JP2005304903A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブロッカー装置の作動時に不正装置等の異物が不正にメダル投入部から遊技機内部に挿入されるのを防止可能な遊技機(スロットマシン)を提供する。
【解決手段】 本発明では、円板体導入通路110を閉鎖可能なシャッター部材201と、このシャッター部材201を通路閉鎖位置と通路開放位置とに変位させるシャッター駆動装置205と、シャッター部材201の位置を検出する開閉検出センサ209と、シャッター部材201を通路閉鎖位置へ変位させるようにシャッター駆動装置205が作動されているときに、シャッター部材201が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置209が検出すると遊技機による遊技を規制する制御を行う遊技規制部とを備えて構成される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、遊技メダル等の円板体を投入して遊技を行う遊技機、特にスロットマシン(回胴式遊技機)に関する。
スロットマシンは、所定の図柄を表示した複数のリールと、各リールを始動・停止させるために遊技者が操作する操作部とを備えて構成されており、遊技者がこの操作部を操作することで所定の遊技が行われる。操作部には、遊技メダル等の円板体を投入するための円板体投入部や、ゲームの開始を指示するためのスタートレバー、回転中のリールを停止させるためのストップボタン等が設けられる。また、スロットマシンの内部には、円板体投入部に投入された円板体が所定の有効円板体であるか否かを選別する円板体選別装置が設けられている。
円板体選別装置は、矩形状のメインプレートと、メインプレートの略上方を覆うゲートプレートとを主体に構成され、円板体選別装置内には円板体を案内する円板体案内通路が設けられる。この円板体案内通路は、ゲートプレートおよびメインプレートに突設された各突起物によって形成される。また、円板体案内通路の通路幅及び通路高さは、前述の各突起物によって規制されており、有効円板体の外径と略同一に設定されている。そして、円板体選別装置は、投入された円板体が円板体案内通路を通過する際に、円板体の真偽を判別し、選別する。
このとき、円板体投入部に投入された円板体が有効円板体である場合には、この円板体は円板体案内通路を通過して円板体選別装置の側方へ排出され、円板体選別装置の側方に設けられたガイド部材に案内されてスロットマシン内のホッパーユニットに収容される。一方、円板体投入部に投入された円板体が無効円板体である場合には、この円板体は円板体選別装置の下方へ排出されてスロットマシンの下部前面側に配設された払出口からスロットマシンの外部へ排出される。
また、円板体選別装置にはソレノイドにより駆動されるブロッカー装置が設けられており、このブロッカー部材が作動すると、円板体投入部に投入された円板体が全て円板体選別装置の下方へ排出されて払出口からスロットマシンの外部へ排出されるようになっている。さらに、円板体案内通路の下流部には円板体検出装置が設けられており、円板体案内通路を通過する円板体を検出するようになっている。
円板体検出装置は、例えば、円板体案内通路に沿って並ぶ2つの反射型ビームセンサから構成され、円板体投入部に近い方から順にセンサが検出状態になると、制御部において円板体が円板体案内通路(検出部)を通過したと認識されるようになっている。そして、円板体が円板体投入部に投入され、上述のように円板体検出装置により円板体案内通路を通過する円板体が検出されると、制御部において(有効)円板体が円板体投入部に投入されたと認識され、遊技者はスロットマシンによる遊技を行うことが可能となる。
特開平7−59901号公報
上述のように、ブロッカー装置の作動時には、円板体投入部に投入された円板体が全てスロットマシンの外部へ排出されるようになっている。ところが、従来のスロットマシンにおいては、ブロッカー装置の作動時に、円板体検出装置が円板体や不正装置等を検出しても、円板体検出装置による(不正装置等の)検出に対する判断を何ら制御部で行っていなかった。そのため、例えば、遊技中(リールの回転中)といったブロッカー装置の作動時(円板体受入非許容時)に、不正装置を(円板体投入部から)円板体検出装置へ挿入しておき、遊技終了後におけるブロッカー装置の非作動時(円板体受入許容時)に、不正装置に設けられた発光体を円板体検出装置の受光部で点滅させることにより、円板体検出装置を不正に作動させて円板体の投入枚数を不正に増加させるという不正行為が多発していた。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ブロッカー装置の作動時に不正装置等の異物が不正に円板体投入部から遊技機内部に挿入されるのを防止可能な遊技機(スロットマシン)を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る遊技機(例えば、実施形態におけるスロットマシン1)は、円板体(例えば、実施形態における遊技メダル)が投入される円板体投入部(例えば、実施形態におけるメダル投入部38)と、円板体投入部に投入された円板体を遊技機の内部に繋がる円板体案内通路へ導くか、遊技機の外部に繋がる円板体排出通路へ導くかを切り替えるブロッカー装置と、円板体案内通路を通過する円板体の検出を行う円板体検出装置とを備え、円板体検出装置が円板体を検出したときに遊技を行うことができるように構成される。
そして、このような遊技機が、円板体投入部とブロッカー装置とに繋がる円板体導入通路を閉鎖可能なシャッター部材と、円板体投入部に投入された円板体を円板体排出通路へ導くようにブロッカー装置が作動されているときに、円板体導入通路を閉鎖する通路閉鎖位置へシャッター部材を変位させ、円板体投入部に投入された円板体を円板体案内通路へ導くようにブロッカー装置が作動されているときに、円板体導入通路を開放して円板体を通過可能な状態とする通路開放位置へシャッター部材を変位させるシャッター駆動装置と、シャッター部材の位置を検出する開閉検出装置(例えば、実施形態における開閉検出センサ209)と、シャッター部材を通路閉鎖位置へ変位させるようにシャッター駆動装置が作動されているときに、シャッター部材が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置が検出すると遊技機による遊技を規制する制御を行う遊技規制部(例えば、実施形態における主基板60)とを備えて構成される。
また、上述の発明において、円板体投入部に投入された円板体が所定の有効円板体である場合には円板体を円板体案内通路に通過させ、円板体投入部に投入された円板体が有効円板体と異なる無効円板体である場合には円板体による円板体案内通路の通過を規制するように構成された円板体選別装置(例えば、実施形態におけるメダルセレクタ100)を備え、この円板体選別装置にブロッカー装置と円板体検出装置とが設けられていることが好ましい。
さらに、上述の発明において、シャッター部材を通路閉鎖位置に変位させるようにシャッター駆動装置が作動されているときに、シャッター部材が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置が検出すると警報手段(例えば、実施形態における上下のスピーカ32a,32b,45a,45b)により警報作動を行わせる制御を遊技規制部が行うことが好ましい。
本発明によれば、シャッター部材を通路閉鎖位置へ変位させるようにシャッター駆動装置が作動されているときに、シャッター部材が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置が検出すると遊技機による遊技を規制する制御を遊技規制部が行うため、シャッター部材を不正に開放して不正装置を挿入しようとしても、開閉検出装置が不正装置の挿入によるシャッター部材の開放を検出して遊技機による遊技を規制することができることから、ブロッカー装置の作動時に不正装置等の異物が不正に円板体投入部から遊技機内部に挿入されるのを防止することができる。
また、円板体選別装置にブロッカー装置と円板体検出装置とが設けられることで、有効円板体と異なる無効円板体が円板体検出装置に(有効円板体として)検出されるのを防止することができる。
さらに、シャッター部材を通路閉鎖位置に変位させるようにシャッター駆動装置が作動されているときに、シャッター部材が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置が検出すると警報手段により警報作動を行わせる制御を遊技規制部が行うことで、管理者が不正行為を容易に認識することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係る遊技機であるスロットマシン1を図1および図2に示しており、まず、スロットマシン1の全体構成について図1および図2を参照しながら要約説明する。スロットマシン1は、前面側に開口を有する箱状の筐体2と、この開口を開閉自在に覆って取り付けられるフロントドア3とから構成される。フロントドア3は、筐体2およびフロントドア3の左側縁に跨って配設された上下のヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉可能に取り付けられ、常には右側縁に設けられた施錠装置4を利用して筐体2に閉鎖施錠された状態で保持される。
筐体2の内部には、図2に示すように、円筒外周面に沿って多種の図柄が設けられた回転可能な三つのリール21a,21b,21cを備えるリールユニット22と、遊技メダルの払出を行うホッパーユニット23と、ホッパーユニット23から溢れた遊技メダルを収容するための補助貯留部24と、スロットマシン1の作動を統括的に制御する主基板60と、遊技場のホールコンピュータ(図示せず)と電気的に接続される外部集中端子基板65と、リールユニット22やホッパーユニット23、主基板60等の構成機器に電力を供給する電源ユニット25とが配設される。
フロントドア3の上部には、図1に示すように、上部演出用ランプ31と、左右の上部スピーカ32a,32bと、液晶ディスプレイ等で構成された演出表示装置33とが配設される。また、図2に示すように、フロントドア3の上部裏面側にはサブ制御基板70が配設されており、図示しないワイヤーハーネスで筐体2側の主基板60と電気的に接続されている。
フロントドア3の中間部には、三つのリール21a,21b,21cと位置整合して透視窓35が配設されており、三つのリールの所定範囲を機体正面に臨ませている。さらに、透視窓35の下方には遊技者が操作するための操作部37が設けられ、この操作部37には、遊技メダルを投入するためのメダル投入部38と、1ゲーム当たりのメダル数を設定するためのベットボタン39a,39bと、1ゲームの開始を指示するためのスタートレバー40と、回転中のリール21a,21b,21cを個別に停止させるための三つのストップボタン41a,41b,41cと、遊技メダルの返却ボタン42とが配設される。
フロントドア3の下部には、フロントドア3の裏面側に設けられた第3ガイド部材47cと位置整合してメダル払出口43が設けられるとともに、その下部に受け皿44が設けられており、さらにメダル払出口43の近傍に左右の下部スピーカ45a,45bが配設されている。また、図2に示すように、フロントドア3の下部裏面側には、メダル投入部38より投入される投入物を正規の(有効な)遊技メダルか否か選別して振り分けるメダルセレクタ100、メダルセレクタ100で振り分けられた正規の遊技メダルを筐体2側に設けられているホッパーユニット23へ案内する第1ガイド部材47a、メダルセレクタ100で振り分けられた無効のメダル等をメダル払出口43へ案内して排出する第2ガイド部材47b、ホッパーユニット23から払い出される払い出し用のメダルをメダル払出口43へ案内して出力する第3ガイド部材47c等が設けられている。
さらに、メダルセレクタ100の上方に位置して長尺状の中央表示基板75が配設されており、この中央表示基板75の裏面側の一端には、設定ボタン48と、数字の0から6までのセグメント表示を行う発光ダイオードで形成された設定表示素子49とが設けられている。さらに、図1に示すように、中央表示基板75の前面側には、スロットマシン1にストックされた遊技メダルの枚数を表示する貯留枚数表示部51と、役の当選回数を表示する回数表示部52と、入賞時に払い出される遊技メダルの枚数を表示する払出枚数表示部53とが前面側から視認可能に設けられている。
このようなスロットマシン1で遊技を行うには、まず、遊技者がメダル投入部38に遊技メダルを投入して各ベットボタン39a,39bのいずれか一つを操作し、スタートレバー40を操作すると三つのリール21a,21b,21cが回転起動する。次に、遊技者は回転している三つのリール21a,21b,21cを任意に選択し、所望の順序及びタイミングで各ストップボタン41a,41b,41cを操作して、三つのリール21a,21b,21cを停止させる。
回転していた三つのリール21a,21b,21cが全て停止すると、入賞図柄の判定、すなわち当たりかはずれかの判定が行われ、図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄の組み合わせに該当するときには、ホッパーユニット23より所定枚数の遊技メダルが払い出される。このように本スロットマシン1で遊技を行う遊技者は、表示された図柄が予め定められた組み合わせに該当しなかったとき(はずれのとき)には投入した遊技メダルを失うが、表示された図柄が予め定められた組み合わせに該当したとき(当たりのとき)には投入した枚数以上の遊技メダルを獲得し得ることとなり、遊技メダルを増やすという興趣を楽しむことができる。
次に、メダルセレクタ100について図3〜図6を参照しながら説明する。メダルセレクタ100は、図3に示すように、プラスチック等の合成樹脂で形成された矩形状のメインプレート102と、このメインプレート102の略上方を開閉自在に覆うステンレス等の金属板により形成されたゲートプレート103と、前記メインプレート102の略下方を開閉自在に覆うカバープレート104とから構成される。ゲートプレート103は、その右側方に配設された軸105を介してメインプレート102に対し揺動自在に枢結されており、軸105に巻回されたコイルバネ106の付勢力により常時はメインプレート102の上方を覆い、このゲートプレート103とメインプレート102との間に後述する円板体案内通路を形成している。
メインプレート102の表面側には、上端がメダル投入部38に連通するとともに下端が下方へ向け延設された円板体導入通路110と、この円板体導入通路110の下端に連通するとともに図3における右下方へ向けて直線状に延設された円板体案内通路111が形成され、メインプレート102の表面側は円板体導入通路110および円板体案内通路111の一方の側壁を構成している。なお、円板体導入通路110および円板体案内通路111を構成する他方の側壁の一部は、ゲートプレート103の裏面側により形成されている。また、図5および図6にも示すように、ゲートプレート103の下端には、円板体案内通路111に沿い、メインプレート102側へ折り曲げられた直線状のリブからなる一本の傾斜転送レール103aが形成されている。
円板体案内通路111の左上部には、円板体案内通路111内を通過する遊技メダルをその外径の差異により選別する円板体選別手段112の主要部が設けられている。この円板体選別手段112は、図3および図5に示すように、円板体案内通路111の一方の側壁を構成するゲートプレート103に設けられ、傾斜転送レール103aから上縁103bまでの高さLが正規の遊技メダルの外径よりも若干低く形成された切り欠103cと、この切り欠103cが形成される側壁(ゲートプレート103)に対し外側へ傾斜した傾斜壁103dとから構成されている。
また、円板体導入通路110の下端には、上述した円板体選別手段112の一部を構成し、円板体導入通路110を通過する遊技メダルを切り欠103cの傾斜壁103d側へ常時押し付ける円板体押付けレバー114が配設されている。この円板体押付けレバー114は、図5に示すように、メインプレート102に対して円板体導入通路110および円板体案内通路111の延設方向と垂直な方向へ揺動自在に取り付けられており、図示しないバネ等の付勢手段により常には下端が円板体導入通路110内に突出するようになっている。さらに、円板体押付けレバー114の上方に位置するメインプレート102表面には、円板体導入通路110および円板体案内通路111を通過可能な遊技メダルの板厚を規制するシックネススクリユー(図示せず)が配設されている。
円板体案内通路111の中央部には、円板体選別手段112を介し選別されて円板体案内通路111を通過する遊技メダルを該円板体案内通路111から強制的に排除するブロッカー装置120が配設されている。ブロッカー装置120は、図6に示すように、メインプレート102に固着されたL字形状金具121の先端部に、円板体案内通路111の延設方向と垂直な方向へ揺動自在に取り付けられた円板体排除レバー123と、この円板体排除レバー123と対向するように設けられた円板体案内レバー130とを備えて構成される。
円板体排除レバー123は、図6に示すように、その上端123aとL字形状金具121の突起121aとの間を連結する引張コイルバネ124の付勢力を受けて、(円板体排除レバー123の)下端123bを円板体案内通路111内へ突出させるようになっている。
また、L字形状金具121には、主基板60(中央表示基板75)からの駆動信号に基づいてオン・オフ作動し、円板体排除レバー123を円板体案内通路111内から待避させる待避手段であるソレノイド125が固着されており、このソレノイド125がオン作動すると、その磁力によりソレノイド125は円板体排除レバー123を引張コイルバネ124の付勢力に抗して吸着し、円板体排除レバー123をメインプレート102側へ揺動させて、その下端123bを円板体案内通路111内から待避させるようになっている。
円板体案内レバー130は、ゲートプレート103に軸131を介して揺動自在に枢結され、またこの軸131に嵌挿したねじりコイルバネ132の付勢力を受けて、その下端は常時円板体案内通路111へ向けて付勢されている。また、この円板体案内レバー130の下端には、円板体案内通路111の延設方向に沿ってガイドバー130bが延設されており、円板体案内通路111の側壁の一部を形成可能に構成されている。また、円板体案内レバー130における円板体排除レバー123と対向する面には、図6に示すように、円板体排除レバー123に当接する当接ピン133と、メインプレート102に当接可能な位置決めピン134とが形成されている。
そして、図3で示すように、ソレノイド125をオフ作動させて、円板体排除レバー123の下端123bを円板体案内通路111内へ突出させると、円板体案内レバー130は、当接ピン133を介して、円板体排除レバー123と連動して円板体案内通路111の外側へ揺動し、円板体案内通路111の側方を開放するようになっている。一方、ソレノイド125をオン作動させて、円板体排除レバー123の下端123bを円板体案内通路111内から待避させると、円板体案内レバー130は、ねじりコイルバネ132の付勢力により円板体案内通路111へ向けて揺動し、円板体案内通路111の側壁の一部を構成するようになっている。なおこのとき、円板体案内レバー130の位置決めピン134がメインプレート102に当接し、それにより円板体案内通路111の通路幅に合わせられるようになっている。
円板体案内通路111の右下部には、円板体検出装置140が設けられており、(ブロッカー装置120を過ぎて)円板体案内通路111の下流部(右下部)を通過する遊技メダルを検出するようになっている。この円板体検出装置140は、図3に示すように、円板体案内通路111に沿って並ぶ第1および第2円板体検出センサ141,146から構成され、円板体案内通路111の上流側、すなわちメダル投入部38に近い方から順にセンサが遊技メダルを検出すると(すなわち、第1および第2円板体検出センサ141,146が順に遊技メダルを検出すると)、制御部(主基板60)において遊技メダルが円板体案内通路111(センサの検出部)を通過したと認識されるようになっている。
第1円板体検出センサ141は、検出光を発光する発光部142と、発光部142から発光された検出光の検出を行う受光部143とを有する反射型ビームセンサであり、遊技メダルで反射した検出光を受光部143で検出することにより、円板体案内通路111(センサの検出部)を通過する遊技メダルを検出するようになっている。また、第2円板体検出センサ146は、第1円板体検出センサ141と同様に発光部147および受光部148を有する反射型ビームセンサであり、第1円板体検出センサ141の右方に(下流側)に隣接して配設されるようになっている。
また、図3に示すように、ゲートプレート103の上部にはスイングレバー162が揺動自在に取り付けられており、円板体導入通路110内を落下する遊技メダルがスイングレバー162の下端部に当接することで、円板体導入通路110内を落下する遊技メダルの落下速度が緩和されるようになっている。なお、スイングレバー162は、バネ163の付勢力を受けて、その下端部が常時円板体導入通路110内に突出するようになっている。
また、図4に示すように、ゲートプレート103の上端部近傍には返却ボタン当接部170が設けられており、返却ボタン42が押し操作されて、返却ボタン42の押圧部42aが返却ボタン当接部170に当接すると、ゲートプレート103がコイルバネ106の付勢力に抗して揺動し、メインプレート102に対して拡開するようになっている。
以上のように構成されるメダルセレクタ100において、正規の遊技メダル(有効円板体)の外径よりも外径が大きい無効円板体がメダル投入部38に投入されると、当該無効円板体は、円板体導入通路110の上部開口110aを通過して円板体導入通路110内に達するが、ゲートプレート103の背面からメインプレート102側に突設された一対の外径規制爪(図示せず)間に係合し、このため有効円板体の外径よりも外径が大きい無効円板体は円板体導入通路110内下方への落下が阻止される。なお、この一対の外径規制爪(図示せず)間の距離は正規の遊技メダル(有効円板体)の外径よりも若干広く設定されている。
また、有効円板体の外径よりも外径は小さいが、その板厚が有効円板体の板厚よりも厚い無効円板体がメダル投入部38に投入されると、その(板厚の厚い)無効円板体は、円板体導入通路110の上部開口110aを通過して円板体導入通路110内に達するが、シックネススクリユー(図示せず)と当接し、このため円板体導入通路110内下方への落下が阻止される。
なお、円板体導入通路110の上流でその落下が阻止された無効円板体M2(図4を参照)は、図4に示すように、返却ボタン42を押し操作してゲートプレート103を拡開させることにより、メダルセレクタ100の下方へ落下して排除され、メダルセレクタ100の下方へ落下した無効円板体は第2ガイド部材47b(図2を参照)に案内されてメダル払出口43から受け皿44へ払い出される(すなわち、スロットマシン1の外部へ排出される)。
また、有効円板体よりも外径が小さく、しかも板厚も有効円板体と同じかそれより薄い無効円板体M1(図5を参照)がメダル投入部38に投入されると、この(有効円板体よりも外径が小さい)無効円板体M1は、円板体導入通路110の上部開口110aを通過して円板体導入通路110内に達し、一対の外径規制爪およびシックネススクリユーを通過して、その後、スイングレバー162の下端部に当接し、落下速度が緩和された状態で第1の円板体案内通路110の下流側へ案内される。
その後、無効円板体M1は円板体押付けレバー114と当接し、円板体押付けレバー114を付勢手段(図示せず)の付勢力に抗して円板体導入通路110から待避させるように揺動させ、これにより円板体押付けレバー114とゲートプレート103との間を通過する。円板体押付けレバー114とゲートプレート103との間を通過する間、無効円板体M1には円板体押付けレバー114によりゲートプレート103側に押付けられる付勢力が常時作用するので、その付勢力により無効円板体M1の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため無効円板体M1は常に一定の姿勢に制御されて円板体案内通路111の始端側(左上部)へ案内される。
無効円板体M1が円板体案内通路111の始端側(左上部)に到達すると、その外径の下端が一本の傾斜転送レール103aに当接し、またその外径の上端が切り欠103cの上縁103b以下の位置に到達する。このように、無効円板体M1の外径の上端が切り欠103cの上縁103b以下の位置に到達すると、当該無効円板体M1の側部に円板体押付けレバー114による付勢力が常時作用するので、当該無効円板体M1は、図5に示すように、切り欠103cを介し傾斜壁103d側へ倒れてその姿勢を変更する。
図5に示すように、無効円板体M1が切り欠103cを介し傾斜壁103d側へ倒れてその姿勢を変更すると、その外径の下端が傾斜転送レール103aから脱落し、このため無効円板体M1は傾斜転送レール103aの側部に沿って形成されたスリット102cから円板体案内通路111の下方に形成される円板体排出通路180へ落下して排除され、選別される。なお、円板体排出通路180へ落下した無効円板体M1は、そのまま円板体排出通路180を落下してメダルセレクタ100の下方へ排出され、第2ガイド部材47b(図2を参照)に案内されてメダル払出口43から受け皿44へ払い出される(すなわち、スロットマシン1の外部へ排出される)。
そして、正規の遊技メダルである有効円板体M0(図3を参照)がメダル投入部38に投入されると、図3に示すように、この有効円板体M0は、円板体導入通路110の上部開口110aを通過して円板体導入通路110内に達し、一対の外径規制爪(図示せず)およびシックネススクリユーを通過して、その後、スイングレバー162の下端部に当接し、落下速度が緩和された状態で第1の円板体案内通路110の下流側へ案内される。
その際、有効円板体M0には円板体押付けレバー114によりゲートプレート103側に押付けられる付勢力が常時作用するので、その付勢力により有効円板体M0の各種方向への暴れが可及的に阻止され、そのため有効円板体M0は常に一定の姿勢に制御されて円板体案内通路111の始端側(左上部)へ案内される。有効円板体M0が円板体案内通路111の始端側(左上部)に到達すると、その外径の下端が一本の傾斜転送レール103aに当接し、またその外径の上端が切り欠103cの上縁103b以上に当接する。
このように、有効円板体M0の外径の上端が切り欠103cの上縁103b以上に当接すると、有効円板体M0は切り欠103c側へ倒れることなく、図3に示すように、円板体案内通路111の下流(右下部)へ転がり通過する。
ところで、円板体案内通路111の途中には、ブロッカー装置120が配設されている。
このブロッカー装置120のソレノイド125がオン作動しているとき、すなわちメダルセレクタ100のメダル受入許容時は、円板体排除レバー123の下端123bが円板体案内通路111内から待避し、それに連動して円板体案内レバー130のガイドバー130bが円板体案内通路111の側壁の一部を構成するとともに、さらに、円板体案内レバー130の位置決めピン134がメインプレート102に当接するので、このブロッカー装置120により円板体案内通路111の一部が形成されることとなる。
このようにブロッカー装置120により円板体案内通路111の一部が形成されると、円板体案内通路111の下流へ向けて転がる有効円板体M0は、図3に示すように、円板体案内レバー130のガイドバー130bに沿ってスムーズに円板体案内通路111の下流へ導かれ、メインプレート102の右側方に形成された円板体排出孔102dからメダルセレクタ100の右側方へ排出される。そして、円板体排出孔102dからメダルセレクタ100の右側方へ排出された有効円板体M0は、第1ガイド部材47a(図2を参照)に案内されてホッパーユニット23に収容される。なお、ブロッカー装置120を通過した有効円板体M0は、隣接する円板体検出装置140に検出されて、その枚数がカウントされる。
一方、ブロッカー装置120のソレノイド125がオフ作動しているとき、すなわちメダルセレクタ100のメダル受入非許容時は、図6に示すように、円板体排除レバー123が引張コイルバネ124の付勢力によりメインプレート102の表面側へ向けて揺動し、その下端123bを円板体案内通路111内へ突出させて円板体案内通路111の通路を塞ぐとともに、円板体案内レバー130が当接ピン133を介して円板体排除レバー123の動きに連動し、円板体案内通路111の一側面を開放する。これにより、メダル投入部38に投入されてブロッカー装置120に達した有効円板体M0を円板体排出通路180へ導くことができる。
このようにブロッカー装置120の円板体排除レバー123が円板体案内通路111の通路を塞ぐとともに、円板体案内レバー130が円板体案内通路111の一側面を開放すると、円板体案内通路111の下流へ向けて転がる有効円板体M0の上部は、円板体排除レバー123の下端123bに当接し、傾斜壁103d側へ倒れてその姿勢を変更する。このとき、円板体案内レバー130は当接ピン133を介して円板体排除レバー123の動きに連動し、円板体案内通路111の一側面を開放するので、有効円板体M0はスムーズに傾斜壁103d側へ倒れ、このため有効円板体M0が円板体排除レバー123と円板体案内レバー130との間に挟まれて円板体の詰りを起こすこともない。
このように、有効円板体M0が傾斜壁103d側へ倒れてその姿勢を変更すると、その外径の下端が傾斜転送レール103aから脱落するので、図6に示すように、有効円板体M0は傾斜転送レール103aに傾斜転送レール103aの側部に沿って形成されたスリット102cから円板体排出通路180へ落下して強制的に排除される。なお、円板体排出通路180へ落下した有効円板体M0は、そのまま円板体排出通路180を落下してメダルセレクタ100の下方へ排出され、第2ガイド部材47b(図2を参照)に案内されてメダル払出口43から受け皿44へ払い出される(すなわち、スロットマシン1の外部へ排出される)。
以上のようにして、メダルセレクタ100により、メダル投入部38に投入された投入物が正規の遊技メダル(有効円板体)であるか否か選別され、さらに、メダルセレクタ100のメダル受入非許容時には、メダル投入部38に投入された正規の遊技メダルも強制的にスロットマシン1の外部へ排出される。
ところで、メダル投入部38とメダルセレクタ100との間には、メダルセレクタ100に設けられた円板体導入通路110の上部開口110aを閉鎖するためのシャッター装置200が設けられている。ここで、シャッター装置200について図7〜図9を参照しながら説明する。シャッター装置200は、図7〜図9に示すように、円板体導入通路110の上部開口110aを閉鎖可能なシャッター部材201と、このシャッター部材201を変位させるシャッター駆動装置205と、シャッター部材201を通路閉鎖位置(図7を参照)に向けて付勢するシャッターバネ207と、シャッター部材201の位置を検出可能な開閉検出センサ209とを備えて構成される。
シャッター部材201は、図7に示すように、ABS樹脂等の樹脂材料(金属板材等でもよい)を用いて断面視略L字形の板状に形成され、メダル投入部38の上面部、すなわち、メダル投入部38とメダルセレクタ100との間隙部において、円板体導入通路110の上部開口110aを閉鎖する通路閉鎖位置(図7を参照)と、上部開口110aを開放して遊技メダルを通過可能な状態とする通路開放位置(図8を参照)とに前後方向へスライド移動自在に配設される。なお、シャッター部材201の大きさ(底部面積)は、円板体導入通路110の上部開口110aを閉鎖可能な大きさとなっている。
シャッター部材201の前端には可動鉄心係合部202が形成されており、シャッター駆動装置205に構成される可動鉄心206の先端と係合するようになっている。また、シャッター部材201の底部には、センサードグ203がシャッター部材201の底部から上方へ突出して前後方向へ延びるように形成されており、開閉検出センサ209の検出部を遮蔽可能に構成されている。
シャッター駆動装置205は、主基板60(中央表示基板75)からのシャッター駆動信号に基づいてオン・オフ作動する可動鉄心206を備えた電磁ソレノイドであり、フロントドア3の裏面側に固設される。可動鉄心206の先端はシャッター部材201の可動鉄心係合部202と係合するようになっており、これによりシャッター駆動装置205がシャッター部材201と連結される。シャッターバネ207は、金属線材を用いて形成された圧縮コイルバネであり、可動鉄心206の周囲に取り付けられてシャッター部材201に対し通路閉鎖位置に向かう付勢力を与えるようになっている。そして、シャッター駆動装置205がオン作動しているときには、図8に示すように、シャッター部材201がシャッターバネ207の付勢力に抗して通路開放位置にスライド移動(変位)し、シャッター駆動装置205がオフ作動しているときには、図7に示すように、シャッター部材201がシャッターバネ207の付勢力を受けて通路閉鎖位置にスライド移動(変位)するようになっている。
開閉検出センサ209は透過型のビームセンサであり、メダル投入部38の底部前側に配設される。そして、シャッター部材201が通路閉鎖位置に位置すると、シャッター部材201のセンサードグ203が開閉検出センサ209の検出部を遮蔽し(図7を参照)、開閉検出センサ209は通路閉鎖信号、すなわち、シャッター部材201が通路閉鎖位置に位置する状態を示す検出信号を制御部(主基板60)へ出力するようになっている。一方、シャッター部材201が通路開放位置に位置するか(図8を参照)、もしくは通路閉鎖位置に未到達(図9を参照)であるときには、開閉検出センサ209の検出部は遮蔽されず(すなわち、センサの検出光が検出され)、開閉検出センサ209は通路開放信号、すなわち、シャッター部材201が通路閉鎖位置に未到達である状態を示す検出信号を制御部(主基板60)へ出力するようになっている。
なお、図7に示すように、メダル投入部38の内部には、上端にメダル投入口38aを有するメダル投入通路38bが形成されている。そして、メダル投入口38aからメダル投入部38に投入された遊技メダルは、メダル投入通路38bを通過してメダル投入通路38bの下部開口38cからメダル投入部38の下部へ排出されるとともに、メダルセレクタ100の上部開口110aを通過して円板体導入通路110内に達するようになっている。
続いて、スロットマシン1の制御システムについて図10を参照しながら説明する。この制御システムは、主基板60と、外部集中端子基板65と、サブ制御基板70と、中央表示基板75とを主体に構成される。主基板60は、例えば、小役や特別役、リプレイ等の通常役の抽選を行うとともに、スロットマシン1の構成機器を統括的に制御して、スロットマシン1による遊技の制御を行う。ここで、特別役とは、レギュラーボーナス(RB)と称される役物連続作動装置作動状態となる特別役や、ビッグボーナス(BB)と称される役物連続作動増加装置作動状態となる特別役のことである。
主基板60には電源ユニット25が電気的に接続されており、所定の電力が電源ユニット25から主基板60を介して各構成機器へ供給されるようになっている。また、電源ユニット25にはホッパーユニット23が電気的に接続されており、電源ユニット25からホッパーユニット23へ所定の電力が供給されるとともに、主基板60から出力されたホッパー駆動信号が電源ユニット25を介してホッパーユニット23へ入力され、ホッパーユニット23が作動するようになっている。さらに、主基板60にはリールユニット22が電気的に接続されており、主基板60から出力されたリール制御信号がリールユニット22に構成されるリールモータ(図示せず)へ入力されて、各リール21a,21b,21cの回転・停止制御が行われるようになっている。
外部集中端子基板65は、主基板60と電気的に接続されるとともに、遊技場内のホールコンピュータ(図示せず)と電気的に接続されており、主基板60から送信される所定の遊技情報をホールコンピュータへ送信するようになっている。
サブ制御基板70は、主基板60から一方向で情報が送信されるように主基板60と電気的に接続される。サブ制御基板70には、上部演出用ランプ31と、上下の各スピーカ32a,32b,45a,45bと、演出表示装置33とが電気的に接続されており、主基板60から送信される演出制御信号を受けて、上部演出用ランプ31と、上下の各スピーカ32a,32b,45a,45bと、演出表示装置33とにそれぞれ駆動信号を出力し、主基板60から送信される演出制御信号(情報)に応じた遊技者の視覚と聴覚に訴える演出の制御を行うようになっている。
中央表示基板75は、主基板60と電気的に接続される。中央表示基板75には、ベットボタン39a,39bと、スタートレバー40と、ストップボタン41a,41b,41cとが電気的に接続されており、これらベットボタン39a,39bおよびスタートレバー40並びにストップボタン41a,41b,41cからそれぞれ出力された各操作信号を主基板60へ転送するようになっている。
また、中央表示基板75には、設定ボタン48と、設定表示素子49とが電気的に接続されており、設定ボタン48から出力された設定操作信号を主基板60へ転送するとともに、主基板60から出力される設定表示信号に基づいて設定表示素子49に0から6までの数字を表示させるようになっている。さらに、中央表示基板75には、貯留枚数表示部51と、回数表示部52と、払出枚数表示部53とが電気的に接続されており、主基板60から出力される各状態表示信号に基づいて、貯留枚数表示部51および回数表示部52並びに払出枚数表示部53にそれぞれ表示駆動信号を出力するようになっている。
また、中央表示基板75には、メダルセレクタ100に構成されるソレノイド125と、円板体検出装置140とが電気的に接続されており、主基板60から出力されるソレノイド駆動信号をソレノイド125へ転送するとともに、円板体検出装置140から出力されたメダル検出信号を主基板60へ転送するようになっている。さらに、中央表示基板75には、シャッター装置200に構成されるシャッター駆動装置205と、開閉検出センサ209とが電気的に接続されており、主基板60から出力されるシャッター駆動信号をシャッター駆動装置205へ転送するとともに、開閉検出センサ209から出力された通路閉鎖信号もしくは通路開放信号を主基板60へ転送するようになっている。
以上のように構成されるスロットマシン1において、シャッター駆動装置205は、ブロッカー装置120のソレノイド125がオン作動するのに伴ってオン作動し、ブロッカー装置120のソレノイド125がオフ作動するのに伴ってオフ作動するように構成されている。すなわち、シャッター駆動装置205は、メダル投入部38に投入された遊技メダルを円板体排出通路180へ導くようにブロッカー装置120が作動されているとき(メダル受入非許容時)に、シャッター部材201を通路閉鎖位置へ変位させ、メダル投入部38に投入された遊技メダルを円板体案内通路111へ導くようにブロッカー装置120が作動されているとき(メダル受入許容時)に、シャッター部材201を通路開放位置へ変位させるように構成されている。
そして、メダルセレクタ100のメダル受入許容時には、ブロッカー装置120のソレノイド125がオン作動するのに伴ってシャッター駆動装置205がオン作動し、図8に示すように、シャッター部材201が通路開放位置に変位してメダルセレクタ100(円板体導入通路110)の上部開口110aが開放状態となる。このとき、メダル投入口38aからメダル投入部38に投入された正規の遊技メダルは、メダル投入通路38bを通過して下部開口38cからメダル投入部38の下部へ排出されるとともに、前述したように、メダルセレクタ100の上部開口110aからメダルセレクタ100内に設けられた円板体導入通路110および円板体案内通路111を通過してメダルセレクタ100の右側方へ排出され、第1ガイド部材47aに案内されてホッパーユニット23に収容される。
一方、メダルセレクタ100のメダル受入非許容時には、ブロッカー装置120のソレノイド125がオフ作動するのに伴ってシャッター駆動装置205がオフ作動し、図7に示すように、シャッター部材201が通路閉鎖位置に変位してメダルセレクタ100(円板体導入通路110)の上部開口110aが閉鎖状態となる。これにより、メダルセレクタ100のメダル受入非許容時には、シャッター部材201によりメダルセレクタ100の上部開口110aが閉鎖され、遊技メダルや不正装置等の異物がメダル投入部38(メダル投入口38a)からメダルセレクタ100の内部に挿入(もしくは投入)されることを規制することができる。
さらにこのとき、すなわち、主基板60がブロッカー装置120のソレノイド125およびシャッター駆動装置205にオフ作動信号を出力しているときに、開閉検出センサ209から主基板60に通路開放信号が入力されると、主基板60は、例えば、スタートレバー40からの操作信号を無効にしたり、リールユニット22にリール停止信号を出力して各リール21a,21b,21cの回転を停止させたりする等して遊技の進行を止め、スロットマシン1による遊技を規制する制御を行うとともに、サブ制御基板70を介して上下のスピーカ32a,32b,45a,45bに警報作動信号を出力し、音による警報作動を行わせる制御を行う。
すなわち、シャッター部材201を通路閉鎖位置へ変位させるようにシャッター駆動装置205が作動されているときに、シャッター部材201が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出センサ209が検出すると、主基板60は、遊技の進行を止めてスロットマシン1による遊技を規制する制御を行うとともに、上下のスピーカ32a,32b,45a,45bに音による警報作動を行わせる制御を行う。これにより、シャッター部材201を不正に開放して不正装置を挿入しようとしても、開閉検出センサ209が不正装置の挿入によるシャッター部材201の開放を検出してスロットマシン1による遊技を規制することができることから、ブロッカー装置120の作動時に不正装置等の異物が不正にメダル投入部38からスロットマシン内部に挿入されるのを防止することができる。さらに、図9に示すように、厚さの薄い異物(図示せず)を挿入しようとして、シャッター部材201が少しだけ不正に開放されるような場合にも有効である。
なお、メダル受入非許容時、すなわち、メダル投入部38に投入された遊技メダルを円板体排出通路180へ導くようにブロッカー装置120が作動するときとは、例えば、所定枚数の遊技メダルがメダル投入部38に投入されてカウントされたときや、遊技メダル投入後にスタートレバー40の操作が行われて遊技が終了するまでの間(すなわち、遊技中)、遊技メダルの払い戻し時、リプレイ入賞時等である。
また、シャッター部材201が通路閉鎖位置に位置するとき、既にメダルセレクタ100内の円板体導入通路110に達している正規の遊技メダルは、前述したように、ブロッカー装置120により円板体案内通路111から円板体排出通路180を通過してメダルセレクタ100の下方へ排出され、第2ガイド部材47bに案内されてメダル払出口43から受け皿44へ払い出される。すなわち、メダルセレクタ100のメダル受入非許容時には、メダルセレクタ100の円板体導入通路110に達した遊技メダルはスロットマシン1の外部へ強制的に排出される。
そして、以上のような構成のスロットマシン1によれば、シャッター部材201を通路閉鎖位置へ変位させるようにシャッター駆動装置205が作動されているときに、シャッター部材201が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置209が検出するとスロットマシン1による遊技を規制する制御を主基板60が行うため、シャッター部材201を不正に開放して不正装置を挿入しようとしても、開閉検出センサ209が不正装置の挿入によるシャッター部材201の開放を検出してスロットマシン1による遊技を規制することができることから、ブロッカー装置120の作動時に不正装置等の異物が不正にメダル投入部38からスロットマシン内部に挿入されるのを防止することができる。
また、メダルセレクタ100にブロッカー装置120と円板体検出装置140とが設けられることで、有効円板体(正規の遊技メダル)と異なる無効円板体が円板体検出装置140に(有効円板体として)検出されるのを防止することができる。
さらに、シャッター部材201を通路閉鎖位置へ変位させるようにシャッター駆動装置205が作動されているときに、シャッター部材201が通路閉鎖位置に未到達であることを開閉検出装置209が検出すると上下のスピーカ32a,32b,45a,45bにより警報作動を行わせる制御を主基板60が行うことで、管理者が不正行為を容易に認識することができる。
なお、上述の実施形態において、メダルセレクタ100にブロッカー装置120と円板体検出装置140とが設けられているが、これに限られるものではなく、例えば、メダルセレクタ100を備えず、円板体が投入されるメダル投入部と、メダル投入部に投入された円板体を円板体案内通路もしくは円板体排出通路へ切り替えて導くブロッカー装置と、円板体案内通路を通過する円板体の検出を行う円板体検出装置とを備えた遊技機においても、本発明を適用することができる。
また、上述の実施形態において、上下のスピーカ32a,32b,45a,45bを用いて音による警報作動を行わせているが、これに限られるものではなく、演出表示装置33にエラー報知させるようにしてもよく、上部演出用ランプ31を点滅させる等して、警報作動を行わせるようにしてもよい。また、警報手段を別途設けるようにしてもよい。
さらに、上述の実施形態において、シャッター部材201は、メダル投入部38の上面部において、シャッター駆動装置205により通路閉鎖位置と通路開放位置とにスライド移動自在に設けられているが、これに限られるものではなく、例えば、揺動自在に設けられてもよく、通路閉鎖位置と通路開放位置とに変位可能に構成されていればよい。また、シャッター部材201の変位方向は、前後方向に限らず、例えば、左右方向でもよく、円板体導入通路110を開閉可能な構成であればよい。さらに、シャッター部材201は、メダル投入部38の上面部に限らず、円板体導入通路110を閉鎖可能な位置に設けられていればよい。
また、上述の実施形態において、開閉検出センサ209として透過型のビームセンサを用いているが、これに限られるものではなく、反射型のビームセンサや、磁気センサ、接触型のセンサを用いるようにしてもよく、シャッター部材201の位置を検出可能な構成であればよい。
さらに、上述の実施形態において、主基板60を本発明に係る遊技規制部として兼用させているが、これに限られるものではなく、このような遊技規制部を別途設けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、遊技に用いる円板体として遊技メダルが用いられているが、これに限られるものではなく、代用硬貨(トークン)でもよい。
さらに、上述の実施形態において、メダル投入部が遊技メダルを所定枚数(例えば、3枚)予備投入可能に構成されてもよい。このようにすれば、シャッター部材201が通路閉鎖位置に位置するときに遊技メダルをメダル投入部に予備投入しておくことで、通路閉鎖位置に位置するシャッター部材201の上方に遊技メダルがメダル投入部内に貯留されるため、シャッター部材201が通路開放位置に位置したときに予備投入しておいた遊技メダルを用いて自動的にメダル投入を行うことができる。
本発明に係るスロットマシン(遊技機)を示す正面図である。 上記スロットマシンにおけるフロントドアを取り外した状態を示す正面図である。 上記スロットマシンに構成されるメダルセレクタの正面図(部分断面図)である。 図3中の矢印IVに沿った矢視図である。 図3中の矢印V−Vに沿った断面図である。 図3中の矢印VI−VIに沿った断面図である。 上記スロットマシンに構成されるシャッター部材が通路閉鎖位置に位置する状態を示す右側面拡大図(断面図)である。 上記シャッター部材が通路開放位置に位置する状態を示す右側面拡大図(断面図)である。 上記シャッター部材が通路閉鎖位置に未到達である状態を示す右側面拡大図(断面図)である。 上記スロットマシンにおける制御システムの概要を示すブロック図である。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
32a 左上部スピーカ(警報手段)
32b 右上部スピーカ(警報手段)
38 メダル投入部
(38a メダル投入口、38b メダル投入通路、38c 下部開口)
45a 左下部スピーカ(警報手段)
45b 右下部スピーカ(警報手段)
60 主基板(遊技規制部)
100 メダルセレクタ(円板体選別装置)
110 円板体導入通路(110a 上部開口)
111 円板体案内通路
112 円板体選別手段
120 ブロッカー装置
140 円板体検出装置
141 第1円板体検出センサ
146 第2円板体検出センサ
180 円板体排出通路
200 シャッター装置
201 シャッター部材
205 シャッター駆動装置
209 開閉検出センサ(開閉検出装置)

Claims (3)

  1. 円板体が投入される円板体投入部と、前記円板体投入部に投入された前記円板体を遊技機の内部に繋がる円板体案内通路へ導くか、前記遊技機の外部に繋がる円板体排出通路へ導くかを切り替えるブロッカー装置と、前記円板体案内通路を通過する前記円板体の検出を行う円板体検出装置とを備え、前記円板体検出装置が前記円板体を検出したときに遊技を行うことができるように構成された遊技機において、
    前記円板体投入部と前記ブロッカー装置とに繋がる円板体導入通路を閉鎖可能なシャッター部材と、
    前記円板体投入部に投入された前記円板体を前記円板体排出通路へ導くように前記ブロッカー装置が作動されているときに、前記円板体導入通路を閉鎖する通路閉鎖位置へ前記シャッター部材を変位させ、前記円板体投入部に投入された前記円板体を前記円板体案内通路へ導くように前記ブロッカー装置が作動されているときに、前記円板体導入通路を開放して前記円板体を通過可能な状態とする通路開放位置へ前記シャッター部材を変位させるシャッター駆動装置と、
    前記シャッター部材の位置を検出する開閉検出装置と、
    前記シャッター部材を前記通路閉鎖位置へ変位させるように前記シャッター駆動装置が作動されているときに、前記シャッター部材が前記通路閉鎖位置に未到達であることを前記開閉検出装置が検出すると前記遊技機による遊技を規制する制御を行う遊技規制部とを備えて構成されることを特徴とする遊技機。
  2. 前記円板体投入部に投入された前記円板体が所定の有効円板体である場合には前記円板体を前記円板体案内通路に通過させ、前記円板体投入部に投入された前記円板体が前記有効円板体と異なる無効円板体である場合には前記円板体による前記円板体案内通路の通過を規制するように構成された円板体選別装置を備え、
    前記円板体選別装置に前記ブロッカー装置と前記円板体検出装置とが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記シャッター部材を前記通路閉鎖位置に変位させるように前記シャッター駆動装置が作動されているときに、前記シャッター部材が前記通路閉鎖位置に未到達であることを前記開閉検出装置が検出すると警報手段により警報作動を行わせる制御を前記遊技規制部が行うことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の遊技機。
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