JP6574718B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
以下、第1実施形態について図1から図3を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して貸出機2(遊技用装置)及び情報表示装置3が設置されている。これら遊技機1、貸出機2及び情報表示装置3は中継装置4及びLAN5を介して管理装置6と接続されている。遊技場にはPOSや残高精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
(1)第1始動口15は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口16は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15、16への入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりとなる。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
(1)カードストック部34にストックしている一般カード27の枚数(残り枚数)を検知する機能を有し、貨幣が貨幣投入口21に投入されると、その時点での残り枚数が1枚以上であることを条件として貨幣を受け付け、その投入された貨幣の金額である投入金額を残高としてRAM29cに記憶すると共に、その残高を液晶表示部22に表示する。この状態(残高がある状態)から遊技機1の貸出ボタン18が操作されると(貸出操作が行われると)、その貸出ボタン18の操作に応じて残高の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から貸し出す。例えば貸出単価が4円であれば125玉を払い出し、貸出単価が1円であれば500玉を払い出す。このとき、遊技機1から貸出機2に1度数分の玉を払い出したことを示す信号が出力されるので、RAM29cに記憶している残高及び液晶表示部22に表示させている残高から1度数分を減算すると共に、貸し出した遊技媒体の数を示す貸出玉数を特定可能な売上信号を出力する。売上信号は1度数分の玉を払い出す毎に1パルスが出力されるパルス信号であるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。尚、カードストック部34に一般カード27を1枚もストックしていない、即ち、一般カード27の残り枚数が0枚であるときには、貨幣の受け付けを禁止する。
更に、ID不一致状態では不具合が発生しているため、ID不一致報知を実行してから(S106)、復帰操作が行われたかを判定する(S107:NO)。ID不一致報知は、例えば状態表示灯20を赤色で点滅することにより行われる。
貸出機2は、管理装置6から入力した電文(特別情報)に含まれるID(識別情報)と自身のIDとが一致しなかった場合にはID不一致状態に移行して設定情報の更新を抑制するため、誤った貸出機2に管理装置6が電文を出力した場合に設定情報を更新してしまうことを抑制できる。
ID不一致状態では記録媒体として少なくともオフラインカードを発行するため、遊技者が所持している遊技価値を精算できなくなってしまうことを抑制できる。
次に、第2実施形態について図4を参照して説明する。本実施形態は、玉を使用する玉コーナーとメダルを使用するメダルコーナーにおいて使用する遊技価値の種類が複数設けられていることを特徴とする。即ち、玉コーナーでは1個4円の玉と1個1円の玉とが異なるコーナーとして設けられ、メダルコーナーでは1枚20円のメダルと1枚5円のメダルとが異なるコーナーとして設けられている。つまり、同じ玉やメダルであっても貸出単価が異なれば異なるコーナーとして設けられており、管理装置6は、コーナー毎、つまり同じ玉やメダルであっても遊技価値が異なる場合は異なる遊技価値の種類として管理している。
対応する遊技価値の種類が一致していない場合、入力した設定情報が誤っていることに加えて、貸出機2側で記憶している設定情報も誤ったものである確率も高くなる。そこで、貸出機2は、ID(識別情報)が一致せず、さらに対応する遊技価値の種類の情報が一致しない場合には遊技処理の実行を抑制するので、配線を誤って接続した場合に加えて貸出機2を誤って配置した場合に誤った遊技処理を実行してしまうことを抑制できる。
尚、上記の様に例示した構成を本実施形態に加えて第1実施形態に適用しても良く、本実施形態において遊技価値の種類が一致した場合に(S204:YES)、第1実施形態のID不一致状態と同様の動作を実行するようにしても良いし、第1実施形態においてIDが一致しなかった場合に(S102:NO)、本実施形態のID不一致状態と同様の動作を実行するようにしても良い。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせるようにしても良い。
例示した遊技機とは異なる遊技機に対応することも可能であり、例えば得点を消費して、封入された玉を発射する封入式パチンコ遊技機や、メダルを使用することなくクレジットの消費で遊技が進行するクレジット式スロットマシンを設置した遊技場に対応することも可能である。
管理装置6側から入力した電文のIDが一致しなかった場合の貸出機2側の処理を変更しても良い。例えば一部の設定情報を更新する様にしても良く、大当たり発生中であるか否かの情報はIDが一致しなくとも更新する構成等が考えられる。
管理装置6から入力した電文のIDが一致しなかった場合に、実行を抑制する処理を変更しても良い。例えば、入金額を対価とした玉の貸出を抑制する構成にしても良い。
貸出機2と管理装置6とが通信できないオフライン状態における処理を変更しても良く、例えば、入金額を対価とした貸出を禁止しても良いし、計数ができない構成としても良い。また、ID不一致状態とオフライン状態とで処理を共通させる必要はなく、例えば、ID不一致状態では入金額を対価とした貸出を禁止する一方、オフライン状態では入金額を対価とした貸出を許容する構成が考えられる。
Claims (4)
- 遊技場内に複数設置された遊技機に対応して複数設けられた遊技用装置と、当該遊技用装置の管理を行う管理装置と、を備えた遊技場用システムにおいて、
前記管理装置は、
複数の前記遊技用装置を識別可能な識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
遊技場の管理者によって設定され、遊技の進行に伴う処理である遊技処理を前記遊技用装置が実行する際に使用する情報である設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
前記識別情報、及び前記設定情報を特定可能な特別情報を、当該特別情報の前記識別情報に対応した前記遊技用装置に出力する外部出力手段と、を備え、
前記遊技用装置は、
自身が対応する前記識別情報を記憶する遊技用装置側識別情報記憶手段と、
前記設定情報を記憶する遊技用装置側設定情報記憶手段と、
前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶する前記設定情報に基づいて遊技の進行に伴う処理である前記遊技処理を実行する遊技処理実行手段と、
前記外部出力手段が出力した前記特別情報を入力する入力手段と、
前記入力手段が前記特別情報を入力した場合に、当該特別情報から特定した前記識別情報が、前記遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している前記識別情報と一致した一致状態、及び一致しなかった不一致状態のいずれであるかを判定する判定手段と、
前記判定手段が前記不一致状態であると判定した場合に、前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶している前記設定情報の少なくとも一部を、前記入力手段が入力した前記特別情報から特定した前記設定情報に更新することを抑制する一方、前記判定手段が前記一致状態であると判定した場合に、前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶している前記設定情報を、前記入力手段が入力した前記特別情報から特定した前記設定情報に更新する設定情報更新手段と、を備え、
前記遊技処理実行手段は、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した場合、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいて、前記遊技処理を実行することを特徴とする遊技場用システム。 - 前記遊技処理実行手段は、前記遊技処理として複数種類の処理を実行するものであり、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した場合、前記複数種類の前記遊技処理のうち一部の処理は、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいて実行する一方、残りの少なくとも一部の処理は実行を抑制することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
- 前記遊技用装置は、
遊技者が操作する操作手段と、
前記操作手段が操作された場合に、遊技者が所持している遊技価値の大きさを記録した記録媒体を発行する記録媒体発行手段と、を備え、
前記遊技処理実行手段は、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した場合、前記遊技処理の1種であり、前記記録媒体を発行する処理である発行処理を、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいて実行することを特徴とする請求項2に記載の遊技場用システム。 - 遊技機にて遊技者が遊技を進行させる場合に使用する遊技価値の種類が複数あり、前記遊技用装置が対応する前記遊技機にて使用する前記遊技価値の種類の情報が含まれているものであり、
前記遊技処理実行手段は、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した状況において、前記入力手段が入力した前記特別情報に含まれる前記遊技価値の種類の情報が、前記遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している前記遊技価値の種類の情報と一致する場合には、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいて前記遊技処理を実行する一方、前記不一致状態であると前記判定手段が判定した状況において、前記入力手段が入力した前記特別情報に含まれる前記遊技価値の種類の情報が、前記遊技用装置側識別情報記憶手段が記憶している前記遊技価値の種類の情報と一致しない場合には、前記入力手段が前記特別情報を入力する以前に前記遊技用装置側設定情報記憶手段が記憶していた前記設定情報に基づいた前記遊技処理の実行を抑制することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
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