JP2002340339A - コンロ - Google Patents
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- F24C—DOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
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- F24C3/12—Arrangement or mounting of control or safety devices
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Abstract
又は業務用のコンロ100おいて、過昇温による故障等
を回避しながら、鍋等の被加熱物Nの温度検出を確実に
行うことができる技術を実現することを目的とする。 【解決手段】 被加熱物Nから放射された赤外線の赤外
線強度を検出する赤外線強度検出手段10を備え、赤外
線強度検出手段10により検出された赤外線強度に基づ
いて、被加熱物Nの温度を検出する温度検出手段15を
備えた。
Description
いられ、鍋等の被加熱物を加熱する家庭用又は業務用の
コンロに関する。
は、被加熱物としての鍋等の温度制御を自動で行うと便
利なことが多い。そのためには、鍋の中の温度を検出す
る必要があるが、これを鍋底外表面の温度の検出で代用
し、これをコンロに組み込んだ温度センサにて検出し
て、この検出温度に基づいて温度制御を行うことがあ
る。また、天ぷら火災などを防止するためにはコンロの
緊急停止等の過昇温防止用の温度検出も必要になる。従
来のコンロでは、上記の温度センサとしてサーミスタや
熱電対等の接触式の温度センサを用いて、鍋底外表面に
温度センサを接触させて、温度を検出していた。
温度センサが搭載されるコンロは、温度センサ自身が高
温の燃焼ガスに晒されて故障する場合があり、更に、底
が平面でない鍋の温度検出を行う場合には、温度センサ
の鍋底への接触状態が悪く、鍋の温度を正確に検出でき
ないことがある。また、状況によっては、温度センサの
検出部に火炎が接触することにより、検出部の過昇温が
発生するため、温度センサが故障する可能性があり、さ
らに、その検出部が、バーナの中央部に突出しているの
で、コンロの美観を損ね、掃除のし易さにおいても問題
が無いとは言えなかった。
過昇温による故障等を回避しながら、被加熱物の温度検
出を確実に行うことができるコンロを実現することを目
的とする。
コンロは、請求項1に記載したごとく、被加熱物を加熱
するコンロであって、前記被加熱物から放射された赤外
線の赤外線強度を検出する赤外線強度検出手段を備え、
前記赤外線強度検出手段により検出された前記赤外線強
度に基づいて、前記被加熱物の温度を検出する温度検出
手段を備えたことを特徴とする。
り形成される火炎等により鍋等の被加熱物を直火加熱す
るコンロに、上記赤外線強度検出手段と上記温度検出手
段を設けることで、その被加熱物の底部等から放射され
る赤外線強度を検出して、その検出結果に基づいて被加
熱物の底部等の温度を検出することができる。そして、
このような赤外線強度検出手段は、被加熱物の底部に対
して非接触であるので、直接火炎等に晒されることがな
いので、過昇温による故障を防止することができる。さ
らに、このような赤外線強度検出手段及び温度検出手段
により、被加熱物の形状等に依存することなく、被加熱
物の温度を正確に検出することができる。さらに、この
ような赤外線強度検出手段は、上記バーナの下方部の汁
受け皿等の内部等に設けることができ、バーナの中央部
等に突出させる必要がないので、コンロの美観及び掃除
のし易さを向上することができる。
2に記載したごとく、上記構成1のコンロの構成に加え
て、前記赤外線強度検出手段が、前記赤外線の、少なく
とも1つの波長域における赤外線強度を検出する手段で
あり、前記波長域が、1.5μm以上且つ1.8μm以
下の範囲内、2.0μm以上且つ2.4μm以下の範囲
内、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内、及び
8.0μm以上且つ12.0μm以下の範囲内における
波長域であることを特徴とする。
る火炎により加熱するコンロにおいて、被加熱物から放
射される赤外線の赤外線強度を赤外線強度検出手段によ
り火炎を介して検出する場合、その火炎には、CO2や
H2Oが気体の状態で存在する。そして、そのコンロに
おける実際の火炎は、1.0μm以上の波長の赤外線に
おいて、CO 2やH2Oの発光に伴う高輝度の赤外線を発
しているため、その発光は、被加熱物から放射される赤
外線の赤外線強度検出手段におけるノイズ発生の原因と
なる。そして、CO2やH2Oは、主に、1.5μm以上
且つ1.8μm以下の範囲外、且つ、2.0μm以上且
つ2.4μm以下の範囲外、且つ、3.1μm以上且つ
4.2μm以下の範囲外、且つ、及び8.0μm以上且
つ12.0μm以下の範囲外において赤外線を発光す
る。よって、赤外線強度検出手段により被加熱物から放
射される赤外線の赤外線強度を検出する場合、上記のよ
うなCO2やH2Oの発光の赤外線波長範囲を検出せず
に、他の波長域の赤外線を検出することが望ましい。こ
の場合、火炎の赤外線発光に伴うノイズの影響が除去で
きることより正確な温度検出が可能となる。
るための赤外線強度検出手段としては、検知対象の赤外
線の波長が0.8μmから2.6μmの範囲内である場
合には、Ge(ゲルマニウム)若しくはInGaAs
(インジウムガリウムヒ素)を赤外線セルとして用いた
赤外線センサを、検知対象の赤外線の波長が1.5μm
から5.0μmの範囲内である場合には、PbS(硫化
鉛)若しくはPbSe(セレン化鉛)を赤外線セルとし
て用いた赤外線センサを利用することができる。また、
検知対象の赤外線の波長が9μmから11.5μmの範
囲内である場合には、HgCdTe(水銀カドミウムテ
ルル)を赤外線セルとして用いた赤外線センサを利用す
ることができるが、この赤外線センサは高価であるた
め、この波長領域は避けることがより望ましい。
3に記載したごとく、上記構成1又は2のコンロの構成
に加えて、前記赤外線強度検出手段が、前記赤外線の、
互いに異なる波長域における夫々の赤外線強度を各別に
検出する手段であり、前記温度検出手段が、前記赤外線
強度検出手段により検出された前記夫々の赤外線強度の
関係から、前記被加熱物の温度を検出する手段であるこ
とを特徴とする。
強度検出手段により、被加熱物から放射される赤外線
の、互いに異なる少なくとも2つの波長域における夫々
の赤外線強度を各別に検出し、上記温度検出手段によ
り、互いに異なる波長域における夫々の赤外線強度の比
等の関係と、予め記憶している夫々の赤外線強度の関係
と温度との相関関係等とから、前記被加熱物の温度を検
出することができる。さらに、通常赤外線の輻射率が予
測不可能な鍋等の被加熱物を加熱するコンロにおいて、
このように2つ以上の波長域における赤外線強度から被
加熱物の温度を検出することで、被加熱物の輻射率に依
存することなく、正確に被加熱物の温度を検出すること
ができる。また、このような夫々の赤外線強度の関係
と、前記被加熱物の温度との相関関係は、予め実験等に
より計測され、上記温度検出手段を構成する制御部等に
格納されるものである。
4に記載したごとく、上記構成3のコンロの構成に加え
て、前記赤外線強度検出手段が、前記被加熱物から放射
された前記互いに異なる波長域の前記赤外線の夫々を、
互いに隣接する又は互いに重る窓部を介して受光するよ
うに構成されていることを特徴とする。
線を利用して温度を検出する場合、上記赤外線強度検出
手段の取り付け位置及び取り付け方法も重要となる。特
に、被加熱物の下方に上記赤外線強度検出手段の赤外線
が入射される窓部材等を設けた場合には、その窓部材の
赤外線が透過する窓部の透過率が、鍋等からの煮零れ等
による汚れにより低下することがある。また、互いに異
なる2つ以上の波長域における夫々の赤外線強度を検出
する場合に、夫々の波長域の赤外線を、同一又は別の窓
部材における離間した窓部を介して受光すると、夫々の
窓部材の透過率低下の程度差によって、夫々の赤外線強
度の関係を正確に認識することができなくなる。そこ
で、本構成のごとく、被加熱物から放射された赤外線
を、隣接又は重なった窓部を介して受光し、その受光し
た赤外線における異なる2つ以上の波長域における赤外
線強度を検出するように上記赤外線強度検出手段を構成
することで、上記のような透過率低下の程度差による問
題を解決することができ、窓部が煮零れ等により汚れた
場合でも、被加熱物の温度を高精度に検出することがで
きる。
部に設けられた汁受け皿は、汚れやすく、ここに上記窓
部材を設けると著しい透過率の低下が懸念される。した
がって、上記窓部材の少なくとも赤外線が透過する窓部
は、その汁受け部より上方の位置に設けることが好まし
く、汚れによる透過率低下を抑制することができる。
5に記載したごとく、上記構成3又は4のコンロの構成
に加えて、前記赤外線強度検出手段が、前記互いに異な
る波長域の前記赤外線を選択的に透過させる複数のフィ
ルタと、前記被加熱物から放射された前記赤外線が入射
されるフィルタ設置部に、前記複数のフィルタを順に切
り換えて設置する切換手段と、前記フィルタ設置部に設
置された前記フィルタを透過した前記赤外線の赤外線強
度を検出する検出素子部とを有して構成されていること
を特徴とする。
上記赤外線強度検出手段を、本構成のごとく構成するこ
とで、切換手段により、上記フィルタ設置部に、所定の
時間間隔毎等で上記複数のフィルタを交互に切り換えて
設置し、上記1つの検出素子部側に、互いに波長域が異
なる少なくとも2つ赤外線を順に切り換えて入射させる
ことができる。そして、その1つの検出素子部で、この
ように順に入射する夫々の赤外線の赤外線強度を順に検
出することができる。よって、1つの検出素子部で少な
くとも2つの波長域における赤外線強度を検出すること
ができるので、低コスト化を図ることができ、さらに、
2つ以上の検出素子部を設けた場合には、両者の感度の
経年変化のずれにより検出誤差が発生する虞があるが、
本構成のように1つの検出素子部で検出する場合には、
そのような検出誤差の問題を回避することができる。
6に記載したごとく、上記構成3から5の何れかのコン
ロの構成に加えて、前記互いに異なる波長域が、2.0
μm以上且つ2.4μm以下の範囲内、及び、3.1μ
m以上且つ4.2μm以下の範囲内における互いに異な
る波長域であることを特徴とする。
も2つの波長域における夫々の赤外線強度を検出して、
夫々の関係から温度を検出する場合には、各温度におけ
る夫々の波長域の差が小さすぎると温度検出精度が低く
なり、夫々の波長域の強度差が大きすぎるとダイナミッ
クレンジが小さくなるという性質がある。通常のコンロ
において被加熱物の温度が常温付近から300℃程度ま
であること、及び、前述の構成2のごとくCO2及びH2
Oの赤外線吸収を避けること、赤外線強度検出手段に用
いる赤外線セルのコスト等を考慮すると、上記少なくと
も2つの波長域を、本構成のごとく、2.0μm以上且
つ2.4μm以下の範囲内、及び、3.1μm以上且つ
4.2μm以下の範囲内における互いに異なる波長域と
し、その夫々の波長域における赤外線強度を検出するこ
とが望ましい。このように構成することで、精度の高い
温度検出が行えつつ、CO2及びH2Oの赤外線吸収の影
響を除去し温度検出を行なうことができるコンロを安価
に構成することができる。
7に記載したごとく、上記構成1から6の何れかのコン
ロの構成に加えて、天板と、前記天板に設けられた加熱
口と、前記加熱口の下方に離間して設けられ燃料ガスを
燃焼させ前記加熱口の下方に火炎を形成して前記被加熱
物を加熱するバーナとを備えて構成され、前記赤外線強
度検出手段が、前記加熱口の下方に設けられ、前記被加
熱物から放射された赤外線を前記加熱口を介して受光す
るように構成されていることを特徴とする。
の加熱口の下方にバーナを配置したコンロは、天板の上
方にバーナが露出せず、天板上面の掃除のし易さ及び美
観に優れている。しかし、このようなコンロにおいて
は、被加熱物の温度を接触式の温度センサにより検出す
るものが多く、このような接触式の温度センサは、燃焼
ガスによる故障や、被加熱物との接触性の悪化による誤
検出に加え、天板の上方に温度センサが突出するので、
コンロの掃除のし易さ及び美観を損ねることになる。そ
こで、本構成のごとく、天板の加熱口の下方にバーナを
配置したコンロにおいて、加熱口の下方に設けられ被加
熱物から放射された赤外線を加熱口を介して受光する赤
外線強度検出手段により検出された赤外線強度に基づい
て被加熱物の温度を検出することで、天板上面の掃除の
し易さ及び美観を損なうことなく被加熱物の温度を検出
することができる。
8に記載したごとく、上記構成7のコンロの構成に加え
て、前記バーナが、前記被加熱物から放射された赤外線
を下方に通過させる通過部を有して構成され、前記赤外
線強度検出手段が、前記バーナの下方に設けられ、前記
被加熱物から放射された赤外線を前記加熱口及び前記通
過部を介して受光するように構成されていることを特徴
とする。
ナに上記通過部を設け、バーナの下方に赤外線強度検出
手段を設けることで、天板の上方から加熱口を視認する
ときに、赤外線強度検出手段の大部分が直接目に触れる
ことを抑制することができ、一層美観を向上させること
ができる。さらに、バーナの下方に赤外線強度検出手段
を設けることで、赤外線強度検出手段がバーナから加熱
口側に流れる燃焼ガスに晒されないので、赤外線強度検
出手段の熱損傷を抑制することができる。また、赤外線
強度検出手段の位置を、バーナの直下ではなく、斜め下
方で、且つ、前記加熱口の内側の任意の少なくとも1点
を通過部を介して臨むことができる位置とすることで、
被加熱物からの吹き零れが、加熱口及びバーナの通過部
を通過してバーナの下方に到達しても、赤外線強度検出
手段にその吹き零れがかからないようにすることがで
き、赤外線強度検出手段の汚れによる検出精度低下を抑
制することができる。さらには、バーナの通過部を、赤
外線を通過する窓部とすることで、吹き零れにより赤外
線強度検出手段が汚れることをより一層抑制することが
できる。
9に記載したごとく、上記構成7又は8のコンロの構成
に加えて、前記バーナが、内面に炎孔を有する環状の内
炎式バーナであり、前記赤外線強度検出手段が、前記バ
ーナの下方に設けられていることを特徴とする。
ーナは、火炎が内側を向いているため、例えば、被加熱
物の温度を接触式の温度センサにより検出する場合に
は、温度センサが直接火炎に晒されてしまうため、接触
式の温度センサは、熱損傷及び誤検知しやすくなる。そ
こで、本構成のごとく、天板の加熱口の下方に内炎式バ
ーナを配置したコンロにおいても、バーナの下方に設け
られ被加熱物から放射された赤外線を加熱口及びバーナ
の内側の開口等を介して受光する赤外線強度検出手段に
より検出された赤外線強度に基づいて被加熱物の温度を
検出することで、赤外線強度検出手段の熱損傷を抑制し
ながら、天板上面の掃除のし易さ及び美観を損なうこと
なく被加熱物の温度を検出することができる。
基づいて説明する。図1に示すコンロ100は、平面状
の上面を有する天板1と、天板1に設けられた加熱口2
と、加熱口2の上方に離間させて鍋等の被加熱物Nを搭
載可能な五徳4と、燃料ガスGを燃焼させ加熱口2から
上方に燃焼ガスFを排出して被加熱物Nを加熱するバー
ナ3とが設けられている。
形の開口であり、バーナ3からの燃焼ガスFが良好に上
方に排出される大きさに形成されている。
ナであり、燃料ガスGを噴出させるガスノズル6と、ガ
スノズル6からの燃料ガスGの噴出により、内部に燃料
ガスGと空気との混合気が供給される混合管5と、加熱
口2の下方に設けられ混合気が内部に供給される環状ケ
ーシング部材3bと、環状ケーシング部材3bの環状の
内面に形成され、混合気を環状の内向きに噴出させて燃
焼させる複数の炎口3aとを有して構成されている。こ
のようなバーナ3においては、混合管5から環状ケーシ
ング部材3b内に供給された燃料ガスGと空気との混合
気は炎口3aから環状の内向きの概略水平方向に噴出さ
れ、その噴出された燃料ガスGと空気との混合気が燃焼
した一次火炎は浮力により上方の加熱口2側に向きを変
えて加熱口2を良好に通過し、二次火炎が加熱口から上
方に向かって形成されることになり、燃焼ガスFを加熱
口2を介して被加熱物N側に良好に排出することができ
る。
に供給される燃料ガスGの流量を調整可能な調整弁21
と、この調整弁21を制御してバーナ3における燃焼量
を調整可能な制御装置20とが設けられている。
内の下方には、加熱口2を介して落下した煮零れ等を受
けるための汁受け皿8が設けられている。
ら放射された赤外線の赤外線強度を検出する赤外線強度
検出手段10と、赤外線強度検出手段10により検出さ
れた赤外線強度に基づいて、被加熱物Nの温度を検出す
る温度検出手段15とが設けられており、被加熱物Nの
底部から放射される赤外線強度を検出して、その検出結
果に基づいて被加熱物Nの底部の温度を検出することが
できる。また、このように検出された被加熱物Nの底部
の温度は、上記制御装置20側に出力され、制御装置2
0は、この被加熱物Nの底部の温度に基づいて、調整弁
21等を制御し、被加熱物Nの自動温度制御や、過昇温
時の緊急停止制御等を行う。
線の赤外線強度から、被加熱物Nの温度を検出する場合
において、被加熱物Nの輻射率が予め予測可能であるな
ら、その赤外線の1つの波長域における赤外線強度とそ
の輻射率とから、被加熱物Nの温度を検出することがで
きる。しかし、通常コンロは、使用者が所有する鍋等を
被加熱物Nとして加熱するものであり、このような鍋の
輻射率は様々である。そこで、本実施の形態のコンロ1
00は、このように被加熱物Nの輻射率が予測できない
場合においても、この被加熱物Nの温度を検出すること
ができ、この構成について以下に説明する。
物Nの底部から放射される赤外線の、互いに異なる2つ
の波長域における夫々の赤外線強度を各別に検出するも
のであり、さらに、温度検出手段15は、赤外線強度検
出手段10により検出された2つの波長域における赤外
線強度の関係(例えば、夫々の赤外線強度の比)に基づ
いて、被加熱物Nの温度を検出するものであり、このよ
うに構成することで、被加熱物Nの輻射率に依存するこ
となく、正確に被加熱物Nの底部の温度を検出すること
ができる。
赤外線の強度を検出するための2つの検出素子部12
a,12bを上記汁受け皿8の中央部に形成された開口
の下方に並設して備え、さらに、一方の検出素子部12
aの被加熱物Nから放射された赤外線が入射される部位
に、所定の波長域の赤外線のみを選択的に透過させるフ
ィルタ11aを設け、他方の検出素子部12bの被加熱
物Nから放射された赤外線が入射される部位に、上記フ
ィルタ11aにおける波長域と異なる所定の波長域の赤
外線のみを選択的に透過させるフィルタ11bを設けて
構成されている。
的に透過させ夫々の検出素子部12a,12bで赤外線
強度を検出する赤外線の互いに異なる波長域は、図7に
示す実際のバーナ3で形成される火炎の赤外線強度スペ
クトル分布図に示すように、火炎のCO2やH2O等の発
光による赤外線発光の影響が少ない波長範囲における互
いに異なる波長域とすることが好ましく、具体的には、
1.5μm以上且つ1.8μm以下の範囲内、2.0μ
m以上且つ2.4μm以下の範囲内、3.1μm以上且
つ4.2μm以下の範囲内、及び8.0μm以上且つ1
2.0μm以下の範囲内における互いに異なる波長域と
することが好ましい。このような波長範囲における互い
に異なる波長域の赤外線の強度を検出することで、赤外
線強度検出手段10及び温度検出手段15における火炎
の赤外線発光に伴うノイズの影響を除去することがで
き、正確な温度検出が可能となる。また、上記1.5μ
m以上且つ1.8μm以下の範囲、2.0μm以上且つ
2.4μm以下の範囲の短波長範囲においては、被加熱
物Nから放射される赤外線強度が比較的小さいが、火炎
のCO2やH2O等の発光による赤外線発光の影響も小さ
いので、検出素子部12a,12bにより被加熱物Nが
放射したその短波長範囲における赤外線強度を検出する
ことができる。一方、上記3.1μm以上且つ4.2μ
m以下の範囲、及び8.0μm以上且つ12.0μm以
下の範囲の長波長範囲においては、火炎のCO2やH2O
等の発光による赤外線発光の影響が若干あるが、、被加
熱物Nから放射される赤外線強度が比較的大きいので、
検出素子部12a,12bにより被加熱物Nが放射した
その長波長範囲における赤外線強度を検出することがで
きる。
検出する検出素子部12a,12bとしては、検知対象
の赤外線の波長が0.8μmから2.6μmの範囲内で
ある場合には、Ge(ゲルマニウム)若しくはInGa
As(インジウムガリウムヒ素)を赤外線セルとして用
いたもの、検知対象の赤外線の波長が1.5μmから
5.0μmの範囲内である場合には、PbS(硫化鉛)
若しくはPbSe(セレン化鉛)を赤外線セルとして用
いたもの、また、検知対象の赤外線の波長が9μmから
11.5μmの範囲内である場合には、比較的高価であ
るがHgCdTe(水銀カドミウムテルル)を赤外線セ
ルとして用いたものを利用することができる。
の温度が常温付近から300℃程度まであること、及
び、CO2及びH2Oの赤外線発光を避けること、上記の
赤外線セルのコスト等を考慮すると、検出素子部12
a,12bで赤外線強度を検出するために選択される赤
外線の波長域は、2.0μm以上且つ2.4μm以下の
範囲内、及び、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範
囲内における互いに異なる波長域とすることが好まし
い。即ち、このような波長範囲においては、火炎のCO
2やH2O等の発光による赤外線発光の影響が殆ど無いの
で、被加熱物Nから放射される赤外線強度を正確に検出
することができる。さらに、上記3.1μm以上且つ
4.2μm以下の範囲内における波長域においては、比
較的大きな赤外線強度を得ることができるので、検出素
子12a,12bの少なくとも一方で検出する赤外線の
波長域をこの範囲内とすることがより好ましい。
で検出する上記の赤外線の波長域の範囲は、常温から3
00℃程度の範囲で加熱された鍋の輻射スペクトル分布
において、充分な輻射強度を有する範囲となっている。
即ち、図8のガラス製鍋の輻射スペクトル分布図、図9
のアルマイト製鍋の輻射スペクトル分布図に示すよう
に、上記のガラス及びアルマイトの一般的な材質の鍋
は、例えば300℃程度において、1.5μm以上数十
μm以下の範囲内の波長域において輻射強度を有してお
り、例えば、3.5μm以上且つ4.0μm以下の範囲
内の波長域、及び8μm以上且つ10μm以下の範囲内
の波長域において、充分な輻射強度を有している。そし
て、夫々の波長域の赤外線強度は、常温から300℃程
度において、温度に依存して好ましい状態で変化する。
よって、例えば鍋の材質が予め分かっているときは、両
波長域の一方の赤外線強度を検出するだけで、その鍋の
温度を検出することができるが、本発明のコンロにおい
ては、鍋の材質が判っていないときでもその鍋の温度を
検出することができる。
3.5μm以上且つ4.0μm以下の範囲内、及び8μ
m以上且つ10μm以下の範囲内の波長域の赤外線強度
の比は、図10の赤外線強度の比と温度の関係を示すグ
ラフ図に示すように、常温から300℃程度の温度範囲
において、共にほぼ同じ状態で温度に依存して変化して
おり、夫々の検出素子部12a,12bで赤外線強度を
検出する上記の赤外線の波長域を上記の範囲内とし、そ
れらの赤外線強度の比を検出することで、鍋の温度を検
出することができるのである。
された鍋の輻射スペクトル分布図に示すように、上記の
鉄製の鍋は、例えば300℃程度において、上記ガラス
製及びアルマイト製の鍋と同様に、1.5μm以上数十
μm以下の範囲内の波長域において輻射強度を有してお
り、例えば、2.1μm以上且つ2.4μm以下の範囲
内、及び3.5μm以上且つ4.2μm以下の範囲内の
波長域において、充分な輻射強度を有している。そし
て、夫々の波長域の赤外線強度は、常温から300℃程
度において、温度に依存して好ましい状態で変化する。
て、2.1μm以上且つ2.4μm以下の範囲内、及び
3.5μm以上且つ4.2μm以下の範囲内の波長域の
赤外線強度の比は、図12の赤外線強度の比と温度の関
係を示すグラフ図に示すように、常温から300℃程度
の温度範囲において、共にほぼ同じ状態で温度に依存し
て変化しており、夫々の検出素子部12a,12bで赤
外線強度を検出する上記の赤外線の波長域を上記の範囲
内とし、それらの赤外線強度の比を検出しても、鍋の温
度を検出することができる。
いて、検出素子部12aでは、上記2.1μm以上且つ
2.4μm以下の範囲内の波長域の赤外線の赤外線強度
を検出して温度検出手段15に出力し、検出素子部12
bでは、上記3.5μm以上且つ4.2μm以下の範囲
内の波長域の赤外線の赤外線強度を検出して温度検出手
段15に出力する。そして、温度検出手段15は、夫々
の検出素子部12a,12bで検出された夫々の赤外線
強度の比を求め、予め記憶している図10又は図12に
示すような赤外線強度の比と温度の関係から、被加熱物
Nの温度を検出するのである。
域を、1.5μm以上且つ1.8μm以下の範囲内にお
いて互いに異なる2つの波長域としても、2.0μm以
上且つ2.4μm以下の範囲内において互いに異なる2
つの波長域としても、3.1μm以上且つ4.2μm以
下の範囲内において互いに異なる2つの波長域として
も、及び8.0μm以上且つ12.0μm以下の範囲内
において互いに異なる2つの波長域としてもよい。
には、上記赤外線強度検出手段10等の保護等を行うた
めの耐熱ガラス製等の窓部材13が設けられている。窓
部材13の上面は、汁受け皿8の上面よりも上方に突出
した位置にあるので、被加熱物Nの煮零れ等が汁受け皿
8に入ったときでも、汁受け皿8に溜まっている煮零れ
が、窓部材13における赤外線の透過を阻害することを
抑制でき、窓部材13の透過率低下を抑制できる。ま
た、窓部材13において、夫々の検出素子部12a,1
2bに入射される赤外線が透過する夫々の窓部が、互い
に隣接しているので、夫々の窓部の汚れ等による透過率
低下の程度差が少なく、その透過率低下の程度差に起因
する夫々の赤外線強度の比の誤差が少ないので、正確に
被加熱物Nの温度を検出することができる。
別の実施の形態を図面に基づいて説明する。 〈1〉 上記実施の形態において、赤外線強度検出手段
10に、2つの検出素子部12a,12bを設けた例を
示したが、別に、図2に示すように、1つの検出素子1
2により本発明のコンロを実現することもできる。即
ち、コンロの汁受け皿8の中央部に、1つの検出素子部
12に赤外線を入射することができる程度の大きさであ
り上記実施の形態のものよりも小さい開口を形成し、そ
の開口の上方に、同じく上記実施の形態よりも小さい窓
部材13を設け、その開口の下方に1つの検出素子部1
2を設ける。そして、その汁受け皿8の開口の下方に、
上記実施の形態と同様の2つのフィルタ11a,11b
を並設して有するフィルタ部材25を設け、さらに、そ
のフィルタ部材25を水平方向に摺動させて、一方のフ
ィルタ11aを上記窓部材13と検出素子部12との間
のフィルタ設置部に設置する状態と、他方のフィルタ1
1bを上記フィルタ設置部に設置する状態とを切り換え
る切換手段14を設ける。
5の鉄製等の軸芯を取り巻くソレノイドに電流を流して
フィルタ部材25を摺動させるアクチュエータとして構
成されているが、別に、軸芯をピストンに接続してエア
駆動させるエアアクチュエータ、軸芯をボールネジに接
続してギア駆動させるアクチュエータ等として構成する
こともできる。
り半分がフィルタ11bの特性であるような円盤状のフ
ィルタ部材を構成し、上記切換手段を、モータ等の回転
駆動源を用いて円盤状のフィルタ部材を回転させ、夫々
のフィルタの設置を切り換えるように構成しても構わな
い。
構成された赤外線強度検出手段10を用いて被加熱物N
の底部の温度を検出するに、まず、切換手段14によ
り、フィルタ11aを上記フィルタ設置部の位置に設置
して、検出手段12により、上記フィルタ11aを透過
して入射される前述の所定の波長域の赤外線の赤外線強
度を検出する。次に、フィルタ11bを上記フィルタ設
置部の位置に設置して、検出手段12により、上記フィ
ルタ11bを透過して入射される前述の所定の波長域の
赤外線の赤外線強度を検出する。このように温度検出手
段15は、1つの検出素子部12において時間差を有し
て検出された2つの異なる波長域における夫々の赤外線
強度の比から、被加熱物Nの温度を検出することがで
き、複数の検出素子部を設けた場合における感度の経年
変化のずれによる検出誤差がなく、さらに低コスト化が
可能である。
上記のように互いに異なる2つの波長域の赤外線を、同
一の窓部材13の窓部を介して受光するように構成され
ているので、窓部材13の夫々の赤外線が透過する窓部
の透過率低下の程度差がないので、図1に示すコンロ1
00のように、夫々の波長域の赤外線を窓部材13の別
の窓部を介して受光する場合と比較して、両赤外線強度
の関係を一層正確に認識して、高精度に被加熱物Nの温
度を検出することができる。
に係るコンロを、混合気を環状ケーシング部材3bから
内向きに噴出させて燃焼させるバーナ3を備えたコンロ
100として説明したが、別に、従来のように混合気を
外向き上方に噴出させるブンゼン燃焼式のバーナを備え
たコンロとしても構成でき、その構成について以下に説
明する。
加熱口2の下方に、混合気を外向き上方に噴出させて燃
焼させる炎口3aを備えたバーナ3が設けられている。
このようなコンロ100については、そのバーナ3の外
周部の加熱口2下方には、環状の汁受け皿8が設けら
れ、その汁受け皿8の外側は、天板1側の上方に傾斜さ
れている。
の実施の形態と同様に、2つの検出素子部12a,12
bと、夫々の検出素子12a,12bの受光部に設けら
れた2つのフィルタ11a,11bとからなり、その夫
々は、上記汁受け皿8の外側の上方に傾斜した部位にお
いて、フィルタ部11a,11bの上面が汁受け皿の上
面と一致するように設けられている。そして、温度検出
手段15は、上記実施の形態と同様の温度検出を行うの
である。
ィルタ11a,11bが上記汁受け皿8の上方に傾斜し
た部位に設けられているので、汁受け皿8に溜まってい
る煮零れによって、フィルタ11a,11bにおける赤
外線の透過を阻害することを抑制できるので、上記実施
の形態で設けた窓部材が省略されている。
互いに隣接させ、上記汁受け皿8の片側の傾斜した部位
に設けてもよいし、汚れ、経年劣化の影響を抑えるため
に、窓部材を設けても構わない。
出手段10としての2つの検出素子部12a,12bと
2つのフィルタ11a,11bとを、バーナ3の下方に
配置すると共に、バーナ3に被加熱物Nから放射された
赤外線を下方に通過させる通過口16(通過部の一例)
を設けることができる。即ち、赤外線強度検出手段10
は、上記のように互いに異なる2つの波長域の赤外線
を、バーナ3に形成された通過口16を介して受光する
ように構成されているので、バーナ3から排出される燃
焼ガスに晒されることがなく、熱損傷等が抑制されてい
る。
ーナ3の直下ではなく、斜め下方で、且つ、加熱口2及
び通過口16を介して被加熱物Nを臨むことができる位
置に配置され、被加熱物Nからの吹き零れが、加熱口2
及び通過口16を通過して直接かかることが防止されて
おり、さらに、このように配置された赤外線強度検出手
段10は、加熱口2の上方から殆ど目に付くことがな
く、美観を損なうことがない。
物Nを搭載可能な五徳4を設けた構成のコンロについて
説明したが、別に、本発明のコンロを、五徳が不要なコ
ンロとして構成することができ、その構成について以下
に説明する。図5に示すコンロ100は、耐熱ガラス製
又は人工大理石等のセラミックス製の天板1と、天板1
に設けられ鍋等の被加熱物が上部に搭載される加熱口2
と、都市ガス等の燃料ガスGを燃焼させ加熱口2の下方
側に火炎10を形成して被加熱物Nを加熱するバーナ3
とが設けられており、従来のコンロに設けられていた五
徳は設けられておらず、加熱口2は、被加熱物Nが上部
に搭載されて閉鎖されるように形成されている。
りも若干小さい内径(開口幅)を有する円形開口であ
り、例えば加熱口2の内径は、φ120〜φ200mm
程度である。さらに、加熱口2は、不使用時には蓋等に
より塞ぐこともできる。
同様の内炎式バーナである。さらに、バーナ3の炎口3
aは、天板1の上面、即ち被加熱物Nの底面から、10
〜50mm程度下方に離間しても設けられており、バー
ナ3と加熱口2との間には、ケーシング部材33により
天板1の下方において覆われた燃焼部31が形成されて
いる。
下方においてコンロ100の後方まで延出しており、コ
ンロ100の後方の壁に副って設けられた排気筒34に
接続されている。この排気筒34は、上向きに開口する
排気口35を有する。
3の延出部及び排気筒34内に渡って形成された排気流
路32により、排気口35側に連通されることになり、
この排気流路32における排気口35側が燃焼部31側
よりも上方にあることで、燃焼部31において、バーナ
3から排出され被加熱物Nを加熱した後のある程度高温
の燃焼排ガスを、浮力を利用して、排気口35からコン
ロ100の後方側に排出することができる。また、この
ように排気口35から排出された燃焼排ガスの殆どは、
コンロ100上方に設けられた換気装置等によって屋外
に排出される。
2つの検出素子部12a,12bと2つのフィルタ11
a,11bは、汁受け皿8の下方に配置されている。そ
して、赤外線強度検出手段10は、互いに異なる2つの
波長域の赤外線を、汁受け皿8の底部に嵌め込まれた窓
部13を介して受光するように構成されているので、バ
ーナ3から排出される燃焼ガスに晒されることがなく、
検出素子部12a,12bやフィルタ11a,11b等
の熱損傷を抑制することができる。
部材13の直下ではなく、斜め下方で、且つ、加熱口2
を介して被加熱物Nを臨むことができる位置に配置され
ているので、例えば、窓部材13の代わりに汁受け皿8
に開口部を形成しても、被加熱物Nからの吹き零れが、
加熱口2及び通過口16を通過して直接かかることを抑
制することができる。
は、図6に示すように、天板1を、システムキッチンに
おけるカウンタの全面に渡って設けられ、コンロ100
の反対側にシンク等の開口部50が形成された天板1と
して構成することができ、システムキッチンのカウンタ
として構成される天板1は全く段差がないものとなるの
で、カウンタにおける作業性及び美観を優れたものとす
ることができる。
概略構成図
めの概略構成図
めの概略構成図
めの概略構成図
めの概略構成図
概略図
Claims (9)
- 【請求項1】 被加熱物を加熱するコンロであって、 前記被加熱物から放射された赤外線の赤外線強度を検出
する赤外線強度検出手段を備え、 前記赤外線強度検出手段により検出された前記赤外線強
度に基づいて、前記被加熱物の温度を検出する温度検出
手段を備えたコンロ。 - 【請求項2】 前記赤外線強度検出手段が、前記赤外線
の、少なくとも1つの波長域における赤外線強度を検出
する手段であり、 前記波長域が、1.5μm以上且つ1.8μm以下の範
囲内、2.0μm以上且つ2.4μm以下の範囲内、
3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内、及び8.
0μm以上且つ12.0μm以下の範囲内における波長
域である請求項1に記載のコンロ。 - 【請求項3】 前記赤外線強度検出手段が、前記赤外線
の、互いに異なる波長域における夫々の赤外線強度を各
別に検出する手段であり、 前記温度検出手段が、前記赤外線強度検出手段により検
出された前記夫々の赤外線強度の関係から、前記被加熱
物の温度を検出する手段である請求項1又は2に記載の
コンロ。 - 【請求項4】 前記赤外線強度検出手段が、前記被加熱
物から放射された前記互いに異なる波長域の前記赤外線
の夫々を、互いに隣接する又は互いに重る窓部を介して
受光するように構成されている請求項3に記載のコン
ロ。 - 【請求項5】 前記赤外線強度検出手段が、 前記互いに異なる波長域の前記赤外線を選択的に透過さ
せる複数のフィルタと、 前記被加熱物から放射された前記赤外線が入射されるフ
ィルタ設置部に、前記複数のフィルタを順に切り換えて
設置する切換手段と、 前記フィルタ設置部に設置された前記フィルタを透過し
た前記赤外線の赤外線強度を検出する検出素子部とを有
して構成されている請求項3又は4に記載のコンロ。 - 【請求項6】 前記互いに異なる波長域が、2.0μm
以上且つ2.4μm以下の範囲内、及び、3.1μm以
上且つ4.2μm以下の範囲内における互いに異なる波
長域である請求項3から5の何れか1項に記載のコン
ロ。 - 【請求項7】 天板と、前記天板に設けられた加熱口
と、前記加熱口の下方に離間して設けられ燃料ガスを燃
焼させ前記加熱口の下方に火炎を形成して前記被加熱物
を加熱するバーナとを備えて構成され、 前記赤外線強度検出手段が、前記加熱口の下方に設けら
れ、前記被加熱物から放射された赤外線を前記加熱口を
介して受光するように構成されている請求項1から6の
何れか1項に記載のコンロ。 - 【請求項8】 前記バーナが、前記被加熱物から放射さ
れた赤外線を下方に通過させる通過部を有して構成さ
れ、 前記赤外線強度検出手段が、前記バーナの下方に設けら
れ、前記被加熱物から放射された赤外線を前記加熱口及
び前記通過部を介して受光するように構成されている請
求項7に記載のコンロ。 - 【請求項9】 前記バーナが、内面に炎孔を有する環状
の内炎式バーナであり、 前記赤外線強度検出手段が、前記バーナの下方に設けら
れている請求項7又は8に記載のコンロ。
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