JP7308100B2 - 景品払出システム - Google Patents
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Description
しかしながら、特にセルフ方式で景品交換を行う場合は、遊技者が払い出された景品だけを受取り、入金残高がまだ残っているカードを取り忘れてしまう恐れがあった。
図1は遊技場用システムの全体構成を概略的に示しており、景品払出システムは遊技場用システムの一部として構成されている。遊技場内には複数の遊技機1が設置されており、各遊技機1に対応して計数貸出ユニット2と遊技情報表示装置3とが設置されている。これら遊技機1及び計数貸出ユニット2並びに遊技情報表示装置3は、複数台ずつ中継装置4と接続されている。中継装置4は、LAN5を介して管理装置6と接続されている。
詳しい図示は省略するが、遊技場内には例えば数百台の遊技機が設置されており、遊技媒体の貸出単価(貸単価)が異なる複数の遊技機島が形成されている。図1では、遊技媒体としての玉の貸単価が4円の4円パチンコ島と、貸単価が1円の1円パチンコ島とを例示している。
尚、POS7及び精算装置8は、各カード9,10に記録されている遊技価値を取り扱うときは、管理装置6により各カード9,10に対応して予め記憶している遊技価値の大きさと照合した上で遊技価値の取り扱いを有効化するようになっている。
(1)紙幣が紙幣投入口23に投入されると、その投入された紙幣の金額(1000円単位)を記憶するとともに、投入金額(入金残高)を液晶表示部24に表示する。
図4に示すようにPOS7は、本体部40、当該本体部40と通信可能な従業員用操作部41及び遊技者用操作部42から構成されている。本体部40にはタッチパネル式の従業員用表示部43と遊技者用表示部44とが一体に設けられており、従業員用表示部43及び遊技者用表示部44に景品交換を行うために必要な情報を表示するとともに、タッチパネルによる操作に応じて所定の払出処理を実行する。
従業員用操作部41は、スキャナ45、カードR/W46、及びプリンタ47を一体化して構成されている。従業員用操作部41の上面側には、スキャナ45の読取面45a、カードR/W46のカード挿入口46a、プリンタ47の発行口47aが設けられている。カード挿入口46aには、カード9,10に加えて従業員カード(図示略)の挿入が可能である。
カードR/W46は、挿入されたカード9,10の情報を読み取るとともに、払出処理に応じて一般カード9に記憶された持玉数を書き換える。カードR/W46の内部には一般カード9を回収するためのカードストック部46b(図5参照)が設けられており、持玉数及び入金残高が無くなった一般カード9はカードストック部46bへ回収される。
遊技者用操作部42にはテンキー42aが設けられており、遊技者により暗証番号がキー入力可能となっている。
次に、POS7による従業員運用での払出処理について説明する。
(1)カード挿入口46aに挿入された従業員カードのオペレータ情報をカードR/W46で読み取り、担当従業員の認証を行う。オペレータ情報は、担当従業員のIDや名前等を含んでいる。POS7の記憶領域(管理装置6の記憶領域でもよい)には、全従業員IDテーブル(全従業員のオペレータ情報)が予め登録されており、担当従業員の認証は、カードR/W46で読み取ったオペレータ情報と記憶領域に予め記憶された全従業員IDテーブルとを照合することにより行う。
端玉交換券53には、端玉の単位金額とその数(金額)を示す端玉交換情報54、金額の範囲内で選択可能な一般景品の種別とその数を示すメッセージ55が印刷されている。
遊技者は、景品交換コーナーで端玉交換券53を受け取ったときは、一般景品コーナー56へ移動して所望の一般景品を選ぶ。一般景品コーナー56は無人であり、交換可能な範囲内で遊技者が自由に景品を選んで持ち帰ることができる。一般景品は雑貨品や菓子類などで、金額別に陳列棚(A~E)が区分されている。一般景品の区分としては、Aは100円一般景品、Bは50円一般景品、Cは10円一般景品、Dは5円一般景品、Eは1円一般景品である。
次に、POS7による遊技者運用での払出処理について説明する。
POS7は、遊技者運用においては遊技者用表示部44に図7に示す待機中画面を表示している。待機中画面には、「係員呼出」ボタン57の他、カードの挿入を促すメッセージ58が表示される。
特殊景品数の算出例としては、例えば、4円パチンコ=1915玉(7660円)=1250玉×1+250玉×2+50玉×3+15玉=特殊景品大(5000円)×1+特殊景品中(1000円)×2+特殊景品小(200円)×3+端玉(60円)となる。
そこで、本実施形態では、遊技者が一般景品確認画面において「確認」ボタン60を押下げた場合は、図10に示す最終確認画面を表示するようにした。最終確認画面には、「確認」ボタン60に代えて「確定」ボタン67(払出操作手段)が表示されるとともに、交換可能な各特殊景品の数、及び交換可能な各一般景品の数を示す景品交換情報68、「確定」ボタン67を押下げることを促すメッセージ69が表示される。
POS7は、遊技者により「確定」ボタン67が押下げられると、景品払出機52から表示されている数の特殊景品を払い出すとともに、端玉が有る場合は端玉交換券53を発行する。
以上のようにして、遊技者は、POS7に一般カード9を挿入することで獲得した遊技媒体を特殊景品に交換することができる。
POS7は、待機中画面の表示状態で会員カード10が挿入された場合は、カードR/W46に挿入された会員カード10のIDを読み取り、図11に示す会員カード挿入時画面を表示する。会員カード挿入時画面には、「係員呼出」ボタン57、「交換を中止」ボタン59の他、キーボード70、カードの抜き取りを注意するメッセージ61、暗証番号の入力を促すメッセージ71が表示される。
POS7は、遊技者により暗証番号が入力されると、管理装置6へ照合結果と会員の持玉数・貯玉数の情報を要求する。
尚、「最大個数セット」ボタン75が押下げられた場合は、口座残高の範囲内で最大となる各特殊景品の数を自動的にセットする。
以上のようにして、遊技者は、POS7に会員カード10を挿入することで所望の口座残高を特殊景品に交換することができる。
POS7は、カード9,10の受付状態においては当該カード9,10が発行されることを必要条件として景品の払出処理を実行するので、遊技者が払い出された景品だけを受け取り、カード9,10の取り忘れを抑制することができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組み合せたり、各変形例を組み合わせることができる。
カードR/W46に一般カード9を回収するカードストック部46bを設けるようにしたが、カードストック部46bは無くてもよい。この場合、カードR/W46の近傍に一般カード9の回収箱を別途設置し、遊技者が排出した一般カード9をその回収箱へ投入するようにするのが望ましい。
一般景品はいわゆるバイキング方式で遊技者自らが好みの景品を自由に持ち帰るようにしたが、従業員が遊技者の希望に応じて手渡すようにしてもよい。
特殊景品の種類は本実施形態に限定されず、どのような形態・金額であってもよい。また、一般景品の種類も同様に、どのような形態・金額の景品であってもよい。
一般景品についても特殊景品と同様に自動で払い出す景品払出機を設置してもよい。
入賞に応じて実際の遊技媒体を払い出すタイプの遊技機を例示したが、遊技媒体を払い出す代わりに得点を付与するタイプの封入式遊技機であってもよい。
遊技機としてパチンコ遊技機を例示したが、スロットマシンであってもよい。また、遊技媒体として玉を例示したが、メダルであってもよい。
Claims (2)
- 遊技に使用する遊技価値の付与を受けるための対価となる入金残高を特定可能な入金残高情報、及び遊技者が遊技により獲得した遊技価値を特定可能な獲得価値情報を記録する記録媒体を受け付けた状態で、当該獲得価値情報により特定された獲得価値に相当する景品の払出処理を実行する景品交換装置を備え、当該景品交換装置は、従業員が対面式で景品交換の操作を行う従業員運用と、従業員を介することなく遊技者自らが操作を行う遊技者運用とが任意に切替可能に設定される景品払出システムにおいて、
前記景品交換装置は、
前記記録媒体の受付状態で、遊技者が交換を希望する景品の種類を選択する景品選択手段と、
前記景品選択手段により選択された景品の払出処理を実行する景品払出実行手段と、
前記受付状態にある前記記録媒体に前記入金残高が存在するか否かを判定する判定手段と、を備え、
前記景品払出実行手段は、前記従業員運用が設定されているときは前記景品選択手段による景品の選択が確定することを必要条件として景品の払出を実行し、前記遊技者運用が設定されているときは、前記判定手段により前記入金残高が存在しないと判定された場合は前記景品選択手段による景品の選択が確定することを必要条件として景品の払出を実行する一方、前記判定手段により前記入金残高が存在すると判定された場合には、前記記録媒体の受付状態が解除されることを必要条件として景品の払出を実行することを特徴とする景品払出システム。 - 遊技者が操作可能な払出操作手段と、
前記記録媒体の受付状態において前記判定手段により前記入金残高が存在すると判定された場合に前記払出操作手段の操作を無効化する一方、前記記録媒体の受付状態が解除された場合に前記払出操作手段の操作を有効化する操作有効化手段と、を備え、
前記景品払出実行手段は、前記払出操作手段の操作に応じて景品の払出を実行することを特徴とする請求項1に記載の景品払出システム。
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