JPH09147598A - 半導体記憶装置およびアドレス変化検出回路 - Google Patents

半導体記憶装置およびアドレス変化検出回路

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JPH09147598A
JPH09147598A JP7308866A JP30886695A JPH09147598A JP H09147598 A JPH09147598 A JP H09147598A JP 7308866 A JP7308866 A JP 7308866A JP 30886695 A JP30886695 A JP 30886695A JP H09147598 A JPH09147598 A JP H09147598A
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JP7308866A
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Kiyohiro Furuya
清広 古谷
Tsukasa Oishi
司 大石
Mikio Asakura
幹雄 朝倉
Hideto Hidaka
秀人 日高
Hiroshi Hamaide
啓 浜出
Yoshito Nakaoka
義人 中岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速でテストを正確に行なうことができかつ
高速動作する信頼性の高い半導体記憶装置を提供する。 【解決手段】 複数のメモリセルアレイ(2a〜2d)
それぞれに対応して設けられる内部読出データバス(R
DA0〜RDA3)に対し、同時に選択される複数ビッ
トのメモリセルに対応して設けられるリードドライバ
(8)がワイヤードOR接続される。また、内部読出デ
ータバス(RDA0〜RDA3)に対しこれらの内部読
出データバス線上の信号電位の論理の一致/不一致を検
出するテストモード回路(10)が設けられる。テスト
動作時にリードドライバをすべて活性状態として選択メ
モリセルデータを対応の内部読出データバス線上に読出
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、特にダイナミック型半導体記憶装置の信号および
データ入出力部の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図30は、従来のダイナミック型半導体
記憶装置の全体の構成を概略的に示す図である。図30
において、半導体記憶装置は、半導体チップ1上に形成
され、各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有
する4つのメモリセルアレイ2a−2dを含む。アドレ
ス信号に従ってメモリセルを選択するために、行選択回
路(ロウプリデコーダ、ロウデコーダおよびワード線ド
ライバ)および列選択回路(コラムプリデコーダ、コラ
ムデコーダおよびIOゲート)が設けられているが、こ
れらは、図面を簡略化するために示していない。メモリ
セルアレイ2a−2dの各々は、4つの列グループに分
割され、各列グループに対応して、グローバルIO線対
GIOPが配置される。メモリセルアレイ2a−2d各
々において、選択時各列グループにおいて1ビットのメ
モリセルが選択されて、選択メモリセルのグローバルI
O線対GIOPと結合される。
【0003】半導体記憶装置は、さらに、グローバルI
O線対GIOPそれぞれに対応して設けられ、対応のグ
ローバルIO線対GIOPとデータの入出力を行なうプ
リアンプ/書込バッファ7と、プリアンプ/書込バッフ
ァ7に対応して設けられ、対応のプリアンプから与えら
れた内部読出データを増幅して対応の読出データバスR
DAP(RDAPa〜RDAPd)へ伝達する読出ドラ
イバ8と、メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれに対応
して設けられ、テスト動作モード時対応のメモリセルア
レイのプリアンプから読出されるデータの論理の一致/
不一致を判別する第1のテストモード回路9と、メモリ
セルアレイ2a〜2dそれぞれに設けられた第1のテス
トモード回路9からの判別結果を示す信号を受けて、こ
れらの与えられた判別結果信号の論理の一致/不一致を
判別する第2のテストモード回路10と、読出データバ
スRDAPa〜RDAPd上の信号とテストモード回路
10からの信号とを受け、与えられた信号を選択的に出
力バスRDPを介して出力バッファ13へ伝達するドラ
イバ11を含む。プリアンプ/書込バッファ7により、
メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれにおいて、4つの
列グループのうち1つの列グループが選択され、選択さ
れた列グループのメモリセルデータが読出ドライバ8を
介して対応の読出データバスRDAPa〜RDAPd上
に伝達される。テスト動作モード時においては、メモリ
セルアレイ2a〜2dそれぞれにおいて4つの列グルー
プがすべて選択状態とされ、4つのプリアンプ7の出力
信号が対応の第1のテストモード回路9へ伝達される。
【0004】ドライバ11は、通常動作モード時におい
ては、読出データバスRDAPa〜RDAPd上に読出
されたデータのうちの選択状態とされたメモリアレイか
らの読出データを選択して出力バッファ13へ与える。
テスト動作モード時においては、ドライバ11は、この
テストモード回路10からのテスト結果を示す信号を選
択して出力データバスRDPを介して出力バッファ13
上へ伝達する。入力データバスWDを介してプリアンプ
/書込バッファ7の書込バッファが入力バッファ12に
結合される。メモリセルアレイ2a〜2dのうち選択さ
れたメモリセルアレイに対する書込バッファ4が活性状
態とされ、選択されたメモリセルアレイにおいて、選択
された列グループに含まれる選択メモリセルに対して書
込バッファを介してデータが書込まれる。
【0005】半導体記憶装置は、さらに、外部から与え
られるアドレス信号を受けて内部アドレス信号を生成す
るアドレスバッファ3と、アドレスバッファ3から与え
られる内部アドレス信号(内部コラムアドレス信号)の
変化を検出して、アドレス変化検出信号ATDを発生す
るATD発生回路4と、ATD発生回路4からのアドレ
ス変化検出信号ATDに応答して、プリアンプ/書込バ
ッファ7に含まれるプリアンプを活性化するためのプリ
アンプイネーブル信号PAEを発生するPAE発生回路
5と、ATD発生回路4からのアドレス変化検出信号A
TDに応答して、グローバルIO線対GIOPをイコラ
イズするためのイコライズ指示信号IOEQを発生する
IOEQ発生回路6を含む。ここで、グローバルIO線
対GIOPは、相補信号線対で構成されており、互いに
相補なデータ信号を伝達する。このイコライズ信号IO
EQにより、グローバルIO線対GIOPのグローバル
IO線の電位が等しくされる。
【0006】この半導体記憶装置は、さらに、外部から
与えられる電源電位Vccを受け、この外部電源電位V
ccよりも低い周辺回路用電源電位Vccpおよびメモ
リセルアレイ用電源電位Vccsを発生する内部降圧回
路29を含む。周辺回路用電源電位Vccpは、プリア
ンプ/書込バッファ7および読出ドライバ8などの周辺
回路へ一方動作電源電位として供給される。メモリセル
アレイ用電源電位Vccsは、後に詳細に説明するが、
メモリセルアレイ2a〜2dを駆動する回路(ビット線
の充放電を行なうセンスアンプ)およびアレイ内部のp
チャネルMOSトランジスタの基板領域へ印加される。
ビット線イコライズを行なうためのビット線イコライズ
回路およびメモリセルのセルプレート(メモリキャパシ
タの一方電源ノード)へ印加されるセルプレート電位を
発生する回路部分へは周辺回路用電源電位Vccpが供
給される。
【0007】出力バッファ13および入力バッファ12
は、共通のデータ入出力端子DQを介して装置外部とデ
ータの入出力を行なうように示される。この半導体記憶
装置は、1ビットのデータの入出力を行なう。次に、こ
の発明と関連する、マルチビットテスト動作について説
明する。
【0008】半導体記憶装置の記憶容量が増大すると、
応じてメモリセルの数も増大する。メモリセルの良/不
良の判定を1ビット単位で行なうと、テスト時間が極め
て長くなる。そこで、複数のメモリセルについて同時に
良/不良の判定を行なうことによりテスト時間の短縮を
図る。このような複数のメモリセル単位でテストを行な
うモードをマルチビットテストモードと称す。
【0009】マルチビットテストモードのテストデータ
書込動作について説明する。メモリセルアレイ2a〜2
dそれぞれにおいて、1行のメモリセルが選択される。
次いで、メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれにおい
て、4ビットのメモリセルを選択する。この選択された
メモリセルに対し書込まれるべきテストデータを入力バ
ッファ12からプリアンプ/書込バッファ7に含まれる
書込バッファへ伝達する。マルチビットテストモードに
おいては、書込バッファは、すべて動作状態とされる。
これにより、メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれにお
いて選択された4ビットのメモリセルに対し同じテスト
データが書込まれ、合計16ビットのメモリセルに対し
同じテストデータが書込まれる。
【0010】次に、マルチビットテストモード時におけ
るデータ読出動作について説明する。テストデータ書込
時と同様にして、メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれ
において4ビットのメモリセルが同時に選択される。プ
リアンプ/書込バッファ7に含まれるプリアンプがすべ
て動作状態とされる。メモリセルアレイ2a〜2dそれ
ぞれにおいて選択された4ビットのメモリセルデータが
プリアンプで増幅されて、対応の第1のテストモード回
路9へ伝達される。第1のテストモード回路9は、それ
ぞれ与えられた4ビットのメモリセルデータの論理の一
致/不一致を判別し、該判別結果を示す信号を第2のテ
ストモード回路10へ伝達する。第2のテストモード回
路10は、この4つの第1のテストモード回路9から与
えられた判別結果指示信号に従って、4つの第1のテス
トモード回路9においてすべて論理の一致が検出された
か否かを判別する。このテストモード回路10の判別結
果指示信号は、ドライバ11を介して出力バッファ13
へ与えられ、出力バッファ13は、この判別結果を示す
信号をデータ入出力端子DQへ伝達する。この第2のテ
ストモード回路10により、メモリセルアレイ2a〜2
dそれぞれにおいて選択された4ビットのメモリセル、
つまり16ビットのメモリセルのデータの論理がすべて
一致しているか否かが判別される。この第2のテストモ
ード回路10の出力信号の論理を見ることにより、同時
に選択された16ビットのメモリセルにおいて不良メモ
リセルが存在するか否かが判別される。
【0011】1回に16ビットのメモリセルをテストす
ることができるため、テスト時間を大幅に短縮すること
ができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体記憶装置
の構成においては、第1のテストモード回路が、複数の
メモリセルアレイそれぞれに対応して設けられており、
かつこれら複数の第1のテストモード回路の出力信号が
第2のテストモード回路へ伝達されてそこで同時に選択
されたメモリセルの良/不良が最終的に判定されてい
る。この第1のテストモード回路から第2のテストモー
ド回路への信号伝達のためには、読出データバスと別の
経路に設けられた信号線が用いられている。したがっ
て、このテストのための配線占有面積が増大するという
問題が生じる。
【0013】図31は、データ書込部の構成を概略的に
示す図である。図31においては、1対のビット線BL
および/BLと、それに対応して設けられるpチャネル
MOSトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジス
タ)で構成されるセンスアンプを代表的に示す。Pセン
スアンプはビット線BLに接続される一方導通端子(ド
レイン)と、ビット線/BLに接続されるゲートを有す
るpチャネルMOSトランジスタPQaと、ビット線/
BLに接続される一方導通端子(ドレイン)とビット線
BLに接続されるゲートを有するpチャネルMOSトラ
ンジスタPQbと、センスアンプ活性化信号φSPに応
答して導通し、アレイ用電源電位VccsをMOSトラ
ンジスタ,PQaおよびPQbの他方導通端子(ソー
ス)を伝達するpチャネルMOSトランジスタPQcを
含む。ビット線BLおよび/BLへはメモリセルが接続
されるが、図面を簡略化するために示していない。この
ビット線BLおよび/BLに対しては、列選択信号Yに
応答して導通して、ビット線BLおよび/BLを内部デ
ータ線IOおよび/IOへ電気的に接続する選択ゲート
TGaおよびTGbが設けられる。この内部データ線I
Oおよび/IOは、書込バッファWBに接続される。
【0014】書込バッファWBはプリアンプ/書込バッ
ファに含まれており、周辺回路用電源電位Vccpを一
方動作電源電位として動作する。メモリセルアレイ部分
に与えられる電源電位Vccsおよび周辺回路用電源電
位Vccpは、図30に示す内部降圧回路29から生成
される。これらの電源電位を別に発生することによりア
レイにおいてメモリセルデータのセンス動作が行なわれ
て電源電位Vccsが変動しても、書込バッファまたは
周辺回路用の電源電位Vccpは何ら変動せず、周辺回
路を安定に動作させることができる。逆に、周辺回路が
動作したときにこの周辺回路用電源電位Vccpが変動
しても、この変動はアレイ用電源電位Vccsには及ば
されないため、アレイ部における誤動作は防止される。
【0015】列選択信号Yは、周辺回路に含まれるコラ
ムデコーダから出力されており、周辺回路用電源電位V
ccpレベルである。データ書込時においては、列選択
信号Yは、Hレベルとなり、列選択ゲートTGaおよび
TGbが導通し、ビット線BLおよび/BLが書込バッ
ファWBに電気的に結合される。書込バッファWBは、
内部書込データWDから相補書込データを生成して内部
データ線IOおよび/IO上に生成する。これによりビ
ット線BLおよび/BLに書込データが伝達される。メ
モリセルアレイ部においては、数多くのメモリセルが配
置されており、応じてセンスアンプの数も多くなる(セ
ンスアンプは各列(ビット線対)に対応して配置されて
いる)。したがって、センスアンプ動作時におけるビッ
ト線充放電による消費電流は多くなる。この消費電流を
小さくするために、アレイ用電源電位Vccsを低くす
ることを考える。
【0016】図32は、図31に示すpチャネルMOS
トランジスタPQaおよびPQbの断面構造を概略的に
示す図である。MOSトランジスタPQa(またはPQ
b)は、低濃度n型不純物領域で構成されるウェル領域
WEL表面に互いに間をおいて形成される高濃度p型不
純物領域IDRaおよびIDRbと、これら不純物領域
IDRaおよびIDRbの間のウェル領域WEL表面上
にゲート絶縁膜(図示せず)を介して形成されるゲート
電極層GELで構成される。ウェル領域WELは、p型
半導体基板SUB上に形成される。ウェル領域WEL
は、高濃度n型不純物領域IDRcを介してアレイ用電
源電位Vccsを受ける。半導体基板SUBは、基板バ
イアス電位VBB(負電位)を受ける。
【0017】書込バッファWBから電源電位Vccpレ
ベルの信号が不純物領域IDRaへ与えられた状態を考
える。このウェル構造においては、不純物領域IDRa
をエミッタとし、ウェル領域WELをベース領域とし、
半導体基板SUBをコレクタとするバーティカルpnp
寄生バイポーラトランジスタが存在する。電源電位Vc
cpがアレイ用電源電位Vccsよりも低い場合には、
この寄生バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間
は逆バイアス状態とされているため、この不純物領域I
DRaから不純物領域WELへは電流が流れず、このp
チャネルMOSトランジスタは安定に動作する。
【0018】しかしながら、アレイ部における消費電流
を低減するために、アレイ用電源電位Vccsを低く
し、周辺回路用電源電位Vccpよりも低くした場合、
寄生バイポーラトランジスタのベース−エミッタ間が順
方向にバイアスされ、この寄生バイポーラトランジスタ
はオン状態とされ、不純物領域IDRaからウェル領域
WELへ電流が流れ、次いでこのウェル領域WELから
半導体基板SUBへ電流が流れ、半導体基板SUBの基
板電位VBBが上昇するという問題が生じる。この基板
電位VBBの上昇は、図示しない部分において形成され
ているnチャネルMOSトランジスタのしきい値電圧の
変動および信号線下部に形成される寄生MOSトランジ
スタの形成などをもたらし、内部動作が不安定となる。
したがって、周辺回路用電源電位Vccpは、アレイ用
電源電位Vccsよりも低くすることができない。この
周辺回路部においては、この電源電位Vccpが低くな
ると信号振幅が小さくなり、高速でデータ転送を行なう
ことができるものの、電源電位が低くされると、その動
作速度が遅くなる(MOSトランジスタの動作速度はゲ
ート電位に比例する)。この周辺回路用電源電位Vcc
pをアレイ用電源電位Vccsの低下に伴ってさらに低
下させることも考えられるが、特に、周辺回路用電源電
位は書込バッファのみならず、他のプリアンプおよびバ
ッファ回路部分などにも与えられているため、高速動作
性のためにアレイ用電源電位Vccsの低下に伴って周
辺回路用電源電位Vccpを低下すると、動作速度が低
下するという問題が生じる。
【0019】この場合、メモリセルアレイ内部のpチャ
ネルMOSトランジスタの基板領域(ウェル領域)のバ
イアス電位を、周辺回路用電源電位Vccpとすること
も考えられるが、メモリセルアレイ部に別々の電源電位
を伝達する電源線を配設すると、電源線配線面積が増大
し、限られた面積のアレイ部分内に、別々の電源電位を
伝達する電源線を配線するのは極めて困難であるという
問題が生じる。
【0020】したがって、従来の半導体記憶装置のよう
に、アレイ用電源電位と周辺回路用電源電位が別々に発
生される場合、アクセス速度を低下させることなく、ア
レイ用電源電位Vccpを低下させて低消費電流を実現
するのが困難であるという問題が生じる。
【0021】図33は、出力バッファの構成を概略的に
示す図である。図33において、出力バッファ13は、
外部電源電位Vcc供給ノードと出力ノードNDQとの
間に接続されるnチャネルMOSトランジスタOQ1
と、出力ノードNDQと他方電源ノード(接地ノード)
との間に接続されるnチャネルMOSトランジスタOQ
2と、内部読出データ/ROを受けてドライブ信号を生
成して出力MOSトランジスタOQ1のゲートへ与える
ドライブ回路ODaと、読出データROを受けてドライ
ブ信号を生成してMOSトランジスタOQ2のゲートへ
与えるドライブ回路ODbを含む。読出データ/ROお
よびROは、周辺回路用電源電位Vccpの振幅を有す
る。ドライブ回路ODaは、この読出データ/ROのL
レベルの電位(内部電源電位Vccp)を電位Vcdに
変換する。このドライブ回路ODaは、チャージポンプ
キャパシタを用いる昇圧回路またはレベル変換回路で構
成される。MOSトランジスタOQ1のゲートへ、外部
電源電位Vccよりも高い電圧レベルのドライブ信号V
cdを印加することにより、このMOSトランジスタO
Q1のしきい値電圧の損失を伴うことなく、外部電源電
位Vccレベルの信号を出力ノードNDQへ伝達するこ
とができる。
【0022】ドライブ回路ODbは、読出データROの
LレベルをHレベルに反転しかつこのHレベルの信号を
外部電源電位Vccレベルに変換する。このドライブ回
路ODbは、読出データROを受けるインバータIV1
と、外部電源電位供給ノードVcc(ノードとそこへ供
給される電位を同じ符号で示す)とノードNaとの間に
接続されかつそのゲートがノードNbに接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタPQ1と、外部電源電位供給
ノードVccとノードNbとの間に接続されかつそのゲ
ートがノードNaに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタPQ2と、ノードNaと接地ノードとの間に接続
されかつそのゲートが読出データROを受けるように接
続されるnチャネルMOSトランジスタNQ1と、ノー
ドNbと接地ノードとの間に接続されかつそのゲートが
インバータIV1の出力信号を受けるように接続される
nチャネルMOSトランジスタNQ2と、ノードNb上
の信号を反転してMOSトランジスタOQ2のゲートへ
与えるインバータIV2を含む。
【0023】インバータIV2は、外部電源電位供給ノ
ードVcc上に与えられる外部電源電位Vcc(たとえ
ば3V)を一方動作電源電位として動作する。このドラ
イブ回路ODbにおいては、読出信号ROがLレベルの
とき、MOSトランジスタNQ2はオン状態、MOSト
ランジスタNQ1がオフ状態となり、ノードNbがMO
SトランジスタNQ2を介して接地電位レベルへ放電さ
れる。このノードNbの電位レベルの低下に応じてMO
SトランジスタPQ1がオン状態となり、ノードNa
が、外部電源電位Vccレベルに充電され、MOSトラ
ンジスタPQ2がオフ状態とされる。これにより、ノー
ドNb上の電位は接地電位レベルに固定され、インバー
タIV2の出力信号が外部電源電位Vccレベルとな
る。MOSトランジスタOQ2が、このインバータIV
2からの外部電源電位VccレベルのHレベルの信号に
応答して導通して、ノードNDQを接地電位レベルへ放
電する。
【0024】半導体記憶装置は、たとえばCPU(中央
演算処理装置)である外部装置EXとデータの授受を行
なう。外部装置EXは、半導体記憶装置と比べてその構
成要素の微細化は進んでいない(集積度は低い)ため、
この外部装置EXの電源電位は半導体記憶装置と同じと
することができず、たとえば5Vの電源電位が外部装置
の電源電位として利用される。半導体記憶装置の電源電
位Vccとしては、前の世代(電源電圧が低くされてい
ない世代)の半導体記憶装置との互換性を保つため、3
Vの電源電位が利用される。
【0025】出力ノードNDQを充電するMOSトラン
ジスタOQ1は、そのゲートへ与えられる電位Vcd
は、外部電源電位Vccよりも十分に高くされているた
め、このドレイン(電源電位を受けるノード)とゲート
の電位の差は小さいため、ピンチオフ点とドレイン領域
との間の距離は極めて小さい。
【0026】一方、出力ノードNDQを放電するMOS
トランジスタOQ2は、そのゲートの電位が3Vであ
り、一方そのドレインの電位は5Vとされ、ゲート電位
は、ドレイン電位に比べてかなり低い。このような場
合、放電用MOSトランジスタOQ2が劣化するという
問題が生じる。この劣化の機構について以下に説明す
る。
【0027】図34は、nチャネルMOSトランジスタ
OQ2の概略断面構造を示す図である。図34におい
て、MOSトランジスタOQ2は、p型半導体基板SU
B表面に形成される高濃度n型不純物領域IRSおよび
IRDと、これら不純物領域IRSおよびIRDの間の
基板SUBの表面上にゲート絶縁膜(図示せず)を介し
て形成されるゲート電極層GLを含む。不純物領域IR
Sはソース領域を構成して、接地ノードSに接続されて
接地電位GNDを受ける。不純物領域IRDは、ドレイ
ン領域を形成し、出力ノードNDQに結合されて、ドレ
イン電位Vd(たとえば5V)を受ける。ゲート電極層
GLには、インバータIV2からゲート電位Vgが印加
される。MOSトランジスタにおいては、チャネル領域
において反転層が消失するピンチオフ現象が生じること
がある。このピンチオフは、Vg−Vth=Vdのとき
に生じる。VthはMOSトランジスタのしきい値電圧
である。ドレイン電位Vdが増加すると、このピンチオ
フ点(反転層消失点)は、ソースを構成する不純物領域
IRS側に移動する。ドレイン電位Vdが、飽和電位
(ピンチオフが生じる電圧であり、Vg−Vthで表わ
される)よりも高くなると、領域Lには、反転層が消失
し、空乏層のみが存在する。この領域Lに対しては、ド
レイン不純物領域IRDに印加された電圧Vdが印加さ
れる。したがって、ゲート電位Vgが、ドレイン電位V
dよりも低い場合、すなわち図33に示すような、ドレ
イン電位Vdが3Vであり、ドレイン電位Vdは5Vの
ような場合、ピンチオフ現象が生じ、高電界が印加され
る領域Lの区間が長くなる。この高電界が印加される区
間Lにおいて、ホットキャリアが発生し、ホールがゲー
ト絶縁膜中にトラップされ、ゲート絶縁膜の特性を悪化
させ、絶縁耐性が悪化するという問題が生じる。
【0028】ここで、ドライブ回路ODbが、ドライブ
回路ODaのように、その出力信号の電位レベルを、外
部電源電位Vccよりも高い電位レベルにする機能は備
えていないのは、出力放電用のMOSトランジスタOQ
2は、単に出力ノードNDQを、接地電位レベルへ放電
することが要求されるだけであり、その場合、しきい値
電圧損失の問題は生じないため、回路占有面積および消
費電流の観点から単に、このドライブ回路ODbは、レ
ベル変換機能のみが与えられている。
【0029】それゆえ、この発明の目的は、信頼性の高
い半導体記憶装置を提供することである。
【0030】この発明の他の目的は、低占有面積のテス
ト回路を備える半導体記憶装置を提供することである。
【0031】この発明のさらに他の目的は、低占有面積
のテスト回路に適した内部回路の構成を提供することで
ある。
【0032】この発明のさらに他の目的は、低占有面積
のテスト回路を用いて高速かつ正確にテストを行なうこ
とのできる半導体記憶装置を提供することである。
【0033】この発明の他の目的は、構成要素の信頼性
の高い出力バッファを備えた半導体記憶装置を提供する
ことである。
【0034】この発明の特定的な目的は、正確にテスト
を行なうことのできる内部タイミング信号を発生する回
路を提供することである。
【0035】この発明の他の特定的な目的は、列アドレ
ス信号の変化の検出を正確かつ高速に行なうことのでき
るアドレス変化検出回路を備えた半導体記憶装置を提供
することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る半導体記
憶装置は、各々が複数のメモリセルを有する複数のアレ
イグループに分割されるメモリセルアレイと、メモリセ
ルアレイに対応してかつ各アレイグループに共通に設け
られる内部データバスと、これら複数のアレイグループ
各々に対応して配置され、かつ内部データバスに共通に
結合され、選択時対応のアレイグループの選択されたメ
モリセルのデータを内部データバスへ各々が伝達する複
数の読出手段と、テストモード指示信号の活性化に応答
して、これら複数の読出手段をすべて選択状態とする手
段と、内部データバスに結合され、この内部データバス
に複数の読出手段から読出されたデータの論理の一致/
不一致を判別し、該判別結果を示す信号を出力する判別
手段とを備える。
【0037】請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置において、内部データバスが、少なくとも1本
のデータ線を含み、複数の読出手段のデータ出力部がこ
のデータ線にワイヤードOR接続され、判別手段は、こ
のデータ線上の電位に従って判別結果を示す信号を出力
する手段を含む。
【0038】請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項
1の装置において、メモリセルアレイが複数個設けら
れ、かつ内部データバスが各メモリセルアレイに対応し
て設けられ、かつさらに複数の読出手段が各メモリセル
アレイに対応して配置され、判別手段は、これら複数の
内部データバス上の信号電位の論理の一致/不一致を検
出する手段を含む。
【0039】請求項4に係る半導体記憶装置は、複数の
メモリセルを有するメモリセルアレイと、メモリセルア
レイの選択されたメモリセルへ書込まれるべきデータを
伝達するデータ書込線と、外部から与えられる外部書込
データを受けて内部書込データを生成してデータ書込線
へ伝達するデータ書込手段と、第1の電位レベルの電位
を動作電源電位として動作して、このメモリセルアレイ
を駆動するためのアレイ駆動手段を備える。データ書込
手段は、このデータ書込線へ伝達される内部書込データ
の振幅を第1のレベルの電位以下に制限する振幅制御手
段を備える。
【0040】請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項
4の装置が、さらに、外部からの電源電位を受けて第1
のレベルの電位を発生しかつこの第1のレベルと異なる
第2のレベルの電位を発生してそれぞれアレイ駆動手段
およびデータ書込手段へ伝達する内部電位発生回路を備
え、振幅制御手段は、この第2のレベルの電位を第1の
レベル以下に低下させてデータ書込手段の出力段の一方
動作電源電位として供給する電源手段を備える。
【0041】請求項6に係る半導体記憶装置は、複数の
メモリセルを有するメモリセルアレイと、活性化信号に
応答して、このメモリセルアレイの選択されたメモリセ
ルのデータを増幅して出力する第1の増幅手段と、この
活性化信号の活性化を遅延する遅延手段と、この遅延手
段からの遅延活性化信号の活性化に応答して第1の増幅
手段の出力信号をそれより増幅して内部読出データを生
成する第2の増幅手段を備える。請求項7に係る半導体
記憶装置は、請求項6の装置が、さらに、選択されたメ
モリセルのデータを相補データの形態で第1の増幅手段
へ伝達する内部伝達手段を備え、第1の増幅手段は、こ
の内部伝達手段からの相補データを差動的に増幅するカ
レントミラー型差動増幅回路を備え、第2の増幅手段
は、この活性化信号の非活性化時に出力ノードをプリチ
ャージするプリチャージ素子と、カレントミラー型差動
増幅回路からの相補信号の一方の信号に応答して出力ノ
ードをプリチャージ電位に保持する第1の素子と、この
相補信号の他方信号に応答して出力ノードをプリチャー
ジ電位とは異なる電位レベルヘ駆動する第2の素子と、
この第2の素子と電源ノードとの間に結合され、遅延活
性化信号の活性化に応答して導通する第3の素子を備え
る。
【0042】請求項8に係る半導体記憶装置は、外部電
源電位供給ノードとデータ出力端子との間に結合され、
内部読出データの第1の論理レベルに応答してこのデー
タ出力端子を外部電源電位レベルへ駆動する第1の出力
トランジスタと、データ出力端子と他方電源ノードとの
間に結合される第2の出力トランジスタと、内部読出デ
ータが第2の論理レベルのとき外部電源電位より高い電
位レベルの信号を生成して第2の出力トランジスタの制
御電極ノードへ印加するドライブ手段を備える。
【0043】請求項9に係るアドレス変化検出回路は、
アドレス信号ビットを遅延する第1の遅延手段と、この
第1の遅延手段の出力信号をさらに遅延する第2の遅延
手段と、アドレス信号ビットを制御電極ノードに受ける
第1のトランジスタ素子と、この第2の遅延手段の出力
信号を制御電極ノードに受ける第2のトランジスタ素子
と、第1の遅延手段の出力信号を制御電極ノードに受け
る第3のトランジスタ素子と、アドレス信号ビットを制
御電極ノードに受けかつ第1のトランジスタ素子と相補
的に導通する第4のトランジスタ素子を含む。第1およ
び第2のトランジスタ素子は一方電源ノードと出力ノー
ドとの間に直列に結合され、また第3および第4のトラ
ンジスタ素子は他方電源ノードと出力ノードとの間に直
列に結合される。
【0044】請求項10に係るアドレス変化検出回路
は、請求項9の回路が、さらに、アドレス信号ビットを
反転する反転手段と、この反転手段の出力信号を遅延す
る第3の遅延手段と、この第3の遅延手段の出力信号を
さらに遅延する第4の遅延手段と、反転手段の出力信号
を制御電極ノードに受ける第5のトランジスタ素子と、
第3の遅延手段の出力信号を制御電極ノードに受ける第
6のトランジスタ素子と、第4の遅延手段の出力信号を
制御電極ノードに受ける第7のトランジスタ素子と、こ
の反転手段の出力信号を制御電極ノードに受ける第8の
トランジスタ素子を備える。第5および第6のトランジ
スタ素子は一方電源ノードと出力ノードとの間に直列に
結合されかつ第7および第8のトランジスタ素子は出力
ノードと他方電源ノードとの間に直列に結合される。第
5および第8のトランジスタ素子は互いに相補的に導通
状態とされる。
【0045】請求項11に係るアドレス変化検出回路
は、多ビットアドレス信号の各ビットに対応して設けら
れ、対応のアドレス信号ビットの変化を検出する複数の
アドレスビット変化検出手段と、これら複数のアドレス
ビット変化検出手段の各々に対応して設けられかつ信号
線に共通に互いに並列に結合され、対応のアドレスビッ
ト変化検出手段からの変化検出信号に応答してこの信号
線を第1の電位へドライブする複数のドライブ素子と、
第1の入力論理しきい値を有しかつ第1の電流ドライブ
力を有し、この信号線の電位が第1の入力論理しきい値
を超えて第1の電位に近くなるとこの信号線を第1の電
位へドライブする第1のドライブ回路と、第1の入力論
理しきい値よりも第1の電位に近い第2の入力論理しき
い値を有し信号線上の電位が第2の入力論理しきい値を
超えて第1の電位へ近くなると多ビットアドレス信号の
変化を示すアドレス変化検出信号を活性化する信号発生
手段と、この信号線上の信号を遅延する遅延手段と、第
1の電流ドライブ力よりも大きな電流ドライブ力を有し
この遅延手段の出力信号の第1の電位への変化に応答し
て信号線を第1および第2の入力論理しきい値に関して
第1の電位レベルの電位と反対側に位置する第2の電位
レベルへ駆動する手段とを備える。
【0046】請求項12に係るアドレス変化検出回路
は、多ビットアドレス信号の各ビットに対応して設けら
れ、対応のアドレス信号ビットの変化を検出する複数の
アドレスビット変化検出手段と、これら複数のアドレス
ビット変化検出手段の少なくとも1つの変化検出信号の
活性化に応答して多ビットアドレス信号の変化を示すア
ドレス変化検出信号を出力するアドレス変化検出手段を
備える。複数のアドレスビット変化検出手段はこのアド
レス変化検出手段に関して対称的に配置される。
【0047】請求項13に係るアドレス変化検出回路
は、この請求項12の回路が、多ビットアドレス信号の
各ビットに対応して設けられ、対応のアドレス信号ビッ
トを受けて対応のアドレスビット変化検出手段へ内部ア
ドレス信号ビットを伝達する複数のアドレスバッファ回
路をさらに備える。各アドレスバッファ回路から対応の
アドレスビット変化検出手段を介してアドレス変化検出
手段へ至る信号の伝搬経路の長さは、実質的にすべて等
しくなるように複数のアドレスビット変化検出手段は配
置される。
【0048】請求項14に係るアドレス変化検出回路
は、請求項12の回路において、複数のアドレスビット
変化検出手段がアドレス変化検出手段の配置領域を取囲
むように配置される。
【0049】請求項15に係る半導体記憶装置は、各々
が複数のメモリセルを有する複数のアレイグループに分
割されるメモリセルアレイと、これら複数のアレイグル
ープ各々に対応して配置され、対応のアレイグループの
選択されたメモリセルとデータの授受を行なうための複
数の内部データバスと、これら複数の内部データバス各
々に対応して設けられ、対応の内部データバス上のデー
タを増幅して内部データバスへ伝達する複数の読出増幅
器と、これら複数の内部データバス各々に対応して設け
られ、活性化時対応の内部データバスを所定電位に設定
する電位設定手段と、多ビットアドレス信号のうち複数
の内部データバスから1つの内部データバスを選択する
ために用いられる第1のアドレス信号ビットの変化を検
出する第1のアドレスビット変化検出手段と、この第1
のアドレスビット変化検出手段からの変化検出信号の活
性化に応答して電位設定手段を活性状態とする第1の制
御手段と、第1のアドレスビット以外のアドレス信号ビ
ットの変化を検出する第2のアドレスビット変化検出手
段と、第1のアドレスビット変化検出手段の出力信号と
第2のアドレスビット変化検出手段の出力信号の少なく
とも一方の活性化に応答して読出増幅器を活性化する第
2の制御手段を備える。
【0050】請求項16に係る半導体記憶装置は、請求
項15の第2の制御手段が、第1および第2のアドレス
ビット変化検出手段の少なくとも一方の出力信号の活性
化に応答して第1のタイミング信号を発生する手段と、
このタイミング信号の非活性化に応答して読出増幅器を
活性化する手段とを含む。
【0051】請求項17に係る半導体記憶装置は、複数
のメモリセルを有するメモリセルアレイと、縦続接続さ
れた複数の読出増幅器を含む読出増幅手段と、活性化信
号に応答してこれらの縦続接続された複数の読出増幅器
を順次活性状態とする制御手段とを備える。
【0052】請求項18に係る半導体記憶装置は、請求
項17の半導体記憶装置がさらに、メモリセルアレイか
ら読出されたメモリセルデータを伝達させるデータ線
と、このデータ線を読出増幅手段の初段の読出増幅器へ
選択的に結合する接続手段と、活性化信号に応答して、
この初段の読出増幅器の活性化の後接続手段を導通状態
とする手段を備える。
【0053】内部データバスへ、複数の読出手段の出力
信号を同時に伝達し、この内部データバス上の電位に従
って読出データの論理の一致/不一致を判別することに
より、排他的論理和をとって論理の一致/不一致を求め
る構成と異なり、単に信号電位に応じて論理の一致/不
一致を判別することができるため、装置構成が簡略化さ
れ、占有面積は低減される。また、内部データバスは通
常動作時においては読出データが伝達されているため、
テストのための専用の配線を設ける必要もなく、配線占
有面積が低減される。
【0054】データ書込手段の出力信号の振幅を制限す
ることによりアレイ駆動手段の動作電源電位をこの書込
手段の動作電源電位と独立に設定することができ、書込
データがアレイ部に含まれる構成要素に悪影響を及ぼす
ことなくアレイの電源電位を低減することができ、応じ
て消費電力を低減することができる。
【0055】またメモリセルデータ読出時において第1
の増幅手段が活性化された後に第2の読出手段を増幅す
ることにより、確実に読出データの増幅を行なうことが
できる。
【0056】また出力回路において、出力ノードを他方
電源電位レベルへ駆動する出力トランジスタの制御電極
ノードへ印加される電位を外部電源電位よりも高い電位
レベルとすることにより、この出力トランジスタのゲー
ト−ドレイン間電位差を小さくすることができ、出力ト
ランジスタにおけるホットキャリアの発生を抑制するこ
とができ、応じてゲート絶縁膜の絶縁耐性の劣化を抑制
することができる。
【0057】また多ビットアドレス信号の変化を、遅延
手段とトランジスタ素子を用いて検出することにより、
アドレス変化検出時にアドレス変化検出信号を活性状態
とするまでの遅延時間を、このトランジスタ素子におけ
る遅延時間および第2の遅延手段における遅延時間およ
びトランジスタ素子の有する遅延時間の和に設定するこ
とができ、アドレス変化時において高速でアドレス変化
検出信号を活性状態とすることができる。
【0058】また、信号線にこのアドレス変化検出信号
に応答して信号線をドライブするトランジスタ素子を並
列に設け、この信号線の電位を互いに入力論理値の異な
る内部回路で駆動することにより、アドレス信号のスキ
ュー発生時においても確実に所定の幅を有するアドレス
変化検出信号を高速で生成することができ、ノイズに起
因するヒゲ状のアドレス変化検出信号の発生を確実に抑
制することができる。
【0059】またアドレスビット変化検出手段をアドレ
ス変化検出手段に対し対称的に配置することにより、こ
れらのアドレスビット変化検出信号のアドレス変化検出
手段へ伝達される信号伝搬遅延をほぼ同じとすることが
でき、アドレス変化検出信号のスキューを低減すること
ができ、速いタイミングでアドレス変化検出信号を確定
状態とすることができる。
【0060】また別々のアドレス変化検出手段でアドレ
ス変化を検出することにより、アドレスビット変化検出
手段の負荷が軽減され、高速かつ安定にアドレス信号の
変化を検出することができる。
【0061】このアドレス信号の変化検出に従って内部
のデータの読出タイミングが決定されるため、アクセス
時間を低減することができ、高速読出が可能となる。ま
た、テスト動作時においては、確実に同じタイミングで
内部データバスへテストデータが伝達されるため、正確
なテストを行なうことが可能となる。
【0062】また、複数の縦続接続された読出増幅器を
それぞれ所定の順序で活性化することにより、読出増幅
器はそれぞれ内部状態が予め設定されている動作点に達
したとき活性状態とされるため各読出増幅器を所定の動
作特性をもって動作状態とすることができ安定な増幅動
作が実現される。
【0063】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1に従
う半導体記憶装置の全体の構成を概略的に示す図であ
る。図1において、半導体チップ1上に、各々が複数の
メモリセルを有しかつ複数の列グループに分割されるメ
モリセルアレイ2a〜2dが形成される。これらメモリ
セルアレイ2a〜2dの内部構成については後に詳細に
説明するが、テスト動作時において、メモリセルアレイ
2a〜2dそれぞれにおいて、4ビットのメモリセルが
選択される(各列グループにおいて1ビットのメモリセ
ルが選択される)。通常動作時は1つのアレイのみが活
性化される。
【0064】メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれの列
グループに対応して、読出データを増幅しかつ内部書込
データを増幅して選択メモリセルへ伝達するプリアンプ
/書込バッファ7と、このプリアンプ/書込バッファ7
からの読出データを増幅するリードドライバ8が設けら
れる。メモリセルアレイ2a〜2dそれぞれに対応し
て、読出データおよびテストデータを伝達するための内
部読出データバスRDA0〜RDA3が配置される。本
実施の形態においては、この内部読出データバスRDA
0〜RDA3は、従来の半導体記憶装置の構成とは異な
り、内部読出データおよびテストデータ両者を伝達する
ため、これらを符号RDA0〜RDA3で示す。内部読
出データバスRDA0〜RDA3は、後に説明するが、
互いに相補な読出データ信号を伝達する相補読出データ
線対を含む。これらの内部読出データバスRDA0〜R
DA3それぞれに対応して、対応のメモリセルアレイ2
a〜2dに対して設けられたドライバ8がワイヤードO
R接続される。
【0065】これらの内部読出データバスRDA0〜R
DA3に対し、これらの内部読出データバスRDA0〜
RDA3上の信号電位の論理の一致/不一致を判別し、
これによりテスト動作時において同時に選択された複数
のメモリセル(16ビットのメモリセル)に不良メモリ
セルが存在するか否かを識別するテストモード回路10
が設けられる。内部読出データバスRDA0〜RDA3
を、テストデータ伝達線として利用することにより、テ
ストモード回路10のみで、すべての同時に選択された
複数ビットのメモリセルの良/不良を判別することがで
きる。したがって、メモリセルアレイ2a〜2dそれぞ
れに対して第1のテストモード回路9を設ける必要がな
く、装置占有面積が低減される。また、この第1のテス
トモード回路9からテストモード回路10へテスト結果
を伝達する信号配線が不要となり、配線占有面積が低減
される。
【0066】出力バッファ13と、内部読出データバス
RDA0〜RDA3の間に、ドライバ11が設けられ
る。このドライバ11は、またテストモード回路10の
出力信号も受ける。ドライバ11は、通常動作モード時
においては、与えられたアドレス信号(図示せず)に従
って読出データバスRDA0〜RDA3のうちの1つの
読出データバスを選択し、該選択された読出データバス
上の信号を出力データバスRDを介して出力バッファ1
3へ伝達する。テスト動作モード時においては、ドライ
バ11は、テストモード回路10の出力信号を選択して
出力データバスRD上に伝達する。
【0067】入力バッファ12は、入力バスWDBを介
してプリアンプ/書込バッファ7に含まれる書込バッフ
ァに結合される。この書込バッファは、ドライバ11に
与えられる同様のアドレス信号(アレイ選択用のアドレ
ス信号)および列グループ選択アドレス信号に従って、
選択されたアレイの選択列グループに対応する書込バッ
ファのみが活性状態とされる。
【0068】この半導体チップ1上には、さらに、外部
から与えられるアドレス信号を受けて内部アドレス信号
を生成するアドレスバッファ3と、このアドレスバッフ
ァ3からの内部アドレス信号(内部コラムアドレス信
号)の変化を検出し、アドレス変化検出を示すアドレス
変化検出信号ATDを発生するATD発生回路4と、A
TD発生回路4からのアドレス変化検出信号ATDに応
答してプリアンプ/書込バッファ7に含まれるプリアン
プを活性化するためのプリアンプイネーブル信号PAE
を発生するPAE発生回路5と、ATD発生回路4から
のアドレス変化検出信号に応答して、メモリセルアレイ
2a〜2dとプリアンプ/書込バッファ7との間に設け
られるIO線(より正確にはグローバルIO線)の電位
をイコライズするためのイコライズ信号IOEQを発生
するIOEQ発生回路6が設けられる。IOバスIO
は、後にその構成は説明するが、相補データ信号を伝達
する相補信号線を備え、電位設定信号としてのイコライ
ズ信号IOEQに応答して、この相補信号線の電位が等
化される。
【0069】半導体チップ1上には、さらに、外部から
与えられる電源電位Vccをレベル変換して、アレイ用
の電源電位Vccsおよび周辺回路用電源電位Vccp
を生成する降圧回路29が設けられる。アレイ用電源電
位Vccsは、メモリセルが配設されるアレイ部におい
て、使用される電源電位を示し、アレイの駆動手段とし
てのセンスアンプに対する一方動作電源電位およびアレ
イ内のpチャネルMOSトランジスタの基板バイアス電
位として利用される。周辺回路用電源電位Vccpは、
このメモリセルアレイを活性化する周辺回路、すなわち
ロウおよびコラムデコーダ、プリアンプ/書込バッファ
7、ドライバ8、テストモード回路10、ドライバ11
において利用される。出力バッファ13においては、後
に説明するように、外部電源電位Vccが一方動作電源
電位として利用される。次に各部分の構成について説明
する。
【0070】[アレイ部の構成]図2は、この発明の実
施の形態1に従う半導体記憶装置のメモリセルアレイ部
分の構成を概略的に示す図である。図2においては、1
つのメモリセルアレイの部分の構成が代表的に示され
る。図2において、メモリセルアレイ2は、行および列
のマトリクス状に配列されるメモリセル19を有し、か
つこのメモリセルの列延在方向に沿って複数の行グルー
プRGに分割されかつメモリセルの行延在方向に沿って
複数の列グループCGに分割される。図2においては、
メモリセルアレイ2は、4つの行グループRG0〜RG
3および4つの列グループCG0〜CG3に分割される
状態が一例として示される。行グループRG0〜RG3
のそれぞれにおいて、メモリセル19の各行に対応して
ワード線WLが配設され、かつメモリセルの各列に対応
してビット線対BL,/BLが配設される。ワード線W
Lに1行のメモリセルが接続され、かつビット線BL,
/BLの各対に1列のメモリセルが接続される。図2に
おいては、行グループRG0〜RG3それぞれにおける
列グループCG0〜CG3の各々においてワード線WL
とビット線BLの交差部に対応して配置されるメモリセ
ル19が一例として示される。
【0071】行グループRG0〜RG3それぞれに対応
して、アドレスバッファから与えられる行アドレス信号
をデコードし、対応の行グループにおいてワード線を選
択状態へ駆動する行デコーダ15が配置され、列グルー
プCG0〜CG3それぞれに対応して、図示しない列ア
ドレス信号をデコードして、列選択信号を出力する列デ
コーダ14が配置される。列デコーダ14からの列選択
信号は、後に説明する列選択線CSL上に伝達される。
後に説明するが、列デコーダ14からの列選択信号を伝
達する列選択線は、対応の列グループCG0〜CG3に
おいてすべての行グループRG0〜RG3にわたって配
設される。すなわち、列選択線は、複数の行グループR
G0〜RG3にわたって列延在方向に沿って配設され、
また一方ワード線WLは複数の列ブロックCG0〜CG
3にわたって行延在方向に沿って配設される。
【0072】行ブロックRG0およびRG1の間に、セ
ンスアンプ(SA)17が各ビット線対BL,/BLに
対応して配置され、また行グループRG2およびRG3
の間にセンスアンプ(SA)17が各ビット線対に対応
して配置される。このセンスアンプ17の配置は、「シ
ェアードセンスアンプ配置」として知られている。この
センスアンプは、ビット線対の両側に、1対のビット線
おきにセンスアンプSAが配置される「交互配置型シェ
アードセンスアンプ」配置に従ってセンスアンプ17が
配置されてもよい。センスアンプ17の列に沿って、各
列グループCG0〜CG3それぞれに対し、サブIO線
SIO,/SIOが配置される。このサブIO線SI
O,/SIOは、センスアンプ17を共有する列グルー
プに共通に設けられ、対応の列グループにおいてのみ行
延在方向に沿って配設される。
【0073】列グループCG0〜CG3それぞれに対
し、グローバルIO線GIO,/GIOが配設される。
グローバルIO線GIO,/GIOとサブIO線SI
O,/SIOの交差部に対応して、行グループ選択スイ
ッチ18が配置される。この行グループ選択スイッチ1
8の構成については後に詳細に説明するが、図示しない
行グループ選択信号に従って、列グループCG0〜CG
3それぞれにおいて、1つの行グループ選択スイッチ1
8が導通状態とされ、グローバルIO線GIO,/GI
Oと選択されたサブIO線SIO,/SIOが電気的に
接続される。これにより、列グループCG0〜CG3そ
れぞれにおいて、1ビットのメモリセルが選択される。
選択されたメモリセルがグローバルIO線GIO,/G
IOと結合されて、両者の間でデータの授受が行なわれ
る。
【0074】列グループCG0〜CG3から1つの列グ
ループを選択するために、グループデコーダ131が、
列グループCG0〜CG3それぞれに対して設けられ
る。列グループデコーダ131は、2ビットのグループ
選択信号を受けるNAND回路NA1と、このNAND
回路NA1の出力信号とテストモード指示信号/MBT
を受けるNAND回路NA2を含む。列グループ選択信
号として、列アドレス信号ビットCA〈9〉およびCA
〈10〉が用いられる。列グループCG0は、列アドレ
ス信号ビットCA〈9〉およびCA〈10〉がともにH
レベルのときに選択される。列グループCG1は、列ア
ドレス信号ビットCA〈10〉および/CA〈9〉がと
もにHレベルのときに選択される。列グループCG2
は、列アドレス信号ビット/CA〈10〉およびCA
〈9〉がともにHレベルのときに選択される。列グルー
プCG3は、列アドレス信号ビット/CA〈10〉およ
び/CA〈9〉がともにHレベルのときに選択される。
列アドレス信号ビットCA〈9〉および/CA〈9〉は
互いに相補な列アドレス信号ビットである。列アドレス
信号ビットCA〈10〉および/CA〈10〉は、互い
に相補な列アドレス信号ビットである。メモリセルアレ
イ2は、列アドレス信号ビットCA〈11〉およびCA
〈12〉の組合せにより選択される。選択メモリセルア
レイにおいて列選択動作が行なわれる。
【0075】グローバルIO線GIO,/GIOを選択
的に活性状態とするために、各列グループCG0〜CG
3のグローバルIO線GIO,/GIOに対し、対応の
列グループデコーダ131の出力信号と電位設定信号で
あるイコライズ指示信号/IOEQを受けるNAND回
路135と、NAND回路135の出力信号のHレベル
に応答して導通して対応のグローバルIO線GIO,/
GIOを電気的に短絡するnチャネルMOSトランジス
タで構成されるイコライズトランジスタ140が設けら
れる。
【0076】列グループデコーダ131は、選択時(対
応の列アドレス信号ビットがともにHレベルのとき)、
Lレベルの信号を出力する。電位設定信号であるイコラ
イズ信号/IOEQは、後にその発生態様は詳細に説明
するが、コラムアドレス信号CAの変化に応答して所定
期間Lレベルの活性状態とされる。このイコライズ信号
/IOEQの活性化(Lレベル)に応答して、NAND
回路135の出力信号がHレベルとなり、イコライズト
ランジスタ140が導通状態とされ、グローバルIO線
GIO,/GIOの電位レベルが互いに等しくされる。
選択された列グループデコーダ131の出力信号はHレ
ベルであり、このイコライズ信号/IOEQがHレベル
とされると、選択された列グループCGi(i=0〜
3)のイコライズトランジスタ140が非導通状態とさ
れる。非選択列グループに対する列グループデコーダ1
31の出力信号はLレベルであり、NAND回路135
の出力信号が応じてHレベルとされ、非選択列グループ
に設けられたイコライズトランジスタ140は導通状態
を維持し、非選択列グループのグローバルIO線GI
O,/GIOは同じ電位レベルを維持する。これにより
選択された列グループCGiに設けられたグローバルI
O線GIO,/GIOのみが書込または読出データに従
ってその電位レベルが変化し、選択されたメモリセルに
対するデータの書込/読出が行なわれる。
【0077】マルチビットテストモード時においては、
テストモード指示信号/MBTがLレベルとされ、NA
ND回路NA2の出力信号がHレベルとされ、すべての
メモリアレイ2a−2dにおいて列グループCG0〜C
G3それぞれの列グループデコーダ131の出力信号が
Hレベルとされる。これにより列グループCG0〜CG
3がすべて選択状態とされ、イコライズトランジスタ1
40は、すべてイコライズ/IOEQがHレベルのとき
に非導通状態とされる。これにより、列グループCG0
〜CG3それぞれに設けられたグローバルIO線GI
O,/GIOに対し、並列にデータの書込/読出が実行
される。
【0078】列グループデコーダ131、NAND回路
135、列デコーダ14および行デコーダ15へは、周
辺回路用の電源電位Vccpが印加される。アレイ用電
源電位Vccsは、アレイ部におけるセンスアンプSA
に含まれるpチャネルMOSトランジスタに対する一方
動作電源電位として供給されかつメモリセルアレイ内に
設けられたpチャネルMOSトランジスタの基板領域へ
バイアス電位として印加される。
【0079】上述のように、列グループデコーダ131
と、テストモード指示信号/MBTとにより、テスト動
作モード時においては、すべてのメモリアレイ2a−2
dにおいて列グループCG0〜CG3をすべて選択状態
とし、通常動作モード時においては、1つのメモリアレ
イにおいて列グループCG0〜CG3のうちの1つの列
グループを選択することができる。
【0080】図3は、図2に示すセンスアンプ部分の構
成を示す図である。図3においては、1つのセンスアン
プおよびそれに関連する部分の構成が代表的に示され
る。アレイ駆動手段としてのセンスアンプ17は、セン
スノードNAaに結合される一方導通ノードと、センス
ノードSNbに結合されるゲートを有するpチャネルM
OSトランジスタPQaと、センスノードSNbに結合
される一方導通ノードとセンスノードSNaに結合され
るゲートを有するpチャネルMOSトランジスタPQb
と、センスノードSNaに接続される一方導通ノード
と、センスノードSNbに結合されるゲート電極を有す
るnチャネルMOSトランジスタNQaと、センスノー
ドSNbに結合される一方導通ノードと、センスノード
SNaに結合されるゲートを有するnチャネルMOSト
ランジスタNQbを含む。
【0081】このセンスアンプ17に対し、センス活性
化回路35からのセンスアンプ活性化信号φSPに応答
して導通し、pチャネルMOSトランジスタPQaおよ
びPQbの他方導通ノードへ、アレイ用電源電位Vcc
sを供給するpチャネルMOSトランジスタPQcと、
センス活性化回路35からのセンスアンプ活性化信号φ
SNに応答して導通し、接地電位GNDをnチャネルM
OSトランジスタNQaおよびNQbの他方導通ノード
へ伝達するnチャネルMOSトランジスタNQcとが設
けられる。pチャネルMOSトランジスタPQa、PQ
bおよびPQcの基板領域(ウェル領域または半導体層
であり、基板として作用する領域)には、アレイ用電源
電位Vccsが供給される。センス活性化回路35は、
周辺回路用電源電位Vccpを一方動作電源電位として
動作する。
【0082】センスノードSNaおよびSNbは、一方
の行ブロックのビット線BLLおよび/BLLにビット
線分離トランジスタ30aおよび30bを介してそれぞ
れ接続され、かつ他方行ブロックのビット線BLRおよ
び/BLRにビット線分離トランジスタ32aおよび3
2bを介してそれぞれ接続される。ビット線分離トラン
ジスタ30aおよび30bには、ビット線分離制御信号
BLILが与えられ、ビット線分離トランジスタ32a
および32bのゲートには、ビット線分離制御信号BL
IRが与えられる。
【0083】スタンバイサイクル時および行ブロックに
選択メモリセルが含まれていない場合には、ビット線分
離信号BLILおよびBLIRは、Hレベルに維持さ
れ、センスノードSNaおよびSNbは、ビット線BL
L,BLRおよび/BLL,/BLRに接続される。
【0084】ビット線対BLL,/BLLおよびビット
線対BLR,/BLRの一方に選択メモリセルが接続さ
れる場合、この選択メモリセルが接続されるビット線対
に対するビット線分離信号のみがHレベルとされ、他方
のビット線対に対するビット線分離信号はLレベルとさ
れる。たとえば、ビット線対BLL,/BLLに選択メ
モリセルが接続される場合、ビット線分離信号BLIL
はHレベルに維持され(通常、アレイ電源電位Vccs
よりも高い電位レベル)、一方、ビット線分離信号BL
IRはLレベルとされる。これにより、センスノードS
NaおよびSNbは、ビット線BLLおよび/BLLに
のみ接続され、センスノードSNaおよびSNbの寄生
容量が低減される。ビット線分離信号BLILを、アレ
イ用電源電位Vccsよりも高い電位レベルに設定する
のは、センスノードSNaおよびSNbに現れる電源電
位Vccsをビット線分離トランジスタ30aおよび3
0bのしきい値電圧の損失を伴うことなくビット線BL
Lまたは/BLLへ伝達するためである。
【0085】このセンスノードSNaおよびSNbとサ
ブIO線SIO,/SIOの間に、図2に示す列デコー
ダ14から伝達される列選択信号CSLに応答して導通
しセンスノードSNaおよびSNbを、サブIO線SI
O,/SIOへ接続するIOゲートトランジスタ34a
および34bが設けられる。列選択信号CSLが伝達す
る列選択信号線は、ビット線BL,/BLと並行に、1
つの列グループにおいて、すべての行グループにわたっ
て延在する。
【0086】選択された列グループに対応して設けられ
た列デコーダ14は活性化されて、与えられた列アドレ
ス信号をデコードし、対応の列グループにおいて1つの
列選択信号CSLを活性状態とする。これにより、選択
列グループCG0〜CG3において、1ビットのメモリ
セルが選択され、この選択メモリセルが接続されるビッ
ト線が対応のサブIO線SIO,/SIOと結合され
る。
【0087】図4は、図2に示す行グループ選択スイッ
チ18の構成を示す図である。図4において、行グルー
プ選択スイッチ18は、行グループ選択信号SOPに応
答して導通し、サブIO線SIO,/SIOをそれぞれ
グローバルIO線GIOおよび/GIOへ結合するpチ
ャネルMOSトランジスタ39および40と、行グルー
プ選択信号SONに応答してサブIO線SIO,/SI
OをグローバルIO線GIOおよび/GIOへ結合する
nチャネルMOSトランジスタ37および38を含む。
pチャネルMOSトランジスタ39および40の基板領
域へはアレイ用電源電位Vccsが与えられる。
【0088】行グループ選択信号SOPおよびSON
は、行グループ選択回路36から出力される。この行グ
ループ選択回路36は、周辺用電源電位Vccpを一方
動作電源電位として動作し、行グループ選択信号RAに
従って、行グループ選択信号SOPおよびSONを活性
状態のLレベルおよびHレベルへ駆動する。この行グル
ープ選択信号RAは、センスアンプ17を共有する2つ
の行グループそれぞれに対する行グループ選択信号のO
R演算により生成される。
【0089】グローバルIO線GIOおよび/GIOは
プリアンプ/書込バッファ7に結合される。
【0090】[書込バッファの構成]図4に示すよう
に、プリアンプ/書込バッファ7に含まれる書込バッフ
ァは、周辺回路用電源電位Vccpを一方動作電源電位
として動作する。したがって、データ書込時において
は、グローバルIO線GIOおよび/GIOの一方へは
周辺回路用電源電位Vccpレベルの信号が伝達され
る。この場合、MOSトランジスタ39および40は、
その基板領域がアレイ用電源電位Vccsを受けている
ため、電源電位Vccpがアレイ用電源電位Vccsよ
りも高い場合には、先に説明したように、MOSトラン
ジスタ39および40の一方不純物領域と基板領域との
間が順方向にバイアスされ、基板電流が流れる。このよ
うな周辺回路用電源電位Vccpがアレイ用電源電位V
ccsよりも高い場合においても、pチャネルMOSト
ランジスタ39および40が正常に動作するための書込
バッファの構成について以下に説明する。
【0091】[書込バッファ1]図5は、この発明の実
施の形態1に従う書込バッファの具体的構成を示す図で
ある。図5において、書込バッファは、入力バッファ
(図1参照)から内部入力バス上に与えられる内部書込
データWDを反転するインバータ66と、インバータ6
6の出力信号とライトバッファイネーブル信号/WBE
とインバータ66の出力信号を受けるNOR回路69
と、内部書込データWDとライトバッファイネーブル信
号/WBEを受けるNOR回路70と、NOR回路69
の出力信号を反転するインバータ67と、NOR回路7
0の出力信号を反転するインバータ68とを含む。ライ
トバッファイネーブル信号/WBEは、後に説明する
が、選択されたメモリアレイにおいて選択された列グル
ープに対応して設けられる書込バッファのみを活性状態
とする。したがって、選択された列グループに対する書
込バッファのみが、内部書込データに従って相補データ
を生成する。
【0092】書込バッファは、さらに、周辺回路用電源
電位Vccp供給ノード60と、内部電源ノードNVと
の間に接続されかつそのゲートが内部電源ノードNVに
接続されるpチャネルMOSトランジスタ61と、グロ
ーバルIO線/GIOと内部電源ノードNVとの間に接
続されかつそのゲートがインバータ68の出力信号を受
けるように結合されるpチャネルMOSトランジスタ6
2と、内部電源ノードNVとグローバルIO線GIOと
の間に接続されかつそのゲートがインバータ67の出力
信号を受けるように結合されるpチャネルMOSトラン
ジスタ63と、グローバルIO線/GIOと接地電位供
給ノード(他方電源ノード)との間に接続されかつその
ゲートがNOR回路69の出力信号を受けるように結合
されるnチャネルMOSトランジスタ64と、グローバ
ルIO線GIOと接地電位ノードとのに接続されかつそ
のゲートがNOR回路70の出力信号を受けるように結
合されるnチャネルMOSトランジスタ65を含む。イ
ンバータ66、67および68ならびにNOR回路69
および70は、周辺回路用電源電位Vccpを一方動作
電源電位として動作する。Vccp供給ノード60と内
部電源ノードNVとの間に接続されたpチャネルMOS
トランジスタはソースフォロアモードで動作する。すな
わち、このpチャネルMOSトランジスタ61は、その
ゲートとソースとの電位差を自身のしきい値電圧Vth
pの絶対値に保持する。このpチャネルMOSトランジ
スタ61のソースフォロアモード動作は、MOSトラン
ジスタ62〜65の電流供給力よりも、MOSトランジ
スタ61の電流供給力を十分大きくすることにより実現
される(MOSトランジスタ61に微小電流が流れるよ
うに構成すればよいためである)。したがって、内部電
源ノードNV上には、Vccp−|Vthp|の電位が
伝達される。書込バッファの非活性時、すなわちライト
バッファイネーブル信号/WBEがHレベルのとき、N
OR回路69および70は、ともにLレベルの信号を出
力し、応じてインバータ67および68がHレベルの信
号を出力する。この状態においては、MOSトランジス
タ62〜65は、すべてオフ状態であり、書込バッファ
は出力ハイインピーダンス状態に保持される。
【0093】ライトバッファイネーブル信号/WBEが
活性状態のLレベルとされると、NOR回路69および
70がインバータとして機能し、内部入力バス上に現れ
た内部書込データWDに従って、互いに相補な信号を出
力する。いま、NOR回路69が、Hレベルの信号を出
力し、NOR回路70がLレベルの信号を出力する場合
を想定する。この状態においては、インバータ67がL
レベルの信号を出力し、インバータ68がHレベルの信
号を出力する。MOSトランジスタ63および64がオ
ン状態とされ、MOSトランジスタ62および65がオ
フ状態とされる。したがって、グローバルIO線GIO
がMOSトランジスタ63を介して内部電源ノードNV
上の電位Vccp−|Vthp|のレベルにまで充電さ
れ、一方グローバルIO線/GIOは接地電位レベルへ
MOSトランジスタ63を介して放電される。グローバ
ルIO線GIO上の電位は、周辺回路電源電位Vccp
よりも低い電位レベルである。したがって、図3および
図4に示すようなpチャネルMOSトランジスタへ、こ
の書込バッファからHレベルの信号が伝達されても、V
ccp−|Vthp|≦Vccsの関係を満たせば、こ
れらのpチャネルMOSトランジスタにおいて不純物領
域と基板領域との間の接合が順方向にバイアスされるの
を防止することができる。したがって、このpチャネル
MOSトランジスタ61を、書込バッファの出力信号振
幅制限手段として利用することにより、アレイ用電源電
位Vccsよりも周辺回路用電源電位Vccpが高い場
合においても、メモリセルアレイ部においてpチャネル
MOSトランジスタの接合の順方向バイアスの発生を防
止することができる。したがって、周辺回路を高い電源
電位Vccpで高速動作させかつメモリセルアレイ部を
低い電源電位Vccsで動作させて消費電力を低減する
ことができる。これにより、何ら誤動作を生じさせるこ
となくメモリセルアレイ部の消費電力を低減することが
でき、低消費電力で動作する信頼性の高い半導体記憶装
置を実現することができる。
【0094】図6は、ライトバッファイネーブル信号/
WBEを発生する部分の構成を示す図である。図6にお
いては、1つの列ブロックに対する構成のみが代表的に
示される。
【0095】図6において、ライトバッファイネーブル
信号発生系は、アドレス信号ビットCA〈11〉および
CA〈12〉に従って、4つのメモリセルアレイ2a〜
2dのうちの1つのメモリセルアレイを指定するアレイ
デコーダ70と、アレイデコーダ70からのアレイ選択
信号に応答して活性化され、列グループアドレス信号ビ
ットCA〈9〉およびCA〈10〉に従って、選択され
たメモリセルアレイにおいて1つの列グループを選択す
る列グループデコーダ72と、列グループデコーダ72
の出力信号と書込指示信号WIとに従ってライトバッフ
ァイネーブル信号/WBEを生成するバッファ駆動回路
74を含む。アレイデコーダ70は、アドレス信号ビッ
トCA〈11〉およびCA〈12〉を受けるNAND回
路70aを含む。2ビットのアドレス信号CA〈11〉
およびCA〈12〉により、4つのメモリセルアレイ2
a〜2dのうち1つのメモリアレイが選択状態とされ
る。このアレイデコーダ70は、選択されたメモリセル
アレイに対し、Lレベルのアレイ選択信号を出力する。
列グループデコーダ72は、列アドレス信号ビットCA
〈9〉およびCA〈10〉を受けるNAND回路72a
と、NAND回路72aの出力信号とアレイ選択信号を
受けるNOR回路72bと、NOR回路72bの出力信
号とテストモード指示信号MBTを受けるOR回路72
cを含む。NAND回路72aにより、4つの列ブロッ
クCG0〜CG3のうち、列アドレス信号ビットCA
〈9〉およびCA〈10〉に従って1つの列グループが
選択される。NOR回路72bにより、選択されたメモ
リセルアレイにおいて、選択された列グループに対して
Hレベルの選択信号が出力される。OR回路72cは、
テストモード指示信号MBTが活性状態のHレベルのと
き、列グループを選択状態とする。したがって、すべて
のメモリセルアレイにおいてすべての列グループが同時
に選択状態とされる。
【0096】ライトバッファ駆動回路74は、列グルー
プデコーダ72の出力信号と書込指示信号WIを受ける
NAND回路74aを含む。NAND回路74aは、選
択されたメモリセルアレイの選択された列グループに対
し、書込指示信号WIの活性化(Hレベル)に従って、
ライトバッファイネーブル信号/WBEを活性状態のL
レベルにする。これにより、通常動作モード時において
は、4つのメモリセルアレイのうち1つのメモリセルア
レイが選択されかつ選択されたメモリセルアレイにおい
て1つの列グループに対して設けられた書込バッファの
みが活性状態とされ、対応の列グループの選択されたメ
モリセルに対するデータの書込が行なわれる。
【0097】[変更例1]図7は、この発明に従う書込
バッファの変更例1の構成を示す図である。図7におい
ては、周辺回路用電源電位Vccp供給ノード60と内
部電源ノードNVとの間に、ソースフォロアモードで動
作するnチャネルMOSトランジスタ73が設けられ
る。nチャネルMOSトランジスタ73は、そのゲート
およびドレインはVccp供給ノード60に接続され、
そのソースが内部電源ノードNVに接続される。この図
7に示す構成においては、内部電源ノードNVの電位
は、Vccp−Vthnとなる。ここで、Vthnは、
MOSトランジスタ73のしきい値電圧を示す。したが
って、図7に示す構成においても、内部電源ノードNV
の電位は周辺回路用電源電位Vccpよりも低く、応じ
てグローバルIO線GIOおよび/GIOへ伝達される
書込データのHレベルは、Vccp−Vthnレベルと
なり、メモリセルアレイ部におけるpチャネルMOSト
ランジスタ(図4のMOSトランジスタ39および40
ならびにセンスアンプ17に含まれるpチャネルMOS
トランジスタPQa,PQb)の不純物領域と基板との
間の接合の順バイアスが防止される。
【0098】[変更例2]図8(A)は、この発明に従
う書込バッファの変更例2の構成を示す図である。図8
(A)においては、pチャネルMOSトランジスタ62
とVccp供給ノード60との間に、ソースフォロアモ
ードで動作するpチャネルMOSトランジスタ73aが
設けられ、Vccp供給ノード60とpチャネルMOS
トランジスタ63との間にソースフォロアモードで動作
するpチャネルMOSトランジスタ73bが設けられ
る。内部電源ノードNVaおよびNVbへは、それぞれ
MOSトランジスタ73aおよび73bを介してVcc
p−|Vthp|の電位が伝達される。この図8(A)
の構成の場合、振幅制限用のpチャネルMOSトランジ
スタ73aおよび73bは、それぞれMOSトランジス
タ62および63へ電流を供給することが要求されるだ
けである。したがって、内部電源ノードNVaおよびN
Vbの電位をより安定化させることができる。また、M
OSトランジスタの配置も、グローバルIO線GIOお
よび/GIOそれぞれを駆動する部分を対称的に配置す
ることができ、レイアウトが容易となるとともに、その
対称配置によりグローバルIO線GIOおよび/GIO
を駆動する回路部分の特性を同じくすることができ、応
じてデータ書込時のデータの確定タイミングをグローバ
ルIO線GIOおよび/GIOに対し同じとすることが
でき、書込データ確定タイミングに対するマージンを見
込む必要がなく、高速書込ができる。
【0099】[変更例3]図8(B)は、この発明に従
う書込バッファの変更例3の構成を示す図である。図8
(B)に示す構成においては、メモリセルアレイ(2a
〜2d)の列グループそれぞれに対応して設けられるプ
リアンプ/書込バッファ7a〜7dに含まれる書込バッ
ファに対し共通に内部電源線74が配設される。この内
部電源線74とVccp供給ノード60との間に、ソー
スフォロアモードで動作するpチャネルMOSトランジ
スタ73cが設けられる。内部電源線74上の電源電位
はVccp−|Vthp|である。この図8(B)に示
す構成の場合、振幅制限用のソースフォロアモードで動
作するpチャネルMOSトランジスタ73cが1つのメ
モリアレイについてすべての書込バッファに対して共通
に1つ設けられるだけである。したがって素子占有面積
を低減することができる。電源線74はメモリアレイ2
a−2dすべてに共通に配設され、1つのMOSトラン
ジスタ73cがすべての書込バッファにより共有されて
もよい。
【0100】なお図8(A)および(B)に示す構成に
おいて、振幅制限用のpチャネルMOSトランジスタ7
3a〜73cに代えて、nチャネルMOSトランジスタ
が用いられても同様の効果を得ることができる。
【0101】[変更例4]図9(A)は、書込バッファ
の変更例4の構成を示す図である。図9(A)において
は、書込バッファの振幅制限用の部分のみを示す。図9
(A)においては、Vccp供給ノード60と内部電源
ノードNVとの間に、基準電位Vrefをゲートに受け
るnチャネルMOSトランジスタ73aが設けられる。
このMOSトランジスタ73aは、ソースフォロアモー
ドで動作し、内部電源ノードNV上に、Vref−Vt
hnの電位を伝達する。基準電位Vrefの電位レベル
を適当に設定することにより、所望のレベルの電位を生
成して内部電源ノードNVへ伝達することができる。
【0102】[変更例5]図9(B)は、書込バッファ
の変更例5の構成を示す図である。図9(B)に示す構
成においては、降圧回路29は、周辺回路用電源電位V
ccpと別に、アレイ用電源電位Vccsよりも低い書
込バッファ用電源電位Vccpaを生成して内部電源線
75上に伝達する。書込バッファWBは、この内部電源
線75上の電源電位Vccpaを一方動作電源電位とし
て動作する。他の周辺回路用の電源電位Vccpとは別
に、書込バッファ駆動のための電源電位Vccpaを生
成することにより、書込バッファWBの動作を安定化さ
せることができる。また、降圧回路79を用いて電源電
位Vccpを生成しているため、アレイ用電源電位Vc
csよりも低い所望の電位レベルの書込データ振幅制限
用の電源電位Vccpaを生成することができる。
【0103】[変更例6]図9(C)は、書込バッファ
の変更例6の構成を示す図である。図9(C)に示す構
成においては、Vccp供給ノード60と内部電源ノー
ドNVとの間に、n個(図においては2個)のソースフ
ォロアモードで動作するpチャネルMOSトランジスタ
73e1および73e2が直列に設けられる。この構成
においては、内部電源ノードNVへは、Vccp−n|
Vthp|の電位が伝達される。nは、ソースフォロア
モードで動作するpチャネルMOSトランジスタの数
(図示の例においてはn=2)である。したがって、周
辺回路用電源電位Vccpがアレイ用電源電位Vccs
よりも十分高い場合においても、確実にアレイ用電源電
位Vccsよりも低い電源電位を書込バッファへ供給す
ることができ、応じて書込バッファWBの出力信号の振
幅を制限することができる。
【0104】[変更例7]図9(D)は、書込バッファ
の変更例7の構成を示す図である。図9(D)において
は、Vccp供給ノード60と内部電源ノードNVとの
間に、n個(図においては2個)のソースフォロアモー
ドで動作するnチャネルMOSトランジスタ73f1お
よび73f2が直列に設けられる。この構成において
は、内部電源ノードNV上の電位は、Vccp−n・V
thnで与えられる。変更例6と同様、周辺回路電源電
位Vccpが高い場合においても、確実に振幅制限を行
なって、アレイ用電源電位Vccsよりも低いHレベル
を有する書込データを生成することができる。
【0105】[変更例8]図9(E)は、書込バッファ
の変更例8の構成を示す図である。図9(E)におい
て、Vccp供給ノード60にソースフォロアモードで
動作するpチャネルMOSトランジスタ73eが接続さ
れ、かつpチャネルMOSトランジスタ73eと内部電
源ノードNVとの間に、ソースフォロアモードで動作す
るnチャネルMOSトランジスタ73fが設けられる。
pチャネルMOSトランジスタ73eおよびnチャネル
MOSトランジスタ73fの数m,nは任意である。こ
の構成においては、内部電源ノードNVへ与えられる電
位は、Vccp−m|Vthp|−n・Vthnであ
る。Vccp供給ノード60にpチャネルMOSトラン
ジスタ73eを接続するため、その基板電位を容易に周
辺回路電源電位Vccpに設定することができ、この基
板電位固定のための配線を低減することができる。
【0106】[変更例9]図9(F)は、書込バッファ
の変更例9の構成を示す図である。図9(F)におい
て、Vccp供給ノード60にソースフォロアモードで
動作するnチャネルMOSトランジスタ73fが接続さ
れる。MOSトランジスタ73fと内部電源ノードNV
との間に、ソースフォロアモードで動作するpチャネル
MOSトランジスタ73eが設けられる。内部電源ノー
ドNV上の電位は、図9(E)に示す構成と同じであ
る。この図9(F)に示す構成の場合、pチャネルMO
Sトランジスタ73eは、内部電源ノードNVに接続さ
れるため、書込バッファに含まれるpチャネルMOSト
ランジスタ62および63と同一ウェル領域で、このp
チャネルMOSトランジスタ73eを形成することがで
き、素子占有面積を低減することができる。
【0107】[変更例10]図9(G)は、書込バッフ
ァの変更例10の構成を示す図である。図9(G)に示
すおいては、Vccp供給ノード60に、基準電位Vr
efをゲートに受けるソースフォロアモードで動作する
nチャネルMOSトランジスタ73dが接続される。M
OSトランジスタ73dと内部電源ノードNVとの間に
n個のソースフォロアモードで動作するpチャネルMO
Sトランジスタ73eが設けられる。図9(G)におい
ては、1個のpチャネルMOSトランジスタを代表的に
示す。この構成においては、内部電源ノードNVへ与え
られる電位は、Vccp−Vref−n|Vthp|で
ある。半導体記憶装置内で発生することのできる基準電
位Vrefがアレイ用電源電位Vccsに比べて高い場
合においても、必要とされる書込バッファ用の電源電位
を容易に形成することができ、書込バッファの出力信号
の振幅制限を確実に行なうことができる。
【0108】[変更例11]図9(H)は、書込バッフ
ァの変更例11の構成を示す図である。図9(H)に示
すおいては、Vccp供給ノード60に、基準電位Vr
efを受けるソースフォロアモードで動作するnチャネ
ルMOSトランジスタ73dが接続される。MOSトラ
ンジスタ73dと内部電源ノードNVとの間に、ソース
フォロアモードで動作するn個のnチャネルMOSトラ
ンジスタ73fが設けられる。図9(H)においては、
1個のnチャネルMOSトランジスタ73fを代表的に
示す。この構成においては、内部電源ノードNVへ与え
られる電位は、Vccp−Vref−n・Vthnであ
る。先の変更例10と同様、使用可能な基準電位Vre
fの電位レベルがアレイ用電源電位Vccsよりも高い
場合においても、必要とされる電源電位を生成して書込
バッファWBの出力信号の振幅を制限することができ
る。また、nチャネルMOSトランジスタのみで構成さ
れるため、この振幅制限用のMOSトランジスタを同一
ウェル内に形成することができ、素子占有面積を低減す
ることができる。
【0109】[変更例12]図9(I)は、書込バッフ
ァの変更例12の構成を示す図である。図9(I)にお
いては、Vccp供給ノード60に、ソースフォロアモ
ードで動作するpチャネルMOSトランジスタ73eが
接続される。MOSトランジスタ73eと内部電源ノー
ドNVとの間に、ソースフォロアモードで動作する、ゲ
ートに基準電位Vrefを受けるnチャネルMOSトラ
ンジスタ73dが設けられる。この構成は、図9(E)
に示す構成と、MOSトランジスタの位置が交換されて
いるだけであり、同様の効果を得ることができる。また
MOSトランジスタ73eの基板電位を容易に周辺回路
電源電位Vccpの電位レベルに設定することができる
(Vccp供給ノード60に基板が結合されているた
め)。
【0110】[変更例13]図9(J)は、書込バッフ
ァの変更例13の構成を示す図である。図9(J)にお
いては、Vccp供給ノード60に、ソースフォロアモ
ードで動作するnチャネルMOSトランジスタ73fが
接続される。MOSトランジスタ73fと内部電源ノー
ドNVとの間に、基準電位Vrefをゲートに受けてソ
ースフォロアモードで動作するnチャネルMOSトラン
ジスタ73dが設けられる。この図9(J)に示す構成
は、図9(H)に示す構成とMOSトランジスタの位置
が交換されているだけであり、同様の効果を得ることが
できる。
【0111】なお図9(C)〜(H)に示す振幅制限用
の構成は、図8(A)に示す構成または図8(B)に示
す構成と組合せて用いられてもよい。すなわち、図8
(A)および(B)に示すそれぞれ振幅制限用のMOS
トランジスタに代えて、図9(C)〜(H)に示す振幅
制限用の構成が適用されてもよい。
【0112】以上のように、この実施の形態1に従え
ば、周辺回路用電源電位Vccpで動作する書込バッフ
ァの出力信号の振幅を制限するように構成したため、ア
レイ用電源電位Vccsを周辺回路用電源電位Vccp
よりも低くすることができ、低消費電流で安定に動作す
る半導体記憶装置を実現することができる。
【0113】[実施の形態2]図10は、この発明の実
施の形態2に従う内部データ読出部の構成を示す図であ
る。図10においては、1つのメモリセルアレイに対し
て設けられたプリアンプ7−0〜7−3およびドライバ
8−0〜8−3を代表的に示す。プリアンプ7−0〜7
−3は、メモリセルアレイ2a(図1参照)の列グルー
プCG0〜CG3それぞれに対応して設けられ、プリア
ンプイネーブル信号PAE0〜PAE3に応答して活性
化される。プリアンプ7−0〜7−3の構成については
後に詳細に説明する。
【0114】プリアンプ7−0〜7−3それぞれに対応
して設けられるドライバ8−0〜8−3は、同一構成を
有し、図10においてはドライバ8−0の構成を代表的
に示す。ドライバ8−0は、プリアンプ7−0からの内
部読出データ信号RDとテストモード指示信号/MBT
を受けるAND回路45aと、プリアンプ7−0からの
内部読出データ信号/RDとテストモード指示信号/M
BTを受けるAND回路46aと、AND回路45aの
出力信号とドライバイネーブル信号/PAEDを受ける
NOR回路45bと、AND回路46aの出力信号とド
ライバイネーブル信号/PAEDを受けるNOR回路4
6bと、周辺回路用電源電位Vccp供給ノード76と
ノードNdaとの間に接続され、そのゲートにNOR回
路45bの出力信号を受けるpチャネルMOSトランジ
スタ41と、Vccp供給ノード76とノードNdbと
の間に接続されかつそのゲートにNOR回路46bの出
力信号を受けるpチャネルMOSトランジスタ42と、
ノードNdaと接地ノードとの間に接続されかつそのゲ
ートにプリアンプ7−0からの内部読出データ信号/R
Dを受けるnチャネルMOSトランジスタ43と、ノー
ドNdbと接地ノードとの間に接続されかつそのゲート
にプリアンプ7−0からの内部読出データ信号/RDを
受けるnチャネルMOSトランジスタ44を含む。
【0115】AND回路45aおよびNOR回路45b
は複合ゲートで構成され、またAND回路46aおよび
NOR回路46bも複合ゲートで構成される。この複合
ゲートにより、回路占有面積を低減する。ノードNda
が内部読出データバス線RDA〈0〉に接続され、ノー
ドNdbが内部読出データバス線/RDA〈0〉に接続
される。内部読出データバス線RDA〈0〉および/R
DA〈0〉は、内部読出データバスRDA0を構成す
る。すなわち、ドライバ8−0−8−3はデータバスR
DA0にワイアードOR接続される。次に動作について
説明する。
【0116】通常動作モード時においては、テストモー
ド指示信号/MBTはHレベルに固定される。したがっ
て、AND回路45aおよび46aは、バッファとして
作用する。スタンバイサイクル時においてはプリアンプ
7−0〜7−3それぞれの出力する内部読出データ信号
RDおよび/RDはともにLレベルである。この状態に
おいては、MOSトランジスタ43および44がともに
オフ状態である。ドライバイネーブル信号/PAEDが
非活性状態のHレベルであり、NOR回路45bおよび
46bの出力信号はLレベルである。したがって、pチ
ャネルMOSトランジスタ41および42はオン状態と
なり、ノードNdaおよびNdbを介して内部読出デー
タバス線RDA〈0〉および/RDA〈0〉はともに周
辺回路電源電位Vccpレベルにプリチャージされる。
【0117】データ読出時において、プリアンプ7−0
〜7−3に対するプリアンプイネーブル信号PAE0〜
PAE3のいずれかが活性状態のHレベルとされる(選
択列グループに応じて)。今、プリアンプ7−0に対す
るプリアンプイネーブル信号PAE0がHレベルとされ
たとする。内部読出データ信号RDおよび/RDは相補
信号であるため、MOSトランジスタ43および44の
一方がオン状態となり、他方がオフ状態とされる。この
プリアンプイネーブル信号PAE0の活性化に応答し
て、ドライバイネーブル信号/PAEDが活性状態のL
レベルとされる。これにより、NOR回路45bおよび
46bがインバータとして作用し、pチャネルMOSト
ランジスタ41および42の一方がオフ状態とされ、他
方は、オン状態を維持する。今、読出データ信号RDが
Hレベルであるとすると、MOSトランジスタ44およ
び41がオン状態となり、MOSトランジスタ42およ
び43がオフ状態となり、内部読出データバス線/RD
A〈0〉がMOSトランジスタ44を介して接地電位レ
ベルへ放電され、一方、内部読出データ線RDA〈0〉
は、MOSトランジスタ41により電位Vccpレベル
に保持される。これにより、内部読出データバス線RD
A〈0〉および/RDA〈0〉には、相補な読出データ
信号が伝達される。
【0118】テスト動作モード時においては、テストモ
ード指示信号/MBTがLレベルの活性状態とされる。
この状態においては、AND回路45aおよび46aは
ともにLレベルの信号を出力する。したがって、ドライ
バイネーブル信号/PAEDが活性状態のLレベルとさ
れると、NOR回路45bおよび46bの出力信号がH
レベルとされ、MOSトランジスタ41および42はと
もにオフ状態とされる。テスト動作モード時において
は、その構成は後に説明するがプリアンプイネーブル信
号PAE0〜PAE3がすべて活性状態のHレベルとさ
れる。したがって、ドライバ8−0〜8−3それぞれに
おいて、MOSトランジスタ43および44の一方がオ
ン状態とされ、他方がオフ状態とされる。内部読出デー
タバス線RDA〈0〉および/RDA〈0〉は、MOS
トランジスタ41および42により、電源電位Vccp
レベルにプリチャージされている。
【0119】テスト動作時において、プリアンプ7−0
〜7−3から論理の同じデータ信号が読出された場合、
ドライバ8−0〜8−3の出力信号はすべて同じ論理で
ある。したがって、内部読出データバス線RDA〈0〉
および/RDA〈0〉の一方は、接地電位レベルへ放電
され、一方はプリチャージ電位を維持する。不良メモリ
セルが存在した場合、プリアンプ7−0〜7−3から読
出されるデータ信号の論理が不一致となる。したがっ
て、この場合には、ドライバ8−0〜8−3において、
MOSトランジスタ44がオン状態とされるドライバ
と、MOSトランジスタ43がオン状態とされるドライ
バとが混在することになり、内部読出データバス線RD
A〈0〉および/RDA〈0〉はともに接地電位レベル
へ放電される。ドライバ回路8−0〜8−3を、内部読
出データバス線RDA〈0〉および/RDA〈0〉にワ
イヤードOR接続することにより、動作時これらのドラ
イバ8−0〜8−3が並列に動作して、対応のプリアン
プ7−0〜7−3から与えられた読出データ信号に従っ
て読出データ線RDA〈0〉および/RDA〈0〉を接
地電位レベルへドライブするかまたはプリチャージ電位
Vccpに維持する。これにより、4ビットのメモリセ
ルのデータの論理の一致/不一致を容易に識別すること
ができる。
【0120】ドライバイネーブル信号/PAEDは、ド
ライバ8−0〜8−3に同時に与えられる。非選択のプ
リアンプにおいては、その出力する読出データ信号RD
および/RDはともにLレベルであり、MOSトランジ
スタ43および44はオフ状態を維持する。したがっ
て、非選択列グループについては、ドライバイネーブル
信号/PAEDが活性状態のLレベルとされたとき、N
OR回路45bおよび46bの出力信号がともにHレベ
ルとなり、pチャネルMOSトランジスタ41および4
2がオフ状態とされる。したがって、通常動作モード時
において、非選択列グループに対して設けられたドライ
バは出力ハイインピーダンス状態とされるため、ドライ
バ8−0〜8−3が内部読出データバス線RDA〈0〉
および/RDA〈0〉にワイヤドOR接続されていて
も、通常動作時において選択された列グループの読出デ
ータの読出しに何ら悪影響は及ぼさない。
【0121】この図10に示す構成に従えば、従来と異
なり、プリアンプ7−0〜7−3から読出されたデータ
信号の論理の一致/不一致を識別するための第1のテス
ト回路は必要とされず、回路占有面積が低減されかつそ
のテスト結果を示す信号の伝達する配線が不要となり、
配線占有面積が低減される。
【0122】[テスト回路の構成]テスト回路10は、
内部読出データバスRDA0〜RDA3の信号電位に従
って、4つのメモリセルアレイから選択された合計16
ビットのメモリセルに不良メモリセルが存在するか否か
を識別する。
【0123】図11(A)はテスト回路10の構成を示
す図である。図11(A)において、テスト回路10
は、内部読出データバス線上の信号/RDA〈0〉〜/
RDA〈3〉を受けるNAND回路47と、内部読出デ
ータバス線上の信号RDA〈0〉〜RDA〈3〉を受け
るNAND回路48と、NAND回路47および48の
出力信号を受けるNAND回路49と、NAND回路4
9の出力信号を受けるインバータ60とを含む。ここ
で、読出データバス線とその上に伝達される信号電位を
同じ符号で示す。NAND回路47は、読出データ信号
/RDA〈0〉〜/RDA〈3〉がすべてHレベルのと
きにLレベルの信号を出力する。NAND回路48は、
信号RDA〈0〉〜RDA〈3〉がすべてHレベルのと
きにLレベルの信号を出力する。NAND回路49は、
NAND回路47および48の一方がLレベルの信号を
出力するときにその出力信号PASSをHレベルとす
る。
【0124】テスト回路10はさらに、信号RDA
〈0〉および/RDA〈0〉を受けるNAND回路52
と、信号RDA〈1〉および/RDA〈1〉を受けるN
AND回路53と、信号RDA〈2〉および/RDA
〈2〉を受けるNAND回路54と、信号RDA〈3〉
および/RDA〈3〉を受けるNAND回路55と、N
AND回路52〜55の出力信号を受けるNAND回路
56と、NAND回路56の出力信号を受ける3段の縦
続接続されたインバータ57、58および59を含む。
NAND回路52〜55の各々は、対応のデータ信号が
Lレベルになった時点を検出する。NAND回路56
は、NAND回路52〜55がすべてHレベルの信号を
出力したとき、すなわち内部読出データバスRDA0〜
RDA3すべてにおいて、変化すべき信号が接地電位レ
ベルへ変化した時点を検出する。インバータ59から、
判別結果を示す信号の出力タイミングを表わす信号RE
ADYが出力される。
【0125】テスト回路10は、さらに、NAND回路
49の出力信号と信号READYを受けるNAND回路
50と、インバータ60の出力信号と信号READYを
受けるNAND回路51を含む。NAND回路50から
信号/RDTが出力され、NAND回路51から信号R
DTが出力される。次に、この図11(A)に示すテス
ト回路10の動作をその動作波形図である図11(B)
を参照して説明する。
【0126】図11(B)においては、読出データバス
線RDA〈0〉〜RDA〈3〉にHレベルのデータが読
出される場合の動作波形が一例として示される。
【0127】スタンバイ時においては、信号RDA
〈0〉〜RDA〈3〉および/RDA〈0〉〜RDA
〈3〉はすべてHレベルにプリチャージされている(図
10のMOSトランジスタ41および42参照)。した
がって、NAND回路47および48の出力信号は特に
Lレベルであり、信号PASSはHレベルにあり、信号
FAILがLレベルにある。一方、NAND回路52〜
55の出力信号は、すべてLレベルであり、NAND回
路56の出力信号がHレベルであり、信号READYが
Lレベルである。したがって、信号RDTおよび/RD
TもHレベルに設定されている。
【0128】テスト動作が始まり、メモリセルデータが
読出されると、選択メモリセルがすべて正常な場合には
信号RDA〈0〉〜RDA〈3〉はHレベルに保持さ
れ、一方、信号/RDA〈0〉〜/RDA〈3〉はLレ
ベルに放電される。この信号/RDA〈0〉〜/RDA
〈3〉のLレベルへの低下に応答して、NAND回路4
7がHレベルの信号を出力する。NAND回路48の出
力信号はLレベルであり、NAND回路49からの信号
PASSはHレベルを維持し、またインバータ60から
の信号FAILはLレベルを維持する。
【0129】信号/RDA〈0〉〜/RDA〈3〉がす
べてLレベルに放電されると、NAND回路52〜55
の出力信号がすべてHレベルとされ、応じてNAND回
路56の出力信号がLレベルに立下がる。インバータ5
7〜59の有する遅延時間が経過した後、信号READ
YはHレベルに立上がる。この信号READYの立上が
りに応答して、NAND回路50および51がイネーブ
ルされ、信号/RDTがLレベルに立下がり、一方信号
RDTはHレベルを維持する。
【0130】一方、選択メモリセルに不良メモリセルが
存在する場合、その不良メモリセルを含むメモリセルア
レイに対して設けられた内部読出データバスRDA(R
DA0〜RDA3)上の信号はともにLレベルとされ
る。したがって、破線で示すように、信号RDA〈0〉
〜RDA〈3〉の少なくとも1つがLレベルに低下し、
また信号/RDA〈0〉〜/RDA〈3〉もともに同様
Lレベルに低下する。正常時に比べて、不良メモリセル
が存在する場合、内部読出データバスを放電するMOS
トランジスタの数が少なくなるため、図11(B)にお
いては、その信号/RDA〈0〉〜/RDA〈3〉の放
電速度は、破線で示すように、遅くなるように示され
る。
【0131】これにより、NAND回路47および48
の出力信号がともにHレベルとなり、信号PASSが破
線で示すようにLレベルに低下し、信号FAILが、破
線で示すようにHレベルに立上がる。
【0132】信号READYは、内部読出データバスR
DA〈0〉〜RDA〈3〉上の放電がすべて完了してか
らHレベルに立上がる。この信号READYの立上がり
に応答して、NAND回路50および51がイネーブル
され、破線で示すように、信号/RDTはHレベルを維
持し、信号RDTがLレベルに低下する。
【0133】読出データバスRDA0〜RDA3それぞ
れは、4ビットのメモリセルのデータを縮退して伝達し
ている。したがって、このテスト回路10において、各
信号線の電位の論理の一致/不一致を識別することによ
り、合計16ビットのメモリセルの良/不良を識別する
ことができる。
【0134】[テスト回路の変更例]図12は、テスト
回路10の変更例の構成を示す図である。この図12に
示すテスト回路10においては、判定結果を示す信号R
DTおよび/RDTを出力するために、3入力NAND
回路51aおよび50a設けられる。NAND回路50
aは、NAND回路48の出力信号と、NAND回路4
9の出力信号と、出力タイミング信号READYを受け
る。NAND回路51aは、NAND回路47の出力信
号とNAND回路49の出力信号とタイミング信号RE
ADYを受ける。各内部読出データバス線RDA0〜R
DA3上の信号電位の論理の一致/不一致を判定するた
めの構成およびデータ信号電位確定タイミングを判定す
るための構成は図11(A)に示す構成と同じであり、
対応する部分には同一の参照番号を付す。次に動作につ
いて簡単に説明する。
【0135】NAND回路47は、信号/RDA〈0〉
〜/RDA〈3〉がすべてHレベルのとき、すなわちメ
モリセルのデータが“0”のときにLレベルの信号を出
力する。一方、NAND回路48は、信号RDA〈0〉
〜/RDA〈3〉がすべてHレベルのとき、すなわち、
選択メモリセルデータがすべて“1”のときにLレベル
の信号を出力する。NAND回路52〜56およびイン
バータ57−59により生成されるタイミング信号RE
ADYは、各内部読出データバスにおいて信号電位がL
レベルに低下したときに、Hレベルとされる。選択メモ
リセルがすべて正常な場合には、NAND回路47およ
び48の出力信号の一方がLレベルとされ、他方はHレ
ベルとされる。いま、信号RDA〈0〉〜RDA〈3〉
がすべてHレベルの場合を考える。この場合、NAND
回路48の出力信号がLレベルとされ、NAND回路4
7の出力信号がHレベルとされる。NAND回路49か
ら出力される信号PASSは、この状態においては、H
レベルとされる。したがって、タイミング信号READ
YがHレベルとされると、NAND回路51aの出力す
る信号RDTがLレベルとされ、一方NAND回路50
aの出力する信号/RDTはHレベルとされる。
【0136】逆に、信号RDA〈0〉〜RDA〈3〉が
すべてLレベルの場合には、NAND回路47の出力信
号がLレベルとされ、NAND回路48の出力信号がH
レベルとされる。したがってこの状態においては、NA
ND回路49からの信号PASSおよびタイミング信号
READYがHレベルとされると、NAND回路50a
の出力する信号/RDTがLレベルとされ、NAND回
路51aの出力信号がHレベルとされる。したがって、
選択されたメモリセル内に不良メモリセルが存在する場
合、NAND回路47および48の出力信号がともにH
レベルとされる。この場合においては、NAND回路4
9からの信号PASSがLレベルとされるため、NAN
D回路50aおよび51aから出力される信号/RDT
およびRDTはともにHレベルとされる。この信号RD
Tおよび/RDTを出力バッファを介して装置外部へ読
出す場合には、不良メモリセルと正常メモリセルとが混
在する場合には、出力ハイインピーダンス状態とされ、
一方選択されたメモリセルのデータの論理が同じ場合に
は、その論理を示す信号が出力される。それにより、メ
モリセルの良/不良を判定することができかつそのメモ
リセルの格納データをも識別することができる。したが
って、選択されたメモリセルがすべて不良の場合におい
て、この読出されたデータを装置外部でテストデータ
(書込データ)と比較することにより、選択メモリセル
がすべて良であるか否かを識別することができ、正確に
メモリセルの良/不良を判定することができる。
【0137】図13は、このテスト回路10からの出力
信号RDTおよび/RDTを選択的に出力バッファへ伝
達するドライバ11の構成を概略的に示す図である。図
13において、ドライバ11は、アレイデコーダ70か
らのメモリセルアレイ選択信号に従って内部読出データ
バスRDA0〜RDA3のうちの1つのデータバスを選
択するセレクタ11aと、テストモード指示信号/MB
Tに応答して、テスト回路からの出力データRDTおよ
び/RDTとセレクタ11aからの出力信号の一方を選
択して内部出力信号ROおよび/ROを生成して出力バ
ッファへ伝達する選択ドライブ回路11bを含む。
【0138】アレイデコーダ70は図6に示す構成と同
じ構成を備え、アドレス信号ビットCA〈11〉および
CA〈12〉をデコードし、4つのメモリセルアレイ2
a〜2dのうちの1つのメモリセルアレイを指定するア
レイ選択信号を生成する。セレクタ11aは、このアレ
イデコーダ70からのアレイ選択信号が指定するメモリ
セルアレイに対応して設けられた内部読出データバス
(その上の読出データ信号)を選択する。
【0139】選択ドライブ回路11bは、テストモード
指示信号/MBTの非活性化時には、セレクタ11aか
ら与えられるデータ信号を選択し、一方テストモード指
示信号/MBTが活性状態のLレベルの場合には、テス
ト回路から与えられたテスト結果指示信号RDTおよび
/RDTを選択する。この選択ドライブ回路11bは、
その出力部に、内部出力バスRDBを駆動するためのド
ライブ段を備える。
【0140】この図13に示すドライバ11を利用する
ことにより、テスト結果指示信号を通常動作時に用いら
れる内部出力データバスRDBを利用して出力バッファ
へ伝達することができ、テスト結果指示信号を伝達する
ための専用の配線が不要となり、配線占有面積が低減さ
れる。
【0141】図14は、プリアンプイネーブル信号発生
系の構成を概略的に示す図である。図14においては、
プリアンプイネーブル信号発生系は、アドレス信号ビッ
トCA〈11〉およびCA〈12〉を受けるアレイデコ
ーダ70と、アレイデコーダ70からのアレイ選択信号
とアレイ信号ビットCA〈9〉およびCA〈10〉を受
けるグループデコーダ72と、グループデコーダ72の
出力信号とプリアンプ活性化信号PAEを受けてプリア
ンプイネーブル信号PAEiを生成する信号発生回路7
6を含む。アレイデコーダ70およびグループデコーダ
72は、それぞれ図6に示す構成と同じ構成を備える。
グループデコーダ72は、テストモード指示信号MBT
が活性状態のHレベルのとき、すべての列グループを選
択状態とする。これにより、すべてのメモリセルアレイ
に対してすべての列グループが選択状態とされる。信号
発生回路76は、列グループそれぞれに対応して設けら
れており、プリアンプ活性化信号PAEおよびグループ
デコーダ72からの列グループ選択信号がともにHレベ
ルとされたとき選択されたメモリセルアレイの選択され
た列グループに対するプリアンプイネーブル信号PAE
iが活性状態のHレベルとされる。
【0142】ドライバ活性化信号/PAEDは、プリア
ンプ活性化信号PAEを受けて反転する反転回路78か
ら出力される。このドライバイネーブル信号/PAED
は、すべてのドライバに対し共通に与えられる。これに
より、非選択列グループに対するドライバがスタンバイ
状態を維持し、そのワイヤードOR接続された内部読出
データバスを電源電位Vccpレベルにプリチャージす
るのを防止する。
【0143】また、プリアンプ活性化信号PAEを遅延
してドライバイネーブル信号/PAEDを生成する構成
とすれば(インバータ遅延を利用する)、プリアンプの
出力信号が確定した状態でドライバ8をイネーブル状態
とすることができ、プリアンプの過度応答による不確定
状態のデータが内部読出データバスに転送されないた
め、内部読出データバスRDA0〜RDA3の電位がこ
の不確定状態により、低下するのを防止することがで
き、すべてのメモリセルアレイに対して共通に設けられ
た1つのテスト回路を用いて正確にメモリセルの良/不
良を判別することができる。
【0144】[実施の形態3:プリアンプの構成]図1
5は、プリアンプ7の構成の一例を示す図である。図1
5において、プリアンプ7は、プリアンプイネーブル信
号PAE(PAEi)に応答して活性化されて、グロー
バルIO線GIOおよび/GIO上のデータを増幅する
第1の増幅器81と、プリアンプイネーブル信号PAE
の遅延信号に応答して活性状態とされ、第1の増幅器8
1の出力信号をさらに増幅する第2の増幅器82を含
む。この第2の増幅器82の出力信号RDおよび/RD
が対応のドライバ8へ与えられる。ここで、プリアンプ
7すべての動作を示すため、符号PAEを用いる。テス
ト動作時においては、対応の読出データバスRDAはH
レベルにプリチャージされる。このプリチャージされた
内部読出データバス線を放電することにより、メモリセ
ルの縮退データが読出データバスRDA上に伝達され
る。プリアンプ7が過度応答により、不確定データを出
力する場合またはその出力信号RDおよび/RDがとも
にHレベルになると、この過度応答が終わった後にプリ
アンプ7が正常なデータ信号を出力した場合において
も、対応の読出データバス線RDA〈i〉および/RD
A〈i〉はともに放電されてしまい、テスト結果を示す
信号PASSがLレベルとされ、信号FAILがHレベ
ルとなり、不良メモリセルが存在しない場合において
も、不良メモリセルが存在すると判定される可能性があ
る。この図15に示すように、第1の増幅器81からの
出力信号が確定した後に、第2の増幅器82を活性状態
とすることにより、ドライバ8がプリアンプの過度応答
による偽データ信号により駆動されるのを防止すること
ができ、正確にテスト動作を行なうことができる。
【0145】ここで、プリアンプが複数段の増幅器で構
成されるのは、1つの増幅器により入力信号を増幅する
構成に比べて、小振幅信号を順次増幅することにより各
増幅器の出力負荷を順次大きくすることができ、結果と
して高速増幅動作を行なうことができるためである。第
1の増幅器81は、周辺回路用電源電位Vccp供給ノ
ード79とノードNuの間に接続されかつそのゲートが
ノードNvに接続されるpチャネルMOSトランジスタ
84と、Vccp供給ノード79とノードNvの間に接
続されかつそのゲートがノードNvに接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタ85と、ノードNuとノードN
tとの間に接続されかつそのゲートがグローバルIO線
GIOに接続されるnチャネルMOSトランジスタ95
と、ノードNvとノードNtとの間に接続されかつその
ゲートがグローバルIO線/GIOに接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタ96と、ノードNuとノードN
vの間に接続されかつそのゲートがプリアンプイネーブ
ル信号PAE(PAEi)を受けるように接続されるp
チャネルMOSトランジスタ89と、ノードNtと接地
ノードとの間に接続されかつそのゲートがプリアンプイ
ネーブル信号PAEを受けるように接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタ99を含む。MOSトランジスタ
84および85がカレントミラー回路を構成し、MOS
トランジスタ85がこのカレントミラー回路のマスター
段を構成する。
【0146】第1の増幅器81は、さらに、Vccp供
給ノード79とノードNwとの間に接続されかつそのゲ
ートがノードNwに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタ87と、Vccp供給ノード79とノードNxと
の間に接続されかつそのゲートがノードNwに接続され
るpチャネルMOSトランジスタ88と、ノードNwと
ノードNtとの間に接続されそのゲートがグローバルI
O線GIOに接続されるnチャネルMOSトランジスタ
97と、ノードNxとノードNtとの間に接続されかつ
そのゲートがグローバルIO線/GIOに接続されるn
チャネルMOSトランジスタ98と、ノードNwおよび
ノードNxの間に接続されかつそのゲートがプリアンプ
イネーブル信号PAEを受けるように接続されるnチャ
ネルMOSトランジスタ98と、ノードNvとノードN
wとの間に接続かつそのゲートがプリアンプイネーブル
信号PAEを受けるように接続されるpチャネルMOS
トランジスタ96を含む。MOSトランジスタ87およ
び88はカレントミラー回路を構成し、MOSトランジ
スタ87がこのカレントミラー回路のマスター段を構成
する。
【0147】MOSトランジスタ89は、プリアンプイ
ネーブル信号PAEの非活性化時(Lレベル)導通し、
ノードNuおよびノードNvを電気的に短絡し、両者の
電位をイコライズする。MOSトランジスタ90は、プ
リアンプイネーブル信号PAEの非活性化時導通し、ノ
ードNwおよびノードNxを電気的に短絡する。MOS
トランジスタ86は、プリアンプイネーブル信号PAE
の非活性化時導通し、ノードNvおよびノードNwを電
気的に短絡する。これらMOSトランジスタ86、89
および90により、ノードNu、Nv、NwおよびNx
をすべて同じ電位にプリチャージすることができる。こ
れにより、第1の増幅器の非活性化時内部ノードの電位
をすべて等化することができ(本実施の形態において、
Vccpの電位レベル)、常に同じ動作点から活性状態
となって増幅動作を行なうことができ、製造パラメータ
のばらつきなどに起因する内部ノード電位のオフセット
を確実に防止することができ、正確な増幅動作を行なう
ことができる。
【0148】またグローバルIO線GIOおよび/GI
Oの電位が正確にイコライズされていない場合において
MOSトランジスタ95、96、97および98のコン
ダクタンスに差が生じても、確実にこれらの内部ノード
Nu、Nv、NwおよびNxを同一電位とすることがで
き、過度応答時における無効データ信号(逆データ)の
出力を防止することができる。
【0149】第2の増幅器82は、Vccp供給ノード
79とノードNyとの間に接続されかつそのゲートがプ
リアンプイネーブル信号PAEを受けるように接続され
るpチャネルMOSトランジスタ91と、Vccp供給
ノード79とノードNyとの間に接続されかつそのゲー
トがノードNxに接続されるpチャネルMOSトランジ
スタ92と、ノードNyと接地ノードとの間に直列に接
続されるnチャネルMOSトランジスタ100および1
02を含む。MOSトランジスタ100のゲートはグロ
ーバルIO線GIOに接続され、MOSトランジスタ1
02のゲートは、プリアンプイネーブル信号PAEを遅
延回路83を介して受けるように接続される。遅延回路
83は、2段のインバータ106および107を含む。
【0150】第2の増幅器82は、さらに、Vccp供
給ノード79とノードNzとの間に接続されかつそのゲ
ートがノードNuに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタ93と、Vccp供給ノード79とノードNzの
間に接続されかつそのゲートがプリアンプイネーブル信
号PAEを受けるように接続されるpチャネルMOSト
ランジスタ94と、ノードNzと接地ノードとの間に互
いに直列に接続されるnチャネルMOSトランジスタ1
01および103を含む。MOSトランジスタ101
は、そのゲートがグローバルIO線/GIOに接続され
る。MOSトランジスタ103は、そのゲートが遅延回
路83を介してプリアンプイネーブル信号PAEを受け
るように接続される。
【0151】ノードNyおよびNzに対して、それぞれ
インバータ104および105が設けられ、これらのイ
ンバータ104および105からプリアンプ出力信号R
Dおよび/RDが出力される。次に動作について説明す
る。
【0152】スタンバイサイクル時およびデータ書込時
においては、プリアンプイネーブル信号PAEは非活性
状態のLレベルである。この状態においては、MOSト
ランジスタ99はオフ状態にあり、第1の増幅器81に
おいては、Vccp供給ノード79から接地ノードへの
電流が流れる経路が遮断される。このときには、MOS
トランジスタ86、89および90はすべてオン状態に
あり、ノードNu、Nv、NwおよびNxがすべて同一
電位(Vccpレベル)に保持される。したがって、第
1の増幅器81において、信号出力に関連する内部ノー
ドの電位は、確実に同じ電位レベルに保持される。
【0153】第2の増幅器82においては、プリアンプ
イネーブル信号PAEがLレベルであり、MOSトラン
ジスタ91および94がオン状態とされ、MOSトラン
ジスタ92および93のゲートは、ノードNxおよびN
u上のプリチャージ(イコライズ)電位に保持されてお
り、オフ状態を維持する。したがってノードNyおよび
NzはMOSトランジスタ91および94を介してそれ
ぞれ電源電位Vccpレベルにプリチャージされる。応
じて、出力信号RDおよび/RDは、インバータ104
および105により、Lレベルに保持される。
【0154】データ読出時においては、グローバルIO
線GIOおよび/GIOが一旦イコライズされる。これ
により、MOSトランジスタ95、96、97および9
8のゲート電位が等しくされ、これらのコンダクタンス
が同じとされる。MOSトランジスタ95〜98の動作
特性にばらつきが生じている場合においても、ノードN
u,Nv,NwおよびNxは、これらのゲート電位、す
なわち周辺回路用電源電位Vccpレベルに保持され
る。次いで、グローバルIO線GIOおよび/GIO上
に読出データが伝達され、またプリアンプイネーブル信
号PAEが活性状態のHレベルとされる。このときまだ
遅延回路83からの出力信号はLレベルを維持してい
る。したがって、プリアンプイネーブル信号PAEがH
レベルとされたときに、正確に読出データがグローバル
IO線GIOおよび/GIO上に伝達されていない場合
であっても、第2の増幅器82においては、MOSトラ
ンジスタ102および103がオフ状態を維持してお
り、放電経路が存在しないため、ノードNyおよびNz
はプリチャージ電位Vccpを維持しており、出力デー
タ信号RDおよび/RDはLレベルを維持する。したが
ってプリアンプの過度応答時における無効データの出力
が防止される。またこの第1の増幅器81の増幅動作に
より出力信号RDおよび/RDはともにHレベルとされ
るのも防止することができ、テスト動作時において内部
読出データバスRDAの電位が低下するのを防止でき
る。
【0155】プリアンプイネーブル信号PAEがHレベ
ルとされると、第1の増幅器81は、MOSトランジス
タ99がオン状態とされ、このグローバルIO線GIO
および/GIO上に現われたデータ信号を差動的に増幅
する。このとき、内部ノードNu,Nv,NwおよびN
xは、設定された電位を動作開始電位として動作するた
め、常に安定にかつ正確に所望の動作特性をもって高速
で増幅動作を行なうことができる。今、グローバルIO
線GIO上の電位がHレベルであり、グローバルIO線
/GIO上の電位がLレベルであるとする。この状態に
おいて、ノードNvの電位がHレベル、ノードNuの電
位がLレベルとなり、またノードNwの電位がLレベ
ル、ノードNxの電位レベルがHレベルとされる。
【0156】第2の増幅器82においては遅延回路83
からの出力信号がHレベルに立上がるとMOSトランジ
スタ102および103が導通し、この第2の増幅器8
2の増幅動作が開始される。MOSトランジスタ92は
ノードNx上のHレベルの信号電位ゲートにを受け、M
OSトランジスタ93は、ノードNu上の信号電位をゲ
ートに受ける。また、MOSトランジスタ100および
101は、それぞれグローバルIO線GIOおよび/G
IO上の信号電位をゲートに受けている。MOSトラン
ジスタ92のコンダクタンスはMOSトランジスタ93
のコンダクタンスよりも小さく、またMOSトランジス
タ100のコンダクタンスはMOSトランジスタ101
のコンダクタンスよりも大きくされる。したがって、ノ
ードNyの電位が低下し、インバータ104の出力信号
RDがHレベルとされる。ノードNzの電位が、MOS
トランジスタ93により、電源電位Vccレベルに保持
される。この第1の増幅器81の増幅信号をさらに第2
の増幅回路82で増幅することにより、第1の増幅回路
81の小振幅の出力信号を高速で増幅して、電源電位レ
ベルVccpの振幅を有する信号RDおよび/RDを生
成することができる。
【0157】以上のように、この実施の形態3に従うプ
リアンプの構成に従えば、内部ノードを、すべて非活性
化時にイコライズすることにより、フローティング状態
を防止することができ、かつ回路構成要素の製造パラメ
ータのばらつきに起因する内部電位のオフセットを防止
することができ、第1および第2の増幅器81および8
2の動作点を常に一定とすることができ、安定に増幅動
作を行なうことができ、無効データなどの過度応答によ
る誤ったデータの出力を防止することができる。また、
テスト動作時に内部読出データバスRDAの両信号線R
DA〈i〉,/RDA〈i〉が共に低下するのを防止す
ることができ、正確にメモリセルの良/不良を防止でき
る。
【0158】[変更例1]図16(A)はこの発明の実
施の形態3のプリアンプの変更例1の構成を示す図であ
る。図16(A)においては、信号/RDの発生部の構
成のみを示す。信号RDを発生する部分も、同様の構成
により容易に実現される。また、以下の説明において
は、グローバルIOバス/サブIOバスの階層IOバス
構造を有さない一般のDRAMへの適用も意図している
ため、IOバス線IO,/IOが総称的に示される。ま
た以下に示す変更例の構成は、図30に示すような構成
を有するDRAMにも適用可能である。図16(A)に
示すプリアンプを図15に示す構成に代えて用いる場
合、信号/RDをLレベルに固定するリセットトランジ
スタを設けるか、または信号/RDをインバータで受
け、かつこのインバータの入力部を、プリアンプイネー
ブル信号PAEの非活性化時電源電位Vccpレベルへ
プリチャージするプリチャージトランジスタが設けられ
る。以下の図16(A)等において示す変更例において
は、このプリアンプの活性化シーケンスのみが考察対象
となるため、プリアンプの概念的構成のみが示される。
【0159】図16(A)において、プリアンプ7は、
遅延プリアンプイネーブル信号PAEに応答して活性化
される第1の増幅段STG1と、遅延回路83からの遅
延プリアンプイネーブル信号PAEに応答して活性化さ
れ、第1の増幅段STG1の出力信号を増幅する第2の
増幅段STG2を含む。第1の増幅段STG1は、Vc
cp供給ノード79とノードNαとの間に接続されかつ
そのゲートがノードNβに接続されるpチャネルMOS
トランジスタQT1と、Vccp供給ノード79とノー
ドNβとの間に接続されかつそのゲートがノードNβに
接続されるpチャネルMOSトランジスタQT2と、ノ
ードNαとノードNγとの間に接続されかつそのゲート
がIO線/IOに接続されるnチャネルMOSトランジ
スタQT3と、ノードNβとノードNγとの間に接続さ
れかつそのゲートがIO線IOに接続されるnチャネル
MOSトランジスタQT4を含む。ノードNγは、プリ
アンプイネーブル信号PAEをゲートに受けるnチャネ
ルMOSトランジスタQT5を介して接地ノードに結合
される。
【0160】第2の増幅段STG2は、Vccp供給ノ
ード79と出力ノードとの間に接続されかつそのゲート
がノードNαに接続されるpチャネルMOSトランジス
タQT6と、接続ノードとノードNsとの間に接続され
かつそのゲートがIO線IOに接続されるnチャネルM
OSトランジスタQT7を含む。ノードNsと接地ノー
ドとの間に、プリアンプイネーブル信号RAEを遅延す
る遅延回路83aの出力信号をゲートに受けるnチャネ
ルMOSトランジスタQT8が設けられる。
【0161】この図16(A)に示すプリアンプ7の構
成においては、第1の増幅段STG1がプリアンプイネ
ーブル信号PAEにより活性状態とされて、IO線IO
および/IO上の信号振幅が増幅した後に、遅延回路8
3の出力信号に従って第2の増幅段STG2が活性状態
とされて増幅動作を行なう。したがって、IO線IOお
よび/IO上の信号電位の不確定状態においても、無効
データの出力は防止され、確実に正確な内部読出データ
を生成することができる。
【0162】プリアンプイネーブル信号PAEの非活性
化時においては、ノードNαおよびNβは、電源電位V
ccpレベルにプリチャージされ、第2の増幅段STG
2のMOSトランジスタQT6はオフ状態とされる。
【0163】[変更例2]図16(B)は、この発明の
実施の形態3のプリアンプの変更例2の構成を示す図で
ある。図16(B)においても、2段の増幅段STG1
およびSTG2をプリアンプ7が備える。第1の増幅段
STG1は、ノードK1とノードK2の間に接続されか
つそのゲートがIO線/IOに接続されるpチャネルM
OSトランジスタQT10と、ノードQ1とノードQ3
との間に接続されかつそのゲートがIO線IOに接続さ
れるpチャネルMOSトランジスタQT11と、ノード
Q2と接地ノードとの間に接続されかつそのゲートがノ
ードK3に接続されるnチャネルMOSトランジスタQ
T12と、ノードK3と接地ノードとの間に接続されか
つそのゲートがノードK3に接続されるnチャネルMO
SトランジスタQT13を含む。ノードK1は、プリア
ンプイネーブル信号/PAEをゲートに受けるpチャネ
ルMOSトランジスタQT14を介してVccp供給ノ
ード79に結合される。
【0164】第2の増幅段STG2は、ノードK4と出
力ノードとの間に接続されかつそのゲートがIO線IO
に接続されるpチャネルMOSトランジスタQT15
と、出力ノードと接地ノードとの間に接続されかつその
ゲートがノードK2に接続されるnチャネルMOSトラ
ンジスタQT16を含む。ノードK4は、プリアンプイ
ネーブル信号/PAEを遅延回路83bを介してゲート
に受けるpチャネルMOSトランジスタQT17を介し
てVccp供給ノード79に結合される。
【0165】プリアンプイネーブル信号/PAEが非活
性状態のHレベルのとき、MOSトランジスタQT14
およびQT17はともにオン状態にされる。ノードK2
は、接地電位レベルに保持され、MOSトランジスタQ
T16がオフ状態とされる。また、MOSトランジスタ
QT17は、遅延回路83bの出力信号に従って、オフ
状態になる。
【0166】データ読出時において、プリアンプイネー
ブル信号/PAEが活性状態のLレベルとされると、M
OSトランジスタQT14が導通し、ノードK1が電源
電位Vccpレベルに充電される。IO線IOおよび/
IO上の信号電位に従って、ノードK2の電位が変化す
る。このノードK2の電位が変化した後に、遅延回路8
3bの出力信号がLレベルとされ、MOSトランジスタ
QT17がオン状態となり、第2の増幅段STG2が活
性状態とされる。ノードK2の電位に従って、MOSト
ランジスタQT16が高速で出力ノードを放電するか、
またはMOSトランジスタQT15が出力ノードを充電
する。これにより、無効または不確定データの出力を伴
うことなく、正確なデータが出力される。
【0167】[変更例3]図16(C)は、この発明の
プリアンプの変更例3の構成を示す図である。この図1
6(C)に示す構成は、図16(B)の構成と、プリア
ンプイネーブル信号PAEに応答して導通するMOSト
ランジスタQT5が第1の増幅段STG1に設けられ、
また第2の増幅段STG2に対し、遅延回路83aの出
力信号に応答して導通するnチャネルMOSトランジス
タQT8が設けられる点が異なる。この第1の増幅段S
TG1および第2の増幅段STG2は、プリアンプイネ
ーブル信号PAEおよび/PAEの非活性化時、Vcc
p供給ノード79および接地ノードから分離される。こ
の図16(C)に示す構成においても、遅延回路83a
および83bにより、第2の増幅段STG2は、第1の
増幅段STG1よりも遅れて活性状態とされる。したが
って、第1の増幅段STG1の出力信号が確定した後に
第2の増幅段STG2が増幅動作を行ない、不確定デー
タの出力が防止される。
【0168】[変更例4]図17(A)は、この発明の
実施の形態3のプリアンプの変更例4の構成を示す図で
ある。図17(A)においては、プリアンプ7は、2段
の増幅段STG1およびSTG2を含む。遅延回路83
a(または83b)は、プリアンプイネーブル信号PA
E(または/PAE)を遅延して第1の増幅段STG1
に与える。したがってこの図17(A)に示す構成の場
合、第2の増幅段STG2が先に活性状態とされ、次い
で第1の増幅段STG1が活性状態とされる。これらの
第1および第2の増幅段STG1およびSTG2の構成
は、先の図16(A)ないし(C)のいずれが用いられ
てもよい。第2の増幅段STG2が先に活性状態とされ
ると、この第2の増幅段STG2の内部ノードの電位が
フローティング状態から解放され、次いで第1の増幅段
STG1が遅延回路83a(または83b)の出力信号
に従って活性化されてIO線IOおよび/IO上の信号
を増幅する。第1の増幅段STG1が活性化されるとき
には、IO線IOおよび/IOの信号電位は確定状態と
されており、無効データ信号は出力されていない。した
がって、この第1の増幅段STG1の出力信号に従って
第2の増幅段STG2は増幅動作を行なって高速で内部
読出データ/RDを生成する。これにより、第2の増幅
段STG2はイネーブルされ、内部ノードの電位が確定
した後に第1の増幅段STG1から確定データが出力さ
れるため、第2の増幅段STG2から無効データ信号を
出力されるのを防止することができ、また高速に有効デ
ータ信号を出力することができる。
【0169】[変更例5]図17(B)は、この発明の
実施の形態3のプリアンプの変更例5の構成を示す図で
ある。図17(B)において、n段の増幅段STG1〜
STGnがカスケード接続される。増幅段STG1〜S
TGnは、それぞれプリアンプイネーブル信号PAE
1,/PAE1〜PAEn,/PAEnに応答して活性
状態とされる。初段の増幅段STG1から順次活性状態
とされる。n段の増幅段が設けられている場合であって
も、有効データが出力されてから次段の増幅段が活性状
態とされるため、有効データに従って増幅動作を行なう
ことができ、無効(不確定)データの出力が防止され
る。
【0170】この図17(B)に示す構成において、増
幅段STG1〜STGnの各々は、活性化信号PAE
(PAE1〜PAEn)および/PAE(/PAE1〜
/PAEn)の一方のみで活性状態とされてもよい。n
段の増幅段が用いられるプリアンプにおいても、順次増
幅段を活性状態とすることにより無効データ(不確定)
の出力を防止することができる。
【0171】[変更例6]図17(C)は、この発明の
実施の形態3のプリアンプの変更例6の構成を示す図で
ある。図17(C)においては、プリアンプ7は、n段
のカスケード接続された増幅段STG1〜STGnを含
む。初段の増幅段STG1は、プリアンプイネーブル信
号PAE1および/PAE1により活性状態とされ、第
2の増幅段STG2は、プリアンプイネーブル信号PA
E2により活性状態とされる。最終段の増幅段STGn
はプリアンプイネーブル信号/PAEnにより活性状態
とされる。増幅段STG1〜STGnの構成がそれぞれ
異なる場合においても、初段の増幅段STG1から順次
活性状態とすることにより先の変更例と同様、無効(不
確定)データ信号の出力を防止することができる。
【0172】図17(B)および(C)においては、増
幅段STD1〜STDnの構成において、最終段の増幅
段STGnのみがクロックドインバータの構成を備え、
残りの増幅段はカレントミラー回路の構成を備えてても
よい。逆に、初段の増幅段STG1のみがカレントミラ
ー回路の構成を備え、残りの増幅段STG2〜STGn
がすべてクロックドインバータの構成を備えていてもよ
い。また複数のカレントミラー型差動増幅回路および複
数のクロックドインバータが用いられてもよい。
【0173】なお、図16(A)〜図17(C)の増幅
段それぞれにおいて内部ノードをイコライズするための
イコライズトランジスタが設けられていてもよい。
【0174】[変更例7]図18(A)は、この発明の
実施の形態3のプリアンプの変更例7の構成を示す図で
ある。図18(A)においては、n段の増幅段STG1
〜STGnが縦続接続される。これらの増幅段STG1
〜STGnは、プリアンプイネーブル信号PAE1,/
PAE1〜PAEn,/PAEnに応答してそれぞれ活
性化される。プリアンプイネーブル信号PAE2〜PA
Enは、遅延回路83aa〜83amによりそれぞれプ
リアンプイネーブル信号PAE1を遅延して発生され
る。プリアンプイネーブル信号/PAE2〜/PAEn
は、遅延回路83ba〜83bmによりプリアンプイネ
ーブル信号/PAE1を遅延してそれぞれ発生される。
この増幅段の構成は、先の図17(B)および(C)に
示す構成と同じである。図18(A)に示す構成におい
て、さらに、IO線IOおよび/IOと第1の増幅段S
TG1との間にプリアンプイネーブル信号PAE0に応
答して導通するスイッチング素子SWaおよびSWbが
設けられる。このプリアンプイネーブル信号PAE0
は、第1の増幅段STG1の活性化よりも遅いタイミン
グで活性状態とされる。図18(A)においては、この
プリアンプイネーブル信号PAE0は、プリアンプイネ
ーブル信号PAEnを受ける遅延回路83anから発生
されるように示される。しかしながら、この増幅段ST
G1〜STGnのすべての活性化に要する時間を考慮し
て、図の破線で示すように、適当なタイミングで活性状
態とされてもよい。
【0175】図18(A)に示す構成の場合、初段の増
幅段STG1が活性化されて、内部ノード電位が確定さ
れた後に、IO線IOおよび/IOが第1の増幅段ST
G1に電気的に接続される。したがって、第1の増幅段
STG1は、内部電位が確定した状態から増幅動作を行
なうため、安定に増幅動作を行なうことができる。これ
は、後段の増幅段STG2〜STGnにおいても同様で
ある。したがって無効データの発生を伴うことなく安定
かつ高速に内部読出データ/RDを出力することができ
る。特に、IO線IOおよび/IO上の電位レベルが確
定した後にスイッチング素子SWaおよびSWbが導通
状態とされることにより、無効データが第1の増幅段S
TG1へ伝達されるのを防止することができ、無効デー
タ出力が生成されるのを防止することができる。
【0176】[変更例8]図18(B)は、プリアンプ
の変更例8の構成を示す図である。図18(B)に示す
構成においては、n段の増幅段STG1〜STGnが縦
続接続される点は、図18(A)に示す構成と同じであ
る。IO線IOおよび/IOと第1の増幅段STG1と
の間に、プリアンプイネーブル信号/PAE0に応答し
て導通するpチャネルMOSトランジスタで構成される
スイッチング素子SWcおよびSWdが設けられる。こ
のプリアンプイネーブル信号/PAE0は、プリアンプ
イネーブル信号/PAEnを受ける遅延回路83bnか
ら出力される。しかしながらこのプリアンプイネーブル
信号/PAE0は、第1の増幅段STG1の活性化より
も遅いタイミングで活性状態とされればよい。この図1
8(B)に示す構成においても増幅段STG1〜STG
nの内部電位が所定の電位に設定された後にIO線IO
および/IOから有効データ信号が出力される。したが
って所望の動作特性で増幅段が動作し、無効データ信号
の出力が防止される。
【0177】[変更例9]図18(C)は、プリアンプ
の変更例9の構成を示す図である。図18(C)に示す
構成においては、増幅段STG1〜STGnが縦続接続
される点は先の変更例7および8と同じである。第1の
増幅段STG1とIO線IOおよび/IOとの間で、プ
リアンプイネーブル信号PAE0および/PAE0に応
答して導通するCMOSトランスミッションゲートで構
成されたスイッチング素子SWeおよびSWfが設けら
れる。このCMOSトランスミッションゲートでスイッ
チング素子SWeおよびSWfを構成することにより、
信号伝搬損失を伴うことなくIO線IOおよび/IO上
の信号電位を第1の増幅段STG1へ伝達することがで
きる。この図18(C)に示す構成は、図18(A)お
よび(B)に示す構成の組合せであり、これらの変更例
と同様の効果を得ることができる。
【0178】これらの図18(A)〜(C)に示す増幅
段STG1〜STGnそれぞれにおいても、内部ノード
の電位をイコライズするためのイコライズトランジスタ
が設けられてもいてもよい。
【0179】以上のように、この発明の実施の形態3に
従えば、複数段の増幅器で構成されるプリアンプの増幅
器を、順次活性状態とするように構成したため、無効デ
ータ信号が出力されるのを防止することができ、かつ内
部ノード電位が確定状態とされてから増幅動作を行なっ
ているため、安定な増幅動作を行なうことができ、無効
データの出力が防止される。特に、複数のメモリアレイ
に共通に設けられるテスト回路を利用する場合において
も初段から順次活性化すれば、無効データ出力およびプ
リアンプの過度応答によるデータ信号の変化による内部
読出データバスRDA0〜RDA3の放電を防止するこ
とができ、正確に複数ビットのメモリセルのデータをテ
ストすることができる。
【0180】[実施の形態4:出力バッファ]図19
は、この発明の実施の形態4に従う出力バッファの構成
を示す図である。図19において、出力バッファは、周
辺回路用電源電位Vccpレベルの振幅を有する内部読
出信号/ROを受けて外部電源電位Vccよりも高い振
幅を有する信号を生成するドライブ回路ODaと、外部
電源ノード110とデータ出力ノードNDQとの間に接
続されかつそのゲートにドライブ回路ODaの出力信号
を受けるnチャネルMOSトランジスタOQ1と、周辺
回路用電源電位Vccpレベルの振幅を有する内部出力
データ信号ROを受け、外部電源電位Vccよりも高い
高電圧Vppレベルに変換するレベル変換回路LVと、
データ出力ノードNDQと接地ノードとの間に接続され
かつそのゲートにレベル変換回路LVの出力信号を受け
るnチャネルMOSトランジスタOQ2を含む。内部高
電圧Vppは、たとえばワード線駆動のために用いられ
る内部高電圧であり、外部電源電位Vccが、たとえば
3.3V程度のとき、内部高電圧Vppは4.5V程度
にされる(ただし、外部装置の動作電源電位が5V程度
のとき)。
【0181】レベル変換回路LVは、内部高電圧Vpp
供給ノード(以下、Vpp供給ノードと称す)101と
内部ノード108aの間に接続されかつそのゲートが内
部ノード108bに接続されるpチャネルMOSトラン
ジスタ113と、Vpp供給ノード101とノード10
8bとの間に接続されかつそのゲートがノード108a
に接続されるpチャネルMOSトランジスタ114と、
ノード108aと接地ノードとの間に接続されかつその
ゲートが内部出力データ信号ROを受けるように結合さ
れるnチャネルMOSトランジスタ111と、ノード1
08bと接地ノードとの間に接続されかつそのゲートが
インバータ115を介して内部出力データ信号ROを受
けるように結合されるnチャネルMOSトランジスタ1
12と、ノード108b上の電位を反転するインバータ
116を含む。インバータ116の一方動作電源電位は
内部高電圧Vppである。インバータ116の出力信号
がMOSトランジスタOQ2のゲートへ与えられる。
【0182】ドライブ回路ODaは、内部出力データ信
号/ROがLレベルのとき、外部電源電位Vccよりも
高い電圧Vcpを出力してMOSトランジスタOQ1の
ゲートへ与える。このときには、内部出力データ信号R
OはHレベルであり、インバータ115の出力信号はL
レベルである。MOSトランジスタ111がオン状態、
MOSトランジスタ112がオフ状態とされ、ノード1
08bの電位が、MOSトランジスタ114により内部
高電圧Vppレベルにまで充電される。インバータ11
6がこのノード18b上の信号を反転するため、MOS
トランジスタOQ2のゲートへは、接地電位レベルの信
号が印加される。したがって、データ出力ノードNDQ
は、MOSトランジスタOQ1を介して電源電位Vcc
にまで充電される。電圧Vcpは、外部電源電位Vcc
よりも十分高く、データ出力ノードNDQへは、MOS
トランジスタOQ1のしきい値電圧の損失を伴うことな
く外部電源電位Vccが伝達される。
【0183】内部出力データ信号ROがLレベルのと
き、内部出力データ信号/ROはHレベルとされる。こ
のときには、ドライブ回路ODaの出力信号がLレベル
とされ、MOSトランジスタOQ1はオフ状態とされ
る。レベル変換回路LVにおいては、MOSトランジス
タ111がオフ状態、MOSトランジスタ112がオン
状態とされ、ノード108aが内部高電圧Vppレベル
にまで充電される。このノード108aの電位上昇によ
り、MOSトランジスタ114がオフ状態とされ、ノー
ド108bは接地電位レベルにまで放電される。インバ
ータ116からは、したがって、内部高電圧Vppレベ
ルの信号が出力されてMOSトランジスタOQ2のゲー
トへ与えられる。MOSトランジスタOQ2は、このゲ
ート電位に応答して、データ出力ノードNDQを接地電
位レベルまで放電する。外部装置の電源電位レベルがた
とえば5Vのとき、MOSトランジスタOQ2のゲート
電位は4.5V程度である。したがって、ゲートおよび
ドレインの電位差は小さく、ピンチオフ点はドレイン近
傍に存在し、このMOSトランジスタOQ2における高
電界印加領域は小さく、ホットキャリアの発生が抑制さ
れる。これにより、生成したホットキャリア(ホール)
によるゲート絶縁膜の劣化が防止され、MOSトランジ
スタOQ2の信頼性が向上する。
【0184】ドライブ回路ODaの内部回路の構成につ
いては詳細に示していないが、内部変換回路LVと同様
の構成または以下に示す昇圧回路の構成であればよい。
【0185】[変更例]図20は、この発明の実施の形
態4の出力バッファの変更例の構成を示す図である。図
20においては、内部出力データ信号ROのレベルを変
換するために、ブースト回路118が用いられる。デー
タ出力ノードNDQを充電するMOSトランジスタOQ
1は、内部出力データ信号/ROのレベルを変換するド
ライブ回路ODaにより駆動される。ブースト回路11
8は、外部電源ノード110とノード118aとの間に
接続され、かつそのゲートがノード118bに接続され
るpチャネルMOSトランジスタ128と外部電源ノー
ドVccとノード118bとの間に接続され、かつその
ゲートがノード118aに接続されるpチャネルMOS
トランジスタ129と、ノード118aと接地ノードと
の間に接続されかつそのゲートが内部出力データ信号R
Oを受けるように接続されるnチャネルMOSトランジ
スタ123と、ノード118bと接地ノードとの間に接
続されかつそのゲートが内部出力データ信号ROをイン
バータ125を介して受けるように接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタ124と、ノード118b上の信
号を反転するインバータ126と、インバータ126の
出力信号に従ってチャージポンプ動作を行なって電荷を
ノード118cへ供給するチャージポンプキャパシタ1
27と、外部電源ノード110とノード118cとの間
に接続されかつそのゲートが外部電源ノード110に接
続されるnチャネルMOSトランジスタ120と、ノー
ド118cとノード118dとの間に接続されかつその
ゲートがノード118bに接続されるpチャネルMOS
トランジスタ118aと、ノード118dと接地ノード
との間に接続されかつそのゲートがノード118bに接
続されるnチャネルMOSトランジスタ122を含む。
【0186】ノード118dがMOSトランジスタOQ
2のゲートに接続される。MOSトランジスタ120
は、そのゲートおよびドレインが外部電源ノード110
に結合されており、ソースフォロアモードで動作し、ノ
ード118cにVcc−Vthnの電位を伝達する。こ
こで、VthnはMOSトランジスタ120のしきい値
電圧である。次に、このブースト回路118の動作につ
いて説明する。
【0187】内部出力データ信号ROがLレベルのと
き、MOSトランジスタ123がオフ状態、MOSトラ
ンジスタ124がオン状態とされる。ノード118bが
接地電位レベルへ放電され、インバータ126の出力信
号が外部電源電位Vccレベルに立上がる。このインバ
ータ126の出力信号の立下がりに応答して、チャージ
ポンプキャパシタ127がチャージポンプ動作を行な
い、ノード118cへ電荷を供給する。ノード118c
は、MOSトランジスタ120によりプリチャージされ
ており、したがってこのチャージポンプキャパシタ12
7のチャージポンプ動作により、ノード118cの電位
は2・Vcc−Vthnとなる。MOSトランジスタ1
30が、ノード118bの電位が接地電位レベルである
ためオン状態となり、ノード118dへ、このノード1
18c上の電位2・Vcc−Vthnを伝達し、応じて
MOSトランジスタOQ2がオン状態とされる。MOS
トランジスタOQ2のゲート電位は2・Vcc−Vth
nレベルであり、外部電源電位Vccが3.3Vであ
り、Vthnが1Vのとき、このノード118dの電位
は5.3Vとなり、外部装置の電源電位である5Vより
も高くなる。この状態においては、MOSトランジスタ
OQ2において、ピンチオフ現象が生じず、したがって
高電界印加領域が生じず、ホットキャリアの発生は抑制
される。この状態においては、出力ノードNDQは接地
電位レベルへ高速で放電される(MOSトランジスタO
Q2のコンダクタンスは、内部高電圧Vpp印加時より
もさらに大きくなるため)。
【0188】内部出力データ信号ROがHレベルのとき
には、MOSトランジスタ123がオン状態、MOSト
ランジスタ124がオフ状態とされ、ノード118b
は、MOSトランジスタ129により外部電源電位Vc
cレベルにまで充電される。この状態においては、イン
バータ126の出力信号がLレベルに立下がり、ノード
118cの電位は、チャージポンプキャパシタ127の
チャージポンプ動作により低下する。しかしながらこの
ノード118cの電位は、MOSトランジスタ120の
プリチャージ機能により、即座にVcc−Vthnレベ
ルにまで回復される。ノード118bの電位がHレベル
であるため、MOSトランジスタ130がオフ状態、M
OSトランジスタ122がオン状態とされ、MOSトラ
ンジスタOQ2のゲートは接地電位レベルへ放電され、
MOSトランジスタOQ2はオフ状態とされる。この状
態においては、ドライブ回路ODaの出力信号の電位は
Vcpレベルとなり、MOSトランジスタOQ1を介し
て出力ノードNDQが外部電源電位Vccレベルにまで
充電される。
【0189】ドライブ回路ODaは、このブースト回路
118と同様の構成を備えていてもよい。
【0190】以上のように、この発明の実施の形態4に
従う出力バッファにおいては、出力ノード放電用のMO
Sトランジスタのゲート電位は、外部電源電位よりも高
くするように構成したため、この放電用の出力MOSト
ランジスタの高電界印加領域の発生が抑制され、ホット
キャリアのゲート絶縁膜中へのトラップによるゲート絶
縁膜の劣化を防止することができ、素子の信頼性が改善
され、応じて半導体記憶装置の信頼性が改善される。
【0191】[実施の形態5:アドレス変化検知信号発
生回路]図21(A)はアドレス変化検知信号発生回路
の構成を示す図である。図21(A)において、アドレ
ス変化検知信号発生回路は、図1に示すアドレスバッフ
ァ3から発生される(コラムアドレスストローブ信号/
CASの活性化に応答して)列アドレス信号ビットCA
〈i〉を受けるインバータ147と、列アドレス信号ビ
ットCA〈i〉を受ける3段の縦続接続されたインバー
タ148、149および150と、インバータ150の
出力信号を受けるインバータ151と、インバータ14
7の出力信号を受ける3段の縦続接続されたインバータ
154、155および156と、インバータ156の出
力信号を受けるインバータ153と、Vccp供給ノー
ド79と出力ノードFとの間に直列に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタ157および158と、出力ノ
ードFと接地ノードとの間に直列に接続されるnチャネ
ルMOSトランジスタ161および162と、Vccp
供給ノード79と出力ノードFとの間に直列に接続され
るpチャネルMOSトランジスタ159および160
と、出力ノードFと接地ノードとの間に直列に接続され
るpチャネルMOSトランジスタ163および164を
含む。
【0192】MOSトランジスタ157は、列アドレス
信号ビットCA〈i〉をゲートに受け、MOSトランジ
スタ158は、インバータ151の出力信号をゲートに
受け、MOSトランジスタ161は、インバータ150
の出力信号をゲートに受け、またMOSトランジスタ1
62は列アドレス信号ビットCA〈i〉をゲートに受け
る。MOSトランジスタ159はそのゲートにインバー
タ147の出力信号を受け、MOSトランジスタ160
はそのゲートにインバータ153の出力信号を受け、M
OSトランジスタ153はインバータ156の出力信号
をそのゲートに受け、MOSトランジスタ160はその
ゲートにインバータ147の出力信号をそのゲートに受
ける。出力ノードF上に現れる信号は、インバータ15
2を介して反転され、列アドレス変化検知信号CATが
生成される。このインバータ152が用いられているの
は、後に説明するATD信号発生回路との論理的整合を
とるためである。次にこの図21(A)に示すアドレス
変化検知信号発生回路の動作について図21(B)に示
す波形図を参照して説明する。
【0193】時刻t1以前においては、列アドレス信号
ビットCA〈i〉はLレベルである。この状態において
は、MOSトランジスタ157および158がオン状
態、またMOSトランジスタ162がオフ状態である。
またさらに、MOSトランジスタ159および160お
よび163がオフ状態である。したがってノードFはM
OSトランジスタ157および158により電源電位V
ccpレベルにプリチャージされる。
【0194】時刻t1において、列アドレス信号ビット
CA〈i〉がコラムアドレスストローブ信号/CASの
活性化に応答してアドレスバッファ3に取込まれてラッ
チされ、その電位レベルがLレベルからHレベルに変化
する。これに応答して、MOSトランジスタ157がオ
フ状態とされる。ノードAの電位はインバータ148〜
151の有する遅延時間が経過した後にLレベルからH
レベルへ立上がる。ノードBは、インバータ148〜1
50の有する遅延時間が経過した後にHレベルからLレ
ベルへ低下する。したがって、ノードBがHレベルにあ
る間、すなわち時刻t1から時刻t2の間MOSトラン
ジスタ161および162がともにオン状態とされるた
め、ノードFは接地電位レベルへ放電される。すなわ
ち、ノードFは、このMOSトランジスタ161の有す
る遅延時間経過後Lレベルに低下する。
【0195】時刻t1からインバータ147が有する遅
延時間が経過した後、ノードCの電位がHレベルからL
レベルへ低下し、MOSトランジスタ159がオン状態
とされる。また、このノードCの電位はLレベルに立下
がってから、インバータ154〜156が有する遅延時
間が経過した後に、ノードEの電位がHレベルに立上が
り、MOSトランジスタ163がオン状態とされる。こ
の状態においては、MOSトランジスタ164は既にイ
ンバータ147の出力信号に従ってオフ状態とされてい
る。ノードEの電位がHレベルに立上がってから、イン
バータ153の有する遅延時間が経過した後、ノードD
の電位はLレベルに立下がり、MOSトランジスタ16
0がオン状態とされる。これにより、ノードFがMOS
トランジスタ159および160を介して充電され、そ
の電位レベルが時刻t3において上昇する(正確には、
MOSトランジスタ160の有する遅延時間が経過した
後)。したがって、このノードFは、ビットCA〈i〉
の立上り時には時刻t1からMOSトランジスタ162
の有する遅延時間経過後Lレベルに立下がり、インバー
タ147および153〜156の有する遅延時間が経過
するまでの間Lレベルを維持し、ノードDがLレベルに
立下がると、MOSトランジスタ160の有する遅延時
間経過後ノードFの電位が時刻t3においてHレベルに
立上がる。
【0196】したがって、このノードFの電位の立下が
りに応答して、インバータ152の有する遅延時間経過
後、アドレス変化検知信号CATがHレベルに立上が
り、時刻t3において、このアドレス変化検知信号CA
TがLレベルに低下する。ここでインバータ152の遅
延時間は無視している。
【0197】アドレス信号ビットCA〈i〉が時刻t4
においてHレベルからLレベルに立下がると、ノードA
の電位は、インバータ148〜151が有する遅延時間
経過後、時刻t6においてLレベルに立下がり、ノード
Dの電位は、時刻t4からインバータ148〜150が
有する遅延時間経過後の時刻t5においてHレベルに立
下がる。ノードAは、時刻t4からt6の間Hレベルに
あるため、MOSトランジスタ158はオフ状態を維持
する。一方、この列アドレス信号ビットCA〈i〉の立
下がりに応答して、MOSトランジスタ162はオフ状
態とされる。時刻t4からインバータ147が有する遅
延時間が経過した後、ノードCの電位がHレベルに立上
がり、MOSトランジスタ159がオフ状態とされ、こ
れと並行して、MOSトランジスタ164がオン状態と
される。ノードEの電位は、このインバータ147の出
力信号がHレベルに立下がってから、インバータ154
〜156が有する遅延時間が経過した後にLレベルに立
下がる。したがって、このインバータ147の出力信号
の立上がりに応答して、MOSトランジスタ163およ
び164がともにオン状態とされ、ノードFの電位がL
レベルへ低下する。ノードEの電位がLレベルに立下が
ってから、インバータ153の有する遅延時間が経過し
た時刻t7においてノードDの電位がHレベルに立下が
り、MOSトランジスタ160がオフ状態とされる。
【0198】一方、この時刻t6において、ノードAの
電位がLレベルに立下がり、MOSトランジスタ158
がオン状態とされ、ノードFは、MOSトランジスタ1
57および158を介して充電され、その電位レベルが
Hレベルに立下がる。
【0199】したがって、列アドレス信号ビットCA
〈i〉の立下がり時においては、インバータ147の有
する遅延時間とMOSトランジスタ164の遅延時間の
後、ノードFの電位がLレベルに低下し、アドレス変化
検出信号ATDがHレベルに立上がる。
【0200】インバータ147、151および153の
有する遅延時間がインバータ148〜150および15
4〜156の有する遅延時間よりも十分小さい場合、こ
のノードFがLレベルに維持される時間は、3段のイン
バータの有する遅延時間により決定される。
【0201】この図21(A)に示す構成を利用するこ
とにより、列アドレス信号ビットCA〈i〉の立上がり
時においては、1段のトランジスタを介してノードFの
電位がLレベルに立下がり、また列アドレス信号ビット
CA〈i〉の立下がり時においては、インバータ147
が有する遅延時間とMOSトランジスタ164が有する
遅延時間経過した後に、ノードFの電位がLレベルに立
下がる。したがって列アドレス信号ビットの変化後高速
でノードFの電位を変化させることができ、応じて列ア
ドレス信号ビットCA〈i〉の変化時高速でアドレス変
化検知信号CATを活性状態とすることができる。
【0202】なお、図には示さないが、インバータ14
8〜150を偶数段のインバータで構成し、またインバ
ータ154〜156を偶数段のインバータで構成すれ
ば、ノードA、B、DおよびEの電位変化が応じて逆に
されるため、ノードFの電位変化も応じて逆とされ、ア
ドレス信号ビットCA〈i〉の変化に従ってノードFの
電位がHレベルへ立上がる波形を得ることができる。
【0203】以上のように、この発明の実施の形態4の
アドレス変化検知信号発生回路においては、電源ノード
と接地ノードとの間に直列に接続されるMOSトランジ
スタを、遅延回路とインバータを介して駆動するように
構成したため、列アドレス信号ビットの変化後高速でア
ドレス変化検知信号CATを活性状態とすることができ
る。このアドレス変化検知信号CATは、先の図1に示
すように、イコライズ信号/IOEQおよびプリアンプ
イネーブル信号PAEの活性化タイミングを決定してお
り、したがって高速でデータの読出を行なうことがで
き、テスト回路に用いた場合、高速テストを実現するこ
とができる。
【0204】[変更例:ATD信号発生回路]図22
(A)は、この発明の実施の形態5であるATD信号回
路の変更例の構成を示す図である。図22(A)におい
て、ATD信号発生回路は、ノード(信号線)NNDに
互いに並列に接続され、各々がアドレス変化検知信号発
生回路166a〜166dからのアドレス変化検知信号
CATをゲートに受けるnチャネルMOSトランジスタ
167〜170を含む。図22(A)においては、アド
レス変化検知信号発生回路166a〜166dは、列ア
ドレス信号ビットCA〈0〉〜CA〈12〉の変化を検
知するように示される。MOSトランジスタ167〜1
70は、対応のアドレス変化検知信号発生回路からのア
ドレス変化検知信号CATがHレベルとされると導通し
て、ノード(信号線)NNDを接地電位レベルへ放電す
る。
【0205】ATD信号発生回路は、さらに、ノードN
ND上の信号電位を遅延する遅延回路180と、電源
(Vccp供給)ノード79とノードNNDとの間に接
続されかつそのゲートに遅延回路180に出力信号を受
けるpチャネルMOSトランジスタ161と、ノードN
ND上の信号を反転するインバータ176と、インバー
タ176の出力信号を反転してノードNND上に伝達す
るインバータ177と、ノードNND上の信号を反転し
てアドレス変化検出信号ATDを発生するインバータ1
78を含む。インバータ176は入力論理しきい値LT
H1を有し、インバータ178は、この入力論理しきい
値LTH1よりも低い入力論理しきい値LTH2を有す
る。
【0206】遅延回路180は、ノードNNDが信号電
位を反転するインバータ172と、インバータ172の
出力信号を遅延する遅延キャパシタ179aと、インバ
ータ172の出力信号を反転するインバータ173と、
インバータ173の出力信号を反転するインバータ17
4と、インバータ174の出力信号を遅延する遅延キャ
パシタ179bと、インバータ174の出力信号を反転
するインバータ175を含む。インバータ175の出力
信号がMOSトランジスタ171のゲートへ与えられ
る。このMOSトランジスタ171の電流駆動力は、イ
ンバータ177の電流駆動力よりも十分大きくされる。
次に動作について、図22(B)に示す波形図を参照し
て説明する。
【0207】時刻t0以前においてはノードNNDはM
OSトランジスタ171によりHレベルにプリチャージ
されており、インバータ178からのアドレス変化検出
信号ATDはLレベルにある。
【0208】時刻t0において、列アドレス信号ビット
CA〈i〉がHレベルに変化すると、アドレス変化検知
信号発生回路(図21(A)参照)がそれを検知して、
アドレス変化検知信号CATを所定期間Hレベルとす
る。MOSトランジスタ167〜170の少なくとも1
つが導通し、ノードNNDの電位レベルが低下する。ノ
ードNNDの電位が低下すると、インバータ176およ
び177から構成されるラッチ回路により、このノード
NNDの電位低下が加速されかつ高速でLレベルに低下
する。このノードNNDの電位低下に応答して、インバ
ータ178が、アドレス変化検出信号ATDをHレベル
とする。ノードNNDの電位レベルがLレベルに立下が
ってから、遅延回路180が有する遅延時間が経過した
後、この遅延回路180の出力信号がLレベルとされ、
MOSトランジスタ171が導通し、ノードNNDを充
電する。この時点においては、アドレス変化検知信号C
ATはLレベルとされており、MOSトランジスタ16
7〜170はすべてオフ状態とされている。またこのM
OSトランジスタ171の電流駆動力はインバータ17
7の電流駆動よりも十分大きくされているため、ノード
NNDの電位レベルは、電源電位(Vccp)レベルに
まで上昇する。このノードNNDの電位上昇に応答し
て、インバータ178は、時刻t2においてアドレス変
化検出信号ATDをLレベルに立下げる。
【0209】ノードNNDの電位レベルがHレベルに立
上がってから、遅延回路180が有する遅延時間が経過
した後、この遅延回路180の出力信号もHレベルとな
り、MOSトランジスタ171がオフ状態とされ、ノー
ドNNDの充電動作が停止される。このノードNNDの
Hレベルは、インバータ176および177で構成され
るラッチによりラッチされる。
【0210】時刻t3において、列アドレス信号ビット
CA〈i〉がLレベルに立下がると、アドレス信号変化
検知信号CATは所定期間Hレベルとされ、応じてアド
レス変化検出信号ATDがHレベルに立上がり、遅延回
路180が有する遅延時間が経過した後、時刻t4にお
いてアドレス変化検出信号ATDがLレベルとされる。
このアドレス変化検出信号ATDがHレベルの活性状態
とされる時間は、遅延回路180の有する遅延時間によ
り決定される。
【0211】図22(C)は、アドレス変化検知信号C
ATが活性状態のHレベルとされるときのノードNND
の電位変化をより詳細に示す図である。時刻T1におい
て、アドレス変化検知信号CATがHレベルとされる
と、MOSトランジスタ167〜170の少なくとも1
つが導通して、ノードNNDの電位が低下する。インバ
ータ176の入力論理しきい値LTH1は、十分高くさ
れている。したがってノードNNDの電位がこの入力論
理しきい値LTH1に到達すると、ノードNNDの電位
は、インバータ176および177により、高速で放電
される。このノードNNDの電位がインバータ178が
有する入力論理しきい値LTH2よりも低くなると(時
刻t2)、インバータ178からのアドレス変化検出信
号ATDがHレベルとなる。遅延回路180が有する遅
延時間が経過すると、ノードNNDがMOSトランジス
タ171により充電され、その電位が上昇する。このノ
ードNNDの電位が入力論理しきい値LTH2よりも高
くなると(時刻T3)、アドレス変化検出信号ATDが
Lレベルとされる。
【0212】このインバータ176の入力論理しきい値
LTH1をインバータ178の入力論理しきい値LTH
2よりも高くしておくことにより、図22(C)におい
て破線で示すようにアドレス変化検知信号CATがノイ
ズなどの影響によりヒゲ状の形状で発生されたとして
も、この不完全なアドレス変化検知信号CATに対して
も、所定の時間幅を有するアドレス変化検出信号ATD
を確実に生成することができる。ヒゲ状の形状を有する
不完全なアドレス変化検知信号CATが発生されると
(活性状態とされると)、ノードNNDの電位が低下す
る。したがってこの不完全なアドレス変化検知信号CA
TによりノードNNDの電位が入力論理しきい値LTH
1よりも低くなると、インバータ176および177に
より、ノードNNDの電位はLレベルに設定される。こ
のノードNNDの電位レベル低下に従って、インバータ
178がアドレス変化検出信号ATDを活性状態のHレ
ベルとする。したがって、不完全なアドレス変化検知信
号CATに対しても、ノードNNDの電位が少し低下す
るだけで確実に所定の時間幅を有するアドレス変化検出
信号ATDを発生することができる。このアドレス変化
検出信号ATDはIO線イコライズ信号/IOEQおよ
びプリアンプイネーブル信号PAEなどのデータ入出力
に関連する部分の動作タイミングを規定するために用い
られており、応じて確実に内部回路を所定のタイミング
で動作させることができ、安定に動作する信頼性の高い
半導体記憶装置を得ることができる。
【0213】なお、図21(A)に示すアドレス変化検
知信号発生回路を利用すれば、列アドレス信号ビットの
変化に応答して高速かつ安定にアドレス変化検出信号を
発生することができるが、この図22(A)に示すアド
レス変化検知信号発生回路は、従来のフリップフロップ
型のアドレス変化検知信号発生回路と組合せて用いられ
てもよい。ノイズなどの影響を受けることなく確実に所
定の時間幅を有するアドレス変化検出信号ATDを発生
することができる。
【0214】以上のように、この発明の実施の形態5に
従えば、アドレス変化検知信号活性化に従って第1の電
位に駆動される信号線(ノードNND)に対し、この信
号電位駆動用のラッチ回路とアドレス変化検出信号発生
のためのインバータを設け、ラッチ回路とこのインバー
タの出力論理しきい値を異ならせることにより、不完全
なアドレス変化検知信号に対しても確実にアドレス変化
検出信号を生成することができる。また遅延回路を用い
てこの信号線の電位を所定時間経過後に第2の電位に復
旧させることにより、確実に所定の時間幅を有するアド
レス変化検出信号を生成することができる。
【0215】[実施の形態6:ATD回路の配置]図2
3(A)は、この発明の実施の形態6に従うATD発生
回路4の配置を示す図である。図23(A)において、
アドレス変化検出信号(ATD信号)発生回路165に
対し、アドレス変化検知信号発生回路166a〜166
dが対称的に配置される。すなわち、ATD信号発生回
路165の一方側に、列アドレス信号ビットCA
〈0〉、CA〈1〉、…を受けてアドレス変化検知信号
CAT0、CAT1、…を発生するアドレス変化検知信
号発生回路166a、166b、…が配置され、ATD
信号発生回路165の他方側に、残りの列アドレス信号
ビットCA〈11〉、CA〈12〉等を受けるアドレス
変化検知信号発生回路166c、166d等が配置され
る。アドレス変化検知信号発生回路166a〜166d
およびATD信号発生回路165は、1列に整列して配
置される。また、これらの列アドレス変化検知信号発生
回路166a〜166dは、これらのアドレス変化検知
信号発生回路166a〜166dとATD信号発生回路
165の間の配線長が最小かつ好ましくは実質的に同一
となるように配置される。製造プロセスパラメータの変
動により、配線のRC遅延等の大きさが変動しても、こ
れらのパラメータに対する変動は、この対称配置により
すべて同じとすることができる。したがって、ATD信
号発生回路165へ伝達されるアドレス変化検知信号C
ATのエッジ(立上がり/立下がり)の変化速度および
幅が均等に変化を受けるため、アドレス変化検知信号C
ATのアドレス信号ビットに対する依存性がなく、高速
でアドレス変化検出信号ATDを確定状態とすることが
できる。
【0216】図23(B)に示すようにアドレス変化検
知信号CATにアドレス信号ビット依存性が存在する場
合、このアドレス変化検知信号CATの変化においてあ
る時間幅を有するスキューが存在し、応じてアドレス変
化検出信号ATDもその変化に対するスキューが存在す
る。しかしながら、このアドレス変化検知信号CATの
アドレス信号ビット依存性がなくなる(小さくする)こ
とにより、このスキューが極めて小さくされ、応じてア
ドレス変化検出信号ATDの確定タイミングは、このよ
うなスキューに対するマージンを考慮する必要がなくな
り、速くすることができる。これにより、内部回路を速
いタイミングで動作させることができる。
【0217】ATD信号発生回路165は、図22
(A)に示す構成を備えているが、好ましくは、このA
TD信号発生回路165の内部における構成要素のレイ
アウトはできるだけアドレス変化検知信号の配線長が等
しくなるように配置される。他のATD信号発生回路の
構成が用いられてもよい。
【0218】[変更例1]図24は、ATD発生回路4
のレイアウトの変更例を示す図である。図24において
は、ATD信号発生回路165の外周に沿ってこのAT
D信号発生回路165を取囲むように(同心円状に)ア
ドレス変化検知信号発生回路166a〜166dが配置
される。この配置の場合、アドレス変化検知信号CAT
0〜CAT12を伝搬する配線長はより短くされかつす
べて同一とすることができ、高速でアドレス変化検出信
号ATDを確定状態とすることができる。
【0219】[変更例2]図25は、ATD発生回路4
のレイアウトの変更例2を示す図である。図25におい
ては、ATD発生回路4とアドレスバッファ(列アドレ
スバッファ)3が示される。ATD信号発生回路165
の両側に、アドレス変化検知信号発生回路166a〜1
66dが1列に整列して対称的に配置される。アドレス
バッファ3は、列アドレス信号ビットCA〈0〉〜CA
〈12〉を発生する。この場合、アドレス変化検知信号
発生回路配置領域166においては、アドレス信号ビッ
トCA〈i〉と対応のアドレス変化検知信号CATiを
伝達する配線の長さの和が一定となるようにされる。す
なわち、アドレス信号ビットCA〈0〉を発生するバッ
ファ回路とアドレス変化検知信号発生回路166aの間
の配線長L0と、このアドレス変化検知信号発生回路1
66aとATD信号発生回路165の間の配線の長さL
C0の和が、列アドレス信号ビットCA〈12〉と列ア
ドレス変化検知信号発生回路166dの間の配線長L1
2とATD信号発生回路165とアドレス変化検知信号
発生回路166dの間の配線の長さLC12の和と等し
くされる。
【0220】アドレス信号ビットおよびアドレス変化検
知信号を伝搬する配線の長さがすべて等しくなり、応じ
て伝搬遅延時間も等しくなり、ATD信号発生回路16
5に対する、アドレス変化検知信号CATのアドレス信
号ビット依存性が大幅に低減され、アドレス変化検出信
号ATDを高速で確定状態とすることができる。
【0221】なお、図25に示すレイアウトにおいて
は、アドレスバッファ3は、ATD発生回路4の一方側
に配置されている。このアドレスバッファ3が2分割さ
れ、ATD発生回路の両側に配置される構成であって
も、同様に、各列アドレス信号ビットおよび対応のアド
レス変化検知信号の配線長を等しくすることができる。
【0222】さらに、この列アドレスバッファとアドレ
ス変化検知信号発生回路の間の接続は、図24に示すレ
イアウトに対しても同様に適用可能である。
【0223】[変更例3]図26は、この発明のATD
発生回路のレイアウトの変更例3を示す図である。図2
6に示すレイアウトにおいては、たとえばセルベースで
配置される回路配置領域1000a、1000bおよび
1000cが並列に設けられる。この回路配置領域10
00bの中央領域にATD信号発生回路165が配置さ
れる。その回路配置領域1000b内のサブ領域100
0baおよび1000bbと、回路配置領域1000a
および1000cとにアドレス変化検知信号発生回路1
66a〜166dを適当に配置する。このような回路セ
ル方式でレイアウトすることにより、容易に図24に示
すような、レイアウトを有するATD発生回路を形成す
ることができる。またこのサブ領域1000baおよび
1000bbにのみアドレス変化検知信号発生回路16
6a〜166dを配置すれば、図23(A)に示すAT
D発生回路のレイアウトが容易に得られる。
【0224】以上のように、この発明の実施の形態6に
従えば、ATD信号発生回路に対し対称的にアドレス変
化検知信号発生回路を配置したため、このアドレス変化
検知信号伝搬経路の遅延は最小かつ同一とされかつその
パラメータの変動の影響は同一とされ、アドレス変化検
知信号に対するアドレス信号ビットに対する依存性が低
減され、高速でアドレス変化検出信号ATDを確定状態
とすることができ、高速で動作する半導体記憶装置を実
現することができる。
【0225】[実施の形態7:アドレス変化検知信号発
生回路の構成2]図27は、この発明の実施の形態7に
従う半導体記憶装置の要部の構成を示す図である。図2
7において、ATD発生回路4は、ビット線選択に関連
する列アドレス信号ビットCA〈0〉〜CA〈8〉を受
けてその変化を検出するCAT発生回路166Aと、グ
ローバルIO線およびメモリセルアレイ選択に関連する
列アドレス信号ビットCA〈9〉〜CA〈12〉を受け
てその変化を検出するCAT発生回路166Bと、CA
T発生回路166Aからのアドレス変化検知信号に応答
してアドレス変化検出信号ATDを発生するATD信号
発生回路165Aと、CAT発生回路166Bからのア
ドレス変化検知信号およびATD信号発生回路165A
からのアドレス変化検出信号ATDに応答してアドレス
変化検出信号ATDPを出力するATDP信号発生回路
165Bを含む。アドレス変化検出信号を2系統設ける
ことにより、アドレス変化検出信号発生回路165Aお
よび165Bの入力トランジスタ数が低減され、応じて
入力容量数も低減され、高速でアドレス変化検出信号A
TD、ATDPを出力することができる。
【0226】アドレス変化検出信号ATDは、グローバ
ルIO線GIO,GIO(図2参照)をイコライズする
ためのイコライズ信号/IOEQを発生するIOEQ発
生回路6へ与えられ、アドレス変化検出信号ATDP
は、プリアンプイネーブル信号PAEを発生するPAE
発生回路5へ与えられる。グローバルIO線GIO,/
GIOのイコライズは、イコライズ信号/IOEQ、テ
ストモード指示信号/MBT、列アドレス信号ビットC
A〈9〉ないしCA〈12〉を受けるイコライズ制御回
路190と、このイコライズ制御回路190の出力信号
に応答して導通するイコライズトランジスタ140によ
り実行される。イコライズ制御回路190は、図2に示
す列アドレスデコーダ131およびNAND回路135
に対応する。イコライズトランジスタ140が導通状態
とされるのは、列アドレス信号ビットCA〈9〉ないし
CA〈12〉が別の列グループ(または別のメモリアレ
イ)を指定するときまたはイコライズ信号/IOEQが
活性状態のときである。上位列アドレス信号ビットCA
〈9〉ないしCA〈12〉が変化し、列アドレス信号ビ
ットCA〈0〉〜CA〈8〉が変化しない場合、アドレ
ス変化検出信号ATDは非活性状態を維持する。この状
態においては、非選択列グループが新たに選択されるた
め、この非選択状態のときにイコライズトランジスタ1
40は導通状態とされており、グローバルIO線GI
O,/GIOのイコライズは行なわれている。したがっ
てこのイコライズ指示信号/IOEQが活性状態とされ
ない場合においても、グローバルIO線GIO,/GI
Oは既にイコライズされており、何ら問題は生じない。
【0227】列アドレス信号ビットCA〈11〉または
CA〈12〉のみが変化する場合、同じ列グループが選
択されるが、異なるメモリセルアレイが選択される。し
たがって、この場合においても、非選択メモリセルアレ
イが新たに選択されるため、既にこの非選択メモリアレ
イのグローバルIO線GIO,/GIOはイコライズさ
れており、イコライズ信号/IOEQが活性状態とされ
なくても何ら問題はない。
【0228】プリアンプ制御回路192は、このプリア
ンプイネーブル信号PAEと列アドレス信号ビットCA
〈9〉およびCA〈12〉およびテストモード指示信号
MBTに従って各メモリアレイの各列グループに設けら
れたプリアンプに対するプリアンプイネーブル信号PA
Eiを発生する。このプリアンプ制御回路192によ
り、同じ列グループが連続して選択される場合において
も、プリアンプを所定のタイミングで活性状態とするこ
とができ、高速で内部読出データを生成することができ
る。
【0229】テスト動作モード時においては、テストモ
ード指示信号/MBTおよびMBTがともに活性状態と
される。テスト動作モードにおいては、16ビットのメ
モリセルが同時に選択されてテストされる。また列アド
レス信号ビットCA〈9〉〜CA〈12〉は縮退され
る。この状態においては、ATD信号発生回路165A
からのアドレス変化検出信号ATDに従ってATD信号
発生回路165Bがアドレス変化検出信号ATDPを出
力する。したがって、テスト動作モード時においても、
正確にプリアンプイネーブル信号PAEiを発生して、
各プリアンプを同じタイミングで動作状態とすることが
できる。テスト動作モード時においては、図2に詳細に
示すように、イコライズ指示信号/IOEQに従って、
イコライズトランジスタ140が導通状態とされてお
り、すべての列グループにおいて、アドレス変化検出信
号ATDに従ってグローバルIO線のイコライズを行な
うことができる。
【0230】図28は、図27に示すATD信号発生回
路165AおよびATDP発生回路165Bの詳細構成
を示す図である。図28において、ATD信号発生回路
165Aは、ノード(信号線)NNDAに並列に接続さ
れ、各々がCAT発生回路166Aに含まれるアドレス
変化検知信号発生回路(CAT)181−0〜181−
8からのアドレス変化検知信号CA〈0〉〜CA〈8〉
を受けるnチャネルMOSトランジスタ182−0〜1
82−8と、ノードNNDA上の信号をラッチするため
の2段のインバータ199および200と、ノードNN
DA上の信号を反転してアドレス変化検出信号ATDを
出力するインバータ201と、ノードNNDA上の信号
電位を遅延する遅延回路212と、遅延回路212の出
力信号に応答してノードNNDAを電源電位Vccレベ
ルにプリチャージするpチャネルMOSトランジスタ1
93を含む。
【0231】遅延回路212は、ノードNNDA上の信
号を反転するインバータ195と、インバータ195の
出力信号を遅延する遅延用キャパシタ208と、インバ
ータ195の出力信号を受けるインバータ196と、イ
ンバータ196の出力信号を受けるインバータ197
と、インバータ197の出力信号を遅延する遅延用キャ
パシタ209と、インバータ197の出力信号を受ける
インバータ198を含む。インバータ199の入力論理
しきい値は、インバータ201の入力論理しきい値より
も高く設定される。
【0232】このATD信号発生回路165Aの構成
は、図22(A)に示す構成と実質的に同じである。列
アドレス信号ビットCA〈0〉〜CA〈8〉の変化が検
出される点が異なっているだけである。列アドレス信号
ビットCA〈0〉〜CA〈8〉のいずれかが変化する
と、アドレス変化検知信号発生回路181−0〜181
−8のいずれかがHレベルの信号を出力する。これに応
答して、MOSトランジスタ182−0〜182−8の
いずれかが導通し、ノードNNDAの電位レベルが低下
する。ノードNNDAの電位低下に伴って、インバータ
199の出力信号がHレベルとされ、インバータ200
の出力信号がLレベルとされる。またインバータ201
からのアドレス変化検出信号ATDがHレベルとされ
る。この信号ATDが活性状態のHレベルとされる期間
は、遅延回路212により決定される。
【0233】ATD信号発生回路165Bは、ノードN
NDBと接地ノードとの間に互いに並列に接続されかつ
それぞれのゲートにアドレス変化検知信号発生回路18
5−0〜185−3の出力信号CA〈9〉〜CA〈1
2〉を受けるnチャネルMOSトランジスタ191−0
〜191−3と、ノードNNDBの信号電位をラッチす
る2段のインバータ206および207と、ノードNN
DBの信号を遅延する遅延回路213と、遅延回路21
3の出力信号に従ってノードNNDBの電源電位Vcc
pレベルに充電するpチャネルMOSトランジスタ19
4と、ノードNNDAおよびNNDB上の信号を受ける
NAND回路214を含む。このNAND回路214か
らアドレス変化検出信号ATDPが出力される。
【0234】遅延回路213は、ノードNNDBの信号
を受けるインバータ202と、インバータ202の出力
信号を遅延する遅延用キャパシタ210と、インバータ
202の出力信号を受けるインバータ203と、インバ
ータ203の出力信号を受けるインバータ204と、イ
ンバータ204の出力信号を遅延する遅延用キャパシタ
211と、インバータ204の出力信号を受けるインバ
ータ205を含む。インバータ205からpチャネルM
OSトランジスタ195のゲートへ信号が与えられる。
NAND回路214の入力論理しきい値は、インバータ
199および206の入力論理しきい値よりも低くされ
る。アドレス変化検知信号発生回路85−0〜185−
3は、それぞれ列アドレス信号ビットCA〈9〉,CA
〈10〉,CA〈11〉およびCA〈12〉を受ける。
このATDP信号発生回路165Bの動作は、ATD信
号発生回路165Aの動作と同じである。列アドレス信
号ビットCA〈9〉〜CA〈12〉のいずれかが変化す
ると、ノードNNDBの電位が所定期間Lレベルとされ
る。NAND回路214は、ノードNNDAおよびNN
DBの少なくとも一方の電位がLレベルに低下すると、
アドレス変化検出信号ATDPをHレベルとする。AT
D信号発生回路165Aにおいて、ノードNNDAに接
続されるMOSトランジスタ182−0〜182−8の
数は、図22(A)の構成に比べて少なくされ、ノード
NNDAの寄生容量が小さくされる。これにより、ノー
ドNNDAの電位が高速で変化し、列アドレス信号ビッ
トCA〈0〉〜CA〈8〉の少なくとも1つの変化に応
答して高速でアドレス変化検出信号ATDを活性状態と
することができ、応じて速いタイミングでイコライズ指
示信号/IOEQを活性状態とすることができる。これ
により、データ読出タイミングを早くすることができ、
アクセス時間が短くされ、高速動作する半導体記憶装置
を実現することができる。
【0235】またATDP信号発生回路165Bへ与え
られる列アドレス信号ビットCA〈9〉−CA〈12〉
は、列グループの選択、すなわちIO線(グローバルI
O線)の選択に用いられている。列アドレス信号ビット
CA〈0〉〜CA〈8〉が変化しない場合、アドレス変
化検出信号ATDを非活性状態とすることにより、イコ
ライズ指示信号/IOEQを発生する回路部分の動作を
停止させることができ、消費電力を低減することができ
る。
【0236】この図28に示すATD信号発生回路16
5AおよびATDP信号発生回路165Bのレイアウト
としては、図23(A)および図24に示す配置が適用
されればよい。信号ATDおよびATDPのスキューを
低減することができ、高速でこれらの信号ATDおよび
ATDPを確定状態とすることができる。
【0237】図29(A)は、図27に示すIOEQ発
生回路6およびPAE発生回路5の構成を示す図であ
る。図29(A)において、IOEQ発生回路6は、ア
ドレス変化検出信号ATDを受けるインバータ215を
含む。イコライズ指示信号/IOEQは、アドレス変化
検出信号ATDの反転信号により与えられるため、アド
レス変化検出信号ATDの活性化に応答して高速でイコ
ライズ指示信号/IOEQが活性状態とされる。
【0238】PAE発生回路5は、アドレス変化検出信
号ATDPを受けるインバータ216と、インバータ2
16の出力信号を一方入力に受けるNAND回路220
と、インバータ216の出力信号とNAND回路220
の出力信号を受けるNAND回路222と、NAND回
路222の出力を受ける2段のインバータ217および
218と、インバータ218の出力信号とNAND回路
220の出力信号を受けるNAND回路221と、NA
ND回路222の出力信号を受けるインバータ219を
含む。NAND回路221の出力信号はNAND回路2
20の他方入力へ与えられる。NAND回路220およ
び221がフリップフロップを構成する。次に、この図
29(A)に示すPAE発生回路5およびIOEQ発生
回路6の動作について図29(B)に示す波形図を参照
して説明する。
【0239】まず、列アドレス信号ビットCA〈0:
8〉が変化する場合の動作について説明する。この場
合、アドレス変化検出信号ATDがHレベルとされ、こ
れに応答してイコライズ指示信号/IOEQがLレベル
とされる。アドレス変化検出信号ATDがHレベルとさ
れ、所定時間経過後(NAND回路214の有する遅延
時間経過後)、アドレス変化検出信号ATDPがHレベ
ルとされる。このイコライズ指示信号/IOEQおよび
アドレス変化検出信号ATDPの活性期間は、アドレス
変化検出信号ATDのそれと同じである(遅延回路21
2(図28参照)により決定される)。アドレス変化検
出信号ATDPがHレベルとされると、インバータ21
6の出力信号がLレベルとなり、NAND回路222の
出力信号がHレベルとされる。この状態においては、プ
リアンプイネーブル信号PAEはインバータ219によ
りLレベルに保持される。NAND回路220の出力信
号はHレベルであり、NAND回路221は、Lレベル
の信号を出力している(初期状態においては、インバー
タ218の出力信号はHレベル)。
【0240】アドレス変化検出信号ATDPがLレベル
に立下がると、インバータ216の出力信号がHレベル
となり、NAND回路222の両入力がHレベルとなる
ため、NAND回路222の出力信号がLレベルとされ
て、インバータ219によりプリアンプ活性化信号PA
EがHレベルとされる。インバータ217および218
が有する遅延時間が経過した後、NAND回路221の
出力信号がLレベルとなり、NAND回路221の出力
信号がHレベルとなり、応じてNAND回路220の出
力信号がLレベルとなる(信号ATDPは既にLレベル
に立下がっている)。これに応答して、NAND回路2
22の出力信号がHレベルに立上がり、応じてプリアン
プ活性化信号PAEがLレベルとされる。プリアンプ活
性化信号PAEの活性期間は、インバータ217および
218の有する遅延時間により決定される。
【0241】列アドレス信号ビットCA〈9:12〉が
変化した場合、アドレス変化検出信号ATDはLレベル
を維持し、イコライズ指示信号/IOEQはHレベルを
維持する。アドレス変化検出信号ATDPが所定期間
(図28の遅延回路213の有する遅延時間)活性状態
とされ、このアドレス変化検出信号ATDPの立下がり
に応答して、プリアンプ活性化信号PAEが活性状態と
される。
【0242】なお、本実施の形態においては、13ビッ
トの列アドレス信号が用いられているが、この用いられ
る列アドレス信号ビットの数は半導体記憶装置の記憶容
量に応じて適当に定められる。また、メモリセルとプリ
アンプとを結合するためのIO線は、サブIO線/グロ
ーバルIO線の階層構造を有しない構造であってもよ
い。
【0243】さらに、上述のアドレス信号ビットとアレ
イ構造(メモリセル列、列グループ、メモリアレイ)と
の対応は例示的なものであり、プリアンプ選択(列グル
ープ選択)、すなわちIO線選択に用いられるアドレス
信号(列グループ選択およびメモリセルアレイ選択両者
を含む)とメモリセル列選択に用いられる列アドレス信
号とに対し別々にアドレス変化検出回路が設けられれば
よい。
【0244】以上のように、本実施の形態7に従えば、
メモリセルアレイの列選択に用いられるアドレス信号と
IO線選択に用いられるアドレス信号とに対し別々にア
ドレス変化検出回路を設けたため、アドレス変化検出回
路の入力容量および信号線寄生容量を低減することがで
き、高速でIO線イコライズ信号およびプリアンプイネ
ーブル信号を発生することができ、高速アクセスが実現
される。
【0245】[他の適用用途]上述の説明においては、
×1ビットのデータを入出力する半導体記憶装置が示さ
れているが、この入出力されるデータのビット数は、
4、16、32等適当に定められればよい。
【0246】また、半導体記憶装置として、DRAMが
示されているが、SRAM(スタティック・ランダム・
アクセス・メモリ)に対しても本発明は適用可能であ
る。
【0247】
【発明の効果】以上のように、この発明に従えば、高速
かつ正確にテスト動作を行なうことができかつ高速で安
定に動作する信頼性の高い半導体記憶装置を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従う半導体記憶装置の全体の構成
を概略的に示す図である。
【図2】 図1に示すメモリセルアレイ部分の構成をよ
り詳細に示す図である。
【図3】 図2に示すセンスアンプ部分の構成をより詳
細に示す図である。
【図4】 図2に示すサブIO線とグローバルIO線を
接続するスイッチの構成を詳細に示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に従う書込バッファ
の構成を示す図である。
【図6】 図5に示す書込バッファイネーブル信号を発
生する制御回路の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の変更例1の構成を
示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の書込バッファの変
更例を示す図である。
【図9】 (A)〜(J)は、この発明の実施の形態1
の書込バッファの振幅制限部分の変更例を示す図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態2に従うデータ読出
部分の構成を示す図である。
【図11】 (A)は図10に示すテスト回路の具体的
構成を示し、(B)はこのテスト回路の動作を示す波形
図である。
【図12】 テスト回路の変更例を示す図である。
【図13】 図1に示すドライバの回路構成を示す図で
ある。
【図14】 プリアンプイネーブル信号発生回路の構成
を概略的に示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態3に従うプリアンプ
の構成を示す図である。
【図16】 (A)〜(C)は、プリアンプの変更例を
それぞれ示す図である。
【図17】 (A)〜(C)は、それぞれこの発明の実
施の形態3のプリアンプの変更例を示す図である。
【図18】 (A)〜(C)は、この発明の実施の形態
3のプリアンプの変更例を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態4に従う出力バッフ
ァの構成を示す図である。
【図20】 この発明の実施の形態4の出力バッファの
変更例を示す図である。
【図21】 (A)はこの発明の実施の形態5に従うア
ドレス変化検知信号発生回路の構成を示し、(B)はそ
の動作波形を示す図である。
【図22】 (A)はこの発明の実施の形態5の変更例
を示し、(B)および(C)は、その動作波形を示す図
である。
【図23】 (A)はこの発明の実施の形態6に従うA
TD発生回路のレイアウトを示し、(B)はその効果を
説明する図である。
【図24】 この発明の実施の形態6の変更例1を示す
図である。
【図25】 この発明の実施の形態6に従う変更例2を
示す図である。
【図26】 この発明の実施の形態6の回路配置法を説
明するための図である。
【図27】 この発明の実施の形態7に従うATD発生
回路およびそれに関連する部分の構成を概略的に示す図
である。
【図28】 図27に示すATD信号発生回路およびA
TDP信号発生回路の具体的構成を示す図である。
【図29】 (A)は図26に示すIOEQ発生回路お
よびPAE発生回路の具体的構成を示し、(B)はその
動作波形を示す図である。
【図30】 従来の半導体記憶装置の全体の構成を概略
的に示す図である。
【図31】 従来の半導体記憶装置のデータ書込部の構
成を概略的に示す図である。
【図32】 図31に示す構成の問題点を説明するため
の図である。
【図33】 従来の半導体記憶装置の出力バッファの構
成を示す図である。
【図34】 図33に示す出力バッファの問題点を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、2a〜2d メモリセルアレイ、
3 アドレスバッファ、4 ATD発生回路、5 PA
E発生回路、6 IOEQ発生回路、7 プリアンプ/
書込バッファ、8 リードドライバ、10 テストモー
ド回路、11ドライバ、12 入力バッファ、13 出
力バッファ、14 列デコーダ、15行デコーダ、16
ワード線、17 センスアンプ、18 行グループ選
択スイッチ、19 メモリセル、131 列グループデ
コーダ、135 イコライズ制御ゲート、140 イコ
ライズトランジスタ、61 pチャネルMOSトランジ
スタ、73,73a〜73f,73f1,73f2 ソ
ースフォロアモードMOSトランジスタ、81 第1の
増幅器、82 第2の増幅器、83 遅延回路、STG
1 第1の増幅段、STGn 第nの増幅段、83a,
83aa〜83am,83an,83b,83ba〜8
3bn 遅延回路、LV レベル変換回路、118 ブ
ースト回路、110 外部電源供給ノード、101 内
部高電圧供給ノード、147〜156 インバータ、1
57〜160 pチャネルMOSトランジスタ、161
〜164 nチャネルMOSトランジスタ、167〜1
70 nチャネルMOSトランジスタ、176〜178
インバータ、180 遅延回路、171 pチャネル
MOSトランジスタ、165 ATD信号発生回路、1
66a〜166d アドレス変化検知信号発生回路、1
65A ATD信号発生回路、165B ATDP信号
発生回路、166A,166B CAT発生回路、19
0 イコライズ遅延回路、192 プリアンプ制御回
路、181−0〜181−9,185−0〜185−2
アドレス変化検知信号発生回路、212,213 遅
延回路、214 NAND回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 秀人 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 浜出 啓 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中岡 義人 兵庫県伊丹市荻野1丁目132番地 大王電 機株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が複数のメモリセルを有する複数の
    アレイグループに分割されるメモリセルアレイ、 前記メモリセルアレイに対応してかつ前記アレイグルー
    プに共通に設けられる内部データバス、 前記複数のアレイグループ各々に対応して配置されかつ
    前記内部データバスに共通に結合され、選択時対応のア
    レイグループの選択されたメモリセルのデータを前記内
    部データバスへ伝達する複数の読出手段、 テストモード指示信号の活性化時、前記複数の読出手段
    をすべて選択状態とするテスト制御手段、および前記内
    部データバスに結合され、前記内部データバス上に前記
    複数の読出手段から読出されたデータの論理の一致/不
    一致を判別し、該判別結果を示す信号を出力する判別手
    段を備える、半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記内部データバスは少なくとも1本の
    データ線を含み、 前記複数の読出手段のデータ出力部は前記データ線にワ
    イヤードOR接続され、 前記判別手段は、前記データ線上の電位に従って前記判
    別結果を示す信号を出力する手段を含む、請求項1記載
    の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記メモリセルアレイは複数個設けら
    れ、かつ前記内部データバスは前記複数のメモリセルア
    レイ各々に対応して配置され、 前記複数の読出手段は、各前記メモリセルアレイの各ア
    レイグループに対応して配置され、 前記判別手段は、前記複数の内部データバス上の信号電
    位の論理の一致/不一致を検出する手段を含む、請求項
    1記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 複数のメモリセルを有するメモリセルア
    レイ、 前記メモリセルアレイの選択されたメモリセルへ書込ま
    れるべきデータを伝達するためのデータ書込線、 第1のレベルの電位を一方動作電源電位として動作し、
    前記メモリセルアレイを駆動するためのアレイ駆動手
    段、および外部から与えられる書込データを受け、内部
    書込データを生成して前記データ書込線上へ伝達するた
    めのデータ書込手段を備え、前記データ書込手段は、前
    記データ書込線上へ伝達される内部書込データの振幅を
    前記第1のレベル以下に制限する振幅制御手段を備え
    る、半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 外部から与えられる電源電位を受けて前
    記第1のレベルの電位を発生して前記アレイ駆動手段へ
    与えかつ前記第1のレベルと異なる第2のレベルの電位
    を発生して前記データ書込手段の一方動作電源電位とし
    て伝達する内部電位発生回路をさらに備え、 前記振幅制御手段は、前記第2のレベルの電位を前記第
    1のレベル以下に低下させて前記データ書込手段の出力
    段の一方動作電源電位として供給する電源手段を備え
    る、請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 複数のメモリセルを有するメモリセルア
    レイ、 活性化信号に応答して前記メモリセルアレイの選択され
    たメモリセルのデータを増幅して出力する第1の増幅手
    段、 前記活性化信号の活性化を遅延するための遅延手段、お
    よび前記遅延手段からの遅延活性化信号の活性化に応答
    して、前記第1の増幅手段の出力信号を増幅して内部読
    出データを生成する第2の増幅手段を備える、半導体記
    憶装置。
  7. 【請求項7】 前記選択されたメモリセルから読出され
    たデータを相補データの形態で前記第1の増幅手段へ伝
    達する内部伝達手段をさらに備え、 前記第1の増幅手段は、前記内部伝達手段からの相補デ
    ータを差動増幅して相補信号を出力するカレントミラー
    型差動増幅回路を備え、 前記第2の増幅手段は、 前記活性化信号の非活性化時、前記内部読出データが出
    力される出力ノードを第1の電位にプリチャージするプ
    リチャージ素子と、 前記カレントミラー型差動増幅回路からの相補データ信
    号の一方の信号に応答して前記出力ノードをプリチャー
    ジ電位に保持するための第1のトランジスタ素子と、 前記相補データ信号の他方の信号に応答して、前記出力
    ノードを前記第1の電位とは異なる基準電位に駆動する
    ための第2のトランジスタ素子と、 前記第2のトランジスタ素子と前記電源電位供給ノード
    との間に接続され、前記遅延活性化信号の活性化に応答
    して導通する第3のトランジスタ素子を備える、請求項
    6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 選択されたメモリセルから読出されたデ
    ータから外部読出データを生成してデータ出力端子へ出
    力する半導体記憶装置であって、 外部電源電位供給ノードと前記データ出力端子との間に
    結合され、前記内部読出データの第1の論理レベルに応
    答して前記データ出力端子を前記外部電源電位レベルへ
    駆動する第1の出力トランジスタ、 前記データ出力端子と他方電源電位供給ノードとの間に
    結合される第2の出力トランジスタ、および前記内部読
    出データが第2の論理レベルのとき前記外部電源電位よ
    り高い電位レベルの信号を前記第2の出力トランジスタ
    の制御電極ノードへ印加して前記第2の出力トランジス
    タを導通状態とするドライブ手段を備える、半導体記憶
    装置。
  9. 【請求項9】 アドレス信号ビットを遅延する第1の遅
    延手段、 前記第1の遅延手段の出力信号をさらに遅延する第2の
    遅延手段、 前記アドレス信号ビットを制御電極ノードに受ける第1
    のトランジスタ素子、 前記第2の遅延手段の出力信号を制御電極ノードに受け
    る第2のトランジスタ素子、 前記第1の遅延手段の出力信号を制御電極ノードに受け
    る第3のトランジスタ素子、および前記アドレス信号ビ
    ットを制御電極ノードに受けて、前記第1のトランジス
    タ素子と相補的に導通状態とされる第4のトランジスタ
    素子を備え、 前記第1および第2のトランジスタ素子は一方電源ノー
    ドと出力ノードとの間に直列に結合されかつ前記第3お
    よび第4のトランジスタ素子は他方電源ノードと前記出
    力ノードとの間に直列に結合される、アドレス変化検出
    回路。
  10. 【請求項10】 前記アドレス信号ビットを反転する反
    転手段、 前記反転手段の出力信号を遅延する第3の遅延手段、 前記第3の遅延手段の出力信号をさらに遅延する第4の
    遅延手段、 前記反転手段の出力信号を制御電極ノードに受ける第5
    のトランジスタ素子、 前記第3の遅延手段の出力信号を制御電極ノードに受け
    る第6のトランジスタ素子、 前記第4の遅延手段の出力信号を制御電極ノードに受け
    る第7のトランジスタ素子、および前記反転手段の出力
    信号をゲートに受けて前記第5のトランジスタ素子と相
    補的に導通状態とされる第8のトランジスタ素子をさら
    に備え、 前記第5および第6のトランジスタ素子は前記一方電源
    ノードと前記出力ノードとの間に直列に結合され、かつ
    前記第7および第8のトランジスタ素子は前記出力ノー
    ドと前記他方電源ノードとの間に互いに直列に結合され
    る、請求項9記載の半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 多ビットアドレス信号の変化を検出す
    るためのアドレス変化検出回路であって、 前記多ビットアドレス信号の各ビットに対応して設けら
    れ、対応のアドレス信号ビットの変化を検出する複数の
    アドレスビット変化検出手段、 前記複数のアドレスビット変化検出手段の各々に対応し
    て設けられかつ信号線に共通に互いに並列に結合され、
    対応のアドレスビット変化検出手段からの変化検出信号
    に応答して前記信号線を第1の電位レベルへドライブす
    るための複数のドライブ素子、 第1の入力論理しきい値を有しかつ第1の電流ドライブ
    力を有し、前記信号線上の電位が前記第1の入力論理し
    きい値を超えて前記第1の電位に近くなると前記信号線
    を前記第1の電位レベルへドライブするための第1のド
    ライブ回路、 前記第1の入力論理しきい値よりも前記第1の電位に近
    い第2の入力論理しきい値を有し、前記信号線上の電位
    が前記第2の入力論理しきい値を超えて前記第1の電位
    に近くなると前記多ビットアドレス信号の変化を示すア
    ドレス変化検出信号を活性状態とする信号発生手段、 前記信号線に結合され、前記信号線上の信号を遅延して
    伝達する遅延手段、および前記第1の電流ドライブ力よ
    りも大きなドライブ力を有し、前記遅延手段の出力信号
    の前記第1のレベルの電位への変化に応答して前記信号
    線を、前記第1および第2の入力論理しきい値に関して
    前記第1の電位レベルと反対方向の電位レベルである第
    2の電位レベルへ駆動する手段を備える、アドレス変化
    検出回路。
  12. 【請求項12】 多ビットアドレス信号の変化を検出す
    るためのアドレス変化検出回路であって、 前記多ビットアドレス信号の各ビットに対応して設けら
    れ、各々が対応のアドレス信号ビットの変化を検出する
    複数のアドレスビット変化検出手段、および前記複数の
    アドレスビット変化検出手段からの少なくとも1つの変
    化検出信号に応答して前記多ビットアドレス信号の変化
    を示すアドレス変化検出信号を出力するアドレス変化検
    出手段を備え、 前記複数のアドレスビット変化検出手段は前記アドレス
    変化検出手段に関して対称的に配置される、アドレス変
    化検出回路。
  13. 【請求項13】 前記多ビットアドレス信号の各ビット
    に対応して設けられ、対応のアドレス信号ビットを受け
    て対応のアドレスビット変化検出手段へ内部アドレス信
    号ビットを伝達する複数のアドレスバッファ回路をさら
    に備え、 前記複数のアドレスビット変化検出手段は、各前記アド
    レスバッファ回路から対応のアドレスビット変化検出手
    段を介して前記アドレス変化検出手段へ至る信号の伝搬
    経路の長さが実質的に等しくなるように配置される、請
    求項12記載のアドレス変化検出回路。
  14. 【請求項14】 前記複数のアドレスビット変化検出手
    段は前記アドレス変化検出手段の配置領域を取囲むよう
    に配置される、請求項12記載のアドレス変化検出回
    路。
  15. 【請求項15】 各々が複数のメモリセルを有する複数
    のアレイグループに分割されるメモリセルアレイ、 前記複数のアレイグループ各々に対応して配置され、対
    応のアレイグループにおいて選択されたメモリセルとデ
    ータの授受を行なうための複数の内部データバス、 前記複数の内部データバス各々に対応して設けられ、対
    応の内部データバス上のデータを増幅して内部読出デー
    タ線上へ伝達する複数の読出増幅器、 前記複数の内部データバス各々に対応して設けられ、活
    性化時対応の内部データバスを所定電位に設定するため
    の電位設定手段、 前記複数のアレイグループのうちのアレイグループを選
    択されるために用いられる第1のアドレス信号ビットの
    変化を検出するための第1のアドレスビット変化検出手
    段、 前記第1のアドレスビット変化検出手段からの変化検出
    信号の活性化に応答して前記電位設定手段を活性状態と
    するための第1の制御手段、 前記第1のアドレスビット変化検出手段と別に設けら
    れ、前記第1のアドレス信号ビット以外のアドレス信号
    ビットの変化を検出するための第2のアドレスビット変
    化検出手段、および前記第1および第2のアドレスビッ
    ト変化検出手段の少なくとも一方からの変化検出信号に
    応答して前記読出増幅器を活性化する第2の制御手段を
    備える、半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 前記第2の制御手段は、前記第1およ
    び第2のアドレスビット変化検出手段の少なくとも一方
    からの検出信号に応答して第1のタイミング信号を発生
    する手段と、 前記第1のタイミング信号の非活性化に応答して前記読
    出増幅器を活性化する手段とを含む、請求項15記載の
    半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 複数のメモリセルを有するメモリセル
    アレイと、 複数の縦続接続される増幅器を含み、前記メモリセルア
    レイの選択されたメモリセルのデータを増幅する増幅手
    段と、 活性化信号に応答して、前記複数の増幅器を順次所定の
    順序で活性状態とするための活性制御手段を備える、半
    導体記憶装置。
  18. 【請求項18】 前記メモリセルアレイの選択されたメ
    モリセルデータを前記増幅手段へ伝達するための内部デ
    ータバス、 前記内部データバスと前記増幅手段の初段の増幅器とを
    結合するための接続手段をさらに備え、 前記活性制御手段は前記接続手段を前記初段の増幅器の
    活性化の後活性状態とする手段を含む、請求項17記載
    の半導体記憶装置。
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