JP6126794B2 - メダル計数装置 - Google Patents
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Description
「アウト信号」:遊技に使用された遊技価値数(使用数、アウト)を特定可能な使用信号である。ゲームの開始操作に応じてBET状態のメダル数(3枚又は1枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1をアウトとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも対応分が出力される。
「セーフ信号」:遊技者に付与した(遊技者が獲得した)遊技価値数(付与数、セーフ)を特定可能な付与信号である。メダルが1枚払出される毎に1パルスが出力されるので、セーフ信号数×1をセーフとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分が出力される。
「RB信号」:RB(レギュラーボーナス)状態を特定可能な信号である。RB状態中にレベル出力されるので、RB信号入力中をRB状態中として特定する。BB信号と同様に、大当たり状態の発生を特定可能な大当たり信号である。
(1)メダルの貸出
「千円札」、「2千円札」、「5千円札」、「1万円札」の4種類の紙幣を紙幣投入口28にて受付可能であり、何れかの紙幣を紙幣投入口28にて受付けると、50枚のメダルを払出部40により貸し出す。即ち、例えばメダルの貸単価が20円であれば、1000円分に相当するメダルを貸し出す。この場合、「千円札」の紙幣を紙幣投入口28にて受付けていれば、1000円分に相当する50枚のメダルを貸し出し、残クレジット数(メダルに換金していない金額)を0円として記憶し、「5千円札」の紙幣を紙幣投入口28にて受付けていれば、1000円分に相当する50枚のメダルを貸し出し、残クレジット数を4000円として記憶する。尚、メダルを5枚貸し出す毎に貸出信号を1パルスで出力する。即ち、1000円分に相当する50枚のメダルを貸出す際には貸出信号を10パルスで出力する。貸出信号数×5が貸出メダル数に相当し、その貸出メダル数に貸出単価を乗じた値が売上額に相当する。残クレジット数がある状態では、遊技者が貸出ボタン31を押下する毎に、1000円分のメダルを払出部40により貸し出し、残クレジット数を更新する。
遊技者がメダルを投入口39に投入したことに応じて、投入検知センサ63がメダルを検知すると、投入口39から計数部41へ排出されたメダルを計数部41により計数する(回転盤58を回転させてメダルを排出検知センサ64へ排出し、排出したメダルを検知する)。排出検知センサ64がメダルを検知することに応じて、計数部41により計数した計数値から払出部40により払い出した払出値を差し引いた計数済持玉数をカウントアップする。排出検知センサ64が最後にメダルを検知してからの時間を計測し、その時間が5秒に達すると、回転盤58を1秒間逆方向に回転させ、更に回転盤58を5秒間順方向に回転させる。その間に、排出検知センサ64がメダルを検知しなければ、計数を終了する。回転盤58を逆方向に回転させるのは、メダル詰まりを解消するためである。
遊技者が払出ボタン33を押下すると、計数済持玉数が50枚以上であれば、その範囲内でメダルを50枚単位で払出部40により払い出し、計数済持玉数が50枚未満であれば、その50枚未満の全てのメダルを払出部40により払い出す。
遊技者が発行ボタン34を押下すると、計数済持玉数を持玉券に記録し、その計数済持玉数を記録した持玉券をカード挿入口29から発行すると共に、発行した持玉券に固有のID(持玉券ID)と計数済持玉数とを対応付けた信号を管理装置7に出力する。但し、計数済持玉数が所定の発行下限数(遊技場側の設定値であり、例えば50枚)未満である場合には、持玉券を発行しない。尚、会員カードが挿入されている状態で遊技者が発行ボタン34を押下した場合には、計数済持玉数に関わらず、その会員カードのIDに対応する貯玉情報(当日貯玉数)を更新した後に会員カードをカード挿入口29から発行する。
排出検知センサ64が最後にメダルを検知してからの期間が第2所定期間である11秒に達する前であってもモータ60の駆動を中止するようにしたので、モータ60に過度な負荷がかかることを抑制することができる。特に本実施形態に示したようにスロットマシン2毎に設けられる各台計数装置3においては、島端計数装置よりも性能が劣るのが一般的であり、又、遊技者がメダルを長期間に亘って投入し続ける可能性が高いので、顕著な効果を得ることができる。
第1の所定期間、第2の所定期間、第3の所定期間は、それぞれ例示した5分、11秒、1分以外の値であっても良い。又、これらの期間は、例えば各台計数装置3を製造する製造メーカが初期値として設定する時間であっても良いし、遊技場の管理者が任意に設定可能な時間であっても良い。又、同一営業日の時間帯に応じて自動的に設定変更可能な時間であっても良い。例えば閉店時刻に近い時間帯等では遊技者がメダルを計数する可能性が高く、その場合、メダルの計数中にも拘らずモータ60の駆動を頻繁に中止してしまうと、その分、メダルを計数し終えるまでに時間がかかり、遊技場からの退出が遅くなるので、モータ60の駆動を中止するまでの期間である第1の所定期間を通常(閉店時刻に近い時間帯を除く時間帯)よりも長く設定変更したり、モータ60の駆動を再開するまでの期間である第3の所定期間を通常(閉店時刻に近い時間帯を除く時間帯)よりも短く設定変更したりしても良い。又、モータ60の耐用期間を考慮し、各台計数装置3の使用期間(モータ60の使用頻度、遊技場に設置されてからの稼働日数等)に応じて段階的に設定変更しても良い。即ち、各台計数装置3の使用期間が短ければ、第1の所定期間を長く設定する一方、各台計数装置3の使用期間が長ければ、第1の所定期間を短く設定するようにしても良い。
払出部40と計数部41とが同一の筐体26内に収容される構成を例示したが、払出部40及び計数部41がスロットマシン2毎に設けられる構成であれば、別々の筐体内に収容される構成でも良い。
スロットマシン2毎に設けられる各台計数装置3に限らず、遊技島に設けられる島端計数装置に適用しても良い。
例えばタイマによる時間の計測を中継装置5や管理装置7が行う等、各台計数装置3が行う情報処理の一部を他の装置にて行っても良い。即ち、本願発明でいうメダル計数装置は、各台計数装置3のみならず中継装置5や管理装置7等を含む広義の概念を含んでも良い。
Claims (2)
- 投入口に投入されたメダルを1枚ずつ排出路へ送出する回転盤と、前記回転盤を回転させるモータと、前記回転盤が順方向に回転されることに応じて前記排出路を通過するメダルを検知する検知部と、を有し、前記検知部が検知したメダルを計数するメダル計数装置において、
所定の計数開始条件の成立に応じて、前記モータの駆動を開始させる計数開始手段と、
前記モータが駆動を開始してからの期間を計測する第1期間計測手段と、
前記検知部が最後にメダルを検知してからの期間を計測する第2期間計測手段と、
前記第2期間計測手段により計測された期間が第2所定期間に達したことを条件として前記モータの駆動を停止させる計数終了手段と、
前記第1期間計測手段により計測された期間が、時間帯に応じて自動的に設定変更される第1所定期間に達した場合に、前記第2期間計測手段により計測された期間が第2所定期間に達する前であっても前記モータの駆動を中止させる計数中止手段と、を備え、
前記計数終了手段は、前記モータの駆動を停止させるときには、そのモータの駆動を停止させる前に、前記回転盤を逆方向に回転させ、更に前記回転盤を順方向に回転させるように前記モータを駆動した後に、前記モータの駆動を停止させることを特徴とするメダル計数装置。 - 前記計数中止手段が前記モータの駆動を中止させた場合に、中止後の期間を計測する第3期間計測手段を備え、
前記計数開始手段は、前記第3期間計測手段により計測された期間が第3所定期間に達したことを前記所定の計数開始条件の成立として前記モータの駆動を再開させることを特徴とする請求項1に記載したメダル計数装置。
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