JP4633076B2 - メダル貸出機 - Google Patents

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Description

本発明は、隣接するスロットマシン等の遊技機にメダルを直接供給することができるメダル貸出機に関するものである。
従来、メダルを遊技媒体とするスロットマシン等の遊技機において、効率良く遊技を行いたいという要請、あるいは、なるべく手でメダルを触らないで遊技を行いたいという要請に基づき、遊技機にメダルを直接供給することができるメダル貸出機(遊技機用台間機)が考案されている。
具体的には、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを払い出すためのメダル供給装置と、複数のメダルを一度に投入するための投入開口と、メダル供給装置から払い出されたメダル及び投入開口から投入されたメダルを貯留するためのメダル貯め部と、メダル貯め部に貯留されたメダルを搬送するための搬送装置と、搬送装置により移送されたメダルを隣接する遊技機に導入するためのメダル排出部とを備えたメダル貸出機が開示されている。
また、前記搬送装置は、一対のローラ、ローラを回転させるための駆動モータ、及び一対のローラの間に掛け渡されて循環される搬送ベルトを備え、メダル貯め部に貯留されたメダルを搬送ベルトに積んでメダル排出部へ搬送するように形成されている。
そして、搬送ベルトのメダル排出部側の上方には、メダル1枚の厚さより大きく且つメダル2枚分の厚さより小さい間隙が搬送ベルトとの間に形成されるように逆転ローラが設置されており、搬送ベルトに積み重ねられたメダルが1枚ずつメダル排出部へ送り出されるようになっている。
また、メダル貸出機には、メダル貯め部における搬送ベルトの反メダル排出部側の位置に開口する返却開口と、返却開口を閉塞するための閉塞装置とが設けられている。搬送装置がメダル貯め部のメダルをメダル排出部へ搬送している最中に、搬送ベルトと逆転ローラとの間にメダル等が詰まると、搬送装置の駆動モータを逆転するとともに閉塞装置が返却開口を開放して、メダル貯め部に貯留されたメダルを返却開口から返却するようになっている。
また、メダル貸出機にはリセットスイッチが設けられており、このリセットスイッチを搬送装置の停止中に操作すると、搬送装置の駆動モータを逆転するとともに閉塞装置が返却開口を開放して、メダル貯め部に貯留されたメダルを返却開口から返却するようになっている(特許文献1参照)。
特開2006−369号公報
しかし、上述したメダル貸出機のように、搬送ベルトと逆転ローラとの間にメダル等が詰まる度にメダル貯め部のメダルが返却されると、遊技者は返却されたメダルをその度に投入開口へ投入しなければならず、この作業が面倒であるという問題点があった。
また、遊技者にはメダル貯留部のメダルを返却させる意思がないが、誤ってリセットスイッチを操作した場合であっても、返却開口からメダルが返却されるため、改めてメダルを投入開口へ投入しなければならないという問題点があった。
そこで、請求項1に記載の発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、搬送装置によるメダルの搬送状態に異常が発生した、または誤ってリセットスイッチが操作された場合に、返却開口からメダルが返却されないメダル貸出機を提供することである。
また、遊技者は、リセットスイッチを操作することで、メダル貯め部に貯留されたメダルを任意に返却させることができる。しかし、メダルを持って他のスロットマシンへ移動することを禁止する遊技場もあり、上述したメダル貸出機の構成は、遊技場の実情にそぐわないという問題点があった。
そこで、請求項2または3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の目的に加え、遊技者にリセットスイッチが操作されないメダル貸出機を提供することを目的とする。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1に記載の発明は、
メダルを貯留するとともに貯留したメダルを供給するためのメダル供給装置(23)と、
複数のメダルを一度に投入するための投入開口(48)と、
メダル供給装置(23)から払い出されたメダル及び投入開口(48)から投入されたメダルを貯留するためのメダル貯め部(44)と、
メダル貯め部(44)の底部に位置し、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルを搬送するための搬送装置(50)と、
搬送装置(50)により搬送されたメダルを受けて排出するためのメダル排出部(60)と、
搬送装置(50)におけるメダルの搬送の異常を検出するための搬送異常検出手段(200)と、
メダル排出部(60)におけるメダルの排出の異常を検出するための排出異常検出手段(300)と、
搬送装置(50)におけるメダルの搬送の異常及びメダル排出部(60)におけるメダルの排出の異常をエラーとし、搬送装置(50)が作動している場合において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出されたときにはその旨を記憶するためのエラー記憶手段(140)と、
エラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのリセットスイッチ(15)と、
リセットスイッチ(15)が所定の態様で操作されたことを検出するための記憶消去操作検出手段(150)と、
リセットスイッチ(15)が所定の態様で操作されたことが記憶消去操作検出手段(150)により検出されたことを条件に、エラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのエラー記憶消去手段(160)とを備え、
搬送装置(50)が作動している場合において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)がエラーを検出すると、搬送装置(50)の作動を停止させるとともに、エラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶が消去されるまで搬送装置(50)を作動させないように形成し、
エラー記憶消去手段(160)がエラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶を消去したことを条件に、搬送装置(50)の作動が可能となるように形成したメダル貸出機(M)であって、
搬送装置(50)がメダルをメダル排出部(60)へ搬送する方向における搬送装置(50)の上流側の位置に開口し、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルを排出するための返却開口(49)と、
返却開口(49)を開閉可能に閉塞するための閉塞装置(80)と、
リセットスイッチ(15)が所定時間継続して操作されたことを検出するための継続操作検出手段(170)とを備え、
リセットスイッチ(15)が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段(170)により検出された場合において、エラー記憶手段(140)において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨を記憶していないときには、閉塞装置(80)に返却開口(49)を開放させるとともにメダル貯め部(44)に貯留されたメダルを返却開口(49)へ搬送するように搬送装置(50)を作動させ、エラー記憶手段(140)において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨を記憶しているときには、閉塞装置(80)に返却開口(49)の閉塞を維持させるとともに搬送装置(50)を作動させないように形成したことを特徴とするメダル貸出機(M)に関するものである。
「メダル供給装置(23)」は、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを供給するためのものである。メダル供給装置(23)は、例えば、メダルを貯留するためのタンク(23A)と、タンク(23A)に貯留されたメダルを1枚ずつ排出するための送り出し円板(23B)と、送り出し円板(23B)を回転させるためのホッパーモータ(23C)とを備えたホッパーユニットとすることができる。
「搬送装置(50)」は、メダル貯め部(44)の底部に位置し、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルを搬送するためのものである。搬送装置(50)は、例えば、一対のローラ(51)と、ローラ(51)を回転させるための駆動モータ(55)と、一対のローラ(51)の間に環状に掛け渡されるとともに一対のローラ(51)の回転により回転する搬送ベルト(53)とを備え、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルを搬送ベルト(53)に載せてメダル排出部(60)へ搬送するように形成することができる。
「メダル排出部(60)」は、搬送装置(50)により搬送されたメダルを受けて排出するためのものである。メダル排出部(60)は、例えば、メダル1枚が通過可能な空間であるメダル移送通路(65)を備え、メダルは、このメダル移送通路(65)を転がり落ちてメダル貸出機(M)の外部へ排出されるように形成することができる。
「搬送異常検出手段(200)」は、搬送装置(50)におけるメダルの搬送の異常を検出するためのものである。「メダルの搬送の異常」とは、例えば、搬送装置(50)が作動しているにも関わらず、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルがメダル排出部(60)へ送り出されない状態をいう。
また、例えば、駆動モータ(55)やローラ(51)等にロータリーエンコーダ(16)を設け、駆動モータ(55)やローラ(51)等の回転速度を検知することにより、搬送装置(50)におけるメダルの搬送の異常を検出するように形成することができる。
「排出異常検出手段(300)」は、メダル排出部(60)におけるメダルの排出の異常を検出するためのものである。「メダルの排出の異常」とは、例えば、メダル排出部(60)のメダル移送通路(65)にメダルが詰まり、メダルをメダル貸出機(M)の外部へ排出することができない状態をいう。
また、例えば、メダル排出部(60)にメダル通路(65)内のメダルを検出するための近接センサを設け、この近接センサがメダルを検出し続けた時間を計時することにより、メダル排出部(60)におけるメダルの排出の異常を検出するように形成することができる。
「エラー記憶手段(140)」は、搬送装置(50)が作動している場合において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出されたときにはその旨を記憶するためのものである。具体的には、例えば、メダル貸出機制御部(100)のRAMの所定領域に、搬送装置(50)が作動している場合において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出されたことを示すエラー検出フラグを立てるように形成することができる。
「記憶消去操作検出手段(150)」は、リセットスイッチ(15)が所定の態様で操作されたことを検出するためのものである。例えば、記憶消去操作検出手段(150)は、リセットスイッチ(15)が所定の態様で操作されたか否かを、リセットスイッチ(15)から出力された操作信号に基づいて判定するように形成することができる。
「エラー記憶消去手段(160)」は、リセットスイッチ(15)が所定の態様で操作されたことが記憶消去操作検出手段(150)により検出されたことを条件に、エラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのものである。例えば、エラー記憶消去手段(160)は、メダル貸出機制御部(100)のRAMに立てられたエラー検出フラグを消去するように形成することができる。
また、メダル貸出機(M)は、搬送装置(50)が作動している場合において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)がエラーを検出すると、その旨をエラー記憶手段(140)に記憶させるとともに、搬送装置(50)の作動を停止させる。そして、エラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶が消去されるまで、搬送装置(50)を作動させないように形成される。換言すると、エラー記憶手段(140)において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨を記憶しているときは、搬送装置(50)を作動させないように形成される。
また、メダル貸出機(M)は、エラー記憶消去手段(160)がエラー記憶手段(140)における搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨の記憶を消去したことを条件に、搬送装置(50)の作動が可能となるように形成される。つまり、エラー記憶手段(140)において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨を記憶していないときは、搬送装置(50)の作動が可能となるように形成される。
「返却開口(49)」は、搬送装置(50)がメダルをメダル排出部(60)へ搬送する方向における搬送装置(50)の上流側の位置に開口し、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルをメダル貸出機(M)の外部へ排出するためのものである。
「閉塞装置(80)」は、返却開口(49)を開閉可能に閉塞するためのものである。換言すると、閉塞装置(80)は、返却開口(49)を閉塞することにより、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルを返却開口(49)からメダル貸出機(M)の外部へ排出させないためのものである。
「継続操作検出手段(170)」は、リセットスイッチ(15)が所定時間継続して操作されたことを検出するためのものである。例えば、継続操作検出手段(170)は、リセットスイッチ(15)が所定時間継続して操作されたか否かを、リセットスイッチ(15)から出力された操作信号に基づいて判定するように形成することができる。
また、メダル貸出機(M)は、リセットスイッチ(15)が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段(170)により検出された場合において、エラー記憶手段(140)において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨を記憶していないときには、閉塞装置(80)に返却開口(49)を開放させるとともにメダル貯め部(44)に貯留されたメダルを返却開口(49)へ搬送するように搬送装置(50)を作動させる。これにより、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルは、返却開口(49)からメダル貸出機(M)の外部へ排出される。
また、メダル貸出機(M)は、リセットスイッチ(15)が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段(170)により検出された場合において、エラー記憶手段(140)において搬送異常検出手段(200)または排出異常検出手段(300)によりエラーが検出された旨を記憶しているときには、閉塞装置(80)に返却開口(49)の閉塞を維持させるとともに搬送装置(50)を作動させない。したがって、メダル貯め部(44)に貯留されたメダルは、返却開口(49)からメダル貸出機(M)の外部へ排出されない。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、
メダル貸出機(M)は、リセットスイッチ(15)を隠蔽して操作不可能にするための覆い部(14)を備え、
覆い部(14)は、開閉可能に形成され、且つ開放するとリセットスイッチ(15)を操作可能にするように形成されたことを特徴とするメダル貸出機(M)に関するものである。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明の特徴に加え、
メダル貸出機(M)は、覆い部(14)を開閉不可能にするための覆い部錠前(19)を備え、
覆い部(14)は、特定の鍵で覆い部錠前(19)を解錠することにより開閉可能になるように形成されたことを特徴とするメダル貸出機(M)に関するものである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、搬送装置によるメダルの搬送状態に異常が発生した、または誤ってリセットスイッチが操作された場合に、返却開口からメダルが返却されないメダル貸出機を提供することができる。
(請求項2または3)
請求項2または3に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2または3に記載の発明によれば、遊技者にリセットスイッチが操作されないメダル貸出機を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1ないし図11は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンS及びメダル貸出機Mの斜視図である。図2は、メダル貸出機Mの拡大断面図である。図3は、一括投入機構13の断面図である。図4は、メダル投入口9及び一括投入機構13の拡大斜視図である。図5は、メダル送り装置40の斜視図である。図6は、メダル送り装置40の断面斜視図である。図7は、閉塞装置80を示す断面図である。図8は、メダル送り装置40の断面図である。図9は、メダル貸出機制御部100の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。図10は、メダル貸出機Mの動作の概略を示すフローチャートである。図11は、ロータリーエンコーダ16のパルス波形を示す概念図である。
本実施の形態におけるメダル貸出機Mは、スロットマシンSに隣接して設置され、一台のスロットマシンSに一機ずつ対応するように設けられている。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図1に示すように、前面に開口部を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の前面には、開口部を塞ぐ前扉2が設けられている。また、筐体1の内部には、メダルを貯留するとともに貯留したメダルを払い出すための払い出し装置(図示せず)が設けられている。また、筐体1の内部には、3個の回転リールを横並びに設けたリールユニット(図示せず)が設けられている。
また、前扉2には、回転リールの図柄を視認可能にする図柄表示窓3が設けられている。また、図柄表示窓3の下方には、前方へ向けて突出する操作部4が設けられている。操作部4には、クレジットメダル数を減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ5、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ6、回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチ7、及び回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ8が設けられている。
また、操作部4の右端部には、図1及び図4に示すように、メダルをスロットマシンSの内部に1枚ずつ投入するためのメダル投入口9が設けられている。メダル投入口9は、左右方向に長い長方形に開口するスリット状に形成されている。また、操作部4の右端部には、右側の縁からメダル投入口9に至る溝状の投入案内通路10が設けられている。投入案内通路10は、後述するメダル貸出機Mから送り出されたメダルを受け入れ、このメダルを転動させながらメダル投入口9へ導くための通路である。
(メダル貸出機M)
メダル貸出機Mは、図1に示すように、スロットマシンSの右側の側面に隣接して設置され、金銭と引き替えにメダルを貸し出すための装置である。また、メダル貸出機Mは、貸し出したメダルをスロットマシンSの投入案内通路10に自動的に投入する機能を備えている。また、メダル貸出機Mは、図1及び図2に示すように、正面に開口部を有する箱形の外箱20と、外箱20の下部に収納された紙幣処理装置22と、外箱20の上部に収納されたメダル供給装置23と、外箱20の正面に設けられた一括投入機構13と、メダル貸出機Mを制御するためのメダル貸出機制御部100とを備えている。
(紙幣処理装置22)
紙幣処理装置22は、外箱20の正面下部に設けられた紙幣投入口21から投入された紙幣を読み取って、メダル供給装置23に所定枚数のメダルを払い出させるためのものである。
また、紙幣処理装置22は、特に図示しないが、紙幣投入口21に投入された紙幣を取り込むための紙幣搬送部と、紙幣搬送部により取り込まれた紙幣を識別するための紙幣識別部と、紙幣識別部により認識された所定の紙幣を収納するための紙幣収納部とを備えている。
紙幣識別部は、紙幣搬送部により取り込まれた紙幣を識別するためのものである。具体的には、紙幣識別部は、紙幣搬送部により紙幣処理装置22の内部に取り込まれた紙幣が、本物の千円札であるか否かを識別する。また、紙幣識別部は、紙幣搬送部により取り込まれた紙幣が本物の千円札であると認識した場合には、紙幣投入信号を出力するようになっている。
また、紙幣搬送部は、取り込んだ紙幣が本物の千円札であると紙幣識別部により認識された場合には、この紙幣を紙幣収納部に搬送するようになっている。また、紙幣搬送部は、取り込んだ紙幣が本物の千円札でないと紙幣識別部により認識された場合には、この紙幣を紙幣投入口21から返却するようになっている。
(メダル供給装置23)
メダル供給装置23は、紙幣識別部により所定の紙幣が認識されたことを条件にメダルを供給するためのものである。
具体的には、メダル供給装置23は、メダルを貯留するとともにメダルを払い出すためのいわゆるホッパーユニットである。また、メダル供給装置は、図2に示すように、メダルを貯留するためのタンク23Aと、タンク23Aに貯留されているメダルを1枚ずつ排出可能な送り出し円板23Bと、送り出し円板23Bを回転させるためのホッパーモータ23Cとを備えている。
タンク23Aは、上方に向けて開口する漏斗形に形成されている。また、送り出し円板23Bは、ホッパーモータ23Cに回転可能に軸支されている。また、送り出し円板23Bは、タンク23Aの底部に位置する。また、送り出し円板23Bには、メダルが嵌入可能な孔が形成されている。そして、この孔に入ったメダルを、送り出し円板23Bの回転によりメダル供給口26から一括投入機構13に1枚ずつ排出するようになっている。
また、ホッパーモータ23Cは、紙幣処理装置22より紙幣投入信号が出力されると、作動するようになっている。また、メダル供給装置23には、メダル供給口26から排出されるメダルをカウントするためのセンサ(図示せず)が設けられており、50枚のメダルがメダル供給口26から排出されると、ホッパーモータ23Cが停止するように形成されている。
(外箱20)
外箱20は、正面に開口部を有する箱形に形成されている。
また、外箱20の正面上部には、エラー記憶手段140における搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのリセットスイッチ15が設けられている。なお、エラー記憶手段140、搬送異常検出手段200及び排出異常検出手段300については、後述する。
また、外箱20における前記タンク23Aの上方には、図2に示すように、メダルを貯留可能な上部空間25が形成されている。また、外箱20の正面上部には、図1及び図2に示すように、この上部空間25を閉塞する開閉蓋24が回動自在に取り付けられている。そして、開閉蓋24を開くことにより、上部空間25及びタンク23Aにメダルを補給することができるようになっている。
また、開閉蓋24は、リセットスイッチ15を隠蔽して操作不可能にするための覆い部14としても機能する。この開閉蓋24を閉じると、リセットスイッチ15が隠蔽されて触れることができないようになっている。また、開閉蓋24を開放すると、リセットスイッチ15が露出されて操作可能になるように形成されている。
また、開閉蓋24(覆い部14)には、開閉蓋24を開閉不可能にするための覆い部錠前19が設けられている。開閉蓋24は、特定の鍵で覆い部錠前19を解錠することにより開閉可能になるように形成されている。
(一括投入機構13)
一括投入機構13は、貸し出したメダルをスロットマシンSの投入案内通路10に自動的に投入するための機構である。
また、一括投入機構13は、図3に示すように、メダル貸出機Mの外箱20の正面に着脱自在に取り付けられる本体カバー30と、本体カバー30の内部に設けられたメダル送り装置40と、本体カバー30の正面側に取り付けられたメダル排出部60とを備えている。
(本体カバー30)
本体カバー30は、図4に示すように、外箱20に着脱自在に取り付けるための固定部32と、固定部32の略中央部から手前側に突出する箱形の突出部33とを備えている。また、突出部33の内部には、図3に示すように、メダルを貯留するとともにメダルをメダル排出部60へ搬送するためのメダル送り装置40が収納されている。
また、突出部33の上面には、図3及び図4に示すように、上方に開口する一括投入開口31が形成されている。一括投入開口31は、複数のメダルを一度に投入するためのものである。また、突出部33の上面は、手前から一括投入開口31に向かって緩やかに下り傾斜している。また、突出部33の上面には、右側の縁部及び左側の縁部から上方に向けて突出する堰部37が設けられている。堰部37は、一括投入開口31にメダルを投入する際に、メダルがこぼれ落ちないようにするためのものである。
また、突出部33の正面上部には、メダル送り装置40を作動及び作動停止させるための駆動スイッチ39が設けられている。メダル送り出し装置140が作動を停止しているときに、駆動スイッチ39に触れると、メダル送り装置40が作動するようになっている。また、メダル送り装置40が作動しているときに、駆動スイッチ39に触れると、メダル送り装置40が作動を停止するようになっている。なお、メダル送り装置40を作動及び作動停止させる手段としては、メダル送り装置40の作動を開始させるためのスイッチと、作動を停止させるためのスイッチを別々に設けてもよい。
また、突出部33の正面下部には、メダル排出部60が設けられる。
また、固定部32の上部には、図4に示すように、種々の表示を行うための表示部27として、7セグメント表示部28と、複数の表示ランプ29とが設けられている。7セグメント表示部28は、払い出し枚数を表示したり、メダル詰まりなどのエラーが発生した場合に所定の記号を表示したりするためのものである。表示ランプ29は、メダル送り装置40の作動状態、一括投入開口31へのメダル投入の可否、並びにメダル供給装置23のタンク23A及び上部空間25に貯留されているメダルの量を報知したりするためのものである。
また、固定部32の背面には、メダル供給装置23のメダル供給口26から排出されるメダルを受け入れてメダル送り装置40へ導くための流入通路46が形成されている。
また、固定部32の下部には、メダル送り装置40から排出されるメダルや異物を落下させるための底部開口38が形成されている。また、固定部32における底部開口38の下方の位置には、底部開口38からの落下物を受け止めるための受け皿90が設けられている。
ここで、受け皿90は、図3及び図7に示すように、椀型の凹部91を有する受け部材である。また、受け皿90は、固定部32にヒンジ92を介して回動自在に取り付けられている。また、受け皿90は、常態においては、図3の実線及び図7の破線で示すように、受け皿90の凹部91が底部開口38を覆う位置になるよう、ヒンジ92に設けられたバネ(図示せず)により保持されており、底部開口38から排出されるメダル等が落下の勢いで受け皿90から飛び出ないようになっている。そして、図7の実線及び図3の破線で示すように、手前側に回動させることにより、排出されたメダル等を取り出すことができるようになっている。
(メダル送り装置40)
メダル送り装置40は、メダルを貯留するとともに貯留したメダルをメダル排出部60へ搬送するためのものである。また、メダル送り装置40は、図3に示すように、本体カバー30の突出部33の内部に収納されている。
また、メダル送り装置40は、箱状の本体ベース41と、本体ベース41の内部の手前側下部に設けられ、メダルをメダル排出部60へ搬送するための搬送装置50と、本体ベース41の内部の奥側下部に設けられ、メダルや異物を排出するための閉塞装置80とを備えている。
本体ベース41の前後方向略中央部には、図5及び図6に示すように、上方にむけて四角形状に開口する投入開口48が形成されている。また、投入開口48は、複数のメダルを一度に投入するためのものである。
また、投入開口48は、本体カバー30の一括投入開口31の下方に位置するように設定されている。したがって、一括投入開口31から投入されたメダルを受け入れることができるようになっている。
図3及び図6に示すように、投入開口48の手前側には、搬送装置50の上方空間を、投入開口48の下方に位置するメダル貯め部44と、メダル貯め部44よりも手前側に位置するメダル戻り部45とに分ける移動調整弁43が取り付けられている。移動調整弁43は、メダル貯め部44からメダル戻り部45へのメダルの移動を阻止するとともに、メダル戻り部45からメダル貯め部44へのメダルの移動は適宜許容するためのものである。これにより、搬送装置50によるメダルの搬送が円滑に行われるようになっている。
また、図3、図5及び図6に示すように、メダル貯め部44の奥側には、流入通路46により誘導されたメダルを受け入れてメダル貯め部44へ導くための供給通路42が設けられている。供給通路42は、投入開口48の奥側に上方に向けて開口し、流入通路46と接続される。
また、図3及び図7に示すように、供給通路42の底部には、メダル貯め部44、メダル戻り部45及び供給通路42に残っているメダルや異物を排出するための返却開口49が形成されている。また、供給通路42の下部には、返却開口49を開閉可能に塞ぐ閉塞装置80が設けられている。
(搬送装置50)
搬送装置50は、図3及び図6に示すように、本体ベース41の内部の手前側下部に設けられている。また、搬送装置50は、メダル貯め部44の底部に位置している。
また、搬送装置50は、メダル貯め部44に貯留されたメダルを搬送するためのものである。具体的には、搬送装置50は、一対のローラ51(51A,51B)と、一対のローラ51(51A,51B)に環状に渡たされた搬送ベルト53と、搬送ベルト53の手前側上方に送出間隙54を形成するように設置された逆転ローラ52と、ローラ51A及び逆転ローラ52を回転させるための駆動モータ55と、駆動モータ55の駆動軸の回転をローラ51A及び逆転ローラ52に伝動するための伝動手段57とを備えている。
一対のローラ51(51A,51B)は、正面側から見て前後に並列して設けられている。また、手前側のローラ51Aが、奥側のローラ51Bよりも若干高い位置に設けられている。
搬送ベルト53は、一対のローラ51(51A,51B)に掛け渡された平ベルトである。また、搬送ベルト53の表面は、搬送ベルト53とメダルとの摩擦抵抗を大きくするために、ゴム等が被覆されている。また、手前側のローラ51Aが奥側のローラ51Bよりも若干高い位置に取り付けられているため、搬送ベルト53の上面は奥側から手前側に向かってやや上り傾斜となっている。また、右側から見て反時計回り(図3の黒矢印の方向)にローラ51Aを回転させることにより、搬送ベルト53は、右側から見て反時計回りに回転されるようになっている。そして、メダル貯め部44に貯留されたメダルを回転する搬送ベルト53に載せて搬送するようになっている。
なお、ローラ51Aが右側から見て反時計回り(図3の黒矢印の方向)に回転することを、「正回転」という。また、ローラ51Aが右側から見て時計回りに回転することを、「逆回転」という。また、ローラ51Aが正回転するように駆動モータ55が作動することを、「正回転駆動」という。また、ローラ51Aが逆回転するように駆動モータ55が作動することを、「逆回転駆動」という。
また、ローラ51A及び逆転ローラ52は、伝動手段57により同時に回転されるようになっている。伝動手段57は、図8(A)に示すように、駆動モータ55、ローラ51A、及び逆転ローラ52にそれぞれ設けられたギヤ58(58A,58B,58C)と、これらの各ギヤ58(58A,58B,58C)に掛け渡された歯付きベルト59とを備えている。また、逆転ローラ52はローラ51Aと同方向に回転するようになっている。また、逆転ローラ52の回転速度の方が、ローラ51Aの回転速度よりも早くなるように形成されている。
そして、図3に示すように、逆転ローラ52の下端と搬送ベルト53の上面との間には、メダル1枚の厚さより大きくかつメダル2枚分の厚さより小さい送出間隙54が形成されている。これにより、複数のメダルが積み重なった状態で搬送ベルト53に載せられて逆転ローラ52まで搬送されると、一番下に位置するメダルは送出間隙54を通過できるが、このメダルの上に積み重なったメダルは逆転ローラ52によりメダル戻り部45に弾き飛ばされるようになっている。
また、逆転ローラ52の外周面には、図3及び図6に示すように、逆転ローラ52の回転軸の軸方向に延びる攪拌溝56が形成されている。逆転ローラ52は、攪拌溝56の端部にメダルを引っ掛けるようにして弾き飛ばすようになっている。
また、搬送装置50には、図8に示すように、ロータリーエンコーダ16が設けられている。ロータリーエンコーダ16は、ローラ51Bの回転軸に取り付けられたスリット円板17と、発光ダイオード及びフォトトランジスタを備えた光透過形センサ18と、スリット円板17に投射する発光ダイオードの光を制限する固定スリット(図示せず)とを備えている。
また、光透過形センサ18は、発光ダイオードとフォトトランジスタとがスリット円板17を隔てて相対するようにメダル送り出し装置140の本体ベース41に取り付けられている。また、固定スリットは、発光ダイオードとスリット円板17とを隔てた位置に設けられている。
また、スリット円板17には、回転軸方向に貫通する複数のスリット17Aが放射状に等間隔に設けられている。また、ローラ51Bの回転にともなってスリット円板17が回転することにより、発光ダイオードの光がスリット17Aを通過したり、スリット円板17により遮断されたりを繰り返すようになっている。そして、スリットを通過した発光ダイオードの光をフォトトランジスタが受光し、パルスに変換することにより、回転をパルス波形により検知することができる。
(メダル排出部60)
メダル排出部60は、送出間隙54を通過したメダルを受け入れて投入案内通路10へ導くためためのものである。また、メダル排出部60は、図3に示すように、本体カバー30の正面下部に取り付けられる箱状のベース部材62と、ベース部材62の正面開口部を塞ぐ箱状のカバー部材61とを備えている。そして、カバー部材61は、ヒンジ63により回動自在にベース部材62に取り付けられている。
また、ベース部材62には、ベース部材62の内部に設けられた固定板73と、固定板の正面下部に設けられた突出体74と、突出体74を挟むように固定板73の手前側に設けられた可動板71とが設けられている。
固定板73の上部には、略長方形に開口するメダル受け口67が形成されている。メダル受け口67は、搬送装置50により送り出されたメダルが通過されるようになっている。また、固定板73におけるメダル受け口67の周辺下部は、上端が奥方向に向かうように湾曲された湾曲部75となっている。湾曲部75は、搬送装置50により送り出されたメダルを受け止めるためのものである。
また、固定板73と可動板71とにより挟まれた突出体74の上方に形成された空間は、湾曲部75が受け止めたメダルを投入案内通路10へ導くためのメダル移送通路65となっている。メダル移送通路65は、メダルの平面が正面を向くようにしてメダルを通過させるために、固定板73と可動板71との間隔がメダル1枚分の厚さよりも若干大きく形成されている。また、メダル移送通路65は、略J字状にスロットマシンS方向に向けて屈曲されている。また、メダル移送通路65のスロットマシンS側の端部は、メダルが排出されるメダル排出口66となっている(図4参照)。
また、ベース部材62には、メダル移送通路65を通過するメダルを検知するためのメダル検知センサ64が設けられている。メダル検知センサ64は、固定板73の奥側に設けられた近接センサであり、磁界の変化を検出してメダルの通過を検知するものである。また、メダル検知センサ34は、メダルを検知しているときにはメダル検知信号を出力する。なお、メダル検知センサ64は近接センサに限られず、他の検知手段(例えばフォトセンサなど)であってもよい。
また、カバー部材61の正面下部には、図4に示すように、カバー部材61を閉じた状態のときにメダル移送通路65を通過するメダルを正面より視認可能な透視窓68が設けられている。また、カバー部材61の正面上部には、詰まり解除機構70としてのプッシュボタン72が設けられている。また、カバー部材61の下部には、メダル移送通路65のメダルを外部に排出するためのメダル落下口69が形成されている。
詰まり解除機構70は、前記カバー部材61を開くことなく、メダル移送路65に詰まったメダルを外部に排出させるための機構である。また、詰まり解除機構70は、カバー部材61に設けられたプッシュボタン72と、固定板73に設けられた可動板71とから構成されている。
可動板71には、上部の両側端部から水平方向に張り出したピン(図示せず)が形成されている。そして、ベース部材62に設けられた軸支部(図示せず)にこのピンを係止させることにより、固定板73の正面に回動可能に支持されている。また、可動板71は、バネ(図示せず)により、可動板71の下端が奥側へ移動する方向に付勢されている。これにより、可動板71の下端が突出体74に圧接されるので、搬送装置50により送り出されたメダルは、メダル移送路65を転がり落ちてメダル排出口66から排出されるようになっている。
一方、プッシュボタン72は、カバー部材61の正面から背面に向かって貫通し、前後方向に移動可能に取り付けられている。また、プッシュボタン72は、バネ(図示せず)により、カバー部材61の表面から露出している部分(以下「頭部」という)が手前側に向かって突出する方向に付勢されている。また、プッシュボタン72は、奥側に向かって摺動したときに、奥側端部が可動板71の上部と当接可能な位置に設けられている。
そして、メダル移送通路65にメダルが詰まった場合には、プッシュボタン72の頭部を押圧すると、プッシュボタン72の奥側端部に押圧された可動板71が、可動板71の下端が手前側へ移動する方向に回動し、可動板71の下端が突出体74から離れて隙間が形成されるようになっている。これにより、メダル移送通路65の内部にあるメダルは、可動板71の下端と突出体74との間に形成された隙間から下方に落下するようになっている。また、この隙間を落下したメダルは、メダル落下口69から外部に排出される。
(閉塞装置80)
閉塞装置80は、図3、図6及び図7に示すように、上方に突設された略円筒形の可動軸83を通電状態に応じて上下動させるソレノイド81と、一方の端部を前記可動軸83に軸支され、本体ベース41に固定された固定軸84を支点として上下方向に揺動可能に形成された開閉板82を有している。さらに、前記可動軸83には、可動軸83を上方に押し上げる方向に付勢する渦巻きバネ85が取り付けられている。そして、可動軸83が下方に位置しているときには、開閉板82が閉じられて、返却開口49が塞がれるように形成されている(図3の実線参照)。また、可動軸83が上方に位置しているときには、開閉板82が開かれて、返却開口49が開放されるように形成されている(図3の破線参照)。そして、ソレノイド81の作動で可動軸83が上方に変位し、開閉板82が開かれることにより、メダル送り装置40内部にあるメダルや異物などを、返却開口49から排出させることができるようになっている(図7参照)。
ここで、本実施の形態におけるソレノイド81は、いわゆる自己保持型ソレノイドといわれるものである。すなわち、開放作動信号に基づきソレノイド81が通電して内部の電磁石の磁力により可動軸83が上方に突出すると(開閉板82が開くと)、図7に示すように可動軸83は前記渦巻きバネ85のバネ力によって突出位置を保持される。換言すれば、開閉板82が開いた位置でバネ力により保持される。また、前記ソレノイド81の下方内部には閉塞保持手段としての永久磁石86が内蔵されており、閉塞作動信号に基づきソレノイド81が通電して可動軸83が下方に没入すると(開閉板82が閉じると)、図3及び図6に示すように可動軸83は永久磁石86の磁力(吸引力)によって没入位置を保持される。換言すれば、開閉板82が閉じた位置で磁力により保持される。
閉塞装置80は、通常時は開閉板82を閉じているが、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作された場合には、メダル貸出機制御部100から出力される開放作動信号によってソレノイド81が上方に突出し、開閉板82が開いた状態になる。この場合、ソレノイド81による開閉板82の開放力(可動軸83を突出させる力)は、永久磁石86による閉塞力(可動軸83を没入させる力)よりも大きいので、ソレノイド81の通電により開閉板82が開放位置まで移動可能である。そして、開閉板82が開放位置まで移動(可動軸83が最大限突出)すると、永久磁石86の磁力は可動軸83に及ばなくなるので、図7に示すように、渦巻きバネ85のバネ力(反発力)によって開放位置に保持される。
また、開閉板82の開放後、一定時間が経過すると、メダル貸出機制御部100から出力される閉塞作動信号によってソレノイド81が下方に没入し、開閉板82が閉じた状態になる。この場合、ソレノイド81の閉塞力は渦巻きバネ85による開放力よりも大きいので、ソレノイド81の通電により開閉板82が閉塞位置まで移動可能である。そして、開閉板82が閉塞位置まで移動(可動軸83が没入)すると、永久磁石86が渦巻きバネ85の反発力よりも強い吸引力で可動軸83を吸着するので、図3及び図6に示すように、永久磁石86の磁力によって閉塞位置に保持される。
(メダルの移送)
次に、一括投入機構13のメダルの移送過程について説明する。
まず、一括投入開口31からメダルを投入すると、メダルは、メダルの平面が略垂直かつメダル搬送方向と略直角な姿勢で投入開口48を通過する。そして、投入開口48を通過したメダルは、メダルの平面が互いに接するようにメダルを積み重ねた状態でメダル貯め部44に貯留される。また、メダル貸出機Mに紙幣を投入すると、メダル供給装置23からメダルが払い出され、供給通路46及び供給通路42を通ってメダル貯め部44に貯留される。
次に、本体カバー30に設けられた駆動スイッチ39に手を触れると、搬送装置50が作動を開始する。すなわち、駆動モータ55が正回転駆動することにより、ローラ51Aが正回転されるとともに、搬送ベルト53が右側から見て反時計回りに回転される。そして、搬送ベルト53が回転すると、搬送ベルト53の奥側上面に載っているメダルが手前側に移動されるとともに、このメダルの上方に積み重なったメダルも手前側に移動される。そして、搬送ベルト53により手前側に移動されるメダルは、移動調整弁43の下方を通過して、メダル戻り部45まで移送される。ここで、移動調整弁43は、手前側(メダル戻り部45側)方向には回動しないようになっており、メダル貯め部44に貯留されているメダルが、一気にメダル戻り部45になだれ込むのを防ぐことができる。
また、搬送ベルト53により前方に移送されたメダルのうち、搬送ベルト53の上面に乗っているメダルは、搬送ベルト53と逆転ローラ52の下面との間の送出間隙54をすり抜けて、1枚ずつメダル受け口67へ送り出される。一方、搬送ベルト53の上面に載ったメダルの上方に積み重なっているメダルは、逆転ローラ52と接触することにより、逆転ローラ52に設けられた攪拌溝56に引っ掛かってメダル戻り部45に弾き飛ばされる。また、逆転ローラ52は、ローラ51Aよりも高速で回転しているので、効率よくメダルを弾き飛ばすことができる。
ここで、メダル戻り部45に滞留するメダルの量が多いと、逆転ローラ52によって奥側に弾き飛ばすのに支障をきたし、送出間隙54でメダルが詰まるおそれがある。しかし、移動調整弁43が奥側(メダル貯め部側)方向に回動可能になっているため、メダル戻り部45に滞留したメダルがメダル貯め部44に逆流して、メダル戻り部45の上方に空間が形成される。これにより、逆転ローラ52は、メダルを円滑に奥側へ弾き飛ばすことができる。
また、搬送装置50からメダル受け口67へ送り出されたメダルは、メダル排出部60の湾曲部75に誘導されつつメダル移送通路65に入り込む。そして、メダル移送通路65に入り込んだメダルは、メダル移送路65を転がり落ちてメダル排出口66から排出される。そして、メダル排出口66から排出されたメダルは、スロットマシンSの投入案内通路10に導入され、投入案内通路10を転動してメダル投入口9に投入される。
(メダル貸出機制御部100)
メダル貸出機制御部100は、メダル貸出機Mを制御するためのものである。また、メダル貸出機制御部100は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。
また、メダル貸出機制御部100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、駆動モータ制御手段110、レベル維持時間監視手段120、メダル検知時間監視手段130、エラー記憶手段140、記憶消去操作検出手段150、エラー記憶消去手段160、継続操作検出手段170、開放実行手段180、逆回転実行手段190などとして機能する。なお、メダル貸出機制御部100は、上記以外の手段を有していても構わない。
次に、メダル貸出機制御部100が備える各手段について説明する。
(駆動モータ制御手段110)
駆動モータ制御手段110は、搬送装置50の駆動モータ55を制御するためのものである。
具体的には、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55が作動を停止している場合において駆動スイッチ39が操作されると、駆動モータ55を正回転駆動させる。
また、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55が正回転駆動している場合において駆動スイッチ39が操作されると、駆動モータ55の作動を停止させる。
また、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55が定常速度で正回転駆動している場合に、メダル検知センサ64がメダル検知信号を0.3秒間出力したときには、駆動モータ55の作動を停止させる。
また、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55が定常速度で正回転駆動している場合に、ロータリーエンコーダ16のパルス波形のレベルが22ms切り替わらなかったときには、駆動モータ55を0.3秒間逆回転駆動させてから再び正回転駆動させる。そして、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55の回転が定常速度になってから22ms以内にロータリーエンコーダ16のパルス波形のレベルが切り替わらなかったときには、駆動モータ55の作動を停止させる。
また、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55が定常速度で正回転駆動している場合に、メダル検知センサ64からのメダル検知信号の出力が2秒間OFFのままであったときには、駆動モータ55を1秒間逆回転駆動させてから再び正回転駆動させる。そして、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55の回転が定常速度になってから2秒以内にメダル検知センサ64がメダル検知信号を出力しなかった場合、つまり、メダル検知センサ64からのメダル検知信号の出力が2秒間OFFのままであった場合には、駆動モータ55の作動を停止させる。
なお、本実施の形態では、駆動モータ55が正回転駆動を開始してから13ms経過したときに、「駆動モータ55の回転が定常速度になった」とみなしている。
(レベル維持時間監視手段120)
レベル維持時間監視手段120は、ロータリーエンコーダ16により検知されたパルス波形のレベル維持時間T(図11参照)を監視するためのものである。具体的には、レベル維持時間監視手段120は、ロータリーエンコーダ16により検知されたパルス波形において、Highレベルが維持された時間またはLowレベルが維持された時間を監視している。
ここで、ロータリーエンコーダ16及びレベル維持時間監視手段120は、搬送装置50におけるメダルの搬送の異常を検出するための搬送異常検出手段200として機能する。「メダルの搬送の異常」とは、例えば、送出間隙54にメダル等が挟まってしまい、メダル貯め部44に貯留されたメダルがメダル排出部60へ送り出されない状態をいう。
また、レベル維持時間監視手段120は、駆動モータ55が正回転駆動を開始してから13ms経過すると、ロータリーエンコーダ16により検知されたパルス波形のレベル維持時間Tの監視を開始する。そして、駆動モータ55の正回転駆動中にレベル維持時間Tが22msに達したとき、換言すると、駆動モータ55の正回転駆動中に22ms経過してもパルス波形のレベルが切り替わらなかったときには、レベル維持時間監視手段120は、搬送装置50におけるメダルの搬送の異常が発生したと判断するとともに、駆動モータ制御手段110は、駆動モータ55を0.3秒間逆回転駆動させてから再び正回転駆動させる。そして、レベル維持時間監視手段120は、駆動モータ55が再び正回転駆動を開始して13ms経過した時点から22ms経過するまでの間にパルス波形のレベルが切り替わらなかったときには、搬送装置50におけるメダルの搬送の異常が解消されていないと判断するとともに、エラー検出信号を出力するようになっている。また、レベル維持時間監視手段120は、駆動モータ55が再び正回転駆動を開始して13ms経過した時点から22ms経過するまでの間にパルス波形のレベルが切り替わったときには、搬送装置50におけるメダルの搬送の異常が解消されたと判断するようになっている。
(メダル検知時間監視手段130)
メダル検知時間監視手段130は、メダル検知センサ64がメダルを検知している時間を監視するためのものである。
ここで、メダル検知センサ64及びメダル検知時間監視手段130は、メダル排出部60におけるメダルの排出の異常を検出するための排出異常検出手段300として機能する。「メダルの排出の異常」とは、例えば、メダル排出部60のメダル移送通路65にメダル等が詰まっていしまい、メダルがメダル排出口66から排出されない状態をいう。
また、メダル検知時間監視手段130は、メダル検知センサ64からのメダル検知信号の出力がONになってからOFFになるまでの時間を監視している。そして、メダル通過監視手段は、メダル検知信号の出力がONになってから0.3秒経過してもOFFにならないときには、メダル排出部60におけるメダルの排出の異常が発生したと判断するとともに、エラー検出信号を出力するようになっている。
なお、搬送装置50におけるメダルの搬送の異常及びメダル排出部60におけるメダルの排出の異常を、以下「エラー」という。
(エラー記憶手段140)
エラー記憶手段140は、搬送装置50が作動している場合において搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出されたときにはその旨を記憶するためのものである。
本実施の形態では、エラー記憶手段140は、エラー検出信号が出力されたことを条件に、メダル貸出機制御部100のRAMの所定領域に、搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出されたことを示すエラー検出フラグを立てるようになっている。
また、エラー記憶手段140において搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨を記憶している場合には、搬送装置50が作動しないようになっている。具体的には、駆動モータ制御手段110は、エラー検出フラグが立っているときに駆動スイッチ39が操作されても、駆動モータ55を作動させないようになっている。
(記憶消去操作検出手段150)
記憶消去操作検出手段150は、リセットスイッチ15が所定の態様で操作されたことを検出するためのものである。
本実施の形態では、記憶消去操作検出手段150は、駆動モータ55が作動を停止している場合に、リセットスイッチ15からの操作信号の出力がONになってからOFFになるまでの時間を監視している。記憶消去操作検出手段150は、この時間が2秒未満であるときに、リセットスイッチ15が所定の態様で操作されたと判断するとともに、フラグ消去信号を出力するようになっている。
(エラー記憶消去手段160)
エラー記憶消去手段160は、リセットスイッチ15が所定の態様で操作されたことが記憶消去操作検出手段150により検出されたことを条件に、エラー記憶手段140における搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのものである。
本実施の形態では、エラー記憶消去手段160は、記憶消去操作検出手段150からフラグ消去信号が出力されたことを条件に、メダル貸出機制御部100のRAMの所定領域に立っているエラー検出フラグを消去するようになっている。
また、エラー記憶手段140における搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨の記憶がエラー記憶消去手段160により消去されると、搬送装置50の作動が可能になる。具体的には、エラー検出フラグがエラー記憶消去手段160により消去されると、駆動スイッチ39を操作して駆動モータ55を作動させることができるようになる。
(継続操作検出手段170)
継続操作検出手段170は、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作されたことを検出するためのものである。
本実施の形態では、継続操作検出手段170は、駆動モータ55が作動を停止している場合に、リセットスイッチ15からの操作信号の出力がONになってからOFFになるまでの時間を監視している。継続操作検出手段170は、この時間が2秒以上であるときには、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作されたと判断するとともに、メダル返却信号を出力するようになっている。
(開放実行手段180)
開放実行手段180は、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段170により検出された場合において、エラー記憶手段140において搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨を記憶していないときには、閉塞装置80に返却開口49を開放させるためのものである。
具体的には、開放実行手段180は、継続操作検出手段170からメダル返却信号が出力された場合において、エラー検出フラグが立っていないときには、開放作動信号を出力して閉塞装置80に返却開口49を開放させるようになっている。
また、開放実行手段180は、後述する逆回転実行手段190が駆動モータ55を5秒間逆回転駆動させた後に作動を停止させたときに、閉塞作動信号を出力して閉塞装置80に返却開口49を閉塞させるようになっている。
また、開放実行手段180は、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段170により検出された場合において、エラー記憶手段140において搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨を記憶しているときには、閉塞装置80に返却開口49の閉塞を維持させる。
具体的には、開放実行手段180は、継続操作検出手段170からメダル返却信号が出力された場合において、エラー検出フラグが立っているときには、開放作動信号を出力しないため、閉塞装置80が返却開口49の閉塞を維持するようになっている。
(逆回転実行手段190)
逆回転実行手段190は、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段170により検出された場合において、エラー記憶手段140において搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨を記憶していないときには、メダル貯め部に貯留されたメダルを返却開口49へ搬送するように搬送装置50を作動させるためのものである。
具体的には、逆回転実行手段190は、継続操作検出手段170からメダル返却信号が出力された場合において、エラー検出フラグが立っていないときには、駆動モータ55を5秒間逆回転駆動させた後に作動を停止させるようになっている。
また、逆回転実行手段190は、リセットスイッチ15が所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段170により検出された場合において、エラー記憶手段140において搬送異常検出手段200または排出異常検出手段300によりエラーが検出された旨を記憶しているときには、搬送装置50を作動させない。
具体的には、逆回転実行手段190は、継続操作検出手段170からメダル返却信号が出力された場合において、エラー検出フラグが立っているときには、駆動モータ55を作動させないようになっている。
(メダル貸出機Mの動作)
次に、駆動モータ55の作動が停止しているときのメダル貸出機Mの動作の概略について、図10示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ101において、リセットスイッチ15からの操作信号の出力がONになったか否かの判断が行われる。ONになったと判断した場合には、ステップ102に進む。ONになっていないと判断した場合には、ステップ101に戻る。
ステップ102において、リセットスイッチ15からの操作信号の出力がOFFになったか否かの判断が行われる。OFFになったと判断した場合には、ステップ103に進む。OFFになっていないと判断した場合には、ステップ102に戻る。
ステップ103において、リセットスイッチ15からの操作信号の出力がONになってからOFFになるまでの時間が、2秒以上であるか否かの判断が行われる。2秒以上であると判断した場合には、ステップ104に進む。2秒以上でないと判断した場合には、ステップ110に進む。
ステップ104において、エラー検出フラグが立っているか否かの判断が行われる。エラー検出フラグが立ってないと判断した場合には、ステップ105に進む。エラー検出フラグが立っていると判断した場合には、ステップ101に戻る。
ステップ105において、開放作動信号が出力されて、閉塞装置80が返却開口49を開放する。そして、ステップ106に進む。
ステップ106において、駆動モータ55が逆回転駆動を開始する。そして、ステップ107に進む。
ステップ107において、駆動モータ55が逆回転駆動を開始してから5秒経過したか否かの判断が行われる。5秒経過したと判断した場合には、ステップ108に進む。5秒経過していないと判断した場合には、ステップ107に戻る。
ステップ108において、駆動モータ55の作動が停止される。そしてステップ109に進む。
ステップ109において、閉塞作動信号が出力されて、閉塞装置80が返却開口49を閉塞する。そして、ステップ101に戻る。
ステップ110において、エラー検出フラグが立っているか否かの判断が行われる。エラー検出フラグが立っていると判断した場合には、ステップ111に進む。エラー検出フラグが立っていないと判断した場合には、ステップ101に戻る。
以上のように、本実施の形態によれば、搬送装置50によるメダルの搬送状態に異常が発生した、または誤ってリセットスイッチ15が操作された場合に、返却開口49からメダルが返却されないメダル貸出機Mを提供することができる。
また、本実施の形態によれば、遊技者にリセットスイッチ15が操作されないメダル貸出機Mを提供することができる。
本発明の実施の形態に係るスロットマシン及びメダル貸出機の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るメダル貸出機の拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る一括投入機構の断面図である。 本発明の実施の形態に係るメダル投入口及び一括投入機構の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態に係るメダル送り装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係るメダル送り装置の断面斜視図である。 本発明の実施の形態に係る閉塞装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るメダル送り装置の断面図である。 本発明の実施の形態に係るメダル貸出機制御部の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るメダル貸出機の動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るロータリーエンコーダのパルス波形を示す概念図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 前扉 3 図柄表示窓
4 操作部 5 ベットスイッチ
6 精算スイッチ 7 スタートスイッチ
8 ストップスイッチ 9 メダル投入口
10 投入案内通路
M メダル貸出機 13 一括投入機構
14 覆い部 15 リセットスイッチ
16 ロータリーエンコーダ 17 スリット円板
17A スリット 18 光透過形センサ
19 覆い部錠前 20 外箱
21 紙幣投入口 22 紙幣処理装置
23 メダル供給装置 23A タンク
23B 送り出し円板 23C ホッパーモータ
24 開閉蓋 25 上部空間
26 メダル供給口 27 表示部
28 7セグメント表示部 29 表示ランプ
30 本体カバー 31 一括投入開口
32 固定部 33 突出部
37 堰部 38 底部開口
39 駆動スイッチ
40 メダル送り装置 41 本体ベース
42 供給通路 43 移動調整弁
44 メダル貯め部 45 メダル戻り部
46 流入通路
48 投入開口部 49 返却開口
50 搬送装置 51 ローラ
52 逆転ローラ 53 搬送ベルト
54 送出間隙 55 駆動モータ
56 攪拌溝 57 伝動手段
58 ギヤ 59 歯付きベルト
60 メダル排出部 61 カバー部材
62 ベース部材 63 ヒンジ
64 メダル検知センサ 65 メダル移送通路
66 メダル排出口 67 メダル受け口
68 透視窓 69 メダル落下口
70 詰まり解除機構 71 可動板
72 プッシュボタン 73 固定板
74 突出体 75 湾曲部
80 閉塞装置 81 ソレノイド
82 開閉板 83 可動軸
84 固定軸 85 渦巻きバネ
90 受け皿 91 凹部
92 ヒンジ部
100 メダル貸出機制御部 110 駆動モータ制御手段
120 レベル維持時間監視手段 130 メダル検知時間監視手段
140 エラー記憶手段 150 記憶消去操作検出手段
160 エラー記憶消去手段 170 継続操作検出手段
180 開放実行手段 190 逆回転実行手段
200 搬送異常検出手段 300 排出異常検出手段

Claims (3)

  1. メダルを貯留するとともに貯留したメダルを供給するためのメダル供給装置と、
    複数のメダルを一度に投入するための投入開口と、
    メダル供給装置から払い出されたメダル及び投入開口から投入されたメダルを貯留するためのメダル貯め部と、
    メダル貯め部の底部に位置し、メダル貯め部に貯留されたメダルを搬送するための搬送装置と、
    搬送装置により搬送されたメダルを受けて排出するためのメダル排出部と、
    搬送装置におけるメダルの搬送の異常を検出するための搬送異常検出手段と、
    メダル排出部におけるメダルの排出の異常を検出するための排出異常検出手段と、
    搬送装置におけるメダルの搬送の異常及びメダル排出部におけるメダルの排出の異常をエラーとし、搬送装置が作動している場合において搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出されたときにはその旨を記憶するためのエラー記憶手段と、
    エラー記憶手段における搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのリセットスイッチと、
    リセットスイッチが所定の態様で操作されたことを検出するための記憶消去操作検出手段と、
    リセットスイッチが所定の態様で操作されたことが記憶消去操作検出手段により検出されたことを条件に、エラー記憶手段における搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出された旨の記憶を消去するためのエラー記憶消去手段と、
    を備え、
    搬送装置が作動している場合において搬送異常検出手段または排出異常検出手段がエラーを検出すると、搬送装置の作動を停止させるとともに、エラー記憶手段における搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出された旨の記憶が消去されるまで搬送装置を作動させないように形成し、
    エラー記憶消去手段がエラー記憶手段における搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出された旨の記憶を消去したことを条件に、搬送装置の作動が可能となるように形成したメダル貸出機であって、
    搬送装置がメダルをメダル排出部へ搬送する方向における搬送装置の上流側の位置に開口し、メダル貯め部に貯留されたメダルを排出するための返却開口と、
    返却開口を開閉可能に閉塞するための閉塞装置と、
    リセットスイッチが所定時間継続して操作されたことを検出するための継続操作検出手段とを備え、
    リセットスイッチが所定時間継続して操作されたことが継続操作検出手段により検出された場合において、エラー記憶手段において搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出された旨を記憶していないときには、閉塞装置に返却開口を開放させるとともにメダル貯め部に貯留されたメダルを返却開口へ搬送するように搬送装置を作動させ、エラー記憶手段において搬送異常検出手段または排出異常検出手段によりエラーが検出された旨を記憶しているときには、閉塞装置に返却開口の閉塞を維持させるとともに搬送装置を作動させないように形成したことを特徴とするメダル貸出機。
  2. メダル貸出機は、リセットスイッチを隠蔽して操作不可能にするための覆い部を備え、
    覆い部は、開閉可能に形成され、且つ開放するとリセットスイッチを操作可能にするように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のメダル貸出機。
  3. メダル貸出機は、覆い部を開閉不可能にするための覆い部錠前を備え、
    覆い部は、特定の鍵で覆い部錠前を解錠することにより開閉可能になるように形成されたことを特徴とする請求項2に記載のメダル貸出機。
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