JP5065076B2 - メダル遊技機 - Google Patents

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本発明は、前扉の前面に開口されたメダル投入口から投入されたメダルの適否を選別するメダルセレクタ装置を備えたメダル遊技機に関する。
従来から、遊技用のメダルをメダル投入口に投入しなければ、遊技を開始することができないスロットマシン等のメダル遊技機が利用されている。
例えば、スロットマシンは、それぞれの外周面に複数種類の図柄が描かれた複数の回転リールを、六面体状に形成された筐体に収納したものである。そして、筐体の前面は開口され、この開口は、回転リールの図柄が外部から視認できるようにするリール窓が形成されている前扉で塞がれている。
ここで、前扉には、前述のメダル投入口や回転リールに加えて、メダル投入口から投入されたメダルの適否を選別するメダルセレクタ装置、複数の回転リールに回転を開始させるために操作されるリールスタートレバー、及び、回転している複数の回転リールのうち、対応する回転リールを停止させるために操作される複数のストップボタン等が設けられている。
このようなスロットマシンでは、メダルをメダル投入口に投入した後に、スタートレバーを操作すると、複数の回転リールが回転を開始する。この後、ストップボタンを操作すると、それぞれのストップボタンに対応した回転リールが停止するようになっている。そして、すべてのストップボタンを操作した結果、リール窓の内部に現れた図柄が特定の組合せとなっていれば、入賞が成立し、スロットマシンから入賞した役に応じた数のメダルが遊技者に払い出され、これにより、遊技者を楽しませるようになっている。
ここで、スロットマシンに一般的に採用されているメダルセレクタ装置としては、メダルセレクタ装置の内部にメダルが詰まった場合、遊技場の係員等が前扉を開けて、前扉を開けた状態で、メダルの詰まり解除操作を行う内部操作式のもの、及び、前扉が閉じままの状態で、遊技者自身がメダルの詰まり解除操作を行う外部操作式のものがある。
このうち、内部操作式のメダルセレクタ装置は、前扉の裏側に取り付けられるベース部材と、このベース部材に基端部分が軸支された揺動部材との間に、メダルを挿通させる通路が形成されたものである。
ここで、揺動部材は、その基端部分がベース部材に軸支されていることから、その先端部分がベース部材に接した閉鎖位置、及び、ベース部材から離れた開放位置の二位置間を揺動可能となっており、さらに、弾性部材によってベース部材に接近する方向へ付勢されている。また、揺動部材の先端部分には、当該先端部分を閉鎖位置から開放位置へ開く際に指が掛けられるように、外側へはみ出るように形成されたタブ部が設けられている。
このような内部操作式のメダルセレクタ装置においては、その内部でメダルが詰まった場合、遊技場の係員等が前扉を開け、この状態で揺動部材の先端部分に形成されたタブ部に指を掛けて、揺動部材の先端部分を閉鎖位置から開放位置へ揺動して開く。すると、メダルセレクタ装置の内部、すなわち、ベース部材及び揺動部材の間で詰まっていたメダルは、ベース部材及び揺動部材の間から開放されて下方に落下し、これにより、メダルの詰まりを解消できるようになっている。
一方、外部操作式のメダルセレクタ装置は、内部操作式のものと同様に、前扉の裏側に取り付けられたベース部材と、ベース部材に対して揺動可能と揺動部材と、揺動部材の先端部分をベース部材に向かって付勢する弾性部材とを備え、さらに、揺動部材を開放位置に向かって開かせる際に操作される押しボタン部材が設けられたものとなっている。
そして、押しボタン部材の先端部分は、前扉に設けられた挿通孔を通って前扉の表面から突出する一方、押しボタン部材の基端部分は、前扉の内側に配置されている揺動部材に係合するようになっている。
このような外部操作式のメダルセレクタ装置においては、その内部でメダルが詰まった場合、遊技者が押しボタン部材の先端部分を押圧操作すると、揺動部材の先端部分が閉鎖位置から開放位置へ揺動して開き、メダルセレクタ装置の内部、すなわち、ベース部材及び揺動部材の間に詰まっていたメダルが、ベース部材及び揺動部材の間から開放されて下方に落下し、これにより、メダルの詰まりを解消できるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−75315号公報(第14頁、図7)
このようなメダルセレクタ装置を備えたメダル遊技機では、ベース部材に軸支された揺動部材は、弾性部材によって先端部分が閉鎖位置に向かって付勢されているだけなので、弾性部材の弾性力よりも強い力を加えることができれば、筐体の外部からでも揺動部材を開放位置へ揺動させて開くことができ、揺動部材が開放位置側へ僅かでも開いてしまうと、前扉が閉じた状態にされた筐体の外部から針金状器具を筐体の内部に挿入させ、さらに、開放位置側へ僅かに開いた揺動部材とベース部材との間から針金状器具をメダルセレクタ装置の内部に進入させることを防止できないので、メダルセレクタ装置に対する不正行為の可能性が高い、という問題がある。
特に、内部操作式のメダルセレクタ装置では、メダルセレクタ装置に対する不正行為の可能性を低くするために、係員等によって前扉が開放されなければ、メダル詰まりの解消操作が行えないようにしたにもかかわらず、依然として、針金状器具をメダルセレクタ装置の内部に進入させることが可能なので、メダルセレクタ装置に対する不正行為の可能性が低くなっていない、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、メダルセレクタ装置に対する不正行為の可能性が確実に低減されるようになるメダル遊技機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、前述の目的を達成するためになされたものである。以下に、各発明の特徴点を、図面に示した発明の実施の形態を用いて説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1に記載された発明は、前扉(2A)の前面に開口されたメダル投入口(11)から投入されたメダルの適否を選別するメダルセレクタ装置(20)を備えたメダル遊技機(1)であって、前記メダルセレクタ装置(20)は、その内部に形成される、メダル(M)の通る通路(21)と、前記前扉(2A)の裏側に取り付けられるベース部材(30)と、このベース部材(30)に基端部分が軸支されて、先端部分が揺動可能となった揺動部材(40)とを備えたものであり、前記ベース部材(30)及び前記揺動部材(40)は前記通路(21)の両側を挟むように配置され、前記揺動部材(40)は、その先端側の部分が前記ベース部材(30)に接した閉鎖位置(α)、及び、前記ベース部材(30)から離れた開放位置(β)の二位置間を揺動可能とされ、前記ベース部材(30)及び前記揺動部材(40)のいずれか一方には、前記揺動部材(40)が閉鎖位置(α)に配置された状態で、前記ベース部材(30)及び前記揺動部材(40)の他方に係合して前記揺動部材(40)を当該閉鎖位置(α)に固定する固定位置(γ)、及び、前記ベース部材(30)及び前記揺動部材(40)の他方との係合が解除されて前記揺動部材(40)を固定状態から開放する解除位置(δ)の二位置の間を移動可能に設けられたロック部材(62,62A)が備えられているとともに、前記ベース部材(30)及び前記揺動部材(40)のうちの前記一方に一体的に形成されるとともに、その下方の端縁に沿って延び、かつ、前記ロック部材(62,62A)の前記固定位置(γ)と前記解除位置(δ)との間の移動に際しこれを案内し摺動させるレール部(61)と、前記ベース部材(30)及び前記揺動部材(40)のうちの前記他方に一体的に形成されるとともに、前記ロック部材(62,62A)が前記固定位置(γ)にある際にこれと係合可能に形成されている係止レール部(63)とが設けられていることを特徴とする。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記揺動部材(40)の先端側の部分には、当該揺動部材(40)を揺動させる際に指を掛けるタブ部(55)が設けられ、前記ロック部材(62,62A)の前記固定位置(γ)は、前記揺動部材(40)を閉鎖位置から開放位置へ揺動させる際に指が掛けられる前記タブ部(55)の指掛け面(55A) が、当該固定位置(γ)に配置された当該ロック部材(62,62A)に覆われるようになる位置に設定され、前記タブ部(55)は、前記揺動部材(40)の先端側の部分が閉鎖位置(α)に配置された状態で、前記ロック部材(62,62A)が前記固定位置(γ)に配置されると、前記指掛け面(55A) が前記ロック部材(62,62A)に覆われて指が掛けられないように形成されていることを特徴とする。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記ロック部材(62,62A)が前記固定位置(γ)に配置されている状態においては、前記タブ部(55)の内部空間には、該ロック部材(62,62A)の一部が収容されていることを特徴とする。
(請求項1の効果)
以上のように構成されている本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、メダルセレクタ装置に備えられているベース部材及び揺動部材の一方にロック部材を移動可能に設け、ロック部材の移動範囲として、揺動部材が閉鎖位置に配置された状態で、ベース部材及び揺動部材の他方に係合して当該揺動部材を当該閉鎖位置に固定する固定位置、及び、ベース部材及び揺動部材の他方との係合が解除されて当該揺動部材を固定状態から開放する解除位置の二位置間を設定したので、ロック部材を固定位置に移動させることで揺動部材を固定すれば、揺動部材に強い力を加えても、当該揺動部材を開放位置へ揺動させることができなくなる。
このため、筐体の外部から内部に挿入された針金状器具で揺動部材を開こうとしても、ロック部材を固定位置に配置して揺動部材を固定すれば、揺動部材が閉鎖位置から移動しなくなり、揺動部材は、僅かに開くこともできない状態、換言すると、まったく開かない状態となる。
従って、筐体の外部から内部に挿入された針金状器具をメダルセレクタ装置の内部に到達させようとしても、揺動部材がまったく開かなくなるので、揺動部材とベース部材(30)との間に針金状器具を挿通させることができなくなり、これにより、針金状器具がメダルセレクタ装置の内部に到達することが阻止され、メダルセレクタ装置に対する不正行為の可能性を確実に低減することができる。
(請求項2及び3の効果)
請求項2及び3記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような 効果を奏する。
すなわち、請求項2及び3記載の発明によれば、揺動部材の先端側の部分に、当該揺動部材を揺動させる際に指を掛けるタブ部を設け、且つ、揺動部材を閉鎖位置から開放位置へ揺動させる際に、指が掛けられるタブ部の指掛け面が、当該固定位置に配置された当該ロック部材で覆われるようになる位置を、ロック部材の固定位置とし、これにより、揺動部材の先端側の部分が閉鎖位置に配置された状態で、ロック部材が固定位置に配置されると、タブ部の指掛け面がロック部材に覆われるようにしたので、タブ部の指掛け面に指を掛けようとする際に、ロック部材が固定位置に配置されていれば、目で確認しなくとも、ロック部材が固定位置にあることを指の感触で確実に認識することができる。
従って、遊技場において、遊技中に遊技者がメダルセレクタ装置の内部に詰まらせたメダルを、遊技場の係員等が取り除くにあたり、メダル遊技機の前に座っている遊技者に遠慮して、前扉を大きく開くことができず、このため、メダルセレクタ装置の状態を目視で確認することが困難な状況となっても、ロック部材が固定位置に配置されていれば、そのことを指の感触で確実に認識することができ、しかも、タブ部の指掛け面がロック部材に覆われて指が掛けられないようになるので、ロック部材が解除位置にあると思い込み、ロック部材の位置を確認せずに、力任せにタブ部の指掛け面に力を加えることがなく、また、タブ部の指掛け面がロック部材に覆われて、力が加えられる指掛け面には、指を掛けることができなくなり、以上により、ロック部材が解除位置にあるという錯誤に基づく指の負傷やメダルセレクタ装置の損傷を未然に防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1ないし図10は、本実施形態を示すものである。図1は、本実施形態に係るメダル遊技機であるスロットマシンを示す正面図、図2は、本実施形態に係るスロットマシンの前扉開放状態を示す斜視図、図3は、本実施形態に係るメダルセレクタ装置を示す斜視図、図4は、本実施形態に係るメダルセレクタ装置の開放状態を示す斜視図、図5は、本実施形態のメダルセレクタ装置を示す正面斜め上からの分解斜視図、図6は、本実施形態に係るメダルセレクタ装置の要部を示す拡大正面図、図7は、図6のA−A線及びB−B線のそれぞれにおける拡大断面図である。
(スロットマシン1の概略構成)
本第1実施形態に係る遊技機であるスロットマシン1は、図1に示すように、長方形の正面形状を有する六面体の箱として形成された筐体2を備えている。この筐体2は、回動可能に設けられた前扉2Aで、前面の開口を開閉するようにしたものである。
筐体2の内部には、図2に示すように、それぞれの周面に様々な図柄が描かれるとともに横方向に並べられた3個の回転リール3Aを備えたリールユニット3、及び、メダルを遊技者に払い出すためのメダルホッパ装置4等の遊技用装置、並びに、これらのリールユニット3等の遊技用装置に電力を供給する電源装置5等が設けられている。
そして、前扉2Aのほぼ中央部には、図1及び図2の如く、回転リール3Aの図柄を筐体2の外部に露出させる図柄表示窓2Bが設けられている。
図柄表示窓2Bは、3個すべての回転リール3Aの回転が停止した際に、縦横3個ずつ配列された計9個の図柄が表示できるように形成されている。
具体的には、左側の回転リール3Aの回転が停止すると、図柄表示窓2Bの左側部分の上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示されるようになっている。中央及び右側の回転リール3Aについても同様に、上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示されるようになっている。これにより、3個すべての回転リール3Aの回転が停止すると、図柄表示窓2Bには、縦横各3個の計9個からなる図柄が表示可能となっている。
この際、図柄表示窓2Bに表示された縦横各3個の計9個からなる図柄の配列パターンが、いわゆる「出目」である。スロットマシン1は、遊技において、遊技者が所定の図柄の組合せからなる出目を成立させると、入賞役が成立したと判定し、当該入賞役に応じた枚数のメダルを遊技者に払い出すようになっている。
図1に戻って、図柄表示窓2Bの上方には、動画を含む様々な映像を表示するとが可能となった液晶表示装置等の薄型表示装置2Cが設けられている。
一方、図柄表示窓2Bの下方、換言すると、スロットマシン1の上下方向における中央部分には、遊技者が遊技を行うために必要な操作用装置が集中配置されている操作部10が備えられている。
具体的に説明すると、操作部10の右端部分には、図1の如く、前扉2Aの前面に開口されるとともに、メダルが投入されるメダル投入口11と、このメダル投入口11の下方に配置されるとともに、遊技の終了時等に内部貯留メダルの精算を行わせるための精算スイッチ12とが設けられている。
操作部10の中央部分には、回転リール3Aの回転を停止させるためのストップスイッチ13が三個設けられている。
操作部10の左端部分には、貯留メダルを1枚ずつ投入するためのベットスイッチ14と、このベットスイッチ14の右方に配置されるとともに、貯留メダルを3枚ずつ投入するためのマックスベットスイッチ15と、これらのベットスイッチ14及びマックスベットスイッチ15の下方に配置されるとともに、回転リール3Aの回転を開始させるためのスタートレバー16とが設けられている。
操作部10の下方には、スロットマシン1の機種名等を鮮明に表示する前扉下部パネル2Dが設けられている。
この前扉下部パネル2Dの下方には、入賞時に払い出されるメダルが排出される払出口2Eが設けられ、さらに、払出口2Eの下方には、払出口2Eから排出されたメダルを受けるための受け皿2Fが設けられている。
そして、前扉2Aには、払出口2Eの両側及び薄型表示装置2Cの両側の計4箇所に、演出用の音声を発するスピーカ17がそれぞれ設けられている。
(メダルセレクタ装置20)
前扉2Aの裏側には、前面に開口されたメダル投入口11に対応した位置に、メダル投入口11から投入されたメダルの適正/不適正を選別するメダルセレクタ装置20が設けられている。なお、このメダルセレクタ装置20の下方には、当該メダルセレクタ装置20で不適正と判定されたメダルを払出口2Eへ排出するためのメダル排出ダクト18が設けられている。なお、メダルの投入が禁止されるメダル投入不可状態にスロットマシン1が設定されている場合、メダルセレクタ装置20は、適正なメダルも払出口2Eへ排出するようになっている。
そして、メダルセレクタ装置20は、図3及び図4に示すように、内部にメダルMの通る通路21が形成されたものである。さらに詳しく説明すると、メダルセレクタ装置20は、通路21の両側を挟むように配置されたベース部材30及び揺動部材40を備え、これらベース部材30及び揺動部材40の互いに対向する部位で当該通路21を形成するものとなっている。
すなわち、揺動部材40のベース部材30と対向する面には、通路21の下端縁に相当する部分に段付部41が形成されている。この段付部41は、通路21の下端縁に沿って延出するものであって、ベース部材30側の対向する部位であるメダル案内部31とともにU字形の下方案内溝23を形成している。この下方案内溝23は、通路21を通るメダルMの下部を案内する溝となっている。
また、揺動部材40のベース部材30と対向する面には、通路21の上端縁に相当する部分がメダル案内部42となっているとともに、このメダル案内部42に沿って延びるメダル保持部43を有する揺動アーム部44が揺動自在に設けられている。
このようなメダル保持部43は、揺動アーム部44が揺動することにより、メダル案内部42に近接して、メダル案内部42とともにU字形の上方案内溝24を形成する溝形成位置、及び、メダル案内部42から離隔して、上方案内溝24の片側を開放する開放位置の二位置の間を移動可能となっている。
これにより、メダルセレクタ装置20は、揺動アーム部44のメダル保持部43が溝形成位置に配置された状態にされると、上方案内溝24が形成されてメダルMの上部を案内して、適正なメダルMが通路21を通ることを可能とするものである。
一方、メダルセレクタ装置20は、メダル保持部43が開放位置に配置された状態にされると、上方案内溝24が形成されず、メダルMの上部の案内がなされず、適正なメダルMでも通路21を通ることが不可能となるように形成されている。
なお、揺動アーム部44は、バネ44A により、メダル案内部42が開放位置へ近づく方向へ付勢され、図示しないバネの弾性力に対抗する力が加わらない限り、開放位置に配置されるものとなっている。
ベース部材30は、図3〜図5に示すように、メダルセレクタ装置20の全体を支持するために、前扉2Aの裏側に取り付けられる基部となっている。
このベース部材30には、メダル投入口11に投入されたメダルMを受けるために、メダル投入口11に接続されるとともに通路21と連通しているメダル取入口32と、適正なメダルMよりも小さな不適合メダルを篩い落とすためのメダル排除口33と、通路21を通り抜けたメダルMがメダルホッパ装置4の内部に落下するように案内するガイドベーン34とが設けられている。
ここで、ベース部材30には、篩い落とされるべき不適合メダルをメダル排除口33から排出して、その下方に配置されたメダル排出ダクト18の内部に投入するために、当該メダル排除口33の開口された面が斜め下方に向いた状態で前扉2Aに取り付けられている。
これにより、下方案内溝23及び上方案内溝24の両方が形成された状態において、通路21を通るメダルの上部がメダル保持部43の下端縁に達しない場合には、当該メダルは、適正なメダルMよりも小さな不適合メダルであるとして、篩い落とされてメダル排除口33から排出されるようになっている。
揺動部材40は、ベース部材30に基端部分が軸支されて、先端部分が揺動可能となったものである。
具体的に説明すると、揺動部材40における揺動中心部分には、所定の間隔をあけて対向するように形成された一対のブラケット部45が設けられている。これらのブラケット部45には、図示しない挿通孔が形成されている。これらのブラケット部45の挿通孔には、丸棒状の揺動軸46が挿通され、これにより、揺動軸46が揺動部材40に保持されるようになっている。
ここで、揺動軸46は、コイル状に形成されたトーションバネ47の内部に挿通された状態で、その両端がブラケット部45に保持されている。
トーションバネ47の中央部分には、図5に示すように、鉤形に形成された係止鉤部47A がベース部材30側へ突出するように設けられている。
一方、ベース部材30は、揺動部材40側の揺動軸46に対応した位置に設けられるとともに、当該揺動軸46を受ける凹部35が形成された受け部36と、揺動部材40側の係止鉤部47A に対応した位置に設けられるとともに、当該係止鉤部47A を挿通させる挿通孔37とを備えたものとなっている。
そして、揺動部材40の揺動軸46は、当該揺動軸46がベース部材30側の凹部35に嵌め込まれた状態で、揺動部材40の係止鉤部47A がベース部材30の内側から挿通孔37を通って、ベース部材30の外側の面に係止されることにより、係止鉤部47A の弾性力によって凹部35に向かって押圧され、ベース部材30側の受け部36に固定されるようになっている。
これにより、揺動部材40は、図3及び図4の如く、その先端側の部分がベース部材30に接した閉鎖位置α、及び、その先端側の部分がベース部材30から離れた開放位置βの二位置間を揺動可能となっている。
また、揺動部材40には、図3〜図5の如く、通路21におけるメダルの流通方向に沿って上流側から下流側へ向かって、メダルの通過を機械的に検出する第1メダル検出装置50と、通路21を流通するメダルMの上部を案内する揺動アーム部44を駆動する駆動装置51と、メダルの通過を光学的に検出する第2メダル検出装置52とが、順次、設けられている。
第1メダル検出装置50は、図4の如く、メダル取入口32の近傍位置に配置されるとともに、揺動部材40に揺動自在に取り付けられている検出部材53を有している。
この検出部材53は、通路21の断面に応じたサイズの閉塞部53A を備えている。この閉塞部53A は、検出部材53の揺動により、通路21の内側に突出して通路21を塞ぐ閉塞位置、及び、通路21の外側に逸脱する逸脱位置の二位置間を移動するようになっている。
第1メダル検出装置50には、検出部材53の閉塞部53A を閉塞位置に向かって付勢する図示しないバネと、閉塞部53A が逸脱位置に到達したことを検出する、図示しないセンサとが設けられている。
これにより、閉塞部53A は、メダルが通過していないときは、図示しないバネの弾性力により、閉塞位置に配置され、メダルが通過すると、通過するメダルに押されて、逸脱位置に到達するようになっている。そして、図示しないセンサは、閉塞部53A が逸脱位置に到達すると、所定の電気信号を出力するようになっている。以上により、第1メダル検出装置50は、メダルの通過を機械的に検出できるようになっている。
駆動装置51は、図3及び図5に示すように、揺動アーム部44を駆動する操作機としてソレノイド操作機54を備えたものである。このソレノイド操作機54は、その電磁コイルに電流を流すと、電磁力で鉄片54A を吸引し、吸引した鉄片54A で、バネ54B の弾性力に抗して、揺動アーム部44のメダル保持部43を開放位置から溝形成位置へ移動させるものとなっている。
これにより、メダル投入口11に投入されたメダルMは、駆動装置51が作動しているときのみ、通路21を通過して、ガイドベーン34を通り、メダルホッパ装置4へ導かれるようになっている。
一方、駆動装置51が作動していない場合、メダル投入口11に投入されたメダルMは、通路21の途中で落下して、メダル排除口33を通り、メダル排出ダクト18の内部に投入され、そして、メダル排出ダクト18を通って払出口2Eから排出されるようになっている。
第2メダル検出装置52は、通路21と交差するように設定された光路を通る光をメダルMが遮断することで、メダルMの検出を光学的に行うものである。
具体的に説明すると、第2メダル検出装置52には、メダル検出用の光を照射する図示しない投光素子と、この投光素子が照射する光を受光する図示しない受光素子とが設けられている。そして、投光素子から受光素子まで達する光の光路は、通路21と交差するように設定されている。これにより、メダルMが通路21を通ると、光路を通る光が遮断されるようになっている。第2メダル検出装置52は、光路を通る光が遮断されることを図示しない受光素子で検出することで、メダルMの通過を検出するようになっている。
(ロック機構60)
以上のようなメダルセレクタ装置20には、揺動部材40を閉鎖位置αに固定するために、本発明に基づくロック機構60と、揺動部材40を開放方向へ揺動させる際に、指を掛けるタブ部55とが設けられている。
すなわち、ロック機構60は、図5及び図6に示すように、ベース部材30に一体的に形成されるとともに、ベース部材30の図5中下方の端縁に沿って延びるレール部61と、このレール部61に案内されて摺動するロック部材62と、揺動部材40に一体的に形成されるとともに、ロック部材62に係合可能に形成されている係止レール部63とが設けられている。
ここで、レール部61は、その両端部分に配置されるとともに、断面形状が逆T字形に形成されたフルレール部61A, 61Bと、当該レール部61の途中部分に配置されるとともに、図7に示すように、断面形状が、前述の逆T字形を縦に半分に割った形状にされたハーフレール部61C とを有するものとなっている。
これにより、レール部61は、途中のハーフレール部61C において、逆T字の横棒の半分が欠落したL字型の断面となっている。
ロック部材62は、図7に示すように、開口側よりも底側の方が広がっているとともに、フルレール部61A, 61Bの断面形状に対応した逆T字型に形成された断面形状を有する溝64を備えたものである。
ここで、ロック部材62は、レール部61に沿って長さ寸法がハーフレール部61C よりも充分に長くされ、レール部61の一端から他端へ摺動させると、レール部61のT字の横棒の半分が欠落した部分であるハーフレール部61C を乗り越えるようになっている。これにより、ロック部材62は、レール部61から外れることなく、レール部61の一端から他端へ摺動可能となっている。
また、ロック部材62は、レール部61に沿って長さ寸法がフルレール部61B よりも短くされ、フルレール部61B 側に摺動させると、全体がフルレール部61B の両方の端部間に収めることができるようになっている。
係止レール部63は、図7(A)に示すように、逆T字形に形成されたフルレール部61A, 61Bの断面形状を縦に半分に割った断面形状であって、ハーフレール部61C の残りの部分となる断面形状を備えたものとなっている。
そして、係止レール部63は、揺動部材40が閉鎖位置αに配置されると、フルレール部61A 及びフルレール部61B の間に配置されるようになっている。この状態では、係止レール部63は、図7(A)に示すように、ベース部材30側のハーフレール部61C と接し、フルレール部61A, 61Bと同じ断面形状を形成するようになっている。
この際、揺動部材40が閉鎖位置αに配置された状態で、ロック部材62をフルレール部61A 及び係止レール部63に跨った位置、換言すると、固定位置γに配置すると、図6(A)及び図7(A)に示すように、係止レール部63は、ロック部材62の溝64の内部に配置され、ロック部材62に係止されるようになっている。このロック部材62を固定位置γに配置することより、揺動部材40が閉鎖位置αに固定されるようになっている。
この状態で、ロック部材62をフルレール部61B の両端部間に収まる位置、換言すると、解除位置δに配置すると、図6(B)及び図7(B)に示すように、係止レール部63は、ロック部材62の溝64の外部に配置され、ロック部材62による係止が解除されるようになっている。このロック部材62を解除位置δに配置することより、揺動部材40の固定が解除されるようになっている。
以上において、ロック部材62は、閉鎖位置αに配置された揺動部材40の係止レール部63に係合して、当該揺動部材40を当該閉鎖位置αに固定する固定位置γ、及び、揺動部材40の係止レール部63との係合が解除されて当該揺動部材40を固定状態から開放する解除位置δの二位置の間を移動可能に設けられたものとなっている。
レール部61の背面側には、図8に示すように、ロック部材62の操作に節度をもたせるために、ロック部材62の摺動範囲の端部近傍に位置する二つの係合膨出部65, 66が設けられている。一方、ロック部材62の背面側の側壁には、当該ロック部材62の摺動方向における端部の近傍部分に、当該側壁を切り欠いたノッチ部67, 68が設けられている。
ロック部材62のノッチ部67は、当該ロック部材62が固定位置γに配置されると、ロック部材62の係合膨出部65と係合して、僅かな力が加わっただけではロック部材62が固定位置γから移動しないように、ロック部材62を固定位置γに停留させるものとなっている。
ロック部材62のノッチ部68は、当該ロック部材62が解除位置δに配置されると、ロック部材62の係合膨出部66と係合して、僅かな力が加わっただけではロック部材62が解除位置δから移動しないように、ロック部材62を固定位置γに停留させるものとなっている。
これらの係合膨出部65, 66及びノッチ部67, 68により、ロック部材62の操作に節度をもたせるクリック機構が形成されている。
タブ部55は、図4,図5の如く、揺動する揺動部材40の自由端である先端側の部分に設けられており、前述したように、揺動部材40を揺動させる際に指を掛けるための部位となっている。
ここで、ロック部材62を固定位置γに配置すると、図3,図4及び図6(A)に示すように、揺動部材40を閉鎖位置αから開放位置βへ揺動させる際に、指が掛けられるタブ部55の指掛け面55A (図3及び図4にのみ示す。)が、当該固定位置γに配置された当該ロック部材62によって覆われるようになっている。
換言すると、ロック部材62の固定位置γは、揺動部材40を閉鎖位置αから開放位置βへ揺動させる際に指が掛けられるタブ部55の指掛け面55A が、当該固定位置γに配置された当該ロック部材62に覆われるようになる位置に設定されている。
これにより、タブ部55は、揺動部材40の先端側の部分が閉鎖位置αに配置された状態で、ロック部材62が固定位置γに配置されると、指掛け面55A がロック部材62に覆われて指が掛けられないように形成されている。
(実施形態の効果)
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、メダルセレクタ装置20に備えられているベース部材30にロック部材62を移動可能、具体的には、摺動可能に設け、ロック部材62の摺動範囲として、閉鎖位置αに配置された揺動部材40と係合して当該揺動部材40を当該閉鎖位置αに固定する固定位置γ、及び、揺動部材40との係合が解除されて当該揺動部材40を固定状態から開放する解除位置δの二位置間を設定したので、ロック部材62を固定位置γに移動させることで揺動部材40を固定すれば、揺動部材40に強い力を加えても、当該揺動部材40を開放位置βへ揺動させることができなくなる。
このため、筐体2の外部から内部に挿入された針金状器具で揺動部材40を開こうとしても、ロック部材62を固定位置γに配置して揺動部材40を固定すれば、揺動部材40が閉鎖位置αから移動しなくなり、揺動部材40は、僅かに開くこともできない状態、換言すると、まったく開かない状態となる。
従って、筐体2の外部から内部に挿入された針金状器具をメダルセレクタ装置20の内部に到達させようとしても、ロック部材62が固定位置γに配置されている状態では、揺動部材40がまったく開かなくなるので、揺動部材40とベース部材30との間に針金状器具を挿通させることができなくなり、これにより、針金状器具がメダルセレクタ装置20の内部に到達することが阻止され、メダルセレクタ装置20に対する不正行為の可能性を確実に低減することができる。
また、揺動部材40の先端側の部分に、当該揺動部材40を揺動させる際に指を掛けるタブ部55を設け、且つ、揺動部材40を閉鎖位置αから開放位置βへ揺動させる際に、指が掛けられるタブ部55の指掛け面55A が、当該固定位置γに配置された当該ロック部材62で覆われるようになる位置を、ロック部材62の固定位置γとし、これにより、揺動部材40の先端側の部分が閉鎖位置αに配置された状態で、ロック部材62が固定位置γに配置されると、タブ部55の指掛け面55A がロック部材62に覆われるようにしたので、タブ部55の指掛け面55A に指を掛けようとする際に、ロック部材62が固定位置γに配置されていれば、目で確認しなくとも、ロック部材62が固定位置γにあることを指の感触で確実に認識することができる。
従って、遊技場において、遊技中に遊技者がメダルセレクタ装置20の内部に詰まらせたメダルを、遊技場の係員等が取り除くにあたり、スロットマシン1の前に座っている遊技者に遠慮して、前扉2Aを大きく開くことができず、このため、メダルセレクタ装置20の状態を目視で確認することが困難な状況となっても、ロック部材62が固定位置γに配置されていれば、そのことを指の感触で確実に認識することができ、しかも、タブ部55の指掛け面55A がロック部材62に覆われて指が掛けられないようになるので、ロック部材62が解除位置にあると思い込み、ロック部材62の位置を確認せずに、力任せにタブ部55の指掛け面55A に力を加えることがなく、また、タブ部55の指掛け面55A がロック部材62に覆われて、力が加えられる指掛け面55A には、指を掛けることができなくなり、以上により、ロック部材62が解除位置δにあるという錯誤に基づく指の負傷やメダルセレクタ装置20の損傷を未然に防止することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、ロック部材としては、前記実施形態における固定位置γ及び解除位置δの一方から他方へ摺動可能に設けられたロック部材62に限らず、図9に示すように、固定位置γ及び解除位置δの一方から他方へ揺動可能に設けられたロック部材62A でもよい。この場合、ロック部材62A として、「コ」字形の断面形状を有する溝形部材を採用するのが好ましい。このようなロック部材62A を採用すれば、ロック部材62A を固定位置γに配置することにより、ロック部材62A の溝の内部に、ベース部材30側のハーフレール部61C 、及び、揺動部材40側の係止レール部63の両方を収納でき、これにより、係止レール部63を確実に係止することができる。
また、前記実施形態では、ベース部材にロック部材を設けたが、これに限らず、揺動部材にロック部材を設けてもよい。
さらに、メダル遊技機としては、スロットマシンに限らず、ゲームセンターで利用されるアーケードゲーム機でもよく、要するに、本発明は、遊技媒体としてメダルが利用されるメダル遊技機全般に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るメダル遊技機であるスロットマシンを示す正面図である。 前記実施形態に係るスロットマシンの前扉開放状態を示す斜視図である。 前記実施形態に係るメダルセレクタ装置を示す斜視図である。 前記実施形態に係るメダルセレクタ装置の開放状態を示す斜視図である。 前記実施形態のメダルセレクタ装置を示す正面斜め上からの分解斜視図である。 前記実施形態に係るメダルセレクタ装置の要部を示す拡大正面図である。 図6のA−A線及びB−B線のそれぞれにおける拡大断面図である。 前記実施形態に係るロック部材のクリック機構を示す拡大背面図である。 本発明の変形例を示す拡大正面図である。
符号の説明
1 メダル遊技機としてのスロットマシン
2A 前扉
11 メダル投入口
20 メダルセレクタ装置
30 ベース部材
40 揺動部材
55 タブ部
55A 指掛け面
62,62A ロック部材
α 閉鎖位置
β 開放位置
γ 固定位置
δ 解除位置

Claims (3)

  1. 前扉の前面に開口されたメダル投入口から投入されたメダルの適否を選別するメダルセレクタ装置を備えたメダル遊技機であって、
    前記メダルセレクタ装置は、
    その内部に形成される、メダルの通る通路と、
    前記前扉の裏側に取り付けられるベース部材と、
    このベース部材に基端部分が軸支されて、先端部分が揺動可能となった揺動部材とを備えたものであり、
    前記ベース部材及び前記揺動部材は前記通路の両側を挟むように配置され、
    前記揺動部材は、その先端側の部分が前記ベース部材に接した閉鎖位置、及び、前記ベース部材から離れた開放位置の二位置間を揺動可能とされ、
    前記ベース部材及び前記揺動部材のいずれか一方には、前記揺動部材が閉鎖位置に配置された状態で、前記ベース部材及び前記揺動部材の他方に係合して前記揺動部材を当該閉鎖位置に固定する固定位置、及び、前記ベース部材及び前記揺動部材の他方との係合が解除されて前記揺動部材を固定状態から開放する解除位置の二位置の間を移動可能に設けられたロック部材が備えられているとともに、
    前記ベース部材及び前記揺動部材のうちの前記一方に一体的に形成されるとともに、その下方の端縁に沿って延び、かつ、前記ロック部材の前記固定位置と前記解除位置との間の移動に際しこれを案内し摺動させるレール部と、
    前記ベース部材及び前記揺動部材のうちの前記他方に一体的に形成されるとともに、前記ロック部材が前記固定位置にある際にこれと係合可能に形成されている係止レール部とが設けられていることを特徴とするメダル遊技機。
  2. 前記揺動部材の先端側の部分には、当該揺動部材を揺動させる際に指を掛けるタブ部が設けられ、
    前記ロック部材の前記固定位置は、前記揺動部材を閉鎖位置から開放位置へ揺動させる際に指が掛けられる前記タブ部の指掛け面が、当該固定位置に配置された当該ロック部材に覆われるようになる位置に設定され、
    前記タブ部は、前記揺動部材の先端側の部分が閉鎖位置に配置された状態で、前記ロック部材が前記固定位置に配置されると、前記指掛け面が前記ロック部材に覆われて指が掛けられないように形成されていることを特徴とする請求項1記載のメダル遊技機。
  3. 前記ロック部材が前記固定位置に配置されている状態においては、前記タブ部の内部空間には、該ロック部材の一部が収容されていることを特徴とする請求項2記載のメダル遊技機。
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