JP5484257B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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本発明は、加熱庫内で被調理物から発生した油煙を加熱焼失するための煙焼用加熱源を有する加熱調理器に関する。特に、本発明は、加熱庫内の発火を早期に検知できる加熱調理器に関する。
従来、被調理物を調理するための加熱庫内にガスバーナやヒータなどの調理用加熱源が配設され、加熱庫の後方の排気通路内に被調理物から発生した油煙を加熱焼失するための煙焼用加熱源が配設された加熱調理器が知られている。
図4は、上記従来の加熱調理器の一例を示すものであり、この加熱調理器400では、被調理物を加熱するグリルバーナ(調理用加熱源)402,403が上下に配設されたグリル庫(加熱庫)401の後方から上方の外部へ通じる排気通路500内の入口付近の下部に燃焼面(煙焼部)が上向きになるように被調理物から発生した油煙を加熱焼失するためのアフターバーナ(煙焼用加熱源)404を設置している。そして、アフターバーナ404の熱気によるドラフト力によってグリル庫401内の被調理物から発生した油煙をグリル庫401の後方に形成された排気用開口401Aから排気通路500に流し込んで、アフターバーナ404により油煙を焼き切って脱煙するようにしている。
特開2008−301979号公報
ところで、上記のような加熱調理器では、グリル庫401内に被調理物を載せる焼網410と、焼網410より下方に被調理物から滴下する油や水分を受けるための汁受皿420とが配設されているが、調理を行っている間に、グリル庫401内が異常な過熱状態になった場合には、汁受皿420に落ちた油が発火する現象、所謂庫内火災が発生する虞がある。特に、被調理物として鶏肉を調理する場合、調理初期には鶏肉の表面から水分の少ない油が滴下し、調理後半になると内部から水分を多く含む油が汁受皿420に滴下するため、汁受皿420に溜まった高温の油が水分を含む油によってミスト状となって汁受皿420から飛散し、飛散した油が下部のグリルバーナ403によって発火しやすくなるという問題がある。
このため、温度センサなどの異常過熱検知手段をグリル庫401内に配設することが行なわれているが、被調理物からの油による発火が生じた場合、発生した炎は焼網410上に載置されている被調理物に妨げられながら被調理物の周囲からグリル庫401内の左右両端であって、排気用開口401Aが設けられている後方上部に広がる。従って、図4に示すように、異常過熱検知手段430を被調理物が載置されている焼網410より上方の排気用開口401A近傍の上壁405に設け、この異常過熱検知手段430によってグリル庫401内の温度を監視すれば、異常過熱検知手段430に発火した炎が接触した際に、急激な温度上昇が生じるため、早期にグリル庫401内の発火を検知できると考えられる。
しかしながら、排気通路500の入口付近にアフターバーナ404が配設されている加熱調理器では、排気用開口401Aと排気通路500とが連通しているため、アフターバーナ404からの輻射熱により排気用開口401A近傍の上方に配設された異常過熱検知手段430が過熱されることとなる。その結果、通常の調理時でも異常過熱検知手段430が輻射熱により誤動作するという問題がある。また、異常過熱検知手段430が通常の調理時にアフターバーナ404からの輻射熱に晒されるため、異常過熱検知手段430が早期に劣化し、長期に渡って正確に発火を検知できなくなるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、排気通路の入口付近に煙焼用加熱源が配設されている加熱調理器において、通常の調理に支障がなく、加熱庫内の発火を長期に渡って確実に検知することができる加熱調理器を提供することにある。
本発明は、被調理物を出し入れするための前面開口と、前記前面開口と反対に位置する後方の上部に外部と連通する排気用開口とが形成された加熱庫内に、前記被調理物を載せる焼網と、前記焼網より下方に配置される汁受皿と、前記焼網と前記汁受皿との間に配置され、前記焼網の下方から被調理物を加熱する調理用加熱源とが収納されており、
前記排気用開口と外部とを接続する排気通路の入口付近に被調理物から発生した油煙を焼くための煙焼用加熱源が配設され、
前記排気用開口の下端を形成する加熱庫の後壁の下方に、前記後壁から前方に向かって突設された支持台が設けられ、前記支持台は、前記加熱庫の後方から前方に向かって下方に傾斜する上面を有しており、
前記支持台の上面から前記焼網と前記汁受皿の間隙に向かって上方に突出するように異常過熱検知手段が配設されている加熱調理器である。
上記加熱調理器によれば、加熱庫の後壁の下方に異常過熱検知手段が配設されているため、排気用開口と外部とを接続する排気通路の入口付近に煙焼用加熱源が配設されていても、異常過熱検知手段が煙焼用加熱源の輻射熱に晒され難くなる。また、異常過熱検知手段は、加熱庫の後壁の下方から焼網と汁受皿の間隙に向かって突出するように配設されているため、焼網の下方に配設された調理用加熱源による汁受皿から飛散した油の発火を早期に検知することができる。
また、上記加熱調理器によれば、異常過熱検知手段が、後壁の下方から前方に向かって突設された支持台に配置されているため、焼網と汁受皿との間で発生した炎に異常過熱検知手段をより近づけることができる。
さらに、加熱庫の後方から前方に向かって下方に傾斜する支持台の上面に異常過熱検知手段が焼網と汁受皿の間隙に向かって上方に突出するように配設されていれば、発生した炎の後方への広がりが支持台の前面によって妨げられず、炎が傾斜に沿って上方に広がりやすくなる。このため、傾斜させた上面に設けられている異常過熱検知手段に炎がより接触しやすくなる。そして、下部の調理用加熱源によって発火した油の炎はドラフト力により上方に広がるため、異常過熱検知手段を上方に突出するように配設すれば、より早期に加熱庫内の発火を検知することができる。
上記異常過熱検知手段は、前記加熱庫の後壁の左右中央部に配設されていることが好ましい。上記加熱調理器によれば、焼網の左右端部に被調理物を載置した場合でも、早期に加熱庫内の発火を検知することができる。
上記煙焼用加熱源は、前記煙焼用加熱源の煙焼部が上方を向くように、前記排気通路の下部に配設されていることが好ましい。上記加熱調理器によれば、後壁の下方に配設された異常過熱検知手段への煙焼用加熱源の輻射熱による影響をより低減することができる。
以上のように本発明によれば、排気通路の入口付近に煙焼用加熱源が配設されていても、異常過熱検知手段への煙焼用加熱源の輻射熱による影響を低減することができるとともに、加熱庫内の発火を長期に渡って確実に検知することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の縦断面概略図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の要部の横断面概略図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の要部の斜視図である。 図4は、従来の加熱調理器の縦断面概略図である。
以下、図面を参照しながら、本実施の形態の加熱調理器について具体的に説明する。
図1〜図3は、本実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す概略構成図であり、調理用加熱源としてバーナが収納されたグリル庫(加熱庫)を備えるガスコンロに適用したものである。図1及び図2に示すように、このガスコンロ1は、システムキッチンのカウンタKに開設された取付口K1へ落としこみ状態で装着されている。
ガスコンロ1の本体ケース10の上端は、取付口K1の上方から天板11で覆われている。また、天板11の上面には、五徳12が載置されており、五徳12の下方に開設された天板11上面の図示しないバーナ用開口部には、五徳12上に載置された鍋をガスの燃焼熱によって加熱するコンロバーナ13が臨んでいる。さらに、天板11の上面後部には、排気口11Aが開設されており、後述する排気筒30の上端開放部301Aが臨んでいる。
グリル庫20は、上記本体ケース10と一体的に構成されており、グリル庫20の前面には、被調理物を出し入れするための前面開口20Bと、グリル庫20外の空気をグリル庫20内に導くための空気取り込み口20Cが開設されており、上記前面開口20Bはグリル扉24によって被蓋されている。
グリル庫20内の下方には、後方に延びる枠体230が設けられており、この枠体230上に、被調理物から滴下する油や水分を受ける汁受皿250と、被調理物を載せる焼網240とが載置されている。そして、グリル庫20の上壁201には面状の上グリルバーナ261が配設され、左右の両側壁の下方には、前後方向の長手に延在する下グリルバーナ(調理用加熱源)262,262が配設されている。この左右の下グリルバーナ262は、図1及び図2に示すように、焼網240及び汁受皿250がグリル庫20内に収納されたときに、焼網240と汁受皿250との間に下グリルバーナ262の炎孔262Aが臨み、焼網240の下方から被調理物を加熱するように配設されている。
また、図1及び図2に示すように、グリル庫20の前面開口20Bと反対に位置する後方には、グリル庫20の上壁201から下方へ延びる平板状の遮蔽板22が設けられているとともに、グリル庫20の底壁202から焼網240の上面まで上方に延びる後壁203が設けられている。図2を参照して、この遮蔽板22は、その左右両端部の下端と後壁203の左右両端部の上端との間に隙間Sが形成されるように設置されている。また、遮蔽板22には、左右の中央部に左右両端部よりも上記隙間Sの開口面積を大きく開設する開口部221が設けられている。これにより、遮蔽板22の下端と後壁203の上端との間にグリル庫20からの油煙が流れ込む排気用開口20Aが形成される。
図1に示すように、グリル庫20の後部は、排気用開口20Aが天板11の上面後部の排気口11Aを介して外部と連通するように、その上端開放部301Aを天板11の排気口11Aに臨ませた排気筒30と接続されている。この排気筒30で囲まれた空間によりグリル庫20内で発生した油煙を排気用開口20Aから排気口11Aへ導く排気通路300が形成される。排気筒30は、排気用開口20Aの下端を形成するグリル庫20の後壁203の上端から後方斜め上へ延設された傾斜部303を有しており、この傾斜部303の排気通路300の入口付近の下部に燃焼面(煙焼部)が上向きになるようにアフターバーナ(煙焼用加熱源)31が配設されている。なお、アフターバーナ31は、排気通路300の入口付近の上部に設けてもよいが、下部に設けることにより、アフターバーナ31の輻射熱による影響をより低減することができる。
図1〜図3に示すように、排気筒30の傾斜部303の上面のアフターバーナ31の燃焼面の外周囲には仕切壁302が立設されている。この仕切壁302によってアフターバーナ31の燃焼面での燃焼炎が排気通路300内へ送り込まれてくる油煙の流れを受けて不安定になるのを防止することができる。また、図2に示すように、仕切壁302の上端は、遮蔽板22の左右両端部の下端と後壁203の左右両端部の上端との間に形成される隙間Sよりも高く、開口部221を設けた遮蔽板22の中央部よりも低くなるように設けられている。さらに、アフターバーナ31の燃焼面の左右の長さは、遮蔽板22の開口部221の左右の長さと略等しいか、それよりも少し長く設定されている。
上記構成より、グリル庫20内の被調理物から発生した油煙が排気用開口20Aを通って排気通路300に流れ込む際、排気通路300の左右両端部に向かった油煙は、遮蔽板22の左右両端部の前面に当たって中央部の開口部221へ導かれる。従って、上記油煙は、遮蔽板22の開口部221から集中して排気通路300内の左右の中央部へ流れ込むようになる。その結果、排気用開口20A付近において、アフターバーナ31の燃焼面が配設されていない左右両端部で温度が低くなって排気の通過抵抗が低くなっていても、排気通路300内に流れ込んだ油煙は、アフターバーナ31の燃焼面の左右両端部に立設する仕切壁302の外側に廻り込み難くなり、中央部からアフターバーナ31の燃焼面上に集中して導かれるようになる。これにより、アフターバーナ31を燃焼させると、アフターバーナ31の熱気によるドラフト力によってグリル庫20内に発生した油煙が排気用開口20Aを通って排気通路300に導かれ、アフターバーナ31の燃焼面上を通過する際に油煙の未燃焼部分が加熱焼失されて、脱煙される。なお、遮蔽板22を設けることにより、グリル庫20内の下方で発火した炎はドラフト力で後方中央部に延びやすくなるため、後述する後壁203に設けた異常過熱検知手段43に炎をより接触させることができる。
また、傾斜部303を流れ落ちる煮こぼれがアフターバーナ31の燃焼面へ流れ込もうとしても、仕切壁302によって堰き止められ、アフターバーナ31の燃焼面上に煮こぼれが至ることもない。従って、アフターバーナ31の燃焼面が煮こぼれに汚染されることを防止でき、被調理物から生じた油煙の脱煙性能を長期に渡って良好に発揮し続けることができる。
図1〜図3に示すように、グリル庫20の後壁203の左右中央部には、焼網240と汁受皿250とがグリル庫20内に収納されたときに焼網240の上面に向かって突出する調理用温度センサ41(調理用温度検知手段)が配設されている。この調理用温度センサ41は、調理時にグリル庫20内の雰囲気温度を検知し、上下のグリルバーナ261,262の火力を変更するためのものであって、図示しない制御部と接続されており、調理用温度センサ41で検知された温度に基づいてガス流量制御弁が駆動制御され、自動制御による火力調節が行われる。グリル庫20内に突出している調理用温度センサ41の周囲は、調理時に被調理物から飛散する焼き汁などによる汚染を防ぐため、カバー42で覆われている。この調理用温度センサ41及び後述する発火を検知する異常過熱検知用温度センサ43は、検知温度によって抵抗値が変化するサーミスタが使用されている。
上記調理用温度センサ41よりも下方であって、グリル庫20の後壁203の左右中央部には、後壁203から前方に向かって突設する支持台44が配設されている。この支持台44は、グリル庫20の後方から前方に向かって下方に傾斜する上面45を有しており、その上面45には、焼網240と汁受皿250とがグリル庫20内に収納されたときに、上面45から焼網240と汁受皿250の上下方向の間隙に向かって上方に突出するように発火を検知するための異常過熱検知用温度センサ(異常過熱検知手段)43が配設されている。なお、この異常過熱検知用温度センサ43の先端は、調理時に下グリルバーナ262の加熱による影響を低減するため、下グリルバーナ262の最後部の炎孔262Aよりも奥側に位置するように配設されている。
上記異常過熱検知用温度センサ43は、図示しない制御部と接続されている。そして、異常過熱検知用温度センサ43で検知されるグリル庫20内の温度が被調理物からの油が発火しやすい所定温度以上(例えば、190℃以上)となり、さらにその高温の状態で、発火した炎が異常過熱検知用温度センサ43に接触することによる急激な温度上昇が検知されると、制御部からの信号により上下のグリルバーナ261,262にガスを供給するガス供給弁が閉止され、燃焼が停止される過熱防止機能が作動するように構成されている。
上記ガスコンロ1によれば、発火を検知する異常過熱検知用温度センサ43が、グリル庫20の後壁203の下方に設けられているから、排気通路300の入口付近にアフターバーナ31が設けられていても、アフターバーナ31の輻射熱が後壁203によって遮られ、異常過熱検知用温度センサ43への輻射熱の影響を低減することができる。このため、通常の調理時に異常過熱検知用温度センサ43がアフターバーナ31によって過熱されることがなく、発火の誤検知を低減できるとともに、異常過熱検知用温度センサ43の劣化を低減することができる。
また、異常過熱検知用温度センサ43は、グリル庫20の後壁203から突設する支持台44上に配設されているから、異常過熱検知用温度センサ43を焼網240の下方に配設された下グリルバーナ262,262によって汁受皿250から飛散した油から発火した炎に近づけることができる。さらに、異常過熱検知用温度センサ43は、支持台44の上面45から前方に向かって斜め上方に突出するように配設されているから、汁受皿250から上方に広がる炎に異常過熱検知用温度センサ43が晒されやすくなる。そして、支持台44の上面45は後方から前方に向かって下方に傾斜しているから、汁受皿250の後方に発生した炎が支持台44の前面によって邪魔されず、炎が排気用開口20Aに向かって支持台44の上面45側に延びるように形成され、支持台44の上面45に設けられた異常過熱検知用温度センサ43に届きやすくなる。これにより、発火をより早期に検知することができる。
表1は、本実施の形態の加熱調理器と、比較として図4に示す排気用開口近傍の上方左端部に異常過熱検知用温度センサを設けた加熱調理器とで、グリル庫内で発火が生じていない状態の通常の調理時に各異常過熱検知用温度センサで検知される温度、及び被調理物を加熱し、各異常過熱検知用温度センサで検知されるグリル庫内の温度が190℃以上の高温になった後、発火により各異常過熱検知用温度センサで急激な温度上昇が生じる異常過熱が検知される検知数を評価した発火試験の結果である。通常の調理時の検知温度は、焼網の左右前後中央部に鶏肉を載置した状態で調理を行なったときに異常過熱検知用温度センサで検知される温度を測定した。また、発火試験は、焼網上の左右前後の異なる位置10箇所に鶏肉をそれぞれ載置し、前面扉からグリル庫内の炎の発生状態を目視で監視しながら、炎発生時から5秒以内に急激な温度上昇が異常過熱検知用温度センサで検知されるかどうかを確認した。
Figure 0005484257
表1に示すように、本実施の形態の加熱調理器では、通常の調理時に異常過熱検知用温度センサで検知される温度が低く、調理時の不都合はなく、アフターバーナの輻射熱が異常過熱検知用温度センサに影響を与えていないことが確認された。また、本実施の形態の加熱調理器では、被調理物の載置位置に関わらず、グリル庫内の発火を確実に検知できることが確認された。
これに対して、発火時に上方に広がる炎の特性を利用して異常過熱を検知できるように排気用開口の上方に異常過熱検知用温度センサを設けた場合、アフターバーナの輻射熱により、異常過熱検知用温度センサが過熱されることが分かる。このため、このような加熱調理器では、調理時の使い勝手が悪いものとなる。また、この加熱調理器で焼網の後方に被調理物を載置して発火試験を行なった場合、被調理物によって異常過熱検知用温度センサに炎が届き難くなり、異常過熱の検知が遅れた。
(その他の実施の形態)
記実施の形態では、調理用加熱源としてグリルバーナが、煙焼用加熱源としてアフターバーナがそれぞれ用いられているが、いずれの加熱源にも電気ヒータを用いてもよい。
1 加熱調理器
20 グリル庫(加熱庫)
20A 排気用開口
20B 前面開口
31 アフターバーナ(煙焼用加熱源)
43 異常過熱検知用温度センサ(異常過熱検知手段)
44 支持台
45 上面
203 後壁
240 焼網
250 汁受皿
262 下グリルバーナ(調理用加熱源)
300 排気通路

Claims (3)

  1. 被調理物を出し入れするための前面開口と、前記前面開口と反対に位置する後方の上部に外部と連通する排気用開口とが形成された加熱庫内に、前記被調理物を載せる焼網と、前記焼網より下方に配置される汁受皿と、前記焼網と前記汁受皿との間に配置され、前記焼網の下方から被調理物を加熱する調理用加熱源とが収納されており、
    前記排気用開口と外部とを接続する排気通路の入口付近に被調理物から発生した油煙を焼くための煙焼用加熱源が配設され、
    前記排気用開口の下端を形成する加熱庫の後壁の下方に、前記後壁から前方に向かって突設された支持台が設けられ、前記支持台は、前記加熱庫の後方から前方に向かって下方に傾斜する上面を有しており、
    前記支持台の上面から前記焼網と前記汁受皿の間隙に向かって上方に突出するように異常過熱検知手段が配設されている加熱調理器。
  2. 前記異常過熱検知手段は、前記加熱庫の後壁の左右中央部に配設されている請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記煙焼用加熱源は、前記煙焼用加熱源の煙焼部が上方を向くように、前記排気通路の下部に配設されている請求項1または2に記載の加熱調理器。
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