JP2003133438A - 容量素子及びその製造方法並びに半導体装置の製造方法 - Google Patents

容量素子及びその製造方法並びに半導体装置の製造方法

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JP2003133438A JP2001332706A JP2001332706A JP2003133438A JP 2003133438 A JP2003133438 A JP 2003133438A JP 2001332706 A JP2001332706 A JP 2001332706A JP 2001332706 A JP2001332706 A JP 2001332706A JP 2003133438 A JP2003133438 A JP 2003133438A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱処理による上部電極とキャパシタ誘電体膜
との界面における膜剥がれやキャパシタ特性の劣化を防
止しうる容量素子及びその製造方法並びにこのような容
量素子を有する半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 基板上に、金属よりなる下部電極を形成
する工程と、下部電極上に、酸化物誘電体膜よりなるキ
ャパシタ誘電体膜を形成する工程と、キャパシタ誘電体
膜上に、金属膜を堆積する工程と、金属膜をパターニン
グして金属膜よりなる上部電極を形成する工程とを有す
る容量素子の製造方法において、金属膜の堆積後、金属
膜のパターニングの前に、水素を含む雰囲気中で熱処理
を行う。これにより、上部電極とキャパシタ誘電体膜と
の間の密着性を高めるとともに、キャパシタ特性を向上
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MIM(金属−絶
縁膜−金属)構造を有する容量素子に係り、特に、熱処
理による電極とキャパシタ誘電体膜との界面における膜
剥がれやキャパシタ特性の劣化を防止しうる容量素子及
びその製造方法並びにこのような容量素子を有する半導
体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMは、1トランジスタ、1キャパ
シタで構成しうる半導体記憶装置であり、従来より、高
密度・高集積化された半導体記憶装置を製造するための
構造や製造方法が種々検討されている。特に、キャパシ
タの占有面積はデバイスの集積化に多大な影響を与える
ため、単位面積あたりの蓄積容量を如何にして増加する
かが極めて重要である。このため、近年開発が行われて
いるギガビット級の記憶容量を有するDRAMでは、キ
ャパシタによる所有面積を狭めるべく、従来より広く用
いられていたシリコン酸化膜やシリコン窒化膜よりも誘
電率の大きな金属酸化物をキャパシタ誘電体膜として採
用することが検討されている。このような酸化物誘電体
膜としては、タンタル酸化膜、BSTO膜、STO膜、
PZT膜などの酸化物誘電体膜が検討されている。
【0003】キャパシタ誘電体膜としてこれら酸化物誘
電体膜を用いる場合、通常、その成膜にはCVD法が用
いられていた。これは、CVDにより形成した膜が高い
誘電率を有すること、リーク電流が小さいこと及びステ
ップカバレッジに優れた膜を形成できることによる。ま
た、電極材料としては、ルテニウム(Ru)などの貴金
属材料が用いられていた。これは、貴金属膜が酸化物誘
電体膜との密着性に優れているとともに、仕事関数差が
大きくリーク電流の小さいキャパシタを構成できるから
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本願発
明者らが種々の検討を行ったところ、酸化物誘電体膜上
に金属材料よりなる上部電極を形成した場合、その後に
行う熱処理によって酸化物誘電体膜と上部電極との界面
において膜剥がれが生じることが判明した。
【0005】また、通常の半導体プロセスでは最上層の
パッシベーション膜を形成した後にトランジスタの特性
向上のためにフォーミングガス雰囲気中での熱処理を行
うが、この熱処理によってキャパシタの電気特性が劣化
することがあった。
【0006】本発明の目的は、上部電極と酸化物誘電体
膜との間における膜剥がれを防止するとともに、キャパ
シタ特性の劣化を抑制しうる半導体装置及びその製造方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、金属よりな
る下部電極と、前記下部電極上に形成された酸化物誘電
体膜よりなるキャパシタ誘電体膜と、前記キャパシタ誘
電体膜上に形成された金属よりなる上部電極とを有する
容量素子において、前記下部電極中の不純物濃度と前記
上部電極中の不純物濃度とが異なっていることを特徴と
する容量素子によって達成される。
【0008】また、上記目的は、基板上に、金属よりな
る下部電極を形成する工程と、前記下部電極上に、酸化
物誘電体膜よりなるキャパシタ誘電体膜を形成する工程
と、前記キャパシタ誘電体膜上に、金属膜を堆積する工
程と、前記金属膜をパターニングして前記金属膜よりな
る上部電極を形成する工程とを有する容量素子の製造方
法において、前記金属膜の堆積後、前記金属膜のパター
ニングの前に、水素を含む雰囲気中で熱処理を行う工程
を有することを特徴とする容量素子の製造方法によって
も達成される。
【0009】また、上記目的は、基板上に、金属よりな
る下部電極を形成する工程と、前記下部電極上に、酸化
物誘電体膜よりなるキャパシタ誘電体膜を形成する工程
と、前記キャパシタ誘電体膜上に、金属よりなる上部電
極を形成する工程とを有する容量素子の製造方法におい
て、前記上部電極中の酸素濃度が前記下部電極中の酸素
濃度よりも高くなるように、前記下部電極及び前記上部
電極の形成条件を制御することを特徴とする容量素子の
製造方法によっても達成される。
【0010】また、上記目的は、半導体基板上に、金属
よりなる下部電極を形成する工程と、前記下部電極上
に、酸化物誘電体膜よりなるキャパシタ誘電体膜を形成
する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に、金属膜を堆
積する工程と、前記金属膜をパターニングして前記金属
膜よりなる上部電極を形成する工程とを有する半導体装
置の製造方法において、前記金属膜を堆積する工程の
後、前記金属膜をパターニングする工程の前に、水素を
含む雰囲気中で熱処理を行う工程を有することを特徴と
する半導体装置の製造方法によっても達成される。
【0011】また、上記目的は、半導体基板上に、金属
よりなる下部電極を形成する工程と、前記下部電極上
に、酸化物誘電体膜よりなるキャパシタ誘電体膜を形成
する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に、金属よりな
る上部電極を形成する工程とを有する半導体装置の製造
方法において、前記上部電極を形成する工程の後、最上
層のパッシベーション膜を形成する工程の前に、水素を
含む雰囲気中で熱処理を行う工程を有することを特徴と
する半導体装置の製造方法によっても達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】[本発明の原理]上述の通り、酸
化物誘電体膜上に金属材料よりなる上部電極を形成した
場合、その後に行う熱処理によって酸化物誘電体膜と上
部電極との界面において膜剥がれが生じることが判明し
た。
【0013】膜剥がれが生じる原因は、キャパシタ誘電
体膜と上部電極との間の密着性が低いことが原因してい
ると考えられる。そこで、本願発明者らが密着性が劣化
する原因について鋭意検討を行ったところ、上部電極を
成膜する過程で膜中に取り込まれる炭素に起因するもの
と推測された。膜中に取り込まれる炭素は、上部電極を
構成する有機金属原料に含まれるものであり、CVD法
により上部電極を成膜する場合にあってはこれらを完全
に除去することは困難である。
【0014】そこで、本発明では、以下に示す2つの方
法により、キャパシタ誘電体膜と上部電極との間の密着
性を向上する。以下、キャパシタ誘電体膜をタンタル酸
化膜により、上部電極をルテニウム膜により構成する場
合を例にして、本発明を詳述する。
【0015】第1の方法は、上部電極となるルテニウム
膜の堆積後、このルテニウム膜のパターニング前に、フ
ォーミングガス雰囲気中で熱処理を行う方法である。な
お、ここで、フォーミングガスとは、水素ガスを含む窒
素ガスやアルゴンガスにより構成される還元性のガスで
あって、水素10%も含むガスである。フォーミングガ
ス雰囲気中で熱処理を行うことにより、ルテニウム膜中
の炭素を効果的に除去することができる。これにより、
ルテニウム膜とタンタル酸化膜との界面近傍における炭
素濃度も大幅に低減され、ルテニウム膜とタンタル酸化
膜との間の密着性を向上することができる。
【0016】フォーミングガス雰囲気中での熱処理は、
室温〜450℃程度の範囲で行うことが有効である。具
体的な処理条件は、上部電極中に含まれる炭素濃度等に
応じて適宜設定することが望ましい。
【0017】図1は、フォーミングガス雰囲気中での熱
処理前後におけるキャパシタ中の炭素及び酸素の分布を
2次イオン質量分析法により測定した結果を示すグラフ
である。図示するように、フォーミングガス雰囲気中で
の熱処理を行うことにより、上部電極を構成するルテニ
ウム膜中の炭素濃度を大幅に低減できることが判る。
【0018】図2は上部電極の形成後に熱処理を行った
試料を走査型電子顕微鏡により観察した結果を示す図で
ある。図2(a)は上部電極の形成後に400℃1時間
の窒素雰囲気中での熱処理(N2アニール)を行った場
合、図2(b)は上部電極の形成後に400℃1時間の
フォーミングガス雰囲気中での熱処理(FGA)と40
0℃1時間の窒素雰囲気中での熱処理(N2アニール)
を行った場合である。
【0019】図示するように、窒素雰囲気中での熱処理
のみを行った試料では上部電極の表面に隆起した領域が
観察されており、キャパシタ誘電体膜と上部電極との間
で膜剥がれが生じていることが判る。一方、フォーミン
グガス雰囲気中の熱処理と窒素雰囲気中の熱処理とを行
った試料では膜剥がれは観察されておらず、フォーミン
グガス雰囲気中で熱処理を行うことにより、その後に窒
素雰囲気中で熱処理を行っても膜剥がれが生じないこと
が判った。
【0020】表1は、熱処理条件と上部電極の膜剥がれ
との関係をまとめたものである。
【0021】
【表1】 表1に示すように、キャパシタの形成後に行う窒素雰囲
気中、真空雰囲気中又は酸素雰囲気中における熱処理で
は、300℃の低温熱処理の場合を除き、他のすべての
条件において膜剥がれが生じた。一方、キャパシタの形
成後にフォーミングガス雰囲気中での熱処理(FGA)
を行ったものは、たとえその後に窒素雰囲気中や酸素雰
囲気中における熱処理を行っても膜剥がれは生じなかっ
た。このように、フォーミングガス雰囲気中での熱処
理、還元すれば水素を含む雰囲気中での熱処理は、膜剥
がれを防止するうえで極めて有効な処理であることが判
った。
【0022】一般に、フォーミングガス雰囲気中で行う
熱処理はキャパシタの電気特性を劣化するものとして認
識されている。しかしながら、本願発明者らが検討を行
ったところ、ルテニウム膜の堆積後、パターニング前に
行う熱処理では、むしろキャパシタの電気特性が向上す
ることが初めて明らかとなった。
【0023】図3は、キャパシタのリーク電流を測定し
た結果を示すグラフである。図中、“As−Forme
d”はフォーミングガス雰囲気中で熱処理を行わない場
合におけるキャパシタの電気特性を示しており、“FG
A”はフォーミングガス雰囲気中で熱処理を行った場合
におけるキャパシタの電気特性を示している。各条件に
複数の線が含まれているのは、それぞれ29個のキャパ
シタの測定を行い、すべての特性を描いているためであ
る。
【0024】図示するように、フォーミングガス雰囲気
中での熱処理を行っていない試料では、特性のばらつき
及びリーク電流が大きい。しかしながら、フォーミング
ガス雰囲気中での熱処理を行うことにより、特性のばら
つき及びリーク電流の双方を大幅に低減することができ
た。
【0025】なお、フォーミングガス雰囲気中での熱処
理は、上部電極を形成するためのパターニング前に行う
ことが重要である。上部電極を形成するためのパターニ
ング後にフォーミングガス雰囲気中での熱処理を行った
のでは、キャパシタの電気特性の十分な向上は望めな
い。これに関しては明確なメカニズムは把握できていな
いが、フォーミングガス雰囲気中での熱処理の前にパタ
ーニングを行うと、ドライエッチングに用いられるF
(フッ素)やCF4が試料表面に残存しており、この状
態でフォーミングガス雰囲気中での熱処理を行うことに
より雰囲気中にHFが生成され、タンタル酸化膜にダメ
ージを与えているものと推測している。
【0026】また、下部電極中の不純物濃度を軽減する
観点から、下部電極の形成後、キャパシタ誘電体膜の形
成前に、フォーミングガス雰囲気中で熱処理を行うよう
にしてもよい。
【0027】第2の方法は、下部電極を構成するルテニ
ウム膜の成膜条件と、上部電極を構成するルテニウム膜
の成膜条件とを変える方法である。具体的には、下部電
極の成膜は膜中に取り込まれる不純物(炭素や酸素)の
濃度が低くなる条件で行い、上部電極の成膜は膜中の酸
素濃度が高くなる条件で行う。
【0028】図1から明らかなように、上部電極を形成
した後に行うフォーミングガス雰囲気中での熱処理で
は、上部電極と比較して下部電極からの不純物の除去効
果は小さい。したがって、下部電極の形成工程では、膜
中に取り込まれる不純物の濃度が低くなる条件で行うこ
とが望ましい。一方、上部電極中に高濃度に酸素が取り
込まれると、酸化物であるキャパシタ誘電体膜との間の
密着性が向上する。したがって、上部電極を形成する工
程は、膜中の酸素濃度が高くなる条件でルテニウム膜を
成膜することが望ましい。
【0029】このように成膜条件を制御する1つの方法
としては、ルテニウム膜の成膜温度を変化することが考
えられる。ルテニウム原料としてRu(EtCp)2
用いる場合、例えば成膜温度を300℃とすると、膜中
の酸素濃度は1×1021cm -3程度、炭素濃度は5×1
20cm-3程度となり、例えば成膜温度を330℃とす
ると、膜中の酸素濃度は1×1020cm-3程度、炭素濃
度は1×1020cm-3程度となる。したがって、上記の
成膜条件を用いる場合、下部電極を330℃の成膜条件
で形成し、上部電極を300℃の成膜条件を用いること
により、下部電極中の不純物濃度を低減しつつ、上部電
極の密着性を向上することができる。
【0030】或いは、上部電極を形成する際の酸素ガス
に対するルテニウム原料の流量比を、下部電極を形成す
る際の酸素ガスに対するルテニウム原料の流量比よりも
小さくすることによっても、上部電極中の酸素濃度を下
部電極中の酸素濃度よりも高くすることができる。
【0031】上部電極中に高濃度に酸素が含まれている
場合、密着性向上に寄与するとともに、キャパシタの電
気特性を向上するうえでも有効である。すなわち、上部
電極中に含まれる酸素が後工程の熱処理によってキャパ
シタ誘電体膜中に拡散すると、タンタル酸化膜の組成を
化学量論的組成に近づけるように作用する。これによ
り、良質のキャパシタ誘電体膜を形成することができ
る。
【0032】なお、300℃の成膜条件を用いると、膜
中に取り込まれる炭素濃度も増加する。この炭素を除去
して更に密着性を向上する意味から、前述のフォーミン
グガス雰囲気中での熱処理を組み合わせることはより効
果的である。
【0033】また、本願発明者らがフォーミングガス雰
囲気中での熱処理を行う時期に関して種々の検討を行っ
たところ、バックエンド工程中に行うフォーミングガス
雰囲気中での熱処理がキャパシタの電気特性を向上する
うえで有効であることがはじめて明らかとなった。具体
的には、キャパシタ上を覆う層間絶縁膜、この層間絶縁
膜を貫いて上部電極等に接続される電極プラグを形成し
た後にフォーミングガス雰囲気中での熱処理を行うこと
により、キャパシタの電気特性を向上することができ
る。
【0034】図4はキャパシタのリーク電流を測定した
結果を示すグラフである。図中、“As−Forme
d”はキャパシタ及び電極プラグの形成直後、“FG
A”はキャパシタ及び電極プラグの形成後にフォーミン
グガス雰囲気中での熱処理を行った場合、“FGA+N
2”はキャパシタ及び電極プラグの形成後にフォーミン
グガス雰囲気中での熱処理と窒素雰囲気中での熱処理と
を行った場合、“FGA+N2+FGA”はキャパシタ
及び電極プラグの形成後にフォーミングガス雰囲気中で
の熱処理と窒素雰囲気中での熱処理とを行い、更にフォ
ーミングガス雰囲気中での熱処理を行った場合の電気特
性である。各条件に複数の線が含まれているのは、それ
ぞれ3〜4個のキャパシタの測定を行い、すべての特性
を描いているためである。
【0035】図示するように、電極プラグを形成する一
連のバックエンドプロセスを行うことにより、キャパシ
タの電気特性は劣化する。この劣化は、コンタクトホー
ル形成過程におけるプラズマダメージなどによるものと
考えられる。しかしながら、キャパシタのリーク電流
は、フォーミングガス雰囲気中での熱処理を行うことに
より大幅に低減する。特に、フォーミングガス雰囲気中
での熱処理を行った後に窒素雰囲気中での熱処理を行う
場合にあっては、リーク電流を更に低減することができ
る。
【0036】バックエンドプロセスの最後にトランジス
タの特性向上のために行われるフォーミングガス雰囲気
中での熱処理を考慮して、キャパシタ及び電極プラグの
形成後にフォーミングガス雰囲気中での熱処理と窒素雰
囲気中での熱処理とを行い、更にフォーミングガス雰囲
気中での熱処理を行った場合の電気特性は、フォーミン
グガス雰囲気中での熱処理と窒素雰囲気中での熱処理と
を行った場合よりは劣化する。しかしながら、バックエ
ンドプロセス中にフォーミングガスアニールを行わない
場合(“As−formed”)よりも良好の電気特性
を得られることが判った。
【0037】[実施形態]本発明の一実施形態による半
導体装置及びその製造方法について図5乃至図18を用
いて説明する。
【0038】図5は本実施形態による半導体装置の構造
を示す平面図、図6は本実施形態による半導体装置の構
造を示す概略断面図、図7乃至図17は本実施形態によ
る半導体装置の製造方法を示す工程断面図、図18は半
導体装置の断面構造を走査型電子顕微鏡により観察した
結果を示す図である。
【0039】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造を図5及び図6を用いて説明する。
【0040】シリコン基板10上には、素子領域を画定
する素子分離膜12が形成されている。素子領域上に
は、ゲート電極20とソース/ドレイン拡散層24、2
6とを有するメモリセルトランジスタが形成されてい
る。ゲート電極20は、図5に示すように、ワード線を
兼ねる導電膜としても機能する。メモリセルトランジス
タが形成されたシリコン基板10上には、ソース/ドレ
イン拡散層24に接続されたプラグ36及びソース/ド
レイン拡散層26に接続されたプラグ38とが埋め込ま
れた層間絶縁膜30が形成されている。
【0041】層間絶縁膜30上には、層間絶縁膜40が
形成されている。層間絶縁膜40上には、プラグ36を
介してソース/ドレイン拡散層24に接続されたビット
線48が形成されている。ビット線48は、図5に示す
ように、ワード線(ゲート電極20)と交わる方向に延
在して複数形成されている。ビット線48が形成された
層間絶縁膜40上には、層間絶縁膜58が形成されてい
る。層間絶縁膜58には、プラグ38に接続されたプラ
グ62が埋め込まれている。
【0042】層間絶縁膜58上には、エッチングストッ
パ膜64、層間絶縁膜66及びエッチングストッパ膜6
8が形成されている。エッチングストッパ膜68上に
は、エッチングストッパ膜68、層間絶縁膜66、エッ
チングストッパ膜64を貫きプラグ62に接続され、エ
ッチングストッパ膜68上に突出して形成されたシリン
ダ状の蓄積電極76が形成されている。蓄積電極76上
には、タンタル酸化膜(Ta25)よりなるキャパシタ
誘電体膜78を介して、ルテニウム膜よりなるプレート
電極88が形成されている。
【0043】プレート電極88上には、TiN膜82、
層間絶縁膜84,90が形成されている。層間絶縁膜9
0上には、プラグ96及びTiN膜82を介してプレー
ト電極88に接続され、或いは、プラグ98を介してビ
ット線48に接続された配線層100が形成されてい
る。配線層100が形成された層間絶縁膜90上には、
層間絶縁膜102が形成されている。
【0044】こうして、1トランジスタ、1キャパシタ
よりなるメモリセルを有するDRAMが構成されてい
る。
【0045】ここで、本実施形態による半導体装置は、
プレート電極88中の炭素濃度が、蓄積電極76中の炭
素濃度よりも低くなっていることを1つの特徴とする。
本発明による半導体装置においてプレート電極88中の
炭素濃度が蓄積電極76中の炭素濃度よりも低いのは、
前述のようにキャパシタ誘電体膜78とプレート電極8
8との間の密着性を高めるためである。電極中の炭素濃
度をこのように制御することにより、後工程の熱処理に
よる膜剥がれを防止することができる。
【0046】なお、このような炭素濃度を有する電極構
造は、プレート電極88となるルテニウム膜の堆積後、
パターニング前に、フォーミングガス雰囲気中での熱処
理を行うことにより形成することができる。
【0047】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図7乃至図17を用いて説明する。なお、
図7及び図8は図5のA−A′線断面における工程断面
図を表し、図9乃至図17は、図5のB−B′線断面に
おける工程断面図を表している。
【0048】まず、シリコン基板10の主表面上に、例
えば、STI(Shallow Trench Isolation)法により、
素子分離膜12を形成する(図7(a))。例えば、ま
ず、シリコン基板10上に膜厚100nmのシリコン窒
化膜(図示せず)を形成する。次いで、このシリコン窒
化膜を、素子領域となる領域に残存するようにパターニ
ングする。次いで、パターニングしたシリコン窒化膜を
ハードマスクとしてシリコン基板10をエッチングし、
シリコン基板10に例えば深さ200nmの素子分離溝
を形成する。次いで、例えばCVD法によりシリコン酸
化膜を全面に堆積した後、シリコン窒化膜が露出するま
でこのシリコン酸化膜をCMP(化学的機械的研磨:Ch
emical Mechanical Polishing)法により研磨し、素子
分離溝内に選択的にシリコン酸化膜を残存させる。この
後、シリコン窒化膜を除去し、シリコン基板10の素子
分離溝に埋め込まれたシリコン酸化膜よりなる素子分離
膜12を形成する。
【0049】次いで、メモリセル領域のシリコン基板1
0中にPウェル(図示せず)を形成し、しきい値電圧制
御のためのイオン注入を行う。
【0050】次いで、素子分離膜12により画定された
複数の素子領域上に、例えば熱酸化法により、例えば膜
厚5nmのシリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜14を
形成する。なお、ゲート絶縁膜14としては、シリコン
窒化酸化膜などの他の絶縁膜を適用してもよい。
【0051】次いで、ゲート絶縁膜14上に、例えばポ
リシリコン膜16とタングステン膜18との積層膜より
なるポリメタル構造のゲート電極20を形成する(図7
(b))。例えば、膜厚70nmのポリシリコン膜16
と、膜厚5nmのタングステンナイトライド(WN)膜
(図示せず)と、膜厚40nmのタングステン膜18
と、膜厚200nmのシリコン窒化膜22とを順次堆積
した後、リソグラフィー技術及びエッチング技術により
これら膜を同一の形状にパターニングし、上面がシリコ
ン窒化膜22で覆われ、タングステンナイトライド膜を
介してポリシリコン膜16及びタングステン膜18が積
層されてなるポリメタル構造のゲート電極20を形成す
る。なお、ゲート電極20は、ポリメタル構造に限られ
るものではなく、ポリゲート構造、ポリサイド構造、或
いは、金属ゲート等を適用してもよい。
【0052】次いで、ゲート電極20をマスクとしてイ
オン注入を行い、ゲート電極20の両側のシリコン基板
10中にソース/ドレイン拡散層24、26を形成す
る。
【0053】こうして、シリコン基板10上に、ゲート
電極20、ソース/ドレイン拡散層24、26を有する
メモリセルトランジスタを形成する。
【0054】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚35nmのシリコン窒化膜を堆積した後にエ
ッチバックし、ゲート電極20及びシリコン窒化膜22
の側壁にシリコン窒化膜よりなるサイドウォール絶縁膜
28を形成する(図7(c)、図9(a))。
【0055】次いで、全面に、例えばCVD法により例
えばBPSG膜を堆積した後、リフロー法及びCMP法
等により、シリコン窒化膜18が露出するまでその表面
を研磨し、表面が平坦化されたBPSG膜よりなる層間
絶縁膜30を形成する。
【0056】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜30に、ソース/ドレイン拡
散層24に達するスルーホール32と、ソース/ドレイ
ン拡散層26に達するコンタクトホール34とを、ゲー
ト電極20及びサイドウォール絶縁膜28に対して自己
整合的に形成する(図7(d)、図9(b))。
【0057】次いで、層間絶縁膜30に開口されたコン
タクトホール32、34内に、プラグ36、38をそれ
ぞれ埋め込む(図8(a)、図9(c))。例えば、C
VD法により、砒素ドープした多結晶シリコン膜を堆積
した後、CMP法によりシリコン窒化膜22が露出する
まで研磨し、コンタクトホール32、34内のみに多結
晶シリコン膜よりなるプラグ36、38を選択的に残存
させる。
【0058】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚200nmのシリコン酸化膜を堆積し、シリ
コン酸化膜よりなる層間絶縁膜40を形成する。
【0059】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、プラグ36に達するコンタクトホール4
2を層間絶縁膜40に形成する(図8(b)、図9
(d))。
【0060】次いで、層間絶縁膜40上に、コンタクト
ホール42を介してプラグ36に接続されたビット線4
8を形成する(図8(c)、図10(a))。例えば、
まず、スパッタ法により、膜厚45nmの窒化チタン
(TiN)/チタン(Ti)の積層構造よりなる密着層
50と、膜厚250nmのタングステン(W)膜51と
を順次堆積する。次いで、CMP法によりタングステン
膜51を研磨し、コンタクトホール42内にタングステ
ン膜51よりなるプラグを埋め込む。次いで、スパッタ
法により、膜厚30nmのタングステン膜52を堆積す
る。次いで、CVD法により、タングステン膜52上
に、膜厚200nmのシリコン窒化膜54を堆積する。
次いで、リソグラフィー技術及びエッチング技術によ
り、シリコン窒化膜54、タングステン膜52及び密着
層50をパターニングし、上面がシリコン窒化膜54に
覆われ、密着層50及びタングステン膜52よりなり、
プラグ36を介してソース/ドレイン拡散層24に接続
されたビット線48を形成する。
【0061】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚20nmのシリコン窒化膜を堆積した後にエ
ッチバックし、ビット線48及びシリコン窒化膜54の
側壁に、シリコン窒化膜よりなるサイドウォール絶縁膜
56を形成する(図10(b))。
【0062】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚400nmのシリコン酸化膜を堆積し、CM
P法によりその表面を研磨し、表面が平坦化されたシリ
コン酸化膜よりなる層間絶縁膜58を形成する。
【0063】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜58、40に、プラグ38に
達するコンタクトホール60を形成する(図10
(c))。このとき、シリコン窒化膜に対して高い選択
比をもつエッチング条件でシリコン酸化膜をエッチング
することにより、ビット線48上を覆うシリコン窒化膜
54及びビット線48の側壁に形成されたサイドウォー
ル絶縁膜56に自己整合でコンタクトホール60を開口
することができる。
【0064】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚25nmの窒化チタン/チタンの積層構造より
なる密着層と、膜厚250nmのタングステン膜とを堆
積した後、層間絶縁膜58の表面が露出するまでCMP
法により研磨し、コンタクトホール60内に埋め込まれ
たプラグ62を形成する(図11(a))。
【0065】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚40nm程度のシリコン窒化膜を堆積し、シ
リコン窒化膜よりなるエッチングストッパ膜64を形成
する。
【0066】次いで、エッチングストッパ膜64上に、
例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコ
ン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜
66を形成する。
【0067】次いで、層間絶縁膜66上に、例えばCV
D法により、例えば膜厚40nm程度のシリコン窒化膜
を堆積し、シリコン窒化膜よりなるエッチングストッパ
膜68を形成する。
【0068】次いで、エッチングストッパ膜68上に、
例えばCVD法により、例えば膜厚600nmのシリコ
ン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜
70を形成する(図11(b))。
【0069】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜70、エッチングストッパ膜
68、層間絶縁膜66、エッチングストッパ膜64をパ
ターニングし、蓄積電極の形成予定領域に、これら膜を
貫いてプラグ62に達する開口部72を形成する(図1
2(a))。
【0070】次いで、全面に、例えばCVD法により、
膜厚10nmの窒化チタン膜と、膜厚40nmのルテニ
ウム(Ru)膜とを堆積する。ルテニウム膜の成膜に
は、ルテニウム原料として例えばRu(EtCp)2
用い、330℃の温度で成膜を行う。この条件を用いる
ことにより、ルテニウム膜中の酸素濃度は例えば1×1
20cm-3程度、炭素濃度は例えば1×1020cm-3
度となる。
【0071】次いで、フォトレジスト膜(図示せず)を
塗布し、窒化チタン膜及びルテニウム膜が形成された開
口部72内を埋め込む。
【0072】次いで、例えばCMP法及び反応性イオン
エッチング法により、層間絶縁膜70の表面が露出する
までフォトレジスト膜、ルテニウム膜及び窒化チタン膜
を研磨するとともに、開口部72内のフォトレジスト膜
を除去し、開口部72の内壁に沿って形成され、窒化チ
タン膜よりなる密着層74と、ルテニウム膜よりなる蓄
積電極76とを形成する(図12(b))。
【0073】次いで、例えば弗酸水溶液を用いたウェッ
トエッチングなどの等方性エッチングにより、エッチン
グストッパ膜68をストッパとして、層間絶縁膜70を
選択的にエッチングする。
【0074】次いで、密着層74を、例えば硫酸と過酸
化水素とを含む水溶液により、蓄積電極76、エッチン
グストッパ膜68、層間絶縁膜66に対して選択的にエ
ッチングする(図13(a))。このエッチングは、密
着層74と後に形成するキャパシタ誘電体膜78との相
性が悪い場合を考慮したものであり、密着層74と蓄積
電極76との相性がよい場合には、必ずしも密着層74
を除去する必要はない。密着層74のエッチングは、少
なくともエッチングストッパ膜68と蓄積電極76との
間に間隙が形成されるまで行うことが望ましい。なお、
キャパシタ誘電体膜との相性に基づいて密着層を除去す
る技術については、例えば、同一出願人による特開20
00−124423号公報に詳述されている。
【0075】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚10〜30nmのタンタル酸化膜を堆積し、
このタンタル酸化膜よりなるキャパシタ誘電体膜78を
形成する(図13(b))。例えば、酸素とペントエト
キシタンタル(Ta(OC255)との混合ガスを用
い、基板温度を480℃、圧力を1.3Torrとして
成膜を行い、タンタル酸化膜よりなるキャパシタ誘電体
膜78を形成する。
【0076】次いで、UV−O3、O3或いはH2O雰囲
気などにおける熱処理を行い、タンタル酸化膜中の酸素
空孔を充填するとともに、PETの加水分解反応を促進
する。例えば、UV−O3中で、温度を480℃として
2時間の熱処理を行う。
【0077】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚30〜50nmのルテニウム膜80を堆積す
る。例えば、スパッタ法により膜厚約10nmのシード
層を形成した後、CVD法によりルテニウム膜を堆積す
ることにより、所定膜厚のルテニウム膜を形成する。C
VDによるルテニウム膜成の成膜には、ルテニウム原料
として例えばRu(EtCp)2を用い、300℃の温
度で成膜を行う。この条件を用いることにより、ルテニ
ウム膜中の酸素濃度は例えば1×1021cm-3程度、炭
素濃度は例えば5×1020cm-3程度となる。このよう
な条件を用いた成膜では、膜中に多量の酸素が含まれて
おり、キャパシタ誘電体膜78とルテニウム膜80との
間の密着性は向上される。
【0078】次いで、フォーミングガス(3%H2+9
7%N2)雰囲気中で例えば400℃、1時間の熱処理
を行い、ルテニウム膜80中の不純物を低減する。熱処
理後のルテニウム膜中の不純物分布は、例えば図1に示
すようになる。これにより、キャパシタ誘電体膜78と
ルテニウム膜80(プレート電極88)との間の密着性
が更に向上される。
【0079】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、例えば膜厚50nmのTiN膜82を堆積する。な
お、TiN膜82は、プレート電極88とプラグ96と
の間の密着性を向上するための膜である。
【0080】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚300nmのシリコン酸化膜を堆積し、シリ
コン酸化膜よりなる層間絶縁膜84を形成する(図1
4)。
【0081】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜84、TiN膜82、ルテニ
ウム膜80をパターニングし、上面がTiN膜82及び
層間絶縁膜84により覆われ、ルテニウム膜80よりな
るプレート電極88を形成する。
【0082】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚1000nmのシリコン酸化膜を堆積し、C
MP法によりその表面を研磨し、表面が平坦化されたシ
リコン酸化膜よりなる層間絶縁膜90を形成する。
【0083】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜90を貫きプレート電極88
に達するコンタクトホール92と、層間絶縁膜90、エ
ッチングストッパ膜68、層間絶縁膜66、エッチング
ストッパ膜64及びシリコン窒化膜54を貫きビット線
48に達するコンタクトホール94とを形成する(図1
5)。例えば、層間絶縁膜90,84,66は、圧力を
0.05Torr、パワーを1500W、ガス流量をC
48/CO/Ar/O2=15/300/350/5s
ccmとして、シリコン窒化膜に対してエッチング選択
性を確保しうる条件でエッチングし、エッチングストッ
パ膜68、64及びシリコン窒化膜54は、圧力を0.
05Torr、パワーを1500W、ガス流量をCHF
3/CO/O2=50/150/5sccmとして、シリ
コン酸化膜に対してエッチング選択性を確保しうる条件
でエッチングする。
【0084】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚25nmの窒化チタン/チタンの積層構造より
なる密着層と、膜厚250nmのタングステン膜とを堆
積した後、層間絶縁膜90の表面が露出するまでCMP
法により研磨し、コンタクトホール92内に埋め込まれ
たプラグ96と、コンタクトホール94内に埋め込まれ
たプラグ98とを形成する(図16)。
【0085】次いで、フォーミングガス(3%H2+9
7%N2)雰囲気中で、例えば400℃、1時間の熱処
理を行う。続けて、窒素雰囲気中で、例えば500℃、
1時間の熱処理を行う。これら熱処理により、プラグ9
6,98を形成するまでのバックエンドプロセスにおい
てキャパシタが被るダメージを低減し、キャパシタの特
性を向上することができる。
【0086】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚10nmのバリアメタルとなる窒化チタン膜
と、膜厚300nmのアルミ膜或いは銅膜とを堆積して
パターニングし、プラグ96、98を介して下層配線に
接続された配線層100を形成する。
【0087】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚1000nmのシリコン酸化膜を堆積し、C
MP法によりその表面を研磨し、表面が平坦化されたシ
リコン酸化膜よりなる層間絶縁膜102を形成する(図
16)。
【0088】次いで、リソグラフィー技術及びエッチン
グ技術により、層間絶縁膜102を貫き配線層100に
達するコンタクトホール104を形成する。
【0089】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚25nmの窒化チタン/チタンの積層構造より
なる密着層と、膜厚250nmのタングステン膜とを堆
積した後、層間絶縁膜102の表面が露出するまでCM
P法により研磨し、コンタクトホール104内に埋め込
まれたプラグ106を形成する。
【0090】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚10nmのバリアメタルとなる窒化チタン膜
と、膜厚300nmのアルミ膜或いは銅膜とを堆積して
パターニングし、プラグ106を介して配線層100に
接続された配線層108を形成する。
【0091】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚300nmシリコン酸化膜110と、例えば
膜厚600nmのシリコン窒化膜112とを堆積し、最
上層のパッシベーション膜を形成する(図17)。
【0092】次いで、フォーミングガス(3%H2+9
7%N2)雰囲気中で、例えば400℃、1時間の熱処
理を行い、トランジスタ特性の回復を行う。
【0093】こうして、1トランジスタ、1キャパシタ
よりなるメモリセルを有するDRAMを製造することが
できる。
【0094】図18は、半導体装置の断面構造を走査型
電子顕微鏡により観察した結果を示す図である。図18
(a)はキャパシタの形成後に窒素雰囲気中で400
℃、1時間の熱処理を行った試料、図18(b)はキャ
パシタの形成後にフォーミングガス雰囲気中で400
℃、1時間の熱処理を行い、更に窒素雰囲気中で400
℃、1時間の熱処理を行った試料である。
【0095】図示するように、窒素雰囲気中での熱処理
のみを行った試料ではキャパシタ誘電体膜78とプレー
ト電極88との界面で膜剥がれが生じているが、フォー
ミングガス雰囲気中での熱処理及び窒素雰囲気中での熱
処理を行った試料では膜剥がれは生じなかった。
【0096】このように、本実施形態によれば、キャパ
シタ誘電体膜とプレート電極との界面における膜剥がれ
を防止できるとともに、フォーミングガス雰囲気中での
熱処理によるキャパシタの電気特性の劣化を低減するこ
とができる。
【0097】なお、上記実施形態では、蓄積電極及びプ
レート電極の形成条件の最適化、プレート電極となるル
テニウム膜の成膜後、パターニングの前に行うフォーミ
ングガス雰囲気中での熱処理及びバックエンドプロセス
中に行うフォーミングガス雰囲気中での熱処理を行うこ
とにより、キャパシタ誘電体膜とプレート電極との界面
における密着性及びキャパシタの電気特性を向上した
が、いずれか1つの手段のみを行うようにしてもよい
し、任意の2つの手段を組み合わせて行うようにしても
よい。
【0098】また、蓄積電極の形成後、キャパシタ誘電
体膜の形成前に、フォーミングガス雰囲気中での熱処理
を更に追加してもよい。この熱処理を行うことにより、
蓄積電極中の不純物濃度を低減することができ、キャパ
シタ特性を向上することが可能である。
【0099】[変形実施形態]本発明は、上記実施形態
に限らず種々の変形が可能である。
【0100】例えば、上記実施形態では、キャパシタ誘
電体膜としてタンタル酸化膜を用い、電極材料としてル
テニウム膜を用いた場合を代表的な例として示している
が、本発明はタンタル酸化膜とルテニウム膜との組み合
わせに限定されるものではない。
【0101】電極材料としては、上記ルテニウムと共通
の性質を有する白金族元素である、イリジウム(I
r)、ロジウム(Rh)、プラチナ(Pt)、パラジウ
ム(Pd)、オスミウム(Os)を用いた場合に効果が
期待できる。また、これら金属の酸化物である酸化ルテ
ニウム(RuOx)や酸化イリジウム(IrOx)、S
ROを電極材料として用いてもよい。
【0102】また、タンタル酸化膜を形成する場合のほ
か、上記導電性材料を電極材として用いる酸化物誘電体
材料、例えば酸化ジルコニウム(ZrOx)膜、酸化ハ
フニウム(HfOx)膜、BST膜、STO膜、PZT
膜を形成する場合においても、本発明を適用することが
できる。
【0103】また、上記実施形態では、本発明をDRA
Mに適用した場合について説明したが、DRAMのみな
らず、MIM構造のキャパシタを有する半導体装置に広
く適用することができる。例えば、キャパシタ誘電体膜
として強誘電体膜を用いた強誘電体メモリにおいても本
発明を適用することができる。
【0104】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、上部電極
となる金属膜の堆積後、パターニングの前に、水素を含
む雰囲気中での熱処理を行うので、上部電極中の炭素濃
度が低減され、キャパシタ誘電体膜と上部電極との間の
密着性を高めることができる。これにより、上部電極の
膜剥がれを防止することができる。
【0105】また、上部電極中に酸素が高濃度に含まれ
る条件で上部電極となる金属膜の成膜を行うので、キャ
パシタ誘電体膜と上部電極との間の密着性を高めること
ができる。これにより、上部電極の膜剥がれを防止する
ことができる。
【0106】また、上部電極の形成後、最上層のパッシ
ベーション膜の形成前に、水素を含む雰囲気中で熱処理
を行うので、バックエンドプロセスにおけるダメージを
低減することができ、キャパシタ特性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フォーミングガス雰囲気中での熱処理前後にお
けるキャパシタ中の炭素及び酸素の分布を2次イオン質
量分析法により測定した結果を示すグラフである。
【図2】上部電極の形成後に熱処理を行った試料を走査
型電子顕微鏡により観察した結果を示す図である。
【図3】キャパシタのリーク電流を測定した結果を示す
グラフである。
【図4】キャパシタのリーク電流を測定した結果を示す
グラフである。
【図5】本発明の一実施形態による半導体装置の構造を
示す平面図である。
【図6】本発明の一実施形態による半導体装置の構造を
示す概略断面図である。
【図7】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その1)である。
【図8】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その2)である。
【図9】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その3)である。
【図10】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その4)である。
【図11】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その5)である。
【図12】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その6)である。
【図13】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その7)である。
【図14】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その8)である。
【図15】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その9)である。
【図16】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その10)である。
【図17】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その11)である。
【図18】半導体装置の断面構造を走査型電子顕微鏡に
より観察した結果を示す図である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…素子分離膜 14…ゲート絶縁膜 16…多結晶シリコン膜 18,52…タングステン膜 20…ゲート電極 22、54…シリコン窒化膜 24、26…ソース/ドレイン拡散層 28、56…サイドウォール絶縁膜 30、40、58、66、70、84、90、102…
層間絶縁膜 32、34、60、92、94、104…コンタクトホ
ール 36、38、62、96、98、106…プラグ 48…ビット線 50、74…密着層 64、68…エッチングストッパ膜 72…開口部 76…蓄積電極 78…キャパシタ誘電体膜 80…ルテニウム膜 82…TiN膜 88…プレート電極 100、108…配線層 112…シリコン酸化膜 114…シリコン窒化膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/108 (71)出願人 596068419 ウィンボンド エレクトロニクス コープ Winbond Electronics Corp. 台湾 シンチュ市 サイエンス ベイスド インダストリアル パーク クリエイシ ョン ロード III 4番 No.4,Creation RoadI II,Science−Based In dustrial Park,Hsinc hu City,Taiwan,R.O. C. (71)出願人 000003078 株式会社東芝 東京都港区芝浦一丁目1番1号 (72)発明者 林 軍 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 朱 ▲聡▼明 台湾 シンチュ市 サイエンス ベイスド インダストリアル パーク クリエイシ ョン ロード III 4番 ウィンボン ド エレクトロニクス コープ内 (72)発明者 鈴木 寿哉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 稗田 克彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 Fターム(参考) 4M104 BB01 BB04 BB36 CC05 DD04 DD26 DD43 DD79 EE08 EE16 FF13 FF14 GG16 GG19 HH09 5F038 AC05 AC15 AV06 DF05 EZ14 EZ17 EZ20 5F083 AD24 AD48 GA27 GA30 JA06 JA32 JA36 JA37 JA38 JA39 JA40 JA43 JA53 JA56 MA06 MA16 MA17 NA01 PR03 PR06 PR10 PR21 PR33 PR40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属よりなる下部電極と、前記下部電極
    上に形成された酸化物誘電体膜よりなるキャパシタ誘電
    体膜と、前記キャパシタ誘電体膜上に形成された金属よ
    りなる上部電極とを有する容量素子において、 前記下部電極中の不純物濃度と前記上部電極中の不純物
    濃度とが異なっていることを特徴とする容量素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の容量素子において、 前記上部電極中の炭素濃度は、前記下部電極中の炭素濃
    度よりも低いことを特徴とする容量素子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の容量素子におい
    て、 前記上部電極中の酸素濃度は、前記下部電極中の酸素濃
    度よりも高いことを特徴とする容量素子。
  4. 【請求項4】 基板上に、金属よりなる下部電極を形成
    する工程と、前記下部電極上に、酸化物誘電体膜よりな
    るキャパシタ誘電体膜を形成する工程と、前記キャパシ
    タ誘電体膜上に、金属膜を堆積する工程と、前記金属膜
    をパターニングして前記金属膜よりなる上部電極を形成
    する工程とを有する容量素子の製造方法において、 前記金属膜の堆積後、前記金属膜のパターニングの前
    に、水素を含む雰囲気中で熱処理を行う工程を有するこ
    とを特徴とする容量素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上に、金属よりなる下部電極を形成
    する工程と、前記下部電極上に、酸化物誘電体膜よりな
    るキャパシタ誘電体膜を形成する工程と、前記キャパシ
    タ誘電体膜上に、金属よりなる上部電極を形成する工程
    とを有する容量素子の製造方法において、 前記上部電極中の酸素濃度が前記下部電極中の酸素濃度
    よりも高くなるように、前記下部電極及び前記上部電極
    の形成条件を制御することを特徴とする容量素子の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の容量素子の製造方法にお
    いて、 前記上部電極を形成する工程は、金属膜を堆積する工程
    と、水素を含む雰囲気中で前記金属膜を熱処理する工程
    と、前記金属膜をパターニングして前記金属膜よりなる
    前記上部電極を形成する工程とを有することを特徴とす
    る容量素子の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体基板上に、金属よりなる下部電極
    を形成する工程と、 前記下部電極上に、酸化物誘電体膜よりなるキャパシタ
    誘電体膜を形成する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上
    に、金属膜を堆積する工程と、前記金属膜をパターニン
    グして前記金属膜よりなる上部電極を形成する工程とを
    有する半導体装置の製造方法において、 前記金属膜を堆積する工程の後、前記金属膜をパターニ
    ングする工程の前に、水素を含む雰囲気中で熱処理を行
    う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に、金属よりなる下部電極
    を形成する工程と、 前記下部電極上に、酸化物誘電体膜よりなるキャパシタ
    誘電体膜を形成する工程と、前記キャパシタ誘電体膜上
    に、金属よりなる上部電極を形成する工程とを有する半
    導体装置の製造方法において、 前記上部電極を形成する工程の後、最上層のパッシベー
    ション膜を形成する工程の前に、水素を含む雰囲気中で
    熱処理を行う工程を有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記水素を含む雰囲気中で熱処理を行う工程の後に、窒
    素雰囲気中で熱処理を行う工程を更に有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至9のいずれか1項に記載
    の半導体装置の製造方法において、 前記上部電極中の酸素濃度が前記下部電極中の酸素濃度
    よりも高くなるように、前記下部電極及び前記上部電極
    の形成条件を制御することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
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