JP6219617B2 - 遊技用記録媒体処理装置及び遊技システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技の終了時に未だ遊技価値に変換されていない貨幣の残高を記録した記録媒体を発行可能な遊技用記録媒体処理装置及び遊技システムに関する。
従来、例えば特許文献1に記載されているように、所謂CR(カードリーディング)機と称される遊技機で遊技する際にはCRユニットに貨幣を投入して遊技媒体(玉、メダル)の貸出を受け、遊技を終了する際には投入した貨幣の残高を記録した記録媒体の発行を受けるようになっている。また、遊技機に遊技媒体の計数機を並設する場合には、その計数機で計数した遊技媒体数も一緒に記録媒体に記録される。
特開2012−239702号公報
ところで、記録媒体に不具合が発生して情報を書込むことができない場合があり、そのような場合には不具合のある記録媒体を排出した後に新たな記録媒体を挿入して情報を記録する必要があるが、不具合のある記録媒体を排出したときにそれを遊技者が正規の記録媒体と勘違いしてしまい、正規の記録媒体を受取らないで離席してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、記録媒体に情報を書込めないエラーが発生した場合に、遊技者が不利益を被ってしまう恐れを抑制することが可能な遊技用記録媒体処理装置及び遊技システムを提供することにある。
本発明は、投入された貨幣から変換される遊技価値を消費することにより遊技を実行可能な遊技機に付設され、遊技の終了時に未だ遊技価値に変換されていない貨幣の残高を記録した記録媒体として一般記録媒体及び会員記録媒体のうち何れかを発行可能な遊技用記録媒体処理装置において、
記録媒体を挿入するための挿入口と、少なくとも1以上の一般記録媒体を収納することが可能な記録媒体収納部と、前記挿入口から挿入された記録媒体、又は前記記録媒体収納部に収納されている一般記録媒体を所定位置へ繰出すと共に、当該所定位置にセットされた記録媒体を前記挿入口から排出する、又は前記記録媒体収納部へ回収することが可能な記録媒体移動手段と、前記所定位置にセットされた記録媒体に記録されている情報を読取ると共に、当該記録媒体に新たな情報を書込むことが可能な読書手段と、前記所定位置にセットされた記録媒体に関する情報を表示可能な表示手段と、を備え、前記読書手段が前記所定位置にセットされた記録媒体に新たな情報を書込めないエラー状態となったときは、従業員によるエラー解除操作に基づいて前記記録媒体移動手段が当該記録媒体を前記挿入口から排出すると共に、前記記録媒体収納部から新たな一般記録媒体を前記所定位置へ繰出し、前記読書手段が前記新たな一般記録媒体に対して前記新たな情報を書込み、前記表示手段が、前記エラー状態の記録媒体を排出する旨を表示し、排出した記録媒体が一般記録媒体である場合には新たな一般記録媒体を使用する旨と排出した一般記録媒体の使用を禁止する旨とを表示し、当該記録媒体が会員記録媒体である場合には新たな会員記録媒体を発行すべき旨を表示するようにしたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技用記録媒体処理装置において、
遊技者が遊技により獲得した遊技価値の大きさを特定する獲得遊技価値特定手段を備え、前記読書手段は、前記所定位置にセットされた一般記録媒体に前記貨幣の残高と共に前記獲得遊技価値特定手段により特定された前記遊技価値の大きさを示す情報を記録するようにしてもよい(請求項2)。
本発明は、投入された貨幣から変換される遊技価値を消費することにより遊技を実行可能な遊技機に付設され、遊技の終了時に未だ遊技価値に変換されていない貨幣の残高を記録した記録媒体として一般記録媒体及び会員記録媒体のうち何れかを発行可能な遊技用記録媒体処理装置と、前記記録媒体に記録された情報を当該遊技用記録媒体処理装置から受信して記録する管理装置と、を備えた遊技システムにおいて、
前記遊技用記録媒体処理装置は、記録媒体を挿入するための挿入口と、少なくとも1以上の一般記録媒体を収納することが可能な一般記録媒体収納部と、前記挿入口から挿入された記録媒体、又は前記記録媒体収納部に収納されている記録媒体を所定位置へ繰出すと共に、当該所定位置にセットされた記録媒体を前記挿入口から排出する、又は前記記録媒体収納部へ回収することが可能な記録媒体移動手段と、前記所定位置にセットされた記録媒体に記録されている情報を読取ると共に、当該記録媒体に新たな情報を書込むことが可能な読書手段と、前記所定位置にセットされた記録媒体に関する情報を表示可能な表示手段と、を備え、前記読書手段が前記所定位置にセットされた記録媒体に新たな情報を書込めないエラー状態となったときは、前記記録媒体移動手段が当該記録媒体を前記挿入口から排出すると共に、前記一般記録媒体収納部から新たな一般記録媒体を前記所定位置へ繰出し、前記読書手段が前記新たな一般記録媒体に対して前記新たな情報を書込み、前記表示手段が、前記エラー状態の記録媒体を排出する旨を表示し、排出した記録媒体が一般記録媒体である場合には新たな一般記録媒体を使用する旨と排出した一般記録媒体の使用を禁止する旨とを表示し、当該記録媒体が会員記録媒体である場合には新たな会員記録媒体を発行すべき旨を表示するように構成され、
前記管理装置は、前記不具合のある記録媒体に記録された情報に対して使用不可能である旨の情報を付加して記録するものである(請求項3)。
請求項1の発明によれば、書込エラーが発生したときは、不具合のある記録媒体を排出してから新たな記録媒体を収納部から所定位置へ繰出して使用するので、わざわざ新たな記録媒体を用意して挿入口から挿入する必要が無く、迅速に対処することができる。また、不具合のある記録媒体を排出するときにはその旨が遊技者に対して表示されるため、排出されたカードを遊技者が正規のカードと勘違いして不利益を被ってしまうこともない。
請求項2の発明によれば、遊技者が遊技により獲得した遊技価値の大きさを示す情報を記録媒体に書込可能な遊技用記録媒体処理装置に対して本発明を実施することができる。
請求項3の発明によれば、管理装置による記録媒体の管理により不具合のある記録媒体が再度使用されてしまうことを確実に防止することができる。
本発明の一実施形態における遊技システムの全体構成を示す概略図 遊技機及び計数貸出ユニットを概略的に示す正面図 計数貸出ユニットの構成を示す機能ブロック図 計数貸出ユニットによる代替発行処理を示すフローチャート
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して計数貸出ユニット2(遊技用記録媒体処理装置、獲得遊技価値特定手段に相当)が設置されている。これら遊技機1及び計数貸出ユニット2は、中継端末3及びLAN4を介して管理装置5と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、計数貸出ユニット2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員遊技者毎の個人データも管理する。
遊技場には景品交換端末(POS)6及び精算装置7も設置されており、LAN4を介して管理装置5と接続されている。景品交換端末6は、付属するカードリーダライタ8により読取った一般カード9或いは会員カード10(図3参照)により特定される遊技価値(持玉数・貯玉数)に基づいて景品交換処理を実行する。精算装置7は、一般カード9又は会員カード10がカード挿入口11に挿入されると、挿入されたカード9,10に記録されている入金残高をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った入金残高に対応する紙幣や硬貨を返却口12から返却する。
尚、景品交換端末6及び精算装置7においてカード9,10に記録されている遊技価値を取扱うときは、管理装置5がカード9,10に対応して予め記憶している遊技価値と照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード13、モニタ14、図示しないプリンタ等が接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、計数貸出ユニット2、景品交換端末6等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値(持玉数・貯玉数)と、入金残高とを記憶管理する。尚、持玉とは当日中に計数した玉であり、貯玉とは前日以前に計数した玉である。
図1で示す遊技機1はCRパチンコ機であり、盤面15に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル16、上部受皿17、下部受皿18を有すると共に、盤面15に、液晶表示部19、始動口20、大入賞口21を有する。遊技機1は以下に示す動作を行う。
(1)操作ハンドル16が操作されたことにより盤面15に発射された玉が始動口20に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部19にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口21を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(3)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上する。確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口20への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であってもよい。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
・セーフ信号:遊技機1から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞により付与された遊技価値の量に相当する。
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口20への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口20への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力される始動口20への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であってもよい。
・大当たり信号:遊技機1から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
・確率変動信号:遊技機1から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号受信中を確変状態中として特定する。
計数貸出ユニット2は、入金残高の範囲内で玉(遊技媒体)の貸出処理を行うと共に、遊技機1の下部受皿18から払出される玉(遊技価値)を受入れて計数し、入金残高及び持玉数(計数玉数)を一般カード9又は会員カード10に記録して発行する。一般カード9を受け付けたときは、入金残高及び持玉数の範囲内で貸出・返却処理を行う。会員カード10を受け付けたときは、入金残高、持玉数・貯玉数の範囲内で貸出・返却処理を行う。
図2は遊技機1及び計数貸出ユニット2を概略的に示す正面図である。計数貸出ユニット2は、現在の運用状態(正常状態、エラー状態など)を示す状態表示部22、紙幣が投入される紙幣投入口23、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部24(表示手段に相当)、1単位分(500円相当)の玉を払出すための払出ボタン25、払出された玉が通過する払出ノズル26、従業員が携帯する従業員リモコン27(図1参照)からの光信号を受信するリモコン受信部28、一般カード9或いは会員カード10が挿入されるカード挿入口29、遊技機1の下部受皿18の下方に位置する着脱可能な計数受皿30等を備えている。
一方、遊技機1には貸出ボタン31及び返却ボタン32が設けられており、計数貸出ユニット2は、貸出ボタン31に対する操作に応じて貸出処理を実行し、返却ボタン32に対する操作に応じてカード発行処理を実行する。
図3は、計数貸出ユニット2の構成を示す機能ブロック図である。計数貸出ユニット2は、CPU33a、ROM33b、RAM33c、I/O33dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部33、当該制御部33と接続された周辺部を備えて構成されている。周辺部としては、管理装置5及び遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部34、紙幣投入口23に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部35、液晶表示部24、当該液晶表示部24上に設けられたタッチパネル36、カード挿入口29に挿入されたカード9,10に記録されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードリーダライタ37(読書手段に相当)、最大5枚の一般カード9をストック可能なカードストック部38(記録媒体収納部に相当)、払出ボタン25、当該払出ボタン25が操作されたときに、1単位分(例えば500円分)の玉を払出ノズル26から払出す払出部39、計数受皿30から流入する玉数を計数する計数部40等である。
一般カード9及び会員カード10にはICチップ9a,10aがそれぞれ内蔵されており、ICチップ9a,10aには一般ID、会員IDがそれぞれ記憶されている。これらのカード9,10は、計数貸出ユニット2に入金された入金金額(残高情報)や持玉数を特定するための持玉情報を特定するための記録媒体である。一般カード9は当日限り有効で、入金残高及び持玉数を記憶可能である。会員カード10は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効であり、入金残高を記憶可能である一方、持玉数・貯玉数は管理装置5のみに記憶する。
計数貸出ユニット2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣投入口23に投入された紙幣の金額(1000円単位)を記憶すると共に、投入金額(入金残高)を液晶表示部24に表示する。
(2)遊技機1に設けられた貸出ボタン31の操作に応じて入金残高の範囲内で1度数(500円)に相当する数の玉(125玉)を遊技機1内部の払出機構から払出す。このとき、遊技機1から計数貸出ユニット2に1度数分の玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部24に表示されている入金残高から1度数に相当する金額(500円)を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。
(3)遊技機1の下部受皿18から落下して計数受皿30で受けられた玉が計数部40に流入することで玉数を計数して液晶表示部24に表示する。
(4)払出ボタン25の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員遊技者の場合)の範囲内で1度数(125玉)ずつ払出す。
(5)遊技機1に設けられた返却ボタン32に対する操作に応じて入金残高及び持玉数をカード挿入口29に挿入されている一般カード9に記録して発行する。会員カード10が挿入されている場合は、入金残高を会員カード10に記録すると共に暗証番号の入力を条件として持玉数を管理装置5に送信してから会員カード10を発行する。カード9,10を発行する場合は、発行情報を管理装置5へ送信し、管理装置5側にも記憶する。尚、カード挿入口29に一般カード9も会員カード10も挿入されていない場合は、カードストック部38にストックしている一般カード9を図示しない記録媒体移動手段により所定位置に繰出(セット)して入金残高及び持玉数を記録して発行する。また、入金残高及び持玉数とも0となった場合は、所定位置にセットされた一般カード9を記録媒体移動手段によりカードストック部38に回収する。
(6)一般カード9がカード挿入口29に挿入された場合は、一般カード9に記録されている入金残高及び持玉数をカードリーダライタ37により読出して液晶表示部24に表示する。会員カード10が挿入された場合は、会員カード10に記録されている入金残高を読出して液晶表示部24に表示すると共に暗証番号の入力を条件として管理装置5の会員口座に記憶されている貯玉数(当日貯玉数・前日貯玉数)も表示する。当日貯玉数とは当日貯玉された貯玉数であり、前日貯玉数とは前日までの貯玉数である。営業終了後は、当日貯玉数は前日貯玉数に合算して記憶される。遊技者による払出操作に応じて貯玉数の範囲内で1度数分の玉を払出ノズル26から払出す。
(7)液晶表示部24に対する操作入力に応じて対応する遊技機1或いは指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員遊技者であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
管理装置5は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や計数貸出ユニット2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技データを管理するようになっている。
遊技機1毎に管理する遊技データは次の通りである。
・アウト
・セーフ
・差玉=セーフ−アウト
・出玉率=セーフ÷アウト
・大当たり確率=大当たり回数÷スタート回数
次に、上記構成の作用について説明する。
遊技者が計数貸出ユニット2に紙幣を投入すると、計数貸出ユニット2は、投入された紙幣の金額を記憶すると共に、貸出可能な度数(1度数=125玉)を液晶表示部24に表示する。遊技者が遊技機1の貸出ボタン31を押下げると、貸出ボタン31に対する操作に応じて1度数ずつ遊技機内部の払出機構から玉を払い出す貸出処理を実行する。一方、会員遊技者が貯玉を有している場合は、払出ボタン25に対する操作により1単位分の玉を払出ノズル26から払出す払出処理を実行する。
さて、遊技の結果、遊技者が遊技機1で獲得した玉を計数する場合は、遊技機1の下部受皿18から玉を落下させる。落下した玉は計数貸出ユニット2の計数受皿30で受けられて計数貸出ユニット2内に流入し、計数部40にて計数される。計数貸出ユニット2は、計数部40で玉を計数すると、計数玉数を持玉数として液晶表示部24に表示する。払出ボタン25により持玉の払出操作が行われると、持玉数の範囲内で1度数(125玉)の玉が払出ノズル26から遊技機1に払出されると共に、液晶表示部24に表示されている持玉数が更新される。尚、持玉数が1度数未満の場合には全ての持玉数が払出される。遊技者が遊技機1の返却ボタン32を操作すると、その時点の入金残高・持玉数が記録された一般カード9を発行する(会員カード10がカード挿入口29に挿入されている場合は、その会員カード10に入金残高だけ記録して発行し、持玉数は管理装置5の会員口座の当日貯玉に合算して記憶される)。そして、発行された一般カード9(会員カード10)を移動先の計数貸出ユニット2に挿入することにより当該一般カード9に記録(会員カード10の場合は当該会員カード10に対応して管理装置5に記憶)されている入金残高・持玉数(貯玉数)が表示されるので、その範囲内で玉の貸出、或いは返却を受けて遊技することができる。遊技が終了したときは、遊技機1に設けられている返却ボタン32を操作することにより一般カード9或いは会員カード10に情報を記憶して返却(発行)することができる。
ところで、カード9,10は非接触式であることから基本的には耐久性が高いものの、長期間の使用によってはICチップ9a,10aの機能が低下し、情報の書込みが不可能となることがある。そこで、計数貸出ユニット2は、次のようにして不具合のカードに代えて新たなカードに情報を書込むようになっている。
図4は計数貸出ユニット2の動作の内、本発明に関連した代替発行処理を示すフローチャートである。計数貸出ユニット2は、情報書込みが不可かを判定している(S1:NO)。残高が発生したり、残高が更新した場合、或いは持玉(計数玉)が発生したり、持玉が更新した場合は、それらの情報を挿入されているカードに書込むが、ICチップ9aの不具合により情報の書込みが不可であった場合は(S1:YES)、その時点の残高情報・持玉数情報を一旦RAMに待避してから(S2)、書込みエラーメッセージを表示する(S3)。
エラーメッセージの内容は書込みエラーを特定したタイミングで異なる。
(1)貨幣投入時の残高書込エラーメッセージ(一般カード9の場合)
「残高を書込むことができませんので一旦カードを排出してから新たなカードを使用します。」というメッセージに続けて、「排出したカードは使用しないでください。計数値は新たなカードに記録されます。」というメッセージを表示する。
(2)計数値書込エラーメッセージ(一般カード9の場合)
「計数値を書き込むことができませんので一旦カードを排出してから新たなカードを使用します。」というメッセージに続けて、「排出したカードは使用しないでください。残高は新たなカードに記録されます。」というメッセージを表示する。
(3)会員カード書込エラーメッセージ(会員カード10の場合)
「残高を書き込むことができませんので、会員カードを排出します。」というメッセージに続けて、「排出した会員カードをカウンターへ提出してください。」というメッセージを表示する。
計数貸出ユニット2は、エラーメッセージの表示状態では、エラー解除指令を入力したかを判定している(S4:NO)。従業員は、計数貸出ユニット2に表示されている上記エラーメッセージを確認したときは、携帯している従業員リモコン27に対してエラー解除操作を行う。計数貸出ユニット2は、従業員リモコン27からエラー解除指令を入力すると(S4:YES)、図示しない記録媒体移動手段によりエラーカードを排出し(S5)、エラーカード情報を管理装置5へ送信する(S6)。つまり、エラーカードのIDを管理装置5へ送信することで、管理装置5側でエラーフラグ(「不具合のある記録媒体に記録された情報に対して使用不可能である旨の情報」に相当)を立てて使用不可として管理するのである。このとき、従業員は、上記(1)(2)のエラーメッセージが表示されている場合は、計数貸出ユニット2から排出された一般カード9を回収する。一方、(3)のエラーメッセージが表示されている場合は、排出された会員カード10を回収し、当該会員カード10の会員情報が記録された新たな会員カード10を発行して遊技者に手渡す。つまり、会員カード10は特定の遊技者のみが使用することを目的として発行するものであり、会員登録を抹消するまでは継続使用することを前提としたものだからである。
計数貸出ユニット2の以後の処理は、上記(1)(2)に対応した一般カード9限定の処理であり、会員カード10では実行されない。これは、上述したように計数貸出ユニット2がカードストック部38に収納しているカードは一般カード9のみであり、会員カード10に対応しないからである。
計数貸出ユニット2は、カードストック部38から新たな一般カード9をカードリーダライタ37へ繰出し(S7)、当該一般カード9に情報を記録してから(S8)、その情報を管理装置5へ送信する(S9)。管理装置5は、計数貸出ユニット2から受信した情報を新たな一般カード9に対応して管理する。
尚、図4のフローチャートには示していないが、一般カード9に残高情報または持玉情報が既に書き込まれている状態で書込エラーが発生した場合には、その既に書き込まれている情報を新たな一般カード9に移行する旨を表示するようになっている。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
計数貸出ユニット2は、挿入中の一般カード9の不具合により残高情報或いは持玉情報を書込めない場合は、その旨を表示すると共にその一般カード9を排出した後、新たな一般カード9をカードストック部38から所定位置へ繰出して情報を記録するようにしたので、わざわざ新たな一般カード9を用意してカード挿入口29から挿入する必要が無く、迅速に対処することができる。また、一般カード9に不具合が発生して情報を書込めない場合であっても速やかに処理を実行することにより、排出された一般カード9を遊技者が正規の一般カード9と勘違いして不利益を被ることがない。
管理装置5において、不具合の一般カード9を使用不可として管理するようにしたので、不具合の一般カード9が再度使用されてしまうことを確実に防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せたり、各変形例を組合せるようにしてもよい。
書込エラー発生時は従業員リモコン27によるエラー解除操作を待って代替発行処理を行うようにしたが、エラー解除操作を待つことなく即座に代替発行処理を行うようにしてもよい。
エラー解除操作を行うための操作手段は従業員リモコン27に限定されず、どのような手段でもよい。例えば、計数貸出ユニット2自体に操作手段を設けるようにしてもよいし、管理装置5側に設けるようにしてもよい。
計数貸出ユニット2に計数部40を一体的に設けるようにしたが、計数部40は無くてもよい。この場合、遊技機島の端や中央など適宜場所に計数機を設置すればよい。
一般カード9には持玉数を記録するようにしたが、識別情報のみを記録し、その識別情報に基づいて管理装置5が記憶している持玉数を特定するようにしてもよい。
会員カード10には識別情報のみを記録し、持玉数・貯玉数を記録しないようにしたが、持玉数・貯玉数を会員カード10にも記録し、管理装置5側が記録している持玉数・貯玉数と照合した上で景品交換するようにしてもよい。
記録媒体の形態はカードに限定されず、コイン形状等どのような形態であってもよい。
遊技機は、遊技媒体を払い出さず、電子データとして加算記憶する封入式遊技機であってもよい。また、パチンコ遊技機に限定されず、例えばスロットマシンであってもよい。
図面中、1は遊技機、2は計数貸出ユニット(遊技用記録媒体処理装置、獲得遊技価値特定手段)、5は管理装置、9は一般カード(記録媒体)、24は液晶表示部(表示手段)、29はカード挿入口(挿入口)、37はカードリーダライタ(読書手段)、38はカードストック部(記録媒体収納部)である。

Claims (3)

  1. 投入された貨幣から変換される遊技価値を消費することにより遊技を実行可能な遊技機に付設され、遊技の終了時に未だ遊技価値に変換されていない貨幣の残高を記録した記録媒体として一般記録媒体及び会員記録媒体のうち何れかを発行可能な遊技用記録媒体処理装置において、
    記録媒体を挿入するための挿入口と、
    少なくとも1以上の一般記録媒体を収納することが可能な記録媒体収納部と、
    前記挿入口から挿入された記録媒体、又は前記記録媒体収納部に収納されている一般記録媒体を所定位置へ繰出すと共に、当該所定位置にセットされた記録媒体を前記挿入口から排出する、又は前記記録媒体収納部へ回収することが可能な記録媒体移動手段と、
    前記所定位置にセットされた記録媒体に記録されている情報を読取ると共に、当該記録媒体に新たな情報を書込むことが可能な読書手段と、
    前記所定位置にセットされた記録媒体に関する情報を表示可能な表示手段と、を備え、
    前記読書手段が前記所定位置にセットされた記録媒体に新たな情報を書込めないエラー状態となったときは、従業員によるエラー解除操作に基づいて前記記録媒体移動手段が当該記録媒体を前記挿入口から排出すると共に、前記記録媒体収納部から新たな一般記録媒体を前記所定位置へ繰出し、
    前記読書手段が前記新たな一般記録媒体に対して前記新たな情報を書込み、
    前記表示手段が、前記エラー状態の記録媒体を排出する旨を表示し、排出した記録媒体が一般記録媒体である場合には新たな一般記録媒体を使用する旨と排出した一般記録媒体の使用を禁止する旨とを表示し、当該記録媒体が会員記録媒体である場合には新たな会員記録媒体を発行すべき旨を表示することを特徴とする遊技用記録媒体処理装置。
  2. 遊技者が遊技により獲得した遊技価値の大きさを特定する獲得遊技価値特定手段を備え、
    前記読書手段は、前記所定位置にセットされた一般記録媒体に前記貨幣の残高と共に前記獲得遊技価値特定手段により特定された前記遊技価値の大きさを示す情報を記録することを特徴とする請求項1記載の遊技用記録媒体処理装置。
  3. 投入された貨幣から変換される遊技価値を消費することにより遊技を実行可能な遊技機に付設され、遊技の終了時に未だ遊技価値に変換されていない貨幣の残高を記録した記録媒体として一般記録媒体及び会員記録媒体のうち何れかを発行可能な遊技用記録媒体処理装置と、前記記録媒体に記録された情報を当該遊技用記録媒体処理装置から受信して記録する管理装置と、を備えた遊技システムにおいて、
    前記遊技用記録媒体処理装置は、
    記録媒体を挿入するための挿入口と、
    少なくとも1以上の一般記録媒体を収納することが可能な一般記録媒体収納部と、
    前記挿入口から挿入された記録媒体、又は前記記録媒体収納部に収納されている記録媒体を所定位置へ繰出すと共に、当該所定位置にセットされた記録媒体を前記挿入口から排出する、又は前記記録媒体収納部へ回収することが可能な記録媒体移動手段と、
    前記所定位置にセットされた記録媒体に記録されている情報を読取ると共に、当該記録媒体に新たな情報を書込むことが可能な読書手段と、
    前記所定位置にセットされた記録媒体に関する情報を表示可能な表示手段と、を備え、
    前記読書手段が前記所定位置にセットされた記録媒体に新たな情報を書込めないエラー状態となったときは、前記記録媒体移動手段が当該記録媒体を前記挿入口から排出すると共に、前記一般記録媒体収納部から新たな一般記録媒体を前記所定位置へ繰出し、
    前記読書手段が前記新たな一般記録媒体に対して前記新たな情報を書込み、
    前記表示手段が、前記エラー状態の記録媒体を排出する旨を表示し、排出した記録媒体が一般記録媒体である場合には新たな一般記録媒体を使用する旨と排出した一般記録媒体の使用を禁止する旨とを表示し、当該記録媒体が会員記録媒体である場合には新たな会員記録媒体を発行すべき旨を表示するように構成され、
    前記管理装置は、前記不具合のある記録媒体に記録された情報に対して使用不可能である旨の情報を付加して記録することを特徴とする遊技システム。
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