JP4371591B2 - コンロ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として調理に用いられる家庭用又は業務用のコンロに関する。
【0002】
【従来の技術】
露出型のバーナにて鍋(被加熱物の一例)を直火加熱する従来の調理用のコンロは、鍋を載せる五徳が天板に設けられ、その五徳により排ガスの排出と二次空気の流通に必要な寸法だけ鍋を天板から浮かせて支えるように構成されている。
このようなコンロによる直火加熱は、熱効率が比較的良く(45%〜60%程度)、加熱の応答性に優れているという長所が有り、五徳には鍋を安定して支えることができるという長所が有った。
しかしながら、天板から露出したバーナや五徳は、美観を損ね、また掃除のし易さにおいても問題がないとは言えない。
そこで、このような美観と掃除のし易さに優れたコンロとして、天板が平面材料で構成されるフラットトップコンロが一部販売されており、このような従来のフラットトップコンロとしては、熱源が燃料ガスの場合、耐熱ガラス製の天板の下方に設けられたセラミック製の燃焼面部材を赤熱させ、放射される赤外線により被加熱物を加熱するセラミックバーナを利用したものがあり、熱源が電気の場合、誘導加熱(IH)を用いたものや、抵抗線やハロゲンランプを用いたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような燃料ガスを熱源とするフラットトップコンロは、セラミックバーナの単位面積当たりの燃焼負荷が小さく、さらに燃焼面部材からの輻射による伝熱の熱効率が低いので、鍋等の被加熱物を加熱するコンロとして必要な熱出力を充分に確保することが困難であった。
また、上記のような電気を熱源とするフラットトップコンロにおいては、誘導加熱を用いるものは設備コストが高く、抵抗線やハロゲンランプを用いるものは熱出力が低いという問題があった。
よって、本発明は、これらの課題を解決するためになされたもので、直火加熱によって熱効率と熱出力を高く維持しながら、不使用時においてはフラットトップコンロと同等の美観と掃除のし易さを有するコンロを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成1〕
本発明に係るコンロは、請求項1に記載したごとく、天板と、前記天板に設けられた加熱口と、前記加熱口の上方に離間させて被加熱物を搭載可能な五徳と、燃料ガスを燃焼させ前記加熱口から上方に燃焼ガスを排出して前記被加熱物を加熱するバーナとを備え、
前記加熱口を閉鎖可能に形成された蓋部材の姿勢を、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能な加熱口開閉手段を備えるとともに、
前記天板側に引退可能に構成された五徳の姿勢を、前記天板から上方に突出する姿勢と、前記天板側に引退する姿勢とに択一的に切換可能な五徳姿勢切換手段を備え、
前記加熱口開閉手段により前記蓋部材の姿勢が前記加熱口を開口させる姿勢に切換えられたことに連動して、前記五徳姿勢切換手段により前記五徳の姿勢が前記天板から上方に突出する姿勢に切換えられるように構成されていることを特徴とする。
【0005】
〔作用効果〕
加熱調理に当たっては、熱応答性が重要である。すばやく温度が上昇することは能率よく調理することに必要であることは当然であるが、火を小さくしたときに加熱量が速やかに追従して減少しないと料理を焦がす原因になる。また、経済性においても熱効率が重要な因子である。以上の観点から、燃焼ガスによる直火加熱が調理に最適である。
そこで、本発明のコンロは、本構成の如く、天板に開口する加熱口から上方に燃焼ガスを排出して、その排出された燃焼ガスにより五徳の上に搭載された被加熱物を加熱する直火加熱を行うように構成されており、熱出力を大きく設定することができるうえに、熱応答性及び熱効率が優れている。
さらに、本発明のコンロは、バーナからの燃焼ガスが排出される加熱口に嵌め込まれ又は組み合わせられて加熱口を閉鎖することができるように形成された蓋部材を備え、さらに、この蓋部材の位置又は向き等の姿勢を、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに手動又は自動で択一的に切り換えて、前記加熱口を開閉することができる加熱口開閉手段を備えている。よって、本発明のコンロは、例えば、コンロの不使用時においては、加熱口を閉鎖させ、天板を上面に凹凸が少ない概略平面状として、掃除のし易さや美観を向上させることができ、また、コンロの使用時においては、加熱口を開口させ、バーナから加熱口の上方に向けて燃焼ガスを排出させ、五徳に搭載された被加熱物を直火加熱することができる。
従って、直火加熱によって熱効率と熱出力を高く維持しながら、不使用時においては天板の加熱口を閉鎖して天板の平面性を向上させ、フラットトップコンロと同等の美観と掃除のし易さを有するコンロを実現することができる。
一方、バーナにおいて、燃料ガスを燃焼させるうえでは、燃焼用空気を取り入れる構造と燃焼ガスを排出する構造とが重要である。特に、ブンゼン燃焼を利用したバーナにおいては、円滑な燃焼ガスの排出に伴なうドラフト効果にて二次燃焼用空気を取り入れるように構成される。そこで、五徳は天板の上方に突出姿勢とされて鍋等の被加熱物を架空に支持して、上記の燃焼ガスの排出と二次空気の取り入れの機能を果たしており、このような五徳は、バーナにおける燃焼を良好に保つためには必要なものである。
しかし、この五徳は、天板から突出した姿勢とされているので、このままでは美観及び掃除のし易さの低下の原因となる。
そこで、本構成の如く、五徳を天板側に引退可能に構成すると共に、五徳の姿勢を、天板の上方に突出した姿勢と天板側に引退した姿勢とに、加熱口開閉手段の動作に連動して択一的に切り換える五徳姿勢切換手段を設けることで、本発明のコンロは、例えば、被加熱物を搭載していないときやコンロの不使用時においては、五徳の姿勢を天板側に引退させた姿勢として、天板の美観及び掃除のし易さを向上させ、また、被加熱物を搭載しているときやコンロの使用時においては、五徳の姿勢を天板の上方に突出した姿勢として、被加熱物を天板の加熱口の上方の架空に支持し、燃焼ガスの排出と二次空気の取り入れ状態を良好なものとして、バーナの燃焼状態を好ましいものに保つことができる。
従って、不使用時には加熱口を閉鎖して天板の平面性を向上させることができる本発明のコンロにおいて、五徳姿勢切換手段により五徳をも天板側に引退させて、天板の平面性を一層向上することができる。
【0006】
〔構成2〕
本発明に係るコンロは、請求項2に記載したごとく、上記構成1のコンロの構成に加えて、前記加熱口開閉手段が、前記蓋部材の姿勢を、当該蓋部材が上方に固定されたシャフトを上下方向に移動させて、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能に構成され、
前記五徳が、コの字型の板状体で構成されて、前記コの字型の板状体の上側部分に配設された前記天板に沿う軸部を中心軸として前記天板が設けられている本体に回転自在に配設され、
前記五徳姿勢切換手段が、前記シャフトにおける前記蓋部材が固定された位置よりも下方位置に、前記五徳としての前記コの字型の板状体の下側部分に配設された力点部を下方に押し下げる円盤状の押部材を備えて構成されて、
前記加熱口開閉手段が前記シャフトを下降させて前記蓋部材を下方に移動させ、前記蓋部材の姿勢が前記加熱口を開口させる姿勢に切換えられたことに連動して、前記五徳姿勢切換手段としての前記シャフトに設けられた前記押部材が下降し、前記五徳としての前記コの字型の板状体の下側部分に配設された力点部を下方に押し下げて前記軸部を中心軸として前記五徳を回転させ、前記五徳の姿勢を、前記五徳の上側部分が前記天板から上方に突出する姿勢に切換えることを特徴とする。
【0007】
〔作用効果〕
このように構成することで、加熱口開閉手段が、シャフトを介して蓋部材をバーナの下方に移動させて加熱口を開口させた時に、五徳の力点部が押部材により下方に押し下げられ、五徳は、軸部を支点として回転し、上側部分が天板の上方に突出する姿勢となり、その突出した上側部分により被加熱物を天板の加熱口の上方の架空に支持し、燃焼ガスの排出と二次空気の取り入れ状態を良好なものとして、バーナの燃焼状態を好ましいものに保つことができる。また、加熱口開閉手段により、シャフトを介して蓋部材を加熱口側に上昇させて、加熱口を閉鎖させた時は、五徳は、自重により軸部を中心に回転し、突出していた上側部分が天板側に引退して、天板の美観及び掃除のし易さが向上される。
【0008】
〔構成3〕
本発明に係るコンロは、請求項3に記載したごとく、上記構成のコンロの構成に加えて、前記バーナが、前記加熱口の下方に設けられて内部に燃料ガスが供給される環状ケーシング部材と、前記環状ケーシング部材の内面に形成されて前記環状ケーシング部材内の燃料ガスを噴出させる複数の炎口とを有して構成され、
前記蓋部材の外径が、前記環状ケーシング部材の内面の開口径よりも小さくなるように構成され、
前記加熱口開閉手段が、前記蓋部材の姿勢を切り換えるに、前記シャフトを介して前記蓋部材を上下移動させ、前記蓋部材の位置を前記環状ケーシング部材の開口の下方の位置とする状態で、前記蓋部材を前記加熱口を開口させる姿勢とし、前記蓋部材の位置を前記天板の前記加熱口に嵌合させる位置とする状態で、前記蓋部材を前記加熱口を閉鎖させる姿勢とすることを特徴とする。
【0009】
〔作用効果〕
本発明のコンロに設けられるバーナを、本構成の如く、内部に燃料ガスが供給される環状の部材として構成され、環状の内面に複数の炎口を形成した環状ケーシング部材によって構成することで、環状ケーシング部材内に供給された燃料ガスは炎口から環状の内向きの概略水平方向に噴出され、その噴出された燃料ガスが燃焼した一次火炎は浮力により上方の加熱口側に向きを変えて加熱口を良好に通過し、二次火炎が加熱口から上方に向かって形成されることになる。
このようにバーナを構成することで、燃焼ガスを加熱口を介して被加熱物側に良好に排出することができる。
また、このような環状ケーシング部材によりバーナを構成する場合、蓋部材の外径を環状ケーシング部材の内面の開口径よりも小さくなるように構成すると共に、加熱口開閉手段を、蓋部材の位置を環状ケーシング部材の開口を介して加熱口の位置と環状ケーシング部材の開口の下方の位置とに切り換えるように構成することで、加熱口開閉手段を蓋部材を一軸の上下方向に移動するような単純なものとすることができる。
【0010】
〔構成4〕
本発明に係るコンロは、請求項4に記載したごとく、上記構成1から3の何れかのコンロの構成に加えて、前記加熱口開閉手段が、前記バーナの運転開始時に前記加熱口を開口させ、前記バーナの運転停止時に前記加熱口を閉鎖させる手段であることを特徴とする。
【0011】
〔作用効果〕
加熱口開閉手段を本構成の如く構成することで、蓋部材の姿勢の切換操作を、バーナの運転開始及び運転停止に連動させて自動的に行うことができ、バーナの運転開始時に、蓋部材の姿勢を切り換えて加熱口を開口させ、バーナからの燃焼ガスを加熱口を介して上方に排出して被加熱物の直火加熱を行うことができ、逆にバーナの運転停止時に、蓋部材の姿勢を切り換えて加熱口を閉鎖させ、天板を美観及び掃除のし易さに優れた概略平面状とすることができる。
また、上記のような加熱口開閉手段は、バーナの運転開始及び運転停止に連動させて、前記蓋部材の姿勢を切り換えるものであるが、例えば、点火スイッチの点火操作や、バーナへ燃料ガスを供給するガス流路の開閉を行う器具栓の開操作等と連動させて蓋部材の姿勢を加熱口を開口させる姿勢に切り換え、逆に器具栓の閉操作等に連動させて蓋部材の姿勢を加熱口を閉鎖させる姿勢に切り換えるように、前記加熱口開閉手段を構成することができる。
さらに、このような加熱口開閉手段は、点火スイッチの点火操作や器具栓の開閉操作等に伴う人力を利用して、機械的な機構により蓋部材の位置又は向き等の姿勢を変更するように構成しても良いし、前記操作に伴う電気信号により電気モータを運転してボールネジや歯車等で蓋部材の位置又は向き等の姿勢を変更するように構成しても良い。
従って、熱効率と熱出力が高く美観と掃除のし易さに優れた本発明のコンロにおいて、バーナの運転開始及び運転停止に基づいて自動的に蓋部材の姿勢を切り換えることができ、手間をかけずに蓋部材の姿勢を切り換えて加熱口の開閉を行うことができる。
【0012】
〔構成5〕
本発明に係るコンロは、請求項5に記載したごとく、上記構成1から4の何れかのコンロの構成に加えて、前記五徳姿勢切換手段が、前記バーナの運転開始時に前記五徳の姿勢を前記天板の上方へ突出する姿勢に切り換え、前記バーナの運転停止時に前記五徳の姿勢を前記天板側に引退する姿勢に切り換える手段であることを特徴とする。
【0013】
〔作用効果〕
五徳姿勢切換手段を本構成の如く構成することで、五徳の姿勢の切換操作を、バーナの運転開始及び運転停止に連動させて自動的に行うことができ、バーナの運転開始時に、五徳の姿勢を天板の上方に突出した姿勢に切り換えて、被加熱物を天板の加熱口の上方の架空に支持し、燃焼ガスの排出と二次空気の取り入れ状態を良好なものとし、逆にバーナの運転停止時に、五徳の姿勢を天板側に引退させた姿勢に切り換えて、天板の美観及び掃除のし易さを向上させることができる。
また、上記のような五徳姿勢切換手段は、バーナの運転開始及び運転停止に連動させて、前記五徳の姿勢を切り換えるものであるが、例えば、点火スイッチの点火操作や、バーナへ燃料ガスを供給するガス流路の開閉を行う器具栓の開操作等と連動させて五徳の姿勢を天板上方に突出する姿勢に切り換え、逆に器具栓の閉操作等に連動させて五徳の姿勢を天板側に引退する姿勢に切り換えるように、五徳姿勢切換手段を構成することができる。
さらに、このような五徳姿勢切換手段は、点火スイッチの点火操作や器具栓の開閉操作等に伴う人力を利用して、機械的な機構により五徳の姿勢を変更するように構成しても良いし、前記操作に伴う電気信号により電気モータを運転して五徳の姿勢を変更させるように構成しても良い。
従って、熱効率と熱出力が高く美観と掃除のし易さに優れた本発明のコンロにおいて、バーナの運転開始及び運転停止に基づいて手間をかけずに自動的に五徳の姿勢を切り換えることができる。
【0014】
〔構成6〕
本発明に係るコンロは、請求項6に記載したごとく、天板と、前記天板に設けられた加熱口と、前記加熱口の上方に離間させて被加熱物を搭載可能な五徳と、燃料ガスを燃焼させ前記加熱口から上方に燃焼ガスを排出して前記被加熱物を加熱するバーナとを備え、
前記加熱口を閉鎖可能に形成された蓋部材の姿勢を、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能な加熱口開閉手段を備え、
前記蓋部材の前記加熱口を開口させる姿勢が、前記加熱口に対して上方に離間した姿勢であり、
前記加熱口の上方に離間した姿勢の前記蓋部材が、前記被加熱物が搭載される前記五徳として構成されていることを特徴とする。
【0015】
〔作用効果〕
加熱調理に当たっては、熱応答性が重要である。すばやく温度が上昇することは能率よく調理することに必要であることは当然であるが、火を小さくしたときに加熱量が速やかに追従して減少しないと料理を焦がす原因になる。また、経済性においても熱効率が重要な因子である。以上の観点から、燃焼ガスによる直火加熱が調理に最適である。
そこで、本発明のコンロは、本構成の如く、天板に開口する加熱口から上方に燃焼ガスを排出して、その排出された燃焼ガスにより五徳の上に搭載された被加熱物を加熱する直火加熱を行うように構成されており、熱出力を大きく設定することができるうえに、熱応答性及び熱効率が優れている。
さらに、本発明のコンロは、バーナからの燃焼ガスが排出される加熱口に嵌め込まれ又は組み合わせられて加熱口を閉鎖することができるように形成された蓋部材を備え、さらに、この蓋部材の位置又は向き等の姿勢を、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに手動又は自動で択一的に切り換えて、前記加熱口を開閉することができる加熱口開閉手段を備えている。よって、本発明のコンロは、例えば、コンロの不使用時においては、加熱口を閉鎖させ、天板を上面に凹凸が少ない概略平面状として、掃除のし易さや美観を向上させることができ、また、コンロの使用時においては、加熱口を開口させ、バーナから加熱口の上方に向けて燃焼ガスを排出させ、五徳に搭載された被加熱物を直火加熱することができる。
従って、直火加熱によって熱効率と熱出力を高く維持しながら、不使用時においては天板の加熱口を閉鎖して天板の平面性を向上させ、フラットトップコンロと同等の美観と掃除のし易さを有するコンロを実現することができる。
加えて、本構成のごとく、バーナの運転開始時等に加熱口開閉手段により切り換えられた加熱口を開口させる蓋部材の姿勢を、前記加熱口に対して上方に離間した姿勢とすると共に、前記蓋部材の上面を前記被加熱物を搭載可能なように平面状等に形成して、加熱口を開口させた姿勢である蓋部材を、前記五徳として機能させることができる。
即ち、別に五徳を設ける必要がなく、加熱口を開口させた姿勢である蓋部材により被加熱物を前記加熱口の上方の架空に支持することができ、五徳の機能である加熱口における燃焼ガスの排出及び二次空気の取り入れを前記蓋部材により行い、さらに、蓋部材を加熱口を閉鎖させる姿勢とすると、天板上には五徳が存在しないことになるので、コンロの美観及び掃除のし易さを向上することができる。
従って、本発明のコンロにおいて、一層美観と掃除のし易さを向上することができる。
【0016】
〔構成7〕
本発明に係るコンロは、請求項7に記載したごとく、上記構成6のコンロの構成に加えて、前記五徳として構成される前記蓋部材の前記被加熱物との接触部に、前記被加熱物の温度を検出する接触式の温度センサを備えたことを特徴とする。
【0017】
〔作用効果〕
加熱調理においては、バーナの燃焼負荷制御を自動で行うと便利なことが多い。そのためには、被加熱物としての鍋等の中の温度を検知する必要があるが、これを鍋底外表面の温度の検知で代用し、これをコンロに組み込んだ温度センサにて検知して温度制御を行うことができる。また、天ぷら火災などを防止するためにはバーナの緊急停止等の過昇温防止用の温度検知も必要になる。このような温度センサーを可動する蓋部材の移動を阻害しないように収容することが好ましい。
そこで、本発明のコンロにおいて、加熱口を開口させた姿勢である蓋部材を五徳として機能させる場合、前記蓋部材の前記被加熱物との接触部に前記被加熱物の温度を検出する接触式の温度センサを設けることができる。また、このように接触式の温度センサを設ける場合、前記蓋部材の接触部を熱伝導性が高いアルミニウム又は銅製等の部材で構成し、その部材の温度を、蓋部材を支持するシャフト等の内部に設けた接触式の温度センサで検出するように構成することが好ましく、温度センサが直接燃焼ガスに晒されることがないので、温度センサの過昇温による破損を防止することができる。
従って、本発明のコンロにおいて、簡単な構成で被加熱物の温度を検知することができる。
【0018】
また、本発明に係るコンロは、蓋部材の少なくとも一部に、蓋部材の上下間で赤外線を透過可能な透過部を備え、前記蓋部材の下方に、透過部を介して被加熱物の温度を赤外線にて検知する赤外線式の温度センサを備えることができる。
このように赤外線式の温度センサにより鍋底外表面から放射される赤外線の強度を前記透過部を介して検出することで、蓋部材の移動を阻害することなく、前記鍋底外表面の温度を検出することができ、検出した被加熱物の温度により被加熱物の温度制御や過昇温防止等のバーナの運転制御を行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔第1参考例
本発明に係るコンロの第1参考例について、図面に基づいて説明する。
図1は、ビルトイン式のコンロ100の概略図であり、コンロ100は、システムキッチンのカウンター101に開口された設置部102に設けられる。
また、コンロ100には、図2及び図3に示すように、天板1と、天板1に設けられた加熱口2と、加熱口2の上方に離間させて鍋等の被加熱物Nを搭載可能な五徳4と、燃料ガスGを燃焼させ加熱口2から上方に燃焼ガス10を排出して被加熱物Nを加熱するバーナ3とが設けられている。
天板1は、平面状の上面を有するものであり、その上面は前記カウンター101の上面とほぼ同一平面状にあるように構成されている。
また、加熱口2は、天板1に形成された円形の開口であり、バーナ3からの燃焼ガス10が良好に上方に排出される大きさに形成されている。五徳4は、天板1に形成されている開口に差し込まれ、天板1から容易に取り外し可能な円柱状の部材である。
バーナ3は、通常のブンゼン燃焼式のバーナであり、ガスノズル6により燃料ガスGの噴出により混合管5に供給された燃料Gと空気との混合気を、複数の炎口3aから外向き上方に向けて噴出させて燃焼させて一次火炎を形成し、前記加熱口2周囲の二次空気を取り込んで二次火炎を形成して、加熱口2を介して被加熱物N側に燃焼ガス10を排出するように構成されている。
【0020】
また、コンロ100には、加熱口2を閉鎖可能に形成された2つの蓋部材11が設けられている。即ち、夫々の蓋部材11は、加熱口2の半径よりも若干小さい半径の半円形状であり、両蓋部材11が、組み合わせられて前記加熱口2に嵌合され、加熱口2を閉鎖可能に形成されている。
さらに、この両蓋部材11の姿勢を、加熱口2を開口させる姿勢と、加熱口2を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能な加熱口開閉手段12が設けられている。即ち、加熱口開閉手段12は、両蓋部材11を加熱口2を閉鎖させる姿勢に切り換えるに、両蓋部材11を組み合わせられて前記加熱口2に嵌合されるように移動させ、前記加熱口2を閉鎖させる。また、前記加熱口開閉手段12は、両蓋部材11を加熱口2を開口させる姿勢に切り換えるに、両蓋部材11を分割して、夫々を加熱口2の外側の天板1の下方に移動させる。
【0021】
さらに、加熱口開閉手段12は、バーナ3の運転開始時に加熱口2を開口させ、バーナ3の運転停止時に加熱口2を閉鎖させる手段である。即ち、バーナ3の点火スイッチ(図示せず)の点火操作や、バーナ3への燃料ガスGの供給量の調整操作を行う器具栓9の操作状態に応じて、前記加熱口開閉手段12が働く。詳しくは、加熱口開閉手段12は、器具栓9が操作され、点火スイッチが働くと共に、バーナ3への燃料ガスGの供給が開始されたときに、夫々の蓋部材11を加熱口2の外側の天板1の下方の位置に移動させて、加熱口2を開口させ、逆に、器具栓9が操作され、燃料ガスGの供給が停止されたときに、夫々の蓋部材11を加熱口2内に移動させて、加熱口2を閉鎖させる。
このような加熱口開閉手段12により、コンロ100は、図1に示すような、加熱口2を蓋部材11により閉鎖したときに状態のように、不使用時においてフラットトップコンロと同等の美観と掃除のし易さを有するものとなる。
【0022】
〔第2参考例
ンロの第2参考例について、図面に基づいて説明する。
図4及び図5に示すコンロ100は、前述の参考例と同様に、ビルトイン式のコンロ100であり、天板1と、天板1に設けられた加熱口2と、加熱口2の上方に離間させて被加熱物Nを搭載可能な五徳4と、燃料ガスGを燃焼させ加熱口2から上方に燃焼ガス10を排出して被加熱物Nを加熱するバーナ3とが設けられている。
参考例のコンロ100の蓋部材11は、円形状の1つの部材により構成され、さらに、加熱口開閉手段12により、前述の実施の形態と同様に、器具栓9の操作状態に応じてその蓋部材11の姿勢が切り換えられる。即ち、加熱口開閉手段12は、器具栓9が操作され、点火スイッチが働くと共に、バーナ3への燃料ガスGの供給が開始されたときに、蓋部材11を加熱口2の側方で天板1の下方の位置に移動させて、加熱口2を開口させ、逆に、器具栓9が操作され、燃料ガスGの供給が停止されたときに、蓋部材11を加熱口2内に移動させて、加熱口2を閉鎖させる。
【0023】
さらに、本構成のコンロ100のバーナ3は、加熱口2の下方に設けられ燃料ガスGが内部に供給される環状ケーシング部材3bと、環状ケーシング部材3bの環状の内面に形成され、燃料ガスGを環状の内向きに噴出させて燃焼させる複数の炎口3aとを有して構成されている。
このようなバーナ3においては、混合管5から環状ケーシング部材3b内に供給された燃料ガスGは炎口3aから環状の内向きの概略水平方向に噴出され、その噴出された燃料ガスGが燃焼した一次火炎は浮力により上方の加熱口2側に向きを変えて加熱口2を良好に通過し、二次火炎が加熱口から上方に向かって形成されることになり、燃焼ガス10を加熱口2を介して被加熱物N側に良好に排出することができる。
【0024】
〔第実施形態〕
本発明に係るコンロの第実施形態について、図面に基づいて説明する。
前述の第2参考例と同様の構成については説明を省略するが、図6に示すコンロ100は、蓋部材11がシャフト13の上方に固定され、前記蓋部材11がシャフト13と共に加熱口開閉手段12により上下移動可能に構成されている。
即ち、蓋部材11の加熱口2を開口させる姿勢が、加熱口に対して上方に離間した姿勢であり、加熱口開閉手段12は蓋部材11を上下移動させることで、加熱口を開閉させる。
また、蓋部材11は、図6に示すように、加熱口2の上方に離間した位置に移動した蓋部材11が、被加熱物Nを搭載するための五徳として機能するように構成されており、別に五徳を設ける必要がなく、加熱口2を開口させた姿勢である蓋部材11により被加熱物Nを加熱口2の上方の架空に支持することができる。
【0025】
また、本実施形態のように加熱口2の上方に離間した位置に移動した蓋部材11を五徳として機能させる場合において、被加熱物Nの温度を検出する構成について以下に説明する。
即ち、図7に示すように、蓋部材11の中心部の被加熱物Nとの接触部18に被加熱物Nの温度を検出する接触式の温度センサ17を設けることができる。また接触部18は、熱伝導性が高いアルミニウム又は銅製等の部材で構成されており、その接触部18の温度をシャフト13内部に設けられた接触式の温度センサ17で検出するように構成されている。さらに、シャフト13には、シャフト13内を通気するための通気口25が設けられており、バーナ3側から伝達された熱によるドラフト力を利用して、シャフト13内の空気を下方から上方の通気口25に向かって流通させて通気することができ、シャフト13及びシャフト13内に設けられた温度センサ17の過昇温を防止することができる。また、シャフト13の通気口25から出た空気の少なくとも一部は、バーナ3の燃焼用の二次空気として消費されることになる。
【0026】
〔第実施形態〕
本発明に係るコンロの第実施形態について、図面に基づいて説明する。
前述の第実施形態と同様の構成については説明を省略するが、図8に示すコンロ100は、加熱口開閉手段12が、加熱口2を閉鎖する蓋部材11を下降させて加熱口2を開口するように構成されている。詳しくは、蓋部材11の外径がバーナ3の環状ケーシング部材3bの内面の開口径よりも小さくなるように構成されており、加熱口開閉手段12は、蓋部材11の位置を環状ケーシング部材3bの開口の下方の位置とすることで、加熱口2を開口させる。
【0027】
さらに、本構成のコンロ100においては、加熱口2の外周に等間隔で放射状に設けられている4つの五徳4が、天板1側に引退可能に構成され、さらに、この五徳4を天板1から上方に突出する姿勢と天板1側に引退する姿勢とに択一的に切換可能な五徳姿勢切換手段15が設けられている。
即ち、五徳4は、コの字型の板状体で構成されており、五徳4は、軸部4aにより天板1が設けられている本体に回転自在に接続されている。そして、五徳4は、軸部4bを中心に回転して、上部が天板1から上方に突出した姿勢と、前記天板1側に引退する姿勢とを取ることができる。
また、シャフト13には、シャフト13が下降して蓋部材11をバーナ3の下方に移動させ加熱口2を開口させた時に、五徳4の力点部4aを下方に押し下げる円盤状の押部材14が設けられている。
このように構成することで、加熱口開閉手段12が、シャフト13を介して蓋部材11をバーナ3の下方に移動させて加熱口2を開口させた時に、五徳4の力点部4aが押部材14により下方に押し下げられ、五徳4は、軸部4bを支点として回転し、上部が天板1の上方に突出する姿勢となり、その突出した上部により被加熱物Nを天板1の加熱口2の上方の架空に支持し、燃焼ガス10の排出と二次空気の取り入れ状態を良好なものとして、バーナの燃焼状態を好ましいものに保つことができる。また、加熱口開閉手段12により、シャフト13を介して蓋部材11を加熱口2側に上昇させて、加熱口2を閉鎖させた時は、五徳4は、自重により軸部4bを中心に回転し、突出していた上部が天板1側に引退して、天板1の美観及び掃除のし易さが向上される。上記のように、五徳4を姿勢を切り換えて、前記五徳4の姿勢を天板1の上方に突出した姿勢と天板1側に引退した姿勢とに択一的に切り換える手段を五徳姿勢切換手段15と呼ぶ。
また、加熱口開閉手段12は、器具栓9の操作に連動して働くことで、バーナ3の運転開始及び運転停止に連動して、蓋部材11の姿勢を切り換えるものであり、五徳4の姿勢はこの加熱口開閉手段12と連動させて切り換えられるので、五徳姿勢切換手段15は、バーナ3の運転開始時に五徳4の姿勢を天板の上方へ突出する姿勢に切り換え、バーナ3の運転停止時に五徳4の姿勢を天板1側に引退する姿勢に切り換える手段といえる。
【0028】
なお、本実施形態において、五徳姿勢切換手段15を、加熱口開閉手段12の動作に連動させて働かせるように構成したが、第1実施形態においては、別に、単独で五徳4の姿勢を自動若しくは手動で切り換えるように構成しても構わず、例えば、被加熱物Nが天板上に搭載されたときに、電気的に又は機械的に五徳4を天板1の上方に突出させるように構成することもできる。
【0029】
また、本実施形態のように、加熱口開閉手段12により加熱口2を開口させるときに、蓋部材11を加熱口2から下降させる場合において、被加熱物Nの温度を検出する構成について以下に説明する。
即ち、図9に示すように、蓋部材11の中心部に、蓋部材11の上下間で赤外線を透過可能な耐熱ガラス製等の透過部19と、被加熱物Nから放射され透過部19を透過した赤外線を集光するレンズ20とを設け、蓋部材11の下方のシャフト13内部に、透過部19を介して被加熱物Nの底外表面の温度を赤外線にて検知する赤外線式の温度センサ21を設けている。即ち、温度センサ21は、被加熱物Nの底外表面から放射される赤外線を透過部19及びレンズ20を介して受光して、その赤外線の強度測定により被加熱物Nの底外表面の温度を検出する。
尚、シャフト13内の温度センサ21と透過部19との間において、不要な波長の光を除去するフィルタを組み込んだり、レンズ20を省略することは必要に応じて適宜行うことができる。
【0030】
また、図9に示されているように、加熱口開閉手段12を、シャフト13を上下移動させて蓋部材11を移動させ、加熱口2を開閉させるように構成する場合、シャフト13の下方外周に、蓋部材11よりも外径が大きい受け皿26を設けることで、被加熱物Nから加熱口2を介して下方に零れた煮こぼれやゴミ等を受け皿26により受け止めることができる。この受け皿26は、蓋部材11を取り外して上方に抜き出して取り外すことができ、中に溜まった煮こぼれ等を容易に捨てることができる。
【0031】
〔第3参考例
本発明に係るコンロの第3参考例について、図面に基づいて説明する。
前述の参考例及び実施形態と同様の構成については説明を省略するが、図10に示すコンロ100は、蓋部材11が複数の絞り羽根27により構成されている絞り構造となっている。即ち、蓋部材11は、図11(イ)(ロ)にも示すように、複数の絞り羽根27の一方の端部27bを、天板1の下方に固定された固定リング28に軸止めして、絞り羽根27の他方の端部27aを回転リング29に軸止めして構成されている。そして、加熱口開閉手段12は、回転リング29を回転させて、絞り羽根27の姿勢を変更し、加熱口2を開閉させる。詳しくは、加熱口開閉手段12は、図11(イ)に示すように、夫々の絞り羽根27を円周状に並ぶ姿勢とするように回転リング29を回転させて、加熱口2を閉状態とすることができ、逆に、加熱口開閉手段12は、夫々の絞り羽根27の姿勢を図11(イ)の破線部に示すような姿勢とするように回転リング29を回転させて、夫々の絞り羽根27の端部27aを端部27bを中心として回転させ、図11(ロ)に示すように加熱口2を閉状態とすることができる。
【0032】
これまで説明してきた実施形態において、加熱口開閉手段12及び五徳姿勢切換手段15は、器具栓9の操作に連動して蓋部材11及び五徳4の姿勢を切り換えるものであるが、蓋部材11の姿勢を切り換えるためのスイッチ又は五徳4の姿勢を切り換えるためのスイッチ等を設けて、このスイッチにより加熱口2の開閉操作及び五徳4の姿勢切換操作を行ってもよい。
また、蓋部材11及び五徳4の移動等の姿勢切換は、器具栓9の開閉操作や前記器具栓9とは別に設けたスイッチの操作等に伴う人力を利用して機械的な機構により行ったり、前記操作に伴って発生する電気信号により運転される電気モータにより行うことができる。
【0033】
これまで説明してきた実施の形態においては、加熱口2の形状を円形として説明したが、別に、加熱口の形状は、円形に限らず、楕円や多角形やその他の形状とすることもできる。
また、加熱口の外周部において天板から加熱口内側に突出する複数の突部を形成するように加熱口を形成して、その突部を、被加熱物を搭載するための五徳として機能させることができ、この場合、隣接する突部間の隙間において、燃焼ガスの排出及び二次空気の取り入れを行うことができる。このように構成することで、天板から上方に突出する五徳を設ける必要が無いので、コンロの不使用時においては、天板の加熱口をその加熱口の形状に合わせて形成された蓋部材により閉鎖して天板の平面性を向上させ、優れた美観と掃除のし易さを有するコンロを構成することができる。
【0034】
これまで説明してきた本発明に係るコンロにおいて、蓋部材11の姿勢が、加熱口2を開口させる姿勢であるときのみ、バーナ3の運転が行えるように構成したインターロック機構を設けることが好ましい。
詳しくは、このようなインターロック機構は、蓋部材11が加熱口2から取り除かれ、加熱口2が開口したときのみ、電気的又は機械的に、バーナ3への燃料の供給を遮断可能な遮断弁を開状態とする、又は器具栓9の回転をバーナ3の運転が停止する状態で抑制可能なストッパ等を開放するように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンロの設置状態を示す概略図
【図2】 第1参考例のコンロの部分側断面図
【図3】 図2に示すコンロの平面図
【図4】 第2参考例のコンロの部分側断面図
【図5】 図4に示すコンロの平面図
【図6】 第実施形態のコンロの部分側断面図
【図7】 図6に示すコンロの温度センサの設置状態を示す側断面図
【図8】 第実施形態のコンロの部分側断面図
【図9】 図8に示すコンロの温度センサの設置状態を示す側断面図
【図10】 第3参考例のコンロの部分側断面図
【図11】 図10に示すコンロの蓋部材の状態を示す平面図
【符号の説明】
1 天板
2 加熱口
3 バーナ
3a 炎口
3b 環状ケーシング部材
4 五徳
4a 力点部
4b 軸部
5 混合管
6 ノズル
9 器具栓
10 燃焼ガス
11 蓋部材
12 加熱口開閉手段
13 シャフト
14 押部材
17 温度センサ
18 接触部
19 透過部
20 レンズ
21 温度センサ
25 通気口
26 受け皿
G 燃料ガス
N 被加熱物

Claims (7)

  1. 天板と、前記天板に設けられた加熱口と、前記加熱口の上方に離間させて被加熱物を搭載可能な五徳と、燃料ガスを燃焼させ前記加熱口から上方に燃焼ガスを排出して前記被加熱物を加熱するバーナとを備え、
    前記加熱口を閉鎖可能に形成された蓋部材の姿勢を、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能な加熱口開閉手段を備えるとともに、
    前記天板側に引退可能に構成された五徳の姿勢を、前記天板から上方に突出する姿勢と、前記天板側に引退する姿勢とに択一的に切換可能な五徳姿勢切換手段を備え、
    前記加熱口開閉手段により前記蓋部材の姿勢が前記加熱口を開口させる姿勢に切換えられたことに連動して、前記五徳姿勢切換手段により前記五徳の姿勢が前記天板から上方に突出する姿勢に切換えられるように構成されているコンロ。
  2. 前記加熱口開閉手段が、前記蓋部材の姿勢を、当該蓋部材が上方に固定されたシャフトを上下方向に移動させて、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能に構成され、
    前記五徳が、コの字型の板状体で構成されて、前記コの字型の板状体の上側部分に配設された前記天板に沿う軸部を中心軸として前記天板が設けられている本体に回転自在に配設され、
    前記五徳姿勢切換手段が、前記シャフトにおける前記蓋部材が固定された位置よりも下方位置に、前記五徳としての前記コの字型の板状体の下側部分に配設された力点部を下方に押し下げる円盤状の押部材を備えて構成されて、
    前記加熱口開閉手段が前記シャフトを下降させて前記蓋部材を下方に移動させ、前記蓋部材の姿勢が前記加熱口を開口させる姿勢に切換えられたことに連動して、前記五徳姿勢切換手段としての前記シャフトに設けられた前記押部材が下降し、前記五徳としての前記コの字型の板状体の下側部分に配設された力点部を下方に押し下げて前記軸部を中心軸として前記五徳を回転させ、前記五徳の姿勢を、前記五徳の上側部分が前記天板から上方に突出する姿勢に切換える請求項1に記載のコンロ。
  3. 前記バーナが、前記加熱口の下方に設けられて内部に燃料ガスが供給される環状ケーシング部材と、前記環状ケーシング部材の内面に形成されて前記環状ケーシング部材内の燃料ガスを噴出させる複数の炎口とを有して構成され、
    前記蓋部材の外径が、前記環状ケーシング部材の内面の開口径よりも小さくなるように構成され、
    前記加熱口開閉手段が、前記蓋部材の姿勢を切り換えるに、前記シャフトを介して前記蓋部材を上下移動させ、前記蓋部材の位置を前記環状ケーシング部材の開口の下方の位置とする状態で、前記蓋部材を前記加熱口を開口させる姿勢とし、前記蓋部材の位置を前記天板の前記加熱口に嵌合させる位置とする状態で、前記蓋部材を前記加熱口を閉鎖させる姿勢とする請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記加熱口開閉手段が、前記バーナの運転開始時に前記加熱口を開口させ、前記バーナの運転停止時に前記加熱口を閉鎖させる手段である請求項1から3の何れか一項に記載のコンロ。
  5. 前記五徳姿勢切換手段が、前記バーナの運転開始時に前記五徳の姿勢を前記天板の上方へ突出する姿勢に切り換え、前記バーナの運転停止時に前記五徳の姿勢を前記天板側に引退する姿勢に切り換える手段である請求項1から4の何れか一項に記載のコンロ。
  6. 天板と、前記天板に設けられた加熱口と、前記加熱口の上方に離間させて被加熱物を搭載可能な五徳と、燃料ガスを燃焼させ前記加熱口から上方に燃焼ガスを排出して前記被加熱物を加熱するバーナとを備え、
    前記加熱口を閉鎖可能に形成された蓋部材の姿勢を、前記加熱口を開口させる姿勢と、前記加熱口を閉鎖させる姿勢とに択一的に切換可能な加熱口開閉手段を備え
    前記蓋部材の前記加熱口を開口させる姿勢が、前記加熱口に対して上方に離間した姿勢であり、
    前記加熱口の上方に離間した姿勢の前記蓋部材が、前記被加熱物が搭載される前記五徳として構成されているコンロ。
  7. 前記五徳として構成される前記蓋部材の前記被加熱物との接触部に、前記被加熱物の温度を検出する接触式の温度センサを備え請求項に記載のコンロ。
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