JP6706145B2 - 遊技場用システム及び遊技装置 - Google Patents

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Description

本発明は遊技場用システム及び遊技装置に関する。
遊技機が設置された遊技場には、遊技情報を管理する管理装置や遊技にて使用する玉やメダルを貸し出す貸出機等が設けられている。又、貸出機と管理装置とは定期的に通信を行っており、例えば特許文献1には、各台計数機能付きの貸出機と管理装置とが通信を行い、遊技者の持玉数を管理することが記載されている。又、例えば特許文献1には、ICカードに持玉数を記録することで、貸出機と管理装置とが通信不能なオフライン状態において、ICカードに記録した持玉数に相当する持玉を使用した遊技を行うことを可能にすることが記載されている。
特開2015−208930号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、オフライン状態になったときに不具合が発生し難くすることを目的としたものであり、貸出機と管理装置とが通信を行い易くすることを目的としたものではない。このため、特許文献1に記載された技術を採用しただけでは、貸出機と管理装置とが通信を良好に行うためには不十分と言える。尚、このような通信に関する問題は貸出機に限ったものではなく、管理装置と通信を行う遊技装置であれば該当するものである。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技装置と管理装置とが通信を良好に行うことができる遊技場用システム及び遊技装置を提供することにある。
例えば遊技機に1対1で対応して設けられている貸出機等の遊技装置は、遊技場内に複数設置されているので、遊技装置と管理装置との通信を常に遊技装置から開始すると、全ての遊技装置に朝一等に同時に電源を投入したときに、それら全ての遊技装置が遊技側開始処理を同時に実行することになり、管理装置の処理負荷が大きくなってしまう。これに対し、請求項1に記載した発明によれば、遊技装置において、自装置への電源が遮断されてから電源が投入されるまでの遮断時間が予め定められた時間よりも長ければ、電源が投入された後に管理側開始処理実行手段による遊技装置との通信状態を入力通信状態にするための管理側開始処理の実行を待機するようにしたので、当日の開店に合わせて朝一等に電源が投入される等の場合には、遊技側開始処理を管理装置のスペックに応じたペースで行うことができ、短時間で極端な処理負荷が管理装置にかかることを抑制することができる。一方、遊技装置において、遮断時間が予め定められた時間よりも短ければ、電源が投入された後に管理装置との通信状態を入力通信状態にするための遊技側開始処理を実行するようにしたので、例えば営業中に配線を変更した場合やトラブルに対応した場合等の場合には、遊技側開始処理を速やかに(管理装置のスペックに応じたペースよりも早く)行うことができ、管理装置との再接続を早く行うことができる。これにより、遊技装置と管理装置とが通信を良好に行うことができる。
本発明の一実施形態の遊技場用システムの全体構成を示す図 貸出機の機能ブロック図 管理装置の機能ブロック図 管理装置と貸出機との間の信号の流れを示すシーケンス図 管理装置と貸出機との間の信号の流れを示すシーケンス図 管理装置と貸出機との間の信号の流れを示すシーケンス図 中継装置と貸出機との間の信号の流れを示すシーケンス図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して貸出機2(遊技装置に相当する)及び情報表示装置3が設置されている。遊技機1、貸出機2及び情報表示装置3は、中継装置4及びLAN5を介して管理装置6と接続されている。又、貸出機2は、中継装置4を介した管理装置6との接続だけでなく、中継装置4を介さずにLAN5を介した管理装置6との接続も行われている。又、遊技場にはPOSや残高精算機(何れも図示せず)も設置されており、これらPOSや残高精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
管理装置6は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード7、モニタ8、プリンタ(図示せず)等が接続されている。管理装置6は、遊技機側(遊技機1、貸出機2等)から出力される遊技信号を入力して遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面9に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル10、上部受皿11、下部受皿12を有すると共に、盤面9に、液晶表示部13、普図入賞口14、第1始動口15、第2始動口16、大入賞口17を有する。又、上部受皿11には貸出ボタン18及び返却ボタン19(何れも図2参照)が並設されている。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口15は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口16は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口15、16への入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を液晶表示部13にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たり状態となる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されず、第2始動口16に保留がある場合は第1始動口15の保留に優先して保留している図柄変動を実行する。
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/260であり、大当たり状態の終了後に確変状態(確変)となる大当たり状態(確変大当たり状態)の割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当たり状態が発生すると対応するラウンド(R)分だけ大入賞口18を開放する。
(4)対応するラウンドも大当たり抽選と同様に抽選され、その振分率は第1始動口15に入賞した場合は4Rが55%であり、15Rが45%であるが、第2始動口16に入賞した場合は4Rが10%であり、15Rが90%であり、入賞に応じた図柄変動の保留消化優先順位は第1始動口15よりも第2始動口16の方が高く設定されている。尚、1Rの上限入賞数は9個であり、上限開放期間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放期間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(5)確変中は大当たり確率が1/74に向上すると共に、第2始動口16への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変状態は次回の大当たり状態まで継続するので、大当たり状態の終了後に大当たり状態でも確変状態でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当たり状態(通常大当たり状態)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
(6)第2始動口16は普図入賞口15への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当たりとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒を1回であり、時短状態では5秒を2回である。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動期間が短くなる一方、開放期間は長くなること又は開放回数が増加することで第2始動口16の入賞率が高くなる。以上に例示した値は機種に応じて様々な値となり、例えば大当たり確率やラウンドの振分等が異なる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや各始動口15、16への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞(特定の入賞)により変動(作動)する液晶表示部13(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に出力されるので、始動信号の入力に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート回数(スタート処理数)として特定する。尚、第1始動口15又は第2始動口16への入賞を示す信号としても良い。
大当たり信号=遊技機1から出力される大当たり期間を特定可能な信号である。大当たり中にレベル出力される状態信号であるので、大当たり信号の入力中を大当たり中として特定する。
特定状態信号=遊技機1から出力される特定状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口16の入賞率が向上する特定状態中(時短中)にレベル出力される状態信号であるので、特定状態信号の入力中を特定状態中として特定する。又、大当たり信号と特定状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
貸出機2は、所謂各台計数機能を有する貸出機であり、遊技機1の遊技状態を示す状態表示灯20、貨幣(貨幣価値、有価価値)が投入される貨幣投入口21、遊技者からの操作入力を受け付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当たり確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部22、持玉(会員であれば貯玉も含む)を払い出すための払出ボタン23、払い出された玉が通過する払出ノズル24、一般カード27や会員カード28が挿入されるカード挿入口25、遊技機1の下部受皿12の下方に位置する着脱可能な計数受皿26等を有する。
図2は、貸出機2の機能ブロック図を示している。貸出機2は、CPU29a、ROM29b、RAM29c、I/O29dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部29と、当該制御部29と接続された周辺部とを有する。尚、制御部29は、各種制御プログラム(ソフトウェア)を実行するものであり、遊技情報収集手段、遊技情報出力手段、遊技側開始処理実行手段、入力手段、接続信号出力手段、遊技側記憶手段、遊技処理実行手段、遊技側入力手段、遊技側更新手段、遊技側出力手段、識別手段、発行手段に対応している。周辺部としては、中継装置4、管理装置6及び遊技機1との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部30、貨幣投入口21に投入された貨幣の真贋を判定する貨幣処理部31、液晶表示部22、液晶表示部22上に設けられたタッチパネル32、一般カード27や会員カード28がカード挿入口25に挿入されている状態で(受付中の状態で)当該一般カード27や当該会員カード28に対する各種情報の読み書きを行うカードリーダライタ(カードRW)33、最大で10枚の一般カード27をストック可能なカードストック部34、遊技場の従業員により携帯される従業員リモコンから送信されるリモコン信号を受信する(受光する)リモコン受光部35、払出ボタン23、払出ボタン23が操作されたときに1度数(例えば500円)分の玉を払出ノズル24から払い出す払出部36、計数受皿26から流入する玉を計数する計数部37、電源遮断時でも動作可能な構成であって電源が遮断されている遮断時間を管理する遮断時間管理部38等である。I/F部30を介して信号の出入力を行う構成であるので、制御部29とI/F部30とが、遊技情報出力手段、入力手段、接続信号出力手段、遊技側入力手段、遊技側出力手段に対応していることも可能である。
一般カード27は、当日限り有効なカードであり、ICチップ27aが内蔵されている。ICチップ27aには、カードを特定可能な一般IDが記録されていると共に、残高や持玉数が記録される。会員カード28は、予め設定されている有効期限(例えば3年間)まで有効なカードであり、ICチップ28aが内蔵されている。ICチップ28aには、カード(カードの会員)を特定可能な会員IDが記録されていると共に、残高や持玉数が記録される。又、会員カード28に対応する貯玉数は管理装置6の会員口座に記憶される。
貸出機2は以下に示すように動作する。
(1)カードストック部34にストックしている一般カード27の枚数(残り枚数)を検知する機能を有し、貨幣が貨幣投入口21に投入されると、その時点での残り枚数が1枚以上であることを条件として貨幣を受け付け、その投入された貨幣の金額である投入金額を残高としてRAM29cに記憶すると共に、その残高を液晶表示部22に表示する。この状態(残高がある状態)から遊技機1の貸出ボタン18が操作されると(、その貸出ボタン18の操作に応じて残高の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から貸し出す。例えば貸出単価が4円であれば125玉を払い出し、貸出単価が1円であれば500玉を払い出す。このとき、遊技機1から貸出機2に1度数分の玉を払い出したことを示す信号が出力されるので、RAM29cに記憶している残高及び液晶表示部22に表示させている残高から1度数分を減算すると共に、貸し出した遊技媒体の数を示す貸出玉数を特定可能な売上信号を出力する。売上信号は1度数分の玉を払い出す毎に1パルスが出力されるパルス信号であるので、1パルスを500円分の売上額として特定する。尚、カードストック部34に一般カード27を1枚もストックしていない、即ち、一般カード27の残り枚数が0枚であるときには、貨幣の受け付けを禁止する。
(2)遊技機1の下部受皿12から落下した玉が計数受皿26で受けられると、その計数受皿26で受けられた玉が計数部36に流入することで玉を計数し、その計数した玉数である計数玉数を持玉数としてRAM29cに記憶すると共に、その持玉数を液晶表示部22に表示する。この状態(持玉数がある状態)から払出ボタン23が操作されると、その払出ボタン23の操作に応じて計数玉数(持玉数)又は貯玉数(会員遊技者の場合)の範囲内で1度数分に相当する玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出す。このとき、RAM29cに記憶している持玉数及び液晶表示部22に表示させている持玉数から1度数分を減算すると共に、払い出した遊技媒体の数を示す払出玉数を特定可能な払出信号を出力する。尚、持玉数が1度数分に相当する玉数に満たない場合であれば、その1度数に満たない分の全ての玉数の玉を遊技機1内部の払出機構から払い出し、同様に、RAM29cに記憶している持玉数及び液晶表示部22に表示させている持玉数から1度数に満たない分を減算する。
(3)一般カード27がカード挿入口25に挿入されると(受け付けられると)、一般カード27に記録されている残高や持玉数をカードリーダライタ33により読み出し、その読み出した残高や持玉数をRAM29cに記憶する(一般カード27からRAM29cへとデータを移行する)と共に液晶表示部22に表示する。このとき、一般カード27に記録されている残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、一般カード27の残高や持玉数のデータを消去する)。一般カード27が受け付けられたときは、その一般カード27から読み出した残高や持玉数の範囲内で貸出処理及び払出処理を行う。
(4)会員カード28がカード挿入口25に挿入されると(受け付けられると)、会員カード28に記録されている残高や持玉数をカードリーダライタ33により読み出し、その読み出した残高や持玉数をRAM29cに記憶する(会員カード28からRAM29cへとデータを移行する)と共に液晶表示部22に表示する。このとき、会員カード28に記録されている残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、会員カード28の残高や持玉数のデータを消去する)。又、暗証番号の操作入力を条件として管理装置6の会員口座に記憶されている貯玉数を入力することで、会員カード28に対応する貯玉数をもRAM29cに記憶すると共に液晶表示部22に表示する。会員カード28が受け付けられたときは、会員カード28から読み出した残高や持玉数、その会員カード28に対応する貯玉数の範囲内で貸出処理及び払出処理を行う。
(5)遊技機1の返却ボタン19が操作されると、その返却ボタン19が操作された時点での一般カード27や会員カード28の受け付け状態に応じて残高や持玉数を一般カード27や会員カード28に記録して発行する。返却ボタン19が操作された時点で一般カード27がカード挿入口25に挿入されており、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば(「0」でなければ)、RAM29cに記憶している残高や持玉数を当該一般カード27に記録し(RAM29cから一般カード27へとデータを移行し)、一般カード27を発行する。このとき、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。一般カード27を発行すると、カードを特定可能な一般IDと共に一般カード27に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、一般カード27に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。尚、一般カード27や会員カード28をカード挿入口25から発行するように構成されているので、カード挿入口25と制御部29とが発行手段に対応していることも可能である。
(6)返却ボタン19が操作された時点で会員カード28がカード挿入口25に挿入されており、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば、RAM29cに記憶している残高や持玉数を当該会員カード28に記録し(RAM29cから会員カード28へとデータを移行し)、会員カード28を発行する。このときも、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。会員カード28を発行すると、カードを特定可能な会員IDと共に会員カード28に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、会員カード28に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。又、暗証番号の操作入力を条件として持玉数を特定可能な持玉数情報を管理装置6に出力し、持玉数を管理装置6の会員口座に貯玉数として記憶させる(RAM29cから会員口座へとデータを移行する)。
(7)返却ボタン19が操作された時点で一般カード27及び会員カード28の何れもカード挿入口25に挿入されておらず、残高及び持玉数のうち少なくとも何れかがあれば、その時点での一般カード27の残り枚数が2枚以上であることを条件とし、そのうちの1枚の一般カード27をカード移動機構(図示せず)によりカードリーダライタ33に繰り出し(セットし)、RAM29cに記憶している残高や持玉数を記録し(RAM29cから一般カード27へとデータを移行し)、一般カード27を発行する。このときも、RAM29cに記憶している残高や持玉数をゼロリセットする(初期化する、RAM29cの残高や持玉数のデータを消去する)。又、この場合も、一般カード27を発行すると、カードを特定可能な一般IDと共に一般カード27に記録した残高や持玉数を特定可能な発行信号を管理装置6に出力し、一般カード27に記録した残高や持玉数を管理装置6でも記憶して管理する。
(8)一般カード27がカード挿入口25に挿入されている状態で所定の合算操作が行われると、一般カード27に記録されている残高や持玉数を会員カード28の残高や持玉数に合算して記録する。即ち、一般カード27がカード挿入口25に挿入されている状態で所定の合算操作が行われると、その一般カード27に記録されている残高や持玉数をRAM29cに一旦退避し、一般カード27の残高や持玉数をゼロリセットし、そのゼロリセットした一般カード27をカード移動機構によりカードストック部34に回収する。そして、会員カード28がカード挿入口25に挿入されると、RAM29cに退避しておいた残高や持玉数を当該会員カード28に記録されている残高や持玉数に加算した値に上書き記録して発行する。尚、このような一般カード27から会員カード28への合算は許容するが、会員カード28から一般カード27への合算は禁止する。
図3は、管理装置6の機能ブロック図を示している。管理装置6は、CPU39a、ROM39b、RAM39c、I/O39dを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部39と、当該制御部39と接続された周辺部とを有する。尚、制御部39は、各種制御プログラム(ソフトウェア)を実行するものであり、管理側開始処理実行手段、管理側記憶手段、管理側更新手段、管理側入力手段、状態特定手段、管理側出力手段に対応している。周辺部としては、中継装置4及び貸出機2との間で各種信号や各種情報を送受信するI/F部40である。I/F部40を介して信号の出入力を行う構成であるので、制御部39とI/F部40とが、管理側入力手段、管理側出力手段に対応していることも可能である。
さて、前述した[発明が解決しようとする課題]で述べたように、遊技場用システムでは、遊技場内に多数設置されている貸出機2と管理装置6とが通信を良好に行う必要がある。この点を考慮し、貸出機2と管理装置6とは以下の手順にしたがって通信を行う。以下、貸出機2と管理装置6とが行う通信として、管理装置6が貸出機2に接続要求信号を出力する態様、管理装置6が貸出機2に管理側特別信号を出力する態様について順次説明する。
(1)管理装置6が貸出機2に接続要求信号を出力する態様
貸出機2は、電源が投入されると、遮断時間管理部38により管理されている遮断時間を取得し、前回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間を取得する。貸出機2は、前回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間が予め定められた時間(例えば30秒)以上であると、図4(a)に示すように、管理装置6からの接続要求信号の入力を待機する(遊技装置との通信状態を当該遊技装置が収集した遊技情報を入力する入力通信状態にするための管理側開始処理の実行を待機する)。
管理装置6は、電源が投入されると、接続要求信号の貸出機2への出力を所定周期(例えば10秒)で行う(管理側開始処理を実行する)。管理装置6から貸出機2に出力される接続要求信号は、管理装置6が貸出機2に対して接続を要求するための情報(接続の要求先である貸出機2を特定可能な情報等)を含む信号である。
貸出機2は、管理装置6から接続要求信号を入力すると、接続信号を管理装置6に出力する。貸出機2から管理装置6に出力される接続信号は、貸出機2が管理装置6からの接続の要求に対して当該要求を受け入れたことを示す情報(自身を特定可能な情報等)を含む信号である。
管理装置6は、貸出機2から接続信号を入力すると、応答信号を貸出機2に出力する。管理装置6から貸出機2に出力される応答信号は、管理装置6が貸出機2からの要求の受け入れに対して応答したことを示す情報(応答先である貸出機2を特定可能な情報等)を含む信号である。
このように貸出機2と管理装置6とが、接続要求信号、接続信号、応答信号の順序にしたがって出入力を行うことで通信可能なオンライン状態になる。つまり、貸出機2は、前回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間が予め定められた時間以上であると、管理装置6が貸出機2との通信状態を入力通信状態にするための処理を行うことで、管理装置6と通信可能なオンライン状態になる。
一方、貸出機2は、前回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間が予め定められた時間(例えば30秒)未満であると、図4(b)に示すように、遊技側要求信号を管理装置6に出力する(管理装置との通信状態を前記入力通信状態にするための遊技側開始処理を実行する)。貸出機2から管理装置6に出力される遊技側要求信号は、貸出機2が管理装置6に対して自身への接続要求信号の出力を要求するための情報(接続要求信号の出力先である自身を特定可能な情報等)を含む信号である。
管理装置6は、貸出機2から遊技側要求信号を入力すると、接続要求信号を貸出機2に出力する。貸出機2は、管理装置6から接続要求信号を入力すると、接続信号を管理装置6に出力する。管理装置6は、貸出機2から接続信号を入力すると、応答信号を貸出機2に出力する。
このように貸出機2と管理装置6とが、遊技側要求信号、接続要求信号、接続信号、応答信号の順序にしたがって出入力を行うことで通信可能なオンライン状態になる。つまり、貸出機2は、前回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間が予め定められた時間未満であると、自機が管理装置6との通信状態を入力通信状態にするための処理を行うことで、管理装置6と通信可能なオンライン状態(入力通信状態)になる。
尚、この場合、今回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間が予め定められた時間以上であるか未満であるかに関係なく、接続要求信号、接続信号、応答信号の出入力を共通化しているので、オンライン状態になるまでの処理に関する情報量を低減することができる。又、貸出機2から管理装置6に出力される接続信号には、貸出機2のメモリ消去に要する時間やメモリ書込に要する時間の情報が含まれている。管理装置6は、貸出機2から入力する接続信号により貸出機2のメモリ消去に要する時間やメモリ書込に要する時間を特定し、メモリ消去に要する時間やメモリ書込に要する時間が経過するまで次の信号を当該貸出機2に出力しない。これは、貸出機2が自らのメモリ消去に要する時間やメモリ書込に要する時間を管理装置6に出力するものであり、本構成を採用することで、貸出機2のスペックが高くなったり低くなったりしてメモリ消去に要する時間やメモリ書込に要する時間が変更された場合でも、接続信号に含める内容を変更するのみで良く、管理装置6の通信設定の変更量を少なくするための工夫である。又、貸出機2がメモリ消去中やメモリ書込中に管理装置6から信号を入力すると、貸出機2のメモリ消去やメモリ書込の動作が不安定になる虞があるが、本構成を採用することで、貸出機2のメモリ消去やメモリ書込の動作を保証することもできる。
(2)管理装置6が貸出機2に管理側特別信号を出力する態様
貸出機2は、オンライン状態になると、図5に示すように、遊技側特別信号を所定周期(例えば25秒)で管理装置6に出力する。貸出機2から管理装置6に出力される遊技側特別信号は、収集した遊技情報(例えば使用金額や残金の情報、ICカードの残り枚数等)、自身で記憶している設定情報(遊技に関する遊技処理を実行するための設定に関する情報であって遊技場が営業中であるか否かを特定可能な情報であり、開店中、閉店中、メンテナンスモードの営業状態の情報)、設定情報の状態を示す更新番号(現在の更新状態を示す番号)を含む信号である。貸出機2から管理装置6に出力される遊技側特別信号の周期は、前述した管理装置6から貸出機2に出力される接続要求信号に含まれている。これは、管理装置6が自らの処理能力を貸出機2に出力するものであり、本構成を採用することで、管理装置6のスペックが高くなったり低くなったりした場合でも、貸出機2が遊技側特別信号の出力周期を変更するのみで良く、貸出機2の通信設定の変更量を少なくするための工夫である。
尚、管理装置6は、貸出機2から信号を入力しない期間が予め定められた時間(例えば30秒)経過すると、オフライン状態や断線が発生したものと判定し、その後、接続要求信号を所定周期で貸出機2に出力することになる。本構成を採用すると共に、前述したように前回の電源遮断から今回の電源投入までの経過時間が予め定められた時間(例えば30秒)未満であるときに接続要求信号を貸出機2に出力する構成を採用することにより、貸出機2と管理装置6とが予め定められた時間に亘って通信できない状態に陥る事態の発生を抑制している。
管理装置6は、貸出機2から遊技側特別信号を入力すると、遊技情報の管理を行うと共に、その遊技側特別信号に含まれている更新番号を自らが記憶している更新番号と比較することで、貸出機2の設定情報が正常に更新されているかを判定する。管理装置6は、貸出機2から入力した遊技側特別信号に含まれている更新番号と自らが記憶している更新番号とが一致する一致状態を判定すると、貸出機2が正常に動作しているものと判定し、入力完了信号を貸出機2に出力し、貸出機2からの次の遊技側特別信号の入力を待機する。管理装置6から貸出機2に出力される入力完了信号は、貸出機2の正常な動作を判定したことを当該貸出機2に通知するための情報を含む信号である。
管理装置6は、遊技場の管理者が更新操作として営業モードの変更操作を行うと、設定情報を更新し、その設定情報の更新を特定可能な更新番号(バージョン情報)を付与し、遊技場の管理者が更新操作の完了を示す完了操作を行うと、設定情報及び更新番号を含んだ管理側特別信号を貸出機2に出力する。つまり、管理装置6は、設定情報を更新した場合に、管理側特別信号を出力する。
貸出機2は、管理装置6から管理側特別信号を入力すると、その入力した管理側特別信号から設定情報を特定し、その特定した設定情報に自身の設定情報を更新し、その後の遊技処理を行う。尚、貸出機2は、管理装置6から管理側特別信号を入力しても、管理側特別信号を入力したことを示す応答信号を管理装置6に出力しない。又、貸出機2は、管理装置6から管理側特別信号を入力し、設定情報を更新すると、残額がある状態、計数結果が残っている状態(0ではない状態)の場合に、ICカードを発行可能な状態であると判定し、ICカードを発行する。つまり、貸出機2は、管理側更新手段による設定情報の更新に基づいて出力された管理側特別信号を入力したことを条件に遊技に使用可能な遊技価値の大きさを記録した記録媒体を発行する発行処理を実行する。尚、貸出機2は、管理側特別信号から特定した設定情報に自身の設定情報を更新し、閉店モードに変更した場合であれば、その後の遊技処理として貯玉の預け入れや引き出しを抑制する処理を行う。
一方、管理装置6は、図6に示すように、貸出機2から入力した遊技側特別信号に含まれている更新番号と自らが記憶している更新番号とが一致しない不一致状態を判定し、先の管理側特別信号が貸出機2に正常に届いていなかったものと判定し、入力完了信号を貸出機2に出力し、設定変更通知信号を貸出機2に出力する。管理装置6から貸出機2に出力される設定変更通知信号は、管理側特別信号が貸出機2に正常に届いていなかったと判定したことを当該貸出機2に通知するための情報を含む信号である。
貸出機2は、管理装置6から設定変更通知信号を入力すると、再通知要求信号を管理装置6に出力する。貸出機2から管理装置6に出力される再通知要求信号は、貸出機2が管理装置6に対して自身への管理側特別信号の再出力を要求するための情報(管理側特別信号の再出力先である自身を特定可能な情報等)を含む信号である。
管理装置6は、貸出機2から再通知要求信号を入力すると、管理側特別信号を貸出機2に再度出力する。つまり、管理装置6は、設定情報が不一致状態を特定した場合に、管理側特別信号を出力する。
貸出機2は、再通知要求信号を管理装置6に出力したことで管理側特別信号を入力すると、その入力した管理側特別信号から設定情報を特定し、その特定した設定情報に自身の設定情報を更新し、その後の遊技処理を行う。尚、貸出機2は、再通知要求信号を管理装置6に出力したことで管理側特別信号を入力した場合には、ICカードを発行しない。つまり、貸出機2は、不一致状態において管理側特別信号を入力したことを条件にした発行処理の実行を抑制する。尚、貸出機2は、管理側特別信号から特定した設定情報に自身の設定情報を更新し、開店モードに変更した場合であれば、その後の遊技処理として貯玉の預け入れや引き出しを許可する処理を行う。又、貸出機2は、テストモードに変更した場合であれば、その後の遊技処理として売上を発生させることなく玉の貸し出しを許可する処理を行う。
尚、参考として、貸出機2と中継装置4とが行う通信について以下に説明する。
中継装置4は、図7に示すように、接続要求信号を貸出機2に出力する。貸出機2は、中継装置4から接続要求信号を入力すると、接続完了通知信号を中継装置4に出力する。このように貸出機2と中継装置4とが、接続要求信号、接続完了通知信号の順序にしたがって出入力を行うことで通信可能なオンライン状態になる。
中継装置4は、オンライン状態になると、遊技情報要求信号を貸出機2に出力する。貸出機2は、中継装置4から遊技情報要求信号を入力すると、オンライン状態であれば、遊技情報を含む遊技情報信号を中継装置4に出力する。貸出機2から中継装置4に出力される遊技情報信号には、遊技場の管理者がリモコン操作により貸出機2の設定情報を変更したことや遊技者が貸出機2にて呼出操作を行ったことを示す情報が含まれる。
一方、貸出機2は、中継装置4から遊技情報要求信号を入力すると、オンライン状態でなければ、再接続要求信号を中継装置4に出力する。中継装置4は、貸出機2から再接続要求信号を入力すると、接続要求信号を貸出機2に出力する。貸出機2は、中継装置4から遊技情報要求信号を入力すると接続完了通知信号を中継装置4に出力する。このように貸出機2と中継装置4とが、接続要求信号、接続完了通知信号の順序にしたがって出入力を行うことで通信可能なオンライン状態になる。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
貸出機2において、電源が遮断されてから電源が投入されるまでの遮断時間が予め定められた時間よりも長ければ、管理装置6による貸出機2との通信状態を入力通信状態にするための管理側開始処理の実行を待機するようにしたので、当日の開店に合わせて朝一等に電源が投入される等の場合には、開始処理を管理装置6のスペックに応じたペースで行うことができ、短時間で極端な処理負荷が管理装置6にかかることを抑制することができる。一方、貸出機2において、遮断時間が予め定められた時間よりも短ければ、管理装置6との通信状態を入力通信状態にするための遊技側開始処理を実行するようにしたので、例えば営業中に配線を変更した場合やトラブルに対応した場合等の場合には、開始処理を速やかに(管理装置6スペックに応じたペースよりも早く)行うことができ、管理装置6との再接続を早く行うことができる。
管理装置6において、設定情報を更新した場合、及び設定情報が不一致であることを特定した場合に、管理側特別信号を貸出機2に出力するようにしたので、貸出機2において、設定情報を特定し易くなると共に、管理側特別信号が正常に届かなかった場合でも管理装置6が管理側特別信号を再度出力することで、管理側特別信号が正常に届く可能性が高まり、管理側特別信号から設定情報を特定し易くなる。これにより、遊技装置2において設定情報の更新を行い易くすることができる。
又、貸出機2において、管理装置6から管理側特別信号を入力したタイミングで応答信号を管理装置6に出力する必要がなくなり、管理装置6において、管理側特別信号を出力した後に貸出機2からの応答信号の入力を待機する必要がなくなり、管理装置6の待機時間を短くすることができる。
又、貸出機2において、管理装置6から管理側特別信号を入力した場合に、ICカードを発行可能な状態であればICカードを発行するようにしたので、遊技場の従業員がICカードを回収し忘れることを抑制することができ、ICカードを発行不能な状態であればICカードの発行を抑制するようにしたので、遊技者が遊技を開始している状態でICカードを無用に発行してしまうことを抑制することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。尚、以下に列挙する各変形例を適宜組み合わせても良い。
本実施形態では、遊技機1として玉を払い出すパチンコ遊技機を例示したが、パチンコ遊技機とは異なる遊技機に適用しても良く、例えば玉が封入されており、得点(遊技価値)を消費して玉を発射する封入式パチンコ遊技機に適用することも可能である。
本実施形態では、記録媒体としてICカードを使用する構成を例示したが、ICカードとは異なる記録媒体を使用しても良く、例えばコイン型の記録媒体やスティック型の記録媒体を使用することも可能である。
本実施形態では、遊技装置として玉を貸し出す貸出機2を例示したが、遊技装置としてメダルを貸し出す貸出機や遊技情報を表示する遊技情報表示装置3を採用しても良い。つまり、遊技装置は管理装置6と通信を行う構成であれば任意に変更しても良い。
本実施形態では、管理装置6が貸出機2に接続要求信号を出力するタイミングを10秒周期とする構成を例示したが、接続要求信号を出力するタイミングをどのように変更しても良い。例えば接続要求信号を出力するタイミングを30秒周期としても良いし、遊技場の管理者が所定操作を行った場合に接続要求信号を出力しても良い。
本実施形態では、貸出機2が収集して管理装置6に出力する遊技情報として、使用金額や残金の情報、ICカードの残り枚数等を例示したが、例えば遊技者が遊技で使用した玉数、遊技者が遊技で獲得した玉数、遊技結果、計数した玉数等を採用しても良い。又、貸出機2から管理装置6に遊技情報を出力する場合に、これらの遊技情報を直接的に特定可能な情報を採用しても良いし、これらの遊技情報を間接的に特定可能な情報を採用しても良い。
本実施形態では、管理装置6が接続要求信号を出力することでオンライン状態になる構成を例示したが、接続要求信号とは異なる信号を採用しても良い。例えば管理装置6が営業を開始したことを示す営業開始信号を出力することでオンライン状態になる構成としても良い。つまり、各種信号が直接的な情報により動作を指示する信号でも良いし、各種信号が間接的な情報により動作を指示する信号でも良い。貸出機から管理装置に出力する信号についても同様である。
本実施形態では、複数の情報を一の信号に纏めて出力する構成を例示したが、複数の情報を複数の信号に分けて出力する構成としても良い。例えば貸出機2が遊技情報と更新番号とを出力する場合に、それぞれを別の信号として出力しても良い。
本実施形態では、管理装置6において、更新番号を比較して営業モードの更新が正常に行われていたか否かを判定する構成を例示したが、貸出機2が遊技情報を出力する場合に営業モードの情報を含めるようにし、営業モードの情報を直接的に比較して営業モードの更新が正常に行われていたか否かを判定しても良い。
本実施形態では、設定情報として営業モードを例示したが、設定情報の内容を任意に変更しても良い。例えば貸出機2が玉を貸し出すときの単価(貸出単価)を設定情報として採用することも可能である。
貸出機2が営業モードの更新を行った場合に、更新を行ったことを示す信号を貸出機2が管理装置6に出力する構成としても良い。
本実施形態では、貸出機2において、設定変更通知信号を入力したことで再通知要求信号を出力し、管理側特別信号の再出力を要求することで、入力した管理側特別信号が再通知に対応したものであるか否かを識別する構成としたが、かかる構成に限定されるものではない。管理側特別信号に含めて再通知であることを特定可能な情報を管理装置6が出力する、又は管理側特別信号とは別に再通知であることを特定可能な情報を管理装置6が出力することで、その情報の有無により再通知か否かを貸出機2が判定しても良い。
本実施形態では、遮断時間管理部38が貸出機2に設けられることで、貸出機2が単独で遮断時間を計測する構成を例示したが、遮断時間管理部38が管理装置6に設けられることで、貸出機2と管理装置6とが連携して遮断時間を計測する構成でも良い。
本実施形態では、貸出機2において、再通知要求信号を管理装置6に出力したことで管理側特別信号を入力した場合(不一致状態において管理側特別信号を入力した場合)にICカードを発行しない構成を例示したが、ICカードの発行速度を通常(一致状態において管理側特別信号を入力した場合)よりも遅くしてICカードを発行しても良い。つまり、発行処理の実行を抑制するとは、ICカードを発行しないだけでなく、ICカードの発行速度を通常よりも遅くする等、ICカードを発行し難くする構成であれば、どのような構成を含むものである。
尚、以上に例示した実施形態からは以下の特徴を抽出することも可能である。
遊技機に対応して設けられ、遊技機の管理を行う管理装置から遊技に関する遊技処理を実行するための設定に関する情報である設定情報を特定可能な管理側特別信号を入力し、当該設定情報に基づいて遊技に関する遊技処理を実行する遊技装置を備えた遊技場用システムにおいて、前記遊技装置は、前記設定情報を記憶する遊技側記憶手段と、前記遊技側記憶手段が記憶する前記設定情報に基づいて前記遊技処理を実行する遊技処理実行手段と、前記管理装置が出力した前記管理側特別信号を入力する遊技側入力手段と、前記遊技側記憶手段が記憶する前記設定情報を、前記管理側特別信号から特定した前記設定情報に更新する遊技側更新手段と、前記遊技側記憶手段が記憶している前記設定情報を特定可能な遊技側特別信号を前記管理装置に出力する遊技側出力手段と、を備え、前記管理装置は、前記遊技装置の前記設定情報を記憶する管理側記憶手段と、遊技場の管理者が予め定められた更新操作を行った場合に、前記管理側記憶手段が記憶する前記設定情報を更新する管理側更新手段と、前記遊技側出力手段が出力した前記遊技側特別信号を入力する管理側入力手段と、前記管理側入力手段が入力した前記遊技側特別信号から特定した前記設定情報が、前記管理側記憶手段が記憶している設定情報と一致している一致状態であるか又は一致していない不一致状態であるかを特定する状態特定手段と、前記管理側記憶手段が記憶する前記設定情報を前記管理側更新手段が更新した場合、及び前記状態特定手段が不一致状態であることを特定した場合に、前記管理側記憶手段が記憶する前記設定情報を特定可能な前記管理側特別信号を前記遊技装置に出力する管理側出力手段と、を備えたことを特徴とする。
前記遊技処理実行手段は、前記遊技側入力手段が前記管理側特別信号を入力した後、当該管理側特別信号に対する応答信号を出力していない状態で前記遊技処理を実行することを特徴とする。
前記遊技側出力手段は、前記遊技側特別信号を所定周期で出力することを特徴とする。
前記遊技装置は、前記遊技側入力手段が前記管理側特別信号を入力した場合に、その管理側特別信号が前記管理側更新手段による前記設定情報の更新に基づいて出力されたものと前記不一致状態において出力されたものとを識別する識別手段と、前記管理側更新手段による前記設定情報の更新に基づいて出力された前記管理側特別信号を前記遊技側入力手段が入力したことを条件に遊技に使用可能な遊技価値の大きさを記録した記録媒体を発行する発行処理を実行する一方、前記不一致状態において前記管理側特別信号を前記遊技側入力手段が入力したことを条件にした前記発行処理の実行を抑制する発行手段と、を備えたことを特徴とする。
前記遊技側記憶手段は、前記設定情報として、遊技場が営業中であるか否かを特定可能な情報を記憶することを特徴とする。
図面中、1は遊技機、2は貸出機(遊技装置)、25はカード発行部(発行手段)、29は制御部(遊技情報収集手段、遊技情報出力手段、遊技側開始処理実行手段、入力手段、接続信号出力手段、遊技側記憶手段、遊技処理実行手段、遊技側入力手段、遊技側更新手段、遊技側出力手段、識別手段、発行手段)、30はI/F部(遊技情報出力手段、入力手段、接続信号出力手段、遊技側入力手段、遊技側出力手段)、39は制御部(管理側開始処理実行手段、管理側記憶手段、管理側更新手段、管理側入力手段、状態特定手段、管理側出力手段)、40はI/F部(管理側入力手段、管理側出力手段)である。

Claims (3)

  1. 複数の遊技機に1対1で対応して設けられ、遊技に関する遊技情報を収集する複数の遊技装置と、
    前記遊技装置と通信して前記遊技情報を管理する管理装置と、を備えた遊技場用システムにおいて、
    前記管理装置は、
    予め定められたタイミングで、前記遊技装置との通信状態を当該遊技装置が収集した遊技情報を入力する入力通信状態にするための管理側開始処理を実行する管理側開始処理実行手段を備え、
    前記遊技装置は、
    前記遊技情報を収集する遊技情報収集手段と、
    前記管理装置との通信状態が前記入力通信状態になっている状態において、前記遊技情報収集手段が収集した前記遊技情報を特定可能な信号を前記管理装置に出力する遊技情報出力手段と、
    自装置への電源が遮断されてから電源が投入されるまでの遮断時間が予め定められた時間よりも長い場合に、電源が投入された後に前記管理側開始処理実行手段による前記管理側開始処理の実行を待機する一方、前記遮断時間が前記予め定められた時間よりも短い場合に、電源が投入された後に前記管理装置との通信状態を前記入力通信状態にするための遊技側開始処理を実行する遊技側開始処理実行手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記管理側開始処理実行手段は、前記管理側開始処理として、前記入力通信状態での接続を要求する接続要求信号を前記遊技装置に出力し、
    前記遊技装置は、
    前記接続要求信号を入力する入力手段と、
    前記入力手段が前記接続要求信号を入力した場合に、前記管理装置との前記入力通信状態での接続を行う接続信号を前記管理装置に出力する接続信号出力手段と、を備え、
    前記遊技側開始処理実行手段は、前記遊技側開始処理として、前記接続要求信号の出力を要求する遊技側要求信号を前記管理装置に出力することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。
  3. 遊技機に対応して設けられた遊技装置において、
    遊技に関する遊技情報を収集する遊技情報収集手段と、
    別の装置として設けられた管理装置との通信状態が入力通信状態になっている状態において、前記遊技情報収集手段が収集した前記遊技情報を特定可能な信号を前記管理装置に出力する遊技情報出力手段と、
    電源が遮断されてから電源が投入されるまでの遮断時間が予め定められた時間よりも長い場合に、電源が投入された後に前記管理装置が通信を開始する管理側開始処理を実行したことに基づいて前記管理装置との通信を開始する一方、前記遮断時間が前記予め定められた時間よりも短い場合に、電源が投入された後に前記管理装置との通信状態を前記入力通信状態にするための遊技側開始処理を実行する遊技側開始処理実行手段と、を備えたことを特徴とする遊技装置。
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