JP2009189647A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】メダル検知センサーの検知領域に対するアクセスを困難にして、不正行為に対して強いスロットマシンを提供する。
【解決手段】スロットマシン10は、筐体20と、前扉30と、前扉30前面に設けたメダル投入口61と、前扉30裏面におけるメダル投入口61対応位置に取り付けたメダルセレクター100とを備える。メダルセレクター100は、第1部材110と、第1部材110の一方の面に沿うように設けた第2部材130とを備える。第1部材110と第2部材130との間に、メダル投入口61から投入されたメダルを誘導するメダル通路170を形成し、第1部材110におけるメダル通路170対応位置に、メダルを排出可能なキャンセル口120を設け、キャンセル口120開口位置に、メダル通路170を通るメダルの通過を検知するメダル検知装置200を設ける。キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くように、メダルセレクター100を前扉30の裏面に取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、メダル検知装置がキャンセル口の位置に設けられているメダルセレクターを備えたスロットマシンに関するものである。
一般的なスロットマシンには、投入されたメダルを筐体内部のホッパー装置へ誘導するための所定のメダル移送路が形成されており、このメダル移送路の途中には、投入されたメダルが所定の規格に適合するものか否かの選別を行うためのメダルセレクターが設けられている。このメダルセレクターは、コ型基板と、コ型基板の一方の面に沿うように組み付けられている開閉板とを備えている。また、コ型基板と開閉板との間には、メダル投入口から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路が形成されている。また、開閉板におけるメダル通路に対応する位置には、メダルを排出可能に開口するキャンセル口が設けられている。また、キャンセル口が設けられている位置には、メダル通路を通るメダルの通過を検知するためのメダル検知装置が設けられ、このメダル検知装置によって、当該メダルセレクターを通過する正規のメダルの枚数をカウントするようにしている。そして、この種のメダルセレクターとしては、例えば、下記の特許文献1および2に開示されているものが知られている。
また、下記の各特許文献に開示されているメダルセレクターでは、メダル検知装置として、一対の発光素子と受光素子とを有する光学式メダル検知装置が採用されており、発光素子から出力される検知光が所定の光軸上を通って受光素子に至るように構成され、前記光軸が遮断されると、メダルが通過した旨の検知がなされる。
特開2003−275382号公報 特開2005−137469号公報
ところで、従来のメダルセレクターは、コ型基板を前扉の裏面側に向け、開閉板を筐体の内部方向に向けて、前扉の裏面側に取り付けられる。
しかし、従来のメダルセレクターでは、上述したように、開閉板におけるメダル通路に対応する位置に、キャンセル口が設けられているとともに、キャンセル口の位置に、メダル検知装置が設けられているが、開閉板を筐体の内部方向に向けて取り付けられることから、メダル検知センサーの検知領域が、筐体の内部向きに露出してしまう。このため、メダル検知センサーの検知領域へのアクセスが容易であり、不正行為に対して弱い構造になっている。
特に、上記の特許文献1に開示されているように、メダル検知センサーとして光学式タイプを採用する場合には、例えば、リールユニット内部のリール装飾ランプから漏れてくる光など、筐体内部からの光が、メダル検知センサーの検知領域へ外乱光として侵入する恐れがあり、正確にメダルを検知できない恐れがある。この外乱光対策のために、例えば、上記の特許文献2に開示されているように、複数の光軸を設けて検知精度が高められたメダル検知センサーが提案されている。
しかしながら、このような光学式メダル検知センサーでは、反射板を設けるなどの必要があるため、構成が複雑になり、センサー自体が必ずしも安価にはならなず、精度の高い組立作業が要求される。つまり、従来のメダルセレクターでは、外乱光に強い光学式センサーを用いて、検知精度を高めていた。
そこで、本発明は、メダルセレクターの取付構造を改良することで、メダル検知センサーの検知領域に対するアクセスを困難にして、不正行為に対して強いスロットマシンを提供することを目的とし、更には、メダル検知センサーの検知領域への外乱光の侵入を防止して、汎用の光学式メダル検知センサーを用いてもメダルの通過を正確に検知できるスロットマシンを提供することを目的とする。
(第1の発明)
第1の発明は、スロットマシン10に係るものであって、前面に開口部を有する筐体20と、筐体20前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉30と、前扉30の前面の所定位置に設けられているメダル投入口61と、前扉30の裏面におけるメダル投入口61に対応する位置に取り付けられているメダルセレクター100と、前扉30の下部の所定位置を貫通するメダル払出口62とを備え、メダルセレクター100は、第1部材110と、第1部材110の一方の面に沿うように設けられている第2部材130とを備え、第1部材110と第2部材130との間には、メダル投入口61から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路170が形成され、第1部材110におけるメダル通路170に対応する位置には、メダルを排出可能に開口するキャンセル口120が設けられ、キャンセル口120が設けられている位置には、メダル通路170を通るメダルの通過を検知するためのメダル検知装置200が設けられ、前扉30の裏面におけるメダルセレクター100とメダル払出口62との間に相当する位置には、キャンセル口120から排出されたメダルをメダル払出口62へ誘導するためのメダルシュート部材64が設けられ、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、メダルセレクター100が前扉30の裏面に取り付けられていることを特徴とする。
ここで、「筐体20」は、スロットマシンの本体を構成するものであり、前面に開口部を有するものである。
また、「前扉30」は、スロットマシンの前面を構成するものであり、筐体20前面の開口部を開閉可能に塞ぐためのものである。
また、「メダル投入口61」は、遊技を行うに際しメダルを投入するところであって、前扉30の前面の所定位置に設けられるものである。
また、「メダルセレクター100」は、メダル投入口61に投入されたメダルが所定の規格に適合するものか否かなどの選別を行うためのものであって、前扉30の裏面におけるメダル投入口61に対応する位置に取り付けられるものである。
また、「メダル払出口62」は、遊技者に対してメダルを払い出すところであって、前扉30の下部の所定位置を貫通するように設けられるものである。
また、「第1部材110」は、メダルセレクター100の基盤となるものである。
また、「第2部材130」は、第1部材110の一方の面に沿うように設けられるものである。また、第2部材130は、例えば、第1部材110に対して開閉可能、かつ、閉状態で第1部材110の一方の面に沿うように組み付けることができる。また、第2部材130は、第1部材110とは別体として形成されて、第1部材110に組み付けられる場合に限られず、例えば、第1部材110と一体的に形成することもできる。
また、「メダル通路170」は、メダル投入口61から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのものであって、第1部材110と第2部材130との間に形成されるものである。
また、「キャンセル口120」は、所定の規格よりも直径が小さいメダルや、メダル投入不可に設定されているときに投入されたメダルを排出可能に形成された開口部であって、第1部材110におけるメダル通路170に対応する位置に設けられるものである。
また、「メダル検知装置200」は、メダル通路170を通るメダルの通過を検知するためのものであって、キャンセル口120が設けられている位置に設けられるものである。
また、「メダルシュート部材64」は、キャンセル口120から排出されたメダルをメダル払出口62へ誘導するためのものであって、前扉30の裏面におけるメダルセレクター100とメダル払出口62との間に相当する位置に設けられるものである。
そして、第1の発明では、メダルセレクター100は、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、前扉30の裏面に取り付けられる。
(第2の発明)
第2の発明は、スロットマシン10に係るものであって、前面に開口部を有する筐体20と、筐体20前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉30と、前扉30の前面の所定位置に設けられているメダル投入口61と、前扉30の裏面におけるメダル投入口61に対応する位置に設けられているメダルセレクター100と、前扉30の下部の所定位置を貫通するメダル払出口62と、筐体20内部に設けられている装飾用または報知用の発光部材とを備え、メダルセレクター100は、第1部材110と、第1部材110の一方の面に沿うように組み付けられている第2部材130とを備え、第1部材110と第2部材130との間には、メダル投入口61から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路170が形成され、第1部材110におけるメダル通路170に対応する位置には、メダルを排出可能に開口するキャンセル口120が設けられ、キャンセル口120が設けられている位置には、メダル通路170を通るメダルの通過を検知するためのメダル検知装置200が設けられ、メダル検知装置200は、発光部と、発光部から発せられた光を受けるための受光部を備え、発光部から受光部へ至る光路がメダル通路170と交差し、受光部の受光状態によってメダルの通過を検知するように形成されているとともに、受光部がメダル通路170を挟んでキャンセル口120と対向する位置においてキャンセル口120側を向くように配置され、前扉30の裏面におけるメダルセレクター100とメダル払出口62との間に相当する位置には、キャンセル口120から排出されたメダルをメダル払出口62へ誘導するためのメダルシュート部材64が設けられ、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、メダルセレクター100が前扉30の裏面に取り付けられていることを特徴とする。
ここで、第2の発明では、筐体20内部に、装飾用または報知用の発光部材が設けられている。また、装飾用または報知用の発光部材としては、例えば、各回転リール41の内側に設けられるバックライトや、上パネル31や下パネル33を筐体20の内側から照らすパネル用照明などがある。
また、第2の発明では、メダル検知装置200は、発光部と、発光部から発せられた光を受けるための受光部を備え、発光部から受光部へ至る光路がメダル通路170と交差し、受光部の受光状態によってメダルの通過を検知するように形成されているとともに、受光部がメダル通路170を挟んでキャンセル口120と対向する位置においてキャンセル口120側を向くように配置されている。
そして、第2の発明でも、メダルセレクター100は、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、前扉30の裏面に取り付けられる。
第1の発明によれば、キャンセル口を設けた第1部材が、前扉の裏面側を向くようにして、メダルセレクターを前扉の裏面に取り付けたことから、メダル検知センサーの検知領域に対するアクセスを困難にすることができ、ひいては不正行為に対して強いスロットマシンを提供することができる。
また、第2の発明によれば、筐体内部に装飾用または報知用の発光部材が設けられているとともに、受光部がメダル通路を挟んでキャンセル口と対向する位置にキャンセル口側を向くように配置されているスロットマシンにおいて、キャンセル口を設けた第1部材が、前扉の裏面側を向くようにして、メダルセレクターを前扉の裏面に取り付けたことから、メダル検知センサーの検知領域に対するアクセスを困難にすることができ、ひいては不正行為に対して強いスロットマシンを提供することができる上に、メダル検知センサーの検知領域への外乱光の侵入を防止することができ、ひいては汎用の光学式メダル検知センサーを用いてもメダルの通過を正確に検知できるスロットマシンを提供することができる。
(図面の説明)
図1ないし図16は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシン10の外観正面図、図2は、スロットマシン10の前扉30を開放した状態の外観斜視図、図3は、メダルセレクター100の外観正面図、図4は、メダルセレクター100の外観背面図、図5は、メダルセレクター100の外観斜視図、図6は、メダルセレクター100の分解斜視図(正面側)、図7は、メダルセレクター100の分解斜視図(背面側)、図8は、メダルセレクター100の動作説明図、図9は、メダル検知装置200の外観正面図、図10は、メダル検知装置200の外観斜視図、図11は、メダル検知装置200のA−A線断面図、図12は、メダル検知装置200のB−B線断面図、図13は、セレクターブラケット220の四面図、図14は、前扉30の裏面へのメダルセレクター100の取り付けを示す斜視図、図15は、前扉30の裏面へメダルセレクター100を取り付けた状態を示す斜視図、図16は、前扉30の裏面へメダルセレクター100を取り付けた状態の断面図である。
(スロットマシン10)
図1および図2に示すように、本実施の形態に係るスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体20を備えている。また、筐体20の前面には、開口部を開閉可能に塞ぐ前扉30を備えている。また、前扉30の前面上部には、上パネル31が備えられ、また、前扉30の前面中央には、中パネル32が備えられ、また、前扉30の前面下部には、下パネル33が備えられている。また、上パネル31には、入賞となる図柄配列(入賞図柄配列)や、各役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数(配当)などが表示され、また、下パネル33には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。また、前扉30の前面における、中パネル32と下パネル33との間には、前方へ向けて突出する操作部34が設けられている。また、筐体20の内部には、3個の回転リール41を横並びに設けたリールユニット40が備えられている。また、各回転リール41の周囲には、複数種類の図柄が所定の配列で合計21個付されている。また、中パネル32のほぼ中央には、各回転リール41の周囲に付されている21個の図柄のうちの3個を遊技者に見せるための図柄表示窓45が設けられている。
また、リールユニット40は、各回転リール41の内側に、各回転リール41に付されている図柄を内側から照らすためのバックライトを備えている。つまり、このバックライトは、スロットマシン10の筐体20内部に備えられる、装飾用または報知用の発光部材である。
また、図柄表示窓45は、各回転リール41の前方に設けられており、3個すべての回転リール41の回転が停止した際には、縦3列横3行に配列した合計9個の図柄を表示可能に形成されている。
また、前扉30の前面の所定位置、より具体的には、操作部34の上面右側には、遊技を行うに際しメダルを投入するためのメダル投入口61が設けられている。また、操作部34の上面左側には、クレジットされているメダルをベットするためのベットスイッチ51が設けられ、また、操作部34の前面右側には、クレジットされているメダルを返却するためのキャンセルスイッチ52が設けられ、また、操作部34の前面左側には、回転リール41の回転を開始させるためのスタートスイッチ53が設けられ、また、操作部34の前面中央には、回転リール41の回転を停止させるための3個のストップスイッチ54が横並びに設けられている。
また、前扉30の下部中央には、前扉30を前後に貫通するようにして、メダルを払い出すためのメダル払出口62が設けられ、また、メダル払出口62の下方には、メダル払出口62から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿63が設けられている。
また、前扉30の裏面における、メダル投入口61に対応する位置、より具体的には、メダル投入口61の後下方に相当する位置には、メダル投入口61に投入されたメダルが所定の規格に適合するものか否かなどの選別を行うためのメダルセレクター100が取り付けられている。
また、前扉30の裏面における、メダルセレクター100とメダル払出口62との間に相当する位置には、メダルセレクター100のキャンセル口120から排出されたメダルをメダル払出口62へ誘導するためのメダルシュート部材64が設けられている。
また、筐体20の内部には、スロットマシン10を制御するための制御装置や、メダルを払い出すためのホッパーユニットや、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットなどが備えられている。
(メダル投入口61)
メダル投入口61は、遊技を行うに際しメダルを投入するところであって、前扉30の前面の所定位置、より具体的には、図1に示すように、操作部34の上面右側に設けられている。
(メダルセレクター100)
メダルセレクター100は、メダル投入口61から投入されたメダルが所定の規格に適合するものか否かなどの処理を行うためのものであって、前扉30の裏面におけるメダル投入口61に対応する位置、より具体的には、図2、図14および図15に示すように、前扉30の裏面におけるメダル投入口61の後下方に相当する位置に取り付けられている。
また、図3ないし図7に示すように、メダルセレクター100は、第1部材110と、第1部材110の一方の面に沿うように設けられている第2部材130とを備えている。
また、メダルセレクター100の上部には、メダル投入口61から投入されたメダルを受け入れるためのメダル受入口112が設けられ、また、第1部材110と第2部材130との間には、メダル投入口61から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路170が形成され、また、メダルセレクター100の側部には、メダル通路170を通過したメダルを排出するためのメダル排出板113が設けられている。
また、第1部材110におけるメダル通路170に対応する位置には、メダルを排出可能に開口するキャンセル口120が設けられている。
また、キャンセル口120が設けられている位置には、メダル通路170を通るメダルの通過を検知するためのメダル検知装置200が設けられている。
また、メダル検知装置200は、発光部と、発光部から発せられた光を受けるための受光部を備え、発光部から受光部へ至る光路がメダル通路170と交差し、受光部の受光状態によってメダルの通過を検知するように形成されているとともに、受光部がメダル通路170を挟んでキャンセル口120と対向する位置においてキャンセル口120側を向くように配置されている。
そして、メダルセレクター100は、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、前扉30の裏面に取り付けられている。
以下、前扉30の裏面に向き合う者から見て右側を「右側」とし、前扉30の裏面に向き合う者から見て左側を「左側」として、本実施の形態に係るメダルセレクター100について説明する。
(第1部材110)
第1部材110は、メダルセレクター100の基盤となるものである。
また、図6および図7に示すように、第1部材110は、第1基部111と、第1基部111の上部であってメダル通路170の入口に相当する位置に設けたメダル受入口112と、第1基部111の右側部であってメダル通路170の出口に相当する位置に設けたメダル排出板113と、第1基部111の左端に第1基部111に対して直角に設けた第1左側板114と、第1基部111の右端に第1基部111に対して直角に設けた第1右側板115とを有している。
また、第1部材110は、PBT樹脂を射出成形により一体成形してなる、光透過性のない黒色の部材である。つまり、第1基部111、メダル受入口112、メダル排出板113、第1左側板114および第1右側板115は、射出成形により一体成形されている。
また、第1部材110の一方の面に沿うように、第2部材130が設けられ、第1部材110と第2部材130との間に、メダル通路170が形成されるが、第1基部111における、第2部材130側の面には、メダル通路170の第1部材110側の側壁である、第1通路側壁116が形成されている。具体的には、第1部材110の一方の面は、第2部材130を取り付けるための取付面128とされ、この取付面128に沿うように、第2部材130が取り付けられる。そして、このようにして組み合わされた第1部材110と第2部材130との間に、メダル通路170が形成されるのである。
また、メダル通路170は、「く」の字あるいは「L」の字のように途中で屈曲した形状に形成され、メダル受入口112からほぼ鉛直下方へ向かう鉛直通路171と、鉛直通路171の下端から緩やかに下り傾斜してメダル排出板113まで至る傾斜通路172とからなるが、第1通路側壁116についても、鉛直通路171の第1部材110側の側壁である第1鉛直側壁117と、傾斜通路172の第1部材110側の側壁である第1傾斜側壁118とからなる。
また、第1通路側壁116には、つまり、第1鉛直側壁117および第1傾斜側壁118には、メダルの進行方向に沿うようにして、複数本の案内溝119が形成されている。これらの案内溝119は、メダル通路170を通るメダルと、第1通路側壁116との接触面積を小さくして、メダル通過時における接触抵抗を抑えるためのものである。
また、第1基部111の所定位置には、第1部材110をセレクターブラケット220に対して固定するための固定用ネジ孔127が設けられている。
(キャンセル口120)
キャンセル口120は、所定の規格よりも直径が小さいメダルや、メダル投入不可に設定されているときに投入されたメダルを排出可能に形成された開口部であって、図3、図6および図7に示すように、第1基部111における、つまり、第1部材110における、メダル通路170に対応する位置に設けられるものである。
所定の規格よりも直径が小さいメダルや、メダル投入不可に設定されているときに投入されたメダルは、キャンセル口120を通過することにより第1部材110を通過し、メダルシュート部材64側へ落下する。
また、キャンセル口120は、メダル通路170の途中における、メダル検知装置200およびメダル返却装置190に対応する位置に設けられるものである。逆に言えば、メダル検知装置200およびメダル返却装置190は、メダル通路170の途中における、キャンセル口120に対応する位置に設けられるものである。
また、キャンセル口120は、メダルを排出可能なように、メダルの直径よりも大きな開口寸法を有するように形成されている。
また、キャンセル口120の下端縁は、メダル通路170を通るメダルの下部側面を支持するため、メダル通路170の底面(第2部材130に取り付けられた底板部材139の上面)より高くなっている。そして、メダル通路170の底面からキャンセル口120の下端縁までの高さは、メダル返却装置190が作動状態のときには、所定の規格に適合したメダルが、キャンセル口120から落下しないものの、メダル返却装置190が未作動状態のときには、所定の規格に適合したメダルが、キャンセル口120から落下する程度となっている。
なお、図6に示すように、キャンセル口120の上流側の縁には、キャンセル口120から排出されたメダルがメダルシュート部材64の入口からこぼれにくくするための、ガイド片121が設けられている。また、ガイド片121は、キャンセル口120の上流側において、下端縁から側端縁にかけて形成された、「し」の字あるいは「J」の字のように湾曲した形状の突起であり、第2部材130とは反対方向へ向けて突出するものである。
また、図6および図7に示すように、キャンセル口120は、メダル返却装置190の可動ガイド部材191と第1部材110の第1基部111との接触を避けるため、可動ガイド部材191に対応する位置に、ガイド逃げ部122を有している。つまり、ガイド逃げ部122は、メダル返却装置190の可動ガイド部材191と第1部材110の第1基部111との接触を回避するために、可動ガイド部材191に対応する位置において、キャンセル口120の開口領域を拡大したものである。
また、図6および図7に示すように、キャンセル口120は、メダル検知装置200の上部先端部209と第1部材110の第1基部111との接触を避けるため、上部先端部209に対応する位置に、センサー逃げ部123を有している。つまり、センサー逃げ部123は、メダル検知装置200の上部先端部209と第1部材110の第1基部111との接触を回避するために、上部先端部209に対応する位置において、キャンセル口120の開口領域を拡大したものである。また、センサー逃げ部123は、ガイド逃げ部122と連続するように形成されている。
また、図6に示すように、センサー逃げ部123の縁には、センサーカバー124が設けられている。また、センサーカバー124は、メダル検知装置200に外乱光が入らないようにするために、メダル検知装置200の上部先端部209の上面および3方の側面を覆うように形成されており、第2部材130とは反対方向へ向けて突出するものである。
(メダル受入口112)
メダル受入口112は、メダル投入口61から投入されたメダルを受け入れるためのものであって、図3ないし図7に示すように、第1基部111の上部におけるメダル通路170の入口に相当する位置に設けられている。
また、メダル受入口112は、ほぼ四角筒状に形成されており、所定の規格に適合したメダルがその内部を1枚のみ通過可能なように、所定の規格に適合したメダルの直径および厚さよりもわずかに大きい内寸法を有するようにしてある。
また、メダル受入口112は、上述したように、第1基部111などと一体的に形成されている。
また、メダル受入口112の内周面には、メダルの進行方向に沿うようにして、複数本の案内溝119が形成されている。これらの案内溝119は、メダル受入口112を通るメダルと、メダル受入口112の内周面との接触面積を小さくして、メダル通過時における接触抵抗を抑えるためのものである。
(メダル排出板113)
メダル排出板113は、メダル通路170を通過したメダルをホッパーユニット方向へ向けて排出するためのものであって、図3ないし図7に示すように、第1基部111の右側部におけるメダル通路170の出口に相当する位置に設けられている。
また、メダル排出板113は、メダル通路170の延長線上に設けられており、メダル通路170を通過したメダルをホッパーユニット方向へ向けて円滑に方向転換させるように、滑らかに湾曲した形状に形成されている。
また、メダル排出板113は、上述したように、第1基部111などと一体的に形成されている。
また、メダル排出板113における、メダルが接触する側の面には、メダルの進行方向に沿うようにして、複数本の案内溝119が形成されている。これらの案内溝119は、メダルとメダル排出板113との接触面積を小さくして、メダル通過時における接触抵抗を抑えるためのものである。
(第1左側板114)
第1左側板114は、第1基部111の左端に、第1基部111に対して直角に設けられるものである。
また、図6に示すように、第1左側板114における、第1基部111とは反対側の面には、第1基部111とは反対側へ向けて突出する円柱状の2つの左側取付ピン125が所定間隔を空けて設けられている。これらの左側取付ピン125は、前扉30の裏面に固定されるセレクターブラケット220に、第1基部111を取り付けるためのものである。
(第1右側板115)
第1右側板115は、第1基部111の右端に、第1基部111に対して直角に設けられるものである。
また、図7に示すように、第1右側板115における、第1基部111とは反対側の面には、第1基部111とは反対側へ向けて突出する円柱状の2つの右側取付ピン126が所定間隔を空けて設けられている。これらの右側取付ピン126は、前扉30の裏面に固定されるセレクターブラケット220に、第1基部111を取り付けるためのものである。
(第2部材130)
第2部材130は、第1部材110の一方の面に沿うように設けられるものである。
また、図6および図7に示すように、第2部材130は、第2基部131と、第2基部131の上端に第2基部131に対して直角に設けた上側板132と、第2基部131の下端に第2基部131に対して直角に設けた下側板133と、第2基部131の左端に第2基部131に対して直角に設けた第2左側板134と、第2基部131の右端に第2基部131に対して直角に設けた第2右側板135とを有している。
また、第2部材130は、PBT樹脂を射出成形により一体成形してなる、光透過性のない黒色の部材である。つまり、第2基部131、上側板132、下側板133、第2左側板134および第2右側板135は、射出成形により一体成形されている。
また、第1部材110の一方の面に沿うように、第2部材130が設けられ、第1部材110と第2部材130との間に、メダル通路170が形成されるが、第2基部131における、第1部材110側の面には、メダル通路170の第2部材130側の側壁である、第2通路側壁136が形成されている。
また、メダル通路170は、「く」の字あるいは「L」の字のように途中で屈曲した形状に形成され、メダル受入口112からほぼ鉛直下方へ向かう鉛直通路171と、鉛直通路171の下端から緩やかに下り傾斜してメダル排出板113まで至る傾斜通路172とからなるが、第2通路側壁136についても、鉛直通路171の第2部材130側の側壁である第2鉛直側壁137と、傾斜通路172の第2部材130側の側壁である第2傾斜側壁138とからなる。
また、第2通路側壁136には、つまり、第2鉛直側壁137および第2傾斜側壁138には、メダルの進行方向に沿うようにして、複数本の案内溝119が形成されている。これらの案内溝119は、メダル通路170を通るメダルと、第2通路側壁136との接触面積を小さくして、メダル通過時における接触抵抗を抑えるためのものである。
また、図6に示すように、第2基部131における、メダル通路170の下側に相当する位置には、メダル通路170の底面を構成する底板部材139が取り付けられている。つまり、底板部材139は、メダル通路170を通るメダルの下面を支持するためのものである。また、底板部材139は、メダル通路170の下側に沿うような長細い形状に形成されている。また、メダルの通過によって磨耗しないようにするため、底板部材139には、高耐磨耗性を有する金属を用いている。
また、図6に示すように、第2基部131における、メダル通路170の下側付近に相当する位置には、傾倒許容溝140が形成されている。傾倒許容溝140は、メダルがキャンセル口120から排出される際にメダルが傾倒するのを容易にするためのものであって、底板部材139の上面に沿うように形成されている。
また、図6に示すように、第2鉛直側壁137には、検知用開口部141が設けられている。検知用開口部141は、受入検知装置180の受入検知片181を出没させるための開口部である。受入検知装置180については、下記の「受入検知装置180」のところで説明する。
また、図6に示すように、第2傾斜側壁138のほぼ中央位置には、排出用開口部142が設けられ、排出用開口部142の上方に相当する位置には、ガイド用開口部143が設けられている。また、排出用開口部142は、メダル返却装置190の排出突起を出没させるための開口部である。また、ガイド用開口部143は、メダル返却装置190の可動ガイド部材191をメダル通路170の上側に位置させるための開口部である。メダル返却装置190については、下記の「メダル返却装置190」のところで説明する。
また、図6に示すように、第2傾斜側壁138における、排出用開口部142よりも下流側には、透光用開口部144が設けられ、透光用開口部144の上方に相当する位置には、センサー用開口部145が設けられている。また、透光用開口部144は、メダル検知装置200の透光窓部210をメダル通路170側へ向けて露出させるための開口部である。また、センサー用開口部145は、メダル検知装置200の上部先端部209を挿通させるための開口部である。メダル検知装置200については、下記の「メダル検知装置200」のところで説明する。
(第2左側板134)
第2左側板134は、第2基部131の左端に、第2基部131に対して直角に設けられるものである。
また、第2左側板134には、受入検知装置180を取り付けるための種々の孔が設けられている。
(第2右側板135)
第2右側板135は、第2基部131の右端に、第2基部131に対して直角に設けられるものである。
また、第2右側板135には、第2部材130を第1部材110に組み付けるための構造物が設けられている。詳しくは、下記の「第1部材110と第2部材130との組み付け」のところで説明する。
(下側板133)
下側板133は、第2基部131の下端に、第2基部131に対して直角に設けられるものである。
また、下側板133には、第2部材130を第1部材110にロックするための構造物が設けられている。詳しくは、下記の「第2部材130の第1部材110へのロック」のところで説明する。
(上側板132)
上側板132は、第2基部131の上端に、第2基部131に対して直角に設けられるものである。
また、上側板132には、メダル検知装置200に接続されたハーネスを保持するための、「コ」の字形の切欠部が設けられている。
(第1部材110と第2部材130との組み付け)
図4および図7に示すように、第2部材130の第2右側板135には、第2部材130を閉塞方向へ付勢するための連結バネ150が設けられている。この連結バネ150は、コイルスプリングからなる。また、この連結バネ150は、連結バネ150を支持する支持軸153に外装されるコイル部151と、コイル部151の中央部分から延設されている段付き係止部152とを有している。また、段付き係止部152は、「く」の字のように屈曲した形状に形成されている。また、連結バネ150の両端は、第2部材130の第2右側板135に係止されている。具体的には、第2部材130の第2右側板135には、支持軸153が取り付けられる上下一対の軸支板154と、連結バネ150の回転方向(ねじれ方向)および軸方向(上下方向)の双方の移動を規制するバネ係止部155とが設けられている。また、軸支板154には、支持軸153を保持するための軸保持孔が設けられ、支持軸153は、上下の端部を軸保持孔に挿入されることにより、第2部材130の第2右側板135に取り付けられる。そして、この支持軸153に、連結バネ150が外装される。また、連結バネ150の両端は、バネ係止部155に係止されることにより、回転方向(ねじれ方向)および軸方向(上下方向)の双方の移動を規制される。
一方、第1部材110の第1基部111には、連結バネ150の段付き係止部152を挿通するためのバネ用開口部156が設けられている。また、バネ用開口部156が設けられている位置は、第1部材110と第2部材130とを対向させたときに、連結バネ150の段付き係止部152に対応する位置である。また、第1基部111の第2部材130側の面における、バネ用開口部156に隣接する位置には、連結バネ150の段付き係止部152を案内するための案内傾斜部157が設けられ、また、第1基部111の第2部材130とは反対側の面における、バネ用開口部156に隣接する位置には、連結バネ150の段付き係止部152が係止される係止用凸部158が設けられている。
そして、第2部材130の第1部材110への組み付けは、第1部材110と第2部材130とを対向させ、連結バネ150の付勢に抗して、連結バネ150の段付き係止部152をバネ用開口部156に挿通させることにより行う。連結バネ150の段付き係止部152をバネ用開口部156に挿通させると、段付き係止部152が係止用凸部158に係止される。これにより、第1部材110と第2部材130とが一体化される。つまり、第2部材130の第1部材110への組み付けは、ワンタッチで行うことができる。
また、第1部材110と第2部材130とが組み付けられた状態では、第2部材130は、連結バネ150を中心にして、第1部材110に対して回動可能となる。つまり、第2部材130は、第1部材110に対して開閉可能に組み付けられることとなる。
また、連結バネ150の付勢に抗して、係止用凸部158から段付き係止部152を外すと、第1部材110から第2部材130を取り外すことができる。つまり、第1部材110からの第2部材130の取り外しも、ワンタッチで行うことができる。
(第2部材130の第1部材110へのロック)
上述したように、第2部材130は第1部材110に対して開閉可能に組み付けられるが、第1部材110の一方の面に第2部材130が沿った状態で、つまり、第2部材130が第1部材110に対して閉じた状態で、第1部材110と第2部材130とをロックできるようにしてある。
図6および図7に示すように、第1部材110の第1基部111の下端に沿って、第1ロック部160が設けられている。また、第1ロック部160は、第1部材110の第1基部111の下端から下方へ向けて突出する平板状の第1ロック基部161と、第1ロック基部161の下端に第1ロック基部161に対して直角に設けた第1ロックレール部162とを有している。これにより、第1ロック部160は、断面逆「T」字形に形成されている。
また、第1ロック部160には、第1ロックレール部162を両側から挟み込むようにして、ロック部材163が装着されている。また、ロック部材163は、第1ロック部160に沿って左右にスライド移動可能とされている。また、ロック部材163が第1ロック部160の一方側に移動したときの位置が、第1部材110と第2部材130とをロックするロック位置であり、一方、ロック部材163が第1ロック部160の他方側に移動したときの位置が、第1部材110に対する第2部材130のロックを解除する解除位置である。つまり、第1ロック部160の一方側がロック位置とされ、第1ロック部160の他方側(ロック位置とは反対側)が解除位置とされている。そして、ロック部材163は、ロック位置と解除位置との間を、第1ロック部160に沿ってスライド移動する。
また、第1ロック部160の両端には、第1ロック部160に沿ってスライド移動するロック部材163が第1ロック部160から脱落しないようにするためのストッパーがそれぞれ設けられている。
また、第1ロック基部161におけるロック位置側の端部付近には、ロック部材163をロック位置で係止するためのロック保持突起169aが設けられ、また、第1ロック基部161における解除位置側の端部付近には、ロック部材163を解除位置で係止するための解除保持突起169bが設けられている。また、ロック部材163には、ロック位置でロック保持突起169aと係合するロック保持凹部169cと、解除位置で解除保持突起169bと係合する解除保持凹部169dとが設けられている。これにより、ロック部材163は、ロック位置や解除位置に仮止めされるようになっている。
また、第1ロックレール部162は、ロック位置付近に切欠部を有し、この切欠部は、第1部材110に対して第2部材130が閉じた状態で第2ロック部165が収まる第2ロック収納部164とされている。
一方、第2部材130の下側板133における、ロック位置に対応する位置には、第2ロック部165が設けられている。また、第2ロック部165は、第2部材130の下側板133の下面から下方へ向けて突出する平板状の第2ロック基部166と、第2ロック基部166の下端に第2ロック基部166に対して直角に設けた第2ロックレール部167とを有している。これにより、第2ロック部165は、断面「L」字形に形成されている。
そして、ロック部材163を解除位置へ移動させた状態で、第1部材110に対して第2部材130を閉じると、第2ロック部165が第2ロック収納部164に収まる。この状態で、ロック部材163をロック位置へ移動させると、ロック部材163が第1ロック部160と第2ロック部165とを両側から挟み込むような状態になり、第1部材110に対して第2部材130が閉じた状態でロックされることとなる。
また、第2部材130の下側板133における、第2ロック部165の付近には、開閉取手片168が設けられている。開閉取手片168は、第1部材110に対して第2部材130を開閉するときに、作業者が把持するためのものである。また、開閉取手片168は、第2ロック部165から見て、第1部材110とは反対側の位置に設けられている。また、開閉取手片168は、第2ロック部165とほぼ平行に設けられている。そして、ロック部材163がロック位置へ移動し、第1部材110と第2部材130とをロックした状態では、第2ロック部165と開閉取手片168との間隙を、ロック部材163が塞ぐ。これにより、ロック部材163が第1部材110と第2部材130とをロックした状態では、開閉取手片168をつまむことができないようになっている。
(メダル通路170)
メダル通路170は、メダル受入口112から受け入れたメダルを一定方向へ誘導するためのもの、つまり、メダル投入口61から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのものであって、第1部材110と第2部材130との間に形成されるものである。
また、メダル通路170は、「く」の字あるいは「L」の字のように途中で屈曲した形状に形成されており、メダル受入口112からほぼ鉛直下方へ向かう鉛直通路171と、鉛直通路171の下端から緩やかに下り傾斜してメダル排出板113まで至る傾斜通路172とからなる。
(受入検知装置180)
受入検知装置180は、メダル受入口112付近に設けられるものであり、メダル受入口112から受け入れたメダルを検知するためのものである。
また、図6および図7に示すように、受入検知装置180は、検知用開口部141を介してメダル通路170へ向けて突出したりメダル通路170から退避したりする受入検知片181と、受入検知片181の揺動を検知することによりメダル受入口112からのメダルの受け入れを検知するための図示しない受入検知センサーとを備えている。
また、受入検知片181は、図示しないが、回動軸に軸支される軸受部と、軸受部から一方へ向けて突出する検知部と、軸受部から検知部とは反対側へ向けて突出するアーム部とを有している。また、受入検知片181は、回動軸に外装されたコイルバネの付勢力によって、常態では、検知部がメダル通路170へ向けて突出するようにしてある。そして、メダルの通過時には、メダルがコイルバネに抗して検知部を検知用開口部141内に押し込むようにして、軸受部を中心に受入検知片181を回動させる。この回動に伴い、アーム部も変位することとなる。
また、受入検知センサーは、発光部と、発光部から発せられた光を受けるための受光部とを備えた光センサーを用いて構成されている。常態では、発光部と受光部との間に、受入検知片181のアーム部が位置するようにしてある。これにより、常態では、発光部から発せられた光は、受光部には届かないようにしてある。一方、メダルの通過時には、受入検知片181が回動することにより、発光部と受光部との間から、アーム部が退避する。これにより、メダルの通過時には、発光部から発せられた光が、受光部に届く。そして、発光部から発せられた光が受光部に届くと、メダルが通過した旨の検知を行う。
(メダル返却装置190)
メダル返却装置190は、メダル通路170を通るメダルをキャンセル口120から排出するためのものである。
また、図3ないし図8に示すように、メダル返却装置190は、第2部材130に対して回動可能に軸支されておりメダル通路170を通るメダルの上部側面を支持する位置と支持しない位置とに変位可能に形成されている可動ガイド部材191と、メダルの上部側面を支持しない位置へ可動ガイド部材191を付勢する可動ガイド付勢バネ192と、可動ガイド付勢バネ192の付勢力に抗してメダルの上部側面を支持する位置へ可動ガイド部材191を変位させるガイド駆動機構193とを備えている。
また、ガイド駆動機構193は、第2部材130に対して回動可能に軸支されており可動ガイド部材191を押圧する位置と押圧しない位置とに変位可能に形成されている傾動部材194と、可動ガイド部材191を押圧しない位置へ傾動部材194を付勢する傾動付勢バネ195と、傾動付勢バネ195の付勢力に抗して可動ガイド部材191を押圧する位置へ傾動部材194を変位させる電磁ソレノイド196とを備えている。
また、図8に示すように、傾動部材194が可動ガイド部材191を押圧すると、可動ガイド部材191は、可動ガイド付勢バネ192の付勢力に抗して、メダル通路170を通るメダルの上部側面を支持する位置へ変位し、一方、傾動部材194が可動ガイド部材191を押圧しないと、可動ガイド部材191は、可動ガイド付勢バネ192の付勢力によって、メダル通路170を通るメダルの上部側面を支持しない位置へ変位するようにしてある。そして、電磁ソレノイド196に通電した状態では、電磁ソレノイド196が傾動付勢バネ195の付勢力に抗して傾動部材194を吸引し、傾動部材194が可動ガイド部材191を押圧し、可動ガイド部材191がメダルの上部側面を支持する位置へと変位する。この状態では、所定の規格に適合したメダルは、キャンセル口120から排出されることなく、メダル通路170を通過する。一方、電磁ソレノイド196への通電をカットした状態では、電磁ソレノイド196は傾動部材194を吸引せず、傾動部材194が可動ガイド部材191を押圧することもないので、可動ガイド部材191がメダルの上部側面を支持しない位置へと変位する。この状態では、所定の規格に適合したメダルであっても、キャンセル口120から排出される。
また、電磁ソレノイド196は、第2部材130における、メダル通路170とは反対側の面に取り付けられるが、第2部材130における、電磁ソレノイド196の取付位置には、メダル通路170とは反対方向へ向けて突出するソレノイド取付突起が設けられており、電磁ソレノイド196は、ソレノイド取付突起に取り付けられている。これにより、第2部材130におけるメダル通路170とは反対側の面と、電磁ソレノイド196との間に、所定の間隙が形成されるようにしてある。これにより、電磁ソレノイド196への通電時において、電磁ソレノイド196の磁力がメダル通路170の側壁に及ぶことがなくなる。したがって、所定の規格よりも直径が小さい鉄製のメダル(小径メダル)がメダル通路170に進入しても、この小径メダルが磁力によってメダル通路170の側壁に引き付けられることがなく、ひいては小径メダルを取り込んでしまうという不都合を防止できる。これと同時に、通電により高温になる電磁ソレノイド196の冷却効率を高めることができ、ひいては電磁ソレノイド196の取付位置の熱変形を防止できる。
(メダル検知装置200)
メダル検知装置200は、メダル通路170を通るメダルの通過を検知するためのものであって、キャンセル口120が設けられている位置に設けられるものである。
また、メダル検知装置200は、発光部と、発光部から発せられた光を受けるための受光部を備え、発光部から受光部へ至る光路がメダル通路170と交差し、受光部の受光状態によってメダルの通過を検知するように形成されているとともに、受光部がメダル通路170を挟んでキャンセル口120と対向する位置においてキャンセル口120側を向くように配置されている。
より具体的には、図9ないし図12に示すように、メダル検知装置200は、メダルの進行方向に沿って上流側と下流側とに並設された第1メダル検知センサー201および第2メダル検知センサー204と、これらを収納する逆L字形のセンサーケース207とを備えている。また、第1メダル検知センサー201は、発光部としての第1発光部202と、第1発光部202から発せられた光を受ける受光部としての第1受光部203とを備えている。また、第2メダル検知センサー204は、発光部としての第2発光部205と、第2発光部205から発せられた光を受けるための受光部としての第2受光部206とを備えている。また、センサーケース207には、外部からの不適な光を遮断するように、不透明な樹脂材などの遮光素材が用いられている。また、センサーケース207は、ケース基部208と、ケース基部208の上端からケース基部208に対して直角方向へ突出する上部先端部209とを備えている。また、ケース基部208には、透光窓部210が設けられ、また、上部先端部209には、反射板211が設けられている。また、第1メダル検知センサー201は、ケース基部208内に第1発光部202が、上部先端部209内に第1受光部203が、それぞれ配置されている。そして、第1発光部202から発せられた光は、透光窓部210から一旦センサーケース207の外部に出た後、反射板211で反射されて、第1受光部203へ至るようにしてある。また、第2メダル検知センサー204は、第1メダル検知センサー201とは逆に、上部先端部209内に第2発光部205が、ケース基部208内に第2受光部206が、それぞれ配置されている。そして、第2発光部205から発せられた光は、反射板211で透光窓部210方向へ向けて反射され、センサーケース207の外部を通過した後に、透光窓部210からケース基部208内に入り、第2受光部206へ至るようにしてある。そして、メダル通路170を通過するメダルは、第1メダル検知センサー201および第2メダル検知センサー204の光路を横切るようにしてある。つまり、発光部から受光部へ至る光路がメダル通路170と交差するようにしてある。第1メダル検知センサー201および第2メダル検知センサー204ともに、発光部から発せられた光は、常態では、受光部まで至るようになっているが、メダル通路170を通過するメダルが発光部と受光部との間を通過するときには、受光部まで届かなくなる。そして、受光部に光が届かなくなると、メダルが通過した旨の検知を行う。つまり、受光部の受光状態によって、メダルの通過を検知する。また、第1メダル検知センサー201の光路が先に遮られ、その後に第2メダル検知センサー204の光路が遮られれば、メダルの進行方向は正常であるが、第2メダル検知センサー204の光路が先に遮られ、その後に第1メダル検知センサー201の光路が遮られると、メダルの進行方向は異常である。このように、メダル検知装置200は、第1メダル検知センサー201および第2メダル検知センサー204を備えることにより、メダルが通過した旨のみならず、メダルの進行方向をも検知可能にしている。
また、メダル検知装置200は、第2部材130における、メダル通路170とは反対側の面に取り付けられるが、このとき、透光窓部210を透光用開口部144からメダル通路170側へ向けて露出させ、また、上部先端部209をセンサー用開口部145からメダル通路170側へ突出させるようにしている。このため、第2メダル検知センサー204については、受光部がメダル通路170を挟んでキャンセル口120と対向する位置においてキャンセル口120側を向くように配置されているものとなる。
また、メダル検知装置200を第2部材130に取り付けるに際し、第2部材130におけるメダル通路170とは反対側の面と、センサーケース207の透光窓部210を設けた面とが隙間なく密着するようにしている。これにより、第2部材130におけるメダル通路170とは反対側からメダル検知装置200の透光窓部210に外乱光が進入することがない。
(メダルセレクター100の前扉30裏面への取り付け)
メダルセレクター100は、セレクターブラケット220を介して、前扉30の裏面に取り付けられる。
また、図13に示すように、セレクターブラケット220は、メダルセレクター100を前扉30の裏面に取り付けるためのものであって、四角枠型に形成されているブラケット本体221と、ブラケット本体221の左側部を折り曲げて形成した左側セレクタ取付板222と、ブラケット本体221の右側部を折り曲げて形成した右側セレクタ取付板223と、ブラケット本体221の上部を折り曲げて形成した上側扉取付板224と、ブラケット本体221の下部を折り曲げて形成した下側扉取付板225とを有している。
また、ブラケット本体221は、四角枠型に形成されており、その中央の開口部は、メダルセレクター100のキャンセル口120よりも大きく形成されている。
また、右側セレクタ取付板223および左側セレクタ取付板222は、メダルセレクター100をセレクターブラケット220に取り付けるためのものである。
また、上側扉取付板224および下側扉取付板225は、セレクターブラケット220を前扉30の裏面に取り付けるためのものであって、図13に示すように、ブラケット本体221に対して所定角度A(155度)を成すようにしてある。これにより、上側扉取付板224および下側扉取付板225を前扉30の裏面に取り付けると、ブラケット本体221が前扉30の裏面に対して所定角度(25度)傾斜する。
そして、図14ないし図16に示すように、キャンセル口120をブラケット本体221の中央の開口部内に位置させるようにして、メダルセレクター100を右側セレクタ取付板223および左側セレクタ取付板222に取り付けると、キャンセル口120を下向きにするように傾斜して、前扉30の裏面にメダルセレクター100が取り付けられることとなる。
具体的には、上述したように、第1部材110は、第1基部111の左端に、第1左側板114を備えるとともに、第1基部111の右端に、第1右側板115を備えている。また、第1左側板114における、第1基部111とは反対側の面には、第1基部111とは反対側へ向けて突出する円柱状の2つの左側取付ピン125が所定間隔を空けて設けられている。また、第1右側板115における、第1基部111とは反対側の面には、第1基部111とは反対側へ向けて突出する円柱状の2つの右側取付ピン126が所定間隔を空けて設けられている。
また、上述したように、セレクターブラケット220は、ブラケット本体221の左側に、左側セレクタ取付板222を有するとともに、ブラケット本体221の右側に、右側セレクタ取付板223を有している。また、左側セレクタ取付板222には、「L」字形の2つの左側係合溝226が所定間隔を空けて設けられている。これら2つの左側係合溝226は、左側取付ピン125を係合させるためのものであって、その間隔は、2つの左側取付ピン125の間隔に等しい。また、これら2つの左側係合溝226は、左側取付ピン125を進入させることが可能なように、背面側が開放されている。つまり、これら2つの左側係合溝226は、背面側の開放端部から、左側取付ピン125を受入可能としている。また、右側セレクタ取付板223には、「L」字形の2つの右側係合溝227が所定間隔を空けて設けられている。これら2つの右側係合溝227は、右側取付ピン126を係合させるためのものであって、その間隔は、2つの右側取付ピン126の間隔に等しい。また、これら2つの右側係合溝227は、右側取付ピン126を進入させることが可能なように、背面側が開放されている。つまり、これら2つの右側係合溝227は、背面側の開放端部から、右側取付ピン126を受入可能としている。そして、各左側取付ピン125を各左側係合溝226にそれぞれ係合させるとともに、各右側取付ピン126を各右側係合溝227にそれぞれ係合させると、メダルセレクター100が、セレクターブラケット220を介して、前扉30の裏面に取り付けられる。このとき、メダルセレクター100は、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、前扉30の裏面に取り付けられることとなる。
(作用・効果)
本実施の形態に係るスロットマシン10は、筐体20内部に装飾用または報知用の発光部材が設けられているとともに、受光部がメダル通路170を挟んでキャンセル口120と対向する位置にキャンセル口120側を向くように配置されているが、キャンセル口120を設けた第1部材110が、前扉30の裏面側を向くようにして、メダルセレクター100を前扉30の裏面に取り付けられていることから、メダル検知装置200の検知領域に対するアクセスが困難であり、不正行為に対して強い上に、メダル検知装置200の検知領域への外乱光の侵入防止が図られ、汎用の光学式メダル検知センサーを用いてもメダルの通過を正確に検知できるのである。
本発明の実施の形態に係るスロットマシンの外観正面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの前扉を開放した状態の外観斜視図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダルセレクターの外観正面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダルセレクターの外観背面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダルセレクターの外観斜視図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダルセレクターの分解斜視図(正面側) 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダルセレクターの分解斜視図(背面側) 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダルセレクターの動作説明図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダル検知装置の外観正面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダル検知装置の外観斜視図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダル検知装置のA−A線断面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのメダル検知装置のB−B線断面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンのセレクターブラケットの四面図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの前扉の裏面へのメダルセレクターの取り付けを示す斜視図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの前扉の裏面へメダルセレクターを取り付けた状態を示す斜視図 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの前扉の裏面へメダルセレクターを取り付けた状態の断面図
符号の説明
10 スロットマシン 20 筐体
30 前扉 31 上パネル
32 中パネル 33 下パネル
34 操作部 40 リールユニット
41 回転リール 45 図柄表示窓
51 ベットスイッチ 52 キャンセルスイッチ
53 スタートスイッチ 54 ストップスイッチ
61 メダル投入口 62 メダル払出口
63 メダル受け皿 64 メダルシュート部材
100 メダルセレクター 110 第1部材
111 第1基部 112 メダル受入口
113 メダル排出板 114 第1左側板
115 第1右側板 116 第1通路側壁
117 第1鉛直側壁 118 第1傾斜側壁
119 案内溝 120 キャンセル口
121 ガイド片 122 ガイド逃げ部
123 センサー逃げ部 124 センサーカバー
125 左側取付ピン 126 右側取付ピン
127 固定用ネジ孔 128 取付面
130 第2部材 131 第2基部
132 上側板 133 下側板
134 第2左側板 135 第2右側板
136 第2通路側壁 137 第2鉛直側壁
138 第2傾斜側壁 139 底板部材
140 傾倒許容溝 141 検知用開口部
142 排出用開口部 143 ガイド用開口部
144 透光用開口部 145 センサー用開口部
150 連結バネ 151 コイル部
152 段付き係止部 153 支持軸
154 軸支板 155 バネ係止部
156 バネ用開口部 157 案内傾斜部
158 係止用凸部 160 第1ロック部
161 第1ロック基部 162 第1ロックレール部
163 ロック部材 164 第2ロック収納部
165 第2ロック部 166 第2ロック基部
167 第2ロックレール部 168 開閉取手片
169a ロック保持突起 169b 解除保持突起
169c ロック保持凹部 169d 解除保持凹部
170 メダル通路 171 鉛直通路
172 傾斜通路 180 受入検知装置
181 受入検知片 190 メダル返却装置
191 可動ガイド部材 192 可動ガイド付勢バネ
193 ガイド駆動機構 194 傾動部材
195 傾動付勢バネ 196 電磁ソレノイド
200 メダル検知装置 201 第1メダル検知センサー
202 第1発光部 203 第1受光部
204 第2メダル検知センサー 205 第2発光部
206 第2受光部 207 センサーケース
208 ケース基部 209 上部先端部
210 透光窓部 211 反射板
220 セレクターブラケット 221 ブラケット本体
222 左側セレクタ取付板 223 右側セレクタ取付板
224 上側扉取付板 225 下側扉取付板
226 左側係合溝 227 右側係合溝

Claims (2)

  1. 前面に開口部を有する筐体と、筐体前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉と、前扉の前面の所定位置に設けられているメダル投入口と、前扉の裏面におけるメダル投入口に対応する位置に取り付けられているメダルセレクターと、前扉の下部の所定位置を貫通するメダル払出口とを備え、
    メダルセレクターは、第1部材と、第1部材の一方の面に沿うように設けられている第2部材とを備え、
    第1部材と第2部材との間には、メダル投入口から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路が形成され、
    第1部材におけるメダル通路に対応する位置には、メダルを排出可能に開口するキャンセル口が設けられ、
    キャンセル口が設けられている位置には、メダル通路を通るメダルの通過を検知するためのメダル検知装置が設けられ、
    前扉の裏面におけるメダルセレクターとメダル払出口との間に相当する位置には、キャンセル口から排出されたメダルをメダル払出口へ誘導するためのメダルシュート部材が設けられ、
    キャンセル口を設けた第1部材が、前扉の裏面側を向くようにして、メダルセレクターが前扉の裏面に取り付けられていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前面に開口部を有する筐体と、筐体前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉と、前扉の前面の所定位置に設けられているメダル投入口と、前扉の裏面におけるメダル投入口に対応する位置に取り付けられているメダルセレクターと、前扉の下部の所定位置を貫通するメダル払出口と、筐体内部に設けられている装飾用または報知用の発光部材とを備え、
    メダルセレクターは、第1部材と、第1部材の一方の面に沿うように設けられている第2部材とを備え、
    第1部材と第2部材との間には、メダル投入口から投入されたメダルを一定方向へ誘導するためのメダル通路が形成され、
    第1部材におけるメダル通路に対応する位置には、メダルを排出可能に開口するキャンセル口が設けられ、
    キャンセル口が設けられている位置には、メダル通路を通るメダルの通過を検知するためのメダル検知装置が設けられ、
    メダル検知装置は、発光部と、発光部から発せられた光を受けるための受光部を備え、発光部から受光部へ至る光路がメダル通路と交差し、受光部の受光状態によってメダルの通過を検知するように形成されているとともに、受光部がメダル通路を挟んでキャンセル口と対向する位置においてキャンセル口側を向くように配置され、
    前扉の裏面におけるメダルセレクターとメダル払出口との間に相当する位置には、キャンセル口から排出されたメダルをメダル払出口へ誘導するためのメダルシュート部材が設けられ、
    キャンセル口を設けた第1部材が、前扉の裏面側を向くようにして、メダルセレクターが前扉の裏面に取り付けられていることを特徴とするスロットマシン。
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