JP2005137469A - 遊技機の投入メダル検知装置 - Google Patents
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Abstract
複数の投光素子と、これら素子からの光を受光する単一の受光素子とを備え、各投光素子からの複数の光軸を遮らないと遮光状態にならないように構成することで、簡単かつ安価な構成でありながら、不正行為を防止することができる遊技機の投入メダル検知装置の提供を目的とする。
【解決手段】
メダル類Mを通過させる通路と、この通路を通過するメダル類Mを検知するセンサ30とを備えた遊戯機の投入メダル検知装置であって、上記センサ30は所定間隔で上下方向に配置された複数の投光素子44、45と、上記複数の投光素子44、45からの光を受光する単一の受光素子41とを備えた光学式検知センサS2に設定され、上記各投光素子44、45の光量は何れか1つの投光素子の光が単一の受光素子41に入ることで入光状態になるように設定されたことを特徴とする。
【選択図】 図9
Description
すなわち、図24に示すように細長いL字状に形成された不正器具113を設け、この不正器具113をメダル通路110内に挿入した後に、同図に矢印および仮想線にて示すように、不正器具113で光軸111,112をこの順に遮光状態とし、次に不正器具113の移動により光軸111,112をこの順に入光状態とし、次に不正器具113を一旦下げて入光状態を維持した状態で、この不正器具113を引き戻すと、図25で示した正規の波形と同等の波形が得られるので、遊技機は1個のメダル104が通過したものと認識する。
特許文献1に開示されたものは、メダルの通路(つまりメダル通路)を隔てた一側に投光素子と、この投光素子からの光を通路全幅にわたってスリット状に分散させる導光板とを設け、メダルの通路を隔てた他側にはスリット状に分散した光を受光素子に向けて集光させる導光板と、受光素子と設けて、メダル通路幅の全体を検出領域と成した投入メダル検知装置である。
上記複数の投光素子からの光を受光する単一の受光素子とを備えた光学式検知センサに設定され、上記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定されたものである。
上記構成によれば、上述の光学式検知センサと、反射板を介して光を投受光する投光要素、受光要素とを有するので、メダル類の方向検知が可能となるうえ、反射板、投光要素、受光要素から成るセンサのコンパクト化を図ることができ、さらにセンサ出力は2個(センサ出力は受光素子と受光要素との合計数に対応する2個)であるため、出力処理および制御も容易となる。
上記構成によれば、各投光素子から1つの受光素子に入光する入光光量が同レベルになるように構成したので、受光素子の出力処理の際に必要なセンシングのしきい値設定が容易となる。仮に、入光光量がそれぞれ異なる場合には複数のしきい値を設定する必要があるが、入光光量を同レベルに設定したので、1つのしきい値を用いて出力処理を実行することができる。
上記構成によれば、受光素子に対して遠い側の投光素子の通路開口面積を大に、受光素子に対して近い側の投光素子の通路開口面積を小にして、各投光素子から受光素子に入光する光量を同レベルに設定することができる。この場合には、投光素子の発光光量は同等でよい。
図面は投入メダル検知装置を備えた遊技機の一例として遊技ホールに設置されるスロットマシンを示し、図1において、このスロットマシン11は前面の遊技操作面の一側にメダルMを1枚ずつ受入れる投入口2を開口し、この投入口2に投入された正規の大きさのメダルを内部に取込み、不適合の大きさのメダル類を外部の返却口3に返却する選別機能を内蔵している。また。投入口2の横部には返却ボタン4を隣接しており、この返却ボタン4をプレーヤが遊技中止するために押下操作した場合もメダルMを返却口3に返却処理する。
上述の投入メダル検知装置10は、図3〜図6に示すように、平面視コの字状の基板11と、開閉板12とを備え、開閉板12側の支軸13を基板11側の軸受部14,14に軸支すると共に、バネ15により開閉板12を常時基板11側に付勢し、これら基板11と開閉板12との両者によりメダル通路16を形成している。
この出口18の直前部においてメダル通路16を形成する基板11の通路壁には、通路16を通過するメダルMを探知して計数するセンサ30を取付けている。
そして、このセンサ30は図3〜図5に示すように基板11の開口部37からメダル通路16の上方部に位置するように延出部38が配置され、一方のケース31は基板11の裏面に固定され、延出部38よりも下側の部分において後述する光軸と対応して基板11のメダル通路16の通路壁には開口部40が形成され、センサ30の全体はメダル通路16の片面側からのみ投受光し得るコンパクトな配置構成となっている。
換言すれば、2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する2つの光軸X1、X2を遮らない限り遮光状態とならないように構成したものである。
そして、上述の各要素41、44、45によりメダル通過方向に下流側の光学式検知センサS2が構成されている。
この構成によれば、上述の光学式検知センサS2と、反射板50を介して光を投受光する投光要素51、受光要素53とを有するので、メダルMの方向検知が可能となるうえ、反射板50、投光要素51、受光要素53から成る検知センサS1のコンパクト化を図ることができ、さらに検知センサS1、S2の合計出力は2個であるため、出力処理および制御も容易となる。
この構成によれば、各投光素子44、45から1つの受光素子41に入光する入光光量が同レベルになるように構成したので、受光素子41の出力処理の際に必要なセンシングのしきい値設定が容易となる。仮に、入光光量がそれぞれ異なる場合には複数のしきい値を設定する必要があるが、入光光量を同レベルに設定したので、1つのしきい値を用いて出力処理を実行することができる。
この構成によれば、受光素子41に対して遠い側の投光素子45の通電電流(発光光量)を大に、受光素子41に対して近い側の投光素子44の通電電流(発光光量)を小にして、各投光素子44、45から受光素子41に入光する光量を、同レベルに設定することができる。この場合には各投光素子44、45の投光軸通路(スリット46、47参照)の開口面積は同等でよい。
S1…検知センサ
S2…光学式検知センサ
10…投入メダル検知装置
16…通路
23…リゼクトレバー(排出部材)
30…センサ
41…受光素子
44,45…投光素子
46,47…スリット(投光軸通路)
50…反射板
51…投光要素
53…受光要素
57…切欠き部
Claims (7)
- メダル類を通過させる通路と、この通路を通過するメダル類を検知するセンサとを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、
上記センサは所定間隔で上下方向に配置された複数の投光素子と、
上記複数の投光素子からの光を受光する単一の受光素子とを備えた光学式検知センサに設定され、
上記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定された
遊技機の投入メダル検知装置。 - 上記光学式検知センサをメダル類の通過方向に2組並設した
請求項1記載の遊技機の投入メダル検知装置。 - 上記光学検知センサの側部に、反射板を介して光を投受光する投光要素と受光要素とが配置された
請求項1記載の遊技機の投入メダル検知装置。 - 上記投光要素および受光要素は光学式検知センサの受光素子および上側の投光素子と対応する高さ位置に設けられ、
光学式検知センサの下側の投光素子と対応する部分には、不適合なメダル類を排出する排出部材作動用の切欠き部が設けられた
請求項3記載の遊技機の投入メダル検知装置。 - 上記複数の投光素子から単一の受光素子に入光する入光光量が同レベルになるように構成された
請求項1〜4の何れか1に記載の遊技機の投入メダル検知装置。 - 上記入光光量は各投光素子への通電電流の大小により実行する
請求項5記載の遊技機の投入メダル検知装置。 - 上記入光光量は各投光素子の投光軸通路の開口面積の大小により実行する
請求項5記載の遊技機の投入メダル検知装置。
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JP2007296026A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Sanyo Product Co Ltd | メダルを用いた遊技機とメダル検出 |
JP2009189647A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Yamasa Kk | スロットマシン |
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