JP6063184B2 - 遊技場用管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が所有する遊技価値を記録した状態で発行される第1記録媒体と、会員として登録された遊技者が所持し、当該遊技者が所有する遊技価値を記録可能な第2記録媒体とを利用して遊技価値を特定可能な遊技場用管理システムに関する。
従来、例えば特許文献1,2に記載されているように、非会員である遊技者向けの一般カード(一般記録媒体)と、会員登録した遊技者向けの会員カード(会員記録媒体)とを併用したシステムが知られている。
特開2012−120629号公報 特開2011−194077号公報
遊技場側は、顧客の確保を目的として会員登録を促進するために、会員向けの各種サービスを実施するようにしているが、実際には一旦会員登録をした遊技者であっても会員カードを使用するメリットが小さいと感じた場合には、会員カードを使用することなく一般カードを使用しているという実態がある。そのような状況では、会員カードの使用に基づいて各会員の遊技データを収集することもできなくなってしまうため、遊技場側にとっては好ましくないことである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、一般用の記録媒体と会員用の記録媒体とを併用しているシステムにおいて、会員用の記録媒体を所持しているにも関わらず一般用の記録媒体を使用している会員の割合を把握し、ひいては会員に対するサービス向上に寄与することが可能な遊技場用管理システムを提供することにある。
本発明は、遊技機に対応して設置され、遊技に使用可能な遊技価値を遊技者に対して付与する遊技用装置と、この遊技用装置に内蔵され、遊技者が所有する遊技価値を記録した状態で発行される第1記録媒体と、会員として登録された遊技者が所持し、当該遊技者が所有する遊技価値を記録可能な第2記録媒体と、遊技者が所有する遊技価値の情報を管理する管理装置と、を備えた遊技場用管理システムにおいて、
前記遊技用装置は、投入された貨幣の残高金額を記憶する残高金額記憶手段と、前記残高金額の範囲内で遊技価値を遊技者に付与する遊技価値付与手段と、当日の遊技により遊技者が獲得した遊技価値である第1遊技価値を特定する第1遊技価値特定手段と、過去の営業日における遊技により遊技者が獲得した遊技価値である第2遊技価値を特定する第2遊技価値特定手段と、遊技者による操作に応じて、前記残高金額を特定するための残高金額情報、前記第1遊技価値を特定するための第1遊技価値情報を、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体の何れかに対応付けて記録する情報記録手段と、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体に対応付けて記録されている前記情報を読取る情報読取手段と、前記情報読取手段が読取った第1遊技価値情報により特定される第1遊技価値を遊技に再使用するために遊技者に付与する遊技価値再使用手段と、前記情報読取手段が前記第1記録媒体に記録されている前記情報を読取った後に前記第2記録媒体に記録されている前記情報を読取ったときは、前記第1記録媒体の情報を前記第2記録媒体の情報に合算すると共に、前記第1記録媒体の情報を初期化する記録媒体処理手段と、前記記録媒体処理手段により初期化された前記第1記録媒体を回収する回収手段と、を備え、前記管理装置は、前記記録媒体処理手段が前記第1記録媒体の情報を前記第2記録媒体の情報に合算したときに、少なくとも当該第2記録媒体のID情報を記録する合算情報記録手段と、前記記録媒体処理手段が前記第1記録媒体の情報を前記第2記録媒体の情報に合算した回数を、当該第2記録媒体のID情報別に計数する合算回数計数手段と、前記合算情報記録手段により記録された合算情報、及び前記合算回数計数手段による計数結果を、前記第2記録媒体の使用日数とともに出力する出力手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技場用管理システムにおいて、
前記遊技用装置は、複数の第1記録媒体を収納可能な収納部を備え、前記情報記録手段は、前記収納部から1の第1記録媒体を繰出して前記情報を記録し、前記回収手段は、回収した第1記録媒体を前記収納部に収納するように構成してもよい(請求項)。
請求項1記載の発明によれば、第1記録媒体の情報が第2記録媒体に合算されたときは、その第2記録媒体のID情報が記録され、出力することができるので、どの程度の会員が第1記録媒体を使用しているかを把握することができる。そして、多数の会員が第1記録媒体を使用していることが把握できたとしたら、遊技開始時点から第2記録媒体を使用することのメリットが小さいということを意味するので、遊技場側としては遊技開始時点から第2記録媒体の使用を動機付けるような会員サービスの向上を実現する必要があるといえる。具体的には、第2記録媒体を使用した時間の長さに応じて何等かの特典を付与するサービスを実施することが考えられる。
また、会員毎に第1記録媒体の情報を第2記録媒体に合算する回数を第2記録媒体の使用日数とともに把握することができる。
請求項の発明によれば、遊技用装置の収納部に複数の第1記録媒体を収納可能としたので、第1記録媒体を遊技用装置に一々装着する手間を省くことができる。
本発明の一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図 計数貸出ユニットの正面図 計数貸出ユニットの機能ブロック図 液晶表示部の表示状態の推移を示す図 一般・会員合算履歴データを示す図 会員別合算データを示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用管理システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して計数貸出ユニット2(遊技用装置に相当)が設置されている。これら遊技機1及び計数貸出ユニット2は、中継端末3及びLAN4を介して管理装置5(合算情報記録手段、出力手段、合算回数計数手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、計数貸出ユニット2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データを管理する共に、会員登録された会員毎の個人データも管理する。
遊技場には、景品交換装置(POS)6も設置されており、LAN4を介して管理装置5と接続されている。景品交換装置6は、付属するカードリーダライタ9により読取った一般カード10(第1記録媒体に相当)或いは会員カード11(第2記録媒体に相当)(図3参照)により特定される遊技価値(持玉数・貯玉数(会員の場合))、又は遊技者の貯玉口座から読出した貯玉数に基づいて景品交換処理を実行すると共に、後述するように一般カード10及び会員カード11の両方を受付けたときは両カード10,11により特定される遊技価値を合算して景品交換を行う。
尚、景品交換装置6においてカード10,11に記録されている遊技価値を取扱うときは、管理装置5がカード10,11に対応して予め記憶している遊技価値と照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード15、モニタ16、図示しないプリンタ等が接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、計数貸出ユニット2、景品交換装置6等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値(持玉数・貯玉数(会員の場合))と、入金残高とを記憶管理する。
図1で示す遊技機1はCR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面17に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル18、上部受皿19、下部受皿20を有すると共に、盤面17に、液晶表示部21、始動口22、大入賞口23を有する。遊技機1は以下に示す動作を行う。
(1)操作ハンドル18が操作されたことにより盤面17に発射された玉が始動口22に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部21にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)である。大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口23を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(3)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(4)確変中は大当たり確率が1/30に向上する。確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや始動口22への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
・アウト信号:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機1から直接出力される信号であってもよい。アウト信号により特定されるアウトは、遊技に使用された遊技価値の量に相当する。
・セーフ信号:遊技機1から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としてもよい。セーフ信号により特定されるセーフは、入賞により付与された遊技価値の量に相当する。
・始動入賞信号:遊技機1から出力される始動口22への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。始動口22への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の受信に応じて始動入賞を特定する。
・図柄変動信号(スタート信号):遊技機1から出力される始動口22への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の受信に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であってもよい。
・大当たり信号:遊技機1から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号受信中を大当たり状態中として特定する。
・確率変動信号:遊技機1から出力される大当たりの当選確率が高い確変状態中である期間を特定可能な信号である。確変状態中にレベル出力されるので、確率変動信号受信中を確変状態中として特定する。
計数貸出ユニット2は、投入された紙幣の金額の範囲内で玉(遊技媒体)の貸出処理を行うと共に、遊技機1から払出される玉(遊技価値)を受入れて計数する。また、カード10,11を受付けたときは、入金残高及び計数玉数の範内で貸出・持玉返却処理を行うと共に、カード発行時に入金残高及び計数玉数(持玉数)を一般カード10に記録したり、会員カード11に対応して管理装置5に記録したりする。
図2は計数貸出ユニット2の正面図である。計数貸出ユニット2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部24、紙幣が投入される紙幣投入口25、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部26、1単位分(500円相当)の玉を払出すための払出ボタン27、払出された玉が通過する払出ノズル28、従業員が携帯するリモコンからの光信号を受信するリモコン受光部29、一般カード10或いは会員カード11が挿入されるカード挿入口31、遊技機1の下部受皿20の下方に位置する着脱可能な計数受皿32、この計数受皿32から流入する玉数を計数する計数部33等を備えている。
図3は、計数貸出ユニット2の構成を示す機能ブロック図である。計数貸出ユニット2は、CPU34a、ROM34b、RAM34c、I/O34dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部34(残高金額記憶手段、遊技価値付与手段、第1遊技価値特定手段、第2遊技価値特定手段、情報記録手段、情報読取手段、遊技価値再使用手段、記録媒体処理手段、回収手段に相当)、当該制御部34と接続された周辺部を備えて構成されている。周辺部としては、管理装置5及び遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部35、状態表示部24、紙幣投入口25に投入された紙幣の真贋を判定する紙幣処理部36、液晶表示部26、当該液晶表示部26上に設けられたタッチパネル37、カード挿入口31に挿入されたカード10,11に記録されている各種情報を読取ったり、書込んだりするカードリーダライタ38、最大5枚の一般カード10をストック可能なカードストック部39(収納部に相当)、非接触ICリーダ30、リモコン受光部29、カード挿入口31に挿入されているカード10,11を排出する排出ボタン27、払出ボタン27が操作されたときに、1単位分(例えば500円分)の玉を払出ノズル28から払出す払出部40、計数部33を備えている。
一般カード10及び会員カード11にはICチップ10a,11aが内蔵されており、ICチップ10a,11aには一般ID、会員IDがそれぞれ記憶されている。これらのカード10,11は、計数貸出ユニット2に入金された入金金額(残高情報)や持玉数を特定するための持玉情報を記録(会員カード11の場合は管理装置5に記憶)するための記録媒体である。一般カード10は当日限り有効である。会員カード11は、貯玉や再プレイを利用するための会員特有の機能を有しており、予め設定されている有効期限まで有効である。
計数貸出ユニット2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣投入口25に投入された紙幣の金額(1000円単位)を記憶すると共に、投入金額(入金残高)を液晶表示部26に表示する。
(2)遊技機1に設けられた貸出ボタン41(図3参照)の操作に応じて入金残高の範囲内で1度数(500円)に相当する数の玉(125玉)を遊技機1内部の払出機構から払出す。このとき、遊技機1から計数貸出ユニット2に1度数分の玉を払出したことを示す信号が出力されるので、液晶表示部26に表示されている入金残高から1度数に相当する金額(500円)を減額すると共に売上信号を出力する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが出力されるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。
(3)遊技機1の下部受皿20から落下して計数受皿32で受けられた玉が計数部33に流入することで玉数を計数して液晶表示部26に表示する。
(4)払出ボタン27の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員の場合)の範囲内で1度数(125玉)ずつ払出す。尚、貯玉を払出すときは、その貯玉が後述の前日貯玉であるときは、125玉に対して25玉を手数料に相当する遊技価値として徴収する一方、当日貯玉であるときは計数玉数(持玉数)と同様に手数料を徴収しない。
(5)遊技機1に設けられた返却ボタン42(図3参照)の操作に応じて入金残高及び持玉数をカード挿入口31に挿入されている一般カード10に記録して発行する。会員カード11が挿入されている場合は、入金残高を会員カード11に記録すると共に暗証番号の入力を条件として持玉数を管理装置5に送信してから会員カード11を発行する。カード10,11を発行する場合は、発行情報を管理装置5へ送信し、管理装置5側にも記憶する。尚、カード挿入口31に一般カード10も会員カード11も挿入されていない場合は、カードストック部39にストックしている一般カード10をカードリーダライタ38に繰出して入金残高及び持玉数を記録して発行する。
(6)一般カード10がカード挿入口31に挿入された場合は、一般カード10に記録されている入金残高及び持玉数を読出して液晶表示部26に表示する。会員カード11が挿入された場合は、会員カード11に記録されている入金残高を読出して液晶表示部26に表示すると共に暗証番号の入力を条件として管理装置5の会員口座に記憶されている貯玉数(当日貯玉数・前日貯玉数)も表示する。当日貯玉数(第1遊技価値に相当)とは当日貯玉された貯玉数であり、前日貯玉数(第2遊技価値に相当)とは前日までの貯玉数である。営業終了後は、当日貯玉数は前日貯玉数に合算して記憶される。遊技者による払出操作に応じて貯玉数の範囲内で1度数分の玉を払出ノズル28から払出す。尚、前日貯玉数は、再使用は不可であり、景品交換のみ可に設定されている。
(7)液晶表示部26に対する操作入力に応じて対応する遊技機1或いは指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
(8)一般カード10の挿入状態で会員カード11が挿入されたときは、一般カード10に記録されている持玉数を会員の貯玉口座の当日貯玉数に合算して記憶する。このように一般カード10の挿入状態で会員カード11が挿入されたときは、一般カード10の記録情報を初期化してからカードストック部39に回収する。
管理装置5は、記憶しているコンピュータプログラムにしたがって作動し、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、並びに遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日或いは後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や計数貸出ユニット2等から入出力部に入力される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技データを管理するようになっている。
遊技機1毎に管理する遊技データは次の通りである。
・アウト
・セーフ
・差玉=セーフ−アウト
・出玉率=セーフ÷アウト
・大当たり確率=大当たり回数÷スタート回数
景品交換装置6は、一般カード10及び会員カード11により特定される遊技価値(持玉数・貯玉数)に基づいて景品交換を行う。一般カード10及び会員カード11の両方を受付けたときは両カードにより特定される遊技価値を合算して景品交換を行う。
次に、上記構成の作用について説明する。
遊技機1で獲得した玉を計数する場合は、遊技機1の下部受皿20から玉を落下させる。落下した玉は計数貸出ユニット2の計数受皿32で受けられて計数貸出ユニット2内に流入し、計数部33にて計数される。計数貸出ユニット2は、計数部33で玉を計数すると、計数玉数を持玉数として液晶表示部26に表示する。払出ボタン27により持玉の払出操作が行われると、持玉数の範囲内で1度数(125玉)の玉が払出ノズル28から遊技機1に払出されると共に、液晶表示部26に表示されている持玉数が更新される。尚、持玉数が1度数未満の場合には全ての持玉数が払出される。カード発行操作が行われると、その時点の入金残高・持玉数が記録された一般カード10が発行される(予め会員カード11がカード挿入口31に挿入されている場合は、その会員カード11に入金残高だけが記録されて発行される。持玉数は管理装置5の会員口座の当日貯玉に合算して記憶される)。そして、発行された一般カード10(会員カード11)を移動先の計数貸出ユニット2に挿入することにより当該一般カード10に記録(会員カード11の場合は当該会員カード11に対応して管理装置5に記憶)されている入金残高・持玉数(貯玉数)が表示されるので、その範囲内で玉の貸出、或いは払戻しを受けて遊技することができる。つまり、カード10,11は玉箱として機能する。
さて、会員の遊技者は会員カード11を携帯していることから、台移動或いは遊技終了する場合は、会員カード11を挿入して発行処理することで、持玉数を管理装置5に当日貯玉数として記憶することができる。従って、会員カード11を携帯する遊技者は、上述したように一般カード10を使用する必要がないものの、一般カード10を使用することによっても持玉数の移動が可能であることから、会員カード11を使用することなく一般カード10を使用しているという実態がある。そのような状況では、会員カード11の使用に基づいて各会員の遊技データを収集することもできなくなってしまうため、遊技場側にとっては好ましくないことである。
このような事情から、本実施形態では、会員の遊技者が一般カード10と会員カード11を使用するような場面では、一般カード10の遊技価値を会員カード11に合算することを管理することで会員カード11を所持しているにも関わらず一般カード10を使用している会員の割合を把握するようにした。
図4は液晶表示部26の表示状態の推移を示している。この例では、入金残高2000円、持玉1000玉の一般カード10が挿入された状態で、さらに入金残高1000円、当日貯玉500玉の会員カード11が挿入された場合を示している。
計数貸出ユニット2は、入金残高2000円、持玉1000玉が記録された一般カード10が挿入されると、図4(a)に示すように液晶表示部26に通常画面を表示する。この通常画面では、上から、タイトル表示部26a、挿入されているカードの種別を示すカード種別表示部26b、情報表示部26c、入金残高表示部26d、持玉数表示部26eが設けられている。タイトル表示部26aには1玉の貸出金額と1度数の玉数が表示され、カード種別表示部26bには一般カード10が挿入されていることが表示されている。情報表示部26cに表示するメッセージは管理装置5側で設定し、各計数貸出ユニット2へ送信する。入金残高表示部26dには入金残高が2000円、持玉数表示部26eには持玉数が1000玉であることが表示されている。液晶表示部26にタッチされると、図4(b)に示すようにタイトル表示部26aにメニュー画面であることを表示する共に複数のメニューボタン26f〜26iを表示する。「次」ボタン26jにタッチされると、図4(c)に示すように次のメニューボタン26k〜26mを表示する。「会員カード挿入」ボタン26lにタッチされると、図4(d)に示すようにタイトル表示部26aに会員カード挿入画面であることを表示すると共に、情報表示部26cに会員カードの挿入を確認するメッセージを表示する。「OK」ボタン26nにタッチされると、カードリーダライタ38にセットされている一般カード10に記録されている入金金額及び持玉数を記憶すると共に、一般カード10の記録情報を初期化した状態でカードストック部39にストックする。つまり、一般カード10は、持玉数がゼロになった時点で回収されるので、会員カード11が挿入可能な状態となる。次に、図4(e)に示すように情報表示部26cに会員カードを挿入することを指示するメッセージを表示する。会員カード11が挿入されると、図4(f)に示すようにカード種別表示部26bに会員カード11が挿入されていることを表示し、一般カード10から読取った入金残高を合算して入金残高表示部26d及び持玉数表示部26eの表示を更新する。
以上のようにして、一般カード10に記録されていた入金残高2000円、持玉数1000玉を、入金残高1000円、当日貯玉数500玉の会員カード11に合算することで会員カード11の入金残高を3000円、持玉数を1500玉とすることができる。従って、遊技者は、持玉数の範囲内で玉の払戻しを受けることができると共に、入金残高の範囲内で貸玉の払出しを受けることができる。そして、台移動する場合は、計数貸出ユニット2から発行操作により発行された会員カード11を移動先の計数貸出ユニット2に挿入することで当該会員カード11に対応して管理装置5に記憶されている当日貯玉数・前日貯玉数(手数料に相当する玉を差引いた玉数)の範囲内で持玉の払戻しを受けることができると共に、入金残高の範囲内で貸玉の払出しを受けることができる。
尚、計数貸出ユニット2の構造上、会員カード11を挿入した状態で一般カード10を挿入することにより会員カード11の当日貯玉数及び入金残高を一般カード10に合算することはできない。つまり、計数貸出ユニット2のカードリーダライタ38に挿入されているカード10,11をカードストック部39に格納することで、次のカードのカードリーダライタ38への挿入が可能となることから、会員カード11の挿入状態で一般カード10を挿入する場合には、会員カード11がカードストック部39にストックされてしまうからである。
管理装置5は、上述のように一般カード10の持玉が会員カード11の当日貯玉に合算する合算処理が発生した場合は、一般・会員合算履歴データにレコードを作成して記憶する。
図5は一般・会員合算履歴データを示しており、履歴NO.に対応して、一般ID、会員IDに加えて次の各項目が設定されている。
一般玉数=合算する前の一般カード10に対応付けて記録されている持玉数
合算玉数=持玉数を合算した後の総玉数(持玉数+貯玉数)
合算金額=合算した後の入金残高
例えば履歴NO.1の場合は、123番台において、一般ID:00154の一般カード10の持玉数(15556玉)が会員ID:000752の会員カード11に合算されることで、合算玉数が30052玉、入金残高を合算した合算金額が2000円となった場合を示している。
管理装置5は、管理者による操作に応じて、一般・会員合算履歴データの会員ID毎に合算回数を計数した会員別合算データを集計する。
図6は会員別合算データを示しており、会員IDに対応して、次の各項目が設定されている。
使用日数=会員カードを使用した日数
合算回数=一般カード10から会員カード11への合算処理が発生した回数
再プレイ=貯玉(前日貯玉)で再プレイを行った日数
ここで、合算回数は、会員カード11を所持しているにも関わらず、遊技開始時点で会員カード11を使用していなかった回数を示している。また、会員カード11を使用する場面としては、持玉を合算処理する場合、前日貯玉で再プレイする場合、貯玉する場合とがある。従って、使用日数に対して合算回数の割合が多い遊技者を把握すること、即ち、会員であるにも関わらず遊技開始時点では一般カード10を使用し、遊技の途中で会員カード11の使用を開始する遊技者がどの程度いるのかを把握することができる。
例えば会員ID:000003の会員は、17日の使用日数に対して合算回数が12回であることから、合算割合が極めて高いといえる。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
管理装置5において、一般カード10及び会員カード11別に遊技価値の記録状況に関するデータを管理し、特に一般カード10から会員カード11へ持玉・入金残高が合算された回数を把握するようにしたので、その割合が多い場合には、会員が遊技開始から会員カード11の使用を動機付けるような会員サービスの向上を図ることで会員カード11の利用率を高めることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
一般カード10には持玉数を記録するようにしたが、一般カード10を識別するためのカードID(識別情報)のみを記録し、そのカードIDに基づいて管理装置5が記憶している持玉数を特定するようにしてもよい。このような構成によれば、一般カード10を紛失しても遊技価値を特定して景品交換処理を確実に行うことができると共に一般カード10に記録された遊技価値の改ざんを防止することができる。
一般記録媒体、会員記録媒体としてICカードを例示したが、記録媒体の形態はこれに限定されない。例えば、コイン状やスティック状の記録媒体であってもよい。
会員カード11には識別情報のみを記録し、持玉数(当日貯玉数)・貯玉数を記録しないようにしたが、持玉数・貯玉数を会員カード11にも記録し、管理装置5側が記憶している持玉数・貯玉数と照合した上で景品交換するようにしてもよい。
前日貯玉を払出すときに手数料を徴収するようにしたが、徴収しなくてもよい。また、手数料を徴収しない場合は、前日貯玉の払出数に上限(例えば、1日2000玉まで)を設けるようにしてもよい。
遊技機は、遊技媒体を払出さず、電子データとして加算記憶する封入式遊技機であってもよいし、パチンコ遊技機に限定されず、例えばスロットマシンであってもよい。
図面中、1は遊技機、2は計数貸出ユニット(遊技用装置、残高金額記憶手段、遊技価値付与手段、第1遊技価値特定手段、第2遊技価値特定手段、情報記録手段、情報読取手段、遊技価値再使用手段、記録媒体処理手段、回収手段)、5は管理装置(合算情報記録手段、出力手段、合算回数計数手段に相当)、6は景品交換装置、10は一般カード(第1記録媒体)、11は会員カード(第2記録媒体)である。

Claims (2)

  1. 遊技機に対応して設置され、遊技に使用可能な遊技価値を遊技者に対して付与する遊技用装置と、この遊技用装置に内蔵され、遊技者が所有する遊技価値を記録した状態で発行される第1記録媒体と、会員として登録された遊技者が所持し、当該遊技者が所有する遊技価値を記録可能な第2記録媒体と、遊技者が所有する遊技価値の情報を管理する管理装置と、を備えた遊技場用管理システムにおいて、
    前記遊技用装置は、
    投入された貨幣の残高金額を記憶する残高金額記憶手段と、
    前記残高金額の範囲内で遊技価値を遊技者に付与する遊技価値付与手段と、
    当日の遊技により遊技者が獲得した遊技価値である第1遊技価値を特定する第1遊技価値特定手段と、
    過去の営業日における遊技により遊技者が獲得した遊技価値である第2遊技価値を特定する第2遊技価値特定手段と、
    遊技者による操作に応じて、前記残高金額を特定するための残高金額情報、前記第1遊技価値を特定するための第1遊技価値情報を、前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体の何れかに対応付けて記録する情報記録手段と、
    前記第1記録媒体及び前記第2記録媒体に対応付けて記録されている前記情報を読取る情報読取手段と、
    前記情報読取手段が読取った第1遊技価値情報により特定される第1遊技価値を遊技に再使用するために遊技者に付与する遊技価値再使用手段と、
    前記情報読取手段が前記第1記録媒体に記録されている前記情報を読取った後に前記第2記録媒体に記録されている前記情報を読取ったときは、前記第1記録媒体の情報を前記第2記録媒体の情報に合算すると共に、前記第1記録媒体の情報を初期化する記録媒体処理手段と、
    前記記録媒体処理手段により初期化された前記第1記録媒体を回収する回収手段と、を備え、
    前記管理装置は、
    前記記録媒体処理手段が前記第1記録媒体の情報を前記第2記録媒体の情報に合算したときに、少なくとも当該第2記録媒体のID情報を記録する合算情報記録手段と、
    前記記録媒体処理手段が前記第1記録媒体の情報を前記第2記録媒体の情報に合算した回数を、当該第2記録媒体のID情報別に計数する合算回数計数手段と、
    前記合算情報記録手段により記録された合算情報、及び前記合算回数計数手段による計数結果を、前記第2記録媒体の使用日数とともに出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用管理システム。
  2. 前記遊技用装置は、複数の第1記録媒体を収納可能な収納部を備え、
    前記情報記録手段は、前記収納部から1の第1記録媒体を繰出して前記情報を記録し、
    前記回収手段は、回収した第1記録媒体を前記収納部に収納するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の遊技場用管理システム。
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