JP2001126483A - データ出力回路およびそれを備える半導体記憶装置 - Google Patents
データ出力回路およびそれを備える半導体記憶装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハイレベルデータを高速に出力できるデータ
出力回路を提供する。 【解決手段】 出力バッファ180は、ハイレベルデー
タ出力時にデータ出力端子90を外部電源電位Vddで
充電するためのプルアップNMOSトランジスタQHN
と、ローレベルデータ出力時にデータ出力端子90を接
地電位Vssに放電するためのプルダウンNMOSトラ
ンジスタQLNとを含む。プルアップNMOSトランジ
スタQHNの基板電位は、ハイレベルデータ出力時にお
いては、通常時よりも高い電位レベルに設定される。
出力回路を提供する。 【解決手段】 出力バッファ180は、ハイレベルデー
タ出力時にデータ出力端子90を外部電源電位Vddで
充電するためのプルアップNMOSトランジスタQHN
と、ローレベルデータ出力時にデータ出力端子90を接
地電位Vssに放電するためのプルダウンNMOSトラ
ンジスタQLNとを含む。プルアップNMOSトランジ
スタQHNの基板電位は、ハイレベルデータ出力時にお
いては、通常時よりも高い電位レベルに設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ出力回路
に関し、より特定的には半導体記憶装置のデータ出力バ
ッファとして用いられるデータ出力回路に関する。
に関し、より特定的には半導体記憶装置のデータ出力バ
ッファとして用いられるデータ出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)に代表される半導体記憶装置からのデータ出力は、
記憶情報に応じてメモリセルに蓄積された電荷によって
生じる電位差をセンスアンプ等で増幅して、ビット線,
I/O線等のデータ線によって伝達し、最終段でバッフ
ァ処理してデータ端子に出力することが一般的である。
この際に、データ出力回路が扱う過渡電流はかなり大き
なものとなるため、出力段にP型MOSトランジスタを
用いるとラッチアップが生じやすい。したがって、デー
タ端子を充放電するトランジスタは、一般的にN型MO
Sトランジスタで構成される。
ry)に代表される半導体記憶装置からのデータ出力は、
記憶情報に応じてメモリセルに蓄積された電荷によって
生じる電位差をセンスアンプ等で増幅して、ビット線,
I/O線等のデータ線によって伝達し、最終段でバッフ
ァ処理してデータ端子に出力することが一般的である。
この際に、データ出力回路が扱う過渡電流はかなり大き
なものとなるため、出力段にP型MOSトランジスタを
用いるとラッチアップが生じやすい。したがって、デー
タ端子を充放電するトランジスタは、一般的にN型MO
Sトランジスタで構成される。
【0003】図21は、半導体記憶装置に用いられる従
来の技術の一例であるデータ出力回路500の構成を示
すブロック図である。
来の技術の一例であるデータ出力回路500の構成を示
すブロック図である。
【0004】データ出力回路500は、ハイレベル(以
下、単にHレベルと称す)/ローレベル(以下、単にL
レベルと称す)の2つの状態からなるディジタルデータ
をデータ端子510に出力する回路であり、データ端子
510の電位レベルを、Hレベルデータの出力が指示さ
れた場合には外部電源電位Vddに設定し、Lレベルデ
ータの出力が指示された場合には接地電位Vssに設定
する。
下、単にHレベルと称す)/ローレベル(以下、単にL
レベルと称す)の2つの状態からなるディジタルデータ
をデータ端子510に出力する回路であり、データ端子
510の電位レベルを、Hレベルデータの出力が指示さ
れた場合には外部電源電位Vddに設定し、Lレベルデ
ータの出力が指示された場合には接地電位Vssに設定
する。
【0005】データ出力回路500は、データ端子51
0に外部電源電位Vddもしくは接地電位Vssを供給
するための出力バッファ580を備える。
0に外部電源電位Vddもしくは接地電位Vssを供給
するための出力バッファ580を備える。
【0006】出力バッファ580は、ノードNbと結合
されるゲートを有し、外部電源電位Vddとデータ端子
510との間に電気的に結合される、Hレベルデータを
出力するためのプルアップトランジスタQNaと、ノー
ドNcと結合されるゲートを有し、接地電位Vssとデ
ータ端子510との間に電気的に結合されるLレベルデ
ータを出力するためのプルダウントランジスタQNbと
を含む。
されるゲートを有し、外部電源電位Vddとデータ端子
510との間に電気的に結合される、Hレベルデータを
出力するためのプルアップトランジスタQNaと、ノー
ドNcと結合されるゲートを有し、接地電位Vssとデ
ータ端子510との間に電気的に結合されるLレベルデ
ータを出力するためのプルダウントランジスタQNbと
を含む。
【0007】データ出力回路500は、さらに、Hレベ
ルデータ出力が指示された場合にトランジスタQNaを
十分にオンさせることが可能な昇圧電位をノードNbへ
出力するHレベルデータ出力制御回路110と、Lレベ
ルデータ出力が指示された場合にトランジスタQNbを
オンさせるための電位をノードNcへ供給するLレベル
データ出力制御回路140と、Hレベルデータ出力時に
ノードNbの電位レベルを一定値以上に維持するための
出力電位保持回路160とを備える。
ルデータ出力が指示された場合にトランジスタQNaを
十分にオンさせることが可能な昇圧電位をノードNbへ
出力するHレベルデータ出力制御回路110と、Lレベ
ルデータ出力が指示された場合にトランジスタQNbを
オンさせるための電位をノードNcへ供給するLレベル
データ出力制御回路140と、Hレベルデータ出力時に
ノードNbの電位レベルを一定値以上に維持するための
出力電位保持回路160とを備える。
【0008】Hレベルデータ出力制御回路110は、制
御信号Φ1およびΦ2に応答して、Hレベルデータ出力
時にノードNaに内部電源電位Vccよりも高い昇圧電
位を出力する昇圧回路120と、制御信号Φ2に応答し
て、ノードNbの電位レベルをノードNaの電位レベル
および接地電位Vssのいずれかに設定する電位切換回
路125とを含む。
御信号Φ1およびΦ2に応答して、Hレベルデータ出力
時にノードNaに内部電源電位Vccよりも高い昇圧電
位を出力する昇圧回路120と、制御信号Φ2に応答し
て、ノードNbの電位レベルをノードNaの電位レベル
および接地電位Vssのいずれかに設定する電位切換回
路125とを含む。
【0009】Lレベルデータ出力制御回路140は、制
御信号Φ3のレベル変換を実行するためのレベル変換回
路150と、レベル変換回路150の出力に応答して、
外部電源電位Vddおよび接地電位Vssのいずれか一
方をノードNcに出力するインバータ155とを含む。
御信号Φ3のレベル変換を実行するためのレベル変換回
路150と、レベル変換回路150の出力に応答して、
外部電源電位Vddおよび接地電位Vssのいずれか一
方をノードNcに出力するインバータ155とを含む。
【0010】制御信号Φ2は、Hレベルデータの出力が
指示される場合に活性化(Lレベル)され、制御信号Φ
3は、Lレベルデータの出力が指示される場合に活性化
(Lレベル)される。制御信号Φ1は、Hレベルデータ
の出力に先立って昇圧回路120を活性化するために活
性化(Hレベル)される。
指示される場合に活性化(Lレベル)され、制御信号Φ
3は、Lレベルデータの出力が指示される場合に活性化
(Lレベル)される。制御信号Φ1は、Hレベルデータ
の出力に先立って昇圧回路120を活性化するために活
性化(Hレベル)される。
【0011】このような構成とすることにより、Hレベ
ルデータの出力時においては、ノードNbに昇圧回路1
20により出力された昇圧電位(>Vdd)が出力さ
れ、ノードNcには接地電位Vssが出力される。した
がって、プルアップトランジスタQNaは十分にオンさ
れ、プルダウントランジスタQNbはオフされる。この
結果、データ端子510は、外部電源電位Vddに充電
される。
ルデータの出力時においては、ノードNbに昇圧回路1
20により出力された昇圧電位(>Vdd)が出力さ
れ、ノードNcには接地電位Vssが出力される。した
がって、プルアップトランジスタQNaは十分にオンさ
れ、プルダウントランジスタQNbはオフされる。この
結果、データ端子510は、外部電源電位Vddに充電
される。
【0012】一方、Lレベルデータの出力時において
は、ノードNcの電位レベルは外部電源電位Vddに設
定され、ノードNbの電位レベルは接地電位Vssに設
定される。したがって、この場合においては、プルダウ
ントランジスタQNbがオンされ、トランジスタQNa
がオフされる。よって、データ端子510は、トランジ
スタQNbによって放電され、その電位レベルは接地電
位Vssとなる。
は、ノードNcの電位レベルは外部電源電位Vddに設
定され、ノードNbの電位レベルは接地電位Vssに設
定される。したがって、この場合においては、プルダウ
ントランジスタQNbがオンされ、トランジスタQNa
がオフされる。よって、データ端子510は、トランジ
スタQNbによって放電され、その電位レベルは接地電
位Vssとなる。
【0013】このように、出力バッファ580を構成す
るプルアップトランジスタおよびプルダウントランジス
タの2個のN型MOSトランジスタのゲート電位を制御
することにより、Hレベル/Lレベルデータのいずれか
一方をデータ端子510に出力することができる。
るプルアップトランジスタおよびプルダウントランジス
タの2個のN型MOSトランジスタのゲート電位を制御
することにより、Hレベル/Lレベルデータのいずれか
一方をデータ端子510に出力することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】一方、半導体記憶装置
においては、回路の高集積化に伴うトランジスタ耐圧の
確保の観点およびバッテリー駆動等を前提とした低消費
電力化の要求の観点から、低電圧動作化が進んでいる。
動作電圧が低電圧化されると、N型MOSトランジスタ
の電流駆動能力は低下するため、低電圧化の要求の高ま
りとともに、データ出力回路の高速化は、ますます重要
な課題となっている。
においては、回路の高集積化に伴うトランジスタ耐圧の
確保の観点およびバッテリー駆動等を前提とした低消費
電力化の要求の観点から、低電圧動作化が進んでいる。
動作電圧が低電圧化されると、N型MOSトランジスタ
の電流駆動能力は低下するため、低電圧化の要求の高ま
りとともに、データ出力回路の高速化は、ますます重要
な課題となっている。
【0015】図22は、従来の技術の出力バッファ58
0の構造を説明するための断面図である。
0の構造を説明するための断面図である。
【0016】図22を参照して、出力バッファ580に
含まれるプルアップトランジスタQNaおよびプルダウ
ントランジスタQNbは、P型基板領域520上に設け
られるP型ウェル530に設けられる。P型ウェル53
0には、コンタクト532を通じて基板電位Vsubが
印加される。ラッチアップの防止等の観点から、基板電
位Vsubは、負電位とされることが一般的である。
含まれるプルアップトランジスタQNaおよびプルダウ
ントランジスタQNbは、P型基板領域520上に設け
られるP型ウェル530に設けられる。P型ウェル53
0には、コンタクト532を通じて基板電位Vsubが
印加される。ラッチアップの防止等の観点から、基板電
位Vsubは、負電位とされることが一般的である。
【0017】トランジスタQNaおよびQNbは、共通
のP型ウェル530に設けられる。トランジスタQNa
は、ノードNbと接続されるゲート電極534aと、ソ
ース/ドレイン電極に相当する、データ端子510と接
続されるnチャネル領域538aおよび外部電源電位V
ddと結合されるnチャネル領域536aとを有する。
同様に、トランジスタQNbは、ノードNcと接続され
るゲート電極534bと、ソース/ドレイン電極に相当
する、接地電位Vssと結合されるnチャネル領域53
8bとデータ端子510と接続されるnチャネル領域5
36bとを有する。
のP型ウェル530に設けられる。トランジスタQNa
は、ノードNbと接続されるゲート電極534aと、ソ
ース/ドレイン電極に相当する、データ端子510と接
続されるnチャネル領域538aおよび外部電源電位V
ddと結合されるnチャネル領域536aとを有する。
同様に、トランジスタQNbは、ノードNcと接続され
るゲート電極534bと、ソース/ドレイン電極に相当
する、接地電位Vssと結合されるnチャネル領域53
8bとデータ端子510と接続されるnチャネル領域5
36bとを有する。
【0018】このような、図22に示す従来の構造の下
では、特に、Hレベルデータ出力時におけるトランジス
タQNaによるデータ端子510の充電速度が問題とな
る。
では、特に、Hレベルデータ出力時におけるトランジス
タQNaによるデータ端子510の充電速度が問題とな
る。
【0019】N型MOSトランジスタにおいては、ソー
ス電位(トランジスタQNaにおいてはデータ端子51
0の電位レベル)と基板電位(トランジスタQNaにお
いてはP型ウェル530の電位レベル)との電位レベル
差に応じて、基板効果が生じ、トランジスタのしきい電
圧Vthが大きくなってしまう。したがって、トランジ
スタQNaにおいては、Hレベルデータ出力時におい
て、データ端子510の充電が開始されると、基板効果
の影響によって電流駆動能力が低下し、ソース/ドレイ
ン間電流の減少によってデータ端子510の充電を高速
に行なうことができなくなるという問題点が生じる。こ
のような状況の下で電流駆動能力を高めてHレベルデー
タ出力の高速化を図るためには、サイズの大きなトラン
ジスタをプルアップトランジスタQNaとして設ける必
要があり、レイアウト面積の増大を招いてしまう。
ス電位(トランジスタQNaにおいてはデータ端子51
0の電位レベル)と基板電位(トランジスタQNaにお
いてはP型ウェル530の電位レベル)との電位レベル
差に応じて、基板効果が生じ、トランジスタのしきい電
圧Vthが大きくなってしまう。したがって、トランジ
スタQNaにおいては、Hレベルデータ出力時におい
て、データ端子510の充電が開始されると、基板効果
の影響によって電流駆動能力が低下し、ソース/ドレイ
ン間電流の減少によってデータ端子510の充電を高速
に行なうことができなくなるという問題点が生じる。こ
のような状況の下で電流駆動能力を高めてHレベルデー
タ出力の高速化を図るためには、サイズの大きなトラン
ジスタをプルアップトランジスタQNaとして設ける必
要があり、レイアウト面積の増大を招いてしまう。
【0020】また、Hレベルデータ出力時には、プルア
ップトランジスタQNaのゲート電位、すなわちノード
Nbの電位レベルを十分に昇圧する必要があるが、低電
圧動作化の下では、昇圧回路120によって十分な昇圧
レベルを得ることが困難となる場合が生じている。昇圧
回路においては、昇圧に用いる電荷を蓄積するための昇
圧用キャパシタが備えられるが、このキャパシタをMO
S容量で構成した場合に、低電圧化に伴ってしきい電圧
Vthの影響が大きくなることから、昇圧用キャパシタ
の容量の使用効率が低下することがその原因である。
ップトランジスタQNaのゲート電位、すなわちノード
Nbの電位レベルを十分に昇圧する必要があるが、低電
圧動作化の下では、昇圧回路120によって十分な昇圧
レベルを得ることが困難となる場合が生じている。昇圧
回路においては、昇圧に用いる電荷を蓄積するための昇
圧用キャパシタが備えられるが、このキャパシタをMO
S容量で構成した場合に、低電圧化に伴ってしきい電圧
Vthの影響が大きくなることから、昇圧用キャパシタ
の容量の使用効率が低下することがその原因である。
【0021】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、出力
データのHレベル駆動を高速に実行することが可能な半
導体記憶装置のデータ出力回路を提供することである。
ためになされたものであって、この発明の目的は、出力
データのHレベル駆動を高速に実行することが可能な半
導体記憶装置のデータ出力回路を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のデータ出
力回路は、ハイレベルおよびローレベルの2つの状態を
有するデータ信号をデータ出力ノードに出力するための
データ出力回路であって、第1および第2のノードの電
位レベルに応じて、データ出力ノードの電位レベルを設
定するバッファ回路を備え、バッファ回路は、ハイレベ
ルに対応する第1の電位とデータ出力ノードとの間に電
気的に結合され、第1のノードと結合されるゲートを有
するプルアップNMOSトランジスタと、ローレベルに
対応する第2の電位とデータ出力ノードとの間に電気的
に結合され、第2のノードと結合されるゲートを有する
プルダウンNMOSトランジスタとを含み、ハイレベル
のデータ出力時に、第1の電位よりも高い昇圧電位を第
1のノードに出力するハイレベルデータ出力制御回路
と、ローレベルのデータ出力時に、プルダウンNMOS
トランジスタをオンさせることが可能な電位を第2のノ
ードに出力するローレベルデータ出力制御回路と、プル
アップNMOSトランジスタに基板電位を供給する基板
電位切換回路とをさらに備え、基板電位切換回路は、ハ
イレベルのデータ出力時以外には、第1の基板電位を供
給し、ハイレベルのデータ出力時には、第1の基板電位
よりも高い第2の基板電位を供給する。
力回路は、ハイレベルおよびローレベルの2つの状態を
有するデータ信号をデータ出力ノードに出力するための
データ出力回路であって、第1および第2のノードの電
位レベルに応じて、データ出力ノードの電位レベルを設
定するバッファ回路を備え、バッファ回路は、ハイレベ
ルに対応する第1の電位とデータ出力ノードとの間に電
気的に結合され、第1のノードと結合されるゲートを有
するプルアップNMOSトランジスタと、ローレベルに
対応する第2の電位とデータ出力ノードとの間に電気的
に結合され、第2のノードと結合されるゲートを有する
プルダウンNMOSトランジスタとを含み、ハイレベル
のデータ出力時に、第1の電位よりも高い昇圧電位を第
1のノードに出力するハイレベルデータ出力制御回路
と、ローレベルのデータ出力時に、プルダウンNMOS
トランジスタをオンさせることが可能な電位を第2のノ
ードに出力するローレベルデータ出力制御回路と、プル
アップNMOSトランジスタに基板電位を供給する基板
電位切換回路とをさらに備え、基板電位切換回路は、ハ
イレベルのデータ出力時以外には、第1の基板電位を供
給し、ハイレベルのデータ出力時には、第1の基板電位
よりも高い第2の基板電位を供給する。
【0023】請求項2記載のデータ出力回路は、請求項
1記載のデータ出力回路であって、プルアップNMOS
トランジスタは、主基板領域から電気的に分離されたP
型ウェル上に設けられ、基板電位切換回路は、P型ウェ
ルに、ハイレベルのデータ出力時以外には第1の基板電
位を、ハイレベルのデータ出力時には第2の基板電位を
それぞれ供給し、第1の基板電位は、プルアップNMO
Sトランジスタにおいて、P型ウェルとNチャネル領域
との間でPN接合がオンしない電位レベルに設定され
る。
1記載のデータ出力回路であって、プルアップNMOS
トランジスタは、主基板領域から電気的に分離されたP
型ウェル上に設けられ、基板電位切換回路は、P型ウェ
ルに、ハイレベルのデータ出力時以外には第1の基板電
位を、ハイレベルのデータ出力時には第2の基板電位を
それぞれ供給し、第1の基板電位は、プルアップNMO
Sトランジスタにおいて、P型ウェルとNチャネル領域
との間でPN接合がオンしない電位レベルに設定され
る。
【0024】請求項3記載のデータ出力回路は、請求項
1記載のデータ出力回路であって、プルアップNMOS
トランジスタは、主基板領域から電気的に分離されたP
型ウェル上に設けられ、基板電位切換回路は、ハイレベ
ルのデータ出力時に活性化される制御信号の信号レベル
に応じて、第1および第2の電位のいずれか一方を内部
ノードに供給するレベル変換回路と、内部ノードの電位
レベルに応じて、第1および第2の電位のいずれか一方
とP型ウェルとを電気的に結合する電位供給回路とを含
む。
1記載のデータ出力回路であって、プルアップNMOS
トランジスタは、主基板領域から電気的に分離されたP
型ウェル上に設けられ、基板電位切換回路は、ハイレベ
ルのデータ出力時に活性化される制御信号の信号レベル
に応じて、第1および第2の電位のいずれか一方を内部
ノードに供給するレベル変換回路と、内部ノードの電位
レベルに応じて、第1および第2の電位のいずれか一方
とP型ウェルとを電気的に結合する電位供給回路とを含
む。
【0025】請求項4記載のデータ出力回路は、請求項
1記載のデータ出力回路であって、データ出力回路は、
さらに、第1の電位より低くかつ第2の電位よりも高い
第3の電位を供給する第1の電源と、第2の電位を供給
する第2の電源とを備え、ハイレベルデータ出力制御回
路は、ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信
号の信号レベルに応じて昇圧電位を出力する昇圧電位発
生回路を含み、昇圧電位発生回路は、ハイレベルのデー
タ出力時に活性化される制御信号の信号レベルに応じ
て、第1および第2の内部ノードの電位レベルをそれぞ
れ設定する第1および第2の論理回路と第1の内部ノー
ドと第1の昇圧ノードとの間に電気的に結合される第1
の昇圧キャパシタと、第2の内部ノードと第2の昇圧ノ
ードとの間に電気的に結合される第2の昇圧キャパシタ
と、第1の電源と第1の昇圧ノードとの間に電気的に結
合され、第1の電源と接続されるゲートを有する第1の
プリチャージトランジスタと、第1の電源と第2の昇圧
ノードとの間に電気的に結合され、第1の電源と接続さ
れるゲートを有する第2のプリチャージトランジスタ
と、第1の電源と第2の昇圧ノードとの間に電気的に結
合され、第1の昇圧ノードと結合されるゲートを有する
第1のNMOSトランジスタとを有し、第1および第2
の昇圧キャパシタは、蓄積型のMOSキャパシタで構成
され、ハイレベルデータ出力制御回路は、制御信号の信
号レベルに応じて、第2の昇圧ノードと第2の電源との
いずれか一方を第1のノードと電気的に結合するための
電圧切換回路をさらに含む。
1記載のデータ出力回路であって、データ出力回路は、
さらに、第1の電位より低くかつ第2の電位よりも高い
第3の電位を供給する第1の電源と、第2の電位を供給
する第2の電源とを備え、ハイレベルデータ出力制御回
路は、ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信
号の信号レベルに応じて昇圧電位を出力する昇圧電位発
生回路を含み、昇圧電位発生回路は、ハイレベルのデー
タ出力時に活性化される制御信号の信号レベルに応じ
て、第1および第2の内部ノードの電位レベルをそれぞ
れ設定する第1および第2の論理回路と第1の内部ノー
ドと第1の昇圧ノードとの間に電気的に結合される第1
の昇圧キャパシタと、第2の内部ノードと第2の昇圧ノ
ードとの間に電気的に結合される第2の昇圧キャパシタ
と、第1の電源と第1の昇圧ノードとの間に電気的に結
合され、第1の電源と接続されるゲートを有する第1の
プリチャージトランジスタと、第1の電源と第2の昇圧
ノードとの間に電気的に結合され、第1の電源と接続さ
れるゲートを有する第2のプリチャージトランジスタ
と、第1の電源と第2の昇圧ノードとの間に電気的に結
合され、第1の昇圧ノードと結合されるゲートを有する
第1のNMOSトランジスタとを有し、第1および第2
の昇圧キャパシタは、蓄積型のMOSキャパシタで構成
され、ハイレベルデータ出力制御回路は、制御信号の信
号レベルに応じて、第2の昇圧ノードと第2の電源との
いずれか一方を第1のノードと電気的に結合するための
電圧切換回路をさらに含む。
【0026】請求項5記載のデータ出力回路は、請求項
4記載のデータ出力回路であって、第1の昇圧キャパシ
タは、第1の内部ノードと接続されるゲートと、第1の
昇圧ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するNMOSトランジスタを含み、第2の昇圧キャパシ
タは、第2の内部ノードと接続されるゲートと、第2の
昇圧ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するNMOSトランジスタを含む。
4記載のデータ出力回路であって、第1の昇圧キャパシ
タは、第1の内部ノードと接続されるゲートと、第1の
昇圧ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するNMOSトランジスタを含み、第2の昇圧キャパシ
タは、第2の内部ノードと接続されるゲートと、第2の
昇圧ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するNMOSトランジスタを含む。
【0027】請求項6記載のデータ出力回路は、請求項
4記載のデータ出力回路であって、第1の昇圧キャパシ
タは、第1の昇圧ノードと接続されるゲートと、第1の
内部ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するPMOSトランジスタを含み、第2の昇圧キャパシ
タは、第2の昇圧ノードと接続されるゲートと、第2の
内部ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するPMOSトランジスタを含む。
4記載のデータ出力回路であって、第1の昇圧キャパシ
タは、第1の昇圧ノードと接続されるゲートと、第1の
内部ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するPMOSトランジスタを含み、第2の昇圧キャパシ
タは、第2の昇圧ノードと接続されるゲートと、第2の
内部ノードと接続される、ソースおよびドレインとを有
するPMOSトランジスタを含む。
【0028】請求項7記載のデータ出力回路は、請求項
4記載のデータ出力回路であって、第1および第2のプ
リチャージトランジスタは、主基板領域から電気的に分
離されたP型ウェル上に設けられるNMOSトランジス
タであり、第1および第2のプリチャージトランジスタ
の基板電位は、第2の電位よりも高い電位レベルに設定
される。
4記載のデータ出力回路であって、第1および第2のプ
リチャージトランジスタは、主基板領域から電気的に分
離されたP型ウェル上に設けられるNMOSトランジス
タであり、第1および第2のプリチャージトランジスタ
の基板電位は、第2の電位よりも高い電位レベルに設定
される。
【0029】請求項8記載のデータ出力回路は、請求項
1記載のデータ出力回路であって、ハイレベルのデータ
出力時に動作し、第1のノードの電位レベルを所定値以
上に維持するための電位レベル保持回路をさらに備え
る。
1記載のデータ出力回路であって、ハイレベルのデータ
出力時に動作し、第1のノードの電位レベルを所定値以
上に維持するための電位レベル保持回路をさらに備え
る。
【0030】請求項9記載のデータ出力回路は、請求項
8記載のデータ出力回路であって、電位レベル保持回路
は、ハイレベルのデータ出力時に、第1の電位より低く
第2の電位よりも高い第3の電位と第2の電位との2つ
の電位レベルを一定周波数の下で繰り返すパルス信号を
受ける第3の内部ノードと、ハイレベルのデータ出力時
に、パルス信号の反転信号を受ける第4の内部ノード
と、第5の内部ノードと第3の内部ノードとの間に電気
的に結合される第3の昇圧キャパシタと、第6の内部ノ
ードと第4の内部ノードとの間に電気的に結合される第
4の昇圧キャパシタと、第3の電位と第5の内部ノード
との間に電気的に結合され、第3の電位と接続されるゲ
ートを有する第3のプリチャージトランジスタと、ハイ
レベルのデータ出力時に、第3の電位と第7の内部ノー
ドとを電気的に結合するスイッチ回路と、第7の内部ノ
ードと第6の内部ノードとの間に電気的に結合され、第
5の内部ノードと結合されるゲートを有する、第2のN
MOSトランジスタと、第6の内部ノードと第1のノー
ドとの間に電気的に結合され、第6の内部ノードと結合
されるゲートを有する、第3のNMOSトランジスタと
を含む。
8記載のデータ出力回路であって、電位レベル保持回路
は、ハイレベルのデータ出力時に、第1の電位より低く
第2の電位よりも高い第3の電位と第2の電位との2つ
の電位レベルを一定周波数の下で繰り返すパルス信号を
受ける第3の内部ノードと、ハイレベルのデータ出力時
に、パルス信号の反転信号を受ける第4の内部ノード
と、第5の内部ノードと第3の内部ノードとの間に電気
的に結合される第3の昇圧キャパシタと、第6の内部ノ
ードと第4の内部ノードとの間に電気的に結合される第
4の昇圧キャパシタと、第3の電位と第5の内部ノード
との間に電気的に結合され、第3の電位と接続されるゲ
ートを有する第3のプリチャージトランジスタと、ハイ
レベルのデータ出力時に、第3の電位と第7の内部ノー
ドとを電気的に結合するスイッチ回路と、第7の内部ノ
ードと第6の内部ノードとの間に電気的に結合され、第
5の内部ノードと結合されるゲートを有する、第2のN
MOSトランジスタと、第6の内部ノードと第1のノー
ドとの間に電気的に結合され、第6の内部ノードと結合
されるゲートを有する、第3のNMOSトランジスタと
を含む。
【0031】請求項10記載のデータ出力回路は、請求
項1記載のデータ出力回路であって、データ出力回路
は、さらに、第1の電位より低く、かつ第2の電位より
も高い第3の電位を供給する第1の電源と、第2の電位
を供給する第2の電源とを備え、プルアップNMOSト
ランジスタは、主基板領域から分離された第1のP型ウ
ェル上に設けられ、基板電位切換回路は、P型ウェルに
対して、ハイレベルのデータ出力時以外には第1の基板
電位を供給し、ハイレベルのデータ出力時には第1の基
板電位よりも高い第2の基板電位を供給し、ハイレベル
データ出力制御回路は、ハイレベルのデータ出力時に活
性化される制御信号の信号レベルに応じて昇圧電位を出
力する昇圧電位発生回路を含み、昇圧電位発生回路は、
ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信号に応
じて、第1の内部ノードおよび第2の内部ノードの電位
レベルをそれぞれ設定する第1および第2の論理回路
と、第1の内部ノードと第1の昇圧ノードとの間に電気
的に結合され、蓄積型のMOSキャパシタで構成される
第1の昇圧キャパシタと、第2の内部ノードと第2の昇
圧ノードとの間に電気的に結合され、蓄積型のMOSキ
ャパシタで構成される第2の昇圧キャパシタと、第1の
電源と第1の昇圧ノードとの間に電気的に結合され、第
1の電源と接続されるゲートを有する第1のプリチャー
ジトランジスタと、第1の電源と第2の昇圧ノードとの
間に電気的に結合され、第1の電源と接続されるゲート
を有する第2のプリチャージトランジスタと、第1の電
源と第2の昇圧ノードとの間に電気的に結合され、第1
の昇圧ノードと接続されるゲートを有する第1のNMO
Sトランジスタとを有し、第1および第2のプリチャー
ジトランジスタは、主基板領域から分離された第2のP
型ウェル上に設けられ、ハイレベルデータ出力制御回路
は、制御信号の信号レベルに応じて、第2の昇圧ノード
と第2の電源とのいずれか一方を第1のノードと電気的
に結合するための電圧切換回路をさらに含み、データ出
力回路は、ハイレベルのデータ出力時において昇圧ノー
ドの電位レベルを所定値以上に維持するための電位レベ
ル保持回路をさらに備え、電位レベル保持回路は、ハイ
レベルのデータ出力時に、第1の電位より低く第2の電
位よりも高い第3の電位と第2の電位との2つの電位レ
ベルを一定周波数の下で繰り返すパルス信号を受ける第
3の内部ノードと、ハイレベルのデータ出力時に、パル
ス信号の反転信号を受ける第4の内部ノードと、第5の
内部ノードと第3の内部ノードとの間に電気的に結合さ
れる第3の昇圧キャパシタと、第6の内部ノードと第4
の内部ノードとの間に電気的に結合される第4の昇圧キ
ャパシタと、第3の電位と第5の内部ノードとの間に電
気的に結合され、第3の電位と接続されるゲートを有す
る第3のプリチャージトランジスタと、ハイレベルのデ
ータ出力時に、第3の電位と第7の内部ノードとを接続
するスイッチ回路と、第7の内部ノードと第6の内部ノ
ードとの間に電気的に結合され、第5の内部ノードと結
合されるゲートを有する、第2のNMOSトランジスタ
と、第6の内部ノードと昇圧ノードとの間に電気的に結
合され、第6の内部ノードと結合されるゲートを有す
る、第3のNMOSトランジスタとを含み、第3のプリ
チャージトランジスタと第2および第3のNMOSトラ
ンジスタとは、第2のP型ウェル上および主基板領域か
ら分離された第3のP型ウェル上のいずれかに設けら
れ、第2および第3のP型ウェルの基板電位は、第2の
電位よりも高い電位に設定される。
項1記載のデータ出力回路であって、データ出力回路
は、さらに、第1の電位より低く、かつ第2の電位より
も高い第3の電位を供給する第1の電源と、第2の電位
を供給する第2の電源とを備え、プルアップNMOSト
ランジスタは、主基板領域から分離された第1のP型ウ
ェル上に設けられ、基板電位切換回路は、P型ウェルに
対して、ハイレベルのデータ出力時以外には第1の基板
電位を供給し、ハイレベルのデータ出力時には第1の基
板電位よりも高い第2の基板電位を供給し、ハイレベル
データ出力制御回路は、ハイレベルのデータ出力時に活
性化される制御信号の信号レベルに応じて昇圧電位を出
力する昇圧電位発生回路を含み、昇圧電位発生回路は、
ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信号に応
じて、第1の内部ノードおよび第2の内部ノードの電位
レベルをそれぞれ設定する第1および第2の論理回路
と、第1の内部ノードと第1の昇圧ノードとの間に電気
的に結合され、蓄積型のMOSキャパシタで構成される
第1の昇圧キャパシタと、第2の内部ノードと第2の昇
圧ノードとの間に電気的に結合され、蓄積型のMOSキ
ャパシタで構成される第2の昇圧キャパシタと、第1の
電源と第1の昇圧ノードとの間に電気的に結合され、第
1の電源と接続されるゲートを有する第1のプリチャー
ジトランジスタと、第1の電源と第2の昇圧ノードとの
間に電気的に結合され、第1の電源と接続されるゲート
を有する第2のプリチャージトランジスタと、第1の電
源と第2の昇圧ノードとの間に電気的に結合され、第1
の昇圧ノードと接続されるゲートを有する第1のNMO
Sトランジスタとを有し、第1および第2のプリチャー
ジトランジスタは、主基板領域から分離された第2のP
型ウェル上に設けられ、ハイレベルデータ出力制御回路
は、制御信号の信号レベルに応じて、第2の昇圧ノード
と第2の電源とのいずれか一方を第1のノードと電気的
に結合するための電圧切換回路をさらに含み、データ出
力回路は、ハイレベルのデータ出力時において昇圧ノー
ドの電位レベルを所定値以上に維持するための電位レベ
ル保持回路をさらに備え、電位レベル保持回路は、ハイ
レベルのデータ出力時に、第1の電位より低く第2の電
位よりも高い第3の電位と第2の電位との2つの電位レ
ベルを一定周波数の下で繰り返すパルス信号を受ける第
3の内部ノードと、ハイレベルのデータ出力時に、パル
ス信号の反転信号を受ける第4の内部ノードと、第5の
内部ノードと第3の内部ノードとの間に電気的に結合さ
れる第3の昇圧キャパシタと、第6の内部ノードと第4
の内部ノードとの間に電気的に結合される第4の昇圧キ
ャパシタと、第3の電位と第5の内部ノードとの間に電
気的に結合され、第3の電位と接続されるゲートを有す
る第3のプリチャージトランジスタと、ハイレベルのデ
ータ出力時に、第3の電位と第7の内部ノードとを接続
するスイッチ回路と、第7の内部ノードと第6の内部ノ
ードとの間に電気的に結合され、第5の内部ノードと結
合されるゲートを有する、第2のNMOSトランジスタ
と、第6の内部ノードと昇圧ノードとの間に電気的に結
合され、第6の内部ノードと結合されるゲートを有す
る、第3のNMOSトランジスタとを含み、第3のプリ
チャージトランジスタと第2および第3のNMOSトラ
ンジスタとは、第2のP型ウェル上および主基板領域か
ら分離された第3のP型ウェル上のいずれかに設けら
れ、第2および第3のP型ウェルの基板電位は、第2の
電位よりも高い電位に設定される。
【0032】請求項11記載のデータ出力回路は、ハイ
レベルおよびローレベルの2つの状態を有するデータ信
号をデータ出力ノードに出力するためのデータ出力回路
であって、第1および第2のノードの電位レベルに応じ
て、データ出力ノードの電位レベルを設定するバッファ
回路を備え、バッファ回路は、ハイレベルに対応する第
1の電位とデータ出力ノードとの間に電気的に結合さ
れ、第1のノードと結合されるゲートを有するプルアッ
プNMOSトランジスタと、ローレベルに対応する第2
の電位とデータ出力ノードとの間に電気的に結合され、
第2のノードと結合されるゲートを有するプルダウンN
MOSトランジスタとを含み、ハイレベルのデータ出力
時に、第1の電位よりも高い昇圧電位を第1のノードに
出力するハイレベルデータ出力制御回路をさらに備え、
ハイレベルデータ出力制御回路は、ハイレベルのデータ
出力時に活性化される制御信号の信号レベルに応じて、
昇圧ノードに昇圧電位を出力する昇圧電位発生回路と、
制御信号の信号レベルに応じて、昇圧ノードと第2の電
源とのいずれか一方を第1のノードと電気的に結合する
ための電圧切換回路とを含み、ローレベルのデータ出力
時に、プルダウンNMOSトランジスタをオンさせるこ
とが可能な電位を第2のノードに出力するローレベルデ
ータ出力制御回路と、ハイレベルのデータ出力時に、昇
圧ノードの電位レベルを所定値以上に維持するための電
位レベル保持回路をさらに備える。
レベルおよびローレベルの2つの状態を有するデータ信
号をデータ出力ノードに出力するためのデータ出力回路
であって、第1および第2のノードの電位レベルに応じ
て、データ出力ノードの電位レベルを設定するバッファ
回路を備え、バッファ回路は、ハイレベルに対応する第
1の電位とデータ出力ノードとの間に電気的に結合さ
れ、第1のノードと結合されるゲートを有するプルアッ
プNMOSトランジスタと、ローレベルに対応する第2
の電位とデータ出力ノードとの間に電気的に結合され、
第2のノードと結合されるゲートを有するプルダウンN
MOSトランジスタとを含み、ハイレベルのデータ出力
時に、第1の電位よりも高い昇圧電位を第1のノードに
出力するハイレベルデータ出力制御回路をさらに備え、
ハイレベルデータ出力制御回路は、ハイレベルのデータ
出力時に活性化される制御信号の信号レベルに応じて、
昇圧ノードに昇圧電位を出力する昇圧電位発生回路と、
制御信号の信号レベルに応じて、昇圧ノードと第2の電
源とのいずれか一方を第1のノードと電気的に結合する
ための電圧切換回路とを含み、ローレベルのデータ出力
時に、プルダウンNMOSトランジスタをオンさせるこ
とが可能な電位を第2のノードに出力するローレベルデ
ータ出力制御回路と、ハイレベルのデータ出力時に、昇
圧ノードの電位レベルを所定値以上に維持するための電
位レベル保持回路をさらに備える。
【0033】請求項12記載のデータ出力回路は、請求
項11記載のデータ出力回路であって、電位レベル保持
回路は、ハイレベルのデータ出力時に、第1の電位より
低く第2の電位よりも高い第3の電位と第2の電位との
2つの電位レベルを一定周波数の下で繰り返すパルス信
号を受ける第3の内部ノードと、ハイレベルのデータ出
力時に、パルス信号の反転信号を受ける第4の内部ノー
ドと、第5の内部ノードと第3の内部ノードとの間に電
気的に結合される第3の昇圧キャパシタと、第6の内部
ノードと第4の内部ノードとの間に電気的に結合される
第4の昇圧キャパシタと、第3の電位と第5の内部ノー
ドとの間に電気的に結合され、第3の電位と接続される
ゲートを有する第3のプリチャージトランジスタと、ハ
イレベルのデータ出力時に、第3の電位と第7の内部ノ
ードとを電気的に結合するスイッチ回路と、第7の内部
ノードと第6の内部ノードとの間に電気的に結合され、
第5の内部ノードと結合されるゲートを有する、第2の
NMOSトランジスタと、第6の内部ノードと昇圧ノー
ドとの間に電気的に結合され、第6の内部ノードと結合
されるゲートを有する、第3のNMOSトランジスタと
を含み、第3のプリチャージトランジスタと第2および
第3のNMOSトランジスタとは、主基板領域から分離
されたP型ウェル上に設けられ、P型ウェルの基板電位
は、第2の電位よりも高い電位に設定される。
項11記載のデータ出力回路であって、電位レベル保持
回路は、ハイレベルのデータ出力時に、第1の電位より
低く第2の電位よりも高い第3の電位と第2の電位との
2つの電位レベルを一定周波数の下で繰り返すパルス信
号を受ける第3の内部ノードと、ハイレベルのデータ出
力時に、パルス信号の反転信号を受ける第4の内部ノー
ドと、第5の内部ノードと第3の内部ノードとの間に電
気的に結合される第3の昇圧キャパシタと、第6の内部
ノードと第4の内部ノードとの間に電気的に結合される
第4の昇圧キャパシタと、第3の電位と第5の内部ノー
ドとの間に電気的に結合され、第3の電位と接続される
ゲートを有する第3のプリチャージトランジスタと、ハ
イレベルのデータ出力時に、第3の電位と第7の内部ノ
ードとを電気的に結合するスイッチ回路と、第7の内部
ノードと第6の内部ノードとの間に電気的に結合され、
第5の内部ノードと結合されるゲートを有する、第2の
NMOSトランジスタと、第6の内部ノードと昇圧ノー
ドとの間に電気的に結合され、第6の内部ノードと結合
されるゲートを有する、第3のNMOSトランジスタと
を含み、第3のプリチャージトランジスタと第2および
第3のNMOSトランジスタとは、主基板領域から分離
されたP型ウェル上に設けられ、P型ウェルの基板電位
は、第2の電位よりも高い電位に設定される。
【0034】請求項13記載のデータ出力回路は、請求
項11記載のデータ出力回路であって、プルアップNM
OSトランジスタに基板電位を供給する基板電位切換回
路をさらに備え、基板電位切換回路は、ハイレベルのデ
ータ出力時以外には、第1の基板電位を供給し、ハイレ
ベルのデータ出力時には、第1の基板電位よりも高い第
2の基板電位を供給する。
項11記載のデータ出力回路であって、プルアップNM
OSトランジスタに基板電位を供給する基板電位切換回
路をさらに備え、基板電位切換回路は、ハイレベルのデ
ータ出力時以外には、第1の基板電位を供給し、ハイレ
ベルのデータ出力時には、第1の基板電位よりも高い第
2の基板電位を供給する。
【0035】請求項14記載のデータ出力回路は、請求
項13記載のデータ出力回路であって、プルアップNM
OSトランジスタは、主基板領域から電気的に分離され
たP型ウェル上に設けられ、基板電位切換回路は、P型
ウェルに対して、ハイレベルのデータ出力時以外には第
1の基板電位を供給し、ハイレベルのデータ出力時には
第1の基板電位よりも高い第2の基板電位を供給し、第
1の基板電位は、プルアップNMOSトランジスタにお
いて、P型ウェルとNチャネル領域との間でPN接合が
オンしない電位レベルに設定される。
項13記載のデータ出力回路であって、プルアップNM
OSトランジスタは、主基板領域から電気的に分離され
たP型ウェル上に設けられ、基板電位切換回路は、P型
ウェルに対して、ハイレベルのデータ出力時以外には第
1の基板電位を供給し、ハイレベルのデータ出力時には
第1の基板電位よりも高い第2の基板電位を供給し、第
1の基板電位は、プルアップNMOSトランジスタにお
いて、P型ウェルとNチャネル領域との間でPN接合が
オンしない電位レベルに設定される。
【0036】請求項15記載の半導体記憶装置は、ハイ
レベルおよびローレベルの2つの状態を有するデータ信
号を記憶するための半導体記憶装置であって、行列状に
配置される複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ
と、選択された複数のメモリセルのうちの1つから読出
されたディジタルデータの状態に応じた電位レベルをデ
ータ出力ノードに出力するためのデータ出力回路とを備
え、データ出力回路は、第1および第2のノードの電位
レベルに応じて、データ出力ノードの電位レベルを設定
するバッファ回路を含み、バッファ回路は、ハイレベル
に対応する第1の電位とデータ出力ノードとの間に電気
的に結合され、第1のノードと結合されるゲートを有す
るプルアップNMOSトランジスタと、ローレベルに対
応する第2の電位とデータ出力ノードとの間に電気的に
結合され、第2のノードと結合されるゲートを有するプ
ルダウンNMOSトランジスタとを有し、データ出力回
路は、ハイレベルのデータ出力時に、第1の電位よりも
高い昇圧電位を第1のノードに出力する昇圧回路と、ロ
ーレベルのデータ出力時に、プルダウンNMOSトラン
ジスタをオンさせることが可能な電位を第2のノードに
出力する電位供給回路と、プルアップNMOSトランジ
スタに基板電位を供給する基板電位切換回路とをさらに
含み、基板電位切換回路は、ハイレベルのデータ出力時
以外には、第1の基板電位を供給し、ハイレベルのデー
タ出力時には、第1の基板電位よりも高い第2の基板電
位を供給する。
レベルおよびローレベルの2つの状態を有するデータ信
号を記憶するための半導体記憶装置であって、行列状に
配置される複数のメモリセルを有するメモリセルアレイ
と、選択された複数のメモリセルのうちの1つから読出
されたディジタルデータの状態に応じた電位レベルをデ
ータ出力ノードに出力するためのデータ出力回路とを備
え、データ出力回路は、第1および第2のノードの電位
レベルに応じて、データ出力ノードの電位レベルを設定
するバッファ回路を含み、バッファ回路は、ハイレベル
に対応する第1の電位とデータ出力ノードとの間に電気
的に結合され、第1のノードと結合されるゲートを有す
るプルアップNMOSトランジスタと、ローレベルに対
応する第2の電位とデータ出力ノードとの間に電気的に
結合され、第2のノードと結合されるゲートを有するプ
ルダウンNMOSトランジスタとを有し、データ出力回
路は、ハイレベルのデータ出力時に、第1の電位よりも
高い昇圧電位を第1のノードに出力する昇圧回路と、ロ
ーレベルのデータ出力時に、プルダウンNMOSトラン
ジスタをオンさせることが可能な電位を第2のノードに
出力する電位供給回路と、プルアップNMOSトランジ
スタに基板電位を供給する基板電位切換回路とをさらに
含み、基板電位切換回路は、ハイレベルのデータ出力時
以外には、第1の基板電位を供給し、ハイレベルのデー
タ出力時には、第1の基板電位よりも高い第2の基板電
位を供給する。
【0037】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
における同一符号は、同一または相当部分を示す。
態について図面を参照して詳しく説明する。なお、図中
における同一符号は、同一または相当部分を示す。
【0038】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に従うデータ出力回路を備える半導体記憶装置1
000の全体構成を示すブロック図である。
形態1に従うデータ出力回路を備える半導体記憶装置1
000の全体構成を示すブロック図である。
【0039】図1を参照して、半導体記憶装置1000
は、行列状に配置された複数のメモリセルを有するメモ
リセルアレイ10を備える。メモリセルアレイ10にお
いて、メモリセルの各行に対応してワード線が設けら
れ、メモリセルの各行に対応してビット線が設けられ
る。図1には、行列状に配置される複数のメモリセルの
うちの1個を代表的にMCとして示し、それに対応する
ワード線WLおよびビット線BLの配置について示して
いる。
は、行列状に配置された複数のメモリセルを有するメモ
リセルアレイ10を備える。メモリセルアレイ10にお
いて、メモリセルの各行に対応してワード線が設けら
れ、メモリセルの各行に対応してビット線が設けられ
る。図1には、行列状に配置される複数のメモリセルの
うちの1個を代表的にMCとして示し、それに対応する
ワード線WLおよびビット線BLの配置について示して
いる。
【0040】半導体記憶装置1000は、さらに、メモ
リセルの行および列を選択するためのアドレス信号の各
ビットA0〜Ai(i:自然数)を受けるアドレス入力
端子20と、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コ
ラムアドレスストローブ信号/CASおよびライトイネ
ーブル信号/WE等の制御信号を受ける制御信号入力端
子30と、制御信号入力端子30に入力された各制御信
号を受けて、半導体記憶装置1000全体における読出
・書込・リフレッシュ動作等を制御する制御回路35
と、アドレス信号の各ビットA0〜Aiを受けて内部ア
ドレス信号を発生するアドレスバッファ25とを備え
る。
リセルの行および列を選択するためのアドレス信号の各
ビットA0〜Ai(i:自然数)を受けるアドレス入力
端子20と、ロウアドレスストローブ信号/RAS、コ
ラムアドレスストローブ信号/CASおよびライトイネ
ーブル信号/WE等の制御信号を受ける制御信号入力端
子30と、制御信号入力端子30に入力された各制御信
号を受けて、半導体記憶装置1000全体における読出
・書込・リフレッシュ動作等を制御する制御回路35
と、アドレス信号の各ビットA0〜Aiを受けて内部ア
ドレス信号を発生するアドレスバッファ25とを備え
る。
【0041】アドレスバッファ25によって出力される
内部アドレス信号は、ロウデコーダ40およびコラムデ
コーダ50に伝達され、内部アドレス信号に応答したメ
モリセル行および列の選択が実行される。
内部アドレス信号は、ロウデコーダ40およびコラムデ
コーダ50に伝達され、内部アドレス信号に応答したメ
モリセル行および列の選択が実行される。
【0042】半導体記憶装置1000は、さらに、コラ
ムデコーダによって選択されたメモリセル列との間での
データの授受および読出されたデータの増幅を実行する
ためのセンスアンプ回路45と、センスアンプ回路との
間でデータを伝達するI/O線55と、I/O線55に
生じた電位差を増幅するためのプリアンプ60と、プリ
アンプ60で増幅された読出データに応答して、データ
出力端子90にHレベル/Lレベルデータを出力するた
めのデータ出力回路100とを備える。
ムデコーダによって選択されたメモリセル列との間での
データの授受および読出されたデータの増幅を実行する
ためのセンスアンプ回路45と、センスアンプ回路との
間でデータを伝達するI/O線55と、I/O線55に
生じた電位差を増幅するためのプリアンプ60と、プリ
アンプ60で増幅された読出データに応答して、データ
出力端子90にHレベル/Lレベルデータを出力するた
めのデータ出力回路100とを備える。
【0043】半導体記憶装置1000は、さらに、デー
タ入力端子95に入力された書込データを受ける入力バ
ッファ70と、入力バッファ70に伝達された書込デー
タをI/O線を通じてメモリセルに書込むためのライト
ドライバ75をさらに含む。
タ入力端子95に入力された書込データを受ける入力バ
ッファ70と、入力バッファ70に伝達された書込デー
タをI/O線を通じてメモリセルに書込むためのライト
ドライバ75をさらに含む。
【0044】図1においては、データ入力端子95とデ
ータ出力端子90とを独立に配置する構成を示したが、
読出データおよび書込データの伝達を共通して行なうグ
ローバルI/O線を設けて、データ入力端子とデータ出
力端子とを共通とすることも可能である。
ータ出力端子90とを独立に配置する構成を示したが、
読出データおよび書込データの伝達を共通して行なうグ
ローバルI/O線を設けて、データ入力端子とデータ出
力端子とを共通とすることも可能である。
【0045】データ読出時においては、ロウデコーダ4
0およびコラムデコーダ50によって選択されたメモリ
セルに記憶されたデータが、センスアンプ回路45によ
って増幅されてI/O線55を通じて伝達される。I/
O線55に伝達されたデータは、プリアンプ60で増幅
され、プリアンプ60の出力に応じて、データ出力回路
は、Hレベル/Lレベルデータをデータ出力端子90に
出力する。
0およびコラムデコーダ50によって選択されたメモリ
セルに記憶されたデータが、センスアンプ回路45によ
って増幅されてI/O線55を通じて伝達される。I/
O線55に伝達されたデータは、プリアンプ60で増幅
され、プリアンプ60の出力に応じて、データ出力回路
は、Hレベル/Lレベルデータをデータ出力端子90に
出力する。
【0046】半導体記憶装置1000は、さらに、外部
電源電位Vddを受ける電源入力端子82と、接地電位
Vssを受ける電源端子84とを備える。電源端子より
入力された外部電源電位Vddおよび接地電位Vssよ
り、内部電源電位Vccが、電圧降下回路(VDC)8
5によって生成され、また、P型基板に与えられる基板
電位Vsubが、基板電位発生回路87によって生成さ
れる。ラッチアップの防止等の観点から、基板電位Vs
ubは、負電位とされることが一般的である。
電源電位Vddを受ける電源入力端子82と、接地電位
Vssを受ける電源端子84とを備える。電源端子より
入力された外部電源電位Vddおよび接地電位Vssよ
り、内部電源電位Vccが、電圧降下回路(VDC)8
5によって生成され、また、P型基板に与えられる基板
電位Vsubが、基板電位発生回路87によって生成さ
れる。ラッチアップの防止等の観点から、基板電位Vs
ubは、負電位とされることが一般的である。
【0047】図2は、本発明の実施の形態1に従うデー
タ出力回路100の全体構成を示すブロック図である。
タ出力回路100の全体構成を示すブロック図である。
【0048】図2を参照して、データ出力回路100
は、Hレベルデータの出力が指示される期間において活
性化(Lレベル)される制御信号Φ2およびLレベルデ
ータの出力が指示される期間において活性化(Lレベ
ル)される制御信号Φ3に応じて、データ出力端子90
の電位レベルを外部電源電位Vddおよび接地電位Vs
sの一方に設定する。
は、Hレベルデータの出力が指示される期間において活
性化(Lレベル)される制御信号Φ2およびLレベルデ
ータの出力が指示される期間において活性化(Lレベ
ル)される制御信号Φ3に応じて、データ出力端子90
の電位レベルを外部電源電位Vddおよび接地電位Vs
sの一方に設定する。
【0049】データ出力回路100は、ノードNbおよ
びNcの電位レベルに応じて、外部電源102および接
地配線105のいずれか一方によってデータ出力端子9
0を充放電するための出力バッファ180を備える。出
力バッファ180は、ノードNbと結合されるゲートを
有し外部電源102とデータ出力端子90との間に電気
的に結合されるプルアップトランジスタQNHと、ノー
ドNcと結合されるゲートを有しデータ出力端子90と
接地配線105との間に電気的に結合されるプルダウン
トランジスタQNLとを含む。
びNcの電位レベルに応じて、外部電源102および接
地配線105のいずれか一方によってデータ出力端子9
0を充放電するための出力バッファ180を備える。出
力バッファ180は、ノードNbと結合されるゲートを
有し外部電源102とデータ出力端子90との間に電気
的に結合されるプルアップトランジスタQNHと、ノー
ドNcと結合されるゲートを有しデータ出力端子90と
接地配線105との間に電気的に結合されるプルダウン
トランジスタQNLとを含む。
【0050】データ出力回路100は、さらに、Hレベ
ルデータの出力が指示された場合において、プルアップ
トランジスタQNHをオンさせるための電位をノードN
bに出力するためのHレベルデータ出力制御回路110
と、Lレベルデータの出力が指示された場合において、
プルダウントランジスタQNLをオンさせるための電位
レベルをノードNcに出力するためのLレベルデータ出
力制御回路140と、Hレベルデータ出力時においてノ
ードNbの電位レベルを一定レベル以上に保持するため
の昇圧電位保持回路160と、Hレベルデータの出力が
指示される期間において、プルアップトランジスタQN
Hの基板電位を切換えるための基板電位切換回路130
とを備える。
ルデータの出力が指示された場合において、プルアップ
トランジスタQNHをオンさせるための電位をノードN
bに出力するためのHレベルデータ出力制御回路110
と、Lレベルデータの出力が指示された場合において、
プルダウントランジスタQNLをオンさせるための電位
レベルをノードNcに出力するためのLレベルデータ出
力制御回路140と、Hレベルデータ出力時においてノ
ードNbの電位レベルを一定レベル以上に保持するため
の昇圧電位保持回路160と、Hレベルデータの出力が
指示される期間において、プルアップトランジスタQN
Hの基板電位を切換えるための基板電位切換回路130
とを備える。
【0051】以下に、各回路の構成を詳細に説明する。
図3は、Hレベルデータ出力制御回路110の構成を説
明する回路図である。
図3は、Hレベルデータ出力制御回路110の構成を説
明する回路図である。
【0052】図3を参照して、Hレベルデータ出力制御
回路110は、ノードNaに昇圧電位を出力するための
昇圧回路120と、制御信号Φ2に応答して、ノードN
bの電位レベルを切換えるための電位切換回路125と
を含む。
回路110は、ノードNaに昇圧電位を出力するための
昇圧回路120と、制御信号Φ2に応答して、ノードN
bの電位レベルを切換えるための電位切換回路125と
を含む。
【0053】昇圧回路120は、制御信号Φ1およびΦ
2に応じて結果をノードN1に出力するための論理回路
LG10と、ノードN1とN2との間に接続される昇圧
キャパシタC1と、ノードN2を予めプリチャージする
ためのトランジスタQN10と、ノードN2から内部電
源104に向かう方向を順方向としてダイオード接続さ
れるトランジスタQN12およびQN14を有する。
2に応じて結果をノードN1に出力するための論理回路
LG10と、ノードN1とN2との間に接続される昇圧
キャパシタC1と、ノードN2を予めプリチャージする
ためのトランジスタQN10と、ノードN2から内部電
源104に向かう方向を順方向としてダイオード接続さ
れるトランジスタQN12およびQN14を有する。
【0054】昇圧回路120は、さらに、制御信号Φ2
の反転信号をノードN3に伝達するためのインバータ群
IV12〜IV14と、ノードN3とノードNaとの間
に接続される昇圧キャパシタC2と、ノードN2と接続
されるゲートを有し内部電源102とノードNaとを電
気的に結合するために設けられるトランジスタQN16
と、ノードNaを予めプリチャージするために設けられ
るトランジスタQN20と、ノードNaから内部電源1
04に向かう方向を順方向としてダイオード接続される
トランジスタQN22〜QN26を含む。
の反転信号をノードN3に伝達するためのインバータ群
IV12〜IV14と、ノードN3とノードNaとの間
に接続される昇圧キャパシタC2と、ノードN2と接続
されるゲートを有し内部電源102とノードNaとを電
気的に結合するために設けられるトランジスタQN16
と、ノードNaを予めプリチャージするために設けられ
るトランジスタQN20と、ノードNaから内部電源1
04に向かう方向を順方向としてダイオード接続される
トランジスタQN22〜QN26を含む。
【0055】制御信号Φ1は、制御信号Φ2の活性化に
先立って活性化(Hレベル)される。
先立って活性化(Hレベル)される。
【0056】昇圧回路120の動作をタイミングチャー
トを用いて説明する。図5は、データ出力回路100の
各部の動作波形を示すタイミングチャートである。
トを用いて説明する。図5は、データ出力回路100の
各部の動作波形を示すタイミングチャートである。
【0057】図5を参照して、時刻t1において、制御
信号Φ2の活性化に先立って、制御信号Φ1が活性化
(Hレベル)される。
信号Φ2の活性化に先立って、制御信号Φ1が活性化
(Hレベル)される。
【0058】制御信号Φ1が活性化される時刻t1以前
において、ノードN2は、トランジスタQN10によっ
て、Vcc−Vth(Vth:N型MOSトランジスタ
のしきい電圧)にプリチャージされ、ノードNaは、ト
ランジスタQN20によって、同様にVcc−Vthに
プリチャージされている。一方、このタイミングにおい
ては、ノードN1およびノードN3の電位レベルはVs
sであるので、昇圧キャパシタC1およびC2に電荷が
蓄積される。
において、ノードN2は、トランジスタQN10によっ
て、Vcc−Vth(Vth:N型MOSトランジスタ
のしきい電圧)にプリチャージされ、ノードNaは、ト
ランジスタQN20によって、同様にVcc−Vthに
プリチャージされている。一方、このタイミングにおい
ては、ノードN1およびノードN3の電位レベルはVs
sであるので、昇圧キャパシタC1およびC2に電荷が
蓄積される。
【0059】制御信号Φ1の活性化に応答して、ノード
N1の電位レベルはLレベル(Vss)からHレベル
(Vcc)に変化する。一方、ノードN3の電位レベル
は、制御信号Φ2の反転状態であり、Lレベル(Vs
s)のままである。
N1の電位レベルはLレベル(Vss)からHレベル
(Vcc)に変化する。一方、ノードN3の電位レベル
は、制御信号Φ2の反転状態であり、Lレベル(Vs
s)のままである。
【0060】ノードN1の電位レベルがVssからVc
cに変化することにより、ノードN2の電位レベルは、
内部電源電位Vccから昇圧キャパシタC1に蓄積され
た電荷によって昇圧され、その電位レベルはVcc−V
th+ΔV1まで上昇する。これにより、トランジスタ
QN16は十分にオンし、ノードNaの電位レベルは、
プリチャージレベルのVcc−VthからVccまで上
昇する。
cに変化することにより、ノードN2の電位レベルは、
内部電源電位Vccから昇圧キャパシタC1に蓄積され
た電荷によって昇圧され、その電位レベルはVcc−V
th+ΔV1まで上昇する。これにより、トランジスタ
QN16は十分にオンし、ノードNaの電位レベルは、
プリチャージレベルのVcc−VthからVccまで上
昇する。
【0061】次に、時刻t2において、Hレベルデータ
を出力するために制御信号Φ2が活性化されると、ノー
ドN1の電位レベルがLレベル(Vss)に変化すると
ともに、ノードN3の電位レベルは、Vssレベルから
Vccレベルに変化する。これに応じて、ノードN2の
電位レベルは、再び、プリチャージレベルのVcc−V
thに低下する。一方、ノードNaの電位レベルは、昇
圧キャパシタC2に蓄積された電荷によって、Vcc+
ΔV2まで昇圧される。したがって、制御信号Φ2が活
性化されている期間において、ノードNaには、昇圧電
位(Vcc+ΔV2)が供給される。
を出力するために制御信号Φ2が活性化されると、ノー
ドN1の電位レベルがLレベル(Vss)に変化すると
ともに、ノードN3の電位レベルは、Vssレベルから
Vccレベルに変化する。これに応じて、ノードN2の
電位レベルは、再び、プリチャージレベルのVcc−V
thに低下する。一方、ノードNaの電位レベルは、昇
圧キャパシタC2に蓄積された電荷によって、Vcc+
ΔV2まで昇圧される。したがって、制御信号Φ2が活
性化されている期間において、ノードNaには、昇圧電
位(Vcc+ΔV2)が供給される。
【0062】時刻t3において、再び制御信号Φ2が非
活性化(Hレベル)されると、ノードN1の電位レベル
がVccレベルに、ノードN3の電位レベルがLレベル
(Vssレベル)に変化するので、これに応じて、ノー
ドN2の電位レベルおよびノードNaの電位レベルは、
時刻t1における変化と同様に、Vcc−Vth+ΔV
1およびVccにそれぞれ変化する。
活性化(Hレベル)されると、ノードN1の電位レベル
がVccレベルに、ノードN3の電位レベルがLレベル
(Vssレベル)に変化するので、これに応じて、ノー
ドN2の電位レベルおよびノードNaの電位レベルは、
時刻t1における変化と同様に、Vcc−Vth+ΔV
1およびVccにそれぞれ変化する。
【0063】このような構成とすることにより、昇圧回
路120は、制御信号Φ2の活性化期間において、ノー
ドNaの電位レベルを、昇圧電位(Vcc+ΔV2)に
設定する。
路120は、制御信号Φ2の活性化期間において、ノー
ドNaの電位レベルを、昇圧電位(Vcc+ΔV2)に
設定する。
【0064】再び、図3を参照して、電位切換回路12
5は、ノードNaとノードNbとの間に電気的に結合さ
れる、P型MOSトランジスタQP30と、ノードNb
と接地配線105との間に電気的に結合されるN型MO
SトランジスタQN30とを有する。トランジスタQP
30およびQN30のゲートには、制御信号Φ2が与え
られる。
5は、ノードNaとノードNbとの間に電気的に結合さ
れる、P型MOSトランジスタQP30と、ノードNb
と接地配線105との間に電気的に結合されるN型MO
SトランジスタQN30とを有する。トランジスタQP
30およびQN30のゲートには、制御信号Φ2が与え
られる。
【0065】電位切換回路125は、制御信号Φ2の活
性化期間(Lレベル)においては、トランジスタQP3
0のオンによってノードNaに供給された昇圧電位をノ
ードNbに伝達する。一方、制御信号Φ2の非活性化期
間(Hレベル)においては、電位切換回路125は、ト
ランジスタQN30のオンによって接地電位Vssをノ
ードNbに伝達する。
性化期間(Lレベル)においては、トランジスタQP3
0のオンによってノードNaに供給された昇圧電位をノ
ードNbに伝達する。一方、制御信号Φ2の非活性化期
間(Hレベル)においては、電位切換回路125は、ト
ランジスタQN30のオンによって接地電位Vssをノ
ードNbに伝達する。
【0066】図4は、Lレベルデータ出力制御回路14
0の構成を示す回路図である。図4を参照して、Lレベ
ルデータ出力制御回路140は、制御信号Φ3をレベル
変換するためのレベル変換回路150と、レベル変換回
路150の出力を反転して、ノードNcに外部電源電位
Vddおよび接地電位Vssのうちの一方をノードNc
に出力するインバータ155とを含む。
0の構成を示す回路図である。図4を参照して、Lレベ
ルデータ出力制御回路140は、制御信号Φ3をレベル
変換するためのレベル変換回路150と、レベル変換回
路150の出力を反転して、ノードNcに外部電源電位
Vddおよび接地電位Vssのうちの一方をノードNc
に出力するインバータ155とを含む。
【0067】レベル変換回路150は、制御信号Φ3を
反転出力するインバータIV50と、制御信号Φ3およ
びその反転信号を入力とするトランジスタQP52,Q
P54,QN52およびQN54を有する。
反転出力するインバータIV50と、制御信号Φ3およ
びその反転信号を入力とするトランジスタQP52,Q
P54,QN52およびQN54を有する。
【0068】レベル変換回路150は、制御信号Φ3が
非活性状態(Hレベル:Vcc)である場合には外部電
源電位Vddを出力し、制御信号Φ3が活性状態(Lレ
ベル:Vss)である場合には接地電位Vssを出力す
る。
非活性状態(Hレベル:Vcc)である場合には外部電
源電位Vddを出力し、制御信号Φ3が活性状態(Lレ
ベル:Vss)である場合には接地電位Vssを出力す
る。
【0069】インバータ155は、外部電源102とノ
ードNcとを電気的に結合するために設けられるP型M
OSトランジスタQP55と、ノードNcと接地配線1
05とを電気的に結合するために設けられるN型MOS
トランジスタQN55とを有する。トランジスタQP5
5およびQN55のゲートには、レベル変換回路150
の出力が与えられる。
ードNcとを電気的に結合するために設けられるP型M
OSトランジスタQP55と、ノードNcと接地配線1
05とを電気的に結合するために設けられるN型MOS
トランジスタQN55とを有する。トランジスタQP5
5およびQN55のゲートには、レベル変換回路150
の出力が与えられる。
【0070】このような構成とすることにより、接地電
位Vss〜内部電源電位Vccの振幅を有する制御信号
Φ3を、外部電源電位Vdd〜接地電位Vssの振幅に
レベル変換して、ノードNcに反転出力することができ
る。よって、ノードNcの電位レベルは、制御信号Φ3
の活性化期間(Lレベル)においては、外部電源電位V
ddに設定され、それ以外の場合には、接地電位Vss
に設定される。
位Vss〜内部電源電位Vccの振幅を有する制御信号
Φ3を、外部電源電位Vdd〜接地電位Vssの振幅に
レベル変換して、ノードNcに反転出力することができ
る。よって、ノードNcの電位レベルは、制御信号Φ3
の活性化期間(Lレベル)においては、外部電源電位V
ddに設定され、それ以外の場合には、接地電位Vss
に設定される。
【0071】図6は、基板電位切換回路130の構成を
示す回路図である。図6を参照して、基板電位切換回路
130は、レベル変換回路135と、インバータ137
とを含む。レベル変換回路135は、図4で説明したレ
ベル変換回路150と同様の構成を有し、内部電源電位
Vcc〜接地電位Vssの振幅を有する制御信号Φ2に
応じて、外部電源電位Vddおよび接地電位Vssの一
方を出力する。
示す回路図である。図6を参照して、基板電位切換回路
130は、レベル変換回路135と、インバータ137
とを含む。レベル変換回路135は、図4で説明したレ
ベル変換回路150と同様の構成を有し、内部電源電位
Vcc〜接地電位Vssの振幅を有する制御信号Φ2に
応じて、外部電源電位Vddおよび接地電位Vssの一
方を出力する。
【0072】インバータ137は、外部電源102と接
地配線105との間に直列に接続されるトランジスタQ
P45およびQN45を有する。トランジスタQP45
およびQN45のゲートには、レベル変換回路135の
出力が与えられる。トランジスタQP45およびQN4
5のドレインが結合されたノードから、制御信号Φ5が
出力される。したがって、制御信号Φ5は、制御信号Φ
2の振幅レベルを変換し、かつ反転した信号となる。
地配線105との間に直列に接続されるトランジスタQ
P45およびQN45を有する。トランジスタQP45
およびQN45のゲートには、レベル変換回路135の
出力が与えられる。トランジスタQP45およびQN4
5のドレインが結合されたノードから、制御信号Φ5が
出力される。したがって、制御信号Φ5は、制御信号Φ
2の振幅レベルを変換し、かつ反転した信号となる。
【0073】図5を再び参照して、制御信号Φ5は、制
御信号Φ2の活性期間においては、Vssレベルに設定
され、制御信号Φ2の活性化(Lレベル)期間、すなわ
ちHレベルデータの出力期間において、外部電源電位V
ddに設定される。制御信号Φ2が再び非活性化(Hレ
ベル)され、続いてLレベルデータを出力する場合に
は、制御信号Φ3はVssレベルとなる。制御信号Φ5
は、出力バッファ180中のプルアップトランジスタQ
NHの基板電位として印加される。
御信号Φ2の活性期間においては、Vssレベルに設定
され、制御信号Φ2の活性化(Lレベル)期間、すなわ
ちHレベルデータの出力期間において、外部電源電位V
ddに設定される。制御信号Φ2が再び非活性化(Hレ
ベル)され、続いてLレベルデータを出力する場合に
は、制御信号Φ3はVssレベルとなる。制御信号Φ5
は、出力バッファ180中のプルアップトランジスタQ
NHの基板電位として印加される。
【0074】以上説明したHレベルデータ出力制御回路
110およびLレベルデータ出力制御回路140によっ
て、データNbおよびNcの電位レベルが制御され、デ
ータ出力端子90の電位レベルVdatは、制御信号Φ
2の活性化に応答してHレベル(外部電源電位Vdd)
に設定され、制御信号Φ3の活性化に応答してLレベル
(接地電位Vss)に設定される。制御信号Φ2および
Φ3の両方が非活性状態(Hレベル)である場合におい
ては、出力バッファ中のトランジスタQNHおよびQN
Lのいずれもオフ状態とされるので、データ出力端子は
ハイインピーダンス状態(Hi−Z)とされる。
110およびLレベルデータ出力制御回路140によっ
て、データNbおよびNcの電位レベルが制御され、デ
ータ出力端子90の電位レベルVdatは、制御信号Φ
2の活性化に応答してHレベル(外部電源電位Vdd)
に設定され、制御信号Φ3の活性化に応答してLレベル
(接地電位Vss)に設定される。制御信号Φ2および
Φ3の両方が非活性状態(Hレベル)である場合におい
ては、出力バッファ中のトランジスタQNHおよびQN
Lのいずれもオフ状態とされるので、データ出力端子は
ハイインピーダンス状態(Hi−Z)とされる。
【0075】図7は、出力バッファ180の構造の一例
を説明するための断面図である。図7を参照して、プル
アップトランジスタQNHは、P型基板領域200から
N型ウェル192aによって分離されたP型ウェル19
4a上に配置される。
を説明するための断面図である。図7を参照して、プル
アップトランジスタQNHは、P型基板領域200から
N型ウェル192aによって分離されたP型ウェル19
4a上に配置される。
【0076】トランジスタQHNは、ノードNbと接続
されるゲート電極195aと、ソース/ドレイン電極に
相当する、データ端子90と接続されるnチャネル領域
197aおよび外部電源電位Vddと結合されるnチャ
ネル領域196aとを有する。
されるゲート電極195aと、ソース/ドレイン電極に
相当する、データ端子90と接続されるnチャネル領域
197aおよび外部電源電位Vddと結合されるnチャ
ネル領域196aとを有する。
【0077】P型ウェル194aには、基板電位切換回
路130によって出力される制御信号Φ5がボディコン
タクト198aを介して印加される。
路130によって出力される制御信号Φ5がボディコン
タクト198aを介して印加される。
【0078】したがって、プルアップトランジスタQN
Hの基板電位は、Hレベルデータの出力時においては、
外部電源電位Vddに設定され、それ以外の場合におい
ては、接地電位Vssに設定される。Hレベルデータの
出力時において、トランジスタQNHの基板電位を高レ
ベルの電位に切換えることによって、トランジスタQN
Hのソースに相当するnチャネル領域197aの電位レ
ベルが上昇しても、基板効果によるしきい電圧Vthの
上昇を抑えることができる。
Hの基板電位は、Hレベルデータの出力時においては、
外部電源電位Vddに設定され、それ以外の場合におい
ては、接地電位Vssに設定される。Hレベルデータの
出力時において、トランジスタQNHの基板電位を高レ
ベルの電位に切換えることによって、トランジスタQN
Hのソースに相当するnチャネル領域197aの電位レ
ベルが上昇しても、基板効果によるしきい電圧Vthの
上昇を抑えることができる。
【0079】この結果、Hレベルデータの出力時におい
て、同一サイズのプルアップトランジスタQHNによっ
て、より多くの出力電流を供給することが可能となる。
よって、Hレベルデータ出力時において、基板効果に起
因して出力スピードの低下を招くといった問題点が解決
され、トランジスタサイズの拡大を伴うことなく高速に
データ出力を行なうことが可能となる。
て、同一サイズのプルアップトランジスタQHNによっ
て、より多くの出力電流を供給することが可能となる。
よって、Hレベルデータ出力時において、基板効果に起
因して出力スピードの低下を招くといった問題点が解決
され、トランジスタサイズの拡大を伴うことなく高速に
データ出力を行なうことが可能となる。
【0080】図7においては、Hレベルデータ出力時に
おける基板電位(制御信号Φ5のHレベル電位)を外部
電源電位Vddとしているが、この電位レベルは、P型
ウェル194aと隣接するn型領域との間でPN接合が
オンしない範囲で任意に選ぶことができる。本実施の形
態においては、トランジスタQNHのドレインに相当す
るnチャネル領域196aが外部電源電位Vddと結合
されていることを考慮して、制御信号Φ5のHレベルを
Vddとしたものである。
おける基板電位(制御信号Φ5のHレベル電位)を外部
電源電位Vddとしているが、この電位レベルは、P型
ウェル194aと隣接するn型領域との間でPN接合が
オンしない範囲で任意に選ぶことができる。本実施の形
態においては、トランジスタQNHのドレインに相当す
るnチャネル領域196aが外部電源電位Vddと結合
されていることを考慮して、制御信号Φ5のHレベルを
Vddとしたものである。
【0081】N型ウェル192aには、P型ウェル19
4aをP型基板領域200から電気的に分離するため
に、P型ウェル194aとN型ウェル192aとの間お
よび、P型基板領域200とN型ウェル192aとの間
でPN接合がオンしないように選択される電位が印加さ
れる。
4aをP型基板領域200から電気的に分離するため
に、P型ウェル194aとN型ウェル192aとの間お
よび、P型基板領域200とN型ウェル192aとの間
でPN接合がオンしないように選択される電位が印加さ
れる。
【0082】図7においては、N型ウェル192aに対
してP型ウェル194aと同様の制御信号Φ5を与える
ことにより、P型ウェル194aをP型基板領域200
から電気的に分離している。
してP型ウェル194aと同様の制御信号Φ5を与える
ことにより、P型ウェル194aをP型基板領域200
から電気的に分離している。
【0083】また、Lレベルデータ出力時においては、
データ出力端子90の電位レベルは、接地電位Vssレ
ベルまで低下するため、制御信号Φ5のLレベルは、こ
の場合においても、P型ウェル194aとn型チャネル
197aとの間でPN接合がオンしない範囲に選択する
必要がある。したがって、図7においては、制御信号Φ
5のLレベル電位を、接地電位Vssレベルとしてい
る。
データ出力端子90の電位レベルは、接地電位Vssレ
ベルまで低下するため、制御信号Φ5のLレベルは、こ
の場合においても、P型ウェル194aとn型チャネル
197aとの間でPN接合がオンしない範囲に選択する
必要がある。したがって、図7においては、制御信号Φ
5のLレベル電位を、接地電位Vssレベルとしてい
る。
【0084】逆に言えば、上述した範囲内で、制御信号
Φ5のHレベル電位およびLレベル電位は任意に設定す
ることが可能である。
Φ5のHレベル電位およびLレベル電位は任意に設定す
ることが可能である。
【0085】図7においては、プルダウントランジスタ
QNLも、P型基板領域200から電気的に分離した独
立のP型ウェル194b上に形成される。
QNLも、P型基板領域200から電気的に分離した独
立のP型ウェル194b上に形成される。
【0086】トランジスタQNLは、ノードNcと接続
されるゲート電極195bと、P型ウェル194b上に
配置される、データ出力端子90と接続されドレインに
相当するnチャネル領域196bと、接地配線105と
接続されソースに相当するnチャネル領域197bとを
有する。P型ウェル194bには、接地電位Vssにが
ボディコンタクト198bを介して印加される。
されるゲート電極195bと、P型ウェル194b上に
配置される、データ出力端子90と接続されドレインに
相当するnチャネル領域196bと、接地配線105と
接続されソースに相当するnチャネル領域197bとを
有する。P型ウェル194bには、接地電位Vssにが
ボディコンタクト198bを介して印加される。
【0087】また、N型ウェル192bには、PN接合
をオンさせないために、外部電源電位Vddが印加され
る。
をオンさせないために、外部電源電位Vddが印加され
る。
【0088】図8は、昇圧電位保持回路160の構成を
示す回路図である。図8を参照して、昇圧電位保持回路
160は、リングオシレータ170を含む。
示す回路図である。図8を参照して、昇圧電位保持回路
160は、リングオシレータ170を含む。
【0089】リングオシレータ170は、接地電位Vs
s〜内部電源電位Vccの振幅を有する一定周波数のパ
ルス状の信号を、制御信号Φ4として出力する。
s〜内部電源電位Vccの振幅を有する一定周波数のパ
ルス状の信号を、制御信号Φ4として出力する。
【0090】昇圧電位保持回路160は、さらに、制御
信号Φ2の反転信号と制御信号Φ4とを2入力とするN
AND演算結果をノードN6に出力する論理ゲートLG
60と、制御信号Φ2の反転信号と制御信号Φ4とのA
ND演算結果をノードN5に出力する論理回路LG62
とを含む。
信号Φ2の反転信号と制御信号Φ4とを2入力とするN
AND演算結果をノードN6に出力する論理ゲートLG
60と、制御信号Φ2の反転信号と制御信号Φ4とのA
ND演算結果をノードN5に出力する論理回路LG62
とを含む。
【0091】ノードN5およびN6は、制御信号Φ2が
非活性状態(Hレベル)である場合には、いずれもLレ
ベル(Vssレベル)に固定され、制御信号Φ2が活性
化(Lレベル)されている場合においては、ノードN5
には、制御信号Φ4と同位相の信号が出力され、ノード
N6には、制御信号Φ4の反転信号が出力される。
非活性状態(Hレベル)である場合には、いずれもLレ
ベル(Vssレベル)に固定され、制御信号Φ2が活性
化(Lレベル)されている場合においては、ノードN5
には、制御信号Φ4と同位相の信号が出力され、ノード
N6には、制御信号Φ4の反転信号が出力される。
【0092】昇圧電位保持回路160は、さらに、ノー
ドN6とノードN7との間に結合される昇圧キャパシタ
C3と、内部電源104とノードN7との間に接続され
るプリチャージトランジスタQN62と、ノードN7か
ら内部電源104に向かう方向を順方向としてダイオー
ド接続されるトランジスタQN64およびQN66と、
ノードN9と内部電源104との間に電気的に結合され
ゲートに制御信号Φ2を受けるP型トランジスタQP6
0とを含む。したがって、ノードN7は、ノードN6の
電位レベルがVssレベルであるときには、Vcc−V
thレベルにプリチャージされ、制御信号Φ2の活性化
時においては、制御信号Φ4に応じて、パルス状に昇圧
される。
ドN6とノードN7との間に結合される昇圧キャパシタ
C3と、内部電源104とノードN7との間に接続され
るプリチャージトランジスタQN62と、ノードN7か
ら内部電源104に向かう方向を順方向としてダイオー
ド接続されるトランジスタQN64およびQN66と、
ノードN9と内部電源104との間に電気的に結合され
ゲートに制御信号Φ2を受けるP型トランジスタQP6
0とを含む。したがって、ノードN7は、ノードN6の
電位レベルがVssレベルであるときには、Vcc−V
thレベルにプリチャージされ、制御信号Φ2の活性化
時においては、制御信号Φ4に応じて、パルス状に昇圧
される。
【0093】昇圧電位保持回路160は、さらに、ノー
ドN5とノードN8との間に結合される昇圧キャパシタ
C4と、ノードN7が接続されるゲートを有しノードN
9とノードN8とを電気的に結合するために設けられる
N型MOSトランジスタQN68と、ノードN7と接続
されるゲートを有しノードN7とノードNbとを電気的
に結合するために設けられるN型トランジスタQNTと
をさらに含む。
ドN5とノードN8との間に結合される昇圧キャパシタ
C4と、ノードN7が接続されるゲートを有しノードN
9とノードN8とを電気的に結合するために設けられる
N型MOSトランジスタQN68と、ノードN7と接続
されるゲートを有しノードN7とノードNbとを電気的
に結合するために設けられるN型トランジスタQNTと
をさらに含む。
【0094】このような構成とすることにより、ノード
N8は、制御信号Φ2の活性化に応じたトランジスタQ
P60のオンおよびノードN7の昇圧に応じて、内部電
源電位Vccレベルまで充電され、その後は、制御信号
Φ4の変化に応じて、パルス状に昇圧される。トランジ
スタQNTは、ノードN8からノードNbに向かう方向
にダイオード接続されており、プルアップトランジスタ
QNHのゲートに接続されるノードNbの電位レベル
が、ノードN8の電位レベルより低下した場合に、ノー
ドNbに電流を供給する。
N8は、制御信号Φ2の活性化に応じたトランジスタQ
P60のオンおよびノードN7の昇圧に応じて、内部電
源電位Vccレベルまで充電され、その後は、制御信号
Φ4の変化に応じて、パルス状に昇圧される。トランジ
スタQNTは、ノードN8からノードNbに向かう方向
にダイオード接続されており、プルアップトランジスタ
QNHのゲートに接続されるノードNbの電位レベル
が、ノードN8の電位レベルより低下した場合に、ノー
ドNbに電流を供給する。
【0095】したがって、電流リーク等の発生によっ
て、Hレベルデータ出力時に、ノードNbの電位レベル
が低下し、データ出力端子90の電位レベルVdatが
低下した場合においても、トランジスタQNTのオンに
よって、ノードNbに電流を供給してその電位レベルを
復帰させることが可能となる。
て、Hレベルデータ出力時に、ノードNbの電位レベル
が低下し、データ出力端子90の電位レベルVdatが
低下した場合においても、トランジスタQNTのオンに
よって、ノードNbに電流を供給してその電位レベルを
復帰させることが可能となる。
【0096】図9は、昇圧電位保持回路160の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
説明するためのタイミングチャートである。
【0097】図9を参照して、時刻t1において制御信
号Φ2が活性化される。これに応じて、ノードN5およ
びノードN6に、制御信号Φ4に応答した電位レベルが
設定されるようになる。また、トランジスタQP60が
オンし、ノードN9の電位レベルが内部電源電位Vcc
レベルに変化する。
号Φ2が活性化される。これに応じて、ノードN5およ
びノードN6に、制御信号Φ4に応答した電位レベルが
設定されるようになる。また、トランジスタQP60が
オンし、ノードN9の電位レベルが内部電源電位Vcc
レベルに変化する。
【0098】次に、時刻t2において、制御信号Φ4が
HレベルからLレベルに変化すると、ノードN6の電位
レベルはHレベルに変化するため、ノードN7の電位レ
ベルはプリチャージレベルVcc−Vthに、昇圧キャ
パシタC3による昇圧電位を加えた電位レベル(Vcc
−Vth+ΔV3)となる。これにより、トランジスタ
QN68がオンし、ノードN8の電位レベルは上昇を始
める。
HレベルからLレベルに変化すると、ノードN6の電位
レベルはHレベルに変化するため、ノードN7の電位レ
ベルはプリチャージレベルVcc−Vthに、昇圧キャ
パシタC3による昇圧電位を加えた電位レベル(Vcc
−Vth+ΔV3)となる。これにより、トランジスタ
QN68がオンし、ノードN8の電位レベルは上昇を始
める。
【0099】時刻t3において、制御信号Φ4がLレベ
ルからHレベルに変化すると、ノードN6の電位レベル
はHレベルからLレベルに変化し、昇圧キャパシタC3
に再び電荷が蓄えられる。一方、ノードN6の電位レベ
ルはLレベルからHレベルに上昇するため、ノードN8
の電位が、昇圧キャパシタC4に蓄えられた電荷によっ
て昇圧され、Vccから、Vcc+ΔV4に昇圧され
る。以降、制御信号Φ2が活性化されている期間におい
ては、制御信号Φ4の状態の変化に伴って、ノードN7
およびノードN8の電位レベルは、交互に昇圧される。
ルからHレベルに変化すると、ノードN6の電位レベル
はHレベルからLレベルに変化し、昇圧キャパシタC3
に再び電荷が蓄えられる。一方、ノードN6の電位レベ
ルはLレベルからHレベルに上昇するため、ノードN8
の電位が、昇圧キャパシタC4に蓄えられた電荷によっ
て昇圧され、Vccから、Vcc+ΔV4に昇圧され
る。以降、制御信号Φ2が活性化されている期間におい
ては、制御信号Φ4の状態の変化に伴って、ノードN7
およびノードN8の電位レベルは、交互に昇圧される。
【0100】したがって、ノードN8の電位レベルは、
内部電源電位Vcc以上に昇圧された状態となるので、
ノードNbの電位レベルがノードN8の昇圧電位レベル
よりも低下した場合には、トランジスタQNTのオンに
より、速やかに電流を供給してノードNbの電位レベル
を回復することが可能となる。
内部電源電位Vcc以上に昇圧された状態となるので、
ノードNbの電位レベルがノードN8の昇圧電位レベル
よりも低下した場合には、トランジスタQNTのオンに
より、速やかに電流を供給してノードNbの電位レベル
を回復することが可能となる。
【0101】これにより、ノードNbに電流リークが発
生した場合においても、安定的にHレベルデータを出力
することが可能となる。
生した場合においても、安定的にHレベルデータを出力
することが可能となる。
【0102】[実施の形態2]実施の形態2において
は、低電圧動作化の下でも、十分な昇圧レベルを確保す
ることが可能な昇圧回路の構成について説明する。
は、低電圧動作化の下でも、十分な昇圧レベルを確保す
ることが可能な昇圧回路の構成について説明する。
【0103】実施の形態2の昇圧回路の回路構成は、実
施の形態1で示した昇圧回路120の構成と同様であ
る。実施の形態2の昇圧回路においては、回路中に含ま
れる昇圧キャパシタC1およびC2の構成に特徴があ
る。
施の形態1で示した昇圧回路120の構成と同様であ
る。実施の形態2の昇圧回路においては、回路中に含ま
れる昇圧キャパシタC1およびC2の構成に特徴があ
る。
【0104】図10は、反転型NMOSキャパシタで構
成された昇圧キャパシタを説明する図である。
成された昇圧キャパシタを説明する図である。
【0105】図10(a)を参照して、昇圧キャパシタ
C1の対向する電極は、それぞれノードN2およびN1
と接続される。同様に、昇圧キャパシタC2の対向する
電極は、ノードNbおよびノードN3とそれぞれ接続さ
れる。
C1の対向する電極は、それぞれノードN2およびN1
と接続される。同様に、昇圧キャパシタC2の対向する
電極は、ノードNbおよびノードN3とそれぞれ接続さ
れる。
【0106】図10(b)は、昇圧キャパシタC1の構
造を示す断面図である。ここでは、代表的に昇圧キャパ
シタC1の場合について説明する。
造を示す断面図である。ここでは、代表的に昇圧キャパ
シタC1の場合について説明する。
【0107】図10(b)を参照して、昇圧キャパシタ
C1は、P型基板領域200上のP型ウェル210に設
けられたN型MOSトランジスタを有する。昇圧キャパ
シタC1は、ノードN1と結合されるnチャネル領域2
14および216と、ノードN2と結合されるゲート電
極218とを有する。P型ウェル210には、ボディコ
ンタクト212を介して基板電位Vsubが印加され
る。
C1は、P型基板領域200上のP型ウェル210に設
けられたN型MOSトランジスタを有する。昇圧キャパ
シタC1は、ノードN1と結合されるnチャネル領域2
14および216と、ノードN2と結合されるゲート電
極218とを有する。P型ウェル210には、ボディコ
ンタクト212を介して基板電位Vsubが印加され
る。
【0108】図3で説明したように、昇圧のための電荷
を蓄積する場合においては、ノードN1が低レベル電位
に設定され、ノードN2は高レベル電位に設定される。
したがって、この場合には、ゲート電極218に高レベ
ル電位が印加され、ソース/ドレインであるnチャネル
領域には低レベル電位が印加される。
を蓄積する場合においては、ノードN1が低レベル電位
に設定され、ノードN2は高レベル電位に設定される。
したがって、この場合には、ゲート電極218に高レベ
ル電位が印加され、ソース/ドレインであるnチャネル
領域には低レベル電位が印加される。
【0109】したがって、昇圧キャパシタC1は、ゲー
ト直下の領域に、チャンネルを形成した状態で容量を確
保する。よって、キャパシタC1のキャパシタンスは、
N型MOSトランジスタのしきい電圧Vthの影響を大
きく受け、特に低電圧動作化の下、ゲート電極216に
印加される電位レベルが十分確保できない場合には、キ
ャパシタンスを大きくとることができない。この結果、
昇圧キャパシタC1に蓄積される電荷量は減少するた
め、十分な昇圧電位を発生することができなくなるおそ
れがある。
ト直下の領域に、チャンネルを形成した状態で容量を確
保する。よって、キャパシタC1のキャパシタンスは、
N型MOSトランジスタのしきい電圧Vthの影響を大
きく受け、特に低電圧動作化の下、ゲート電極216に
印加される電位レベルが十分確保できない場合には、キ
ャパシタンスを大きくとることができない。この結果、
昇圧キャパシタC1に蓄積される電荷量は減少するた
め、十分な昇圧電位を発生することができなくなるおそ
れがある。
【0110】実施の形態2においては、このような問題
点を解消するために、昇圧回路中の昇圧キャパシタC1
およびC2を、蓄積型MOSキャパシタによって構成す
る。
点を解消するために、昇圧回路中の昇圧キャパシタC1
およびC2を、蓄積型MOSキャパシタによって構成す
る。
【0111】昇圧回路以外の構成および動作については
実施の形態1で説明したデータ出力回路100と同様で
あるので説明は繰返さない。
実施の形態1で説明したデータ出力回路100と同様で
あるので説明は繰返さない。
【0112】図11は、蓄積型PMOSキャパシタによ
って構成される昇圧キャパシタを説明する図である。
って構成される昇圧キャパシタを説明する図である。
【0113】図11(a)を参照して、昇圧キャパシタ
C1は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定される
ノードN1に接続されるソースおよびドレインと、電荷
蓄積時においてHレベルに設定されるノードN2に接続
されるゲートとを有する。同様に、昇圧キャパシタC2
は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定されるノー
ドN3に接続されるソースおよびドレインと、電荷蓄積
時においてHレベルに設定されるノードNaに接続され
るゲートとを有する。
C1は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定される
ノードN1に接続されるソースおよびドレインと、電荷
蓄積時においてHレベルに設定されるノードN2に接続
されるゲートとを有する。同様に、昇圧キャパシタC2
は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定されるノー
ドN3に接続されるソースおよびドレインと、電荷蓄積
時においてHレベルに設定されるノードNaに接続され
るゲートとを有する。
【0114】図11(b)においては、代表的に昇圧キ
ャパシタC1について説明する。蓄積型PMOSキャパ
シタである昇圧キャパシタC1は、P型基板領域200
上のN型ウェル220上に設けられるP型MOSトラン
ジスタを含む。このP型MOSトランジスタは、ノード
N2と接続されるゲート電極226と、ソース/ドレイ
ンにそれぞれ相当する、ノードN1に接続されるpチャ
ネル領域223および224を有する。N型ウェル22
0は、ボディコンタクト228を介して、ノードN1と
接続される。
ャパシタC1について説明する。蓄積型PMOSキャパ
シタである昇圧キャパシタC1は、P型基板領域200
上のN型ウェル220上に設けられるP型MOSトラン
ジスタを含む。このP型MOSトランジスタは、ノード
N2と接続されるゲート電極226と、ソース/ドレイ
ンにそれぞれ相当する、ノードN1に接続されるpチャ
ネル領域223および224を有する。N型ウェル22
0は、ボディコンタクト228を介して、ノードN1と
接続される。
【0115】昇圧キャパシタC1において、ノードN2
を昇圧するための電荷を蓄積する場合を考えると、ノー
ドN2は高レベルに設定され、ノードN1は低レベルに
設定される。したがって、電荷の蓄積時においては、蓄
積型PMOSキャパシタのゲート直下の領域には多数キ
ャリア(電子)が蓄積され、この蓄積された多数キャリ
アによって、昇圧キャパシタC1のキャパシタンスが確
保される。
を昇圧するための電荷を蓄積する場合を考えると、ノー
ドN2は高レベルに設定され、ノードN1は低レベルに
設定される。したがって、電荷の蓄積時においては、蓄
積型PMOSキャパシタのゲート直下の領域には多数キ
ャリア(電子)が蓄積され、この蓄積された多数キャリ
アによって、昇圧キャパシタC1のキャパシタンスが確
保される。
【0116】このように蓄積型PMOSキャパシタで構
成された昇圧キャパシタC1は、低電圧動作化の下にお
いても、しきい電圧Vthの影響を受けることなく、容
量値を確保することができる。
成された昇圧キャパシタC1は、低電圧動作化の下にお
いても、しきい電圧Vthの影響を受けることなく、容
量値を確保することができる。
【0117】図12は、蓄積型NMOSキャパシタによ
って構成される昇圧キャパシタを説明する図である。
って構成される昇圧キャパシタを説明する図である。
【0118】図12(a)を参照して、昇圧キャパシタ
C1は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定される
ノードN1に接続されるゲートと、電荷蓄積時において
Hレベルに設定されるノードN2に接続されるソースお
よびドレインとを有する。同様に、昇圧キャパシタC2
は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定されるノー
ドN3に接続されるゲートと、電荷蓄積時においてHレ
ベルに設定されるノードNaに接続されるソースおよび
ドレインとを有する。
C1は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定される
ノードN1に接続されるゲートと、電荷蓄積時において
Hレベルに設定されるノードN2に接続されるソースお
よびドレインとを有する。同様に、昇圧キャパシタC2
は、電荷蓄積時においてLレベル電位に設定されるノー
ドN3に接続されるゲートと、電荷蓄積時においてHレ
ベルに設定されるノードNaに接続されるソースおよび
ドレインとを有する。
【0119】図12(b)においては、代表的に蓄積型
NMOSキャパシタである昇圧キャパシタC1について
説明する。昇圧キャパシタC1は、P型基板領域200
からN型ウェル230によって電気的に分離されるP型
ウェル240上に設けられるN型MOSトランジスタを
含む。このN型MOSトランジスタは、ノードN1と接
続されるゲート電極246と、ソース/ドレインにそれ
ぞれ相当する、ノードN1に接続されるpチャネル領域
243および244を有する。P型ウェル240は、ボ
ディコンタクト248を介して、ノードN2と接続され
る。
NMOSキャパシタである昇圧キャパシタC1について
説明する。昇圧キャパシタC1は、P型基板領域200
からN型ウェル230によって電気的に分離されるP型
ウェル240上に設けられるN型MOSトランジスタを
含む。このN型MOSトランジスタは、ノードN1と接
続されるゲート電極246と、ソース/ドレインにそれ
ぞれ相当する、ノードN1に接続されるpチャネル領域
243および244を有する。P型ウェル240は、ボ
ディコンタクト248を介して、ノードN2と接続され
る。
【0120】昇圧キャパシタC1において、ノードN2
を昇圧するための電荷を蓄積する場合には、ノードN1
は低レベルに設定され、ノードN2は高レベルに設定さ
れる。したがって、電荷の蓄積時においては、蓄積型N
MOSキャパシタのゲート直下の領域には多数キャリア
(正孔)が蓄積され、この蓄積された多数キャリアによ
って、昇圧キャパシタC1のキャパシタンスが確保され
る。
を昇圧するための電荷を蓄積する場合には、ノードN1
は低レベルに設定され、ノードN2は高レベルに設定さ
れる。したがって、電荷の蓄積時においては、蓄積型N
MOSキャパシタのゲート直下の領域には多数キャリア
(正孔)が蓄積され、この蓄積された多数キャリアによ
って、昇圧キャパシタC1のキャパシタンスが確保され
る。
【0121】このように、蓄積型NMOSキャパシタで
構成された昇圧キャパシタC1も、低電圧動作化の下に
おいても、しきい電圧Vthの影響を受けることなく、
容量値を確保することができる。
構成された昇圧キャパシタC1も、低電圧動作化の下に
おいても、しきい電圧Vthの影響を受けることなく、
容量値を確保することができる。
【0122】これらの蓄積型のNMOSあるいはPMO
Sキャパシタを用いることによって、低電圧動作下にお
いても昇圧キャパシタに十分な量の電荷を蓄積すること
ができる。この結果、昇圧回路は、十分な昇圧レベルを
確保することができる。以上の説明は、昇圧キャパシタ
C1について記載したが、昇圧キャパシタC2について
も同様である。
Sキャパシタを用いることによって、低電圧動作下にお
いても昇圧キャパシタに十分な量の電荷を蓄積すること
ができる。この結果、昇圧回路は、十分な昇圧レベルを
確保することができる。以上の説明は、昇圧キャパシタ
C1について記載したが、昇圧キャパシタC2について
も同様である。
【0123】[実施の形態3]実施の形態3において
は、昇圧回路を構成するN型MOSトランジスタの構造
を変更することによって、より速やかな昇圧動作が可能
となるようにする。
は、昇圧回路を構成するN型MOSトランジスタの構造
を変更することによって、より速やかな昇圧動作が可能
となるようにする。
【0124】図13は、本発明の実施の形態3に従う昇
圧回路320の構成を示す回路図である。
圧回路320の構成を示す回路図である。
【0125】図13を参照して、昇圧回路320の回路
構成は、図3で説明した昇圧回路120と比較して、そ
の回路構成は同様であるが、点線で囲まれた領域330
中に含まれるN型MOSトランジスタの構造および基板
電位Vmの電位レベルに特徴がある。
構成は、図3で説明した昇圧回路120と比較して、そ
の回路構成は同様であるが、点線で囲まれた領域330
中に含まれるN型MOSトランジスタの構造および基板
電位Vmの電位レベルに特徴がある。
【0126】内部電源発生回路以外の構成および動作に
ついては実施の形態1で説明したデータ出力回路100
と同様であるので説明は繰返さない。
ついては実施の形態1で説明したデータ出力回路100
と同様であるので説明は繰返さない。
【0127】図14は、図3に示した昇圧回路120中
のN型MOSトランジスタの構造を説明する断面図であ
る。
のN型MOSトランジスタの構造を説明する断面図であ
る。
【0128】図14を参照して、これらのN型MOSト
ランジスタは、P型基板領域200上のP型ウェル35
0上に形成される。P型ウェル365に印加される電
位、すなわちこれらのN型MOSトランジスタの基板電
位は、Vsubに設定される。
ランジスタは、P型基板領域200上のP型ウェル35
0上に形成される。P型ウェル365に印加される電
位、すなわちこれらのN型MOSトランジスタの基板電
位は、Vsubに設定される。
【0129】図15は、実施の形態3に従う昇圧回路3
20中のN型MOSトランジスタの構造を説明するため
の断面図である。
20中のN型MOSトランジスタの構造を説明するため
の断面図である。
【0130】図15を参照して、図13に示す領域33
0中のN型MOSトランジスタは、P型基板領域200
から電気的に分離されたP型ウェル365上に配置され
る。P型ウェル365は、N型ウェル355によってP
型基板領域200から電気的に分離される。
0中のN型MOSトランジスタは、P型基板領域200
から電気的に分離されたP型ウェル365上に配置され
る。P型ウェル365は、N型ウェル355によってP
型基板領域200から電気的に分離される。
【0131】P型基板領域200には、基板電位Vsu
bが印加され、N型ウェル355およびP型ウェル36
5には、基板電位Vmが印加される。
bが印加され、N型ウェル355およびP型ウェル36
5には、基板電位Vmが印加される。
【0132】P型ウェル365に基板電位Vmとして内
部電源電位Vccを印加することにより、領域330中
のトランジスタQN10、QN16およびQN20につ
いて、P型ウェル365からソース電極を介してノード
N2およびNaをプリチャージする電流経路が形成され
る。
部電源電位Vccを印加することにより、領域330中
のトランジスタQN10、QN16およびQN20につ
いて、P型ウェル365からソース電極を介してノード
N2およびNaをプリチャージする電流経路が形成され
る。
【0133】これにより、トランジスタQN10、QN
16およびQN20によるノードN2およびNbのプリ
チャージは、より速やかに実行され、昇圧回路320に
おける昇圧動作を、より速やかに実行することが可能と
なる。
16およびQN20によるノードN2およびNbのプリ
チャージは、より速やかに実行され、昇圧回路320に
おける昇圧動作を、より速やかに実行することが可能と
なる。
【0134】このようなプリチャージの高速化のみを目
的とすれば、これらのノードのプリチャージに直接使用
されるトランジスタQN10、QN16およびQN20
のみを独立したP型ウェル上に形成し、その基板電位V
mを内部電源電位Vccとすればよい。図13に示す回
路においては、同一領域に配置される一部のトランジス
タのみを独立したウェル上に形成することによりレイア
ウト面積が増加することを考慮し、領域330中のN型
MOSトランジスタすべてを独立したP型ウェルの上に
形成する構成を示している。
的とすれば、これらのノードのプリチャージに直接使用
されるトランジスタQN10、QN16およびQN20
のみを独立したP型ウェル上に形成し、その基板電位V
mを内部電源電位Vccとすればよい。図13に示す回
路においては、同一領域に配置される一部のトランジス
タのみを独立したウェル上に形成することによりレイア
ウト面積が増加することを考慮し、領域330中のN型
MOSトランジスタすべてを独立したP型ウェルの上に
形成する構成を示している。
【0135】なお、P型ウェル365に印加される基板
電位Vmは、接地電位Vssよりも高い電位であれば、
プリチャージ動作の高速化に寄与することが可能であ
る。一方、P型ウェル365とN型チャネルMOSトラ
ンジスタのnチャネル領域においてPN接合が常にオン
しないように、基板電位Vmの上限が定められる。した
がって、図15の例においては、P型ウェル365に印
加される基板電位Vmの電位レベルを内部電源電位Vc
cとしたものである。
電位Vmは、接地電位Vssよりも高い電位であれば、
プリチャージ動作の高速化に寄与することが可能であ
る。一方、P型ウェル365とN型チャネルMOSトラ
ンジスタのnチャネル領域においてPN接合が常にオン
しないように、基板電位Vmの上限が定められる。した
がって、図15の例においては、P型ウェル365に印
加される基板電位Vmの電位レベルを内部電源電位Vc
cとしたものである。
【0136】また、N型ウェル355については、P型
ウェル365とP型基板領域200とを電気的に分離す
るために、これらとの間に形成されるPN接合がオンし
ないように印加電位を定める必要がある。したがって、
図15に示す例においては、N型ウェル355の印加電
位を、P型ウェル365と同電位のVm(内部電源電位
Vcc)としている。
ウェル365とP型基板領域200とを電気的に分離す
るために、これらとの間に形成されるPN接合がオンし
ないように印加電位を定める必要がある。したがって、
図15に示す例においては、N型ウェル355の印加電
位を、P型ウェル365と同電位のVm(内部電源電位
Vcc)としている。
【0137】[実施の形態4]図16は、実施の形態4
に従うデータ出力回路300の全体構成を示すブロック
図である。
に従うデータ出力回路300の全体構成を示すブロック
図である。
【0138】図16を参照して、実施の形態4に従うデ
ータ出力回路300は、実施の形態1のデータ出力回路
100と比較して、昇圧電位保持回路160に代えて、
昇圧電位保持回路360を備える点で異なる。
ータ出力回路300は、実施の形態1のデータ出力回路
100と比較して、昇圧電位保持回路160に代えて、
昇圧電位保持回路360を備える点で異なる。
【0139】昇圧電位保持回路360は、プルアップト
ランジスタQNHのゲートに接続されたノードNbの電
位レベルではなく、Hレベルデータ出力時において昇圧
電位出力回路から昇圧電位が出力されるノードNaの出
力レベルを保持する点が異なる。
ランジスタQNHのゲートに接続されたノードNbの電
位レベルではなく、Hレベルデータ出力時において昇圧
電位出力回路から昇圧電位が出力されるノードNaの出
力レベルを保持する点が異なる。
【0140】昇圧電位保持回路360以外の各回路の構
成および動作については実施の形態1のデータ出力回路
100の場合と同様であるので説明は繰返さない。
成および動作については実施の形態1のデータ出力回路
100の場合と同様であるので説明は繰返さない。
【0141】図17は、昇圧電位保持回路360の構成
を説明する回路図である。図17を参照して、昇圧電位
保持回路360は、図8に示す昇圧電位保持回路160
と比較して、トランジスタQNTがノードN8とノード
Naとの間に接続される点で異なる。その他の回路構成
については同一であるので説明は繰り返さない。
を説明する回路図である。図17を参照して、昇圧電位
保持回路360は、図8に示す昇圧電位保持回路160
と比較して、トランジスタQNTがノードN8とノード
Naとの間に接続される点で異なる。その他の回路構成
については同一であるので説明は繰り返さない。
【0142】また、昇圧電位保持回路360において
は、点線で囲まれた領域370中に含まれるN型MOS
トランジスタの構造および基板電位Vnの電位レベルに
特徴がある。
は、点線で囲まれた領域370中に含まれるN型MOS
トランジスタの構造および基板電位Vnの電位レベルに
特徴がある。
【0143】図18は、昇圧電位保持回路160におけ
るN型MOSトランジスタの構造を説明するための断面
図である。
るN型MOSトランジスタの構造を説明するための断面
図である。
【0144】図18を参照して、昇圧電位保持回路16
0においては、回路中のN型MOSトランジスタは、P
型基板領域200と同一の基板電位Vsubが印加され
るP型ウェル380上に形成される。
0においては、回路中のN型MOSトランジスタは、P
型基板領域200と同一の基板電位Vsubが印加され
るP型ウェル380上に形成される。
【0145】図19は、昇圧電位保持回路360中のN
型MOSトランジスタの構造を説明する断面図である。
型MOSトランジスタの構造を説明する断面図である。
【0146】図19を参照して、領域370中に設けら
れるN型MOSトランジスタは、P型基板領域200と
電気的に分離されたP型ウェル385上に形成される。
P型基板領域200とP型ウェル385とは、N型ウェ
ル390によって電気的に分離される。
れるN型MOSトランジスタは、P型基板領域200と
電気的に分離されたP型ウェル385上に形成される。
P型基板領域200とP型ウェル385とは、N型ウェ
ル390によって電気的に分離される。
【0147】P型基板領域200には、基板電位Vsu
bが印加され、P型ウェル385およびN型ウェル39
0には基板電位Vnとして内部電源電位Vccが印加さ
れる。このような構成とすることにより、P型ウェル3
80上に設けられるN型MOSトランジスタQN62、
QN68およびQNTにより、P型ウェル380からノ
ードN7へのPN接合のオンによる電流経路が形成さ
れ、この電流経路からもプリチャージ動作を行なうこと
ができる。
bが印加され、P型ウェル385およびN型ウェル39
0には基板電位Vnとして内部電源電位Vccが印加さ
れる。このような構成とすることにより、P型ウェル3
80上に設けられるN型MOSトランジスタQN62、
QN68およびQNTにより、P型ウェル380からノ
ードN7へのPN接合のオンによる電流経路が形成さ
れ、この電流経路からもプリチャージ動作を行なうこと
ができる。
【0148】これにより、昇圧電位保持回路360にお
けるノードN7およびN8の昇圧動作を、より速やかに
実行することができ、回路の応答性を向上させることが
可能となる。
けるノードN7およびN8の昇圧動作を、より速やかに
実行することができ、回路の応答性を向上させることが
可能となる。
【0149】このようなプリチャージの高速化のみを目
的とすれば、これらのノードのプリチャージに直接使用
されるトランジスタQN62、QN68およびQNTの
みを独立したP型ウェル上に形成し、その基板電位Vn
を内部電源電位Vccとすればよい。図17に示す回路
においては、同一領域に配置される一部のトランジスタ
のみを独立したウェル上に形成することによりレイアウ
ト面積が増加することを考慮し、領域370中のN型M
OSトランジスタすべてを独立したP型ウェルの上に形
成する構成を示している。
的とすれば、これらのノードのプリチャージに直接使用
されるトランジスタQN62、QN68およびQNTの
みを独立したP型ウェル上に形成し、その基板電位Vn
を内部電源電位Vccとすればよい。図17に示す回路
においては、同一領域に配置される一部のトランジスタ
のみを独立したウェル上に形成することによりレイアウ
ト面積が増加することを考慮し、領域370中のN型M
OSトランジスタすべてを独立したP型ウェルの上に形
成する構成を示している。
【0150】なお、実施の形態3の場合と同様に、P型
ウェル385に印加される基板電位Vnは、接地電位V
ssよりも高い電位であれば、プリチャージ動作の高速
化に寄与することが可能である。また一方、P型ウェル
385とN型チャネルMOSトランジスタのnチャネル
領域においてPN接合が常にオンしないように、この印
加電位の上限が定められる。したがって、図19の例に
おいては、P型ウェル385に印加される基板電位Vn
の電位レベルを内部電源電位Vccとしたものである。
ウェル385に印加される基板電位Vnは、接地電位V
ssよりも高い電位であれば、プリチャージ動作の高速
化に寄与することが可能である。また一方、P型ウェル
385とN型チャネルMOSトランジスタのnチャネル
領域においてPN接合が常にオンしないように、この印
加電位の上限が定められる。したがって、図19の例に
おいては、P型ウェル385に印加される基板電位Vn
の電位レベルを内部電源電位Vccとしたものである。
【0151】また、N型ウェル390については、P型
ウェル385とP型基板領域200とを電気的に分離す
るために、これらとの間に形成されるPN接合がオンし
ないように印加電位を定める必要がある。したがって、
図19に示す例においては、N型ウェル390の印加電
位を、P型ウェル385と同電位のVn(内部電源電位
Vcc)としている。
ウェル385とP型基板領域200とを電気的に分離す
るために、これらとの間に形成されるPN接合がオンし
ないように印加電位を定める必要がある。したがって、
図19に示す例においては、N型ウェル390の印加電
位を、P型ウェル385と同電位のVn(内部電源電位
Vcc)としている。
【0152】また、Hレベルデータの出力時において
は、電位切換回路125中のP型MOSトランジスタQ
P30のオンによって、ノードNbは、ノードNaと電
気的に結合されるため、ノードNaの電位レベルを一定
値以上に保持することによって、実施の形態1のデータ
出力回路100における昇圧電位保持回路160と同様
の機能を担保することができる。
は、電位切換回路125中のP型MOSトランジスタQ
P30のオンによって、ノードNbは、ノードNaと電
気的に結合されるため、ノードNaの電位レベルを一定
値以上に保持することによって、実施の形態1のデータ
出力回路100における昇圧電位保持回路160と同様
の機能を担保することができる。
【0153】このように、昇圧電位保持回路が電位を保
持する対象を、ノードNbからノードNaに変更して、
回路中のN型MOSトランジスタの基板電位を高レベル
の電位とすることによって、昇圧動作の応答性向上を図
ることができる。
持する対象を、ノードNbからノードNaに変更して、
回路中のN型MOSトランジスタの基板電位を高レベル
の電位とすることによって、昇圧動作の応答性向上を図
ることができる。
【0154】[実施の形態5]図20は、本発明の実施
の形態5のデータ出力回路400の構成を示すブロック
図である。
の形態5のデータ出力回路400の構成を示すブロック
図である。
【0155】データ出力回路400は、実施の形態1か
ら4で説明した技術をすべて具備するデータ出力回路で
ある。
ら4で説明した技術をすべて具備するデータ出力回路で
ある。
【0156】データ出力回路400は、実施の形態1に
従うデータ出力回路100と比較して、昇圧回路120
に代えて実施の形態3で説明した昇圧回路320を備
え、昇圧電位保持回路160に代えて、実施の形態4で
説明した昇圧電位保持回路360を備える。また、昇圧
回路320中の昇圧キャパシタC1およびC2は、実施
の形態2で説明した蓄積型のMOSキャパシタが使用さ
れる。
従うデータ出力回路100と比較して、昇圧回路120
に代えて実施の形態3で説明した昇圧回路320を備
え、昇圧電位保持回路160に代えて、実施の形態4で
説明した昇圧電位保持回路360を備える。また、昇圧
回路320中の昇圧キャパシタC1およびC2は、実施
の形態2で説明した蓄積型のMOSキャパシタが使用さ
れる。
【0157】なお、昇圧電位発生回路320中の領域3
30に設けられるN型MOSトランジスタと、昇圧電位
保持回路360中の領域370に設けられるN型MOS
トランジスタとが設けられるP型ウェルとは、共通とす
ることも独立のものとすることも可能である。
30に設けられるN型MOSトランジスタと、昇圧電位
保持回路360中の領域370に設けられるN型MOS
トランジスタとが設けられるP型ウェルとは、共通とす
ることも独立のものとすることも可能である。
【0158】各回路の詳細な構成および動作については
既に説明したとおりであるので説明は繰返さない。この
ような構成とすることにより、データ出力回路400に
おいては、実施の形態1から実施の形態4で説明した効
果をすべて享受するデータ出力回路を構成することが可
能となる。
既に説明したとおりであるので説明は繰返さない。この
ような構成とすることにより、データ出力回路400に
おいては、実施の形態1から実施の形態4で説明した効
果をすべて享受するデータ出力回路を構成することが可
能となる。
【0159】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0160】
【発明の効果】請求項1および3記載のデータ出力回路
は、ハイレベルデータ出力時において、プルアップNM
OSトランジスタの基板電位を高く設定するので、ハイ
レベルデータ出力時における基板効果の影響を軽減し、
プルアップNMOSトランジスタのしきい電圧の上昇を
防ぐことができる。この結果、ハイレベルデータ出力時
においても、プルアップNMOSトランジスタの電流駆
動能力の低下を防止し、高速にハイレベルデータを出力
することが可能となる。
は、ハイレベルデータ出力時において、プルアップNM
OSトランジスタの基板電位を高く設定するので、ハイ
レベルデータ出力時における基板効果の影響を軽減し、
プルアップNMOSトランジスタのしきい電圧の上昇を
防ぐことができる。この結果、ハイレベルデータ出力時
においても、プルアップNMOSトランジスタの電流駆
動能力の低下を防止し、高速にハイレベルデータを出力
することが可能となる。
【0161】請求項2記載の半導体記憶装置は、ローレ
ベルデータ出力時におけるプルアップNMOSトランジ
スタの基板電位を、プルアップNMOSトランジスタ内
のPN接合がオンしない範囲に定めるので、請求項1記
載のデータ出力回路が奏する効果に加えて、より安定的
にデータ出力を実行することができる。
ベルデータ出力時におけるプルアップNMOSトランジ
スタの基板電位を、プルアップNMOSトランジスタ内
のPN接合がオンしない範囲に定めるので、請求項1記
載のデータ出力回路が奏する効果に加えて、より安定的
にデータ出力を実行することができる。
【0162】請求項記載4、5および6記載のデータ出
力回路は、蓄積型のMOSキャパシタによって蓄えられ
た電荷によって昇圧を行なうので、印加される電圧が低
い場合においても、しきい電圧の影響を受けずに容量値
を確保することができる。この結果、請求項1記載のデ
ータ出力回路が奏する効果に加えて、動作電圧が低電圧
化された場合においても、昇圧電位のレベルを確保する
ことができる。
力回路は、蓄積型のMOSキャパシタによって蓄えられ
た電荷によって昇圧を行なうので、印加される電圧が低
い場合においても、しきい電圧の影響を受けずに容量値
を確保することができる。この結果、請求項1記載のデ
ータ出力回路が奏する効果に加えて、動作電圧が低電圧
化された場合においても、昇圧電位のレベルを確保する
ことができる。
【0163】請求項7記載のデータ出力回路は、プリチ
ャージトランジスタ内に形成されるPN接合によっても
昇圧ノードをプリチャージできるので、請求項4記載の
データ出力回路が奏する効果に加えて、昇圧電位発生回
路の応答性を向上することが可能である。
ャージトランジスタ内に形成されるPN接合によっても
昇圧ノードをプリチャージできるので、請求項4記載の
データ出力回路が奏する効果に加えて、昇圧電位発生回
路の応答性を向上することが可能である。
【0164】請求項8および9記載のデータ出力回路
は、ハイレベルデータの出力中に第1のノードの電位レ
ベルがリーク電流によって低下した場合においても、電
位レベル保持回路によって第1のノードに電流を供給し
て電位レベルを復帰させることが可能である。この結
果、請求項1記載のデータ出力回路が奏する効果に加え
て、ハイレベルデータの出力をより安定的に実行でき
る。
は、ハイレベルデータの出力中に第1のノードの電位レ
ベルがリーク電流によって低下した場合においても、電
位レベル保持回路によって第1のノードに電流を供給し
て電位レベルを復帰させることが可能である。この結
果、請求項1記載のデータ出力回路が奏する効果に加え
て、ハイレベルデータの出力をより安定的に実行でき
る。
【0165】請求項10記載のデータ出力回路は、昇圧
電位発生回路において、蓄積型のMOSキャパシタによ
って蓄えられた電荷によって昇圧を行なうとともに、プ
リチャージトランジスタ内に形成されるPN接合によっ
ても昇圧ノードをプリチャージできる。また、電圧レベ
ル保持回路によって、ハイレベルデータの出力中に第1
のノードの電位レベルがリーク電流によって低下した場
合においても、電位レベル保持回路によって第1のノー
ドに電流を供給して電位レベルを復帰させることがで
き、かつ、電位レベル保持回路中の第3および第4のプ
リチャージをNMOSトランジスタ内に形成されるPN
接合によっても実行できる。この結果、請求項1記載の
データ出力回路が奏する効果に加えて、動作電圧が低電
圧化された場合においても昇圧電位のレベルを確保する
ことができ、かつ、昇圧電位発生回路の応答性を向上す
ることが可能である。また、応答性の高い電位レベル保
持回路によってハイレベルデータの出力を安定化するこ
とが可能である。
電位発生回路において、蓄積型のMOSキャパシタによ
って蓄えられた電荷によって昇圧を行なうとともに、プ
リチャージトランジスタ内に形成されるPN接合によっ
ても昇圧ノードをプリチャージできる。また、電圧レベ
ル保持回路によって、ハイレベルデータの出力中に第1
のノードの電位レベルがリーク電流によって低下した場
合においても、電位レベル保持回路によって第1のノー
ドに電流を供給して電位レベルを復帰させることがで
き、かつ、電位レベル保持回路中の第3および第4のプ
リチャージをNMOSトランジスタ内に形成されるPN
接合によっても実行できる。この結果、請求項1記載の
データ出力回路が奏する効果に加えて、動作電圧が低電
圧化された場合においても昇圧電位のレベルを確保する
ことができ、かつ、昇圧電位発生回路の応答性を向上す
ることが可能である。また、応答性の高い電位レベル保
持回路によってハイレベルデータの出力を安定化するこ
とが可能である。
【0166】請求項11記載のデータ出力回路は、ハイ
レベルデータの出力中にリーク電流等が発生して昇圧ノ
ードの電位レベル低下した場合においても、電位レベル
保持回路によって昇圧ノードに電流を供給して電位レベ
ルを復帰させることが可能である。この結果、ハイレベ
ルデータの出力をより安定的に実行できる。
レベルデータの出力中にリーク電流等が発生して昇圧ノ
ードの電位レベル低下した場合においても、電位レベル
保持回路によって昇圧ノードに電流を供給して電位レベ
ルを復帰させることが可能である。この結果、ハイレベ
ルデータの出力をより安定的に実行できる。
【0167】請求項12記載のデータ出力回路は、電位
レベル保持回路中の第3および第4のプリチャージをN
MOSトランジスタ内に形成されるPN接合によっても
実行できるので、請求項11記載のデータ出力回路が奏
する効果に加えて、電位レベル保持回路の応答性を向上
することが可能である。
レベル保持回路中の第3および第4のプリチャージをN
MOSトランジスタ内に形成されるPN接合によっても
実行できるので、請求項11記載のデータ出力回路が奏
する効果に加えて、電位レベル保持回路の応答性を向上
することが可能である。
【0168】請求項13記載のデータ出力回路は、ハイ
レベルデータ出力時において、プルアップNMOSトラ
ンジスタの基板電位を高く設定するので、ハイレベルデ
ータ出力時における基板効果の影響を軽減し、プルアッ
プNMOSトランジスタのしきい電圧の上昇を防ぐこと
ができる。この結果、請求項11記載のデータ出力回路
が奏する効果に加えて、ハイレベルデータ出力時におい
ても、プルアップNMOSトランジスタの電流駆動能力
の低下を防止し、高速にハイレベルデータを出力するこ
とが可能となる。
レベルデータ出力時において、プルアップNMOSトラ
ンジスタの基板電位を高く設定するので、ハイレベルデ
ータ出力時における基板効果の影響を軽減し、プルアッ
プNMOSトランジスタのしきい電圧の上昇を防ぐこと
ができる。この結果、請求項11記載のデータ出力回路
が奏する効果に加えて、ハイレベルデータ出力時におい
ても、プルアップNMOSトランジスタの電流駆動能力
の低下を防止し、高速にハイレベルデータを出力するこ
とが可能となる。
【0169】請求項14記載のデータ出力回路は、ロー
レベルデータ出力時におけるプルアップNMOSトラン
ジスタの基板電位を、プルアップNMOSトランジスタ
内のPN接合がオンしない範囲に定めるので、請求項1
3記載のデータ出力回路が奏する効果に加えて、より安
定的にデータ出力を実行することができる。
レベルデータ出力時におけるプルアップNMOSトラン
ジスタの基板電位を、プルアップNMOSトランジスタ
内のPN接合がオンしない範囲に定めるので、請求項1
3記載のデータ出力回路が奏する効果に加えて、より安
定的にデータ出力を実行することができる。
【0170】請求項15記載の半導体記憶装置は、ハイ
レベルデータ出力時において、データ出力プルアップN
MOSトランジスタの基板電位を高く設定するデータ出
力回路を有するので、ハイレベルデータ出力時における
基板効果の影響を軽減し、プルアップNMOSトランジ
スタのしきい電圧の上昇を防ぐことができる。この結
果、ハイレベルデータ出力時においても、プルアップN
MOSトランジスタの電流駆動能力の低下を防止し、高
速にハイレベルデータを出力することが可能となる。
レベルデータ出力時において、データ出力プルアップN
MOSトランジスタの基板電位を高く設定するデータ出
力回路を有するので、ハイレベルデータ出力時における
基板効果の影響を軽減し、プルアップNMOSトランジ
スタのしきい電圧の上昇を防ぐことができる。この結
果、ハイレベルデータ出力時においても、プルアップN
MOSトランジスタの電流駆動能力の低下を防止し、高
速にハイレベルデータを出力することが可能となる。
【図1】 本発明の実施の形態1に従うデータ出力回路
を備える半導体記憶装置1000の全体構成を示すブロ
ック図である。
を備える半導体記憶装置1000の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 データ出力回路100の全体構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】 Hレベルデータ出力制御回路110の構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図4】 Lレベルデータ出力制御回路140の構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図5】 データ出力回路100の動作を説明するタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図6】 基板電位切換回路130の構成を示す回路図
である。
である。
【図7】 出力バッファ180の構造の一例を説明する
ための断面図である。
ための断面図である。
【図8】 昇圧電位保持回路160の構成を示す回路図
である。
である。
【図9】 昇圧電位保持回路160の動作を説明するタ
イミングチャートである。
イミングチャートである。
【図10】 反転型N型MOSキャパシタによって構成
された昇圧キャパシタを説明する図である。
された昇圧キャパシタを説明する図である。
【図11】 蓄積型P型MOSキャパシタによって構成
された昇圧キャパシタを説明する図である。
された昇圧キャパシタを説明する図である。
【図12】 蓄積型N型MOSキャパシタによって構成
された昇圧キャパシタを説明する図である。
された昇圧キャパシタを説明する図である。
【図13】 実施の形態3に従う昇圧回路320の構成
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図14】 昇圧回路120におけるN型MOSトラン
ジスタの構造を説明する断面図である。
ジスタの構造を説明する断面図である。
【図15】 昇圧回路320中のN型MOSトランジス
タの構造の一例を説明する断面図である。
タの構造の一例を説明する断面図である。
【図16】 実施の形態4に従うデータ出力回路300
の全体構成を示すブロック図である。
の全体構成を示すブロック図である。
【図17】 出力電位保持回路360の構成を示す回路
図である。
図である。
【図18】 昇圧電位保持回路160中のN型MOSト
ランジスタの構造の一例を説明する断面図である。
ランジスタの構造の一例を説明する断面図である。
【図19】 昇圧電位保持回路360中のN型MOSト
ランジスタの構造を説明する断面図である。
ランジスタの構造を説明する断面図である。
【図20】 実施の形態5に従うデータ出力回路400
の全体構成を示すブロック図である。
の全体構成を示すブロック図である。
【図21】 従来の技術のデータ出力回路500の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図22】 出力バッファ580の構造を説明するため
の断面図である。
の断面図である。
110 Hレベルデータ出力制御回路、120,320
昇圧回路、125電位切換回路、130 基板電位切
換回路、140 Lレベルデータ出力制御回路、150
電圧レベル変換回路、160,360 昇圧電位保持
回路、170リングオシレータ、180 出力バッフ
ァ、QNH プルアップトランジスタ、QNL プルダ
ウントランジスタ。
昇圧回路、125電位切換回路、130 基板電位切
換回路、140 Lレベルデータ出力制御回路、150
電圧レベル変換回路、160,360 昇圧電位保持
回路、170リングオシレータ、180 出力バッフ
ァ、QNH プルアップトランジスタ、QNL プルダ
ウントランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月川 靖彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 朝倉 幹雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B024 AA15 BA27 BA29 CA07 5F083 AD00 GA01 LA07 LA09 5J056 AA04 AA11 BB02 CC00 CC29 DD13 DD27 DD28 DD51 DD55 EE04 FF07 KK00 KK02
Claims (15)
- 【請求項1】 ハイレベルおよびローレベルの2つの状
態を有するデータ信号をデータ出力ノードに出力するた
めのデータ出力回路であって、 第1および第2のノードの電位レベルに応じて、前記デ
ータ出力ノードの電位レベルを設定するバッファ回路を
備え、 前記バッファ回路は、 前記ハイレベルに対応する第1の電位と前記データ出力
ノードとの間に電気的に結合され、第1のノードと結合
されるゲートを有するプルアップNMOSトランジスタ
と、 前記ローレベルに対応する第2の電位と前記データ出力
ノードとの間に電気的に結合され、第2のノードと結合
されるゲートを有するプルダウンNMOSトランジスタ
とを含み、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第1の電位より
も高い昇圧電位を前記第1のノードに出力するハイレベ
ルデータ出力制御回路と、 前記ローレベルのデータ出力時に、前記プルダウンNM
OSトランジスタをオンさせることが可能な電位を前記
第2のノードに出力するローレベルデータ出力制御回路
と、 前記プルアップNMOSトランジスタに基板電位を供給
する基板電位切換回路とをさらに備え、 前記基板電位切換回路は、前記ハイレベルのデータ出力
時以外には、第1の基板電位を供給し、前記ハイレベル
のデータ出力時には、前記第1の基板電位よりも高い第
2の基板電位を供給する、データ出力回路。 - 【請求項2】 前記プルアップNMOSトランジスタ
は、主基板領域から電気的に分離されたP型ウェル上に
設けられ、 前記基板電位切換回路は、前記P型ウェルに、前記ハイ
レベルのデータ出力時以外には前記第1の基板電位を、
前記ハイレベルのデータ出力時には前記第2の基板電位
をそれぞれ供給し、 前記第1の基板電位は、前記プルアップNMOSトラン
ジスタにおいて、前記P型ウェルとNチャネル領域との
間でPN接合がオンしない電位レベルに設定される、請
求項1記載のデータ出力回路。 - 【請求項3】 前記プルアップNMOSトランジスタ
は、主基板領域から電気的に分離されたP型ウェル上に
設けられ、 前記基板電位切換回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信号
の信号レベルに応じて、前記第1および前記第2の電位
のいずれか一方を内部ノードに供給するレベル変換回路
と、 前記内部ノードの電位レベルに応じて、前記第1および
前記第2の電位のいずれか一方と前記P型ウェルとを電
気的に結合する電位供給回路とを含む、請求項1記載の
データ出力回路。 - 【請求項4】 前記データ出力回路は、さらに、 前記第1の電位より低く、かつ前記第2の電位よりも高
い第3の電位を供給する第1の電源と、 前記第2の電位を供給する第2の電源とを備え、 前記ハイレベルデータ出力制御回路は、前記ハイレベル
のデータ出力時に活性化される制御信号の信号レベルに
応じて前記昇圧電位を出力する昇圧電位発生回路を含
み、 前記昇圧電位発生回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信号
の信号レベルに応じて、第1および第2の内部ノードの
電位レベルをそれぞれ設定する第1および第2の論理回
路と、 前記第1の内部ノードと第1の昇圧ノードとの間に電気
的に結合される第1の昇圧キャパシタと、 前記第2の内部ノードと第2の昇圧ノードとの間に電気
的に結合される第2の昇圧キャパシタと、 前記第1の電源と前記第1の昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第1の電源と接続されるゲートを有す
る第1のプリチャージトランジスタと、前記第1の電源
と前記第2の昇圧ノードとの間に電気的に結合され、前
記第1の電源と接続されるゲートを有する第2のプリチ
ャージトランジスタと、 前記第1の電源と前記第2の昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第1の昇圧ノードと結合されるゲート
を有する第1のNMOSトランジスタとを有し、 前記第1および前記第2の昇圧キャパシタは、蓄積型の
MOSキャパシタで構成され、 前記ハイレベルデータ出力制御回路は、前記制御信号の
信号レベルに応じて、前記第2の昇圧ノードと前記第2
の電源とのいずれか一方を前記第1のノードと電気的に
結合するための電圧切換回路をさらに含む、請求項1記
載のデータ出力回路。 - 【請求項5】 前記第1の昇圧キャパシタは、前記第1
の内部ノードと接続されるゲートと、前記第1の昇圧ノ
ードと接続される、ソースおよびドレインとを有するN
MOSトランジスタを含み、 前記第2の昇圧キャパシタは、前記第2の内部ノードと
接続されるゲートと、前記第2の昇圧ノードと接続され
る、ソースおよびドレインとを有するNMOSトランジ
スタを含む、請求項4記載のデータ出力回路。 - 【請求項6】 前記第1の昇圧キャパシタは、前記第1
の昇圧ノードと接続されるゲートと、前記第1の内部ノ
ードと接続される、ソースおよびドレインとを有するP
MOSトランジスタを含み、 前記第2の昇圧キャパシタは、前記第2の昇圧ノードと
接続されるゲートと、前記第2の内部ノードと接続され
る、ソースおよびドレインとを有するPMOSトランジ
スタを含む、請求項4記載のデータ出力回路。 - 【請求項7】 前記第1および前記第2のプリチャージ
トランジスタは、主基板領域から電気的に分離されたP
型ウェル上に設けられるNMOSトランジスタであり、 前記第1および前記第2のプリチャージトランジスタの
基板電位は、前記第2の電位よりも高い電位レベルに設
定される、請求項4記載のデータ出力回路。 - 【請求項8】 前記ハイレベルのデータ出力時に動作
し、前記第1のノードの電位レベルを所定値以上に維持
するための電位レベル保持回路をさらに備える、請求項
1記載のデータ出力回路。 - 【請求項9】 前記電位レベル保持回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第1の電位より
低く前記第2の電位よりも高い第3の電位と前記第2の
電位との2つの電位レベルを一定周波数の下で繰り返す
パルス信号を受ける第3の内部ノードと、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記パルス信号の反
転信号を受ける第4の内部ノードと、 第5の内部ノードと前記第3の内部ノードとの間に電気
的に結合される第3の昇圧キャパシタと、 第6の内部ノードと前記第4の内部ノードとの間に電気
的に結合される第4の昇圧キャパシタと、 前記第3の電位と前記第5の内部ノードとの間に電気的
に結合され、前記第3の電位と接続されるゲートを有す
る第3のプリチャージトランジスタと、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第3の電位と第
7の内部ノードとを電気的に結合するスイッチ回路と、 前記第7の内部ノードと前記第6の内部ノードとの間に
電気的に結合され、前記第5の内部ノードと結合される
ゲートを有する、第2のNMOSトランジスタと、 前記第6の内部ノードと前記第1のノードとの間に電気
的に結合され、前記第6の内部ノードと結合されるゲー
トを有する、第3のNMOSトランジスタとを含む、請
求項8記載のデータ出力回路。 - 【請求項10】 前記データ出力回路は、さらに、 前記第1の電位より低く、かつ前記第2の電位よりも高
い第3の電位を供給する第1の電源と、 前記第2の電位を供給する第2の電源とを備え、 前記プルアップNMOSトランジスタは、主基板領域か
ら分離された第1のP型ウェル上に設けられ、 前記基板電位切換回路は、前記P型ウェルに対して、前
記ハイレベルのデータ出力時以外には第1の基板電位を
供給し、前記ハイレベルのデータ出力時には前記第1の
基板電位よりも高い第2の基板電位を供給し、 前記ハイレベルデータ出力制御回路は、前記ハイレベル
のデータ出力時に活性化される制御信号の信号レベルに
応じて前記昇圧電位を出力する昇圧電位発生回路を含
み、 前記昇圧電位発生回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信号
に応じて、第1の内部ノードおよび第2の内部ノードの
電位レベルをそれぞれ設定する第1および第2の論理回
路と、 前記第1の内部ノードと第1の昇圧ノードとの間に電気
的に結合され、蓄積型のMOSキャパシタで構成される
第1の昇圧キャパシタと、 前記第2の内部ノードと第2の昇圧ノードとの間に電気
的に結合され、蓄積型のMOSキャパシタで構成される
第2の昇圧キャパシタと、 前記第1の電源と前記第1の昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第1の電源と接続されるゲートを有す
る第1のプリチャージトランジスタと、 前記第1の電源と前記第2の昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第1の電源と接続されるゲートを有す
る第2のプリチャージトランジスタと、 前記第1の電源と前記第2の昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第1の昇圧ノードと接続されるゲート
を有する第1のNMOSトランジスタとを有し、 前記第1および前記第2のプリチャージトランジスタ
は、主基板領域から分離された第2のP型ウェル上に設
けられ、 前記ハイレベルデータ出力制御回路は、前記制御信号の
信号レベルに応じて、 前記第2の昇圧ノードと前記第2の電源とのいずれか一
方を前記第1のノードと電気的に結合するための電圧切
換回路をさらに含み、 前記データ出力回路は、前記ハイレベルのデータ出力時
において前記昇圧ノードの電位レベルを所定値以上に維
持するための電位レベル保持回路をさらに備え、 前記電位レベル保持回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第1の電位より
低く前記第2の電位よりも高い第3の電位と前記第2の
電位との2つの電位レベルを一定周波数の下で繰り返す
パルス信号を受ける第3の内部ノードと、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記パルス信号の反
転信号を受ける第4の内部ノードと、 第5の内部ノードと前記第3の内部ノードとの間に電気
的に結合される第3の昇圧キャパシタと、 第6の内部ノードと前記第4の内部ノードとの間に電気
的に結合される第4の昇圧キャパシタと、 前記第3の電位と前記第5の内部ノードとの間に電気的
に結合され、前記第3の電位と接続されるゲートを有す
る第3のプリチャージトランジスタと、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第3の電位と第
7の内部ノードとを接続するスイッチ回路と、 前記第7の内部ノードと前記第6の内部ノードとの間に
電気的に結合され、前記第5の内部ノードと結合される
ゲートを有する、第2のNMOSトランジスタと、 前記第6の内部ノードと前記昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第6の内部ノードと結合されるゲート
を有する、第3のNMOSトランジスタとを含み、 前記第3のプリチャージトランジスタと前記第2および
前記第3のNMOSトランジスタとは、前記第2のP型
ウェル上および主基板領域から分離された第3のP型ウ
ェル上のいずれかに設けられ、 前記第2および前記第3のP型ウェルの基板電位は、前
記第2の電位よりも高い電位に設定される、請求項1記
載のデータ出力回路。 - 【請求項11】 ハイレベルおよびローレベルの2つの
状態を有するデータ信号をデータ出力ノードに出力する
ためのデータ出力回路であって、 第1および第2のノードの電位レベルに応じて、前記デ
ータ出力ノードの電位レベルを設定するバッファ回路を
備え、 前記バッファ回路は、 前記ハイレベルに対応する第1の電位と前記データ出力
ノードとの間に電気的に結合され、第1のノードと結合
されるゲートを有するプルアップNMOSトランジスタ
と、 前記ローレベルに対応する第2の電位と前記データ出力
ノードとの間に電気的に結合され、第2のノードと結合
されるゲートを有するプルダウンNMOSトランジスタ
とを含み、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第1の電位より
も高い昇圧電位を前記第1のノードに出力するハイレベ
ルデータ出力制御回路をさらに備え、 前記ハイレベルデータ出力制御回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に活性化される制御信号
の信号レベルに応じて、前記昇圧ノードに前記昇圧電位
を出力する昇圧電位発生回路と、 前記制御信号の信号レベルに応じて、前記昇圧ノードと
前記第2の電源とのいずれか一方を前記第1のノードと
電気的に結合するための電圧切換回路とを含み、 前記ローレベルのデータ出力時に、前記プルダウンNM
OSトランジスタをオンさせることが可能な電位を前記
第2のノードに出力するローレベルデータ出力制御回路
と、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記昇圧ノードの電
位レベルを所定値以上に維持するための電位レベル保持
回路をさらに備える、データ出力回路。 - 【請求項12】 前記電位レベル保持回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第1の電位より
低く前記第2の電位よりも高い第3の電位と前記第2の
電位との2つの電位レベルを一定周波数の下で繰り返す
パルス信号を受ける第3の内部ノードと、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記パルス信号の反
転信号を受ける第4の内部ノードと、 第5の内部ノードと前記第3の内部ノードとの間に電気
的に結合される第3の昇圧キャパシタと、 第6の内部ノードと前記第4の内部ノードとの間に電気
的に結合される第4の昇圧キャパシタと、 前記第3の電位と前記第5の内部ノードとの間に電気的
に結合され、前記第3の電位と接続されるゲートを有す
る第3のプリチャージトランジスタと、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第3の電位と第
7の内部ノードとを電気的に結合するスイッチ回路と、 前記第7の内部ノードと前記第6の内部ノードとの間に
電気的に結合され、前記第5の内部ノードと結合される
ゲートを有する、第2のNMOSトランジスタと、 前記第6の内部ノードと前記昇圧ノードとの間に電気的
に結合され、前記第6の内部ノードと結合されるゲート
を有する、第3のNMOSトランジスタとを含み、 前記第3のプリチャージトランジスタと前記第2および
前記第3のNMOSトランジスタとは、主基板領域から
分離されたP型ウェル上に設けられ、 前記P型ウェルの基板電位は、前記第2の電位よりも高
い電位に設定される、請求項11記載のデータ出力回
路。 - 【請求項13】 前記プルアップNMOSトランジスタ
に基板電位を供給する基板電位切換回路をさらに備え、 前記基板電位切換回路は、前記ハイレベルのデータ出力
時以外には、第1の基板電位を供給し、前記ハイレベル
のデータ出力時には、前記第1の基板電位よりも高い第
2の基板電位を供給する、請求項11記載のデータ出力
回路。 - 【請求項14】 前記プルアップNMOSトランジスタ
は、主基板領域から電気的に分離されたP型ウェル上に
設けられ、 前記基板電位切換回路は、前記P型ウェルに対して、前
記ハイレベルのデータ出力時以外には第1の基板電位を
供給し、前記ハイレベルのデータ出力時には前記第1の
基板電位よりも高い第2の基板電位を供給し、 前記第1の基板電位は、前記プルアップNMOSトラン
ジスタにおいて、前記P型ウェルとNチャネル領域との
間でPN接合がオンしない電位レベルに設定される、請
求項13記載のデータ出力回路。 - 【請求項15】 ハイレベルおよびローレベルの2つの
状態を有するデータ信号を記憶するための半導体記憶装
置であって、 行列状に配置される複数のメモリセルを有するメモリセ
ルアレイと、 選択された前記複数のメモリセルのうちの1つから読出
された前記ディジタルデータの状態に応じた電位レベル
をデータ出力ノードに出力するためのデータ出力回路と
を備え、 前記データ出力回路は、第1および第2のノードの電位
レベルに応じて、前記データ出力ノードの電位レベルを
設定するバッファ回路を含み、 前記バッファ回路は、 前記ハイレベルに対応する第1の電位と前記データ出力
ノードとの間に電気的に結合され、第1のノードと結合
されるゲートを有するプルアップNMOSトランジスタ
と、 前記ローレベルに対応する第2の電位と前記データ出力
ノードとの間に電気的に結合され、第2のノードと結合
されるゲートを有するプルダウンNMOSトランジスタ
とを有し、 前記データ出力回路は、 前記ハイレベルのデータ出力時に、前記第1の電位より
も高い昇圧電位を前記第1のノードに出力する昇圧回路
と、 前記ローレベルのデータ出力時に、前記プルダウンNM
OSトランジスタをオンさせることが可能な電位を前記
第2のノードに出力する電位供給回路と、 前記プルアップNMOSトランジスタに基板電位を供給
する基板電位切換回路とをさらに含み、 前記基板電位切換回路は、前記ハイレベルのデータ出力
時以外には、第1の基板電位を供給し、前記ハイレベル
のデータ出力時には、前記第1の基板電位よりも高い第
2の基板電位を供給する、半導体記憶装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30660299A JP2001126483A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | データ出力回路およびそれを備える半導体記憶装置 |
US09/557,867 US6249462B1 (en) | 1999-10-28 | 2000-04-24 | Data output circuit that can drive output data speedily and semiconductor memory device including such a data output circuit |
KR1020000023150A KR100347684B1 (ko) | 1999-10-28 | 2000-04-29 | 출력 데이터를 고속으로 구동하는 데이터 출력 회로 및그것을 구비한 반도체 기억 장치 |
DE10037973A DE10037973A1 (de) | 1999-10-28 | 2000-08-03 | Datenausgabeschaltung und Halbleiterspeichervorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30660299A JP2001126483A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | データ出力回路およびそれを備える半導体記憶装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001126483A true JP2001126483A (ja) | 2001-05-11 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30660299A Withdrawn JP2001126483A (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | データ出力回路およびそれを備える半導体記憶装置 |
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---|---|
US (1) | US6249462B1 (ja) |
JP (1) | JP2001126483A (ja) |
KR (1) | KR100347684B1 (ja) |
DE (1) | DE10037973A1 (ja) |
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CN101677015B (zh) * | 2008-09-18 | 2012-07-04 | 秉亮科技(苏州)有限公司 | 静态随机存储器及其形成与控制方法 |
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US10872644B2 (en) | 2018-07-13 | 2020-12-22 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Boost bypass circuitry in a memory storage device |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR930003929B1 (ko) | 1990-08-09 | 1993-05-15 | 삼성전자 주식회사 | 데이타 출력버퍼 |
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