JP2002306687A - パチンコ機の払出球検出装置 - Google Patents

パチンコ機の払出球検出装置

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JP2002306687A
JP2002306687A JP2001113633A JP2001113633A JP2002306687A JP 2002306687 A JP2002306687 A JP 2002306687A JP 2001113633 A JP2001113633 A JP 2001113633A JP 2001113633 A JP2001113633 A JP 2001113633A JP 2002306687 A JP2002306687 A JP 2002306687A
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Hayato Kawakami
早人 川上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機の球払出装置に設ける球検出セン
サのパチンコ球検出精度を確保しながら、球払出スピー
ドを高速化できるようにする。 【解決手段】 球検出センサ24は、球払出装置10の
球払出流路21を発光素子26と受光素子27とで挟む
ように配置された光センサで構成する。そして、発光素
子26から受光素子27へ向けて周期的にパルス光を照
射し、そのパルス光の周期に同期して受光素子27でパ
ルス光の受光を確認する。スプロケット13から払い出
されるパチンコ球によって発光素子26から受光素子2
7への光路が遮断されて、パルス光が連続して所定回数
以上受光されなかったときに、パチンコ球検出信号を出
力する。球払出流路21が2条流路の場合は、2対の光
センサの発光素子26を2条の球払出流路21の間に背
中合わせで配置し、各光センサの受光素子27をそれぞ
れ2条の球払出流路21の外側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、球払出装置から払
い出されるパチンコ球を球検出センサで検出するパチン
コ機の払出球検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のパチンコ機は、球払出装置から実
際に払い出されたパチンコ球(賞球又は貸球)の数を確
認するために、球払出装置の球払出流路に、球検出セン
サを設けるようになってきている。一般に、球検出セン
サには、パチンコ球が通過する円形の検出孔を有する近
接スイッチが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年のパチ
ンコ機は、大当り成立時等に多量のパチンコ球(賞球)
を払い出すため、球払出装置の球払出スピードの高速化
が要求されるようになってきている。
【0004】しかし、球払出装置の球検出センサとして
近接スイッチを用いる場合、近接スイッチの検出孔をほ
ぼ落下速度で通過するパチンコ球を確実に検出するため
には、近接スイッチの検出孔とそれを通過するパチンコ
球との間のクリアランスを微小(例えば0.4mm以
下)に設定する必要がある。このため、近接スイッチの
検出孔で球流れが悪くなってしまい、球払出装置の球払
出スピードの高速化に対応することができない。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、球払出装置から払い
出されるパチンコ球の検出精度を確保しながら、球払出
スピードの高速化にも対応することができるパチンコ機
の払出球検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のパチンコ機の払出球検出装置
は、球検出センサを、球払出流路を挟むように配置され
た発光素子と受光素子とから成る光センサで構成して、
発光素子から受光素子へ向けて周期的にパルス光を照射
し、球払出装置から払い出されるパチンコ球でパルス光
が遮断されることで、受光素子の出力が検出レベルに切
り換わるように構成したものである。
【0007】一般に、光センサで構成される球検出セン
サは、近接スイッチに比べてパチンコ球との間のクリア
ランス(発光素子と受光素子との間の光路距離とパチン
コ球の直径寸法との差)をある程度大きくしても、パチ
ンコ球を精度良く検出することができる。このため、球
検出センサの検出部の流路幅を、良好な球流れを確保で
きる程度まで広くすることができ、球払出スピードの高
速化に対応することができる。
【0008】しかも、本発明では、発光素子から受光素
子へ向けて周期的にパルス光を照射する光変調方式の光
センサを用いるので、受光素子に外乱光が入射しても、
それを発光素子からの光として誤検知することを防止で
き、パチンコ球の検出精度を向上することができる。ま
た、光変調方式の光センサでは、発光素子や受光素子の
汚れの影響を少なくするために、発光素子に流すパルス
電流を大きくしてパルス光の光度を大きくしても、連続
発光式の光センサで発光素子の電流を増加して発光光度
を大きくする場合に比べて、消費電力を少なくすること
ができると共に、発光素子の発熱量を少なくして耐久性
を向上することができる。
【0009】この場合、請求項2のように、球払出装置
を、パチンコ球を受け入れる凹部が形成されたスプロケ
ットを回転させることで該凹部に受け入れたパチンコ球
を球払出流路に払い出すように構成し、球検出センサ
を、スプロケットの凹部からパチンコ球が離れる位置又
はその近傍で該パチンコ球を検出するように配置すると
良い。本発明の球検出センサ(発光素子と受光素子とか
ら成る光センサ)は、センサケースを断面コ字形に形成
できるので、センサケースのコ字形開口部をスプロケッ
トの方に向けて、そのコ字形開口部をスプロケットの回
転範囲に少しだけ重なり合わせるように設置すれば、球
検出センサをスプロケットに接触させることなく、スプ
ロケットに最も接近した位置(球払出流路の最上流部)
に設置することができて、スプロケットからパチンコ球
が払い出される瞬間にパチンコ球を検出することができ
る。このため、球検出センサで払出球を確認してから次
の球払出動作を開始する払出制御を行う場合でも、払出
球の確認に要する時間を最小にしてパチンコ球をほぼ連
続的に払い出すことができ、球検出センサを球払出装置
の下側に配置する場合と比較して球払出スピードを速く
することができる。
【0010】また、請求項3のように、球払出流路を2
条流路に構成した場合には、球検出センサを、各条の球
払出流路をそれぞれ発光素子と受光素子とで挟むように
配置された2対の光センサで構成して、各光センサの発
光素子をそれぞれ2条の球払出流路の間に配置し、各光
センサの受光素子をそれぞれ2条の球払出流路の外側に
配置すると良い。このようにすれば、2条の球払出流路
の間に配置された各発光素子が背中合わせで互いに反対
方向を向いた状態に設置されて、各発光素子から各球払
出流路の外側に配置された受光素子に向けてパルス光を
照射するので、2条の球払出流路の間に遮光壁を設けな
くても、2条の球払出流路の間をパルス光が通り抜ける
ことがなくなる。その結果、隣の球払出流路のパルス光
の漏れに対する対策を何ら必要とせずに、各球払出流路
の光センサが隣の球払出流路から漏れたパルス光を受光
して誤検出することを防止することができ、2条の球払
出流路のパチンコ球を精度良く検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、パチ
ンコ機の球払出装置10は、本体ケース11内の上部
に、2条の球供給路12が設けられ、各球供給路12の
下方に、それぞれスプロケット13が配置されている。
各スプロケット13の外周には、パチンコ球を受け入れ
る複数(本実施形態では3個)の凹部14が等間隔(本
実施形態では120°間隔)で形成され、各凹部14間
に、球供給路12の出口のパチンコ球を受け支える凸部
15が形成されている。
【0012】図2に示すように、各球供給路12は、そ
れぞれ横方向(スプロケット13の軸方向)に屈曲する
ように形成され、スプロケット13に加わるパチンコ球
の加重を軽減するようになっている。また、2条の球供
給路12に対応して配置された2つのスプロケット13
は、回転軸16と一体的に回転するように設けられ、両
スプロケット13間で凹部14(凸部15)の位置が互
い違いとなっている。スプロケット13の後方(図2で
は右方)には、スプロケット13を駆動するステッピン
グモータ17が配置されている。このステッピングモー
タ17の回転軸18に、連結部材19を介してスプロケ
ット13の回転軸16が連結されている。また、スプロ
ケット13の回転軸16には、回転位置検出用の回転体
20が一体的に回転可能に設けられている。
【0013】また、図1に示すように、各スプロケット
13の右側方には、各球供給路12の出口から下方に延
びる2条の賞球払出流路21が設けられ、各スプロケッ
ト13の左側方には、各球供給路12の出口から下方に
延びる2条の貸球払出流路22が設けられている。賞球
払出流路21と貸球払出流路22の最上流部には、それ
ぞれスプロケット13から払い出されるパチンコ球(賞
球又は貸球)を検出する球検出センサ24が設けられて
いる。
【0014】球払出装置10の停止時は、スプロケット
13が所定の停止位置で停止している。このとき、一方
のスプロケット13は、凹部14が球供給路12の出口
に対向して、凹部14に受け入れたパチンコ球を球受け
凹面部25で受け支えて落下を阻止し、他方のスプロケ
ット13は、凸部15が球供給路12の出口に対向して
パチンコ球を受け支えて落下を阻止する。
【0015】そして、賞球を払い出す場合は、ステッピ
ングモータ17を正回転させて、スプロケット13を正
回転方向(図1では時計回り方向)に回転させる。これ
により、図4(a)〜(d)に示すように、凹部14が
球供給路12の出口に対向する毎にパチンコ球を凹部1
4に受け入れ、そのパチンコ球をスプロケット13の右
側の賞球払出流路21に流下させる。
【0016】一方、貸球を払い出す場合は、ステッピン
グモータ17を逆回転させて、スプロケット13を逆回
転方向(図1では反時計回り方向)に回転させる。これ
により、凹部14に受け入れたパチンコ球をスプロケッ
ト13の左側の貸球払出流路22に流下させる。
【0017】次に、賞球払出流路21と貸球払出流路2
2にそれぞれ設けられた球検出センサ24,24の構成
を説明する。各球検出センサ24は、図3に示すよう
に、発光素子26(例えば発光ダイオード)と受光素子
27(例えばフォトトランジスタ)とから成る光変調方
式の光センサで構成されている。本実施形態では、賞球
払出流路21と貸球払出流路22がそれぞれ2条で構成
されているため、各球検出センサ24,24は、2条の
賞球払出流路21(2条の貸球払出流路22)をそれぞ
れ発光素子26と受光素子27とで挟むように配置され
た2対の光センサで構成されている。各光センサの発光
素子26は、2条の賞球払出流路21(2条の貸球払出
流路22)の間に背中合わせで互いに反対方向を向いた
状態に設置され、各光センサの受光素子27は、それぞ
れ2条の賞球払出流路21(2条の貸球払出流路22)
の外側に配置されている。
【0018】この球検出センサ24は、各光センサのコ
字形開口部をスプロケット13の方に向けて、そのコ字
形開口部をスプロケット13の回転範囲に少しだけ重な
り合わせるように設置することで、球検出センサ24の
光路をスプロケット13で遮断されることなく、スプロ
ケット13に最も接近した位置(球払出流路21,22
の最上流部)に設置している。これにより、賞球払出流
路21側の球検出センサ24は賞球払出時にスプロケッ
ト13の凹部14からパチンコ球が離れる位置又はその
近傍で、そのパチンコ球を検出するように配置され、貸
球払出流路22側の球検出センサ24は、貸球払出時に
スプロケット13の凹部14からパチンコ球が離れる位
置又はその近傍で、そのパチンコ球を検出するように配
置されている。
【0019】図5及び図6に示すように、球検出センサ
24を構成する2対の光センサの発光素子26と受光素
子27は、配線基板28上に一列に実装された状態で、
断面E字形のセンサケース29内に収納されてユニット
化されている。このセンサケース29には、発光素子2
6から受光素子27へ照射される光の光路幅を制限する
窓30,31が形成されている。そして、スプロケット
13から払い出されたパチンコ球がセンサケース29の
コ字形開口部を通過する際に、発光素子26と受光素子
27との間の光路をパチンコ球が遮断することで、当該
パチンコ球が検出される。
【0020】また、配線基板28の裏面には、球検出セ
ンサ24とパチンコ機の制御回路(図示せず)とを電気
的に接続するためのコネクタ32が実装され、このコネ
クタ32の下側部分がセンサケース29の外側に露出さ
れている。配線基板28には、発光素子26、受光素子
27、コネクタ32が、図7に示す結線となるように配
線パターンが形成されている。
【0021】次に、球検出センサ24の電気的構成を説
明する。図7に示すように、各受光素子27を構成する
半導体チップには、光信号処理回路33が内蔵されてい
る。また、コネクタ32には、電源ライン(例えばDC
12V)に接続される電源ピン34と、検出信号出力ラ
イン(Vout1,Vout2)に接続される検出信号出力ピン
35,36と、グランドライン(GND)に接続される
グランドピン37が配列されている。コネクタ32の電
源ピン34は、抵抗38を介して各発光素子26のプラ
ス側端子と各受光素子27の電源端子Vccに接続されて
いる。各発光素子26のマイナス側端子は、それぞれ対
となる受光素子27のパルス制御端子GLに接続され、
各受光素子27のグランド端子GNDが、コネクタ32
のグランドピン37に接続されている。各受光素子27
のパチンコ球検出信号出力端子Vo は、それぞれコネク
タ32の検出信号出力ピン35,36に接続されてい
る。また、各受光素子27の電源端子Vccとコネクタ3
2のグランドピン37との間には、ノイズ防止のための
バイパスコンデンサ39が接続されている。
【0022】受光素子27の光信号処理回路33は、次
のようにしてパルス制御端子GLの出力電圧を制御する
ことで発光素子26から受光素子27へ向けて周期的に
パルス光を照射し、そのパルス光がスプロケット13か
ら払い出されるパチンコ球によって遮断されたときにパ
チンコ球検出信号出力端子Vo からパチンコ球検出信号
を出力する。
【0023】図8に示すように、受光素子27の光信号
処理回路33は、パルス制御端子GLの出力電圧レベル
を、所定のパルス周期Tp (例えば70〜220μs)
且つ所定のパルス幅Tw (例えば4.4〜13.7μ
s)でハイレベルからローレベルに切り換える。これに
より、発光素子26のマイナス側端子の電圧レベルが周
期的にハイレベルからローレベルに切り換わって発光素
子26の印加電圧が周期的に増大する。このため、発光
素子26の光度が周期的に増大して、発光素子26から
受光素子27へ向けて周期的に光度の大きいパルス光が
照射され、受光素子27の受光光度が周期的に増大す
る。受光素子27の光信号処理回路33は、このパルス
光の周期に同期してパルス光の受光を確認する。従っ
て、受光素子27の光信号処理回路33は、発光素子2
6の発光タイミングと同期しない光を受光しても、外乱
光(ノイズ)として無視する。
【0024】受光素子27の光信号処理回路33は、発
光素子26から受光素子27への光路がパチンコ球で遮
断されていないとき、つまり、発光素子26からのパル
ス光を正常に受光しているときには、パチンコ球検出信
号出力端子Vo を例えばローレベル(パチンコ球を検出
していない状態)に保持する。
【0025】一方、スプロケット13から払い出される
パチンコ球によって発光素子26から受光素子27への
光路が遮断されて、発光素子26からのパルス光が連続
して所定回数(例えば3回)以上受光されなかったとき
には、パチンコ球検出信号出力端子Vo を例えばハイレ
ベル(パチンコ球検出状態)に切り換えて、パチンコ球
検出信号を出力する。
【0026】一般に、光センサは、近接スイッチに比べ
てパチンコ球との間のクリアランス(発光素子26と受
光素子27との間の光路距離とパチンコ球の直径寸法と
の差)をある程度大きくしても、パチンコ球を精度良く
検出することができる。従って、本実施形態のように、
球検出センサ24を、球払出流路21,22を挟むよう
に配置した発光素子26と受光素子27とから成る光セ
ンサで構成すれば、光センサ(発光素子26と受光素子
27)の検出部の流路幅を、近接スイッチと比べて広く
することができて、良好な球流れを確保することがで
き、近年、要求されるようになってきている球払出装置
10の球払出スピードの高速化にも十分に対応すること
ができる。
【0027】しかも、本実施形態では、発光素子26か
ら受光素子27へ向けて周期的にパルス光を照射する光
変調方式の光センサを用いているので、受光素子27に
外乱光が入射しても、それを発光素子26からの光とし
て誤検知することを防止することができ、外乱光の影響
を受けることなく、パチンコ球を精度を良く検出するこ
とができる。また、光変調方式の光センサでは、発光素
子26や受光素子27の汚れの影響を少なくするため
に、発光素子26に流すパルス電流を大きくしてパルス
光の光度を大きくしても、連続発光式の光センサで発光
素子の電流を増加して発光光度を大きくする場合に比べ
て、消費電力を少なくすることができると共に、発光素
子の発熱量を少なくして耐久性を向上することができ
る。
【0028】また、本実施形態では、球検出センサ24
のコ字形開口部をスプロケット13の方に向けて、その
コ字形開口部をスプロケット13の回転範囲に少しだけ
重なり合わせるように設置したので、球検出センサ24
をスプロケット13に接触させることなく、スプロケッ
ト13に最も接近した位置(球払出流路21,22の最
上流部)に設置することができて、スプロケット13か
らパチンコ球が払い出される瞬間にパチンコ球を検出す
ることができる。このため、球検出センサ24で払出球
を確認してから次の球払出動作を開始する払出制御を行
う場合でも、払出球の確認に要する時間を最小にしてパ
チンコ球をほぼ連続的に払い出すことができ、球検出セ
ンサ24を球払出装置10の下側に配置する場合と比較
して、球払出スピードを速くすることができる。
【0029】更に、本実施形態では、2対の光センサの
発光素子26をそれぞれ2条の球払出流路21(22)
の間に背中合わせにした状態に配置し、受光素子27を
それぞれ2条の球払出流路21(22)の外側に配置す
るようにしたので、2条の球払出流路21(22)の間
に配置された各発光素子26が互いに逆方向を向いた状
態で、各球払出流路21(22)の外側に配置された受
光素子27に向かってパルス光が照射されるようにな
る。このため、2条の球払出流路21(22)の間に遮
光壁を設けなくても、2条の球払出流路21(22)の
間をパルス光が通り抜けることがなくなる。その結果、
隣の球払出流路21(22)のパルス光の漏れに対する
対策を何ら必要とせずに、各球払出流路21(22)の
光センサが隣の球払出流路21(22)から漏れたパル
ス光を受光して誤検出することを防止することができ、
2条の球払出流路21(22)のパチンコ球を精度良く
検出することができる。
【0030】尚、発光素子26と受光素子27の配置方
法は、これに限定されるものではなく、発光素子26を
2条の球払出流路21,22の外側に配置し、受光素子
27を2条の球払出流路21(22)の間に配置しても
良い。或は、各条の球払出流路21(22)の右側に発
光素子26、左側に受光素子27といったように、各条
の球払出流路21(22)で発光素子26と受光素子2
7の位置関係が同じになるように配置しても良い。いず
れの場合も、2つの光センサの間に遮光板を設けたり、
2つの光センサのパルス光の周期を変えたりすれば、隣
の球払出流路の光センサのパルス光の影響を受けて誤検
出することを防止することができる。
【0031】また、本実施形態では、球検出センサ24
を2対の光センサをユニット化して構成すると共に2対
の光センサを1つのコネクタ32でパチンコ機の制御回
路(図示せず)に電気的に接続できるようにしたので、
組付部品点数削減及び組付性向上の要求も満たすことが
できる。
【0032】以上説明した本実施形態は、球払出流路2
1,22を2条で構成したが、本発明は、1条又は3条
以上の球払出流路にも適用できる。また、本発明を、ス
プロケット方式以外の球払出装置に適用しても良い。
【0033】その他、本発明は、球検出センサの取付位
置や形状を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範
囲で種々変更して実施できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1によれば、球検出センサを、発光素子と受光
素子とから成る光センサで構成したので、パチンコ球の
検出精度を確保しながら、球払出流路の流路幅を広くし
て良好な球流れを確保することができ、球払出スピード
の高速化に対応することができる。しかも、発光素子か
ら受光素子へ向けて周期的にパルス光を照射する光変調
方式の光センサを用いるので、外乱光の影響を受けにく
く、パチンコ球の検出精度を向上することができると
共、発光素子や受光素子の汚れの影響を少なくするため
に、パルス光の光度(パルス電流)を大きくしても、連
続発光式の光センサと比べて、消費電力を少なくするこ
とができると共に、発光素子の発熱量を少なくして耐久
性を向上することができる。
【0035】また、請求項2では、球検出センサを、ス
プロケットの凹部からパチンコ球が離れる位置又はその
近傍で該パチンコ球を検出するように配置したので、球
検出センサでパチンコ球を確認してから次の球払出動作
を開始する払出制御を行う場合でも、払出球の確認に要
する時間を最小にして球払出スピードを高速化すること
ができる。
【0036】更に、請求項3では、球払出流路が2条流
路の場合に、発光素子をそれぞれ2条の球払出流路の間
に配置し、受光素子をそれぞれ2条の球払出流路の外側
に配置するようにしたので、各球払出流路の光センサ
が、隣の球払出流路の光センサのパルス光の影響を受け
て誤検出することを防止でき、パチンコ球の検出精度を
更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す球払出装置の縦断正
面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】(a)〜(b)は球払出装置の球払出動作を説
明するための図
【図5】球検出センサの縦断面図
【図6】球検出センサの平面図
【図7】球検出センサの電気的構成を示す回路図
【図8】光変調方式を説明するための図
【符号の説明】 10…球払出装置、13…スプロケット、14…凹部、
17…ステッピングモータ、21…賞球払出流路、22
…貸球払出流路、24…球検出センサ、26…発光素
子、27…受光素子、28…配線基板、29…センサケ
ース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球払出装置から球払出流路に払い出され
    たパチンコ球を検出する球検出センサを備えたパチンコ
    機の払出球検出装置において、 前記球検出センサは、前記球払出流路を挟むように配置
    された発光素子と受光素子とから成る光センサで構成さ
    れ、前記発光素子から前記受光素子へ向けて周期的にパ
    ルス光を照射し、前記球払出装置から払い出されるパチ
    ンコ球で前記パルス光が遮断されることで前記受光素子
    の出力が検出レベルに切り換わることを特徴とするパチ
    ンコ機の払出球検出装置。
  2. 【請求項2】 前記球払出装置は、パチンコ球を受け入
    れる凹部が形成されたスプロケットを回転させることで
    該凹部に受け入れたパチンコ球を前記球払出流路に払い
    出すように構成され、 前記球検出センサは、前記スプロケットの凹部からパチ
    ンコ球が離れる位置又はその近傍で該パチンコ球を検出
    するように配置されていることを特徴とする請求項1に
    記載のパチンコ機の払出球検出装置。
  3. 【請求項3】 前記球払出流路は、2条流路に構成さ
    れ、 前記球検出センサは、各条の球払出流路をそれぞれ発光
    素子と受光素子とで挟むように配置された2対の光セン
    サで構成され、各光センサの発光素子がそれぞれ2条の
    球払出流路の間に配置され、各光センサの受光素子がそ
    れぞれ2条の球払出流路の外側に配置されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ機の払出球
    検出装置。
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