラ
ンジスタ90が配置される。このNチャネルMOSトラ
ンジスタ90は、そのバックゲート(基板領域)とゲー
トが同じ電圧レベルに設定される。このNチャネルMO
Sトランジスタ90の、ゲートおよびバックゲート(基
板領域)の電圧レベルを同じとすることにより、基板バ
イアス効果の影響をなくして、このMOSトランジスタ
90を高速でオン状態へ駆動することができ、また、M
OSトランジスタ90の電流駆動能力を大きくすること
ができる。
【0182】このMOSトランジスタ90を駆動するた
めに、NAND回路10の出力信号の振幅を、出力電源
電圧VDDQレベルの振幅の信号に変換するレベル変換
回路92と、このレベル変換回路92の出力信号を反転
するインバータ94とが設けられる。レベル変換回路9
2の出力信号が、プルアップ用のPチャネルMOSトラ
ンジスタPQのゲートへ与えられ、インバータ94の出
力信号が、NチャネルMOSトランジスタ90のバック
ゲートおよびゲートへ与えられる。インバータ94は、
出力電源電圧VDDQを一方動作電源電圧として受け
る。
【0183】出力バッファ回路15のプルダウン用のN
チャネルMOSトランジスタNQを駆動する回路部分
は、図2に示す構成と同じであり、対応する部分には同
一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
【0184】出力バッファ回路15のプルアップ動作時
においては、NAND回路10の出力信号がLレベルで
あり、一方、ゲート回路11の出力信号がHレベルであ
る。したがって、レベル変換回路92の出力信号がLレ
ベル、レベル変換回路13の出力信号がHレベルとな
り、MOSトランジスタPQがオン状態、MOSトラン
ジスタNQがインバータ14によりオフ状態となる。こ
のとき、また、インバータ94の出力信号が出力電源電
圧VDDQレベルのHレベルとなり、MOSトランジス
タ90がオン状態となる。したがって出力ノード15b
が、MOSトランジスタPQおよび90により駆動さ
れ、出力電源電圧VDDQが、たとえば1.8Vの電圧
レベルの場合においても、MOSトランジスタ90によ
り、電流駆動力が補償されて高速で、出力ノード15b
を出力電源電圧VDDQレベルに駆動することができ
る。
【0185】なお、このMOSトランジスタ90のバッ
クゲートとゲートを同一電圧レベルに設定することによ
り、以下に説明するように、このMOSトランジスタ9
0の電流駆動能力を、そのバックゲートを接地電圧レベ
ルに固定する場合に比べてより大きくすることをでき
る。
【0186】図16は、図15に示すNチャネルMOS
トランジスタ90の断面構造を概略的に示す図である。
図16において、MOSトランジスタ90は、出力電源
電圧VDDQにバイアスされるNウェル101上部に形
成されるPウェル102内に形成される。このNウェル
101は、接地電圧VSSにバイアスされるP基板(半
導体基板)100上に形成される。
【0187】MOSトランジスタ90は、Pウェル10
2表面に間をおいて形成されるN型不純物領域103お
よび104と、これらの不純物領域103および104
の間のPウェル102領域上に図示しないゲート絶縁膜
を介して形成されるゲート電極105を含む。Pウェル
102は、P型不純物領域106を介してノード15e
に結合され、またゲート電極105も、ノード15eに
接続される。このノード15eには、インバータ94か
らの出力信号が伝達される。不純物領域103は、電源
ノード15dを介して出力電源電圧VDDQを受ける。
不純物領域104は、出力ノード15bに接続される。
【0188】ノード15eの電圧が接地電圧レベルのと
きには、Pウェルは、不純物領域106を介して接地電
圧レベルにバイアスされる。このときには、出力ノード
15bが、プルダウン用のNチャネルMOSトランジス
タ(NQ)により、接地電圧レベルに放電される。Pウ
ェル102と不純物領域104が同一電圧レベルとなる
ものの、このPN接合のビルトイン電圧により、Pウェ
ル102と不純物領域104の間のPN接合は非導通状
態を維持する。
【0189】またスタンバイ状態時において、出力ノー
ド15bがハイインピーダンス状態となる場合において
も、出力ノード15bが接続される外部バスの終端抵抗
により、バス終端電圧レベルに設定され、この終端電圧
は、接地電圧よりも高い電圧レベルであり、スタンバイ
状態時においても、この不純物領域104とPウェル1
02の間のPN接合は非導通状態を維持する。
【0190】インバータ94の出力信号が出力電源電圧
VDDQレベルに立上がると、Pウェル102は、不純
物領域106を介して、出力電源電圧VDDQレベルに
まで充電される。このときゲート電極105の電圧は出
力電源電圧レベルに上昇し、不純物領域103および1
04の間にチャネルが形成され、このチャネル領域を介
して電源ノード15dから出力ノード15bへ電流が供
給される。このとき、また、Pウェル102は、出力電
源電圧VDDQレベルにバイアスされるため、Nウェル
101、Pウェル102、および不純物領域104によ
り形成される寄生NPNバイポーラトランジスタ110
がオン状態となり、Nウェル101から電流Iを不純物
領域104を介して出力ノード15bへ供給する。した
がって、このNチャネルMOSトランジスタ90のチャ
ネル領域を介しての電流供給とともに、寄生バイポーラ
トランジスタによる電流注入により、高速で、出力ノー
ド15bの電圧レベルを上昇させることができる。
【0191】なお、このとき、Pウェル102が出力電
源電圧VDDQレベルにバイアスされるため、最終的
に、不純物領域104と同一電圧レベルとなり、このM
OSトランジスタ90のバックゲートとソースの電圧レ
ベルが同じとなり、基板効果がなく、しきい値電圧を小
さくすることができ、このNチャネルMOSトランジス
タ90の電流駆動力を大きくすることができ、高速で出
力ノード15bの電圧レベルを上昇させることができ
る。
【0192】なお、このNウェル101は、MOSトラ
ンジスタ90に対して専用に形成されてもよい。また、
図15に示すインバータ94およびレベル変換回路92
に含まれるNチャネルMOSトランジスタに共通に設け
られてもよい。ただし、各NチャネルMOSトランジス
タに対してPウェル102を設ける必要がある。
【0193】以上のように、この発明の実施の形態8に
従えば、出力バッファ回路においてプルアップ用のPチ
ャネルMOSトランジスタと並列にNチャネルMOSト
ランジスタを設け、このゲートおよびバックゲートを同
一電圧レベルに固定しているため、そのしきい値電圧を
小さくすることができ、出力電源電圧VDDQが低い場
合においても、大きな電流駆動力で、出力ノード15b
を高速で充電することができる。
【0194】また、このNチャネルMOSトランジスタ
のバックゲートを形成するPウェル領域を出力電源電圧
レベルにバイアスされるNウェル内に形成することによ
り、プルアップ用のNチャネルMOSトランジスタ導通
時、ラテラル寄生バイポーラトランジスタが導通してN
ウェルから出力ノードに電流を供給し、高速で、出力信
号を立上げることができる。
【0195】[実施の形態9]図17は、この発明の実
施の形態9に従う出力回路の構成を概略的に示す図であ
る。この図17に示す出力回路においては、内部読出デ
ータRDと出力許可信号OEMを受けるAND回路11
5と、AND回路115の出力信号のレベルを変換する
レベル変換回路92と、このレベル変換回路92の出力
信号に従って出力バッファ回路15内のプルアップ用の
PチャネルMOSトランジスタPQを駆動するプルアッ
プドライブ回路120とが設けられる。
【0196】AND回路115は、周辺電源電圧VDD
Pを動作電源電圧として受ける。レベル変換回路92
は、このAND回路115の振幅VDDPの信号を、論
理レベルを維持して、振幅VDDQの信号に変換する。
【0197】プルアップドライブ回路120は、出力電
源ノードと内部ノードGの間に接続され、そのゲートに
レベル変換回路92の出力信号を受けるPチャネルMO
Sトランジスタ120aと、内部ノードGと接地ノード
の間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ
120bおよび120cを含む。内部ノードGが、出力
バッファ回路15のプルアップ用PチャネルMOSトラ
ンジスタPQのゲートに接続される。
【0198】NチャネルMOSトランジスタ120b
は、そのゲートに外部電源電圧EXVDDを受け、Nチ
ャネルMOSトランジスタ120cは、そのゲートに、
レベル変換回路92の出力信号を受ける。
【0199】出力電源電圧VDDQは、その入出力イン
ターフェイスにより、1.8Vまたは2.5V以上の場
合が存在する。一方、外部電源電圧EXVDDは、2.
5Vであり、インターフェイスによらず一定である。こ
のNチャネルMOSトランジスタ120bは、内部ノー
ドGが出力電源電圧VDDQレベルに充電された場合
に、NチャネルMOSトランジスタ120cのドレイン
電界が高くなり、ホットキャリアが発生するのを防止す
るために設けられる。すなわち、MOSトランジスタ1
20bおよび120cにより、それぞれのドレイン−ソ
ース間電圧をチャネル抵抗に応じて分割し、ドレイン電
界を緩和する。
【0200】このMOSトランジスタ120bのゲート
に、出力電源電圧VDDQを与えた場合、1.8V系イ
ンターフェイスの場合には、NチャネルMOSトランジ
スタ120bのゲート電圧が低く、電流駆動能力が小さ
くなり、高速で、内部ノードGを接地電圧VSSQレベ
ルに駆動することはできない。そこで、外部電源電圧E
XVDDを、MOSトランジスタ120bのゲートに与
え、その電流駆動力を大きくし、内部ノードGを高速で
接地電圧VSSQレベルに放電して、プルアップ用MO
SトランジスタPQを高速でオン状態へ駆動する。
【0201】出力電源電圧VDDQが低い場合において
も、プルアップ用のPチャネルMOSトランジスタPQ
のゲートを高速で接地電圧レベルへ放電して、高速でP
チャネルMOSトランジスタPQをオン状態へ駆動し、
応じて出力ノード15bを高速でプルアップする。
【0202】なお、このMOSトランジスタ120bの
ゲート電圧は、インターフェイスに応じて、外部電源電
圧EXVDDおよび出力電源電圧VDDQのいずれかに
選択的に設定されてもよい。すなわち、モードセレクト
信号MLV(実施の形態6参照)を用いて、このMOS
トランジスタ120bのゲート電圧が設定されてもよ
く、またメタルマスク配線で、このMOSトランジスタ
120bのゲート電圧が設定されてもよい。
【0203】このプルアップドライブ回路120を用い
ることにより、レベル変換回路92の出力駆動力が小さ
い場合においても、高速で、プルアップ用のPチャネル
MOSトランジスタPQゲートを接地電圧レベルへ駆動
することができ、プルアップトランジスタをオン状態へ
高速で駆動することができる。
【0204】以上のように、この発明の実施の形態9に
従えば、プルアップトランジスタドライブ用の回路内の
電界緩和用MOSトランジスタのゲート電圧を外部電源
電圧に設定しており、低電源電圧下においても、高速で
プルアップ用PチャネルMOSトランジスタPQをオン
状態へ駆動することができ、高速で出力信号を立上げる
ことができる。
【0205】なお、実施の形態9において、プルダウン
用のMOSトランジスタNQを駆動する回路部分の構成
は、図2に示す実施の形態1の構成と同じであるが、他
の実施の形態の構成が用いられても良い。
【0206】[実施の形態10]図18は、この実施の
形態10に従う出力回路の要部の構成を示す図である。
この図18においては、出力バッファ回路15において
は、2つのプルアップ用PチャネルMOSトランジスタ
PQ1およびPQ2と、2つのプルダウン用のNチャネ
ルMOSトランジスタNQ1およびNQ2が設けられ
る。この出力バッファ回路15の出力ノード駆動能力
は、動作モード指示信号SLOWに従って設定される。
すなわち、たとえば動作周波数が高い場合または出力負
荷が大きい場合には、MOSトランジスタPQ1、PQ
2、NQ1およびNQ2をすべて動作させる。一方、動
作周波数が低い場合または出力負荷が小さく、出力ノー
ド15bを高速で駆動することが要求されない場合に
は、MOSトランジスタPQ1およびNQ1を利用す
る。
【0207】この出力バッファ回路15の駆動能力を設
定するために、図示しないモードレジスタ回路に格納さ
れる動作モード指示信号SLOWを受けるインバータ1
34および136が設けられる。インバータ134は、
出力電源電圧VDDQを一方動作電源電圧として受け、
インバータ136が、外部電源電圧EXVDDを一方動
作電源電圧として受ける。
【0208】プルアップ用PチャネルMOSトランジス
タPQ1およびPQ2を駆動するために、プルアップ用
ドライブ回路130が設けられ、また、プルダウン用の
NチャネルMOSトランジスタNQ1およびNQ2を駆
動するために、プルダウンドライブ回路132が設けら
れる。プルアップドライブ回路130は、図17に示す
レベル変換回路92の出力信号に従ってプルアップ用M
OSトランジスタPQ1を駆動する第1のドライブ回路
130aと、動作モード指示信号SLOWに従って選択
的に活性化され、活性化時レベル変換回路92が出力信
号に従ってプルアップ用MOSトランジスタPQ2を駆
動する第2のドライブ回路130bを含む。
【0209】第1のドライブ回路130aは、出力電源
ノードと内部ノードGP1の間に接続されかつそのゲー
トにレベル変換回路92の出力信号を受けるPチャネル
MOSトランジスタPT1と、内部ノードGP1と接地
ノード(VSSQノード)の間に直列に接続されるNチ
ャネルMOSトランジスタNT1およびNT2を含む。
NチャネルMOSトランジスタNT1のゲートへは、先
の実施の形態9のMOSトランジスタ120bと同様、
外部電源電圧EXVDDが与えられる。MOSトランジ
スタNT2のゲートへは、図17に示すレベル変換回路
92の出力信号が与えられる。MOSトランジスタNT
1は、ドレイン電界緩和のために設けられる。
【0210】第2のドライブ回路130bは、出力電源
ノードと内部ノードGP2の間に接続されかつそのゲー
トにレベル変換回路92の出力信号を受けるPチャネル
MOSトランジスタPT2と、出力電源ノードと内部ノ
ードGP2の間に接続されかつそのゲートにインバータ
134の出力信号を受けるPチャネルMOSトランジス
タPT3と、内部ノードGP2と接地ノード(VSSQ
ノード)の間に直列に接続されるNチャネルMOSトラ
ンジスタNT3およびNT4を含む。MOSトランジス
タNT3のゲートへは、インバータ136の出力信号が
与えられ、MOSトランジスタNT4のゲートへは、レ
ベル変換回路92の出力信号が与えられる。
【0211】プルダウンドライブ回路132は、図17
に示すレベル変換回路13の出力信号に従ってプルダウ
ン用MOSトランジスタNQ1を駆動する第1のプルダ
ウンドライバ132aと、動作モード指示信号SLOW
に従って選択的に活性化され、活性化時、レベル変換回
路13の出力信号に従ってプルダウン用MOSトランジ
スタNQ2を駆動する第2のプルダウンドライバ132
bを含む。
【0212】第1のプルダウンドライバ132aは、外
部電源ノードと内部ノードGN1の間に接続されかつそ
のゲートにレベル変換回路13の出力信号を受けるPチ
ャネルMOSトランジスタPT4と、内部ノードGN1
と接地ノード(VSSQノード)の間に直列に接続され
るNチャネルMOSトランジスタNT5およびNT6を
含む。MOSトランジスタNT5のゲートへは、外部電
源電圧EXVDDが与えられ、NチャネルMOSトラン
ジスタNT6のゲートへは、レベル変換回路13の出力
信号が与えられる。
【0213】第2のプルダウンドライバ132bは、外
部電源ノードと内部ノードGN2の間に直列に接続され
るPチャネルMOSトランジスタPT5およびPT6
と、内部ノードGN2と接地ノードの間に接続されかつ
そのゲートにレベル変換回路13の出力信号を受けるN
チャネルMOSトランジスタNT7と、内部ノードGN
2と接地ノードの間に接続されかつそのゲートに動作モ
ード指示信号SLOWを受けるNチャネルMOSトラン
ジスタNT8を含む。
【0214】MOSトランジスタPT5はそのゲート
に、レベル変換回路13の出力信号を受け、MOSトラ
ンジスタPT6は、そのゲートに動作モード指示信号S
LOWを受ける。
【0215】動作モード指示信号SLOWがLレベルの
ときには、インバータ134および136の出力信号が
ともにHレベルとなる。この状態において、第2のドラ
イブ回路130bにおいて、MOSトランジスタPT3
はそのゲートに出力電源電圧VDDQレベルの信号を受
け、オフ状態となる。一方、MOSトランジスタNT3
は、そのゲートに外部電源電圧EXVDDレベルの信号
を受けオン状態となる。したがって、第1および第2の
ドライブ回路130aおよび130bは、ともに、レベ
ル変換回路92の出力信号に従ってMOSトランジスタ
PQ1およびPQ2を駆動する。MOSトランジスタN
T3は、そのゲートに外部電源電圧EXVDDを受けて
おり、先の実施の形態9と同様、そのオン抵抗が十分小
さくなり、高速で、MOSトランジスタPQ2のゲート
を接地電圧レベルへ駆動することができる。
【0216】また、プルダウンドライブ回路132にお
いては、MOSトランジスタPT6がオン状態となり、
一方、MOSトランジスタNT8がオフ状態となる。し
たがって、例えば図13に示すレベル変換回路13の出
力信号に従って第1および第2のプルダウンドライバ1
32aおよび132bが動作し、MOSトランジスタN
Q1およびNQ2を駆動することができる。この動作モ
ード指示信号SLOWがLレベルのときには、内部読出
データに従って、出力ノード15bは2つのMOSトラ
ンジスタPQ1およびPQ2によりプルアップされるか
または2つのNチャネルMOSトランジスタNQ1およ
びNQ2に従ってプルダウンされる。
【0217】一方、動作モード指示信号SLOWがHレ
ベルに設定された場合には、インバータ134および1
36の出力信号がLレベルとなる。第2のドライブ回路
130bにおいて、PチャネルMOSトランジスタPT
3がオン状態、MOSトランジスタNT3がオフ状態と
なる。したがって、内部ノードGP2が出力電源電圧V
DDQレベルに固定され、出力バッファ回路15のMO
SトランジスタPQ2がオフ状態に固定される。したが
って、第1のドライブ回路130aの出力信号に従って
MOSトランジスタPQ1が駆動され、出力ノード15
bが、1つのMOSトランジスタPQ1によりプルアッ
プされる。
【0218】プルダウンドライブ回路132において
は、MOSトランジスタPT6がオフ状態、MOSトラ
ンジスタNT8がオン状態となり、内部ノードGN2が
接地電圧レベルに固定される。したがって、MOSトラ
ンジスタNQ2は常時オフ状態となり、出力ノード15
bは、MOSトランジスタNQ1により、プルダウンさ
れる。
【0219】この動作モード指示信号SLOWに従っ
て、出力バッファ回路15の駆動能力を変更する構成に
おいても、出力電源電圧VDDQを動作電源電圧として
受けるインバータ134と外部電源電圧EXVDDを動
作電源電圧として受けるインバータ136を別々に設
け、第2のドライブ回路130bのMOSトランジスタ
NT4のドレイン高電界を緩和するためのMOSトラン
ジスタNT3へ外部電源電圧EXVDDレベルの動作モ
ード指示信号SLOWを与えることにより、出力電源電
圧VDDQが低くされる場合においても、この電界緩和
用のMOSトランジスタNT3のコンダクタンスは十分
大きくすることができ、高速で、内部ノードGP2を接
地電圧レベルへ駆動することができる。
【0220】なお、インバータ134および136へ与
えられる動作モード指示信号SLOWの電圧レベルは、
周辺電源電圧レベルの場合、このインバータ134およ
び136の入力論理しきい値は、この周辺電源電圧VD
Dレベルに応じて調整すればよい。この入力論理しきい
値の調整は、構成要素のMOSトランジスタのサイズの
調整(レシオの調整)により実現することができる。
【0221】また、この動作モード指示信号SLOW
は、プルダウンドライブ回路132に与えられる動作モ
ード指示信号と共用する場合には、この動作モード指示
信号SLOWは、外部電源電圧EXVDDレベルの信号
となる。
【0222】また、インバータ134および136が、
それぞれレベル変換機能を備えていても良い。これらの
インバータ134および136において、周辺電源電圧
レベルの振幅を有する動作モード指示信号SLOWのレ
ベル変換を個々に行なうことができる。
【0223】なお、プルダウンドライブ回路132にお
いて、PチャネルMOSトランジスタPT6のゲートへ
与えられる動作モード指示信号SLOWはそのHレベル
が、外部電源電圧EXVDDレベルに設定される。Nチ
ャネルMOSトランジスタNT8へ与えられる動作モー
ド指示信号SLOWは、周辺電源電圧レベルであっても
よく、また出力電源電圧レベルであってもよく、また外
部電源電圧レベルであってもよい。
【0224】この動作モード指示信号SLOWは、前述
のように、モードレジスタセットコマンドに従って、図
示しないレジスタ回路内に格納される。
【0225】以上のように、動作モードに応じて出力ノ
ード駆動能力を変更する場合においても、この動作モー
ド指示信号のHレベルを、それぞれ出力電源電圧および
外部電源電圧の信号を生成する回路を別々に設け、外部
電源電圧を、プルアップMOSトランジスタをドライブ
スルーなどの電界緩和用のMOSトランジスタのゲート
へ与えることにより、出力電源電圧が駆動される場合に
おいても、高速で、この高速スルーレート時、高速で、
プルアップトランジスタをオン状態へ駆動して、高速で
出力信号をプルアップすることができる。
【0226】[実施の形態11]図19は、この発明の
実施の形態11に従う出力回路の構成を概略的に示す図
である。図19においては、出力バッファ回路15にお
いて、出力ノード15bをプルアップするために、2つ
のPチャネルMOSトランジスタPQ3およびPQ4
と、1つのNチャネルMOSトランジスタNQPが設け
られる。また、出力ノード15bをプルダウンするため
に、2つのNチャネルMOSトランジスタNQ3および
NQ4が設けられる。プルアップ側において、MOSト
ランジスタPQ3、PQ4、およびNQPを設けてい
る。出力電源電圧VDDQが、1.8Vに設定された場
合、そのプルアップ能力が低下するため、この能力低下
を補償するために、実施の形態8において説明したよう
に、NチャネルMOSトランジスタNQPを用いて駆動
能力を大きくする。プルダウン側においては2つのNチ
ャネルMOSトランジスタNQ3およびNQ4が設けら
れる。出力電源電圧VDDQが、たとえばLVTTLイ
ンターフェイスが適用され、2.5Vに設定された場
合、この出力ノード15bの電圧を高速で放電するため
に、2つのMOSトランジスタNQ3およびNQ4が設
けられる。
【0227】しかしながら、この出力電源電圧VDDQ
が、LVTTLレベルのときには、これらのMOSトラ
ンジスタPQ3、PQ4およびNQPを用いて出力ノー
ド15bをプルアップした場合、その駆動能力が大きく
なりすぎ、リンギングが生じる可能性があり、また出力
ノード15bの充電速度と放電速度が異なる可能性があ
る。そこで、このインターフェイスに応じて、出力バッ
ファ回路15において、用いられるMOSトランジスタ
の数を調整する。
【0228】PチャネルMOSトランジスタPQ3は、
出力駆動回路140の出力信号に従って常時駆動され
る。この出力駆動回路140は、内部読出データRDと
出力許可信号OEMに従って、出力制御信号を生成す
る。この出力制御信号は、プルアップ制御のためには、
出力電源電圧VDDQレベルの振幅の信号を生成し、一
方、プルダウン制御のために、外部電源電圧EXVDD
レベルの信号を生成する(負電圧を発生する回路構成が
この出力駆動回路140において用いられてもよい)。
したがって、この出力駆動回路140は、プルアップ駆
動のために、出力電源電圧VDDQを使用し、プルダウ
ン駆動のために、外部電源電圧EXVDDを使用する。
出力駆動回路140の構成は、先の実施の形態1から1
0のいずれであってもよい。
【0229】PチャネルMOSトランジスタPQ4を制
御するために、出力駆動回路140の出力制御信号とモ
ードセレクト信号MLVを受けるOR回路142が設け
られる。このOR回路142は、出力電源電圧VDDQ
を動作電源電圧として受ける。モードセレクト信号ML
Vは、先の図12に示したように、1.8Vインターフ
ェイスおよびLVTTLインターフェイスに応じて、こ
の電圧レベルが固定的に設定される。このモードセレク
ト信号MLVは、外部電源電圧EXVDDレベル以上の
振幅を有する。外部電源電圧EXVDDは、出力電源電
圧VDDQ以上であり、特に、このモードセレクト信号
MLVのレベル変換を行なう必要はない。
【0230】NチャネルMOSトランジスタNQPを制
御するために、出力駆動回路140の出力制御信号を受
けるインバータ144と、インバータ144の出力信号
とモードセレクト信号MLVの受けるゲート回路146
が設けられる。このゲート回路146の出力信号が、M
OSトランジスタNQPに与えられる。このNチャネル
MOSトランジスタNQPは、先の実施の形態8におい
て図15を参照して説明したように、そのゲートおよび
バックゲートにゲート回路146の出力信号を受けても
よい。ゲート回路146は、モードセレクト信号MLV
がLレベルのときにバッファ回路として動作し、一方、
モードセレクト信号MLVがHレベルのときには、Lレ
ベルの信号を出力する。
【0231】したがって、モードセレクト信号MLVが
Hレベルに設定され、LVTTLインターフェイスが指
定されたときには、プルアップ側において、OR回路1
42の出力信号がHレベル、ゲート回路146の出力信
号がLレベルとなり、MOSトランジスタPQ4および
NQPはともにオフ状態となる。したがって、出力ノー
ド15bは、PチャネルMOSトランジスタPQ3によ
り駆動される。この場合には、出力電源電圧VDDQ
は、たとえば2.5Vであり、MOSトランジスタPQ
3は、十分大きな駆動力を持って、出力ノード15bを
駆動することができる。
【0232】一方、モードセレクト信号MLVがLレベ
ルに設定された場合には、OR回路142はバッファ回
路として動作し、またゲート回路146もバッファ回路
として動作する。したがってこの場合には、出力駆動回
路140の出力信号に従ってMOSトランジスタPQ
3、PQ4およびNQPが動作する。出力電源電圧VD
DQは、このモードセレクト信号MLVがLレベルのと
きには、たとえば1.8Vであり、これらのMOSトラ
ンジスタPQ3、PQ4およびNQPを並行して動作さ
せることにより、その出力電源電圧低下時における駆動
能力の低下を補償して高速で、出力ノード15bをプル
アップする。
【0233】一方、プルダウン側においては、Nチャネ
ルMOSトランジスタNQ3は、出力駆動回路140の
出力制御信号に従って動作する。一方、MOSトランジ
スタNQ4は、この出力駆動回路140の出力制御信号
とモードセレクト信号MLVを受けるAND回路148
の出力信号に従って動作する。このAND回路148
は、外部電源電圧EXVDDを動作電源電圧として受け
る。したがって、このモードセレクト信号MLVがHレ
ベルのときには、AND回路148は、バッファ回路と
して動作し、MOSトランジスタNQ3およびNQ4が
並列して動作する。したがって、この出力ノード15b
が、LVTTLモード時において、たとえば2.5Vレ
ベルの振幅で駆動されるとき、高速で、出力ノードのH
レベル電圧を放電する。
【0234】一方、モードセレクト信号MLVがLレベ
ルのときには、AND回路148の出力信号はLレベル
であり、MOSトランジスタNQ4は常時オフ状態とな
る。この状態において、出力ノード15bは、Nチャネ
ルMOSトランジスタNQ3により駆動される。MOS
トランジスタNQ3は、Hレベルの信号として、ゲート
に与えられたときに、そのゲート電圧は外部電源電圧E
XVDDレベルとなり、1つのMOSトランジスタNQ
3で、1.8VのHレベル信号を、高速で接地電圧レベ
ルに駆動することができる。
【0235】したがって、モードセレクト信号MLVが
Hレベルであり、LVTTLモードが指定されて、出力
電源電圧VDDQがたとえば2.5Vに設定される場合
には、プルアップ時においては、PチャネルMOSトラ
ンジスタPQ3を用いて出力ノード15bをプルアップ
し、一方、プルダウン側においては、NチャネルMOS
トランジスタNQ3およびNQ4を用いて、この出力ノ
ード15bをプルダウンする。
【0236】一方、モードセレクト信号MLVがLレベ
ルに設定された場合には、プルアップ側においては、M
OSトランジスタPQ3、PQ4およびNQPを用いて
出力ノード15bをプルアップし、一方プルダウン側に
おいては、MOSトランジスタNQ3を用いて出力ノー
ド15bをプルダウンする。
【0237】したがって、出力電源電圧VDDQのイン
ターフェイスの仕様電圧レベルに応じて、出力ノード1
5bのプルアップおよびプルダウン能力を調整すること
により、この出力インターフェイスに応じて最適な駆動
能力で、出力ノードのプルアップ/プルダウンを同一特
性で行なうことができる。
【0238】なお、ここで、MOSトランジスタPQ
3、PQ4およびNQPは、出力電源電圧VDDQが
1.8Vのときに高速で出力ノードを駆動することがで
きる様にそのゲート電圧およびサイズが調整されてお
り、一方、MOSトランジスタNQ3は、外部電源電圧
EXVDDがゲート電圧として与えられたときに、出力
ノードの1.8Vの電圧を高速で駆動することができる
様にサイズが調整されている。従って、LVTTLイン
ターフェイスにおいては、プルダウンダウン側において
は、振幅の大きな信号を高速で駆動することができず、
一方プルアップ側においては、駆動能力が大きくなり過
ぎる。これは、低電源電圧化においては、プルアップ側
が低電源電圧のソース−ゲート間電圧に対する影響が大
きくなるため、主として、プルアップ側において低電源
電圧対策が取られるためである。
【0239】また、図19に示す出力回路において、次
の図18に示す動作モード指示信号SLOWに従って出
力ノードの駆動能力をさらに調整される構成が用いられ
てもよい。この場合、単に、モードセレクト信号MLV
を、動作モード指示信号SLOWとして用いることによ
り、同様、スルーレート調整を行なうことができる。
【0240】以上のように、この発明の実施の形態11
に従えば、インターフェイスに応じて、出力ノードの駆
動能力を調整することができ、正確にかつ高速で、出力
ノードのプルアップ/プルダウンを行なうことができ
る。
【0241】[実施の形態12]図20は、この発明の
実施の形態12に従う出力回路の構成を概略的に示す図
である。この図20に示す構成においては、MOSトラ
ンジスタPQ4およびNQPおよびNQ4の状態が、メ
タルスイッチ回路150、152および154により設
定される。MOSトランジスタPQ4のゲートは、メタ
ルスイッチ回路150により、出力電源ノードおよび出
力駆動回路140の出力ノード140pの一方に電気的
に結合される。MOSトランジスタNQPのゲートは、
メタルスイッチ回路152により、インバータ144の
出力および接地ノードの一方に電気的に接続される。M
OSトランジスタNQ4のゲートは、メタルスイッチ回
路154により、出力駆動回路140の出力ノード14
0nおよび接地ノードの一方に電気的に接続される。
【0242】これらのメタルスイッチ回路150、15
2、および154は、スライス工程などにおいて、メタ
ルマスク配線により、その接続経路が設定される。これ
らのメタルスイッチ回路150、152および154
は、図19に示すOR回路142、ゲート回路146お
よびAND回路148に代えて用いられる。
【0243】半導体記憶装置においては出力データDQ
のビット幅は、たとえば×16ビットおよび×32ビッ
トであり、この出力データビット幅は、スライス工程で
設定される。通常、このようなマスタスライス構成で出
力ビット幅を設定する場合、出力データビットが×32
ビットの場合には、出力電源電圧VDDQが3.3Vで
あり、16ビットの出力データビット幅の場合には、出
力電源電圧VDDQは、1.8Vが主流である。したが
って、この出力データビット幅に応じて、適用される出
力インターフェイスが1.8V系インターフェイスであ
るのかLVTTLインターフェイス(VDDQは、2.
5から3.3V)との対応関係が一意的に定められる。
この出力データビット幅の切換は、最終のスライス工程
においてマスク配線により、使用する出力バッファ回路
を設定することにより行われる。このスライス工程にお
いて、図20に示すメタルスイッチ回路150、152
および154の接続経路も、メタルマスク配線により設
定する。図20において、1.8Vインターフェイスの
場合のメタルスイッチ回路150、152および154
の接続経路を示す。
【0244】この図20に示す構成の場合、モードセレ
クト信号を使用する必要がなく、モードセレクト信号を
発生する部分の回路の占有面積および消費電流を低減す
ることができる。
【0245】メタルスイッチ回路の接続回路設定につい
ても、出力データビット幅設定のスライス工程時にメタ
ルスイッチ回路の接続経路を設定しており、何ら、この
経路設定のための専用のプロセスは必要とされず、製造
工程を増加させることなく、出力電源電圧レベルに応じ
た駆動能力を、出力バッファ回路に与えることができ
る。
【0246】[実施の形態13]図21は、この発明の
実施の形態13に従う半導体記憶装置の電源および出力
回路の配置の一例を示す図である。図21においては、
出力回路の各出力データビットを出力する出力バッファ
回路が、4つの出力バッファ回路帯170、17217
4および176に分割して配置される。出力バッファ回
路帯170は、データビットDQ<7:0>を出力する
出力バッファ回路を含み、出力バッファ回路帯172
は、データビットDQ<15:8>を出力する出力バッ
ファ回路帯を含む。出力バッファ回路帯174は、デー
タビットDQ<23:16>を出力する出力バッファ回
路を含み、出力バッファ回路帯176は、データビット
DQ<32:24>を出力する出力バッファを含む。出
力バッファ回路帯170および172は、半導体チップ
の一方側に配置され、また出力バッファ回路帯174お
よび176が、半導体チップ160の他方側に配置され
る。この半導体記憶装置が出力データビット幅が32ビ
ット構成および16ビット構成をマスタ/スライス工程
で切換える場合、出力バッファ回路帯170および17
2に含まれる出力バッファ回路は、その出力データビッ
ト幅にかかわらず用いられる。一方、出力バッファ回路
帯174および176に含まれる出力バッファ回路は、
この出力データビットが×32ビット幅のときに用いら
れ、出力データビット幅が16ビットの場合には用いら
れない。
【0247】出力バッファ回路帯170および172に
対応して、出力電源パッド161および出力接地パッド
162が配置される。この出力電源パッド161に与え
られる出力電源電圧VDDQは、出力電源線182を介
して出力バッファ回路帯170および172に伝達され
る。出力接地パッド162に与えられる出力接地電圧V
SSQは、出力接地線183を介して出力バッファ回路
帯170および172へ伝達される。出力電源線182
および出力接地線183は、出力バッファ回路帯170
および172に対して配置される。
【0248】一方、出力バッファ回路帯174および1
76に対して、出力電源パッド163および出力接地パ
ッド164が設けられる。出力電源パッド163上の出
力電源電圧VDDQは、出力電源線184を介して出力
バッファ回路帯176および174に伝達される。出力
接地パッド164へは出力接地パッドVSSQは、出力
接地線185を介して出力バッファ回路帯174および
176に伝達される。この出力電源線184および出力
接地線185は、出力バッファ回路帯174および17
6に対して設けられている。すなわち、これらの出力電
源線182および184を互いに分離して配置され、ま
た出力接地線183および185も互いに分離して配置
される。
【0249】一方、この半導体チップ160上には電源
パッド165および設置パッド166が配置される。こ
の電源パッド165上の電源電圧EXVDDは、外部電
源線180を介してこの半導体チップ160上を伝達さ
れる。また接地パッド166上の設置電圧VSSも、接
地線181を介して、この半導体チップ160上を伝達
される。これらの電源線180および接地線181は、
この半導体チップ160上を全体にわたって、出力電源
電圧EXVDDおよび接地電圧VSSを伝達するために
半導体チップ160周辺に沿って、全体に渡って配置さ
れる。これらの電源線180および接地線181はま
た、その電源強化のために、分岐配線により対抗線に配
置された電源線/接地線が相互接続されてもよい。すな
わち、この電源線180および接地線181は、半導体
チップ160全体にわたって配置される。
【0250】この半導体記憶装置において、×16ビッ
ト構成が用いられる場合、×32ビット構成に対して配
置されたパッド163および164へは、ボンディング
は行なわれず、フローティング状態となる。したがって
この状態においては、出力電源線184および出力接地
線185がフローティング状態となり、出力バッファ回
路帯174および176からの出力電源線184および
出力接地線185上のノイズにより誤動作し、内部回路
動作に悪影響を及ぼすことが考えられる。この場合、出
力電源線182および出力接地線183は、出力電源線
184および出力接地線185と離れており、両者を接
続するのは困難である。したがって、この出力バッファ
回路帯174および176未使用時におけるその電源/
接地ノードを安定化するために、以下の構成を用いる。
【0251】図22は、セルフバッファ回路帯174お
よび176に対する電源配置をより具体的に示す図であ
る。図22においては、図面を簡略化するために、デー
タビットDQ<15:0>に対して設けられる出力バッ
ファ回路帯170および172は、1つの出力バッファ
回路帯190で示し、データビットDQ<32:16>
に対する出力バッファ回路帯174および176を、1
つの出力バッファ回路帯192で示す。
【0252】出力バッファ回路帯190は、出力電源線
182を介して出力電源パッド161に結合されかつ出
力接地線183を介して出力接地パッド162に結合さ
れる。この出力バッファ回路帯190は、出力データビ
ット幅が×16ビットおよび×32ビット構成のいずれ
においても使用されるため、この出力バッファ回路帯1
90は、常時パッド161および162に結合される。
これらのパッド161および162に対しても、したが
って、データビット幅が×16ビット構成および×32
ビット構成いずれにおいてもボンディングが行なわれ、
外部のピン端子に接続される。
【0253】出力バッファ回路帯192に対しては、メ
タルスイッチ194および196が設けられる。このメ
タルスイッチ194は、この接続経路は、マスク配線に
より決定され、出力バッファ回路帯192の電源ノード
を、出力電源パッド163および電源線180のいずれ
かに接続する。またメタルスイッチ196も、同様、出
力データビット幅に応じて、出力バッファ回路帯192
の接地ノードを出力接地パッド164および接地線18
1のいずれかに設定する。図22において、×16ビッ
ト構成の場合のメタルスイッチ194および196の接
続経路を示す。データビットが×16ビット構成の場合
においては、パッド163および164にはボンディン
グを行なわれず、このパッド163および164はフロ
ーティング状態に保持される。この状態においては、メ
タルスイッチ193および196により、電源線180
および接地線181を出力バッファ回路帯192の電源
ノードおよび接地ノードへそれぞれ接続する。出力バッ
ファ回路帯190に対する出力電源線182および出力
接地線183が、出力バッファ回路帯192の出力電源
線184および出力接地線185と離れており、相互接
続するのが困難な場合においても、この外部電源電圧E
XVDDおよび外部接地電圧VSSを伝達する電源線1
80および接地線181に出力バッファ回路帯192の
電源ノードおよび接地ノードを接続することにより、出
力バッファ回路帯192の電源ノードの電圧を安定化す
ることができる。この×16ビット構成においては、出
力バッファ回路帯192の動作は図示しない経路により
禁止されるため、この外部電源電圧EXVDDおよび接
地電圧VSSは出力バッファ回路帯190により消費さ
れず、他回路に対する影響は何ら生じない。
【0254】なお、図21に示す電源パッドおよび接地
パッドの配置は例示的なものであり、他の電源パッドお
よび接地パッドの配置が用いられてもよく、また出力バ
ッファ回路帯の配置も例示的なもので、他の配置が用い
られてもよい。
【0255】以上のように、この発明の実施の形態13
に従えば、未使用とされる出力バッファ回路帯の電源ノ
ードおよび接地ノードそれぞれ外部電源線および外部接
地線に接続するように構成しており、未使用状態の出力
バッファ回路帯の電源ノードおよび接地ノードがフロー
ティング状態となるのを防止することができ、未使用の
出力バッファ回路帯がノイズなどの影響により誤動作し
て、他回路に対し悪影響を及ぼすのを防止することがで
きる。
【0256】[実施の形態14]図23は、この発明の
実施の形態14に従う出力回路の要部の構成を概略的に
示す図である。図23においては、データビットDQ<
32:16>を出力する出力バッファ回路帯192の電
源配置を示す。図23において、出力電源線184は、
モード指示信号MX32がLレベルのとき導通するPチ
ャネルMOSトランジスタ200を介して外部電源線1
80に電気的に結合される。出力接地線185は、モー
ド指示信号MX32を受けるインバータ201の出力信
号がHレベルのとき導通するMOSトランジスタ202
を介して接地線181に接続される。
【0257】このモード指示信号MX32は、データビ
ット幅が32ビットの場合にHレベルに設定され、デー
タビット幅が16ビットのときにLレベルに設定され
る。したがって、出力データビット幅が16ビットの場
合には、MOSトランジスタ200がオン状態となり、
出力電源線184は、電源線180を介して電源パッド
に結合される。また、出力接地線185も、MOSトラ
ンジスタ202がオン状態となり、出力接地線185が
接地線181を介して接地パッドに結合される。したが
って出力電源線184および出力接地線185のフロー
ティング状態を防止することができる。
【0258】データの×32ビット構成の場合には、M
OSトランジスタ200および202はともにオフ状態
となり、出力電源線184は電源線180から分離さ
れ、また出力接地線185も接地線181から分離され
る。これらの状態においては、パッド163および16
4を介してそれぞれ出力電源電圧VDDQおよび出力接
地電圧VSSQが与えられる。このモード指示信号MX
32は、たとえば図12に示すような特定のパッド電圧
を固定的に設定することにより生成される。インバータ
201は、外部電源電圧EXVDDを動作電源電圧とし
て動作する。したがって、この外部電源線180および
接地線181は、図21に示すように半導体チップ上に
延在して配置されるために、それらのMOSトランジス
タ200および202とに外部電源線180および接地
線181にそれぞれ結合することができる。また、この
図23に示す構成においては、×16ビットと×32ビ
ットの間でデータの出力ビット幅が変更されている。し
かしながら、データのビット幅は、16ビットと32ビ
ットではなく、他のビット幅間で切換が行なえる構成で
あってもよい。
【0259】以上のように、この発明の実施の形態14
に従えば、未使用の出力バッファ回路の電源ノードおよ
び接地ノードを、それぞれ、外部電源ノードおよび接地
ノードにスイッチングトランジスタを介して接続してお
り、簡易な回路構成で、未使用の出力バッファ回路の電
源および接地電圧を安定化させることができる。
【0260】また、上述の実施の形態1から14におい
て、半導体記憶装置の出力回路について説明している。
しかしながら、出力インターフェイスに従って電源電圧
レベルが変更される出力回路であれば本発明は適用可能
である。
【0261】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、出力
電源電圧の電圧レベルに応じて出力回路の駆動能力を調
整するように構成しており、出力電源電圧レベルに応じ
て最適な駆動能力で出力ノードを駆動することができ、
安定かつ確実に高速で出力信号を生成することができ
る。
【0262】すなわち、出力電源ノードと出力ノードと
の間に互いに導電型の異なるトランジスタを同相でオン
/オフ状態に駆動することにより、出力電源電圧低下時
においても、他方のトランジスタの駆動能力の低下を補
償して、高速で出力ノードを駆動することができる。
【0263】この補償用トランジスタを、出力電源電圧
にバイアスされる基板領域内のウェル領域に形成するこ
とにより、この補償用トランジスタ導通時、寄生バイポ
ーラトランジスタを利用して出力ノードを駆動すること
ができ、高速で出力ノードを駆動することができる。
【0264】また、このウェル領域にゲート電極と同一
の信号を与えることにより、基板効果をなくして、しき
い値電圧を小さくでき、トランジスタの電力駆動能力を
最大限にすることができる。
【0265】また、第1のトランジスタを駆動する駆動
回路において、トランジスタのゲートと接地ノードの間
に直列に接続されるトランジスタのゲートへ外部電源電
圧を印加することにより、電圧分圧によりドレイン高電
界の発生を抑制しつつ高速で第1のトランジスタのゲー
ト電圧を駆動することができる。
【0266】また、動作モード指示信号に従って出力駆
動能力が調整される構成において、出力トランジスタの
ゲートを駆動する回路において外部電源電圧レベルの制
御信号を動作モード指示信号に従って生成して与えるこ
とにより、ドレイン高電界によるホットキャリアの発生
を抑制しつつ高速で大きなコンダクタンスにより出力ト
ランジスタのゲート電圧を駆動することができる。
【0267】また、常時動作する出力トランジスタのゲ
ートを駆動する回路において、内部信号と外部電源電圧
をそれぞれのゲートに受けるトランジスタを直列に接続
することにより、ドレイン高電界の発生を抑制しつつ、
高速で、常時動作する出力トランジスタのゲート電圧を
駆動することができる。
【0268】また、出力ノードを参照電圧レベルに駆動
する回路部分においても、同様に、参照電圧レベルに駆
動するトランジスタのゲート電圧を駆動する回路におけ
るホットキャリア発生防止用のトランジスタへ、外部電
源電圧を印加することにより、確実に、ホットキャリア
の発生を抑制しつつ、高速で参照電圧レベルへ駆動する
出力トランジスタのゲート電位を駆動することができ、
出力回路においてプルアップおよびプルダウン用のトラ
ンジスタが同時に導通する期間を短くして貫通電流を低
減することができる。
【0269】また、第1の出力段の駆動能力を電源電圧
レベルを特定する動作モードに従って固定的に設定する
ことにより、電源電圧レベルに応じた最適な駆動能力で
出力ノードを駆動することができ、出力電源電圧低下時
においても高速で出力ノードを駆動することができる。
【0270】また、同様、反対方向に駆動する第2の出
力段に対しても、動作モードに従ってその駆動能力を固
定的に設定することにより、動作モードに応じて出力ノ
ードのプルアップおよびプルダウン両者の特性を同じと
して、高速で出力ノードを駆動することができる。
【0271】また、第1の出力段として、導電型の異な
るトランジスタを並列に配置することにより、低電源電
圧下においても、高速で出力ノードを駆動することがで
き、また高電圧下においては、出力ノードプルアップト
ランジスタの等価的なサイズを小さくして駆動能力を調
整することができ、電源電圧レベルにおいては最適な駆
動能力を有する第1の出力段を実現することができる。
【0272】また、第1の出力段を、互いに異なる導電
型のトランジスタで構成し、かつそのゲートをマスク配
線により固定的に設定することにより、小占有面積で出
力電源電圧のレベルに応じた最適な駆動能力を有する第
1の出力段を製造工程を増加させることなく容易に実現
することができる。
【0273】また、第2の出力段を並列にトランジスタ
を配置し、動作モード指示信号に従って第2のトランジ
スタを選択的に動作可能状態に設定することにより、容
易に、出力電源電圧レベルに応じ、第2の出力段の駆動
能力を調整することができ、出力ノードのプルアップお
よびプルダウン動作を最適化することができる。
【0274】また、この第2の出力段においてトランジ
スタを並列に設け、1つのトランジスタの状態をマスク
配線により固定的に設定することにより、容易に製造工
程を増加させることなく第2の出力段の電力駆動能力
を、出力ノードの信号振幅に応じたレベルに設定するこ
とができる。
【0275】また、この出力信号ビット幅が変更可能で
あり、第1の出力段は未使用とされるときには、出力電
源ノードに代えて外部電源線に接続することにより、未
使用時、この外部電源ノードがフローティング状態とな
っても、安定に、この出力段の電圧レベルを固定するこ
とができ、ノイズなどによる誤動作が生じるのを防止す
ることができる。
【0276】また、出力信号ビット幅が変更可能な場合
においては未使用とされる第2の出力段を参照ノードを
出力参照ノードに代えて外部からの出力参照電圧と異な
る参照電圧を伝達する外部参照ノードに結合することに
より、未使用とされる第2の出力段の参照ノードの電圧
を固定することができ、安定に未使用状態の第2の出力
段を他回路に悪影響を及ぼすことなく、未使用状態に保
持することができる。
【0277】また、内部信号に従って負電圧と出力電源
電圧の間に変化する信号を生成し、この信号に従って出
力プルアップトランジスタのゲートを駆動することによ
り、出力電源電圧低下時においても、高速で、この第1
のトランジスタの駆動能力を大きくでき、低電源電圧条
件下においても、高速で出力ノードを駆動することがで
きる。
【0278】この制御信号を、出力信号を出力電源電圧
と負電圧の間で変化するレベル変換回路により生成する
ことにより、確実に、所定の負電圧レベルの信号を生成
して第1のトランジスタを駆動することができる。
【0279】また、レベル変換回路により負電圧を生成
することにより安定に所定の電圧レベルの負電圧を生成
することができる。
【0280】また、容量素子のチャージポンプ動作によ
り、この負電圧を生成することにより、小占有面積でか
つ低消費電流で負電圧を生成することができる。特に、
ワンショット動作で、一旦この第1のトランジスタのゲ
ートノードを低下させることにより、確実に負電圧を生
成することができる。
【0281】また、この第1のトランジスタのゲートノ
ードを、出力電源電圧レベルに駆動する回路を設けるこ
とにより、確実に、負電圧印加完了後、第1のトランジ
スタをオフ状態へ駆動することができる。
【0282】また、内部信号に従って出力ノードを出力
電源電圧レベルに駆動する第2のトランジスタをさらに
配置することにより、この負電圧の電圧レベルが不安定
となる場合においても、確実に出力ノードの電圧レベル
を出力電源電圧レベルに保持することができる。
【0283】また、この駆動回路において内部信号に従
った容量結合により電荷を伝達することにより、簡易な
回路構成で確実に、第1のトランジスタのゲートノード
を負電圧レベルに駆動することができる。
【0284】また、内部信号に従ってチャージポンプ動
作を行なう回路の出力電圧に従って出力電圧保持用のト
ランジスタのゲートを駆動することにより、確実に、出
力ノードを出力電源電圧レベルに保持することができ
る。また、高速で出力ノードを駆動することができる。
【0285】また、第1のトランジスタのゲート電極
を、参照ノードの電圧レベルに駆動した後に、負電圧レ
ベルに駆動することにより、負電圧発生時の消費電流を
低減することができる。
【0286】また、特定動作モード時には、この負電圧
生成動作を停止させることにより、必要以上に、特定動
作モード時に出力トランジスタ(第1のトランジスタ)
の駆動能力が大きくされてリンギングが発生するのを防
止することができ、動作モード指示信号の特定する出力
電源電圧レベルに応じた最適な駆動能力で、出力ノード
を駆動することができる。
【0287】また、ビット幅を変更可能な出力回路にお
いて、未使用とされるデータ出力回路の電源ノードを出
力電源線と異なる電源線に結合することにより、未使用
状態とされるデータ出力回路の電源ノードの電圧を安定
化させることができ、未使用のデータ出力回路の電源ノ
ードのノイズ型回路に対して悪影響を及ぼすのを防止す
ることができる。
【0288】また、未使用とされるデータ出力回路の電
源ノードを外部電源線に結合することにより、全体にわ
たって配置される外部電源線に未使用とされるデータ出
力回路の電源ノードを接続して安定化させることができ
る。
【0289】また、複数のデータ出力回路からなるデー
タ出力回路群に対応して配置される出力電源線を外部電
源電圧を伝達するノードに結合することにより、簡易な
構成で、容易に未使用とされるデータ出力回路の電源電
圧を安定化させることができ、未使用とされるデータ出
力回路のノイズ型回路に悪影響を及ぼすのを防止するこ
とができる。また、使用/未使用を示すモード設定信号
に従ってこの接続経路を設定することにより、容易に未
使用の回路の電源状態を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う半導体記憶装置の全体の構成
を概略的に示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に従う出力回路の構
成を概略的に示す図である。
【図3】 図2に示すプルアップ用レベル変換回路の構
成を概略的に示す図である。
【図4】 図2に示したプルダウン用レベル変換回路の
構成の一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に従う出力回路の構
成を概略的に示す図である。
【図6】 図5に示す出力回路の動作を示す信号波形図
である。
【図7】 この発明の実施の形態3に従う出力回路の構
成を概略的に示す図である。
【図8】 図7に示す出力回路の動作を示す信号波形図
である。
【図9】 この発明の実施の形態3の変更例を概略的に
示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に従う出力回路の
構成を概略的に示す図である。
【図11】 (A)は、この発明の実施の形態5に従う
出力回路の構成を示し、(B)は、図11(A)に示す
出力回路の動作を示す信号波形図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に従う出力制御回
路の構成を概略的に示す図である。
【図13】 この発明の実施の形態7に従う出力回路の
構成を概略的に示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態7の変更例を示す図
である。
【図15】 この発明の実施の形態8に従う出力回路の
構成を示す図である。
【図16】 図15に示すプルアップ用NチャネルMO
Sトランジスタの断面構造を概略的に示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態9に従う出力回路の
構成を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態10に従う出力回路
の要部の構成を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態11に従う出力回路
の構成を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態12に従う出力回路
の構成を示す図である。
【図21】 この発明の実施の形態13に従う半導体記
憶装置の電源および出力バッファ回路の配置を概略的に
示す図である。
【図22】 この発明の実施の形態13の出力回路の電
源構成を具体的に示す図である。
【図23】 この発明の実施の形態14に従う出力回路
の要部の構成を概略的に示す図である。
【図24】 従来の出力バッファ回路の構成の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、2 内部電源回路、3 レベル回
路、4 出力回路、10 NAND回路、11 ゲート
回路、12,13 レベル変換回路、15 出力バッフ
ァ回路、PQ,NQ MOSトランジスタ、32 MO
Sトランジスタ、33 遅延回路、35 ゲート回路、
34 容量素子、36 MOSトランジスタ、40 レ
ベル変換回路、42 インバータ、43,PT MOS
トランジスタ、41 容量素子、52 出力保持駆動回
路、52a NAND回路、52b 発振回路、52c
容量素子、52b レベル変換回路、52e インバ
ータ、52f,52g MOSトランジスタ、55 レ
ベル変換回路、56 遅延回路、57 NAND回路、
58,59,60,63 MOSトランジスタ、61
レベル変換回路、62 インバータ、70 パッド、7
1 リンク素子、72,74 インバータ、73,7
6,79 MOSトランジスタ、77 負電圧伝達線、
78 負電圧発生回路、80 OR回路、81 ゲート
回路、82 MOSトランジスタ、83 OR回路、8
4 AND回路、86 MOSトランジスタ、92 レ
ベル変換回路、94 インバータ、90 MOSトラン
ジスタ、100 P基板、101 Nウェル、102
Pウェル、103,104,106 不純物領域、10
5 ゲート電極、120 出力駆動回路、120a,1
20b,120c MOSトランジスタ、130 プル
アップドライブ回路、132 プルダウンドライブ回
路、130a 第1のドライブ回路、130b 第2の
ドライブ回路、132a 第1のプルダウンドライバ、
132b 第2のプルダウンドライバ、PT1−PT6
PチャネルMOSトランジスタ、NT1−NT8 N
チャネルMOSトランジスタ、140 出力駆動回路、
142 OR回路、PQ3,PQ4,NQP,NQ3,
NQ4 MOSトランジスタ、144インバータ、14
6 ゲート回路、148 AND回路、150,15
2,154 メタルスイッチ、161,163 出力電
源パッド、162,164 出力接地パッド、165
外部電源パッド、166 外部接地パッド、182,1
84 出力電源線、183,185 出力接地線、18
0 外部電源線、181接地線、194,196 メタ
ルスイッチ、200,202 MOSトランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 17/687 G11C 11/34 335A (72)発明者 松本 淳子 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石田 耕三 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 米谷 英樹 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 長澤 勉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B015 HH01 KB33 KB62 5J055 AX02 AX14 BX16 CX26 DX22 DX56 DX73 EX07 EY10 EY21 EZ07 EZ08 EZ20 EZ25 EZ28 EZ50 EZ53 FX18 GX01 GX02 GX04 GX07 5J056 AA05 BB02 BB18 CC03 CC05 CC16 CC21 DD13 DD29 EE15 FF08 GG09 KK01 KK02

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力ノードと出力電源電圧を供給する電
    源ノードとの間に接続され、内部信号に従って選択的に
    導通する第1導電型の第1の出力トランジスタ、および
    前記電源ノードと前記出力ノードとの間に接続され、前
    記内部信号に従って前記第1のトランジスタと同相で導
    通する第2導電型の第2のトランジスタとを備える、出
    力回路。
  2. 【請求項2】 前記第2のトランジスタは、前記出力電
    源電圧レベルにバイアスされる第2導電型の基板領域に
    形成される第1導電型のウェル領域と、 前記ウェル領域表面に間をおいて形成される第2導電型
    の第1および第2の不純物領域と、 前記第1および第2の不純物領域の間のウェル領域上に
    形成されるゲート電極とを備える、請求項1記載の出力
    回路。
  3. 【請求項3】 前記ウェル領域は、前記ゲート電極と同
    じ信号を受ける、請求項2記載の出力回路。
  4. 【請求項4】 前記内部信号に従って、前記第1のトラ
    ンジスタを駆動するための駆動回路をさらに備え、 前記駆動回路は、 前記第1のトランジスタの制御電極と前記出力電源電圧
    と極性の異なる電圧を供給する参照ノードとの間に互い
    に直列に接続される第2導電型の第3および第4のトラ
    ンジスタを含み、前記第3のトランジスタはその制御電
    極に外部から与えられる外部電源電圧を受け、前記第4
    のトランジスタは、前記第3のトランジスタと前記参照
    ノードとの間に接続され、かつその制御電極に前記内部
    信号に相当する信号を受ける、請求項1記載の出力回
    路。
  5. 【請求項5】 出力電源ノードと出力ノードとの間に接
    続される第1導電型の第1のトランジスタ、 前記出力電源ノードと前記出力ノードの間に接続される
    第1導電型の第2のトランジスタ、 内部信号に従って前記第1のトランジスタを選択的に導
    通状態へ駆動する第1の駆動回路、および動作モード指
    示信号に従って選択的に活性化され、活性化時、前記内
    部信号に従って前記第2のトランジスタを選択的に導通
    状態へ駆動する第2の駆動回路を備え、前記第2の駆動
    回路は、前記動作モード指示信号に従って前記出力電源
    ノードの電圧レベルの第1の制御信号を生成する第1の
    ゲート回路と、前記動作モード指示信号に従って外部電
    源電圧レベルの第2の制御信号を生成する第2のゲート
    回路と、前記内部信号に従って前記第2のトランジスタ
    のゲート電極を前記出力電源ノードの電圧レベルに駆動
    する第3のトランジスタと、前記第1の制御信号に従っ
    て選択的に導通し、導通時、前記第2のトランジスタの
    ゲート電極を前記出力電源ノードの出力電源電圧レベル
    に駆動する第4のトランジスタと、前記第2のトランジ
    スタのゲート電極と前記出力電源電圧と極性の異なる参
    照電圧を供給する参照ノードとの間に互いに直列に接続
    される第5および第6のトランジスタとを含み、前記第
    5のトランジスタは、前記第2の制御信号をそのゲート
    に受け、前記第6のトランジスタは、前記内部信号をそ
    のゲート電極に受ける、出力回路。
  6. 【請求項6】 前記第1のトランジスタのゲート電極と
    前記参照ノードとの間に直列に接続される第7および第
    8のトランジスタをさらに備え、前記第7のトランジス
    タは、そのゲートに前記外部電源電圧を受け、前記第8
    のトランジスタは、前記第7のトランジスタと前記参照
    ノードとの間に接続されかつそのゲートに前記内部信号
    を受ける、請求項5記載の出力回路。
  7. 【請求項7】 前記出力ノードと前記参照ノードとの間
    に接続される第7のトランジスタと、 前記出力ノードと前記参照ノードとの間に接続される第
    8のトランジスタと、 前記内部信号に従って前記第7のトランジスタを選択的
    に導通状態へ駆動する第3の駆動回路とをさらに備え、
    前記第3の駆動回路は、前記第7のトランジスタのゲー
    ト電極と前記参照ノードとの間に直列に接続される第9
    および第10のトランジスタを含み、前記第9のトラン
    ジスタは、前記外部電源電圧をそのゲート電極に受け、
    前記第10のトランジスタは、前記第9のトランジスタ
    と前記参照ノードとの間に接続されかつそのノードに前
    記内部信号を受け、さらに 前記内部信号と前記動作モード指示信号とに従って、前
    記第8のトランジスタを選択的に導通状態に駆動する第
    4の駆動回路を備え、前記第4の駆動回路は、前記動作
    モード指示信号に従って前記第9のトランジスタのゲー
    ト電極を前記外部電源電圧レベルに駆動する第11のト
    ランジスタと、前記内部信号に従って前記第11のトラ
    ンジスタのゲート電極を前記参照ノードの電圧レベルに
    駆動する第12のトランジスタと、前記動作モード指示
    信号に従って前記第9のトランジスタのゲート電圧を前
    記参照ノードの電圧レベルに駆動する第13のトランジ
    スタとを含む、請求項5記載の出力回路。
  8. 【請求項8】 電源電圧レベルを特定する動作モードに
    従って、その駆動能力が固定的に変更可能であり、該固
    定的に設定された駆動能力で、内部信号に従って出力ノ
    ードを出力電源ノードの電圧レベルに駆動する第1の出
    力段を備える、出力回路。
  9. 【請求項9】 前記動作モードに従ってその駆動能力が
    固定的に変更可能であり、前記内部信号に従って前記出
    力ノードを、該固定的に設定された駆動能力で、前記電
    源電圧と極性の異なる電圧を供給する参照ノードの電圧
    レベルに駆動する第2の出力段をさらに備える、請求項
    8記載の出力回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の出力段は、 前記内部信号に従って前記出力ノードを前記電源電圧レ
    ベルに駆動する第1導電型の第1のトランジスタと、 前記動作モードを指定する動作モード指示信号と前記内
    部信号に従って、前記出力ノードを駆動する第1導電型
    の第2のトランジスタと、 前記動作モード指示信号と前記内部信号の反転信号とに
    応答して、前記出力ノードを駆動する第2導電型のトラ
    ンジスタとを備える、請求項8記載の出力回路。
  11. 【請求項11】 前記第1の出力段は、 前記内部信号に従って前記出力ノードを前記電源電圧レ
    ベルに駆動する第1導電型の第1のトランジスタと、 前記動作モードに従って、固定的にそのゲート電極が前
    記電源ノードおよび前記内部信号伝達ノードの一方に接
    続される第1導電型の第2のトランジスタと、 前記動作モードに従って、前記内部信号の反転信号に応
    答する動作状態および常時非導通状態の一方に設定さ
    れ、前記電源ノードと前記出力ノードとの間に接続され
    る第2導電型の第3のトランジスタを備える、請求項8
    記載の出力回路。
  12. 【請求項12】 前記第2の出力段は、 前記内部信号に従って、前記出力ノードを前記参照電圧
    レベルに駆動する第1のトランジスタと、 前記動作モードを指定する動作モード指示信号と前記内
    部信号とに応答して、前記出力ノードを選択的に前記参
    照電圧レベルに駆動する第2のトランジスタとを備え
    る、請求項9記載の出力回路。
  13. 【請求項13】 前記第2の出力段は、 前記内部信号に従って、前記出力ノードを前記参照電圧
    レベルに駆動する第1のトランジスタと、 前記動作モードに従って、常時非導通状態および前記内
    部信号に応答する状態のいずれかに設定され、前記内部
    信号への応答時、前記出力ノードを前記参照ノードの電
    圧レベルに選択的に駆動する第2のトランジスタとを備
    える、請求項9記載の出力回路。
  14. 【請求項14】 前記出力回路は、出力信号のビット幅
    が変更可能であり、前記第1の出力段は、最大利用可能
    な出力信号ビット各々に対応して配置され、 前記第1の出力段について、未使用とされるときには、
    前記出力電源ノードに代えて、前記出力電源ノードに与
    えられる出力電源電圧と異なる外部電源電圧を供給する
    外部電源線に選択的に接続される、請求項11記載の出
    力回路。
  15. 【請求項15】 前記出力回路は、前記出力信号のビッ
    ト幅が可変であり、前記第2の出力段は前記第1の出力
    段に対応して配置され、 前記第2の出力段が未使用とされるときには、前記参照
    ノードは、前記出力回路に接地電圧を供給する出力接地
    ノードに代えて、前記出力接地ノードと別の経路で外部
    からの接地電圧を受ける外部接地ノードに選択的に接続
    される、請求項13記載の出力回路。
  16. 【請求項16】 内部信号に従って負電圧と出力電源電
    圧の間で変化する信号を生成する出力駆動回路、および
    前記出力駆動回路の出力信号に従って、出力ノードを前
    記出力電源電圧レベルに駆動する第1のトランジスタを
    備える、出力回路。
  17. 【請求項17】 前記出力駆動回路は、前記内部信号を
    前記出力電源電圧と前記負電圧の間で変化する信号に変
    換するレベル変換回路を備える、請求項16記載の出力
    回路。
  18. 【請求項18】 前記出力駆動回路は、 前記内部信号に応答してワンショットのパルス信号を生
    成するワンショットパルス信号生成回路と、 前記ワンショットパルス信号に応答して前記第1のトラ
    ンジスタのゲート電極を前記出力電源電圧と極性の異な
    る参照電圧を供給する参照ノードの電圧レベルに駆動す
    る第2のトランジスタと、 前記内部信号の遅延信号を前記第2のトランジスタのゲ
    ート電極に結合する容量素子とを含む、請求項16記載
    の出力回路。
  19. 【請求項19】 前記出力駆動回路はさらに、 前記内部信号の振幅を拡張するレベル変換回路と、 前記レベル変換回路の出力信号に従って、前記第1のト
    ランジスタのゲート電極を前記出力電源電圧レベルに駆
    動する第3のトランジスタを備える、請求項18記載の
    出力回路。
  20. 【請求項20】 前記内部信号に応答して、前記出力ノ
    ードを前記出力電源電圧レベルに駆動する第2のトラン
    ジスタをさらに備える、請求項16記載の出力回路。
  21. 【請求項21】 前記出力駆動回路は、前記内部信号に
    応答して容量結合により前記第1のトランジスタのゲー
    ト電極に電圧変化を生じさせる容量素子を備える、請求
    項16記載の出力回路。
  22. 【請求項22】 前記内部信号に従ってチャージポンプ
    動作を行なって前記負電圧を生成するポンプ回路と、 前記ポンプ回路の出力電圧に従って、前記出力ノードを
    前記出力電源電圧レベルに保持する第2のトランジスタ
    をさらに備える、請求項20記載の出力回路。
  23. 【請求項23】 前記出力制御回路は、 前記内部信号に従って所定期間前記第1のトランジスタ
    のゲート電極を前記出力電源電圧と極性の異なる電圧を
    供給する参照ノードの電圧レベルに駆動するプリ駆動回
    路と、 前記所定期間経過後、前記第1のトランジスタのゲート
    電極を前記負電圧レベルに駆動するドライバを備える、
    請求項16記載の出力回路。
  24. 【請求項24】 前記出力電源電圧レベルを特定する動
    作モードに従って前記出力駆動回路の負電圧生成動作を
    停止させる回路をさらに備える、請求項16記載の出力
    回路。
  25. 【請求項25】 出力データのビット幅が変更可能な出
    力回路であって。 最大利用可能なデータ出力パッドに対応して配置され、
    動作時対応の出力電源ノードに出力電源線を介して与え
    られる出力電源電圧を動作電源電圧として受けて、内部
    信号に従って対応のパッドを駆動する複数のデータ出力
    回路、 前記データのビット幅に応じて、未使用とされるデータ
    出力回路の出力電源ノードを前記出力電源線とこなる電
    源線に結合する切替え回路を備える、出力回路。
  26. 【請求項26】 前記切替え回路は、 前記データ出力回路に対応して配置され、対応のデータ
    出力回路の使用/未使用に応じて、対応のデータ出力回
    路の出力電源ノードを前記出力電源線および前記出力電
    源線と異なりかつ前記出力電源電圧と異なる外部電圧を
    伝達する外部電源線の一方に固定的に結合するスイッチ
    回路を備える、請求項25記載の出力回路。
  27. 【請求項27】 前記データ出力回路は所定数単位で出
    力回路群に分割され、前記出力電源線は各前記出力回路
    群に対応して配置され、 前記切替え回路は、 前記データ出力回路の未使用とされる出力回路群に対応
    して配置される出力電源線を、前記出力電源線を伝達さ
    れる出力電源電圧と異なる外部電圧を伝達するノードに
    結合するスイッチ回路を備える、請求項25記載の出力
    回路。
  28. 【請求項28】 前記スイッチ回路は、使用/未使用を
    指定するモード設定信号に従って選択的に導通し、導通
    時、対応の出力電源線を前記外部電圧を伝達するノード
    に結合するスイッチングトランジスタを備える、請求項
    27記載の出力回路。
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