JP2002190581A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2002190581A
JP2002190581A JP2000387184A JP2000387184A JP2002190581A JP 2002190581 A JP2002190581 A JP 2002190581A JP 2000387184 A JP2000387184 A JP 2000387184A JP 2000387184 A JP2000387184 A JP 2000387184A JP 2002190581 A JP2002190581 A JP 2002190581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
electrode layer
electrode
layer
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000387184A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Fukuda
昌俊 福田
Hisaya Suzuki
寿哉 鈴木
Akihiro Shimada
章宏 島田
Hiroshi Namikata
浩志 南方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000387184A priority Critical patent/JP2002190581A/ja
Publication of JP2002190581A publication Critical patent/JP2002190581A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貴金属材料により電極が構成されるキャパシ
タを有する半導体装置及びその製造方法において、キャ
パシタ電極と層間絶縁膜との間の密着性を高めうる半導
体装置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 蓄積電極76と、キャパシタ誘電体膜7
8と、プレート電極88とからなるキャパシタを有する
半導体装置において、プレート電極88を、貴金属材料
からなる電極層80と、電極層80上に形成され、電極
層80の密着層となる電極層82と、電極層82上に形
成され、電極層82を構成する材料よりも比抵抗の低い
材料よりなる電極層84とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、特に、貴金属材料により電極が構成
されるキャパシタを有する半導体装置及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMは、1トランジスタ、1キャパ
シタで構成しうる半導体記憶装置であり、従来より、高
密度・高集積化された半導体記憶装置を製造するための
構造や製造方法が種々検討されている。近年、ギガビッ
ト級の記憶容量を有するDRAMの開発が行われている
が、このようなギガビット級のDRAMでは、単位面積
あたりの蓄積容量を増加してキャパシタによる所有面積
を狭めるべく、キャパシタ誘電体膜として、従来より広
く用いられていたシリコン酸化膜やシリコン窒化膜より
も誘電率の大きなTa25やBaSrTiO3(BS
T)などの高誘電体膜を採用することが検討されてい
る。
【0003】高誘電体膜を用いたキャパシタ(高誘電体
膜キャパシタ)では、その誘電率及びリーク電流がキャ
パシタ電極を構成する材料に大きく依存することが知ら
れている。このため、高誘電体膜キャパシタの電極材料
としては、高誘電体膜との相性のよい材料、例えば、R
u(ルテニウム)やPt(白金)などの貴金属材料が用
いられている。これら貴金属材料は、仕事関数が大き
く、高誘電体膜との界面に低誘体層を形成しにくいた
め、高誘電体膜キャパシタの電極材料として好適であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、配線層間を絶縁
するための層間絶縁膜として適用される絶縁材料として
は、熱的安定性やプロセス整合性等の観点から、シリコ
ン酸化膜やシリコン窒化膜が広く適用されている。
【0005】しかしながら、シリコン酸化膜やシリコン
窒化膜などの絶縁膜材料は、高誘電体膜キャパシタの電
極材料として好適である貴金属材料との密着性に乏し
い。このため、貴金属材料からなるプレート電極上にこ
れら絶縁膜よりなる層間絶縁膜を形成することが困難で
あった。また、たとえ堆積できたとしても、その後の熱
処理によって剥離する虞があり、信頼性に欠けるもので
あった。
【0006】また、プレート電極上に形成された層間絶
縁膜にコンタクトホールを開口して上層配線層とプレー
ト電極とのコンタクトをとる場合、プレート電極に達す
るコンタクトホールと、プレート電極よりも下層の配線
層に達するコンタクトホールを同時に開口してリソグラ
フィー工程及びマスク枚数の削減を図ることも考えられ
る。
【0007】しかしながら、これらコンタクトホールの
深さや、露出させるコンタクト面上の材料が異なってい
るため、コンタクトホールのエッチングや後処理を一括
して行うことが困難であり、或いは、コンタクトホール
内に埋め込むプラグのコンタクト特性が劣化することが
あった。
【0008】本発明の目的は、貴金属材料により電極が
構成されるキャパシタを有する半導体装置及びその製造
方法において、キャパシタ電極と層間絶縁膜との間の密
着性を高めうる半導体装置及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、貴金属材料により電
極が構成されるキャパシタを有する半導体装置及びその
製造方法において、キャパシタ電極上に開口されるコン
タクトホールの形成を容易にし、且つ、コンタクト特性
を向上しうる半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、半導体基板
上に形成され、蓄積電極と、前記蓄積電極上に形成され
たキャパシタ誘電体膜と、前記キャパシタ誘電体膜上に
形成されたプレート電極とからなるキャパシタを有する
半導体装置であって、前記プレート電極は、前記キャパ
シタ誘電体膜上に形成され、貴金属材料からなる第1の
電極層と、前記第1の電極層上に形成され、前記第1の
電極層の密着層となる第2の電極層と、前記第2の電極
層上に形成され、前記第2の電極層を構成する材料より
も比抵抗の低い材料よりなる第3の電極層とを有するこ
とを特徴とする半導体装置によって達成される。
【0011】また、上記の半導体装置において、前記半
導体基板上に形成され、前記第3の電極層を構成する材
料と同じ材料により構成された第1の配線層と、前記キ
ャパシタ上及び前記第1の配線層上を覆い、前記キャパ
シタに達する第1のコンタクトホールと、前記第1の配
線層に達する第2のコンタクトホールを有する絶縁膜
と、前記絶縁膜上に形成され、前記第1のコンタクトホ
ールを介して前記プレート電極に接続され又は前記第2
のコンタクトホールを介して前記第1の配線層に接続さ
れた第2の配線層とを更に有するようにしてもよい。
【0012】また、上記目的は、半導体基板上に、前記
半導体基板に電気的に接続された蓄積電極を形成する工
程と、前記蓄積電極上に、キャパシタ誘電体膜を形成す
る工程と、前記キャパシタ誘電体膜上に、貴金属材料か
らなる第1の電極層を形成する工程と、前記第1の電極
層上に、前記第1の電極層の密着層となる第2の電極層
を形成する工程と、前記第2の電極層上に、前記第2の
電極層を構成する材料よりも比抵抗の低い材料よりなる
第3の電極層を形成する工程と前記第1の電極層、前記
第2の電極層及び前記第3の電極層をパターニングし、
前記第1の電極層と、前記第2の電極層と、前記第3の
電極層とが積層されてなるプレート電極を形成する工程
とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法によ
って達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態による半導体
装置及びその製造方法について図1乃至図12を用いて
説明する。
【0014】図1は本実施形態による半導体装置の構造
を示す平面図、図2は本実施形態による半導体装置の構
造を示す概略断面図、図3乃至図12は本実施形態によ
る半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0015】はじめに、本実施形態による半導体装置の
構造について図1及び図2を用いて説明する。
【0016】シリコン基板10上には、素子領域を画定
する素子分離膜12が形成されている。素子領域上に
は、ゲート電極20とソース/ドレイン拡散層24、2
6とを有するメモリセルトランジスタが形成されてい
る。ゲート電極20は、図1に示すように、ワード線を
兼ねる導電膜としても機能する。メモリセルトランジス
タが形成されたシリコン基板10上には、ソース/ドレ
イン拡散層24に接続されたプラグ36及びソース/ド
レイン拡散層26に接続されたプラグ38とが埋め込ま
れた層間絶縁膜30が形成されている。
【0017】層間絶縁膜30上には、層間絶縁膜40が
形成されている。層間絶縁膜40上には、プラグ36を
介してソース/ドレイン拡散層24に接続されたビット
線48が形成されている。ビット線48は、図1に示す
ように、ワード線(ゲート電極20)と交わる方向に延
在して複数形成されている。ビット線48が形成された
層間絶縁膜40上には、層間絶縁膜58が形成されてい
る。層間絶縁膜58には、プラグ38に接続されたプラ
グ62が埋め込まれている。
【0018】層間絶縁膜58上には、エッチングストッ
パ膜64、層間絶縁膜66及びエッチングストッパ膜6
8が形成されている。エッチングストッパ膜68上に
は、エッチングストッパ膜68、層間絶縁膜66、エッ
チングストッパ膜64を貫きプラグ62に接続され、エ
ッチングストッパ膜68上に突出して形成されたシリン
ダ状の蓄積電極76が形成されている。蓄積電極76上
には、キャパシタ誘電体膜78を介してプレート電極8
8が形成されている。
【0019】プレート電極88上には、層間絶縁膜90
が形成されている。層間絶縁膜90上には、プラグ96
を介してプレート電極88に接続され、或いは、プラグ
98を介してビット線48に接続された配線層100が
形成されている。配線層100が形成された層間絶縁膜
90上には、層間絶縁膜102が形成されている。
【0020】こうして、1トランジスタ、1キャパシタ
よりなるメモリセルを有するDRAMが構成されてい
る。
【0021】このように、本実施形態による半導体装置
は、プレート電極88が、ルテニウム膜80と、窒化チ
タン膜82と、タングステン膜84との積層膜により構
成されていることに特徴がある。プレート電極88を構
成する各層は、それぞれ以下のような特徴及び機能を有
する。
【0022】キャパシタ誘電体膜78に接する第1の電
極層(ルテニウム膜80)は、キャパシタ誘電体膜78
との相性に優れた電極材料により構成される。Ta25
やBaSrTiO3(BST)などの高誘電体膜をキャ
パシタ誘電体膜78として用いる場合には、ルテニウム
膜やプラチナ膜などの貴金属材料を適用することができ
る。このようにして第1の電極層を構成することによ
り、リーク電流が少なく誘電率の大きい高誘電体膜キャ
パシタを構成することができる。
【0023】第1の電極層上に形成される第2の電極層
(窒化チタン膜82)は、層間絶縁膜との密着性に劣る
第1の電極層の欠点を補うためのものであり、第1の電
極層及び更に上層に形成する膜との間の密着性に優れた
膜により構成される。ルテニウム膜やプラチナ膜などの
貴金属材料、絶縁膜材料、後述の第3の電極層に対して
密着性に優れた膜としては、窒化チタン膜、窒化タング
ステン膜、窒化チタン膜/チタン膜の積層膜、窒化タン
グステン膜/窒化チタン膜の積層膜、窒化タングステン
膜/窒化チタン膜/チタン膜の積層膜などの膜を適用す
ることができる。
【0024】第2の電極層上に形成される第3の電極層
(タングステン膜84)は、プレート電極88へのコン
タクト特性を向上するためのものである。第2の電極層
として窒化チタンのような金属窒化物膜を用いた場合、
金属窒化物膜は密着層として優れているが比抵抗が高い
ため、プレート電極88と上層に形成する配線層との間
のコンタクト抵抗を増大する。第3の電極層は、このよ
うなコンタクト特性の劣化を補うものであり、タングス
テンなどの低抵抗の金属材料を適用することができる。
【0025】第3の電極層を構成する材料として、下層
配線層に用いられている主配線材料を適用すると、更に
効果がある。リソグラフィー工程及びマスク枚数の削減
の観点から、プレート電極88上に開口されるコンタク
トホール92は、下層配線層(例えば、ビット線48
や、ビット線48と同一の導電層により構成される配線
層)上に開口されるコンタクトホール94と同時に開口
されることがある。この場合、露出すべき複数のコンタ
クト面が同一の材料により構成されていると、コンタク
トホール92、94を開口した後の後処理を一括して行
うことができ、また、プラグ96、98のコンタクト特
性を同等にすることができる。したがって、製造プロセ
スを簡略化できるとともに、コンタクトの信頼性をも高
めることができる。
【0026】このようにして半導体装置を構成すること
により、プレート電極88と層間絶縁膜(シリコン酸化
膜86)との密着性を高めることができるので、キャパ
シタ上を覆う層間絶縁膜の形成を容易にし、且つ、信頼
性を高めることができる。
【0027】次に、本実施形態による半導体装置の製造
方法について図3乃至図12を用いて説明する。なお、
図3及び図4は図1のA−A′線断面における工程断面
図を表し、図5乃至図12は、図1のB−B′線断面に
おける工程断面図を表している。
【0028】まず、シリコン基板10の主表面上に、例
えば、STI(Shallow Trench Isolation)法により、
素子分離膜12を形成する(図3(a))。例えば、ま
ず、シリコン基板10上に膜厚100nmのシリコン窒
化膜(図示せず)を形成する。次いで、このシリコン窒
化膜を、素子領域となる領域に残存するようにパターニ
ングする。次いで、パターニングしたシリコン窒化膜を
ハードマスクとしてシリコン基板10をエッチングし、
シリコン基板10に例えば深さ200nmの素子分離溝
を形成する。次いで、例えばCVD法によりシリコン酸
化膜を全面に堆積した後、シリコン窒化膜が露出するま
でこのシリコン酸化膜をCMP(化学的機械的研磨:Ch
emical Mechanical Polishing)法により研磨し、素子
分離溝内に選択的にシリコン酸化膜を残存させる。この
後、シリコン窒化膜を除去し、シリコン基板10の素子
分離溝に埋め込まれたシリコン酸化膜よりなる素子分離
膜12を形成する。
【0029】次いで、メモリセル領域のシリコン基板1
0中にPウェル(図示せず)を形成し、しきい値電圧制
御のためのイオン注入を行う。
【0030】次いで、素子分離膜12により画定された
複数の素子領域上に、例えば熱酸化法により、例えば膜
厚5nmのシリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜14を
形成する。なお、ゲート絶縁膜14としては、シリコン
窒化酸化膜などの他の絶縁膜を適用してもよい。
【0031】次いで、ゲート絶縁膜14上に、例えばポ
リシリコン膜16とタングステン膜18との積層膜より
なるポリメタル構造のゲート電極20を形成する(図3
(b))。例えば、膜厚70nmのポリシリコン膜16
と、膜厚5nmのタングステンナイトライド(WN)膜
(図示せず)と、膜厚40nmのタングステン膜18
と、膜厚200nmのシリコン窒化膜22とを順次堆積
した後、通常のリソグラフィー技術及びエッチング技術
によりこれら膜を同一の形状にパターニングし、上面が
シリコン窒化膜22で覆われ、タングステンナイトライ
ド膜を介してポリシリコン膜16及びタングステン膜1
8が積層されてなるポリメタル構造のゲート電極20を
形成する。なお、ゲート電極20は、ポリメタル構造に
限られるものではなく、ポリゲート構造、ポリサイド構
造、或いは、金属ゲート等を適用してもよい。
【0032】次いで、ゲート電極20をマスクとしてイ
オン注入を行い、ゲート電極20の両側のシリコン基板
10中にソース/ドレイン拡散層24、26を形成す
る。
【0033】こうして、シリコン基板10上に、ゲート
電極20、ソース/ドレイン拡散層24、26を有する
メモリセルトランジスタを形成する。
【0034】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚35nmのシリコン窒化膜を堆積した後にエ
ッチバックし、ゲート電極20及びシリコン窒化膜22
の側壁にシリコン窒化膜よりなるサイドウォール絶縁膜
28を形成する(図3(c)、図5(a))。
【0035】次いで、全面に、例えばCVD法により例
えばBPSG膜を堆積した後、リフロー法及びCMP法
等により、シリコン窒化膜18が露出するまでその表面
を研磨し、表面が平坦化されたBPSG膜よりなる層間
絶縁膜30を形成する。
【0036】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、層間絶縁膜30に、ソース/ドレ
イン拡散層24に達するスルーホール32と、ソース/
ドレイン拡散層26に達するコンタクトホール34と
を、ゲート電極20及びサイドウォール絶縁膜28に対
して自己整合的に形成する(図3(d)、図5
(b))。
【0037】次いで、層間絶縁膜30に開口されたコン
タクトホール32、34内に、プラグ36、38をそれ
ぞれ埋め込む(図4(a)、図5(c))。例えば、C
VD法により、砒素ドープした多結晶シリコン膜を堆積
した後、CMP法によりシリコン窒化膜22が露出する
まで研磨し、コンタクトホール32、34内のみに多結
晶シリコン膜よりなるプラグ36、38を選択的に残存
させる。
【0038】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚200nmのシリコン酸化膜を堆積し、シリ
コン酸化膜よりなる層間絶縁膜40を形成する。
【0039】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、プラグ36に達するコンタクトホ
ール42を層間絶縁膜40に形成する(図4(b)、図
5(d))。
【0040】次いで、層間絶縁膜40上に、コンタクト
ホール42を介してプラグ36に接続されたビット線4
8を形成する(図4(c)、図6(a))。例えば、ま
ず、スパッタ法により、膜厚45nmの窒化チタン(T
iN)/チタン(Ti)の積層構造よりなる密着層50
と、膜厚250nmのタングステン(W)膜51とを順
次堆積する。次いで、CMP法によりタングステン膜5
1を研磨し、コンタクトホール42内にタングステン膜
51よりなるプラグを埋め込む。次いで、スパッタ法に
より、膜厚30nmのタングステン膜52を堆積する。
次いで、CVD法により、タングステン膜52上に、膜
厚200nmのシリコン窒化膜54を堆積する。次い
で、通常のリソグラフィー技術及びエッチング技術によ
り、シリコン窒化膜54、タングステン膜52及び密着
層50をパターニングし、上面がシリコン窒化膜54に
覆われ、密着層50及びタングステン膜52よりなり、
プラグ36を介してソース/ドレイン拡散層24に接続
されたビット線48を形成する。
【0041】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚20nmのシリコン窒化膜を堆積した後にエ
ッチバックし、ビット線48及びシリコン窒化膜54の
側壁に、シリコン窒化膜よりなるサイドウォール絶縁膜
56を形成する(図6(b))。
【0042】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚400nmのシリコン酸化膜を堆積し、CM
P法によりその表面を研磨し、表面が平坦化されたシリ
コン酸化膜よりなる層間絶縁膜58を形成する。
【0043】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、層間絶縁膜58、40に、プラグ
38に達するコンタクトホール60を形成する(図6
(c))。このとき、シリコン窒化膜に対して高い選択
比をもつエッチング条件でシリコン酸化膜をエッチング
することにより、ビット線48上を覆うシリコン窒化膜
54及びビット線48の側壁に形成されたサイドウォー
ル絶縁膜56に自己整合でコンタクトホール60を開口
することができる。
【0044】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚25nmの窒化チタン/チタンの積層構造より
なる密着層と、膜厚250nmのタングステン膜とを堆
積した後、層間絶縁膜58の表面が露出するまでCMP
法により研磨し、コンタクトホール60内に埋め込まれ
たプラグ62を形成する(図7(a))。
【0045】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚40nm程度のシリコン窒化膜を堆積し、シ
リコン窒化膜よりなるエッチングストッパ膜64を形成
する。
【0046】次いで、エッチングストッパ膜64上に、
例えばCVD法により、例えば膜厚100nmのシリコ
ン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜
66を形成する。
【0047】次いで、層間絶縁膜66上に、例えばCV
D法により、例えば膜厚40nm程度のシリコン窒化膜
を堆積し、シリコン窒化膜よりなるエッチングストッパ
膜68を形成する。
【0048】次いで、エッチングストッパ膜68上に、
例えばCVD法により、例えば膜厚600nmのシリコ
ン酸化膜を堆積し、シリコン酸化膜よりなる層間絶縁膜
70を形成する(図7(b))。
【0049】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、層間絶縁膜70、エッチングスト
ッパ膜68、層間絶縁膜66、エッチングストッパ膜6
4をパターニングし、蓄積電極の形成予定領域に、これ
ら膜を貫いてプラグ62に達する開口部72を形成する
(図8(a))。
【0050】次いで、全面に、例えばCVD法により、
膜厚10nmの窒化チタン膜と、膜厚40nmのルテニ
ウム(Ru)膜とを堆積する。
【0051】次いで、フォトレジスト膜(図示せず)を
塗布し、窒化チタン膜及びルテニウム膜が形成された開
口部72内を埋め込む。
【0052】次いで、例えばCMP法及び反応性イオン
エッチング法により、層間絶縁膜70の表面が露出する
までフォトレジスト膜、ルテニウム膜及び窒化チタン膜
を研磨するとともに、開口部72内のフォトレジスト膜
を除去し、開口部72の内壁に沿って形成され、窒化チ
タン膜よりなる密着層74と、ルテニウム膜よりなる蓄
積電極76とを形成する(図8(b))。
【0053】なお、蓄積電極76を構成するための導電
膜は、後に形成するキャパシタ誘電体膜78との相性に
応じて適宜選択する。例えば、キャパシタ誘電体膜78
としてTa25のような誘電体膜を用いる場合には、蓄
積電極76としてルテニウム、酸化ルテニウム(RuO
x)、タングステン、窒化タングステン、窒化チタン、
ポリシリコンなどを用いることができる。また、キャパ
シタ誘電体78としてBST(BaSrTiOx)やS
T(SrTiOx)のような誘電体膜を用いる場合に
は、蓄積電極76としてはプラチナ(Pt)、Ru、R
uOx、W、SRO(SrRuO3)などを用いること
ができる。更に、キャパシタ誘電体膜74としてPZT
のような誘電体膜を用いる場合には、蓄積電極62とし
てPtなどを用いることができる。その他、酸化チタン
(TiOx)、アルミナ(Al23)、SBT(SrB
iTiOx)などの誘電体膜を用いる場合にも、これら
誘電体膜との相性に応じて適宜選択すればよい。
【0054】次いで、例えば弗酸水溶液を用いたウェッ
トエッチングなどの等方性エッチングにより、エッチン
グストッパ膜68をストッパとして、層間絶縁膜70を
選択的にエッチングする(図9(a))。
【0055】次いで、密着層74を、例えば硫酸と過酸
化水素とを含む水溶液により、蓄積電極76、エッチン
グストッパ膜68、層間絶縁膜66に対して選択的にエ
ッチングする(図9(b))。このエッチングは、密着
層74と後に形成するキャパシタ誘電体膜78との相性
が悪い場合を考慮したものであり、密着層74と蓄積電
極76との相性がよい場合には、必ずしも密着層74を
除去する必要はない。密着層74のエッチングは、少な
くともエッチングストッパ膜68と蓄積電極76との間
に間隙が形成されるまで行うことが望ましい。なお、キ
ャパシタ誘電体膜との相性に基づいて密着層を除去する
技術については、例えば、同一出願人による特願平10
−315370号明細書に詳述されている。
【0056】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚10〜30nmのTa25膜或いはBST膜
を堆積し、Ta25或いはBSTよりなるキャパシタ誘
電体膜78を形成する。
【0057】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚30〜50nmのルテニウム膜80を堆積す
る。例えば、スパッタ法により膜厚約10nmのシード
層を形成した後、CVD法によりルテニウム膜を堆積す
ることにより、所定膜厚のルテニウム膜を形成する。C
VDによる成膜では、例えば、成膜温度を300℃、圧
力を0.05Torr、ルテニウム源としてのRu(E
tCp)2の流量を0.06cc、O2ガス流量を160
sccmとしてルテニウム膜を成膜する。
【0058】なお、ルテニウム膜80をCVD法により
形成しているのは、ステップカバレッジに優れたルテニ
ウム膜80を形成することにより、シリンダ型の蓄積電
極76及びこれを覆うキャパシタ誘電体膜78の被覆性
を高め、高誘電体膜キャパシタとして十分な特性を得る
ためである。したがって、十分な被覆性を得られる場合
には、必ずしもCVD法を用いる必要はない。
【0059】次いで、ルテニウム膜80上に、例えばス
パッタ法により、例えば膜厚10〜20nmの窒化チタ
ン膜82と、例えば膜厚20〜50nmのタングステン
膜84とを順次堆積する。窒化チタン膜は、例えば、基
板温度を150℃、パワーを5kW、アルゴンガス流量
を5sccm、窒素ガス流量を50sccmとして、チ
タンターゲットをスパッタすることにより、成膜する。
タングステン膜は、例えば、基板温度を300℃、パワ
ーを1.5kW、アルゴンガス流量を100sccmと
して、タングステンターゲットをスパッタすることによ
り、成膜する。
【0060】なお、窒化チタン膜82及びタングステン
膜84をスパッタ法により堆積しているのは、キャパシ
タ誘電体膜78が還元性雰囲気に曝されて絶縁性を劣化
することを防止するためである。したがって、キャパシ
タ誘電体膜78の特性劣化をもたらさないような場合に
は、CVD法によりこれら膜を堆積してもよい。なお、
図においては、窒化チタン膜82及びタングステン膜8
4を蓄積電極76間の領域に埋め込むように記載してい
るが、必ずしも窒化チタン膜82及びタングステン膜8
4によって蓄積電極76間の領域を完全に埋め込む必要
はない。
【0061】次いで、タングステン膜84上に、例えば
CVD法により、例えば膜厚300nmのシリコン酸化
膜86を堆積する。なお、シリコン酸化膜86の堆積の
際、下地膜は、シリコン酸化膜との密着性の面において
ルテニウム膜よりも優れたタングステン膜84であるの
で、ルテニウム膜上にシリコン酸化膜を形成する場合と
比較して、密着性や信頼性を向上することができる。
【0062】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、シリコン酸化膜86、タングステ
ン膜84、窒化チタン膜82、ルテニウム膜80とを同
一の形状にパターニングし、上面がシリコン酸化膜86
により覆われ、ルテニウム膜80と窒化チタン膜82と
タングステン膜84との積層膜よりなるプレート電極8
8を形成する(図10)。例えば、シリコン酸化膜86
は、圧力を0.05Torr、パワーを1500W、ガ
ス流量をC48/CO/Ar/O2=15/300/3
50/5sccmとしてエッチングし、タングステン膜
84は、圧力を0.01Torr、パワーを500W、
ガス流量をNF3/Cl2=30/70sccmとしてエ
ッチングし、窒化チタン膜82は、圧力を0.01To
rr、パワーを1000W、ガス流量をBCl3/Cl2
/Ar=50/30/50sccmとしてエッチング
し、ルテニウム膜80は、圧力を0.1Torr、パワ
ーを500W、ガス流量をCl2/O2=50/500s
ccmとしてエッチングする。
【0063】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚1000nmのシリコン酸化膜を堆積し、C
MP法によりその表面を研磨し、表面が平坦化されたシ
リコン酸化膜よりなる層間絶縁膜90を形成する。
【0064】次いで、通常のリソグラフィー技術及びエ
ッチング技術により、層間絶縁膜90及びシリコン酸化
膜86を貫きプレート電極88に達するコンタクトホー
ル92と、層間絶縁膜90、エッチングストッパ膜6
8、層間絶縁膜66、エッチングストッパ膜64及びシ
リコン窒化膜54を貫きビット線48に達するコンタク
トホール94とを形成する(図11)。
【0065】例えば、層間絶縁膜90、シリコン酸化膜
86及び層間絶縁膜66は、圧力を0.05Torr、
パワーを1500W、ガス流量をC48/CO/Ar/
2=15/300/350/5sccmとして、シリ
コン窒化膜に対してエッチング選択性を確保しうる条件
でエッチングし、エッチングストッパ膜68、64及び
シリコン窒化膜54は、圧力を0.05Torr、パワ
ーを1500W、ガス流量をCHF3/CO/O2=50
/150/5sccmとして、シリコン酸化膜に対して
エッチング選択性を確保しうる条件でエッチングする。
【0066】次いで、有機アルカリ系の水溶液を用いた
ウェット処理を行い、コンタクトホール92、94の底
部に露出するタングステン膜の表面処理を行う。この処
理は、コンタクトホール92、94の形成後の後処理で
あり、コンタクトホール92、94内の残渣を除去する
等の目的で行うものである。
【0067】なお、コンタクトホール92内に露出する
プレート電極88の上面及びコンタクトホール94内に
露出するビット線48の上面は、いずれもタングステン
により構成されている。したがって、コンタクトホール
92、94は互いに深さが異なるが、これらコンタクト
ホールを一回のリソグラフィー工程により同時に形成し
ても、コンタクトホール92、94の開口とその後の後
処理を一括して行うことができるので、後に形成するプ
ラグ96、98とのコンタクト特性を同等にすることが
できる。また、リソグラフィー工程及びマスク枚数の削
減により、製造工程を簡略化することもできる。
【0068】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚25nmの窒化チタン/チタンの積層構造より
なる密着層と、膜厚250nmのタングステン膜とを堆
積した後、層間絶縁膜90の表面が露出するまでCMP
法により研磨し、コンタクトホール92内に埋め込まれ
たプラグ96と、コンタクトホール94内に埋め込まれ
たプラグ98とを形成する。
【0069】次いで、全面に、例えばスパッタ法によ
り、膜厚10nmのバリアメタルとなる窒化チタン膜
と、膜厚300nmのアルミ膜或いは銅膜とを堆積して
パターニングし、プラグ96、98を介して下層配線に
接続された配線層100を形成する。
【0070】次いで、全面に、例えばCVD法により、
例えば膜厚1000nmのシリコン酸化膜を堆積し、C
MP法によりその表面を研磨し、表面が平坦化されたシ
リコン酸化膜よりなる層間絶縁膜102を形成する。
【0071】こうして、1トランジスタ、1キャパシタ
よりなるメモリセルを有するDRAMを製造することが
できる。
【0072】このように、本実施形態によれば、プレー
ト電極88を、ルテニウム膜80と、窒化チタン膜82
と、タングステン膜84との積層膜により構成するの
で、プレート電極88と層間絶縁膜(シリコン酸化膜8
6)との密着性を高めることができる。これにより、キ
ャパシタ上を覆う層間絶縁膜の形成を容易することがで
き、且つ、信頼性を高めることができる。また、プレー
ト電極88上に開口するコンタクトホールの形成を容易
にし、且つ、コンタクト特性を向上することができる。
【0073】本発明は上記実施形態に限らず種々の変形
が可能である。
【0074】例えば、上記実施形態では、プレート電極
88を、ルテニウム膜80よりなる主電極と、窒化チタ
ン膜82及びタングステン膜84よりなる副電極とによ
り構成しているが、プレート電極の構造はこれに限られ
るものではない。主電極としては、例えば、プラチナ膜
その他の貴金属材料を適用することができる。また、副
電極としては、例えば、タングステン膜/窒化チタン膜
の積層膜、タングステン膜/窒化タングステン膜の積層
膜、タングステン膜/窒化チタン膜/チタン膜の積層
膜、タングステン膜/窒化タングステン膜/窒化チタン
膜の積層膜、タングステン膜/窒化タングステン膜/窒
化チタン膜/チタン膜の積層膜などの膜を適用すること
ができる。
【0075】また、上記実施形態では、シリンダ型の蓄
積電極を有するキャパシタ(シリンダ型キャパシタ)の
プレート電極に本発明を適用する例を示したが、本発明
はシリンダ型キャパシタに限られるものではない。本発
明は、プレート電極と層間絶縁膜との接触領域を有する
キャパシタ構造、例えば、シリンダ型の蓄積電極の内側
面のみを用いるキャパシタ(コンケイブ型キャパシタ)
や、平面的に蓄積電極、キャパシタ誘電体膜、プレート
電極を積層した単純スタック構造のキャパシタなどに広
く適用することができる。
【0076】また、上記実施形態では、高誘電体膜キャ
パシタを有するDRAMに本発明を適用した場合につい
て説明したが、貴金属材料からなるプレート電極を有す
る半導体装置に広く適用することができる。例えば、強
誘電体キャパシタの分極反転特性を利用した記憶装置と
して強誘電体メモリが知られているが、強誘電体キャパ
シタの電極は高誘電体膜キャパシタと同様に貴金属材料
が広く用いられており、本発明を強誘電体メモリに適用
することにより、強誘電体メモリにおいても本明細書に
記載したと同様の効果を得ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、半導体基
板上に形成され、蓄積電極と、蓄積電極上に形成された
キャパシタ誘電体膜と、キャパシタ誘電体膜上に形成さ
れたプレート電極とからなるキャパシタを有する半導体
装置において、プレート電極を、貴金属材料からなる第
1の電極層と、第1の電極層の密着層となる第2の電極
層と、第2の電極層を構成する材料よりも比抵抗の低い
材料よりなる第3の電極層とにより構成するので、プレ
ート電極と層間絶縁膜との密着性を高め、信頼性を向上
することができる。
【0078】また、プレート電極の第3の電極層を構成
する材料と下層配線層の主電極材料とを同じ材料によっ
て構成するので、プレート電極上に開口するコンタクト
ホールを下層配線層上に開口するコンタクトホールと同
時に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による半導体装置の構造を
示す平面図である。
【図2】本発明の一実施形態による半導体装置の構造を
示す概略断面図である。
【図3】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その1)である。
【図4】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その2)である。
【図5】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その3)である。
【図6】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その4)である。
【図7】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その5)である。
【図8】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その6)である。
【図9】本発明の一実施形態による半導体装置の製造方
法を示す工程断面図(その7)である。
【図10】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その8)である。
【図11】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その9)である。
【図12】本発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す工程断面図(その10)である。
【符号の説明】
10…シリコン基板 12…素子分離膜 14…ゲート絶縁膜 16…多結晶シリコン膜 18…タングステン膜 20…ゲート電極 22、54…シリコン窒化膜 24、26…ソース/ドレイン拡散層 28、56…サイドウォール絶縁膜 30、40、58、66、70、90、102…層間絶
縁膜 32、34、60、92、94…コンタクトホール 36、38、62、96、98…プラグ 48…ビット線 50、74…密着層 52、84…タングステン膜 64、68…エッチングストッパ膜 72…開口部 76…蓄積電極 78…キャパシタ誘電体膜 80…ルテニウム膜 82…窒化チタン膜 86…シリコン酸化膜 88…プレート電極 100…配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 章宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 南方 浩志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5F083 AD24 AD48 JA06 JA14 JA38 JA39 JA40 JA43 LA12 LA16 MA06 MA16 MA17 NA01 NA08 PR06 PR39 PR40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、蓄積電極と、
    前記蓄積電極上に形成されたキャパシタ誘電体膜と、前
    記キャパシタ誘電体膜上に形成されたプレート電極とか
    らなるキャパシタを有する半導体装置であって、 前記プレート電極は、前記キャパシタ誘電体膜上に形成
    され、貴金属材料からなる第1の電極層と、前記第1の
    電極層上に形成され、前記第1の電極層の密着層となる
    第2の電極層と、前記第2の電極層上に形成され、前記
    第2の電極層を構成する材料よりも比抵抗の低い材料よ
    りなる第3の電極層とを有することを特徴とする半導体
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記半導体基板上に形成され、前記第3の電極層を構成
    する材料と同じ材料により構成された第1の配線層と、 前記キャパシタ上及び前記第1の配線層上を覆い、前記
    キャパシタに達する第1のコンタクトホールと、前記第
    1の配線層に達する第2のコンタクトホールを有する絶
    縁膜と、 前記絶縁膜上に形成され、前記第1のコンタクトホール
    を介して前記プレート電極に接続され又は前記第2のコ
    ンタクトホールを介して前記第1の配線層に接続された
    第2の配線層とを更に有することを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体装置におい
    て、 前記第1の電極層は、ルテニウム膜又はプラチナ膜のい
    ずれかから構成され、 前記第2の電極層は、窒化チタン膜、窒化タングステン
    膜、チタン膜と窒化チタン膜との積層膜、窒化チタン膜
    と窒化タングステン膜との積層膜又はチタン膜と窒化チ
    タン膜と窒化タングステン膜との積層膜のいずれかから
    構成され、 前記第3の電極層は、タングステン膜によって構成され
    ていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に、前記半導体基板に電気
    的に接続された蓄積電極を形成する工程と、 前記蓄積電極上に、キャパシタ誘電体膜を形成する工程
    と、 前記キャパシタ誘電体膜上に、貴金属材料からなる第1
    の電極層を形成する工程と、 前記第1の電極層上に、前記第1の電極層の密着層とな
    る第2の電極層を形成する工程と、 前記第2の電極層上に、前記第2の電極層を構成する材
    料よりも比抵抗の低い材料よりなる第3の電極層を形成
    する工程と前記第1の電極層、前記第2の電極層及び前
    記第3の電極層をパターニングし、前記第1の電極層
    と、前記第2の電極層と、前記第3の電極層とが積層さ
    れてなるプレート電極を形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記第1の電極層を形成する工程では、CVD法により
    前記第1の電極層を形成し、 前記第2の電極層を形成する工程及び前記第3の電極層
    を形成する工程では、スパッタ法により前記第2の電極
    層及び前記第3の電極層を形成することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
JP2000387184A 2000-12-20 2000-12-20 半導体装置及びその製造方法 Pending JP2002190581A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000387184A JP2002190581A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000387184A JP2002190581A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 半導体装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002190581A true JP2002190581A (ja) 2002-07-05

Family

ID=18854169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000387184A Pending JP2002190581A (ja) 2000-12-20 2000-12-20 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002190581A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147594A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2009071142A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Seiko Epson Corp 強誘電体メモリ装置の製造方法
JP2014063847A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08191137A (ja) * 1994-08-01 1996-07-23 Texas Instr Inc <Ti> マイクロ電子構造体とその製造法
JPH08335681A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Texas Instr Inc <Ti> 高誘電定数材料と接着層を用いた半導体構造とこれを形成する方法
JPH0997883A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Sony Corp 半導体メモリ素子のキャパシタ構造及びその形成方法
JPH10173151A (ja) * 1996-12-16 1998-06-26 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH10242411A (ja) * 1996-10-18 1998-09-11 Sony Corp 半導体メモリセルのキャパシタ構造及びその作製方法
JPH1140768A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Toshiba Corp 半導体集積回路およびその製造方法
JPH11121713A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH11126881A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Hitachi Ltd 高強誘電体薄膜コンデンサを有する半導体装置及びその製造方法
JP2000156473A (ja) * 1998-09-18 2000-06-06 Fujitsu Ltd 半導体装置およびその製造方法、キャパシタの製造方法
JP2000164567A (ja) * 1998-11-24 2000-06-16 Sony Corp プラズマエッチング法
JP2000315779A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001217407A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08191137A (ja) * 1994-08-01 1996-07-23 Texas Instr Inc <Ti> マイクロ電子構造体とその製造法
JPH08335681A (ja) * 1995-06-06 1996-12-17 Texas Instr Inc <Ti> 高誘電定数材料と接着層を用いた半導体構造とこれを形成する方法
JPH0997883A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Sony Corp 半導体メモリ素子のキャパシタ構造及びその形成方法
JPH10242411A (ja) * 1996-10-18 1998-09-11 Sony Corp 半導体メモリセルのキャパシタ構造及びその作製方法
JPH10173151A (ja) * 1996-12-16 1998-06-26 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH1140768A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Toshiba Corp 半導体集積回路およびその製造方法
JPH11121713A (ja) * 1997-10-14 1999-04-30 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法
JPH11126881A (ja) * 1997-10-23 1999-05-11 Hitachi Ltd 高強誘電体薄膜コンデンサを有する半導体装置及びその製造方法
JP2000156473A (ja) * 1998-09-18 2000-06-06 Fujitsu Ltd 半導体装置およびその製造方法、キャパシタの製造方法
JP2000164567A (ja) * 1998-11-24 2000-06-16 Sony Corp プラズマエッチング法
JP2000315779A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Nec Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2001217407A (ja) * 2000-02-02 2001-08-10 Hitachi Ltd 半導体集積回路装置およびその製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147594A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2009071142A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Seiko Epson Corp 強誘電体メモリ装置の製造方法
US7799580B2 (en) 2007-09-14 2010-09-21 Seiko Epson Corporation Method for manufacturing ferroelectric memory device
JP2014063847A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Toshiba Corp 半導体装置の製造方法
US9287495B2 (en) 2012-09-20 2016-03-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Method of manufacturing semiconductor device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6090697A (en) Etchstop for integrated circuits
US6555431B1 (en) Method for forming integrated circuit capacitor and memory
US5994181A (en) Method for forming a DRAM cell electrode
JP4651169B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US7470595B2 (en) Oxidizing a metal layer for a dielectric having a platinum electrode
US20010009797A1 (en) Capacitor and method for forming the same
JPH1174488A (ja) 集積回路キャパシタ及びメモリ
US6600183B1 (en) Integrated circuit capacitor and memory
JPH09289296A (ja) 強誘電体キャパシタ及びその製造方法
JP2000114474A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4342131B2 (ja) 容量素子の製造方法及び半導体装置の製造方法
JP4223189B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20040259307A1 (en) Semiconductor memory device having plug contacted to a capacitor electrode and method for fabricating a capacitor of the semiconductor memory devcie
JPH11243184A (ja) 高誘電率キャパシタおよび製造方法
US6835976B2 (en) Semiconductor device and its manufacture
KR100741991B1 (ko) 실리콘 산화물 식각액 및 이를 이용한 콘택홀 형성 방법
KR100413606B1 (ko) 캐패시터의 제조 방법
US6180970B1 (en) Microelectronic devices including ferroelectric capacitors with lower electrodes extending into contact holes
US6734061B2 (en) Semiconductor memory device having a plug contacted to a capacitor electrode and method for fabricating the capacitor
KR100418586B1 (ko) 반도체소자의 제조방법
US7067329B2 (en) Methods of forming ferroelectric memory devices
JP2003224206A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2002190581A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4497260B2 (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP3476428B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070320