JP2007029615A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007029615A
JP2007029615A JP2005220310A JP2005220310A JP2007029615A JP 2007029615 A JP2007029615 A JP 2007029615A JP 2005220310 A JP2005220310 A JP 2005220310A JP 2005220310 A JP2005220310 A JP 2005220310A JP 2007029615 A JP2007029615 A JP 2007029615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
game medium
game
return button
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005220310A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5063876B2 (ja
Inventor
Shunichi Nakano
俊一 中野
Shin Katayama
慎 片山
Hideki Yamashita
秀樹 山下
Takao Komori
隆男 小森
Sueo Hibino
季男 日比野
Yasutaka Matsumoto
靖孝 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heiwa Corp filed Critical Heiwa Corp
Priority to JP2005220310A priority Critical patent/JP5063876B2/ja
Publication of JP2007029615A publication Critical patent/JP2007029615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5063876B2 publication Critical patent/JP5063876B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】 返却ボタンを操作しながらの不正行為を防止し得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機前面に設けられた遊技媒体投入部に投入される遊技媒体を遊技機内部に案内可能な遊技媒体通路と、遊技媒体通路を移動する遊技媒体の通過を検出して検出信号を出力可能な遊技媒体検出センサ24、25と、遊技機前面に設けられた返却ボタンの操作に基いて、遊技媒体投入部に投入された遊技媒体が遊技媒体通路を移動することなく落下し得るように、遊技媒体通路を開放する開放位置に移動可能な開閉ガイド板とを有する遊技機において、開閉ガイド板が開放位置に移動したことを検出可能な返却ボタンセンサ27と、返却ボタンセンサ27が開閉ガイド板の開放位置を検出しているとき、所定の条件が成立したことを契機に、エラー処理を行なう制御手段とを具備する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、遊技媒体を使用してゲームを行う遊技機に関する。
メダル(コインを含む)等の遊技媒体を使用してゲームを行なうスロットマシン等の遊技機においては、メダルの真偽を判別可能なメダル選別装置を備えている。このメダル選別装置は、メダル投入部に続くメダル通路に、メダルの通過を検出する1対のメダル検出光センサがメダルの移動方向に沿って並設され、メダル検出光センサがメダルの通過を検出すると、その検出信号を計数して、クレジット数をインクリメントするように構成されている。また、遊技機前面に設けられた返却ボタンを押し込み操作すると、メダル通路を開放して、メダル通路に詰まったメダルをメダル通路から落下させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−248210号公報
しかし、上述のような遊技機のメダル選別装置においては、透明セルロイド板にLED等を取り付けた不正器具を、メダル投入部からメダル通路内に挿入した状態でLEDを点滅させることによって、メダルがメダル検出光センサを通過したのと同じ状況を擬似的に作り出し、クレジット数を不正に増大させるような不正行為が行われるおそれがある。また、不正器具をメダル投入部からメダル通路に挿入する際、不正器具をメダル通路に挿入しやすいように、返却ボタンの押し込み操作をもって、メダル通路の通路幅を広げるようにしている。
本発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたもので、返却ボタンを操作しながらの不正行為を防止し得るようにした遊技機を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)遊技機前面に設けられた遊技媒体投入部に投入される遊技媒体を遊技機内部に案内可能な遊技媒体通路と、該遊技媒体通路を移動する遊技媒体の通過を検出して検出信号を出力可能な遊技媒体検出センサと、前記遊技機前面に設けられた返却ボタンの操作に基いて、前記遊技媒体投入部に投入された遊技媒体が前記遊技媒体通路を移動することなく落下し得るように、前記遊技媒体通路を開放する開放位置に移動可能な開閉ガイド板とを有する遊技機において、前記開閉ガイド板が開放位置に移動したことを検出可能な返却ボタンセンサと、該返却ボタンセンサが前記開閉ガイド板の開放位置を検出しているとき、所定の条件が成立したことを契機に、エラー処理を行なう制御手段とを具備する。
(2)上記(1)項において、所定の条件を、遊技媒体検出センサが検出信号を出力したこととする。
(3)上記(1)項において、所定の条件を、該返却ボタンセンサが開閉ガイド板の開放位置を検出したときから予め定めた所定時間が経過したこととする。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、制御手段は、エラー処理により、遊技機前面に設けられたランプを点灯または点滅させる制御信号を出力する。
本発明によれば、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によると、返却ボタンセンサが開閉ガイド板の開放位置を検出しているとき、所定の条件が成立したことを契機に、エラー処理を行うことにより、返却ボタンを操作しながらの不正行為を確実に防止することができる。
請求項2記載の発明によると、返却ボタンを操作しながら不正器具を遊技媒体通路に挿入して、遊技媒体検出センサを遊技媒体が通過したのと同じ状況を擬似的に作り出すような不正行為を確実に防止することができる。
請求項3記載の発明によると、返却ボタンを所定時間以上操作し続けて行われる不正行為を未然に防止することができる。
請求項4記載の発明によると、ランプの点滅または点灯に基いて、不正行為を確実に発見することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した遊技機(スロットマシン)の正面図、図2は、前扉を開けた状態の遊技機の斜視図である。なお、以下の説明では、図1において紙面手前側、図2において左斜め下方を「前方または表面」とし、図1において紙面奥側、図2において右斜め上方を「後方または裏面」とし、図1において左側、図2において左斜め上方を「左方」とし、図1において右側、図2において右斜め下方を「右方」とする。
遊技機(1)は、遊技媒体を円板状のメダル(コインも含む)とし、メダルを筐体(2)における前扉(3)の前面右側に設けたメダル投入部(遊技媒体投入部)(4)に投入することにより、後述のようなゲームが行われるものである。
なお、本実施形態において、遊技機(1)を遊技媒体がメダル(コインを含む)とするスロットマシンとして説明するが、本発明は、これに特定されるものでなく、遊技機(1)を遊技媒体がパチンコ玉であるパチンコ機またはスロットマシンとしても良い。
図2に示すように、筺体(2)内には、外周面に複数種類の図柄、数字等で構成される識別情報が描かれた左、中、右3個の回転リール(5)と、メダルを貯留及び払出可能なホッパーユニット(6)と、遊技全体を統括的に制御する主制御基板(制御手段)(7)と、主制御基板(7)の指令に基づいて、前扉(3)の裏面側に設けられた各種遊技情報及び演出を表示可能な液晶表示ユニット(31)、効果音を発生するスピーカ(32)、光により演出効果を盛り上げるランプ(33)(図1参照)等に制御信号を出力可能な副制御基板(8)と、主制御基板(7)やその他の電気機器へ電力を供給する電源装置(9)とが収容されている。
図1に示すように、前扉(3)の前面には、液晶表示ユニット(31)に表示される遊技情報及び演出を透視可能な遊技情報表示部(34)と、各回転リール(5)の識別情報を3こまずつ透視可能な識別情報表示部(35)と、前扉(3)の裏面に設けられた中部基板(3a)(図2参照)に表示されるメダルの払出数、クレジット数等の各種情報を透視可能な情報表示部(36)と、遊技を行うときにメダルが投入される前記メダル投入部(4)と、メダル投入部(4)に投入されたメダルが後述のメダル選別装置(10)に詰まったとき等に押し込み操作される返却ボタン(3b)と、各種スイッチが配置されたスイッチ操作部(37)と、メダルを受け入れ可能な受け皿(39)とが設けられている。
なお、クレジット数とは、ゲームが入賞したとき賞品として付与されるメダルの枚数やメダル投入部(4)に投入されたメダル数を主制御基板(7)に設けたメモリに電気的に蓄積される数である。
スイッチ操作部(37)には、クレジット状態のメダルを精算するときに操作される精算スイッチボタン(40)、クレジット状態のメダルを1枚ずつゲームに投資するときに操作される1枚ベットスイッチボタン(41)、最大数の3枚のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン(42)、各回転リール(5)を回転させるときに操作されるスタートスイッチレバー(43)、及び各回転リール(5)の回転を停止させるときに操作されるストップスイッチボタン(44)等が設けられている。
図2に示すように、前扉(3)の裏面側には、メダル投入部(4)の下方に位置し、かつメダル投入部(4)に投入されたメダルの真偽を判別可能なメダル選別装置(10)と、メダル選別装置(10)から放出される真のメダルをホッパーユニット(6)内に誘導するメダルシュート(20)と、メダル選別装置(10)から排出される偽のメダルを前扉(3)のメダル受皿(39)に誘導する返却ダクト(21)とが設けられている。
遊技機(1)のゲームは、遊技者がメダルをメダル投入部(4)に投入した後、1枚ベットスイッチボタン(41)またはMAXベットスイッチボタン(42)によりメダルの賭数を設定した後、スタートスイッチレバー(43)を操作して、全ての回転リール(5)を回転させることによって開始される。
回転リール(5)が回転して所定時間が経過した後、3個のストップスイッチボタン(44)を順次操作して、各回転リール(5)の回転を停止させ、停止した3個の回転リール(5)の識別情報の組み合わせにより、入賞の有無、及び賞の大小に応じたメダルの配当枚数が確定される。入賞した場合には、予め定めた入賞枚数分だけクレジット数をインクリメントする。クレジット数が限度枚数(例えば、50枚)を超過した場合には、その超過分に相当する数のメダルがホッパーユニット(6)からメダル受皿(39)に払い出される。
図3は、メダル選別装置(10)の後面図、図4は、図3におけるIV−IV線に沿う縦断面図を示す。メダル選別装置(10)は、前扉(3)の裏面側に固定される合成樹脂製のセレクターベース(11)と、セレクターベース(11)の後面に枢支される開閉ガイド板(12)と、開閉ガイド板(12)の各位置を検出可能な返却ボタンセンサ(27)と、メダルブロッカー(13)とを備えている。
セレクターベース(11)の後面には、メダル投入部(4)に投入されるメダル(M)を案内するほぼL字状のメダル通路(遊技媒体通路)(14)が形成されている。メダル通路(14)の上流側には、金属製のメダル(M)が通過したことを検出する近接センサにより形成される第3メダル検出センサ(26)が設けられ、また、同じく下流側には、メダルの通過を検出して検出信号を出力する第1、2メダル検出センサ(遊技媒体検出センサ)(24)(25)が設けられている。なおメダル通路(14)の幅は、メダルの直径とほぼ等しくなっており、真のメダル(M)のみを案内するようになっている。
第1、2メダル検出センサ(24)(25)は、メダル(M)の移動方向に沿って並設されるとともに、第1、2発光器(24a)(25a)と、第1、2発光器(24a)(25a)から発せられる光を受光可能な第1、2受光器(24b)(25b)とからなる光透過型のフォトマイクロセンサにより形成され、各発光器(24a)(25a)から発せられる光を各受光器(24b)(25b)が受光しているときにOFF信号を出力し、また、メダル通路(14)を移動するメダル(M)により各発光器(24a)(25a)から発せられる光が遮られているいるときにON信号を出力する。
メダル投入部(4)に投入された真のメダル(M)は、メダル通路(14)に進入して、第3メダル検出センサ(26)、第1、2メダル検出センサ(24)(25)の順に検出された後、メダル通路(14)の出口(14a)からメダルシュート(20)により案内されてホッパーユニット(6)内へ放出される。
メダルブロッカー(13)は、セレクターベース(11)の前面に配置されるソレノイド(15)と、ソレノイド(15)の作動に従動して、メダル通路(14)に出没可能なブロックピン(16)とを含んでいる。
ブロックピン(16)は、メダル通路(14)における第1メダル検出センサ(24)の僅か上流側(図3において左側)に設けられ、ソレノイド(15)がOFF(消磁)状態のとき、ばね(図示略)の付勢力によりメダル通路(14)の通路面に突出する閉鎖位置に保持されることにより、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)の通過を阻止し、また、ソレノイド(15)がON(励磁)状態のとき、ばねの付勢力に抗してメダル通路(14)内に没入する開放位置に保持されることにより、メダル(M)の通過を許可する。
ソレノイド(15)は、遊技機(1)が未稼働状態のとき、クレジット数が限度枚数に達したとき、及び遊技機(1)にエラーが発生したときOFF制御され、また、遊技機(1)が稼働状態にあって遊技が可能なときON制御される。
開閉ガイド板(12)は、上端部がセレクターベース(11)にピン(18)により枢着されるとともに、ねじりばね(19)によりセレクターベース(11)の後面に向けて付勢され、常時は、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)がメダル通路(14)から落下しないようにメダル通路(14)の後面側を閉塞した閉塞位置(図4に示す実線位置)に保持され、また、返却ボタン(3b)が押し込み操作されると、ねじりばね(19)の付勢力に抗して開放位置(図4に示す想像線位置)に揺動することにより、メダル通路(14)との対向面間を大きく開いて、メダル通路(14)に詰まったメダル(M)をメダル通路(14)から落下させるようになっている。
返却ボタンセンサ(27)は、セレクターベース(11)の前面に取り付けられ、開閉ガイド板(12)の閉塞位置を検出しているときOFF信号を出力し、また、同じく開放位置を検出しているときON信号を出力する。
図5は、本実施形態に係わる制御回路のブロック図を示す。主制御基板(7)は、遊技全体を統括的に制御するもので、制御動作を所定の手順で実行することができるCPUと、CPUの動作プログラムを格納するROMと、必要なデータの書き込み及び読み出しができるRAMと、投入メダル用カウンタと、クレジット用カウンタとを含んでいる。
主制御基板(7)の入力ポートには、精算スイッチボタン(40)、1枚ベットスイッチボタン(41)、MAXベットスイッチボタン(42)、スタートスイッチレバー(43)、ストップスイッチボタン(44)、第1、2及び第3メダル検出センサ(24)(25)(26)、返却ボタンセンサ(27)が接続され、また、出力ポートには、ホッパーユニット(6)、副制御基板(8)、ソレノイド(15)が接続される。また、副制御基板(8)の出力ポートには、回転リール用モータ(5a)、液晶表示ユニット(31)、スピーカ(32)、ランプ(33)がそれぞれ接続される。
主制御基板(7)は、第3メダル検出センサ(26)から出力されるメダル通過の検出信号を入力した後、第1、2メダル検出センサ(24)(25)から出力される真のメダルが通過したことの検出信号を入力した場合に、検出信号を受け付ける毎にメダル入力用カウンタまたはクレジット用カウンタをインクリメントし、スタートスイッチレバー(43)及びストップスイッチボタン(44)の操作信号を受け付けた場合に、副制御基板(8)にコマンドを送信し、また、1枚ベットスイッチボタン(41)またはMAXベットスイッチボタン(42)の操作信号を受け付けた場合に、賭数に応じてクレジット用カウンタをデクリメントし、さらには、精算スイッチボタン(40)の精算信号を受け付けた場合に、蓄積されているクレジット数に応じた数のメダルをホッパユニット(6)から排出し得るようにホッパーユニット(6)に制御信号を送信する。
副制御基板(8)は、主制御基板(7)のコマンドに基いて、回転リール用モータ(5a)の回転制御信号及び停止制御信号、スピーカ(32)及びランプ(33)に制御信号をそれぞれ送信する。
投入メダル用カウンタは、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が出力するメダル通過の検出信号を受け付けると、メダル投入部(4)に投入された最初の3枚のメダル(M)を投入用メダルとして、上限「3」まで計数して投入カウンタ用メモリに記憶させる。
クレジット用カウンタは、カウンタ用メモリが上限「3」を記憶している場合、第1、2メダル検出センサ(24)(25)から出力されるメダル通過の検出信号を受け付けると、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)をクレジットとして、上限「50」まで計数してクレジットカウンタ用メモリに記憶させる。
図6は、正常時のタイムチャートを示し、返却ボタンセンサ(27)がOFFのままの状態、すなわち返却ボタン(3b)が押し込み操作されていない状態で、メダル投入部(4)にメダル(M)が投入された場合は、最初に上流側の第3メダル検出センサ(26)がOFF→ON→OFFに切り替わった後、引き続いて第1、2メダル検出センサ(24)(25)が順にOFF→ON→OFFに切り替わることによって、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)が計数(カウント)される。
図7は、異常時のタイムチャートを示し、この状態は、返却ボタン(3b)が押し込み操作されて、返却ボタンセンサ(27)がONしているとき、第3メダル検出センサ(26)がOFF→ON→OFFすることなく、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が順にOFF→ON→OFFしている。しかし、正常であれば、返却ボタンセンサ(27)がONのときは、開閉ガイド板(12)が開放位置にあって、メダル(M)はメダル通路(14)から落下して第1、2メダル検出センサ(24)(25)を通過することはあり得ない。したがって、この状態においては、返却ボタン(3b)を押し込み操作した状態で、不正器具をメダル通路(14)に挿入して、第1、2メダル検出センサ(24)(25)をメダル(M)が通過したのと同じ状況を擬似的に作り出すような不正行為が行われているものと見做し、第1メダル検出センサ(24)がOFFからONに切り替わった時点で、エラー信号を出力する。
図8は、他の態様の異常時のタイムチャートを示す。この状態は、例えば、返却ボタン(3b)を押し込み操作した状態で、不正器具をメダル通路(14)に挿入したにも係わらず、第1、2メダル検出センサ(24)(25)を反応させることができず、長時間に亘って返却ボタン(3b)を押し込み操作している状態である。通常、返却ボタン(3b)の操作は、長時間に亘って行われることはあり得ないので、このような場合においても、返却ボタンセンサ(27)がONになった時点、すなわち、開閉ガイド板(12)の開放位置を検出した時点から予め定めた時間(T)が経過すると、不正行為が行われていると見做し、エラー信号を出力する。
次に、図9〜11に示すフローチャートに基づいて、主制御基板(7)が行なうメダル検出の流れを説明する。
先ず、図9に示すステップ(S1)において、返却ボタン(3b)が押し込み操作されてないか否か、すなわち返却ボタンセンサ(27)の検出信号に基いて、開閉ガイド板(12)が閉塞位置かそれとも開放位置にあるかが判断される。返却ボタンセンサ(27)が開閉ガイド板(12)の閉塞位置に対応するOFF信号を出力している場合にはステップ(S2)に進み、開放位置に対応するON信号を出力している場合には図10に示すステップ(S5)に進む。
ステップ(S2)においては、メダル(M)が第3メダル検出センサ(26)を予め定めた正規の時間内に通過したか否かが判断され、正規の時間内に通過した場合には、ステップ(S3)に進み、正規の時間内に通過しなかった場合には、メダル通路(14)にメダル(M)が詰まっている状態であると見做し、図11に示すステップ(S9)に進む。
ステップ(S3)においては、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が正規の順でメダル通過の検出信号を出力したか否かが判断され、正規の場合には、ステップ(S4)に進み、正規でない場合には、メダル(M)が不正行為またはその原因で下流側から上流側へ逆流している異常状態であると見做し、ステップ(S9)に進む。
ステップ(S4)においては、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が出力する検出信号に応じて、メダル投入用カウンタまたはクレジット用カウンタをインクリメントして終了する。なお、ステップ(S1)から(S4)に至る流れは、正常なメダル検出を示すもので、図6に示すタイムチャートに相当する。
ステップ(S1)においてステップ(S5)に進んだ場合には、ステップ(S5)において、第3メダル検出センサ(26)がONであるか否かが判断される。ONでなければ、ステップ(S6)に進む。また、ONである場合、すなわち開閉ガイド板(12)が開放位置にある場合には、通常、第3メダル検出センサ(26)がONになることはあり得ないため、異常状態であると見做し、ステップ(S9)に進む。
ステップ(S6)においては、第1メダル検出センサ(24)がONであるか否かが判断される。ONでなければ、ステップ(S7)に進み、ONである場合には、ステップ(S5)と同様に、異常状態であると見做し、ステップ(S9)に進む。
ステップ(S7)においては、第2メダル検出センサ(24)がONであるか否かが判断される。ONでなければ、ステップ(S8)に進み、ONである場合には、ステップ(S5)と同様に、異常状態であると見做し、ステップ(S9)に進む。
(S8)においては、返却ボタンセンサ(27)がON、すなわち返却ボタン(3b)が押し込み操作されてから時間(T)が経過したか否かが判断される。時間(T)内に返却ボタン(3b)の押し込み操作が解除されて、返却ボタンセンサ(27)がOFFになった場合には、メダル(M)がメダル通路(14)に詰まる等して、返却ボタン(3b)が短時間押し込み操作されているものと見做して終了する。また、返却ボタンセンサ(27)がONのまま、時間(T)が経過した場合には、異常状態であると見做し、ステップ(S9)に進む。
ステップ(S2)(S3)(S5)(S6)(S7)(S8)からステップ(S9)に進んだ場合には、主制御基板(7)によりエラー処理が実行される。エラー処理は、ソレノイド(15)をOFF制御して、ブロックピン(15)をメダル通路(14)に突出させるとともに、ランプ(33)をゲーム時とは異なる所定の態様で点滅または点灯させ、不正行為が行われている旨を報知する。また、これと同時に、遊技店の集中管理コンピュータに異常状態である旨を報知して、ステップ(S10)に進む。
なお、ステップ(S1)(S5)(S6)(S9)の流れは、図7に示す異常時のタイムチャートに相当し、また、(S1)(S5)(S6)(S7)(S8)(S9)の流れは、図8に示す異常時のタイムチャートに相当する。
ステップ(S10)においては、エラーが解消されたか否かが判断され、解消された場合にはエラー処理を中止して終了する。また、解消されない場合にはエラー処理を続行する。
以上のように、本実施形態においては、遊技機(1)前面に設けられたメダル投入部(4)に投入されるメダル(M)を遊技機(1)内部に案内可能なメダル通路(14)と、メダル通路(14)を移動するメダル(M)の通過を検出して検出信号を出力可能な第1、2メダル検出センサ(24)(25)と、遊技機(1)前面に設けられた返却ボタン(3b)の操作に基いて、メダル投入部(4)に投入されたメダル(M)がメダル通路(14)を移動することなく落下し得るように、メダル通路(14)を開放する開放位置に移動可能な開閉ガイド板(12)とを有する遊技機(1)において、開閉ガイド板(14)が開放位置に移動したことを検出可能な返却ボタンセンサ(27)と、返却ボタンセンサ(27)が開閉ガイド板(14)の開放位置を検出しているとき、所定の条件が成立、例えば、第1、2メダル検出センサ(24)(25)が検出信号を出力したこと、及び/または返却ボタンセンサ(27)が開閉ガイド板(14)の開放位置を検出したときから予め定めた時間(T)が経過したことを契機に、エラー処理を行なう主制御基板(7)とを具備したことにより、返却ボタン(3b)を操作しながらの不正行為を確実に防止することができる。
なお、本発明においては、第3メダル検出センサ(26)は、必ずしも必要なものでなく、必要に応じて省略しても良い。
本発明を適用した遊技機の正面図である。 前扉を開けた状態の遊技機の斜視図である。 遊技媒体選別装置の後面図である。 図3におけるIV−IV線に沿う縦断面図である。 制御回路のブロック図である。 正常時のタイムチャート図である。 異常時のタイムチャート図である。 異常時のタイムチャート図である。 メダル検出の処理手順を示すフローチャート図である。 異常検出の処理手順を示すフローチャート図である。 エラーの処理手順を示すフローチャート図である。
符号の説明
(1)遊技機
(2)筐体
(3)前扉
(3a)中部基板
(3b)返却ボタン
(4)メダル投入部(遊技媒体投入部)
(5)回転リール
(5a)回転リール用モータ
(6)ホッパーユニット
(7)主制御基板(制御手段)
(8)副制御基板
(9)電源装置
(10)メダル選別装置
(11)セレクターベース
(12)開閉ガイド板
(13)メダルブロッカー
(14)メダル通路(遊技媒体通路)
(14a)出口
(15)ソレノイド
(16)ブロックピン
(18)ピン
(19)ねじりばね
(20)メダルシュート
(21)返却ダクト
(24)第1メダル検出センサ(遊技媒体検出センサ)
(24a)第1発光器
(24b)第2受光器
(25)第2メダル検出センサ(遊技媒体検出センサ)
(25a)第2発光器
(25b)第2投光器
(26)第3メダル検出センサ
(27)返却ボタンセンサ
(31)液晶表示ユニット
(32)スピーカ
(33)ランプ
(34)遊技情報表示部
(35)識別情報表示部
(36)情報表示部
(37)スイッチ操作部
(39)メダル受皿
(40)精算スイッチボタン
(41)1枚ベットスイッチボタン
(42)MAXベットスイッチボタン
(43)スタートスイッチレバー
(44)ストップスイッチボタン
(M)メダル

Claims (4)

  1. 遊技機前面に設けられた遊技媒体投入部に投入される遊技媒体を遊技機内部に案内可能な遊技媒体通路と、該遊技媒体通路を移動する遊技媒体の通過を検出して検出信号を出力可能な遊技媒体検出センサと、前記遊技機前面に設けられた返却ボタンの操作に基いて、前記遊技媒体投入部に投入された遊技媒体が前記遊技媒体通路を移動することなく落下し得るように、前記遊技媒体通路を開放する開放位置に移動可能な開閉ガイド板とを有する遊技機において、
    前記開閉ガイド板が開放位置に移動したことを検出可能な返却ボタンセンサと、
    該返却ボタンセンサが前記開閉ガイド板の開放位置を検出しているとき、所定の条件が成立したことを契機に、エラー処理を行なう制御手段とを具備したことを特徴とする遊技機。
  2. 所定の条件を、遊技媒体検出センサが検出信号を出力したこととする請求項1記載の遊技機。
  3. 所定の条件を、該返却ボタンセンサが開閉ガイド板の開放位置を検出したときから予め定めた所定時間が経過したこととする請求項1記載の遊技機。
  4. 制御手段は、エラー処理により、遊技機前面に設けられたランプを点灯または点滅させる制御信号を出力する請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。
JP2005220310A 2005-07-29 2005-07-29 遊技機 Expired - Fee Related JP5063876B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005220310A JP5063876B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005220310A JP5063876B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007029615A true JP2007029615A (ja) 2007-02-08
JP5063876B2 JP5063876B2 (ja) 2012-10-31

Family

ID=37789553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005220310A Expired - Fee Related JP5063876B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5063876B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105851A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Sammy Corp スロットマシン
JP2012254157A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Sammy Corp 遊技機

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078600A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Sammy Ind Co Ltd メダル遊技機のメダルセレクター
JPH0759901A (ja) * 1993-08-31 1995-03-07 Sammy Ind Co Ltd 遊技機の投入メダル検出装置
JP2000325549A (ja) * 1999-05-19 2000-11-28 Sankyo Kk スロットマシン
JP2002058795A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 Takemoto Toshiaki メダル遊技機のメダル通路装置
JP2003181128A (ja) * 2001-10-11 2003-07-02 Olympia:Kk メダル自動送り出し装置の制御方法、メダル自動送り出し装置及びその制御プログラム
JP2004229981A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Sankyo Kk スロットマシン
JP2005027824A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Omron Corp 遊技機の投入メダル選別装置
JP2005110848A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Olympia:Kk 遊技機

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH078600A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Sammy Ind Co Ltd メダル遊技機のメダルセレクター
JPH0759901A (ja) * 1993-08-31 1995-03-07 Sammy Ind Co Ltd 遊技機の投入メダル検出装置
JP2000325549A (ja) * 1999-05-19 2000-11-28 Sankyo Kk スロットマシン
JP2002058795A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 Takemoto Toshiaki メダル遊技機のメダル通路装置
JP2003181128A (ja) * 2001-10-11 2003-07-02 Olympia:Kk メダル自動送り出し装置の制御方法、メダル自動送り出し装置及びその制御プログラム
JP2004229981A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Sankyo Kk スロットマシン
JP2005027824A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Omron Corp 遊技機の投入メダル選別装置
JP2005110848A (ja) * 2003-10-06 2005-04-28 Olympia:Kk 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012105851A (ja) * 2010-11-18 2012-06-07 Sammy Corp スロットマシン
JP2012254157A (ja) * 2011-06-08 2012-12-27 Sammy Corp 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5063876B2 (ja) 2012-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007037812A (ja) 遊技機
JP4864386B2 (ja) 遊技機
JP4311671B2 (ja) 遊技機
JP2007037789A (ja) スロットマシン
JP4795744B2 (ja) 遊技機
JP5306013B2 (ja) メダル計数装置
JP4173086B2 (ja) スロットマシン
JP2007029613A (ja) 遊技機
JP5063876B2 (ja) 遊技機
JP5106764B2 (ja) 遊技機
JP4803640B2 (ja) スロットマシン
JP2006068116A (ja) スロットマシン
JP2006068068A (ja) 遊技機
JP2010207426A (ja) メダル計数装置
JP2005318980A (ja) 遊技機の制御装置
JP2006314409A (ja) スロットマシン
JP4954529B2 (ja) 遊技機
JP4251555B2 (ja) 遊技機
JP4311672B2 (ja) 遊技機
JP4342454B2 (ja) 遊技機
JP2010207511A (ja) メダル計数装置
JP2005304623A (ja) 不正行為防止装置及び該装置を備える遊技機
JP2005304781A (ja) 不正行為防止装置及び該装置を備える遊技機
JP4563149B2 (ja) 遊技機
JP2007021067A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120808

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5063876

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees