JP6306366B2 - 遊技場用景品交換システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行し、獲得価値と交換対象となる景品とを対応付ける交換処理を行う遊技場用景品交換システムに関する。
遊技場では、遊技者が遊技により獲得した遊技価値を景品交換する場合、その遊技価値が対応付けられた記録媒体を受付け、遊技場の従業員が交換状況を管理する所謂POSを操作した上で交換対象となる景品を遊技者に渡している。さて、遊技場では遊技機毎に計数機を設けた所謂各台計数機を設置することが多くなっている。この場合、例えば特許文献1のように一枚の記録媒体に各台計数機にて計数した計数値(持玉)と遊技媒体を借りる際に対価となる有価価値の残り(残高)とを対応付けて発行する場合がある。
特開2013−118930号公報
残高は一般的にPOSでは精算されずに残高精算機で精算される。そのため、記録媒体に対応付けられている持玉を精算する場合に、その記録媒体に残高も対応付けられていれば(残高が残っていれば)、持玉を全て精算しても、その記録媒体を回収せずに遊技者へと返却する必要がある。そこで、記録媒体を受付けた際に、その記録媒体に残高が対応付けられていれば、その旨を、POSを操作する遊技場の従業員に対して報知する構成が考えられる。しかしながら、これでは、遊技場の従業員が、景品交換に係るPOSの操作等を行っている内にその報知を忘れてしまい、残高が対応付けられている記録媒体を遊技者へと返却し損ねる虞があった。又、このような虞は、例えばPOSにて一度に一種類の持玉しか交換処理できない場合に、一枚の記録媒体に複数の種別の持玉(異なる貸単価の持玉)を対応付ける場合であるとか、残高と同様にPOSにて処理できない所謂ポイント等を記録媒体に対応付ける場合であるとか、記録媒体の利便性を高めれば高める程、顕在化する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値を精算するための操作を行う遊技場の従業員が、その遊技者が遊技により獲得した遊技価値以外の有価価値が対応付けられた記録媒体を、その操作後に返却し損ねる虞を低減することができる遊技場用景品交換システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付け、当該受付けた獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行可能であり、自身に対応する種類の獲得価値と対応しない種類の獲得価値とが残存する場合、又は複数種類の獲得価値を受付けた場合には、複数種類の獲得価値を区分可能に前記記録媒体に対応付けて発行可能な発行手段と、前記獲得価値と、交換対象となる景品とを対応付ける交換処理を可能とする一方、一度の交換処理により複数種類の獲得価値を対象とした交換処理は不能とする交換手段と、前記記録媒体を受付け、前記交換処理における交換対象となる獲得価値を特定する受付手段と、前記受付手段により受付けられた記録媒体により複数種類の獲得価値が特定可能である場合に、前記交換処理における交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能である旨を導出する判定処理を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果として異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られた場合に、前記交換処理の終了操作に応じて当該受付けた記録媒体を返却する必要がある旨を示す返却報知を行う報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付け、当該受付けた獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行可能な発行手段と、前記獲得価値と、交換対象となる景品とを対応付ける交換処理を行う交換手段と、前記記録媒体を受付け、前記交換処理における交換対象となる獲得価値を特定する受付手段と、前記受付手段により受付けられた記録媒体により特定可能な有価価値として、前記交換処理における交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能であるか否かを判定する判定処理を行う判定手段と、前記判定手段による判定結果として異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られた場合に、当該受付けた記録媒体を返却する必要がある旨を示す返却報知であって、前記交換処理の終了操作に応じた終了返却報知と、前記受付手段による記録媒体の受付けに応じた受付返却報知とを行う報知手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記終了返却報知を行うか否かと、前記受付返却報知を行うか否かとを設定する設定手段を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、遊技機に対応して設けられ、遊技者から貨幣価値を受付け、当該受付けた貨幣価値を対価として対応する遊技機にて利用可能な遊技価値を遊技者へと貸与する貸出処理を行う貸出手段と、前記受付手段とは異なる貨幣返却用受付手段により前記記録媒体を受付け、前記貨幣価値を遊技者へと返却する貨幣返却処理を行う貨幣返却手段と、を備え、前記発行手段は、前記貸出手段に対応して設けられ、前記貸出処理の対価となった残りの貨幣価値である残貨幣価値を、前記獲得価値と区分して特定可能に前記記録媒体を発行することで、前記受付けた獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行可能であり、前記貨幣返却手段は、前記貨幣返却用受付手段により前記記録媒体が受付けられた場合に、当該記録媒体により特定される残貨幣価値を遊技者へと返却することで前記貨幣返却処理を行い、前記判定手段は、前記受付手段により前記記録媒体が受付けられ、当該記録媒体により前記獲得価値と前記残貨幣価値とが特定可能である場合に、前記交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能である旨を導出することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記交換処理の終了後に返却対象となる記録媒体を返却する返却手段を備え、前記受付手段は、一度の前記交換処理により複数の記録媒体を受付可能であり、前記判定手段は、一度の前記交換処理により複数の記録媒体が受付けられた場合に、それぞれの記録媒体について前記判定処理を行い、前記返却手段は、前記判定処理による判定結果として複数の記録媒体について異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られた場合に、その返却対象となる有価価値を一の記録媒体により特定可能に返却することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、受付けられた記録媒体により特定可能な有価価値として、交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られると、交換処理の終了操作に応じて当該受付けた記録媒体を返却する必要がある旨を示す返却報知を行うようにしたので、景品交換に係る操作が複雑であったとしても、その操作後に記録媒体を返却し損ねる虞を低減することができる。又、一度の交換処理により複数種類の獲得価値を対象とした交換処理を不能としたので、一度の交換処理により一種類の獲得価値のみを交換対象とすることで、交換処理の複雑化を防止することができると共に、何れの獲得価値が何れの交換価値と交換されたのかを把握し易くすることができる。
請求項2に記載した発明によれば、返却報知を交換処理の終了時に行うことに加え、記録媒体の受付時にも行うようにしたので、予め何れの記録媒体が返却対象となるかを把握した上で交換操作を行うことができる。又、システム上で記録媒体を受付ける際に取込まない場合には、返却対象となる記録媒体と返却対象とならない記録媒体とを区分して置いておき、交換終了時に返却対象となる記録媒体を円滑に返却する等、遊技場の運用に応じて適切に対応することができる。
請求項3に記載した発明によれば、遊技場の運用として、記録媒体の受付後に記録媒体を返却するのであれば、終了返却報知を行わないようにし、一方、交換処理に係る時間を短くしたければ、受付返却報知を行わないようにする等、遊技場の運用に応じて適切に対応することができる。
請求項4に記載した発明によれば、受付手段とは異なる貨幣返却用受付手段により記録媒体を受付け、貨幣価値を遊技者へと返却するようにしたので、獲得価値と交換対象となる景品とを対応付ける交換処理と、貨幣価値を遊技者へと返却する貨幣返却処理とを同時に行わずに済むようになり、交換処理の複雑化を防止することができると共に、交換処理にて景品のみを扱うことで貨幣を扱わなくとも良くなり、セキュリティ等を向上することができる。
請求項5に記載した発明によれば、一度の交換処理により複数の記録媒体が受付けられ、それぞれの記録媒体について異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られると、その返却対象となる有価価値を一の記録媒体により特定可能に返却するようにしたので、異なる種類の有価価値を一の記録媒体にまとめて返却することができ、それ以降、遊技者が携帯する記録媒体数を少なくすることができる。その結果、遊技者の利便性を高めることができると共に、精算忘れ等により遊技者が記録媒体を持ち帰ったとしても、その記録媒体にかかるコストによる遊技場の損失を極力低減することができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 POSの正面図 カードリーダの斜視図 景品対価玉数設定を示す図 報知設定を示す図 フローチャート 交換中画面を示す図 返却報知画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用景品交換システムの全体構成を示す概略図である。遊技場内には多数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して遊技機装置2(発行手段、貸出手段に相当)が設置されている。これら遊技機1及び遊技機装置2は、中継装置3及びLAN4を介して管理装置5(設定手段に相当)と接続されている。管理装置5は、遊技機側(遊技機1、遊技機装置2等)から送信される遊技信号を受信することにより遊技機1毎の遊技データや会員登録された会員毎の個人データ等を管理する。
遊技場にはPOS(景品交換装置)6(交換手段、受付手段、判定手段、返却手段に相当)及び残高精算機7(貨幣返却用受付手段、貨幣返却手段に相当)も設置されている。POS6及び残高精算機7も、LAN4を介して管理装置5と接続されている。POS6は、遊技場内の景品交換カウンタに設けられており、遊技場の従業員により操作される。POS6は、付属するカードリーダ37(図3参照、受付手段、返却手段に相当)により読取ったICカードからなる一般カード8(記録媒体に相当)、又はバーコードリーダにより読取ったレシートに記録されている遊技価値に基づいて特定される景品交換価値に基づいて交換処理を行う。この場合、POS6は、一般カード8、又はレシートに記録されている遊技価値の大きさを取扱うときは、管理装置5が一般カード8、又はレシートに対応して予め記憶している遊技価値の大きさと照合し、真であると判定したことを条件として遊技価値の取扱いを有効とする。残高精算機7は、一般カード8がカード挿入口9に挿入されたときは、その一般カード8に記録されている残高(入金残高)を返却口10から返却する(貨幣返却処理を行う)。
管理装置5は、遊技場内の例えば事務室等に設置されており、遊技場の管理者が操作するキーボード11、モニタ12、図示しないプリンタ等が接続されている。管理装置5は、遊技場内に設置された遊技機1、遊技機装置2等の稼動状況を管理すると共に、遊技機側からの信号に基づいて遊技者毎の遊技価値の大きさ(持玉、貯玉(会員の場合))を記憶管理する。尚、持玉とは、当日貯玉であり、前日以前に預入れた玉やメダルではなく、当日獲得した玉やメダルを意味する。貯玉と当日貯玉は管理が異なるため区別している。尚、図1では図示を省略したが、実際には例えば数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となっている。
遊技場には玉を遊技媒体とするパチンコ機が設置されたパチンココーナーと、メダルを遊技媒体とするパチスロ機が設置されたスロットコーナーとが設けられている。パチンココーナーとしては、貸単価4円のパチンコ機が設置された4パチコーナー、貸単価1円のパチンコ機が設置された1パチコーナーが設置された1パチコーナー等が設けられている。スロットコーナーとしては、貸単価20円のパチスロ機が設置された20スロコーナー、貸単価5円のパチスロ機が設置された5スロコーナー等が設けられている。即ち、遊技機1にて使用する遊技価値として複数の異なる遊技価値(複数種類の遊技価値)が設定されている。
遊技機1は、CR(カードリーダ)パチンコ機であり、盤面13に玉を発射する発射装置を構成する操作ハンドル14、上部受皿15、下部受皿16を有すると共に、盤面13に、液晶表示部17、普図入賞口18、第1始動口19、第2始動口20、大入賞口21を有する。
遊技機1は以下に示すように動作する。
(1)第1始動口19は入賞率が変動しない入賞口(所謂ヘソ入賞口)であり、第2始動口20は入賞率が変動する入賞口(所謂電チュー)である。各始動口19、20への入賞(始動入賞)に応じて大当り抽選を行い、抽選結果を液晶表示部17にて行う図柄変動にて報知し、その変動結果に応じて大当りとなる。
(2)図柄変動中に始動入賞した場合には所定の保留上限値(例えば各4つ)まで図柄変動を累積的に保留し、図柄変動終了後に保留している図柄変動を開始する。尚、保留している図柄変動数(保留数)が上限値である状態で始動入賞した場合、図柄変動は保留されない。
(3)大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/360であり、大当りがその後確変状態(確変)となる大当り(確変大当り)となる割合である確変率は(通常状態、確変状態共に)66.6%である。大当りが発生すると15ラウンド(R)分だけ大入賞口21を開放する。1Rの上限入賞数は10玉、上限開放時間は30秒であり、上限入賞数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)確変中は大当り確率が1/31に向上すると共に、第2始動口20への入賞率が高くなる時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続するので、大当り後に大当りでも確変でもない状態である通常遊技状態(通常状態)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、その後は所定数(例えば100回)の図柄変動を行うまで時短状態となる。
(5)第2始動口20は普図入賞口18への入賞に応じて変動する普通図柄(普図)が当りとなった場合に入賞率の高い開放状態となる。この場合、普図1回の変動時間は通常状態では30秒であり時短状態では3秒となる。又、開放時間は通常状態では0.3秒であり時短状態では5秒となる。即ち、時短状態では通常状態と比較して普図変動時間が短くなる一方、開放時間は長くなることで第2始動口20の入賞率が高くなる。
遊技機1及び当該遊技機1に付設された周辺機器は、遊技者による玉の打込みや各始動口19、20への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を送信する。
アウト信号=消費玉を回収するアウトBOXから送信される消費価値(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)である。消費(使用、打込、回収)玉10玉に対して1パルスが送信されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定する。尚、遊技機1から送信される信号でも良い。
セーフ信号=遊技機1から送信される入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号である。払出10玉に対して1パルスが送信されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から送信される補給信号をセーフ信号としても良い。
始動信号=遊技機1から送信される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部17(役物)におけるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号である。図柄変動確定時に送信されるので、始動信号の受信に応じてスタート処理を特定し、「始動信号×1」をスタート(スタート処理数)として特定する。尚、始動入賞を示す信号としても良い。
大当り信号=遊技機1から送信される大当り期間を特定可能な信号である。大当り中にレベル送信される状態信号であるので、大当り信号の受信中を大当り中として特定する。
特別状態信号=遊技機1から送信される特別状態(甘中)を特定可能な信号である。第2始動口20の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル送信される状態信号であるので、特別状態信号の受信中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル送信される状態信号(確変信号)であっても良い。又、大当り信号と特別状態信号の何れも受信していない期間を通常状態として特定する。
遊技機装置2は、遊技機1の遊技状態を示す状態表示部22、紙幣(貨幣価値)が投入される紙幣投入口23、遊技者からの操作入力を受付けると共に遊技の進行に伴って図柄変動回数(スタート回数)や大当り確率等の遊技データを表示するタッチパネル式の液晶表示部24、持玉及び貯玉を払出すための払出釦25、払出された玉が通過する払出ノズル26、一般カード8及び図示しない会員カードが挿入されるカード挿入口27、遊技機1の下部受皿16の下方に位置する着脱可能な計数受皿28等を有する。
遊技機装置2は、所謂各台計数機能付の貸出機であり、受付けた貨幣(残高)の内、貸出の対価を減じた残高、及び計数した持玉の内、再プレイにより払戻した残りの持玉を特定可能な一般カード8を発行(全発行)可能な装置である。残高とは遊技者が入金した貨幣額から貸出処理を行った対価額(貸出処理の対価)を除いた遊技者の利用可能額(残貨幣価値)を示している。持玉とは遊技者が遊技により獲得した遊技価値を示し、計数した獲得遊技価値から再プレイ処理により付与した遊技価値や交換した景品の対価となった遊技価値を除いた遊技価値(獲得価値)を示している。遊技機装置2は、再プレイにより対価となる遊技価値を再プレイにより払戻した持玉と同数の持玉とする一方、一般カード8に複数の種別の持玉(異なる貸単価の持玉)の対応付け(例えば記録)が可能である。即ち、遊技者が複数の種別に対応した遊技機1をそれぞれ遊技して持玉を獲得した場合には、それぞれの持玉(複数の種別に対応した持玉)を同一の一般カード8に対応付けることが可能である。尚、一般カード8に記録されている持玉はPOS6にて精算され、残高は残高精算機7にて精算される。
遊技機装置2は、以下に示す機能を備えている。
(1)紙幣投入口23に投入された投入金額を液晶表示部24に表示すると共に貸出処理に応じて投入金額から貸出処理により払出された遊技媒体の対価を除いた残りの残高を表示し、返却操作時にその時点の残高を一般カード8に記録して発行する。
(2)遊技機1に設けられた図示しない貸出釦の操作に応じて残高の範囲内で1度数に相当する数の玉を遊技機1内部の払出機構から払出すCR機能を備えている。このとき、遊技機1から遊技機装置2に1度数分の125玉を払出したことを示す信号が送信されるので、液晶表示部24に表示されている残高から1度数に相当する単位金額である例えば500円を減額すると共に売上信号を送信する。この売上信号は1度数の玉の払出し毎に1パルスが送信されるので、1パルスに相当する単位金額を売上額として特定する。尚、玉の払出を遊技機装置2により行っても良い。
(3)遊技機1の下部受皿16から落下して計数受皿28で受けられた玉を計数して液晶表示部24に表示する。
(4)払出釦25の操作に応じて計数玉(持玉)又は貯玉(会員の場合)の範囲内で1度数ずつ払出す。尚、この場合も、玉の払出を遊技機1及び遊技機装置2の何れにより行っても良い。
(5)遊技機1に設けられた図示しない返却釦(全発行釦)の操作に応じて残高及び持玉等の情報をカード挿入口27に挿入されている一般カード8に記録して発行(全発行)する。即ち、残高、遊技者が遊技する遊技機1の種類(自種別)の持玉、自種別以外の種類(他種別)の持玉の少なくとも一つの有価価値が残存している場合は、残存している全有価価値を一般カード8に記録する。会員カードが挿入されている場合は、残高を会員カードに記録して持玉を管理装置5に送信してから会員カードを発行する。一般カード8を発行する場合は、カードIDを含む発行情報を管理装置5に送信し、管理装置5側にも記憶する。尚、カード挿入口27に一般カード8も会員カードも挿入されていない場合は、図示しないカードストック部にストックしている一般カード8をカード挿入口27に繰出して残高及び持玉を記録して発行する。
(6)一般カード8がカード挿入口27に挿入された場合は、一般カード8に記録されている残高及び持玉を読出して液晶表示部24に表示する。会員カードが挿入された場合は、会員カードに記録されている残高を読出して液晶表示部24に表示すると共に暗証番号の入力を条件として管理装置5の会員口座に会員IDに対応して記憶されている貯玉(当日貯玉や前日貯玉)も表示する。当日貯玉とは当日貯玉された貯玉(持玉)であり、前日貯玉とは前日までの貯玉である。営業終了後は、当日貯玉は前日貯玉に合算して記憶される。遊技者による払出操作に応じて貯玉又は当日貯玉の範囲内で玉を払出ノズル26から払出す。尚、当日貯玉と前日貯玉とを区別可能であれば、例えば当日貯玉と前日貯玉との合計を示す総貯玉と当日貯玉とを記憶し、営業終了後に当日貯玉をクリアして管理する等のように、総貯玉と何れか一方とを記憶対象としても良い。
(7)液晶表示部24に対する操作入力に応じて対応する遊技機1又は指定された他の遊技機1の遊技データを表示したり、遊技場からのメッセージを表示したり、遊技者が会員であることが特定された場合は遊技機1の遊技データを表示する。
管理装置5は、マイクロコンピュータがプログラムにしたがって作動することで、遊技機1の稼動状況を示す遊技データを表示する遊技情報表示サービス、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体を一旦貯蓄し、当日又は後日遊技に再利用できるようにする貯玉サービスを実行可能となっている。これらのサービスを実行するために、遊技機1や遊技機装置2等から受信される遊技信号に基づいて、遊技機1の稼動状態を特定して遊技機1毎に遊技情報を管理する。
POS6は、図2に示すように、タッチパネル式の液晶表示部29(報知手段に相当)、景品の入庫操作等を行うための入庫釦30、各種の操作釦31、特殊景品への交換操作を行うための交換釦32、景品交換表示を終了させるための終了釦33、景品の種類を選択するためのPLU釦34、各操作を取り消すためのキャンセル釦35、各景品の数量を入力するためのテンキー36等を有する。
カードリーダ37は、POS6と通信可能に対応して設置されており、図3に示すように、タッチパネル式の表示部38、一般カード8を非接触により(取込まずに)受付可能な一般カード受付部39、会員カードを受付可能な会員カード受付部40等を有する。カードリーダ37は、一般カード8を一般カード受付部39にて非接触により受付けた場合には、交換対象として取込んだ種別(交換種別)の持玉を「0」へと書換え(更新し)、交換対象でない他の種別や残高等が対応付けられていれば、その他の種別や残高はそのまま対応付けておく(更新しない)。
この場合、一般カード8は遊技者から遊技場の従業員へと手渡され、遊技場の従業員によりカードリーダ37にて受付される。ここで、一般カード8は、上記したように複数の種別の持玉(異なる貸単価の持玉)や残高の対応付けが可能であるので、他の種別や残高等が対応付けられていなければ、交換処理の終了後に遊技者へと返却する必要はないが、他の種別や残高等が対応付けられていれば、交換処理の終了後に遊技者へと返却する必要がある。この点を考慮し、本発明では以下の処理を行うことを特徴とする。尚、本実施形態では説明を簡略化するために会員カードについての説明を省略しているが、会員カードを会員カード受付部40にて受付けた場合に当該会員カードに対応付けて管理されている所謂貯玉を利用する等の会員サービスに対応しても良い。
管理装置5は、本発明に関連し、図4に示す景品対価玉数設定及び図5に示す報知設定を設定可能となっている。管理装置5は、遊技場の管理者が実行する情報送信操作により、設定された景品対価玉数設定及び報知設定をPOS6に送信する。POS6は、管理装置5から受信した景品対価玉数設定及び報知設定を設定し、その設定情報に基づいて動作する。
図4に示す景品対価玉数設定は、景品毎(対価玉数は同じであるが、異なる複数の景品を1つの景品として登録することもある)の対価玉数を複数段階に区分した設定である。尚、「大」、「中」、「小」は特殊景品として設定され、それぞれ対応金額(遊技場外の替場にて買取られる金額等)が設定される。交換対価は複数の種別が取引対象であり、交換対価**の「**」にて種別を示している、図4では、P4が貸単価4円のパチンコ、P1が貸単価1円のパチンコ、G20が貸単価20円のパチスロ、G5が貸単価5円のパチスロに対応している。尚、特に図示しないが、交換可能数(玉数)に対する設定値であって、交換可能数(玉数)がその設定値未満であることを条件として終了操作を許容するための終了可能数(50玉)等の周知の設定値も設定される。
図5に示す報知設定は、POS6において一般カード8を遊技者へと返却する旨の報知(返却報知)に関わる設定であり、以下の各項目が設定されている。
報知時期=返却報知をカード受付時と交換終了時の内、何れの時期に行うかの設定情報であり、「前」はカード受付時に返却報知(受付返却報知)を行う旨の設定を示し、「後」は交換終了時に返却報知(終了返却報知)を行う旨の設定を示し、「前後」はカード受付時と交換終了時との双方で返却報知を行う旨の設定を示す。
報知対象=返却報知の対象となる有価価値を何れとするかの設定情報である。「残高」は残高が対応付けられている場合に、その残高を報知対象とする旨の設定を示し、「持玉」は複数の交換種別の持玉が対応付けられている場合に、その持玉を報知対象とする旨の設定を示し、「残高&持玉」は残高と持玉の双方を報知対象とする旨の設定を示す。
報知内容=返却報知する際の報知内容を示す設定情報である。「枚数」は一般カード8を複数枚受付ける「合算」処理を行った場合に、返却対象となる一般カード8の枚数を報知対象とする旨の設定を示し、「残高」は返却対象となる合計残高を報知対象とする旨の設定を示し、「玉数」は返却対象となる持玉を報知対象とする旨の設定を示す。尚、図5の例示のように全てを組み合わせて設定することも可能であり、例えば「枚数&玉数」等のように一部を組み合わせて設定することも可能である。
次に、上記した構成の作用について図6から図8も参照して説明する。POS6は、本発明に関連し、図6に示す交換処理を行う。尚、ここでは、POS6は、図5に示した報知設定にしたがって交換処理を行う場合を説明する。
POS6は、交換処理を開始すると、一般カード8の受付を待機している(S1)。POS6は、一般カード8が遊技者から遊技場の従業員へと手渡され、遊技場の従業員が一般カード8をカードリーダ37に翳したことで、一般カード8を受付けたと判定すると(S1:YES)、その一般カード8に残高が対応付けられている(特定可能である)か否かを判定し(S2)、残高が対応付けられていると判定すると(S2:YES)、報知フラグに「1」を設定する(S3)。又、POS6は、残高が対応付けられていないと判定すると(S2:NO)、その一般カード8に複数の種別の持玉が対応付けられている(特定可能である)か否かを判定し(S4)、複数の種別の持玉が対応付けられていると判定すると(S4:YES)、この場合も、報知フラグに「1」を設定する(S3)。
POS6は、報知フラグに「1」を設定した後に、返却報知(受付返却報知)を行う(S5)。次いで、POS6は、その受付けた一般カード8が2枚目以降のカード(合算カード)であるか否かを判定する(S6)。POS6は、その受付けた一般カード8が1枚目のカードである(合算カードでない)と判定すると(S6:NO)、その一般カード8に複数の種別の持玉が対応付けられているか否かを判定する(S7)。
POS6は、その一般カード8に複数の種別の持玉が対応付けられていない場合には(S7:NO)、一般カード8に対応付けられている持玉の種別を今回の交換処理の交換種別として設定する(S8)。一方、POS6は、その一般カード8に複数の種別の持玉が対応付けられている場合には(S7:YES)、複数の種別の何れかが今回の交換処理の交換種別として特定できるまで待機し(S9)、何れかの種別を特定すると(S9:YES)、その特定した種別を今回の交換処理の交換種別として設定する(S10)。尚、複数の種別の何れかを交換種別として特定する方法としては、遊技場の従業員や遊技者の操作を受付け、その受付けた操作で指定された種別を交換種別として特定したり、複数の種別に予め優先順位を設けておき、優先順位の高い種別を交換種別として特定したりする等、どのように特定しても良い。その際、一般カード8に対応付けられている持玉と種別を全て表示することが望ましい。そして、POS6は、このようにして交換種別を決定した後に、一般カード8に対応付けられている交換種別の持玉を交換可能数として決定し(S11)、その決定した交換可能数に応じて後述する図7に示すような交換景品表示等の更新を行う(S12)。
その後、POS6は、一般カード8を受付けたか否かを判定し(S13)、景品選択操作を受付けたか否かを判定し(S14)、交換釦32が押下されたか否かを判定し(S15)、キャンセル釦35が押下されたか否かを判定し(S16)、終了釦33が押下されたか否かを判定する(S17)。
POS6は、一般カード8を受付けた判定すると(S13:YES)、その受付けた一般カード8に交換種別の持玉が対応付けられているか否かを判定し(S18)、対応付けられていると判定すると(S18:YES)、ステップS2以降を繰返して行う。この場合、POS6は、その受付けた一般カード8が2枚目以降のカード(合算カード)であるので、2枚目以降のカードであると判定し(S6:YES)、現在の交換可能数に、一般カード8に対応付けられている交換種別の持玉を加え(合算し)、その合算した持玉を新たな交換可能数として設定し(S19)、その設定した交換可能数に応じて交換景品表示等の更新を行う(S12)。
又、POS6は、景品選択操作を受付けたと判定すると(S14:YES)、PLU釦34等による一般景品の選択として交換可能数が選択景品対価玉数以上であることを条件として(S20:YES)、選択景品を仮特定し(S21)、その仮特定した景品の対価玉数を交換可能数から減算し(S22)、その減算後の交換可能数に応じて交換景品表示等の更新を行う(S23)。又、POS6は、交換釦32が押下されたと判定すると(S15:YES)、表示中の特殊景品を仮特定し(S24)、その仮特定した景品の対価玉数を交換可能数から減算し(S22)、その減算後の交換可能数に応じて交換景品表示等の更新を行う(S23)。
又、POS6は、キャンセル釦35が押下されたと判定すると(S16:YES)、仮特定した景品をキャンセルする(S25)。このとき、POS6は、交換可能数を仮特定前の値に戻す。又、POS6は、終了釦33が押下されたと判定すると(S17:YES)、交換可能数が終了可能数以下であることを条件とし(S26:YES)、仮特定中の交換景品を確定し(S27)、交換景品と受付けた一般カード8や持玉の対応付け状況を特定可能な交換情報を管理装置5に送信し(S28)、報知フラグに「1」を設定していることを条件とし(S29:YES)、返却報知(終了返却報知)を行い(S30)、返却報知を行った後に報知フラグに「0」を設定し(S31)、交換処理を終了する。
図7は、一般カード8を受付けた後に「たばこA」を選択し、仮特定した状態の交換中画面の表示を例示している。「交換可能数(13186玉)」は総数(受付けたカードの合計計数値(13261玉))から仮特定景品である「たばこA」の交換対価(75玉)を減算した値を示す一方、「残数(46玉)」は表示している特殊景品の交換対価と仮特定景品である「たばこA」の交換対価との合計を総数から減算した値を示している。尚、「受付3回」は受付けた一般カード8が3枚目のカードである等、一般カード8等を受付けた回数を示す。ここで、特殊景品は交換可能数により交換可能な最大の対応金額、換言すると、特定した特殊景品の組み合わせの対価の合計値を交換可能数から減算した残数(余り価値)が最小(0も含む)となるように、交換可能数の増減毎に全特殊景品を交換対象として特殊景品の組み合せを特定し、交換釦32の押下により仮特定した場合は特殊景品表示が白黒反転すること等により仮特定した旨が示される。
図8は、図5に示した報知設定がなされている場合における一般カード8の受付時の返却報知画面の表示を例示している。返却報知画面は交換中画面上にポップアップ表示される。返却報知画面では、返却対象となるカードを受付けた旨と、今回の交換対象となる種別(P4)と玉数(5000玉)と、返却対象となる合計カード枚数(2枚)と、合計残高(3000円)と、各種別の玉数(P1は500玉、G20は1000枚)が報知され、括弧書きにて今回の受付けたカードに対応付けられた有価価値も報知される。
このように一般カード8の受付時に、返却報知画面が交換中画面上にポップアップ表示されることで、受付けた一般カード8が返却対象となるカードであるか否かを遊技場の従業員に把握させることができる。即ち、返却対象となるカードと、全てを取込んだカードとを区分し、終了時の返却報知により、その区分しておいたカードを返却する必要がある旨を遊技場の従業員に把握させることができ、返却対象となるカードの枚数を報知することにより、返却対象となるカードの枚数が区分しておいたカードの枚数と一致するかを把握させられるので、カードの返却忘れを防止できる。尚、交換処理の終了時にも同様の報知を行うが、括弧書き内については報知しなくとも最新の受付カードの情報等を報知しても良い。尚、一般カード8を読取る場合にカード自体を取込まない構成を例示したが、カードを取込むようにしても良い。この場合、交換終了時に複数枚分の有価価値を一枚の一般カード8にまとめて発行することが望ましい。
以上に説明したように本実施形態によれば、次に示す効果を得ることができる。
遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値をPOS6にて景品交換する場合に、交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値(貸単価が異なる持玉、残高等)が一般カード8に対応付けられていると、交換処理の終了操作に応じて当該受付けた一般カード8を返却する必要がある旨を示す返却報知を行うようにしたので、景品交換に係る操作が複雑であったとしても、その操作後に一般カード8を返却し損ねる虞を低減することができる。
又、一般カード8に対応付けられている残高は残高精算機7にて精算して遊技者へと返却するようにしたので、持玉と景品とを対応付ける交換処理と、残高を返却する貨幣返却処理とを同時に行わずに済むようになり、交換処理の複雑化を防止することができると共に、交換処理にて景品のみを扱うことで貨幣を扱わなくとも良くなり、セキュリティ等を向上することができる。
又、一度の交換処理にて一の種別の獲得価値を対象とする交換処理を可能とし、複数の種別の獲得価値を対象とする交換処理を不能としたので、交換処理の複雑化を防止することができると共に、何れの獲得価値が何れの交換価値と交換されたのかを把握し易くすることができる。
又、返却報知を交換処理の終了時に行うことに加え、一般カード8の受付時にも行うようにしたので、予め何れの一般カード8が返却対象となるかを把握した上で交換操作を行うことができる。又、一般カード8を受付ける際に取込まない場合には、返却対象となる一般カード8と返却対象とならない一般カード8とを区分して置いておき、交換終了時に返却対象となる一般カード8を円滑に返却する等、遊技場の運用に応じて適切に対応することができる。又、遊技場の運用として、一般カード8の受付後に一般カード8を返却するのであれば、終了返却報知を行わないようにし、一方、交換処理に係る時間を短くしたければ、受付返却報知を行わないようにする等、遊技場の運用に応じて適切に対応することができる。
更に、一度の交換処理にて複数の一般カード8が受付けられ、それぞれの一般カード8について異なる種類の有価価値が対応付けられている場合に、その返却対象となる有価価値を一枚の一般カード8に対応付けて返却するようにしたので、異なる種類の有価価値を一枚の一般カード8にまとめて返却することができ、それ以降、遊技者が携帯する一般カード8の枚数を少なくすることができる。その結果、遊技者の利便性を高めることができると共に、精算忘れ等により遊技者が一般カード8を持ち帰ったとしても、その一般カード8にかかるコストによる遊技場の損失を極力低減することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
貨幣価値として紙幣を例示したが、貨幣価値としては硬貨であっても良いし、例えば電子マネー(電子的な貨幣価値)等の貨幣情報等であっても良い。
カード受付時に交換種別の持玉だけを取込み、その交換種別の持玉を「0」とする対応付けを行う構成を例示したが、カード受付時に全て(全ての種別の持玉や残高等)を取込み、交換終了時に交換対象とならなかった種別や残高等の有価情報を対応付けても良い。この場合、対応付けを条件として交換処理を終了することで、対応付けを忘れることを更に防止することができる。
カード受付時に返却報知を行わない場合に、返却報知にて何れの記録媒体が返却対象となるのかを例えば記録媒体に印刷される識別情報等を表示することで報知しても良い。勿論、カード受付時にカードを取込んで一括して返却する場合等にはこのような識別情報を表示する必要はなくなる。
遊技媒体は、遊技玉に限らずメダル等の媒体としても良いし、所謂封入式のような点数管理される点数としても良い。この場合も考慮し、遊技媒体ではなく遊技価値と表現している。
例えば種別間の換算率を設定し、複数の種別の持玉を同時に交換処理可能なPOSの場合に、残高のみを報知対象としたり、残高を一般カードとは別に管理する場合に、複数の種別の持玉のみを報知対象としたりする等、どのように有価価値を管理しても良い。又、有価価値としては、その他に例えばポイント等を報知対象としても良い。
図4に示した景品対価玉数設定や図5に示した報知設定は、遊技場の管理者が任意に設定しても良いし、予め管理装置の製造メーカにて設定しても良いし、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。
各台計数機を例示したが、記録媒体に複数の種別の持玉を対応付け可能、又は残高と持玉とを対応付け可能であれば、所謂島端計数機を導入したシステムに採用しても良い。又、複数の種別に対応する場合に遊技機装置をグループ分けする構成を例示したが、例えば遊技者の操作により種別を切替可能な遊技機装置を設ける等してグループ分けすることなく複数の種別に対応したシステムを構成しても良い。この場合、例えば封入式のように遊技機や遊技機装置にて遊技中に種別を切替えることで複数種類の獲得価値を記憶している場合に発行処理を行った場合には、発行処理時に複数種類の獲得価値を対応付ける構成も想定することができる。即ち、遊技価値を受付けた際の条件に対応した種別を特定可能であれば、対応する条件を、予め遊技機をグループ分けすることで成立させても、遊技者等の選択により成立させても、どのような構成としても良い。
一般カードに対応付ける残高や持玉等の有価価値は一般カードに直接記録しても良いし、管理装置にて一般カードのカードIDに対応付けて記憶しても良いし、当該一般カードにより有価価値を特定可能であればどのように対応付けを行っても良い。又、記録媒体としてはカード上の記録媒体だけでなくレシート等の紙状の記録媒体やコイン上の記録媒体等、遊技場の従業員等により回収可能な記録媒体であればどのような記録媒体を採用しても良い。
POSの機能の一部を管理装置に持たせたり、管理装置の機能の全てをPOSに持たせたりしても良い。即ち、本発明でいう交換手段は、POS単体で構成しても良いし、POSと管理装置により構成しても良い。
遊技機のスペックや設定値等、例示した全ての数値、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。変形例を含む例示した構成をどのように組み合わせても良いし、適宜構成を除外しても良い。
図面中、1は遊技機、2は遊技機装置(発行手段、貸出手段)、5は管理装置(設定手段)、6はPOS(交換手段、受付手段、判定手段、返却手段)、7は残高精算機(貨幣返却用受付手段、貨幣返却手段)、8は一般カード(記録媒体)、29は液晶表示部(報知手段)、37はカードリーダ(受付手段、返却手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付け、当該受付けた獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行可能であり、自身に対応する種類の獲得価値と対応しない種類の獲得価値とが残存する場合、又は複数種類の獲得価値を受付けた場合には、複数種類の獲得価値を区分可能に前記記録媒体に対応付けて発行可能な発行手段と、
    前記獲得価値と、交換対象となる景品とを対応付ける交換処理を可能とする一方、一度の交換処理により複数種類の獲得価値を対象とした交換処理は不能とする交換手段と、
    前記記録媒体を受付け、前記交換処理における交換対象となる獲得価値を特定する受付手段と、
    前記受付手段により受付けられた記録媒体により複数種類の獲得価値が特定可能である場合に、前記交換処理における交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能である旨を導出する判定処理を行う判定手段と、
    前記判定手段による判定結果として異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られた場合に、前記交換処理の終了操作に応じて当該受付けた記録媒体を返却する必要がある旨を示す返却報知を行う報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用景品交換システム。
  2. 遊技者が遊技により獲得した遊技価値である獲得価値を受付け、当該受付けた獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行可能な発行手段と、
    前記獲得価値と、交換対象となる景品とを対応付ける交換処理を行う交換手段と、
    前記記録媒体を受付け、前記交換処理における交換対象となる獲得価値を特定する受付手段と、
    前記受付手段により受付けられた記録媒体により特定可能な有価価値として、前記交換処理における交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能であるか否かを判定する判定処理を行う判定手段と、
    前記判定手段による判定結果として異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られた場合に、当該受付けた記録媒体を返却する必要がある旨を示す返却報知であって、前記交換処理の終了操作に応じた終了返却報知と、前記受付手段による記録媒体の受付けに応じた受付返却報知とを行う報知手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用景品交換システム。
  3. 前記終了返却報知を行うか否かと、前記受付返却報知を行うか否かとを設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載した遊技場用景品交換システム。
  4. 遊技機に対応して設けられ、遊技者から貨幣価値を受付け、当該受付けた貨幣価値を対価として対応する遊技機にて利用可能な遊技価値を遊技者へと貸与する貸出処理を行う貸出手段と、
    前記受付手段とは異なる貨幣返却用受付手段により前記記録媒体を受付け、前記貨幣価値を遊技者へと返却する貨幣返却処理を行う貨幣返却手段と、を備え、
    前記発行手段は、前記貸出手段に対応して設けられ、前記貸出処理の対価となった残りの貨幣価値である残貨幣価値を、前記獲得価値と区分して特定可能に前記記録媒体を発行することで、前記受付けた獲得価値を含む複数種類の有価価値を特定可能な記録媒体を発行可能であり、
    前記貨幣返却手段は、前記貨幣返却用受付手段により前記記録媒体が受付けられた場合に、当該記録媒体により特定される残貨幣価値を遊技者へと返却することで前記貨幣返却処理を行い、
    前記判定手段は、前記受付手段により前記記録媒体が受付けられ、当該記録媒体により前記獲得価値と前記残貨幣価値とが特定可能である場合に、前記交換対象となる獲得価値とは異なる種類の有価価値が特定可能である旨を導出することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載した遊技場用景品交換システム。
  5. 前記交換処理の終了後に返却対象となる記録媒体を返却する返却手段を備え、
    前記受付手段は、一度の前記交換処理により複数の記録媒体を受付可能であり、
    前記判定手段は、一度の前記交換処理により複数の記録媒体が受付けられた場合に、それぞれの記録媒体について前記判定処理を行い、
    前記返却手段は、前記判定処理による判定結果として複数の記録媒体について異なる種類の有価価値が特定可能である旨が得られた場合に、その返却対象となる有価価値を一の記録媒体により特定可能に返却することを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載した遊技場用景品交換システム。
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