JP2009180400A - グリル付きガスこんろ - Google Patents

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Abstract

【課題】通気路を備えた簡易な構造で、グリル部を同時使用した場合でもこんろ用温度センサへの熱影響をなくすことができ、早切れなどの誤動作による不都合が回避でき、これにより使用の安全性、利便性、経済性に優れたグリル付きガスこんろを提供する。
【解決手段】グリルバーナ21からこんろ用温度センサ10に至る伝熱経路を遮熱するための通気路11を備え、該通気路11の前端部11aがこんろ本体7の前面に設けた吸気口4に連通していると共に後端部11bがこんろ本体7の後部上面に位置するグリル排気口5近傍に臨んで開放されたグリル付きガスこんろ1である。
【選択図】図1

Description

本発明は、こんろ用温度センサを備えたこんろ部の下部にグリル部が装備されたグリル付きガスこんろに関し、詳しくはこんろ用温度センサに対してグリル部からの熱影響を及ぼさないようにするための技術に関するものである。
従来より、グリルを具備しないビルトインタイプのガスこんろ1’が知られている(例えば、特許文献1参照)。このガスこんろ1’は、図8に示すように、略正方形のトッププレート8に、2口のこんろバーナ3を対角線上に配置することで、こんろバーナ3を横一列に配置するものと比較して横幅寸法を小さくできるようにした構造において、片方のこんろバーナ3のみにこんろ用温度センサ10を具備し、加熱しすぎによる調理ミスや天ぷら油火災を未然に防ぐための自動消火機能を備えたものである。
しかし、前記特許文献1に示されたガスこんろ1’においては、片方のこんろバーナ3にしかこんろ用温度センサ10が具備されておらず、しかも魚焼き調理などに用いるグリルも装備されていない。にもかかわらず市場では、安全性、利便性に対する要望が高まっており、こんろバーナ3の全口にこんろ用温度センサ10を具備して欲しいとの要望や、ガスこんろ1’の下部に魚焼き調理などに用いるグリルを装備して欲しいとの要望が高まっている。
そこで、市場の要望に応えるべく、例えば、図10に示すような、こんろバーナの下に魚焼き調理などに用いるグリル20を装備したガスこんろ1’の全口に、こんろ用温度センサ10を装備した場合にあっては、こんろバーナ3の下にグリルが配置されることで、グリル使用時におけるグリルバーナ21の燃焼による熱の影響がこんろ部2に設けたこんろ用温度センサ10に及ぶことになり、このため、こんろとグリル同時使用の場合に、こんろ用温度センサ10が鍋底の温度を正確に検出できなくなり、実際の温度より高く認識してしまい、早切れなどの誤動作を起こすおそれがある。
なお、グリルを2口のこんろバーナ3の中間位置に配置するようにすれば、グリルバーナ21の燃焼によるこんろ用温度センサ10への熱の影響を若干緩和できるが、このようにすると、ガスこんろ1’内部のスペースが中央のグリルによって左右の領域に分割されてしまい、ガスバルブやバーナの点火用イグナイタ、制御用電装基板などの構成部品の配置に支障を来たすことになる。そのためにグリルは左右どちらかに偏在させざるを得ないものであり、結果、こんろ用温度センサ10への熱の影響は避けられないものとなる。
図9は他の従来例であり、こんろ本体7上面を覆うトッププレート8を備えたガスこんろ1”において、五徳プレート9aの下面とトッププレート8の上面との間に空気吐出通路80を形成し、こんろバーナ3が燃焼したときにトッププレート8の下の空気が五徳プレート9aの外周縁とトッププレート8の上面との間から外周方向に吐出するように矢印d方向に流すようにして、燃焼ガスの拡散を防いで熱効率を向上させるようにした構成が知られている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に開示されたガスこんろ1”では、こんろバーナ3の燃焼用2次空気がトッププレート8の下を流れる構造にしているので、仮りにこんろ用温度センサを設置し且つグリルを装備した場合においては、トッププレート8の下を流れる2次空気の流れ方を工夫することによりグリル上面を冷却する構造とすることが可能であり、こんろ用温度センサへの熱の影響を緩和できるようになる。
しかしながら、前記特許文献2のガスこんろ1”にあっては、こんろバーナ3とトッププレート8との境界近傍に燃焼用2次空気を通過させるための開口部81が必要であるため、ガスこんろ1”の特徴である、「トッププレート8とこんろバーナ3の間をシールすることにより、調理中に吹きこぼれがあった場合もふきこぼれた湯や煮汁などがトッププレート8下の機器本体内に侵入しない」という構造ではなくなってしまうという不都合が生じる。
このため従来のガスこんろでは、安全性、利便性に対する市場の要望には十分に応えることができないものであった。
意匠登録第1220456号公報 特開2004−144368号公報
本発明は前記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、通気路を備えた簡易な構造で、グリル部を同時使用した場合でもこんろ用温度センサへの熱影響をなくすことができ、早切れなどの誤動作による不都合が回避でき、これにより使用の安全性、利便性、経済性に優れたグリル付きガスこんろを提供することを課題とし、また、通気路を構成する部材を安価にでき、さらに、通気路の冷却効果を高めることができるグリル付きガスこんろを提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するために本発明は、こんろバーナ3で加熱される加熱容器の底面の温度をこんろ用温度センサ10により検知してガス供給量を調節するこんろ部2の下部に、ガス燃焼式のグリルバーナ21を有するグリル部20が装備されたグリル付きガスこんろであって、前記グリルバーナ21から前記こんろ用温度センサ10に至る伝熱経路を遮熱するための通気路11を備え、該通気路11の前端部11aがこんろ本体7の前面に設けた吸気口4に連通していると共に後端部11bがこんろ本体7の後部上面に位置するグリル排気口5近傍に臨んで開放されていることを特徴としている。
このような構成とすることで、通気路11の空間自体によってグリル部20とこんろ用温度センサ10とを遮熱できると共に、グリル使用中にはグリル排気口5に発生する上昇気流を利用して通気路11内に空気が流れて通気路11自体が冷却されることになり、従って、グリル部20からの熱の影響がこんろ用温度センサ10に及ぶことが抑制され、こんろ用温度センサ10の誤検出による早切れなどの誤動作の発生を回避できるようになる。
また、前記こんろバーナ3を載置するこんろ台6が、通気路11の上面を構成する部材を兼ねているのが好ましく、この場合、こんろ台6は、こんろバーナ3とこんろ本体7上面を覆うトッププレート8に設けられる開口部8aとの相対的な位置を規定するために必要な部材であり、この必要なこんろ台6を通気路11を構成する部材の一部として利用することにより、通気路11を構成する部材を削減でき、安価に通気路11を構成することができる。
また、前記通気路11の下面を構成する部材が、前記こんろ本体7の前面に設けた吸気口4の下側近傍に達しているのが好ましく、この場合、こんろ本体7の前面に開口された吸気口4から空気が通気路11に流入した際に、グリル庫22からの熱気が通気路11へ流入するのを防止でき、低温の外気による通気路11の冷却効果を高めることができる。
本発明のグリル付きガスこんろにあっては、こんろ部とグリル部とを同時使用した場合でも、通気路によってこんろ用温度センサがグリルバーナの燃焼による熱影響を受けなくなり、早切れなどの誤動作による不都合が回避できるものであり、しかも通気路内への空気の給排気をグリル排気口に発生する上昇気流を利用して行なうことができ、ポンプ等の動力を用いずに通気路を冷却できるものであり、結果、使用の安全性、利便性に加えて経済的なグリル付きガスこんろを提供できるものである。
また本発明は、こんろバーナを載置するこんろ台が、通気路を構成する部材を兼用しているので、通気路を構成する部材を削減でき、安価に通気路を構成することができる。
また本発明は、通気路の下面を構成する部材と吸気口との間が途切れないように構成できるので、通気路内にグリル庫からの熱気が侵入することがなく、低温の外気によって通気路の冷却効果を高めることができる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態のグリル付きガスこんろ1は、図4〜図6に示すように、こんろバーナ3を備えるこんろ部2と、ガス燃焼式のグリルバーナ21を備えるグリル部20とからなるビルトインタイプのガスこんろ1である。勿論、ビルトインこんろに限定されるものではなく、テーブルこんろであってもよい。
先ず、こんろ部2とグリル部20の基本構造を説明する。
こんろ部2の上面は、略正方形のガラス板で構成されるトッププレート8により覆われている。
こんろ本体7内に設けたこんろ台6上には、高火力バーナと標準バーナとからなる2口のこんろバーナ3が載置されており、トッププレート8の対角線上に設けた開口部8aから各こんろバーナ3の炎孔部をトッププレート8上に突出させる形態で配置されている。なお、高火力バーナを手前に配置した方が使いやすいので高火力バーナを左手前に配置し、標準バーナを右奥に配置しているが、これとは逆に、高火力バーナを右手前に、標準バーナを左奥に配置したり、或いは、高火力バーナを奥に配置したりするなど、こんろバーナ3の配置場所は適宜変更可能である。また、2口のこんろバーナ3の両方共に高火力バーナとしても良い。また、こんろバーナ3とトッププレート8の開口部8aとの間には煮汁が侵入しないようにシール部材(図示せず)によりシールされている。
前記トッププレート8上には、各こんろバーナ3に対する被加熱物(鍋など)を受け止めて支持するための五徳9が載置されている。
また、こんろ本体7内には、各種の制御を実行するように構成されたマイクロコンピュータからなる制御部(図示せず)が設けられている。さらに各こんろバーナ3には、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ(図示せず)および着火状態を検出するための熱電対(図示せず)が設けられている。後述のコンロ用器具栓操作つまみ31を「点火」の角度まで押しまわし操作すると、こんろバーナ3にガスが供給され、点火用イグナイタに通電され連続スパークによりガスに点火する。ガスに点火すると、各こんろバーナ3に備えられた熱電対の温度が上昇し、制御部が安全弁への通電を保持することによりガスの供給が継続されることにより燃焼が継続される。万が一煮こぼれなどによりこんろバーナ3が消火すると、熱電対の温度が下がり、制御部がバーナの消火を検出すると、安全弁への通電を遮断し、バーナへのガスの供給が停止するようになっている。
また、前記2口こんろバーナ3の全口に、被加熱物(鍋など)の底部に接触して、その温度を検出するためのサーミスタからなるこんろ用温度センサ10が設けられている。このこんろ用温度センサ10は環状のこんろバーナ3の中央を貫通する形態で備えられており、こんろ用温度センサ10の感温ヘッドは、ばねで上方に付勢されていて、五徳9に載せられた加熱容器の底面に当接して所定の消火温度(例えば270℃)を検知するものである。
一方、グリル部20は、前面に開口した箱状に形成された扉付きグリル庫22内に、魚などの被調理物を載置させる載置部としての焼き網(図示せず)を設けて構成されており、被調理物を上面から加熱するためのグリルバーナ21を備えている。
本例のグリル庫22は、こんろ部2の左手前に位置する高火力バーナの略直下に位置している。このようにグリル庫22を左手前に偏在させることにより、こんろ本体7内の右側部分にまとまったスペースが確保でき、ガスバルブ、点火用イグナイタ、制御部などの電装部品の配置が行ないやすくなっている。
グリル庫22の後部には、グリル庫22からの燃焼排ガスをこんろ部2の上面後部に位置するグリル排気口5に導くための排気筒23が、グリル庫22後部から斜め後方に立ち上がる形態で設けてある。
グリルバーナ21にも、こんろバーナ3と同様、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ(図示せず)および着火状態を検出するための熱電対(図示せず)が設けられている。すなわち、グリル用器具栓操作つまみ32を「点火」の角度まで押しまわし操作すると、グリルバーナ21にガスが供給され、点火用イグナイタに通電され連続スパークによりガスに点火する。ガスに点火すると、グリルバーナ21に備えられた熱電対の温度が上昇し、制御部が安全弁への通電を保持することによりガスの供給が継続されることにより燃焼が継続される。万が一、グリルバーナ21が消火すると、熱電対の温度が下がり、制御部がバーナの消火を検出し、安全弁への通電を遮断してガス供給が停止するようになっている。
また、グリル庫22の側方の前面には、図7に示すように、こんろバーナ3とグリルバーナ21の点火および消火や火力調節を行うための操作部30として、2つのコンロ用器具栓操作つまみ31と、1つのグリル用器具栓操作つまみ32とが計3個設けられていると共に、こんろ用器具栓操作つまみ31の側部に、蓋体38で開閉される電池収納部37が設けられている。電池収納部37の一部には表示部34とセンサ解除スイッチ33とを備えた操作表示パネル36が設置されている。本例の表示部34を説明する。先ずグリル燃焼ランプ34aはグリルに点火し着火が検出されたときにLEDが点灯する。グリルバーナ21はグリル庫22内上面に位置し、グリルバーナ21への着火を直接目視では確認しにくいため、グリル燃焼ランプ34aにより使い勝手が良くなっている。電池交換サインランプ34bは電池収納部37内に装着されている電池の直列電圧が2.1V以下になるとLEDが点滅し、電池の交換時期であることを報知する。センサ解除ランプ34cは、センサ解除スイッチ33の3秒長押し操作によりセンサ解除モードに設定に設定されるとLEDが点灯する。ここで、センサ解除スイッチ33は、こんろ部2で炒めものや炒りものなど高温調理を行う時にセンサ解除モードに切り替えるためのものである。一般に加熱しすぎによる調理ミスや天ぷら油火災を未然に回避するために、こんろ用温度センサ10の検知温度が予め設定された消火設定温度を上回るとこんろ過熱防止機能が働いて自動的に消火されてしまうという問題がある。そこで、センサ解除スイッチ33を例えば3秒以上長押しすることにより、こんろ過熱防止機能の作動温度が例えば290℃に変更されるセンサ解除モードに設定できるようにしており、このときセンサ解除ランプ34cが点灯することでセンサ解除モードに設定されたことをひと目で判別できる構造となっている。
ここで、本発明の実施形態を説明する。図1、図2、図3に示すように、こんろ本体7内のこんろ台6の下面とグリル庫22のグリル天板24の上面との隙間スペースに沿って、グリル部20のグリルバーナ21からこんろ用温度センサ10に至る伝熱経路を遮熱する形で通気路11が設けられている。通気路11の前端部11aは、こんろ部2に設けた吸気口4に連通しており、後端部11bはグリル排気口5近傍に臨んで開放されており、こんろバーナ3とグリルバーナ21を同時使用した場合に通気路11によってグリルバーナ21の燃焼熱がこんろ用温度センサ10に及ばないようにしている。
本例では、通気路11を構成する部材は、上部が開放した断面扁平のコ字状に形成された通気路構成部材12と、前記こんろ台6とで構成される。つまり、コ字状の通気路構成部材12の上面開口をこんろ台6の下面に当接させる形態で通気路11が形成される。図1の例では通気路構成部材12の幅Aはこんろバーナ3の横幅よりも幅広とされ、通気路構成部材12の長さBはこんろ本体7の前面からグリル排気口5に至る距離と略同寸法とされる。また通気路構成部材12の下面の前端は、こんろ本体7の前面に開口された例えば上下2列の複数個の吸気口4の下側近傍まで達している。さらに通気路構成部材12の下面全体がグリル天板24の上面から隙間13(図3)をあけて配置されている。
上記構成によれば、グリルバーナ21に着火して燃焼を開始すると、グリル庫22内の高温の燃焼排ガスはグリル排気口5を通って外部に排出される。グリル排気口5を高温の燃焼排ガスが通過することにより、グリル排気口5も加熱され、グリル排気口5の周辺部も温度が高くなっている。これによりグリル排気口5には上昇気流が発生しており、グリル排気口5近傍に位置する通気路11の後端部11bの温度も上昇して上昇気流が発生し、通気路11内部の空気を引き込む状態となる。これにより通気路11内が負圧となり、室内の空気がこんろ本体7の前面に設けた吸気口4から通気路11内へと吸い込まれて通気路11内を図1、図2の矢印Eで示す方向に流れて通気路11を冷却し、その後、通気路11の後端部11bからグリル排気口5近傍の上昇気流と合流して外部に排出されるようになる。これにより、通気路11の空間自体によってグリル部20とこんろ用温度センサ10とが遮熱されると同時に、通気路11内を流れる空気は器体外部の加熱されていない空気であり、通気路11が空冷によって冷却されるようになる。
しかして、前記のようにグリル燃焼中は、通気路11及び通気路11内部を流れる空気によりグリル庫22とこんろ用温度センサ10とが遮熱されるため、グリル庫22からの熱の影響がこんろ用温度センサ10に及ぶことが抑制される。従って、こんろ用温度センサ10が鍋底温度を実際の温度より高い温度であると誤検出するおそれがなくなり、早切れなどの誤動作による不都合が回避できるようになる。
しかも、グリル排気口5に発生する上昇気流を利用して通気路11内部に外部から空気を流し込んで外部に排出できるので、ポンプ等の動力を用いずに簡便且つ経済的に通気路11を冷却できる利点がある。
また、仮にこんろ用温度センサ10の略真下にグリルバーナ21を配置しても通気路11による遮熱効果によってこんろ用温度センサ10への熱影響を無くすことができるので、グリル庫22の配置の制約がなくなり、設計の自由度を高めることもできる。
また、前記こんろ部2内に設置されるこんろ台6は、こんろバーナ3とトッププレート8に設けられた開口部8aとの相対的な位置を規定するために必要な部材であり、このこんろ台6が、通気路11の上面を構成する部材を兼ねた構造となっているので、通気路11を構成する部材を削減でき、安価に通気路11を構成することができる利点がある。
さらに、前記通気路11の下面を構成する部材がこんろ本体7の前面に設けた吸気口4の下側近傍に達しているので、こんろ本体7の前面に開口された複数の吸気口4から空気が通気路11に引き込まれた際に、グリル庫22からの熱気が通気路11内に流入するのを防止でき、低温の外気によって通気路11を十分に冷却できる効果が得られる。また、通気路11を構成するコ字状の通気路構成部材12の前端部11a側の上面の一部はこんろ本体7内部に開放されているため、通気路11内に取り込まれた外気の一部がこんろバーナ3側に供給されてバーナ燃焼用空気として有効に活用される利点もある。
さらに本実施形態では、図2のように、グリル天板24と通気路構成部材12の底面との隙間が前方部(図2の左側)で広く、後方部(図2の右側)にいくほど狭くなっている。これにより、通気路11の前端部11aから流入する外気の温度上昇が抑制されるようになり、一方、通気路11の後端部11bでは加熱されることによりドラフト力(上昇気流)が大きくなり、排気性能が向上するようになる。
また、図1のように、こんろ用温度センサ10の下方のこんろ台6の前端部分が平面視で逆U字型で開口しており、通気路11の前端部11aから流入する外気がこんろ用温度センサ10付近に流れやすくなり、こんろ用温度センサ10の冷却効果が一層高められるようになる。
また、図3のように通気路構成部材12の下面全体がグリル天板24の上面から隙間13をあけて配置されているので、この隙間13にも空気が流れることによる冷却効果も得られ、こんろ用温度センサ10の冷却効果が通気路11と多重に得られるという利点もある。
本発明のグリル付きガスこんろの一実施形態であり、通気路を説明するためにトッププレートを取り外した状態のこんろ部の平面図である。 同上のグリル付きガスこんろの側面断面図である。 同上のグリル付きガスこんろの正面断面図である。 同上のグリル付きガスこんろの平面図である。 同上のグリル付きガスこんろの正面図である。 同上のグリル付きガスこんろのビルトイン形態を説明する概略側面断面図である 同上のこんろ本体の前面に設けられる操作部及び操作表示パネル付き電池収納部を説明する正面図である。 従来例のグリルを具備しないビルトインタイプのガスこんろの斜視図である。 他の従来例であり、五徳プレートとトッププレート間に空気吐出通路を形成したガスこんろの側面断面図である。 さらに他の従来例の斜視図である。
符号の説明
1 グリル付きガスこんろ
2 こんろ部
3 こんろバーナ
4 吸気口
5 グリル排気口
6 こんろ台
10 こんろ用温度センサ
11 通気路
11a 前端部
11b 後端部
20 グリル部
21 グリルバーナ

Claims (3)

  1. こんろバーナで加熱される加熱容器の底面の温度をこんろ用温度センサにより検知してガス供給量を調節するこんろ部の下部に、ガス燃焼式のグリルバーナを有するグリル部が装備されたグリル付きガスこんろであって、前記グリルバーナから前記こんろ用温度センサに至る伝熱経路を遮熱するための通気路を備え、該通気路の前端部がこんろ本体の前面に設けた吸気口に連通していると共に後端部がこんろ本体の後部上面に位置するグリル排気口近傍に臨んで開放されていることを特徴とするグリル付きガスこんろ。
  2. 前記こんろバーナを載置するこんろ台が、前記通気路の上面を構成する部材を兼ねていることを特徴とする請求項1記載のグリル付きガスこんろ。
  3. 前記通気路の下面を構成する部材が、前記こんろ本体の前面に設けた吸気口の下側近傍に達していることを特徴とする請求項1又は2記載のグリル付きガスこんろ。
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