JP2003069275A - 筐体シールド防水構造 - Google Patents

筐体シールド防水構造

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JP2003069275A JP2001253538A JP2001253538A JP2003069275A JP 2003069275 A JP2003069275 A JP 2003069275A JP 2001253538 A JP2001253538 A JP 2001253538A JP 2001253538 A JP2001253538 A JP 2001253538A JP 2003069275 A JP2003069275 A JP 2003069275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品を削減して製造工数及びコストを低減し
て十分な配置スペースを確保し、完全なシールド及び防
水を施す筐体シールド防水構造を提供する。 【解決手段】 電子機器のケース10内に回路基板18
を収納して電気的なシールド及び防水を施す筐体シール
ド防水構造であって、回路基板18を収納する電子機器
のケース10と、このケース10に装着されて回路基板
18を収納する内部を封止して電気的にシールドするシ
ールドカバー14と、このシールドカバー14の外側に
覆うように取り付けてシールドカバー14をケース10
に装着してシールドカバー14とケース10との間に介
在させて挟み込むことでケース10内を封止して電気的
なシールド及び防水を施すパッキン16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体シールド防水
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、筐体シールド防水構造は、例え
ば、カーオーディオ、ナビゲーションシステム、無線機
(携帯用、車載用、室内用)などの電子機器のケースに
採用し、このケース内を封止して電気的にシールドする
シールドカバーと、このシールドカバーとケースとの間
に挟み込んで防水するパッキンとを各々備えて効果的に
シールド及び防水を施していた。図9は、このような従
来の筐体シールド防水構造の一実施形態を示す構成図で
ある。また、図10は、従来の筐体シールド防水構造の
他の実施形態を示す構成図である。
【0003】図9に示すように、従来の筐体シールド防
水構造の一実施形態は、前述した電子機器に採用されて
おり、回路基板48を収納したケース40と、この回路
基板48を収納したケース40の内部を封止して電気的
にシールドするシールドカバー44と、このシールドカ
バー44によりケース40の上端に挟み込んでケース4
0内の電気的なシールド及び防水を施すパッキン46と
を備えている。ここで、シールドカバー44は、ケース
40の上端でパッキン46を挟み込むように配置してネ
ジ1によってネジ止めする。また、このケース40に
は、シールドカバー44を装着した上面から両側面に延
在し、この両側面でネジ2によってネジ止めする外装ケ
ース42を更に備えている。また、シールドカバー44
は、外装ケース42の内部に収納されて外側に露出する
ことがなく、通常、樹脂や板金などの材質を用いてカバ
ーしている。この際、シールドカバー44の外側面に
は、樹脂や板金によりカバーする前にクッション、ゴム
などの弾性を備えた部品(図示せず)を張りつけて外装
ケース42との間に介在させることで、振動を吸収して
外装ケース42とシールドカバー44との間で発生する
ビリ付きなどの問題を抑えている。
【0004】このように、従来の筐体シールド防水構造
の一実施形態では、回路基板48を収納したケース40
の上端にパッキン46を挟み込むようにシールドカバー
44を装着することで、ケース40内をシールド及び防
水して電気的に悪影響を与えることを防止していた。
【0005】一方、このようにパッキン46をシールド
カバー44により挟み込む構造とは異なり、シールドカ
バーによりパッキン46を挟み込まない従来の筐体シー
ルド防水構造の他の実施形態もある。この従来の筐体シ
ールド防水構造の他の実施形態は、図10に示すよう
に、回路基板58を収納するケース50を設け、この回
路基板58を収納したケース50内を封止するように嵌
入して電気的にシールドするシールドカバー54を備え
ている。このシールドカバー54は、バネ性を備えた板
金を用いて外周に沿って多くの切り欠きを設けて付勢す
るバネ部54aを設けている。そして、シールドカバー
54は、バネ部54aのバネ特性を生かしてケース50
の内部に強嵌合して固定する。この際、ケース50に
は、内部に嵌合したシールドカバー54(バネ部54
a)との間にパッキン56を挟み込むことが困難なた
め、上端に切り欠いた溝部50aを設けて配置するよう
に形成している。そして、このパッキン56は、ケース
50上端の溝部50aに嵌入して、この上面から覆うよ
うに外装ケース52を取り付けてネジ2によってネジ止
めすることで挟み込んで固定する。また、シールドカバ
ー54の外側面には、クッション、ゴムなどの弾性を備
えた部品(図示せず)を張りつけて外装ケース52との
間に介在させることで、振動を吸収して外装ケース52
とシールドカバー54との間で発生するビリ付きなどの
問題を抑えている。
【0006】このように従来の筐体シールド防水構造の
他の実施形態では、図9に示したように、ケース50に
シールドカバー54とパッキン56とを各々装着してケ
ース50内をシールド及び防水して電気的に悪影響を与
えることを防止し、且つ、シールドカバー54をケース
50に強嵌合して固定することで部品点数(ネジ)を削
減して組み立て工数を低減していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
筐体シールド防水構造では、図9に示した筐体シールド
防水構造を用いた場合、シールドカバー44をケース4
0にネジ止めすることで部品点数(ネジ代)が増えてネ
ジ止め工数も勿論かかる。一方、図10に示したバネ性
を持ったバネ部54aによりシールドカバー54をケー
ス50に強嵌合する筐体シールド防水構造を用いた場
合、シールドカバー54とケース50との間にパッキン
56を挟み込むことが難しく、ケース50の上端にパッ
キン56を配置する溝部50aのスペースを確保するた
め、ケース50に余分なスペースが必要になってしま
い、基板面積が減少するとともに、装置全体のサイズが
大きくなってしまう。
【0008】また、従来の筐体シールド防水構造では、
図9及び図10に示したシールドカバー44、54(金
属をコーティングした樹脂や導電性樹脂または板金)を
用いてケース40、50内をカバーする際、ケース4
0、50内でシールドカバー44、54のビリ付きを抑
えるためにクッション、ゴムなどの追加部品が必要にな
り部品コスト及び製造工数がかかってしまう。特に、ス
ピーカーを内蔵しているケースでは、ビリ付きが発生し
易いため、このビリ付きを抑える対策専用のクッショ
ン、ゴムなどの追加部品が必要になり部品コストが高く
なる。また、図10に示したシールドカバー54を金属
をコーティングした樹脂や導電性樹脂により形成した場
合、バネ部54aによりケース50に強嵌合する嵌合力
を安定させるため、ロック方向に前述したクッション、
ゴムなどの追加部品を用いて調整する場合があり部品コ
スト及び製造工数が更にかかるという不具合があった。
【0009】本発明はこのような課題を解決し、部品を
削減して製造工数及びコストを低減して十分な配置スペ
ースを確保し、完全なシールド及び防水を施す筐体シー
ルド防水構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、電子機器のケース内に回路基板を収納し
て電気的なシールド及び防水を施す筐体シールド防水構
造であって、回路基板を収納する電子機器のケースと、
このケースに装着されて回路基板を収納する内部を封止
して電気的にシールドするシールドカバーと、このシー
ルドカバーの外側に覆うように取り付けてシールドカバ
ーをケースに装着してシールドカバーとケースとの間に
介在させて挟み込むことでケース内を封止して電気的な
シールド及び防水を施すパッキンを設ける。
【0011】ここで、ケースには、シールドカバーを装
着した上面から両側面に延在し、この両側面で係合部を
係合して固定するとともに上面にリブを設けてシールド
カバーに指圧を加える外装ケースを更に装着することが
好ましい。また、パッキンは、シールドカバーの下面に
突出する段差を設けて外周に装着してケースとの間に挟
み込んで封止する外周部と、この外周部から延在してシ
ールドカバーの上面に回り込んで覆うように嵌合する上
面部とを一体に備え、シールドカバーの上下面に外周部
と上面部とを各々挟み付けるように嵌合させて固定する
ことが好ましい。また、パッキンの他の実施例は、シー
ルドカバーを覆うように上面から外周を介して下面に回
り込むように延在して係合するように形成することが好
ましい。このパッキンの他の実施例では、シールドカバ
ーの上面を覆う内側中央部に突出してシールドカバーに
嵌合する突部を一体に設けることが好ましい。また、パ
ッキンは、防水効果を有するゴム材または防水効果とと
もに電気的なシールド効果が得られる導電ゴムのいずれ
かにより形成し、ケース内の電気的なシールド及び防水
とともに防塵効果を得ることが好ましい。また、ケース
は、カーオーディオ、ナビゲーションシステム、無線機
などの電子機器のケースであることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
による筐体シールド防水構造の実施の形態を詳細に説明
する。図1は、本発明による筐体シールド防水構造の実
施の形態を示す構成図である。また、図2は、図1に示
したパッキン16をシールドカバー14に装着した状態
を示す図である。また、図3は、図2に示したA−A線
の断面を示す断面図である。また、図4は、図2に示し
たパッキン16を装着したシールドカバー14をケース
10に取り付ける状態を示す図である。また、図5は、
図2に示したパッキン16の他の実施例を示す図であ
る。また、図6は、図5に示したB−B線の断面を示す
断面図である。また、図7は、図2に示したパッキン1
6の更なる他の実施例を示す図である。また、図8は、
図7に示したC−C線の断面を示す断面図である。
【0013】図1に示すように、本発明による筐体シー
ルド防水構造の実施の形態は、図9及び図10に示した
従来技術と同様に、カーオーディオ、ナビゲーションシ
ステム、無線機(携帯用、車載用、室内用)などの電子
機器に採用されており、回路基板18を収納する電子機
器のケース10と、このケース10に装着されて回路基
板18を収納する内部を封止して電気的にシールドする
シールドカバー14とを備えている。また、本実施の形
態では、図9及び図10に示した従来技術とは異なり、
シールドカバー14の外側に覆うように取り付けてこの
シールドカバー14をケース10に装着してシールドカ
バー14とケース10との間に介在させて挟み込むこと
でケース10内を封止して電気的なシールド及び防水を
施すパッキン16を備えている。また、ケース10に
は、シールドカバー14を装着した上面から両側面に延
在し、この両側面で係合部12aを係合して固定すると
ともに、上面にリブ12bを設けてシールドカバー14
に指圧を加える外装ケース12を更に装着している。
【0014】ここで、シールドカバー14は、従来技術
とは異なり、下面に突出する段差14aを設けるととも
に、上面には凹状に形成した嵌合部14bを一体に備え
ている。このシールドカバー14は、アルミ、マグネシ
ウム、亜鉛などの材料を用いてキャスティング(鋳造)
により形成している。一方、ケース10は、シールドカ
バー14と同様に、アルミ、マグネシウム、亜鉛などの
材料を用いてキャスティングにより形成している。ま
た、パッキン16は、シールドカバー14の下面に突出
する段差14aの外周に装着してケース10との間に挟
み込んで封止する外周部16aと、この外周部16aか
ら延在してシールドカバー14の上面に回り込んで嵌合
部14bに覆うように嵌合する上面部16bとを一体に
形成している。従って、パッキン16は、図2及び図3
に示すように、シールドカバー14上面の嵌合部14b
に上面部16bを嵌合して、シールドカバー14下面の
段差14aに外周部16aを嵌合することで、シールド
カバー14の上下面に外周部16aと上面部16bとを
各々挟み付けるように固定している。このパッキン16
は、防水効果を有するゴム材により形成し、ケース10
内を防水するとともに同時に防塵効果を得ている。ま
た、パッキン16は、図3に示したように、シールドカ
バー14の上下面をほぼ覆うように形成しているため、
電気的なシールド効果が得られる導電ゴムにより形成す
ることで、ケース10内の防水及び防塵に加えて電気的
なシールド効果を得ることも可能である。
【0015】また、ケース10は、図1に示したよう
に、凹状に形成した内部に回路基板18を収納してネジ
1によりネジ止め(図4参照)するように形成してい
る。このケース10には、所定の両側面に各々突出する
突起部10aを一対に形成し、上部から外装ケース10
を強嵌合するように形成している。この外装ケース12
は、シールドカバー14を装着したケース10の上面か
ら両側面に延在し、ケース10の両側面で突起部10a
に係合する係合部12aを内側両面に各々形成してい
る。また、外装ケース12には、ケース10に装着した
シールドカバー14の上面に指圧を加えるリブ12bを
突出させて一体に形成している。従って、外装ケース1
2は、ケース10両側面の突起部10aに係合部12a
を強嵌合することで、リブ12bがシールドカバー14
上部のパッキン16を指圧して振動などに対するビリ付
きとガタ付きとを防止し、ケース10にシールドカバー
14を確実に嵌合させる役割を果たしている。
【0016】このような構成からなる本発明による筐体
シールド防水構造の実施の形態を組み立てる場合、ま
ず、図1に示したパッキン16の外周部16aと上面部
16bとをシールドカバー14の上下面に各々挟み付け
るように取り付けて固定する。その後、パッキン16を
取り付けたシールドカバー14は、図4に示すように、
ケース10の周壁上端に載置して回路基板18を収納し
たケース10内を封止する。この際、パッキン16の外
周部16aは、ケース10の周壁上端とシールドカバー
14との間に介在させて挟み込むように配置する。そし
て、このケース10には、シールドカバー14を装着し
た上部から覆うように外装ケース12を装着する。これ
によりシールドカバー14は、上部の上面部16aが外
装ケース12のリブ12bにより指圧され、下部の外周
部16aを潰すようにケース10に圧接してケース10
内を確実に封止する。この際、シールドカバー14は、
ケース10と圧接する間に外周部16aと上面部16b
とを介在させているため、この外周部16a及び上面部
16bにより振動を吸収してビリ付きまたはガタ付きを
防止する。
【0017】このように本発明による筐体シールド防水
構造の実施の形態によると、図4に示したように、シー
ルドカバー14をネジ無しでケース10に取り付けるこ
とが可能であり、回路基板18の固定以外にネジが不用
になり回路基板18及び全体のスペースを十分に確保で
きるため、部品点数(ネジ代)を削減してネジ止め工数
を低減するとともに、パッキン16の配置スペースを別
途確保する必要がなくなり、基板面積を減少することな
く、ケース10内を有効に使用することが可能になる。
【0018】また、本発明による筐体シールド防水構造
の実施の形態によると、図4に示したパッキン16を導
電ゴムにより形成することで、完全シールド構造になり
ケース10内で電気的に悪影響を引き起こすことを確実
に抑えることができ、更に、防塵、防水効果を満たすこ
とができる。
【0019】さらに、本発明による筐体シールド防水構
造の実施の形態によると、前述した外装ケース12のリ
ブ12bがシールドカバー14の上部に指圧を加えて押
し付ける構造のため、特に、スピーカーを内蔵している
ケースにおいても追加部品を設けることなくシールドカ
バー14のビリ付きまたはガタ付きを抑えることがで
き、部品コストを低減して製造工数を削減することがで
きる。
【0020】ここで、シールドカバー14をキャスティ
ング(鋳造)により形成して挟み込むように取り付ける
パッキン16の実施例を詳細に説明したが、これに限定
されるものではなく、例えば、板状のシールドカバーに
被せるように装着するパッキンでも良い。このシールド
カバーに被せて装着するパッキンの他の実施例は、図5
に示すように、板状に延在するシールドカバー24を設
け、このシールドカバー24の片面を覆うように上面か
ら外周を介して下面に回り込んで係合するように形成し
ている。このパッキン26は、防水効果を有するゴム
材、または防水効果とともに電気的なシールド効果が得
られる導電ゴムのいずれかにより形成ししている。従っ
て、このパッキン26は、図6に示すように、シールド
カバー24の片面に被せる形状のため、シールドカバー
24を、例えば板材を切断したのみの簡単な薄板状に形
成でき、且つ、容易に取り付けることが可能になる。
【0021】このように、パッキンの他の実施例による
と、シールドカバー24に被せるように装着してケース
(図1参照)に容易に取り付けることができるため、図
1に示したパッキンと同様の効果を得ることができると
ともに、図6に示したように、シールドカバー24に被
すことで片面をほぼ全周覆うことができシールド効果を
向上し、且つ、このパッキン26及びシールドカバー2
4の形状を簡単にして、部品の製造を容易にしてコスト
を低減することができる。
【0022】一方、図6に示したパッキンの他の実施例
において、シールドカバーに絞り加工を施してパッキン
を係合させて固定することも可能である。このシールド
カバーに係合させて固定するパッキンの更なる他の実施
例は、図7に示すように、シールドカバー34を覆うよ
うに上面から外周を介して下面に回り込むように延在し
て係合するように形成し、このシールドカバー34の上
面を覆う内側中央部に突出して係合する突部36aを一
体に設けている。このパッキン36は、図5に示したパ
ッキンと同様に、防水効果を有するゴム材、または防水
効果とともに電気的なシールド効果が得られる導電ゴム
のいずれかにより形成ししている。また、シールドカバ
ー34は、パッキン36を被せるように薄板状に延在
し、この中央部にパッキン36の突部36aを嵌合する
凹状の段差34aを絞り加工により形成している。従っ
て、パッキンの更なる他の実施例では、図8に示すよう
に、パッキン36の突部36aがシールドカバー34の
段差34aに嵌合するため、図6に示したパッキンに比
べてシールドカバー34の動きを確実に抑えて固定する
ことが可能になる。
【0023】このように、パッキンの更なる他の実施例
によると、シールドカバー34に覆うように装着してケ
ース(図1参照)に容易に取り付けることができるた
め、図1に示したパッキンと同様の効果を得ることがで
きるとともに、図8に示したようにパッキン36の突部
36aをシールドカバー34の段差34aに係合するこ
とで、図6に示したパッキンに比べてシールドカバー3
4に確実に固定することができ、且つ、段差34aによ
りシールドカバー34自体の強度を強くすることができ
る。
【0024】以上、本発明による筐体シールド防水構造
の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述した実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で変更可能である。例えば、キャスティングに
より形成したケースを備える実施の形態を説明したが、
これに限定されるものではなく、金属被膜を付設(蒸
着、メッキ等のコーティング)した樹脂、または導電性
樹脂により形成したケースでも良い。また、キャスティ
ング又は絞り加工により形成したシールドカバーを備え
る実施の形態を説明したが、これに限定されるものでは
なく、例えば前述したように、金属被膜を付設(蒸着、
メッキ等のコーティング)した樹脂、または導電性樹脂
により形成したシールドカバーでも良い。
【0025】
【発明の効果】このように本発明による筐体シールド防
水構造によれば、部品を削減して製造工数及びコストを
低減して十分な配置スペースを確保し、完全なシールド
及び防水を施すことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による筐体シールド防水構造の実施の形
態を示す構成図。
【図2】図1に示したパッキンをシールドカバーに装着
した状態を示す図。
【図3】図2に示したA−A線の断面を示す断面図。
【図4】図2に示したパッキンを装着したシールドカバ
ーをケースに取り付ける状態を示す図。
【図5】図2に示したパッキンの他の実施例を示す図。
【図6】図5に示したB−B線の断面を示す断面図。
【図7】図2に示したパッキンの更なる他の実施例を示
す図。
【図8】図7に示したC−C線の断面を示す断面図。
【図9】従来の筐体シールド防水構造の一実施形態を示
す構成図。
【図10】従来の筐体シールド防水構造の他の実施形態
を示す構成図。
【符号の説明】
1 ネジ 10 ケース 10a 突起部 12 外装ケース 12a 係合部 12b リブ 14 シールドカバー 14a 段差 14b 嵌合部 16 パッキン 16a 外周部 16b 上面部 18 回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E360 AB13 AB33 BA08 BC03 BC04 BC06 BD03 CA02 CA03 EA18 ED06 ED13 ED23 ED27 GA06 GA29 GA34 GA53 GB21 5E321 AA03 AA21 BB44 BB57 CC09 GG05 GH07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器のケース内に回路基板を収納し
    て電気的なシールド及び防水を施す筐体シールド防水構
    造において、 前記回路基板を収納する電子機器のケースと、 前記ケースに装着されて前記回路基板を収納する内部を
    封止して電気的にシールドするシールドカバーと、 前記シールドカバーの外側に覆うように取り付けて前記
    シールドカバーを前記ケースに装着して前記シールドカ
    バーとケースとの間に介在させて挟み込むことで前記ケ
    ース内を封止して電気的なシールド及び防水を施すパッ
    キンとを設けたことを特徴とする筐体シールド防水構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の筐体シールド防水構造
    において、 前記ケースには、前記シールドカバーを装着した上面か
    ら両側面に延在し、この両側面で係合部を係合して固定
    するとともに前記上面にリブを設けて前記シールドカバ
    ーに指圧を加える外装ケースを更に装着したことを特徴
    とする筐体シールド防水構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の筐体シールド防水構造において、 前記パッキンは、前記シールドカバーの下面に突出する
    段差を設けて外周に装着して前記ケースとの間に挟み込
    んで封止する外周部と、この外周部から延在して前記シ
    ールドカバーの上面に回り込んで覆うように嵌合する上
    面部とを一体に備え、前記シールドカバーの上下面に前
    記外周部と上面部とを各々挟み付けるように嵌合させて
    固定することを特徴とする筐体シールド防水構造。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の筐体シールド防水構造において、 前記パッキンは、前記シールドカバーを覆うように上面
    から外周を介して下面に回り込むように延在して係合す
    るように形成したことを特徴とする筐体シールド防水構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の筐体シールド防水構造
    において、 前記パッキンは、前記シールドカバーの上面を覆う内側
    中央部に突出して前記シールドカバーに嵌合する突部を
    一体に設けたことを特徴とする筐体シールド防水構造。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載
    の筐体シールド防水構造において、 前記パッキンは、防水効果を有するゴム材または防水効
    果とともに電気的なシールド効果が得られる導電ゴムの
    いずれかにより形成し、前記ケース内の電気的なシール
    ド及び防水とともに防塵効果を得ることを特徴とする筐
    体シールド防水構造。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2のいずれかに記
    載の筐体シールド防水構造において、 前記ケースは、カーオーディオ、ナビゲーションシステ
    ム、無線機などの電子機器のケースであることを特徴と
    する筐体シールド防水構造。
JP2001253538A 2001-08-23 2001-08-23 筐体シールド防水構造 Expired - Lifetime JP3866065B2 (ja)

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