JP5882127B2 - 車載用アンテナ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の例えばルーフに取り付けられる車載用アンテナに関する。
従来の車載用アンテナでは、例えば下記特許文献1に示されるように、アンテナベースにケースが被せられ、その中にアンテナエレメントや基板が収容されており、アンテナベースの外周縁全体を囲むようにシール材が設けられることで、外部からの水の浸入を防止している。アンテナベースとしては、柔軟なシール材の形状を保持して防水性を維持するように剛性が必要なため、金属板(例えばプレス鋼板)が用いられている。
特開2005−20660号公報
最近は、シャークフィンアンテナと呼ばれるアンテナが開発されており、高さを例えば約70mmに低背化する一方で、利得確保のための長さを確保するようにアンテナベースが長尺になり、従来と比較して大きなアンテナベースとなっている。このため、特許文献1のようにアンテナベースに金属板を用いると、コスト高で重量も大きくなる。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、アンテナベースを樹脂製としながら必要な防水性の確保が可能で、低コスト化や軽量化に有利な車載用アンテナを提供することにある。
本発明のある態様は、車載用アンテナである。この車載用アンテナは、
下面に凹部が形成された樹脂製のアンテナベースと、
前記アンテナベースに上方から被せられたアンテナケースと、
前記アンテナケースの内側に設けられたアンテナエレメントと、
前記アンテナベースの前記凹部に収容された回路基板と、
前記凹部を囲むように前記アンテナベースの下面に配置された防水用のシール部材と、
前記シール部材の内側で前記アンテナベースの下面に固定され、かつ車体側に対する取付部を有するシャーシとを備える。
前記アンテナエレメントが前記アンテナベースと前記アンテナケースとの間の空間に存在し、前記アンテナベースの前記凹部には前記空間と連通する孔が設けられ、前記アンテナエレメントと前記回路基板とを電気的に接続する導体接続部が前記孔を貫通し、前記孔から前記凹部内への水の浸入を防止する水密封止部材が前記孔に対して設けられていてもよい。
前記導体接続部を保持するガイドが前記孔内に延在し、前記ガイドと前記孔の内面との間に前記水密封止部材が挟持されていてもよい。
前記アンテナエレメントはコイルを含み、前記コイルは、前記ガイドを有するホルダに一体に成形され、前記コイルの一方の端部が前記ガイドから下方に突出して前記導体接続部を成していてもよい。
前記コイルの一方の端部は、前記ガイドから下方に突出し、折り返されて前記ガイド内に戻る形状であり、
前記コイルの前記一方の端部のうち前記ガイドから下方に突出している部分を挟み込む一対の導体板バネが前記回路基板から立ち上がってもよい。
前記アンテナベースは前記孔の上部開口を囲むように立ち上がるベースリブを有してもよい。
前記アンテナベースは、前記アンテナケースの内面と平行で前記内面と近接ないし接触する部分を含むガイドリブを有してもよい。
前記シャーシは下面に車体との当接部を有し、前記アンテナベースの下面に前記凹部を囲む溝が形成され、前記溝に前記シール部材が配置され、前記シール部材が前記当接部よりも下方に所定長だけ延出していてもよい。
前記シール部材は、前記アンテナベースの下面の前記凹部を含む一部を囲み、当該一部を除く他の部分は囲まなくてもよい
前記アンテナベースの周縁部ないしその近傍に沿って一周するように前記アンテナベース上に設けられ、前記アンテナベースの底面側に回り込まないパッドを備え、
前記アンテナケースは、前記パッドを全周に渡って前記アンテナベースに押し付けるケースリブを有してもよい。
前記アンテナエレメントは、前記アンテナケースの天井面と略平行な曲面部を有するように折り曲げられ、かつ前記曲面部が前記天井面に近接するように前記アンテナケースに固定された導体板を含んでもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、アンテナベースを樹脂製としながら必要な防水性の確保が可能で、低コスト化や軽量化に有利な車載用アンテナを実現可能である。
本発明の実施の形態に係る車載用アンテナ1の、一部を断面とした斜視図。 車載用アンテナ1の底面図。 図2のA−A’断面図。 車載用アンテナ1の分解斜視図。 図4のケース組の分解斜視図。 図4のベース組の分解斜視図。 アンテナベース21に対するシャーシ27の組み付け説明図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の実施の形態に係る車載用アンテナ1の、一部を断面とした斜視図である。本図により、直交する3方向である前後、上下、左右の各方向を定義する。図2は、車載用アンテナ1の底面図である。図3は、図2のA−A’断面図である。図4は、車載用アンテナ1の分解斜視図である。図5は、図4のケース組の分解斜視図である。図6は、図4のベース組の分解斜視図である。図7は、アンテナベース21に対するシャーシ27の組み付け説明図である。
車載用アンテナ1は、アンテナベース21と、パッド22と、シール部材23と、回路基板24と、シャーシ27と、アンテナケース31と、アンテナエレメントの例示である容量エレメント32及びコイルエレメント33とを備える。
アンテナベース21は、PBT等の樹脂製の成型品であり、下面の一部(中央付近)には凹部211が形成されている。また、アンテナベース21の下面には、凹部211の近傍を囲む溝215が形成されている。溝215は、シール部材23を配置(接着)させるために設けられている。凹部211には、アンテナベース21とアンテナケース31との間の空間と連通する孔212(貫通孔)が上面に設けられる。アンテナベース21は、孔212の上部開口を囲むように立ち上がるベースリブ213と、アンテナケース31の内面と平行で前記内面と近接ないし接触する部分を含むガイドリブ214とを有する。
パッド22は、エラストマーやゴム等の弾性部材であり、アンテナベース21の周縁部ないしその近傍に沿って一周するようにアンテナベース21上に設けられる。パッド22は、アンテナベース21の周縁部ないしその近傍上に載置される周回部221と、不図示の車体(ルーフ)に近接ないし接触するように周回部221から下方且つ外方に延びるカバー部222とを有する。カバー部222は、アンテナケース31の下端縁と車体との間の隙間の目隠しとして機能し、またアンテナベース21と車体との間の簡易的な防水機能も有する(強力な防水機能はシール部材23が有する)。なお、パッド22は、アンテナベース21の底面側には回り込まないため、組立時にはアンテナベース21に上方から被せるだけでよい。
アンテナケース31は、パッド22を挟んで、アンテナベース21に上方から被せられる。被せる際は、アンテナベース21のガイドリブ214がアンテナケース31の内側に当接することで、アンテナケース31に予め組み付けられた後述するコイルエレメント33の基板側ガイド335をアンテナベース21の孔212へと導くようにガイドする。アンテナベース21に対するアンテナケース31の最終的な位置決め及び固定は、例えば複数箇所のネジ止めにより行われる。アンテナケース31は、シャークフィン形の外形部310の内側に、パッド22を全周に渡ってアンテナベース21に押し付けるケースリブ311を有する。外形部310の天井部からは、容量エレメント32及びコイルエレメント33を取り付けるためのネジ穴付きボス312が突出する。
容量エレメント32及びコイルエレメント33は、アンテナベース21とアンテナケース31との間の空間に設けられる。
容量エレメント32は、金属板(導体板)であり、アンテナケース31の湾曲した天井面と略平行な曲面部321を有するように例えば絞り加工により折り曲げられている。アンテナケース31に固定された状態で、曲面部321がアンテナケース31の天井面に近接する。曲面部321に形成されたガイド孔322にアンテナケース31のネジ穴付きボス312が挿通される。曲面部321の前端からは、コイルエレメント33との電気的接続のための端子接続部323が下方に延びている。端子接続部323は、下方に開いたコの字部323aを有し、相手側端子を下方から嵌入できる。
コイルエレメント33は、ABS樹脂等の絶縁樹脂製のホルダ331にコイル部336を一体に成形したものである。ホルダ331は、取付部332と、巻線保持部333と、容量側端子ガイド334と、基板側端子ガイド335とを有する。取付部332は、基部332aから立ち上がる左右方向リブ332b、前後方向リブ332c、及び位置決めボス332dを含む。位置決めボス332dの貫通孔332eは容量エレメント32の曲面部321に形成されたガイド孔322と連通し、アンテナケース31のネジ穴付きボス312が挿通され、この状態で容量エレメント32及びコイルエレメント33がネジ止め固定される。巻線保持部333は、円柱状等の柱状であり、取付部332の前端側から下方に延びる。容量側端子ガイド334は、巻線保持部333から前方に延びる突起(凸条)である。基板側端子ガイド335は、巻線保持部333の前方において下方に延びる円柱状等の柱状のガイド本体部335aを有するように巻線保持部333から延長する。ガイド本体部335aは、水密封止部材としてのOリング34が嵌る凹部335bを外周面に有する。ガイド本体部335aはアンテナベース21の凹部211の孔212内に延在し、ガイド本体部335aの凹部335bに嵌められたOリング34がガイド本体部335aの外周面と孔212の内周面との間に挟持される。
コイル部336は、巻線部337と、容量側端子338と、基板側端子339とを有する。巻線部337は、ホルダ331の巻線保持部333に外周の一部(前後左右)が露出した状態で一体化されている。巻線部337の一端である容量側端子338は、容量側端子ガイド334にガイドされて前方に延び、容量エレメント32の端子接続部323に接触状態とされる(コの字部323aに嵌め込まれる)。巻線部337の他端である基板側端子339は、基板側端子ガイド335にガイドされてガイド本体部335aの先端面(下端面)から下方に突出し、折り返されてガイド本体部335aの先端面からガイド本体部335a内に戻る形状である。基板側端子339は、コイルエレメント33と回路基板24とを電気的に接続する導体接続部を成していて、アンテナベース21の凹部211の孔212を貫通する。
回路基板24は、高周波増幅等の機能を有する導体パターンが形成されたものであり、アンテナベース21の凹部211に収容される。回路基板24の所定位置(凹部211の孔212の下方となる位置)からは、一対の導体板バネ241が立ち上がる。導体板バネ241は、コイルエレメント33の基板側端子339のうちガイド本体部335aから下方に突出している部分を挟み込む。これにより、コイルエレメント33と回路基板24(回路基板24上の導体パターン)との電気的接続が成される。
シャーシ27は、金属製であり、回路基板24を下方から保持してアンテナベース21の下面にネジ止め等により固定される。シャーシ27は、車体側に対する取付部としてのボルト271を有するとともに、車体との当接部を有する凸部272を下面に有する。ボルト271に車体内側からナット29を螺合させることで、シャーシ27、ひいては車載用アンテナ1が車体に対して取り付けられる(固定される)。図2に示すようにシャーシ27はアンテナベース21下方からみて凹部212開口を覆うようにアンテナベース21下面に固定され、ボルト271は開口の中央付近に位置するように設けられている。
シール部材23は、弾性及び水密性を有する例えばPORON(登録商標)等の独立発泡体であり、アンテナベース21の凹部211およびシャーシ27を囲むようにアンテナベース21の下面に接着(装着)される。シール部材23の接着位置は前述のように溝215となっている。溝215は、シャーシ27の凸部272の当接部(最下端部)に対してシール部材23が下方に延びる量(すなわち車体への取付時のシール部材23の縮み量)を最適値にする役割を持つ。換言すれば、シャーシ27の凸部272に対するシール部材23の出っ張り量が最適値となるような深さの溝215がアンテナベース21の下面に形成されている。上述したように車載アンテナ1を車体に取り付けるために、シャーシ27のボルト271に車体内側からナット29を螺合させることで、シール部材23は、アンテナベース21の下面と車体とに挟まれて圧縮されて内側への水の浸入を防止する。シール部材23は、アンテナベース21の下面の凹部211を含む一部を囲み、当該一部を除く他の部分は囲まない。
以下、車載用アンテナ1の組立方法の一例を説明する。
図4に示されるケース組3を組み立てる(ケース組3の分解状態は図5に示される)。すなわち、容量エレメント32のガイド孔322及びコイルエレメント33の位置決めボス332dの貫通孔332eにアンテナケース31のネジ穴付きボス312を挿通した状態で、ネジ101をネジ穴付きボス312に螺着し、三者を固定一体化する。また、コイルエレメント33のガイド本体部335aの凹部335bにOリング34を嵌めておく。
図4に示されるベース組2を組み立てる(ベース組2の分解状態は図6に示される)。まず、仮ロック部材28をシャーシ27に下方から取り付ける。具体的には、仮ロック部材28の貫通孔282にシャーシ27のボルト271を挿通し、仮ロック部材28の一対の爪281をシャーシ27の底面の孔273に係合させる。仮ロック部材28は、車体の開口縁に係合する一対の仮止め爪283を有し、ボルト271にナット29を締結する前の仮止め機能を有する。仮ロック部材28の取付後、ボルト271にはナット29を取り付けておく。次に、ケーブルアセンブル25及びケーブルホルダ26をシャーシ27に上方からネジ102によりネジ止め固定する。そして、回路基板24をケーブルアセンブル25に上方からネジ103によりネジ止め固定する。このとき、ケーブルアセンブル25のケーブル251を回路基板24の貫通孔に挿通し、回路基板24上の導体パターンと電気的に接続する。
一方、アンテナベース21の下面にシール部材23を接着し、パッド22をアンテナベース21上に載置する。そして、図7に示すように、ケース組3のアンテナケース31をガイドリブ214に沿ってアンテナベース21に上方から被せ、両者を所定数のネジ104により固定一体化する。これにより、Oリング34が取り付けられたガイド本体部335aがアンテナベース21の凹部211の孔212に入り込み、孔212が水密封止される。その後、回路基板24が固定されたシャーシ27をアンテナベース21の凹部211に下方から組み付ける。具体的には、シャーシ27をネジ105(図6)によりアンテナベース21に対してネジ止め固定する。このとき、シャーシ27の切欠274と貫通孔275にアンテナベース21の下面のボス216,217を通すことで、ネジ止め前の仮位置決めが可能である。これにより、回路基板24から立ち上がる一対の導体板バネ241によりコイルエレメント33の基板側端子339を挟み込む。
こうして組み立てた車載用アンテナ1のボルト271及び仮ロック部材28を車体(ルーフ)の取付孔に挿入し、ボルト271に図4に示すワッシャー組4を横から取り付け、ナット29を締め付けることで、車載用アンテナ1を車体に固定できる。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 車載用アンテナ1は、アンテナベース21が樹脂製のため、特許文献1のようにアンテナベースに金属板を用いる場合と比較してコスト安かつ軽量である。
(2) アンテナベース21のベースリブ213が凹部211の孔212の上部開口を囲むように立ち上がるため、パッド22とアンテナケース31(ケースリブ311)との隙間から万一水が浸入したとしても、ベースリブ213が防水壁となり、孔212から凹部211の内側への水の浸入を防止できる。なお、ベースリブ213を乗り越えた水はOリング34によって凹部211の内側への浸入が止められる。
(3) アンテナベース21のガイドリブ214がアンテナケース31をアンテナベース21に上方から被せる際のガイドになるため、作業性がよい。なお、アンテナベース21のリブ(ベースリブ213及びガイドリブ214)は、アンテナベース21の剛性を高める作用もある。また、高さのあるリブは、樹脂製では容易であるが、従来のような金属製のアンテナベースでは現実的ではない。
(4) コイルエレメント33と回路基板24との接続をアンテナベース21の凹部211の内側で行っており、凹部211への水の浸入はシール部材23及びOリング34によって確実に防止されるため、コイルエレメント33と回路基板24との接続部が水で濡れることによる不都合(錆や電気性能の悪化に伴う感度の悪化等)を防止できる。
(5) シール部材23は凹部211を含むアンテナベース21の下面の一部のみを囲んでいるため、下面の全部を囲む場合と比較してシール部材23の周の長さを短くでき、材料低減になるとともに防水性に優れる(周の長さが長くなると防水不良の発生率が上がる)。
(6) アンテナベース21の下面においてシール部材23の接着箇所に溝215を設けたことで、車体への取付時のシール部材23の上下方向の縮み量を最適値にすることができ、防水の確実化に有利である。
(7) 重要度の高い防水(凹部211内の防水)をシール部材23及びOリング34で行っており、パッド22に求められる防水性は高くないため、パッド22の形状を単純化でき、アンテナベース21に対するパッド22の取付作業性が良好である(アンテナベース21に載せてアンテナケース31のケースリブ311により押し付けるだけでよい)。この点、従来のようにアンテナベースの外周縁近傍の上下面に跨るようなパッド(シール部材)を嵌め込む場合、パッドの形状が複雑(すなわちパッドを成型する金型の形状が複雑)で、かつ嵌め込みの作業性も悪い(パッドを押し広げてアンテナベースの外周縁に嵌め込む必要がある)。
(8) コイルエレメント33の基板側端子339は折返し形状であり、基板側端子339の先端エッジはガイド本体部335aに隠れるため、基板側端子339の先端エッジが回路基板24の一対の導体板バネ241の表面(メッキ)を傷つけることが防止される。ここで、基板側端子339を折返し形状にすると基板側端子339自体にOリングを装着して防水を図ることはできないが、本実施の形態ではOリング34を取り付けたガイド本体部335aをアンテナベース21の凹部211の孔212に延在させることで、基板側端子339を折返し形状としながら孔212の防水を確実に実行できる。
(9) 容量エレメント32を金属板の絞り加工でアンテナケース内面の湾曲に沿うような形状に形成することで、低背化が進むアンテナケース31の内側において最大限の容量を確保することができる。
(10) コイルエレメント33は絶縁樹脂製のホルダ331にコイル部336を一体成型したものであり、振動印加時にコイル部336の巻線部337がバネのように動いてピッチが変わることがないため、振動による特性劣化を防ぐことができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
アンテナエレメントは容量エレメント32及びコイルエレメント33に限定されず、必要な機能(GPS受信、AM,FM放送受信その他)に応じて適宜追加、変更することができる。
容量エレメント32及びコイルエレメント33の位置の上下関係が逆になったり、コイルエレメント33が回路基板24と共にアンテナベース21の凹部211の内側にあって孔212を通して容量エレメント32と接続される構成も可能である。
1 車載用アンテナ、21 アンテナベース、211 凹部、212 孔、213 ベースリブ、214 ガイドリブ、215 溝、22 パッド、221 周回部、222 カバー部、23 シール部材、24 回路基板、241 導体板バネ、25 ケーブルアセンブル、26 ケーブルホルダ、27 シャーシ、271 ボルト、28 仮ロック部材、29 ナット、31 アンテナケース、310 外形部、311 ケースリブ、312 ネジ穴付きボス、32 容量エレメント、321 曲面部、322 ガイド孔、323 端子接続部、33 コイルエレメント、331 ホルダ、332 取付部、333 巻線保持部、334 容量側端子ガイド、335 基板側端子ガイド、335a ガイド本体部、336 コイル部、337 巻線部、338 容量側端子、339 基板側端子

Claims (11)

  1. 下面に凹部が形成された樹脂製のアンテナベースと、
    前記アンテナベースに上方から被せられたアンテナケースと、
    前記アンテナケースの内側に設けられたアンテナエレメントと、
    前記アンテナベースの前記凹部に収容された回路基板と、
    前記凹部を囲むように前記アンテナベースの下面に配置された防水用のシール部材と、
    前記シール部材の内側で前記アンテナベースの下面に固定され、かつ車体側に対する取付部を有するシャーシとを備える、車載用アンテナ。
  2. 前記アンテナエレメントが前記アンテナベースと前記アンテナケースとの間の空間に存在し、前記アンテナベースの前記凹部には前記空間と連通する孔が設けられ、前記アンテナエレメントと前記回路基板とを電気的に接続する導体接続部が前記孔を貫通し、前記孔から前記凹部内への水の浸入を防止する水密封止部材が前記孔に対して設けられている、請求項1に記載の車載用アンテナ。
  3. 前記導体接続部を保持するガイドが前記孔内に延在し、前記ガイドと前記孔の内面との間に前記水密封止部材が挟持されている、請求項2に記載の車載用アンテナ。
  4. 前記アンテナエレメントはコイルを含み、前記コイルは、前記ガイドを有するホルダに一体に成形され、前記コイルの一方の端部が前記ガイドから下方に突出して前記導体接続部を成している、請求項3に記載の車載用アンテナ。
  5. 前記コイルの一方の端部は、前記ガイドから下方に突出し、折り返されて前記ガイド内に戻る形状であり、
    前記コイルの前記一方の端部のうち前記ガイドから下方に突出している部分を挟み込む一対の導体板バネが前記回路基板から立ち上がる、請求項4に記載の車載用アンテナ。
  6. 前記アンテナベースは前記孔の上部開口を囲むように立ち上がるベースリブを有する、請求項2から5のいずれか一項に記載の車載用アンテナ。
  7. 前記アンテナベースは、前記アンテナケースの内面と平行で前記内面と近接ないし接触する部分を含むガイドリブを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の車載用アンテナ。
  8. 前記シャーシは下面に車体との当接部を有し、前記アンテナベースの下面に前記凹部を囲む溝が形成され、前記溝に前記シール部材が配置され、前記シール部材が前記当接部よりも下方に所定長だけ延出している、請求項1から7のいずれか一項に記載の車載用アンテナ。
  9. 前記シール部材は、前記アンテナベースの下面の前記凹部を含む一部を囲み、当該一部を除く他の部分は囲まない、請求項1から8のいずれか一項に記載の車載用アンテナ。
  10. 前記アンテナベースの周縁部ないしその近傍に沿って一周するように前記アンテナベース上に設けられ、前記アンテナベースの底面側に回り込まないパッドを備え、
    前記アンテナケースは、前記パッドを全周に渡って前記アンテナベースに押し付けるケースリブを有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の車載用アンテナ。
  11. 前記アンテナエレメントは、前記アンテナケースの天井面と略平行な曲面部を有するように折り曲げられ、かつ前記曲面部が前記天井面に近接するように前記アンテナケースに固定された導体板を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の車載用アンテナ。
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