JP2017060625A - 遊技場用システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】乗入を可能とする遊技場に設けられる遊技場用システムにおいて、管理装置6は、乗入でない貯玉利用(通常の再プレイ)の履歴を示す通常履歴情報と、乗入である貯玉利用(乗入による払い出し)の履歴を示す乗入履歴情報とを識別可能に出力する。乗入に関わる履歴データを把握し易くすることができ、乗入に伴うトラブルが生じた場合でも、トラブルの真意を把握するための時間が短縮される等、乗入に関わるトラブルに適切に対応することができる。
【選択図】図1
Description
図1は、遊技場用システムの全体構成を示している。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技装置2(価値受付手段、価値付与手段、管理手段、発行手段、第1管理手段に相当)が設置されている。これら遊技機1、遊技装置2及び情報表示装置3は2台ずつ中継装置4と接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6(管理手段、履歴作成手段、区分手段、出力手段、第2管理手段に相当)と接続されている。又、遊技場にはPOS7や残高精算機(図示せず)も設置されており、これらPOS7や残高精算機もLAN5を介して管理装置6と接続されている。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となっている。
(1)第1始動口16は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口17は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口16、17への入賞(始動入賞)に応じて大当たり抽選を行い、抽選結果を液晶表示部14にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当たりとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/360であり、大当たりがその後確変状態(確変)となる大当たり(確変大当たり)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当たりが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口18を開放する。尚、1Rの上限入賞数は10個であり、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(5)第2始動口17は普図入賞口15への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当たりとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口17の入賞率が高くなる。尚、上記は単なる例示であり、例示した数値等のスペックは機種に応じて異なる数値等が採用される。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから出力される消費価値(アウト)を特定可能な信号である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から出力される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。
始動信号=遊技機1から出力される始動入賞(特定の入賞)により変動(作動)する液晶表示部14(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に出力されるので、始動信号の入力に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート回数(スタート処理数)として特定する。尚、第1始動口16又は第2始動口17への入賞を示す信号でも良い。
特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口17の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号であるので、特別状態信号の入力中を特別状態中として特定する。又、大当たり信号及び特別状態信号の何れも入力していない期間を通常状態として特定する。
(1)貨幣を受け付けると(貨幣受付処理)、遊技機1と遊技装置2との双方に入金額を残高に加算して表示し、残高がある状態で遊技機1の貸出釦(図示せず)が押下されると(貸出操作)、貸出1単位(例えば500円)分の貸出玉(対価付与価値)を遊技機1から払い出し(対価付与処理)、レートに応じた対価分を残高から引き落とす(減算する)。尚、貨幣は複数回の対価付与処理の対応分を受け付け可能である(例えば1万円まで)。
処理時刻=対象となる処理の対応時刻である。対象となる端末から出力される電文上の処理時刻でも良いし、電文の送信時刻や受信時刻等でも良い。
会員番号=対象となる会員番号、会員カードのID、会員が所持する携帯端末のID等である。
端末=対象となる端末の種類である。「遊技装置」、「島端計数機」、「POS」、「遊技装置(乗入先)」、「遊技装置(乗入元)」等である。対象となる端末が遊技装置2の場合、上記したように、乗入に関連しなければ「遊技装置」と記録され、乗入に関連すれば乗入先が「遊技装置(乗入先)」と記録され、乗入元が「遊技装置(乗入元)」と記録される。
種別=対象となる種別である。「4P」は4円レートのパチンコ遊技機であり、「1P」は1円レートのパチンコ遊技機である。尚、パチンコ遊技機だけでなくスロットマシン等を対象としても良く、例えば「20G(20円レートのスロット(ゲーム))」や「5G(5円レートのスロット)」等として対象としても良い。
処理前玉数=処理を行う前の玉数である。
処理後玉数=処理を行った後の玉数である。「処理前玉数+預入玉数−交換玉数−再プレイ」の演算式により求められる。
預入玉数=遊技者が対応する処理にて遊技場へと預け入れた玉数である。
交換玉数=遊技者が対応する処理にて景品交換により遊技場から引き出した(対価とした)玉数である。
再プレイ=遊技者が対応する処理にて再プレイ処理の対価として遊技場から引き出した玉数である。
当日貯玉引落=遊技者が対応する処理にて当日貯玉(当日に会員IDと対応付けられた貯玉)分を遊技場から引き出した玉数である。再プレイの場合には当日貯玉があれば当日貯玉が前日貯玉(当日よりも前に会員IDと対応付けられた貯玉)に優先して引き出されるが、景品交換の場合には前日貯玉があれば前日貯玉が当日貯玉に優先して引き出される。
その他=上記以外の引落しである。図3では乗入元による引き落しのみを想定している。
持玉券ID/会員番号=対象となる持玉券のIDである。遊技開始時に別途付与する遊技者番号等としても良い。尚、会員カードを受け付けている場合には会員番号となる。
端末、号機、種別=図3の説明と同様である。
挿入時持玉数=持玉券を挿入する等の期間開始条件の成立時点での持玉数である。尚、持玉が無い状態で遊技を開始した場合は「0」となる。
排出時持玉数=持玉券を発行する(排出する)等の期間終了条件の成立時点での持玉数である。「挿入時持玉数+計数玉数/預入玉数−再プレイ/交換玉数」の演算式により求められる。尚、持玉がなくなった際も含む。
再プレイ/交換玉数=遊技者が対応する期間で景品交換又は再プレイ処理により引き出した(対価とした)玉数である。
貯玉数=遊技者が対応する期間に貯玉した玉数である。
区分=対応する期間に対応する処理(期間終了条件を成立させた処理等)である。持玉券の発行処理であれば「発券」、持玉が「0」となれば「持玉「0」」、会員カードの発行処理等に応じた貯玉処理であれば「会員貯玉」、POS7での景品交換であれば「交換」が記録される。
遊技場用システム1において、乗入でない貯玉利用の履歴を示す通常履歴情報と、乗入である貯玉利用の履歴を示す乗入履歴情報とを識別可能に出力するようにしたので、乗入に関わる履歴データを把握し易くすることができる。これにより、乗入に伴うトラブルが生じた場合でも、トラブルの真意を把握するための時間が短縮される等、乗入に関わるトラブルに適切に対応することができる。
図3の貯玉履歴と図5の持玉利用履歴とを区分して管理する構成を例示したが、これら貯玉履歴と持玉利用履歴とを統合して管理するようにしても良い。又、これら貯玉履歴と持玉利用履歴とをそれぞれ異なる管理装置にて管理しても良い。
通常の再プレイと乗入による払い出しとを区分するために端末の名称を変更したが、例えば乗入のレコードにフラグを付けたり、着色により識別可能にしたりする等、他の識別方法を採用しても良い。
自種別の当日貯玉がある状態で記録媒体を受け付けた場合に貯玉履歴を作成することを例示したが、発行処理時に作成する貯玉履歴と統合することで、記録媒体を受け付けた場合に貯玉履歴を作成しなくとも良い。
遊技者による乗入操作が行われることを状態切替条件として例示したが、自種別の持玉がなく他種別の乗入可能な持玉がある場合に、遊技者の操作を伴うことなく成立する条件を状態切替条件とする等、状態切替条件等の条件は適当な条件であればどのような条件を採用する等、例示した条件はどのような条件としても良い。
例示した設定値は予め設定されれば、遊技場の管理者が任意に設定しても良いし、管理装置6の製造メーカにて設定しても良いし、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。又、記録媒体としてカードを例示したが、有価価値を特定可能な情報を記録可能であれば例えばコイン等の他の記録媒体であっても良い。
対象となる遊技機1は、遊技媒体をデータのみで管理する所謂封入式のパチンコ遊技機であっても良いし、スロットマシンであっても良い。尚、所謂封入式等を考慮して遊技媒体は必要に応じて遊技価値と表現している。又、封入式等の場合、有価価値を遊技に消費できる状態とすることが遊技に使用可能な遊技価値を付与する対価付与処理となる。
例示した処理は管理装置6だけでなく、遊技装置2、中継装置4、POS7等のどのような機器により行っても良い。又、変形例を含む例示した構成をどのように組み合わせても良い。
Claims (6)
- 遊技機にて使用する遊技価値のレートが複数設けられる遊技場に対応した遊技場用システムであって、
遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値であって対応するレートを特定可能な獲得価値を受け付け可能な価値受付手段と、
遊技者からの付与操作の受け付けに応じて、遊技者から受け付けた前記獲得価値の内、前記価値受付手段に予め対応付けて設定される付与レートの獲得価値である自獲得価値、或いは当該自獲得価値とは異なる他レートの獲得価値である他獲得価値を対価として遊技者へと遊技価値を付与する付与処理を行う価値付与手段と、
前記自獲得価値と、前記他獲得価値とを管理する管理手段と、
前記価値付与手段による前記自獲得価値を対価とする付与処理である通常付与処理と、前記他獲得価値を対価とする付与処理である乗入付与処理とが行われた場合に、当該付与処理に関連する遊技情報を示す履歴情報を作成する履歴作成手段と、
前記履歴情報に対して、前記通常付与処理に関連する前記履歴情報である通常履歴情報と、前記乗入付与処理に関連する前記履歴情報である乗入履歴情報とを区分する区分手段と、
識別情報により、前記通常履歴情報と、前記乗入履歴情報とを識別可能に出力する出力手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 前記履歴情報には、処理を行った端末の種類を示す情報が含まれており、
前記区分手段は、前記識別情報として、端末の種類が同一であったとしても、前記通常履歴情報と、前記乗入履歴情報とで前記端末の種類を区分することで、前記通常履歴情報と前記乗入履歴情報とを区分することを特徴とする請求項1に記載した遊技場用システム。 - 前記履歴作成手段は、予め設定される履歴作成条件が成立した場合に前記履歴情報を作成し、当該履歴作成条件の成立に応じて前記乗入履歴情報を作成する場合に、前記他レートに対応した乗入履歴情報と、前記付与レートに対応した乗入履歴情報との双方を作成することを特徴とする請求項1又は2に記載した遊技場用システム。
- 前記履歴作成手段は、前記通常履歴情報については、所定の期間開始条件が成立してから所定の期間終了条件が成立する迄の期間であって複数回の前記通常付与処理を包含可能な期間単位で作成する一方、前記乗入履歴情報については、前記乗入付与処理単位で作成することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用システム。
- 前記獲得価値が前記受付手段により受け付けられている状態で、遊技者からの発行操作の受け付けに応じて当該獲得価値を対応付けた記録媒体を発行する発行処理を行う発行手段を備え、
前記管理手段は、第1管理手段と第2管理手段とに区分して構成され、
前記自獲得価値は、前記受付手段により前記記録媒体が受け付けられる受付処理が行われた場合には、前記第2管理手段による管理対象から前記第1管理手段による管理対象へと移行する一方、前記発行処理が行われた場合には、前記第1管理手段による管理対象から前記第2管理手段による管理対象へと移行し、
前記他獲得価値は、前記受付処理が行われた場合には、前記第2管理手段による管理対象を継続し、
前記履歴作成手段は、前記通常付与処理が行われた場合には前記通常付与処理単位で前記履歴情報を作成せずに前記発行処理が行われた場合に複数回の前記通常付与処理を包含可能な前記履歴情報を作成する一方、前記乗入付与処理が行われた場合には前記乗入付与処理単位で前記履歴情報を作成することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載した遊技場用システム。 - 前記履歴情報は、前記付与処理が行われた場合に当該付与処理単位で作成される第1履歴情報と、所定の期間開始条件が成立してから所定の期間終了条件が成立する迄の期間であって複数回の前記付与処理を包含可能な期間単位で作成される第2履歴情報とに区分して管理され、
前記出力手段は、前記第1履歴情報と、前記第2履歴情報とを統合して履歴情報を出力可能であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載した遊技場用システム。
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JP2007202825A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技場用データ管理システム |
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