JPH05291760A - 防滴・防水機構 - Google Patents

防滴・防水機構

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JPH05291760A
JPH05291760A JP4119787A JP11978792A JPH05291760A JP H05291760 A JPH05291760 A JP H05291760A JP 4119787 A JP4119787 A JP 4119787A JP 11978792 A JP11978792 A JP 11978792A JP H05291760 A JPH05291760 A JP H05291760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
proof
cabinets
drip
cabinet
rubber cover
Prior art date
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Pending
Application number
JP4119787A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Yamada
良憲 山田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コストを低減しつつ、デザインのバリエーシ
ョンを豊富にし、かつ新規な商品イメージを出す。 【構成】 従来のOリングに代り、外側キャビネット1
1、12の本体に装着するゴムカバー21、22をその
まま接合面までまわし、ゴムカバー21、22同士の圧
着によって防滴・防水処理を行う。そして、組み立てた
複数の外側キャビネット11、12の内部空間13に水
分の侵入から防護すべき防護物体を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防滴・防水機構に係わ
り、例えば小型電気製品のキャビネット外部において防
滴や防水を図る防滴・防水機構に関する。
【0002】近時、多種多様の小型電気製品、音響製品
等があるが、例えば電気パーツが使用されていると、水
分侵入に対する考慮が必要で、防滴・防水を図るための
工夫がなされている。
【0003】
【従来の技術】従来の防滴・防水機構としては、例えば
図2に示すようなものが知られている。この図におい
て、1は上キャビネット、2は下キャビネットで、各キ
ャビネット1、2の間にはOリング3が介挿されてい
る。キャビネット1、2は内面側が凹状に形成され、2
つのキャビネット1、2によって画成される内部空間4
には電気パーツ(例えば、小型ステレオ部品)が収納さ
れている。
【0004】また、キャビネット1、2の端部は外周に
沿って対向可能なフランジ状の平面に形成されるととも
に、各フランジ平面に溝が形成され、その溝にOリング
3が収納されている。そして、各キャビネット1、2は
ビス(図示略)によってフランジ部同士が締付・固定さ
れ、このときOリング3によって外部からの水分の侵入
を防止するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の防滴・防水機構にあっては、Oリングによって外部
からの水分の侵入を防ぐような構成になっていたため、
次のような問題点があった。 Oリングという特別のパーツが必要で、コストアップ
になる。 Oリングを埋め込む溝の加工等が必要で手間がかか
り、工数の面からコストアップになる。 Oリングを埋め込むための機構が必要であり、必然的
にデザイン面で制約を受け、斬新なデザインを施すこと
が困難である。したがって、デザインのバリエーション
が少なく、新規な商品イメージを出すことが難しい。
【0006】そこで本発明は、コストを低減しつつ、デ
ザインのバリエーションが豊富で、かつ新規な商品イメ
ージを出すことが可能な防滴・防水機構を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による防滴・防水機構は、複数の外側キャビ
ネットを有し、該複数の外側キャビネットのそれぞれに
弾性部材を装着し、該弾性部材は、少なくとも外側キャ
ビネットの接合面を覆うように配置し、複数の外側キャ
ビネット同士を、装着した各弾性部材同士が互いに圧着
されるように接合面を対向させて組み立て、組み立てた
複数の外側キャビネットの内部に水分の侵入から防護す
べき防護物体を収納するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明では、従来のOリングに代り、外側キャ
ビネットの本体に装着する弾性部材(例えば、ゴムカバ
ー)をそのまま接合面までまわし、弾性部材同士の圧着
によって防滴・防水処理が行われる。したがって、防水
に必要なパーツが減るとともに、デザイン的にもバリエ
ーションが豊富となり、新しい商品イメージを出すこと
が可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明に係る防滴・防水機構の一実施例を示す図で
あり、本発明を携帯用小型ステレオ(商品名ウォークマ
ン:商標)に適用した例である。
【0010】図1は携帯用小型ステレオの断面図であ
り、この図において、11は上キャビネット、12は下
キャビネットである。各キャビネット(外側キャビネッ
トに相当)11、12は内面側が従来例と同様に凹状に
形成され、2つのキャビネット11、12によって画成
される内部空間13には携帯用小型ステレオの電気パー
ツを含む本体を収納するようになっている。この場合、
携帯用小型ステレオの電気パーツを含む本体は、水分の
侵入から防護すべき防護物体に相当する。
【0011】各キャビネット11、12のそれぞれの端
部(以下、接合端部という)11a、12aは外周に沿
って互いに対向可能な平面状の接合面に形成されるとと
もに、各接合端部11a、12aの接合面には従来と異
なり溝が形成されておらず、平面になっている。
【0012】上キャビネット11にはゴムカバー(弾性
部材に相当)21が装着されており、ゴムカバー21の
第1の目的は上キャビネット11本体の外側の少なくと
も一部を覆うことにより、衝撃等から携帯用小型ステレ
オを防護するものである。したがって、弾力性のある部
材としてゴムカバー21が選定されているが、本実施例
では、このゴムカバー21の第2の目的として防滴・防
水機能を持たせるようにしている。なお、ゴムカバー2
1はわずかに上キャビネット11の外側中央部を覆って
いないのみで、その他は全て覆うようになっている。す
なわち、ゴムカバー21は上キャビネット11の接合端
部11aの部分を含んで装着されており、接合端部11
aの全てを完全に覆っている。
【0013】一方、下キャビネット12にもゴムカバー
(弾性部材に相当)22が装着されており、ゴムカバー
22の第1の目的も同様に下キャビネット12本体の外
側部分を覆うことにより、衝撃等から携帯用小型ステレ
オを防護するものである。特に、下側の部分は携帯用小
型ステレオを部材(例えば、机)の上に置いた場合等の
衝撃から守るために、下キャビネット12の外側全部が
ゴムカバー22によって覆われている。
【0014】したがって、弾力性のある部材としてゴム
カバー22が選定されているが、本実施例では、このゴ
ムカバー22の第2の目的として防滴・防水機能を持た
せるようにしている。すなわち、ゴムカバー22は同様
に下キャビネット12の接合端部12aの部分を含んで
装着されており、接合端部12aの全てを完全に覆って
いる。なお、ゴムカバー21、22の厚さは適切に設定
される。
【0015】以上の構成において、本実施例の携帯用小
型ステレオを組み立てる手順について説明する。まず、
下キャビネット12にゴムカバー22を装着する。この
とき、ゴムカバー22は下キャビネット12の外側全部
と接合端部12aの全てを覆うように装着する。したが
って、ゴムカバー22により接合端部12aの全てが完
全に覆われる。
【0016】次いで、電気パーツを含む携帯用小型ステ
レオ本体を下キャビネット12の凹部に載置する。その
後、上キャビネット11にゴムカバー21を装着する。
このとき、ゴムカバー21は上キャビネット11の外側
の一部と接合端部11aの全てを覆うように装着する。
したがって、ゴムカバー21により接合端部11aの全
てが完全に覆われる。
【0017】次いで、上キャビネット11を下キャビネ
ット12にかぶせて携帯用小型ステレオ本体を2つのキ
ャビネット11、12によって画成される内部空間13
に収納する。その後、各キャビネット11、12同士を
締付・固定するが、これは例えば、ビスにより固定す
る。具体的には、上キャビネット11のゴムカバー21
で覆われていない外側部分からビスを通し、このビスを
下キャビネット12の内部側に形成したねじ溝に捩じ込
むようにして固定する。
【0018】好ましくは、上キャビネット11のゴムカ
バー21で覆われている外側部分に対して、一時的にゴ
ムカバー21を外してビスを通し、このビスを下キャビ
ネット12の内部側に形成したねじ溝に捩じ込んだ後
に、再びゴムカバー21をビス頭の上にかぶせて覆うよ
うにするとよい。このようにすると、ビス頭の部分がゴ
ムカバー21で覆われるから、防水機能を発揮できる。
【0019】このように、本実施例の防滴・防水機構に
おいては、従来のOリングに代り、各キャビネット1
1、12に装着するゴムカバー21、22をそのまま接
合端部11a、12aまでまわし、各キャビネット1
1、12同士が締付・固定される。したがって、各ゴム
カバー21、22同士は平面的な接合端部11a、12
aにおいて互いに圧着されることとなり、外部からの水
分の侵入を防止する構造となって防滴・防水処理が行わ
れる。
【0020】この場合、ゴムカバー21、22の第1の
目的はあくまでも衝撃等から携帯用小型ステレオを防護
するための緩衝手段としての機能であり、防滴・防水処
理のために特別に設けたものではない。緩衝手段として
の機能に加えて、防滴・防水機能を発揮できるように利
用したものである。したがって、従来のOリングのよう
な純粋に防滴・防水機能を発揮する部材が必要でなく、
従来に比べて防水に必要なパーツを低減することがで
き、低コスト化を図ることができる。また、Oリングが
不要であるから、Oリングを埋め込む溝の加工も必要が
なく、工数が低減してこの面からも低コスト化を図るこ
とができる。
【0021】さらに、デザイン面を考察すると、Oリン
グやフランジ部が不要となるから、各キャビネット1
1、12の外側形状がOリングやフランジ部に拘束され
なくなる。すなわち、防滴・防水機能を発揮させるため
の機構がデザイン的な制約を受けない。したがって、各
キャビネット11、12の外側形状を自由に選定可能と
なり、デザインのバリエーションが豊富となって、新し
い商品イメージを出すことが可能になるという効果が得
られる。
【0022】なお、本発明の実施態様は図1に示したよ
うな形状の外側キャビネットに限定されるものではな
い。例えば、外側キャビネットは他の形状でもよく、要
はその商品のデザイン面を考慮し、新しい商品イメージ
を出せるような形状に加工するとよい。また、ゴムカバ
ーの装着範囲も限定されず、商品のデザインとの関係お
よび防滴・防水機能との関係を考慮しておけば、装着範
囲を自由に設定してよい。
【0023】さらに、上記実施例は本発明を携帯用小型
ステレオに適用した例であるが、本発明の適用はこれに
限るものではなく、防滴・防水処理の必要な他の電気製
品にも適用が可能である。また、電気製品に限らず、ス
ポーツパック、あるいは日用品等にも適用することがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来のOリングに代えて、外側キャビネットの本体に装
着する弾性部材をそのまま接合面までまわし、弾性部材
同士の圧着によって防滴・防水処理を行っているので、
防滴・防水に必要なパーツを減らすことができ、加工工
程の減少と共に、コスト低下を図ることができる。ま
た、デザイン的にもバリエーションが豊富となり、新し
い商品イメージを出すことが可能になるという効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防滴・防水機構を応用した携帯用
小型ステレオの断面図である。
【図2】従来の防滴・防水機構を用いた携帯用小型ステ
レオの断面図である。
【符号の説明】
11 上キャビネット(外側キャビネット) 11a、12a 接合端部 12 下キャビネット(外側キャビネット) 13 内部空間 21、22 ゴムカバー(弾性部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外側キャビネットを有し、該複数
    の外側キャビネットのそれぞれに弾性部材を装着し、 該弾性部材は、少なくとも外側キャビネットの接合面を
    覆うように配置し、 複数の外側キャビネット同士を、装着した各弾性部材同
    士が互いに圧着されるように接合面を対向させて組み立
    て、組み立てた複数の外側キャビネットの内部に水分の
    侵入から防護すべき防護物体を収納するようにしたこと
    を特徴とする防滴・防水機構。
  2. 【請求項2】 前記防護物体は、携帯用小型ステレオの
    電気パーツを含む本体であり、全体として携帯用小型ス
    テレオに適用されることを特徴とする請求項1記載の防
    滴・防水機構
JP4119787A 1992-04-13 1992-04-13 防滴・防水機構 Pending JPH05291760A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4119787A JPH05291760A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 防滴・防水機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP4119787A JPH05291760A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 防滴・防水機構

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JPH05291760A true JPH05291760A (ja) 1993-11-05

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ID=14770216

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JP4119787A Pending JPH05291760A (ja) 1992-04-13 1992-04-13 防滴・防水機構

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JP (1) JPH05291760A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003069275A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Kenwood Corp 筐体シールド防水構造
JP2006161942A (ja) * 2004-12-07 2006-06-22 Nok Corp 精密機器用密封・緩衝構造体
CN112133335A (zh) * 2020-10-14 2020-12-25 威海火峰电脑有限公司 一种能在突发情况下保护移动硬盘的装置

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JP2003069275A (ja) * 2001-08-23 2003-03-07 Kenwood Corp 筐体シールド防水構造
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