JP4557741B2 - コンロ - Google Patents

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本発明は、被加熱物を加熱する加熱手段と、天板の下方側に位置して前記被加熱物から放射された赤外線における互いに異なる複数の波長域夫々についての赤外線強度を検出する赤外線強度検出手段と、その赤外線強度検出手段にて検出される前記複数の波長域夫々についての赤外線強度の関係に基づいて前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段とを備えたコンロに関する。
上記構成のコンロは、加熱手段により加熱される鍋等の被加熱物の温度を検出するにあたって、被加熱物から放射された赤外線における互いに異なる複数の波長域夫々についての赤外線強度を赤外線強度検出手段によって検出して、その赤外線の強度に基づいて被加熱物の温度を検出する構成とすることで、被加熱物の温度を放射率の違いに拘らず正確に検出できるようにしている。そして、その検出された被加熱物の温度に基づいて、被加熱物の温度制御を行ったり、被加熱物における過度の温度上昇を回避させるために加熱手段の加熱作動を緊急停止させる等の処理を行えるようにしたものである。
そして、このような構成のコンロにおいて、従来では、次のように構成されたものがあった。
すなわち、天板に形成された加熱用開口の下方側に、前記加熱手段としてのガス燃焼式のバーナが設けられ、このバーナにて形成される火炎が加熱用開口を通して被加熱物を加熱するように構成され、前記加熱用開口の下方に位置させる状態で赤外線強度検出手段が設けられ、この赤外線強度検出手段により加熱用開口を通して被加熱物から放射された赤外線の強度を検出するように構成されたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−340339号公報
上記従来構成においては、天板に形成された加熱用開口の下方に位置させる状態で赤外線強度検出手段が設けられ、加熱用開口を通して被加熱物から放射された赤外線の強度を検出するように構成されていることから、次のような不利があった。
すなわち、上記構成によれば、前記加熱用開口を通して、被加熱物から吹き零れした煮汁等が赤外線強度検出手段に降りかかることがあり、赤外線強度検出手段が短期間で汚れてしまうことがある。このように赤外線強度検出手段が汚れてしまうと、赤外線の強度及び被加熱物の温度を適切に検出できないものとなるので、使用者は定期的に赤外線強度検出手段の汚れを除去するために清掃を行う必要がある。
しかしながら、上記従来構成では、天板に形成された加熱用開口の下方に位置させる状態で赤外線強度検出手段が設けられる構成であるから、赤外線強度検出手段の汚れを除去するためには、使用者が雑巾等の清掃具を手で持って、天板の上方側から加熱用開口を通して天板の下方側に差し入れて狭い箇所で清掃したり、あるいは、天板を取り外して大きく上方側を開放させた状態で清掃する等、清掃作業が煩わしいものとなる不利な面があった。
本発明の目的は、被加熱物からの赤外線を良好に検出できる状態を維持するために必要となる清掃作業を容易に行えるようにすることが可能となるコンロを提供する点にある。
本発明に係るコンロは、被加熱物を加熱する加熱手段と、天板の下方側に位置して前記被加熱物から放射された赤外線における互いに異なる複数の波長域夫々についての赤外線強度を検出する赤外線強度検出手段と、その赤外線強度検出手段にて検出される前記複数の波長域夫々についての赤外線強度の関係に基づいて前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段とを備えたものであって、その第1特徴構成は、
前記天板に、上下方向に光が透過する状態で透光性部材からなる光透過窓が形成され、前記赤外線強度検出手段が、前記被加熱物から放射されて前記光透過窓を通過した赤外線の強度を検出するように構成され、
前記加熱手段が、バーナにて構成され、
前記赤外線強度検出手段が、赤外線の波長範囲のうちの前記バーナの火炎からの放射が無い又は放射強度が弱い範囲内に設定された波長域の赤外線強度を検出するように構成され、
前記光透過窓が汚れている汚れ状態であるか否かを検出する汚れ状態検出手段と、
その汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると報知作動する報知手段とが備えられ
前記汚れ状態検出手段が、前記天板の下方側から前記光透過窓に向けて存否検知用の光を発光する発光装置、その発光装置から発光した光のうち、前記光透過窓の表面に付着した汚れによって反射してくる光を受光する受光装置、及び、その受光装置にて受光される反射光の受光情報に基づいて前記光透過窓が汚れている汚れ状態であるか否かを判別する汚れ状態判定部により構成され、
前記発光装置及び前記受光装置における検出用の光の波長は、前記赤外線強度検出手段が検出する波長とは異なる波長である点にある。
第1特徴構成によれば、被加熱物から放射された赤外線は、天板に形成された前記光透過窓を上下方向に透過した後に赤外線強度検出手段にて検出されることになる。前記光透過窓は透光性部材からなるものであり、光は通過することができるが、被加熱物から吹き零れた煮汁等は光透過窓を通過することがなく、この光透過窓によって受け止められて天板の下方側に位置する赤外線強度検出手段に向けて落下することが阻止される。その結果、赤外線強度検出手段が早期に汚れることがなく、赤外線を良好に検出する状態を維持できることになる。
そして、使用者がコンロを使用するに伴って、上述したような被加熱物から吹き零れした煮汁等が光透過窓に降りかかり光透過窓がこのような煮汁等によって汚れることがあり、このように光透過窓が汚れると光透過窓を清掃する必要があるが、この光透過窓は天板に上下方向に光が透過する状態で透光性部材にて形成されるものであるから、天板を取り外すことなく雑巾等の清掃具を用いて天板の上からそのまま清掃することができ、天板を取り外す等の煩わしい作業は不要であり、清掃作業を容易に行うことができる。
従って、被加熱物からの赤外線の強度を良好に検出できる状態を維持するために必要となる清掃作業を容易に行えるようにすることが可能となるコンロを提供できるに至った。
又、第1特徴構成によれば、汚れ状態検出手段によって光透過窓が汚れている汚れ状態であるか否かが検出され、汚れ状態であることが検出されると報知手段が報知作動する。このように報知手段にて報知作動が行われると、コンロの使用者は、光透過窓が汚れていることを認識できるから雑巾等の清掃具を用いて光透過窓を清掃することになる。
従って、光透過窓が汚れている状態が誤って長く続くことがなく、赤外線強度検出手段が被加熱物から放射した赤外線を良好に検出する状態を維持することが可能となる。
また、第1特徴構成によれば、赤外線強度検出手段が、赤外線の波長範囲のうちのバーナの火炎からの放射が無い又は放射強度が弱い範囲内に設定された波長域の赤外線強度を検出するようになっているから、赤外線強度検出手段による赤外線の検出対象領域にバーナの火炎が存在している場合であっても、バーナの火炎から放射される赤外線による影響を除外した状態で正確に被加熱物の温度を検出することができる。
説明を加えると、バーナの火炎にはCO 2 やH 2 Oが気体の状態で存在し、CO 2 やH 2 Oの発光に伴う赤外線を放射するが、このようなCO 2 やH 2 Oの発光に伴う赤外線は、例えば図4に示すように、高強度となる波長域もあるが特定の波長域ではほとんど発生しないものである。そこで、このような特定の波長域における赤外線強度を検出して、その赤外線強度に基づいて被加熱物の温度を検出することで、バーナの火炎から放射される赤外線による影響を除外した状態で正確に被加熱物の温度を検出することができるのである。
本発明の第特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記光透過窓が汚れている汚れ状態であるか否かを検出する汚れ状態検出手段と、前記加熱手段の作動を制御する制御手段とが備えられ、前記制御手段は、前記加熱手段が加熱作動を停止しているときに前記汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると加熱開始指令にかかわらず前記加熱手段による加熱作動を実行しない、又は、前記加熱手段が加熱作動を実行しているときに前記汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると前記加熱作動の実行を停止させるように構成されている点にある。
特徴構成によれば、前記加熱手段が加熱作動を停止しているときに前記汚れ状態検
出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると、加熱手段に対する加熱開始指令が指令されても加熱手段による加熱作動を実行しない、又は、前記加熱手段が加熱作動を実行しているときに前記汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると、加熱手段が加熱作動の実行を停止することになる。従って、光透過窓が汚れて被加熱物からの赤外線を良好に検出することができないような状況において、加熱手段が加熱作動を実行して被加熱物を誤って過熱する等の不利を回避することができ、使用上の安全性を向上することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1に、本発明に係るコンロとして構成されたビルトイン式のコンロ100の概略図を示している。このコンロ100は、3つのコンロバーナ部101とグリル部102とを備えて構成され、システムキッチンのカウンター103に開口された設置部104に設けられる構成となっている。
図2に示すように、前記各コンロバーナ部101は、耐熱性を備える材質からなる平板状の天板1と、加熱対象物調理用の鍋等の被加熱物Nを載置可能な五徳2、その五徳2上に載置される被加熱物Nを加熱する加熱手段としてのガス燃焼式のバーナ3と、そのバーナ3の作動を制御する制御手段としての燃焼制御部4、人為操作に基づいて燃焼制御部4に前記バーナ3への点火指令、消火指令、及び、火力調節指令等を指令する操作部5等を備えて構成されている。
前記バーナ3は、ブンゼン燃焼式のバーナであり、燃料供給路6を通じて供給される燃料ガスGを噴出するガスノズル7、そのガスノズル7から燃料ガスGが噴出されると共に、その燃料ガスGの噴出に伴う吸引作用により燃焼用空気Aが供給される混合管8、及び、混合管8から供給される混合気を径方向外方側に噴出する複数の炎口9を備えたバーナ本体10等を備えて構成され、前記バーナ本体10は天板1に形成された開口11を通して上方に露出する状態となっている。そして、炎口9から噴出される混合気を燃焼させて火炎Fを形成して被加熱物Nを加熱するように構成されている。前記燃料供給路6には、前記ガスノズル7への燃料ガスGの供給を断続する燃料供給断続弁12と、ガスノズル7への燃料ガスGの供給量を調節する燃料供給量調節弁13とが設けられる。又、図示はしないが、バーナ3の炎口9の近傍には点火用のイグナイタ及びバーナ3への点火状態を確認する熱電対等も設けられる。
前記燃焼制御部4は、操作部5により点火指令が指令されるとバーナ3に点火させる点火処理を実行する。つまり、燃料供給断続弁12を開弁させて燃料供給量調節弁13におけるガス供給量を点火用供給量に調整してイグナイタを作動させて前記バーナ3に点火させ、且つ、熱電対にて点火状態が確認されるとイグナイタの作動を停止する。又、燃焼制御部4は、バーナ3が点火した後に操作部5により火力調節指令が指令されるとその火力調節指令に基づいて燃料供給量調節弁13におけるガス供給量を変更調整する。そして、燃焼制御部4は、操作部5により消火指令が指令されるとバーナ3の消火処理を実行する。つまり、燃料供給断続弁12及び燃料供給量調節弁13を閉弁させて燃料ガスGの供給を停止させてバーナ3の燃焼を停止させる。
そして、このコンロには、天板1の下方側に位置して被加熱物Nから放射された赤外線の強度を検出する赤外線強度検出手段としての赤外線強度検出部40と、その赤外線強度検出部40により検出された赤外線の強度に基づいて被加熱物Nの温度を検出する温度検出手段としての温度検出部50とが設けられている。そして、前記赤外線強度検出部40が、被加熱物Nから放射される赤外線における互いに異なる2つの波長域夫々についての赤外線強度を検出するように構成され、前記温度検出部50が、赤外線強度検出部40にて検出される2つの波長域夫々についての赤外線強度の関係、具体的には、前記2つの波長域夫々についての赤外線強度の比に基づいて、被加熱物Nの温度を検出するように構成されている。さらに、赤外線強度検出部40は、赤外線の波長範囲のうちのバーナ3の火炎からの放射が無い又は放射強度が弱い範囲内に設定された波長域の赤外線強度を検出するように構成されている。
図1、図2に示すように、3つのコンロバーナ部101の夫々において、天板1における前記バーナ本体10の外周部側の近傍位置であって且つ前面パネル105側に位置する箇所に、上下方向に光が透過する状態で1つの透光性部材からなる光透過窓14が形成されている。この光透過窓14は、天板1を構成する材質とは異なる透光性材料にて構成されている。そして、赤外線強度検出部40が、被加熱物Nから放射されて光透過窓14を通過した赤外線の強度を検出するように構成されている。すなわち、赤外線強度検出部40が、前記光透過窓14の下方側であって、且つ、前記バーナ本体10の横側箇所に位置させて設けられ、五徳2に載置支持された被加熱物Nの底部から放射されて光透過窓14を通過した赤外線の強度を受光するように構成されている。
そして、光透過窓14が汚れている汚れ状態であるか否かを検出する汚れ状態検出手段Yと、その汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると報知作動する報知手段Hとが備えられている。
すなわち、図2に示すように、天板1の下方側から斜め方向に向けて前記光透過窓14に向けて存否検知用の光を発光する発光装置15と、発光装置15から発光した光のうち、光透過窓14の汚れ、特に光透過窓14の表面に付着した汚れによって反射してくる光を受光する受光装置16と、これらの発光装置15及び受光装置16を駆動するとともに、受光装置16にて受光される反射光の受光情報に基づいて光透過窓14が汚れている汚れ状態であるか否かを判別する汚れ状態判定部17が設けられ、この汚れ状態判定部17は、受光装置16によって受光される反射光の光量が予め設定している基準光量値を越えて光透過窓14が汚れている汚れ状態であることを判別すると、前記報知手段Hとしての異常報知ランプ18を点灯(報知作動)させるように構成されている。従って、発光装置15、受光装置16、及び、汚れ状態判定部17により前記汚れ状態検出手段Yが構成される。ちなみに、発光装置15及び受光装置16における検出用の光の波長は、後述するような赤外線強度の検出に用いる波長とは異なる波長を用いるようにして、赤外線強度の検出に影響を与えないようにしている。前記汚れ状態検出手段Yは、3つの光透過窓14に対して夫々各別に備えられることになる。
前記異常報知ランプ18も同様に3つの光透過窓14に対して夫々各別に備えられるが、図1に示すように、コンロ100における前面操作パネル105における3つのコンロバーナ部101のうちのいずれかに対する操作部5の近傍に設けられ、この異常報知ランプ18が点灯すると使用者は該当するコンロバーナ部101の光透過窓14が汚れていることを容易に認識できるようになっている。
このように構成されているから、コンロの使用に伴って、例えば、被加熱物Nから吹き零れた煮汁等によって光透過窓14の表面が汚れた場合には、異常報知ランプ18が点灯することにより使用者は容易にそのことを認識できるので、天板1における光透過窓14の表面に付着した汚れを除去するように清掃作業を実行することになる。
尚、報知手段Hは、異常報知ランプ18に限らず、音声によって異常を報知するブザーやスピーカにて構成してもよい。
又、燃焼制御部4は、バーナ3が加熱作動を停止しているとき、すなわち、バーナ3が燃焼していないときに前記汚れ状態検出手段Yにて前記汚れ状態であることが検出されると、加熱開始指令、すなわち、操作部5による点火指令にかかわらずバーナ3による加熱作動を実行しないように構成され、且つ、バーナ3が加熱作動を実行しているとき、すなわち、バーナ3が燃焼しているときに前記汚れ状態検出手段Yにて前記汚れ状態であることが検出されるとバーナ3の加熱作動を停止させる、すなわち、前記消火処理を実行する構成となっている。
説明を加えると、燃焼制御部4は、バーナ3が燃焼していないときに前記汚れ状態検出手段Yにて前記汚れ状態であることが検出されると、操作部5にて点火指令が指令された場合であってもバーナ3に対する前記点火処理を実行しないようになっている。しかも、バーナ3が燃焼しているときに汚れ状態検出手段Yにて前記汚れ状態であることが検出されると、操作部5により消火指令が指令されていなくても前記消火処理を実行する。
従って、光透過窓14が汚れて赤外線強度検出部40により被加熱物Nからの赤外線を良好に検出することができないような状況において、バーナ3が加熱作動を実行して被加熱物Nを誤って過熱する等の不利を回避することができるようになっている。
前記赤外線強度検出部40、前記温度検出部50は、夫々、3つのコンロバーナ部101に対して各別に備えられる構成となっているが、各コンロバーナ部101毎に備えられるものは同じ構成であるから、以下の説明においては、各別に設けられる3つのうちの1つについて代表して説明する。
次に、赤外線強度検出部40の構成について説明する。
図3に示すように、赤外線強度検出部40は、通過させる赤外線の波長域が互いに異なる2個のバンドパスフィルタ41a,41bと、それら2個のバンドパスフィルタ41a,41bを通過した赤外線を各別に検出する2個の赤外線検出素子42a,42bとを備えて構成して、被加熱物Nから放射される赤外線における互いに異なる2つの波長域夫々についての赤外線強度を検出するように構成されている。ちなみに、前記バンドパスフィルタ41a,41bは、所定の波長域の赤外線のみを選択的に透過させるように構成されている。
説明を加えると、光入射用の開口部44を備えたパッケージング43内に、前記開口部44を通じて入射する赤外線を検出可能なように、前記2個の赤外線検出素子42a,42bを並べて設け、前記開口部44における一方の赤外線検出素子42aに対して赤外線が入射する部分に一方のバンドパスフィルタ41aを設け、前記開口部44における他方の赤外線検出素子42b対して赤外線が入射する部分に他方のバンドパスフィルタ41bを設けている。又、パッケージング43内には、前記2個の赤外線検出素子42a,42bを駆動させる駆動部45が設けられる。更に、前記2個のバンドパスフィルタ41a,41bの表面の全面を覆うように、赤外線を透過可能なカバー部材46を設けて、そのカバー部材46にて、前記2個のバンドパスフィルタ41a,41bを保護するように構成してある。
次に、前記2つの波長域の設定の仕方について説明する。
図4に実際のバーナ3にて形成される火炎から放射される赤外線の放射強度スペクトル分布を示す。この図から明らかなように、赤外線の波長範囲のうち、1.5μm以上且つ1.8μm以下の範囲、2.0μm以上且つ2.4μm以下の範囲、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲、及び、8.0μm以上且つ12.0μm以下の範囲では、火炎からの放射が無い又は放射強度が弱い。
従って、前記2つの波長域を、1.5μm以上且つ1.8μm以下の範囲内、2.0μm以上且つ2.4μm下の範囲内、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内、及び8.0μm以上且つ12.0μm以下の範囲内に設定することにより、前記2つの波長域を、赤外線の波長範囲のうちの前記バーナ3の火炎からの放射が無い又は放射強度が弱い範囲内に設定することができるが、この実施形態では、例えば、前記2つの波長域を、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内における互いに異なる波長域に設定してある。
次に、前記赤外線検出素子42a,42bについて説明を加える。
PbS(硫化鉛)又はPbSe(セレン化鉛)を赤外線セルとして用いて構成した赤外線検出素子42a,42bは、1.5μmから5.0μmの範囲内の赤外線を常温(300K)の動作温度にて検出可能であり、しかも、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内の赤外線に対する感度が比較的高くて検出出力が大きい。
従って、上述のように、前記2つの波長域を3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内に設定する場合、赤外線検出素子42a,42bを、PbS(硫化鉛)又はPbSe(セレン化鉛)を赤外線セルとして用いて構成するのが好ましい。
また、前記赤外線検出素子42a,42bとしては、上記の材料以外にも昇電素子やサーモパイル等を用いることもできる。
次に、前記温度検出部50により被加熱物Nの温度を求める処理について説明する。尚、以下の説明では、前記2つの波長域をλ1,λ2にて示す。ちなみに、波長域λ2の方が波長域λ1よりも長波長側になる。
図5に、予め実験により求めた被加熱物Nの温度と前記赤外線強度検出部40における前記2つの波長域λ1,λ2夫々についての出力値(赤外線強度に対応する)との関係を示す。この図5に示す関係は、放射率(輻射率)が0.92の被加熱物を用いて得たものである。
又、図6に、被加熱物Nの温度と、赤外線強度検出部40における波長域λ1に対応する出力値と波長域λ2に対応する出力値との比である出力比(前記赤外線強度比に対応する)との関係(以下、温度対赤外線強度比の関係と記載する場合がある)を示すが、この図6に示す温度対赤外線強度比の関係は、以下のようにして求めたものである。
すなわち、放射率の異なる複数の被加熱物夫々について、被加熱物の温度を複数の温度に異ならせて、複数の温度夫々について前記出力比を得る。そして、そのように放射率εの異なる複数の被加熱物について得たデータに基づいて、温度と出力比との関係の近似式を求めて、その求めた近似式を温度対赤外線強度比の関係としてある。従って、放射率εが種々に異なる被加熱物N夫々の温度対赤外線強度比の関係を、共通の1つの温度対赤外線強度比の関係とすることができるのである。このようにして求めた図6に示す如き温度対赤外線強度比の関係を前記温度検出部50の記憶部(図示省略)に記憶させてある。
前記温度検出部50は、赤外線強度検出部40における波長域λ1に対応する出力値と波長域λ2に対応する出力値との出力比(前記赤外線強度比に対応する)を求め、記憶している温度対赤外線強度比の関係から被加熱物Nの温度を求める。このような出力値の比をとることで被加熱物Nの温度をその被加熱物Nの放射率に依存することなく正確に検出することができるのである。
そして、前記温度検出部50にて求められた温度は燃焼制御部4に出力され、燃焼制御部4は、この温度検出部50にて求められる温度に基づいて、前記燃料供給断続弁12、前記燃料供給量調節弁13等を制御することにより、被加熱物Nの自動温度制御、被加熱物Nの過昇温時の緊急停止制御等を行うように構成されている。
ちなみに、前記波長域を、1.5μm以上且つ1.8μm以下の範囲内に設定している場合には、前記光透過窓14を構成する透光性部材としては、例えば、普通のガラス、結晶化ガラス、石英、サファイヤ、CaF2(フッ化カルシウム)、MgF2(フッ化マグネシウム)、ZnSe(セレン化亜鉛)、Si(シリコン)、Y23(酸化イットリウム)等を用いることができる。又、前記波長域を、2.0μm以上且つ2.4μm以下の範囲内に設定している場合には、1.5μm以上且つ1.8μm以下の範囲で例示した各種の材質のものが利用可能であり、それとは別にGe(ゲルマニウム)も用いることもできる。
前記波長域を、3.1μm以上且つ4.2μm以下の範囲内に設定している場合には、結晶化ガラス、石英、サファイヤ、CaF2、MgF2、ZnSe、Si、Y23等を用いることができる。前記波長域を、8.0μm以上且つ12μm以下の範囲内に設定している場合には、CaF2、MgF2、ZnSe、Si、Ge、Y23、ポリエチレン樹脂等を用いることができる。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(1) 上記実施形態では、前記加熱手段として混合気を外向き上方に噴出させるバーナを備えたものを例示したが、このような構成に代えて、前記混合気を環状ケーシング部材から内向きに噴出させて燃焼させる内炎式バーナにて構成してもよい。すなわち、図7に示すように、バーナ3が、天板1に形成された加熱用開口1aの下方に、混合気を内向きに噴出させて燃焼させる炎口31を備える環状ケーシング部材32を備えて構成され、加熱用開口1aを通して火炎Fを形成して被加熱物Nを加熱するように構成するものでもよい。図7に示す例では、前記環状ケーシング部材32の内周部には汁受皿33が設けられる構成となっており、前記加熱用開口1aの周縁部から少し径方向外方に離間する位置において、上記実施形態と同様な構成の光透過窓14が形成され、その下方側に赤外線強度検出部40が設けられる構成となっている。
(2) 上記実施形態では、前記光透過窓14が1つの透光性部材からなる1つの窓を構成するものを例示したが、このような構成に代えて、例えば図8に示すように、上記実施形態における前記2つの波長域λ1,λ2の夫々における赤外線検出素子の夫々に対する光透過部位に対応させて、夫々、異なる種類の透光性部材にて各別に形成される2つの窓部14a、14bにて光透過窓14を構成するものでもよい。尚、この構成においては、各赤外線検出素子42a,42bに対する赤外線を受光するときの指向性を備えさせて、2つの窓部14a、14bのうちの対応する窓部を通して入射する赤外線を識別する状態で適正に検出できるようにするとよい。又、図8に示すように、各赤外線検出素子42a,42bに対する赤外線入射方向を第1実施形態のように鉛直方向にするものに代えて斜め方向に設定するようにしてもよい。
(3) 上記実施形態では、前記天板の一部に、天板を構成する材質とは異なる透光性材料からなる光透過窓を形成する構成としたが、このような構成に代えて、前記天板を赤外線が透過する透光性材料、例えば結晶化ガラス等を用いて構成して、天板における外周部縁部を矩形状に設けられた補強用の枠体にて囲む状態で構成して、その補強用の枠体にて囲まれる平板面形成箇所の全体により前記光透過窓を形成する構成としてもよい。
) 上記実施形態では、赤外線強度検出手段が、2個のバンドパスフィルタ41a,41bを通過した赤外線を各別に検出する2個の赤外線検出素子42a,42bを備えて、被加熱物Nから放射される赤外線における互いに異なる2つの波長域夫々についての赤外線強度を検出するように構成したが、このような構成に代えて、1つの赤外線検出素子に対して2個のバンドパスフィルタが交互に作用するように位置を切り換えて、その切り換えた状態の夫々における赤外線検出素子の検出値を用いて、互いに異なる波長域の赤外線強度を検出する構成としてもよい。
) 上記実施形態では、前記温度検出手段により温度を求める処理として、被加熱物の温度を2つの波長域夫々についての赤外線強度の比に基づいて求める構成としたが、このような構成に代えて次のように構成してもよい。
例えば、予め、放射率の異なる複数の被加熱物を用いて、被加熱物の温度を複数の温度に異ならせて、複数の温度夫々について、前記複数の波長域夫々についての赤外線強度を得て、そのように得た前記複数の波長域夫々についての赤外線強度を、前記複数の温度夫々に対応させた状態でマップデータにして記憶させておく。そして、前記マップデータから、前記赤外線強度検出手段にて検出される前記複数の波長域夫々についての赤外線強度の関係に一致する又は類似する赤外線強度の関係を求めると共に、その求めた赤外線強度の関係に対応する温度を求め、その求めた温度を被加熱物の温度とするように構成する。
ちなみに、この場合は、前記複数の波長域としては、上記実施形態のように2つの波長域でも良いし、3つ以上の波長域でも良い。
コンロの設置状態を示す概略図 コンロの概略構成図 赤外線強度検出手段の縦断面図 火炎から放射される赤外線の放射強度スペクトル分布を示す図 被加熱物の温度と赤外線強度検出部の出力との関係を示す図 被加熱物の温度と赤外線強度検出部の出力比との関係を示す図 別実施形態のコンロの概略構成図 別実施形態のコンロの概略構成図
符号の説明
1 天板
3 加熱手段
14 光透過窓
40 赤外線強度検出手段
50 温度検出手段
N 被加熱物
H 報知手段
Y 汚れ状態検出手段

Claims (2)

  1. 被加熱物を加熱する加熱手段と、天板の下方側に位置して前記被加熱物から放射された赤外線における互いに異なる複数の波長域夫々についての赤外線強度を検出する赤外線強度検出手段と、その赤外線強度検出手段にて検出される前記複数の波長域夫々についての赤外線強度の関係に基づいて前記被加熱物の温度を検出する温度検出手段とを備えたコンロであって、
    前記天板に、上下方向に光が透過する状態で透光性部材からなる光透過窓が形成され、
    前記赤外線強度検出手段が、前記被加熱物から放射されて前記光透過窓を通過した赤外線の強度を検出するように構成され、
    前記加熱手段が、バーナにて構成され、
    前記赤外線強度検出手段が、赤外線の波長範囲のうちの前記バーナの火炎からの放射が無い又は放射強度が弱い範囲内に設定された波長域の赤外線強度を検出するように構成され、
    前記光透過窓が汚れている汚れ状態であるか否かを検出する汚れ状態検出手段と、
    その汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると報知作動する報知手段とが備えられ
    前記汚れ状態検出手段が、前記天板の下方側から前記光透過窓に向けて存否検知用の光を発光する発光装置、その発光装置から発光した光のうち、前記光透過窓の表面に付着した汚れによって反射してくる光を受光する受光装置、及び、その受光装置にて受光される反射光の受光情報に基づいて前記光透過窓が汚れている汚れ状態であるか否かを判別する汚れ状態判定部により構成され、
    前記発光装置及び前記受光装置における検出用の光の波長は、前記赤外線強度検出手段が検出する波長とは異なる波長であるコンロ。
  2. 前記加熱手段の作動を制御する制御手段が備えられ、
    前記制御手段は、前記加熱手段が加熱作動を停止しているときに前記汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると加熱開始指令にかかわらず前記加熱手段による加熱作動を実行しない、又は、前記加熱手段が加熱作動を実行しているときに前記汚れ状態検出手段にて前記汚れ状態であることが検出されると前記加熱作動の実行を停止させるように構成されている請求項1記載のコンロ。
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