JP2002527589A - 不飽和ポリエステル樹脂 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂

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JP2002527589A
JP2002527589A JP2000577216A JP2000577216A JP2002527589A JP 2002527589 A JP2002527589 A JP 2002527589A JP 2000577216 A JP2000577216 A JP 2000577216A JP 2000577216 A JP2000577216 A JP 2000577216A JP 2002527589 A JP2002527589 A JP 2002527589A
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JP2000577216A
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ケイネンエン,カリ
ウィギントン,グレン
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ディネア ケミカルズ オサケ ユキテュア
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    • C08G63/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
    • C08G63/02Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/12Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
    • C08G63/52Polycarboxylic acids or polyhydroxy compounds in which at least one of the two components contains aliphatic unsaturation
    • C08G63/54Polycarboxylic acids or polyhydroxy compounds in which at least one of the two components contains aliphatic unsaturation the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、高分子量、低粘度及び特に反応性希釈剤に極めて溶解しやすい性質をもつ不飽和ポリエステル樹脂に関するものである。この発明は、また、そのような不飽和ポリエステル樹脂の製造方法とゲルコート類のような種々の用途に前記樹脂を使用することにも関するものである。前記不飽和ポリエステル樹脂は、分子量が2000〜6000の少なくとも一つの不飽和ポリエステル20〜85重量%を含み、この不飽和ポリエステルが以下のものから調製されるものである:1)30〜70モル%、好ましくは、40〜60モル%の少なくとも二つの不飽和カルボキシル酸又はその誘導体であって、それらの内の少なくとも一つが不飽和芳香族カルボキシル酸又はその誘導体であり、そして、オプショナルには、40〜60モル%の一つ又は複数のカルボキシル酸又はその誘導体、2)30〜70モル%、好ましくは、40〜60モル%の少なくとも二つのジオール類であり、そられの内の少なくとも一つが脂肪族枝わかれジオール、好ましくは、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び/又は2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールで、脂肪族枝わかれジオール/ジオール類の量が0.5〜8モル%、好ましくは、2〜6モル%のもの、3)0.5〜10モル%、好ましくは、2〜6モル%の少なくとも一つのモノアルコール、4)オプショナルには、変性化学剤/変性化学剤類で、モノアルコール類と変性化学剤との合計量が0.5〜20モル%、好ましくは、1〜15モル%であるもの、5)オプショナルには、0.5〜20モル%、好ましくは、1〜10モル%の少なくとも三つの水酸基を有する多価アルコール/多価ルコール類、及び15〜50重量%の少なくとも一つの反応性希釈剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、高分子量、低粘度及び特に反応性希釈剤に対する高溶解度をも
つ変性不飽和ポリエステル樹脂に関するものである。この発明は、また、このよ
うな不飽和ポリエステル樹脂の製造方法および該樹脂の前記使用にも関するもの
である。
【0002】 不飽和ポリエステル類は、エステルグループによってリンクされた構造単位
をもつポリマー類であって、多価アルコールでカルボキシル酸を濃縮させること
により製造できるものである。低分子量の不飽和ポリエステル類は、通常、ジエ
チレングリコールをもつ無水マレイン酸から作られるか、又は、また別途、別の
カルボキシル酸又は無水物、例えば、フマル酸及びプロピレングリコールのよう
なグリコール類が使用される。
【0003】 一般的には、これら得られた不飽和ポリエステル類は、むしろ粘稠性のある
オイルの形態をしている。低分子量の不飽和ポリエステル類は、過酸化物の存在
のもとに共重合反応で反応性希釈剤とクロスリンクする。
【0004】 代表的には、不飽和ポリエステル樹脂は、スチレンのような揮発性の不飽和
有機モノマー類を反応性希釈剤として含んでいる。一般に実施できる不飽和ポリ
エステル樹脂の用途においては、5%に達するスチレン又は他のビニルモノマー
類が使用されている。キュアリング(硬化)の間、前記有機モノマーのある部分
が大気中に失われてゆくのが通常で、前記モノマーの総量の10〜20%が樹脂
スプレイアップ及びラミネーションの間に失われ、30〜50%のものがゲルコ
ートスプレイ間に失われ、これらの放出により、職業上の安全障害が惹起され、
また、環境配慮の点で問題にもなる。殆どの国々においては、近年導入された規
制により、大気中に放出される揮発性有機化合物(VOC)の減少が要求されて
いる。VOC放出を減らすために、幾つかの方法が提案されており、例えば、反
応性希釈剤を揮発性が低い反応性希釈剤に代えることが提案されている。この試
みは、キュアリング時間が遅くなり、そして/又は、普通の環境温度ではキュア
リングが不完全になってしまう。他の試みは、前記組成における反応性希釈剤の
量を減らすことである。この試みは、使用可能の値を越してしまう前記樹脂の粘
度の増加を招く。この粘度増加を低分子量のポリエステルの使用で補うとすれば
、最終製品の特性が低下してしまう結果になる。さらに別の試みは、VOC類の
ロスを減らす抑止剤の使用である。これらの抑止剤は、多くの場合、ワックス類
で、ラミネートされる層の中間薄層の粘着性を減らしてしまう。
【0005】 他方、ポリエステル樹脂の機械的特性、ポリエステル樹脂の品質及び該樹脂
の用途に対する要求は、常に厳しいものであり、特にマリンもの用途の分野にお
いて顕著である。かくして、揮発性希釈剤の放出が少なく、すぐれた特性と品質
をもつポリエステル樹脂とそれらの用途について強い要望がある。
【0006】 不飽和ポリエステル樹脂は、DE2527675に紹介されており、ここで
は、該ポリエステル樹脂は、α,β−エチレン不飽和ポリエステル、モノアルコ
ール類の多量の残渣を含む末端基及び共重合されるモノマーを含む。多量のモノ
アルコール類により、分子鎖が短く、機械的特性に劣る高価といえるポリマーが
作られる。さらに、無水マレイン酸をカルボキシル酸の誘導体の単独のソースと
して使用することで、化学抵抗と機械的特性に劣る樹脂になってしまう。
【0007】 欧州特許公報EP 0 475 661は、不飽和ポリエステル樹脂類に関
するもので、該樹脂類は、加水分解安定性を改善し、約300〜2500の低分
子量に改善しており、これらは、単官能基アルコール類又は酸類で連鎖停止され
るか、又は、エンドキャップされている。これらの連鎖停止された樹脂は、ポリ
イソシアネート及びヒドロキシアクリレートを添加して変性し、人造大理石、人
造オニックス、ガラス繊維強化プロダクツ、ラミネート類、シート成形用コンパ
ウンド、樹脂トランスファー成形用の樹脂を作ることができる。
【0008】 また別途、前記樹脂類は、ポリイソシアネート、ヒドロキシアクリレート及
びジシクロペンタジエンをベースとする不飽和ポリエステル樹脂を添加すること
により、扁平なマリーンもの用途に適した組成物を作ることがきる。これらの不
飽和ポリエステル類は、連鎖を停止する単官能基の酸類又はアルコール類の存在
下で多価アルコールでジカルボキシル酸又は無水物を濃縮することで調製される
【0009】 米国特許5,688,867には、約5重量%から約50重量%の反応性希
釈剤と、約50重量%から約95重量%の不飽和ポリエステル樹脂とからなるポ
リエステル樹脂が記載され、後者の不飽和ポリエステル樹脂は、少なくとも三つ
の水酸基を有する約0.5モル%から約8モル%の多価アルコールと少なくとも
一つのトランスエステル化触媒とからなるグループから、ポリオール及び脂肪カ
ルボキシル酸の約2モル%から約12モル%の反応プロダクトから、そして、脂
肪第一級アルコール,脂肪エポキシド,脂肪モノカルボキシル酸及びこれらの混
合物からなるグループから選ばれる約2モル%から約12モル%に至る脂肪リア
クタントから選ばれる少なくとも一つの成分から調製されるもので、前記グルー
プの各メンバーは、約100までの炭素原子を有する。
【0010】 前記発明は、またポリエステル樹脂に在来のポリエステル樹脂を混ぜたもの
にも関する。
【0011】 当該発明は、低揮発性有機化合物を有する樹脂と方法とを提供する。
【0012】 この発明の目的は、高分子量で、低粘度であり、反応性希釈剤にすぐ溶解す
る不飽和ポリエステル樹脂を提供することである。この発明の他の目的は、職業
上の安全上の危険度と環境問題を減らすために、揮発性有機化合物の発散が少な
い一般用途の樹脂及びゲルコートのような用途向きの不飽和ポリエステル樹脂を
提供することである。さらに、このような不飽和ポリエステル樹脂を作る方法と
、製品及び用途を含み、許容できる機械的強度、耐候性及びすぐれた最終製品特
性のような良好な物理特性をもつ不飽和ポリエステルシステムとが望まれる。
【0013】 この発明による不飽和ポリエステル樹脂、その製造及びその使用の特徴は、
請求の範囲に述べてある。
【0014】 上記の目的は、以下の解決策で達成できることが判明している。この発明に
よれば、不飽和ポリエステル樹脂は、一つのモノアルコールの存在下で、少なく
とも二つの不飽和アルボキシル酸又はそれらの誘導体と、それらの内の少なくと
も一つが不飽和芳香族カルボキシル酸又はその誘導体とを少なくとも二つのジオ
ールで、その内の少なくとも一方が脂肪族枝わかれジオールで濃縮することによ
り得られるもので、この得られた不飽和ポリエステル又は不飽和ポリエステルの
混合物を一つの反応性希釈剤中又は反応性希釈剤の混合物中で希釈する。
【0015】 オプショナルには、一つ又は複数の他のカルボキシル酸及び少なくとも三つ
の水酸基を有する一つ又は複数の多価ルコールもまた一つ又は複数の変性化学剤
と同様に使用できる。スターティングマテリアルズの特定の組み合わせ、即ち、
前記不飽和カルボキシル酸の部分が芳香族性で、前記アルコール類の部分が脂肪
族枝わかれジオール類である組み合わせをモノアルコール類と組み合わせて使用
することで、キュアーされた製品に所望の特性を与える。
【0016】 マレイン酸、無水マレイン酸及びフマル酸のような適当な不飽和カルボキシ
ル酸又はそれらの誘導体が使用される。不飽和芳香族カルボキシル酸又はその誘
導体は、フタル酸、無水フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、テトラヒドロ
フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸又は無水ヘキサヒドロフタル酸であることが好
ましい。適当な他のカルボキシル酸は、アジピン酸、トリメリット酸、無水トリ
メリット酸、ジメチルマロン酸、ヒドロキシピバル酸、1,4−シクロヘキサン
ジッカルボキシル酸である。不飽和芳香族及び他のカルボキシル酸又はこれらの
混合物は、全量30〜70モル%、好ましくは40〜60モル%で使用される。
【0017】 適当なジオール類は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリエチ
レングリコール、トリプロピレングリコール、シクロヘキサン ジメタノール、
ヘキサンジオール、ブチレングリコール、ヒドロキシピバリル ヒドロキシピバ
ル酸塩、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,3−プロパンジオール、
1,5−ペンタンジオール、2,2−ヂエチル−1,3−プロパンジオール、プ
ロピレングリコール、メチルオキシランをもつ1,2,3−プロパントリオール
ポリマー、メチルオキシランをもつトリメチロールプロパン、2−メチル−1,
3−プロパンジオール及び2−メチル−2,4−ペンタンジオールといったもの
である。
【0018】 好ましい脂肪族枝わかれジオール類は、2,2,4−トリメチル−1,3−
ペンタンジオール及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールであ
り、これらは、0.5〜モル%、好ましくは2〜6モル%の量で使用される。前
記ジオール類又はこれらの混合物は、全量30〜70モル%、好ましくは40〜
60モル%で使用される。40〜60モル%の量がマリンもの用途のような要求
条件に極めて良好な耐候性を必要とする用途に特に適している。
【0019】 オプショナルには、トリメチロールプロパン、トリメチロールメタン、ペン
タンエリスリトール、グリセリン及び類似のもの及びこれらの混合物のような少
なくとも三つの水酸基を有する多価アルコール類が0.5〜20モル%、好まし
くは1〜10モル%の量で使用でき、この量は、用途の所望の特性に依存するも
のである。トータルのアルオール類の4〜25モル%の過剰することが適してお
り、好ましくは5〜20モル%過剰して使用される。
【0020】 モノアルコール類は、エンドキャッパーとして使用され、適当なものは、ベ
ンジルアルコール、フェニルエタノール、シクロヘキサノール、2−エチルヘキ
サノール、2−シクロヘキシルエタノール、2,2−ジメチル−1−プロパノー
ル及びラウリルアルコールであり、これらは、0.5〜10モル%、好ましくは
2〜6モル%の量で使用される。
【0021】 オプショナルの変性化学剤には、安息香酸、ラウリル酸、2−エチルブチル
酸、2−エチルヘキサノン酸及びフェニル酢酸、及び、ネオデカン酸のグリシジ
ルエステル(glycdyl ester) ,エポキシスチレン及びジシクロオペンタジエンの
グリシダイルエステルのような単官能基酸が含まれる。モノアルコール及びオプ
ショナルな変性化学剤又はこれらの混合物は、全量が0.5〜20モル%、好ま
しくは4〜15モル%で使用される。
【0022】 脂肪族枝わかれジオールのモノアルコールに対するモル比率は、5:1〜1
:5であり、好ましくは2:1〜1:2である。
【0023】 反応性希釈剤は、エチレン不飽和モノマー化合物が好ましく、この化合物に
は、不飽和ポリエステルをベースとする成形物、含浸及びコーティング組成物の
製造に従来から使用されているアリル及びビニル化合物が含まれる。反応性希釈
剤の例には、スチレン、メトキシスチレン,ジビニルベンゼン,4−エチルスチ
レン,4−メチルスチレン,4−t−ブチルスチレン,パラ−クロロスチレン又
はビニルトルエンのような置換スチレン、メチルメタアクリル酸塩,ブチルアク
リル酸塩,エチルヘキシルアクリル酸塩,ヒドロキシプロピルメタアクリル酸塩
,ラウリルアクリル酸塩,ステアリルメタクリル酸塩,ラウリルメタクリル酸塩
,ブタジエンジオールジアクリル酸塩,エチレングリコールジメアタクリル酸塩
,ジエチレングリコールジメタアクリル酸塩,トリエチレングリコールジメタク
リル酸塩,プロピレングリコールジメタクリル酸塩,ジプロピレングリコールジ
メタクリル酸塩,トリプロピレングリコールジメタクリル酸塩及びトリメチロー
ルプロパントリアクリル酸塩のようなアクリル酸及びアルコール又はポリオール
をもつメタクリル酸塩のエステル類、ジアリルフタル酸塩のようなアリルエステ
ル類、及びビニエチルヘキサノエート,ビニルピバル酸塩,リモネン,ジペンテ
ン,ビニルエーテル類,インデン,アリルベンゼン及び類似物及びこれらの混合
物のようなビニルエステル類が含まれる。好ましい反応性希釈剤は、スチレン,
α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、メチルメタクリル酸
塩、ヒドロキシプロピルメタクリル酸塩、エチレングリコールジメタクリル酸塩
、ジエチレングリコールジメタクリル酸塩、トリエチレングリコールジメタクリ
ル酸塩及びスチレン又はスチレン誘導体と前記メタクリル酸塩との混合物のよう
な低揮発性希釈剤と揮発性希釈剤との混合物である。前記反応性希釈剤又はその
混合物の量は、15〜50重量%、好ましくは20〜35重量%の範囲内で変わ
るものである。
【0024】 マリンもの用途に好適の樹脂の製造に好ましいスターティングマテリアルズ
は、芳香族不飽和カルボキシル酸又はこれらの誘導体として、無水フタル酸、イ
ソフタル酸、無水テトラヒドロフタル酸及び無水ヘキサヒドロフタル酸を備えて
いる。無水マレイン酸は、適当な不飽和カルボキシル酸又はその誘導体であり、
1,4−シクロヘキサンジカルボキシル酸及びアジピン酸は、他の不飽和カルボ
キシル酸又はその誘導体として適している。2,2,4−トリメチル−1,3−
ペンタンジオール及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールは、
適当な脂肪族枝わかれジオール類である。他のジオール類として適当なものは、
プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサンジオール、ヒドロ
キシピバリルヒドロキシピバル酸塩、1,5−ペンタンジオール、1,3−プロ
パンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2−ジエチル−1
,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ポリプロピ
レングリコール、メチルオキシランをもつ1,2,3−プロパントリオール・ポ
リマー及びメチルオキシランをもつトリメチロールプロパン・ポリマーである。
トリメチロールプロパンは、オプショナルの多価アルコールとして適している。
モノアルコールベンジルアルコールとしては、フェニルエタノール、シクロヘキ
サノール、2−シクロヘキシルエタノール、2−エチルヘキサノール、2,2−
ジメチル−1−プロパノールが適している。オプショナルの変性化学剤としては
、ネオデカン酸のグリシジルエステル、エポキシスチレン、安息香酸、フェニル
酢酸が適している。
【0025】 一般向きの樹脂及びゲルコートに好適な樹脂の製造に好ましいスターティン
グマテリアルズ(出発原料)は、芳香族不飽和カルボキシル酸又はこの誘導体と
して、無水フタル酸、イソフタル酸、無水テトラヒドロフタル酸及びテレフタル
酸を備えている。無水マレイン酸は、適当な不飽和カルボキシル酸又はその誘導
体であり、トリメリット酸、ジメチルマロン酸及びヒドロキシピバル酸は、他の
不飽和カルボキシル酸又はこれらの誘導体として適しており、2,2,4−トリ
メチル−1,3−ペンタンジオール及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロ
パンジオールは、脂肪族枝わかれジオール類として使用される。他のジオール類
及びトリメチロールプロパンとして適当なものは、プロピレングリコール、ジプ
ロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、トリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘキサン
ジオール、ブチレングリコール、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバル酸塩、1
,5−ペンタンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ポリプロピレングリ
コール、メチルオキシランをもつ1,2,3−プロパントリオール・ポリマー及
びメチルオキシランをもつトリメチロールプロパン・ポリマーであり、トリメチ
ロールエタン、ペンタンエリスリトール及びグリセリンがオプショナルの多価ア
ルコールとして適している。ベンジルアルコール、2−エチル−ヘキサノール、
2,2−ジメチル−1−プロパノール及びラウリルアルコールがモノアルコール
類及び安息香酸として適しており、オプショナルの変性化学剤として、ラウリン
酸、フェニル酢酸及びジシクロペンタジエンが使用できる。
【0026】 一般用途の樹脂類及びゲルコート類は、ガラス繊維強化製品、人造大理石、
人造オニキス、シート成形化合物、樹脂トランスファー成形用途、ハンドラミネ
ーション及びスプレイラミネーション用途、衛生製品用途、着色ゲルコート及び
透明ゲルコート及びトッコート/エナメル類のような用途に適している。
【0027】 この発明による不飽和ポリエステル樹脂は、平均分子量が2000〜600
0、好ましくは、2600〜6000の少なくとも一つの不飽和ポリエステルを
20〜85重量%、好ましくは、30〜80重量%を含むもので、前記少なくと
も一つの不飽和ポリエステルは、以下のものから調製されるものである:
【0028】 1)30〜70モル%、好ましくは、40〜60モル%の少なくとも二つの
不飽和カルボキシル酸又はその誘導体であって、それらの内の少なくとも一つが
不飽和芳香族カルボキシル酸又はその誘導体で、オプショナルには、カルボキシ
ル酸又はその誘導体の少なくとも一つであるもの;
【0029】 2)30〜70モル%、好ましくは、40〜60モル%の少なくとも二つの
ジオール類であって、それらの内の少なくとも一つが脂肪族枝わかれジオール、
好ましくは、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び/又は2
−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールであり、前記脂肪族枝わかれ
ジオール/ジオール類の量が0.5〜8モル%、好ましくは、2〜6モル%であ
るもの;
【0030】 3)0.5〜10モル%、好ましくは、2〜6モル%の少なくとも一つのモ
ノアルコール;
【0031】 4)オプショナルなものとして、変性化学剤であり、モノアルコール類と変
性化学品との全量が0.5〜20モル%、好ましくは、1〜15モル%のもの;
【0032】 5)オプショナルなものとして、0.5〜20モル%、好ましくは、1〜1
0モル%の少なくとも三つの水酸基をもつ多価アルコール/アルコール類及び1
5〜50モル%、好ましくは、20〜35モル%の少なくとも一つの反応性希釈
剤。
【0033】 さらに、直鎖の不飽和ポリエステル類の製造においては、反応時間を短縮す
るためのエステル化触媒がオプショナルに使用できる。この触媒は、当業者に知
られている量で存在させることができる。適当なエステル化触媒には、金属酸化
物、金属水酸化物及び金属アセテートのような金属含有触媒が含まれる。重合反
応のプログレスは、酸価により従来技術に従いモニターできる。
【0034】 この発明による不飽和ポリエステル類は、シングルステージ・プロセス又は
ツーステージ・プロセスで作ることができる。キシレンのような共沸混合溶剤を
用いて、水の除去を容易にする溶剤プロセスもまた適している。この発明による
不飽和ポリエステル樹脂は、以下のようにして作られることが好ましい。前記ア
ルコールとカルボキシル酸及びその誘導体を適当な反応容器に装填し、約180
〜約240℃、好ましくは、190〜230℃の温度で反応操作を行い、前記直
鎖の不飽和ポリエステルの酸価が1〜50、好ましくは、3〜20及びI.C.
I.(コーン及びプレート)粘度が1〜10Pas/125℃、好ましくは、3
〜8Pas/125℃になるまで反応操作を継続する。最終的には、前記直鎖不
飽和ポリエステル又は直鎖不飽和ポリエステルの混合物が適した一つの反応性希
釈剤又はそれらの混合物中に溶解する。無水マレイン酸及びイソフタル酸又はテ
レフタル酸を使用する場合においては、無水マレイン酸を除くすべての酸に対し
てアルコール類がチャージされる。そして、反応混合物がクリアーになり、酸価
が70以下、好ましくは30以下になるまで、反応を進行させる。冷却後、無水
マレイン酸を添加する。末端を抑えるエンドキャッパーである一価アルコールを
第1ステージ又は第2ステージで添加することができる。
【0035】 業界周知のコンポーネンツ又は添加剤を前記プロセスに使用できる。
【0036】 この発明による不飽和ポリエステル類は、固形物又は非揮発性コンテントを
ベースとしての酸価が1〜50の酸価を示すもので、好ましい酸価は、3〜20
である。前記直鎖不飽和ポリエステルのI.C.I.粘度は、1〜10Pas/
125℃、好ましくは、3〜8Pas/125℃であり、前記直鎖不飽和ポリエ
ステルの重量平均分子量Mwは、2000〜6000、好ましくは、2600〜
6000であり、数平均分子量Mnは、700〜2500、好ましくは、100
0〜2200である。
【0037】 鎖の長さが長く、分子量が高いにも拘らず、前記不飽和ポリエステルの粘度
は、低い状態に留まり、前記不飽和ポリエステルは、スチレンのような反応性希
釈剤に良く溶解する結果、必要な反応性希釈剤を20〜30重量%にまで大幅に
低減することができる。前記不飽和ポリエステル類の溶解性と粘度特性により、
これら不飽和ポリエステル類は、より少量の反応性希釈剤に溶解することができ
、かくて、この発明による前記樹脂類から作られたプロダクトからのVOCsの
放散が顕著に低下する。前記樹脂におけるスチレンコンテントが少ないことによ
る結果、マテリアル転移(トランスファー)が一層効率的になり、前記プロダク
トの霧化現象が少ない点で、実際使用における前記プロダクトのロスを少なくす
ることもできる。前記不飽和ポリエステルが高分子量であることが主な理由とな
って、キュアーされた前記不飽和ポリエステル樹脂類は、耐候性、化学抵抗性及
び紫外線抵抗性のような機械的特性を保持し、かくて、前記樹脂類は、望まれて
いる実際の用途に特に好適なものである。この発明による前記不飽和ポリエステ
ル類は、スチレンのような反応性希釈剤に相溶性があり、直ちに溶解することが
でき、それぞれの樹脂類は、良好なキュアリング特性を有するものである。卓抜
した面品質、サーモサイクリング及び耐紫外線抵抗及び明澄度をもつポリエステ
ル誘導プロダクツは、この発明による前記不飽和ポリエステル樹脂類から具合良
く製造されるものである。
【0038】 この発明による前記不飽和ポリステル樹脂類は、一般用途の樹脂類、コーテ
ィングマテリアルズ及び強化マテリアルズのような多方面の用途に有用である。
【0039】 前記樹脂類は、パネル類、積層物類、ガラス繊維強化製品、人造大理石、人
造オニキス、シート成形コンパウンズ、樹脂トランスファー成形用途、衛生製品
用途における反応性希釈剤の発散度が少ない樹脂として有用であり、ベース樹脂
として、前記樹脂類は、要求のきびしいマリンもの(ボート、船舶類)の用途に
もぴったり適合するものであり、さらに、着色ゲルコート類又はクリアーなゲル
コート類及びトップコート類/エナメル類のような製品類が上記した条件に合致
する状態で製造できる。
【0040】 マリンもの用途に対する前記樹脂類は、極めて厳格な条件に合わなければな
らないもので、ボート、船舶類に使用されるポリエステル樹脂類については、い
くつかの国において、Det Norske Veritas (DNV)認可及びロイドの認可が必要で
ある。ボート、船舶類向きのゲルコート類に使用される樹脂類の機械的特性に対
するDNV条件(1997年12月の原料マテリアルズのパート7、第1章のボ
ートの検定及び分類に対する規則試案)は、以下のように示されている:
【0041】 引っ張り強さ≧50MPa。 引っ張り係数≧3000MPa。 曲げ温度(HDT)≧70℃。 水吸収度≦80mg/ピース/28d。 バーコル(Barcol) 硬度≧35。
【0042】 この発明による前記不飽和ポリエステル樹脂類は、ゲルコート類、樹脂類及
びポリエステルをベースとするプロダクツを形成する既知の適当な添加剤と共に
組成されることができる。
【0043】 ゲルコート類は、硬化する組成物であり、これら組成物は、添加剤をもつ上
記不飽和ポリエステル樹脂類の少なくとも一つを含んでいる。適当な添加剤には
、揺変剤、揺変性増進剤、抑制剤、表面張力剤、共助触媒、助触媒、空気逃がし
剤(air release agents)、充填剤、湿潤剤、平準化剤(levelling agents)及び
顔料が含まれる。
【0044】 前記揺変剤は、燻蒸シリカ(fumed silica)および沈殿シリカ(precipitated
silica)、ベントナイト及びヘクトライトクレイのような無機クレイ類といった
ような硬化するシリカ組成物を含む。揺変性増進剤は、プロピルグリコール及び
エチレングリコール及びこれらの誘導体を含む。助触媒は、通常、不飽和ポリエ
ステル樹脂に添加されて、過酸化物開始剤の遊離基への分解を促進し、これによ
って、前記組成物の硬化反応を開始させたり、促進させたりする。
【0045】 該助触媒は、一般的には、コバルト、マンガン、鉄、ヴァナジウム、銅のよ
うな金属化合物及びオクトエート(octoate)又はナフテン酸塩塩類のような有機
酸のアルミニウム塩である。共助触媒は、助触媒システムに広く使用されている
ものであり、適当な共助触媒は、ジメチルアニリン、ジチルアニリン、2−アミ
ノピリジン、N,N−ジメチル−アセトアセタミド、アセトアセタニリドのよう
な有機アミン類又はエチルアセトアセテート、メチルアセトアセテート及びN,
N−ジメチル−パラ−トルイジンのような有機化合物である。貯蔵安定性とゲル
時間を調節するために、反応抑制剤(インヒビタ)が使用されるもので、適当な
反応抑制剤には、ヒドキノン、トルヒドキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノ
ン、ヒドキノン モノメチル エーテル パラ−ベンゾキノン、2,5−ジ−te
rt−ブチルヒドロキノンが含まれる。ゲルコート類もまたタルク、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、アルミニウム三水酸基化合物、硫酸カル
シウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、チョップされたガラス繊維及び類似
物のような充填剤を内有していてもよい。ゲルコート類には、種々の顔料が使用
されるのが一般的であり、二酸化チタンが適切なものである。空気逃がし剤、湿
潤添加剤、シリコン及び過フッ化炭化水素をベースとする界面活性剤又は平準化
剤及びアクリル酸塩及びウレタンのような種々の変性ポリマー類をゲルコート類
に添加できる。有機放出物を減らす抑制剤は、ゲルコート内に内有されるもので
、ポリエーテル類、プロポキシ酸塩フェノール類のアルカノ酸(alcanoic acid)
エステル類、プロポキシ酸塩ビスフェノール類又はヒドロキシプロピルフタル酸
塩、ポリエーテルポリシロキサン ブロックコポリマー類、ワックス類及び類似
物のようなものが適している。硬化反応/架橋反応に対しては、種々の過酸化物
が使用され、メチルエチル ケトン過酸化物、クーメンヒドロペルオキシド、t-
ブチル過酸化物、ベンゾイル過酸化物及び類似物が適している。
【0046】 前記不飽和ポリエステル樹脂類及びこれに基づいた実施用途は、当業者に周
知のハンドレイアップの積層、スプレイラミネーション、樹脂ラミネーション、
プルトルージョン、シート成形コンパウンド、バルク成形及び実施用途である。
得られたプロダクト類は、揮発性有機化合物の発散が少なく、許容範囲のゲル化
時間、良好な粘着性、耐候性、低吸水性及び良好な最終製品特性を有する。前記
プロダクト類の耐紫外線性、低収縮特性及び加水分解安定性は、反応性希釈剤コ
ンテントが少ない点と前記樹脂類のその他の特性によるものである。
【0047】 以下の実施例から、この発明がより一層理解されるものであるが、これら実
施例は、この発明の範囲を制限する意図をもつものではない。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年11月15日(2000.11.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW Fターム(参考) 4J027 AB06 AB07 AB08 AB13 AB16 AB17 AB18 AB23 AB24 AB25 AB26 AB28 BA04 BA05 BA07 BA10 BA12 BA18 BA19 BA20 BA21 BA22 BA26 CB08 CD01 CD02 CD08 4J029 AA07 AB01 AB04 AC02 AD01 AD02 AE01 AE11 BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA08 BA10 BD06A BE03 BF05 BF09 BF10 BF17 BF18 BH04 CA06 CA09 CB04A CB05A CD03 EA05 FA02 FA04 FA06 FA09 FB02 FB04 FB06 FB07 FC12 GA13 GA14 HA01 HA05 HB01 HB06 KB02 KC02 KC05 KD01 4J038 FA041 FA042 FA061 FA062 FA111 FA112 FA261 FA262 JA66 KA04 MA14 MA15 NA03 NA04 NA14 NA27 PA19 PB01 PB07 PC08

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量平均分子量Mwが2000〜6000の少なくとも一つの
    不飽和ポリエステル20〜85重量%を含み、この不飽和ポリエステルが以下の
    ものから調製されるものであることを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂: 1) 30〜70モル%の少なくとも二つのカルボキシル酸又はその誘導体で あって、それらの内の少なくとも一つが不飽和カルボキシル酸又はその 誘導体であって、それらの内の少なくとも一つが芳香族カルボキシル酸 又はその誘導体であり、そして、オプショナルには一つ又は複数のその 他のカルボキシル酸又はその誘導体であるもの; 2) 30〜70モル%の少なくとも二つのジオール類であり、そられの内の 少なくとも一つが2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール 及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールから選ばれる ものであり、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び 2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールの量が0.5〜8 モル%であるもの; 3) 0.5〜10モル%の少なくとも一つのモノアルコール; 4) オプショナルには、変性化学剤/変性化学剤類で、モノアルコール類と 変性化学剤との合計量が0.5〜20モル%であるもの、 及び15〜50重量%の少なくとも一つの反応性希釈剤。
  2. 【請求項2】重量平均分子量Mwが2600〜6000の少なくとも一つの
    不飽和ポリエステル30〜80重量%を含み、前記少なくとも一つの不飽和ポリ
    エステルが以下のものから調製されるものであることを特徴とする請求項1によ
    る不飽和ポリエステル樹脂: 1) 40〜60モル%の少なくとも二つの不飽和カルボキシル酸又はその誘 導体; 2) 40〜60モル%の少なくとも二つのジオール類であり、2,2,4− トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び又は2−ブチル−2−エチ ル−1,3−プロパンジオールの量が2〜6モル%であるもの; 3) 2〜6モル%の少なくとも一つのモノアルコール; 4) オプショナルには、変性化学剤/変性化学剤類で、モノアルコール類と 変性化学剤との合計量が1〜15モル%であるもの; 及び、20〜35重量%の少なくとも一つの反応性希釈剤。
  3. 【請求項3】不飽和カルボキシル酸又はその誘導体は、マレイン酸、無水マ
    レイン酸及びフマル酸であることを特徴とする請求項1又は請求項2の不飽和ポ
    リエステル樹脂。
  4. 【請求項4】他のジール類がエチレングリコール、プロピレングリコール、
    ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ト
    リエチレングリコール、トリプロピレングリコール、シクロヘキサン ジメタノ
    ール、ヘキサンジオール、ブチレングリコール、ヒドロキシピバリル ヒドロキ
    シピバル酸塩、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,3−プロパンジオ
    ール、1,5−ペンタンジオール、2,2−ヂエチル−1,3−プロパンジオー
    ル、プロピレングリコール、メチルオキシランをもつ1,2,3−プロパントリ
    オールポリマー、メチルオキシランをもつトリメチロールプロパン、2−メチル
    −1,3−プロパンジオール及び2−メチル−2,4−ペンタンジオールである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項3いずれか一つによる不飽和ポリエステル
    樹脂。
  5. 【請求項5】前記モノアルコール類がベンジルアルコール、フェニルエタノ
    ール、シクロヘキサノール、2−エチルヘキサノール、2−シクロヘキシルエタ
    ノール、2,3−ジメチル−1−プロパノール及びラウリルアルコールから選ば
    れることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つによる不飽和ポリエ
    ステル樹脂。
  6. 【請求項6】変性化学剤は、安息香酸、ラウリル酸、2−エチルブチル酸、
    2−エチルヘキサノン酸及びフェニル酢酸、及び、ネオデカン酸のグリシジルエ
    ステル,エポキシスチレン及びジシクロペンタジエンから選ばれることを特徴と
    する請求項1から請求項5のいずれかによる不飽和ポリエステル樹脂。
  7. 【請求項7】前記不飽和ポリエステル樹脂のI.C.I.粘度が1〜10ポ
    イズ/125℃であり、酸価が1〜50であり、Mnが700〜2500である
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つによる不飽和ポリエステ
    ル樹脂。
  8. 【請求項8】前記不飽和ポリエステル樹脂のI.C.I.粘度が1〜10ポ
    イズ/125℃であり、酸価が3〜20であり、Mnが1000〜2200であ
    ることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一つによる不飽和ポリエス
    テル樹脂。
  9. 【請求項9】30〜70モル%の少なくとも二つのカルボキシル酸又はその
    誘導体であり、それらの内の少なくとも一つが不飽和カルボキシル酸又はその誘
    導体であって、それらの内の少なくとも一つが芳香族カルボキシル酸又はその誘
    導体であり、そして、オプショナルには、30〜70モル%の一つ又は複数のカ
    ルボキシル酸又はその誘導体と;30〜70モル%の少なくとも二つのジオール
    類であり、そられの内の少なくとも一つが2,2,4−トリメチル−1,3−ペ
    ンタンジオール及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールから選
    ばれるものであり、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び2
    −ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオールの量が0.5〜8モル%であ
    るものと;0.5〜10モル%の少なくとも一つのモノアルコールと;オプショ
    ナルには、変性化学剤/変性化学剤類で、モノアルコール/モノアルコール類と
    変性化学剤との合計量が0.5〜20モル%であるものとを適当な反応容器に充
    填して、温度180〜240℃で反応させ、直鎖ポリエステルの酸価が1〜50
    及びそのI.C.I.粘度が1〜10ポイズ/125℃に達するまで反応を続け
    させ、無水マレイン酸をイソフタル酸又はテレフタル酸と共に使用する場合には
    、前記反応混合物がクリアーになり、酸価が70以下になるまで、無水マレイン
    酸なしに前記反応を進行させ、ついで、前記反応混合物を冷却し、無水マレイン
    酸を添加し、最後に直鎖不飽和ポリエステル又はその混合物を15〜50重量%
    の量の少なくとも一つの反応性希釈剤に溶解させることを特徴とする不飽和ポリ
    エステル樹脂の製造方法。
  10. 【請求項10】40〜60モル%の少なくとも二つの不飽和カルボキシル酸
    又はその誘導体と、40〜60モル%の少なくとも二つのジオール類で、2,2
    ,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び/又は2−ブチル−2−エチ
    ル−1,3−プロパンジオールの量が2〜6モル%であるものと;2〜6モル%
    の少なくとも一つのモノアルコールと、モノアルコール/モノアルコール類と変
    性化学剤/変性化学剤類との合計量が1〜15モル%であるものとを適当な反応
    容器に充填して、温度190〜230℃で反応させ、直鎖ポリエステルの酸価が
    3〜40及びそのI.C.I.粘度が3〜8ポイズ/125℃に達するまで反応
    を続けさせ、無水マレイン酸をイソフタル酸又はテレフタル酸と共に使用する場
    合には、前記反応混合物がクリアーになり、酸価が30以下になるまで、無水マ
    レイン酸なしに前記反応を進行させ、ついで、前記反応混合物を冷却し、無水マ
    レイン酸を添加し、最後に直鎖不飽和ポリエステル又はその混合物を20〜35
    重量%の量の少なくとも一つの反応性希釈剤に溶解させることを特徴とする請求
    項9による不飽和ポリエステル樹脂の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項9又は請求項10による方法により得られるプロダク
    トであり、該プロダクトの重量平均分子量Mwが2000〜6000、好ましく
    は、2600〜6000であり、数平均分子量Mnが700〜2500、好まし
    くは、1000〜2200であることを特徴とするもの。
  12. 【請求項12】一般用途向きの樹脂、ボート・船舶類用途のもの、ガラス繊
    維強化製品用途のもの、人造大理石用途のもの、人造オニキス用途のもの、シー
    ト成形コンパウンド用途のもの、ハンドラミネーション及びスプレイラミネーシ
    ョン用途のもの、衛生製品用途のもの、着色ゲルコート及びトップコート/エナ
    メル類用途のものとしての樹脂に使用されることを特徴とする請求項1から請求
    項8又は請求項11による不飽和ポリエステル樹脂の使用。
  13. 【請求項13】重量平均分子量Mwが2000〜6000、好ましくは、2
    600〜6000の少なくとも一つの不飽和ポリエステル樹脂20〜85重量%
    、少なくとも一つの反応性希釈剤15〜50重量%、好ましくは、2035重量
    %及び添加剤を含み、この添加剤が触媒、抑制剤、揺変剤、揺変性増進剤、助触
    媒、共助触媒、充填剤、顔料、空気逃がし剤、湿潤剤、平準化剤、界面活性剤及
    び抑止剤から選ばれるもので、そして、前記不飽和ポリエステルが以下のものか
    ら作られることを特徴とするゲルコート: 1) 30〜70モル%、好ましくは、40〜60モル%の少なくとも二つの カルボキシル酸又はその誘導体であって、それらの内の少なくとも一つ が不飽和カルボキシル酸又はその誘導体であり、それらの内の少なくと も一つが芳香族カルボキシル酸又はその誘導体であり、そして、オプシ ョナルには一つ又は複数のその他のカルボキシル酸又はその誘導体であ
    るもの; 2) 30〜70モル%、好ましくは、40〜60モル%の少なくとも二つ のジオール類であり、そられの内の少なくとも一つが2,2,4−トリ メチル−1,3−ペンタンジオール及び2−ブチル−2−エチル−1, 3−プロパンジオールから選ばれるものであり、2,2,4−トリメチ ル−1,3−ペンタンジオール及び2−ブチル−2−エチル−1,3− プロパンジオールの量が0.5〜8モル%、好ましくは、2〜6モル% であるもの; 3) 0.5〜10モル%、好ましくは、2〜6モル%の少なくとも一つのモ ノアルコール; 4) オプショナルには、変性化学剤/変性化学剤類で、モノアルコール類と 変性化学剤との合計量が0.5〜20モル%であるもの。 及び15〜50重量%の少なくとも一つの反応性希釈剤。
  14. 【請求項14】前記ポリエステルが以下のものから作られるボート・船舶用
    途の請求項13によるゲルコート: 1) 無水フタル酸、イソフタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水ヘキサ ヒドロフタル酸、アジピン酸、無水マレイン酸及び1,4−シクロヘキ サンジカルボキシル酸からなるグループから選ばれる不飽和のその他の カルボキシル酸又はその誘導体; 2) プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコー ル、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、ヘキサン ジオール、ヒドロキシピバリル・ヒドロキシピバル酸、1,5−ペンタ ンジオール、1,3−プロパンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサ ンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−メチ ル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオー ル、ポリプロピレングリコール、メチルオキシランをもつ1,2,3− ジオールポリマー及びメチルオキシランをもつトリメチロールプロパン ポリマーから選ばれるその他のジオール/ジオール類; 3) ベンジルアルコール、安息香酸、フェニルエタノール、シクロヘキサノ ール、2−エチルヘキサノールからなるグループから選ばれるモノアル コール/モノアルコール類及び、オプショナルには、ネオデカン酸のグ リシジルエステル、2−シクロヘキシルエタノール、2,2−ジメチル −1−プロパノール、エポキシスチレン及びフェニル酢酸からなるグル ープから選ばれる変性化学剤.変性化学剤類。
  15. 【請求項15】硬化した不飽和ポリエステル樹脂の機械的特性が以下のもの
    であることを特徴とする請求項13又は請求項14によるゲルコート: 引っ張り強さ≧50MPa。 引っ張り係数≧3000MPa。 曲げ温度(HDT)≧70℃。 水吸収度≦80mg/ピース/28d。 バーコル(Barcol) 硬度≧35。
  16. 【請求項16】前記ポリエステルが以下のものから作られる一般用途の請求
    項13によるゲルコート: 1) 無水フタル酸、イソフタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、テレフタル 酸、アジピン酸、無水マレイン酸、トリメリット酸、ジメチルマロン酸 及びヒドロキシピバル酸からなるグループから選ばれる不飽和及び他の カルボキシル酸又は誘導体; 2) プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコー ル、ジプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリエチレン グリコール、トリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヘ キサンジオール、ブチレングリコール、ヒドロキシピバリル ヒドロキ シピバル酸塩、1,5−ペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,3 −プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メ チル−2,4−ペンタンジオール、ポリプロピレングリコール、メチル オキシランを有する1,2,3−プロパントリオールポリマー及びメチ
    ルオキシランを有するトリメチロールプロパンポリマーからなるグルー プから選ばれる他のヂオール/ジオール類: 3) ベンジルアルコール、2−エチルヘキサノール、2,2−ジメチル−1 −プロパノール、ラウリルアルコール、フェニル酢酸及びジシクロペン タジエンからなるグループから選ばれるモノアルコール/モノアルコー ル類及びオプショナルには、安息香酸、2−エチルヘキサン酸及びラウ リル酸からなるグループから選ばれる変性化学剤。
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