JP2006305151A - 遊技機のメダルセレクタおよびこのメダルセレクタを備えた遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長尺体をメダル投入口から挿入するような不正行為を確実に検知する。
【解決手段】 通路形成ユニットのハウジング551には、回転軸552が固定されている。通過物検知体101は、メダル通路を開閉するフラッパ103と、メダル通路61を閉塞する方向にフラッパ103を付勢するコイルばねとを備えている。フラッパ103は、回転軸552の周りに回転自在に設けられた回転軸部と一体的に形成された薄い板状体で、回転軸部から径方向に突出するとともに、その先端側で回転軸方向に延びてほぼ矩形に形成されている。そして、メダル通路の鉛直部61Vを落下してくるメダルMに押されてフラッパ103が回転すると、作動片109がフォトインタラプタ113の発光部および受光部の間に進入し、発光部から受光部への光を遮蔽することで、フラッパ103の回転が検出される。
【選択図】 図11

Description

この発明は、メダル投入口から投入されたメダルが正規のものか否かを選別し、正規のメダルをホッパーユニットへの移送路に導く遊技機のメダルセレクタおよびこのメダルセレクタを備えた遊技機に関する。
スロットマシンなどの遊技機では、遊技者によりメダル投入口からメダルが投入されると遊技の開始が可能になっており、メダル投入口から投入されるメダルが正規のものか否かを選別するメダルセレクタがメダル投入口の内側に設けられている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に記載のメダルセレクタでは、2個のフォトセンサがメダルの移動方向に並んで配置されており、メダルが逆流するなど双方のフォトセンサの検出タイミングが正常なメダルの通過に合致しないときに異常と判定するようにしている。
特開平7−108081号公報(段落0014)
上記従来の特許文献1に記載のメダルセレクタでは、例えば、フォトセンサが受光可能な波長の光を発する複数の発光素子を備えた長尺体をメダル投入口から挿入し、それらの発光素子を所定のタイミングで点滅するような不正行為や、液晶シャッタを備えた長尺体をメダル投入口から挿入し、ほぼメダルサイズのシャッタを所定スピードで移動させるような不正行為が行われると、フォトセンサが正常なメダルの通過と誤認し、メダルの投入枚数としてカウントしてしまうという問題が生じる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、長尺体をメダル投入口から挿入するような不正行為を確実に検知することが可能な遊技機のメダルセレクタおよび遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる遊技機のメダルセレクタは、遊技機筐体のメダル投入口に連通するメダル通路を備え、前記メダル投入口に投入され前記メダル通路を移動するメダルをホッパーユニットまたはメダル受けに導く遊技機のメダルセレクタにおいて、前記メダル通路に設けられ該メダル通路を通る物体に押されると移動する通過物検知体と、前記通過物検知体の移動を検出する検出手段とを備え、前記メダル通路は、上端が前記メダル投入口に連通した鉛直部と、該鉛直部の下端から斜めに傾斜した傾斜部とを有し、前記通過物検知体が前記鉛直部の途中に配置されていることを特徴としている(請求項1)。
また、前記通過物検知体が、前記メダル通路に回転移動自在に設けられ前記メダル通路を開閉するフラッパと、前記メダル通路を閉塞する方向に前記フラッパを付勢する付勢部材とを備えたもので、前記検出手段は、前記フラッパの回転移動を検出するもので、前記メダル通路の鉛直部は、前記付勢部材により付勢される前記フラッパにより閉塞されており、前記メダル投入口にメダルが投入されると、前記メダル通路の鉛直部内を自重で落下するメダルにより前記フラッパが押され、前記付勢部材による付勢力に抗して該フラッパが回転して、前記メダル通路の鉛直部が開放されるとしてもよい(請求項2)。
また、前記フラッパの回転軸方向における前記フラッパと前記付勢部材との間に、両者を仕切る仕切壁が設けられているとしてもよい(請求項3)。
また、前記検出手段が、前記フラッパの回転軸に設けられ前記フラッパに連動して回転する作動片と、前記作動片の回転の有無を検出する光センサとを備えたもので、前記作動片が、前記フラッパの回転軸方向における前記仕切壁と前記付勢部材との間に配設されているとしてもよい(請求項4)。
また、前記メダル通路の前記鉛直部は、分割された前壁と後壁と左右の側壁とにより水平断面がほぼ矩形に形成されており、前記フラッパの回転軸は、前記前壁および前記後壁の一方壁のすぐ外側に該一方壁と平行な面内に配設され、前記回転軸の径方向における前記フラッパの先端縁部が、前記メダル通路の閉塞時に前記前壁および前記後壁の他方壁に前記左側壁近傍から前記右側壁近傍に亘ってほぼ隙間なく近接しているとしてもよい(請求項5)。
また、前記回転軸方向に長尺のほぼ矩形の長孔が前記他方壁に透設されており、前記フラッパの前記先端縁部が、前記メダル通路の閉塞時に前記左側壁近傍から前記右側壁近傍に亘って前記長孔の上側周面に当接しているとしてもよい(請求項6)。
また、上記目的を達成するために、本発明にかかる遊技機は、請求項1ないし6のいずれかに記載の遊技機のメダルセレクタと、前記検出手段により検出される前記通過物検知体の移動状態が予め設定された所定時間だけ継続すると異常と判定する判定手段とを備えたことを特徴としている(請求項7)。
また、前記判定手段が異常と判定すると、その旨を報知する報知手段をさらに備えたとしてもよい(請求項8)。
請求項1の発明によれば、メダル通路に設けられメダル通路を通る物体に押されると移動する通過物検知体が、上端がメダル投入口に連通した鉛直部の途中に配置されているため、通過物検知体を例えば傾斜部に配置する場合に比べて、メダルの移動速度に対する影響を少なくすることができる。すなわち、自重で落下するメダルの移動方向の力は、傾斜部に沿って落下する場合の傾斜方向の力よりも、鉛直部に沿って落下する場合の鉛直方向の力の方が大きいため、メダルの移動速度が低下してメダルの受入が遅れるなどの支障を来すような事態を未然に防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、メダル投入口にメダルが投入されると、メダル通路の鉛直部内を自重で落下するメダルによりフラッパが押され、付勢部材による付勢力に抗して該フラッパが回転して、閉塞されていたメダル通路が開放されるため、メダル通路を開閉する通過物検知体を簡素に構成することができる。
また、請求項3の発明によれば、フラッパの回転軸方向において、フラッパと付勢部材との間が仕切壁により仕切られているため、外部からメダル通路を伝って付勢部材にアクセスするのが困難となっており、これによって付勢部材に不正にアクセスしてフラッパを不正に回転させるなどの不正行為を未然に防止することができる。
また、請求項4の発明によれば、フラッパの回転軸に設けられフラッパに連動して回転する作動片がフラッパの回転軸方向における仕切壁と付勢部材との間に配設されているため、外部からメダル通路を伝って作動片にアクセスするのが困難となっており、これによって作動片に不正にアクセスしてフラッパを不正に回転させるなどの不正行為を未然に防止することができる。
また、請求項5の発明によれば、回転軸の径方向におけるフラッパの先端縁部が、メダル通路の閉塞時に前壁および後壁の他方壁に左側壁近傍から右側壁近傍に亘ってほぼ隙間なく近接しているため、例えばメダル投入口から異物がメダル通路に挿入された場合に、その異物が薄膜状であってもほぼ確実にフラッパに当接させることができ、これによって挿入された異物によってフラッパをほぼ確実に回転させることが可能になる。そして、フラッパが回転した状態で薄膜状の異物が引き出されると、付勢により元に戻るフラッパの先端縁部と他方壁との間で異物が噛み込まれるため、異物の容易な引き出しが不可能になることから、異物の不正な挿入を抑止することができる。
また、請求項6の発明によれば、他方壁に透設され回転軸方向に長尺のほぼ矩形の長孔の上側周面に、フラッパの先端縁部がメダル通路の閉塞時に左側壁近傍から右側壁近傍に亘って当接しているため、例えばメダル投入口から異物がメダル通路に挿入された場合に、その異物が可撓性を有する薄膜状であってもより確実にフラッパに当接させ、フラッパのガイドによりその可撓性を有する異物を長孔からメダル通路の外部に逃がすことができる。そして、この状態で異物が引き出されると、付勢により元に戻るフラッパの先端縁部と長孔の上側周面との間で異物が噛み込まれるため、異物の容易な引き出しが不可能になることから、異物の不正な挿入を抑止することができる。
また、請求項7の発明によれば、検出手段により検出される通過物検知体の移動状態が予め設定された所定時間だけ継続すると異常と判定されるため、正常なメダル投入によって生じる所定時間未満の通過物検知体の移動を異常と誤判定することなく、メダル投入口からの異物挿入による不正行為のみを異常と判定することができる。
また、請求項8の発明によれば、判定手段が異常と判定すると、報知手段によりその旨が報知されるため、異物をメダル投入口から挿入するような不正行為が行われると、その旨を遊技機の設置者に確実に知らせることができる。
図1は本発明にかかる遊技機の一実施形態であるスロットマシンの斜視図、図2は図1のスロットマシンの内部構成の要部を示す部分右側面図である。この実施形態におけるスロットマシン1は、例えば図1および図2に示すように構成されている。即ち、このスロットマシン1では、筐体3の前面が前面パネル5により開閉自在に閉塞され、この前面パネル5のほぼ中央高さの位置に操作板7が配設されると共に、この操作板7の上方に正面板9が配設されている。
そして、正面板9には横長矩形の表示窓11が設けられている。また、表示窓11の内側には、それぞれ周面に複数の図柄が表示された左・中・右リール13L,13M,13Rを含むリールユニット43が配置され、表示窓11からは、リール13L,13M,13Rの図柄が上段・中段・下段の各々3個ずつ覗くように設定されている。更に、操作板7には、内部に貯留されているクレジットメダルから1枚ずつのメダル投入を指示するためのベットスイッチ15、クレジットメダルから一遊技あたりの最大投入枚数(例えば3枚)のメダル投入を指示するための最大ベットスイッチ17、各リールの回転を開始させるためのレバー状のスタートスイッチ19、左・中・右リール13L,13M,13Rの回転をそれぞれ停止させるための左・中・右ストップスイッチ21L,21M,21R、クレジットメダルを払い出すための精算スイッチ23、およびメダル投入口25が設けられている。
また、正面板9の上方のほぼ中央には、動画などを表示して演出を行うための液晶表示器27が設けられ、液晶表示器27のすぐ上方には、各種の入賞図柄が表示された説明パネル29が設けられ、これら液晶表示器27および説明パネル29の左右には、音楽などによる演出を行うためのスピーカ31L,31Rがそれぞれ設けられている。また、説明パネル29およびスピーカ31L,31Rの上辺には中央ランプ部33Mが配設され、その左右には左・右ランプ部33L,33Rがそれぞれ配設されている。各ランプ部33M,33L,33Rには、それぞれ発光ダイオードなどの光源が配設されている。これらのランプ部33M,33L,33Rは一体的に形成され、遊技者に当選や入賞を告知するなどの演出を行うための上部ランプ部33を構成している。
また、操作板7の下方には、装飾画などが表示された下部パネル35が設けられ、この下部パネル35の左右には、それぞれ複数の光源が例えば2列に並んで配置された下部ランプ部35L,35Rが設けられている。また、下部パネル35の下方には、左右方向で筐体3のほぼ中央位置にメダルの払出口39が設けられ、この払出口39から払い出されるメダルを受けるためのメダル受け41が設けられている。また、筐体3の内部のリールユニット43の下方には、メダルを払出口39に排出するためのホッパーユニット45が配設されている。また、メダル投入口25のすぐ内側には、メダル投入口25に投入されたメダルが正規のメダルか否かを判別するとともに、投入されたメダルをホッパータンク451または払出口39に導くメダルセレクタ47が配設されている。
図3〜図5はそれぞれ本発明にかかるメダルセレクタの一実施形態を示す図で、図3は正面図、図4は平面図、図5は斜視図である。また、図6はセンサユニットが取り外されたメダルセレクタの要部を示す斜視図、図7は図6のメダルセレクタからさらに通路形成ユニットが取り外された状態の正面図である。また、図8および図9は、それぞれメダルセレクタによるメダル選別動作を説明するメダルセレクタの要部の側面図である。また、図10は通過物検知体および回転センサの平面図、図11は図10のA−A線断面図である。
メダルセレクタ47は、その上部が筐体3の前方(図8中、左方)に少し傾斜して前面パネル5の裏面に取り付けられる例えば金属製のベース板51と、このベース板51に固定された肉厚の金属板からなる左右のガイド体53L,53Rと、この左ガイド体53Lから右ガイド体53Rに跨って固定される通路形成ユニット55と、この通路形成ユニット55に取り付けられるユニットカバー57とを備えている。
例えば図5や図7に示すように、ベース板51は、上方に延びてメダル投入口25に連通する延設部51Uと、この延設部51Uの左右端がそれぞれ筐体3の後方(図7中、手前側)に折曲されて形成された左右の折曲部51L,51Rとを備えている。また、左右のガイド体53L,53Rは、延設部51Uの下方の左右、すなわち左折曲部51Lの左下方および右折曲部51Rの右下方にそれぞれ固定されている。また、通路形成ユニット55のハウジング551は、左ガイド体53Lおよび右ガイド体53R側の固定面が平板状に形成され、ねじ59a,59bによりガイド体53L,53Rを介してベース板51のねじ孔51a,51bにねじ止めされている。このねじ止めされた状態で、通路形成ユニット55のハウジング551は、ベース板51の延設部51Uに対向するように上方に延びて形成されている。
そして、ベース板51の延設部51U、折曲部51L,51Rおよび通路形成ユニット55のハウジング551に囲まれることによって、上端がメダル投入口25に連通するメダル通路61が形成されている。さらに、ベース板51、ガイド体53L,53Rおよび通路形成ユニット55のハウジング551に囲まれることによって、メダル通路61が形成されている。すなわち、メダル通路61を通過するメダルの直径が、折曲部51Lと折曲部51Rとの距離によって規制され、さらに、左ガイド体53Lと右ガイド体53Rとの対向周面の距離によって規制されている。また、メダル通路61を通過するメダルの厚さが、ベース板51とハウジング551との距離、すなわち、折曲部51L,51Rの幅寸法およびガイド体53L,53Rの肉厚によって規制されている。
左右のガイド体53L,53Rの対向周面は、その上半部53LU,53RUがそれぞれほぼ鉛直方向に沿って形成され、その下半部53LD,53RDがそれぞれ上半部53LU,53RUの下端から斜めに傾斜して形成されている。そして、ベース板51の延設部51U、折曲部51L,51Rおよび通路形成ユニット55のハウジング551によって、水平断面がほぼ矩形のメダル通路61の鉛直部の上半部61Vaが形成されている。また、ベース板51、ガイド体53L,53Rの対向周面の上半部53LU,53RUおよび通路形成ユニット55のハウジング551によって、水平断面がほぼ矩形のメダル通路61の鉛直部の下半部61Vbが形成されている。なお、以下では、特に区別する必要がないときは、鉛直部の上半部および下半部を総称して「鉛直部61V」と称する。また、ベース板51、ガイド体53L,53Rの対向周面の下半部53LD,53RDおよび通路形成ユニット55のハウジング551によって、鉛直部61Vの下端から右斜め下方向に傾斜したメダル通路61の傾斜部61Tが形成されている。そして、メダル投入口25に投入されたメダルは、メダル通路61の鉛直部61Vを自重でほぼ鉛直方向に落下し、左ガイド体53Lの対向周面の下半部53LDに衝突し、向きが変えられてメダル通路61の傾斜部61Tを転がっていく。このように、この実施形態では、ベース板51が本発明の「前壁」に相当し、左折曲部51Lおよび左ガイド体53Lが本発明の「左側壁」に相当し、右折曲部51Rおよび右ガイド体53Rが本発明の「右側壁」に相当し、通路形成ユニット55のハウジング551が本発明の「後壁」に相当する。
メダル通路61の鉛直部61Vの途中に対応する位置のベース板51には、水平方向に対して多少傾斜した向き(図7中、右上がり)に長尺のほぼ矩形形状の長孔63が透設されている。また、メダル通路61の傾斜部61Tに対応する位置のベース板51には、傾斜部61Tの傾斜方向に長尺で幅が正規のメダル直径より少し小さい脱落用開口65が透設されている。また、この脱落用開口65に対応する位置に、メダルブロッカ71が設けられている。
このメダルブロッカ71は、リード線73を介して電力供給されて励磁される電磁石75と、この電磁石75を支持する側面視ほぼL字形状の支持板77と、この支持板77の天板部771との当接部78を支点に回転自在に支持される変位体79と、この変位体79の下端に固着された例えば金属製のブロック体81とを備えている。また、コイルばね83の両端が変位体79の上端部79Uと支持板77の上端部77Uとにそれぞれ係止されている。
ブロック体81は、板状体が折曲されて側面視コ字状に一体的に形成されており、変位体79の下端に固着された基部811と、メダル通過方向に基部811より長尺でメダル通路61の傾斜部61Tの底面を形成する底部812と、底部812の先端が折曲された先端部813とを備えている。ベース板51の脱落用開口65の下方には、当該脱落用開口65の長手方向に長尺の長孔85が透設されている。そして、ブロック体81の底部812がこの長孔85に挿通されるように配設されている。
このように構成されたメダルブロッカ71において、電磁石75が非励磁の状態ではコイルばね83の付勢力により変位体79を介してブロック体81は筐体3の後方(図8中、右方)に付勢される。そして、ブロック体81の先端部813が長孔85の上部周縁85Uの前面に当接することにより、それ以上のブロック体81の後方への移動が規制されている。一方、電磁石75が励磁されると、電磁石75により変位体79が吸引されることにより、コイルばね83の付勢力に抗してブロック体81が筐体3の前方に向けて移動する。
そして、後述するメダルセンサ91により、予め定めた1遊技あたりの最大投入枚数(例えば3枚)とクレジットメダルの最大貯留枚数(例えば50枚)との合計枚数が検出されるか、またはスタートスイッチ19の操作が検出されて回転リール13L,13M,13Rの回転が開始されると、それまで励磁状態にあった電磁石75が励磁解除されることでメダルブロッカ71が作動して、図9に示すように、ブロック体81がコイルバネ83の付勢力により右方(筐体3の後方)に移動し、これによりメダル通路61の底面が少し下がるため、メダルMの上部が脱落用開口65の上部周縁65Uに当接しなくなり、ベース板51が図9に示すように傾斜していることも相俟って、メダルMが脱落用開口65から矢印方向に落下し、払出口39からメダル受け41に排出される。
また、正規のメダル径よりも小径のメダルMSがメダル通路61に進入すると、この小径のメダルMSの上部が脱落用開口65の上部周縁65Uに当接しない上に、ベース板51が傾斜していることから、小径メダルMSがメダル通路61の途中で脱落用開口65から落下して、払出口39からメダル受け41に排出されるようになっている。一方、正規のメダルMがメダル通路61に進入して出口付近に達すると、ベース板51の下端が折曲されて形成された折曲部51Dにメダルが衝突してその流れが一旦受け止められ、ホッパータンク451(図2)に向けて落下していく。
メダル通路61の傾斜部61Tのメダルブロッカ71より出口側には、メダル通路61を通過するメダルを1枚毎に検出するためのメダルセンサ91が配設されている。このメダルセンサ91は、メダル通路61のメダルブロッカ71より出口側に配設されていることから、正規のメダルの通過枚数を検出することとなる。このメダルセンサ91は、例えば図6に示すように、メダル通路61を挟んで互いに対向配置された発光部93aおよび受光部93bからなるフォトインタラプタ93と、同様にメダル通路61を挟んで互いに対向配置された発光部95aおよび受光部95bからなるフォトインタラプタ95とを備えている。フォトインタラプタ93,95は、メダル移動方向に沿って順に並んで配置されている。したがって、受光部93b,95bからのメダル検出信号は、互いの発光部93a,95aの間隔をメダルが移動する時間だけずれて出力されることとなる。
次に、通路形成ユニット55に設けられた通過物検知体について、主に図6、図7、図10、図11を参照して説明する。通路形成ユニット55のハウジング551には、ベース板51の長孔63の上端周面63Uに対向する位置に該上端周面63Uとほぼ平行に回転軸552が固定されている。そして、通過物検知体101は、メダル通路61を開閉するフラッパ103と、メダル通路61を閉塞する方向(図11中、反時計回り)にフラッパ103を付勢するコイルばね105とを備えている。回転軸552の両端部には、回転軸部107a,107bが回転軸552の周りに回転自在に設けられている。
フラッパ103は、回転軸部107a,107bと一体的に形成された薄い板状体で、回転軸部107a,107bから径方向に突出するとともに、その先端側で回転軸方向に延びてほぼ矩形に形成されている。すなわち、回転軸部107aと回転軸部107bとの間における回転軸552の周囲に隙間553が形成され、フラッパ103が薄い板状体に形成されていることも相俟って、フラッパ103の回転軸552周りの慣性モーメントが小さくなっている。また、フラッパ103の先端縁部103aは、閉塞状態で長孔63の上端周面63Uに当接している。
また、回転軸552には、フラッパ103に連動して回転する作動片109が設けられている。この作動片109は、回転軸部107bと連動して回転する回転軸部111と一体的に、該回転軸部111から径方向に扇形状に突出して形成されている。一方、通路形成ユニット55に取り付けられるユニットカバー57には、フラッパ103の回転の有無を検出するフォトインタラプタ113が設けられている。そして、予めフォトインタラプタ113が固定されたユニットカバー57を通路形成ユニット55に取り付けると、フォトインタラプタ113の発光部113aおよび受光部113bが、作動片109の回転移動経路を挟む位置に配置されるように構成されている。このような構成において、メダル通路61を落下してくるメダルMに押されてフラッパ103が回転すると、図11の二点鎖線で示すように、作動片109がフォトインタラプタ113の発光部113aおよび受光部113bの間に進入し、発光部113aから受光部113bへの光を遮蔽することで、フラッパ103の回転が検出される。このユニットカバー57のフォトインタラプタ113には、アースラインと、発光部113aの電源ラインと、受光部113bの信号ラインとの3本のリード線571が接続されている。
また、例えば図6に示すように、通路形成ユニット55のハウジング551は、通過物検知体101を囲むように箱形状に形成されており、これによって外部から通過物検知体101への不正なアクセスを防止している。さらに、ハウジング551には、フラッパ103と作動片109との間の回転軸部107bに対応する位置に、仕切壁554が形成されている。この仕切壁554は、回転軸部107bのメダル通路61に近い側の半周をほぼ隙間なく囲むように形成されている。このように、この実施形態では、通路形成ユニット55のハウジング551が本発明の「一方壁」に相当し、ベース板51が本発明の「他方壁」に相当する。また、コイルばね105が本発明の「付勢部材」に相当し、フォトインタラプタ113が本発明の「光センサ」に相当し、作動片109およびフォトインタラプタ113が本発明の「検出手段」を構成する。
図12はスロットマシン1の電気的構成を示すブロック図である。図12において、外部集中端子板121は、所定の制御信号や検出信号などを外部の装置、例えばスロットマシン1が設置されているホールの管理コンピュータに出力するためのもので、筐体3の内壁に固定されている。メモリ123には遊技機用プログラムが格納されており、CPU115は、この遊技機用プログラムにしたがって動作すると、遊技制御手段125a、演出制御手段125b、判定手段125cおよび報知手段125dとして機能する。スロットマシン1の遊技には、一般的な遊技である通常遊技や、遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技である特別遊技(ボーナスゲーム)などがあり、遊技制御手段125aはこれらの遊技を制御する。
通常遊技について簡単に説明すると、このスロットマシン1では、フォトインタラプタ93,95によりメダル投入口25からのメダル投入が検出されるか、あるいはベットスイッチ15または最大ベットスイッチ17の操作によりクレジットメダルの投入指示があると、ゲームが開始される。そして、ゲーム開始後にスタートスイッチ19を操作すると、ほぼ同時に、3個すべての回転リール13L,13M,13Rの回転が開始する。また、当選か否かの抽選が行われる。その後に、3個のストップスイッチ21L,21M,21Rのうちの1個を操作すると、当該ストップスイッチ21L,21M,21Rに対応した回転リール13L,13M,13Rの回転が停止する。そして、3個すべてのストップスイッチ21L,21M,21Rを操作し終えると、3個すべての回転リール13L,13M,13Rの回転が停止する。このとき、所定の図柄が所定の位置に停止すると入賞になり、ホッパーユニット45により遊技者に対して所定枚数のメダルが払い出されるか、又は遊技者に対してリプレイなどの所定の利益が付与される。なお、メダルの払い出しに代えて、クレジットメダルとして内部に貯留されることもある。
演出制御手段125bは、遊技に関連する演出として、例えば抽選結果や入賞の有無などを遊技者に告知するために、液晶表示器27、スピーカ31L,31R、上部ランプ部33の左・中央・右ランプ部33L,33M,33R、下部ランプ部35L,35Rの動作を制御するもので、例えば各々の演出パターンに応じて各ランプ部の光源を個別に点滅させたり、所定の音楽を出力する。
判定手段125cは、フォトインタラプタ113の発光部113aを常に点灯させており、受光部113bから入力される信号を監視し、その信号に基づき、メダル投入の異常を判定する。すなわち、メダル投入口25へのメダル投入が無い状態では、判定手段125cには、受光部113bから、発光部113aからの光を受光している旨の受光信号が入力されている。そして、メダル投入口25にメダルMが投入されて、落下するメダルMによりフラッパ103が回転し、作動片109により発光部113aからの光が遮断されると、その旨のメダル検出信号が受光部113bから入力される。さらに、メダルMが通過してフラッパ103がコイルばね105の付勢力により回転してメダル通路61の閉塞状態に復帰すると、再び受光部113bから、発光部113aからの光を受光している旨の受光信号が入力される。
そこで、判定手段125cは、受光部113bからのメダル検出信号の入力時点から経過時間のカウントを開始し、受光部113bからの受光信号の入力がないまま予め設定された所定時間が経過すると、メダル投入ではなくて異物投入による異常と判定する。この所定時間は、正常なメダルMの通過により作動片109が発光部113aから受光部113bへの光を遮断している時間に多少の余裕を加えた時間に設定されている。報知手段125dは、判定手段125cが異常と判定すると、その旨の信号を外部集中端子板121を介して外部に出力するものである。
図13は受光部113bからの信号に基づく判定手段125cによる異常判定動作の手順を示すフローチャートである。まず、受光部113bからの信号を判定する(ステップ#10)。このとき、発光部113aは常に点灯しているため、通常は受光部113bから受光信号が出力されている(ステップ#10でNO)。そして、例えば図11の二点鎖線に示すように、メダル通路61を落下するメダルMにより押されてフラッパ103が回転すると、作動片109により受光部113bが遮蔽されて、受光部113bからメダル検出信号が出力される。受光部113bが遮蔽されると(ステップ#10でYES)、判定手段125cにより経過時間のカウントが開始される(ステップ#12)。そして、所定時間が経過したか否かが判定され(ステップ#14)、所定時間が経過していなければ(ステップ#14でNO)、受光部113bから受光信号が出力されているか否かが判定され(ステップ#16)、受光信号が出力されていなければ(ステップ#16でNO)、ステップ#14の経過時間の判定ステップに戻る。
そして、所定時間が経過するまでに(ステップ#14でNO)、受光部113bから受光信号が出力されると(ステップ#16でYES)、正常動作であるので、このルーチンを終了する。すなわち、図11の二点鎖線に示すように、メダルMにより押されてフラッパ103が回転し、これによって作動片109が受光部113bを遮蔽している場合には、メダルMが正常に移動して、所定時間が経過するまでに、図11の実線に示すようにフラッパ103がコイルばね105の付勢力によって元のメダル通路61の閉塞状態に復帰するため、作動片109による受光部113bの遮蔽が解除され、受光部113bから受光信号が出力されることとなる。
一方、例えば可撓性を有する長尺体をメダル投入口25からメダル通路61に挿入するような不正行為が行われたときは、長尺体により押されてフラッパ103が回転し、作動片109が受光部113bを遮蔽するため、図10のステップ#10でYESとなる。しかし、長尺体を挿入する不正行為が行われた場合には、所定時間が経過しても作動片109が受光部113bを遮蔽する状態が継続されるため、受光部113bから受光信号が出力されないまま(ステップ#16でNO)、所定時間が経過してしまうこととなる(ステップ#14でYES)。したがって、異常と判定されて異常報知が行われ(ステップ#18)、このルーチンを終了する。
以上説明したように、この実施形態によれば、メダル通路61を開閉するフラッパ103を備えているため、可撓性を有する長尺体をメダル投入口25からメダル通路61に挿入するような不正行為が行われると、フラッパ103が長尺体により押されて作動片109が受光部113bを遮蔽するので、簡易な構成で、長尺体を異常と判断して報知することができる。特に、フォトインタラプタ93,95の受光部93b,95bを誤認させるべく受光部93b,95bが受光可能な波長の光を発する複数の発光素子を備えた長尺体をメダル投入口25から挿入し、それらの発光素子を所定のタイミングで点滅するような不正行為や、液晶シャッタを備えた長尺体をメダル投入口25から挿入し、ほぼメダルサイズのシャッタを所定スピードで移動させるような不正行為が行われた場合であっても、その長尺体によりフラッパ103が押されて作動片109が所定時間以上継続して受光部113bを遮蔽することになるので、メダル通過と誤認して誤動作するのを未然に防止することができ、このような不正行為を確実に異常と判断することが可能になる。
また、この実施形態によれば、メダル通路61の鉛直部61Vの途中に対応する位置のベース板51に長孔63が透設され、この長孔63の上端周面63Uに対向する位置に該上端周面63Uとほぼ平行に回転軸552が固定され、この回転軸552に回転自在にフラッパ103が設けられている。すなわち、フラッパ103は、メダル通路61の鉛直部61Vの途中に配置されているため、自重で鉛直方向に落下するメダルによってフラッパ103が押されることから、傾斜部61Tにフラッパ103を配置する場合に比べて、メダルの落下の勢いを妨げることがない。これは、メダルが傾斜部61Tに沿って落下する場合の傾斜方向の力よりも、鉛直部61Vに沿って落下する場合の鉛直方向の力のほうが大きいことに起因する。これによって、メダルの移動速度が低下してメダルのホッパーユニット45への受入が遅れたり、それによって遊技者に違和感を生じさせるなど、遊技に支障を来すような事態を未然に防止することができる。
また、ベース板51に長孔63が透設されているため、フラッパ103の近傍で発生した塵埃をメダル通路61内に滞留させずに長孔63を通してメダル通路61の外部に飛散させることができ、これによって、塵埃が回転軸部107a,107bやコイルばね105に詰まってフラッパ103が滑らかに回転しなくなるような事態を未然に防止することができる。さらに、例えばメダル投入口25から可撓性を有する薄膜状の異物がメダル通路61に挿入された場合には、フラッパ103のガイドによりその可撓性を有する異物を長孔63からメダル通路61の外部に逃がすことができ、これによってメダルセンサ91への不正なアクセスを未然に防止することができる。
また、この実施形態によれば、通過物検知体101がメダル通路61の鉛直部61Vの途中に配置されている、すなわちメダル通路61の鉛直部61Vを自重でほぼ鉛直方向に落下するメダルが衝突する左ガイド体53Lの対向周面の下半部53LDより上方に配置されているため、メダルと下半部53LDとの衝突によって発生する例えば金属粉などの塵埃が回転軸部107a,107bやコイルばね105に詰まってフラッパ103が滑らかに回転しなくなるような事態を未然に防止することができる。
また、この実施形態によれば、フラッパ103の先端縁部103aは、閉塞状態で長孔63の上端周面63Uに当接しているため、例えば可撓性を有する薄いフィルム状の異物が挿入されることでフラッパ103が回転し、フラッパ103のガイドにより異物が長孔63からメダル通路61の外部に逃がされた状態で、当該異物が引き出されると、コイルばね105の付勢により元に戻るフラッパ103の先端縁部103aと長孔63の上端周面63Uとの間で異物が噛み込まれることとなる。したがって、異物の滑らかな引き出しを防止することができ、不正行為の抑止力としての効果を有する。
また、この実施形態によれば、回転軸552の周囲に隙間553を形成し、フラッパ103が薄い板状体に形成されていることも相俟って、フラッパ103の回転軸552周りの慣性モーメントを小さくしているため、コイルばね105の付勢力は比較的弱く設定することができる。これによって、メダル通路61を落下してきたメダルがフラッパ103に当接するとメダルの重量でフラッパ103を容易に回転させることができ、メダルの落下を妨げるような事態を未然に防止することができる。
また、この実施形態によれば、通路形成ユニット55のハウジング551には、フラッパ103と作動片109との間の回転軸部107bに対応する位置に、回転軸部107bのメダル通路61に近い側の半周をほぼ隙間なく囲むように仕切壁554が形成されているため、メダル投入口25から挿入した可撓性を有する長尺体により作動片109にアクセスしてフラッパ103を回転させるような不正行為を未然に防止することができる。また、コイルばね105が作動片109の仕切壁554と反対側に配設されているため、仕切壁554および作動片109の双方によって、コイルばね105に対する不正なアクセスを効果的に防止することができる。
また、この実施形態では、作動片109を検出するフォトインタラプタ113を当該作動片109が設けられた通路形成ユニット55に配設するのではなく、通路形成ユニット55とは別体のユニットカバー57に配設している。したがって、メダルセレクタ47の組立工程では、単体のフォトインタラプタ113に3本のリード線571を接続し、そのリード線571が接続されたフォトインタラプタ113をユニットカバー57に取り付けたものを準備しておき、その準備されたユニットカバー57を通路形成ユニット55に取り付けることとなる。これに対して、フォトインタラプタを作動片109が設けられた通路形成ユニット55に配設する構成のメダルセレクタの組立工程では、通路形成ユニット55にフォトインタラプタを固定した後に、3本のリード線を接続することとなる。したがって、通路形成ユニット55に固定されたフォトインタラプタに3本のリード線を接続する場合に比べて、単体のフォトインタラプタ113に接続する本実施形態によれば、組立工程の手間を低減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上記実施形態では、ベース板51に長孔63を透設しているが、本発明はこれに限られず、長孔63を透設しない形態でもよい。この場合には、フラッパ103によりメダル通路61を閉塞した状態で、フラッパ103の先端縁部103aがベース板51の表面に隙間なく近接させるように構成すると、例えば可撓性を有する薄いフィルム状の異物が挿入されることでフラッパ103が回転した後、当該異物が引き出される場合には、コイルばね105の付勢により元に戻るフラッパ103の先端縁部103aとベース板51の表面との間で異物が挟まれるため、異物の滑らかな引き出しを防止することができ、不正行為の抑止力としての効果を有するという上記実施形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施形態では、報知手段125dは、異常である旨の信号を外部集中端子板121を介して外部に出力するようにしているが、本発明はこれに限られない。例えば、これに代えて、またはこれに加えて、演出制御手段125bに演出制御データを出力し、演出制御手段125bにより上部ランプ部33の左・中央・右ランプ部33L,33M,33Rおよび下部ランプ部35L,35Rの全ての光源を一斉に点滅させたり、液晶表示器27にメッセージを表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、通路形成ユニット55に通過物検知体101を配設しているが、本発明はこれに限られず、ベース板51の外側に通過物検知体101を配設するようにしてもよい。この場合には、ベース板51が本発明の「一方壁」に相当し、通路形成ユニット55のハウジング551が本発明の「他方壁」に相当することとなる。
本発明にかかる遊技機の一実施形態であるスロットマシンの斜視図である。 図1のスロットマシンの内部構成の要部を示す部分右側面図である。 本発明にかかるメダルセレクタの一実施形態を示す正面図である。 本発明にかかるメダルセレクタの一実施形態を示す平面図である。 本発明にかかるメダルセレクタの一実施形態を示す斜視図である。 センサユニットが取り外されたメダルセレクタの要部を示す斜視図である。 図6のメダルセレクタからさらに通路形成ユニットが取り外された状態の正面図である。 メダル選別動作を説明するメダルセレクタの要部の側面図である。 メダル選別動作を説明するメダルセレクタの要部の側面図である。 通過物検知体および回転センサの平面図である。 図10のA−A線断面図である。 スロットマシンの電気的構成を示すブロック図である。 異常判定動作の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…スロットマシン、25…メダル投入口、41…メダル受け、45…ホッパーユニット、47…メダルセレクタ、51…ベース板(前壁)、51L,51R…左右の折曲部(左右の側壁)、53L,53R…左右のガイド体(左右の側壁)、55…通路形成ユニット、551…通路形成ユニットのハウジング(後壁)、554…仕切壁、61…メダル通路、61T…メダル通路の傾斜部、61V…メダル通路の鉛直部、61Va…メダル通路の鉛直部の上半部、61Vb…メダル通路の鉛直部の下半部、63…長孔、101…通過物検知体、103…フラッパ、105…コイルばね(付勢部材)、109…作動片(検出手段)、113…フォトインタラプタ(光センサ、検出手段)、113a…発光部、113b…受光部、125…CPU、125c…判定手段、125d…報知手段、M…メダル

Claims (8)

  1. 遊技機筐体のメダル投入口に連通するメダル通路を備え、前記メダル投入口に投入され前記メダル通路を移動するメダルをホッパーユニットまたはメダル受けに導く遊技機のメダルセレクタにおいて、
    前記メダル通路に設けられ該メダル通路を通る物体に押されると移動する通過物検知体と、
    前記通過物検知体の移動を検出する検出手段とを備え、
    前記メダル通路は、上端が前記メダル投入口に連通した鉛直部と、該鉛直部の下端から斜めに傾斜した傾斜部とを有し、
    前記通過物検知体が前記鉛直部の途中に配置されている
    ことを特徴とする遊技機のメダルセレクタ。
  2. 前記通過物検知体が、
    前記メダル通路に回転移動自在に設けられ前記メダル通路を開閉するフラッパと、
    前記メダル通路を閉塞する方向に前記フラッパを付勢する付勢部材とを備えたもので、
    前記検出手段は、前記フラッパの回転移動を検出するもので、
    前記メダル通路の鉛直部は、前記付勢部材により付勢される前記フラッパにより閉塞されており、前記メダル投入口にメダルが投入されると、前記メダル通路の鉛直部内を自重で落下するメダルにより前記フラッパが押され、前記付勢部材による付勢力に抗して該フラッパが回転して、前記メダル通路の鉛直部が開放される
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機のメダルセレクタ。
  3. 前記フラッパの回転軸方向における前記フラッパと前記付勢部材との間に、両者を仕切る仕切壁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遊技機のメダルセレクタ。
  4. 前記検出手段が、
    前記フラッパの回転軸に設けられ前記フラッパに連動して回転する作動片と、
    前記作動片の回転の有無を検出する光センサとを備えたもので、
    前記作動片が、前記フラッパの回転軸方向における前記仕切壁と前記付勢部材との間に配設されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の遊技機のメダルセレクタ。
  5. 前記メダル通路の前記鉛直部は、分割された前壁と後壁と左右の側壁とにより水平断面がほぼ矩形に形成されており、
    前記フラッパの回転軸は、前記前壁および前記後壁の一方壁のすぐ外側に該一方壁と平行な面内に配設され、
    前記回転軸の径方向における前記フラッパの先端縁部が、前記メダル通路の閉塞時に前記前壁および前記後壁の他方壁に前記左側壁近傍から前記右側壁近傍に亘ってほぼ隙間なく近接している
    ことを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の遊技機のメダルセレクタ。
  6. 前記回転軸方向に長尺のほぼ矩形の長孔が前記他方壁に透設されており、
    前記フラッパの前記先端縁部が、前記メダル通路の閉塞時に前記左側壁近傍から前記右側壁近傍に亘って前記長孔の上側周面に当接している
    ことを特徴とする請求項5に記載の遊技機のメダルセレクタ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の遊技機のメダルセレクタと、
    前記検出手段により検出される前記通過物検知体の移動状態が予め設定された所定時間だけ継続すると異常と判定する判定手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  8. 前記判定手段が異常と判定すると、その旨を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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