JP6158620B2 - 景品交換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記憶媒体に記憶された遊技価値と景品とを交換する景品交換装置に関する。
遊技場では、遊技にて獲得した玉やメダルや得点等を使用して景品に交換することができる。例えば、特許文献1には、遊技者が獲得した得点をカードに記憶して発行し、カードに記憶された得点を対価として予め定められた特殊景品に交換できることが記載されている。また、特許文献1では、特殊景品に交換できない端数分の得点については、カードに記憶せず玉として遊技者に付与している。これにより、特殊景品に交換する場合に端数が生じることがなく、効率良く景品交換を行うことができる。
特開平10−127916号公報 特開2012−249931号公報
しかしながら、遊技場には様々な景品が準備されており、それぞれ交換に必要な玉数(得点)が異なっている。遊技者によっては、全て特殊景品に交換するわけではなく特殊景品とは異なる一般景品に交換することがある。そして、特殊景品に交換する場合には端数分が生じないとしても、一般景品に交換した場合には端数分が生じてしまう。また、特許文献2には、遊技者が得た玉をカードに記憶した後に、そのカードに記憶した玉の遊技機における遊技に使用することが記載されている。このように他の遊技機にて遊技を行うためにカードを発行する場合には、端数分について玉として遊技者に付与するとその遊技者が他の遊技機に移動する場合には逆に不便となってしまう。このため、端数分が発生しないようにカードを発行することは困難であり、端数分について考慮することなく遊技者が得た玉をカードに記憶して発行しているのが実情である。
そして、端数分について考慮することなくカードを発行した場合、例えば、遊技者がカードを発行した後に一部景品交換を行った場合や、所持している玉数が少ない状態でカードを発行した場合等に、記憶している玉数が少ない状態のカードが遊技場に存在し得ることとなる。記憶している玉数が少ない場合、遊技者によっては景品交換や遊技に使用することが煩わしくなり、カードをそのまま破棄してしまうことが想定できる。遊技者がカードを破棄すると遊技場にて使用可能なカードの数が減少してしまい、新たにカードを仕入れる必要があり遊技場に余分な経費がかかってしまう。尚、本問題は、記憶媒体を発行する遊技場であれば該当する問題である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、記憶している遊技価値が小さい記憶媒体を遊技者が所持する頻度を低減させることができる景品交換装置を提供することにある。
本発明の景品交換装置は、遊技者が遊技機における遊技にて獲得した遊技価値の大きさを特定可能な情報を記憶可能であり、遊技者に付与するための条件として、予め定められた前記遊技価値の大きさである付与下限価値の大きさ以上の遊技価値を遊技者が獲得していることが設定された記憶媒体を受付ける受付手段と、前記遊技価値を対価として交換可能な景品の種類を記憶する景品記憶手段と、交換するために必要な前記遊技価値の大きさである交換対価の大きさを、前記景品の種類別に特定可能に記憶する対価記憶手段と、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値を対価として交換する前記景品の種類を選択するために遊技者が操作する選択操作手段と、遊技者による前記選択操作手段の操作に基づき前記遊技価値を対価とした前記景品への交換を行った後、残った前記遊技価値の大きさを特定可能な情報を記憶した前記記憶媒体を遊技者に付与する記憶媒体付与手段と、前記遊技価値を対価とした場合に、残りの前記遊技価値の大きさが前記付与下限価値の大きさ未満となる前記景品への交換を制限する交換制限手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の景品交換装置において、
前記交換制限手段は、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが、前記付与下限価値の大きさと、前記対価記憶手段が記憶している前記交換対価のうち最も安い前記交換対価の大きさと、の合計以上として設定された受付基準遊技価値の大きさ未満である場合に前記景品への交換を制限することで、前記遊技価値を対価とした場合に残りの前記遊技価値の大きさが前記付与下限価値の大きさ未満となる前記景品への交換を制限するようにしてもよい(請求項2)。
請求項2記載の景品交換装置において、
前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満である場合、当該遊技価値の大きさと一致する前記交換対価の大きさの前記景品が存在することを特定する特定手段を備え、前記交換制限手段は、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満である場合、当該遊技価値の大きさと一致する前記交換対価の大きさの前記景品が存在すれば、当該景品への交換は許容する一方、その他の景品への交換は制限するものであり、前記記憶媒体付与手段は、前記記憶媒体が記憶する遊技価値の大きさ全てを対価として前記景品に交換した場合、前記記憶媒体を付与することなく受付けた前記記憶媒体を回収するようにしてもよい(請求項3)。
請求項2又は3に記載の景品交換装置において、
景品交換を行う遊技者が予め定められた特別操作を行うための特別操作手段を備え、前記交換制限手段は、遊技者が前記特別操作を行った場合、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満であっても前記景品への交換を許容するものであり、前記記憶媒体付与手段は、前記特別操作に基づいて前記交換制限手段が前記景品への交換を許容した場合、前記景品への交換を行った後に、前記遊技価値が残っているか否かに関わらず前記記憶媒体を付与することなく受付けた記憶媒体を回収するようにしてもよい(請求項4)。
請求項から4の何れか一項に記載の景品交換装置において、
遊技機に対応して設けられ、遊技者が獲得した前記遊技価値の大きさを計数する計数手段と、前記付与下限価値の大きさ以上の遊技価値を前記計数手段が計数していることを条件として、前記記憶媒体を遊技者に付与する記憶媒体付与手段と、前記記憶媒体を遊技者に付与する場合に、当該記憶媒体から特定可能な遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満である場合に、前記景品交換装置への交換に使用できないことを遊技者に対して報知する報知手段と、を備えるようにしてもよい(請求項5)。
請求項1の発明によれば、付与下限価値の大きさ以上の遊技価値を遊技者が獲得していることが遊技者に記憶媒体を付与する条件であるため、獲得している遊技価値が小さい遊技者に対して記憶媒体を付与することを制限できる。これにより、遊技価値が小さいという理由で、遊技や景品交換に使用することなく記憶媒体を破棄する遊技者が発生することを抑制できる。また、遊技者の操作による景品交換装置での景品交換を行う場合に、交換を行った後の残りの遊技価値の大きさが付与下限価値の大きさ未満となる景品交換を制限することで、当初付与下限価値の大きさ以上に対応した記憶媒体を遊技者に付与したにも関わらず、景品交換に伴って付与下限価値の大きさ未満の記憶媒体を遊技者が所持している状況が発生することを抑制できる。この結果、遊技者による記憶媒体の破棄が発生することを一層抑制できる。
請求項2の発明によれば、記憶媒体を受付けた場合に景品への交換を制限するか否かを判定できるため、景品交換の制限を早いタイミングで実行できる。
請求項3の発明によれば、記憶媒体から特定した遊技価値の大きさが、交換するために必要な遊技価値の大きさと一致する景品については景品交換を許容する。この場合では、景品交換を行った後に遊技価値の残りが0となるため記憶媒体を回収できるので、景品交換を許容しても付与下限価値の大きさ未満の記憶媒体を遊技者が所持している状況が発生しない。これにより、必要以上に景品交換を制限してしまうおそれを低減できる。
請求項4の発明によれば、遊技者の特別操作があれば景品交換できるが、景品交換の後に遊技価値が残っていても記憶媒体を遊技者に付与しない。つまり、残った端数分の遊技価値については破棄しても構わないと考えている遊技者に対しては、景品交換を許容する。これにより、遊技者が望む景品の対価よりも大きい遊技価値の記憶媒体を所持しているにも関わらず、景品交換を行った後に付与下限価値の大きさ未満となってしまうために景品交換が行えなくなってしまい、遊技者が煩わしいと感じることを抑制できる。
請求項5の発明によれば、遊技機に対応して計数装置を設けることで、遊技機側において記憶媒体を景品交換装置への交換に使用できないことを遊技者に対して報知可能となる。
本発明の一実施形態における遊技場用システムの全体構成を示す概略図 自販機POSに設定されたレーンに対応する交換玉数を交換種別毎に示す図 自販機POSによる交換処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には遊技機1,2が設置されており、各遊技機1、2に対応して貸出機3,4(計数装置に相当)がそれぞれ設置されている。これら遊技機1,2及び貸出機3,4は、中継装置5及びLAN6を介して管理装置7と接続されている。管理装置7は、遊技機側(遊技機1,2、貸出機3,4等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。
管理装置7は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7a、モニタ7b、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置7は、遊技場内に設置された遊技機1,2、貸出機3,4等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値の大きさ(持玉数・貯玉数(会員の場合))を記憶管理する。尚、持玉とは当日貯玉であり、前日以前に預入れた玉やメダルではなく、当日獲得した玉やメダルを意味する。貯玉と当日貯玉は管理が異なるため区別している。
尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置7の管理対象となっている。
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、遊技価値(遊技媒体)は玉である。遊技機1は、盤面8に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル9、上部受皿10、下部受皿11を有すると共に、盤面8に、液晶表示部12、始動口13、大入賞口14を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)操作ハンドル9が操作されたことにより盤面8に発射された玉が始動口13に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部12にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口14を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(3)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上する。確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口13への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10個に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であっても良い。
・セーフ信号:遊技機1から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10個に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口13への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口13への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力される始動口13への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であっても良い。
・大当たり信号:遊技機1から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
・確率変動信号:遊技機1から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号受信中を確変状態中として特定する。
貸出機3は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータ(計数手段、記憶媒体付与手段、報知手段に相当)により構成される制御部により動作する。貸出機3は、現在の運用状態(正常状態、エラー状態など)を示す状態表示部15、紙幣が投入される紙幣投入口16、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部17、貯玉を払出すための払出ボタン18、払出された玉が通過する払出ノズル19、一般カード20(記憶媒体に相当)或いは会員カード(図示せず)が挿入されるカード挿入口21、カードを発行するための発行ボタン22、遊技機1の下部受皿11の下方に位置する着脱可能な計数受皿23等を備えている。
貸出機3は、以下に示す機能を備えている。尚、後述する貸出機4も同様の機能を備えている。
(1)紙幣投入口16に投入された紙幣の金額を一般カード20に記憶すると共に、投入金額(入金残高)を液晶表示部17に表示する。
(2)遊技機1に設けられた図示しない貸出ボタンの操作に応じて入金残高の範囲内で1度数に相当する数の玉(遊技価値に相当)を遊技機1内部の払出機構から払出すCR機能を備えている。このとき、遊技機1から貸出機3に1度数分の125玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部17に表示されている入金残高から1度数に相当する単位金額を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスに相当する単位金額を売上額として特定する。
(3)遊技機1の下部受皿11から落下して計数受皿23で受けられた玉数を計数して液晶表示部17に表示する。
(4)払出ボタン18の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員の場合)の範囲内で1度数ずつ払出す。
(5)遊技機1に設けられた図示しない返却ボタンの操作に応じて入金残高、持玉数等の情報をカード挿入口21に挿入されている一般カード20に記憶して発行する。会員カードが挿入されている場合は、入金残高を会員カードに記憶すると共に暗証番号の入力を条件として持玉数を管理装置7に送信してから会員カードを発行する。一般カード20を発行する場合は、カードIDを含む発行情報を管理装置7へ送信し、管理装置7側にも記憶する。尚、カード挿入口21に一般カード20も会員カードも挿入されていない場合は、図示しないカードストック部にストックしている一般カード20をカード挿入口21に繰出して入金残高、持玉数等のカード情報を記憶して発行する。
(6)一般カード20がカード挿入口21に挿入された場合は、一般カード20に記憶されているカード情報を読出して入金残高、持玉数を液晶表示部17に表示する。会員カードが挿入された場合は、会員カードに記憶されている入金残高を読出して液晶表示部17に表示すると共に暗証番号の入力を条件として管理装置7の会員口座に会員IDに対応して記憶されている貯玉数(当日貯玉数・前日貯玉数)も表示する。当日貯玉数とは当日貯玉された貯玉数(持玉)であり、前日貯玉数とは前日までの貯玉数である。営業終了後は、当日貯玉数は前日貯玉数に合算して記憶される。遊技者による払出操作に応じて貯玉数或いは当日貯玉数の範囲内で玉を払出ノズル19から払出す。つまり、貸出機3は、会員カードを受付け、遊技者の識別情報を特定することで当該遊技者が所持する貯玉数や当日貯玉数(貯蓄遊技価値)の大きさを特定する機能を備えている。
(7)液晶表示部17に対する操作入力に応じて対応する遊技機1或いは指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
(8)一般カード20に記憶されている交換種別毎の持玉の内、一の交換種別の持玉(以下、カード持玉)が後述する「最少交換玉数+発行下限玉数未満」(受付基準遊技価値に相当)である場合は、自販機42で景品交換に使用できないことを遊技者に報知する。
尚、貸出機3は、中継装置5を介して遊技機1側からのアウト信号を受信しており、アウト信号の入力の有無により遊技機2の稼動状態を特定する。
一方、図1で示す遊技機2はスロットマシンであり、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機2は、表示窓24を介して視認可能なリール25、有効化された入賞ラインを示す有効ライン表示部26、表示パネル27、クレジットメダルの投入を行うクレジットボタン28、クレジットメダルの精算を行う精算ボタン29、メダルを投入するメダル投入口30、スタートレバー31及び左ストップボタン32、中ストップボタン33、右ストップボタン34、受皿35等を備えている。
遊技機2は、メダルが投入(ベット)された状態でスタートレバー31が操作されると(ゲーム開始操作が行われると)、発生する乱数の中から1つの乱数を抽出して内部抽選を実行し、内部当選役がある場合には当該内部当選役に対応するフラグを成立させると共に、各リール25を始動(回転)させ、この状態で各ストップボタン32〜34が操作されると、対応するリール25の回転を停止させる。続いて、内部当選役のフラグに応じて各リール25の停止位置を決定するための図示しない停止テーブルに基づいて、所謂引込制御(すべり制御)を含む停止制御(各リール25を内部当選役フラグの種類に応じた入賞図柄又はハズレ図柄で停止表示させる制御)を実行する。引込制御は、各ストップボタン32〜34の操作を検出した時点から予め規定された引込範囲(最大で4図柄まで)にある図柄を入賞ライン上に引込んで停止させることが可能な制御である。尚、内部当選役フラグに対応する図柄が引込範囲内に存在しないときは、その図柄を入賞ライン上に引き込んで停止させることができないので、入賞が発生せず、所謂取りこぼしとなる。
遊技機側からは、以下に示す遊技信号が出力される。
アウト信号:遊技に使用された遊技価値数(使用数、アウト)を特定可能な使用信号である。ゲームの開始操作に応じてBET状態のメダル数(3枚又は1枚)分のパルスが出力されるので、アウト信号数×1をアウトとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも対応分が出力される。
セーフ信号:遊技者が遊技によって獲得した(遊技機2から払出された)遊技価値数(獲得数、セーフ)を特定可能な獲得信号である。メダルが1枚払出される毎に1パルスが出力されるので、セーフ信号数×1をセーフとして特定する。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分が出力される。
BB信号:BB(ビッグボーナス)状態を特定可能な信号である。BB状態中にレベル出力されるので、BB信号受信中をBB状態中として特定する。
RB信号:RB(レギュラーボーナス)状態を特定可能な信号である。RB状態中にレベル出力されるので、RB信号受信中をRB状態中として特定する。
貸出機4は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータ(計数手段、記憶媒体付与手段、報知手段に相当)により構成される制御部により動作する。貸出機4は、図1に示すように遊技者が紙幣を投入するための紙幣投入口36、遊技者が一般カード20或いは会員カードを挿入するためのカード挿入口37、カードを発行するための発行ボタン38、情報を表示するための液晶表示部39、メダルを投入するためのメダル投入部40(図1では蓋で閉鎖されている)、メダルを遊技機2の受皿35に払出す払出ノズル41等を備えている。
管理装置7は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1,2や貸出機3,4との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部等を備えている。管理装置7は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機2の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機2や貸出機4等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機2の稼動状態を特定して遊技機2毎に遊技情報を管理するようになっている。
一方、遊技場には自販機42及び自販機POS43(受付手段、景品記憶手段、対価記憶手段、記憶媒体付与手段、交換制限手段、特定手段に相当)が設置されており、自販機POS43がLAN6を介して管理装置7と接続されている。自販機42は内部に複数種類の景品を保管しており、保管されている景品が取扱景品表示部42aに視認可能に展示されている。自販機42と自販機POS43とはシリアル通信規格であるRS−232Cにより互いにデータを送受信可能となっており、自販機42は、自販機POS43からの指令により景品を払出口42bに排出する。尚、自販機42は現金での販売は不可となっている。
自販機POS43には、非接触式のICカードから情報を読取るためのICカードリーダ44、タッチパネルを有した液晶表示部からなる表示・操作部45(選択操作手段に相当)、磁気テープ式のカードから情報を読取るための磁気カードリーダ(図1ではカード挿入口46のみを示す)を備えている。一般カード20は非接触式のICカードリーダ44により読取るが、会員カードは非接触式と磁気テープ式とがあることから、それらに対応するためにICカードリーダ44と磁気カードリーダとを備えている。カード挿入口46に対応してカードを排出することを報知するためのアラームLED47が設けられている。
ところで、遊技場には玉を遊技媒体とする遊技機1が設置されたパチンココーナーと、メダルを遊技媒体とする遊技機2が設置されたスロットコーナーとが設けられている。さらにパチンココーナーには、貸出料金が1玉4円の遊技機1が設置された4円玉コーナーと、貸出料金が1玉2円の遊技機1が設置された2円玉コーナーと、貸出料金が1玉1円の遊技機1が設置された1円玉コーナーとが設けられている。一方、スロットコーナーには、貸出料金が1枚20円の遊技機2が設置された20円メダルコーナーと、貸出料金が1枚10円の遊技機2が設置された10円メダルコーナーと、貸出料金が1枚5円の遊技機2が設置された5円メダルコーナーとが設けられている。
遊技機1,2にそれぞれ対応した貸出機3,4は、一般カード20にカード持玉を記憶する場合は、貸出機3,4が設置されているコーナーに設定された交換種別に対応して記憶するようになっている。つまり、4円玉コーナーに設置された貸出機3は、一般カード20にカード持玉を記憶する場合は、4円玉に対応してカード持玉を記憶する。そして、一般カード20に記憶されているカード持玉を自販機42で景品と交換する場合は、後述するように遊技者により選択された一の交換種別に対応したカード持玉に基づいて景品交換するようになっている。
自販機POS43には、一般カード20に記憶されている一の交換種別に対応したカード持玉に基づいて自販機42で景品交換可能なように自販機42に収納された景品に対応して交換玉数(交換枚数)が交換種別毎に設定されている。この場合、自販機POS43内には、多数の同一景品を収納して順に払出すための複数のレーンが内蔵されていることから、レーンに対応して景品と交換可能な交換玉数が交換種別毎に設定されている。
図2は自販機POS43に設定されたレーン(景品)に対応する交換玉数を交換種別毎に示している。この場合、自販機POS43は、一般カード20に記憶されている一のカード持玉を、自販機42に収納されている景品の内、販売単価が最も安い景品と交換可能であることを条件として一般カード20の受付けを許可するようになっており、その条件を判定するための玉数である最少交換玉数を取得するようになっている。つまり、同一種別の遊技媒体(メダル、玉)においてレーン別設定の貸出料金×交換玉数をレーン毎に比較し、最も少ない金額の交換玉数を最少交換玉数として取得する。尚、図2では3レーンのみを示しているが、実際にはそれ以上のレーンが設置されている。また、交換種別は種別6まで設定されているが、種別9まで設定可能である。
図2に示す例では、レーン番号1〜3に景品としての飲料1〜3が収納されている。飲料1の販売価格は100円、飲料2は160円、飲料3は200円であり、それぞれ交換玉数(交換枚数)が交換種別毎に設定されている。つまり、景品の販売価格を各遊技媒体の価値である貸出料金で割ることにより交換玉数が算出されている。例えば、飲料1は100円であることから、20円メダルについては、100円÷20円メダル=5枚として交換枚数を算出している。尚、複数の同一単価の飲料が存在する場合は、小さいレーン番号の値を採用する。例えば、レーン番号4に100円の飲料があるとすると、小さい方のレーン番号の値を採用するため、飲料1に対応した交換玉数が最少交換玉数となる。
自販機POS43では異なる交換種別の交換玉数(交換枚数)を合算して景品交換することはできない。そのため、自販機POS43は、複数の種類の玉やメダルを計数したことにより複数のカード持玉が記憶されている一般カード20が挿入された場合は、いずれの交換種別のものを使用するか遊技者に選択させ、最も安い景品の販売価格と、選択された交換種別から最少交換玉数を決定する。図2に示す例では、販売価格が最も安い飲料1に対応した交換玉数が最少交換玉数となる。つまり、交換種別として20円メダルが選択された場合は、最少交換枚数は5枚となる。
さて、遊技者は、一般カード20(会員カード)に記憶されている持玉(貯玉)を景品と交換する場合は、カードを自販機POS43に挿入する。
図3は自販機POS43による交換処理を示すフローチャートで、特に一般カード20が挿入された場合の動作を示している。尚、会員カードが挿入された場合の動作もほぼ同一であるが、その説明は省略する。
自販機POS43は、一般カード20が挿入されたかを判定しており(S1)、一般カード20が挿入されたときは(S1:YES)、一般カード20に記憶されているカード持玉と管理装置7に記憶されている持玉とを照合し(S2)、照合結果として両者の値が異なる場合は(S3:NG)、エラーを報知する(S13)。一方、両者の値が一致する場合は(S3:OK)、交換種別選択処理を実行する(S4)。
この交換種別選択処理では、管理者により事前に設定された種別ボタンによる選択か自動選択かの何れかに応じて動作する。種別ボタンによる選択が設定されている場合は、交換種別選択画面を表示し、遊技者が任意の種別を交換種別選択画面に表示されている種別ボタンに対する押下により選択する。自動選択が設定されている場合は、一般カード20に記憶された有効な交換種別の数に基づいて動作する。つまり、一般カード20に記憶された有効な交換種別が複数種別の場合は、種別1〜9の内、取扱可能な交換種別の持玉数が多い交換種別を選択する。その場合、交換種別に対応する持玉数を同一の交換種別(例えばメダルの場合は5円メダル、パチンコ玉の場合は1円玉)に対応した持玉数となるように換算してから比較する。尚、図2に示す例では、種別1〜6が設定され、種別7〜9は設定されていないことから、種別1〜6の内、取扱可能な種別の持玉数が多い種別を選択することになる。一方、一般カード20に記憶された有効な種別が一種別のみの場合は、その種別を選択する。
自販機POS43は、上述のようにして交換種別選択処理を実行すると、少数残玉対応の有無を判定する(S5)。この少数残玉対応とは、上述のようにして選択された一の交換種別に対応した一のカード持玉(以下、選択カード持玉)に基づいて景品交換した際に、選択カード持玉から景品交換玉数を減じた値が一般カード(持玉預り券)発行下限玉数(以下、発行下限玉数。付与下限価値に相当)以上となることを要求するもので、その値が発行下限玉数未満となる場合は、受付を拒否する機能である。発行下限玉数とは、貸出機3,4が一般カード20を発行する際に必要となる最低玉数である。つまり、一般カード20に記憶された玉数が小さい場合には、遊技者が一般カード20を持ち帰ったり、破棄したりしてしまうおそれがあることから、発行下限玉数以上のカード持玉を一般カード20に記憶することを発行条件とすることで一般カード20の遊技価値を高め、一般カード20の持ち帰りや破棄を防止しようとするものである。本実施形態では、このような発行下限玉数として例えば100円分の遊技媒体が設定されていることから、例えば4円玉であれば発行下限玉数として25玉必要となる。また、異なる交換種別のカード持玉を合計した総カード持玉が100円以上であっても何れかの玉が100円分未満(0を除く)であれば発行下限玉数を満足することにはならない。例えば、60玉分の4円玉を記憶した一般カード20を発行した後に、1円玉コーナーに行き、50玉計数した場合、1円玉が100玉未満であるため、発行下限玉数とならず発行を不可とする。この場合は、現在一般カード20を読み込ませている貸出機3,4で1円玉を50玉払い出して0玉としてから発行操作を行う必要がある。尚、持ち帰ることが前提の会員カードでは、少数残玉対応の有無が判定されることはない。
自販機POS43は、少数残玉対応が「有」の場合は(S5:YES)、選択カード持玉が「最少交換玉数+発行下限玉数」以上かを判定する(S6)。一方、少数残玉対応が「無」の場合は(S5:NO)、選択カード持玉が最少交換玉数以上かを判定する(S14)。何れの場合も選択カード持玉の方が小さい場合は、基本的には景品交換が不可能であるものの、選択カード持玉が「最少交換玉数+発行下限玉数」未満の場合に関しては、選択カード持玉が何れかの景品交換玉数に相当するかを確認する(S15)。これは、例えば、一般カード20に1円玉のみが100玉記憶されている場合、最少交換玉数(100玉)+発行下限玉数(100玉)未満であるため、本来は飲料に交換することができないが、飲料1を選択した場合は、景品交換の後に選択カード持玉が0となり、一般カード20を回収すれば良いため、景品交換を許容するためである。つまり、景品交換した後の選択カード持玉が0となり、一般カード20を回収できる景品に対しては、「最少交換玉数(100玉)+発行下限玉数(100玉)」未満であっても景品交換を許容し、残高不足エラーとはならないのである。尚、景品交換により選択カード玉数が0玉となった場合であっても、他の交換種別に対応したカード玉数が一般カード20に記憶されている場合は、一般カード20を発行する。この場合でも、一の交換種別について発行下限玉数未満の少ないカード持玉が記憶された一般カード20が発行されてしまうことを抑制できることは勿論である。
自販機POS43は、選択カード持玉の方が大きい場合、或いは上述したように選択カード持玉の方が小さい場合であっても当該選択カード持玉が何れかの景品交換玉数に相当する場合は、景品交換が可能であることから、景品選択画面を表示する(S7)。この景品選択画面では、少数持玉対応が設定されている場合は、「選択カード持玉−発行下限玉数」の範囲内で、少数持玉対応が設定されていない場合は、選択カード持玉の範囲内で交換可能な景品を表示する。遊技者が所望の景品を選択すると(S9:YES)、自販機42に対して景品の払出を指示することにより景品交換処理を行い(S10)、管理装置7に対して持玉更新を通知し(S11)、選択カード持玉を更新してから(S12)、ステップS5に移行することにより景品交換を継続する。尚、図3のフローチャートには示していないが、選択カード持玉を更新した結果、全てのカード持玉が0玉となった場合は、一般カード20を回収する。
一方、景品選択画面に表示されている中止ボタンがタッチ操作されたときは(S8:YES)、カードを排出する(S17)。
尚、会員カードが挿入された場合は、貯玉に基づいて図3と同様に動作するが、図3に示す動作のうち、少数残玉対応の有無を判定することはない。これは、会員カードは遊技者が所持しているものであるため、カード持玉が最少交換玉数以上あれば景品交換は可能だからである。
以上のような景品交換処理の結果、自販機42からは遊技者により選択された飲料が排出されると共に、少数残玉対応が「有」の場合には、当初のカード持玉から景品交換玉数が減じられ、且つ発行下限玉数以上のカード持玉が記憶された一般カード20が排出され、少数残玉対応が「無」の場合には、当初のカード持玉から景品交換玉数が減じられたカード持玉が記憶された一般カード20が排出される。また、少数残玉対応が「有」の場合に当初のカード持玉が「最少交換玉数+発行下限玉数」未満の場合において、景品交換玉数が「最少交換玉数+発行下限玉数」と一致した場合には、その一般カード20は回収される。尚、このような場合であっても、会員カードの場合は、会員カードが回収されることはない。
さて、自販機POS43は、上述したようにカード持玉に基づいて景品交換後、一般カード20に記憶されているカード持玉を更新する際に書込みエラーとなる場合の対応として、代替発行機能を備えている。即ち、書込みエラーとなった場合は、管理装置7に対してトラブル情報通知を送信してから、書込みエラーとなった一般カード20の情報はカードIDを除き、全て代替する一般カード20へ引き継いでから発行するようになっている。代替する一般カード20を発行する際、管理装置7側の持玉情報は更新済みである為、NGとなった一般カード20の全ての持玉を持玉更新要求にて取消後、代替する一般カード20へ書込する分の持玉更新を管理装置7に要求することになる。
尚、自販機POS43は、電源投入時の初期処理として、カードリーダに一般カード20が存在する場合はカード排出処理を行う。このカード排出処理は、カード挿入時に停電が発生した場合に対応するための処理で、カードが挿入されている旨を示すエラー画面を表示し、係員による確認後に排出する。つまり、停電発生時に遊技者が係員を呼びに行っている間に通電し、カードが排出されてしまって第三者に利用されるのを防ぐための対応である。尚、管理装置7は、景品交換の有無に関わらず、自販機POS43から入力したカードIDを記憶しておくので、盗難が発生した場合にはカードIDからカードの利用を停止できる。
一方、自販機POS43は、一般カード20及び会員カードによる景品交換処理履歴を記憶しており、操作に応じて会員カード交換履歴データを表示するようになっている。会員カード交換履歴データとしては、処理時刻、利用種別、交換前残高数、景品交換数、交換後残高数、交換景品名称が設定されている。尚、会員カード交換履歴データとしてはこれらのデータに加えて会員Noが加えられている。
また、自販機POS43は電源ON履歴データを記憶しており、操作に応じて電源ON履歴データを表示するようになっている。電源ON履歴データとしては、発生NO.発生日付、発生時刻が設定されている。
自販機POS43は、自販機42における取引履歴をその都度管理装置7に送信し、管理装置7において取引履歴が記憶されている。尚、自販機POS43と管理装置7と間の通信が通信障害によるオフライン時に、自販機42で取引があった場合には、オンラインに復旧した際にオフライン時の取引履歴が送信される。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
自販機POS43は、一般カード20に記憶されているカード持玉が最少交換玉数+発行下限玉数未満の場合は、その一般カード20の受付を拒否して排出するので、当初において発行下限玉数以上のカード持玉を記憶した一般カード20を遊技者に付与したにも関わらず、景品交換に伴って発行下限玉数未満の一般カード20を遊技者が所持している状況が発生することを抑制できる。この結果、遊技者による一般カード20の破棄が発生することを一層抑制できる。
自販機POS43は、一般カード20を受付けた場合に景品への交換を制限するか否かを判定するので、景品交換の制限を早いタイミングで実行できる。
一般カード20に記憶されたカード持玉が、景品交換するために必要な交換玉数と一致する景品については景品交換を許容するようにしたので、景品交換を行った後に発行下限玉数が0となるため一般カード20を回収できる。これにより、景品交換を許容しても発行下限持玉未満のカード持玉が記憶された一般カード20を遊技者が所持している状況が発生しないので、必要以上に景品交換を制限してしまうおそれを低減できる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せたり、各変形例を組合せるようにしても良い。
景品交換を行うと、その景品交換の後に発行下限玉数未満となった状態で玉数が残る場合であっても、一般カード20を回収しても良いと遊技者が承諾して特別操作手段を操作すれば、景品交換を許容する構成としても良い(請求項4に対応)。つまり、本構成においては、景品交換の後に残っている発行下限玉数未満の玉数分については遊技者に付与されない。例えば、100玉の景品を望む際に1円玉に対応したカード持玉が105玉の場合、景品交換の後に当該カード持玉が発行下限玉数未満となるため再度当該カード持玉が100玉+発行下限玉数以上となるように計数し直す必要があるが、遊技者によっては計数し直すよりは、残りの5玉を破棄してでも100玉の景品を得たいと望むことがある。本構成によれば、残った玉数分については破棄してでも景品交換を行いたいと考える遊技者にも対応することができる。これにより、遊技者が望む景品の対価よりも大きい遊技価値の一般カード20を所持しているにも関わらず、景品交換を行った後に発行下限価値の大きさ未満となってしまうために景品交換が行えなくなってしまい、遊技者が煩わしいと感じることを抑制できる。
遊技価値としては、封入式遊技機の得点等、遊技媒体以外を対象としても良い。
自販機42が取り扱う景品の種類を飲料から変更しても良い。例えば、お菓子や、タバコを取り扱っても良い。
発行下限玉数を任意に変更しても良い。また、交換種別別(遊技価値の種類別)に発行下限玉数が異なっていても良い。例えば、4円玉の発行下限玉数が50玉(200円分)であり、1円玉の発行下限玉数が100玉(100円分)であっても良い。
少数残玉対応が「有」の場合、「最大交換玉数+発行下限玉数」の玉数がなければ、景品交換できないようにしても良い。この場合、景品交換を許容した場合にはいずれの景品でも選択可能となる。さらには、少数残玉対応が「有」の場合、景品交換を許容に要する玉数は、「最少交換玉数+発行下限玉数」以上であれば任意に設定しても良い。
少数残玉対応の有無を設定可能とする必要はなく、少数残玉対応を常に行う構成としても良い。
景品交換による玉数(単価)及び景品の種類は自販機POS43で記憶している構成としたが、管理装置7に問い合わせる構成としても良い。つまり、景品記憶手段及び対価記憶手段の少なくとも一方を自販機POS43の外部に設けるようにしても良い。この場合であっても、景品記憶手段や対価記憶手段を景品交換装置が備えている構成に含まれる。
遊技者が挿入した一般カード20の情報を更新して遊技者に返却する構成としたが、遊技者が挿入した一般カード20と、景品交換の後に遊技者に付与する一般カード20が異なっていても良い。
一般カード20に玉数の情報等を直接記憶する構成としたが、景品交換を行う場合、読み込んだ一般カード20のカードIDを管理装置7に送信し、そのIDに対応した玉数の情報等を管理装置7から受信する構成としても良い。この場合、一般カード20にはカードID等、玉数を間接的に特定可能な情報が記憶されていることとなる。
記憶媒体としては、ICコイン利用する等、計数した結果を記憶する記憶媒体を任意に変更しても良い。
玉、メダルについていずれも各台計数が設けられた遊技場を例示したが、複数種類の交換種別が異なるコーナーのうち、一部のコーナーに各台計数機が設けられた構成としても良い。つまり、複数の遊技機に対して一の計数機が設けられたコーナーがあっても良い。
複数種類の交換種別のうち、全ての交換種別について少数残玉対応の有無を判定する必要はなく、一部の交換種別について少数残玉対応有無を判定する構成としても良い。
遊技者のみで景品交換を行うことが可能な(管理者による操作を必要としない)自動景品交換装置について説明したが、従業員の操作を必要とする景品交換装置に対して本発明を適用しても良い。尚、管理者の操作を必要とする景品交換装置においては、最終的に残玉数が0となる場合には、景品交換を許容し、従業員が残玉0となる景品交換を促すようにすると良い。
交換種別の種類を任意に変更しても良く、例えば、1種類の交換種別のみ設けた遊技場(例えば、20円メダルのみ設けたスロットマシン専門の遊技場)に本発明を適用することも可能である。
図面中、1は遊技機、3,4は貸出機(計数装置、マイクロコンピュータ(計数手段、記憶媒体付与手段、報知手段))、20は一般カード(記憶媒体)、43は自販機POS(受付手段、景品記憶手段、対価記憶手段、記憶媒体付与手段、交換制限手段、特定手段)、45は表示・操作部(選択操作手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技者が遊技機における遊技にて獲得した遊技価値の大きさを特定可能な情報を記憶可能であり、遊技者に付与するための条件として、予め定められた前記遊技価値の大きさである付与下限価値の大きさ以上の遊技価値を遊技者が獲得していることが設定された記憶媒体を受付ける受付手段と、
    前記遊技価値を対価として交換可能な景品の種類を記憶する景品記憶手段と、
    交換するために必要な前記遊技価値の大きさである交換対価の大きさを、前記景品の種類別に特定可能に記憶する対価記憶手段と、
    前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値を対価として交換する前記景品の種類を選択するために遊技者が操作する選択操作手段と、
    遊技者による前記選択操作手段の操作に基づき前記遊技価値を対価とした前記景品への交換を行った後、残った前記遊技価値の大きさを特定可能な情報を記憶した前記記憶媒体を遊技者に付与する記憶媒体付与手段と、
    前記遊技価値を対価とした場合に、残りの前記遊技価値の大きさが前記付与下限価値の大きさ未満となる前記景品への交換を制限する交換制限手段と、
    を備えたことを特徴とする景品交換装置。
  2. 前記交換制限手段は、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが、前記付与下限価値の大きさと、前記対価記憶手段が記憶している前記交換対価のうち最も安い前記交換対価の大きさと、の合計以上として設定された受付基準遊技価値の大きさ未満である場合に前記景品への交換を制限することで、前記遊技価値を対価とした場合に残りの前記遊技価値の大きさが前記付与下限価値の大きさ未満となる前記景品への交換を制限することを特徴とする請求項1記載の景品交換装置。
  3. 前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満である場合、当該遊技価値の大きさと一致する前記交換対価の大きさの前記景品が存在することを特定する特定手段を備え、
    前記交換制限手段は、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満である場合、当該遊技価値の大きさと一致する前記交換対価の大きさの前記景品が存在すれば、当該景品への交換は許容する一方、その他の景品への交換は制限するものであり、
    前記記憶媒体付与手段は、前記記憶媒体が記憶する遊技価値の大きさ全てを対価として前記景品に交換した場合、前記記憶媒体を付与することなく受付けた前記記憶媒体を回収することを特徴とする請求項2記載の景品交換装置。
  4. 景品交換を行う遊技者が予め定められた特別操作を行うための特別操作手段を備え、
    前記交換制限手段は、遊技者が前記特別操作を行った場合、前記受付手段が受付けた前記記憶媒体から特定した前記遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満であっても前記景品への交換を許容するものであり、
    前記記憶媒体付与手段は、前記特別操作に基づいて前記交換制限手段が前記景品への交換を許容した場合、前記景品への交換を行った後に、前記遊技価値が残っているか否かに関わらず前記記憶媒体を付与することなく受付けた記憶媒体を回収することを特徴とする請求項2又は3に記載の景品交換装置。
  5. 遊技機に対応して設けられ、遊技者が獲得した前記遊技価値の大きさを計数する計数手段と、
    前記付与下限価値の大きさ以上の遊技価値を前記計数手段が計数していることを条件として、前記記憶媒体を遊技者に付与する記憶媒体付与手段と、
    前記記憶媒体を遊技者に付与する場合に、当該記憶媒体から特定可能な遊技価値の大きさが前記受付基準遊技価値の大きさ未満である場合に、前記景品交換装置への交換に使用できないことを遊技者に対して報知する報知手段と、
    を備えた計数装置が設けられた遊技場に設置されたことを特徴とする請求項から4の何れか一項に記載の景品交換装置。
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