JP2002018113A - 景品交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品の在庫状況を容易に確認できるようにす
ることにより、遊技者の利便性の改善を図った景品交換
装置を提供する。 【解決手段】 景品交換装置１は、遊技者が遊技を行う
ことにより、該遊技者の所有となった獲得有価価値の大
きさを、景品に交換する際に使用するものであって、提
供可能な景品の在庫に関する情報を管理する景品管理装
置１１と、該景品管理装置からの情報に基づき、景品と
該景品の在庫の有無を遊技者に認識可能に表示する表示
部４とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ店などの
遊技場に設置される景品交換装置に関する。更に詳しく
は、パチンコ玉、コインなどの遊技者が遊技の結果獲得
した獲得有価価値と景品とを交換する際の利便性を改善
した景品交換装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来よりこの種遊技場においては、パチ
ンコ機やスロットマシンなどでの遊技後に獲得したパチ
ンコ玉やコインは持ち帰りが禁止されており、遊技場に
預け入れる貯玉を許容している遊技場以外は、全てカウ
ントしてそれに相当する景品と交換することとされてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなパチンコ玉
やコイン（獲得有価価値）と景品との交換は、従来では
カウントしたパチンコ玉数やコイン数が記載されたレシ
ートなどをサービスカウンタに持参し、そこで景品を選
んで店員に申告し、獲得数に応じた景品と交換するもの
であったが、近年では電子的な景品交換装置を遊技場内
に設置し、この景品交換装置にて遊技者が自ら景品交換
操作を行うものも増えている。

【０００４】この場合、遊技者はレシートなどを景品交
換装置に挿入して、それに書き込まれた情報から特定さ
れる獲得数（パチンコ玉やコイン）に応じて、交換でき
る景品を選択するものであるが、景品によっては当該遊
技場に在庫されているものもあれば品切れしているもの
もある。そのため、景品の在庫が無い場合、遊技者は必
要ではない景品を仕方なく選択し、持ち帰ることが多か
った。

【０００５】本発明は、係る従来の技術課題を解決する
ために成されたものであり、景品の在庫状況を容易に確
認できるようにすることにより、遊技者の利便性の改善
を図った景品交換装置を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明の景品交
換装置は、遊技者が遊技を行うことにより、該遊技者の
所有となった獲得有価価値の大きさを、景品に交換する
際に使用するものであって、提供可能な景品の在庫に関
する情報を管理する在庫情報管理手段と、該在庫情報管
理手段からの情報に基づき、景品と該景品の在庫の有無
を遊技者に認識可能に表示する在庫情報表示手段とを備
えることを特徴とする。

【０００７】請求項２の発明の景品交換装置は、遊技機
に対応して設けられ、遊技者が遊技を行うことにより、
該遊技者の所有となった獲得有価価値の大きさを、景品
に交換する際に使用するものであって、提供可能な景品
の在庫に関する情報を管理する在庫情報管理手段と、該
在庫情報管理手段からの情報に基づき、景品と該景品の
在庫の有無を遊技者に認識可能に表示する在庫情報表示
手段とを備えることを特徴とする。

【０００８】請求項１及び請求項２の発明によれば、遊
技者が遊技を行うことにより、該遊技者の所有となった
獲得有価価値の大きさを、景品に交換する際に使用する
景品交換装置において、提供可能な景品の在庫に関する
情報を管理する在庫情報管理手段と、該在庫情報管理手
段からの情報に基づき、景品と該景品の在庫の有無を遊
技者に認識可能に表示する在庫情報表示手段とを備えて
いるので、獲得した有価価値と交換しようとする景品の
在庫の有無を容易に確認することができるようになる。
これにより、遊技者は自らが獲得した有価価値を有意義
に景品と交換することが可能となり、不必要な景品との
交換を最小限に抑制することができるようになるもので
ある。

【０００９】特に、請求項２の発明によれば景品交換装
置は遊技機に対応して設けられているので、遊技者が遊
技中に景品の在庫の有無を確認することができるように
なり、遊技者の利便性と興趣がより一層向上されるもの
である。

【００１０】請求項３の発明の景品交換装置は、上記各
発明において在庫情報表示手段は、在庫数を表示するこ
とを特徴とする。

【００１１】請求項３の発明によれば、上記各発明に加
えて景品交換装置の在庫情報表示手段は、在庫数を表示
するので、正確な景品の在庫数を認識することができる
ようになり、例えば遊技者が同一の景品を複数交換した
い場合などに特に効果的なものとなる。

【００１２】請求項４の発明の景品交換装置は、上記各
発明において在庫情報表示手段は、景品の交換に必要な
獲得有価価値の大きさを含む表示を行うことを特徴とす
る。

【００１３】請求項４の発明によれば、上記各発明に加
えて景品交換装置の在庫情報表示手段は、景品の交換に
必要な獲得有価価値の大きさを含む表示を行うので、景
品交換に必要な獲得有価価値の大きさと在庫の有無が一
目で分かるようになり、景品交換を遊技者にとって有意
義に且つ迅速に行うことが可能となるものである。

【００１４】請求項５の発明の景品交換装置は、上記各
発明において在庫情報表示手段に表示された景品情報か
ら希望する景品を選択可能な景品選択手段を備えること
を特徴とする。

【００１５】請求項５の発明によれば、上記各発明に加
えて在庫情報表示手段に表示された景品情報から希望す
る景品を選択可能な景品選択手段を備えるので、遊技者
による景品選択も容易に行えるようになるものである。

【００１６】請求項６の発明の景品交換装置は、請求項
１、請求項３、請求項４又は請求項５の発明において、
選択された景品の在庫が存在する場合には、該景品を排
出する景品排出手段を備えることを特徴とする。

【００１７】請求項６の発明によれば、請求項１、請求
項３、請求項４又は請求項５の発明に加えて、選択され
た景品の在庫が存在する場合には、該景品を排出する景
品排出手段を備えるので、景品交換に要する店員の手間
を省くことができるようになるものである。

【００１８】請求項７の発明の景品交換装置は、上記各
発明において選択された景品の在庫がない場合に該景品
と交換可能な記録媒体を発行する発行手段を備えること
を特徴とする。

【００１９】請求項７の発明によれば、上記各発明に加
えて選択された景品の在庫がない場合に該景品と交換可
能な記録媒体を発行する発行手段を備えるので、遊技者
が交換を欲する景品の在庫が当日無い場合にも、発行さ
れた記録媒体を用いて後日交換することができるように
なり、遊技者は自らの欲する景品を確実に交換すること
ができるようになるものである。

【００２０】請求項８の発明の景品交換装置は、上記各
発明において獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を
貯蓄するための貯蓄処理を実施可能としたことを特徴と
する。

【００２１】請求項８の発明によれば、上記各発明に加
えて獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を貯蓄する
ための貯蓄処理を実施可能としたので、景品交換時に残
余が生じた場合に、この残余分の獲得有価価値を有効に
貯蓄しておいて後日の遊技や景品交換などに利用するこ
とが可能となるものである。

【００２２】請求項９の発明の景品交換装置は、上記各
発明において在庫情報管理手段と在庫情報表示手段は別
体に設けられていることを特徴とする。

【００２３】請求項９の発明によれば、上記各発明に加
えて在庫情報管理手段と在庫情報表示手段は別体に設け
られているので、例えば一台の在庫情報管理手段を複数
台の景品交換装置で共用し、各景品交換装置にて景品交
換を実施することが可能となり、スペース及び設備コス
トの低減を図ることが可能となるものである。

【００２４】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
形態を詳述する。図１は本発明の一実施例の景品交換装
置１を構成する景品交換機２の斜視図、図２は景品交換
装置１の機能ブロック図を示している。実施例の景品交
換機２は、例えばパチンコ機やスロットマシンが複数台
設置された遊技場に構成された遊技機設置島毎やサービ
スカウンタに設置されるものであり、略矩形状の筐体３
の前面左側上部には、液晶ディスプレイにて構成された
在庫情報表示手段を構成する表示部４が設けられ、この
表示部４の右側には、ＩＣカードなどから構成される会
員カード及び計数カードを受け入れる会員カード挿入口
６及び計数カード挿入口７と、媒体としてのレシートで
ある引換証が発行される引換証取出口８が設けられると
共に、最下部には景品が払い出される景品取出口９が設
けられている。

【００２５】図２において、実施例の景品交換装置１は
前記景品交換機２と、この景品交換機２とは別体で設け
られた在庫管理手段を構成する景品管理装置１１と、こ
れも景品交換機２とは別体で設けられた計数機１２など
から構成されている。前記景品交換機２は、制御手段と
なるＣＰＵ１４と、制御用のプログラムが書き込まれた
ＲＯＭ１６と、データの格納やワークメモリとして機能
するＲＡＭ１７と、前記表示部４と、この表示部４を駆
動するディスプレイドライバ２５と、表示部４の表面に
配置されたタッチスイッチ１８と、前記会員カード挿入
口６から挿入された会員カードのデータの読み込み及び
カードへのデータの書き込み処理を実行する会員カード
処理部１９と、前記計数カード挿入口７から挿入された
計数カードのデータの読み込み及びカードへのデータの
書き込み処理を実行する計数カード処理部２１と、前記
引換証取出口８に引換証を発行する引換証発行部２２
と、景品を収蔵しており、前記景品取出口９に収蔵され
ている景品を払い出す景品払出部２３と、外部の前記景
品管理装置１１や会員管理装置（会員管理コンピュー
タ）などとの間で、例えばシリアル通信によりデータの
送受信を行うための通信部２４などを備えている。そし
て、これらＲＯＭ１６、ＲＡＭ１７、ディスプレイドラ
イバ２５、タッチスイッチ１８、会員カード処理部１
９、計数カード処理部２１、引換証発行部２２、景品払
出部２３及び通信部２４は何れもＣＰＵ１４に接続され
てプログラムに従い制御される。

【００２６】前記景品管理装置１１は、例えば前記会員
管理装置などと共に遊技場の管理室などに設置されるも
のであり、制御手段となるＣＰＵ２６と、制御用のプロ
グラムが書き込まれたＲＯＭ２７と、ワークメモリとし
て機能するＲＡＭ２８と、データの印字出力を行うため
のプリンタ（カラープリンタ）２９と、ＣＲＴ若しくは
液晶表示器などから成るディスプレイ３１と、後述する
如く計数機１２から送信されてくる獲得有価価値の計数
に関するデータを格納する図５６に示す如き計数履歴デ
ータベースを有するメモリとしての計数データ格納部３
２と、各種景品名やそれの交換に必要な玉数（若しくは
コイン数などの獲得有価価値）などの景品マスターデー
タ、及び、当該景品の在庫マスターデータが書き込まれ
た図５４に示す如きマスターファイルが格納された景品
データ格納部３３と、各景品が交換された履歴に関する
データを格納する図５７に示す如き景品交換履歴データ
ベースを有する交換履歴格納部３４と、景品が交換さ
れ、或いは、補充された入出庫に関するデータ、即ち、
各景品の在庫状況に関するデータが格納される図５５に
示す如き在庫情報ファイルを有する在庫情報格納部３６
と、前記景品交換機２や計数機１２との間でデータの送
受信を行うための内部通信部３７などを備えている。そ
して、これらＲＯＭ２７、ＲＡＭ２８、プリンタ２９、
ディスプレイ３１、計数データ格納部３２、景品データ
格納部３３、交換履歴格納部３４、在庫情報格納部３６
及び内部通信部３７は何れもＣＰＵ２６に接続されてプ
ログラムに従い制御される。

【００２７】前記計数機１２は遊技場内に設置される所
謂ジェットカウンタと称されるカウンタであり、制御手
段となるＣＰＵ３８と、制御用のプログラムが書き込ま
れたＲＯＭ３９と、データの格納やワークメモリとして
機能するＲＡＭ４１と、投入されたパチンコ玉（或い
は、コイン。尚、以下はパチンコ機から払い出されるパ
チンコ玉を例にとって説明する）を計数する計数部４２
と、計数カードを発行させるための発行スイッチ４３
と、計数カードに計数に関するデータを書き込んで発行
するカード発行部４４と、挿入された会員カードのデー
タの読み込み及びカードへのデータの書き込み処理を実
行する会員カード処理部４６と、計数結果などを表示す
るための計数表示部４７と、景品管理装置１１との間で
データの送受信を行うための通信部４８などを備えてい
る。そして、これらＲＯＭ３９、ＲＡＭ４１、計数部４
２、発行スイッチ４３、カード発行部４４、会員カード
処理部４６、計数表示部４７、通信部４８は何れもＣＰ
Ｕ３８に接続されてプログラムに従い制御される。

【００２８】遊技者が自らが獲得したパチンコ玉（獲得
有価価値）を計数機１２に投入すると、計数部４２は当
該パチンコ玉数をカウントする。ＣＰＵ３８はカウント
した計数値（獲得玉数）を計数表示部４７に表示する。
そして、遊技者により発行スイッチ４３が操作される
と、所定の発券ＩＤと当該計数値に関する計数情報を計
数カード発行部４４にて計数カードに書き込み、発行す
る。この発券ＩＤは当該計数カード固有の識別情報であ
る。

【００２９】また、この発券ＩＤと計数情報は相互に対
応付けられて通信部４８から発券情報として景品管理装
置１１の内部通信部３７に送信される。尚、会員カード
が会員カード処理部４６に挿入されている場合には、当
該会員カードの記録情報（当該会員固有のＩＤ）も上記
発券情報に対応付けさせて景品管理装置１１に送信する
ことができる。

【００３０】次に、図３〜図６のフローチャートを参照
しながら景品交換機２と景品管理装置１１の動作につい
て説明する。図３〜図５は景品交換機２のＣＰＵ１４の
制御動作を示しており、図６は景品管理装置１１のＣＰ
Ｕ２６の制御動作を示している。景品交換機２のＣＰＵ
１４は図３のステップＳ１で会員カードが挿入されてい
るか否か判断する。遊技者が会員カードを所有してお
り、会員カード挿入口６より会員カードを挿入した場
合、ＣＰＵ１４はステップＳ１７で会員カードの認証処
理を実行する。

【００３１】図４はこの会員カードの認証処理に関する
フローチャートであり、ＣＰＵ１４はステップＳ４２で
会員カード処理部１９により当該会員カードに書き込ま
れた会員に関する記録情報を読み取る。次に、ステップ
Ｓ４３で表示部４に図１８に示す暗証番号入力画面を表
示する。この暗証番号入力画面では、「暗証番号を入力
してください。」のメッセージと共に、テンキーと訂正
キー及び確定キーが表示される。

【００３２】遊技者がテンキーを操作（タッチパネルに
タッチ）して例えば４桁の暗証番号を入力し（入力が間
違った場合には訂正キーを操作し、入力桁を消去して訂
正入力する）、確定キーを操作すると、ＣＰＵ１４はス
テップＳ４４で通信部２４より、当該記録情報と入力さ
れた暗証番号を会員管理装置に送信する。そして、会員
管理装置にてそれらの情報が照合され、認証ＯＫか否か
の照合結果が景品交換機２に送信される。ＣＰＵ１４は
ステップＳ４５で係る照合結果が受信されたか否か判断
し、受信するまで待機する。

【００３３】照合結果を受信すると、ＣＰＵ１４は図３
のステップＳ１８で受信した照合結果より認証結果がＯ
Ｋか否か判断し、認証結果ＯＫの場合にはステップＳ２
に進み、否の場合にはステップＳ３２で表示部４に図２
０の如き認証エラー表示を行う。この認証エラー表示画
面では「会員認証エラーです。もう一度会員カードを挿
入してください。」のメッセージ表示がなされる。そし
て、ステップＳ３３で会員カード処理部１９により、会
員カードを会員カード挿入口６に返却する。

【００３４】一方、会員カードの認証がＯＫの場合ＣＰ
Ｕ１４はステップＳ２で今度は計数カードが挿入されい
るか否か判断し、挿入されるまで待機する。遊技者が前
述の如く計数機１２で発行された計数カードを計数カー
ド挿入口７に挿入すると、ＣＰＵ１４はステップＳ３で
計数カード処理部２１により、当該計数カードに書き込
まれた記録情報（発券ＩＤ及び計数情報）を読み取り、
表示部４には図７に示す如き「ただいま読み取り中で
す。お待ちください。」のメッセージ表示を行う。そし
て、ステップＳ４で景品管理装置１１に当該記録情報を
送信する。

【００３５】ここで、景品管理装置１１のＣＰＵ２６は
図６のステップＳ６８で計数機１２からの発券情報を受
信したか否か判断しており、前述の如く計数機１２から
発券情報が送信され、内部通信部３７により受信した場
合、ＣＰＵ２６はステップＳ７９で当該発券情報から特
定される発券ＩＤと計数情報を対応付けて計数データ格
納部３２の計数履歴データベース（図５６）に登録す
る。次に、ステップＳ８０で内部通信部３７を用い、計
数機１２に受信完了の通知を送信する。計数機１２のＣ
ＰＵ３８は係る受信完了通知を受けて送信が完了したこ
とを確認する。

【００３６】また、景品管理装置１１のＣＰＵ２６はス
テップＳ６９で景品交換機２からの計数カードの記録情
報を受信したか否か判断しており、前述のステップＳ４
で景品交換機２から記録情報が送信され、内部通信部３
７により受信した場合、ＣＰＵ２６はステップＳ７４で
受信した情報を計数データ格納部３２の前記計数履歴デ
ータベース（図５６）より検索する。そして、ステップ
Ｓ７５で景品交換機２から受信した情報が計数履歴デー
タベースに記録されている情報（発券ＩＤと計数情報）
と一致しているか否か判断し、一致した場合にはステッ
プＳ７６で照合完了通知を景品交換機２に送信する。一
致しない場合にはステップＳ７７で照合エラー通知を景
品交換機２に送信し、ステップＳ７８で計数データ格納
部３２内に構成された図５８に示す如き照合履歴データ
ベースに受信情報を登録する。

【００３７】図３に戻って景品交換機２は、ステップＳ
５で係る景品管理装置１１からの照合結果に関する通知
を受信するまで待機しており、受信した場合にはＣＰＵ
１４はステップＳ６で照合結果がＯＫか否か判断する。
前述の如く景品管理装置１１において計数機１２から送
られていた発券ＩＤ及び計数情報と景品交換機２から送
信した情報との照合がとれず、照合エラー通知が景品交
換機２に送信された場合には、ＣＰＵ１４はステップＳ
１９に進んで表示部４に図２１に示す如き計数情報エラ
ー表示を行う。この計数情報エラー表示画面では、「計
数情報エラーです。もう一度計数カードを挿入してくだ
さい。」のメッセージが表示される。そして、ステップ
Ｓ２１で計数カード処理部２１により計数カードを計数
カード挿入口７に返却する。

【００３８】一方、景品管理装置１１において計数機１
２から送られていた発券ＩＤ及び計数情報と景品交換機
２から送信した情報との照合がとれ、照合完了通知が景
品交換機２に送信されて照合結果ＯＫとなった場合に
は、ＣＰＵ１４はステップＳ６からステップＳ７に進ん
で計数情報から特定される持玉数が景品を交換するため
に最小限必要な最小景品玉数以上が否か判断し、最小景
品玉数より少ない場合には、ステップＳ２０に進んで表
示部４に図２２に示す如き持玉数不足表示を行う。この
持玉数不足表示画面では、「持ち玉数が足りません。持
ち玉数の多いカードから先に挿入してください。計数カ
ード挿入口より計数カードが返却されます。」のメッセ
ージが表示される。そして、ステップＳ２１で同様に計
数カードを返却する。

【００３９】他方、持玉数が最小景品玉数以上ある場合
には、ステップＳ８に進んで表示部４に持玉数を表示
し、次に、ステップＳ９で図９に示す如き景品交換要求
表示を表示部４に行う。この景品交換要求表示画面では
表示部４の右上隅に前記持玉数（獲得有価価値）が獲得
玉数として表示（実施例では２４００個）され、その下
に「次のカードを挿入してください。景品交換する場合
は交換ボタンを押してください。」のメッセージ表示と
共に、交換キーが表示される。この時点で交換キーが押
されず、次の計数カードが挿入された場合には、ＣＰＵ
１４はステップＳ２に戻ってステップＳ２〜ステップＳ
９を繰り返す。そして、次に挿入された計数カードから
特定された持玉数は図９の獲得玉数に加算されて表示さ
れる。

【００４０】図９の表示画面で遊技者が交換キーを押す
（タッチ）と、ＣＰＵ１４はステップＳ１０に進んで図
１０に示す如きメインメニューを表示部４に表示する。
このメインメニューでは獲得玉数の他に、「以下のボタ
ンより選択してください。」のメッセージが表示され、
その下側に特殊景品キー、一般景品キー及び貯玉キーが
並んで表示される。遊技者が交換する景品として特殊景
品を希望し、図１０の画面で特殊景品キーを押す（タッ
チ）と、ＣＰＵ１４はステップＳ１２に進んで特殊景品
割り処理を実行する。この特殊景品割り処理では、特殊
景品（大）１個が例えば１０００玉、特殊景品（小）１
個が４００玉として獲得玉数を分割する。即ち、この場
合は獲得玉数２４００玉から先ず特殊景品（大）が何個
交換できるか判断し、ここでは２個で２０００玉とし、
次に残りの４００玉から特殊景品（小）が何個交換でき
るか判断し、ここでは１個４００玉となる。このような
特殊景品割りの結果、特殊景品（大）２個（２０００
玉）、特殊景品（小）１個（４００玉）が払い出される
旨の特殊景品内容の表示がなされる（図１１）。

【００４１】次に、ＣＰＵ１４はステップＳ１３で特殊
景品割りを行った際に生じた残玉数を算出し（この場合
は残玉数は０）、次にステップＳ１４で特殊景品情報を
セットする。そして、この特殊景品情報に基づいてステ
ップＳ１５で表示部４に図１２の如き特殊景品払出画面
を表示し、特殊景品を景品取出口９に払い出す。この特
殊景品払出画面では、「特殊景品が払出されます。景品
取出口から特殊景品をお取りください。」のメッセージ
がなされる。従って、この場合には特殊景品（大）が２
個、特殊景品（小）が１個景品取出口９に排出されるこ
とになる。

【００４２】次に、ＣＰＵ１４はステップＳ１６に進
み、ステップＳ１３で算出された残玉数が存在するか否
か判断し、上記の場合の如く獲得玉数が全て特殊景品割
りされて残玉数が存在しない場合には、ステップＳ３６
に進み、特殊景品情報（ステップＳ１４でセットされた
特殊景品情報）を景品管理装置１１に送信し、ステップ
Ｓ３７で受信完了通知が景品管理装置１１から返信され
たか待機する。

【００４３】景品管理装置１１は図６のステップＳ７０
で係る景品情報を受け取ったか否か判断しており、受け
取った場合にはステップＳ７１に進んで係る景品情報を
交換履歴格納部３４の景品交換履歴データベース（図５
７）に登録する。この景品交換履歴データベースには在
庫があって景品との引換を行ったか否かの情報と、景品
が無く、景品を予約したか否かの情報も書き込まれる。
そして、ステップＳ７２で係る景品情報に基づき、在庫
情報格納部３６内の在庫情報ファイル（図５５）を更新
する。即ち、景品が払い出された場合には当該景品の在
庫数を払出数分減算する（補充された場合には別途加算
処理がなされる）。これらの登録・更新処理が終了した
ら、ＣＰＵ２６はステップＳ７３で景品交換機２に受信
完了通知を送信する。

【００４４】景品交換機２のＣＰＵ１４はステップＳ３
７で係る景品管理装置１１から受信完了通知を受け取る
と、ステップＳ３８で正常に受信したか否か判断し、正
常でなければステップＳ３６に戻り、正常であったなら
ばステップＳ３９に進んで会員カードが挿入されている
か否か判断する。そして、会員カードが挿入されていな
い場合にはステップＳ４１に進んで全てをクリアすると
共に、会員カードが挿入されている場合にはステップＳ
４０に進み、表示部４に図１４の如き貯玉結果画面を表
示してステップＳ４１に進む。この貯玉結果画面に関し
ては後述する。

【００４５】ここで、例えば獲得玉数が２４５０個であ
った場合など、ステップＳ１６で残玉数が存在する場
合、ＣＰＵ１４はステップＳ２２に進んで表示部４に図
１３に示す如き特殊景品内容画面を表示する。この特殊
景品内容画面では、獲得玉数２４５０個の他、特殊景品
（大）２個（２０００玉）、特殊景品（小）１個（４０
０玉）、余り玉（残玉）５０玉が表示され、「余り玉処
理を下のボタンでお選びください。」のメッセージと共
に、貯玉キー及び一般景品キーが表示される。

【００４６】そして、この図１３の表示画面で貯玉キー
が押された場合、及び、図１０の表示画面で遊技者が貯
玉を希望して貯玉キーが押され、貯玉が選択された場合
には、ＣＰＵ１４はステップＳ２２からステップＳ２３
に進んで会員カードが挿入されているか否か判断する。
そして、会員カードが既に挿入されている場合にはステ
ップＳ２８に進み、挿入されていない場合にはステップ
Ｓ２４に進んで表示部４に図１７に示す如き会員カード
要求表示を行う。この会員カード要求表示画面では「貯
玉するには会員カードが必要です。会員カードを挿入し
てください。」のメッセージ表示がなされる。

【００４７】そして、ステップＳ２５で会員カードが挿
入されたか否か判断し、挿入されなかった場合にはステ
ップＳ１０のメインメニューに戻る。会員カード挿入口
６に会員カードが挿入された場合には、ステップＳ２６
に進んで図４で説明した会員カード認証処理を実行す
る。そして、ステップＳ２７で認証結果がＯＫか否か判
断し、否の場合にはステップＳ３０に進んで図２０の会
員認証エラー表示を表示部４に行って、ステップＳ３１
で会員カードを会員カード処理部１９により会員カード
挿入口６に返却する。

【００４８】ステップＳ２７で会員カードの認証結果が
ＯＫであった場合には、ステップＳ２８に進んで貯玉処
理を実行し、ステップＳ２９で貯玉情報をセットする。
そして、ステップＳ３６に進み、ステップＳ２９でセッ
トされた貯玉情報を会員管理装置に送信し、ステップＳ
３７で受信完了通知が会員管理装置から返信されたか待
機する。

【００４９】会員管理装置では係る貯玉情報を受け取る
と、当該会員カードから特定される会員に対応させて貯
玉数を加算更新し、保持する。そして、このような貯玉
加算更新処理が終了すると、会員管理装置からは景品交
換機２に受信完了通知が送信される。景品交換機２のＣ
ＰＵ１４はステップＳ３７で係る会員管理装置から受信
完了通知を受け取ると、前述同様にステップＳ３８で正
常に受信したか否か判断し、正常でなければステップＳ
３６に戻り、正常であったならばステップＳ３９に進ん
で会員カードが挿入されているか否か判断する。この場
合には会員カードは挿入されているからステップＳ４０
に進み、表示部４に図１４の貯玉結果画面を表示して会
員カードを返却する。この貯玉結果画面では、「前回ま
での貯玉数５２５玉」、「今回の貯玉数５０玉」、「合
計貯玉数５７５玉」、「会員カードが返却されます。会
員カード挿入口よりお取りください。」のメッセージ表
示により、加算後の貯玉数が遊技者（会員）に表示され
る。そして、ステップＳ４１で全てをクリアする。

【００５０】一方、図１０のメインメニューで特殊景品
キー及び貯玉キーが押されず、遊技者が一般景品を希望
して一般景品キーが押されて選択されると、ＣＰＵ１４
はステップＳ１０からステップＳ２２、更にステップＳ
３４に進み、ステップＳ３４からステップＳ３５に進ん
で一般景品処理を実行する。

【００５１】図５はこの一般景品処理のフローチャート
を示している。ＣＰＵ１４は図５のステップＳ４６で先
ず表示部４に図８の景品メニュー（ＭＥＮＵ）を表示す
る。実施例では図８の如く獲得玉数２４００個と共に、
たばこ、ＣＤ、ゲーム、菓子、飲料、ライターの各景品
群のキーと共に終了キーが表示部４に表示される。ＣＰ
Ｕ１４はステップＳ４７でこの画面でのキータッチを待
ち、例えば終了キーが押されると、ステップＳ４７から
ステップＳ５９、更に、ステップＳ５９からステップＳ
１０に戻ってメインメニューを表示部４に表示する。

【００５２】図８の景品メニュー画面で何れかの景品群
が選択されてそれに関するキーが押された場合、ＣＰＵ
１４はステップＳ４７からステップＳ４８に進んで表示
部４に図１５に示す如き景品リストを表示する。ここで
は図８の画面でＣＤが選択され、ＣＤのキーが押された
ものとすると、表示部４には図１５に示すようなＣＤの
一覧が表示される。この表示画面では獲得玉数２４００
個の他に、複数のＣＤのタイトル名とそれの交換に必要
な玉数、及び、当該ＣＤの在庫の有無が一覧で表示され
る。この在庫の有無に関する情報は、景品管理装置１１
の在庫情報格納部３６の在庫情報ファイル内のデータに
基づいて景品管理装置１１から送られてくる。また、画
面には次ページキー及び戻るキーも表示される。

【００５３】この図１５の画面で遊技者が次ページキー
を押した場合、ＣＰＵ１４はステップＳ４９からステッ
プＳ６０、更にステップＳ６０からステップＳ６１に進
んで表示部４に図１６の如きＣＤ一覧の次のページを表
示する。この図１６には前ページキーも追加表示され、
この前ページキーが押された場合にはステップＳ６２か
らステップＳ６３に進み、前ページ（図１５）を表示部
４に表示する。

【００５４】何れかのＣＤ一覧で遊技者がＣＤを選択
し、その位置をタッチすると、ＣＰＵ１４はステップＳ
４９からステップＳ５０に進み、持玉数（獲得玉数）が
当該ＣＤ（景品）との交換に必要な景品玉数以上あるか
否か判断する。そして、玉数が不足する場合には、ステ
ップＳ６４に進んで表示部４に図１９に示す如き不足画
面を表示し、ステップＳ４６に戻る。この画面では「選
択された景品は持ち玉数不足のため交換できません。」
のメッセージ表示がなされる。

【００５５】一方、持玉数（獲得玉数）が景品玉数以上
ある場合には、ステップＳ５０からステップＳ５１に進
んで当該選択された景品（ＣＤ）の在庫があるか否か判
断する。そして、在庫が有る場合にはステップＳ６５に
進んで表示部４に図２５に示す如き交換景品表示画面を
表示し、選択された景品（ＣＤ）を景品払出部２３によ
り景品取出口９に払い出す。この図２５の画面では「交
換景品ＣＤ」、「景品名ＢＯＯＮ１枚７００玉」、「選
択景品が払出されます。景品取出口よりお取りくださ
い。」のメッセージ表示がなされる。

【００５６】そして、ステップＳ５５に進んで一般景品
情報をセットする。他方、当該選択された景品の在庫が
無い場合、ＣＰＵ１４はステップＳ５１からステップＳ
５２に進み、表示部４に図２３に示す如き在庫無し表示
画面を表示する。この図２３の画面では「選択された景
品は在庫がありません。後日お引渡しになりますが交換
しますか？。継続を選択すると交換処理を継続しま
す。」のメッセージ表示がなされる。遊技者が交換をし
ない場合にはステップＳ５３からステップＳ４６に戻る
が、遊技者が在庫なしを了解して後日の交換を希望する
場合には、ステップＳ５３からステップＳ５４に進んで
引換証発行部２２により予約の引換証を引換証取出口８
に発行し、表示部４には図２４に示す如き引換証発行表
示画面を表示する。

【００５７】この図２４の画面では「交換景品ＣＤ景品
名ＡＢＣＤ１枚７００玉」の他、「景品引換証が発行さ
れます。引換証取出口よりお取りください。」のメッセ
ージ表示がなされる。図２６はこの引換証Ｃ（媒体）を
示している。引換証Ｃには発行日と景品名、個数と共に
引換可能日（当日＋１日）及び当該引換証の有効期限が
記載される。また、最下部には当該引換証を識別するた
めのバーコードが書き込まれている。遊技者はこの引換
証を引換可能日に遊技場に持参し、景品と交換すること
になる。

【００５８】次に、ＣＰＵ１４はステップＳ５５に進ん
で一般景品情報をセットし、次に、ステップＳ５６で景
品交換後の残玉数を算出する。そして、ステップＳ５７
で残玉数が前記最小景品玉数以上あるか否か判断し、あ
る場合にはステップＳ１０に戻ってメインメニューに復
帰し、ない場合にはステップＳ５８に進んで会員カード
が挿入されているか否か判断する。そして、会員カード
が挿入されている場合にはステップＳ２８に進み、以後
前述同様の貯玉処理を行うと共に、無い場合にはステッ
プＳ６６に進んで計数カードを回収する。

【００５９】係る一般景品処理が終了すると、ＣＰＵ１
４はステップＳ３５からステップＳ３６に進んで、一般
景品情報（ステップＳ５５でセットされた一般景品情
報）を景品管理装置１１に送信し、ステップＳ３７で受
信完了通知が景品管理装置１１から返信されたか待機す
る。景品管理装置１１における景品情報の登録、在庫情
報の更新は前述同様であるので省略する。また、ステッ
プＳ３７以降の処理も前述同様であるのでここでは省略
する。

【００６０】尚、上記実施例では一般景品を選択する
際、図５のステップＳ４８、ステップＳ４９及びステッ
プＳ６０〜ステップＳ６３で景品であるＣＤの一覧のペ
ージをめくるようにして複数の画面に渡る図１５や図１
６の景品リストを参照させたが、それに限らず、図２７
〜図３０に示す如く景品の検索を行えるようにしてもよ
い。この場合、景品交換機２のＣＰＵ１４はステップＳ
４７で例えば一般景品であるＣＤのキーが押された場
合、表示部４に図２７に示す如きＣＤの一覧が表示され
る。

【００６１】この表示画面では図１５の画面内容に加え
て検索キーが表示される。そして、遊技者がこの検索キ
ーを押すと、ＣＰＵ１４は表示部４に図２８に示す如き
検索処理画面を表示する。図２８の検索処理画面では
「検索キーを選択してください」のメッセージ表示の下
に、歌手名、タイトル、ジャンルのＣＤの検索キーワー
ドに相当する三つの検索キーが表示される。そして、例
えば遊技者が歌手名キーを押したものとすると、ＣＰＵ
１４は図２９に示す如き歌手名のキーワード入力画面を
表示部４に表示する。

【００６２】このキーワード入力画面には「キーワード
を入力してください」のメッセージ表示の下にアルファ
ベットキーとテンキーなどが表示されると共に、変換キ
ー（漢字変換用）、訂正キー（誤入力の取消）及び検索
実行キーが表示される。遊技者は検索使用とする歌手名
をアルファベットキー及びテンキーを用いて入力する。
入力されたキーワード「ＺＺＺ」は表示部４の画面右上
に表示される。そして、検索実行キーを押すと、ＣＰＵ
１４は入力されたキーワードに合致した歌手名のＣＤを
景品管理装置１１の景品データ格納部内の景品マスター
データに照会し、検索して図３０に示す如く該当したＣ
Ｄのリストを表示部４に表示する。

【００６３】この図３０の画面では歌手名ＺＺＺに関す
る全ＣＤのタイトルと玉数、在庫の有無が一覧で表示さ
れ、その右側には再検索キー（合致しない場合に図２９
に戻す）、前ページキー及び次ページキー（検索一覧が
複数画面に渡る場合）、選択キーも表示される。係る検
索方式を用いれば、景品に関して一部の情報しかない場
合に、欲しい景品を特定する作業が極めて容易となる。

【００６４】次に、図３１〜図５３を用いて本発明の景
品交換装置１もう一つの実施例を詳述する。図３１はこ
の場合の実施例の景品交換装置１を構成する景品交換機
１０２と遊技機の実施例としてのパチンコ機１４３が複
数並設された遊技場の遊技機設置島の正面図、図３２は
一台のパチンコ機１４３と景品交換機１０２の正面図、
図３３はこの場合の景品交換装置１の機能ブロック図を
示している。

【００６５】この場合の景品交換機１０２は、パチンコ
機１４３（スロットマシンなどでもよい）の向かって左
側に対応して配設された台間玉貸機として構成されてお
り、従って、通常の台間玉貸機の機能も有する。景品交
換機１０２の上下に細長い略矩形状の筐体１０１の前面
には、液晶ディスプレイにて構成された在庫情報表示手
段を構成する表示部１０４が設けられ、この表示部１０
４の上側には貨幣投入口１１０がまた下側には玉貸ノズ
ル１０５が設けられている。

【００６６】この場合の景品交換機１０２の台間玉貸機
としての機能は通常の台間玉貸機と同様であり、貨幣投
入口１１０への貨幣の投入に応じて図示しない玉払出装
置により玉貸ノズル１０５からパチンコ機１４３の上皿
１４６内にパチンコ玉が貸し出されるものである。

【００６７】尚、パチンコ機１４３はこのように貸し出
されたパチンコ玉をハンドル１０７の操作により遊技領
域１４４に打ち込んで遊技が行われるものであり、遊技
領域１４４の所定の入賞領域へのパチンコ玉の入賞によ
って所定数のパチンコ玉が払い出される。各パチンコ機
１４３の下側にはジェットカウンタと称される各台の計
数機１１２が配設されており、払い出された獲得玉（獲
得有価価値）はスイッチ操作によってそのまま計数機１
１２内に入り、計数される方式とされている。また、表
示部１０４には通常遊技中は所定の遊技画面が表示され
る。尚、１０３は各パチンコ機１４３の上方に対応して
設けられた呼出表示装置である。

【００６８】景品交換機１０２の下部には右側にＩＣカ
ードなどから構成される会員カードを受け入れる会員カ
ード挿入口１０６が設けられ、その左側には媒体として
のレシートである引換証（予約証含む）が発行される引
換証取出口１０８が設けられている。

【００６９】図３３において、この場合の実施例の景品
交換装置１も前記景品交換機１０２と、この景品交換機
１０２とは別体で設けられた在庫管理手段を構成する景
品管理装置１１１と、前記各台毎に設けられた計数機１
１２などから構成されている。前記景品交換機１０２
は、制御手段となるＣＰＵ１１４と、制御用のプログラ
ムが書き込まれたＲＯＭ１１６と、データの格納やワー
クメモリとして機能するＲＡＭ１１７と、前記表示部１
０４及びそのディスプレイドライバ１２１と、この表示
部１０４の表面に配置されたタッチパネル式のタッチス
イッチ１１８と、前記会員カード挿入口１０６から挿入
された会員カードのデータの読み込み及びカードへのデ
ータの書き込み処理を実行する会員カード処理部１１９
と、前記引換証取出口１０８に引換証（予約証含む）を
発行する引換証発行部１２２と、外部の前記景品管理装
置１１１や会員管理装置（会員管理コンピュータ）など
との間で、例えばシリアル通信によりデータの送受信を
行うための通信部１２４と、パチンコ機１４３側の遊技
機賞球基板との間でデータの送受信を行うための通信部
１２３などを備えている。そして、これらＲＯＭ１１
６、ＲＡＭ１１７、表示部１０４のディスプレイドライ
バ１２１、タッチスイッチ１１８、会員カード処理部１
１９、引換証発行部１２２、通信部１２３、１２４は何
れもＣＰＵ１１４に接続されてプログラムに従い制御さ
れる。

【００７０】前記景品管理装置１１１は、例えば前記会
員管理装置などと共に遊技場の管理室などに設置される
ものであり、制御手段となるＣＰＵ１２６と、制御用の
プログラムが書き込まれたＲＯＭ１２７と、ワークメモ
リとして機能するＲＡＭ１２８と、データの印字出力を
行うためのプリンタ（カラープリンタ）１２９と、ＣＲ
Ｔ若しくは液晶表示器などから成るディスプレイ１３１
と、後述する如く計数機１１２から送信されてくる獲得
有価価値の計数に関するデータを格納する前記図５６と
同様の在庫情報ファイルを有するメモリとしての計数デ
ータ格納部１３２と、各種景品名やそれの交換に必要な
玉数（若しくはコイン数などの獲得有価価値）などの景
品マスターデータ、及び、当該景品の在庫マスターデー
タが格納された前記図５４と同様のマスターファイルを
有する景品データ格納部１３３と、各景品が交換された
履歴や店外における景品交換に関するデータを格納する
前記図５７同様の景品交換履歴データベース並びに図５
９に示す如き店外景品交換データベースを有する交換履
歴格納部１３４と、景品が交換され、或いは、補充され
た入出庫や遊技場並びに店外の提携店における各景品の
在庫状況に関するデータが格納される前記図５５同様の
在庫情報ファイルを有する在庫データ格納部１３６と、
前記景品交換機１０２との間でデータの送受信を行うた
めの内部通信部１３７などを備えている。そして、これ
らＲＯＭ１２７、ＲＡＭ１２８、プリンタ１２９、ディ
スプレイ１３１、計数データ格納部１３２、景品データ
格納部１３３、交換履歴格納部１３４、在庫データ格納
部１３６及び内部通信部１３７は何れもＣＰＵ１２６に
接続されてプログラムに従い制御される。

【００７１】前記各台の計数機１１２は、制御手段とな
るＣＰＵ１３８と、制御用のプログラムが書き込まれた
ＲＯＭ１３９と、データの格納やワークメモリとして機
能するＲＡＭ１４１と、パチンコ機１４３から投入され
るパチンコ玉（獲得有価価値）を計数する計数部１４２
と、景品交換機１０２との間でデータの送受信を行うた
めの通信部１４８などを備えている。そして、これらＲ
ＯＭ１３９、ＲＡＭ１４１、計数部１４２、通信部１４
８は何れもＣＰＵ１３８に接続されてプログラムに従い
制御される。

【００７２】遊技者がパチンコ機１４３での遊技中に獲
得したパチンコ玉を所定のレバー操作で計数機１１２に
流入させると、計数部１４２は当該パチンコ玉数をカウ
ントする。ＣＰＵ１３８はカウントした計数値（獲得玉
数）をＲＡＭ１４１に一旦格納し、当該計数値に関する
計数情報を通信部１４８から景品交換機１０２に送信す
る。

【００７３】次に、図３４〜図３６のフローチャートを
参照しながらこの場合の景品交換機１０２と景品管理装
置１１１の動作について説明する。図３４、図３５は景
品交換機１０２のＣＰＵ１１４の制御動作を示してお
り、図３６は景品管理装置１１１のＣＰＵ１２６の制御
動作を示している。景品交換機１０２のＣＰＵ１１４は
図３４のステップＳ１０１で計数機１１２から送信され
た計数情報から特定される持玉数が景品を交換するため
に最小限必要な最小景品玉数以上が否か判断し、最小景
品玉数より少ない場合には、ステップＳ１０８に進んで
表示部４に図４２に示す如き貯玉選択表示を行う。

【００７４】図４２の貯玉選択表示画面では「持ち玉数
が景品交換玉数に足りません。貯玉しますか？。貯玉し
ない場合には終了ボタンを押すと遊技画面に戻りま
す。」のメッセージ表示と共に、貯玉キー及び終了キー
が表示される。そして、遊技者により終了キーが押され
たら遊技画面に戻り、貯玉キーが押された場合にはステ
ップＳ１１１に進んで会員カードが挿入されているか否
か判断する。そして、会員カードが会員カード挿入口１
０６に挿入されている場合にはステップＳ１１６に進
み、会員カードが挿入されていない場合には、ステップ
Ｓ１１２に進んで前述した図１７と同様の表示を表示部
１０４に行う。そして、ステップＳ１１３で会員カード
の挿入を待ち、会員カード挿入口１０６より会員カード
が挿入された場合には、ＣＰＵ１１４はステップＳ１１
４で会員カードの認証処理を実行する。

【００７５】この会員カードの認証処理は前述した図４
のフローチャートと同様であるので説明を省略する。そ
して、認証結果を受信すると、ＣＰＵ１１４はステップ
Ｓ１１５で受信した認証結果がＯＫか否か判断し、認証
結果ＯＫの場合にはステップＳ１１６に進み、否の場合
にはステップＳ１１８で表示部１０４に前述した図２０
の如き認証エラー表示を行う。そして、ステップＳ１１
９で会員カード処理部１１９により、会員カードを会員
カード挿入口１０６に返却する。

【００７６】一方、会員カードの認証がＯＫの場合ＣＰ
Ｕ１１４はステップＳ１１６で貯玉情報をセットし、ス
テップＳ１１７で貯玉フラグをセットした後、ステップ
Ｓ１２４に進み、ステップＳ１１６でセットされた貯玉
情報を会員管理装置に送信し、ステップＳ１２５で受信
完了通知が会員管理装置から返信されたか待機する。

【００７７】会員管理装置では係る貯玉情報を受け取る
と、当該会員カードから特定される会員に対応させて貯
玉数を加算更新し、保持する。そして、このような貯玉
加算更新処理が終了すると、会員管理装置からは景品交
換機１０２に受信完了通知が送信される。景品交換機１
０２のＣＰＵ１１４はステップＳ１２５で係る会員管理
装置から受信完了通知を受け取ると、ステップＳ１２６
で正常に受信したか否か判断し、正常でなければステッ
プＳ１２４に戻り、正常であったならばステップＳ１２
７に進んで計数値の更新を行う。次に、ステップＳ１２
８で貯玉フラグがセットされているか判断し、ここでは
セットされているからステップＳ１２９に進んで図４０
に示す如き貯玉結果表示を表示部１０４に行う。

【００７８】図４０の貯玉結果表示画面では「前回まで
の貯玉数５２５玉」、「今回の貯玉数５０玉」、「合計
貯玉数５７５玉」のメッセージ表示により、加算後の貯
玉数が遊技者（会員）に表示される。そして、ステップ
Ｓ１３５で全てをクリアする。

【００７９】他方、ステップＳ１０１で持玉数が最小景
品玉数以上ある場合には、ＣＰＵ１１４はステップＳ１
０２に進んで図３７に示す如きメインメニューを表示部
１０４に表示する。このメインメニューでは獲得玉数
（ここでは２４００個）の他に、「以下のボタンより選
択してください。」のメッセージが表示され、その下側
に特殊景品キー、一般景品キー及び貯玉キーが並んで表
示される。遊技者が交換する景品として特殊景品を希望
し、図３７の画面で特殊景品キーを押す（タッチ）と、
ＣＰＵ１１４はステップＳ１０３からステップＳ１０４
に進んで特殊景品割り処理を実行する。この特殊景品割
り処理では、特殊景品（大）１個が例えば１０００玉、
特殊景品（小）１個が４００玉として獲得玉数を分割す
る。即ち、この場合は獲得玉数２４００玉から先ず特殊
景品（大）が何個交換できるか判断し、ここでは２個で
２０００玉とし、次に残りの４００玉から特殊景品
（小）が何個交換できるか判断し、ここでは１個４００
玉となる。このような特殊景品割りの結果、特殊景品
（大）２個（２０００玉）、特殊景品（小）１個（４０
０玉）が払い出される旨の特殊景品内容の表示が表示部
１０４になされる（図３８）。

【００８０】次に、ＣＰＵ１１４はステップＳ１０５で
特殊景品割りを行った際に生じた残玉数を算出し（この
場合は残玉数は０）、残玉数がある場合にはステップＳ
１１０に進み、無い場合にはステップＳ１０７で特殊景
品情報をセットする。次に、ステップＳ１２４に進み、
特殊景品情報（ステップＳ１０７でセットされた特殊景
品情報）を景品管理装置１１１に送信し、ステップＳ１
２５で受信完了通知が景品管理装置１１１から返信され
たか待機する。

【００８１】景品管理装置１１１のＣＰＵ１２６は図３
６のステップＳ１６０で係る景品交換機１０２（図では
景品端末と称している）から景品情報（この場合特殊景
品）を受け取ったか否か判断しており、受け取った場合
にはステップＳ１６１に進んで係る景品情報を交換履歴
格納部１３４の前記景品交換履歴データベースに登録す
る。そして、ステップＳ１６２で係る景品情報に基づ
き、在庫データ格納部１３６内の在庫情報を更新する。
即ち、景品が払い出された場合には当該景品の在庫数を
払出数分減算する（補充された場合には別途加算処理が
なされる）。これらの登録・更新処理が終了したら、Ｃ
ＰＵ１２６はステップＳ１６３で景品交換機１０２に受
信完了通知と更新した在庫情報を送信する。

【００８２】景品交換機１０２のＣＰＵ１１４はステッ
プＳ１２５で係る景品管理装置１１１から受信完了通知
を受け取ると、ステップＳ１２６で正常に受信したか否
か判断し、正常でなければステップＳ１２４に戻り、正
常であったならばステップＳ１２７に進んで計数値を更
新する。そして、ステップＳ１２８で貯玉フラグがセッ
トされているか判断し、リセットされていればステップ
Ｓ１３０に進んで店外フラグがセットされているか判断
し、これもリセットされていればステップＳ１３２に進
んで予約フラグがセットされているか判断し、リセット
されていればステップＳ１３４で引換証発行部１２２に
より引換証取出口に引換証（景品引換証）を発行する。
そして、ステップＳ１３５で全てをクリアする。

【００８３】ＣＰＵ１１４は上記ステップＳ１３４にて
表示部１０４に図４９に示す如き景品引換証発行画面を
表示する。この画面では、景品名として「特殊景品大２
個、特殊景品小１個」の他、「景品引換証が発行されま
す。取出口を確認してください。」のメッセージ表示が
なされる。また、図５３はこの場合の引換証Ｃ１（媒
体）を示している。引換証Ｃ１には発行日と景品名（特
殊景品大、特殊景品小）、個数（２個、１個）と共に引
渡日（発行日限り）が記載される。また、最下部には当
該引換証を識別するためのバーコードが書き込まれてい
る。更に、実施例では計数値のみ発券することも可能と
されており、当該発券情報は景品管理装置１１１に送ら
れる。その場合は、引換証をサービスカウンタに持参し
て景品と交換するかたちとなる。景品管理装置１１１は
図３６のステップＳ１５８で景品交換機１０２（景品端
末）からの発券情報を受け取ったか否か判断しており、
受け取った場合にはステップＳ１６８で発券情報から特
定される発券ＩＤ（引換証のＩＤ）と獲得玉の計数情報
を対応させて計数データ格納部１３２の前記計数履歴デ
ータベースに登録し、ステップＳ１６９で景品交換機１
０２に受信完了通知を送信する。遊技者は上記の如き引
換証Ｃ１をサービスカウンタに持参して特殊景品と交換
することになる。

【００８４】ここで、例えば獲得玉数が２４５０個であ
った場合など、ステップＳ１０６で残玉数が存在する場
合、ＣＰＵ１１４はステップＳ１１０に進んで表示部１
０４に図３９に示す如き特殊景品内容画面を表示する。
この特殊景品内容画面では、獲得玉数２４５０個の他、
特殊景品（大）２個（２０００玉）、特殊景品（小）１
個（４００玉）、余り玉（残玉）５０玉が表示され、
「余り玉処理を下のボタンでお選びください。」のメッ
セージと共に、貯玉キー及び一般景品キーが表示され
る。

【００８５】そして、この図３９の表示画面で貯玉キー
が押された場合、及び、図３７の表示画面で遊技者が貯
玉を希望して貯玉キーが押され、貯玉が選択された場合
には、ＣＰＵ１１４はステップＳ１１０からステップＳ
１１１に進んで以後はステップＳ１１１〜ステップＳ１
２９、ステップＳ１３５までの前述同様の貯玉処理を実
行する。

【００８６】一方、図３７のメインメニューで特殊景品
キー及び貯玉キーが押されず、遊技者が一般景品を希望
して一般景品キーが押されて選択されると、ＣＰＵ１１
４はステップＳ１０３からステップＳ１１０、更にステ
ップＳ１２０に進み、ステップＳ１２０からステップＳ
１２１に進んで一般景品処理を実行する。

【００８７】図３５はこの一般景品処理のフローチャー
トを示している。ＣＰＵ１１４は図３５のステップＳ１
３６で先ず表示部１０４に図４６の景品メニュー（ＭＥ
ＮＵ）を表示する。実施例では図４６の如く獲得玉数２
４００個と共に、たばこ、飲料、貴金属、ＣＤ、ライタ
ー、洋服、菓子、ゲーム、家具、食料品、バッグ、家
電、日用品、時計の各景品群のキーと共に終了キーが表
示部１０４に表示される。ＣＰＵ１１４はステップＳ１
３７でこの画面でのキータッチを待ち、例えば終了キー
が押されると、ステップＳ１３７からステップＳ１５
２、更に、ステップＳ１５２からステップＳ１０２に戻
ってメインメニューを表示部１０４に表示する。

【００８８】図４６の景品メニュー画面で何れかの景品
群が選択されてそれに関するキーが押された場合、ＣＰ
Ｕ１１４はステップＳ１３８で選択された景品群の景品
とそれらの在庫数の要求情報を景品管理装置１１１に送
信する。景品管理装置１１１のＣＰＵ１２６は図３６の
ステップＳ１５９で係る景品交換機１０２（景品端末）
からの景品・在庫数要求情報を受け取ったか否か判断し
ており受け取った場合、ＣＰＵ１２６はステップＳ１６
７に進んで受信のあった景品群の景品についての在庫数
等の関連情報を景品交換機１０２に送信する。この関連
情報には在庫数の有無の他、予約を受け付けるか否か
や、店外の提携店（交換店）に関する情報も含まれてい
る。

【００８９】景品交換機１０２のＣＰＵ１１４は図３５
のステップＳ１３９で係る景品管理装置１１１からの景
品・在庫数に関する情報を受け取ったか否か判断してお
り、受け取った場合にはステップＳ１４０で選択された
景品群の景品を在庫数と対応付けて表示部４に表示す
る。図４３、図４７はこの場合に表示部１０４に表示さ
れる画面の例を示している。図４３は遊技者が景品群と
してバッグを選択した場合であり、図４７はＣＤを選択
した場合の例を示している。各画面ではバッグやＣＤを
模したイラストに対応してバッグ名やＣＤのタイトル名
が表示され、更に、交換に必要な玉数が表示される。ま
た、在庫の有無と在庫数が表示されると共に、店外の提
携店での交換が必要なバッグ（バッグＧＵＣ。店外景
品）の場合には交換店名も表示される。また、在庫数が
無く予約が可能なＣＤ（タイトルＡＢＣＤのＣＤ）につ
いては予約受付可表示がなされる。更に各画面には次ペ
ージキー及びメイン（戻る）キーも表示される。

【００９０】この図４３或いは４７の画面で遊技者が次
ページキーを押した場合、ＣＰＵ１１４はステップＳ１
４１からステップＳ１５３、更にステップＳ１５３から
ステップＳ１５４に進んで表示部１０４に図４４或いは
図４８の如きバッグ或いはＣＤの景品群の次のページを
表示する。この図４４、図４８には前ページキーも追加
表示され、この前ページキーが押された場合にはステッ
プＳ１５６からステップＳ１５７に進み、前ページ（図
４３或いは図４７）を表示部１０４に表示する。

【００９１】何れかのバッグ、ＣＤ表示画面で遊技者が
バッグ或いはＣＤを選択し、その位置をタッチすると、
ＣＰＵ１１４はステップＳ１４１からステップＳ１４２
に進み、持玉数（獲得玉数）が当該バッグ或いはＣＤ
（景品）との交換に必要な景品玉数以上あるか否か判断
する。そして、玉数が不足する場合には、ステップＳ１
５５に進んで表示部１０４に前述の図１９に示す如き不
足画面を表示し、ステップＳ１３６に戻る。

【００９２】一方、持玉数（獲得玉数）が景品玉数以上
ある場合には、ステップＳ１４２からステップＳ１４３
に進んで当該選択された景品が店外景品であるか否か判
断する。遊技者が前記店外景品のバッグＧＵＣを選択し
た場合には、ＣＰＵ１１４はステップＳ１４３からステ
ップＳ１４４に進んで店外フラグをセットし、ステップ
Ｓ１４５に進む。ステップＳ１４３で選択された景品が
店外景品でなかった場合には、ステップＳ１４５に進ん
で当該景品の在庫があるか否か判断する。そして、在庫
が無い場合にはステップＳ１４６で予約フラグをセット
し、ステップＳ１４７に進む。在庫が有る場合にはステ
ップＳ１４７に進んで一般景品情報をセットする。

【００９３】次に、ステップＳ１４８で交換後の残玉数
を算出し、ステップＳ１４９で当該残玉数が最小景品玉
数以上か否か判断する。そして、最小景品玉数以上ある
場合にはステップＳ１０２に進んでメインメニューに復
帰し、最小景品玉数に満たない場合にはステップＳ１５
０に進んで貯玉確認を表示部１０４に行う。遊技者が前
述の如きキー操作で貯玉を希望した場合にはステップＳ
１１１に進んで以後前述同様の貯玉処理を実行し、希望
しなかった場合にはステップＳ１５１に進んでパチンコ
機１４３の賞球基板に情報を送り、パチンコ機１４３よ
り残玉を上皿１４６に払い出す。

【００９４】係る一般景品処理が終了すると、ＣＰＵ１
１４はステップＳ１２１からステップＳ１２４に進ん
で、一般景品情報（ステップＳ１４７でセットされた一
般景品情報）を景品管理装置１１１に送信し、ステップ
Ｓ１２５で受信完了通知が景品管理装置１１１から返信
されるまで待機する。景品管理装置１１１における景品
情報（この場合に一般景品）の登録、在庫情報の更新は
前述同様であるので省略するが、店外景品が選択されて
ステップＳ１４４で店外フラグがセットされている場
合、景品管理装置１１１は図３６のステップＳ１６４か
らステップＳ１６５に進んで店外景品交換情報を作成
し、外部通信部１３０より提携店（外部景品交換店）に
送信する。店外の提携店では受け取った店外景品交換情
報を保持する。また、ＣＰＵ１２６はステップＳ１６６
で交換履歴格納部１３４内の店外景品交換データベース
（図５９）に係る情報を登録する。この店外景品データ
ベースには発券ＩＤと共に景品名、玉数、個数や交換店
の店名も記録される。

【００９５】景品交換機１０２のＣＰＵ１１４はステッ
プＳ１２５で係る景品管理装置１１１から受信完了通知
を受け取ると、ステップＳ１２６で正常に受信したか否
か判断し、正常でなければステップＳ１２４に戻り、正
常であったならばステップＳ１２７に進んで計数値を更
新する。そして、ステップＳ１２８で貯玉フラグがセッ
トされているか判断し、リセットされていればステップ
Ｓ１３０に進んで店外フラグがセットされているか判断
する。この店外フラグがリセットされていればステップ
Ｓ１３２で予約フラグがセットされているか判断する。
そして、この予約フラグもリセットされていればステッ
プＳ１３４で引換証発行部１２２により引換証取出口１
０８に引換証（景品引換証）を発行する。そして、ステ
ップＳ１３５で全てをクリアする。

【００９６】ＣＰＵ１１４は上記ステップＳ１３４にて
表示部１０４に前述した図４９に示す如き景品引換証発
行画面と同様の一般景品に関する景品引換証発行画面を
表示する。また、図５０はこの場合の引換証Ｃ２（媒
体）を示している。引換証Ｃ２には発行日と景品名（Ｃ
ＤタイトルＡ）、個数（１個）と共に引渡日（発行日限
り）が記載される。また、最下部には当該引換証を識別
するためのバーコードが書き込まれている。更に、係る
引換証の発行は同様に発券情報として景品管理装置１１
１に送られ、登録処理がなされる。遊技者は上記の如き
引換証Ｃ２をサービスカウンタに持参して一般景品（Ｃ
Ｄ）と交換することになる。

【００９７】一方、遊技者が店外景品を選択してステッ
プＳ１４４で店外フラグがセットされている場合には、
ＣＰＵ１１４はステップＳ１３０からステップＳ１３１
に進んで店外情報をセットし、ステップＳ１３２に進ん
で予約フラグがセットされているか判断し、リセットさ
れていればステップＳ１３４で引換証発行部１２２によ
り引換証取出口１０８に引換証（外部店舗引換証）を発
行する。そして、ステップＳ１３５で全てをクリアす
る。

【００９８】ＣＰＵ１１４は上記ステップＳ１３１でセ
ットされた店外情報に基づき、ステップＳ１３４にて表
示部１０４に図４５に示す如き外部店舗引換証発行画面
を表示する。この画面では、景品名として「バッグ７
７」の他、交換店舗（提携店）名として「７７７百貨
店」が表示され、更に、「引換証発行口から引換証をお
取りください。」のメッセージ表示がなされる。また、
図５２はこの場合の引換証Ｃ３（媒体）を示している。
外部店舗引換証Ｃ３には発行日と景品名（ＢＡＧ７
７）、個数（１個）、店舗名と共に引渡可能日（発行日
から２週間以内）が記載される。また、最下部には当該
引換証を識別するためのバーコードが書き込まれてい
る。更に、係る引換証の発行は同様に発券情報として景
品管理装置１１１に送られ、登録処理がなされる。遊技
者は上記の如き外部店舗引換証Ｃ３を指定された提携店
に持参する。提携店では前述如く景品管理装置１１１か
ら送信されている店外景品交換情報に基づいて引換証Ｃ
３を照合し、真正であれば一般景品（バッグ）と交換す
ることになる。

【００９９】他方、遊技者が予約可景品を選択してステ
ップＳ１４６で予約フラグがセットされている場合に
は、ＣＰＵ１１４はステップＳ１３２からステップＳ１
３３に進んで引換証発行部１２２により引換証取出口１
０８に予約証（媒体。景品予約証）を発行する。そし
て、ステップＳ１３５で全てをクリアする。

【０１００】ＣＰＵ１１４は上記ステップＳ１３３にて
表示部１０４に図４１に示す如き景品予約証発行画面を
表示する。この画面では、景品名として「ＣＤのタイト
ル名ＡＢＣＤ１枚７００玉」が表示され、更に、「景品
予約証が発行されます。取出口を確認してください。」
のメッセージ表示がなされる。また、図５１はこの場合
の景品予約証Ｃ４（媒体）を示している。景品予約証Ｃ
４には発行日と景品名（ＣＤタイトルＡＢＣＤ）、個数
（１個）と共に引渡可能日（当日＋１日）が記載され
る。また、最下部には当該予約証を識別するためのバー
コードが書き込まれている。更に、係る予約証の発行は
同様に発券情報として景品管理装置１１１に送られ、登
録処理がなされる。遊技者は上記の如き景品予約証Ｃ４
を指定された引渡日に遊技場のサービスカウンタに持参
し、景品（ＣＤ）と交換することになる。尚、ステップ
Ｓ１２０で一般景品を選択しない場合、所定の終了操作
がされればステップＳ１２３で景品取得情報があるか否
か判断し、ある場合にはステップＳ１２４に進む。

【０１０１】以上詳述した如く本発明によれば、景品管
理装置１１、１１１により提供可能な景品の在庫に関す
る情報を管理し、景品交換機２、１０２の表示部４、１
０４にて景品と該景品の在庫の有無を遊技者に認識可能
に表示するようにしたので、獲得したパチンコ玉（有価
価値）と交換しようとする景品の在庫の有無を容易に確
認することができるようになる。これにより、遊技者は
自らが獲得したパチンコ玉を有意義に景品と交換するこ
とが可能となり、不必要な景品との交換を最小限に抑制
することができるようになる。特に、図３１、図３２の
実施例によれば、景品交換機１０２がパチンコ機１４３
に対応して設けられているので、遊技者が遊技中に景品
の在庫の有無を確認することができるようになり、遊技
者の利便性と興趣がより一層向上される。

【０１０２】また、景品交換機２、１０２は表示部４、
１０４に在庫数に関する情報を表示するので、正確な景
品の在庫数を認識することができるようになり、例えば
遊技者が同一の景品を複数交換したい場合などに特に効
果的なものとなる。更に、景品交換機２、１０２は表示
部４、１０４に景品の交換に必要な玉数を表示するの
で、景品交換に必要な玉数と在庫の有無が一目で分かる
ようになり、景品交換を遊技者にとって有意義に且つ迅
速に行うことが可能となる。

【０１０３】更に、景品交換機２、１０２は、表示部
４、１０４に表示された情報から希望する景品を選択可
能としているので、遊技者による景品選択も容易に行え
るようになる。また、景品交換機２は、選択された景品
の在庫が存在する場合に、該景品を払い出す景品払出部
２３を備えるので、自動景品払出を達成し、景品交換に
要する店員の手間を省くことができるようになる。ま
た、景品交換機２、１０２は景品の在庫が無い場合に、
該景品と交換可能な景品予約証Ｃ４を発行するので、遊
技者が交換を欲する景品の在庫が当日無い場合にも、発
行された予約証Ｃ４を用いて後日交換することができる
ようになり、遊技者は自らの欲する景品を確実に交換す
ることができるようになる。

【０１０４】また、景品交換機２、１０２では獲得した
全玉数や景品交換後の残玉数を貯玉として貯蓄できるよ
うにしたので、景品交換時に残余が生じた場合に、この
残余分の玉数を有効に貯蓄しておいて後日の遊技や景品
交換などに利用することが可能となる。そして、景品管
理装置１１、１１１は景品交換装置１を構成する景品交
換機２、１０２とは別体に設けられているので、例えば
一台の景品管理装置１１、１１１を複数台の景品交換機
２、１０２で共用し、各景品交換機２、１０２にて景品
交換を実施することが可能となり、スペース及び設備コ
ストの低減を図ることが可能となる。

【０１０５】尚、本実施例では貯蓄処理を行うために会
員カードの挿入を必要としたが、これに限定されず、例
えば会員ＩＤと暗証番号を画面上に表示されたテンキー
にて入力するようにしてもよく、その方法は会員を特定
する方法であれば適用可能である。また、図３１、図３
２の実施例では景品交換機１０２は遊技機毎に設けられ
ているが、これに限定されず、遊技機二台に対して景品
交換機１０２が一台設けられてもよく、対応台数の組み
合わせは適宜変更可能である。

【０１０６】更に、実施例ではパチンコ機を遊技機の例
にとって説明したが、コインで遊技を行うスロットマシ
ンや封入玉式遊技機などにも本発明は有効である。即
ち、獲得有価価値としてはコインや得点も含まれるもの
である。

【０１０７】

【発明の効果】以上詳述した如く請求項１及び請求項２
の発明によれば、遊技者が遊技を行うことにより、該遊
技者の所有となった獲得有価価値の大きさを、景品に交
換する際に使用する景品交換装置において、提供可能な
景品の在庫に関する情報を管理する在庫情報管理手段
と、該在庫情報管理手段からの情報に基づき、景品と該
景品の在庫の有無を遊技者に認識可能に表示する在庫情
報表示手段とを備えているので、獲得した有価価値と交
換しようとする景品の在庫の有無を容易に確認すること
ができるようになる。これにより、遊技者は自らが獲得
した有価価値を有意義に景品と交換することが可能とな
り、不必要な景品との交換を最小限に抑制することがで
きるようになるものである。

【０１０８】特に、請求項２の発明によれば景品交換装
置は遊技機に対応して設けられているので、遊技者が遊
技中に景品の在庫の有無を確認することができるように
なり、遊技者の利便性と興趣がより一層向上されるもの
である。

【０１０９】請求項３の発明によれば、上記各発明に加
えて景品交換装置の在庫情報表示手段は、在庫数を表示
するので、正確な景品の在庫数を認識することができる
ようになり、例えば遊技者が同一の景品を複数交換した
い場合などに特に効果的なものとなる。

【０１１０】請求項４の発明によれば、上記各発明に加
えて景品交換装置の在庫情報表示手段は、景品の交換に
必要な獲得有価価値の大きさを含む表示を行うので、景
品交換に必要な獲得有価価値の大きさと在庫の有無が一
目で分かるようになり、景品交換を遊技者にとって有意
義に且つ迅速に行うことが可能となるものである。

【０１１１】請求項５の発明によれば、上記各発明に加
えて在庫情報表示手段に表示された景品情報から希望す
る景品を選択可能な景品選択手段を備えるので、遊技者
による景品選択も容易に行えるようになるものである。

【０１１２】請求項６の発明によれば、請求項１、請求
項３、請求項４又は請求項５の発明に加えて、選択され
た景品の在庫が存在する場合には、該景品を排出する景
品排出手段を備えるので、景品交換に要する店員の手間
を省くことができるようになるものである。

【０１１３】請求項７の発明によれば、上記各発明に加
えて選択された景品の在庫がない場合に該景品と交換可
能な記録媒体を発行する発行手段を備えるので、遊技者
が交換を欲する景品の在庫が当日無い場合にも、発行さ
れた記録媒体を用いて後日交換することができるように
なり、遊技者は自らの欲する景品を確実に交換すること
ができるようになるものである。

【０１１４】請求項８の発明によれば、上記各発明に加
えて獲得有価価値の大きさの少なくとも一部を貯蓄する
ための貯蓄処理を実施可能としたので、景品交換時に残
余が生じた場合に、この残余分の獲得有価価値を有効に
貯蓄しておいて後日の遊技や景品交換などに利用するこ
とが可能となるものである。

【０１１５】請求項９の発明によれば、上記各発明に加
えて在庫情報管理手段と在庫情報表示手段は別体に設け
られているので、例えば一台の在庫情報管理手段を複数
台の景品交換装置で共用し、各景品交換装置にて景品交
換を実施することが可能となり、スペース及び設備コス
トの低減を図ることが可能となるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の景品交換装置を構成する景
品交換機の斜視図である。

【図２】本発明の一実施例の景品交換装置の機能ブロッ
ク図である。

【図３】図２の景品交換機の動作プログラムを示すフロ
ーチャートである。

【図４】同じく図２の景品交換機の動作プログラムを示
すフローチャートである。

【図５】同じく図２の景品交換機の動作プログラムを示
すフローチャートである。

【図６】図２の景品管理装置の動作プログラムを示すフ
ローチャートである。

【図７】図１の景品交換機の表示部に表示された計数カ
ードの読取中表示画面を示す図である。

【図８】図１の景品交換機の表示部に表示された景品メ
ニュー表示画面を示す図である。

【図９】図１の景品交換機の表示部に表示された景品交
換要求表示画面を示す図である。

【図１０】図１の景品交換機の表示部に表示されたメイ
ンメニュー表示画面を示す図である。

【図１１】図１の景品交換機の表示部に表示された特殊
景品内容表示画面を示す図である。

【図１２】図１の景品交換機の表示部に表示された特殊
景品払出表示画面を示す図である。

【図１３】図１の景品交換機の表示部に表示された特殊
景品内容表示画面を示す図である。

【図１４】図１の景品交換機の表示部に表示された貯玉
結果表示画面を示す図である。

【図１５】図１の景品交換機の表示部に表示された景品
リスト表示画面を示す図である。

【図１６】同じく図１の景品交換機の表示部に表示され
た景品リスト表示画面を示す図である。

【図１７】図１の景品交換機の表示部に表示された会員
カード要求表示画面を示す図である。

【図１８】図１の景品交換機の表示部に表示された暗証
番号入力表示画面を示す図である。

【図１９】図１の景品交換機の表示部に表示された不足
画面を示す図である。

【図２０】図１の景品交換機の表示部に表示された会員
認証エラー表示画面を示す図である。

【図２１】図１の景品交換機の表示部に表示された計数
情報エラー表示画面を示す図である。

【図２２】図１の景品交換機の表示部に表示された持玉
数不足表示画面を示す図である。

【図２３】図１の景品交換機の表示部に表示された在庫
無し表示画面を示す図である。

【図２４】図１の景品交換機の表示部に表示された引換
証発行表示画面を示す図である。

【図２５】図１の景品交換機の表示部に表示された交換
景品表示画面を示す図である。

【図２６】図１の景品交換機から発行される引換証を示
す図である。

【図２７】図１の景品交換機の表示部に表示されたもう
一つの景品リスト表示画面を示す図である。

【図２８】図１の景品交換機の表示部に表示された検索
処理表示画面を示す図である。

【図２９】図１の景品交換機の表示部に表示されたキー
ワード入力表示画面を示す図である。

【図３０】図１の景品交換機の表示部に表示されたキー
ワード入力検索による景品リスト表示画面を示す図であ
る。

【図３１】本発明のもう一つの実施例を示すパチンコ機
と景品交換機が設置された遊技機設置島の正面図であ
る。

【図３２】図３１のパチンコ機と景品交換機の正面図で
ある。

【図３３】図３１の実施例の景品交換装置の機能ブロッ
ク図である。

【図３４】図３１の景品交換機の動作プログラムを示す
フローチャートである。

【図３５】同じく図３１の景品交換機の動作プログラム
を示すフローチャートである。

【図３６】図３１の実施例の景品管理装置の動作プログ
ラムを示すフローチャートである。

【図３７】図３１の景品交換機の表示部に表示されたメ
インメニュー表示画面を示す図である。

【図３８】図３１の景品交換機の表示部に表示された特
殊景品内容表示画面を示す図である。

【図３９】図３１の景品交換機の表示部に表示された特
殊景品内容表示画面を示す図である。

【図４０】図３１の景品交換機の表示部に表示された貯
玉結果表示画面を示す図である。

【図４１】図３１の景品交換機の表示部に表示された景
品予約証発行表示画面を示す図である。

【図４２】図３１の景品交換機の表示部に表示された貯
玉選択表示画面を示す図である。

【図４３】図３１の景品交換機の表示部に表示された景
品リスト表示画面を示す図である。

【図４４】同じく図３１の景品交換機の表示部に表示さ
れた景品リスト表示画面を示す図である。

【図４５】図３１の景品交換機の表示部に表示された外
部店舗引換証発行表示画面を示す図である。

【図４６】図３１の景品交換機の表示部に表示された景
品メニュー表示画面を示す図である。

【図４７】図３１の景品交換機の表示部に表示されたも
う一つの景品リスト表示画面を示す図である。

【図４８】同じく図３１の景品交換機の表示部に表示さ
れたもう一つの景品リスト表示画面を示す図である。

【図４９】図３１の景品交換機の表示部に表示された特
殊景品の景品引換証発行表示画面を示す図である。

【図５０】図３１の景品交換機から発行される一般景品
の景品引換証を示す図である。

【図５１】図３１の景品交換機から発行される景品予約
証を示す図である。

【図５２】図３１の景品交換機から発行される外部店舗
引換証を示す図である。

【図５３】図３１の景品交換機から発行される特殊景品
の景品引換証を示す図である。

【図５４】景品管理装置の景品データ格納部内に構成さ
れるマスターファイルを示す図である。

【図５５】景品管理装置の在庫情報格納部内に構成され
る在庫情報ファイルを示す図である。

【図５６】景品管理装置の計数データ格納部内に構成さ
れる計数履歴データベースを示す図である。

【図５７】景品管理装置の交換履歴格納部内に構成され
る景品交換履歴データベースを示す図である。

【図５８】景品管理装置の計数データ格納部内に構成さ
れる照合履歴データベースを示す図である。

【図５９】景品管理装置の交換履歴格納部内に構成され
る店外景品交換データベースを示す図である。

【符号の説明】

１ 景品交換装置 ２、１０２ 景品交換機 ４、１０４ 表示部 １１、１１１ 景品管理装置 １２、１１２ 計数機 １９、１１９ 会員カード処理部 ２３ 景品払出部

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技者が遊技を行うことにより、該遊技
   者の所有となった獲得有価価値の大きさを、景品に交換
   する際に使用する景品交換装置であって、 提供可能な景品の在庫に関する情報を管理する在庫情報
   管理手段と、該在庫情報管理手段からの情報に基づき、
   景品と該景品の在庫の有無を遊技者に認識可能に表示す
   る在庫情報表示手段とを備えることを特徴とする景品交
   換装置。
2. 【請求項２】 遊技機に対応して設けられ、遊技者が遊
   技を行うことにより、該遊技者の所有となった獲得有価
   価値の大きさを、景品に交換する際に使用する景品交換
   装置であって、 提供可能な景品の在庫に関する情報を管理する在庫情報
   管理手段と、該在庫情報管理手段からの情報に基づき、
   景品と該景品の在庫の有無を遊技者に認識可能に表示す
   る在庫情報表示手段とを備えることを特徴とする景品交
   換装置。
3. 【請求項３】 前記在庫情報表示手段は、在庫数を表示
   することを特徴とする請求項１又は請求項２の景品交換
   装置。
4. 【請求項４】 前記在庫情報表示手段は、前記景品の交
   換に必要な獲得有価価値の大きさを含む表示を行うこと
   を特徴とする請求項１、請求項２又は請求項３の景品交
   換装置。
5. 【請求項５】 前記在庫情報表示手段に表示された景品
   情報から希望する景品を選択可能な景品選択手段を備え
   ることを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３又は
   請求項４の景品交換装置。
6. 【請求項６】 前記選択された景品の在庫が存在する場
   合には、該景品を排出する景品排出手段を備えることを
   特徴とする請求項１、請求項３、請求項４又は請求項５
   の景品交換装置。
7. 【請求項７】 前記選択された景品の在庫がない場合に
   該景品と交換可能な記録媒体を発行する発行手段を備え
   ることを特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請
   求項４、請求項５又は請求項６の景品交換装置。
8. 【請求項８】 前記獲得有価価値の大きさの少なくとも
   一部を貯蓄するための貯蓄処理を実施可能としたことを
   特徴とする請求項１、請求項２、請求項３、請求項４、
   請求項５、請求項６又は請求項７の景品交換装置。
9. 【請求項９】 前記在庫情報管理手段と前記在庫情報表
   示手段は別体に設けられていることを特徴とする請求項
   １、請求項２、請求項３、請求項４、請求項５、請求項
   ６、請求項７又は請求項８の景品交換装置。