JP2003096677A - 合成ポリアミド繊維材料の三色浸染または捺染の方法 - Google Patents

合成ポリアミド繊維材料の三色浸染または捺染の方法

Info

Publication number
JP2003096677A
JP2003096677A JP2002203845A JP2002203845A JP2003096677A JP 2003096677 A JP2003096677 A JP 2003096677A JP 2002203845 A JP2002203845 A JP 2002203845A JP 2002203845 A JP2002203845 A JP 2002203845A JP 2003096677 A JP2003096677 A JP 2003096677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
hydrogen
group
alkyl
sulfo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002203845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4421174B2 (ja
JP2003096677A5 (ja
Inventor
Juergen Schmiedl
シュミードル ユルゲン
Klaus Koch
コッホ クラウス
Wolfgang Mundle
ムンドレ ヴォルフガング
Franz Gruener
グリュナー フランツ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Ciba SC Holding AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG, Ciba SC Holding AG filed Critical Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
Publication of JP2003096677A publication Critical patent/JP2003096677A/ja
Publication of JP2003096677A5 publication Critical patent/JP2003096677A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4421174B2 publication Critical patent/JP4421174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B3/00Dyes with an anthracene nucleus condensed with one or more carbocyclic rings
    • C09B3/22Dibenzanthrones; Isodibenzanthrones
    • C09B3/24Preparation by synthesis of the nucleus
    • C09B3/28Preparation by synthesis of the nucleus from perylene derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/4401Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system
    • C09B62/4403Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring with two or more reactive groups at least one of them being directly attached to a heterocyclic system and at least one of them being directly attached to a non-heterocyclic system the heterocyclic system being a triazine ring
    • C09B62/4411Azo dyes
    • C09B62/4413Non-metallized monoazo dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 合成ポリアミド繊維材料均一な色彩で優れた
混色能で浸染または捺染する方法を提供する。 【解決手段】 合成ポリアミド繊維材料の三色浸染また
は捺染の方法であって、例えば式(101)の赤色の反
応染料を、式(102)の黄色の反応染料と、式(10
3)の青色の反応染料と一緒に用いる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三色法浸染または捺染
する方法、およびこの目的に特に適する赤色の反応染料
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底にある問
題は、三色の原理(trichromatic priciple)による組
合せに適する反応染料を用いて、合成ポリアミド繊維材
料、たとえば織られた絨毯織物を浸染または捺染する方
法を見出すことであった。
【0003】
【課題を解決しようとする手段】ここに、この問題は、
本発明によれば、下記に述べる方法によって解決できる
ことが見出された。そのようにして得られる染物は、設
定された目的に特別な方式で合致する。得られる染物
は、均一な色彩構成と同時に、異なる濃度での色調の定
常性、および優れた混色能が特に際立ち、優れた繊維一
様性を示し、二色性を全く示さない。
【0004】上記により、本発明は、合成ポリアミド繊
維材料の三色浸染または捺染の方法であって、式
(1):
【0005】
【化10】
【0006】で示される少なくとも1種類の赤色の反応
染料を、式(2)〜(4):
【0007】
【化11】
【0008】で示される少なくとも1種類の黄色または
橙色の反応染料と、式(5):
【0009】
【化12】
【0010】で示される少なくとも1種類の青色の反応
染料と一緒に用いる方法に関する。上式中、
【0011】R1、R4、R6、R10、R15およびR
16は、それぞれ互いに独立して、水素、あるいは非置換
またはヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシ
ルもしくはシアノで置換されたC1〜C4アルキルであ
り、
【0012】R2、R5、R7、R13およびR14は、それ
ぞれ互いに独立して、水素、C1〜C 4アルキル、C1
4アルコキシ、C2〜C4アルカノイルアミノ、ウレイ
ド、スルファモイル、ハロゲン、スルホまたはカルボキ
シルであり、
【0013】R3は、アミノ、またはN−モノもしくは
N,N−ジ−C1〜C4アルキルアミノであり、
【0014】R8は、水素、スルホメチル、カルバモイ
ルまたはシアノであり、
【0015】R9は、C1〜C4アルキルであり、
【0016】R11およびR12は、それぞれ互いに独立し
て、水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハ
ロゲン、スルホまたはカルボキシルであり、
【0017】Bは、1、2または3個の−O−で割込ま
れていてもよく、かつ非置換またはヒドロキシもしくは
スルファトで置換されたC2〜C6アルキレン基である
か、あるいはそれぞれ非置換またはC1〜C4アルキルで
置換されたシクロヘキシレン基もしくはメチレンシクロ
ヘキシレン基であるか、あるいはそれぞれ非置換または
1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲンもし
くはスルホで置換されたフェニレンもしくはメチレンフ
ェニレンメチレン基であり、
【0018】hは、0または1の数であり、
【0019】kは、1、2または3の数であり、
【0020】V1は、式(6a)、(6b)、(6c)
または(6d):
【0021】
【化13】
【0022】で示される基であって、R17およびR
19は、それぞれ互いに独立して、水素、あるいは非置換
またはヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシ
ルもしくはシアノで置換されたC 1〜C4アルキルであ
り、
【0023】R18は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アル
コキシ、ハロゲンまたはスルホであり、
【0024】Zは、基:−CH=CH2または−CH2
CH2−Yであり、Yは脱離基であり、
【0025】mは、0、1または2の数であり、
【0026】nは、0または1の数であり、そして
【0027】V2、V3、V4およびV5は、それぞれ互い
に独立して、上記の式(6a)、(6b)、(6c)も
しくは(6d)の基、または式(6e):
【0028】
【化14】
【0029】(式中、R20は、水素、あるいは非置換ま
たはヒドロキシル、スルホ、スルファト、カルボキシル
もしくはシアノで置換されたC1〜C4アルキルであり、
【0030】Xは、基:
【0031】
【化15】
【0032】であり、Halは、臭素または塩素であるで
示される基であり、
【0033】ただし、式(1)の染料は、二つのスルホ
基を有するものとする。
【0034】アルキル基としての基R1、R4、R6、R
10、R15、R16、R17、R19およびR20は、直鎖または
分枝鎖状である。そうして、これらのアルキル基は、ヒ
ドロキシル、スルホ、スルファト、シアノまたはカルボ
キシルで置換されていてよい。列挙され得る例は、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチル、な
らびにヒドロキシル、スルホ、スルファト、シアノまた
はカルボキシルで置換された、対応する基である。好適
な置換基は、ヒドロキシル、スルホまたはスルファト、
特にヒドロキシルまたはスルファト、とりわけヒドロキ
シルである。
【0035】興味深い一つの実施態様によれば、Bが、
1、2または3個の−O−で割込まれていてよく、かつ
非置換またはヒドロキシルもしくはスルファトで置換さ
れたC2〜C6アルキレン基であるとき、基R15およびR
16の一方は、ヒドロキシル、スルホ、スルファト、シア
ノまたはカルボキシルで置換されたC1〜C4アルキルで
あり、基R15およびR16の他の一方は、水素またはC1
〜C4アルキル、特に水素である。
【0036】R2、R5、R7、R11、R12、R13、R14
およびR18について考慮されるC1〜C4アルキル基は、
それぞれ互いに独立して、たとえば、メチル、エチル、
n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチ
ル、tert−ブチルおよびイソブチル、好ましくはメチル
およびエチル、特にメチルである。
【0037】C1〜C4アルキルとしてのR9は、たとえ
ば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルまたはイソブチ
ル、好ましくはメチルまたはエチル、特にエチルであ
る。
【0038】R2、R5、R7、R11、R12、R13、R14
およびR18について考慮されるC1〜C4アルコキシ基
は、それぞれ互いに独立して、たとえば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、
sec−ブトキシ、tert−ブトキシおよびイソブトキシ、
好ましくはメトキシおよびエトキシ、特にメトキシであ
る。
【0039】R2、R5、R7、R13およびR14について
考慮されるC2〜C4アルカノイルアミノ基は、それぞれ
互いに独立して、たとえば、アセチルアミノおよびプロ
ピオニルアミノ、特にアセチルアミノである。
【0040】R2、R5、R7、R11、R12、R13、R14
およびR18について考慮されるハロゲン原子は、それぞ
れ互いに独立して、たとえば、フッ素、塩素および臭
素、好ましくは塩素および臭素、特に塩素である。
【0041】R3について考慮されるN−モノ−および
N,N−ジ−C1〜C4アルキルアミノ基は、たとえば、
メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ、n
−ブチルアミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N
−ジエチルアミノ、好ましくはメチルアミノ、エチルア
ミノ、N,N−ジメチルアミノおよびN,N−ジエチル
アミノ、特にメチルアミノ、エチルアミノおよびN,N
−ジメチルアミノである。
【0042】それぞれ、非置換またはC1〜C4アルキル
で置換された、シクロヘキシレン基もしくはメチレンシ
クロヘキシレン基を意味するか、あるいはそれぞれ、非
置換またはC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハ
ロゲンもしくはスルホで置換された、フェニレンもしく
はメチレンフェニレンメチレン基を意味するBについて
は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシおよびハロ
ゲンとして、たとえば、R2、R5、R7、R11、R12
13、R14およびR18について上に示した基、ならびに
それらの好適な意味が考慮される。
【0043】脱離基Yは、たとえば、−Cl、−Br、
−F、−OSO3H、−SSO3H、−OCO−CH3
−OPO32、−OCO−C65、−OSO2−C1〜C
4アルキルまたは−OSO2−N(C1〜C4アルキル)2
である。Yは、好ましくは、式:−Cl、−OSO
3H、−SSO3H、−OCO−CH3、−OCO−C6
5または−OPO32、特に−Cl、−OSO3Hまたは
−OCO−CH3、とりわけ−Clまたは−OSO3Hで
ある。
【0044】R1、R4、R6、R10、R15、R16
17、R19およびR20は、好ましくは、それぞれ互いに
独立して、水素またはC1〜C4アルキル、特に水素、メ
チルまたはエチルである。
【0045】R1、R4、R6、R10、R15、R16
17、R19およびR20は、特に好ましくは水素である。
【0046】好ましくは、R2、R5、R7、R13および
14は、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C4アル
キル、C1〜C4アルコキシ、C2〜C4アルカノイルアミ
ノ、ウレイド、スルホまたはカルボキシルで、特に水
素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C2〜C4
アルカノイルアミノ、ウレイドまたはスルホであり、R
11およびR12は、それぞれ互いに独立して、水素、C1
〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシまたはスルホ、特
に水素、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシで
ある。
【0047】特に好ましくは、R2は、スルホであり、
5は、ウレイドまたはC2〜C4アルカノイルアミノ、
特にウレイドであり、R7、R11、R12、R13およびR
14は、水素である。
【0048】R3は、好ましくはアミノである。
【0049】R8は、好ましくは、水素、スルホメチル
またはカルバモイル、特に水素またはスルホメチル、と
りわけ水素である。
【0050】Bは、好ましくは、C2〜C6アルキレン
基、非置換またはC1〜C4アルキルで置換されたメチレ
ンシクロヘキシレン基、あるいはそれぞれ、非置換また
はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲンま
たはスルホで置換された、フェニレンもしくはメチレン
フェニレンメチレン基である。
【0051】Bは、特に好ましくは、式(7a)または
(7b):
【0052】
【化16】
【0053】で示される基、特に式(7b′):
【0054】
【化17】
【0055】で示される基である。R18は、好ましく
は、メチル、メトキシまたはスルホ、特にメチルまたは
メトキシである。
【0056】Zは、好ましくは、基:−CH=CH2
ある。
【0057】V1、V2、V3、V4およびV5は、それぞ
れ互いに独立して、式(6c)または(6d)の基であ
って、式中、R17、R18、R19、Z、mおよびnは、上
記の意味、および好適な意味を有する。
【0058】hは、好ましくは、0である。
【0059】kは、好ましくは、2または3の数、特に
3である。
【0060】式(4)の染料中の適切なナフチル基は、
好ましくは、式(8):
【0061】
【化18】
【0062】で示される基である。mは、好ましくは、
0である。
【0063】nは、好ましくは、0である。
【0064】Halは、好ましくは、臭素である。
【0065】式(6c)の基は、好ましくは、式(6
c′):
【0066】
【化19】
【0067】〔式中、Zは、上記の意味、および好適な
意味を有する〕で示される基である。
【0068】式(6d)の基は、好ましくは、式(6
d′):
【0069】
【化20】
【0070】〔式中、Zは、上記の意味、および好適な
意味を有する〕で示される基である。
【0071】本発明の方法によれば、式(1)の反応染
料において、R1が水素であり、R2がスルホであり、R
3がアミノであり、hが0であり、そしてV1が式(6
c)の基であって、式中、R17が水素であり、Zがビニ
ルであり、mが0であることが好ましい。
【0072】本発明の方法によれば、式(1)の反応染
料が、式(1a):
【0073】
【化21】
【0074】で示される反応染料であることが特に好ま
しい。
【0075】本発明の方法によれば、式(2)の反応染
料において、R4が水素であり、R5がウレイドであり、
そしてV2が式(6c)の基であって、式中、R17が水
素であり、Zがビニルであり、mが0であることが好ま
しい。
【0076】本発明の方法によれば、式(3)の反応染
料において、R6、R7およびR8が、水素であり、R9
エチルであり、そしてV3が式(6c)の基であって、
式中、R17が水素であり、Zがビニルであり、mが0で
あることが好ましい。
【0077】本発明の方法によれば、式(4)の反応染
料において、R10、R11、R12、R13およびR14が、水
素であり、V4が式(6d)の基であって、式中、R19
が水素であり、Zがビニルであり、nが0であり、kが
3であることが好ましい。
【0078】本発明の方法によれば、式(5)の反応染
料において、R15およびR16が、水素であり、Bが、上
式(7a)または(7b)の基、好ましくは式(7b)
の基であり、そしてV5が式(6d)の基であって、式
中、R19が水素であり、Zがビニルであり、nが0であ
ることが好ましい。
【0079】本発明による方法に適する、黄色または橙
色の反応染料は、好ましくは、式(3)または(4)、
特に式(4)の染料であって、式中、変数が、上記の意
味、および好適な意味を有する染料である。
【0080】式(1)、(2)、(3)、(4)および
(5)の反応染料は、公知または公知化合物と同様にし
て製造することができる。
【0081】本発明は、式(1b):
【0082】
【化22】
【0083】〔式中、R1、R17およびZは、上記の意
味、および好適な意味を有する〕で示される、新規な反
応染料にも関する。
【0084】式(1b)の反応染料は、たとえば、式
(9)および(10):
【0085】
【化23】
【0086】〔式中、R1、R17およびYは、上記の意
味、および好適な意味を有し、Yは、特にスルファトで
ある〕で示される化合物を、塩化シアヌルと反応させた
後、適切な場合は、脱離反応に付すことによって得られ
る。
【0087】上に示した個々の方法の工程は、異なる順
序でか、またはある場合には、同時に実施することがで
き、そのため、様々な変法が可能である。反応は、一般
的には、段階的に実施し、個々の反応成分間の一つ一つ
の反応を実施する順序は、好都合には、特定の条件に適
合させる。たとえば、式(9)の化合物は、塩化シアヌ
ルと反応させ、次いで、得られた生成物を、式(10)
の化合物と縮合させる。好ましくは、式(10)の化合
物を、塩化シアヌルと反応させ、次いで、得られた生成
物を、式(9)の化合物と縮合させる。
【0088】個々の縮合反応は、たとえば、それ自体は
公知である方法に従って、通常は、水溶液中で、たとえ
ば0〜50℃、特に0〜10℃の温度で、およびたとえ
ば3〜10、特に3〜7のpH値で実施する。
【0089】加えて、脱離反応は、合成の後に実施して
よい。たとえば、スルファトエチルスルホニル基を有す
る式(1b)の反応染料は、塩基、たとえば水酸化ナト
リウムで処理して、スルファトエチルスルホニル基を、
ビニルスルホニル基へと転化することができる。
【0090】式(9)および(10)の化合物は、公知
または公知化合物と同様にして製造することができる。
【0091】本発明による三色浸染または捺染の方法に
用いられる反応染料、および本発明による式(1b)の
反応染料は、遊離したスルホン酸の形態でか、または好
ましくは、その塩の形態でかのいずれかで存在する。
【0092】適切な塩は、たとえば、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属もしくはアンモニウム塩、または有機ア
ミンの塩である。列挙され得る例は、ナトリウム、リチ
ウム、カリウムもしくはアンモニウム塩、またはモノ
−、ジ−もしくはトリ−エタノールアミン塩である。
【0093】本発明による方法に用いられる反応染料、
および本発明による式(1b)の反応染料は、更に添加
剤、たとえば塩化ナトリウムまたはデキストリンを含ん
でもよい。
【0094】本発明による三色浸染または捺染の方法、
および本発明による式(1b)の反応染料は、公知の浸
染および捺染の方法に用いることができる。染色液また
は捺染のりは、水および染料を含むことに加えて、更に
添加剤、たとえば、湿潤剤、消泡剤、均染剤、または織
物材料の特性に影響する試剤、たとえば、柔軟剤、難燃
性添加剤、または汚れ止め剤、撥水剤および撥油剤、な
らびに軟水化剤、および天然または合成の捺染元のり、
たとえばアルギン酸塩およびセルロースエーテルを含ん
でよい。
【0095】個々の染料を染浴または捺染のり中に用い
る量は、必要とされる色調の深さに応じて、幅広い限度
内で変化することができ;一般的には、染色しようとす
る材料および捺染のりを基準にして、0.01〜15重
量%、特に0.1〜10重量%の量が、好都合であるこ
とが判明している。
【0096】織られた絨毯織物の場合、たとえば置換え
捺染(displacement printing)、スペース染色(space
dyeing)のような捺染法が重要である。
【0097】好ましいのは、特に吸尽法によって実施さ
れる浸染であり、絨毯染色の場合は、連続法に従って実
施することもできる染色である。
【0098】染色は、好ましくは、2〜7、特に2.5
〜5.5、より特別には2.5〜4のpHで実施する。浴
比は、たとえば1:5〜1:50、好ましくは1:5〜
1:30の広い範囲内で選ぶことができる。染色は、好
ましくは、80〜130℃、特に85〜120℃の温度
で実施する。
【0099】濡れに対する堅牢度の特性を増大させるた
めに、固着しなかったいかなる染料も、たとえば7〜1
2、特に7〜9のpH値、およびたとえば30〜100
℃、特に50〜80℃の温度での後処理によって除去す
ることができる。好都合には、強い色調、たとえば非常
に深い染色の場合、特に混紡に対するそれの場合、未固
着染料は、アルカリ後処理浴への還元剤、たとえばハイ
ドロサルファイト、たとえばヒドロ亜硫酸ナトリウムの
添加によって、還元的に除去することができる。ポリア
ミド繊維材料に固着した染料は、この処理に影響されな
い。還元剤は、好都合には、後処理浴の重量を基準にし
て、たとえば0.1〜6重量%、特に0.5〜5重量%
の量で加える。
【0100】三色浸染または捺染に用いたとき、本発明
による方法に用いられる反応染料、および本発明による
式(1b)の反応染料は、均一な色彩構成、優れた絞り
率、および固着の特性、異なる濃度でさえ色調が優れて
一定であること、優れた堅牢度特性、および特に非常に
優れた混色能により際立っている。
【0101】本発明による三色の方法、および本発明に
よる式(1b)の反応染料は、たとえば、ポリアミド6
(ポリ−ε−カプロラクタム)、ポリアミド6.6(ポ
リヘキサメチレンアジピン酸アミド)、ポリアミド7、
ポリアミド6.12(ポリヘキサメチレンドデカン酸ア
ミド)、ポリアミド11またはポリアミド12、ポリア
ミド6.6またはポリアミド6とのコポリアミド、たと
えば、ヘキサメチレンジアミン、ε−カプロラクタムお
よびアジピン酸の重合体、アジピン酸、ヘキサメチレン
ジアミンおよびイソフタル酸の重合体か、またはアジピ
ン酸、ヘキサメチレンジアミンおよび2−メチルペンタ
メチレンジアミンもしくは2−エチルテトラメチレンジ
アミンの重合体のような、合成ポリアミド繊維材料を浸
染もしくは捺染するのに適しており、合成ポリアミドお
よび羊毛の混紡の織物または原糸を浸染もしくは捺染す
るにも適する。
【0102】本発明による方法、および本発明による反
応染料は、好都合には、合成ポリアミドの微細繊維を浸
染または捺染するにも適する。微細繊維(microfibre)
は、個々の撚り糸の細さが1デニール(1.1dTex)で
ある、撚り糸で構成される繊維材料として理解しなけれ
ばならない。そのような微細繊維は、公知であり、通
常、溶融紡糸によって製造される。
【0103】本発明による式(1b)の反応染料は、天
然のポリアミド繊維材料、たとえば羊毛または絹、特に
羊毛、および機械洗濯耐性仕上げを有する羊毛を浸染も
しくは捺染するにも適する。
【0104】合成ポリアミド繊維材料の浸染または捺染
が、好適である。
【0105】該織物材料は、非常に様々な加工形態、た
とえば、繊維、原糸、織物、編物および絨毯の形態であ
ることができる。
【0106】優れた全面堅牢度の特性、特に摩擦、濡れ
および光に対する優れた堅牢度を有する、均染された染
物が得られる。
【0107】
【実施例】下記の実施例中、部は、重量部を示す。温度
は、摂氏である。重量部と体積部との関係は、gとcm3
のそれと同じである。
【0108】製造例1: (a)遊離酸の形態で式:
【0109】
【化24】
【0110】に相当する化合物7部を、水100部中で
攪拌し、Na2HPO4・12H2Oの0.35部の添加
によってpH6に調整し、0℃の温度まで冷却した。そう
して得られた懸濁液に、塩化シアヌル4.85部、およ
びアセトン50部の溶液を、10〜15分間にわたって
滴加し、水酸化ナトリウム水溶液の添加によって、pHを
3に保った。次いで、攪拌を、0〜2℃の温度、および
3のpH値で1時間実施した。塩化ナトリウムの添加の
後、攪拌をさらに1時間継続した。
【0111】(b)遊離酸の形態で式:
【0112】
【化25】
【0113】に相当する化合物7.5部を、水100
部、および1N水酸化ナトリウム溶液11.1部に、室
温、5.5のpH値で溶解した。次いで、得られた溶液
を、(a)に従って得られた溶液に、45分間にわたっ
て滴加した。添加の間、炭酸水素ナトリウム水溶液の添
加によって、pHを5.8〜6の値に保った。攪拌を、室
温、5.8〜6のpH値で90分間実施した。次いで、染
料を濾取した後、10%塩化ナトリウム水溶液で洗浄
し、30〜35℃の温度で乾燥した。
【0114】(c)(b)に従って得られた染料を、ビ
ニルスルホン形態へと転化するために、染料の水溶液
を、リン酸三ナトリウムを用いてpH10に調整し、室温
で30分間攪拌した。pHを、継続的に監視し、必要な場
合には修正した。反応の終点は、pHが一定のままである
ときに示される。遊離酸の形態で式(101):
【0115】
【化26】
【0116】に相当する染料が得られた。式(101)
の染料は、羊毛、絹および合成ポリアミドの繊維材料を
赤色の色調に染色した。
【0117】方法例1:ポリアミド6.6の織られた絨
毯織物を、染浴1,000部あたり、式(101):
【0118】
【化27】
【0119】の赤色染料0.28部、式(102):
【0120】
【化28】
【0121】の黄色染料0.8部、および式(10
3):
【0122】
【化29】
【0123】の青色染料0.48部、ならびに公知の工
業用捺染元のり1.0部、公知の工業用不凍液3.0
部、非イオン湿潤剤1.0部、および染浴をpH5.5に
するのに充分なクエン酸も含有する染浴から連続的に染
色した。次いで、織られた絨毯織物を、100℃の蒸気
中、5分間で固着させ、通常の方式で洗浄し、乾燥し
た。織られた絨毯織物は、優れた堅牢度特性を有する、
均一な暗褐色の染色が際立った。
【0124】方法例2および3:例1に示されたとおり
に行うが、式(101)の赤色染料0.28部、式(1
02)の黄色染料0.8部、および式(103)の青色
染料0.46部を用いることに代えて、下記の表1の第
2欄に示された反応染料を表中に指定された量で用い
て、同様に、優れた均染性、および優れた堅牢度特性が
際立つ褐色の染物を得た。
【0125】
【表1】
【0126】方法例3:織物にしたポリアミド6.6ト
リコット100kgを、浸染装置内、40℃で、酢酸4k
g、湿潤剤0.5kg、および均染剤1kgを含有する浴
2,000Lで10分間処理した。浴のpHは、3.4で
あった。次いで、少量の水に予め溶解しておいた、式
(102)の染料430g、式(101)の染料300
g、および式(103)の染料330gを加えた。染色し
ようとする材料を、染浴中で40℃で5分間処理し、次
いで、1℃/分の率で98℃まで加熱し、その温度で6
0分間染色した。染物は、通常の方式で仕上げた。非常
に優れた堅牢度特性を有する、均染された染物が得られ
た。
【0127】方法例4:ポリアミド6.6微細繊維の織
物70kgを、浸染装置内、40℃で、ギ酸3kg、湿潤剤
0.4kg、および均染剤0.7kgを含有する浴1,50
0Lで10分間処理した。浴のpHは、2.9であった。
次いで、少量の水に予め溶解しておいた、式(102)
の染料700g、式(101)の染料1,300g、およ
び式(103)の染料430gを加えた。染色しようと
する材料を、染浴中で40℃で5分間処理し、次いで、
1℃/分の率で110℃まで加熱し、その温度で60分
間染色した。浸染の後、アルカリ後処理を実施して、湿
潤堅牢度の特性を改良した。そのために、2g/Lの炭酸
ナトリウムを含有し、9.2のpHを有する新鮮な浴を用
いて、染物を60℃で20分間処理した。次いで、染物
を、通常の方式で洗浄し、仕上げた。優れた堅牢度特性
を有する、均染された染物が得られた。
【0128】方法例5:手順は、アルカリ後処理を、6
0℃に代えて70℃で実施したこと以外は、方法例4に
記載されたとおりであった。
【0129】方法例6:手順は、アルカリ後処理を、5
g/Lの炭酸ナトリウム、および5g/Lのハイドロサルファ
イトを含む浴中で実施したこと以外は、方法例4に記載
されたとおりであった。染物を、70℃で20分間、こ
の浴で処理した。
【0130】方法例7(スペース染色):ポリアミド6
の原糸の絨毯を、初めに、浴1,000部あたり下記の
成分:式(102)の黄色染料0.01部、式(10
1)の赤色染料0.003部、式(103)の青色染料
0.008部、公知の工業用捺染元のり3.00部、公
知の工業用非イオン湿潤剤2.00部、公知の工業用不
凍液1.00部を含有する浴で、必要量のクエン酸を用
いてpHを5に調整しつつ、パッド染色した。
【0131】次いで、浸染された絨毯の部分を、捺染の
り1,000部あたり下記の成分:式(101)の赤色
染料0.50部、式(103)の青色染料0.50部、
公知の工業用捺染元のり15.0部、公知の工業用非イ
オン湿潤剤2.00部、公知の工業用不凍液1.00部
を含有する捺染のりで、必要量のクエン酸を用いてpHを
5に調整しつつ、捺染した。
【0132】次いで、浸染され、部分的に捺染された絨
毯を、100℃で5分間、飽和蒸気で処理し、公知の方
式で洗浄し、乾燥した。そうして得られた絨毯は、ベー
ジュ色の地色の上に、優れた堅牢度特性とともに優れた
均染性が際立つ、赤色に捺染された区域を有した。
【0133】方法例8(連続染色):ポリアミド6.6
の原糸の絨毯を、浴1,000部あたり下記の成分:式
(102)の黄色染料0.8部、式(101)の赤色染
料0.28部、式(103)の青色染料0.46部、公
知の工業用捺染元のり1.00部、公知の工業用非イオ
ン湿潤剤1.00部、公知の工業用不凍液3.00部を
含有する液で、必要量のクエン酸を用いてpHを5.5に
調整しつつ、連続的に染色した。次いで、浸染された絨
毯織物を、100℃で5分間、飽和蒸気で処理し、公知
の方式で洗浄し、乾燥した。このようにして得られた絨
毯は、非常に優れた堅牢度特性を有する、均染された暗
褐色の染色が際立った。
【0134】方法例9(置換え捺染):ポリアミド6.
6の原糸の絨毯を、初めに、下記の成分(うちいくつか
は、変動量x、yおよびzで示す):Tectilon(登録商
標)yellow 3R(Ciba Specialty Chemicals)x部、Tec
tilon red 2B(Ciba Specialty Chemicals)y部、Tect
ilon blue 4R-01(Ciba Specialty Chemicals)z部
(たとえば、xは1.05、yは0.34、zは1.0
1である)、公知の工業用捺染元のり15.0部、Lyop
rint(登録商標)MP10.0部、公知の工業用非イオン
湿潤剤2.00部、公知の工業用不凍液1.00部を含
有する様々な捺染のりで、必要量のクエン酸を用いてpH
を4に調整しつつ、捺染した。
【0135】次いで、捺染された絨毯を、染色液(液の
絞り率は350%)1,000部あたり下記の成分:式
(102)の黄色染料1.26部、式(101)の赤色
染料0.62部、式(103)の青色染料1.90部、
公知の工業用捺染元のり1.00部、公知の工業用非イ
オン湿潤剤2.00部、公知の工業用不凍液2.00部
を含有する染色液で、必要量のクエン酸を用いてpHを
5.5に調整しつつ、浸染した。
【0136】次いで、絨毯を、100℃で5分間、飽和
蒸気で処理し、公知の方式で洗浄し、乾燥した。そうし
て得られた絨毯は、暗菫色の地色の上に、優れた堅牢度
特性とともに優れた均染性が際立つ、着色された区域を
有した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス コッホ スイス国 4132 ムッテンツ トラムシュ トラーセ 35エヌ (72)発明者 ヴォルフガング ムンドレ ドイツ国 79576 ヴァイル アム ライ ン マイガーヴェーク 3 (72)発明者 フランツ グリュナー ドイツ国 79650 ショップハイム リュ ッテベルクシュトラーセ 11 Fターム(参考) 4H056 JA02 JB02 JB03 JD09 4H057 AA02 BA07 BA23 BA24 DA01 DA22 EA01 GA04 GA07 GA08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成ポリアミド繊維材料の三色浸染また
    は捺染の方法であって、式(1): 【化1】 で示される少なくとも1種類の赤色の反応染料を、式
    (2)〜(4): 【化2】 で示される少なくとも1種類の黄色または橙色の反応染
    料と、式(5): 【化3】 で示される少なくとも1種類の青色の反応染料、〔式
    中、 R1、R4、R6、R10、R15およびR16は、それぞれ互
    いに独立して、水素、あるいは非置換またはヒドロキシ
    ル、スルホ、スルファト、カルボキシルもしくはシアノ
    で置換されたC1〜C4アルキルであり、 R2、R5、R7、R13およびR14は、それぞれ互いに独
    立して、水素、C1〜C 4アルキル、C1〜C4アルコキ
    シ、C2〜C4アルカノイルアミノ、ウレイド、スルファ
    モイル、ハロゲン、スルホまたはカルボキシルであり、 R3は、アミノ、またはN−モノもしくはN,N−ジ−
    1〜C4アルキルアミノであり、 R8は、水素、スルホメチル、カルバモイルまたはシア
    ノであり、 R9は、C1〜C4アルキルであり、 R11およびR12は、それぞれ互いに独立して、水素、C
    1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、スル
    ホまたはカルボキシルであり、 Bは、1、2または3個の−O−で割込まれていてもよ
    く、かつ非置換またはヒドロキシもしくはスルファトで
    置換されたC2〜C6アルキレン基であるか、あるいはそ
    れぞれ非置換またはC1〜C4アルキルで置換されたシク
    ロヘキシレン基もしくはメチレンシクロヘキシレン基で
    あるか、あるいはそれぞれ非置換またはC1〜C4アルキ
    ル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲンもしくはスルホで置
    換されたフェニレンもしくはメチレンフェニレンメチレ
    ン基であり、 hは、0または1の数であり、 kは、1、2または3の数であり、 V1は、式(6a)、(6b)、(6c)または(6
    d): 【化4】 で示される基であって、 R17およびR19は、それぞれ互いに独立して、水素、あ
    るいは非置換またはヒドロキシル、スルホ、スルファ
    ト、カルボキシルもしくはシアノで置換されたC 1〜C4
    アルキルであり、 R18は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロ
    ゲンまたはスルホであり、 Zは、基:−CH=CH2または−CH2−CH2−Yで
    あり、Yは脱離基であり、 mは、0、1または2の数であり、 nは、0または1の数であり、そしてV2、V3、V4
    よびV5は、それぞれ互いに独立して、上記の式(6
    a)、(6b)、(6c)もしくは(6d)の基、また
    は式(6e): 【化5】 (式中、R20は、水素、あるいは非置換またはヒドロキ
    シル、スルホ、スルファト、カルボキシルもしくはシア
    ノで置換されたC1〜C4アルキルであり、Xは、基: 【化6】 であり、Halは、臭素または塩素である)で示される基
    であり、 ただし、式(1)の染料は、二つのスルホ基を有するも
    のとする〕と一緒に用いることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 R1、R4、R6、R10、R15、R16、R
    17、R19およびR20が、それぞれ、水素である、請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 R2、R5、R7、R13およびR14が、そ
    れぞれ互いに独立して、水素、C1〜C4アルキル、C1
    〜C4アルコキシ、C2〜C4アルカノイルアミノ、ウレ
    イド、スルホまたはカルボキシルであり、R11およびR
    12が、それぞれ互いに独立して、水素、C1〜C4アルキ
    ル、C1〜C4アルコキシもしくはスルホである、請求項
    1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R6が、水素、スルホメチルまたはカル
    バモイルである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 Bが、C2〜C6アルキレン基、非置換ま
    たはC1〜C4アルキルで置換されたメチレンシクロヘキ
    シレン基、あるいはそれぞれ非置換またはC 1〜C4アル
    キル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲンもしくはスルホで
    置換されたフェニレンもしくはメチレンフェニレンメチ
    レン基である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 Bが、式(7a)または(7b): 【化7】 で示される基である、請求項1〜5のいずれか一項に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 hが0である、請求項1〜6のいずれか
    一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 V1、V2、V3、V4およびV5が、それ
    ぞれ互いに独立して、式(6c)または(6d)の基で
    あって、R17、R18、R19、Z、mおよびnが、請求項
    1に定義されたとおりである、請求項1〜7のいずれか
    一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 mが0である、請求項1〜8のいずれか
    一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 nが0である、請求項1〜9のいずれ
    か一項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 R1が水素であり、R2がスルホであ
    り、R3がアミノであり、hが0であり、そしてV1が式
    (6c)の基であって、R17が水素であり、Zがビニル
    であり、mが0である、請求項1〜10のいずれか一項
    に記載の方法。
  12. 【請求項12】 式(1)の反応染料が、反応染料(1
    a): 【化8】 である、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 後処理を、7〜12のpH値、かつ30
    〜100℃の温度で行う、請求項1〜12のいずれか一
    項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 還元剤を、後処理浴に添加する、請求
    項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 式(1b): 【化9】 〔式中、R1およびR17は、それぞれ互いに独立して、
    水素、あるいは非置換またはヒドロキシル、スルホ、ス
    ルファト、カルボキシルもしくはシアノで置換されたC
    1〜C4アルキルであり、 Zは、基:−CH=CH2または−CH2−CH2−Yで
    あり、Yは脱離基である〕で示される反応染料。
  16. 【請求項16】 天然または合成ポリアミド繊維材料を
    浸染もしくは捺染する方法であって、前記の繊維材料に
    請求項15記載の式(1b)の反応染料を使用する方
    法。
  17. 【請求項17】 前記繊維材料が、合成ポリアミド繊維
    材料である、請求項16記載の方法。
JP2002203845A 2001-07-12 2002-07-12 合成ポリアミド繊維材料の三色浸染または捺染の方法 Expired - Fee Related JP4421174B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH20011279/01 2001-07-12
CH12792001 2001-07-12
CH19872001 2001-10-30
CH20011987/01 2001-10-30

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003096677A true JP2003096677A (ja) 2003-04-03
JP2003096677A5 JP2003096677A5 (ja) 2005-10-20
JP4421174B2 JP4421174B2 (ja) 2010-02-24

Family

ID=25738975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002203845A Expired - Fee Related JP4421174B2 (ja) 2001-07-12 2002-07-12 合成ポリアミド繊維材料の三色浸染または捺染の方法

Country Status (12)

Country Link
US (2) US20030097721A1 (ja)
EP (1) EP1275700B1 (ja)
JP (1) JP4421174B2 (ja)
KR (1) KR100642537B1 (ja)
CN (1) CN1247706C (ja)
AT (1) ATE355333T1 (ja)
BR (1) BR0202677B1 (ja)
DE (1) DE50209569D1 (ja)
ES (1) ES2281499T3 (ja)
PL (1) PL354835A1 (ja)
PT (1) PT1275700E (ja)
RU (1) RU2291925C2 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT1511895E (pt) * 2002-06-10 2009-01-16 Huntsman Adv Mat Switzerland Método para tingir ou estampar materiais fibrosos sintéticos de poliamida usando corantes reactivos
US7931700B2 (en) 2002-12-27 2011-04-26 Hbi Branded Apparel Enterprises, Llc Composition for dyeing of cellulosic fabric
US7931699B2 (en) 2002-12-27 2011-04-26 Hbi Branded Apparel Enterprises, Llc Compositions for spray dyeing cellulosic fabrics
US8814953B1 (en) 2003-06-23 2014-08-26 Hbi Branded Apparel Enterprises, Llc System and method for spray dyeing fabrics
US7799097B2 (en) 2003-06-23 2010-09-21 Hbi Branded Apparel Enterprises, Llc Processes for spray dyeing fabrics
DE10344127A1 (de) * 2003-09-24 2005-04-21 Dystar Textilfarben Gmbh & Co Verfahren zum Mono, Di- oder Trichromie-Färben oder -Bedrucken von natürlichen oder synthetischen Polyamidfasermaterialien
DE102004002577A1 (de) * 2004-01-17 2005-08-04 Dystar Textilfarben Gmbh & Co. Deutschland Kg Reaktive Azofarbstoffe, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung
BRPI0509627B1 (pt) * 2004-04-06 2016-11-29 Archroma Ip Gmbh mistura de corantes, processo de tingimento tricromático ou bicromático para tingimento ou impressão de substratos orgânicos contendo grupos hidróxi ou contendo nitrogênio, e substratos tingidos ou impressos a partir da referida mistura e do referido processo
CN1955371A (zh) * 2005-10-27 2007-05-02 明德国际仓储贸易(上海)有限公司 反应性三原色染料套组
DE102006003621A1 (de) * 2006-01-26 2007-08-09 Dystar Textilfarben Gmbh & Co. Deutschland Kg Mischungen von faserreaktiven Farbstoffen, ihre Herstellung und Verwendung
CN102108214B (zh) * 2009-12-25 2013-12-18 上海安诺其纺织化工股份有限公司 一种活性黄染料化合物、其制备方法及含其的活性黄染料
CN103044957A (zh) * 2010-08-16 2013-04-17 天津德凯化工股份有限公司 一种黄色尼龙活性染料及其制备方法
CN104119692A (zh) * 2013-04-28 2014-10-29 浙江科永化工有限公司 一种活性橙染料化合物及其应用
CN104119694A (zh) * 2013-04-28 2014-10-29 浙江科永化工有限公司 一种活性橙染料化合物及应用
CN103589188A (zh) * 2013-11-27 2014-02-19 天津德凯化工股份有限公司 一种橙色活性染料
CN103602099B (zh) * 2013-11-27 2017-12-15 天津德凯化工股份有限公司 一种蓝色活性染料
CN104559317B (zh) * 2014-04-28 2017-01-04 无锡润新染料有限公司 一种复合活性嫩黄染料组合物
CN105860578B (zh) * 2015-01-19 2017-12-12 湖北丽源科技股份有限公司 一种黄色含氟活性染料混合物及其应用
CN104804469B (zh) * 2015-05-19 2017-03-22 湖北丽源科技股份有限公司 一种艳黄活性染料混合物及其应用
CN108457097A (zh) * 2017-05-22 2018-08-28 朱彬 一种尼龙织物染色工艺、蜜绒纱线的制作方法及蜜绒产品
EP3467163A1 (en) 2017-10-06 2019-04-10 Lenzing Aktiengesellschaft Lyocell filament lining fabric
CN111684082B (zh) * 2018-02-16 2022-07-05 亨斯迈先进材料(瑞士)有限公司 同时鞣制和染色含胶原的纤维材料的方法
CN111057398B (zh) * 2019-12-30 2021-07-06 苏州科法曼化学有限公司 一种红色染料混合物及其应用和染色法
CN117024989A (zh) * 2022-05-09 2023-11-10 台湾永光化学工业股份有限公司 反应性染料组成物及其用途

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1556908A (en) * 1977-06-08 1979-11-28 Ici Ltd Reactiv dyes containing the residue of 1-hydroxy-7-amino-88-5-amino-2'4'-disulphophenylazo naphtaline-3,l-disulphoniic acid
US4837310A (en) * 1986-01-16 1989-06-06 Sumitomo Chemical Company, Limited Red or bluish-red fiber-reactive monoazo compound having 7-substituted amino-1-naphthol-sulfonic acid as coupling component between the chromophore and fiber reactive portions of the compound
EP0657508B1 (de) * 1993-12-13 2000-10-25 Ciba SC Holding AG Reaktivfarbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
EP0775730B1 (de) * 1995-11-23 2000-05-03 Ciba SC Holding AG Reaktivfarbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
DE59611474D1 (de) * 1995-11-23 2008-07-03 Huntsman Adv Mat Switzerland Faserreaktive Anthrachinonfarbstoffe, deren Herstellung und deren Verwendung
DE59604034D1 (de) * 1995-11-23 2000-02-03 Ciba Sc Holding Ag Reaktivfarbstoffe, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung
JP4056593B2 (ja) * 1996-08-26 2008-03-05 チバ スペシャルティ ケミカルズ ホールディング インコーポレーテッド 染料混合物、その製造方法及びその用途
TW446734B (en) * 1997-12-11 2001-07-21 Ciba Sc Holding Ag Process for dyeing or printing and novel reactive dyes
DE19823634A1 (de) * 1998-05-27 1999-12-02 Dystar Textilfarben Gmbh & Co Wasserlösliche Monoazoverbindungen, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Farbstoffe
US6815536B2 (en) * 2002-10-17 2004-11-09 Everlight Usa, Inc. Monoazo reactive red dyestuff

Also Published As

Publication number Publication date
KR100642537B1 (ko) 2006-11-10
PL354835A1 (en) 2003-01-13
ATE355333T1 (de) 2006-03-15
US20030097721A1 (en) 2003-05-29
JP4421174B2 (ja) 2010-02-24
BR0202677A (pt) 2003-05-06
EP1275700B1 (de) 2007-02-28
DE50209569D1 (de) 2007-04-12
CN1247706C (zh) 2006-03-29
EP1275700A3 (de) 2003-07-16
BR0202677B1 (pt) 2013-09-17
PT1275700E (pt) 2007-04-30
CN1399032A (zh) 2003-02-26
KR20030007165A (ko) 2003-01-23
RU2291925C2 (ru) 2007-01-20
US20040211013A1 (en) 2004-10-28
EP1275700A2 (de) 2003-01-15
US6930179B2 (en) 2005-08-16
ES2281499T3 (es) 2007-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003096677A (ja) 合成ポリアミド繊維材料の三色浸染または捺染の方法
KR100533181B1 (ko) 반응성염료혼합물및이를사용하여염색또는날염하는방법
EP0021105B2 (en) Reactive dyes, process for their preparation and their use for dyeing cellulose fibers
JP3859784B2 (ja) 2色若しくは3色染色又は捺染する方法
KR101433231B1 (ko) 반응성 염료의 혼합물 및 삼색 염색 또는 날염 방법에서의 이의 용도
JPH0341503B2 (ja)
JPH11263922A (ja) 染色又は捺染方法及び新規な反応性染料
KR0141911B1 (ko) 섬유반응성 비대칭 디옥사진 화합물, 그 제조방법 및 섬유 반응성 염료료써의 그 용도
JPH07150064A (ja) 繊維反応性染料の混合物およびこれを繊維材料を染色するのに使用する方法
JP3685827B2 (ja) 反応性染料、その製造方法及びその用途
RU2346966C2 (ru) Реакционноспособные красители, способ их получения и их применение
JPH09176504A (ja) 反応性染料及びそれらを製造する方法
KR100460559B1 (ko) 반응성염료,이의제조방법및이를사용하여섬유재료를염색또는날염하는방법
JP4545931B2 (ja) モノアゾ反応染料
JPH0247163A (ja) 繊維反応性フオルマザン染料とその製造法及び使用法
KR100485410B1 (ko) 섬유 반응성 황색 염료 및 그것의 제조방법
JPS5857465B2 (ja) 新規反応性アゾ染料、その製法及びそれによる染色法
CN1060195C (zh) 纤维-反应性单偶氨染料,其制备方法以及其用途
JP2001139838A (ja) ホルマザン染料基とモノアゾ染料基とを含有する反応染料、それらの調製法及びその使用
KR100485411B1 (ko) 섬유 반응성 적색 염료 및 그것의 제조방법
KR100486648B1 (ko) 섬유 반응성 염료 혼합물 및 그것의 용도
KR100460558B1 (ko) 반응성염료,이의제조방법및이를사용한염색또는날염방법
JPH05345864A (ja) 水溶性アゾ染料、その製法及び染料としてのその用途
JP2005509714A (ja) 繊維反応性アゾ染料
JP2003528199A (ja) 繊維反応性ナフチルアゾナフチルトリアジニル染料

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050701

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091008

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees