JP2011234747A - 遊技台及び通路シャッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メダルの投入にできるだけ支障を与えずに、シャッタ機構による不正器具の挿入阻止効果を向上すること。
【解決手段】メダルの投入口と、前記投入口に投入されたメダルが通過する通路に配設された、メダル投入数計数用のメダル検出手段と、を備えた遊技台において、前記メダル検出手段よりも前記通路の上流側において、前記通路の途中の部位に進退して前記通路を開閉するシャッタ部を有するシャッタ部材と、前記途中の部位から前記通路の上流側にメダルの直径分の範囲内において前記通路を通過するメダルを検出する、シャッタ用メダル検出手段と、前記シャッタ用メダル検出手段の検出結果に応じて前記シャッタ部が進退するように前記シャッタ部材を移動させる駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明はメダルを投入して遊技を行う遊技台に関する。
スロットマシンのようにメダルを投入して遊技を行い、遊技結果に応じてメダルの払い出しを受ける遊技台では、正規のメダルを選別するためのメダルセレクタが設けられている。このメダルセレクタには、正規のメダルの投入数を計数するメダル投入数計数用のメダル検出センサが設けられている。一方、メダル通路への器具の挿入等によって、このメダル投入数計数用のメダル検出センサを誤作動させる不正行為の被害があり、様々な対策が提案されている(例えば、特許文献1乃至3)。
特許第4181140号公報 特開2007−117453号公報 特開2006−55198号公報
特許文献2及び3のようにメダル通路にシャッタ機構を設け、メダル受付期間中にシャッタを開放する構成においては、器具の挿入阻止に一定の効果がある。しかし、器具挿入の機会をできるだけ減らしてより確実に挿入阻止を図るためには、メダル受付期間中、常時シャッタを開放状態にしておくことは望ましくない。そのため、メダル投入に必要な時のみシャッタが開放されることが望ましいが、メダルは連続的に投入されることも多いことから、遊技者に違和感を与えないように連続投入を滞りなく行える必要があると共に、正規のメダルが閉鎖中のシャッタによってメダル通路内に滞留状態となって、飲み込まれた状態の発生を防止する必要がある。
本発明の目的は、メダルの投入にできるだけ支障を与えずに、シャッタ機構による不正器具の挿入阻止効果を向上することにある。
本発明によれば、メダルの投入口と、前記投入口に投入されたメダルが通過する通路に配設された、メダル投入数計数用のメダル検出手段と、を備えた遊技台において、前記メダル検出手段よりも前記通路の上流側において、前記通路の途中の部位に進退して前記通路を開閉するシャッタ部を有するシャッタ部材と、前記途中の部位から前記通路の上流側にメダルの直径分の範囲内において前記通路を通過するメダルを検出する、シャッタ用メダル検出手段と、前記シャッタ用メダル検出手段の検出結果に応じて前記シャッタ部が進退するように前記シャッタ部材を移動させる駆動手段と、を備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
本発明によれば、メダルの投入にできるだけ支障を与えずに、シャッタ機構による不正器具の挿入阻止効果を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観斜視図。 スロットマシン100の制御部の回路ブロック図。 (a)は各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図、(b)はスロットマシン100の入賞役の種類の説明図。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャート。 通路シャッタ装置10及びメダルセレクタ20の配設位置を示す前面扉102の背面側の構成を正面側から見た前面扉102の部分透視図。 通路シャッタ装置10の斜視図及びメダルセレクタ20の分解斜視図。 通路シャッタ装置10の構造(側面視)を示す説明図。 (a)は通路シャッタ装置10及びメダルセレクタ20の構造(側面視)を示す説明図、(b)はメダル検出センサ12周辺の正面視図。 シャッタ駆動制御処理の流れを示すフローチャート。 (a)及び(b)は、メダルが正常通過した場合の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャート。 エラー判定処理の流れを示すフローチャート。 (a)及び(b)は、異常時の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャート。 異常時の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャート。 (a)は別例のシャッタ駆動制御処理の流れを示すフローチャート、(b)はメダルが正常通過した場合の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャート。 シャッタ部材14の他の構成例を示す図。 (a)乃至(c)は通路シャッタ装置10'の説明図。
以下、本発明の実施形態に係る遊技台について説明する。この遊技台は、複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンである。また、このスロットマシンは、メダルを投入するための投入口と、該投入口から投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタと、を備えたスロットマシンである。
なお、本発明の実施形態に係る遊技台は、紙幣投入口に紙幣を投入し、ベットおよびスタート操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウトが選択された場合には、レシート発行機から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシンとすることもできる。
<第1実施形態>
<全体構成>
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入ブロック141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口141aを有する。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141aから実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。メダル投入口141aに投入されたメダルは、スロットマシン100の内部に設けられた後述するメダルセレクタ20を通過し、正規メダルの選別がなされると共に、その通過が検出される。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入ブロック141の投入口に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受け皿161が設けられている。
音孔180はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部>
図2は、スロットマシン100の制御部の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。
この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信等の割り込み処理を実行する。例えば、水晶発振器314が出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。WDT313はウォッチドッグタイマである。
基本回路302は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、基本回路302には、センサ回路320を設けており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、後述するメダルセレクタ20のセンサユニット22のメダル検出センサ、後述する通路シャッタ装置のメダル検出センサ12及び位置検出センサ15、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、および、ベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、および、リール112のインデックスセンサは、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300には、リール装置110乃至112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路321、通路シャッタ装置10に設けた電動アクチュエータを駆動する駆動回路322、メダルセレクタ20に設けた電動アクチュエータを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129は、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328、を設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334(外部集中端子板248)を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406が設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418を設けており、音源IC418に出力インタフェースを介してスピーカ272、277を設けている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
また、第1副制御部400には、駆動回路422が設けられ、駆動回路422に入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)を設けている。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、液晶表示装置157やシャッタ163の制御を行う。こうして遊技の進行に合わせて演出が実行される。
<図柄配列>
図3(a)を用いて、上述の各リール110乃至112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110乃至112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では8種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110乃至112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「リプレイ」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「スイカ」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、図3(b)を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、同図は入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示している。
本実施形態における入賞役のうち、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行する役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。
スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」(以下、単に、「BB」と称する場合がある)は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、BB1が「白7−白7−白7」、BB2が「青7−青7−青7」である。また、BB1、BB2についてはフラグ持越しを行う。すなわち、BB1、BB2に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1、BB2に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBB1、BB2に内部当選中となり、BB1に対応する図柄組み合わせ「白7−白7−白7」、BB2に対応する図柄組み合わせ「青7−青7−青7」が、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、「ボーナス−ボーナス−ボーナス」である。なお、RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行う。但し、(詳細は後述するが)ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。
「小役(チェリー、スイカ、ベル)」(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー−ANY−ANY」、スイカが「スイカ−スイカ−スイカ」、ベルが「ベル−ベル−ベル」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りである。なお、「チェリー−ANY−ANY」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、再遊技は「リプレイ−リプレイ−リプレイ」である。
<遊技状態の種類>
次に、スロットマシン100の遊技状態の種類について説明する。本実施例では、スロットマシン100の遊技状態は、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技と、に大別した。但し、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、に大別するような区分けであってもよい。
<通常遊技>
通常遊技に内部当選する入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、再遊技(リプレイ)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)がある。「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)を開始する特殊役(作動役)である。「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダルの投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出も行われない。「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役である。
なお、各々の役の内部当選確率は、通常遊技に用意された抽選データから、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(例えば65535)で除した値で求められる。通常遊技に用意された抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、何れの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部抽選役を決定する。この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
通常遊技は、内部抽選の結果が概ねハズレ(ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、再遊技(リプレイ)および小役に当選していない)となる設定がされており、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数に満たない遊技状態になっている。よって、遊技者にとっては不利益となる遊技状態である。但し、予め定めた条件を満たした場合(例えば、特定の図柄組み合わせが表示された場合)には、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせてもよい遊技状態であり、この場合、小役の入賞によって所定数のメダルが払い出されることにより、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態になり、遊技者にとっては利益となる遊技状態になる場合がある。
<BB遊技>
BB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、BB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。BB遊技は、本実施例では、ビッグボーナス(BB)の入賞により開始され、RB遊技(後述する)を連続して繰り返し実行可能になっており、遊技中に予め定められた一の数(例えば、465枚)を超えるメダルが獲得された場合に終了する。但し、BB遊技はRB遊技を連続して繰り返し実行可能とすることなく、RB遊技を開始する役(図柄組み合わせは例えば、リプレイ−リプレイ−リプレイ)を設定し、この役が内部当選した場合、または、入賞した場合に、RB遊技を開始するように設定してもよい。さらには、BB遊技は、BB遊技中のRB遊技を除くBB一般遊技を予め定めた回数(例えば、30回)実行した場合、または、BB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、3回)に終了するようにしてもよい。
<RB遊技>
RB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、RB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。RB遊技は、本実施例では、レギュラーボーナス(RB)の入賞により開始され、予め定めた一の役が内部当選の確率を上昇させる変動(例えば、「設定1」「通常遊技」に設定された「小役1」の内部当選確率1/15を、予め定めた一の値である内部当選確率1/1.2に上昇させる)をし、予め定めた一の数(例えば8回)の入賞があった場合に終了する。BB遊技は、予め定めた回数の入賞があった場合(例えば、8回)、または、RB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、8回)に終了するようにしてもよい。
<ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技>
ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技に内部当選する入賞役には、再遊技(リプレイ)と、小役がある。ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)は内部当選することはなく、ビッグボーナス(BB)かレギュラーボーナス(RB)に対応する図柄組み合わせを入賞させることが可能となっている遊技状態である。
但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)に内部当選した次遊技から、再遊技の内部当選の確率を変動させてもよく、例えば、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせて、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)対応する図柄組み合わせが入賞するまでの間は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数とほぼ同じとなる遊技状態とし、通常遊技と比べると遊技者にとっては利益となる遊技状態としてもよい。
<主制御部メイン処理>
図4を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図4に示す主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、S1で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT313への動作許可及び初期値の設定等を行う。
S2ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。この処理ではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればS3へ進む。
S3では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。S4では乱数発生回路316で発生させた乱数を取得する。S5では、現在の遊技状態に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとS4で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役に内部当選した場合、その入賞役の内部当選フラグをONにする。S6では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
S7では全リール110乃至112の回転を開始させる。S8では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110乃至112の何れかをS6で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。リールの停止制御は、基本的には、内部当選した入賞役がある場合は、その入賞役に対応する図柄組み合わせが表示されることは許容し、ハズレ等の場合はいずれの役に対応する図柄組み合わせも表示されないように、いわゆる引き込み・蹴飛ばしといったリールの停止制御を行う。
全リール110乃至112が停止するとS9へ進む。S9では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、フラグ持ち越しの場合を除き、内部当選フラグをリセットする。
S10では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。S11では遊技状態制御処理を行う。遊技状態制御処理では、通常遊技、BB遊技、RB遊技、内部当選遊技、の各遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する。こうして本実施形態では、停止表示された図柄の組み合わせに基づいて遊技者に特典を付与している。以上により1ゲームが終了する。以降S2へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<通路シャッタ装置及びメダルセレクタ>
次に、前面扉102の背面に取り付けられた通路シャッタ装置10及びメダルセレクタ20について説明する。通路シャッタ装置10は、メダル投入口141aに投入されたメダルが通過するメダル通路への不正器具の挿入を防止することを目的としてメダル通路を開閉するシャッタ機構である。メダルセレクタ20はメダル通路を形成すると共に、正規のメダルと正規のメダルよりも小径の非正規メダルとの選別、メダルの投入受付期間外におけるメダルの返還、メダル投入数計数のための通過メダルの検出を行う。なお、上流側、下流側とはメダルが流れる方向を基準とし、メダル投入口141a側が上流側である。
図5は通路シャッタ装置10及びメダルセレクタ20の配設位置を示す前面扉102の背面側の構成を正面側から見た前面扉102の部分透視図である。メダル投入口141aへ投入される正規のメダルは図5において不図示のメダル払出装置180へ導かれ、そのためのメダル通路の一部はメダル投入ブロック141により、残りの部分はメダルセレクタ20により、それぞれ形成される。本実施形態の場合、通路シャッタ装置10はメダル投入ブロック141が形成するメダル通路と、メダルセレクタ20が形成するメダル通路との間の部位においてメダル通路を開閉する。
メダル投入ブロック141の投入口へ投入されたメダルは、通路シャッタ装置10が閉鎖状態にある場合はメダルセレクタ20へ進入できずにその場で滞留する。一方、通路シャッタ装置10が開放状態にある場合はメダルセレクタ20へ進入する。そして、その内部で選別され、正規メダルはその通過が検出されると共にガイドレール27で案内されて図5で不図示のメダル払出装置180へ落下する。正規メダルよりも小径の非正規メダルや、受付期間外に投入されたメダルは通路部材1により形成された通路を通ってメダル払出口155(図5において不図示)へ排出(返還)される。
図6は通路シャッタ装置10の斜視図及びメダルセレクタ20の分解斜視図である。メダルセレクタ20は公知の構成のものであり、セレクタ本体21と、案内部材24と、カバー部材25と、取付部材26と、を備える。同図では取付部材26側がスロットマシン100の正面側となる。
セレクタ本体21は、メダル投入ブロック141を通過したメダルが導入される導入部21aと、セレクタ本体21からメダルが排出される排出口21bとを備え、導入部21aと排出口21bとの間のメダル通路としてメダルを転動させるレール部(図6において不図示)を備える。案内部材24はメダル通路の一方の側壁を形成すると共に、正規メダルよりも小径のメダルは案内せずにメダル通路から脱落させる(メダル払出口155へ返還)。カバー部材25は、セレクタ本体21の下部を覆う部材である。
セレクタ本体21には、メダルブロッカ23を備える。メダルブロッカ23は、ブロッカ部材23aと、ブロッカ部材23aを付勢する電動アクチュエータ(本実施形態では電磁ソレノイド)とスプリング等を備え、メダルの投入受付期間中はブロッカ部材23aをメダル通路から退避させる一方、メダルの投入受付期間外はブロッカ部材23aをメダル通路に進入させて、メダルをメダル通路から脱落させる(メダル払出口155へ返還)。なお、メダルの投入受付期間は例えば図4のS2(メダル投入・スタート操作受付)の処理中であって、かつ、クレジットの上限数及び1回の最大ベット数のメダルが投入されていない場合とすることができる。
セレクタ本体21には、また、排出口21bの近傍において、メダル通路を通過するメダルを検出する、メダル投入数計数用のセンサを備えたセンサユニット22が設けられている。本実施形態の場合、センサユニット22は、発光素子と受光素子とからなる光センサをメダル通路の流れ方向に2つ備えた構成である場合を想定する。発光素子と受光素子とは、通路の両側に互いに対向するよう配置され、発光素子と受光素子との間をメダルが通過することにより発光素子からの光が遮断されて受光素子が受光しないことを利用してメダルの通過を検出する。また、2つの光センサを、メダルが正常に通過した場合は、上流側の光センサON→下流側の光センサON→上流側の光センサOFF→下流側の光センサOFFとなるように配置することで、その検出結果によりメダルが正常通過したか否かを判定する。
取付部材26はセレクタ本体21を前面扉101の背面に固定するための部材であり、本実施形態の場合、排出口21bから排出されるメダルを図6において不図示のメダル払出装置180に案内するレール部27も有している。
通路シャッタ装置10は取付部材26を介して前面扉101の背面に固定される。図7は通路シャッタ装置10の構造(側面視)を示す説明図である。通路シャッタ装置10は、ケース部材11と、ケース部材11に固定されたメダル検出センサ12と、駆動機構13と、シャッタ部材14と、シャッタ部材14の位置を検出する位置検出センサ15と、を備える。
ケース部材11は、シャッタ部材14のシャッタ部14aが挿通するスリット11aを有する。シャッタ部材14は全体として略L字型をなした金属製の部材であり、その先端のシャッタ部14aがメダル通路を開閉するシャッタとして機能する。
駆動機構13は、電動アクチュエータ13aを備える。本実施形態の場合、電動アクチュエータ13aは電磁ソレノイドであり、通電時にシャッタ部材14を磁力で吸引することで付勢し、符号14'で示す破線位置に移動させる。この位置を退避位置という。電動アクチュエータ13aは電磁ソレノイド以外のものでもよく、シャッタ部材14を移動可能であればよい。
駆動機構13は、電動アクチュエータ13aを支持するフレーム13bを備える。フレーム13bにはストッパ部材13cが設けられており、電動アクチュエータ13aによるシャッタ部材14の移動を制限する。付勢部材13dは本実施形態の場合、コイルスプリングであって、シャッタ部材14を常時実線位置に付勢する。この位置を進出位置という。しかして、互いに付勢方向が逆である電動アクチュエータ13aによる付勢と、付勢部材13dによる付勢と、によって、シャッタ部14aが矢印方向に進退するようにシャッタ部材14を移動させることができる。また、シャッタ部材14を退避位置に移動するときに電動アクチュエータ13aに通電することとしたので、進出位置の場合は消費電力がなく、省電力化を図れる。本実施形態の場合、電動アクチュエータ13aの駆動制御は主制御部300のCPU304が行うが(図2)、通路シャッタ装置10に独自の駆動制御回路を設けてもよい。
メダル検出センサ12は、本実施形態の場合、発光素子と受光素子とを備えた反射型の光センサ(反射型フォトインタラプタ)であり、メダル通過時に発光素子からの光がメダルで反射して受光素子で受光することで、メダルの通過を検出するシャッタ部14a開閉用のセンサである。メダル検出センサ12はメダルの通過が検出できれば、他の種類のセンサでもよい。
位置検出センサ15は、本実施形態の場合、発光素子と受光素子とを対向して配置した光センサ(透過型フォトインタラプタ)であり、シャッタ部材14の一部が発光素子と受光素子との間に進入すると、発光素子からの光が遮断されて受光素子が受光しないことを利用してシャッタ部材14を検出する。本実施形態の場合、シャッタ部材14が退避位置に位置している場合に、その一部が位置検出センサ15に検出されるように配設されており、これによりシャッタ部材14が退避位置に位置していること(つまり、シャッタ部14aが退避位置に位置していること)を検出する。なお、位置検出センサ15はシャッタ部材14(シャッタ部14a)の位置が検出できれば、他の種類のセンサでもよい。
次に、図8(a)は通路シャッタ装置10及びメダルセレクタ20の構造(側面視)を示す説明図、図8(b)はメダル検出センサ12周辺の正面視図である。これらの図により通路シャッタ装置10の各構成の配置等を説明する。
シャッタ部14aは、メダル投入ブロック141により形成されるメダル通路PSと、メダルセレクタ20のセレクタ本体21が形成するメダル通路PSとの間に位置しており、センサユニット22(図8において不図示)よりも上流側に配置されているとともに、メダル通路の途中の部位にメダル通路の横断方向に進退してメダル通路を開閉する。
図8(a)において、シャッタ部材14の実線位置は進出位置であって、メダル通路を閉鎖している状態、符号14'で示す破線位置は退避位置であって、メダル通路を開放している状態を示す。シャッタ部14aが開放状態にあると、メダル投入ブロック141のメダル通路PS内のメダルは、矢印d1で示すように、メダルセレクタ20のメダル通路PS内に進入する。シャッタ部14aが閉鎖状態であると通過できない。
センサユニット22よりも上流側であれば、シャッタ部14が開閉するメダル通路の途中部位は同図の位置に限らないが、同図の位置であれば、通路シャッタ装置10を備えない既存の設計のスロットマシンに不正対策として通路シャッタ装置10を後付け的に追加しやすいという利点がある。
次に、メダル検出センサ12の配設位置、特に、その検出位置について説明する。符号12aはメダル検出センサ12によるメダルMの検出位置(範囲)を示している。本実施形態の場合、メダルMの検出位置が、シャッタ部14aが進退するメダル通路の途中の部位から上流側にメダルの直径分の範囲内においてメダル通路を通過するメダルを検出するように設定されている。図8(a)及び(b)において、L3は正規メダルMの直径を示しており、図8(b)に示すように、検出位置12aはシャッタ部14aが進退するメダル通路の途中の部位から上流側に距離L3の範囲内に位置している。検出位置12aをこのような位置とすることで、メダルMの投入にあわせてシャッタ部14aをタイミングよく開放できるだけでなく、シャッタ部14aが閉鎖状態にあるときにシャッタ部14a上にメダルMが到達してメダル通路内に滞留状態となった場合でも、シャッタ部14a上のメダルMの存在を確実に検出でき、スロットマシン100側でメダルの投入を認識していない、飲み込まれた状態の発生を防止することができる。よって、メダルMの投入にできるだけ支障を与えないようにすることができる。
また、本実施形態では、図8(b)に示すように、検出位置12aはメダル通路PSの幅方向中央において、メダルMの通過を検出するように位置している。図8(b)においてL1はメダル通路PSの幅を示しており、正規メダルMの直径L3よりも僅かに大きく(数ミリ以下)設定されている。検出位置12aは、メダル通路PSの一方側壁からL1/2の位置に位置している。メダルMは円形をなしているため、シャッタ部14a上にメダルMが乗った状態の場合、その中央がシャッタ部14aに接して両側は離間する。検出位置12aがメダル通路PSの幅方向中央に位置していることで、シャッタ部14a上のメダルMの略中央に検出位置12aが合致するので、メダルMを確実に検出できる。
なお、本実施形態ではシャッタ部14aの幅L2をメダル通路PSの幅L1よりも大きくしており、メダルMの通過を確実に遮断するようにしている。
更に本実施形態では、検出位置12aがメダル投入口141aから距離L4だけ下流側に離間しており、この距離L4は少なくとも正規メダルMの直径L3よりも長く設定されている。遊技者は手遊び的に、メダルを保持しながらメダル投入口141aにメダルを途中まで挿入し、離脱することを繰り返す場合があり、このような場合にメダル検出センサ12がメダルを検出しないようにすることができる。
<シャッタの駆動制御>
次に、通路シャッタ装置10の電動アクチュエータ13aの駆動制御例について説明する。本実施形態の場合、電動アクチュエータ13aの駆動制御は主制御部300のCPU304が割り込み処理により行い、メダル検出センサ12の検出結果に応じてシャッタ部14aが進退するように制御する。図9はシャッタ駆動制御処理の流れを示すフローチャートである。同図の例は、メダル検出センサ12がメダルを検出したことを条件に予め定めた時間、シャッタ部14aがメダル通路を開放するように制御する例である。
S21では、現在シャッタ部14aが開放中か否かを判定する。開放中か否かは電磁アクチュエータ13aに通電する制御信号を出力する制御を実行中か否か(後述するS25の処理)で判定する。開放中と判定した場合はS26へ進み、そうでない場合(閉鎖中)はS22へ進む。
S22ではメダル検出センサ12の検出結果を取得する。S23では、S22で取得した検出結果に基づき、メダル検出センサ12がメダルを検出しているか否かを判定する。該当する場合はS24へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。
S24では時間Tbがタイムアウトしたか(経過したか)を判定し、該当する場合はS25へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。時間Tbは、シャッタ部14aを開放状態から閉鎖状態へ制御した場合に、一定時間だけ開放しないために計時する時間である。時間Tb及び後述する時間Taはソフトウエアタイマで計時できる。また、時間Ta、Tbは実機によるテストによって適宜最適な時間を設定できる。
S25では電動アクチュエータ13aを通電してシャッタ部材14を退避位置に移動させる。これによりシャッタ部14aが開放状態となる。また、時間Taの計時を開始する。時間Taは開放時間である。
S26では時間Taがタイムアウトしたか(経過したか)を判定し、該当する場合はS27へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。S27では電動アクチュエータ13aを非通電とする。これによりシャッタ部材14は付勢部材13dによって進出位置に移動し、シャッタ部14aが閉鎖状態となる。また、時間Tbの計時を開始する。以上により一単位の処理を終了する。
図10(a)はメダルが正常通過した場合の、メダル検出センサ12、電動アクチュエータ13aへの通電状態(シャッタ駆動信号)及び位置検出センサ15のタイミングチャートを示す。同図に示すように、センサ12がメダルを検出すると、電動アクチュエータ13aが時間Taだけ通電状態となる。シャッタ部材14が退避位置にあることは、位置検出センサ15により検出されるが、電動アクチュエータ13aの応答性によって、シャッタ駆動信号よりも若干遅延した信号波形となる。
図10(b)もメダルが正常通過した場合の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャートであるが、こちらはメダルが連続的に投入された場合を示す。時間Tbの間はシャッタ部14aを開放しないことから、シャッタ部14aの開閉が規則的になり、メダル毎にシャッタ部14aが開閉する。
このように本実施形態では、メダル投入に必要な時のみシャッタ部14aを開放することができ、不正器具の挿入阻止効果を向上することができる。また、メダルの連続的な投入にも対応でき、メダルの投入にできるだけ支障を与えないようにすることができる。
なお、シャッタ部14aの開放は、メダルの投入受付期間にのみ行って受付期間外はメダル検出センサ12の検出結果にかかわらず閉鎖していてもよいし、常時開放可能としてもよい。常時開放可能とした場合、メダルの投入受付期間外において、セレクタ20にメダルが進入することになるが、この場合はメダルブロッカ23の働きにより、投入されたメダルはセンサユニット22に到達せずに返還されることになる。例えば、リール回転開始S7まではシャッタ部14aを開放可能としておいてもよい。リール停止制御S8を行う前は、遊技者ストップボタン137〜139を操作に至っていないことからして、手に持ったメダルをうっかり投入してしまう可能性があり、この期間にシャッタ部14aをメダル検出センサ12の検出結果にかかわらず閉鎖すると、シャッタ部14a上にメダルMが到達してメダル通路内に滞留状態となるからである。
<エラー判定>
次に、通過シャッタ装置10の構成を用いたメダル投入のエラー判定について説明する。本実施形態の場合、エラー判定は主制御部300のCPU304が割り込み処理により行う。図11はエラー判定処理の流れを示すフローチャートである。S31ではエラー判定を行う。エラー判定の具体例は後述する。S32ではS31の判定結果がエラーか否かを判定する。該当する場合はS33へ進み、該当しない場合は一単位の処理を終了する。
S33ではエラー処理を行う。エラー処理としては、遊技の中断、警報音の出力、ランプ等の発光、スロットマシンの設置島のランプの発光、ホールコンピュータへエラー情報(エラーがあったことと、そのスロットマシン等の情報)の送信等が挙げられる。その後、一単位の処理を終了する。
次に、S31のエラー判定の具体例について説明する。エラー判定は、メダル検出センサ12の検出結果と位置検出センサ15の検出結果との少なくともいずれか一方に基づいて行うことができる。
図12(a)は異常時の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャートである。同図の例では、メダル検出センサ12では1回(1枚)のメダル投入のみが検出されて1回のみシャッタ駆動信号が出力されているのに、位置検出センサ15が、シャッタ部材14が2回退避位置に移動したことを検出している場合である。2回目の退避位置へのシャッタ部材14の移動は、CPU304が指示していない移動であり、シャッタ部材14が不正に移動された可能性がある。よって、エラーと判定する。このように、位置検出センサ15と、メダル検出センサ12又はシャッタ駆動信号と、の変化が整合しない場合にエラーと判定できる。
図12(b)も異常時の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号及び位置検出センサ15のタイミングチャートである。同図の例では、メダル検出センサ12では1回(1枚)のメダル投入のみが検出されて1回のみシャッタ駆動信号が出力され、位置検出センサ15もシャッタ部材14が1回退避位置に移動したことを検出している。しかし、シャッタ部14aを1回開放しているにも関わらず、メダル検出センサ12がメダルを検出している時間が長く、閾値時間Tcを越えている。よって、メダル通路に何らかの器具が挿入途中である可能性があり、エラーと判定する。閾値時間Tcは実機を用いたテストによって適宜設定することができる。
このように、メダル検出センサ12の検出結果のみを基準としてエラー判定をすることもできる。なお、同様の考えで位置検出センサ15の検出結果のみを基準としてエラー判定をしてもよい。
図13も異常時の、メダル検出センサ12、シャッタ駆動信号、位置検出センサ15及びセンサユニット22が備える光センサのタイミングチャートである。同図の例は、センサユニット22が備える光センサの検出結果もエラー判定の要素とした例である。
同図の例では、図12(b)の例と同様に、メダル検出センサ12がメダルを検出している時間が長く、閾値時間Tcを越えている例である。にも関わらず、センサユニット22が備える光センサがメダルの通過を検出しており、同図の波形は正常通過時の波形である。よって、エラーと判定する。
このようにセンサユニット22が備える光センサの検出結果もエラー判定の要素としてもよい。また、メダル検出センサ12のメダル検出時間が閾値時間Tcを越えた段階で、軽度の警報音を出力し、センサユニット22が備える光センサがメダルの通過を検出した段階で、重度の警報音を出力する等、段階的にエラー処理を行ってもよい。
<第2実施形態>
上記第1実施形態では、電動アクチュエータ13aの駆動制御として図9に示す処理を例示したが、図14(a)に示す処理も採用可能である。同図の例も割り込み処理としてCPU304が実行し、メダル検出センサ12がメダルを検出している場合にシャッタ部14aがメダル通路を開放するように電動アクチュエータ13aを制御し、メダル検出センサ12がメダルを検出していない場合にシャッタ部14aがメダル通路を閉鎖するように電動アクチュエータ13aを制御する。
S41ではメダル検出センサ12の検出結果を取得する。S42ではS41で取得した検出結果が、メダルの検出を示すか否かを判定する。該当する場合はS43へ進み、該当しない場合はS44へ進む。
S43では電動アクチュエータ13aを通電してシャッタ部材14を退避位置に移動させる。これによりシャッタ部14aが開放状態となる。その後、イ賃貸の処理を終了する。
S44では電動アクチュエータ13aに通電せずに、その後、一単位の処理を終了する。シャッタ部14aが開放状態であった場合には、シャッタ部材14は付勢部材13dによって進出位置に移動し、シャッタ部14aが閉鎖状態となる。
図14(b)はメダルが正常通過した場合の、メダル検出センサ12、電動アクチュエータ13aへの通電状態(シャッタ駆動信号)及び位置検出センサ15のタイミングチャートを示す。メダル検出センサ12の検出結果が非検出状態から検出状態へ変化する立ち上がりで電動アクチュエータ13aへの通電が開始され、メダル検出センサ12の検出結果が検出状態から非検出状態へ変化する立ち下がりで電動アクチュエータ13aへの通電が終了する。
<第3実施形態>
上記第1実施形態では、シャッタ部14aがメダル通路の流れ方向に対して略直交するようにしたが、下方へ傾斜させてもよい。図15はシャッタ部材14の他の構成例を示す図であり、シャッタ部14aが下方へ傾斜した例である。
スロットマシンに対する不正行為ないしいたずらとして、メダル投入口141aに対して液体を流し込んで電気部品を故障させる行為がある。図15の例のように、シャッタ部14aが下方へ傾斜した例では、メダル投入口141aに流し込まれた液体は、シャッタ部14aの傾斜によって同図の左側(スロットマシン100の奥側)へ導かれ、少なくとも通路シャッタ装置10内へ液体が流入して電動アクチュエータ13aが故障することを防止できる。
<第4実施形態>
図16(a)乃至(c)は、通路シャッタ装置10に代わる通路シャッタ装置10'の説明図であり、特にその要部を示す。本実施形態の場合、通路シャッタ装置10'はメダル通路PSの一部を形成する一対のメダル形成部材17を備える。一対のメダル形成部材17は、例えば、図8(a)の例でメダル投入ブロック141が形成するメダル通路PSの部分を形成する。
一対のメダル形成部材17は、それぞれ導電性の金属材料で形成され、電源に電気的に接続される。また、本実施形態の場合、シャッタ部材14も導電性の金属材料で形成され、電動アクチュエータ13aのプラス側とシャッタ部材14とが電気的に接続される。電動アクチュエータ13aのマイナス側は接地される。特に図示しないが通路シャッタ装置10'のその他の構成は通路シャッタ装置10と同様であり、但し、メダル検出センサ12は有していない。メダルは一般に導電性の金属材料で形成されており、本実施形態ではこれを前提とする。
さて、メダルが投入されて一対のメダル形成部材17間にメダルが到達し、閉鎖状態にあるシャッタ部14a上に乗った状態となると、少なくともいずれか一方のメダル形成部材17と、シャッタ部材14とがメダルを介して電気的に接続された状態となり、図16(b)に示すように電源から電流Fが電動アクチュエータ13aに供給される。その結果、電動アクチュエータ13aが駆動状態となってシャッタ部材14が退避位置に移動し、図16(c)に示すようにシャッタ部14aが開放状態となり、メダルMが通過可能となる。
メダルの検出センサと、電動アクチュエータ13aの駆動回路とをこのような構成とすることで、制御部300を利用しなくてもメダルの検出とシャッタ部14aの開閉を行うことができる。

Claims (10)

  1. メダルの投入口と、
    前記投入口に投入されたメダルが通過する通路に配設された、メダル投入数計数用のメダル検出手段と、
    を備えた遊技台において、
    前記メダル検出手段よりも前記通路の上流側において、前記通路の途中の部位に進退して前記通路を開閉するシャッタ部を有するシャッタ部材と、
    前記途中の部位から前記通路の上流側にメダルの直径分の範囲内において前記通路を通過するメダルを検出する、シャッタ用メダル検出手段と、
    前記シャッタ用メダル検出手段の検出結果に応じて前記シャッタ部が進退するように前記シャッタ部材を移動させる駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技台。
  2. 前記シャッタ部材の位置を検出する位置検出手段と、
    前記シャッタ用メダル検出手段の検出結果と前記位置検出手段の検出結果との少なくともいずれか一方に基づいてエラー判定をするエラー判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  3. 前記駆動手段は、
    前記シャッタ部を前記通路へ進出させる方向に前記シャッタ部材を常時付勢する付勢手段と、
    通電時に前記シャッタ部を前記通路から退避させる方向に前記シャッタ部材を付勢する電動アクチュエータと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  4. 前記シャッタ用メダル検出手段は、前記投入口から前記通路の下流側にメダルの直径分だけ少なくとも離れた位置において前記通路を通過するメダルを検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  5. 前記シャッタ用メダル検出手段は、前記通路の幅方向中央において、メダルの通過を検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  6. 前記シャッタ用メダル検出手段の検出結果に基づいて、前記駆動手段を制御する駆動制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技台。
  7. 前記駆動制御手段は、前記シャッタ用メダル検出手段がメダルを検出したことを条件に予め定めた時間、前記シャッタ部が前記通路を開放するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の遊技台。
  8. 前記駆動制御手段は、前記シャッタ用メダル検出手段がメダルを検出している場合に前記シャッタ部が前記通路を開放するように前記駆動手段を制御し、前記シャッタ用メダル検出手段がメダルを検出していない場合に前記シャッタ部が前記通路を閉鎖するように前記駆動手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の遊技台。
  9. メダルの投入口と、前記投入口に投入されたメダルが通過する通路に配設されたメダル投入数計数用のメダル検出手段と、を備えた遊技台に装着される通路シャッタ装置であって、
    前記メダル検出手段よりも前記通路の上流側において、前記通路の途中の部位に進退して前記通路を開閉するシャッタ部を有するシャッタ部材と、
    前記途中の部位から前記通路の上流側にメダルの直径分の範囲内において前記通路を通過するメダルを検出する、シャッタ用メダル検出手段と、
    前記シャッタ用メダル検出手段の検出結果に応じて前記シャッタ部が進退するように前記シャッタ部材を移動させる駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする通路シャッタ装置。
  10. メダルの通路に進退して該通路を開閉するシャッタ部を有するシャッタ部材と、
    前記シャッタ部から前記通路の上流側にメダルの直径分の範囲内において前記通路を通過するメダルを検出するシャッタ用メダル検出手段と、
    前記シャッタ部が進退するように前記シャッタ部材を移動させる駆動手段と、
    前記シャッタ部材の位置を検出する位置検出手段と、
    を備えたことを特徴とする通路シャッタ装置。
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