JP5187953B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、メダルを使用して遊技が実行されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
従来、遊技場に設置して使用される回胴式遊技機としてスロットマシンが知られている。
一般的なスロットマシンは、前扉に形成された透明な表示窓を通して筐体内の3列のリールが目視される。各リールの周面には複数種類の図柄が配列されて描かれており、リールを回転させることで遊技の入賞又はハズレに係る図柄が変動表示される。また、スロットマシンには、遊技媒体(メダル)が投入されるメダル投入口と、メダル投入口から投入されたメダルを貯留するクレジット手段と、貯留されているメダルから所定枚数のメダルを賭けてゲームを準備するためのベットボタンと、リールを一斉に回転させるスタートレバーと、回転する各リールを個別に停止させるためのストップボタンが設けられている。前記ベットボタンが押圧操作され、前記スタートレバーが傾倒操作されて回転を開始した前記リールは、前記ストップボタンの押圧操作を契機にそれぞれ制動されて停止する。そして、スロットマシンは、各リールが表示する図柄の組合せが有効ライン上に揃うと入賞が確定し、入賞図柄の組合せに応じた数のメダルを配当する。
また、一般的なスロットマシンには、例えば特許文献1に記載されているように、メダル投入口からメダル通路に投入されたメダルの適否を判別し、遊技機内のメダルタンクへの投入と遊技機外への排出とに振り分けるメダル選別装置(メダルセレクター)が設けられている。このメダル選別装置は、メダル通路を通過するメダルを検出するメダルセンサとして、光学センサ(フォトセンサ)を内蔵している。そして、このメダル選別装置は、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、前記光学センサがこのメダルを検出することによって、当該光学センサがメダル投入の受け付けを示す信号をスロットマシンの主制御基板へ送出する。スロットマシンの主制御基板は、メダル投入の受け付けを示す信号によって内部に貯留するメダル(クレジット)を増加させる。
ところで、日本国内でのスロットマシンの遊技には、地域や遊技者の好みに応じて、直径が30mmのメダル(以下、大径メダルという。)が用いられる場合と、直径が25mmのメダル(以下、小径メダルという。)が用いられる場合がある。
一方、近年、遊技施設では、貸メダル料金を下げる低貸メダル営業の店が増えてきている。ここで、低貸メダル営業を行う場合には、遊技施設全体を低貸メダル営業するのではなく、コーナーを区切って、遊技料金に差を設けている場合が多い。遊技料金に差を設けた場合には、前記コーナー間でメダルが移動されてしまうと、実際の遊技料金と異なる遊技料金で遊技が行われるという問題があるとともに、遊技メダルの数量に貸メダル料金を乗じた金額と等価の物品を提供することを求める「等価交換の原則」に違反することとなるので問題が多かった。このような問題を解決する方法として、第1の貸メダル料金のコーナーに大径メダル用のスロットマシンのみ配置して大径メダルのみで遊技を行わせ、第2の貸メダル料金のコーナーに小径メダル用のスロットマシンのみ配置して小径メダルのみで遊技を行わせることが考えられている。
一方、従来から用いられているスロットマシンのメダルセレクタは、大径メダルの選別のみ、或いは小径メダルの選別のみが可能であった。したがって、遊技機メーカーは、小径メダル用のスロットマシンと大径メダル用のスロットマシンとを別個に製造していた。このため、遊技機メーカーにとっては、これらのスロットマシンの作り分けが面倒であるという問題があった。
このことに対応して、例えば特許文献2には、大径メダル及び小径メダルの何れを使用しても遊技が行える遊技機の技術が開示されている。
特開平7−8600号公報 特開2006−238996号公報
ところで、従来の大径メダル及び小径メダルの何れを使用しても遊技が行える遊技機の技術では、メダル投入口から投入されたメダルを流下させる受入れ通路を小径メダル用の通路と前記大径メダル用の通路に分岐させるとともに、大径メダル用の通路の下流に大径メダル用のメダルセレクタ(メダル選別装置)を設け、小径メダル用の通路の下流に小径メダル用のメダルセレクタを設けているため大径メダルと小径メダルに対して専用のメダルセンサ(メダル選別装置)を設けるとともにこれら専用のメダルセンサの検出結果に基づいて正規のメダルか否かを判別するプログラムを開発して遊技機のROMに記憶する必要があり、遊技機の製造コストが非常に増大するという問題があった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、直径が異なる複数種類のメダルを使用可能な遊技機において、大径メダルと小径メダルを共用のメダルセンサで容易に検出できるようにした遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、直径が異なる複数種類のメダルを使用可能であって、適正な複数種類の前記メダルを選別するメダル選別装置を有する遊技機であって、前記メダル選別装置は、投入された前記メダルを小径メダルと大径メダルに振り分けるメダル振り分け手段と、前記メダル振り分け手段により振り分けられた前記小径メダルが通過する小径メダル案内経路と、前記小径メダル案内経路と並設され、前記メダル振り分け手段により振り分けられた前記大径メダルが通過する大径メダル案内経路と、前記小径メダル案内経路と前記大径メダル案内経路が並設する位置に対向して設けられ、前記小径メダル案内経路を通過する前記小径メダル及び前記大径メダル案内経路を通過する前記大径メダルの両方を検出可能なメダルセンサと、を備え、前記小径メダルが前記メダルセンサの検出位置を通過した場合に当該メダルセンサに検出される前記小径メダルの被検出部分の長さと、前記大径メダルが前記メダルセンサの検出位置を通過した場合に当該メダルセンサに検出される前記大径メダルの被検出部分の長さとが一致するように小径メダル案内経路、大径メダル案内経路及びメダルセンサの位置関係を設定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、大径メダル案内経路の前記大径メダルが通過する領域の下端は、前記小径メダル案内経路の前記小径メダルが通過する領域の下端の下側に設けられ、且つ前記大径メダルが通過する領域の下端と前記小径メダルが通過する領域の下端の間の距離は、前記小径メダルと前記大径メダルの直径の差より長く設定したことを特徴とする。
本発明によれば、メダルセンサが前記小径メダル案内経路と大径メダル案内経路が並設する位置に対向して設けられ、前記小径メダル案内経路を通過する小径メダル及び前記大径メダル案内経路を通過する大径メダルの両方を検出可能になっているとともに、前記小径メダルが前記メダルセンサの検出位置を通過した場合に当該メダルセンサに検出される前記小径メダルの被検出部分の長さと、前記大径メダルが前記メダルセンサの検出位置を通過した場合に当該メダルセンサに検出される前記大径メダルの被検出部分の長さとが一致するように小径メダル案内経路、大径メダル案内経路及びメダルセンサの位置関係を設定したので、直径が異なる複数種類のメダルを使用可能な遊技機において、大径メダルと小径メダルを共用のメダルセンサで容易に検出できる。
(1)第1の実施形態
以下、本発明に係る遊技機の好適な実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態によるスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3とを備えている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留するメダル受皿61が一体的に形成されたメダル受皿部6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及びメダル受皿部6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成されている。スロットマシン1は、このような表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視されるようになっている。
ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できる。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部43と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部44a、44bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した演出用照明部43等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部44a、44bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓45に面して遊技機の演出装置として液晶表示装置46が配置されている。なお、液晶表示装置46は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作卓7の上面右側には本実施形態の要部となるメダル投入部71が設けられている。メダル投入部71は、メダルを投入するためのメダル投入口72を有する。
操作卓7の上面左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、内部貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作桿を備え、操作桿が傾倒操作されるとオン、操作桿から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、後述のメダル選別装置34(図2参照)で詰まったメダルを返却させるための詰まり解除ボタン78が設けられている。
操作卓7の前面右隅には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴79が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴79に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。
下部パネル部5の下側に配置されたメダル受皿部6には、入賞時にメダルを払い出すメダル払出口62と、払い出されたメダルを貯留するメダル受皿61と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部63a、63bとが配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
図2は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。
図2において、筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、左右のブラケット部材81、82を介して硬質プラスチックの基板ケース80に収納された主制御基板20が取付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPUを備えている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたリールモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する前記リールモータへ4相の駆動パルス信号を送出するリール基板110が取付けられている。主制御基板20は、リール基板110に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転、制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、電源ユニット23が設けられている。電源ユニット23の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。
電源ユニット23は、ハーネスを介してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品と電気的に接続する。また、電源ユニット23は、前記筐体2の壁面の貫通孔9に挿通された電源コード10を介して筐体2の外部から電力が供給され、供給された電力から所定の電圧値の電力を生成してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品に供給する。ホッパ装置21の前面には、メダルを排出するメダル排出口25が設けられている。ホッパ装置21の上部にはメダルを貯留するメダル収納部26が設けられている。
更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子板27が取付けられている。
一方、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30が配置されている。発光駆動部30は、上述の演出用照明部43(図1参照)の光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部44a、44b(図1参照)に対向してスピーカ32a、32bが取付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置46が取付けられている。更に、液晶表示装置46の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース90に収納されたサブ制御基板40が取付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板47が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33の下方には、保持具83が取付けられており、この保持具83によって本実施形態の要部となるメダル選別装置34が取付けられている。
メダル選別装置34は、メダル投入口72に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
メダル選別装置34の装置本体の下方には、メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル払出口62へ案内するキャンセルシュート部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21のメダル排出口25から排出されたメダルをメダル払出口62へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル払出口62に隣接して、上述した演出用放音部63a、63b(図1参照)に対向するスピーカ38a、38bが取付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置46による演出映像の表示制御、上述の演出用照明部43の発光駆動部30を用いた演出発光制御、及び演出用放音部44a、44b、63a、63bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図3において、主制御基板20は、メインCPU120と、記憶部121と、I/F回路122と、ソレノイド駆動回路123とを主要構成として備えている。
記憶部121は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、主要構成としてプログラムROM131と制御RAM132を有している。記憶部121のプログラムROM131には、スロットマシンゲーム用のシステムプログラムが予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部121のプログラムROM131に記憶されたシステムプログラムに従ってメインCPU120が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。また、主制御基板20は、スロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるメダルクレジットを記憶部121の制御RAM132に記憶させる。
主制御基板20のメインCPU120には、中央表示基板33及びI/F回路122を介してベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類が接続されるとともに、中央表示基板33及びI/F回路122を介してメダル選別装置34のメダルセンサ141が接続されている。また、主制御基板20のメインCPU120には、I/F回路122を介してソレノイド駆動回路123の入力側が接続されている。ソレノイド駆動回路123の出力側には、中央表示基板33を介してメダル選別装置34のフラッパータイプソレノイド142が接続されている。
また、主制御基板20には、電源装置基板24が接続されている。電源装置基板24は、主制御基板20のメインCPU120からI/F回路122を介して送信されるコマンドデータに基づいてメダル払出装置であるホッパ装置21を駆動する。
フラッパータイプソレノイド142は、メダル選別装置34に流下するコインを強制排除する場合に用いられる後述のメダルブロッカ451(図5参照)を駆動するためのものである。メインCPU120は、主制御基板20に設けられたソレノイド駆動回路123を制御することでフラッパータイプソレノイド142のオン、オフを行う。
主制御基板20のメインCPU120は、前記操作スイッチ類やメダル選別装置34のメダルセンサ141からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ141がメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ141がメダルを検出した場合、検出したメダルを制御RAM132が記憶するメダルクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、制御RAM132の前記クレジット数が最大値(例えば、50)になるまでの状態のことを示している。
一方、左中右のリール101a、101b、101cには、リールセンサ103a、103b、103cが設けられている。
主制御基板20のメインCPU120は、リール基板110及びI/F回路122を介してリールセンサ103a、103b、103cの検出信号を受信し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、I/F回路122を介してリール基板110に所定の回胴駆動パルスデータを送信する。リール基板110は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って左中右のリールモータ102a、102b、102cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20のメインCPU120は、I/F回路122及びリール基板110を介して外部集中端子板27と接続しており、外部集中端子板27にメダル払出信号等の遊技情報に関する信号と、払出エラー信号等のセキュリティーに関係する信号を送信する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、入賞が確定した場合等において、I/F回路122及び電源装置基板24を介してホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルをメダル受皿61(図1参照)に払い出す。
さらに、主制御基板20のメインCPU120は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、制御RAM132が内部貯留したメダルであるメダルクレジットを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて演出用照明部43(図1参照)、演出用放音部44a、44b、63a、63b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b(図2参照)、液晶表示装置46(図1参照)等の演出装置50を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、記憶部121の制御RAM132には、内部当選した入賞役に対応するフラグを記憶する内部抽選フラグ記憶領域が設定されている。
メインCPU120は、I/F回路122を介して受信するスタートレバー75の出力信号が当該スタートレバー75の操作を示すことを契機に入賞役またはハズレを抽選する。そして、メインCPU120は、入賞役に当選した場合、記憶部121の内部抽選フラグ記憶領域における当選した入賞役のフラグをオンにする。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。次に、遊技者がメダル投入ガイド71のメダル投入口72にメダルを投入し、もしくは、ベットボタン73を三回押圧操作するかベットボタン74を一回押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数(例えば、3枚)のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾動操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ記憶領域に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ記憶領域に記憶された内部抽選の入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20により制御RAM132の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルをメダル受皿61へ払い出す。
図4は、図1に示したメダル投入部71の前方右斜め上側から見た斜視図である。
図4において、メダル投入部71は、例えば亜鉛合金の鋳造で形成された本体部201の背面に背面蓋部202をネジ止めして組み立てたものである。
本体部201の背面側には、背面側板状部203が操作卓7の上面に対して直立して形成されている。本体部201の上部の背面側板状部203の前方には、複数枚のメダルを厚み方向に積層して背面板側へ移動可能にしたガイド部204が形成されている。
これらガイド部204と背面側板状部203との間にはメダルの厚みよりも若干広い隙間205が形成されており、この隙間205の上部は、メダル投入口72になっている。
本体部201の下側には、メダルを下方に案内するための案内経路形成部211が下方に突出して設けられている。案内経路形成部211には、背面蓋部202とメダルの厚みよりも若干広い隙間212を介して対向する面が形成されている。
これら背面蓋部202と案内経路形成部211との隙間212の上部は、隙間205を介してメダル投入口72に繋がる。このメダル投入口72と隙間205、212は直径が30mmの大径メダルと直径が25mmの小径メダルを下方に案内する一本の第1のメダル案内経路213を形成している。第1のメダル案内経路213の左右の幅は、前記大径メダルより若干幅広の約31mmに形成されている。
以下、本実施形態の要部となるメダル選別装置34について詳細に説明する。
図5は、メダル選別装置34の分解斜視図である。
図5において、メダル選別装置34は、硬質プラスチックにより一体形成したケース301と、金属板から成るゲートプレート302と、合成樹脂で形成されケース301の略下半分を開閉可能に覆うカバー303とを主要構造としている。
ケース301は、背面側が開口した箱型に形成されており、若干縦長の四角形に形成された部品取付部400の背面側に左右及び上側に壁部401、402、403を有する。ゲートプレート302は、ケース301に対して回動することでケース301の背面の上半分を露出及び遮蔽可能な状態で取付けられている。
図6は、メダル選別装置34からカバー303を取り外した状態の左後方斜め上側から見た斜視図である。
図6において、左側壁部401の上部及び下部における前寄りの位置には、それぞれ保持具83(図3参照)と係合する突起部411、412が側方に突出して形成されている。突起部411、412は、保持具83にメダル選別装置34を取り付けるためのものである。
図7は、メダル選別装置34を組み立てた状態の右後方斜め上側から見た斜視図である。
図7において、右側壁部402の上部及び下部における前寄りの位置には、保持具83(図3参照)と係合する突起部421、422が側方に突出して形成されている。突起部421、422は、保持具83にメダル選別装置34を取り付けるためのものである。
図8は、メダル選別装置34のケース301の背面図である。
図8において、ケース301の部品取付部400の壁面は、略上半分の領域を占める案内面部431と、案内面部431下端の斜めの折曲部432から左下奥へ向かう勾配を有する傾斜面部433と、傾斜面部433下端の斜めの折曲部434から下方に延出する垂直面部435とから構成される。
尚、案内面部431の背面側の小径メダルに接触する面は、意図しない小径メダルの脱落を防止するため、若干斜め上方に向いて形成されている。
図5において、前扉3の背面側から見た案内面部431の上流側(図5の図面に向かって右側)には、前記大径メダルに摺接して当該大径メダルの移動方向を変える爪部221が設けられている。
図9は図5の爪部221及びその周辺部を拡大して示す斜視図である。
図9において、爪部221は、長手方向が後述の第2のメダル案内経路312(図10参照)と略平行になるように設けられている。また、爪部221は、第2のメダル案内経路312の上流側から下流側に向けて突出量が増大する方向に向けて斜めに切除された形状に形成されている。
一方、図5において、案内面部431の上側中央部には、前方に向けて凹む収納部440が設けられている。収納部440には、フラッパータイプソレノイド142が収納される。フラッパータイプソレノイド142は、ネジ441により収納部440の奥面にネジ止め固定される。
以下、フラッパータイプソレノイド142について詳細に説明する。
フラッパータイプソレノイド142は、電磁石453を設けたソレノイド本体450と、メダルブロッカ451と、コイルバネ452とから構成される。
ソレノイド本体450は、略L字形状のプレート部材454の一方の平面部455に電磁石453を取付けたものである。電磁石453は、電磁コイル457とボビン458と鉄芯459とから構成される。ボビン458には、電磁コイル457が巻き付けられている。ボビン458の中心には鉄芯459が嵌入されている。ボビン458の正面にはメダルブロッカ451を回動の範囲を規制するための左右の突起部460、460が設けられている。
他方の平面部456の正面側には、フック461が設けられている。他方の平面部456の正面側には、左右の突起部462、462が設けられている。
メダルブロッカ451は、金属板を折り曲げて形成されたものであり、長手方向の基端側には、フック463が形成されている。
メダルブロッカ451の側辺の基端側寄りには、プレート部材454の左右の突起部462、462が挿入される左右の切り欠き465、465が形成されている。左右の切り欠き465、465より基端側は、メダルブロッカ451の回動を規制する規制片466、466になっている。
メダルブロッカ451の先端側には、規制爪部467が後述の小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552(図10参照)へ突出する側に向けて延出して形成されている。
また、ケース301の案内面部431の収納部440より前扉3の正面側から見て左側には、開口470が形成されている。開口470には、メダルの通過を検出するメダルセンサ141が設けられている。メダルセンサ141は、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472を有して形成されている。尚、本実施の形態では、小径メダルがメダルセンサ141の検出位置を通過する長さと、大径メダルがメダルセンサ141の検出位置を通過する長さとが一致するようにメダルセンサ141の配設位置を決めている。
ゲートプレート302は、当該ケース301に対して開閉可能に取付けられケース301の略上半分を覆う金属板から形成される。
このゲートプレート302は、金属板で形成された本体501の正面側から見た左方端部において軸部502を有し、軸部502によりケース301に軸支されている。この軸部502には、コイルバネ503が巻回されている。
また、ゲートプレート302の本体501の背面には、金属製のスイングレバー504と、合成樹脂製の案内レバー505と、コイルバネ506、507とが取付けられている。
スイングレバー504は、本体501の背面の上部に回動自在に軸支されている。コイルバネ506は、スイングレバー504を正面側から見て左回転方向へ常時付勢する。スイングレバー504の先端は、前方に向けて折り曲げられて爪部508が形成され、爪部508が本体501に形成された開口509を介して本体501の正面側に突出する。
案内レバー505は、ゲートプレート302の本体501に対して回動自在に軸支されその軸部510に巻回されたコイルバネ507によって常時メダルブロッカ451側へ付勢される。
図10は、メダル投入部71及びメダル選別装置34の一部切り欠いて示す背面図である。
図10において、ゲートプレート302は、正面側から見た左方端部においてケース301に軸支され、軸部502に巻回されたコイルバネ503によって、常時、ケース301側へ付勢されている。
ゲートプレート302がケース301の案内面部431と対向することで、ゲートプレート302の背面とケース301の案内面部431との間隙には、メダル入口311、及びメダル入口311から左下方のメダル出口313(図6参照)へ向かう第2のメダル案内経路312が形成されている。
図10において、第2のメダル案内経路312の上流側には、メダル入口311に投入されたメダルが正規のものか否かを判別するセレクト機構322が設けられている。より詳細には、セレクト機構322は、規定以上の外径を有するメダルを排除する最大径規制手段と、規定以上の厚みを有するメダルを排除する板厚規制手段とを備え構成されている。
セレクト機構322の最大径規制手段は、メダル入口311付近において、ゲートプレート302の背面からケース301の案内面部431へ向けて突設された一対の外径規制爪512、513(図11参照)により形成されている。外径規制爪512、513の間隔は、正規のメダルの外径にその寸法公差を考慮した最大外径相当の幅に設定されている。このため、規定以上の外径を有するメダルが最大径規制手段に投入されると、外径規制爪512、513によって下方への落下が阻止される。
セレクト機構322の板厚規制手段は、ケース301の案内面部431に設けられゲートプレート302側へ突出するシックネススクリュ439により形成されている。シックネススクリュ439の先端からゲートプレート302の背面までの間隙は正規のメダルの最大厚さに設定されている。このため、規定以上の厚みを有するメダルが板厚規制手段に投入されると、シックネススクリュ439により下方への落下が阻止される。
また、セレクト機構322の中間部におけるゲートプレート302のメダル入口311付近には、速度緩和機構331が設けられている。速度緩和機構331は、前述のスイングレバー504とコイルバネ506とを備え構成されている。
スイングレバー504の先端の爪部508は、ゲートプレート302の開口509を通して第2のメダル案内経路312内まで突出している。
すなわち、速度緩和機構331は、セレクト機構322内の第2のメダル案内経路312を落下するメダルに対してスイングレバー504の先端の爪部508が衝突し、スイングレバー504が当該メダルと当接しながら前記コイルバネの付勢力に抗して回動することで、当該メダルの落下速度を緩和するように構成されている。
前記第2のメダル案内経路312において、ゲートプレート302の下端部分には転送レール機構511が形成されている。
図11はゲートプレート302を前扉3の正面側から見た斜視図である。
図11において、前記転送レール機構511を形成するゲートプレート302の下端部分は、左斜め下方向に延びる折曲部514により前方に折り曲げられ、折曲部514から横長帯状の傾斜平面部515を介して折曲部516で上方に折り曲げられ、折曲部516から横長帯状の垂直平面部517を介して折曲部518で前方に折り曲げられ傾斜平面部519が形成される。
一方、ゲートプレート302の本体501の左下寄りには、メダル受付禁止状態において不適正なメダルを排除するための切欠き520が形成されている。
ゲートプレート302の本体501の右上寄りには、左下方向に約20°傾斜する方向に延びる段部521が形成されている。ゲートプレート302の中央部には、段部521の左端に連続して左下方向に約45°傾斜する方向に段部522が形成されている。
段部522の左端と切欠き520の間には、左下方向に約20°傾斜する方向に延びる段部523が形成されている。切欠き520の左側とゲートプレート302の左辺の間には、左下方向に約20°傾斜する方向に延びる段部524が形成されている。段部523、524は一直線上に配置する。
ゲートプレート302の段部521、522、523、524より下側は、段部521、522、523、524の上側に比べて後方に位置し、大径メダルを案内する案内面部525になっている。
傾斜平面部519の上流側は、前記第2のメダル案内経路312を流下する大径メダルと小径メダルの両方を斜め下側から支持する共通転送レール部526になっている。共通転送レール部526は、ケース301(図5参照)の折曲部432(図5参照)と平行に配置し、且つ、折曲部432よりも若干下方に位置している。共通転送レール部526は、傾斜平面部519の全長の約1/6の長さになっている。傾斜平面部519の共通転送レール部526より下流側は、小径メダルの外周を斜め下側から支持する小径メダル用転送レール部527になっている。
図12はゲートプレート302の上側から見た断面図である。
図12において、ゲートプレート302の右下寄における案内面部525と垂直平面部517の間にはレール部材531が溶接により取り付けられている。
図13は図12のF−F線断面図である。
図13において、レール部材531は、金属板を折り曲げて形成したものであり、左右の平面状の大径メダル用転送レール部532、533の間を折り曲げ部534により約20°折り曲げたものである。
左の大径メダル用転送レール部532は、図12に示すように、共通転送レール部526の後方に配置しており、図11に示すように、共通転送レール部526と同一平面上に配置している。
図13において、右の大径メダル用転送レール部533の右端は、傾斜平面部515の上面の右端から約1/3の長さの位置535に接触している。傾斜平面部515の位置535より左側は、大径メダル用転送レール部536になっている。
大径メダル用転送レール部532、533、536は、大径メダルの外周を斜め下側から支持する。
図12において、第2のメダル案内経路312の共通転送レール部526の上側の領域は、大径メダルと小径メダルの両方を案内する共通メダル案内経路551になっている。
第2のメダル案内経路312の大径メダル用転送レール部532、533、536の上側の領域は、大径メダルのみを案内する大径メダル案内経路552になっている。
第2のメダル案内経路312の小径メダル用転送レール部527の上側の領域は、小径メダルのみを案内する小径メダル案内経路553になっている。
このような構造により大径メダル案内経路552と小径メダル案内経路553は、メダル選別装置34内で前後に並設されている。
一方、図11において、ゲートプレート302の本体501の上部中央には前方に突出する突起部541が形成されている。
突起部541にはカバー542が取付られている。カバー542は、解除ボタン78に連動しており、解除ボタン78が押圧された場合に解除ボタン78の後面に押圧される。解除ボタン78にカバー542が押圧された場合、ゲートプレート302は、ケース301の背面を開く側に回動する。
一方、図10において、小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552の中流部分には、小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552により転送されるメダルを切欠き520から落下させて強制的に排除する機能を有するゲート機構332が設けられている。このゲート機構332は、前述のフラッパータイプソレノイド142と、案内レバー505とを備え構成されている。
フラッパータイプソレノイド142のメダルブロッカ451は、図5に示すケース301の背面側に固着された略L字形状のプレート部材454の先端に回動自在に支承されコイルバネ452の引張り力によりその先端である規制爪部467が図12に示す第2のメダル案内経路312の大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553内へ突出する側へ常時付勢される。
図5に示すフラッパータイプソレノイド142の電磁石453は、図3に示す主制御基板20からの制御信号に従ってオンオフし、オンすることで生じる磁力により前記メダルブロッカ451を引き付けその規制爪部467を図12に示す大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553から退避させる。
案内レバー505は、ゲートプレート302に対して回動自在に軸支されその軸部に巻回されたコイルバネ507によって常時メダルブロッカ451側へ付勢される。
スロットマシン1が電源オフの時、又は遊技が進行中で新たなメダルの受け付けを禁止する状態においては、図5に示す電磁石453はオフの状態にあり、メダルブロッカ451の規制爪部467がケース301に形成された開口440を通して図12に示す大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553内へ突出する。同時に案内レバー505は、コイルバネ507の付勢力によりメダルブロッカ451に当接すると共に、メダルブロッカ451の付勢力に負けて図12に示す大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553の外方側の回動位置に押し出され静止する。この状態において、メダルがゲート機構332に投入されると、当該メダルはメダルブロッカ451の規制爪部467に衝突してゲートプレート302の切欠き520へ倒される。これにより、当該メダルは切欠き520を介して下方へ排除される。
以下、メダルセンサ141について詳細に説明する。
図10において、メダルセンサ141の第1の反射式フォトセンサ471は、重ね合わされた小径メダル案内経路553(後述の図25参照)及び大径メダル案内経路552(後述の図25参照)内に向けて光を照射する発光部471aと小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552内をそれぞれ通過する小径メダル及び大径メダルから反射した光を受光する受光部471bを有している。
メダルセンサ141の第2の反射式フォトセンサ472は、発光部471aより下流の位置で前記小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552内に向けて光を照射する発光部472aと小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552内をそれぞれ通過する小径メダル及び大径メダルから反射した光を受光する受光部472bを有している。
第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472は、それぞれ所定の周期で変調したパルス光を発光部471a、472aの発光素子が周期的に発光し、その信号と同期する反射光を受光部471b、472bの受光素子が受光した場合のみ検知動作する、いわゆるパルス変調方式が採用されている。
メダルセンサ141は、前記ゲート機構332により通された小径メダルまたは大径メダルが第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472の発光部471a、472a及び受光部471b、472bに対向するエリアを横切ると、メダル検出信号を主制御基板20(図2参照)へ送出する。そして、主制御基板20は、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472からの前記メダル検出信号をカウントすることでスロットマシン1のメダル投入口72に投入された正規メダルの枚数を知ることができる。さらに、主制御基板20は、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472からの前記メダル検出信号の時間差を検出することでメダル詰まり等のトラブルや不正行為を検出している。
以下、ケース301の正面側について説明する。
図8において、ケース301の正面側で、フラッパータイプソレノイド142の電磁石453、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472からそれぞれ伸び出すハーネス491、492、493は、ベルト494により纏められ、案内面部431の正面側に形成されたハーネス保持部495に保持された状態でケース301から延出する。ケース301から延出したハーネス491、492、493は、一個のハーネス側コネクタ496に接続する。ハーネス側コネクタ496は、図2に示す中央表示基板33の基板側コネクタと接続することで主制御基板20に電気的に接続する。
図14はメダル投入部71とメダル選別装置34の第1及び第2のメダル案内経路213、312及びその周辺部を前扉3の背面側から見た状態で示す説明図である。
ゲートプレート302の共通転送レール部526から爪部221までの距離は正規の大径メダル701の外径よりも若干短く形成されるとともに、小径メダル702の外径よりも若干長く形成されている。
以下、メダル選別装置34によるメダル選別動作について詳細に説明する。
図15はメダル選別装置34を図14に示すG−G線で破断して示す説明図である。
図16はメダル選別装置34を図15に示すH−H線で破断して示す説明図である。
図17はメダル選別装置34を図15に示すI−I線で破断して示す説明図である。
図14に示すメダル投入口72に大径メダル701が投入されると、図10に示すように、メダル投入部71の第1のメダル案内経路213を下方向Aへ流下してメダル選別装置34のメダル入口311へ案内される。メダル入口311からメダル選別装置34内部の第2のメダル案内経路312へ案内された大径メダル701は、下方向Bへ流下してセレクト機構322において、一対の外径規制爪512、513からなる最大径規制手段、及びシックネススクリュ439からなる板厚規制手段を経由することにより、一定以下の外径及び厚みを有するメダルのみが次段の共通転送レール部526へ落下する。このとき、速度緩和機構331のスイングレバー504の先端が大径メダル701に当接しながら回動することで、セレクト機構322を落下する大径メダル701の速度が緩和される。
共通転送レール部526に落下した大径メダル701は、当該共通転送レール部526に沿って左斜め下方向Cの共通メダル案内経路551に方向転換し、図15に示す爪部221に接触して、大径メダル用転送レール部532(図16参照)、533、536(図17参照)側に導かれ、大径メダルのみを案内する大径メダル案内経路552を通ってゲート機構332へ進入する。
図18はスロットマシン1のメダル投入口72に小径メダル702が投入された場合の動作を背面側から見た状態で示す説明図である。
図18に示すように、メダル投入口72に小径メダル702が投入されると、メダル投入部71の第1のメダル案内経路213を下方向Aへ流下してメダル選別装置34のメダル入口311へ案内される。メダル入口311からメダル選別装置34内部の第2のメダル案内経路312へ案内された小径メダル702は、下方向Bへ流下して、セレクト機構322において、一定以下の厚みを有するメダルのみが次段の共通転送レール部526へ落下する。このとき、速度緩和機構331のスイングレバー504の先端が小径メダル702に当接しながら回動することで、セレクト機構322を落下する小径メダル702の速度が緩和される。
共通転送レール部526に落下した小径メダル702は、共通転送レール部526に沿って左斜め下方向Cの共通メダル案内経路551に方向転換し、共通メダル案内経路551へ案内された小径メダル702は、図14及び図16に示すように爪部221の下側を通り、図14及び図17に示す小径メダル用転送レール部527側に導かれ、小径メダル702のみを案内する小径メダル案内経路553を流下しながらゲート機構332へ進入する。
ここで、ゲート機構332は、主制御基板20からの制御信号に従って小径メダル案内経路553及び大径メダル案内経路552を流下する大径メダル701及び小径メダル702をメダルセンサ141側へ通過させるメダル受付許可状態と、大径メダル701及び小径メダル702を切欠き520から落下させて排除するメダル受付禁止状態とに遷移する。
図19は、メダル受付許可状態でメダル通過前のメダル選別装置34を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。図20は、メダル受付許可状態でメダル通過中のメダル選別装置34を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。図21は、メダル受付禁止状態でメダル通過前のメダル選別装置34を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。図22は、メダル受付禁止状態で大径メダル排除中のメダル選別装置34を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。図23は、メダル受付禁止状態で小径メダル排除中のメダル選別装置34を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。図24は、メダル受付禁止状態のメダル選別装置34を図14に示すK−K線で破断して示す断面図である。図25は、メダル選別装置34を図14に示すL−L線で破断して示す断面図である。
図19及び図20において、ゲート機構332がメダル受付許可状態にあるときには、電磁石453がオンし、その磁力によってメダルブロッカ451が引き付けられ、メダルブロッカ451の先端に形成されている規制爪部467が大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553から退避している。同時に、コイルバネ507により常時付勢されている案内レバー505は、ケース301に向けて延出する位置決めピン561がケース301の案内面部431に当接し、ゲートプレート302に対してほぼ平行する回動位置に静止している。すなわち、メダル受付許可状態においては、ゲートプレート302の切欠き520の下流側の部分が案内レバー505で閉塞されるので、大径メダル案内経路552を介して図20に示すゲート機構332に進入した大径メダル701は、ゲートプレート302の大径メダル用転送レール部536及び垂直平面部517と案内レバー505とにより案内されながらゲート機構332を通過し、次段のメダルセンサ141へ流下する。
また、小径メダル案内経路553を介して図20に示すゲート機構332に進入した小径メダル702は、ケース301の案内面部431とゲートプレート302の小径メダル用転送レール部527とにより案内されながらゲート機構332を通過し、次段のメダルセンサ141へ流下する。
次に、リール101a、101b、101c(図3参照)の回転中や、入賞役のリプレイに当選した場合等のスロットマシン1がメダルの種類に関わらず新たなメダルの受付を禁止する状態と、即ちメダル受付禁止状態におけるゲート機構332の動作を説明する。
図21乃至図23において、ゲート機構332がメダル受付禁止状態にあるときには、主制御基板20(図3参照)はフラッパータイプソレノイド142の電磁石453(図5参照)に対しては駆動電流を供給せず、電磁石453がオフし、コイルバネ452の引張り力によってメダルブロッカ451の規制爪部467は大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553内へ突出している。また、案内レバー505は、メダルブロッカ451へ向けて延出する当接ピン562が当該メダルブロッカ451と当接しながらゲートプレート302の外方側へ押し出される。
なお、図24に示すように、規制爪部467は、大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553の上流側隅部が斜めに切除された形状に形成されている。このため、大径メダル案内経路552及び小径メダル案内経路553内へ突出する規制爪部467に大径メダル701または小径メダル702が衝突すると、衝突した当該大径メダル701または小径メダル702はゲートプレート302の開放された切欠き520側へ倒される。そして、図22に示されるように、切欠き520側へ倒された大径メダル701は、切欠き520を介して下方向Dへ排除され図2に示すキャンセルシュート部材36を介してメダル払出口62から排出される。図23に示されるように、切欠き520側へ倒された小径メダル702は、切欠き520を介して下方向Dへ排除され図2に示すキャンセルシュート部材36を介してメダル払出口62から排出される。
次に、メダル受付許可時にゲート機構332を通過した大径メダル701及び小径メダル702は、図14及び図18に示すメダルセンサ141を横切ってメダル出口313へ到達し、上述したホッパ装置21へ案内され貯留される。
図25において、メダルセンサ141は、発光部471a、472a(図10参照)が光Mを照射する側を大径メダル701または小径メダル702が横切ると、大径メダル701または小径メダル702から反射した光Mを受光部471b、472b(図10参照)で受光し、メダル検出信号を主制御基板20へ送出する。そして、主制御基板20は、メダルセンサ141からの前記メダル検出信号を受信し、これをカウントして内部貯留しているメダル数であるクレジット数に加算する。
図26は図14のメダルセンサ141及びその周辺部を拡大して示す説明図である。
図26において、メダルセンサ141の第1の反射式フォトセンサ471の検出位置P1は、メダル選別装置34の背面側から見た状態で発光部471aと受光部471bの中間点になっている。
メダルセンサ141の第2の反射式フォトセンサ472の検出位置P2は、メダル選別装置34の背面側から見た状態で発光部472aと受光部472bの中間点になっている。
本実施の形態では、大径メダル案内経路552の底面を形成する大径メダル用転送レール部536を前記小径メダル案内経路553の底面を形成する小径メダル用転送レール部527より低く設定し、大径メダル701がメダルセンサ141の検出位置P1、P2を通過した長さR1と、小径メダル702がメダルセンサ141の前記検出位置P1、P2を通過する長さR2とが一致する位置にメダルセンサ141を配置することで、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472のメダル検出を示す検出出力の出力時間を小径メダル702の場合と大径メダル701の場合で一致させている。
メダルセンサ141で検出が行われた大径メダル701または小径メダル702は、図14及び図18に示すメダル出口313から左斜め下方向Eへ排出され、図2に示すガイド部材35を介してホッパ装置21のメダル収納部26に貯留される。
このような構成及び動作を纏めて説明すると、大径メダル701及び小径メダル702は、直径が異なる複数種類のメダルになっている。
スロットマシン1は、大径メダル701及び小径メダル702を使用可能であって、選択して使用する直径の適正な前記メダルだけしかホッパ装置21のメダル収納部26に収容されないように当該メダルを当該メダル収納部26に導くメダル選別装置34を有する遊技機になっている。
前記メダル選別装置34の共通メダル案内経路551は、メダル投入口71から投入された複数種類の前記メダルを案内する。
前記メダル選別装置34の爪部221は、前記共通メダル案内経路551に案内された前記メダルを小径メダル702と大径メダル701に振り分けるメダル振り分け手段になっている。
小径メダル用転送レール部527の上面は、小径メダル案内経路553の底面になっている。
小径メダル案内経路553は、前記爪部221により振り分けられた前記小径メダル702を前記メダル収納部26に案内する。
大径メダル用転送レール部532、533、536の上面は、大径メダル案内経路552の底面になっている。
大径メダル案内経路552は、前記小径メダル案内経路553と並設され、前記爪部221により振り分けられた前記大径メダル701を前記メダル収納部26に案内する。
メダルセンサ141は、前記小径メダル案内経路553と前記大径メダル案内経路552が並設する位置に対向して設けられ、前記小径メダル案内経路553を通過する前記小径メダル702及び前記大径メダル案内経路552を通過する前記大径メダル701の両方を検出可能になっている。
メダル選別装置34では、前記小径メダル702が前記メダルセンサ141の検出位置P1、P2を通過した場合に当該メダルセンサ141に検出される前記小径メダル702の被検出部分の長さR2と、前記大径メダル701が前記メダルセンサ141の検出位置P1、P2を通過した場合に当該メダルセンサ141に検出される前記大径メダル701の被検出部分の長さR1とが一致するように小径メダル案内経路553、大径メダル案内経路552及びメダルセンサ141の位置関係を設定している。
大径メダル案内経路552の前記大径メダル701が通過する領域の下端は、前記小径メダル案内経路553の前記小径メダル702が通過する領域の下端の下側に設けられ、且つ前記大径メダル701が通過する領域の下端と前記小径メダル702が通過する領域の下端の間の距離は、前記小径メダル702と前記大径メダル701の直径の差より長く設定している。
前記爪部221は、前記メダル案内経路内の前記小径メダル702が通過する領域の外側であって、且つ前記大径メダル701が通過する領域内の位置に設けられ、前記小径メダル702が通過する方向に対して傾斜して設けられ、前記大径メダル701に摺接して当該大径メダル701の移動方向を変えることで前記大径メダル701を前記大径メダル案内経路552に案内する。
本発明によれば、一つのメダルセンサ141で前記小径メダル案内経路553を通過する前記小径メダル702及び前記大径メダル案内経路552を通過する前記大径メダル701の両方を検出可能になっているのとともに、小径メダル702がメダルセンサ141の前記検出位置P1、P2を通過した長さと、大径メダル701がメダルセンサ141の検出位置P1、P2を通過した長さが一致する位置にメダルセンサ141を配置することで、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472のメダル検出を示す検出出力の出力時間を小径メダル702の場合と大径メダル701の場合で一致させているので、主制御回路20のメダルセンサ141の検出結果に対応する判定基準を大径メダル701と小径メダル702で同じにすることができ、主制御基板20の設計変更や記憶部121の取り替えを行うことなく、大径メダル701と小径メダル702を共用のメダルセンサ141で容易に検出でき、直径が異なる複数種類のメダルを使用可能な遊技機において、製造コストや開発コストをあまり増大させることなく小型かつシンプルなメダル選別構造を採用でき、メダルを選別する部品の占める割合を低減し、その分ランプやスピーカ等の演出装置を搭載できるスペースを増大させることができるとともに、主制御回路20の制御プログラムを複雑化を防止し、従来のプログラムROMを転用することも可能になり、大径メダル701と小径メダル702の双方を使用可能にしたことによる開発コストや製造コストの増大を抑制できる。
(2)第2の実施形態
以下、本発明に係る遊技機の好適な第2の実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。
図27は本発明の第2の実施形態によるメダル選別装置801のメダルセンサ802及びその周辺部を前扉3の背面側から見た状態で示す説明図である。図28は、メダル選別装置801を図27に示すN−N線で破断して示す断面図である。
図27及び図28において、図1乃至図26に示した第1の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付して説明を省略している。また、第2の実施形態の図27及び図28に図示しない構成要素は図1乃至図26に示した第1の実施形態と同様になっている。
図27において、メダル選別装置801の小径メダル案内経路553と大径メダル案内経路552が並設する下流側の位置には、前記小径メダル案内経路553を通過する前記小径メダル702及び前記大径メダル案内経路552を通過する前記大径メダル701の両方を検出するメダルセンサ802が設けられている。
メダルセンサ802は、第1及び第2の透過式フォトセンサ811、812を有して形成されている。
メダルセンサ141の第1の透過式フォトセンサ811の検出位置P11は、メダル選別装置34の背面側から見た状態で発光部811aと受光部811bの中心になっている。
メダルセンサ141の第2の透過式フォトセンサ812の検出位置P12は、メダル選別装置34の背面側から見た状態で発光部812aと受光部812bの中心になっている。
本実施の形態では、大径メダル701がメダルセンサ802の検出位置P11、P12を通過した長さR11と、小径メダル702がメダルセンサ802の前記検出位置P11、P12を通過する長さR12とが一致する位置にメダルセンサ802を配置することで、第1及び第2の透過式フォトセンサ811、812のメダル検出を示す検出出力の出力時間を小径メダル702の場合と大径メダル701の場合で一致させている。
以下、メダルセンサ141の第1の透過式フォトセンサ811について詳細に説明する。
第1の透過式フォトセンサ811は、コ字状に形成された筐体820を有し、この筐体820に大径メダル701と小径メダル702が通過する隙間821を有している。第1の透過式フォトセンサ811は、筐体820の隙間821の前側と後側にそれぞれ発光部811aと受光部811bを有しており、隙間821に大径メダル701及び小径メダル702cのいずれかが挿入されたか否かを検出できるようになっている。第1の透過式フォトセンサ811の検出結果は、ハーネス492及び中央表示基板33を介して主制御基板20に電気的に接続する。第2の透過式フォトセンサ812についても、第1の透過式フォトセンサ811と同様の構造になっている。
図27及び図28に示した本発明の第2の実施形態のスロットマシンによれば、第1及び第2の透過式フォトセンサ811、812を用いて第1の実施形態の第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472と同様の検出結果が得られるので、図1乃至図26に示した第1の実施形態と同様の効果が得られる。
尚、図1乃至図28に示した第1及び第2の実施形態は、スロットマシンに限らず、メダルを使用するアレンジボール、雀球遊技機等の他の遊技機に応用することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態による外装用前扉を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。 図3は、本発明の第1の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施形態によるメダル投入部の前方右斜め上側から見た斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置の分解斜視図である。 図6は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置からカバーを取り外した状態の左後方斜め上側から見た斜視図である。 図7は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置を組み立てた状態の右後方斜め上側から見た斜視図である。 図8は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置のケースの背面図である。 図9は、本発明の第1の実施形態による爪部及びその周辺部を拡大して示す斜視図である。 図10は、本発明の第1の実施形態によるメダル投入部及びメダル選別装置の一部切り欠いて示す背面図である。 図11は、本発明の第1の実施形態によるゲートプレートを前扉の正面側から見た斜視図である。 図12は、本発明の第1の実施形態によるゲートプレートの上側から見た断面図である。 図13は、本発明の第1の実施形態による図12のF−F線断面図である。 図14は、本発明の第1の実施形態によるメダル投入部とメダル選別装置のメダル案内経路及びその周辺部を前扉の背面側から見た状態で示す説明図である。 図15は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置34を図14に示すG−G線で破断して示す説明図である。 図16は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置34を図15に示すH−H線で破断して示す説明図である。 図17は、本発明の第1の実施形態によるメダル選別装置を図15に示すI−I線で破断して示す説明図である。 図18は、本発明の第1の実施形態によるスロットマシンのメダル投入口に小径メダルが投入された場合の動作を背面側から見た状態で示す説明図である。 図19は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付許可状態でメダル通過前のメダル選別装置を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。 図20は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付許可状態でメダル通過中のメダル選別装置を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。 図21は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付禁止状態でメダル通過前のメダル選別装置を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。 図22は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付禁止状態で大径メダル排除中のメダル選別装置を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。 図23は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付禁止状態で小径メダル排除中のメダル選別装置を図14に示すJ−J線で破断して示す断面図である。 図24は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付禁止状態のメダル選別装置を図14に示すK−K線で破断して示す断面図である。 図25は、本発明の第1の実施形態によるメダル受付禁止状態のメダル選別装置を図14に示すL−L線で破断して示す断面図である。 図26は、本発明の第1の実施形態による図14のメダルセンサ及びその周辺部を拡大して示す説明図である。 図27は、本発明の第2の実施形態によるメダル選別装置のメダルセンサ802及びその周辺部を前扉3の背面側から見た状態で示す説明図である。 図28は、本発明の第2の実施形態によるメダル選別装置を図27に示すN−N線で破断して示す断面図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6…メダル受皿部、7…操作卓、8…開口、
20…主制御基板、21…ホッパ装置、22…補助貯留部、
23…主電源装置、24…電源装置基板、25…メダル排出口、
26…メダル収納部、27…外部集中端子基板、30…発光駆動部、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…メダル選別装置、35…ガイド部材、
36…キャンセルシュート部材、37…ガイド部材、
38a、38b…スピーカ、40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、43…演出用照明部、44a、44b…演出用放音部、
45…表示窓、46…液晶表示装置、47…パネル板、
51…表示パネル、61…メダル受皿、62…メダル払出口、
63a、63b…左右の演出用放音部、71…メダル投入部、
72…メダル投入口、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、79…鍵穴、80、90…基板ケース、
81、82…左右のブラケット部材、
83…保持具、100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、110…リール基板、
120…メインCPU、121…記憶部、122…I/F回路、
123…ソレノイド駆動回路、131…プログラムROM、
132…制御RAM、140…メダル検出スイッチユニット、
141…メダルセンサ、142…フラッパータイプソレノイド、
201…本体部、202…背面蓋部、203…背面側板状部、
204…ガイド部、205…隙間、211…案内経路形成部、
212…隙間、213…第1のメダル案内経路、221…爪部、
301…ケース、302…ゲートプレート、
303…カバー、311…メダル入口、
312…第2のメダル案内経路、313…メダル出口、
322…セレクト機構、331…速度緩和機構、332…ゲート機構、
400…部品取付部、401、402、403…壁部、
411、412、421、422…突起部、431…案内面部、
432…折曲部、433…傾斜面部、434…折曲部、
435…垂直面部、440…収納部、441…ネジ、
442…ネジ止め部、443、444…スリット、
450…ソレノイド本体、451…メダルブロッカ、
452…コイルバネ、453…電磁石、
454…プレート部材、455…平面部、456…平面部、
457…電磁コイル、458…ボビン、459…鉄芯、
460…突起部、461…フック、462…突起部、463…フック、
465…切り欠き、466…規制片、467…規制爪部、470…開口、
471、472…反射式フォトセンサ、471a、472a…発光部、
471b、472b…受光部、490…ハーネス側コネクタ、
491…ハーネス、491、492、493…ハーネス、
494…ベルト、495…ハーネス保持部、496…ハーネス側コネクタ、
501…本体、502…軸部、503…コイルバネ、
504…スイングレバー、505…案内レバー、
506、507…コイルバネ、508…爪部、510…軸部、
511…転送レール機構、512、513…外径規制爪、
514…折曲部、515…傾斜平面部、516…折曲部、
517…垂直平面部、518…折曲部、519…傾斜平面部、
520…切欠き、521、522、523、524…段部、
525…案内面部、526…共通転送レール部、
527…小径メダル用転送レール部、531…レール部材、
532、533…大径メダル用転送レール部、534…折り曲げ部、
535…位置、536…大径メダル用転送レール部、
541…突起部、542…カバー、551…共通メダル案内経路、
552…大径メダル案内経路、553…小径メダル案内経路、
561…位置決めピン、562…当接ピン、701…大径メダル、
702…小径メダル、801…メダル選別装置、
802…メダルセンサ、
811、812…第1及び第2の透過式フォトセンサ、
811a、812a…発光部、811b、812b…受光部、
820…筐体、821…隙間

Claims (2)

  1. 直径が異なる複数種類のメダルを使用可能であって、適正な複数種類の前記メダルを選別するメダル選別装置を有する遊技機であって、
    前記メダル選別装置は
    入された前記メダルを小径メダルと大径メダルに振り分けるメダル振り分け手段と、
    前記メダル振り分け手段により振り分けられた前記小径メダルが通過する小径メダル案内経路と、
    前記小径メダル案内経路と並設され、前記メダル振り分け手段により振り分けられた前記大径メダルが通過する大径メダル案内経路と、
    前記小径メダル案内経路と前記大径メダル案内経路が並設する位置に対向して設けられ、前記小径メダル案内経路を通過する前記小径メダル及び前記大径メダル案内経路を通過する前記大径メダルの両方を検出可能なメダルセンサと、
    を備え、
    前記小径メダルが前記メダルセンサの検出位置を通過した場合に当該メダルセンサに検出される前記小径メダルの被検出部分の長さと、前記大径メダルが前記メダルセンサの検出位置を通過した場合に当該メダルセンサに検出される前記大径メダルの被検出部分の長さとが一致するように小径メダル案内経路、大径メダル案内経路及びメダルセンサの位置関係を設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 大径メダル案内経路の前記大径メダルが通過する領域の下端は、前記小径メダル案内経路の前記小径メダルが通過する領域の下端の下側に設けられ、且つ前記大径メダルが通過する領域の下端と前記小径メダルが通過する領域の下端の間の距離は、前記小径メダルと前記大径メダルの直径の差より長く設定したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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