JP2009268812A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】大径メダル及び小径メダルの何れを使用しても遊技が行える遊技機において、小型かつシンプルな構造でメダルの選別を行えるようにする。
【解決手段】メダル投入ガイド71は、所定の直径より小さい小径メダルの使用が選択された場合、大径メダル停止レバー220を第1のメダル案内経路213に突出させ、大径メダル701の使用が選択された場合、大径メダル停止レバー220を第1のメダル案内経路213から退避させる。フラッパータイプソレノイド143は、大径メダル701の使用が選択された場合、小径メダルを第2のメダル案内経路312から排除する。これにより、一本に続く第1及び第2のメダル案内経路213、312で大径メダル701及び小径メダルの一方を選択して流下させることができるので、小型かつシンプルな構造でメダルの選別を行えるようにする。
【選択図】図13

Description

本発明は、メダルを使用して遊技が実行されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
従来、遊技場に設置して使用される回胴式遊技機としてスロットマシンが知られている。
一般的なスロットマシンは、前扉に形成された透明な表示窓を通して筐体内の3列のリールが目視される。各リールの周面には複数種類の図柄が配列されて描かれており、リールを回転させることで遊技の入賞又はハズレに係る図柄が変動表示される。また、スロットマシンには、遊技媒体(メダル)が投入されるメダル投入口と、メダル投入口から投入されたメダルを貯留するクレジット手段と、貯留されているメダルから所定枚数のメダルを賭けてゲームを準備するためのベットボタンと、リールを一斉に回転させるスタートレバーと、回転する各リールを個別に停止させるためのストップボタンが設けられている。前記ベットボタンが押圧操作され、前記スタートレバーが傾倒操作されて回転を開始した前記リールは、前記ストップボタンの押圧操作を契機にそれぞれ制動されて停止する。そして、スロットマシンは、各リールが表示する図柄の組合せが有効ライン上に揃うと入賞が確定し、入賞図柄の組合せに応じた数のメダルを配当する。
また、一般的なスロットマシンには、例えば特許文献1に記載されているように、メダル投入口からメダル通路に投入されたメダルの適否を判別し、遊技機内のメダルタンクへの投入と遊技機外への排出とに振り分けるメダル選別装置(メダルセレクター)が設けられている。このメダル選別装置は、メダル通路を通過するメダルを検出するメダルセンサとして、光学センサ(フォトセンサ)を内蔵している。そして、このメダル選別装置は、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、前記光学センサがこのメダルを検出することによって、当該光学センサがメダル投入の受け付けを示す信号をスロットマシンの主制御基板へ送出する。スロットマシンの主制御基板は、メダル投入の受け付けを示す信号によって内部に貯留するメダル(クレジット)を増加させる。
ところで、日本国内でのスロットマシンの遊技には、地域や遊技者の好みに応じて、直径が30mmのメダル(以下、大径メダルという。)が用いられる場合と、直径が25mmのメダル(以下、小径メダルという。)が用いられる場合がある。
一方、近年、遊技施設では、貸メダル料金を下げる低貸メダル営業の店が増えてきている。ここで、低貸メダル営業を行う場合には、遊技施設全体を低貸メダル営業するのではなく、コーナーを区切って、遊技料金に差を設けている場合が多い。遊技料金に差を設けた場合には、前記コーナー間でメダルが移動されてしまうと、実際の遊技料金と異なる遊技料金で遊技が行われるという問題があるとともに、遊技メダルの数量に貸メダル料金を乗じた金額と等価の物品を提供することを求める「等価交換の原則」に違反することとなるので問題が多かった。このような問題を解決する方法として、第1の貸メダル料金のコーナーに大径メダル用のスロットマシンのみ配置して大径メダルのみで遊技を行わせ、第2の貸メダル料金のコーナーに小径メダル用のスロットマシンのみ配置して小径メダルのみで遊技を行わせることが考えられている。
一方、従来から用いられているスロットマシンのメダルセレクタは、大径メダルの選別のみ、或いは小径メダルの選別のみが可能であった。したがって、遊技機メーカーは、小径メダル用のスロットマシンと大径メダル用のスロットマシンとを別個に製造していた。このため、遊技機メーカーにとっては、これらのスロットマシンの作り分けが面倒であるという問題があった。
このことに対応して、例えば特許文献2には、大径メダル及び小径メダルの何れを使用しても遊技が行える遊技機の技術が開示されている。
特開平7−8600号公報 特開2006−238996号公報
ところで、従来の大径メダル及び小径メダルの何れを使用しても遊技が行える遊技機の技術では、メダル投入口から投入されたメダルを流下させる受入れ通路を小径メダル用の通路と前記大径メダル用の通路に分岐させるとともに、大径メダル用の通路の下流に大径メダル用のメダルセレクタを設け、小径メダル用の通路の下流に小径メダル用のメダルセレクタを設けているため構造が複雑であり、遊技機の内部部品の数が多なり、遊技機の製造コストが非常に増大するとともに、内部空間でメダルを選別する部品の占める割合が多く、その分ランプやスピーカ等の演出装置を搭載できるスペースが限られていた。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、直径が異なる複数種類のメダルを選択的に使用可能な遊技機において、小型かつシンプルな構造でメダルの選別を行うことができる遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、直径が異なる複数種類のメダルを選択的に使用可能であって、選択して使用する直径の適正な前記メダルをメダル収納部に導くメダル選別装置を有する遊技機であって、前記メダル選別装置は、メダル投入口から投入された前記メダルを前記メダル収納部に案内するメダル案内経路と、前記メダル案内経路に突出して所定の直径以上の大径メダルを停止させる大径メダル停止部材と、前記所定の直径より小さい小径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダルを前記メダル案内経路の所定の位置に停止させるとともに、前記小径メダルを通過させるために前記大径メダル停止部材を前記メダル案内経路に突出させ、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダル停止部材を前記メダル案内経路から退避させる大径メダル停止部材駆動手段と、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記小径メダルを前記メダル案内経路から排除する小径メダル排除手段と、を備えることを特徴する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機であって、前記メダル案内経路に接続され、使用が選択されなかった前記メダルを返却口に案内するメダル排除経路を更に備え、前記小径メダル排除手段は、前記メダル案内経路と前記メダル排除経路との接続箇所に設けられ、前記メダル案内経路に突出して当該メダル案内経路を通過する前記小径メダルを前記メダル排除経路に排除する小径メダル排除部材と、前記小径メダルの使用が選択された場合、前記小径メダル排除部材を前記メダル案内経路から退避させ、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記小径メダル排除部材を前記メダル案内経路に突出させる小径メダル排除部材駆動手段と、前記メダル案内経路と前記メダル排除経路との接続箇所に設けられ、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダルの前記メダル排除経路への移動を防止する大径メダル保護部材と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技機であって、前記メダル案内経路に接続されたメダルキャンセル通路を更に備え、前記小径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダル停止部材は、停止させた前記大径メダルを前記メダルキャンセル通路に案内することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の遊技機であって、前記大径メダル停止部材による前記大径メダルの停止位置で当該大径メダルが滞留したことを検出する滞留検出センサと、前記滞留検出センサの出力信号に基づいて、前記大径メダルが滞留した旨を報知する報知手段とを更に備えていることを特徴とする。
本発明によれば、大径メダル及び小径メダルの何れを使用しても遊技が行える遊技機において、一本に続くメダル案内経路で前記大径メダルまたは前記小径メダルの一方を選択してメダル案内経路を流下させることができるので、小型かつシンプルなメダル選別構造を採用でき、メダルを選別する部品の占める割合を低減し、その分ランプやスピーカ等の演出装置を搭載できるスペースを増大させることができる。
以下、本発明に係る遊技機の好適な実施形態を、スロットマシンを例に図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態によるスロットマシン1の外観構造を表した斜視図である。
図1において、スロットマシン1は、前方に開口を有する略矩形状の箱体である筐体2と、当該筐体2に対して蝶番機構により回動可能に取付けられることで前記開口を開閉可能な状態で閉塞させる前扉3とを備えている。
前扉3の前面側は、上部パネル部4と下部パネル部5に略区分けされ、これらは視覚効果を高めてデザインされたいわゆる化粧板として、硬質プラスチックにより一体的に形成されている。更に、下部パネル部5の下方には、入賞時に払い出されるメダル(遊技媒体)を貯留するメダル受皿61が一体的に形成されたメダル受皿部6が設けられている。
また、上部パネル部4と下部パネル部5との間には、遊技者側に突出し、ゲーム操作を行うためのスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に形成されている。なお、上部パネル部4、操作卓7、下部パネル部5、及びメダル受皿部6は、遊技者側に面し、これらによって「前面パネル部」が構成される。
上部パネル部4の中央には、硬質プラスチック板等で形成されたパネル面41が設けられている。パネル面41のほぼ中央には略長方形の透明な表示窓42が形成されている。スロットマシン1は、このような表示窓42を通して筐体2内に設けられているリールユニット100の3個のリール101a、101b、101cが目視されるようになっている。
ここで、筐体2内に設置されているリールユニット100は、円筒形状のリール101a、101b、101cがそれぞれ回転軸方向に並べられ、各リール101a、101b、101cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれている。遊技者は、表示窓42を通して3列のリールに描かれたそれぞれ上下方向3個の図柄を目視できる。
上部パネル部4の上部には、高輝度発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部43と、ゲームに係る効果音を発生させるスピーカを内蔵する演出用放音部44a、44bが配置されている。
スロットマシン1は、ゲームの進行に応じて上述した演出用照明部43等が点灯又は点滅することで、ゲームにおける視覚的な演出効果を高めるように形成されている。
また、演出用放音部44a、44bの間には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて形成された表示窓45に面して遊技機の演出装置として液晶表示装置46が配置されている。なお、液晶表示装置46は、ゲームの演出に係る映像やゲーム(遊技)に関する情報を主に表示する。
操作卓7の上面右側には本実施形態の要部となるメダル投入部71が設けられている。メダル投入部71は、メダルを投入するためのメダル投入口72を有するとともに、メダルキャンセル通路210を有する。また、メダル投入部71は、上流側メダル選別装置としての機能を有している。
操作卓7の上面左側には、押しボタンスイッチである2個のベットボタン73、74が設けられている。
ベットボタン73、74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。本スロットマシン1においては、ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、内部貯留されているメダルから1枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで3枚の当該ゲームにメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、最大枚数のメダルを賭けることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、リール101a、101b、101cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられている。スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作桿を備え、操作桿が傾倒操作されるとオン、操作桿から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。
また、操作卓7の中央には、各リール101a、101b、101cの回転停止をそれぞれ指示するためのストップボタン76a、76b、76cが各リールの配列に対応して並設されている。
さらに、操作卓7の前面の左隅には、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルして払い出させることを指示するとともに、内部貯留したメダルを精算して払い出させることを指示するための精算ボタン77が設けられている。
操作卓7の前面右側には、前扉3を開錠するための鍵が挿入される鍵穴78が設けられている。スロットマシン1の管理者等が鍵穴78に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取付けられている前扉3を前方へ開くことができ、また前扉3を筐体2側に閉じると、自動的にこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部5には、スロットマシン1のモデルタイプを遊技者へ認識させる等のため、登場キャラクターの絵などを表示する表示パネル51が設けられている。
下部パネル部5の下側に配置されたメダル受皿部6には、入賞時にメダルを払い出すメダル払出口62と、払い出されたメダルを貯留するメダル受皿61と、演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する左右の演出用放音部63a、63bとが配置されている。
次に、図2を参照して、筐体2の内部構造と前扉3の裏面構造とを説明する。
図2は前扉3を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。
図2において、筐体2の前方には開口8を有している。この開口8内の上部には、左右のブラケット部材81、82を介して硬質プラスチックの基板ケース80に収納された主制御基板20が取付けられている。主制御基板20は、スロットマシン1の全体動作を集中制御するCPUを備えている。
筐体2内の中央には、リール101a、101b、101cを備えるリールユニット100が設けられている。リールユニット100は、前扉3が筐体2側に閉じられると前扉3の表示窓42にリール101a、101b、101cが対向するように、所定フレームに位置決めされて取付けられている。なお、各リール101a、101b、101cは、それぞれに内蔵されたリールモータによって回転駆動される。
また、リールユニット100の上部には、各リールを回転駆動する前記リールモータへ4相の駆動パルス信号を送出するリール基板110が取付けられている。主制御基板20は、リール基板110に回胴駆動(励磁)パルスデータを送出することで、各リールの回転、制動及び停止の制御を行っている。
リールユニット100の下方には、ホッパ装置21と、ホッパ装置21から溢れたメダルを収容するための補助貯留部22と、電源ユニット23が設けられている。電源ユニット23の内部の右側には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板24が設けられている。
電源ユニット23は、ハーネスを介してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品と電気的に接続する。また、電源ユニット23は、前記筐体2の壁面の貫通孔9に挿通された電源コード10を介して筐体2の外部から電力が供給され、供給された電力から所定の電圧値の電力を生成してホッパ装置21及び主制御基板20等の電気部品に供給する。ホッパ装置21の前面には、メダルを排出するメダル排出口25が設けられている。ホッパ装置21の上部にはメダルを貯留するメダル収納部26が設けられている。
更に、筐体2の上部右側の内壁に、遊技場に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子板27が取付けられている。
一方、前扉3の裏面側上部には、発光駆動部30が配置されている。発光駆動部30は、上述の演出用照明部43(図1参照)の光源である高輝度の発光ダイオードが複数配列され、この発光ダイオードを発光駆動する駆動回路が実装されている。
また、前扉3の裏面側上部には、上述の演出用放音部44a、44b(図1参照)に対向してスピーカ32a、32bが取付けられている。また、スピーカ32a、32bの間には、液晶表示装置46が取付けられている。更に、液晶表示装置46の裏面側には、電気回路基板で形成され硬質プラスチックの基板ケース90に収納されたサブ制御基板40が取付けられている。
主制御基板20及びサブ制御基板40は、スロットマシン1の作動を制御する制御基板である。
サブ制御基板40の下方には、リール101a、101b、101cを目視させるための透明な表示窓42が形成されたパネル板47が配置され、表示窓42の下方には、前面側のスタートレバー75(図1参照)及びストップボタン76a、76b、76c(図1参照)等の操作スイッチ類の出力信号を主制御基板20へ転送する中継基板として機能する中央表示基板33が設けられている。
中央表示基板33には、使用するメダルの種類を切り換えるためのメダル切換スイッチ83が設けられている。
中央表示基板33の下方には、保持具84が取付けられており、この保持具84によって下流側メダル選別装置34が取付けられている。
下流側メダル選別装置34は、メダル投入口72に投入されたメダルの適否を判別し振り分ける装置である。また、下流側メダル選別装置34はメダルセンサを内蔵しており、ゲームの待機状態等において正規のメダルが投入され、メダルセンサがこのメダルを検出することによって、メダル投入の受け付けを示す信号を主制御基板20へ送出する。
下流側メダル選別装置34の装置本体の下方には、下流側メダル選別装置34によって振り分けられた正規のメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置21へ案内するガイド部材35と、下流側メダル選別装置34により排除されたメダル(又は異物)をメダル払出口62へ案内するキャンセルシュート部材36が設けられている。また、前扉3の裏面側下部には、ホッパ装置21のメダル排出口25から排出されたメダルをメダル払出口62へ案内するガイド部材37が設けられている。更に、メダル払出口62に隣接して、上述した演出用放音部63a、63b(図1参照)に対向するスピーカ38a、38bが取付けられている。
なお、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板20によって統括制御されており、サブ制御基板40は、液晶表示装置46による演出映像の表示制御、上述の演出用照明部43の発光駆動部30を用いた演出発光制御、及び演出用放音部44a、44b、63a、63bのスピーカ32a、32b、38a、38bを使った演出効果音制御など、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
次に、図3のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。
図3はスロットマシン1の制御システムを表したブロック図である。
図3において、主制御基板20は、メインCPU120と、記憶部121と、I/F回路122と、ソレノイド駆動回路123と、モータ駆動回路124を主要構成として備えている。
記憶部121は、ROM、RAM等の半導体メモリによって構成され、主要構成としてプログラムROM131と制御RAM132を有している。記憶部121のプログラムROM131には、スロットマシンゲーム用のシステムプログラムが予め記憶されている。主制御基板20は、記憶部121のプログラムROM131に記憶されたシステムプログラムに従ってメインCPU120が演算処理を実行することで、スロットマシン1全体の動作を統括制御している。また、主制御基板20は、スロットマシン1が内部貯留するメダルの数であるメダルクレジットを記憶部121の制御RAM132に記憶させる。
主制御基板20のメインCPU120には、中央表示基板33及びI/F回路122を介してベットボタン73、74、スタートレバー75、ストップボタン76a、76b、76c、精算ボタン77等の操作スイッチ類が接続されるとともに、中央表示基板33及びI/F回路122を介して下流側メダル選別装置34のメダルセンサ141、メダル投入部71のレバー検出センサ215及び滞留検出センサ216が接続されている。また、主制御基板20のメインCPU120には、I/F回路122を介してソレノイド駆動回路123及びモータ駆動回路124の入力側が接続されている。ソレノイド駆動回路123の出力側には、中央表示基板33を介して下流側メダル選別装置34のフラッパータイプソレノイド142、143が接続されている。モータ駆動回路124の出力側には、中央表示基板33を介してメダル投入部71のモータ221が接続されている。
また、主制御基板20には、電源装置基板24が接続されている。電源装置基板24は、主制御基板20のメインCPU120からI/F回路122を介して送信されるコマンドデータに基づいてメダル払出装置であるホッパ装置21を駆動する。
フラッパータイプソレノイド142、143は、下流側メダル選別装置34に流下するコインを強制排除する場合に用いられる後述の第1及び第2のメダルブロッカ251、451(図7参照)を駆動するためのものである。メインCPU120は、主制御基板20に設けられたソレノイド駆動回路123を制御することでフラッパータイプソレノイド142、143のオン、オフを行う。
メダル投入部71のモータ221は、使用するメダルの種類を切り換え及びメダル投入部71に滞留した大径メダルを前記メダルキャンセル通路210(図1参照)に案内する場合に後述の大径メダル停止レバー220(図5参照)を駆動するためのものである。メインCPU120は、主制御基板20に設けられたモータ駆動回路124を制御することで大径メダル停止レバー220(図5参照)を回動させる。
主制御基板20のメインCPU120は、前記操作スイッチ類や下流側メダル選別装置34のメダルセンサ141からの出力信号によりゲームに係る操作を検出する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、動作モードがメダルベット待機状態となっている場合において、メダルセンサ141がメダルを検出した場合、検出したメダルをゲームの賭数に加算する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、動作モードがメダルクレジット入力待機状態となっている場合において、メダルセンサ141がメダルを検出した場合、検出したメダルを制御RAM132が記憶するメダルクレジットに加算する。ここで、メダルベット待機状態とは、1つのゲームが終了した後、当該ゲームにメダルが賭けられるのを待機している状態のことを示している。メダルクレジット入力待機状態とは、当該ゲームにメダルが賭けられた後、制御RAM132の前記クレジット数が最大値(例えば、50)になるまでの状態のことを示している。
一方、左中右のリール101a、101b、101cには、リールセンサ103a、103b、103cが設けられている。
主制御基板20のメインCPU120は、リール基板110及びI/F回路122を介してリールセンサ103a、103b、103cの検出信号を受信し、各リールの基準となる回転位置を把握しながら、I/F回路122を介してリール基板110に所定の回胴駆動パルスデータを送信する。リール基板110は、主制御基板20からの回胴駆動パルスデータに従って左中右のリールモータ102a、102b、102cを回転駆動することで、各リール101a、101b、101cの回転及び停止の動作制御を行っている。
主制御基板20のメインCPU120は、I/F回路122及びリール基板110を介して外部集中端子板27と接続しており、外部集中端子板27にメダル払出信号等の遊技情報に関する信号と、払出エラー信号等のセキュリティーに関係する信号を送信する。
また、主制御基板20のメインCPU120は、入賞が確定した場合等において、I/F回路122及び電源装置基板24を介してホッパ装置21を制御することで、所定数のメダルをメダル受皿61(図1参照)に払い出す。
さらに、主制御基板20のメインCPU120は、精算ボタン77が操作された場合、ゲームに賭けられたメダルをキャンセルしてホッパ装置21に払い出させるとともに、制御RAM132が内部貯留したメダルであるメダルクレジットを精算してホッパ装置21に精算前のクレジット数のメダルを払い出させる。
サブ制御基板40は、主制御基板20からの制御信号に基づいて演出用照明部43(図1参照)、演出用放音部44a、44b、63a、63b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b(図2参照)、液晶表示装置46(図1参照)等の演出装置50を制御駆動することで、遊技者の視覚や聴覚に訴える演出をゲームの進行に応じて行っている。
一方、記憶部121の制御RAM132には、内部当選した入賞役に対応するフラグを記憶する内部抽選フラグ記憶領域が設定されている。
メインCPU120は、I/F回路122を介して受信するスタートレバー75の出力信号が当該スタートレバー75の操作を示すことを契機に入賞役またはハズレを抽選する。そして、メインCPU120は、入賞役に当選した場合、記憶部121の内部抽選フラグ記憶領域における当選した入賞役のフラグをオンにする。ここでは、かかる入賞役の抽選方法を「内部抽選」と呼んでいる。
次に、スロットマシン1におけるゲーム動作の概要を説明する。
スロットマシン1は、先のゲームにおいて入賞しメダルの配当が完了した時、又は先のゲームにおいてハズレが確定すると待機状態となる。次に、遊技者がメダル投入ガイド71のメダル投入口72にメダルを投入し、もしくは、ベットボタン73を三回押圧操作するかベットボタン74を一回押圧操作することで、スロットマシン1は、内部に貯留したメダル(クレジット)から当該ゲームに所定枚数(例えば、3枚)のメダルが賭けられゲームを準備する。
ゲーム準備の状態でスタートレバー75が傾動操作されゲームが開始されると、主制御基板20は、3個のリール101a、101b、101cを一斉に回転させ始めるとともに、上述した内部抽選を実行する。内部抽選の結果は、内部抽選フラグ記憶領域に記憶される。
次に、遊技者により何れかのストップボタン76a、76b、76cが押圧操作されることで、リール101a、101b、101cが停止し、主制御基板20は、停止した各リールが表示する図柄と上述の内部抽選フラグ記憶領域に記憶された内部抽選の入賞役に係る図柄の組合せとが一致しているかどうか判定する。
これら図柄の組合せが一致し役への入賞が確定すると、スロットマシン1は、主制御基板20により制御RAM132の制御を行い、内部貯留しているメダルのクレジット数が所定の数になるまで、当該役の種類に応じて予め決められた配当数のメダルをクレジット数に加算する。さらに、スロットマシン1は、前記配当数と前記クレジット数の加算結果が前記所定の数を超過すると、この超過した数のメダルをメダル受皿61へ払い出す。
図4は、図1に示したメダル投入部71の前方右斜め上側から見た斜視図である。
図4において、メダル投入部71は、例えば亜鉛合金の鋳造で形成された本体部201の背面に背面蓋部202(後述の図6参照)をネジ止めして組み立てたものである。
本体部201の背面側には、背面側板状部203が操作卓7の上面に対して直立して形成されている。本体部201の上部の背面側板状部203の前方には、複数枚のメダルを厚み方向に積層して背面板側へ移動可能にしたガイド部204が形成されている。
これらガイド部204と背面側板状部203との間にはメダルの厚みよりも若干広い隙間205が形成されており、この隙間205の上部は、メダル投入口72になっている。
前扉3(図1参照)の正面側から見たガイド部204の右側には、当該右側延設部206が右側に延出して形成されている。右側延設部206の上部と背面側板状部203との間にはメダルの厚みよりも若干広い隙間207が形成されている。
右側延設部206の下部には、キャンセル経路形成部208が形成されている。
キャンセル経路形成部208と背面蓋部202との間にはメダルの厚みよりも若干広い隙間209が形成されている。
隙間207、209は、メダルキャンセル通路210を形成している。
メダルキャンセル通路210の底面は、前扉3(図1参照)の正面側から見て右側が下方になるように傾斜して形成されている。
本体部201の下側には、メダルを下方に案内するための案内経路形成部211が下方に突出して設けられている。案内経路形成部211には、背面蓋部202とメダルの厚みよりも若干広い隙間212を介して対向する面が形成されている。
これら背面蓋部202と案内経路形成部211との隙間212の上部は、隙間205を介してメダル投入口72に繋がる。このメダル投入口72と隙間205、212はメダルを下方に案内する一本の第1のメダル案内経路213を形成している。第1のメダル案内経路213の左右の幅は、約31mmに形成されている。
図5は、メダル投入部71の後方左斜め下側から見た斜視図である。
図5において、本体部201の背面には、ネジ止め用の段部218が形成されており、段部218には、背面蓋部202がネジ219、219によるネジ止めにより固定されている。
背面蓋部202の背面には、レバー駆動ユニット214、レバー検出センサ215及び滞留検出センサ216がネジ止めにより取付固定されている。
レバー駆動ユニット214は、第1のメダル案内経路213の上部の裏側に配置している。レバー検出センサ215は、前扉3(図1参照)の正面側から見てレバー駆動ユニット214の左下寄りに配置している。滞留検出センサ216は、レバー駆動ユニット214の下方に配置している。
レバー駆動ユニット214は、モータ221とギアボックス222とから構成されている。
ギアボックス222は、正面側が背面蓋部202の背面に接触した状態で背面蓋部202にネジ止めされる。ギアボックス222の背面側には、モータ221が取付けられている。モータ221には、ハーネス223の一端が接続されている。モータ221は、ステッピングモータを採用しており、主制御基板20から中央表示基板33及びハーネス223を介して供給されるパルス電力によって回転軸を回転させる。
モータ221の回転軸からの動力は、ギアボックス222の減速ギアを介して回転軸224に伝達する。背面蓋部202には、回転軸224が挿通される貫通孔225が形成されている。一方、前扉3の正面側から見て第1のメダル案内経路213の左隣には、大径メダル停止レバー220が収納可能な隙間226が形成されている。回転軸224の先端側は、貫通孔225を介して隙間226内に突出して大径メダル停止レバー220と接続固定している。
大径メダル停止レバー220は、回転軸224が取付られる軸取付部231と、メダルを係止する係止部232と、回動位置検出用の突起部233とを一体形成したものである。
軸取付部231は、小径のリング状に形成され、その中心に形成された貫通孔230に回転軸224が取付固定されている。
軸取付部231の外周には、係止部232と突起部233が延出して形成されている。
係止部232は、メダルの係止に適するように軸取付部231から先端側に向けて幅広となる略直角三角形の形状に形成されている。突起部233は、正面側から見て回転軸224を中心として係止部232から90°程度右回りに回転した方向に形成されている。
レバー検出センサ215は、反射式のフォトセンサで構成されており、背面蓋部202に形成された貫通孔234を介して大径メダル停止レバー220の突起部233の位置検出を行う。レバー検出センサ215の検出結果はハーネス227及び中央表示基板33を介して主制御基板20に送信される。
大径メダル停止レバー220の突起部233は、係止部232が第1のメダル案内経路213に約5mm突出した位置でレバー検出センサ215に検出される。
滞留検出センサ216は、反射式のフォトセンサで構成されており、背面蓋部202に形成された貫通孔235を介して第1のメダル案内経路213内を滞留または流下するメダルの検出を行う。
滞留検出センサ216の検出結果はハーネス228及び中央表示基板33(図2参照)を介して主制御基板20に送信される。
前扉3(図1参照)の正面側から見て案内経路形成部211の下面の左側には、ネジ止め部236が形成されている。
前扉3(図1参照)の正面側から見てキャンセル経路形成部208の下面の右側には、ネジ止め部237が形成されている。
ネジ止め部236、237は、メダル投入部71を前扉3(図2参照)の裏面側からネジ止め固定するためのものである。
メダル投入部71を前扉3に取り付けた状態では、レバー駆動ユニット214、レバー検出センサ215及び滞留検出センサ216が、前扉3(図1参照)のパネル面41(図1参照)に形成された切り欠きに挿入され、キャンセル経路形成部208、案内経路形成部211及び背面蓋部202の下部が、操作卓7(図1参照)の上面の前扉3の正面側から見て右側に形成された貫通口に挿入される。
図6はメダル投入部71の右側から見た断面図である。
図6において、メダル投入部71の第1のメダル案内経路213を形成するメダル投入口72、隙間205、212は、垂直方向に繋がっており、直径が30mmの大径メダルと直径が25mmの小径メダルの双方が通過可能になっている。隙間212の左奥には、大径メダル停止レバー220が配置されている。
以下、下流側メダル選別装置34について詳細に説明する。
図7は、下流側メダル選別装置34の分解斜視図である。
図7において、下流側メダル選別装置34は、硬質プラスチックにより一体形成したケース301と、金属板から成るゲートプレート302と、合成樹脂で形成されケース301の略下半分を開閉可能に覆うカバー303とを主要構造としている。
ケース301は、背面側が開口した箱型に形成されており、若干縦長の四角形に形成された部品取付部400の背面側に左右及び上側に壁部401、402、403を有する。ゲートプレート302は、ケース301に対して回動することでケース301の背面の上半分を露出及び遮蔽可能な状態で取付けられている。
図8は、下流側メダル選別装置34からカバー303を取り外した状態の左後方斜め上側から見た斜視図である。
図8において、左側壁部401の上部及び下部における前寄りの位置には、それぞれ保持具84(図3参照)と係合する突起部411、412が側方に突出して形成されている。突起部411、412は、保持具84に下流側メダル選別装置34を取付るためのものである。
図9は、下流側メダル選別装置34を組み立てた状態の右後方斜め上側から見た斜視図である。
図9において、右側壁部402の上部及び下部における前寄りの位置には、保持具84(図3参照)と係合する突起部421、422が側方に突出して形成されている。突起部421、422は、保持具84に下流側メダル選別装置34を取付るためのものである。
図10は、下流側メダル選別装置34のケース301の背面図である。
図10において、ケース301の部品取付部400の壁面は、略上半分の領域を占める案内面部431と、案内面部431下端の斜めの折曲部432から左下奥へ向かう勾配を有する傾斜面部433と、傾斜面部433下端の斜めの折曲部434から下方に延出する垂直面部435から構成される。
尚、案内面部431の背面側の大径メダルや小径メダルに接触する面は、意図しない小径メダルの脱落を防止するため、若干斜め上方に向いて形成されている。
前扉3の正面側から見た案内面部431の右側部には、フラッパータイプソレノイド142が設けられている。
以下、フラッパータイプソレノイド142について詳細に説明する。
図7において、フラッパータイプソレノイド142は、電磁石253を設けたソレノイド本体250と、メダルブロッカ251と、コイルバネ252とから構成される。
ソレノイド本体250は、略コ字形状のプレート部材254の正面側の平面部255に電磁石253を取付けたものである。電磁石253は、電磁コイル256とボビン257と鉄芯258とから構成される。ボビン257には、電磁コイル256が巻き付けられている。ボビン257の中心には鉄芯258が嵌入されている。ボビン257の正面にはメダルブロッカ251を回動の範囲を規制するための左右の突起部259、259が設けられている。
プレート部材254の平面部255の一方の短辺には、背面側に折曲する折曲部を介して前扉3の正面側から見て左側の平面部261が一体的に設けられている。前扉3の正面側から見て左側の平面部261の正面側は、側方に折曲されてネジ止め部262が形成されている。ネジ止め部262は、ネジ281、281によりケース301の案内面部431の正面側にネジ止めされる。
正面側の平面部255の他方の短辺には、背面側に折曲する折曲部を介して前扉3の正面側から見て右側の平面部263が一体的に設けられている。前扉3の正面側から見て右側の平面部263の正面側には、フック271が設けられている。右側の平面部263の背面側には、一対の突起部272、272が設けられている。
図11はフラッパータイプソレノイド142及びその周辺部の分解斜視図である。
図11において、メダルブロッカ251は、金属板を折り曲げて形成されたものであり、長手方向の基端側には、フック273が形成されている。
メダルブロッカ251の側辺の基端側寄りには、プレート部材254の一対の突起部272、272が挿入される一対の切り欠き275、275が形成されている。一対の切り欠き275、275より基端側は、メダルブロッカ251の回動を規制する規制片276、276になっている。
メダルブロッカ251の背面側には、規制爪部277が後述の第2のメダル案内経路312(図13参照)へ突出する側に向けて延出して形成されている。規制爪部277は、長手方向が後述の第2のメダル案内経路312(図13参照)と略平行になるように設けられている。また、規制爪部277は、第2のメダル案内経路312の上流側隅部が斜めに切除された形状に形成されている。
一方、ケース301の案内面部431の正面側には、二つのネジ止め部442、442が形成されている。ネジ止め部442、442は突起状に形成されている。ネジ止め部442、442は、先端面から後方に向けてネジ穴が形成されている。
ソレノイド本体250のネジ止め部262には、二つのネジ挿通孔264、264が形成されている。二つのネジ281、281は、ソレノイド本体250のネジ止め部262の二つのネジ挿通孔264、264に挿入し、ケース301の案内面部431の二つのネジ止め部442、442のネジ穴に螺入して締め付けられることでソレノイド本体250のネジ止め部262を案内面部431の二つのネジ止め部442、442にネジ止め固定する。
ケース301の案内面部431には、メダルブロッカ251の規制爪部277が挿通されるスリット443が形成されている。
図12はフラッパータイプソレノイド142及びその周辺部の斜視図である。
図12において、ソレノイド本体250のネジ止め部262を案内面部431の二つのネジ止め部442、442にネジ止め固定した状態では、メダルブロッカ251の規制爪部277はスリット443に挿入され、後述の第2のメダル案内経路312(図13参照)へ突出及び第2のメダル案内経路312(図13参照)から退避可能な状態になる。
一方、図7において、案内面部431の上側中央部には、前方に向けて凹む収納部440が設けられている。収納部440には、フラッパータイプソレノイド143が収納される。フラッパータイプソレノイド143は、ネジ441により収納部440の奥面にネジ止め固定される。
以下、フラッパータイプソレノイド143について詳細に説明する。
フラッパータイプソレノイド143は、電磁石453を設けたソレノイド本体450と、メダルブロッカ451と、コイルバネ452とから構成される。
ソレノイド本体450は、略L字形状のプレート部材454の一方の平面部455に電磁石453を取付けたものである。電磁石453は、電磁コイル457とボビン458と鉄芯459とから構成される。ボビン458には、電磁コイル457が巻き付けられている。ボビン458の中心には鉄芯459が嵌入されている。ボビン458の正面にはメダルブロッカ451を回動の範囲を規制するための左右の突起部460、460が設けられている。
他方の平面部456の正面側には、フック461が設けられている。他方の平面部456の正面側には、左右の突起部462、462が設けられている。
メダルブロッカ451は、金属板を折り曲げて形成されたものであり、長手方向の基端側には、フック463が形成されている。
メダルブロッカ451の側辺の基端側寄りには、プレート部材454の左右の突起部462、462が挿入される左右の切り欠き465、465が形成されている。左右の切り欠き465、465より基端側は、メダルブロッカ451の回動を規制する規制片466、466になっている。
メダルブロッカ451の先端側には、規制爪部467が後述の第2のメダル案内経路312(図13参照)へ突出する側に向けて延出して形成されている。
また、ケース301の案内面部431の収納部440より前扉3の正面側から見て左側には、開口470が形成されている。開口470には、メダルの通過を検出するメダルセンサ141が設けられている。メダルセンサ141は、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472を有して形成されている。
ゲートプレート302は、当該ケース301に対して開閉可能に取付けられケース301の略上半分を覆う金属板から形成される。
このゲートプレート302は、金属板で形成された本体501の正面側から見た左方端部において軸部502を有し、軸部502によりケース301に軸支されている。この軸部502には、コイルバネ503が巻回されている。
また、ゲートプレート302の本体501の背面には、金属製のスイングレバー504と、合成樹脂製の案内レバー505と、コイルバネ506、507とが取付けられている。
スイングレバー504は、本体501の背面の上部に回動自在に軸支されている。コイルバネ506は、スイングレバー504を正面側から見て左回転方向へ常時付勢する。スイングレバー504の先端は、前方に向けて折り曲げられて爪部508が形成され、爪部508が本体501に形成された開口509を介して本体501の正面側に突出する。
案内レバー505は、ゲートプレート302の本体501に対して回動自在に軸支されその軸部510に巻回されたコイルバネ507によって常時メダルブロッカ451側へ付勢される。
図13は、メダル投入部71及び下流側メダル選別装置34の一部切り欠いて示す背面図である。
図13において、ゲートプレート302は、正面側から見た左方端部においてケース301に軸支され、軸部502に巻回されたコイルバネ503によって、常時、ケース301側へ付勢されている。
ゲートプレート302がケース301の案内面部431と対向することで、ゲートプレート302の背面とケース301の案内面部431との間隙には、メダル入口311、及びメダル入口311から左下方のメダル出口313(図8参照)へ向かう第2のメダル案内経路312が形成されている。
前記第2のメダル案内経路312においては、ゲートプレート302の下端部分がケース301側へ向けて折り曲げられて直線状の転送レール部511が形成されている。転送レール部511は、前記第2のメダル案内経路312を流下するメダルの外周を斜め下側から支持するものであり、ケース301の折曲部432(図7参照)と平行に配置し、且つ、折曲部432よりも若干下方に位置している。これにより、転送レール部511とケース301の傾斜面部433との間に隙間が生じ、メダル排除口321が形成されている。
第2のメダル案内経路312の上流側には、メダル入口311に投入されたメダルが正規のものか否かを判別するセレクト機構322が設けられている。より詳細には、セレクト機構322は、規定以上の外径を有するメダルを排除する最大径規制手段と、規定以上の厚みを有するメダルを排除する板厚規制手段と、前記大径メダルの使用が選択された場合、規定以下の外径を有するメダルを排除する大径メダル対応最小径規制手段とを備え構成されている。
セレクト機構322の最大径規制手段は、メダル入口311付近において、ゲートプレート302の背面からケース301の案内面部431へ向けて突設された一対の外径規制爪512、513により形成されている。外径規制爪512、513の間隔は、正規のメダルの外径にその寸法公差を考慮した最大外径相当の幅に設定されている。このため、規定以上の外径を有するメダルが最大径規制手段に投入されると、外径規制爪512、513によって下方への落下が阻止される。
セレクト機構322の板厚規制手段は、ケース301の案内面部431に設けられゲートプレート302側へ突出するシックネススクリュ439により形成されている。シックネススクリュ439の先端からゲートプレート302の背面までの間隙は正規のメダルの最大厚さに設定されている。このため、規定以上の厚みを有するメダルが板厚規制手段に投入されると、シックネススクリュ439により下方への落下が阻止される。
セレクト機構322の大径メダル対応最小径規制手段は、ケース301の正面側に設けられたフラッパータイプソレノイド142と、転送レール部511と、第2のメダル案内経路312に沿ってゲートプレート302に形成された切欠き514と、傾斜壁部515と、案内面部516と、切欠き514の上部に形成されたレール状の大径メダル摺接部520とから主に形成されている。
傾斜壁部515は、切欠き514が形成された部分の側壁であって図面手前側(メダルの転送方向に対して外方側)に傾斜する。
転送レール部511から大径メダル摺接部520の下端までの距離は、正規の大径メダルの外径より短く且つ正規の小径メダルの外径より長く形成されている。
転送レール部511と傾斜壁部515の間の案内面部516は、ケース301の案内面部431と同様に背面側から見て若干斜め上方に向いて形成されている。
図12において、フラッパータイプソレノイド142のメダルブロッカ251は、ケース301の背面側に固着されたプレート部材254に回動自在に支承されコイルバネ252の引張り力により規制爪部277が図13に示す第2のメダル案内経路312内へ突出する側へ常時付勢される。
フラッパータイプソレノイド142の電磁石253は、図3に示す主制御基板20からの制御信号に従ってオンオフし、オンすることで生じる磁力により前記メダルブロッカ251を引き付けその規制爪部277を図13に示す第2のメダル案内経路312から退避させる。ここで、スロットマシン1において、前記大径メダルの使用が選択された場合、電磁石253はオフの状態にあり、前記小径メダルの使用が選択された場合、電磁石253はオンの状態にある。
これにより、スロットマシン1において、前記大径メダルの使用が選択された場合、メダルブロッカ251の規制爪部277がケース301に形成されたスリット443を通して第2のメダル案内経路312内へ突出する。この状態において、小径メダルがセレクト機構322に投入されると、当該メダルはメダルブロッカ251の規制爪部277に衝突してゲートプレート302の傾斜壁部515へ倒され、転送レール部511から脱落する。これにより、当該メダルはメダル排除口321を介して下方へ排除される。
また、スロットマシン1において、前記大径メダルの使用が選択された状態で大径メダルがセレクト機構322に投入されると、メダルブロッカ251により当該メダルが傾斜壁部515へ押されるが、メダルの上端側は大径メダル摺接部520に支えられ、メダルの下端側は案内面部516に支えられるので、当該大径メダルは、倒されることなく、セレクト機構322の転送レール部511を脱落することなく通過する。
また、スロットマシン1において、前記小径メダルの使用が選択された場合、メダルブロッカ251の規制爪部277が第2のメダル案内経路312から退避する。この状態において、小径メダルがセレクト機構322に投入されると、小径メダルはセレクト機構322の転送レール部511を脱落することなく通過する。
また、セレクト機構322の中間部におけるゲートプレート302のメダル入口311付近には、速度緩和機構331が設けられている。速度緩和機構331は、前述のスイングレバー504とコイルバネ506とを備え構成されている。
スイングレバー504の先端の爪部508は、ゲートプレート302の開口509を通して第2のメダル案内経路312内まで突出している。
すなわち、速度緩和機構331は、セレクト機構322内の第2のメダル案内経路312を落下するメダルに対してスイングレバー504の先端の爪部508が衝突し、スイングレバー504が当該メダルと当接しながら前記コイルバネの付勢力に抗して回動することで、当該メダルの落下速度を緩和するように構成されている。
第2のメダル案内経路312の中流部分には、第2のメダル案内経路312により転送されるメダルをメダル排除口321から落下させて強制的に排除する機能を有するゲート機構332が設けられている。このゲート機構332は、フラッパータイプソレノイド143と、案内レバー505とを備え構成されている。
フラッパータイプソレノイド143のメダルブロッカ451は、図7に示すケース301の背面側に固着された略L字形状のプレート部材454の先端に回動自在に支承されコイルバネ452の引張り力によりその先端である規制爪部467が図13に示す第2のメダル案内経路312内へ突出する側へ常時付勢される。
図7に示すフラッパータイプソレノイド143の電磁石453は、図3に示す主制御基板20からの制御信号に従ってオンオフし、オンすることで生じる磁力により前記メダルブロッカ451を引き付けその規制爪部467を図13に示す第2のメダル案内経路312から退避させる。
案内レバー505は、ゲートプレート302に対して回動自在に軸支されその軸部に巻回されたコイルバネ507によって常時メダルブロッカ451側へ付勢される。
スロットマシン1が電源オフの時、又は遊技が進行中で新たなメダルの受け付けを禁止する状態においては、電磁石453はオフの状態にあり、メダルブロッカ451の規制爪部467がケース301に形成された開口440を通して第2のメダル案内経路312内へ突出する。同時に案内レバー505は、コイルバネ507の付勢力によりメダルブロッカ451に当接すると共に、メダルブロッカ451の付勢力に負けて第2のメダル案内経路312の外方側の回動位置に押し出され静止する。この状態において、メダルがゲート機構332に投入されると、当該メダルはメダルブロッカ451の規制爪部467に衝突してゲートプレート302の傾斜壁部515へ倒され、転送レール部511から脱落する。これにより、当該メダルはメダル排除口321を介して下方へ排除される。
以下、メダルセンサ141について詳細に説明する。
図13において、メダルセンサ141の第1の反射式フォトセンサ471は、前記第2のメダル案内経路312内に向けて光を照射する発光部471aと当該第2のメダル案内経路312内を通過するメダルから反射した光を受光する受光部471bを有している。
メダルセンサ141の第2の反射式フォトセンサ472は、発光部471aより下流の位置で前記第2のメダル案内経路312内に向けて光を照射する発光部472aと第2のメダル案内経路312内を通過するメダルから反射した光を受光する受光部472bを有している。
第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472は、それぞれ所定の周期で変調したパルス光を発光部471a、472aの発光素子が周期的に発光し、その信号と同期する反射光を受光部471b、472bの受光素子が受光した場合のみ検知動作する、いわゆるパルス変調方式が採用されている。
メダルセンサ141は、前記ゲート機構332により通されたメダルが第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472の発光部471a、472a及び受光部471b、472bに対向するエリアを横切ると、メダル検出信号を主制御基板20へ送出する。そして、主制御基板20は、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472からの前記メダル検出信号をカウントすることでスロットマシン1のメダル投入口72に投入された正規メダルの枚数を知ることができる。さらに、主制御基板20は、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472からの前記メダル検出信号の時間差を検出することでメダル詰まり等のトラブルや不正行為を検出している。
以下、ケース301の正面側について説明する。
図10において、ケース301の正面側で、フラッパータイプソレノイド142の電磁石253、フラッパータイプソレノイド143の電磁石453、第1及び第2の反射式フォトセンサ471、472からそれぞれ伸び出すハーネス491、492、493、494は、ベルト495により纏められ、案内面部431の正面側に形成されたハーネス保持部496に保持された状態でケース301から延出する。ケース301から延出したハーネス491、492、493、494は、一個のハーネス側コネクタ497に接続する。ハーネス側コネクタ497は、図2に示す中央表示基板33の基板側コネクタと接続することで主制御基板20に電気的に接続する。
以下、メダル投入部71と下流側メダル選別装置34によるメダル選別動作について詳細に説明する。
図14はスロットマシン1に使用するメダルとして直径が30mmの大径メダル701を選択した状態でメダル投入口72に大径メダル701が投入された場合の動作を背面側から見た状態で示す説明図である。
図15(a)はスロットマシン1に使用するメダルとして前記の大径メダル701を選択した状態でメダル投入口72に大径メダル701が投入された場合のメダルブロッカ251の動作を上側から見た状態で示す説明図である。
図15(b)はスロットマシン1に使用するメダルとして前記の大径メダル701を選択した状態でメダル投入口72に直径が25mmの小径メダル702が投入された場合のメダルブロッカ251の動作を上側から見た状態で示す説明図である。
まず、スロットマシン1に使用するメダルとして直径が30mmの大径メダル701を選択する場合の動作を説明する。
スロットマシン1に使用するメダルとして大径メダル701を選択する場合、作業者は、図2に示すメダル切換スイッチ83を操作して大径メダル701を選択する。これにより、図3に示す主制御基板20のメインCPU120は、モータ駆動回路124を制御して図5に示す回転軸224を正面側から見て右回りに回転させ、大径メダル停止レバー220を図13に示すように第1の第1のメダル案内経路213から退避させる。
また、主制御基板20のメインCPU120は、ソレノイド駆動回路123を制御してメダルブロッカ251(図11参照)の規制爪部277を第2のメダル案内経路312(図13参照)へ突出させる。
スロットマシン1(図1参照)のメダル投入口72に大径メダル701が投入されると、図13に示すように、メダル投入部71の第1のメダル案内経路213を下方向Aへ流下して下流側メダル選別装置34のメダル入口311へ案内される。メダル入口311から下流側メダル選別装置34内部の第2のメダル案内経路312へ案内された大径メダル701は、下方向Bへ流下してセレクト機構322において、一対の外径規制爪512、513からなる最大径規制手段、及びシックネススクリュ439からなる板厚規制手段を経由することにより、一定以下の外径及び厚みを有するメダルのみが次段の大径メダル対応最小径規制手段の転送レール部511へ落下する。このとき、速度緩和機構331のスイングレバー504の先端が大径メダル701に当接しながら回動することで、セレクト機構322を落下する大径メダル701の速度が緩和される。
転送レール部511に落下した大径メダル701は、当該転送レール部511に沿って左斜め下方向Cに方向転換し、図14に示すセレクト機構322の大径メダル摺接部520側へ流下し、図15(a)に示すようにメダルブロッカ251の規制爪部277の付勢力によりゲートプレート302側へ押し付けられる。ここで図14に示すようにゲートプレート302の転送レール部511から切欠き514の上縁の大径メダル摺接部520までの距離は正規の大径メダル701の外径よりも若干短く形成されているので、正規の外径を有する大径メダル701はメダルブロッカ251の規制爪部277とゲートプレート302の大径メダル摺接部520により挟まれながら転送レール部511を流下する。
一方、この状態で大径メダル対応最小径規制手段に小径メダル702が投入されると、ゲートプレート302の切欠き514の大径メダル摺接部520が小径メダル702の上端よりも高く位置しているので、図15(b)に示すように小径メダル702はメダルブロッカ251により上部が切欠き514から押し出され、図7に示すゲートプレート302の傾斜壁部515へ倒される。また、図13に示すメダル排除口321を形成する折曲部432(図7参照)は転送レール部511よりも若干高く位置しているので、メダルブロッカ251によって倒された小径メダル702は転送レール部511から脱落する。これにより、小径メダル702はメダル排除口321を介して下方向Dへ排除され図2に示すキャンセルシュート部材36を介してメダル払出口62から排出される。
一方、前記セレクト機構322を通過した大径メダル701は、転送レール部511を流下してゲート機構332へ進入する。
ここで、ゲート機構332は、主制御基板20からの制御信号に従って第2のメダル案内経路312を流下する大径メダル701をメダルセンサ141側へ通過させるメダル受付許可状態と、大径メダル701をメダル排除口321から落下させて排除するメダル受付禁止状態とに遷移する。
ゲート機構332がメダル受付許可状態にあるときには、電磁石453(図7参照)がオンし、その磁力によってメダルブロッカ451が引き付けられ、メダルブロッカ451の先端に形成されている規制爪部467(図7参照)が第2のメダル案内経路312から退避する。同時に、コイルバネ507により常時付勢されている案内レバー505は、ケース301の案内面部431に当接し、ゲートプレート302に対してほぼ平行な回動位置に静止している。すなわち、メダル受付許可状態においては、ゲートプレート302の切欠き部分が案内レバー505で閉塞されるので、図13に示すゲート機構332に進入した大径メダル701は、ケース301の案内面部431と案内レバー505とにより案内されながらゲート機構332を通過し、次段のメダルセンサ141へ流下してメダルセンサ141で検出が行われる。ここで、メダルセンサ141は、大径メダル701が発光部471a、472a及び受光部471b、472bに対向するエリアを横切ると、メダル検出信号を主制御基板20へ送出する。そして、主制御基板20は、メダルセンサ141からの前記メダル検出信号をカウント受信し、これをカウントして内部貯留しているメダル数であるクレジット数に加算する。メダルセンサ141で検出が行われた大径メダル701は、メダル出口313から左斜め下方向Eへ排出され、図2に示すガイド部材35を介してホッパ装置21のメダル収納部26に貯留される。
次に、リール101a、101b、101c(図3参照)の回転中や、入賞役のリプレイに当選した場合等、スロットマシン1が新たなメダルの受付を禁止する状態、即ちメダル受付禁止状態におけるゲート機構332の動作を説明する。
図13に示すゲート機構332がメダル受付禁止状態にあるときには、主制御基板20(図3参照)はフラッパータイプソレノイド143の電磁石453(図7参照)に対しては駆動電流を供給せず、電磁石453がオフし、コイルバネ452(図7参照)の引張り力によってメダルブロッカ451の規制爪部467(図7参照)は第2のメダル案内経路312内へ突出する。また、案内レバー505は、当該メダルブロッカ451と当接しながらゲートプレート302の外方側へ押し出される。
なお、図7に示す規制爪部467は、第2のメダル案内経路312の上流側隅部が斜めに切除された形状に形成されている。このため、第2のメダル案内経路312内へ突出する規制爪部467に大径メダル701が衝突すると、当該大径メダル701はゲートプレート302の開放された傾斜壁部515へ倒される。そして、傾斜壁部515へ倒された大径メダル701は、メダル排除口321から下方のキャンセルシュート部材36(図3参照)側へ排除される。
次に、スロットマシン1に使用するメダルとして直径が25mmの小径メダル702を選択する場合の動作を説明する。
図16はスロットマシン1に使用するメダルとして直径が25mmの小径メダル702を選択した状態でメダル投入口72に小径メダル702が投入された状態におけるメダル投入部71及び下流側メダル選別装置34の一部切り欠いて示す背面図である。図17はスロットマシン1に使用するメダルとして小径メダル702を選択した状態でメダル投入口72に小径メダル702が投入された場合の動作を背面側から見た状態で示す説明図である。図18はスロットマシン1に使用するメダルとして小径メダル702を選択した状態でメダル投入口72に小径メダル702が投入された場合のメダルブロッカ251の動作を上側から見た状態で示す説明図である。
スロットマシン1に使用するメダルとして図16に示す小径メダル702を選択する場合、作業者は、図2に示すメダル切換スイッチ83を操作して小径メダル702(図16参照)を選択する。これにより、図3に示す主制御基板20のメインCPU120は、モータ駆動回路124を制御して図5に示す回転軸224を正面側から見て左回りに回転させ、図16に示すように、レバー検出センサ215が大径メダル停止レバー220の突起部233を検出する位置で停止させる。これにより係止部232が第1のメダル案内経路213に約5mm突出した位置でレバー検出センサ215に検出される。この状態では、係止部232の先端から前扉3の正面側から見て右側の案内経路形成部211までの幅は、小径メダル702の直径より僅かに大きい約26mmとなり、小径メダル702は第1のメダル案内経路213を通過できるが大径メダル701は第1のメダル案内経路213の途中で停止する。
また、図3に示す主制御基板20のメインCPU120は、ソレノイド駆動回路123を制御して図11に示すメダルブロッカ251の規制爪部277を第2のメダル案内経路312(図16参照)から退避させる。
図16に示すように、メダル投入口72に小径メダル702が投入されると、メダル投入部71の第1のメダル案内経路213を下方向Aへ流下して大径メダル停止レバー220の係止部232の横を通過して下流側メダル選別装置34のメダル入口311へ案内される。メダル入口311から下流側メダル選別装置34内部の第2のメダル案内経路312へ案内された小径メダル702は、下方向Bへ流下して、セレクト機構322において、一定以下の厚みを有するメダルのみが次段の大径メダル対応最小径規制手段の転送レール部511へ落下する。このとき、速度緩和機構331のスイングレバー504の先端が小径メダル702に当接しながら回動することで、セレクト機構322を落下する小径メダル702の速度が緩和される。
転送レール部511に落下した小径メダル702は、当該転送レール部511に沿って左斜め下方向Cに方向転換し、図17に示すセレクト機構322の大径メダル摺接部520の下方へ流下する。ここで、ゲートプレート302の転送レール部511から切欠き514の上縁の大径メダル摺接部520までの距離は正規の小径メダル702の外径よりも若干長く形成されているので、大径メダル摺接部520が小径メダル702を支えることはないが、案内面部431の小径メダル702に接触する面は、上述したように若干斜め上方に向いているとともに、図18に示すようにメダルブロッカ251の規制爪部277が第2のメダル案内経路312から退避して小径メダル702を押圧しない状態になっているので、小径メダル702は図16に示すセレクト機構322の転送レール部511を転落することなく流下する。
セレクト機構322を通過した小径メダル702は、さらに転送レール部511を流下してゲート機構332へ進入する。ゲート機構332は、主制御基板20からの制御信号に従って第2のメダル案内経路312を流下する小径メダル702をメダルセンサ141側へ通過させるメダル受付許可状態と、小径メダル702をメダル排除口321から落下させて排除するメダル受付禁止状態とに遷移し、ゲート機構332とメダルセンサ141によって前述の大径メダル701に処理が行われる。即ち、メダル受付許可状態では、小径メダル702がメダルセンサ141へ流下してメダルセンサ141で検出が行われる。
メダルセンサ141で検出が行われた小径メダル702は、メダル出口313から左斜め下方向Eへ排出され、図2に示すガイド部材35を介してホッパ装置21のメダル収納部26に貯留される。
メダル受付禁止状態では、図16に示すゲート機構332により小径メダル702が傾斜壁部515へ倒され、傾斜壁部515へ倒された小径メダル702は、折曲部432と転送レール部511との高低差により形成されるメダル排除口321を介して下方向Dへ排除され図2に示すキャンセルシュート部材36を介してメダル払出口62から排出される。
図19及び図20はスロットマシン1に使用するメダルとして小径メダル702を選択した状態でメダル投入口72に大径メダル701が投入される場合のメダル投入部71の動作を示す説明図であり、図19(a)はメダル投入口72に大径メダル701が投入される前の状態を示し、図19(b)はメダル投入口72に投入された大径メダル701が大径メダル停止レバー220の係止部232に係止した状態を示し、図19(c)はメダル投入口72に投入された大径メダル701が大径メダル停止レバー220の係止部232により押し上げられた状態を示し、図20は大径メダル701をメダルキャンセル通路210へ転落させた後の状態を示している。
スロットマシン1に使用するメダルとして小径メダル702を選択した状態では、係止部232の先端から前扉3の正面側から見て右側の案内経路形成部211の幅は、図19(a)に示すように、大径メダル701より小さい幅になっているので、メダル投入口72に大径メダル701が投入されると、大径メダル701は図19(b)に示すように係止部232に係止して停止する。この係止位置で、大径メダル701が滞留検出センサ216により所定時間(例えば2秒)以上検出されると、主制御基板20(図3参照)のメインCPU120(図3参照)は、モータ駆動回路124(図3参照)を制御して大径メダル停止レバー220を正面側から見て左回りに回転させ、図19(c)に示すように大径メダル停止レバー220の係止部232が大径メダル701を押し上げ、図20に示すように大径メダル701をメダルキャンセル通路210へ転落させる。メダルキャンセル通路210へ転落した大径メダル701は、上部がメダルキャンセル通路210から露出するので、遊技者により容易に取り出し可能になる。この後、主制御基板20のメインCPU120は、モータ駆動回路124を制御して大径メダル停止レバー220を正面側から見て右回りに回転させ、レバー検出センサ215が大径メダル停止レバー220の突起部233を検出する位置で停止させる。
さらに、主制御基板20のメインCPU120は、大径メダル701が滞留検出センサ216により所定時間(例えば2秒)以上検出された場合、サブ制御基板40を制御して演出用放音部44a、44b、63a、63b(図1参照)のスピーカ32a、32b、38a、38b(図2参照)、液晶表示装置46(図1参照)等の演出装置から前記大径メダル701が滞留した旨を映像や音声により報知する。
このような構成及び動作を纏めて説明すると、大径メダル701及び小径メダル702は、直径が異なる複数種類のメダルになっている。
スロットマシン1は、直径が異なる複数種類のメダルを選択的に使用可能な遊技機になっている。
メダル投入部71と下流側メダル選別装置34は、選択して使用する直径の適正な前記メダルだけしかホッパ装置21のメダル収納部26に収容されないように当該メダルを当該メダル収納部26に導くメダル選別装置になっている。
メダル投入部71の第1のメダル案内経路213及び下流側メダル選別装置34の第2のメダル案内経路312は、メダル投入口72から投入された前記メダルを前記メダル収納部26に案内する。
大径メダル停止レバー220は、前記第1のメダル案内経路213に突出して所定の直径以上の大径メダル701を停止させる大径メダル停止部材になっている。
主制御基板20のメインCPU120及びモータ駆動回路124は、前記所定の直径より小さい小径メダル702の使用が選択された場合、前記大径メダル701を前記第1のメダル案内経路213の所定の位置に停止させるとともに、前記小径メダル702を通過させるために前記大径メダル停止レバー220を前記第1のメダル案内経路213に突出させ、前記大径メダル701の使用が選択された場合、前記大径メダル停止レバー220を前記第1のメダル案内経路213から退避させる大径メダル停止部材駆動手段になっている。
フラッパータイプソレノイド142は、前記大径メダル701の使用が選択された場合、前記小径メダル702を前記第2のメダル案内経路312から排除する小径メダル排除手段になっている。
メダル払出口62は、前記メダルを返却する返却口としての機能を有する。
メダル排除口321及びキャンセルシュート部材36は、前記第2のメダル案内経路312に接続され、使用が選択されなかった前記メダルをメダル払出口62に案内するメダル排除経路になっている。
前記フラッパータイプソレノイド142のメダルブロッカ251は、前記第2のメダル案内経路312と前記メダル排除口321との接続箇所に設けられ、当該メダルブロッカ251の規制爪部277を前記第2のメダル案内経路312に突出させて当該第2のメダル案内経路312を通過する前記小径メダル702を前記メダル排除口321に排除する小径メダル排除部材になっている。
主制御基板20のメインCPU120及びソレノイド駆動回路123と、前記フラッパータイプソレノイド142のソレノイド本体250及びコイルバネ252とは、前記小径メダル702の使用が選択された場合、前記メダルブロッカ251の規制爪部277を前記第2のメダル案内経路312から退避させ、前記大径メダル701の使用が選択された場合、前記メダルブロッカ251の規制爪部277を前記第2のメダル案内経路312に突出させる小径メダル排除部材駆動手段になっている。
大径メダル摺接部520は、前記第2のメダル案内経路312と前記メダル排除口321との接続箇所に設けられ、前記大径メダル701の使用が選択された場合、前記大径メダル701の前記前記メダル排除口321への移動を防止する大径メダル保護部材となっている。
メダル投入部71のメダルキャンセル通路210は、前記第1のメダル案内経路213に接続されている。
前記大径メダル停止レバー220は、前記小径メダル702の使用が選択された場合、停止させた前記大径メダル701を前記メダルキャンセル通路210に案内する。
滞留検出センサ216は、前記大径メダル停止レバー220による前記大径メダル701の停止位置で当該大径メダル701が滞留したことを検出する。
サブ制御基板40及び演出装置50は、前記滞留検出センサ216の出力信号に基づいて、前記大径メダル701が滞留した旨を報知する報知手段になっている。
スロットマシン1に使用するメダルとして直径が30mmの大径メダル701を選択した場合、メダル受付許可状態においてメダル投入口72に投入された大径メダル701は、メダルセンサ141を横切ってメダル出口313へ到達し、上述したホッパ装置21の前記メダル収納部26へ案内され貯留され、メダル投入口72に投入された小径メダル702は、メダルセンサ141に到達することなくメダル排除口321から落下し、キャンセルシュート部材36を介してメダル払出口62から排出される。
スロットマシン1に使用するメダルとして直径が25mmの小径メダル702を選択した場合、メダル受付許可状態においてメダル投入口72に投入された小径メダル702は、メダルセンサ141を横切ってメダル出口313へ到達し、上述したホッパ装置21の前記メダル収納部26へ案内され貯留され、メダル投入口72に投入された大径メダル701は、大径メダル停止レバー220の係止部232に係止して停止し、所定時間経過後、大径メダル停止レバー220によりメダルキャンセル通路210へ転落させられる。
また、大径メダル701が大径メダル停止レバー220の係止部232に係止して停止し、この状態で所定時間経過した場合には、演出装置50が前記大径メダル701が滞留した旨を映像や音声により報知する。
図1乃至図20に示した本発明の実施形態のスロットマシン1によれば、大径メダル701及び小径メダル702の何れを使用しても遊技が行えるとともに、一本に続く第1及び第2のメダル案内経路213、312で前記大径メダル701及び前記小径メダル702の一方を選択して流下させることができるので、小型かつシンプルなメダル選別構造を採用でき、メダルを選別する部品の占める割合を低減し、その分ランプやスピーカ等の演出装置を搭載できるスペースを増大させることができる。
尚、図1乃至図20に示した実施形態では、電動式のレバー駆動ユニット214を用いて選択的に大径メダル停止レバー220を第1のメダル案内経路213から退避及び当該第1のメダル案内経路213に突出させる動作を行っていたが、前記大径メダル停止レバー220を手動の操作部を用いて選択的に第1のメダル案内経路213から退避及び前記第1のメダル案内経路213に突出させるように構成してもよい。
また、図1乃至図20に示した実施形態では、小径メダル702の使用が選択された場合に、電磁石253を設けたソレノイド本体250で前記メダルブロッカ251の規制爪部277を前記第2のメダル案内経路312から退避させていたが、前記メダルブロッカ251の規制爪部277を手動の操作部を用いて前記第2のメダル案内経路312から退避させるように構成してもよい。
また、図1乃至図20に示した実施形態では、大径メダル停止レバー220をメダル投入部71に設けたが、大径メダル停止レバーは下流側メダル選別装置34に設けてもよく、さらにメダル投入部71と下流側メダル選別装置34の間にメダル案内経路を形成する別の部材を設けて、この別の部材に大径メダル停止レバーを設けてもよい。
また、図1乃至図20に示した実施形態は、大径メダル702の使用が選択された場合に小径メダルを排除するメダルブロッカ251を下流側メダル選別装置34に設けたが、メダル投入部71にメダルブロッカ251を設けるとともに当該メダルブロッカ251により排除された小径メダルを下方へ排除するメダル排除口を設けるように構成してもよく、さらにメダル投入部71と下流側メダル選別装置34の間にメダル案内経路を形成する別の部材を設けて、この別の部材に前記メダルブロッカ251及びメダル排除口を設けてもよい。
さらに、図1乃至図20に示した実施形態は、スロットマシンに限らず、メダルを使用するアレンジボール、雀球遊技機等の他の遊技機に応用することができる。
図1は、本発明の実施形態によるスロットマシンの外観構造を表した斜視図である。 図2は、本発明の実施形態による外装用前扉を開放した状態におけるスロットマシン1の内部構造を表した図である。 図3は、本発明の実施形態によるスロットマシンの制御システムを表したブロック図である。 図4は、本発明の実施形態によるメダル投入部の前方右斜め上側から見た斜視図である。 図5は、本発明の実施形態によるメダル投入部の後方左斜め下側から見た斜視図である。 図6は、本発明の実施形態によるメダル投入部の右から見た断面図である。 図7は、本発明の実施形態による下流側メダル選別装置の分解斜視図である。 図8は、本発明の実施形態による下流側メダル選別装置からカバーを取り外した状態の左後方斜め上側から見た斜視図である。 図9は、本発明の実施形態による下流側メダル選別装置を組み立てた状態の右後方斜め上側から見た斜視図である。 図10は、本発明の実施形態による下流側メダル選別装置のケースの背面図である。 図11は、本発明の実施形態によるフラッパータイプソレノイド及びその周辺部の分解斜視図である。 図12は、本発明の実施形態によるフラッパータイプソレノイド及びその周辺部の斜視図である。 図13は、本発明の実施形態によるメダル投入部及び下流側メダル選別装置の一部切り欠いて示す背面図である。 図14は、本発明の実施形態によるスロットマシンにおいて使用するメダルとして大径メダルを選択した状態でメダル投入口に大径メダルが投入された場合の動作を背面側から見た状態で示す説明図である。 図15は、本発明の実施形態によるスロットマシンにおいて使用するメダルとして大径メダルを選択した状態でのメダルブロッカの動作を示す説明図である。 図16は、本発明の実施形態によるスロットマシンにおいて使用するメダルとして小径メダルを選択した状態でメダル投入口に小径メダルが投入された状態におけるメダル投入部及び下流側メダル選別装置の一部切り欠いて示す背面図である。 図17は、本発明の実施形態によるスロットマシンにおいて使用するメダルとして小径メダルを選択した状態でメダル投入口に小径メダルが投入された場合の動作を背面側から見た状態で示す説明図である。 図18は、本発明の実施形態によるスロットマシンにおいて使用するメダルとして小径メダルを選択した状態でメダル投入口に小径メダルが投入された場合のメダルブロッカの動作を上側から見た状態で示す説明図である。 図19は、本発明の実施形態によるスロットマシンにおいて使用するメダルとして小径メダルを選択した状態でメダル投入口に大径メダルが投入される場合のメダル投入部の動作を示す説明図である。 図20は、本発明の実施形態によるメダル投入部が大径メダルをメダルキャンセル通路へ転落させた後の状態を示す説明図である。
符号の説明
1…スロットマシン、2…筐体、3…前扉、4…上部パネル部、
5…下部パネル部、6…メダル受皿部、7…操作卓、8…開口、
20…主制御基板、21…ホッパ装置、22…補助貯留部、
23…主電源装置、24…電源装置基板、25…メダル排出口、
26…メダル収納部、27…外部集中端子基板、30…発光駆動部、
32a、32b…スピーカ、33…中央表示基板、
34…下流側メダル選別装置、35…ガイド部材、
36…キャンセルシュート部材、37…ガイド部材、
38a、38b…スピーカ、40…サブ制御基板、41…パネル面、
42…表示窓、43…演出用照明部、44a、44b…演出用放音部、
45…表示窓、46…液晶表示装置、47…パネル板、
51…表示パネル、61…メダル受皿、62…メダル払出口、
63a、63b…左右の演出用放音部、71…メダル投入部、
72…メダル投入口、73、74…ベットボタン、
75…スタートレバー、76a、76b、76c…ストップボタン、
77…精算ボタン、78…鍵穴、80、90…基板ケース、
81、82…左右のブラケット部材、83…メダル切換スイッチ、
84…保持具、100…リールユニット、
101a、101b、101c…リール、110…リール基板、
120…メインCPU、121…記憶部、
122…I/F回路、123…ソレノイド駆動回路、
124…モータ駆動回路、131…プログラムROM、
132…制御RAM、141…メダルセンサ、
142、143…フラッパータイプソレノイド、
201…本体部、202…背面蓋部、203…背面側板状部、
204…ガイド部、205…隙間、206…右側延設部、
207、209…隙間、208…キャンセル経路形成部、
210…メダルキャンセル通路、211…案内経路形成部、
212…隙間、213…第1のメダル案内経路、
214…レバー駆動ユニット、215…レバー検出センサ、
216…滞留検出センサ、218…段部、219…ネジ、
220…大径メダル停止レバー、221…モータ、
222…ギアボックス、223…ハーネス、224…回転軸、
225、230…貫通孔、226…隙間、227、228…ハーネス、
231…軸取付部、232…係止部、233…突起部、
234、235…貫通孔、236、237…ネジ止め部、
250…ソレノイド本体、251…メダルブロッカ、
252…コイルバネ、253…電磁石、254…プレート部材、
255…平面部、256…電磁コイル、
257…ボビン、258…鉄芯、259…突起部、
261…平面部、262…ネジ止め部、263…平面部、
264…ネジ挿通孔、271…フック、272…突起部、
273…フック、275…切り欠き、276…規制片、
277…規制爪部、281…ネジ、301…ケース、
302…ゲートプレート、303…カバー、311…メダル入口、
312…第2のメダル案内経路、313…メダル出口、
321…メダル排除口、
322…セレクト機構、331…速度緩和機構、332…ゲート機構、
400…部品取付部、401、402、403…壁部、
411、412、421、422…突起部、431…案内面部、
432…折曲部、433…傾斜面部、434…折曲部、
435…垂直面部、440…収納部、441…ネジ、
442…ネジ止め部、443…スリット、450…ソレノイド本体、
451…メダルブロッカ、452…コイルバネ、453…電磁石、
454…プレート部材、455…平面部、456…平面部、
457…電磁コイル、458…ボビン、459…鉄芯、
460…突起部、461…フック、462…突起部、463…フック、
465…切り欠き、466…規制片、467…規制爪部、470…開口、
471、472…反射式フォトセンサ、471a、472a…発光部、
471b、472b…受光部、
491、492、493、494…ハーネス、495…ベルト、
496…ハーネス保持部、497…ハーネス側コネクタ、
501…本体、502…軸部、503…コイルバネ、
504…スイングレバー、505…案内レバー、
506、507…コイルバネ、508…爪部、510…軸部、
511…転送レール部、512、513…外径規制爪、
514…切欠き、515…傾斜壁部、516…案内面部、
520…大径メダル摺接部、701…大径メダル、
702…小径メダル

Claims (4)

  1. 直径が異なる複数種類のメダルを選択的に使用可能であって、選択して使用する直径の適正な前記メダルをメダル収納部に導くメダル選別装置を有する遊技機であって、
    前記メダル選別装置は、
    メダル投入口から投入された前記メダルを前記メダル収納部に案内するメダル案内経路と、
    前記メダル案内経路に突出して所定の直径以上の大径メダルを停止させる大径メダル停止部材と、
    前記所定の直径より小さい小径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダルを前記メダル案内経路の所定の位置に停止させるとともに、前記小径メダルを通過させるために前記大径メダル停止部材を前記メダル案内経路に突出させ、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダル停止部材を前記メダル案内経路から退避させる大径メダル停止部材駆動手段と、
    前記大径メダルの使用が選択された場合、前記小径メダルを前記メダル案内経路から排除する小径メダル排除手段と、
    を備えることを特徴する遊技機。
  2. 前記メダル案内経路に接続され、使用が選択されなかった前記メダルを返却口に案内するメダル排除経路を更に備え、
    前記小径メダル排除手段は、
    前記メダル案内経路と前記メダル排除経路との接続箇所に設けられ、前記メダル案内経路に突出して当該メダル案内経路を通過する前記小径メダルを前記メダル排除経路に排除する小径メダル排除部材と、
    前記小径メダルの使用が選択された場合、前記小径メダル排除部材を前記メダル案内経路から退避させ、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記小径メダル排除部材を前記メダル案内経路に突出させる小径メダル排除部材駆動手段と、
    前記メダル案内経路と前記メダル排除経路との接続箇所に設けられ、前記大径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダルの前記メダル排除経路への移動を防止する大径メダル保護部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記メダル案内経路に接続されたメダルキャンセル通路を更に備え、
    前記小径メダルの使用が選択された場合、前記大径メダル停止部材は、停止させた前記大径メダルを前記メダルキャンセル通路に案内することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記大径メダル停止部材による前記大径メダルの停止位置で当該大径メダルが滞留したことを検出する滞留検出センサと、
    前記滞留検出センサの出力信号に基づいて、前記大径メダルが滞留した旨を報知する報知手段とを更に備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の遊技機。
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