JP2007185343A - 収納検知機能付メダルセレクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】不正機器によりメダル投入を誤認させる不正を確実に発見し、防止できるようにする。
【解決手段】投入されたメダルに対して、受入可能状態と受入禁止状態とに切換可能な受入禁止手段と、正規メダルと偽メダルとを選別して偽メダルを返却する選別手段と、前記受入禁止手段及び選別手段の下流で受け入れるメダルの通過を検出して受入枚数に対応する検出信号を出力するカウントセンサ部18とを備えていると共に、カウントされたメダルを転動させて下流側の受入部16へ導くメダルセレクタにおいて、前記カウントセンサ部18と前記受入部16の間のメダル通路のメダル転動面9に、メダルの当接の有無により先端部34aを出没させることにより検出信号を出力する収納検知手段を設けた。
【選択図】図11

Description

本発明は、収納検知機能付メダルセレクタ、特にいわゆるパチスロ等の遊技機のように、メダルやコインあるいは硬貨を使用する機器に用いられる収納検知機能付メダルセレクタに関する。
メダルセレクタは、例えば図19に外観の概要を示すパチスロ等の遊技機100において、メダル投入口102の下方内部に設置して使用される。このメダルセレクタは、パチスロ等の機器に投入されたメダルが正規メダルであるか偽メダルであるかを選別し、正規メダルを受け入れてその枚数をカウントすると共に、偽メダルを返却口104から返却し、又特定の条件下でメダル受入を禁止する禁止状態としてそのときに導入されたメダルを同様に返却する装置である。メダル受入禁止状態とする特定の条件とは、例えばパチスロにおいては、リール回転中や、保留メダル(クレジット)のカウントが規定枚数に達したとき等である。
受入枚数をカウントするためのメダル検出手段としては、最下流の受入部(口)付近にメダル進行方向に並んだ複数の検出器(スイッチやフォトセンサ)を配置して、そこを通過するメダルを検出するものがよく知られている。
ところで、遊技者の中には不正行為によって不当に遊技を行なったり、不当にメダルの払出しを得ようとする者がいる。
不正行為の一つとして糸吊りと呼ばれる方法があり、これは糸に吊るしたメダルをメダルセレクタ内に挿入し、前記検出器位置でメダルの往復を繰り返すことで、遊技機がメダルを受け入れたものと誤認識させるのである。
前述したように、検出器を複数配置している目的はこのような不正行為の防止にある。即ち、複数の検出器をメダル進行方向に並べると、糸吊りメダルを引き戻す際にそれら検出器の検出順序が逆になるため、これを利用して不正を発見しようとしているのである。このように複数の検出器を用いた不正防止の従来の技術は、特許文献1や特許文献2に記載されている。
なお、特許文献1においては検出器の種類を特定していないが、メダルの通過頻度が非常に高いことを考慮すると、非接触式であるフォトセンサを用いていると考えられる。
ところが、近年では、一般に「クレ満君」と呼ばれる、先端にLED等の発光素子を複数設けた薄板状の不正機器を使用する行為が知られている。
具体的には、メダルセレクタ内の複数のフォトセンサの受光部に発光素子の位置がそれぞれ対応するように薄板状部材を挿入し、外部からの操作により、実際にメダルが通過するのと同じ順序で発光素子を点滅させることにより、遊技機にメダルを受け入れたものと誤認識させてしまうものである。
この不正機器を使用する場合には、発光素子を高速で点滅させることにより、一瞬でパチスロ機の保留メダルカウント数(クレジット)を最大にし、次に返却ボタン107を押して払出しを行なえば、短時間で大量のメダルを取得することができることになる。
特公平8−21109号公報 特許第3441803号明細書
しかしながら、前記特許文献1や特許文献2に開示されている従来のメダルセレクタに採用されている不正防止手段によっては、前記「クレ満君」等のような不正機器を使用した場合には、その不正を発見できないという問題があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、LED等の発光素子を複数設けた薄板状の不正機器を使用した場合に、確実にその不正を発見することができる収納検知機能付メダルセレクタを提供することを課題とする。
本発明は、投入されたメダルに対して、受入可能状態と受入禁止状態とに切換可能な受入禁止手段と、正規メダルと偽メダルとを選別して偽メダルを返却する選別手段と、前記受入禁止手段及び選別手段の下流でメダルの通過を検出して受入枚数に対応する検出信号を出力するカウントセンサ部とを備えていると共に、カウントされたメダルを転動させて下流側の受入部へ導くメダルセレクタにおいて、前記カウントセンサ部と前記受入部の間のメダル通路に、メダルの当接の有無により検出信号を出力する収納検知手段を設けたことにより、前記課題を解決したものである。
本発明においては、前記収納検知手段が、下流に向かって傾斜する傾斜通路に形成されている、メダル外周面を下方から支えるメダル転動面に対して、出没可能に設けられた可動端部を有するメダル収納検知レバーと、メダル通路の外に配置された前記可動端部の出没時の変位からメダル収納を検出するフォトセンサとを備えているようにしてもよい。
本発明によれば、カウントセンサ部の下流側のメダル通路に、メダルの当接を検知するメダル収納検知手段を設置したので、カウントセンサ部を不正機器で電気的に操作してメダル通過を誤認識させたとしても、その下流で機械的な当接が検知されないことから、確実に不正行為を発見することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態のメダルセレクタの全体を示す正面側上方からの斜視図、図2はその正面図、図3は背面側下方からの斜視図、図4はガイドカバーを外した状態の正面側上方からの斜視図、図5は図2におけるA−A断面図であり、後述する選別・受入禁止機構部を示している。
本実施形態のメダルセレクタは、図中符号1で示すベースフレームを介して前記図21に示したパチスロ等の遊技機100の内部において、その筐体に設けられたメダル投入口102の下流に取付けられる。その取付けは、遊技機100のパネルを開いて清掃等のメンテナンスを行なう際に、図1、図2に示す正面が手前側に見える姿勢で行なわれる。
符号2で示すガイドカバーは、ベースフレーム1に対して右上の支点軸3を中心に、斜め上方に回動自在に取付けられると共に、該ガイドカバー2は支点軸3に取付けられているねじりコイルばね4により、ベースフレーム1側に付勢されている。なお、これらベースフレーム1及びガイドカバー2は、樹脂成型によって製作してある。
ベースフレーム1とガイドカバー2は、閉じた状態で互いに向かい合う内側面の一部分が当接することにより、メダル5の厚みより若干広い隙間を保つようにして、該メダル5が通過する通路が形成されている(図5を参照)。
メダルセレクタの左上部にはベースフレーム1とガイドカバー2とで形成されたメダルの入口である投入口6が配設され、該投入口6からは上記メダル通路を構成する下方に延びる矢印で示す垂直通路7と、その下端右方向に続く斜め下方の矢印で示す傾斜通路8が形成されている。
なお、図中符号24は、投入口6の下流において垂直通路7内に設けられた異物混入検知レバーであり、該検知レバー24はその中間部が支点部25によってベースフレーム1に回動自在に軸支されている。そして、常時はその一端部24aが自重によってガイドカバー2に向かって突出しており、該一端部24aがガイドカバー2の凹部26に入り込むことにより、垂直通路7を完全に遮蔽するようになっている。
このように異物混入検知レバー24の一端部24aが垂直通路7を完全遮蔽しているときには、背面側に薄板状に形成されている他端部24bは、ベースフレーム1の背面に設けられた透過型フォトセンサである異物混入検知センサ27の光軸から僅かに離れた位置で停止している。
上記傾斜通路8の下端にはメダル転動面が形成され、このメダル転動面は後述する可動ガイド11と、その下流側のベースフレーム1に固定された傾斜レール部9により構成されている。
又、前記垂直経路7の下端にはベースフレーム1に固定されたコーナーガイド10が配設され、その上面は垂直通路7と傾斜通路8との交差部分における円弧形状のメダル転動面10aが形成されている。
このメダルセレクタにおいては、前記投入口6から投入された正規メダルを傾斜通路8の転動面上を転動させて下流側の受入部16に供給すると共に、偽メダル及び受入禁止メダルを後述する返却通路23へ排出するようになっている。
可動ガイド11は、この返却通路23の上方に配置され、前記のように転動面の一部を構成するが、直接的には図6(A)に傾斜通路8の開始位置に設置されている選別・受入禁止機構部の要部を抽出して模式的に示すように、メダル5の下端を支持するガイド面11aが、この転動面を構成している。
本実施形態のメダルセレクタは、上記可動ガイド11と共に、そのガイド面11aに下端が支持されて転動する正規メダル5の上部一側面に当接可能に配設された上部ガイド13と、該上部ガイド13の下方に配設され、前記一側面と同側のメダル5の下部側面に当接可能な下部ガイド14と、該下部ガイド14と前記上部ガイド13の中間高さに配設され、前記一側面と反対側のメダル5の側面に当接可能な中間ガイド15と、各ガイドに当接可能な状態で転動するメダル5の上端部を上部ガイド13に押し付ける方向に付勢する押付部材(押付手段)17と、前記可動ガイド11のガイド面11aを、前記転動面高さの受入位置と、図6(B)に示す前記上部ガイド13から正規メダルの直径寸法を超える下方の受入禁止位置との間を上下動させる電磁ソレノイド(駆動手段)21とを備えている。
このメダルセレクタについて詳述すると、可動ガイド11は傾斜通路8を構成する下流側の傾斜レール部9と上流側のコーナーガイド10の間に設けられ、図5に示されるように断面がL字形の磁性材料からなる。そして、その先端部がベースフレーム1に傾斜通路8に沿って貫通形成されている開口部12から内側の傾斜通路8に突出するようになってより、その上面が前記ガイド面11aを構成している。
可動ガイド11のガイド面11aは、前記のように電磁ソレノイド21の駆動により上下に変位可能となっており、上昇したときには前記図6(A)に示したようにガイド面(上面)11aと、上部ガイド13の下端面13aとの間隔が正規メダルの外径よりも若干小さくなると共に、下降したときにはガイド面11aと下端面13aとの間隔が正規メダルの外径よりも若干大きくなるように設計されている。
又、可動ガイド11はベースフレーム1の背面側にある始点11bを中心に回動する構造になっており、ガイド面11aが下降するときには同時に傾斜通路8への突出量が減少するように構成されており、常時は引張ばね22の付勢力によりガイド面11aが下降する方向に回動している。なお、この引張ばね22は、図5に示されるように一端がべースフレームに固定されたソレノイド取付板金1に取付けられ、他端がL字形状の上端部にベースフレーム1方向の斜め下方に付勢力が加わるように取付けられ、前述のとおり可動ガイド11を前記始点11bを中心に回動させると共に、可動ガイド11のガイド面11aを下方に引き下げる方向の付勢力も与えている。
従って、可動ガイド11に始点11bとの間に隙間によるガタが生じていたとしても、このガタは一方向に付勢されるため、電磁ソレノイドのON・OFFを繰り返しても、可動ガイドのガイド面11aの高さは再現性を維持できるようになっている。
又、電磁ソレノイド21が励磁され、可動ガイド11のガイド面11aが上昇したときに、該ガイド面11aの傾斜通路8における上流側端部はコーナーガイド10の転動面10aの終端とほぼ一致し、該ガイド面11aの下流側端部は傾斜レール部9の始端とほぼ一致する。従って、前述した如く転動面10a及びガイド面11aと傾斜レール部9とで一連のメダル転動面が形成されている。
前記電磁ソレノイド21について詳述すると、ベースフレーム1の背面にソレノイド取付板金を介してねじ止めされ、該ベースフレーム1と可動ガイド11との間に配設されており、該電磁ソレノイド21がメダル受入可能状態のときに励磁して、可動ガイド11を吸引してそのガイド面11aを上昇させる。図5には、この状態が示されてある。
なお、本実施形態では、ベースフレーム1が樹脂成形品であるので、電磁ソレノイド21の熱によってベースフレーム1が変形することを防止するため、該ソレノイド21をベースフレーム1に取付けるに当たって接触面積を必要最小限とし、両者の間にできるだけ空間を設けるようにして放熱効果を向上させている。
又、メダル5の側面上部を支持する前記上部ガイド13は、ベースフレーム1と一体であり、メダル5の同側面下部を支持する前記下部ガイド14は、同様にペースフレーム1と一体的に成型されている。この下部ガイド14には、図6には省略してあるが、長手方向に延びるリブ状の凸部が形成され、メダル5との接触面積が極力小さくなるようにしてある。但し、これに限定されず、図6のように平坦であってもよい。
又、上部ガイド13及び下部ガイド14の間の高さ位置で、該両ガイドに対向する向きで設けられた前記中間ガイド15は、逆にガイドカバー2の一部として一体的に形型されている。
前記傾斜通路8の下流に位置する前記メダル受入部16は、ベースフレーム1に一体成形された開口によって形成されている。
前記押付部材17は、図7に下部ガイド14と中間ガイド15との平面方向の関係をイメージで示すように、傾斜通路8の開始位置付近において下部ガイド14と中間ガイド15の間の高さ位置に設けられ、ベースフレーム1に回動自在に軸支されている。
この押付部材17は、下部ガイド14のメダル支持面に対して開口14aを通して出没可能であり、常時はねじりコイルばね(図示せず)の付勢力によって下部ガイド14のメダル支持面から突出し、メダル5に対しては図示されているように中間ガイド15方向に付勢して押し付けるようになっている。
本実施形態では、前記図6(A)に各ガイドとの位置関係のイメージを示したように、押付部材17が投入されたメダル5の下部(中間ガイド15より下方)を、中間ガイド15の方向に付勢するようになっており、これにより該中間ガイド15を支点にメダル5の上部を逆方向に回動させ、その上端部の側面を上部ガイド13に押し付ける働きをしている。
又、受入部16の直前には、カウントセンサ部18が設置され、該センサ部18は、図8〜図10に拡大して示すように、基板18aに搭載された2つの受光素子18b及び18cと1つの発光素子18dとが、受入口16の上流において傾斜通路8を挟んで配置されており、発光素子の発光部18gと受光素子の受光部18e及び18fを結ぶ2本の光軸(光束)18h及び18jが、メダル上方寄りの傾斜通路8を貫通する高さとなっている。
又、2つの受光素子18b及び18cは、その受光部18e及び18fがメダル進行方向に距離を隔てて配置され、遮光の時間差によりメダルの移動方向を判定するようになっている。
なお、符号28は、発光部18gに近接するベースフレーム1を、2つの光軸18h及び18jを遮らないように開口して形成した投光窓であり、符号29は、受光部18e及び18fに近接するベースフレーム1を、同様に2つの光軸18h及び18jを遮らないように開口して形成した受光窓である。
又、カウントセンサ部18の直前における傾斜通路8には、上部ガイド13のメダル当接面13bより外側に垂直壁19が配設されている。
又、上記カウントセンサ部18の直前の可動ガイド11の下流には、ベースフレーム1に回動自在に軸支されたストッパ20が設置されている。
このストッパ20は、この回動動作により傾斜通路(メダル通路)8内に出没可能であり、前記可動ガイド11のガイド面11aが上昇しているときには傾斜通路8から退避し、下降しているときには傾斜通路8に突出する。
本実施形態においては、前記カウントセンサ部18の下流の受入部16の直前にメダル収納検知手段32が配設されている。
このメダル収納検知手段32は、図3、図4に示したように、ベースフレーム1背面側の支点33で軸支され、傾斜レール部(転動面)9から先端部34aが上下に出没可能なメダル収納検知レバー34と、図9に示した基板18aに搭載されてベースフレーム1の背面側に位置するメダル収納検知フォトセンサ35とからなる。
このメダル収納検知レバー34は、受入部16の近傍を拡大した図11に示すように、常時はその自重によって先端部(可動端部)34aが傾斜レール部9から突出している。又、メダル収納検知レバー34の他端部(後端部)34bは薄板状となっており、図11の背面側に相当する図12に示すように、メダル収納検知フォトセンサ35が有する受光部と発光部の間の光軸35aから僅かに離れた位置で停止している。
なお、図9に示す符号36は、前記基板18aに搭載されたコネクタであり、カウントセンサ部18の受光素子18b及び18c、発光素子18dと、メダル収納検知フォトセンサ35とに接続されている。
前記可動ガイド11の下方には返却通路23が形成され、図5に示されるようにベースフレーム1とカバーガイド2との間に設けられたメダルが通過できる十分な空間により構成されている。
以上の構成からなるメダルセレクタにおいて、受入可能状態で正規メダルが投入された場合の作用を以下に説明する。
遊技機に投入された正規メダル5は、前記図2からガイドカバー2を除いた正面図である図13にイメージを示すように、投入口6からメダルセレクタ内に入り、その自重により異物挿入検知レバー24を押し開いて、前記図4に示した垂直通路7を落下し、ガイド面11aと傾斜レール部9から転動面が形成された傾斜通路8に至る。
上記異物挿入検知レバー24が押し開かれる際には、僅かに回動して垂直通路7に隙間ができる以前に、該検知レバー24の他端部24bが異物挿入検知センサ27の光軸を遮蔽して検出信号が出力される。その後、メダルが通過すると上記検知レバー24は元の位置に戻るため検出信号はOFFとなり、メダル投入が検知される。
前記図5に示した選別・受入禁止機構部に正規メダル5が投入された状態を図14に示すように、傾斜通路8の開始位置に至ったメダル5には、押付部材17の作用により中間ガイド15との当接部を支点として反時計方向の回転力が加わるが、電磁ソレノイド21の励磁作用により可動ガイド11のガイド面11aは上昇している。
従って、可動ガイド11のガイド面11aと上部ガイド13の下端面13aとの間隔が、前記図6(A)と同様にメダル5の外径よりも小さくなっているため、メダル5の上端部側面は上部ガイド13の内側の当接面13bに支えられた状態で下流側に向かって転動を続ける。
なお、上部ガイド13と中間ガイド15の間にはメダル5の厚みよりも若干大きい隙間が形成されているので、メダル5は多少傾くことになるが、可動ガイド11の先端部はその状態でも十分にメダル5を下方からガイド面11aで支えられる位置に突出している。
メダル5が押付部材17による押付範囲を通過した後は、該メダルはガイド面11a、上部ガイド13、下部ガイド14及び中間ガイド15の4面で囲まれているので、落下することなく傾斜通路8を下流に向かって転動を続ける。
その後、メダル5がカウントセンサ部18を通過する際、メダル5の通過状態に応じて、受光素子18b及び18cから検出信号が出力される。遊技機の制御部(図示せず)はその検出信号に基づき、メダル受入枚数をカウントアップする。
更にメダル5が転動して、メダル5の外周面下端部がメダル収納検知レバー34の先端部34aに当接すると、前記図11に相当する図15に示すように、メダル収納検知レバー34の先端部34aはメダル5の自重によって押し下げられる。すると、前記図12に相当する図16に示すように、メダル収納検知レバー34の他端部34bがメダル収納検知フォトセンサ35の光軸(光束)35aを遮るので、検出信号が出力される。
なお、メダル5とメダル収納検知レバー34の先端部34aに対する当接は転がり接触に近いため、その摩擦抵抗によってメダル5が停止することは無い。又、連続して投入された複数のメダルが互いに接した状態で通過した場合でも、メダル下端部には略3角形の隙間ができているので、先端部34aは必ず突出した状態になるため、メダル収納検知フォトセンサ35の光軸35aが遮られたままになって不正行為と誤認識することも無い。
メダル収納検知フォトセンサ35による検出直後には、メダル5は受入部16を通って、図示しない遊技機のメダル収容部に落下する。
次に、受入可能状態で小径の偽メダルが投入された場合の作用を説明する。
遊技機に投入された小径の偽メダルも正規メダルと同様に、傾斜通路8に至る。前記図5の選別・受入禁止機構部に小径の偽メダルが到達した状態を図17に示す。
この図に示されるように、傾斜通路8の開始位置に至ったメダル5には、押付部材17の作用により中間ガイド15との当接部を支点として反時計方向の回転が加わる。このとき、電磁ソレノイド21の励磁作用により可動ガイド11のガイド面11aは上昇しているが、小径の偽メダルの直径は、可動ガイド11のガイド面11aと上部ガイド13の下端面13aとの間隔よりも小さいため、該メダル5の上端部側面は上部ガイド13の当接面13bに支えられず、反時計方向に回転して倒れる。
このようにメダル5は僅かに倒れることにより、その下端部は可動ガイド11のガイド面11aからはみ出すので、返却通路23に向かって落下することになる。
この場合、返却通路23に落下したメダルは、カウントセンサ部18を通過することなく返却されるので、遊技機の制御部はメダル受入枚数をカウントアップしない。当然、その下流にあるメダル収納検知フォトセンサ35からの検出信号も出力されない。
なお、小径メダルでも勢い良く投入された場合は、傾斜通路8に沿って下流に進む慣性力を持っているため、倒れながらも受入部16に向かって進むことにより、倒れ始めた偽メダルが再び元の姿勢に戻って遊技機内に取り込まれてしまうことが危惧される。ところが、小径メダル選別機構を構成する上部ガイド13は傾斜通路8内に十分に長い区間に設けられているので、偽メダルは十分に倒れた状態となるため、図17に示されるように選別機構の終端部に設けられた前記垂直壁19に当たることになり、結果として落下することになる。従って、小径メダルが誤って遊技機に受け入れられることを確実に防止することができる。
次に、受入禁止状態で正規メダルが投入された場合の作用を説明する。
遊技機に投入された正規メダルは、同様に傾斜通路8に至る。図18に受入禁止状態のときに正規メダルが前記図5の選別・受入禁止機構部に到達した状態を示す。
図示されるように、傾斜通路8の開始位置に至ったメダル5には、同様に押付部材17の作用により中間ガイド15との当接部を支点として反時計方向の回転が加わる。このとき、電磁ソレノイド21は励磁されていないので、可動ガイド11は引張りばね22の付勢力によりそのガイド面11aが、前記図6(B)に示したように下降している。
従って、可動ガイド11のガイド面11aと上部ガイド13の下端面13aとの間隔が正規メダル5の外径よりも大きくなっているので、該メダル5の上端部側面は上部ガイド13に支えられず、反時計方向に回転して倒れる。なお、上記ガイド面11aの下降を、支点11bを中心とする可動ガイド11の回動により実現しているため、同時に該ガイド面11aの傾斜通路8への突出量が小さくなっている。
メダル5が僅かに倒れることにより、その下端部は可動ガイド11のガイド面11aからはみ出すので、返却通路23に向かって落下することになるが、このときの可動ガイド11の突出量は、前記回動に伴い受入可能状態よりも小さくなっているので、受入可能状態において小径の偽メダルが落下する場合よりも、僅かにメダルが倒れるだけで落下を開始する。
この場合も、返却通路23に落下したメダル5は、カウントセンサ部18を通過することなく返却されるので、遊技機の制御部はメダル受入枚数をカウントアップすることはない。当然、その下流にあるメダル収納検知フォトセンサ35からの検出信号も出力されない。
次に、糸吊りメダルによる不正行為を防止する作用について説明する。
まず、正規のメダルを糸などに吊るして投入して不正を行なう場合は、糸吊りメダル投入後に糸を緩めてカウントセンサ部18に対してメダルを通過させ、糸を引いてメダルを戻すという操作を行なうが、メダルを戻す際に発光素子18bと18cの検出順序が本来と逆となるため、不正を検知できる。
上記のように不正を検知できないようにする方法として、正規メダルの半分程度の高さを有する板状部材を投入して受光部18e及び18fを通過させ、戻す際には板状部材を傾斜通路8内の下側に寄せて受光部18e及び18fを通過しないようにすることが考えられるが、そのような操作を行なうためには板状部材を吊るす部材は、針金やプラスチック板のようなある程度の剛性を持ったものである必要が出てくる。
ところが、針金やプラスチック板をメダルセレクタ内に挿入している間は、異物挿入検知レバー24が押し開かれたままとなるため、異物挿入検知センサ27からの出力信号が通常よりも長く出力されて不正を検知できる。
次に、「クレ満君」による不正行為を防止する作用について説明する。
まず、「クレ満君」により不正を行なう場合にも薄板状部材(図示せず)をメダルセレクタに挿入した状態となるので、前述と同様に異物挿入検知センサ27によって不正を検知できる。
何らかの原因で異物挿入検知センサ27による不正検知ができなかった場合において、「クレ満君」の2つのLEDを特定のタイミングで発光させることで、それぞれの光をカウントセンサ部18の受光部18eと18fが受光すると、受光素子18b及び18cからは正常にメダルが通過しているときと同じ状態で検出信号が出力される。
しかし、その下流にあるメダル収納検知レバー34は回動しないので、メダル収納検知フォトセンサ35からの検出信号は出力されない。
従って、カウントセンサ部18を通過したはずのメダルが、メダル収納検知レバー34を通過していないと認識されることから不正を検知できる。
又、「クレ満君」と一緒に針金などをメダルセレクタ内に挿入し、針金でメダル収納検知レバー34の先端部34aを押した状態で「クレ満君」を操作すると、メダル収納検知フォトセンサ35からの検出信号が通常よりも長く出力されるので、不正を検出できる。
カウントセンサ部18とメダル収納検知手段32の両方を誤認識させるためには、「クレ満君」と一緒に針金などをメダルセレクタ内に挿入し、「クレ満君」を操作しながらメダル収納検知レバー34を同時に動かさなくてはならず、技術的に困難であると共に、従来のように短時間で大量のメダルを得ることはできない。
又、メダル収納検知フォトセンサ35は、メダル通路とはベースフレーム1で隔てられた背面側に在るので、直接このメダル収納検知フォトセンサ35を誤認識させることはできない。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)LEDなどの電気的手段のみではメダルの受入を誤認識させることができないので、一度に大量のメダルを取得するような悪質な不正を防止でき、しかも、メダル収納検知手段32はメダルセレクタ本体内に収まっているので、メダルセレクタを遊技機に配置する上で余分にスペースを必要としない。
(2)(1)に記載された効果に加え、メダルとメダル収納検知レバー34の先端部34aとの摩擦抵抗が極めて少ないため、通路内でメダルが停止する不具合を防止でき、更に、連続して投入された複数のメダルが互いに接した状態で通過しても、その間に一旦検知レバーが必ず復帰できるので、正常な使用状態であるにも関わらず不正行為と判断されることを防止できる。
(3)メダル収納検知フォトセンサ35は、カウントセンサ部18の発光素子18d及び受光素子18b、18cと共に一枚の基板18a上に搭載されており、カウントセンサ部18及びメダル収納検知フォトセンサ35は、同じく基板18a上に搭載された1つのコネクタ36に電気的に接続されているようにした。これにより、(1)(2)の効果に加え、安価に不正検出の機能を付加できると共に、遊技機とメダルセレクタを接続するハーネスの数が増えないので、取扱い性が低下しないという利点もある。
なお、本発明に係るメダルセレクタの具体的な構成は、前記実施形態に示したものに限定されない。
例えば、メダル収納検知手段32は、フォトセンサ35を利用するものに限らず、近接スイッチを利用するものであってもよい。
又、本発明は、メダル受入禁止手段とメダル選別手段を備えたものであれば任意のメダルセレクタに適用可能である。
本発明に係る一実施形態のメダルセレクタ全体を示す正面側斜視図 本実施形態のメダルセレクタ全体の正面図 本実施形態のメダルセレクタ全体の背面側斜視図 ガイドカバーを取り外した状態の本実施形態のメダルセレクタ全体の正面側斜視図 メダル受入可能状態のときの選別・受入禁止機構部を示す図2のA−A断面図 本実施形態の選別・受入禁止機構部の特徴要部を抽出して示す模式図 押付部材と傾斜通路等との関係を抽出して示す模式図 傾斜通路の下流端部を示す拡大斜視図 カウントセンサ部を抽出して示す拡大斜視図 カウントセンサ部と傾斜通路の関係を模式的に示す断面図 メダル受入部近傍を拡大して示す正面側斜視図 メダル受入部近傍を拡大して示す背面側斜視図 本実施形態のメダルセレクタ内と、そこを通過するメダルとの関係を示す正面図 正規メダルが前記図5に示した選別・受入禁止機構部を通過する様子を示す断面図 メダル受入部近傍を拡大して示す他の正面側斜視図 メダル受入部近傍を拡大して示す他の背面側斜視図 小径の偽メダルが前記図5に示した選別・受入禁止機構部により選別されて返却される様子を示す断面図 受入禁止状態のときに正規メダルが前記図5に示した選別・受入禁止機構部により返却される様子を示す断面図 メダル遊技機の外観を示す概略斜視図
符号の説明
1…ベースフレーム
2…ガイドカバー
3…支点軸
4…コイルばね
5…メダル
6…投入口
7…垂直通路
8…傾斜通路
9…傾斜レール部
10…コーナーガイド
11…可動ガイド
11a…ガイド面
12…開口部
13…上部ガイド
13a…下端面
14…下部ガイド
15…中間ガイド
16…受入部
17…押付部材
18…カウントセンサ部
19…垂直壁
20…ストッパ
21…電磁ソレノイド
32…メダル収納検知手段
34…メダル収納検知レバー
34a…先端部(可動端部)
35…メダル収納検知フォトセンサ

Claims (2)

  1. 投入されたメダルに対して、受入可能状態と受入禁止状態とに切換可能な受入禁止手段と、正規メダルと偽メダルとを選別して偽メダルを返却する選別手段と、前記受入禁止手段及び選別手段の下流でメダルの通過を検出して受入枚数に対応する検出信号を出力するカウントセンサ部とを備えていると共に、カウントされたメダルを転動させて下流側の受入部へ導くメダルセレクタにおいて、
    前記カウントセンサ部と前記受入部の間のメダル通路に、メダルの当接の有無により検出信号を出力する収納検知手段を設けたことを特徴とする収納検知機能付メダルセレクタ。
  2. 前記収納検知手段が、下流に向かって傾斜する傾斜通路に形成されている、メダル外周面を下方から支えるメダル転動面に対して、出没可能に設けられた可動端部を有するメダル収納検知レバーと、メダル通路の外に配置された前記可動端部の出没時の変位からメダル収納を検出するフォトセンサとを備えていることを特徴とする請求項1に記載の収納検知機能付メダルセレクタ。
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