JP5161598B2 - 調理器具の電池収納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、調理器具の電池収納構造に関し、詳しくは調理器具の前面に電池収納部を設けた構造に関するものである。
従来より、グリルを具備しないビルトインタイプのガスこんろ1’が知られている(例えば、特許文献1参照)。このガスこんろ1’は、図10に示すように、略正方形のトッププレート8に、2口のこんろバーナ3を対角線上に配置することで、こんろバーナ3を横一列に配置するものと比較して横幅寸法を小さくできるようにした構造において、片方のこんろバーナ3のみにこんろ用温度センサ10を具備し、加熱しすぎによる調理ミスや天ぷら油火災を未然に防ぐための自動消火機能を備えたものである。
しかし、前記特許文献1に示されたガスこんろ1’においては、片方のこんろバーナ3にしかこんろ用温度センサ10が具備されておらず、しかも魚焼き調理などに用いるグリルも装備されていない。にもかかわらず市場では、安全性、利便性に対する要望が高まっており、こんろバーナ3の全口にこんろ用温度センサ10を具備して欲しいとの要望や、ガスこんろ1’の下部に魚焼き調理などに用いるグリルを装備して欲しいとの要望が高まっている。
そこで、例えば図11に示すような、こんろバーナの下に魚焼き調理などに用いるグリル20を装備したグリル付きガスこんろにおいては、こんろの全口に、こんろ用温度センサ10を装備したものが提案されている。
ところで、従来より、ガスこんろ1’の電源用の電池を収納する位置を、ガスこんろ1’の前面に配置することが望まれるが、下記のように、ガスこんろ1’の前面においては必要な操作部や表示部36の数が多くなり、グリル20を装備することと相まって、電池を収納するための必要なスペースを前面に確保することが課題となる。特に、他機種との部品の共通化やデザイン上の配慮などの理由から、前面において表示部や操作部の配置に制約がある場合は電池収納部のためのスペース確保が大きな課題である。
即ち、ガスこんろ1’の前面には、こんろバーナ及びグリルバーナの点火・消火用に、3個の器具栓操作つまみが必要となり、また、こんろの全口にこんろ用温度センサを具備する場合にあっては、こんろ部で炒めものや炒りものなど高温調理を行う場合を想定して、センサ解除スイッチを装備する必要がある。さらに利便性を考慮して、センサ解除ランプ、及び、グリルバーナの炎を直接目視で確認しにくいグリル用にグリル燃焼ランプ、電池交換を促す電池交換サインランプ等を操作表示部36に装備する必要がある。
ここで、ガスこんろ1’の制御部として例えばマイクロコンピュータを備える場合は、乾電池を電気的に直列接続することにより安価にマイクロコンピュータ用の電源が供給できるという理由から、2個の乾電池を電源とすることが多い。この場合、2個の乾電池を前面視で円筒の軸が並列する形態で電池ケースに装填したときは、電池ケースの横幅が広がり、こんろ前面への電池収納部のためのスペースを確保することはきわめて難しくなる。
ちなみに、こんろ下面側に電池収納部を設けた場合は電池の収納場所がわかりにくく電池交換がしにくいものであり、こんろの両側面や背面では、カウンタに組み込まれるビルトインコンロの場合において電池交換が極めて困難となり、またテーブルこんろの場合でも両側面や後面には壁や流し台などが近接することが多く、電池交換時に調理器具の移動が必要となる。さらにこんろ上面では、電池収納部の開口部を蓋で閉じる必要があり、また不完全に閉じられたときも想定した煮汁侵入防止が困難となり、耐熱温度面、意匠的な面での不利が多いという問題がある。
そこで、こんろ前面の限られた範囲内において前面からの電池交換を行ないたい、さらに操作部や表示部の視認性を良好なものにしたいとの市場の要望に応えることが必要な課題である。
意匠登録第1220456号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、電池交換を調理器具の前面から行える構造において、調理器具の前面の限られたスペース内に操作表示部と電池収納部とを合わせた高さ寸法を小さく抑えて配置できると共に、電池間スペースを有効利用して操作表示部の拡大化を図ることができ、操作表示部の視認性を良好にできる調理器具の電池収納構造を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、調理器具本体の前面に電池収納部37の前面開口部37aを設け、前面視で2個の円筒状電池35が円筒の軸が並列する形態で装填された電池ケース40を調理器具本体の前面から電池収納部37内に抜挿自在に収納するようにした調理器具の電池収納構造において、上記電池収納部37の前面開口部37aの一部の領域に、調理器具の操作及び表示を行なう操作表示部36を組み込むと共に、該操作表示部36は、前面視で電池ケース40内に装填された円筒状電池35間のスペース35bに適合し得る形状で突出した操作表示用突出部50を一体に備えていることを特徴としている。
このような構成とすることで、電池収納部37の前面開口部37aの一部が操作表示部36の領域となるので、調理器具本体の前面の限られたスペース35b内に操作表示部36と電池収納部37とを合わせた高さ寸法(前面視上下寸法)を小さく納めることができ、これにより調理器具本体前面からの電池ケース40の抜挿が容易にできると共に、2個の円筒状電池35を軸の向きを揃えて並列的に配置した形態で、操作表示用突出部50の突出形状を前面視で電池間スペース35bに適合し得る形状にさせることで、電池間スペース35bを有効利用して操作表示部36の拡大化を図ることができ、操作表示部36における視認性を良好にできるものである。
また、上記2個の円筒状電池35の側面上端35aが前面視で上方に開放された電池ケース40の側壁上端40dよりも上に突出しており、上記操作表示部36から突出する操作表示用突出部50の最下端が前面視で上記円筒状電池35のそれぞれの突出した側面上端35aより下で且つ電池ケース40の側壁上端40dより上に位置しているのが好ましく、この場合、円筒状電池35を収納した電池ケース40を電池収納部37の前面開口部37aから収納する際に、操作表示用突出部50が円筒状電池35の突出した側面上端35aと電池ケース40の側壁上端40dとの間に位置することによって、操作表示用突出部50が円筒状電池35及び電池ケース40にそれぞれ干渉することなく、電池間スペース35bにスムーズに納めることができるようになり、電池の収納、交換作業がはかどるようになる。
また、上記電池収納部37の前面開口部37aを開閉する電池ケース蓋38を備え、電池ケース蓋38の上端部を調理器具本体の前面にヒンジ部38aを介して回動自在に枢着すると共に、電池ケース蓋38の一部に電池ケース蓋38の閉止状態で上記操作表示部36を外部に露出させるための切欠部38bを設けてなるのが好ましく、この場合、電池が装填された電池ケース40を電池収納部37に抜挿する際に電池ケース蓋38を開けた時には、電池ケース蓋38全体をその上端部に設けたヒンジ部38aの高さ位置まで持ち上げることができるため、電池ケース40の出し入れの際に電池ケース蓋38が邪魔になることがなく、電池交換を容易に行える。しかも、電池ケース蓋38を閉じた状態では切欠部38bを介して操作表示部36が外部に露出しているので、操作表示部36の操作や表示をいちいち電池ケース蓋38を開けずに行なうことができ、利便性が向上する。
また、上記調理器具本体は、こんろバーナ3で加熱される加熱容器の底面の温度をこんろ用温度センサ10により検知してガス供給量を調節するこんろ部の下部に、ガス燃焼式のグリルバーナを有するグリル部が装備されたグリル付きガスこんろ1であり、こんろ本体7の前面に上記電池収納部37の前面開口部37aを設けると共に、上記操作表示用突出部50に上記こんろ用温度センサ10を解除するためのセンサ解除スイッチ33の一部を配置してなるのが好ましく、この場合、こんろ本体7の前面において電池収納部37の拡大化を抑制しながら、操作表示部36に設けられるセンサ解除スイッチ33の一部を操作表示用突出部50に配置できるようになり、しかも、電池ケース蓋38を閉じた状態でセンサ解除スイッチ33を含む操作表示用突出部50全体を外部に露出させることができるので、電池ケース蓋38をいちいち開けずに使用センサ解除スイッチ33の解除操作等を容易に行なえるようになる。
本発明は、調理器具本体の前面から電池交換ができる構造において、調理器具本体の前面の限られたスペース内に、操作表示部と電池収納部とを配置でき、しかも、電池間スペースを有効利用して操作表示部の拡大化を図ることができ、操作表示部における視認性を良好なものにできるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
本実施形態のグリル付きガスこんろ1は、図1、図8、図9に示すように、こんろバーナ3を備えるこんろ部2と、ガス燃焼式のグリルバーナ(図示せず)を備えるグリル部20とからなるビルトインタイプのガスこんろ1である。勿論、ビルトインこんろに限定されるものではなく、テーブルこんろであってもよい。
先ず、こんろ部2とグリル部20の基本構造を説明する。
こんろ部2の上面は、略正方形のガラス板で構成されるトッププレート8により覆われている。
こんろ本体7内に設けたこんろ台上(図示せず)には、高火力バーナと標準バーナとからなる2口のこんろバーナ3が載置されており、トッププレート8の対角線上に設けた開口部8aから各こんろバーナ3の炎孔部をトッププレート8上に突出させる形態で配置されている。なお、高火力バーナを手前に配置した方が使いやすいので高火力バーナを左手前に配置し、標準バーナを右奥に配置しているが、これとは逆に、高火力バーナを右手前に、標準バーナを左奥に配置したり、或いは、高火力バーナを奥に配置したりするなど、こんろバーナ3の配置場所は適宜変更可能である。また、2口のこんろバーナ3の両方共に高火力バーナとしても良い。また、こんろバーナ3とトッププレート8の開口部8aとの間には煮汁が侵入しないようにシール部材(図示せず)によりシールされている。
前記トッププレート8上には、各こんろバーナ3に対する被加熱物(鍋など)を受け止めて支持するための五徳9が載置されている。
また、こんろ本体7内には、各種の制御を実行するように構成されたマイクロコンピュータからなる制御部(図示せず)が設けられている。さらに各こんろバーナ3には、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ(図示せず)および着火状態を検出するための熱電対(図示せず)が設けられている。後述のコンロ用器具栓操作つまみ31を「点火」の角度まで押しまわし操作すると、こんろバーナ3にガスが供給され、点火用イグナイタに通電され連続スパークによりガスに点火する。ガスに点火すると、各こんろバーナ3に備えられた熱電対の温度が上昇し、制御部が安全弁への通電を保持することによりガスの供給が継続されることにより燃焼が継続される。万が一煮こぼれなどによりこんろバーナ3が消火すると、熱電対の温度が下がり、制御部がバーナの消火を検出すると、安全弁への通電を遮断し、バーナへのガスの供給が停止するようになっている。
また、前記2口こんろバーナ3の全口に、被加熱物(鍋など)の底部に接触して、その温度を検出するためのサーミスタからなるこんろ用温度センサ10が設けられている。このこんろ用温度センサ10は環状のこんろバーナ3の中央を貫通する形態で備えられており、こんろ用温度センサ10の感温ヘッドは、ばねで上方に付勢されていて、五徳9に載せられた加熱容器の底面に当接して所定の消火温度(例えば270℃)を検知するものである。
一方、グリル部20は、前面に開口した箱状に形成された扉付きグリル庫22内に、魚などの被調理物を載置させる載置部としての焼き網(図示せず)を設けて構成されており、被調理物を上面から加熱するためのグリルバーナ(図示せず)を備えている。
本例のグリル庫22は、こんろ部2の左手前に位置する高火力バーナの略直下に位置している。このようにグリル庫22を左手前に偏在させることにより、こんろ本体7内の右側部分にまとまったスペースが確保でき、ガスバルブ、点火用イグナイタ、制御部などの電装部品の配置が行ないやすくなっている。
グリル庫22の後部には、グリル庫22からの燃焼排ガスをこんろ部2の上面後部に位置するグリル排気口5に導くための排気筒(図示せず)が、グリル庫22後部から斜め後方に立ち上がる形態で設けてある。
上記グリルバーナにも、こんろバーナ3と同様、点火作動を実行する点火装置としての点火プラグ(図示せず)および着火状態を検出するための熱電対(図示せず)が設けられている。すなわち、グリル用器具栓操作つまみ32を「点火」の角度まで押しまわし操作すると、グリルバーナにガスが供給され、点火用イグナイタに通電され連続スパークによりガスに点火する。ガスに点火すると、グリルバーナに備えられた熱電対の温度が上昇し、制御部が安全弁への通電を保持することによりガスの供給が継続されることにより燃焼が継続される。万が一、グリルバーナが消火すると、熱電対の温度が下がり、制御部がバーナの消火を検出し、安全弁への通電を遮断してガス供給が停止するようになっている。
また、グリル庫22の側方の前面には、図2に示すように、こんろバーナ3とグリルバーナの点火および消火や火力調節を行うための操作部30として、2つのコンロ用器具栓操作つまみ31と、1つのグリル用器具栓操作つまみ32とが計3個設けられていると共に、これら器具栓操作つまみ31の側部に、電池ケース蓋38で開閉される電池収納部37が設けられている。電池収納部37の一部には表示部34とセンサ解除スイッチ33とを備えた操作表示パネル36が設置されている。本例の表示部34を説明する。先ずグリル燃焼ランプ34aはグリルに点火し着火が検出されたときにLEDが点灯する。グリルバーナはグリル庫22内上面に位置し、グリルバーナへの着火を直接目視では確認しにくいため、グリル燃焼ランプ34aにより使い勝手が良くなっている。電池交換サインランプ34bは電池収納部37内に装着されている電池の直列電圧が2.1V以下になるとLEDが点滅し、電池の交換時期であることを報知する。センサ解除ランプ34cは、センサ解除スイッチ33の3秒長押し操作によりセンサ解除モードに設定に設定されるとLEDが点灯する。ここで、センサ解除スイッチ33は、こんろ部2で炒めものや炒りものなど高温調理を行う時にセンサ解除モードに切り替えるためのものである。一般に加熱しすぎによる調理ミスや天ぷら油火災を未然に回避するために、こんろ用温度センサ10の検知温度が予め設定された消火設定温度を上回るとこんろ過熱防止機能が働いて自動的に消火されてしまうという問題がある。そこで、センサ解除スイッチ33を例えば3秒以上長押しすることにより、こんろ過熱防止機能の作動温度が例えば290℃に変更されるセンサ解除モードに設定できるようにしており、このときセンサ解除ランプ34cが点灯することでセンサ解除モードに設定されたことをひと目で判別できる構造となっている。
ここで本発明においては、図1〜図3に示すように、こんろ本体7の前面に電池収納部37の前面開口部37aを設け、前面視で2個の円筒状電池35が円筒の軸が並列する形態で装填された電池ケース40をこんろ本体7の前面に設けた前面開口部37aから電池収納部37内に抜挿自在に収納するようにしている。
上記電池収納部37の前面開口部37aの一部の領域には、調理器具の操作及び表示を行なう操作表示部36が組み込まれている。操作表示部36は、図5に示すように、表示用LED及びこんろ用温度センサ10の解除に用いるセンサ解除スイッチ33(タクトスイッチ)等を実装した操作表示パネルの背面にLED・センサ基板収納部39を一体に備えて構成されている。ここでは、LED・センサ基板収納部39は正面から見て略直方体に形成されている。また操作表示パネルの中央側の下端部から、下方に向けて略半円弧状に突出する形態で操作表示用突出部50(操作表示パネル)が突設されている。この操作表示用突出部50にはセンサ解除スイッチ33の円弧状の下部が配置されている。つまりセンサ解除スイッチ33の下部が電池間スペース35bに向けて突出する形態で配置されている。
なお、LEDやセンサ解除スイッチ33を備える操作表示部36の表面には、必要な文字、模様などが印刷された合成樹脂製のシートが用いられており、センサ解除スイッチ33を現す表示(略円形枠内に「センサー解除」の表示)において、センサ解除スイッチ33が実装されている領域に相当する部分を覆うシートにはエンボス加工がなされており、使用者はこのエンボス部分を押すことによりセンサ解除スイッチ33を操作できるようになっている。
上記操作表示部36(操作表示パネル)は、図3に示すように、前面視で電池ケース40内に装填された円筒状電池35間のスペース35bに適合し得る形状で突出した操作表示用突出部50を一体に備えている。つまり、2個の円筒状電池35の側面上端35aが前面視で上方に開放された電池ケース40の側壁上端40dよりも上に突出しており、上記操作表示部36から突出する操作表示用突出部50の最下端が前面視で上記円筒状電池35のそれぞれの突出した側面上端35aより下で且つ電池ケース40の側壁上端40dより上に位置している。この操作表示用突出部50には、上記こんろ用温度センサ10を解除するセンサ解除スイッチ33の一部が配置されている。つまり、操作表示部36は前面視で電池ケース40の側壁上端40dより高い位置にあり、操作表示部36から下方に突出する操作表示用突出部50は、電池ケース40に装填された2個の円筒状電池35の側面上端35aより低い位置にあり、且つ円筒状電池35及び電池ケース40の何れとも前面視において重ならない位置に配置されている。
上記電池ケース40は、図6に示すように、底面の四辺から前壁40aと左右の側壁40bと後壁40cとそれぞれ立設された上方に開放された箱形に形成され、図3のように電池ケース40の側壁40bの高さHは電池の側面上端35aよりも低い段差Sを有しており、この段差Sの範囲に操作表示用突出部50の下端部が位置するように、操作表示用突出部50の突出寸法Tが決められている。
2個の円筒状電池35(乾電池)は、円筒の軸が並列する形態で電池ケース40内に装填されている。電池ケース40内に設けた電池間接続電極45により電気的に直列接続される。なお、図6中の41は極性表示部、42は取手部、43は本体側電極バネ44(図7)が入る穴部である。
上記電池ケース40を、図7(a)のように電池ケース蓋38を開いて電池収納部37に挿入すると、こんろ本体7側に備えられた本体側電極バネ44が電池ケース40の穴部43を通って電池ケース40内の円筒状電池35の極に接触することで円筒状電池35とこんろ本体7内の図示しない制御部とが電気的に接続された状態となる。
上記電池収納部37の前面開口部37aを開閉する電池ケース蓋38の上部両端は、図4に示すように、こんろ本体7の前面に回動自在に枢着されるヒンジ部38aが設けられている。
電池ケース蓋38の上部中央部には切欠部38bが設けられ、図2に示すように、電池ケース蓋38をヒンジ部38aを回動中心として閉じたときには上部中央部の切欠部38bに、表示用のLED及びセンサ解除スイッチ33を実装した操作表示部36が嵌り込み、この電池ケース蓋38を閉じた状態でセンサ解除スイッチ33の操作や各表示部が視認可能となるように構成されている。
しかして上記構成によれば、先ず2個の円筒状電池35を円筒形の軸が並列する形態で電池ケース40内に装填することで、電池ケース40を利用して電池の極性表示が行いやすく、複数の電池を極性を間違えずに装填できると共に、一度に取り外して電池交換が容易にできる利点がある。ちなみに電池ケース40を用いずに、電池をバラで装填する場合にあっては、電池の極を間違えて装填する可能性があり、この場合、器具動作が正常に行われなくなり、再び電池を取り出して電池の装填をやり直す必要があり、非常に手間がかかるという問題があるが、本実施形態の電池ケース40を用いることでかかる問題を解消できる。
また、電池収納部37の前面開口部37aの一部が操作表示部36の領域となるので、こんろ本体7の前面の限られたスペース内に操作表示部36と電池収納部37とを合わせた高さ寸法(前面視上下寸法)を小さく納めることができ、これによりこんろ本体7の前面からの電池の抜挿が容易にできると共に、2個の円筒状電池35を軸の向きを揃えて並列的に配置した形態で、操作表示部36の操作表示用突出部50を前面視で電池間スペース35bに適合し得る形状に突出させることで、電池間スペース35bを有効利用して操作表示部36の拡大化を図ることができ、操作表示部36における操作性及び視認性をそれぞれ良好にできる。
しかも、円筒状電池35を収納した電池ケース40を電池収納部37の前面開口部37aから収納する際に、操作表示用突出部50が円筒状電池35の突出した側面上端35aより下で且つ電池ケース40の側壁上端40dより上に位置することによって、操作表示用突出部50が円筒状電池35及び電池ケース40にそれぞれ干渉することがなく、電池間スペース35bにスムーズに納めることができるので、こんろ本体7の前面からの電池の抜挿を容易に行なうことができる。つまり、センサ解除スイッチ33を配置し得る操作表示用突出部50は、電池ケース40に装填された2個の電池及び電池ケース40の何れとも前面視において重ならないため、2個の電池が装填された電池ケース40のビルトインこんろ本体7への挿抜が容易に行えるようになる。
この結果、ガスこんろ1の前面において、必要な操作部、表示部を配置でき、さらにグリルを装備することと相まって、電池を収納するための必要なスペースを前面に確保できるものであり、特に、他機種との部品の共通化やデザイン上の配慮などの理由から、前面において表示部や操作部の配置に制約がある場合でも、電池収納部37のためのスペースの確保が容易となる。
また本例では、電池が装填された電池ケース40を電池収納部37に抜挿する際に電池ケース蓋38を開けた時には、電池ケース蓋38をその上端部に設けたヒンジ部38aの高さ位置まで持ち上げることができるため、電池が装填された電池ケース40の出し入れの際に電池ケース蓋38が邪魔になることがなく、電池交換を容易に行える。しかも、電池ケース蓋38を閉じた状態では切欠部38bを介して操作表示部36が外部に露出しているので、操作表示部36の操作や表示をいちいち電池ケース蓋38を開けずに行なうことができ、利便性が一段と向上するものである。
また本例では電池ケース蓋38を閉じた状態でセンサ解除スイッチ33を含む操作表示用突出部50全体を外部に露出させることができるので、電池ケース蓋38をいちいち開けずに使用センサ解除スイッチ33の解除操作等を容易に行なえる利点もある。
本発明の一実施形態を説明するグリル付きガスこんろの正面図である。 同上のこんろ本体の前面に設けられる電池ケース蓋を閉じた状態の正面図である。 同上の電池ケース蓋を開いた状態の正面図である。 (a)〜(c)は同上の電池ケース蓋の正面図、平面図、側面図である。 (a)は同上のLED・センサ基板収納部を背後に一体に備えた操作表示パネルの正面図、(b)は平面図、(c)は側面図である。 (a)〜(c)は同上の電池ケースの正面図、平面図、2個の円筒状電池を装填した状態の平面図である。 (a)は電池ケース蓋を開いて電池ケースを抜挿する場合を説明する側面図であり、(b)は電池ケース蓋を閉じた状態の側面図である。 同上のグリル付きガスこんろの平面図である。 同上のグリル付きガスこんろのビルトイン形態を説明する概略側面断面図である。 従来例のグリルを装備しないビルトインタイプのガスこんろの斜視図である。 従来例のグリルを装備したビルトインタイプのガスこんろの斜視図である。
符号の説明
1 グリル付きガスこんろ
7 こんろ本体
33 センサ解除スイッチ
35 円筒状電池
35a 側面上端
35b 電池間スペース
36 操作表示部
37 電池収納部
37a 前面開口部
38 電池ケース蓋
38a ヒンジ部
38b 切欠部
40 電池ケース
40d 側壁上端
50 操作表示用突出部

Claims (4)

  1. 調理器具本体の前面に電池収納部の前面開口部を設け、前面視で2個の円筒状電池が円筒の軸が並列する形態で装填された電池ケースを調理器具本体の前面から電池収納部内に抜挿自在に収納するようにした調理器具の電池収納構造において、上記電池収納部の前面開口部の一部の領域に、調理器具の操作及び表示を行なう操作表示部を組み込むと共に、該操作表示部は、前面視で電池ケース内に装填された円筒状電池間のスペースに適合し得る形状で突出した操作表示用突出部を一体に備えていることを特徴とする調理器具の電池収納構造。
  2. 上記2個の円筒状電池の側面の上端が前面視で上方に開放された電池ケースの側壁上端よりも上に突出しており、上記操作表示部から突出する操作表示用突出部の最下端が前面視で上記円筒状電池のそれぞれの突出した側面上端より下で且つ電池ケースの側壁上端より上に位置していることを特徴とする請求項1記載の調理器具の電池収納構造。
  3. 上記電池収納部の前面開口部を開閉する電池ケース蓋を備え、電池ケース蓋の上端部を調理器具本体の前面にヒンジ部を介して回動自在に枢着すると共に、電池ケース蓋の一部に電池ケース蓋の閉止状態で上記操作表示部を外部に露出させるための切欠部を設けてなることを特徴とする請求項1又は2記載の調理器具の電池収納構造。
  4. 上記調理器具本体は、こんろバーナで加熱される加熱容器の底面の温度をこんろ用温度センサにより検知してガス供給量を調節するこんろ部の下部に、ガス燃焼式のグリルバーナを有するグリル部が装備されたグリル付きガスこんろであり、こんろ本体の前面に上記電池収納部の前面開口部を設けると共に、上記操作表示用突出部に上記こんろ用温度センサを解除するためのセンサ解除スイッチの一部を配置してなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の調理器具の電池収納構造。

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