JP2002018084A - 景品払出装置 - Google Patents

景品払出装置

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JP2002018084A
JP2002018084A JP2000205761A JP2000205761A JP2002018084A JP 2002018084 A JP2002018084 A JP 2002018084A JP 2000205761 A JP2000205761 A JP 2000205761A JP 2000205761 A JP2000205761 A JP 2000205761A JP 2002018084 A JP2002018084 A JP 2002018084A
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Toshihiro Tozaki
智弘 戸崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が獲得した有価価値を、特殊景品と交
換する際の、遊技場側の負担を軽減し、更には遊技者に
対するサービスの悪化も解消できる景品払出装置を提供
する。 【解決手段】 景品払出装置2は、遊技者が遊技を行う
ことにより該遊技者の所有となった獲得有価価値の大き
さの範囲内で、景品交換を行う際に使用される景品交換
端末11に通信可能に接続され、景品交換端末からの景
品情報に基づいて景品を払い出すものであって、特殊景
を払い出す特殊景品払出部23Aと、特殊景品の交換
に必要な獲得有価価値の大きさに満たない獲得有価価値
にて交換が可能とされる一般景品を払い出す一般景品払
出部23Bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店などの
遊技場に設置される景品払出装置に関する。更に詳しく
は、パチンコ玉、コインなどの遊技者が遊技の結果獲得
した獲得有価価値を、現金に交換が可能とされる景品と
交換する際の利便性を改善した景品払出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の遊技場においては、パ
チンコ機やスロットマシンなどでの遊技後に獲得したパ
チンコ玉やコインは持ち帰りが禁止されており、遊技場
に預け入れる貯玉を許容している遊技場以外は、全てカ
ウントしてそれに相当する景品と交換することとされて
いる。
【0003】このようなパチンコ玉やコイン(獲得有価
価値)を、現金に交換が可能な所謂特殊景品と交換する
場合、従来ではカウントしたパチンコ玉数やコイン数が
記載されたレシートや計数カードをサービスカウンタに
持参し、店員に手渡す。店員はPOS端末を操作して、
獲得した有価価値の範囲内で特殊景品割りを行う。
【0004】そして、店員は交換可能な特殊景品を遊技
者に手渡すものであったが、近年では獲得した有価価値
で交換可能な特殊景品を自動的に払い出す払出装置がカ
ウンタに設置され、特殊景品はPOS端末からのデータ
を受けて動作するこの払出装置から自動的に払い出され
る遊技場もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、獲得有
価価値の大きさを丁度特殊景品全てに充当できる場合は
少なく、通常は特殊景品割りにより残玉(端玉と称され
る最小の特殊景品に交換できない大きさの有価価値)が
発生する。この残玉数に関しては、従来では店員がその
分で交換可能な、例えばたばこやチョコレートを遊技者
に問い合わせ、遊技者の希望に応じて、残玉数で交換可
能な数のこれら一般景品を店員が遊技者に手渡してお
り、遊技場店員の作業が煩雑化し、特に混雑時には遊技
者が景品交換を著しく待たされると云う不都合が生じて
いた。
【0006】本発明は、係る従来の技術課題を解決する
ために成されたものであり、遊技者が獲得した有価価値
を、現金と交換が可能とされる景品と交換する際の、遊
技場側の負担を軽減し、更には遊技者に対するサービス
の悪化も解消できる景品払出装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の景品払
出装置は、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所
有となった獲得有価価値の大きさを景品に交換する際に
使用される景品交換端末と接続され、現金と交換が可能
とされる第一の景品を排出する第一景品排出手段と、第
一の景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさに満たな
い大きさの獲得有価価値にて交換が可能な第二の景品を
排出する第二景品排出手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明の景品払出装置は、遊技者
が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有
価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体
の該記録情報を少なくとも読み取り可能な記録媒体読取
手段と、前記情報により特定された獲得有価価値の大き
さの範囲内で現金と交換が可能な第一の景品の個数を算
出すると共に、該第一の景品の排出を行う第一景品交換
処理手段と、算出の結果第一の景品の交換に必要な獲得
有価価値の大きさに満たない大きさの獲得有価価値が存
在する場合に該獲得有価価値の大きさにて交換が可能な
第二の景品を排出する第二景品排出手段とを備えること
を特徴とする。
【0009】請求項1及び請求項2の発明によれば、遊
技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲
得有価価値を、現金と交換が可能な第一の景品に交換す
る際、景品払出装置から当該第一の景品を排出して遊技
者に提供できるのに加えて、当該第一の景品交換の際
に、第一の景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさに
満たない獲得有価価値が発生した場合には、当該獲得有
価価値にて交換が可能な第二の景品も景品払出装置から
排出して遊技者に提供することができるようになる。
【0010】これにより、第一の景品の交換の際に生じ
る残余の獲得有価価値を第二の景品に交換する際に、遊
技場の店員が当該第二の景品を遊技者に手渡す手間が解
消され、遊技場側の負担を軽減し、遊技者へのサービス
も向上させることができるようになる。特に、請求項2
の発明によれば、獲得有価価値の大きさを特定可能な情
報が記録された記録媒体の該記録情報を用いて、遊技者
自身が遊技場の店員を介さずに第一の景品と第二の景品
を景品払出装置から排出させ、景品交換を実行すること
ができるようになり、遊技場と遊技者双方にとって尚一
層の利便性の向上を図ることが可能となるものである。
【0011】請求項3の発明の景品払出装置は、上記に
おいて少なくとも第一の景品の交換に必要な獲得有価価
値の大きさに満たない大きさの獲得有価価値を表示可能
な表示手段と、遊技者の操作が可能とされ、第二の景品
を選択する景品選択手段とを備え、該景品選択手段にて
選択された第二の景品を排出することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、上記に加えて少
なくとも第一の景品の交換に必要な獲得有価価値の大き
さに満たない大きさの獲得有価価値を表示可能な表示手
段と、遊技者の操作が可能とされ、第二の景品を選択す
る景品選択手段とを備え、該景品選択手段にて選択され
た第二の景品を排出するので第一の景品交換の際に生じ
た残余の獲得有価価値を第二の景品に交換するに当たっ
て、遊技者本人が表示手段を見ながら景品選択手段を操
作し、第二の景品を選択して交換することができるよう
になり、遊技者の操作性が向上すると共に、遊技場とし
ても尚一層の省力化を図れるものである。
【0013】請求項4の発明の景品払出装置は、上記各
発明において獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を
貯蓄するための貯蓄処理を実施可能としたことを特徴と
する。
【0014】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を貯蓄する
ための貯蓄処理を実施可能としたので、第一の景品交換
時に生じた残余の獲得有価価値を、有効に貯蓄しておい
て後日の遊技や景品交換などに利用することが可能とな
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した景品交換シス
テム1を構成する本発明の一実施例の景品払出装置2の
斜視図、図2は景品交換システム1の機能ブロック図を
示している。実施例の景品払出装置2は、例えばパチン
コ機やスロットマシンが複数台設置された遊技場のサー
ビスカウンタに設置されるものであり、略矩形状の筐体
3の前面中央部には、液晶ディスプレイにて構成された
表示手段を構成する表示部4が設けられ、この表示部4
の下側には、ICカードなどから構成される会員カード
を受け入れる会員カード挿入口6が設けられると共に、
最下部には景品が排出される景品取出口9が設けられて
いる。
【0016】また、筐体3の前面上部には第二の景品と
しての一般景品であるたばこA、たばこB、チョコレー
トA、チョコレートBの各景品見本7A〜7Dが設けら
れており、それぞれには各一般景品を交換する際に必要
な玉数(パチンコ玉の場合。コインの場合にはコイン枚
数となる)が例えばたばこA:70玉、たばこB:75
玉、チョコレートA:30玉、チョコレートB:5玉と
表示されている。
【0017】更に、この筐体3内には上から現金に交換
が可能とされた第一の景品としての特殊景品や上記一般
景品を積層して収納する特殊景品収納部8A〜8D及び
一般景品収納部8E〜8Hが挿入されて着脱可能にセッ
トされる。上記特殊景品としては例えば1000玉で交
換できる特殊景品(大)と400玉で交換できる特殊景
品(小)とがあり、特殊景品(大)は特殊景品収納部8
Aと8Bに、特殊景品(小)は特殊景品収納部8Cと8
Dにそれぞれ所定数積層収納された状態で、景品払出装
置2内に着脱可能にセットされる。
【0018】また、上記一般景品のたばこAは一般景品
収納部8E内に、たばこBは一般景品収納部8F内に、
チョコレートAは一般景品収納部8G内に、チョコレー
トBは一般景品収納部8H内にそれぞれ所定数積層収納
された状態で、景品払出装置2内に着脱可能にセットさ
れる。
【0019】次に図2において、実施例の景品交換シス
テム1は本発明の景品払出装置2と、この景品払出装置
2とは別体で設けられ、サービスカウンタに設けられた
POS端末から構成される景品交換端末11と、これも
景品払出装置2とは別体で例えば遊技場内の各遊技機設
置島毎に設けられた計数機12と、景品管理装置200
などから構成されている。
【0020】景品払出装置2は、制御手段となるCPU
14と、制御用のプログラムが書き込まれたROM16
と、データの格納やワークメモリとして機能するRAM
17と、前記表示部4と、この表示部4を駆動するディ
スプレイドライバ20と、表示部4の表面に配置されて
景品選択手段を構成するタッチパネル18と、前記会員
カード挿入口6から挿入された会員カードのデータの読
み込み及びカードへのデータの書き込み処理を実行する
会員用記録媒体読取手段としての会員カード処理部19
と、前記特殊景品収納部8A〜8Dと、一般景品収納部
8E〜8Hと、特殊景品収納部8A〜8D内の各特殊景
品をそれぞれ前記景品取出口9に排出する第一景品排出
手段としての特殊景品払出部23Aと、一般景品収納部
8E〜8H内の各一般景品をそれぞれ前記景品取出口9
に排出する第二景品排出手段としての一般景品払出部2
3Bと、外部の前記景品交換端末11や会員管理装置
(会員管理コンピュータ)などとの間で、例えばシリア
ル通信によりデータの送受信を行うための通信部24な
どを備えている。
【0021】そして、これらROM16、RAM17、
ディスプレイドライバ20、タッチパネル18、会員カ
ード処理部19、特殊景品収納部8A〜8D、一般景品
収納部8E〜8H、特殊景品払出部23A、一般景品払
出部23B及び通信部24は何れもCPU14に接続さ
れてプログラムに従い制御される。
【0022】一方、前記景品交換端末11は、制御手段
となるCPU26と、制御用のプログラムが書き込まれ
たROM27と、ワークメモリとして機能するRAM2
8と、データの印字出力を行うためのプリンタ(レシー
トジャーナルプリンタなど)29と、液晶表示器などか
ら成るディスプレイ31と、このディスプレイ31の表
面に配置されたタッチパネル30と、前記景品払出装置
2や景品管理装置200との間でデータの送受信を行う
ための内部通信部37と、計数カード(この場合は後述
する如くレシートなどでもよい)の記録内容を読み取る
スキャナ34などを備えている。
【0023】そして、これらROM27、RAM28、
プリンタ29、ディスプレイ31、タッチパネル30、
スキャナ34及び内部通信部37は何れもCPU26に
接続されてプログラムに従い制御される。
【0024】他方、前記景品管理装置200は、制御手
段となるCPU201と、制御用のプログラムが書き込
まれたROM204と、ワークメモリとして機能するR
AM203と、ディスプレイ211と、プリンタ212
と、後述する如く計数機12から送信されてくる獲得有
価価値の計数に関するデータを格納する図20に示す如
き計数履歴データベースを有するメモリとしての計数デ
ータ格納部32と、各種景品名やそれの交換に必要な玉
数(若しくはコイン数などの獲得有価価値)などの景品
マスターデータ、及び、当該景品の在庫マスターデー
タ、図21に示す如き景品交換履歴に関するデータを格
納する景品交換履歴データベースを有する景品データ格
納部33と、前記景品交換端末11や計数機12との間
でデータの送受信を行うための内部通信部202などを
備えている。
【0025】そして、これらROM204、RAM20
3、ディスプレイ211、プリンタ212、計数データ
格納部32、景品データ格納部33及び内部通信部20
2は何れもCPU201に接続されてプログラムに従い
制御される。
【0026】前記計数機12は所謂ジェットカウンタと
称されるカウンタであり、制御手段となるCPU38
と、制御用のプログラムが書き込まれたROM39と、
データの格納やワークメモリとして機能するRAM41
と、投入されたパチンコ玉(或いは、コイン。尚、以下
はパチンコ機から払い出されるパチンコ玉を例にとって
説明する)を計数する計数部42と、レシートなどの計
数カードを発行させるための発行スイッチ43と、計数
カードに計数に関するデータを書き込んで発行するカー
ド発行部44と、計数結果などを表示するための計数表
示部47と、景品管理装置200との間でデータの送受
信を行うための通信部48などを備えている。そして、
これらROM39、RAM41、計数部42、発行スイ
ッチ43、カード発行部44、計数表示部47、通信部
48は何れもCPU38に接続されてプログラムに従い
制御される。
【0027】遊技者が自らが獲得したパチンコ玉(獲得
有価価値)を計数機12に投入すると、計数部42は当
該パチンコ玉数をカウントする。CPU38はカウント
した計数値(例えば2600個などの獲得玉数:獲得有
価価値の大きさ)を計数表示部47に表示する。そし
て、遊技者により発行スイッチ43が操作されると、所
定の発券IDと当該計数値に関する計数情報を計数カー
ド発行部44にて計数カードに書き込み、発行する。こ
の発券IDは当該計数カード固有の識別情報である。ま
た、この発券IDと計数情報は相互に対応付けられて通
信部48から発券情報として景品管理装置200の内部
通信部202に送信される。
【0028】次に、図3〜図5のフローチャートを参照
しながら景品払出装置2と景品管理装置200並びに景
品交換端末11の動作について説明する。図3、図4は
景品払出装置2のCPU14の制御動作を示しており、
図5は景品管理装置200のCPU201の制御動作を
示している。景品払出装置2のCPU14は図3のステ
ップS2で景品交換端末11から景品情報が送信されて
いるか否か判断する。景品管理装置200のCPU20
1は図5のステップS46で計数機12から前述の如き
発券情報を受信したか否か判断し、受信したらステップ
S54で発券情報から特定される発券IDと計数情報を
対応付けて計数データ格納部32の計数履歴データベー
ス(図20)に登録する。
【0029】また、景品管理装置200のCPU26は
ステップS50で景品交換端末11から計数カードの読
取情報が送信されたか否か判断している。遊技者は前述
の如く計数機12で獲得有価価値を計数し、計数カード
を発行させてサービスカウンタに持参する。そして、サ
ービスカウンタで店員に計数カードを手渡すと、店員は
景品交換端末11のスキャナ34を用いて当該計数カー
ドに記録されている発券IDと計数情報を読み取る。
【0030】景品交換端末11のCPU26はスキャナ
34が係る計数カードの情報を読み取ると、内部通信部
37を用いて当該読取情報を景品管理装置200に送信
する。景品管理装置200のCPU201は内部通信部
202により係る読取情報を受け取ると、図5のステッ
プS50からステップS47に進んで読み取られた発券
IDと計数情報を計数履歴データベースから検索し、既
に受信している発券情報と一致するかステップS48で
判断する。そして、一致したらステップS55に進み、
一致しない場合にはステップS49で景品交換端末11
に照合エラー情報を送信する。景品交換端末11のCP
U26は係る照合エラー情報を受け取ると、ディスプレ
イ31に照合エラー表示を行う。
【0031】景品管理装置200のCPU201は、ス
テップS48で一致した場合で、遊技者が特殊景品との
交換を希望し、店員が景品交換端末11のタッチパネル
30で所定の特殊景品交換操作を実行すると、その選択
情報は景品管理装置200に送られ、これを受けて景品
管理装置200のCPU26はステップS55に進み、
特殊景品割り処理を実行する。
【0032】この特殊景品割り処理では、特殊景品
(大)1個が前述の1000玉、特殊景品(小)1個が
400玉として獲得玉数を分割する。即ち、前述の如く
獲得玉数が2600個であった場合には、先ず交換でき
る特殊景品(大)の数を算出し、この場合は2個(20
00個)とする。そして、残りの600個から交換でき
る特殊景品(小)の数を算出し、この場合は1個(40
0個)と決定する。
【0033】次に、CPU201はステップS56に進
んで係る特殊景品割り処理によって発生する残玉数を算
出する。この場合は残りの600個から特殊景品(小)
1個分の400個を差し引いた200個が特殊景品
(小)とも交換できない残玉数として算出される。そし
て、CPU201はこのように算出された特殊景品
(大)及び特殊景品(小)の数と、残玉数をステップS
57で景品情報として内部通信部202から景品交換端
末11に送信する。景品交換端末11のCPU26は係
る景品情報を受け取ると、内部通信部37を用いて当該
景品情報を景品払出装置2に送信する。
【0034】図3に戻って景品払出装置2のCPU14
は、通信部24により景品交換端末11からの係る景品
情報を受信すると、ステップS2からステップS3に進
んで当該景品情報を解析し、表示部4に図8に示す如き
特殊景品内容に関する表示を行う。この図8の画面では
右上隅に獲得玉数2600個が表示され、その下方に特
殊景品(大)2個(2000玉)、特殊景品(小)1個
(400玉)、残玉数200玉が表示される。
【0035】また、その下方には「特殊景品が払い出さ
れます。残玉処理を下のボタンでお選びください。」の
メッセージ表示がされ、差下部には貯玉キー及び一般景
品キーが表示される。そして、CPU14はステップS
5で特殊景品払出部23Aにより特殊景品収納部8A〜
8D内の特殊景品(大)2個、特殊景品(小)1個を景
品取出口9に払い出し、特殊景品払出情報をセットす
る。
【0036】遊技者が残玉数の貯玉を希望し、図8の表
示部4の画面で自ら貯玉キーを押すと、CPU14はス
テップS6からステップS8に進んで表示部4に図12
に示す如き会員カード要求表示を行う。この会員カード
要求表示画面では「貯玉するには会員カードが必要で
す。会員カードを挿入してください。」のメッセージ表
示がなされる。
【0037】そして、ステップS9で会員カードが挿入
されたか否か判断し、挿入されなかった場合にはステッ
プS6に戻る(図8の画面)。会員カード挿入口6に会
員カードが挿入された場合には、ステップS10に進ん
で会員カード認証処理を実行する。図4はこの会員カー
ドの認証処理に関するフローチャートであり、CPU1
4はステップS42で会員カード処理部19により当該
会員カードに書き込まれた会員に関する記録情報を読み
取る。次に、ステップS43で表示部4に図6に示す暗
証番号入力画面を表示する。この暗証番号入力画面で
は、「暗証番号を入力してください。」のメッセージと
共に、テンキーと訂正キー及び確定キーが表示される。
【0038】遊技者がテンキーを操作(タッチパネル1
8にタッチ)して例えば4桁の暗証番号を入力し(入力
が間違った場合には訂正キーを操作し、入力桁を消去し
て訂正入力する)、確定キーを操作すると、CPU14
はステップS44で通信部24より、当該記録情報と入
力された暗証番号を会員管理装置に送信する。そして、
会員管理装置にてそれらの情報が照合され、認証OKか
否かの照合結果が景品払出装置2に送信される。
【0039】CPU14はステップS11で係る照合結
果が受信されたか否か判断し、受信するまで待機する。
照合結果を受信すると、CPU14は図3のステップS
11で受信した照合結果より認証結果がOKか否か判断
し、認証結果OKの場合にはステップS12に進み、否
の場合にはステップS25で表示部4に図7の如き認証
エラー表示を行う。この認証エラー表示画面では「会員
認証エラーです。もう一度会員カードを挿入してくださ
い。」のメッセージ表示がなされる。そして、ステップ
S26で会員カード処理部19により、会員カードを会
員カード挿入口6に返却する。
【0040】ステップS11で会員カードの認証結果が
OKであった場合には、ステップS12に進んで貯玉処
理(貯玉情報をセット)を実行し、ステップS19に進
む。そして、ステップS19ではステップS12でセッ
トされた貯玉情報を会員管理装置に送信し、ステップS
20で受信完了通知が会員管理装置から返信されたか待
機する。
【0041】会員管理装置では係る貯玉情報を受け取る
と、当該会員カードから特定される会員に対応させて貯
玉数を加算更新し、保持する。そして、このような貯玉
加算更新処理が終了すると、会員管理装置からは景品払
出装置2に受信完了通知が送信される。景品払出装置2
のCPU14はステップS20で係る会員管理装置から
受信完了通知を受け取ると、ステップSS21で正常に
受信したか否か判断し、正常でなければステップS19
に戻り、正常であったならばステップS22に進んで会
員カードが挿入されているか否か判断する。
【0042】この場合には会員カードは挿入されている
からステップS23に進み、表示部4に図9に示す貯玉
結果画面を表示して会員カードを返却する。この貯玉結
果画面では、「前回までの貯玉数525玉」、「今回の
貯玉数200玉(前記残玉数)」、「合計貯玉数725
玉」、「会員カードが返却されます。会員カード挿入口
よりお取りください。」のメッセージ表示により、加算
後の貯玉数が遊技者(会員)に表示される。そして、ス
テップS24で全てをクリアする。
【0043】一方、図8の画面で貯玉キーが押されず、
遊技者が一般景品を希望して一般景品キーを押すと、C
PU14は表示部4に図10に示す如き一般景品メニュ
ーを表示してステップS6からステップS17に進む。
この図10の一般景品メニュー画面には、残玉数200
個に加えて「以下のボタンより選択してください。」の
メッセージ表示がなされ、更にその下に、たばこA70
玉、たばこB75玉、チョコ(チョコレート)A30
玉、チョコB5玉の前記景品見本7A〜7Dに表示され
た各一般景品のキーが表示される。
【0044】ここでは遊技者が、たばこA1個、たばこ
B1個、チョコA1個及びチョコB5個を選択したもの
とすると、選択した各景品の数と差引残玉数が各一般景
品キーの下側に表示され、画面の最下部には訂正キーと
決定キーが表示される。尚、選択を訂正する場合にはこ
の訂正キーを押す。そして、遊技者が選択を決定して決
定キーを押すと、CPU14はステップS18に進み、
図11に示す如き一般景品内容を表示部4に表示して一
般景品払出部23Bにより、一般景品収納部8E〜8H
内のたばこA、たばこB、チョコAをそれぞれ一個ず
つ、及び、チョコBを5個景品取出口9に払い出し、一
般景品払出情報をセットしてステップS19に進む。
【0045】この図11の画面ではたばこA1個70
玉、たばこB1個75玉、チョコA1個30玉、チョコ
B5個25玉、残玉数0の各一般景品の払出結果内容と
共に、「一般景品が払い出されます。」のメッセージ表
示がなされる。
【0046】そして、CPU14はステップS19に
て、前記ステップS5でセットされた特殊景品払出情報
とステップS18でセットされた一般景品払出情報を景
品交換端末11に送信し、ステップS20で受信完了通
知が景品交換端末11から返信されたか待機する。
【0047】景品交換端末11のCPU26は係る景品
払出情報を受信した場合、景品管理装置200に当該景
品払出情報を送信する。景品管理装置200のCPU2
01は図5のステップS51で景品交換端末11から係
る景品払出情報(特殊景品及び一般景品)を受け取った
か否か判断しており、受け取った場合にはステップS5
2に進んで係る景品払出情報を景品データ格納部33内
の景品交換履歴データベース(図21)に登録する。そ
して、ステップS53でCPU201は景品交換端末1
1に受信完了の情報通知を送信する。景品交換端末11
のCPU26は係る受信完了の情報通知を受け取ると、
今度は景品払出装置2に同じく受信完了の情報通知を送
信する。
【0048】景品払出装置2のCPU14はステップS
20で係る景品交換端末11から受信完了通知を受け取
ると、ステップS21で正常に受信したか否か判断し、
正常でなければステップS19に戻り、正常であったな
らばステップS22に進んで会員カードが挿入されてい
るか否か判断する。そして、会員カードが挿入されてい
ない場合にはステップS24に進んで全てをクリアする
と共に、会員カードが挿入されている場合にはステップ
S23に進み、会員カードを返却してステップS24に
進むことになる。
【0049】次に、図13〜図23を用いて本発明のも
う一つの景品払出装置102について詳述する。図13
は本発明を適用した他の実施例の景品交換システム1を
構成する本発明のもう一つの景品払出装置102の斜視
図、図14はこの場合の景品交換システム1の機能ブロ
ック図を示している。この場合の実施例の景品払出装置
102は、前述の如きサービスカウンタや例えば遊技機
設置島毎に設置されるものであり、略矩形状の筐体10
3の前面中央部には、液晶ディスプレイにて構成された
表示手段を構成する表示部104が設けられ、この表示
部104の下側には、ICカードなどから構成される会
員カード及び計数カードを受け入れる会員カード挿入口
106及び計数カード挿入口110が設けられると共
に、最下部には景品が払い出される景品取出口109が
設けられている。
【0050】また、筐体103の前面上部には第二の景
品としての一般景品であるたばこA、たばこB、チョコ
レートA、チョコレートBの各景品見本107A〜10
7Dが設けられており、それぞれには各一般景品を交換
する際に必要な玉数(パチンコ玉の場合。コインの場合
にはコイン枚数となる)が例えばたばこA:70玉、た
ばこB:75玉、チョコレートA:30玉、チョコレー
トB:5玉と表示されている。
【0051】更に、この筐体103内には上から現金に
交換が可能とされた第一の景品としての特殊景品や上記
一般景品を積層して収納する特殊景品収納部108A〜
108D及び一般景品収納部108E〜108Hが挿入
されて着脱可能にセットされる。そして、前述同様に特
殊景品(大)が特殊景品収納部8Aと8Bに、特殊景品
(小)が特殊景品収納部8Cと8Dにそれぞれ所定数積
層収納された状態で、景品払出装置102内に着脱可能
にセットされる。また、上記一般景品のたばこAは一般
景品収納部108E内に、たばこBは一般景品収納部1
08F内に、チョコレートAは一般景品収納部108G
内に、チョコレートBは一般景品収納部108H内にそ
れぞれ所定数積層収納された状態で、前述同様に景品払
出装置102内に着脱可能にセットされる。
【0052】次に図14において、この場合の実施例の
景品交換システム1は本発明の景品払出装置102と、
この景品払出装置102とは別体で設けられる景品管理
装置111と、これも景品払出装置102とは別体で例
えば遊技場内の各遊技機設置島毎に設けられた計数機1
12などから構成されている。
【0053】景品払出装置102は、第一景品交換処理
手段を構成する制御手段となるCPU114と、制御用
のプログラムが書き込まれたROM116と、データの
格納やワークメモリとして機能するRAM117と、前
記表示部104と、この表示部104を駆動するディス
プレイドライバ220と、表示部104の表面に配置さ
れて景品選択手段を構成するタッチパネル118と、前
記会員カード挿入口106から挿入された会員カードの
データの読み込み及びカードへのデータの書き込み処理
を実行する会員カード処理部119と、計数カード挿入
口110から挿入された計数カードのデータの読み込み
及びカードへのデータの書き込み処理を実行する計数カ
ード処理部120と、前記特殊景品収納部108A〜1
08Dと、一般景品収納部108E〜108Hと、特殊
景品収納部108A〜108D内の各特殊景品をそれぞ
れ前記景品取出口109に排出するこれも第一景品交換
処理手段を構成する特殊景品払出部123Aと、一般景
品収納部108E〜108H内の各一般景品をそれぞれ
前記景品取出口109に排出する第二景品排出手段とし
ての一般景品払出部123Bと、外部の前記景品管理装
置111や会員管理装置(会員管理コンピュータ)など
との間で、例えばシリアル通信によりデータの送受信を
行うための通信部124などを備えている。
【0054】そして、これらROM116、RAM11
7、ディスプレイドライバ220、タッチパネル11
8、会員カード処理部119、計数カード処理部12
0、特殊景品収納部108A〜108D、一般景品収納
部108E〜108H、特殊景品払出部123A、一般
景品払出部123B及び通信部124は何れもCPU1
14に接続されてプログラムに従い制御される。
【0055】前記景品管理装置111は、制御手段とな
るCPU126と、制御用のプログラムが書き込まれた
ROM127と、ワークメモリとして機能するRAM1
28と、データの印字出力を行うためのプリンタ(レー
ザープリンタなど)129と、液晶表示器などから成る
ディスプレイ131と、このディスプレイ131の表面
に配置されたタッチパネル130と、後述する如く計数
機112から送信されてくる獲得有価価値の計数に関す
るデータを格納する前記図20と同様の計数履歴データ
ベースを有するメモリとしての計数データ格納部132
と、各種景品名やそれの交換に必要な玉数(若しくはコ
イン数などの獲得有価価値)などの景品マスターデー
タ、及び、当該景品の在庫マスターデータ、前記図21
と同様の景品交換履歴に関するデータを格納する景品交
換履歴データベースを有する景品データ格納部133
と、前記景品払出装置102や計数機112との間でデ
ータの送受信を行うための内部通信部137などを備え
ている。そして、これらROM127、RAM128、
プリンタ129、ディスプレイ131、タッチパネル1
30、計数データ格納部132、景品データ格納部13
3及び内部通信部137は何れもCPU126に接続さ
れてプログラムに従い制御される。
【0056】前記計数機112は前述同様のカウンタで
あり、制御手段となるCPU138と、制御用のプログ
ラムが書き込まれたROM139と、データの格納やワ
ークメモリとして機能するRAM141と、投入された
パチンコ玉(或いは、コイン。尚、以下はパチンコ機か
ら払い出されるパチンコ玉を例にとって説明する)を計
数する計数部142と、レシートなどの計数カードを発
行させるための発行スイッチ143と、計数カードに計
数に関するデータを書き込んで発行するカード発行部1
44と、計数結果などを表示するための計数表示部14
7と、景品管理装置111との間でデータの送受信を行
うための通信部148などを備えている。そして、これ
らROM139、RAM141、計数部142、発行ス
イッチ143、カード発行部144、計数表示部14
7、通信部148は何れもCPU138に接続されてプ
ログラムに従い制御される。
【0057】遊技者が自らが獲得したパチンコ玉(獲得
有価価値)を計数機112に投入すると、計数部142
は当該パチンコ玉数をカウントする。CPU138はカ
ウントした計数値(例えば2600個などの獲得玉数:
獲得有価価値の大きさ)を計数表示部147に表示す
る。そして、遊技者により発行スイッチ143が操作さ
れると、所定の発券IDと当該計数値に関する計数情報
を計数カード発行部144にて計数カードに書き込み、
発行する。この発券IDは当該計数カード固有の識別情
報である。また、この発券IDと計数情報は相互に対応
付けられて通信部148から発券情報として景品管理装
置111の内部通信部137に送信される。
【0058】次に、図15、図16のフローチャートを
参照しながらこの場合の景品払出装置102と景品管理
装置111の動作について説明する。図15は景品払出
装置102のCPU114の制御動作を示しており、図
16は景品管理装置111のCPU126の制御動作を
示している。景品払出装置102のCPU114は図1
5のステップS60で会員カードが挿入されているか否
か判断する。遊技者が会員カードを所有しており、会員
カード挿入口106より会員カードを挿入した場合、C
PU114はステップS72で会員カードの認証処理を
実行する。
【0059】この場合の会員カードの認証処理は前記図
4のフローチャートと同様であるので説明は省略する。
CPU114はステップS73で認証処理における照合
結果が受信されたか否か判断し、受信するまで待機す
る。そして、照合結果を受信すると、CPU114は図
15のステップS73で受信した照合結果より認証結果
がOKか否か判断し、認証結果OKの場合にはステップ
S61に進み、否の場合にはステップS74で表示部1
04に前記図7の如き認証エラー表示を行う。そして、
ステップS75で会員カード処理部119により、会員
カードを会員カード挿入口106に返却する。
【0060】一方、会員カードの認証がOKの場合CP
U114はステップS61で今度は計数カードが挿入さ
れいるか否か判断し、挿入されるまで待機する。遊技者
が前述の如く計数機112で発行された計数カードを計
数カード挿入口110に挿入すると、CPU114はス
テップS62で計数カード処理部120により、当該計
数カードに書き込まれた記録情報(発券ID及び計数情
報)を読み取り、表示部104には図17に示す如き
「ただいま読み取り中です。お待ちください。」のメッ
セージ表示を行う。そして、ステップS63で景品管理
装置111に当該記録情報を送信する。
【0061】ここで、景品管理装置111のCPU12
6は図16のステップS100で計数機112からの発
券情報を受信したか否か判断しており、前述の如く計数
機112から発券情報が送信され、内部通信部137に
より受信した場合、CPU126はステップS105で
当該発券情報から特定される発券IDと計数情報を対応
付けて計数データ格納部132の計数履歴データベース
(図20)に登録する。次に、ステップS106で内部
通信部137を用い、計数機112に受信完了の通知を
送信する。計数機112のCPU138は係る受信完了
通知を受けて送信が完了したことを確認する。
【0062】また、景品管理装置111のCPU126
はステップS101で景品払出装置102からの計数カ
ードの記録情報を受信したか否か判断しており、前述の
ステップS63で景品払出装置102から記録情報が送
信され、内部通信部137により受信した場合、CPU
126はステップS107で受信した情報を計数データ
格納部132の前記計数履歴データベース(図20)よ
り検索する。そして、ステップS108で景品払出装置
102から受信した情報が計数履歴データベースに記録
されている情報(発券IDと計数情報)と一致している
か否か判断し、一致した場合にはステップS109で照
合完了通知を景品払出装置102に送信する。一致しな
い場合にはステップS110で照合エラー通知を景品払
出装置102に送信し、ステップS111で計数データ
格納部132の図22に示す如き照合履歴データベース
に受信情報を登録する。
【0063】図15に戻って景品払出装置102は、ス
テップS64で係る景品管理装置111からの照合結果
に関する通知を受信するまで待機しており、受信した場
合にはCPU114はステップS65で照合結果がOK
か否か判断する。前述の如く景品管理装置111におい
て計数機112から送られていた発券ID及び計数情報
と景品払出装置102から送信した情報との照合がとれ
ず、照合エラー通知が景品払出装置102に送信された
場合には、CPU114はステップS76に進んで表示
部104に図18に示す如き計数情報エラー表示を行
う。この計数情報エラー表示画面では、「計数情報エラ
ーです。もう一度計数カードを挿入してください。」の
メッセージが表示される。そして、ステップS78で計
数カード処理部120により計数カードを計数カード挿
入口110に返却する。
【0064】一方、景品管理装置111において計数機
112から送られていた発券ID及び計数情報と景品払
出装置102から送信した情報との照合がとれ、照合完
了通知が景品払出装置102に送信されて照合結果OK
となった場合には、CPU114はステップS65から
ステップS66に進んで計数情報から特定される持玉数
が景品を交換するために最小限必要な最小景品玉数以上
が否か判断し、最小景品玉数より少ない場合には、ステ
ップS77に進んで表示部104に図19に示す如き持
玉数不足表示を行う。この持玉数不足表示画面では、
「持ち玉数が足りません。持ち玉数の多いカードから先
に挿入してください。計数カード挿入口より計数カード
が返却されます。」のメッセージが表示される。そし
て、ステップS78で同様に計数カードを返却する。
【0065】他方、持玉数が最小景品玉数以上ある場合
には、ステップS67に進んで表示部104に持玉数を
表示し、次に、ステップS100で図23に示す如き景
品交換確認画面を表示部104に表示する。ここで、交
換ボタンが押されない場合にはステップS61に戻って
次の計数カードの挿入を待ち、交換ボタンが押されたら
ステップS68に進んでCPU114は特殊景品割り処
理を実行する。この特殊景品割り処理では、前述同様に
特殊景品(大)1個が1000玉、特殊景品(小)1個
が400玉として獲得玉数を分割する。この場合、前述
の如く獲得玉数が2600個であった場合には、先ずそ
こから特殊景品(大)を何個交換できるか判断し、2個
(2000玉)を決定する。次に、残りの600個から
今度は特殊景品(小)を何個交換できるか判断し、1個
(400玉)を決定する。
【0066】次に、CPU114はステップS69で特
殊景品割りを行った際に生じた残玉数を算出し(この場
合は600玉から400玉差し引いた後の200玉が残
玉数となる)、次にステップS69で前述した図8と同
様の特殊景品内容を表示部104に表示し、特殊景品払
出部123Aにより特殊景品収納部108A〜108E
内の特殊景品(大)2個、特殊景品(小)1個を景品取
出口109に排出する。そして、特殊景品払出情報をセ
ットする。
【0067】次に、CPU114はステップS71に進
み、ステップS69で算出された残玉数が存在するか否
か判断し、存在しない場合にはステップS91に進み、
上記の場合の如く残玉数(200玉)が存在する場合に
は、CPU114はステップS79に進んで表示部10
4に図8の如く表示された貯玉キーが押されたか否か判
断する。そして、遊技者が残玉数を貯玉することを希望
し、図8の表示画面で貯玉キーが押された場合、CPU
114はステップS79からステップS80に進んで会
員カードが挿入されているか否か判断する。そして、会
員カードが既に挿入されている場合にはステップS85
に進み、挿入されていない場合にはステップS81に進
んで表示部104に前記図12と同様の会員カード要求
表示を行う。
【0068】そして、ステップS82で会員カードが挿
入されたか否か判断し、挿入されなかった場合にはステ
ップS79に戻る。会員カード挿入口106に会員カー
ドが挿入された場合には、ステップS83に進んで図4
で説明した会員カード認証処理を実行する。そして、ス
テップS84で認証結果がOKか否か判断し、否の場合
にはステップS87に進んで図7と同様の会員認証エラ
ー表示を表示部104に行って、ステップS88で会員
カードを会員カード処理部119により会員カード挿入
口106に返却する。
【0069】ステップS84で会員カードの認証結果が
OKであった場合には、ステップS85に進んで貯玉処
理を実行し、ステップS86で貯玉情報をセットする。
そして、ステップS91に進み、ステップS86でセッ
トされた貯玉情報を会員管理装置に送信し、ステップS
92で受信完了通知が会員管理装置から返信されるまで
待機する。
【0070】会員管理装置では係る貯玉情報を受け取る
と、当該会員カードから特定される会員に対応させて貯
玉数を加算更新し、保持する。そして、このような貯玉
加算更新処理が終了すると、会員管理装置からは景品払
出装置102に受信完了通知が送信される。景品払出装
置102のCPU114はステップS92で係る会員管
理装置から受信完了通知を受け取ると、前述同様にステ
ップS93で正常に受信したか否か判断し、正常でなけ
ればステップS91に戻り、正常であったならばステッ
プS94に進んで会員カードが挿入されているか否か判
断する。この場合には会員カードは挿入されているから
ステップS95に進み、表示部104に前記図9と同様
の貯玉結果画面を表示して会員カードを返却する。そし
て、ステップS96で全てをクリアする。
【0071】一方、前記図8と同様の画面で遊技者が一
般景品の交換を希望し、一般景品キーを押すと、CPU
114は表示部104に前記図10と同様の一般景品メ
ニューを表示してステップS79からステップS89に
進む。ここでは前述同様に遊技者が、たばこA1個、た
ばこB1個、チョコA1個及びチョコB5個を選択した
ものとすると、選択した各景品の数と差引残玉数が各一
般景品キーの下側に表示され、画面の最下部には訂正キ
ーと決定キーが表示される。そして、遊技者が選択を決
定して決定キーを押すと、CPU114はステップS9
0に進み、前記図11と同様の一般景品内容を表示部1
04に表示して一般景品払出部123Bにより、一般景
品収納部108E〜108H内のたばこA、たばこB、
チョコAをそれぞれ1個ずつ、及び、チョコBを5個景
品取出口109に排出し、一般景品払出情報をセットし
てステップS91に進む。
【0072】そして、CPU114はステップS91に
て、前記ステップS70でセットされた特殊景品払出情
報とステップS91でセットされた一般景品払出情報を
景品管理装置111に送信し、ステップS92で受信完
了通知が景品管理装置111から返信されたか待機す
る。
【0073】景品管理装置111のCPU126は図1
6のステップS102で景品払出装置102から係る景
品払出情報(特殊景品及び一般景品)を受け取ったか否
か判断しており、受け取った場合にはステップS103
に進んで係る景品払出情報を景品データ格納部133内
の景品交換履歴データベース(図21)に登録する。そ
して、ステップS104でCPU126は景品払出装置
102に受信完了の情報通知を送信する。
【0074】景品払出装置102のCPU114はステ
ップS92で係る景品管理装置111から受信完了通知
を受け取ると、ステップS93で正常に受信したか否か
判断し、正常でなければステップS91に戻り、正常で
あったならばステップS94に進んで会員カードが挿入
されているか否か判断する。そして、会員カードが挿入
されていない場合にはステップS96に進んで全てをク
リアすると共に、会員カードが挿入されている場合には
ステップS95に進み、会員カードを返却してステップ
S96に進むことになる。
【0075】以上詳述した如く本発明によれば、遊技者
が遊技を行うことにより該遊技者の所有となったパチン
コ玉(獲得有価価値)を、現金と交換が可能な特殊景品
に交換する際、景品払出装置2、102から当該特殊景
品を排出して遊技者に提供できるのに加えて、当該特殊
景品交換の際に、特殊景品の交換に必要なパチンコ玉数
に満たない残玉数(端玉)が発生した場合には、当該残
玉数にて交換が可能な一般景品も景品払出装置2、10
2から排出して遊技者に提供することができるようにな
る。
【0076】これにより、特殊景品の交換の際に生じる
残玉数を一般景品に交換する際に、遊技場の店員が当該
一般景品を遊技者に手渡す手間が解消され、遊技場側の
負担を軽減し、遊技者へのサービスも向上させることが
できるようになる。特に、第2の実施例では、パチンコ
玉数を特定可能な情報が記録された計数カードの記録情
報を用いて、遊技者自信が遊技場の店員を介さずに特殊
景品と一般景品を景品払出装置102から排出させ、景
品交換を実行することができるようになり、遊技場と遊
技者双方にとって尚一層の利便性の向上を図ることが可
能となる。
【0077】また、特殊景品交換の際に生じた残玉数を
一般景品に交換するに当たって、遊技者本人が表示部
4、104を見ながら一般景品キーを操作し、一般景品
を選択して交換することができ、遊技者の操作性が向上
すると共に、遊技場としても尚一層の省力化を図れる。
【0078】更に、景品払出装置2、102では特殊景
品交換後の残玉数を貯玉として貯蓄できるようにしたの
で、特殊景品交換時に残余が生じた場合に、この残余分
の玉数を有効に貯蓄しておいて後日の遊技や景品交換な
どに利用することが可能となる。
【0079】尚、本実施例では貯蓄処理を行うために会
員カードの挿入を必要としたが、これに限定されず、例
えば会員IDと暗証番号を画面上に表示されたテンキー
にて入力するようにしてもよく、その方法は会員を特定
する方法であれば適用可能である。また、実施例ではパ
チンコ機を遊技機の例にとって説明したが、コインで遊
技を行うスロットマシンや封入玉式遊技機などにも本発
明は有効である。即ち、獲得有価価値としては係るスロ
ットマシンにおけるコインや封入玉式遊技機における得
点も適用できるものである。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1及び請求項2
の発明によれば、遊技者が遊技を行うことにより該遊技
者の所有となった獲得有価価値を、現金と交換が可能な
第一の景品に交換する際、景品払出装置から当該第一の
景品を排出して遊技者に提供できるのに加えて、当該第
一の景品交換の際に、第一の景品の交換に必要な獲得有
価価値の大きさに満たない獲得有価価値が発生した場合
には、当該獲得有価価値にて交換が可能な第二の景品も
景品払出装置から排出して遊技者に提供することができ
るようになる。
【0081】これにより、第一の景品の交換の際に生じ
る残余の獲得有価価値を第二の景品に交換する際に、遊
技場の店員が当該第二の景品を遊技者に手渡す手間が解
消され、遊技場側の負担を軽減し、遊技者へのサービス
も向上させることができるようになる。特に、請求項2
の発明によれば、獲得有価価値の大きさを特定可能な情
報が記録された記録媒体の該記録情報を用いて、遊技者
自身が遊技場の店員を介さずに第一の景品と第二の景品
を景品払出装置から排出させ、景品交換を実行すること
ができるようになり、遊技場と遊技者双方にとって尚一
層の利便性の向上を図ることが可能となるものである。
【0082】請求項3の発明によれば、上記に加えて少
なくとも第一の景品の交換に必要な獲得有価価値の大き
さに満たない大きさの獲得有価価値を表示可能な表示手
段と、遊技者の操作が可能とされ、第二の景品を選択す
る景品選択手段とを備え、該景品選択手段にて選択され
た第二の景品を排出するので第一の景品交換の際に生じ
た残余の獲得有価価値を第二の景品に交換するに当たっ
て、遊技者本人が表示手段を見ながら景品選択手段を操
作し、第二の景品を選択して交換することができるよう
になり、遊技者の操作性が向上すると共に、遊技場とし
ても尚一層の省力化を図れるものである。
【0083】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を貯蓄する
ための貯蓄処理を実施可能としたので、第一の景品交換
時に生じた残余の獲得有価価値を、有効に貯蓄しておい
て後日の遊技や景品交換などに利用することが可能とな
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した景品交換システムを構成する
一実施例の景品払出装置の斜視図である。
【図2】図1に示した景品払出装置により構成される景
品交換システムの機能ブロック図である。
【図3】図1の景品払出装置の動作プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図4】同じく図1の景品払出装置の動作プログラムを
示すフローチャートである。
【図5】図2の景品管理装置の動作プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図6】図1の景品払出装置の表示部に表示された暗証
番号入力表示画面を示す図である。
【図7】図1の景品払出装置の表示部に表示された会員
認証エラー表示画面を示す図である。
【図8】図1の景品払出装置の表示部に表示された特殊
景品内容表示画面を示す図である。
【図9】図1の景品払出装置の表示部に表示された貯玉
結果表示画面を示す図である。
【図10】図1の景品払出装置の表示部に表示された一
般景品メニュー表示画面を示す図である。
【図11】図1の景品払出装置の表示部に表示された一
般景品内容表示画面を示す図である。
【図12】図1の景品払出装置の表示部に表示された会
員カード要求表示画面を示す図である。
【図13】本発明を適用した景品交換システムを構成す
るもう一つの実施例の景品払出装置の斜視図である。
【図14】図13の景品払出装置により構成される景品
交換システムの機能ブロック図である。
【図15】図13の景品払出装置の動作プログラムを示
すフローチャートである。
【図16】図14の景品管理装置の動作プログラムを示
すフローチャートである。
【図17】図14の景品払出装置の表示部に表示された
計数カードの読取中表示画面を示す図である。
【図18】図14の景品払出装置の表示部に表示された
計数情報エラー表示画面を示す図である。
【図19】図14の景品払出装置の表示部に表示された
不足画面を示す図である。
【図20】景品管理装置の計数データ格納部内の計数履
歴データベースを示す図である。
【図21】景品管理装置の景品データ格納部内の景品交
換履歴データベースを示す図である。
【図22】景品管理装置の計数データ格納部内の照合履
歴データベースを示す図である。
【図23】図14の景品払出装置の表示部に表示された
景品交換確認表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 景品交換システム 2、102 景品払出装置 4、104 表示部 11 景品交換端末 12、112 計数機 19、119 会員カード処理部 23A、123A 特殊景品払出部 23B、123B 一般景品払出部 8A〜8D、108A〜108D 特殊景品収納部 8E〜8H、108E〜108H 一般景品収納部 111、200 景品管理装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月20日(2000.10.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 景品払出装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店などの
遊技場に設置される景品払出装置に関する。更に詳しく
は、パチンコ玉、コインなどの遊技者が遊技の結果獲得
した獲得有価価値を、特殊景品と交換する際の利便性を
改善した景品払出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の遊技場においては、パ
チンコ機やスロットマシンなどでの遊技後に獲得したパ
チンコ玉やコインは持ち帰りが禁止されており、遊技場
に預け入れる貯玉を許容している遊技場以外は、全てカ
ウントしてそれに相当する景品と交換することとされて
いる。
【0003】このようなパチンコ玉やコイン(獲得有価
価値)を、現金に交換が可能な所謂特殊景品と交換する
場合、従来ではカウントしたパチンコ玉数やコイン数が
記載されたレシートや計数カードをサービスカウンタに
持参し、店員に手渡す。店員はPOS端末を操作して、
獲得した有価価値の範囲内で特殊景品割りを行う。
【0004】そして、店員は交換可能な特殊景品を遊技
者に手渡すものであったが、近年では獲得した有価価値
で交換可能な特殊景品を自動的に払い出す払出装置がカ
ウンタに設置され、特殊景品はPOS端末からのデータ
を受けて動作するこの払出装置から自動的に払い出され
る遊技場もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、獲得有
価価値の大きさを丁度特殊景品全てに充当できる場合は
少なく、通常は特殊景品割りにより残玉(端玉と称され
る最小の特殊景品に交換できない大きさの有価価値)が
発生する。この残玉数に関しては、従来では店員がその
分で交換可能な、例えばたばこやチョコレートを遊技者
に問い合わせ、遊技者の希望に応じて、残玉数で交換可
能な数のこれら一般景品を店員が遊技者に手渡してお
り、遊技場店員の作業が煩雑化し、特に混雑時には遊技
者が景品交換を著しく待たされると云う不都合が生じて
いた。
【0006】本発明は、係る従来の技術課題を解決する
ために成されたものであり、遊技者が獲得した有価価値
を、特殊景品と交換する際の、遊技場側の負担を軽減
し、更には遊技者に対するサービスの悪化も解消できる
景品払出装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の景品払
出装置は、遊技者が遊技を行うことにより該遊技者の所
有となった獲得有価価値の大きさを景品に交換する際に
使用される景品交換端末と接続され、特殊景品を排出す
る第一景品排出手段と、特殊景品の交換に必要な獲得有
価価値の大きさに満たない大きさの獲得有価価値にて交
換が可能な一般景品を排出する第二景品排出手段とを備
えることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明の景品払出装置は、遊技者
が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲得有
価価値の大きさを特定可能な情報が記録された記録媒体
の該記録情報を少なくとも読み取り可能な記録媒体読取
手段と、前記情報により特定された獲得有価価値の大き
さの範囲内で特殊景品の個数を算出すると共に、該特殊
景品の排出を行う第一景品交換処理手段と、算出の結果
特殊景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさに満たな
い大きさの獲得有価価値が存在する場合に該獲得有価価
値の大きさにて交換が可能な一般景品を排出する第二景
品排出手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項1及び請求項2の発明によれば、遊
技者が遊技を行うことにより該遊技者の所有となった獲
得有価価値を、特殊景品に交換する際、景品払出装置か
ら当該特殊景品を排出して遊技者に提供できるのに加え
て、当該特殊景品交換の際に、特殊景品の交換に必要な
獲得有価価値の大きさに満たない獲得有価価値が発生し
た場合には、当該獲得有価価値にて交換が可能な一般景
も景品払出装置から排出して遊技者に提供することが
できるようになる。
【0010】これにより、特殊景品の交換の際に生じる
残余の獲得有価価値を一般景品に交換する際に、遊技場
の店員が当該一般景品を遊技者に手渡す手間が解消さ
れ、遊技場側の負担を軽減し、遊技者へのサービスも向
上させることができるようになる。特に、請求項2の発
明によれば、獲得有価価値の大きさを特定可能な情報が
記録された記録媒体の該記録情報を用いて、遊技者自身
が遊技場の店員を介さずに特殊景品一般景品を景品払
出装置から排出させ、景品交換を実行することができる
ようになり、遊技場と遊技者双方にとって尚一層の利便
性の向上を図ることが可能となるものである。
【0011】請求項3の発明の景品払出装置は、上記に
おいて少なくとも特殊景品の交換に必要な獲得有価価値
の大きさに満たない大きさの獲得有価価値を表示可能な
表示手段と、遊技者の操作が可能とされ、一般景品を選
択する景品選択手段とを備え、該景品選択手段にて選択
された一般景品を排出することを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、上記に加えて少
なくとも特殊景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさ
に満たない大きさの獲得有価価値を表示可能な表示手段
と、遊技者の操作が可能とされ、一般景品を選択する景
品選択手段とを備え、該景品選択手段にて選択された
般景品を排出するので特殊景品交換の際に生じた残余の
獲得有価価値を一般景品に交換するに当たって、遊技者
本人が表示手段を見ながら景品選択手段を操作し、一般
景品を選択して交換することができるようになり、遊技
者の操作性が向上すると共に、遊技場としても尚一層の
省力化を図れるものである。
【0013】請求項4の発明の景品払出装置は、上記各
発明において獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を
貯蓄するための貯蓄処理を実施可能としたことを特徴と
する。
【0014】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を貯蓄する
ための貯蓄処理を実施可能としたので、特殊景品交換時
に生じた残余の獲得有価価値を、有効に貯蓄しておいて
後日の遊技や景品交換などに利用することが可能となる
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明を適用した景品交換シス
テム1を構成する本発明の一実施例の景品払出装置2の
斜視図、図2は景品交換システム1の機能ブロック図を
示している。実施例の景品払出装置2は、例えばパチン
コ機やスロットマシンが複数台設置された遊技場のサー
ビスカウンタに設置されるものであり、略矩形状の筐体
3の前面中央部には、液晶ディスプレイにて構成された
表示手段を構成する表示部4が設けられ、この表示部4
の下側には、ICカードなどから構成される会員カード
を受け入れる会員カード挿入口6が設けられると共に、
最下部には景品が排出される景品取出口9が設けられて
いる。
【0016】また、筐体3の前面上部には一般景品であ
たばこA、たばこB、チョコレートA、チョコレート
Bの各景品見本7A〜7Dが設けられており、それぞれ
には各一般景品を交換する際に必要な玉数(パチンコ玉
の場合。コインの場合にはコイン枚数となる)が例えば
たばこA:70玉、たばこB:75玉、チョコレート
A:30玉、チョコレートB:5玉と表示されている。
【0017】更に、この筐体3内には上から特殊景品
上記一般景品を積層して収納する特殊景品収納部8A〜
8D及び一般景品収納部8E〜8Hが挿入されて着脱可
能にセットされる。上記特殊景品としては例えば100
0玉で交換できる特殊景品(大)と400玉で交換でき
る特殊景品(小)とがあり、特殊景品(大)は特殊景品
収納部8Aと8Bに、特殊景品(小)は特殊景品収納部
8Cと8Dにそれぞれ所定数積層収納された状態で、景
品払出装置2内に着脱可能にセットされる。
【0018】また、上記一般景品のたばこAは一般景品
収納部8E内に、たばこBは一般景品収納部8F内に、
チョコレートAは一般景品収納部8G内に、チョコレー
トBは一般景品収納部8H内にそれぞれ所定数積層収納
された状態で、景品払出装置2内に着脱可能にセットさ
れる。
【0019】次に図2において、実施例の景品交換シス
テム1は本発明の景品払出装置2と、この景品払出装置
2とは別体で設けられ、サービスカウンタに設けられた
POS端末から構成される景品交換端末11と、これも
景品払出装置2とは別体で例えば遊技場内の各遊技機設
置島毎に設けられた計数機12と、景品管理装置200
などから構成されている。
【0020】景品払出装置2は、制御手段となるCPU
14と、制御用のプログラムが書き込まれたROM16
と、データの格納やワークメモリとして機能するRAM
17と、前記表示部4と、この表示部4を駆動するディ
スプレイドライバ20と、表示部4の表面に配置されて
景品選択手段を構成するタッチパネル18と、前記会員
カード挿入口6から挿入された会員カードのデータの読
み込み及びカードへのデータの書き込み処理を実行する
会員用記録媒体読取手段としての会員カード処理部19
と、前記特殊景品収納部8A〜8Dと、一般景品収納部
8E〜8Hと、特殊景品収納部8A〜8D内の各特殊景
品をそれぞれ前記景品取出口9に排出する第一景品排出
手段としての特殊景品払出部23Aと、一般景品収納部
8E〜8H内の各一般景品をそれぞれ前記景品取出口9
に排出する第二景品排出手段としての一般景品払出部2
3Bと、外部の前記景品交換端末11や会員管理装置
(会員管理コンピュータ)などとの間で、例えばシリア
ル通信によりデータの送受信を行うための通信部24な
どを備えている。
【0021】そして、これらROM16、RAM17、
ディスプレイドライバ20、タッチパネル18、会員カ
ード処理部19、特殊景品収納部8A〜8D、一般景品
収納部8E〜8H、特殊景品払出部23A、一般景品払
出部23B及び通信部24は何れもCPU14に接続さ
れてプログラムに従い制御される。
【0022】一方、前記景品交換端末11は、制御手段
となるCPU26と、制御用のプログラムが書き込まれ
たROM27と、ワークメモリとして機能するRAM2
8と、データの印字出力を行うためのプリンタ(レシー
トジャーナルプリンタなど)29と、液晶表示器などか
ら成るディスプレイ31と、このディスプレイ31の表
面に配置されたタッチパネル30と、前記景品払出装置
2や景品管理装置200との間でデータの送受信を行う
ための内部通信部37と、計数カード(この場合は後述
する如くレシートなどでもよい)の記録内容を読み取る
スキャナ34などを備えている。
【0023】そして、これらROM27、RAM28、
プリンタ29、ディスプレイ31、タッチパネル30、
スキャナ34及び内部通信部37は何れもCPU26に
接続されてプログラムに従い制御される。
【0024】他方、前記景品管理装置200は、制御手
段となるCPU201と、制御用のプログラムが書き込
まれたROM204と、ワークメモリとして機能するR
AM203と、ディスプレイ211と、プリンタ212
と、後述する如く計数機12から送信されてくる獲得有
価価値の計数に関するデータを格納する図20に示す如
き計数履歴データベースを有するメモリとしての計数デ
ータ格納部32と、各種景品名やそれの交換に必要な玉
数(若しくはコイン数などの獲得有価価値)などの景品
マスターデータ、及び、当該景品の在庫マスターデー
タ、図21に示す如き景品交換履歴に関するデータを格
納する景品交換履歴データベースを有する景品データ格
納部33と、前記景品交換端末11や計数機12との間
でデータの送受信を行うための内部通信部202などを
備えている。
【0025】そして、これらROM204、RAM20
3、ディスプレイ211、プリンタ212、計数データ
格納部32、景品データ格納部33及び内部通信部20
2は何れもCPU201に接続されてプログラムに従い
制御される。
【0026】前記計数機12は所謂ジェットカウンタと
称されるカウンタであり、制御手段となるCPU38
と、制御用のプログラムが書き込まれたROM39と、
データの格納やワークメモリとして機能するRAM41
と、投入されたパチンコ玉(或いは、コイン。尚、以下
はパチンコ機から払い出されるパチンコ玉を例にとって
説明する)を計数する計数部42と、レシートなどの計
数カードを発行させるための発行スイッチ43と、計数
カードに計数に関するデータを書き込んで発行するカー
ド発行部44と、計数結果などを表示するための計数表
示部47と、景品管理装置200との間でデータの送受
信を行うための通信部48などを備えている。そして、
これらROM39、RAM41、計数部42、発行スイ
ッチ43、カード発行部44、計数表示部47、通信部
48は何れもCPU38に接続されてプログラムに従い
制御される。
【0027】遊技者が自らが獲得したパチンコ玉(獲得
有価価値)を計数機12に投入すると、計数部42は当
該パチンコ玉数をカウントする。CPU38はカウント
した計数値(例えば2600個などの獲得玉数:獲得有
価価値の大きさ)を計数表示部47に表示する。そし
て、遊技者により発行スイッチ43が操作されると、所
定の発券IDと当該計数値に関する計数情報を計数カー
ド発行部44にて計数カードに書き込み、発行する。こ
の発券IDは当該計数カード固有の識別情報である。ま
た、この発券IDと計数情報は相互に対応付けられて通
信部48から発券情報として景品管理装置200の内部
通信部202に送信される。
【0028】次に、図3〜図5のフローチャートを参照
しながら景品払出装置2と景品管理装置200並びに景
品交換端末11の動作について説明する。図3、図4は
景品払出装置2のCPU14の制御動作を示しており、
図5は景品管理装置200のCPU201の制御動作を
示している。景品払出装置2のCPU14は図3のステ
ップS2で景品交換端末11から景品情報が送信されて
いるか否か判断する。景品管理装置200のCPU20
1は図5のステップS46で計数機12から前述の如き
発券情報を受信したか否か判断し、受信したらステップ
S54で発券情報から特定される発券IDと計数情報を
対応付けて計数データ格納部32の計数履歴データベー
ス(図20)に登録する。
【0029】また、景品管理装置200のCPU26は
ステップS50で景品交換端末11から計数カードの読
取情報が送信されたか否か判断している。遊技者は前述
の如く計数機12で獲得有価価値を計数し、計数カード
を発行させてサービスカウンタに持参する。そして、サ
ービスカウンタで店員に計数カードを手渡すと、店員は
景品交換端末11のスキャナ34を用いて当該計数カー
ドに記録されている発券IDと計数情報を読み取る。
【0030】景品交換端末11のCPU26はスキャナ
34が係る計数カードの情報を読み取ると、内部通信部
37を用いて当該読取情報を景品管理装置200に送信
する。景品管理装置200のCPU201は内部通信部
202により係る読取情報を受け取ると、図5のステッ
プS50からステップS47に進んで読み取られた発券
IDと計数情報を計数履歴データベースから検索し、既
に受信している発券情報と一致するかステップS48で
判断する。そして、一致したらステップS55に進み、
一致しない場合にはステップS49で景品交換端末11
に照合エラー情報を送信する。景品交換端末11のCP
U26は係る照合エラー情報を受け取ると、ディスプレ
イ31に照合エラー表示を行う。
【0031】景品管理装置200のCPU201は、ス
テップS48で一致した場合で、遊技者が特殊景品との
交換を希望し、店員が景品交換端末11のタッチパネル
30で所定の特殊景品交換操作を実行すると、その選択
情報は景品管理装置200に送られ、これを受けて景品
管理装置200のCPU26はステップS55に進み、
特殊景品割り処理を実行する。
【0032】この特殊景品割り処理では、特殊景品
(大)1個が前述の1000玉、特殊景品(小)1個が
400玉として獲得玉数を分割する。即ち、前述の如く
獲得玉数が2600個であった場合には、先ず交換でき
る特殊景品(大)の数を算出し、この場合は2個(20
00個)とする。そして、残りの600個から交換でき
る特殊景品(小)の数を算出し、この場合は1個(40
0個)と決定する。
【0033】次に、CPU201はステップS56に進
んで係る特殊景品割り処理によって発生する残玉数を算
出する。この場合は残りの600個から特殊景品(小)
1個分の400個を差し引いた200個が特殊景品
(小)とも交換できない残玉数として算出される。そし
て、CPU201はこのように算出された特殊景品
(大)及び特殊景品(小)の数と、残玉数をステップS
57で景品情報として内部通信部202から景品交換端
末11に送信する。景品交換端末11のCPU26は係
る景品情報を受け取ると、内部通信部37を用いて当該
景品情報を景品払出装置2に送信する。
【0034】図3に戻って景品払出装置2のCPU14
は、通信部24により景品交換端末11からの係る景品
情報を受信すると、ステップS2からステップS3に進
んで当該景品情報を解析し、表示部4に図8に示す如き
特殊景品内容に関する表示を行う。この図8の画面では
右上隅に獲得玉数2600個が表示され、その下方に特
殊景品(大)2個(2000玉)、特殊景品(小)1個
(400玉)、残玉数200玉が表示される。
【0035】また、その下方には「特殊景品が払い出さ
れます。残玉処理を下のボタンでお選びください。」の
メッセージ表示がされ、差下部には貯玉キー及び一般景
品キーが表示される。そして、CPU14はステップS
5で特殊景品払出部23Aにより特殊景品収納部8A〜
8D内の特殊景品(大)2個、特殊景品(小)1個を景
品取出口9に払い出し、特殊景品払出情報をセットす
る。
【0036】遊技者が残玉数の貯玉を希望し、図8の表
示部4の画面で自ら貯玉キーを押すと、CPU14はス
テップS6からステップS8に進んで表示部4に図12
に示す如き会員カード要求表示を行う。この会員カード
要求表示画面では「貯玉するには会員カードが必要で
す。会員カードを挿入してください。」のメッセージ表
示がなされる。
【0037】そして、ステップS9で会員カードが挿入
されたか否か判断し、挿入されなかった場合にはステッ
プS6に戻る(図8の画面)。会員カード挿入口6に会
員カードが挿入された場合には、ステップS10に進ん
で会員カード認証処理を実行する。図4はこの会員カー
ドの認証処理に関するフローチャートであり、CPU1
4はステップS42で会員カード処理部19により当該
会員カードに書き込まれた会員に関する記録情報を読み
取る。次に、ステップS43で表示部4に図6に示す暗
証番号入力画面を表示する。この暗証番号入力画面で
は、「暗証番号を入力してください。」のメッセージと
共に、テンキーと訂正キー及び確定キーが表示される。
【0038】遊技者がテンキーを操作(タッチパネル1
8にタッチ)して例えば4桁の暗証番号を入力し(入力
が間違った場合には訂正キーを操作し、入力桁を消去し
て訂正入力する)、確定キーを操作すると、CPU14
はステップS44で通信部24より、当該記録情報と入
力された暗証番号を会員管理装置に送信する。そして、
会員管理装置にてそれらの情報が照合され、認証OKか
否かの照合結果が景品払出装置2に送信される。
【0039】CPU14はステップS11で係る照合結
果が受信されたか否か判断し、受信するまで待機する。
照合結果を受信すると、CPU14は図3のステップS
11で受信した照合結果より認証結果がOKか否か判断
し、認証結果OKの場合にはステップS12に進み、否
の場合にはステップS25で表示部4に図7の如き認証
エラー表示を行う。この認証エラー表示画面では「会員
認証エラーです。もう一度会員カードを挿入してくださ
い。」のメッセージ表示がなされる。そして、ステップ
S26で会員カード処理部19により、会員カードを会
員カード挿入口6に返却する。
【0040】ステップS11で会員カードの認証結果が
OKであった場合には、ステップS12に進んで貯玉処
理(貯玉情報をセット)を実行し、ステップS19に進
む。そして、ステップS19ではステップS12でセッ
トされた貯玉情報を会員管理装置に送信し、ステップS
20で受信完了通知が会員管理装置から返信されたか待
機する。
【0041】会員管理装置では係る貯玉情報を受け取る
と、当該会員カードから特定される会員に対応させて貯
玉数を加算更新し、保持する。そして、このような貯玉
加算更新処理が終了すると、会員管理装置からは景品払
出装置2に受信完了通知が送信される。景品払出装置2
のCPU14はステップS20で係る会員管理装置から
受信完了通知を受け取ると、ステップSS21で正常に
受信したか否か判断し、正常でなければステップS19
に戻り、正常であったならばステップS22に進んで会
員カードが挿入されているか否か判断する。
【0042】この場合には会員カードは挿入されている
からステップS23に進み、表示部4に図9に示す貯玉
結果画面を表示して会員カードを返却する。この貯玉結
果画面では、「前回までの貯玉数525玉」、「今回の
貯玉数200玉(前記残玉数)」、「合計貯玉数725
玉」、「会員カードが返却されます。会員カード挿入口
よりお取りください。」のメッセージ表示により、加算
後の貯玉数が遊技者(会員)に表示される。そして、ス
テップS24で全てをクリアする。
【0043】一方、図8の画面で貯玉キーが押されず、
遊技者が一般景品を希望して一般景品キーを押すと、C
PU14は表示部4に図10に示す如き一般景品メニュ
ーを表示してステップS6からステップS17に進む。
この図10の一般景品メニュー画面には、残玉数200
個に加えて「以下のボタンより選択してください。」の
メッセージ表示がなされ、更にその下に、たばこA70
玉、たばこB75玉、チョコ(チョコレート)A30
玉、チョコB5玉の前記景品見本7A〜7Dに表示され
た各一般景品のキーが表示される。
【0044】ここでは遊技者が、たばこA1個、たばこ
B1個、チョコA1個及びチョコB5個を選択したもの
とすると、選択した各景品の数と差引残玉数が各一般景
品キーの下側に表示され、画面の最下部には訂正キーと
決定キーが表示される。尚、選択を訂正する場合にはこ
の訂正キーを押す。そして、遊技者が選択を決定して決
定キーを押すと、CPU14はステップS18に進み、
図11に示す如き一般景品内容を表示部4に表示して一
般景品払出部23Bにより、一般景品収納部8E〜8H
内のたばこA、たばこB、チョコAをそれぞれ一個ず
つ、及び、チョコBを5個景品取出口9に払い出し、一
般景品払出情報をセットしてステップS19に進む。
【0045】この図11の画面ではたばこA1個70
玉、たばこB1個75玉、チョコA1個30玉、チョコ
B5個25玉、残玉数0の各一般景品の払出結果内容と
共に、「一般景品が払い出されます。」のメッセージ表
示がなされる。
【0046】そして、CPU14はステップS19に
て、前記ステップS5でセットされた特殊景品払出情報
とステップS18でセットされた一般景品払出情報を景
品交換端末11に送信し、ステップS20で受信完了通
知が景品交換端末11から返信されたか待機する。
【0047】景品交換端末11のCPU26は係る景品
払出情報を受信した場合、景品管理装置200に当該景
品払出情報を送信する。景品管理装置200のCPU2
01は図5のステップS51で景品交換端末11から係
る景品払出情報(特殊景品及び一般景品)を受け取った
か否か判断しており、受け取った場合にはステップS5
2に進んで係る景品払出情報を景品データ格納部33内
の景品交換履歴データベース(図21)に登録する。そ
して、ステップS53でCPU201は景品交換端末1
1に受信完了の情報通知を送信する。景品交換端末11
のCPU26は係る受信完了の情報通知を受け取ると、
今度は景品払出装置2に同じく受信完了の情報通知を送
信する。
【0048】景品払出装置2のCPU14はステップS
20で係る景品交換端末11から受信完了通知を受け取
ると、ステップS21で正常に受信したか否か判断し、
正常でなければステップS19に戻り、正常であったな
らばステップS22に進んで会員カードが挿入されてい
るか否か判断する。そして、会員カードが挿入されてい
ない場合にはステップS24に進んで全てをクリアする
と共に、会員カードが挿入されている場合にはステップ
S23に進み、会員カードを返却してステップS24に
進むことになる。
【0049】次に、図13〜図23を用いて本発明のも
う一つの景品払出装置102について詳述する。図13
は本発明を適用した他の実施例の景品交換システム1を
構成する本発明のもう一つの景品払出装置102の斜視
図、図14はこの場合の景品交換システム1の機能ブロ
ック図を示している。この場合の実施例の景品払出装置
102は、前述の如きサービスカウンタや例えば遊技機
設置島毎に設置されるものであり、略矩形状の筐体10
3の前面中央部には、液晶ディスプレイにて構成された
表示手段を構成する表示部104が設けられ、この表示
部104の下側には、ICカードなどから構成される会
員カード及び計数カードを受け入れる会員カード挿入口
106及び計数カード挿入口110が設けられると共
に、最下部には景品が払い出される景品取出口109が
設けられている。
【0050】また、筐体103の前面上部には一般景品
であるたばこA、たばこB、チョコレートA、チョコレ
ートBの各景品見本107A〜107Dが設けられてお
り、それぞれには各一般景品を交換する際に必要な玉数
(パチンコ玉の場合。コインの場合にはコイン枚数とな
る)が例えばたばこA:70玉、たばこB:75玉、チ
ョコレートA:30玉、チョコレートB:5玉と表示さ
れている。
【0051】更に、この筐体103内には上から特殊景
や上記一般景品を積層して収納する特殊景品収納部1
08A〜108D及び一般景品収納部108E〜108
Hが挿入されて着脱可能にセットされる。そして、前述
同様に特殊景品(大)が特殊景品収納部8Aと8Bに、
特殊景品(小)が特殊景品収納部8Cと8Dにそれぞれ
所定数積層収納された状態で、景品払出装置102内に
着脱可能にセットされる。また、上記一般景品のたばこ
Aは一般景品収納部108E内に、たばこBは一般景品
収納部108F内に、チョコレートAは一般景品収納部
108G内に、チョコレートBは一般景品収納部108
H内にそれぞれ所定数積層収納された状態で、前述同様
に景品払出装置102内に着脱可能にセットされる。
【0052】次に図14において、この場合の実施例の
景品交換システム1は本発明の景品払出装置102と、
この景品払出装置102とは別体で設けられる景品管理
装置111と、これも景品払出装置102とは別体で例
えば遊技場内の各遊技機設置島毎に設けられた計数機1
12などから構成されている。
【0053】景品払出装置102は、第一景品交換処理
手段を構成する制御手段となるCPU114と、制御用
のプログラムが書き込まれたROM116と、データの
格納やワークメモリとして機能するRAM117と、前
記表示部104と、この表示部104を駆動するディス
プレイドライバ220と、表示部104の表面に配置さ
れて景品選択手段を構成するタッチパネル118と、前
記会員カード挿入口106から挿入された会員カードの
データの読み込み及びカードへのデータの書き込み処理
を実行する会員カード処理部119と、計数カード挿入
口110から挿入された計数カードのデータの読み込み
及びカードへのデータの書き込み処理を実行する計数カ
ード処理部120と、前記特殊景品収納部108A〜1
08Dと、一般景品収納部108E〜108Hと、特殊
景品収納部108A〜108D内の各特殊景品をそれぞ
れ前記景品取出口109に排出するこれも第一景品交換
処理手段を構成する特殊景品払出部123Aと、一般景
品収納部108E〜108H内の各一般景品をそれぞれ
前記景品取出口109に排出する第二景品排出手段とし
ての一般景品払出部123Bと、外部の前記景品管理装
置111や会員管理装置(会員管理コンピュータ)など
との間で、例えばシリアル通信によりデータの送受信を
行うための通信部124などを備えている。
【0054】そして、これらROM116、RAM11
7、ディスプレイドライバ220、タッチパネル11
8、会員カード処理部119、計数カード処理部12
0、特殊景品収納部108A〜108D、一般景品収納
部108E〜108H、特殊景品払出部123A、一般
景品払出部123B及び通信部124は何れもCPU1
14に接続されてプログラムに従い制御される。
【0055】前記景品管理装置111は、制御手段とな
るCPU126と、制御用のプログラムが書き込まれた
ROM127と、ワークメモリとして機能するRAM1
28と、データの印字出力を行うためのプリンタ(レー
ザープリンタなど)129と、液晶表示器などから成る
ディスプレイ131と、このディスプレイ131の表面
に配置されたタッチパネル130と、後述する如く計数
機112から送信されてくる獲得有価価値の計数に関す
るデータを格納する前記図20と同様の計数履歴データ
ベースを有するメモリとしての計数データ格納部132
と、各種景品名やそれの交換に必要な玉数(若しくはコ
イン数などの獲得有価価値)などの景品マスターデー
タ、及び、当該景品の在庫マスターデータ、前記図21
と同様の景品交換履歴に関するデータを格納する景品交
換履歴データベースを有する景品データ格納部133
と、前記景品払出装置102や計数機112との間でデ
ータの送受信を行うための内部通信部137などを備え
ている。そして、これらROM127、RAM128、
プリンタ129、ディスプレイ131、タッチパネル1
30、計数データ格納部132、景品データ格納部13
3及び内部通信部137は何れもCPU126に接続さ
れてプログラムに従い制御される。
【0056】前記計数機112は前述同様のカウンタで
あり、制御手段となるCPU138と、制御用のプログ
ラムが書き込まれたROM139と、データの格納やワ
ークメモリとして機能するRAM141と、投入された
パチンコ玉(或いは、コイン。尚、以下はパチンコ機か
ら払い出されるパチンコ玉を例にとって説明する)を計
数する計数部142と、レシートなどの計数カードを発
行させるための発行スイッチ143と、計数カードに計
数に関するデータを書き込んで発行するカード発行部1
44と、計数結果などを表示するための計数表示部14
7と、景品管理装置111との間でデータの送受信を行
うための通信部148などを備えている。そして、これ
らROM139、RAM141、計数部142、発行ス
イッチ143、カード発行部144、計数表示部14
7、通信部148は何れもCPU138に接続されてプ
ログラムに従い制御される。
【0057】遊技者が自らが獲得したパチンコ玉(獲得
有価価値)を計数機112に投入すると、計数部142
は当該パチンコ玉数をカウントする。CPU138はカ
ウントした計数値(例えば2600個などの獲得玉数:
獲得有価価値の大きさ)を計数表示部147に表示す
る。そして、遊技者により発行スイッチ143が操作さ
れると、所定の発券IDと当該計数値に関する計数情報
を計数カード発行部144にて計数カードに書き込み、
発行する。この発券IDは当該計数カード固有の識別情
報である。また、この発券IDと計数情報は相互に対応
付けられて通信部148から発券情報として景品管理装
置111の内部通信部137に送信される。
【0058】次に、図15、図16のフローチャートを
参照しながらこの場合の景品払出装置102と景品管理
装置111の動作について説明する。図15は景品払出
装置102のCPU114の制御動作を示しており、図
16は景品管理装置111のCPU126の制御動作を
示している。景品払出装置102のCPU114は図1
5のステップS60で会員カードが挿入されているか否
か判断する。遊技者が会員カードを所有しており、会員
カード挿入口106より会員カードを挿入した場合、C
PU114はステップS72で会員カードの認証処理を
実行する。
【0059】この場合の会員カードの認証処理は前記図
4のフローチャートと同様であるので説明は省略する。
CPU114はステップS73で認証処理における照合
結果が受信されたか否か判断し、受信するまで待機す
る。そして、照合結果を受信すると、CPU114は図
15のステップS73で受信した照合結果より認証結果
がOKか否か判断し、認証結果OKの場合にはステップ
S61に進み、否の場合にはステップS74で表示部1
04に前記図7の如き認証エラー表示を行う。そして、
ステップS75で会員カード処理部119により、会員
カードを会員カード挿入口106に返却する。
【0060】一方、会員カードの認証がOKの場合CP
U114はステップS61で今度は計数カードが挿入さ
れいるか否か判断し、挿入されるまで待機する。遊技者
が前述の如く計数機112で発行された計数カードを計
数カード挿入口110に挿入すると、CPU114はス
テップS62で計数カード処理部120により、当該計
数カードに書き込まれた記録情報(発券ID及び計数情
報)を読み取り、表示部104には図17に示す如き
「ただいま読み取り中です。お待ちください。」のメッ
セージ表示を行う。そして、ステップS63で景品管理
装置111に当該記録情報を送信する。
【0061】ここで、景品管理装置111のCPU12
6は図16のステップS100で計数機112からの発
券情報を受信したか否か判断しており、前述の如く計数
機112から発券情報が送信され、内部通信部137に
より受信した場合、CPU126はステップS105で
当該発券情報から特定される発券IDと計数情報を対応
付けて計数データ格納部132の計数履歴データベース
(図20)に登録する。次に、ステップS106で内部
通信部137を用い、計数機112に受信完了の通知を
送信する。計数機112のCPU138は係る受信完了
通知を受けて送信が完了したことを確認する。
【0062】また、景品管理装置111のCPU126
はステップS101で景品払出装置102からの計数カ
ードの記録情報を受信したか否か判断しており、前述の
ステップS63で景品払出装置102から記録情報が送
信され、内部通信部137により受信した場合、CPU
126はステップS107で受信した情報を計数データ
格納部132の前記計数履歴データベース(図20)よ
り検索する。そして、ステップS108で景品払出装置
102から受信した情報が計数履歴データベースに記録
されている情報(発券IDと計数情報)と一致している
か否か判断し、一致した場合にはステップS109で照
合完了通知を景品払出装置102に送信する。一致しな
い場合にはステップS110で照合エラー通知を景品払
出装置102に送信し、ステップS111で計数データ
格納部132の図22に示す如き照合履歴データベース
に受信情報を登録する。
【0063】図15に戻って景品払出装置102は、ス
テップS64で係る景品管理装置111からの照合結果
に関する通知を受信するまで待機しており、受信した場
合にはCPU114はステップS65で照合結果がOK
か否か判断する。前述の如く景品管理装置111におい
て計数機112から送られていた発券ID及び計数情報
と景品払出装置102から送信した情報との照合がとれ
ず、照合エラー通知が景品払出装置102に送信された
場合には、CPU114はステップS76に進んで表示
部104に図18に示す如き計数情報エラー表示を行
う。この計数情報エラー表示画面では、「計数情報エラ
ーです。もう一度計数カードを挿入してください。」の
メッセージが表示される。そして、ステップS78で計
数カード処理部120により計数カードを計数カード挿
入口110に返却する。
【0064】一方、景品管理装置111において計数機
112から送られていた発券ID及び計数情報と景品払
出装置102から送信した情報との照合がとれ、照合完
了通知が景品払出装置102に送信されて照合結果OK
となった場合には、CPU114はステップS65から
ステップS66に進んで計数情報から特定される持玉数
が景品を交換するために最小限必要な最小景品玉数以上
が否か判断し、最小景品玉数より少ない場合には、ステ
ップS77に進んで表示部104に図19に示す如き持
玉数不足表示を行う。この持玉数不足表示画面では、
「持ち玉数が足りません。持ち玉数の多いカードから先
に挿入してください。計数カード挿入口より計数カード
が返却されます。」のメッセージが表示される。そし
て、ステップS78で同様に計数カードを返却する。
【0065】他方、持玉数が最小景品玉数以上ある場合
には、ステップS67に進んで表示部104に持玉数を
表示し、次に、ステップS100で図23に示す如き景
品交換確認画面を表示部104に表示する。ここで、交
換ボタンが押されない場合にはステップS61に戻って
次の計数カードの挿入を待ち、交換ボタンが押されたら
ステップS68に進んでCPU114は特殊景品割り処
理を実行する。この特殊景品割り処理では、前述同様に
特殊景品(大)1個が1000玉、特殊景品(小)1個
が400玉として獲得玉数を分割する。この場合、前述
の如く獲得玉数が2600個であった場合には、先ずそ
こから特殊景品(大)を何個交換できるか判断し、2個
(2000玉)を決定する。次に、残りの600個から
今度は特殊景品(小)を何個交換できるか判断し、1個
(400玉)を決定する。
【0066】次に、CPU114はステップS69で特
殊景品割りを行った際に生じた残玉数を算出し(この場
合は600玉から400玉差し引いた後の200玉が残
玉数となる)、次にステップS69で前述した図8と同
様の特殊景品内容を表示部104に表示し、特殊景品払
出部123Aにより特殊景品収納部108A〜108E
内の特殊景品(大)2個、特殊景品(小)1個を景品取
出口109に排出する。そして、特殊景品払出情報をセ
ットする。
【0067】次に、CPU114はステップS71に進
み、ステップS69で算出された残玉数が存在するか否
か判断し、存在しない場合にはステップS91に進み、
上記の場合の如く残玉数(200玉)が存在する場合に
は、CPU114はステップS79に進んで表示部10
4に図8の如く表示された貯玉キーが押されたか否か判
断する。そして、遊技者が残玉数を貯玉することを希望
し、図8の表示画面で貯玉キーが押された場合、CPU
114はステップS79からステップS80に進んで会
員カードが挿入されているか否か判断する。そして、会
員カードが既に挿入されている場合にはステップS85
に進み、挿入されていない場合にはステップS81に進
んで表示部104に前記図12と同様の会員カード要求
表示を行う。
【0068】そして、ステップS82で会員カードが挿
入されたか否か判断し、挿入されなかった場合にはステ
ップS79に戻る。会員カード挿入口106に会員カー
ドが挿入された場合には、ステップS83に進んで図4
で説明した会員カード認証処理を実行する。そして、ス
テップS84で認証結果がOKか否か判断し、否の場合
にはステップS87に進んで図7と同様の会員認証エラ
ー表示を表示部104に行って、ステップS88で会員
カードを会員カード処理部119により会員カード挿入
口106に返却する。
【0069】ステップS84で会員カードの認証結果が
OKであった場合には、ステップS85に進んで貯玉処
理を実行し、ステップS86で貯玉情報をセットする。
そして、ステップS91に進み、ステップS86でセッ
トされた貯玉情報を会員管理装置に送信し、ステップS
92で受信完了通知が会員管理装置から返信されるまで
待機する。
【0070】会員管理装置では係る貯玉情報を受け取る
と、当該会員カードから特定される会員に対応させて貯
玉数を加算更新し、保持する。そして、このような貯玉
加算更新処理が終了すると、会員管理装置からは景品払
出装置102に受信完了通知が送信される。景品払出装
置102のCPU114はステップS92で係る会員管
理装置から受信完了通知を受け取ると、前述同様にステ
ップS93で正常に受信したか否か判断し、正常でなけ
ればステップS91に戻り、正常であったならばステッ
プS94に進んで会員カードが挿入されているか否か判
断する。この場合には会員カードは挿入されているから
ステップS95に進み、表示部104に前記図9と同様
の貯玉結果画面を表示して会員カードを返却する。そし
て、ステップS96で全てをクリアする。
【0071】一方、前記図8と同様の画面で遊技者が一
般景品の交換を希望し、一般景品キーを押すと、CPU
114は表示部104に前記図10と同様の一般景品メ
ニューを表示してステップS79からステップS89に
進む。ここでは前述同様に遊技者が、たばこA1個、た
ばこB1個、チョコA1個及びチョコB5個を選択した
ものとすると、選択した各景品の数と差引残玉数が各一
般景品キーの下側に表示され、画面の最下部には訂正キ
ーと決定キーが表示される。そして、遊技者が選択を決
定して決定キーを押すと、CPU114はステップS9
0に進み、前記図11と同様の一般景品内容を表示部1
04に表示して一般景品払出部123Bにより、一般景
品収納部108E〜108H内のたばこA、たばこB、
チョコAをそれぞれ1個ずつ、及び、チョコBを5個景
品取出口109に排出し、一般景品払出情報をセットし
てステップS91に進む。
【0072】そして、CPU114はステップS91に
て、前記ステップS70でセットされた特殊景品払出情
報とステップS91でセットされた一般景品払出情報を
景品管理装置111に送信し、ステップS92で受信完
了通知が景品管理装置111から返信されたか待機す
る。
【0073】景品管理装置111のCPU126は図1
6のステップS102で景品払出装置102から係る景
品払出情報(特殊景品及び一般景品)を受け取ったか否
か判断しており、受け取った場合にはステップS103
に進んで係る景品払出情報を景品データ格納部133内
の景品交換履歴データベース(図21)に登録する。そ
して、ステップS104でCPU126は景品払出装置
102に受信完了の情報通知を送信する。
【0074】景品払出装置102のCPU114はステ
ップS92で係る景品管理装置111から受信完了通知
を受け取ると、ステップS93で正常に受信したか否か
判断し、正常でなければステップS91に戻り、正常で
あったならばステップS94に進んで会員カードが挿入
されているか否か判断する。そして、会員カードが挿入
されていない場合にはステップS96に進んで全てをク
リアすると共に、会員カードが挿入されている場合には
ステップS95に進み、会員カードを返却してステップ
S96に進むことになる。
【0075】以上詳述した如く本発明によれば、遊技者
が遊技を行うことにより該遊技者の所有となったパチン
コ玉(獲得有価価値)を、特殊景品に交換する際、景品
払出装置2、102から当該特殊景品を排出して遊技者
に提供できるのに加えて、当該特殊景品交換の際に、特
殊景品の交換に必要なパチンコ玉数に満たない残玉数
(端玉)が発生した場合には、当該残玉数にて交換が可
能な一般景品も景品払出装置2、102から排出して遊
技者に提供することができるようになる。
【0076】これにより、特殊景品の交換の際に生じる
残玉数を一般景品に交換する際に、遊技場の店員が当該
一般景品を遊技者に手渡す手間が解消され、遊技場側の
負担を軽減し、遊技者へのサービスも向上させることが
できるようになる。特に、第2の実施例では、パチンコ
玉数を特定可能な情報が記録された計数カードの記録情
報を用いて、遊技者自信が遊技場の店員を介さずに特殊
景品と一般景品を景品払出装置102から排出させ、景
品交換を実行することができるようになり、遊技場と遊
技者双方にとって尚一層の利便性の向上を図ることが可
能となる。
【0077】また、特殊景品交換の際に生じた残玉数を
一般景品に交換するに当たって、遊技者本人が表示部
4、104を見ながら一般景品キーを操作し、一般景品
を選択して交換することができ、遊技者の操作性が向上
すると共に、遊技場としても尚一層の省力化を図れる。
【0078】更に、景品払出装置2、102では特殊景
品交換後の残玉数を貯玉として貯蓄できるようにしたの
で、特殊景品交換時に残余が生じた場合に、この残余分
の玉数を有効に貯蓄しておいて後日の遊技や景品交換な
どに利用することが可能となる。
【0079】尚、本実施例では貯蓄処理を行うために会
員カードの挿入を必要としたが、これに限定されず、例
えば会員IDと暗証番号を画面上に表示されたテンキー
にて入力するようにしてもよく、その方法は会員を特定
する方法であれば適用可能である。また、実施例ではパ
チンコ機を遊技機の例にとって説明したが、コインで遊
技を行うスロットマシンや封入玉式遊技機などにも本発
明は有効である。即ち、獲得有価価値としては係るスロ
ットマシンにおけるコインや封入玉式遊技機における得
点も適用できるものである。
【0080】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1及び請求項2
の発明によれば、遊技者が遊技を行うことにより該遊技
者の所有となった獲得有価価値を、特殊景品に交換する
際、景品払出装置から当該特殊景品を排出して遊技者に
提供できるのに加えて、当該特殊景品交換の際に、特殊
景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさに満たない獲
得有価価値が発生した場合には、当該獲得有価価値にて
交換が可能な一般景品も景品払出装置から排出して遊技
者に提供することができるようになる。
【0081】これにより、特殊景品の交換の際に生じる
残余の獲得有価価値を一般景品に交換する際に、遊技場
の店員が当該一般景品を遊技者に手渡す手間が解消さ
れ、遊技場側の負担を軽減し、遊技者へのサービスも向
上させることができるようになる。特に、請求項2の発
明によれば、獲得有価価値の大きさを特定可能な情報が
記録された記録媒体の該記録情報を用いて、遊技者自身
が遊技場の店員を介さずに特殊景品と一般景品を景品払
出装置から排出させ、景品交換を実行することができる
ようになり、遊技場と遊技者双方にとって尚一層の利便
性の向上を図ることが可能となるものである。
【0082】請求項3の発明によれば、上記に加えて少
なくとも特殊景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさ
に満たない大きさの獲得有価価値を表示可能な表示手段
と、遊技者の操作が可能とされ、一般景品を選択する景
品選択手段とを備え、該景品選択手段にて選択された
般景品を排出するので特殊景品交換の際に生じた残余の
獲得有価価値を一般景品に交換するに当たって、遊技者
本人が表示手段を見ながら景品選択手段を操作し、一般
景品を選択して交換することができるようになり、遊技
者の操作性が向上すると共に、遊技場としても尚一層の
省力化を図れるものである。
【0083】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を貯蓄する
ための貯蓄処理を実施可能としたので、特殊景品交換時
に生じた残余の獲得有価価値を、有効に貯蓄しておいて
後日の遊技や景品交換などに利用することが可能となる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した景品交換システムを構成する
一実施例の景品払出装置の斜視図である。
【図2】図1に示した景品払出装置により構成される景
品交換システムの機能ブロック図である。
【図3】図1の景品払出装置の動作プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図4】同じく図1の景品払出装置の動作プログラムを
示すフローチャートである。
【図5】図2の景品管理装置の動作プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図6】図1の景品払出装置の表示部に表示された暗証
番号入力表示画面を示す図である。
【図7】図1の景品払出装置の表示部に表示された会員
認証エラー表示画面を示す図である。
【図8】図1の景品払出装置の表示部に表示された特殊
景品内容表示画面を示す図である。
【図9】図1の景品払出装置の表示部に表示された貯玉
結果表示画面を示す図である。
【図10】図1の景品払出装置の表示部に表示された一
般景品メニュー表示画面を示す図である。
【図11】図1の景品払出装置の表示部に表示された一
般景品内容表示画面を示す図である。
【図12】図1の景品払出装置の表示部に表示された会
員カード要求表示画面を示す図である。
【図13】本発明を適用した景品交換システムを構成す
るもう一つの実施例の景品払出装置の斜視図である。
【図14】図13の景品払出装置により構成される景品
交換システムの機能ブロック図である。
【図15】図13の景品払出装置の動作プログラムを示
すフローチャートである。
【図16】図14の景品管理装置の動作プログラムを示
すフローチャートである。
【図17】図14の景品払出装置の表示部に表示された
計数カードの読取中表示画面を示す図である。
【図18】図14の景品払出装置の表示部に表示された
計数情報エラー表示画面を示す図である。
【図19】図14の景品払出装置の表示部に表示された
不足画面を示す図である。
【図20】景品管理装置の計数データ格納部内の計数履
歴データベースを示す図である。
【図21】景品管理装置の景品データ格納部内の景品交
換履歴データベースを示す図である。
【図22】景品管理装置の計数データ格納部内の照合履
歴データベースを示す図である。
【図23】図14の景品払出装置の表示部に表示された
景品交換確認表示画面を示す図である。
【符号の説明】 1 景品交換システム 2、102 景品払出装置 4、104 表示部 11 景品交換端末 12、112 計数機 19、119 会員カード処理部 23A、123A 特殊景品払出部 23B、123B 一般景品払出部 8A〜8D、108A〜108D 特殊景品収納部 8E〜8H、108E〜108H 一般景品収納部 111、200 景品管理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者が遊技を行うことにより該遊技者
    の所有となった獲得有価価値の大きさを景品に交換する
    際に使用される景品交換端末と接続され、現金と交換が
    可能とされる第一の景品を排出する第一景品排出手段
    と、 前記第一の景品の交換に必要な獲得有価価値の大きさに
    満たない大きさの獲得有価価値にて交換が可能な第二の
    景品を排出する第二景品排出手段とを備えることを特徴
    とする景品払出装置。
  2. 【請求項2】 遊技者が遊技を行うことにより該遊技者
    の所有となった獲得有価価値の大きさを特定可能な情報
    が記録された記録媒体の該記録情報を少なくとも読み取
    り可能な記録媒体読取手段と、 前記情報により特定された獲得有価価値の大きさの範囲
    内で現金と交換が可能な第一の景品の個数を算出すると
    共に、該第一の景品の排出を行う第一景品交換処理手段
    と、 算出の結果前記第一の景品の交換に必要な獲得有価価値
    の大きさに満たない大きさの獲得有価価値が存在する場
    合に該獲得有価価値の大きさにて交換が可能な第二の景
    品を排出する第二景品排出手段とを備えることを特徴と
    する景品払出装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記第一の景品の交換に必要
    な獲得有価価値の大きさに満たない大きさの獲得有価価
    値を表示可能な表示手段と、 遊技者の操作が可能とされ、前記第二の景品を選択する
    景品選択手段とを備え、 該景品選択手段にて選択された前記第二の景品を排出す
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2の景品払出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記獲得有価価値の大きさの少なくとも
    一部を貯蓄するための貯蓄処理を実施可能としたことを
    特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の景品払出
    装置。
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