JP2003340107A - 遊技用システム - Google Patents

遊技用システム

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JP2003340107A
JP2003340107A JP2002158437A JP2002158437A JP2003340107A JP 2003340107 A JP2003340107 A JP 2003340107A JP 2002158437 A JP2002158437 A JP 2002158437A JP 2002158437 A JP2002158437 A JP 2002158437A JP 2003340107 A JP2003340107 A JP 2003340107A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊技者に対して該遊技者個人の個人遊技履歴を
容易に提供可能な遊技用システムを提供する。 【解決手段】遊技者が会員カード5をカードユニット3
0に挿入してパチンコ機20で遊技を行うと、遊技者個
人の個人遊技情報が制御部52にて集計され、遊技者が
遊技を終了すると、該集計された個人遊技情報が日付と
対応付けられて遊技者個人の個人遊技履歴として個人遊
技履歴DB53bに記憶される。遊技者が会員カード5
を情報端末10又はカードユニット30に挿入してタッ
チパネル式のディスプレイ15又は35にて表示する個
人遊技履歴を選択すると、該選択に基づいて個人遊技履
歴DB53bから抽出された個人遊技履歴が表示され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機での遊技に
関連して発生する遊技情報を遊技者個人の個人遊技情報
として集計すると共に該個人遊技情報を日付と対応付け
て遊技者個人の個人遊技履歴として記憶し、該個人遊技
履歴を提供する遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコ店等の遊技場におい
ては、遊技者に対するサービスとして、パチンコ機やス
ロットマシン等の遊技機での遊技に関連して発生する遊
技情報を遊技者に対して提供する情報端末を設け、遊技
者が遊技を行う遊技機の選択や自己の遊技結果(勝敗や
頻度等)の参考となる遊技情報を提供することにより、
遊技に対する興趣の向上を図ることが行われている。こ
こで遊技情報(遊技データ)とは、例えばパチンコ機に
ついては特賞回数,確変(確率変動)回数,遊技時間,
スタート回数,使用額,差玉数,及び特賞間スタート回
数等であり、スロットマシンについてはBB(ビッグボ
ーナス)回数,RB(レギュラーボーナス)回数,遊技
時間,ゲーム数,使用額,差枚数,及びBB間ゲーム数
等である。
【0003】この情報端末としては、例えば遊技機に対
応して設けられて遊技情報を表示する呼出ランプ型のも
のや、遊技場内の所定箇所に設けられて遊技情報を表示
及び印刷するキオスク端末型のもの等がある。そして遊
技者によっては、これらの情報端末から該遊技者個人の
個人遊技情報を取得して日付毎に集計することにより、
該遊技者個人の個人遊技履歴を把握したい者がいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、該遊技
者がこれらの情報端末にて提供されるから個人遊技履歴
を把握するためには、まず前記呼出ランプ型の情報端末
にて表示される遊技情報を遊技者が記憶又はメモに記録
して取得するか、又は前記キオスク端末型の情報端末ま
で遊技者が出向いて該キオスク端末型の情報端末にて表
示及び印刷される遊技情報を取得して、該取得した遊技
情報から遊技者個人の個人遊技情報を抽出し、かつ抽出
した個人遊技情報を日付毎に集計して個人遊技履歴を把
握する必要があるため、遊技者にとって面倒であった。
【0005】ここで特開平11−197334号公報で
は、遊技情報をデータ管理端末からダウンロードし、該
ダウンロードした遊技情報に基づいて遊技者個人の個人
遊技履歴を算出し、該算出した個人遊技履歴を表示する
携帯型データ表示機が開示されているが、遊技者が該個
人遊技情報の提供を受けるためには専用の携帯型データ
表示機を所有しなければならないため、個人遊技履歴を
容易に提供できるものではなかった。
【0006】本発明は、このような背景のもとになされ
たものであり、その目的は、遊技者に対して該遊技者個
人の個人遊技履歴を容易に提供可能な遊技用システムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような手段を採る。
【0008】まず請求項1に係る発明は、各種の情報の
表示を行う表示手段と、該表示手段に表示する表示内容
の表示制御を行う表示制御手段と、該表示手段に表示す
る情報の選択を受け付ける表示情報選択手段と、遊技者
が所有する遊技者特定記録媒体を受け付けて該遊技者特
定記録媒体に記録された前記遊技者を特定可能な遊技者
特定情報を読み取る読取手段と、を含み、遊技機に対応
して設けられる情報表示手段と、該読取手段にて読み取
られた前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特定
されたと判断された場合に、前記遊技機での遊技に関連
して発生する遊技情報を該遊技者個人の個人遊技情報と
して記憶を開始するための処理を行う個人遊技情報記憶
開始手段と、該遊技機での遊技が終了したと判断された
場合に、前記個人遊技情報の記憶を終了するための処理
を行う個人遊技情報記憶終了手段と、前記個人遊技情報
記憶開始手段における処理に基づく前記記憶の開始から
前記個人遊技情報記憶終了手段における処理に基づく前
記記憶の終了までの間に発生した前記個人遊技情報を集
計する個人遊技情報集計手段と、該個人遊技情報集計手
段にて集計された前記個人遊技情報を前記遊技者特定情
報及び該個人遊技情報が集計された日付と対応付けて前
記遊技者個人の個人遊技履歴として記憶する個人遊技履
歴記憶手段と、からなり、前記表示情報選択手段は、前
記読取手段にて読み取られた前記遊技者特定情報に基づ
いて前記遊技者が特定されたと判断された場合に、前記
表示手段に表示する前記個人遊技履歴の選択を受け付
け、前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における
選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出され
た前記個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを特
徴とする遊技用システムである。
【0009】また請求項2に係る発明は、遊技者が所有
する遊技者特定記録媒体を受け付けて該遊技者特定記録
媒体に記録された前記遊技者を特定可能な遊技者特定情
報を読み取る第1の読取手段を少なくとも含み、遊技機
に対応して設けられる遊技者特定記録媒体処理手段と、
該第1の読取手段にて読み取られた前記遊技者特定情報
に基づいて前記遊技者が特定されたと判断された場合
に、前記遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を
該遊技者個人の個人遊技情報として記憶を開始するため
の処理を行う個人遊技情報記憶開始手段と、該遊技機で
の遊技が終了したと判断された場合に、前記個人遊技情
報の記憶を終了するための処理を行う個人遊技情報記憶
終了手段と、前記個人遊技情報記憶開始手段における処
理に基づく前記記憶の開始から前記個人遊技情報記憶終
了手段における処理に基づく前記記憶の終了までの間に
発生した前記個人遊技情報を集計する個人遊技情報集計
手段と、該個人遊技情報集計手段にて集計された前記個
人遊技情報を前記遊技者特定情報及び該個人遊技情報が
集計された日付と対応付けて前記遊技者個人の個人遊技
履歴として記憶する個人遊技履歴記憶手段と、前記個人
履歴情報を含む各種の情報の表示を行う表示手段と、該
表示手段に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御
手段と、該表示手段に表示する情報の選択を受け付ける
表示情報選択手段と、前記遊技者特定記録媒体を受け付
けて該遊技者特定記録媒体に記録された前記遊技者特定
情報を読み取る第2の読取手段と、を含み、遊技場内の
所定箇所に設けられる情報表示手段と、からなり、前記
表示情報選択手段は、前記第2の読取手段にて読み取ら
れた前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特定さ
れたと判断された場合に、前記表示手段に表示する前記
個人遊技履歴の選択を受け付け、前記表示制御手段は、
該表示情報選択手段における選択に基づいて前記個人遊
技履歴記憶手段から抽出された前記個人遊技履歴を表示
する表示制御を行うことを特徴とする遊技用システムで
ある。
【0010】また請求項3に係る発明は、請求項2に記
載した遊技用システムであって、前記遊技者特定記録媒
体処理手段は、前記個人履歴情報を含む各種の情報の表
示を行う表示手段と、該表示手段に表示する表示内容の
表示制御を行う表示制御手段と、該表示手段に表示する
情報の選択を受け付ける表示情報選択手段と、をさらに
含み、該表示情報選択手段は、前記第1の読取手段にて
読み取られた前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者
が特定されたと判断された場合に、該表示手段に表示す
る前記個人遊技履歴の選択を受け付け、該表示制御手段
は、該表示情報選択手段における選択に基づいて前記個
人遊技履歴記憶手段から抽出された前記個人遊技履歴を
表示する表示制御を行うことを特徴とする遊技用システ
ムである。
【0011】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記表示情報選択手段は、前記読み取られた前記遊技者特
定情報に基づいて前記遊技者が特定されたと判断された
場合に、前記表示手段に表示する前記個人遊技履歴の日
付の選択を受け付け、前記表示制御手段は、該表示情報
選択手段における日付の選択に基づいて前記個人遊技履
歴記憶手段から抽出された前記日付に対応する個人遊技
履歴を表示する表示制御を行うことを特徴とする遊技用
システムである。
【0012】また請求項5に係る発明は、請求項4に記
載した遊技用システムであって、前記表示制御手段は、
前記個人遊技履歴記憶手段に記憶されている前記個人遊
技履歴の日付を表示する表示制御を行い、前記表示情報
選択手段は、該表示された日付のうちから前記表示手段
に表示する前記個人遊技履歴の日付の選択を受け付け、
前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における日付
の選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出さ
れた前記日付に対応する個人遊技履歴を表示する表示制
御を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0013】また請求項6に係る発明は、請求項1〜5
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記個人遊技履歴記憶手段は、前記個人遊技情報集計手段
にて集計された前記個人遊技情報を前記遊技者が遊技を
した遊技機の機種を特定可能な機種特定情報とも対応付
けて前記遊技者個人の個人遊技履歴として記憶し、前記
表示制御手段は、該個人遊技履歴記憶手段に記憶されて
いる機種特定情報に基づいて前記個人遊技履歴を前記遊
技機の機種毎に表示する表示制御を行うことを特徴とす
る遊技用システムである。
【0014】また請求項7に係る発明は、請求項1〜6
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記個人遊技履歴記憶手段に前記日付と対応付けて記憶さ
れている前記個人遊技履歴を所定期間について集計する
個人遊技履歴集計手段をさらに備え、前記表示制御手段
は、該個人遊技履歴集計手段にて集計された所定期間の
前記個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴
とする遊技用システムである。
【0015】また請求項8に係る発明は、請求項7に記
載した遊技用システムであって、前記所定期間の設定を
受け付ける所定期間設定手段をさらに備えることを特徴
とする遊技用システムである。
【0016】また請求項9に係る発明は、請求項1〜8
のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前
記遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を該遊技
機を特定可能な遊技機特定情報と対応付けて各遊技機の
遊技機遊技情報として記憶する遊技機遊技情報記憶手段
をさらに備え、前記表示情報選択手段は、前記表示手段
に表示する前記遊技機遊技情報の選択を受け付け、前記
表示制御手段は、該表示情報選択手段における選択に基
づいて前記遊技機遊技情報記憶手段から抽出された前記
遊技機遊技情報を表示する表示制御を行うことを特徴と
する遊技用システムである。
【0017】また請求項10に係る発明は、請求項1〜
9のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
前記遊技者が指定した電子メールアドレス宛に前記個人
遊技履歴を含む電子メールを送信する電子メール送信手
段をさらに備えることを特徴とする遊技用システムであ
る。
【0018】さらに請求項11に係る発明は、請求項1
0に記載した遊技用システムであって、前記電子メール
に前記遊技をした遊技場名を含むことを特徴とする遊技
用システムである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。本発明に係る遊技用システム1
は、遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を遊技
者個人の個人遊技情報として集計すると共に該個人遊技
情報を日付と対応付けて遊技者個人の個人遊技履歴とし
て記憶し、該個人遊技履歴を提供するものである。また
遊技用システム1は、前記遊技情報を各遊技機の遊技機
遊技情報として記憶し、該遊技機遊技情報を提供するも
のでもある。
【0020】以下においては、図1及び図3に示すよう
に、遊技機がパチンコ機20であり、図5及び図8に示
すように、遊技者を特定可能な遊技者特定情報である会
員IDと対応付けて記憶される個人遊技履歴(以下「個
人データ」ともいう。)が、遊技を行った日付とパチン
コ機20の台番号と機種名,後述する特賞回数,確変回
数,遊技時間,スタート回数,使用額,差玉数,及び特
賞間スタート回数であり、図4及び図9に示すように、
パチンコ機20を特定可能な遊技機特定情報である台番
号と対応付けて記憶される遊技機遊技情報(以下「台デ
ータ」ともいう。)が、該パチンコ機20の機種名,後
述する特賞回数,確変回数,稼働時間,スタート回数,
使用額,差玉数,及び特賞間スタート回数である例につ
いて説明する。
【0021】また、以下においては、図1〜図9を参照
して遊技用システム1の構成について説明すると共に、
図10を参照して遊技用システム1の作用について説明
する。さらに、以下においては、リーダ/ライタを「R
/W」,データベースを「DB」と略記する。
【0022】まず図1は遊技用システム1の一例を表す
機能ブロック図である。遊技用システム1は、遊技場内
の所定箇所に設けられる情報端末10,パチンコ機2
0,カードユニット30,台端末40,ホールコンピュ
ータ50,及び会員管理コンピュータ60等からなる。
【0023】この遊技用システム1では、遊技者に対し
て会員IDが記録された会員カード5が発行される。こ
の会員カード5は遊技者特定記録媒体の一例であり、会
員IDは遊技者を特定可能な遊技者特定情報の一例であ
る。ここでの会員カード5は、例えば長方形状を呈する
プラスチック製の薄板における所定の部位に、少なくと
も会員IDが記録された記録領域(図示外)が形成され
てなるものであり、該記録領域として不揮発性のEEP
ROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカー
ドである。この会員カード5は、次に述べる情報端末1
0において、会員登録が行われた場合に発行される。
【0024】次に図2は情報端末10の一例を表す斜視
図である。情報端末10は、会員登録情報(例えば遊技
者の住所,氏名,生年月日,性別,及び電子メールアド
レス等)の入力を受け付けて会員カード5を発行する会
員登録手段の一例であると共に、個人遊技履歴や遊技機
遊技情報を表示する情報表示手段の一例である。この情
報端末10は、遊技場内の所定箇所(例えば景品カウン
タの近傍等)に設けられ、図2に示すように、例えばキ
オスク端末型の形状を呈するものであり、その前面にタ
ッチパネル式のディスプレイ15,及び会員カード挿入
排出口14a等を備え、また図1にも示すように、その
内部に通信部11,制御部12,会員カードストッカ1
3,及び会員カードR/W14等を備えており、これら
の各機器は図1に示すように接続されている。
【0025】通信部11は、後述する会員管理コンピュ
ータ60の通信部61aと通信可能に接続され、情報端
末10と会員管理コンピュータ60との間における通信
を司るものである。また通信部11は、後述するホール
コンピュータ50の通信部51と通信可能に接続され、
情報端末10とホールコンピュータ50との間における
通信を司るものである。
【0026】制御部12は、CPU,RAM,及びRO
M等を有し、情報端末10の全体の動作を制御するもの
である。この制御部12のRAMは、会員カードR/W
14にて受け付けた会員カード5に記録されている会員
IDや、後述するホールコンピュータ50から送信され
る個人遊技履歴や遊技機遊技情報を、一時的に記憶する
ものである。また制御部12は表示制御手段の一例であ
って、ディスプレイ15に表示する表示内容の表示制御
を行うものである。
【0027】会員カードストッカ13は、会員IDが記
録される前のカードをストックしておき、会員カード5
を発行する場合に、会員カードR/W14に対して該カ
ードを搬送するものである。会員カードR/W14は、
会員カード5を発行する遊技者特定記録媒体発行手段の
一例であると共に、会員カード挿入排出口14aから挿
入された会員カード5を受け付けて、該会員カード5に
記録された会員IDを読み取る第2の読取手段の一例で
ある。この会員カードR/W14は、前記ICカードで
ある会員カード5のEEPROMに記録されている情報
を非接触で読み取ると共に、該EEPROMに対して情
報を記録するICリーダ/ライタを備えるものである。
【0028】タッチパネル式のディスプレイ15は、個
人遊技履歴や遊技機遊技情報を含む各種の情報の表示を
行う表示手段の一例であると共に、該表示する遊技情報
(以下「表示情報」という。)の選択を受け付ける表示
情報選択手段の一例である。このタッチパネル式のディ
スプレイ15は、表示画面が遊技者に向くように情報端
末10の前面に設けられており、液晶ディスプレイ等の
表示画面と、遊技者による押圧操作を検出するタッチパ
ネルを備えている。このディスプレイ15には、情報端
末10が情報表示手段として機能する場合に、表示制御
手段として機能する制御部12の表示制御により、後述
する図6〜図9に示す表示内容が表示される。また、こ
の場合のディスプレイ15は、後述する図6のD15又
は図7のD25に示すように、個人遊技履歴や遊技機遊
技情報を集計する所定期間の設定を受け付ける所定期間
設定手段として機能する。
【0029】以上に説明した情報端末10が会員登録手
段として機能する場合には、図10に示すように、以下
のような処理が行われる。まず情報端末10において、
会員登録情報(例えば遊技者の住所,氏名,生年月日,
性別,及び電子メールアドレス等)の入力がタッチパネ
ル式のディスプレイ15により受け付けられると(S1
1)、該入力された会員登録情報が情報端末10から会
員管理コンピュータ60に対して送信され(S12)、
会員管理コンピュータ60において、新規の会員IDが
制御部62により生成されると共に、前記送信された会
員登録情報が該生成された新規の会員IDと対応付けて
会員登録情報DB63aに記憶され(S13)、前記生
成された新規の会員IDが会員管理コンピュータ60か
ら情報端末10に対して送信され(S14)、情報端末
10において、該送信された会員IDが会員カードスト
ッカ13から搬送されたカードに対して会員カードR/
W14により記録され、該会員IDが記録された会員カ
ード5が会員カード挿入排出口14aから発行される
(S15)。なお情報端末10が情報表示手段として機
能する場合については後述する。
【0030】次に図3はパチンコ機20及びカードユニ
ット30の一例を表す正面図である。このパチンコ機2
0は、遊技場内に設けられた遊技島(図示外)に機種等
に従って複数配置され、またカードユニット30は、各
パチンコ機20に対応して(ここではパチンコ機20の
左側に隣接して)配置されている。
【0031】パチンコ機20は遊技機の一例であって、
遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことに
より遊技を行うものであり、ここでは遊技に使用可能な
前払い有価価値の大きさ(例えばプリペイド度数)を特
定可能な情報が記録された記録媒体(例えばプリペイド
カード)を受け付けてパチンコ玉を貸し出すための処理
を行う遊技媒体貸出手段として機能するカードユニット
30と通信可能に接続され、該カードユニット30との
間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われ
てパチンコ玉が貸し出される、いわゆるCR式のパチン
コ機20である。なお遊技機はCR式のパチンコ機20
には限られず、いわゆる現金式のパチンコ機も含まれ
る。
【0032】このパチンコ機20は、図3に示すよう
に、その前面に操作ハンドル25,上皿26,下皿2
7,及び遊技領域28等を備え、また図1に示すよう
に、その内部に通信部21,遊技制御基板22,払出制
御基板23,玉払出装置24,及び操作・表示パネル2
6d等を備えており、これらの各機器は図1に示すよう
に接続されている。なお各パチンコ機20は、該パチン
コ機20を特定可能な遊技機特定情報である台番号によ
って識別可能とされている。
【0033】通信部21は、後述する台端末40を介し
て後述するホールコンピュータ50と通信可能に接続さ
れ、パチンコ機20とホールコンピュータ50との間に
おける通信を司るものである。これにより、パチンコ機
20での遊技が行われて遊技制御基板22から後述する
スタート信号,特賞信号,確変中信号,及び賞球信号が
出力されると、パチンコ機20から台端末40を介して
ホールコンピュータ50に対して該信号が送信される
(図10のS26を参照)。
【0034】遊技制御基板22は遊技状態を制御するも
のであり、払出制御基板23は玉払出装置24を制御す
るものであり、玉払出装置24は前記貸し出されたパチ
ンコ玉や後述する賞球として付与されるパチンコ玉を払
い出すものである。ここで払出制御基板23は、カード
ユニット30の後述する玉貸信号出力端子板31aと接
続されており、これにより、パチンコ玉の貸出が行われ
る場合に、パチンコ機20とカードユニット30との間
で、パチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われ
る。操作ハンドル25はパチンコ玉を遊技領域28に打
ち込む操作を受け付けるものである。
【0035】上皿26は玉払出装置24から払い出され
るパチンコ玉を貯留するものである。この上皿26の前
面には、カードユニット30にて受け付けられているプ
リペイドカード(図示外)の記録情報から特定されるプ
リペイド度数の残数を表示する残度数表示器26aと、
該残度数を使用したパチンコ玉の貸出操作を受け付ける
玉貸ボタン26bと、該プリペイドカードの返却操作を
受け付ける返却ボタン26cが設けられている。これら
残度数表示器26a,玉貸ボタン26b,及び返却ボタ
ン26cは、操作・表示パネル26dに実装されてお
り、該操作・表示パネル26dは、払出制御基板23と
通信可能に接続されている。
【0036】下皿27は上皿26内に貯留しきれない余
剰のパチンコ玉を貯留するものである。この下皿27の
前面には、下皿27内に貯留されているパチンコ玉を該
下皿27の下方に落下させるための玉落下レバー27a
が設けられている。遊技領域28には、始動入賞口,大
入賞口,一般入賞口等の複数の入賞口(図示外)や、複
数種類の識別情報である図柄を可変表示可能な可変表示
装置を含む遊技装置(図示外)等が設けられている。
【0037】このパチンコ機20においては、遊技者が
操作ハンドル25を操作することにより、上皿26内に
貯留されているパチンコ玉が遊技領域28に1個ずつ打
ち込まれて遊技が行われ、以下に説明する各種の信号が
出力される。まず遊技領域28に打ち込まれて遊技に使
用されたパチンコ玉(以下「打込玉」という。)が始動
入賞口に入賞した場合には、可変表示装置の可変表示が
開始されて所定時間の経過後に該可変表示が停止すると
共に、該可変表示の停止を特定可能な情報として、1パ
ルスのスタート信号が遊技制御基板22から出力され
る。
【0038】また可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた所定態様となった場合には、遊技者にとって有利な
遊技状態(いわゆる特賞=大当り)が発生して、閉成さ
れていた大入賞口が開成されて前記打込玉が大入賞口に
入賞可能になると共に、該特賞の発生を特定可能な情報
として、該特賞の発生から終了までの間において継続的
な特賞信号が遊技制御基板22から出力される。
【0039】また可変表示装置の表示結果が予め定めら
れた特別の所定態様となった場合には、前記特賞の発生
確率が通常確率から高確率に変動する確率変動状態(以
下単に「確変」という。)が発生して、該確変の発生を
特定可能な情報として、該確変の発生から終了までの間
において継続的な確変中信号が遊技制御基板22から出
力される。この確変は、初回の特賞の発生を含めて例え
ば合計2回の特賞が発生することにより通常確率に復帰
して終了すると共に、該2回目の特賞が前記特別の所定
態様となった場合には、該確変が継続(いわゆる連チャ
ン)する。ただし遊技機が現金式のパチンコ機である場
合には、該確変は発生しない。
【0040】さらに打込玉が始動入賞口,大入賞口,一
般入賞口等の各入賞口に入賞した場合には、該入賞口に
対応して予め定められた所定数の遊技媒体が玉払出装置
24から景品遊技媒体(即ち賞球)として付与(払出)
されると共に、該賞球として付与されたパチンコ玉の数
を特定可能な情報として、1個のパチンコ玉が付与され
る毎に1パルスの賞球信号が遊技制御基板22から出力
される。
【0041】ここで玉払出装置24から賞球として払い
出されたパチンコ玉は、まず上皿26に排出され、上皿
26内に貯留しきれなくなると下皿27に排出される。
そして下皿27内に貯留されているパチンコ玉は、玉落
下レバー27aを操作することにより、該下皿27の下
方に落下されて、玉箱(図示外)に収容される。
【0042】また各入賞口に入賞した打込玉及びいずれ
の入賞口にも入賞しなかった打込玉は、パチンコ機20
の背後に設けられたアウトタンク(図示外)に導かれ、
該アウトタンクに付設された打込玉カウンタ29にて打
込玉数が計数されると共に、該打込玉数を特定可能な情
報として、1個のパチンコ玉が計数される毎に1パルス
の打込信号が打込玉カウンタ29から出力される。なお
打込玉カウンタ29から出力された打込信号は、ここで
は台端末40に対して送信される。
【0043】カードユニット30は、前記遊技媒体貸出
手段の一例であると共に、後述する第1の読取手段を少
なくとも含む遊技者特定記録媒体処理手段の一例であ
り、さらに個人遊技履歴や遊技機遊技情報を表示する情
報表示手段の一例でもある。このカードユニット30
は、図3に示すように、縦長の箱型の形状を呈するもの
であり、その前面にプリペイドカード挿入排出口33
a,会員カード挿入排出口34a,会員カード返却ボタ
ン34b,及びタッチパネル式のディスプレイ35等を
備え、また図1にも示すように、その内部に玉貸信号出
力端子板31a,通信部31b,制御部32,プリペイ
ドカードR/W33,及び会員カードR/W34等を備
えており、これらの各機器は図1に示すように接続され
ている。なお各カードユニット30は、前記台番号によ
って識別可能とされている。
【0044】玉貸信号出力端子板31aは、前述の如く
パチンコ機20の払出制御基板23と接続されている。
通信部31bは、後述する会員管理コンピュータ60の
通信部61aと通信可能に接続され、カードユニット3
0と会員管理コンピュータ60との間における通信を司
るものである。また通信部31bは、後述する台端末4
0を介してホールコンピュータ50と通信可能に接続さ
れ、カードユニット30とホールコンピュータ50との
間における通信を司るものである。
【0045】制御部32は、CPU,RAM,及びRO
M等を有し、カードユニット30の全体の動作を制御す
るものである。この制御部32のRAMは、プリペイド
カードR/W33にて受け付けたプリペイドカードの記
録情報から特定されるプリペイド度数や、会員カードR
/W34にて受け付けた会員カード5に記録されている
会員IDや、後述するホールコンピュータ50から送信
される個人遊技履歴や遊技機遊技情報を、一時的に記憶
するものである。また制御部32は表示制御手段の一例
であって、ディスプレイ35に表示する表示内容の表示
制御を行うものである。
【0046】また制御部32は、後述する第1の読取手
段として機能する会員カードR/W34にて読み取られ
た会員IDに基づいて遊技者が特定されたと判断した場
合に、パチンコ機20での遊技に関連して発生する遊技
情報を遊技者個人の個人遊技情報として記憶を開始する
ための処理を行う個人遊技情報記憶開始手段として機能
するものである。具体的には、会員管理コンピュータ6
0からカードユニット30に対して会員IDの照合結果
が送信された場合(図10のS24を参照)に、該会員
IDの照合結果が照合一致(即ち遊技者が特定された)
であるか否かの判断を行い、照合一致である(即ち遊技
者が特定された)と判断した場合に、個人遊技情報の記
憶を開始するための処理として、遊技開始信号を出力す
る。
【0047】さらに制御部32は、パチンコ機20での
遊技が終了したと判断した場合に、前記個人遊技情報の
記憶を終了するための処理を行う個人遊技情報記憶終了
手段として機能するものである。具体的には、会員カー
ド返却ボタン34bが押圧操作されて、会員カードR/
W34にて受け付けられている会員カード5が会員カー
ド挿入排出口34aから排出された場合に、パチンコ機
20での遊技が終了したと判断し、個人遊技情報の記憶
を終了するための処理として、遊技終了信号を出力す
る。
【0048】プリペイドカードR/W33は、プリペイ
ドカード挿入排出口33aから挿入されたプリペイドカ
ードを受け付けて、該プリペイドカードに記録された情
報(例えばカードID及びプリペイド度数)を読み取る
ものである。ここで読み取られたプリペイドカードの記
録情報からプリペイド度数が特定されて、該特定された
プリペイド度数が制御部32のRAMに記憶されると共
に残度数表示器26aに表示される。またプリペイドカ
ードR/W33は、プリペイド度数を使用したパチンコ
玉の貸出が行われた場合に、該使用されたプリペイド度
数が減算された後のプリペイド度数の残度数をプリペイ
ドカードに対して記録するものでもある。なお遊技者が
返却ボタン26cを押圧操作すると、前記挿入されてい
るプリペイドカードがプリペイドカード挿入排出口33
aから排出される。
【0049】会員カードR/W34は、会員カード挿入
排出口34aから挿入された会員カード5を受け付けて
該会員カード5に記録された会員IDを読み取る第1の
読取手段及び読取手段の一例である。この会員カードR
/W34は、前記ICカードである会員カード5のEE
PROMに記録されている情報を非接触で読み取ると共
に、該EEPROMに対して情報を記録するICリーダ
/ライタを備えるものである。会員カード返却ボタン3
4bは、会員カードR/W34にて受け付けられている
会員カード5の返却操作を受け付けるボタンである。
【0050】タッチパネル式のディスプレイ35は、遊
技情報を含む各種の情報の表示を行う表示手段の一例で
あると共に、該表示する遊技情報の選択を受け付ける表
示情報選択手段の一例である。このタッチパネル式のデ
ィスプレイ35は、表示画面が遊技者に向くようにカー
ドユニット30の前面から前方に突出する態様で設けら
れており、液晶ディスプレイ等の表示画面と、遊技者に
よる押圧操作を検出するタッチパネルを備えている。こ
のディスプレイ35には、カードユニット30が情報表
示手段として機能する場合に、表示制御手段として機能
する制御部32の表示制御により、後述する図6〜図9
に示す表示内容が表示される。また、この場合のディス
プレイ35は、後述する図6のD15又は図7のD25
に示すように、個人遊技履歴や遊技機遊技情報を集計す
る所定期間の設定を受け付ける所定期間設定手段として
機能する。
【0051】以上に説明したカードユニット30が遊技
媒体貸出手段として機能する場合には、以下のような処
理が行われる。まずプリペイドカードがプリペイドカー
ド挿入排出口33aから挿入されている状態で、玉貸ボ
タン26bが押圧操作されると、パチンコ機20とカー
ドユニット30との間でパチンコ玉の貸出に関する信号
のやり取りが行われ、予め設定されたプリペイド度数が
使用されて該プリペイド度数に相当する数のパチンコ玉
が玉払出装置24から払い出されて貸し出される。そし
て該使用されたプリペイド度数が制御部32のRAMに
記憶されているプリペイド度数から減算更新され、該減
算更新後のプリペイド度数がプリペイドカードR/W3
3にてプリペイドカードに対して記録されると共に残度
数表示器26aに表示される。さらに玉貸に使用された
プリペイド度数に相当する金額である玉貸使用額を特定
可能な情報として、所定の金額(例えば100円)毎に
1パルスの使用額信号が制御部32から出力される。な
おカードユニット30が遊技者特定記録媒体処理手段や
情報表示手段として機能する場合については後述する。
【0052】図1に戻り、台端末40は、所定数のパチ
ンコ機20及びカードユニット30に対応して設けら
れ、パチンコ機20の遊技制御基板22から出力される
前記スタート信号,特賞信号,確変中信号,及び賞球信
号と、打込玉カウンタ29から出力される前記打込信号
と、カードユニット30の制御部32から出力される遊
技開始信号,遊技終了信号,及び前記使用額信号の各パ
ルス信号を受信し、シリアル変換してホールコンピュー
タ50の通信部51に対して伝達するものである。
【0053】ホールコンピュータ50は、図1に示すよ
うに接続される通信部51,制御部52,及び記憶手段
であるハードディスク53等を備えており、遊技場内の
所定箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このハ
ードディスク53には、遊技機遊技情報DB53a及び
個人遊技履歴DB53bが記憶されている。
【0054】通信部51は、前述の如く情報端末10及
び台端末40と通信可能に接続されている。また通信部
51は、後述する会員管理コンピュータ60の通信部6
1aと通信可能に接続されており、ホールコンピュータ
50と会員管理コンピュータ60との間における通信を
司るものである。
【0055】制御部52は、CPU,RAM,及びRO
M等を有し、ホールコンピュータ50の全体の動作を制
御するものである。この制御部52は、パチンコ機20
での遊技に関連して発生する遊技情報を各パチンコ機2
0の遊技機遊技情報として集計する遊技機遊技情報集計
手段の一例であり、遊技機遊技情報DB53aは、該集
計された遊技機遊技情報を各パチンコ機20を特定可能
な遊技機特定情報(即ち台番号)と対応付けて記憶する
遊技機遊技情報記憶手段の一例である。
【0056】ここで制御部52には、特賞信号の受信数
を加算することにより特賞回数をカウントする特賞回数
カウンタ,確変中信号の受信数を加算することにより確
変回数をカウントする確変回数カウンタ,スタート信号
の受信数を加算することによりスタート回数をカウント
するスタート回数カウンタ,使用額信号の受信数を加算
することにより使用額をカウントする使用額カウンタ,
賞球信号の受信数を加算することにより出玉数をカウン
トする出玉数カウンタ,及び打込信号の受信数を加算す
ることにより打込玉数をカウントする打込玉数カウンタ
が設けられており、台端末40から入力される特賞信
号,確変中信号,スタート信号,使用額信号,賞球信
号,玉貸信号,及び打込信号に基づいて、特賞回数,確
変回数,スタート回数,使用額,出玉数,及び打込玉数
をパチンコ機20毎に集計する。ただし遊技機が現金式
のパチンコ機である場合には確変は発生しないため、確
変回数は集計されない。
【0057】また制御部52には、後述する稼働時間を
算出する稼働時間算出手段が設けられており、前記信号
のパルスを遅延回路に入力して稼働信号として出力し、
該稼働信号が継続的に検出されている時間を稼働時間と
して算出し、該稼働時間をパチンコ機20毎に集計す
る。また制御部52には、後述する差玉数を算出する差
玉数算出手段が設けられており、前記集計された出玉数
と打込玉数に基づいて、「出玉数−打込玉数」の式で差
玉数を算出し、該差玉数をパチンコ機20毎に集計す
る。さらに制御部52には、後述する特賞間スタート回
数を算出する特賞間スタート回数算出手段が設けられて
おり、前記集計された特賞回数とスタート回数に基づい
て、「スタート回数÷特賞回数」の式で特賞間スタート
回数を算出し、該特賞間スタート回数をパチンコ機20
毎に集計する。
【0058】そして遊技機遊技情報DB53aには、図
4に示すように、日付毎のデータテーブルが設けられて
おり、各データテーブルにおいて、前記集計された特賞
回数,確変回数,稼働時間,スタート回数,使用額,差
玉数,及び特賞間スタート回数の遊技機遊技情報が、パ
チンコ機20の台番号及び機種名と対応付けて記憶され
る。この遊技機遊技情報DB53aでは、予め設定され
た期間(例えば1月間,半年間,1年間等)の遊技機遊
技情報が記憶される。なお該期間は、ホールコンピュー
タ50において任意に設定可能である。
【0059】以上に説明した制御部52が遊技機遊技情
報集計手段として機能する場合には、図10に示すよう
に、以下のような処理が行われる。まず特賞信号,確変
中信号,スタート信号,使用額信号,賞球信号,玉貸信
号,及び打込信号の各種の信号がパチンコ機20及びカ
ードユニット30から台端末40を介してホールコンピ
ュータ50に対して送信されると(S26)、ホールコ
ンピュータ50において、該送信された各種の信号に基
づいて遊技機遊技情報が制御部52により集計されると
共に、該集計された遊技機遊技情報が遊技機遊技情報D
B53aに設けられている該集計された日付のデータテ
ーブルにおいてパチンコ機20の台番号及び機種名と対
応付けて記憶される(S27)。
【0060】また、制御部52は、個人遊技情報記憶開
始手段として機能する制御部32における処理(ここで
は遊技開始信号の出力)に基づく前記記憶の開始から個
人遊技情報記憶終了手段として機能する制御部32にお
ける処理(ここでは遊技終了信号の出力)に基づく前記
記憶の終了までの間に発生した個人遊技情報を集計する
個人遊技情報集計手段の一例であり、個人遊技履歴DB
53bは、該集計された個人遊技情報を会員ID及び該
個人遊技情報が集計された日付と対応付けて遊技者個人
の個人遊技履歴として記憶する個人遊技履歴記憶手段の
一例である。
【0061】ここで制御部52には、前述したのと同様
の特賞回数カウンタ,確変回数カウンタ,スタート回数
カウンタ,使用額カウンタ,出玉数カウンタ,及び打込
玉数カウンタが設けられており、前述したのと同様に特
賞回数,確変回数,スタート回数,使用額,出玉数,及
び打込玉数を会員ID毎に集計する。ただし遊技機が現
金式のパチンコ機である場合には確変は発生しないた
め、確変回数は集計されない。
【0062】また制御部52には、後述する遊技時間を
算出する遊技時間算出手段が設けられており、台端末4
0から入力される遊技開始信号,及び遊技終了信号に基
づいて、「遊技終了信号の受信時刻−遊技開始信号の受
信時刻」の式で遊技時間を算出し、該遊技時間を会員I
D毎に集計する。さらに制御部52には前述したのと同
様の差玉数算出手段,及び特賞間スタート回数算出手段
が設けられており、前述したのと同様に差玉数,及び特
賞間スタート回数を会員ID毎に集計する。
【0063】そして個人遊技履歴DB53bには、図5
に示すように、個人遊技情報が集計された日付,遊技を
行ったパチンコ機20の台番号と機種名,後述するよう
に集計された特賞回数,確変回数,遊技時間,スタート
回数,使用額,差玉数,及び特賞間スタート回数の個人
遊技情報が、遊技者の会員IDと対応付けて個人遊技履
歴として記憶される。この個人遊技履歴DB53bで
は、予め設定された期間(例えば1月間,半年間,1年
間等)の個人遊技履歴が記憶される。なお該期間は、ホ
ールコンピュータ50において任意に設定可能である。
【0064】以上に説明した制御部52が個人遊技情報
集計手段として機能する場合には、図10に示すよう
に、以下のような処理が行われる。まず遊技者特定記録
媒体処理手段として機能するカードユニット30におい
て、会員カードR/W34により会員カード5が受け付
けられると(S21)、該会員カード5に記録されてい
る会員IDがカードユニット30から会員管理コンピュ
ータ60に対して送信され(S22)、会員管理コンピ
ュータ60において、前記送信された会員IDと後述す
る会員登録情報DB63aに記憶されている情報が照合
され(S23)、該会員IDの照合結果が会員管理コン
ピュータ60からカードユニット30に対して送信され
ると共に(S24)、該会員IDと前記カードユニット
30に対応するパチンコ機20の台番号が会員管理コン
ピュータ60からホールコンピュータ50に対して送信
され(S25)、ホールコンピュータ50において、個
人遊技履歴DB53bに設けられている該送信された会
員IDの欄に日付及び該送信されたパチンコ機20の台
番号と機種名が記憶される。
【0065】次に個人遊技情報記憶開始手段として機能
する制御部32にて前記送信された照合結果に基づいて
遊技者が特定されたか否かの判断が行われ、該遊技者が
特定されたと判断されて前記遊技開始信号が制御部32
から出力され、該遊技開始信号がホールコンピュータ5
0に入力されると、該遊技開始信号の受信時刻が制御部
52のRAMに記憶される共に、制御部52により個人
遊技情報の集計が開始される。
【0066】具体的には、特賞信号,確変中信号,スタ
ート信号,使用額信号,賞球信号,玉貸信号,及び打込
信号の各種の信号がパチンコ機20及びカードユニット
30から台端末40を介してホールコンピュータ50に
対して送信されると(S26)、ホールコンピュータ5
0において、制御部52に設けられている特賞回数カウ
ンタ,確変回数カウンタ,スタート回数カウンタ,使用
額カウンタ,出玉数カウンタ,及び打込玉数カウンタに
より、該送信された各種の信号に基づいて特賞回数,確
変回数,スタート回数,使用額,出玉数,及び打込玉数
が会員ID毎に集計されると共に、該集計された個人遊
技情報が個人遊技履歴DB53bに設けられている前記
会員IDの欄に個人遊技履歴として記憶される。
【0067】次にカードユニット30の会員カード返却
ボタン34bが押圧操作されて、会員カードR/W34
にて受け付けられている会員カード5が会員カード挿入
排出口34aから排出された場合に、個人遊技情報記憶
終了手段として機能する制御部32にてパチンコ機20
での遊技が終了したと判断されて前記遊技終了信号が制
御部32から出力され、該遊技終了信号がホールコンピ
ュータ50に入力されると、該遊技終了信号の受信時刻
が制御部52のRAMに記憶される共に、制御部52に
て個人遊技情報の集計が終了される。
【0068】具体的には、制御部52に設けられている
遊技時間算出手段,差玉数算出手段,及び特賞間スター
ト回数算出手段により、前記集計された値に基づいて遊
技時間,差玉数,及び特賞間スタート回数が会員ID毎
に集計されると共に、該集計された個人遊技情報が個人
遊技履歴DB53bに設けられている前記会員IDの欄
に個人遊技履歴として記憶される。そして各カウンタが
リセットされる。以上のようにして個人遊技情報が集計
され、該個人遊技情報が集計された日付と対応付けて個
人遊技履歴が記憶される(S28)。
【0069】さらに、制御部52は、個人遊技履歴DB
53bに前記日付と対応付けて記憶されている個人遊技
履歴を所定期間について集計する個人遊技履歴集計手段
の一例である。この制御部52が個人遊技履歴集計手段
として機能する場合については後述する。
【0070】ここで情報表示手段として機能する情報端
末10及び各カードユニット30では、次に説明する図
6〜図9に示すように、表示制御手段として機能する制
御部12及び32により、表示手段として機能するディ
スプレイ15及び35の表示内容の表示制御が行われ、
個人遊技履歴(個人データ)や遊技機遊技情報(台デー
タ)の表示が行われる。以下においては、個人データと
台データを合わせて遊技データと総称する。
【0071】なお表示制御手段として機能する制御部1
2及び32では、会員カード5の受付中と非受付中とで
情報表示選択画面の表示内容を変更する表示制御が行わ
れる。即ち図示しないメニュー画面が表示されている状
態で表示情報選択モードが選択された状態で、会員カー
ドR/W14又は34にて会員カード5を受付中である
場合には、図6のD11〜D17に示す情報表示選択画
面が表示され、会員カードR/W14又は34にて会員
カード5を非受付中である場合には、図7のD22〜D
26に示す情報表示選択画面が表示される。なお各画面
において、「戻る」ボタンが押圧操作されると一つ前の
画面に戻り、「終了」ボタンが押圧操作されると前記メ
ニュー画面に戻る。以下、各画面の表示内容について説
明する。
【0072】まず図6は、会員カード5の受付中に情報
端末10又はカードユニット30のディスプレイ15又
は35に表示される表示画面の一例を表す図である。D
11では、表示する遊技データの選択を指示する旨の文
言が表示されると共に、該選択をするためのボタンとし
て、「個人データ」ボタン,及び「台データ」ボタンが
表示される。このD11で「個人データ」ボタンが押圧
操作されると、表示する遊技データとして個人データが
選択され、該選択内容が制御部12又は32のRAMに
記憶されて、D13に進む。一方、D11で「台デー
タ」ボタンが押圧操作されると、表示する遊技データと
して台データが選択され、該選択内容が制御部12又は
32のRAMに記憶されて、D12に進む。
【0073】D12では、表示する台データの種類の選
択を指示する旨の文言が表示されると共に、該選択をす
るためのボタンとして、「全台」ボタン,「遊技をした
機種」ボタン,「機種選択」ボタン,及び「台番号指
定」ボタンが表示される。このD12で「全台」ボタ
ン,又は「遊技をした機種」ボタンが押圧操作される
と、該選択内容が制御部12又は32のRAMに記憶さ
れて、D13に進む。またD12で「機種選択」ボタン
が押圧操作されると、該機種を選択するための機種選択
ボタンが表示される機種選択画面(図示外)が表示さ
れ、該機種選択画面で機種選択ボタンが押圧操作されて
機種が選択されると、該選択内容が制御部12又は32
のRAMに記憶されて、D13に進む。さらにD12で
「台番号指定」ボタンが押圧操作されると、該台番号を
指定するためのテンキーが表示される台番号指定画面
(図示外)が表示され、該機台番号指定画面でテンキー
が押圧操作されて台番号が指定されると、該指定内容が
制御部12又は32のRAMに記憶されて、D13に進
む。
【0074】D13では、表示する遊技データ(ここで
は個人データ又は台データ)の日付の選択を指示する旨
の文言が表示されると共に、該選択をするためのボタン
として「本日」ボタンが表示され、また日付を指定する
ための入力領域とテンキーが表示され、さらに「遊技日
を表示」ボタンが表示される。このD13で「本日」ボ
タンが押圧操作されると、該選択内容が制御部12又は
32のRAMに記憶されて、D15に進む。またD13
で入力領域が押圧操作されてテンキーが押圧操作される
と、該入力領域に例えば○月○日というように日付が入
力され、該選択内容が制御部12又は32のRAMに記
憶されて、D15に進む。このようにして選択された日
付に対応する個人データや台データが後述するD16で
表示されるので、遊技者は希望する日付の個人データや
台データを容易に把握できる。
【0075】さらにD13で「遊技日を表示」ボタンが
押圧操作されると、D14で、今月のカレンダーが表示
されると共に、該カレンダー上で今月の遊技日(即ち個
人遊技履歴DB53bに記憶されている個人遊技履歴の
日付)に○印が付されて表示される。なおD14で「前
月」が押圧操作されると、前月のカレンダーが表示され
ると共に、該カレンダー上で前月の遊技日に○印が付さ
れて表示される。このD14で○印が付された遊技日が
押圧操作されて該遊技日が選択されると、該選択内容が
制御部12又は32のRAMに記憶されて、D15に進
む。このように、個人データが記憶されている日付が表
示されるので、遊技者は遊技をした日付を忘れている場
合であっても該遊技をした日付の個人データや台データ
を容易に把握できる。
【0076】D15では、遊技データ(ここでは個人デ
ータ又は台データ)の集計期間の設定を指示する旨の文
言が表示されると共に、該設定をするためのボタンとし
て、「指定日のみ」ボタン,「過去3日間」ボタン,
「過去1週間」ボタン,及び「過去1月間」ボタンが表
示される。このD15でいずれかのボタンが押圧操作さ
れると、遊技データの集計期間として該押圧操作された
ボタンに係る所定期間が設定され、該設定内容が制御部
12又は32のRAMに記憶される。このように、個人
データや台データが集計される所定期間を設定できるの
で、遊技者は希望する期間について集計された個人デー
タや台データを容易に把握できる。ここでのディスプレ
イ15又は35は、前記所定期間設定手段として機能す
るものである。
【0077】そして情報端末10又はカードユニット3
0からホールコンピュータ50に対して前述の如く選択
・指定・設定されて制御部12又は32のRAMに記憶
されている内容に係る表示情報の送信が要求され、逆に
ホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユ
ニット30に対して該表示情報が送信されて制御部12
又は32のRAMに記憶され、D16で、制御部12又
は32のRAMに記憶されている表示情報(ここでは個
人データ又は台データ)が表示される。このように、遊
技者個人の個人遊技履歴が、パチンコ機20に対応して
設けられた情報端末10又は遊技場内の所定箇所に設け
られたカードユニット30にて表示されるので、遊技者
に対して該遊技者個人の個人遊技履歴を容易に提供で
き、遊技者は該提供される個人遊技履歴を参考にして遊
技を行うパチンコ機20を選択したり自己の遊技結果
(勝敗や頻度等)の分析を行うことができる。また、パ
チンコ機20の遊技機遊技情報が表示されるので、遊技
者は個人遊技履歴と遊技機遊技情報を容易に比較でき
る。
【0078】またD16では、「メール」ボタンが表示
される。このD16で「メール」ボタンが押圧操作され
ると、D17で遊技データを電子メールで送信するか否
かを問う旨の文言が表示されると共に、「登録されてい
るアドレスに送信」ボタンと「入力するアドレスに送
信」ボタンが表示される。このD17で「登録されてい
るアドレスに送信」ボタンが押圧操作されて電子メール
の送信要求が受け付けられると、情報端末10又はカー
ドユニット30から会員管理コンピュータ60に対して
制御部12又は32のRAMに記憶されている会員ID
及び遊技データが送信され、会員管理コンピュータ60
において後述する電子メールの送信が行われる。またD
17で「入力するアドレスに送信」ボタンが押圧操作さ
れて電子メールの送信要求が受け付けられると、電子メ
ールアドレス入力画面(図示外)が表示され、遊技者が
指定する電子メールアドレスが入力されると、情報端末
10又はカードユニット30から会員管理コンピュータ
60に対して前記制御部12又は32のRAMに記憶さ
れている会員ID及び遊技データと該入力された電子メ
ールアドレスが送信され、会員管理コンピュータ60に
おいて後述する電子メールの送信が行われる。
【0079】次に図7は、会員カード5の非受付中に情
報端末10又はカードユニット30のディスプレイ15
又は35に表示される表示画面の一例を表す図である。
この会員カード5の非受付中には、遊技者を特定するこ
とができないので、遊技をした機種の選択,遊技日の表
示,個人データの表示,及び電子メールの送信は行われ
ない。
【0080】D22では、表示する台データの種類の選
択を指示する旨の文言が表示されると共に、該選択をす
るためのボタンとして、「全台」ボタン,「機種選択」
ボタン,及び「台番号指定」ボタンが表示される。この
D22で「全台」ボタンが押圧操作されると、該選択内
容が制御部12又は32のRAMに記憶されて、D23
に進む。またD22で「機種選択」ボタンが押圧操作さ
れると、該機種を選択するための機種選択ボタンが表示
される機種選択画面(図示外)が表示され、該機種選択
画面で機種選択ボタンが押圧操作されて機種が選択され
ると、該選択内容が制御部12又は32のRAMに記憶
されて、D23に進む。さらにD22で「台番号指定」
ボタンが押圧操作されると、該台番号を指定するための
テンキーが表示される台番号指定画面(図示外)が表示
され、該機台番号指定画面でテンキーが押圧操作されて
台番号が指定されると、該指定内容が制御部12又は3
2のRAMに記憶されて、D23に進む。
【0081】D23では、表示する遊技データ(ここで
は台データ)の日付の選択を指示する旨の文言が表示さ
れると共に、該選択をするためのボタンとして「本日」
ボタンが表示され、また日付を指定するための入力領域
とテンキーが表示される。このD23で「本日」ボタン
が押圧操作されると、該選択内容が制御部12又は32
のRAMに記憶されて、D25に進む。またD23で入
力領域が押圧操作されてテンキーが押圧操作されると、
該入力領域に例えば○月○日というように日付が入力さ
れ、該選択内容が制御部12又は32のRAMに記憶さ
れて、D25に進む。このようにして選択された日付に
対応する台データが後述するD26で表示されるので、
遊技者は希望する日付の台データを容易に把握できる。
【0082】D25では、遊技データ(ここでは台デー
タ)の集計期間の設定を指示する旨の文言が表示される
と共に、該設定をするためのボタンとして、「指定日の
み」ボタン,「過去3日間」ボタン,「過去1週間」ボ
タン,及び「過去1月間」ボタンが表示される。このD
25でいずれかのボタンが押圧操作されると、遊技デー
タの集計期間として該押圧操作されたボタンに係る所定
期間が設定され、該設定内容が制御部12又は32のR
AMに記憶される。このように、台データが集計される
所定期間を設定できるので、遊技者は希望する期間につ
いて集計された台データを容易に把握できる。ここでの
ディスプレイ15又は35は、前記所定期間設定手段と
して機能するものである。
【0083】そして情報端末10又はカードユニット3
0からホールコンピュータ50に対して前述の如く選択
・指定・設定されて制御部12又は32のRAMに記憶
されている内容に係る表示情報の送信が要求され、逆に
ホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユ
ニット30に対して該表示情報が送信されて制御部12
又は32のRAMに記憶され、D26で、制御部12又
は32のRAMに記憶されている表示情報(ここでは台
データ)が表示される。このように、会員カード5の非
受付中であってもパチンコ機20の遊技機遊技情報が表
示されるので、会員カード5を所有していない遊技者に
対しても遊技情報を提供できる。
【0084】次に図8は、情報端末10又はカードユニ
ット30のディスプレイ15又は35に表示される個人
遊技履歴(個人データ)の一例を表す図である。ここで
の個人データは、図6のD13又はD14で指定日とし
て2002年5月15日が選択され、図6のD15で集
計期間として過去1月間が設定された場合の例を示すも
のである。この場合には、個人遊技履歴DB53bに記
憶されている個人遊技履歴が該集計期間分だけ抽出さ
れ、前記個人遊技履歴集計手段として機能する制御部5
2により該抽出された個人遊技履歴が該集計期間につい
て機種毎に集計されて、図6のD16で表示される。
【0085】この個人データには、まず1段目に、遊技
をした遊技場名が表示される。また2段目に、データの
内容として、個人データである旨,会員ID,遊技者の
氏名,及び集計期間が表示される。また3段目に、遊技
をした1機種目のパチンコ機20(CRF.○○○SP)に係
る機種毎の個人データとして、遊技をしたパチンコ機2
0の台番号,特賞回数,確変回数,遊技時間,スタート
回数,使用額,差玉数,及び特賞間スタート回数の各値
が遊技をした日付と対応付けて表示されると共に、それ
らの各値が集計された合計や平均が表示される。さらに
4段目に、遊技をした2機種目のパチンコ機20(現金
機F.×××DX)に係る機種毎の個人データとして、前記
と同様の項目が表示される。ただし現金機F.×××DXで
は確変は発生しないため、確変回数及びその合計や平均
は含まれない。このように、機種毎の個人データが表示
されるので、遊技者は機種同士の遊技傾向を容易に把握
できると共に機種内における各パチンコ機20の遊技傾
向を容易に把握できる。また、所定期間について集計さ
れた個人データが表示されるので、遊技者は個人データ
を集計する手間が省ける。
【0086】なお図6のD15で集計期間として指定日
のみ(即ち1日間),過去3日間,又は過去1週間が設
定された場合には、該選択された期間に係る個人データ
が表示される。また3機種以上のパチンコ機20で遊技
が行われている場合には、該3機種以上のパチンコ機2
0に係る機種毎の個人データが5段目以降に表示され
る。
【0087】次に図9は、情報端末10又はカードユニ
ット30のディスプレイ15又は35に表示される遊技
機遊技情報(台データ)の一例を表す図である。ここで
の個人データは、図6のD12で台データの種類として
遊技をした機種が選択され、図6のD13又はD14で
指定日として2002年5月15日が選択され、図6の
D15で集計期間として指定日のみ(即ち1日間)が設
定された場合の例を示すものである。この場合には、遊
技機遊技情報DB53aに記憶されている遊技機遊技情
報が該集計期間分だけ抽出されて、図6のD16で表示
される。
【0088】この台データには、まず1段目に、遊技を
した遊技場名が表示される。また2段目に、データの内
容として、台データである旨,表示データの種類,及び
集計日が表示される。また3段目に、遊技をした1機種
目のパチンコ機20(CRF.○○○SP)に係る機種毎の台
データとして、特賞回数,確変回数,遊技時間,スター
ト回数,使用額,差玉数,及び特賞間スタート回数の各
値がパチンコ機20の台番号と対応付けて表示されると
共に、それらの各値が集計された合計や平均が表示され
る。さらに4段目に、遊技をした2機種目のパチンコ機
20(現金機F.×××DXの152番台)に係る機種毎の
台データとして、前記と同様の項目が表示される。ただ
し現金機F.×××DXでは確変は発生しないため、確変回
数及びその合計や平均は含まれない。
【0089】なお3機種以上のパチンコ機20で遊技が
行われている場合には、該3機種以上のパチンコ機20
に係る機種毎の台データが5段目以降に表示される。ま
た図6のD12又は図7のD22で台データの種類とし
て機種指定や台番号が選択された場合には、該選択され
た機種や台番号に係る台データが表示される。さらに図
6のD15又は図7のD25で集計期間として過去3日
間,過去1週間,又は過去1月間が設定された場合に
は、該選択された期間に係る台データが日付毎に表示さ
れる。
【0090】以上に説明した情報端末10及びカードユ
ニット30が情報表示手段として機能する場合には、図
10に示すように、以下のような処理が行われる。まず
情報表示手段として機能する情報端末10において、会
員カードR/W14により会員カード5が受け付けられ
ると(S31)、該会員カード5に記録されている会員
IDが情報端末10から会員管理コンピュータ60に対
して送信され(S32)、会員管理コンピュータ60に
おいて、前記送信された会員IDと後述する会員登録情
報DB63aに記憶されている情報が照合され(S3
3)、該会員IDの照合結果が会員管理コンピュータ6
0から情報端末10に対して送信される(S34)。こ
こで遊技者特定記録媒体処理手段として機能するカード
ユニット30と会員管理コンピュータ60においては、
前記S21〜S24の処理が行われる。
【0091】次に情報表示手段として機能する情報端末
10又はカードユニット30において、図6又は図7に
示すように表示情報選択画面がディスプレイ15又は3
5に表示されると共に、該ディスプレイ15又は35に
表示される遊技データである表示情報の選択がタッチパ
ネル式のディスプレイ15又は35により受け付けられ
ると(S35)、該表示情報の送信要求が情報端末10
又はカードユニット30からホールコンピュータ50に
対して送信され(S36)、ホールコンピュータ50に
おいて、該表示情報が遊技機遊技情報DB53aに記憶
されている遊技機遊技情報又は個人遊技履歴DB53b
に記憶されている個人遊技履歴から抽出されると共に、
必要に応じて個人遊技履歴集計手段として機能する制御
部52により該抽出された個人遊技履歴が所定期間につ
いて集計され(S37)、該抽出(集計)された表示情
報がホールコンピュータ50から情報端末10又はカー
ドユニット30に対して送信され(S38)、情報端末
10又はカードユニット30において、図7のD16又
は図8のD26に示すように遊技データがディスプレイ
15又は35に表示される(S39)。
【0092】図1に戻り、会員管理コンピュータ60
は、会員登録情報を遊技者を特定可能な遊技者特定情報
と対応付けて記憶する会員管理手段の一例であると共
に、遊技者が指定した電子メールアドレス宛に個人遊技
履歴を含む電子メールを送信する電子メール送信手段の
一例である。この会員管理コンピュータ60は、図1に
示すように接続される通信部61a,61b,制御部6
2,記憶手段であるハードディスク63,及び電子メー
ル作成部64等を備えており、遊技場内の所定箇所(例
えば管理事務所等)に設けられる。このハードディスク
63には、会員登録情報DB63aが記憶されている。
【0093】通信部61aは、前述の如く情報端末10
の通信部11,カードユニット30の通信部31,及び
ホールコンピュータ50の通信部51と通信可能に接続
されている。通信部61bは、インターネットに接続さ
れており、電子メール作成部64にて作成された電子メ
ールを遊技者が指定した電子メールアドレス宛に送信す
るものである。制御部62は、CPU,RAM,及びR
OM等を有し、会員管理コンピュータ60の全体の動作
を制御するものである。この制御部62は、前述の如
く、新規の会員IDの生成や(図10のS13を参
照)、会員IDの照合(図10のS23及びS43)を
行うものである。会員登録情報DB63aは、会員登録
情報を遊技者を特定可能な情報(即ち会員ID)と対応
付けて記憶するものである。電子メール作成部64は、
遊技情報を含む電子メールを作成するものである。
【0094】この会員管理コンピュータ60が電子メー
ル送信手段として機能する場合には、図10に示すよう
に、以下のような処理が行われる。まず情報端末10又
はカードユニット30において、タッチパネル式のディ
スプレイ15又は35において図6に示すD17で「登
録されているアドレスに送信」ボタンが押圧操作されて
電子メールの送信要求が受け付けられ(S41)、前記
制御部12又は32のRAMに記憶されている会員ID
及び遊技データが情報端末10又はカードユニット30
から会員管理コンピュータ60に対して送信されると
(S42)、会員管理コンピュータ60において、該送
信された会員IDに基づいて該会員IDに対応付けて記
憶されている電子メールアドレスが会員登録情報DB6
3aから抽出され、前記送信された遊技データを含む電
子メールが電子メール作成部64にて作成され、該作成
された電子メールが前記抽出された電子メールアドレス
宛に通信部61bから送信される(S43)。
【0095】また情報端末10又はカードユニット30
において、タッチパネル式のディスプレイ15又は35
において図6に示すD17で「入力するアドレスに送
信」ボタンが押圧操作されて電子メールの送信要求が受
け付けられ(S41)、遊技者が指定する電子メールア
ドレスの入力が行われ、前記制御部12又は32のRA
Mに記憶されている会員ID及び遊技データと該入力さ
れた電子メールアドレスが情報端末10又はカードユニ
ット30から会員管理コンピュータ60に対して送信さ
れると(S42)、会員管理コンピュータ60におい
て、前記送信された遊技データを含む電子メールが電子
メール作成部64にて作成され、該作成された電子メー
ルが前記送信された電子メールアドレス宛に通信部61
bから送信される(S43)。
【0096】このように、遊技者が指定した電子メール
アドレス宛に個人遊技履歴や遊技機遊技情報を含む電子
メールが送信されるので、遊技者は個人遊技履歴や遊技
機遊技情報をメモに記録したりする必要がなく、自己の
遊技結果を容易に確認できると共に該遊技結果を容易に
保存しておくことができる。即ち遊技者は、該送信され
た電子メールを該遊技者が所有するパソコンや携帯電話
端末にて受信し、該電子メールの内容をパソコンや携帯
電話端末の表示部に表示させ、自己の遊技の記録を確認
することにより、自己の遊技の勝敗や頻度を把握した上
で節度のある遊技を行うことができる(いわゆるのめり
込みを防止できる)と共に、遊技者が個人遊技情報と遊
技機遊技情報を比較検討することにより、次回以降に遊
技を行うパチンコ機20を選択するための参考にでき
る。さらに遊技者は、該電子メールのデータを利用して
表計算ソフト等にて遊技情報を編集することにより、比
較的長期間(例えば1ヶ月,1年等)に亘る遊技の傾向
を分析できるので、遊技を行う際の参考にできる。
【0097】なお図8に示すように、個人データの1段
目には遊技場名が表示されており、また図9に示すよう
に、台データの1段目には遊技場名が表示されており、
前記電子メールにこれらの個人データや台データが含ま
れる結果として遊技場名が含まれるので、遊技者は複数
の遊技場において遊技をした場合であってもどこの遊技
場における遊技結果であるかを容易に把握できる。
【0098】以上に説明した実施形態と対応付けて本願
の請求項に係る発明を説明すると、以下のとおりであ
る。
【0099】まず請求項1に係る発明は、各種の情報の
表示を行う表示手段(ディスプレイ35)と、該表示手
段に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御手段
(制御部32)と、該表示手段に表示する情報の選択を
受け付ける表示情報選択手段(ディスプレイ35)と、
遊技者が所有する遊技者特定記録媒体(会員カード5)
を受け付けて該遊技者特定記録媒体に記録された前記遊
技者を特定可能な遊技者特定情報(会員ID)を読み取
る読取手段(会員カードR/W34)と、を含み、遊技
機(パチンコ機20)に対応して設けられる情報表示手
段(カードユニット30)と、該読取手段にて読み取ら
れた前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特定さ
れたと判断された場合に、前記遊技機での遊技に関連し
て発生する遊技情報を該遊技者個人の個人遊技情報とし
て記憶を開始するための処理を行う個人遊技情報記憶開
始手段(制御部32)と、該遊技機での遊技が終了した
と判断された場合に、前記個人遊技情報の記憶を終了す
るための処理を行う個人遊技情報記憶終了手段(制御部
32)と、前記個人遊技情報記憶開始手段における処理
に基づく前記記憶の開始から前記個人遊技情報記憶終了
手段における処理に基づく前記記憶の終了までの間に発
生した前記個人遊技情報を集計する個人遊技情報集計手
段(制御部52)と、該個人遊技情報集計手段にて集計
された前記個人遊技情報を前記遊技者特定情報及び該個
人遊技情報が集計された日付と対応付けて前記遊技者個
人の個人遊技履歴として記憶する個人遊技履歴記憶手段
(個人遊技履歴DB53b)と、からなり、前記表示情
報選択手段は、前記読取手段にて読み取られた前記遊技
者特定情報に基づいて前記遊技者が特定されたと判断さ
れた場合に、前記表示手段に表示する前記個人遊技履歴
の選択を受け付け、前記表示制御手段は、該表示情報選
択手段における選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手
段から抽出された前記個人遊技履歴を表示する表示制御
を行うことを特徴とする遊技用システム(1)である。
【0100】また請求項2に係る発明は、遊技機(パチ
ンコ機20)に対応して設けられ、遊技者が所有する遊
技者特定記録媒体(会員カード5)を受け付けて該遊技
者特定記録媒体に記録された前記遊技者を特定可能な遊
技者特定情報(会員ID)を読み取る第1の読取手段
(会員カードR/W34)を少なくとも含み、遊技機に
対応して設けられる遊技者特定記録媒体処理手段(カー
ドユニット30)と、該第1の読取手段にて読み取られ
た前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特定され
たと判断された場合に、前記遊技機での遊技に関連して
発生する遊技情報を該遊技者個人の個人遊技情報として
記憶を開始するための処理を行う個人遊技情報記憶開始
手段(制御部32)と、該遊技機での遊技が終了したと
判断された場合に、前記個人遊技情報の記憶を終了する
ための処理を行う個人遊技情報記憶終了手段(制御部3
2)と、前記個人遊技情報記憶開始手段における処理に
基づく前記記憶の開始から前記個人遊技情報記憶終了手
段における処理に基づく前記記憶の終了までの間に発生
した前記個人遊技情報を集計する個人遊技情報集計手段
(制御部52)と、該個人遊技情報集計手段にて集計さ
れた前記個人遊技情報を前記遊技者特定情報及び該個人
遊技情報が集計された日付と対応付けて前記遊技者個人
の個人遊技履歴として記憶する個人遊技履歴記憶手段
(個人遊技履歴DB53b)と、前記個人履歴情報を含
む各種の情報の表示を行う表示手段(ディスプレイ1
5)と、該表示手段に表示する表示内容の表示制御を行
う表示制御手段(制御部12)と、該表示手段に表示す
る情報の選択を受け付ける表示情報選択手段(ディスプ
レイ15)と、前記遊技者特定記録媒体を受け付けて該
遊技者特定記録媒体に記録された前記遊技者特定情報を
読み取る第2の読取手段(会員カードR/W14)と、
を含み、遊技場内の所定箇所に設けられる情報表示手段
(情報端末10)と、からなり、前記表示情報選択手段
は、前記第2の読取手段にて読み取られた前記遊技者特
定情報に基づいて前記遊技者が特定されたと判断された
場合に、前記表示手段に表示する前記個人遊技履歴の選
択を受け付け、前記表示制御手段は、該表示情報選択手
段における選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段か
ら抽出された前記個人遊技履歴を表示する表示制御を行
うことを特徴とする遊技用システム(1)である。
【0101】また請求項3に係る発明は、請求項2に記
載した遊技用システム(1)であって、前記遊技者特定
記録媒体処理手段(カードユニット30)は、前記個人
履歴情報を含む各種の情報の表示を行う表示手段(ディ
スプレイ35)と、該表示手段に表示する表示内容の表
示制御を行う表示制御手段(制御部32)と、該表示手
段に表示する情報の選択を受け付ける表示情報選択手段
(ディスプレイ35)と、をさらに含み、該表示情報選
択手段は、前記第1の読取手段(会員カードR/W3
4)にて読み取られた前記遊技者特定情報に基づいて前
記遊技者が特定されたと判断された場合に、該表示手段
に表示する前記個人遊技履歴の選択を受け付け、該表示
制御手段は、該表示情報選択手段における選択に基づい
て前記個人遊技履歴記憶手段から抽出された前記個人遊
技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴とする遊技
用システムである。
【0102】また請求項4に係る発明は、請求項1〜3
のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であっ
て、前記表示情報選択手段(ディスプレイ15又は3
5)は、前記読み取られた前記遊技者特定情報(会員I
D)に基づいて前記遊技者が特定されたと判断された場
合に、前記表示手段(ディスプレイ15又は35)に表
示する前記個人遊技履歴の日付の選択を受け付け、前記
表示制御手段は、該表示情報選択手段における日付の選
択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段(個人遊技履歴
DB53b)から抽出された前記日付に対応する個人遊
技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴とする遊技
用システムである。
【0103】また請求項5に係る発明は、請求項4に記
載した遊技用システム(1)であって、前記表示制御手
段(制御部12又は32)は、前記個人遊技履歴記憶手
段(個人遊技履歴DB53b)に記憶されている前記個
人遊技履歴の日付を表示する表示制御を行い、前記表示
情報選択手段(ディスプレイ15又は35)は、該表示
された日付のうちから前記表示手段(ディスプレイ15
又は35)に表示する前記個人遊技履歴の日付の選択を
受け付け、前記表示制御手段は、該表示情報選択手段に
おける日付の選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段
(個人遊技履歴DB53b)から抽出された前記日付に
対応する個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを
特徴とする遊技用システムである。
【0104】また請求項6に係る発明は、請求項1〜5
のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であっ
て、前記個人遊技履歴記憶手段(個人遊技履歴DB53
b)は、前記個人遊技情報集計手段(制御部52)にて
集計された前記個人遊技情報を前記遊技者が遊技をした
遊技機の機種を特定可能な機種特定情報(機種名)とも
対応付けて前記遊技者個人の個人遊技履歴として記憶
し、前記表示制御手段(制御部12又は32)は、該個
人遊技履歴記憶手段に記憶されている機種特定情報に基
づいて前記個人遊技履歴を前記遊技機の機種毎に表示す
る表示制御を行うことを特徴とする遊技用システムであ
る。
【0105】また請求項7に係る発明は、請求項1〜6
のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であっ
て、前記個人遊技履歴記憶手段(個人遊技履歴DB53
b)に前記日付と対応付けて記憶されている前記個人遊
技履歴を所定期間について集計する個人遊技履歴集計手
段(制御部52)をさらに備え、前記表示制御手段は、
該個人遊技履歴集計手段にて集計された所定期間の前記
個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴とす
る遊技用システムである。
【0106】また請求項8に係る発明は、請求項7に記
載した遊技用システム(1)であって、前記所定期間の
設定を受け付ける所定期間設定手段(ディスプレイ15
又は35)をさらに備えることを特徴とする遊技用シス
テムである。
【0107】また請求項9に係る発明は、請求項1〜8
のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であっ
て、前記遊技機(パチンコ機20)での遊技に関連して
発生する遊技情報を該遊技機を特定可能な遊技機特定情
報(台番号)と対応付けて各遊技機の遊技機遊技情報と
して記憶する遊技機遊技情報記憶手段(遊技機遊技情報
DB53a)をさらに備え、前記表示情報選択手段(デ
ィスプレイ15又は35)は、前記表示手段(ディスプ
レイ15又は35)に表示する前記遊技機遊技情報の選
択を受け付け、前記表示制御手段(制御部12又は3
2)は、該表示情報選択手段における選択に基づいて前
記遊技機遊技情報記憶手段から抽出された前記遊技機遊
技情報を表示する表示制御を行うことを特徴とする遊技
用システムである。
【0108】また請求項10に係る発明は、請求項1〜
9のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であ
って、前記遊技者が指定した電子メールアドレス宛に前
記個人遊技履歴を含む電子メールを送信する電子メール
送信手段(会員管理コンピュータ60)をさらに備える
ことを特徴とする遊技用システムである。
【0109】さらに請求項11に係る発明は、請求項1
0に記載した遊技用システム(1)であって、前記電子
メールに前記遊技をした遊技場名を含むことを特徴とす
る遊技用システムである。
【0110】最後に本発明に係る遊技用システム1の変
形例について説明する。
【0111】上記の実施形態では、情報表示手段が情報
端末10及びカードユニット30である例について説明
したが、これに限らず、該情報表示手段は情報端末10
のみでも良く、この場合には、会員カードR/W34が
第1の読取手段として機能すると共にカードユニット3
0が遊技者特定記録媒体処理手段として機能して、該会
員カードR/W34にて読み取られた遊技者特定情報
(会員ID)に基づいて遊技者が特定されたと判断され
た場合に、個人遊技情報の記憶を開始するための処理が
行われると共に、会員カードR/W14が第2の読取手
段として機能すると共に情報端末10が情報表示手段と
して機能して、該会員カードR/W14にて読み取られ
た遊技者特定情報に基づいて遊技者が特定されたと判断
された場合に、表示手段(ディスプレイ15)に表示す
る個人遊技履歴の選択が受け付けられ、該選択に基づい
て個人遊技履歴記憶手段(個人遊技履歴DB53b)か
ら抽出された個人遊技履歴が表示される。また該情報表
示手段はカードユニット30のみでも良く、この場合に
は、会員カードR/W34が読取手段として機能して、
該会員カードR/W34にて読み取られた遊技者特定情
報に基づいて遊技者が特定されたと判断された場合に、
個人遊技情報の記憶を開始するための処理が行われると
共に、表示手段(ディスプレイ35)に表示する個人遊
技履歴の選択が受け付けられ、該選択に基づいて個人遊
技履歴記憶手段から抽出された個人遊技履歴が表示され
る。
【0112】上記の実施形態では、遊技者特定記録媒体
(会員カード5)が非接触式の集積回路を搭載したカー
ド状の記録媒体である例について説明したが、これに限
らず、該記録媒体は接触式の集積回路を搭載した記録媒
体でも良い。また該記録媒体の記録領域は、集積回路の
EEPROMには限られず、磁気により記録する記録領
域や、文字,二次元コード(例えばバーコード),三次
元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により記
録する記録領域でも良い。また該記録媒体の材質はプラ
スチック等の樹脂製には限られず、例えば金属製や紙製
等であっても良い。さらに該記録媒体の形状は長方形状
には限られず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕
円形状等でも良く、またコイン形状でも良い。
【0113】上記の実施形態では、第1の読取手段及び
第2の読取手段(会員カードR/W14又は34)が、
非接触式の集積回路を搭載したカード状のICカードで
ある遊技者特定記録媒体(会員カード5)に対応して非
接触式のICリーダ/ライタを備え、該集積回路の記録
情報を読み取ると共に集積回路に対して情報を記録する
例について説明したが、これに限らず、該記録媒体の記
録領域に対応して情報の読取/記録が可能なものであれ
ば良い。即ち該記録媒体の記録領域が接触式の集積回路
である場合には、接触式のICリーダ/ライタを備える
ものであれば良く、該記録領域が磁気により記録するも
のである場合には、磁気リーダ/ライタを備えるもので
あれば良く、該記録領域が文字,二次元コード,三次元
コード,又は光干渉等により記録するものである場合に
は、それらを読取可能なスキャナ等を備えるものであれ
ば良い。
【0114】上記の実施形態では、個人遊技情報記憶開
始手段(制御部32)において、遊技者特定記録媒体
(会員カード5)から読み取られた遊技者を特定可能な
情報(会員ID)が会員登録情報DB63aに記憶され
ている情報と照合された照合結果が照合一致である場合
に遊技者が特定されたと判断する例について説明した
が、これに限らず、該遊技者を特定可能な情報が読み取
られた場合に照合なしで遊技者が特定されたと判断して
も良く、また照合を行うための情報(例えば暗証番号)
の入力を受け付けて、該情報の照合結果も照合一致であ
る場合に遊技者が特定されたと判断しても良い。即ち遊
技者が特定されたか否かは、遊技者特定記録媒体から読
み取られた遊技者を特定可能な情報に基づいて判断され
れば良い。
【0115】また上記の実施形態では、会員IDの照合
が会員管理コンピュータ60にて行われる例について説
明したが、これに限らず、遊技者特定記録媒体自体に照
合を行うための情報(例えば暗証番号)を記録してお
き、該記録情報に基づいて該遊技者特定記録媒体自体で
照合を行うようにしても良く、また情報端末10やカー
ドユニット30に照合を行うための情報を記憶してお
き、該記憶情報に基づいて情報端末10やカードユニッ
ト30にて照合を行うようにしても良い。なお照合を行
うための情報は暗証番号には限られず、例えば指紋,声
紋,虹彩等の遊技者本人を特定可能な情報であっても良
い。
【0116】上記の実施形態では、個人遊技情報記憶終
了手段(制御部32)において、第1の読取手段(会員
カードR/W34)から遊技者特定記録媒体(会員カー
ド5)が排出された場合に遊技機(パチンコ機20)で
の遊技が終了したと判断する例について説明したが、こ
れに限らず、例えば第1の読取手段にて遊技者特定記録
媒体から遊技者を特定可能な情報(会員ID)が読み取
られ、該読み取られた情報に基づいて遊技者が特定され
たと判断されて個人遊技情報の集計及び記憶が開始され
た後に、第1の読取手段にて受け付けられている遊技者
特定記録媒体が排出されるように構成した場合には、打
込玉カウンタ29からの打込信号の出力が所定時間(例
えば2分間)無い場合に遊技が終了したと判断しても良
い。この場合には、パチンコ機20での遊技が行われて
いる間に、遊技者特定記録媒体が常に第1の読取手段に
挿入されている必要がないので、遊技者特定記録媒体の
取り忘れを防止できる。
【0117】上記の実施形態では、遊技機が、遊技媒体
であるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ
機20である例について説明したが、これに限らず、該
遊技機は、例えば遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能
に封入されると共に入賞口への入賞に応じて遊技結果価
値である得点が付与される封入式のパチンコ機や、遊技
領域や遊技媒体であるパチンコ玉が画像にて表示される
と共に入賞に応じて遊技結果価値である得点が付与され
る画像式のパチンコ機や、入賞口への入賞に応じて遊技
結果価値であるクレジットが加算されるクレジット式の
パチンコ機であっても良い。
【0118】上記の実施形態では、遊技機がパチンコ機
20である例について説明したが、これに限らず、該遊
技機は、例えば遊技媒体であるメダルが外部に払い出さ
れるスロットマシン,遊技媒体であるパチンコ玉が外部
に払い出されるパチロット,遊技媒体であるメダルが外
部に払い出されることなく遊技可能なクレジット式のス
ロットマシン,メダルを用いることなく得点データを使
用して遊技可能なスロットマシン,リールが画像にて表
示される画像式のスロットマシン等であっても良い。本
発明に係る遊技用システム1又は1がこれらの遊技機に
適用される場合には、遊技情報(遊技データ)として、
例えばBB(ビッグボーナス)回数,RB(レギュラー
ボーナス)回数,遊技時間,ゲーム数,使用額,差枚
数,BB間ゲーム数,BB中の出玉数等が集計される。
【0119】上記の実施形態では、個人遊技履歴が、特
賞回数,確変回数,遊技時間,スタート回数,使用額,
差玉数,及び特賞間スタート回数である例について説明
したが、これに限らず、該個人遊技履歴は、例えば打込
玉数,出玉数,出玉率等であっても良い。なお遊技機遊
技情報も、特賞回数,確変回数,稼働時間,スタート回
数,使用額,差玉数,及び特賞間スタート回数には限ら
ず、例えば打込玉数,出玉数,出玉率等であっても良
い。また個人遊技履歴として、前記使用額に加えて、回
収額,及び収支(即ち回収額−使用額)を集計するよう
にしても良い。これら個人遊技履歴や遊技機遊技情報
は、文字で表示されるものには限られず、グラフ等で表
示されるものであっても良い。
【0120】また上記の実施形態に係る個人遊技履歴に
加えて、遊技者が遊技の結果として獲得した遊技媒体数
に関する獲得遊技媒体数情報や、遊技者が遊技の結果と
して獲得した景品に関する景品情報や、遊技者が遊技の
結果として獲得した遊技媒体を貯蓄した場合(いわゆる
貯玉をした場合)の貯蓄遊技媒体数情報や、該貯蓄遊技
媒体を使用して遊技をした場合(いわゆる貯玉再プレイ
をした場合)の使用遊技媒体数情報等を含むようにして
も良い。
【0121】上記の実施形態では、カードユニット30
がいわゆるCR機用のユニットである例について説明し
たが、これに限らず、貨幣を受け付け、該貨幣金額の範
囲内で玉貸を行う、いわゆる現金機用のユニットでも良
い。またCR機用のカードユニット30に、貨幣を受け
付け、該貨幣金額の範囲内で前記プリペイド度数に対し
て価値加算を行う、いわゆる追加入金処理機能を付加し
たものでも良い。
【0122】上記の実施形態では、表示手段が液晶ディ
スプレイを備えるディスプレイ15又は35である例に
ついて説明したが、これに限らず、該表示手段は、例え
ばLED表示器,EL(エレクトロルミネッセンス)表
示器,PDP(プラズマディスプレイパネル)等であっ
ても良い。即ち表示手段は、遊技情報を含む各種の情報
を表示するものであれば良い。また上記の実施形態で
は、表示情報選択手段が押圧操作を検出するタッチパネ
ルを備えるディスプレイ15又は35である例について
説明したが、これに限らず、該表示選択手段は、マウス
やキーボード等の入力装置であっても良い。
【0123】上記の実施形態では、図6のD14に示す
ように、個人遊技履歴記憶手段(個人遊技履歴DB53
b)に記憶されている個人遊技履歴の日付がカレンダー
上に表示される例について説明したが、これに限らず、
該個人遊技履歴の日付が列記された表形式で表示される
ようにしても良く、該個人遊技履歴の日付の表示形式は
特に限定されない。
【0124】上記の実施形態では、図8に示すように、
個人遊技履歴(個人データ)が機種毎に表示される例に
ついて説明したが、これに限らず、該個人遊技履歴は日
付毎に表示されるようにしても良い。
【0125】上記の実施形態では、遊技機遊技情報記憶
手段(遊技機遊技情報DB53a)及び個人遊技情報記
憶手段(個人遊技履歴DB53b)が会員管理コンピュ
ータ60に設けられる例について説明したが、これに限
らず、遊技機遊技情報記憶手段及び個人遊技情報記憶手
段のいずれか一方又は双方を会員管理コンピュータ60
に設けるようにしても良い。また上記の実施形態では、
電子メール送信手段が会員管理コンピュータ60である
例について説明したが、これに限らず、該電子メール送
信手段として会員管理コンピュータ60とは別のコンピ
ュータを設けるようにしても良い。
【0126】上記の実施形態では、電子メールの送信要
求が行われる毎に電子メールが作成されて送信される例
について説明したが、これに限らず、ある期間の遊技情
報をまとめた電子メールを作成して該期間の経過後に送
信するようにしても良く、これによれば、送信要求が行
われる毎に電子メールが送信される場合と比較して、遊
技者にとって迷惑にならないと共に、遊技場にとって電
子メールの送信にかかる費用及び遊技者にとって電子メ
ールの受信にかかる費用を抑えることができる。
【0127】上記の実施形態において、電子メール送信
手段(会員管理コンピュータ60)にて作成される電子
メールの形式は、該電子メールのデータを利用して表計
算ソフト等により個人遊技情報を容易に集計できるよう
に、例えばCSV形式やテキスト形式等の汎用性の高い
形式で作成されることが好ましい。
【0128】
【発明の効果】本発明に係る遊技用システムによれば、
以下のような効果を奏する。
【0129】まず請求項1に係る遊技用システムによれ
ば、遊技者個人の個人遊技情報が遊技者特定情報及び日
付と対応付けて記憶された該遊技者個人の個人遊技履歴
が、遊技機に対応して設けられた情報表示手段にて表示
されるので、遊技者に対して該遊技者個人の個人遊技履
歴を容易に提供でき、遊技者は該提供される個人遊技履
歴を参考にして遊技を行う遊技機を選択したり自己の遊
技結果(勝敗や頻度等)の分析を行うことができる。
【0130】また請求項2に係る遊技用システムによれ
ば、遊技者個人の個人遊技情報が遊技者特定情報及び日
付と対応付けて記憶された該遊技者個人の個人遊技履歴
が、遊技場内の所定箇所に設けられた情報表示手段にて
表示されるので、遊技者に対して該遊技者個人の個人遊
技履歴を容易に提供でき、遊技者は該提供される個人遊
技履歴を参考にして遊技を行う遊技機を選択したり自己
の遊技結果(勝敗や頻度等)の分析を行うことができ
る。
【0131】また請求項3に係る遊技用システムによれ
ば、遊技者個人の個人遊技履歴が、遊技場内の所定箇所
に設けられた情報表示手段及び遊技機に対応して設けら
れた遊技者特定記録媒体処理手段の両方にて表示される
ので、遊技者にとって便利である。
【0132】また請求項4に係る遊技用システムによれ
ば、選択された日付に対応する個人遊技履歴が表示され
るので、遊技者は希望する日付の個人遊技履歴を容易に
把握できる。
【0133】また請求項5に係る遊技用システムによれ
ば、個人遊技履歴が記憶されている日付が表示されるの
で、遊技者は遊技をした日付を忘れている場合であって
も該遊技をした日付の個人遊技履歴を容易に把握でき
る。
【0134】また請求項6に係る遊技用システムによれ
ば、機種毎の個人遊技履歴が表示されるので、遊技者は
機種同士の遊技傾向を容易に把握できると共に機種内に
おける各遊技機の遊技傾向を容易に把握できる。
【0135】また請求項7に係る遊技用システムによれ
ば、所定期間について集計された個人遊技履歴が表示さ
れるので、遊技者は個人遊技履歴を集計する手間が省け
る。
【0136】また請求項8に係る遊技用システムによれ
ば、個人遊技履歴が集計される所定期間を設定できるの
で、遊技者は希望する期間について集計された個人遊技
履歴を容易に把握できる。
【0137】また請求項9に係る遊技用システムによれ
ば、遊技機の遊技機遊技情報が表示されるので、遊技者
は個人遊技履歴と遊技機遊技情報を容易に比較できる。
【0138】また請求項10に係る遊技用システムによ
れば、遊技者が指定した電子メールアドレス宛に個人遊
技履歴を含む電子メールが送信されるので、遊技者は個
人遊技履歴を記憶したりメモに記録したりする必要がな
く、自己の遊技結果を容易に確認できると共に該遊技結
果を容易に保存しておくことができる。
【0139】さらに請求項11に係る遊技用システムに
よれば、送信される電子メールに遊技をした遊技場名が
含まれるので、遊技者は複数の遊技場において遊技をし
た場合であってもどこの遊技場における遊技結果である
かを容易に把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技用システムの一例を表す機能ブロッ
ク図である。
【図2】図2は情報端末の一例を表す斜視図である。
【図3】図3はパチンコ機及びカードユニットの一例を
表す正面図である。
【図4】図4はホールコンピュータの遊技機遊技情報D
Bに記憶されている遊技機遊技情報の一例を表す図であ
る。
【図5】図5はホールコンピュータの個人遊技履歴DB
に記憶されている個人遊技履歴の一例を表す図である。
【図6】図6は会員カードの受付中に情報端末又はカー
ドユニットのディスプレイに表示される表示画面の一例
を表す図である。
【図7】図7は会員カードの非受付中に情報端末又はカ
ードユニットのディスプレイに表示される表示画面の一
例を表す図である。
【図8】図8は情報端末又はカードユニットのディスプ
レイに表示される個人遊技履歴(個人データ)の一例を
表す図である。
【図9】図9は情報端末又はカードユニットのディスプ
レイに表示される遊技機遊技情報(台データ)の一例を
表す図である。
【図10】図10は遊技用システムにおける情報の流れ
の一例を表す図である。
【符号の説明】
1…遊技用システム 5…会員カード 10…情報端末 11…通信部 12…制御部 13…会員カードストッカ 14…会員カードR/W 14a…会員カード挿入排出口 15…(タッチパネル式の)ディスプレイ 20…パチンコ機 21…通信部 22…遊技制御基板 23…払出制御基板 24…玉払出装置 25…操作ハンドル 26…上皿 26a…残度数表示器 26b…玉貸ボタン 26c…返却ボタン 26d…操作・表示パネル 27…下皿 27a…玉落下レバー 28…遊技領域 29…打込玉カウンタ 30…カードユニット 31a…玉貸信号出力端子板 31b…通信部 32…制御部 33…プリペイドカードR/W 33a…プリペイドカード挿入排出口 34…会員カードR/W 34a…会員カード挿入排出口 35…(タッチパネル式の)ディスプレイ 40…台端末 50…ホールコンピュータ 51…通信部 52…制御部 53…ハードディスク 53a…遊技機遊技情報DB 53b…個人遊技履歴DB 60…会員管理コンピュータ 61a…通信部 61b…通信部 62…制御部 63…ハードディスク 63a…会員登録情報DB 64…電子メール作成部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各種の情報の表示を行う表示手段と、該表
    示手段に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御手
    段と、該表示手段に表示する情報の選択を受け付ける表
    示情報選択手段と、遊技者が所有する遊技者特定記録媒
    体を受け付けて該遊技者特定記録媒体に記録された前記
    遊技者を特定可能な遊技者特定情報を読み取る読取手段
    と、を含み、遊技機に対応して設けられる情報表示手段
    と、該読取手段にて読み取られた前記遊技者特定情報に
    基づいて前記遊技者が特定されたと判断された場合に、
    前記遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を該遊
    技者個人の個人遊技情報として記憶を開始するための処
    理を行う個人遊技情報記憶開始手段と、 該遊技機での遊技が終了したと判断された場合に、前記
    個人遊技情報の記憶を終了するための処理を行う個人遊
    技情報記憶終了手段と、 前記個人遊技情報記憶開始手段における処理に基づく前
    記記憶の開始から前記個人遊技情報記憶終了手段におけ
    る処理に基づく前記記憶の終了までの間に発生した前記
    個人遊技情報を集計する個人遊技情報集計手段と、 該個人遊技情報集計手段にて集計された前記個人遊技情
    報を前記遊技者特定情報及び該個人遊技情報が集計され
    た日付と対応付けて前記遊技者個人の個人遊技履歴とし
    て記憶する個人遊技履歴記憶手段と、からなり、 前記表示情報選択手段は、前記読取手段にて読み取られ
    た前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特定され
    たと判断された場合に、前記表示手段に表示する前記個
    人遊技履歴の選択を受け付け、 前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における選択
    に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出された前
    記個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴と
    する遊技用システム。
  2. 【請求項2】遊技者が所有する遊技者特定記録媒体を受
    け付けて該遊技者特定記録媒体に記録された前記遊技者
    を特定可能な遊技者特定情報を読み取る第1の読取手段
    を少なくとも含み、遊技機に対応して設けられる遊技者
    特定記録媒体処理手段と、 該第1の読取手段にて読み取られた前記遊技者特定情報
    に基づいて前記遊技者が特定されたと判断された場合
    に、前記遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を
    該遊技者個人の個人遊技情報として記憶を開始するため
    の処理を行う個人遊技情報記憶開始手段と、 該遊技機での遊技が終了したと判断された場合に、前記
    個人遊技情報の記憶を終了するための処理を行う個人遊
    技情報記憶終了手段と、 前記個人遊技情報記憶開始手段における処理に基づく前
    記記憶の開始から前記個人遊技情報記憶終了手段におけ
    る処理に基づく前記記憶の終了までの間に発生した前記
    個人遊技情報を集計する個人遊技情報集計手段と、 該個人遊技情報集計手段にて集計された前記個人遊技情
    報を前記遊技者特定情報及び該個人遊技情報が集計され
    た日付と対応付けて前記遊技者個人の個人遊技履歴とし
    て記憶する個人遊技履歴記憶手段と、 前記個人履歴情報を含む各種の情報の表示を行う表示手
    段と、該表示手段に表示する表示内容の表示制御を行う
    表示制御手段と、該表示手段に表示する情報の選択を受
    け付ける表示情報選択手段と、前記遊技者特定記録媒体
    を受け付けて該遊技者特定記録媒体に記録された前記遊
    技者特定情報を読み取る第2の読取手段と、を含み、遊
    技場内の所定箇所に設けられる情報表示手段と、からな
    り、 前記表示情報選択手段は、前記第2の読取手段にて読み
    取られた前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特
    定されたと判断された場合に、前記表示手段に表示する
    前記個人遊技履歴の選択を受け付け、 前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における選択
    に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出された前
    記個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴と
    する遊技用システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した遊技用システムであっ
    て、 前記遊技者特定記録媒体処理手段は、前記個人履歴情報
    を含む各種の情報の表示を行う表示手段と、該表示手段
    に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御手段と、
    該表示手段に表示する情報の選択を受け付ける表示情報
    選択手段と、をさらに含み、 該表示情報選択手段は、前記第1の読取手段にて読み取
    られた前記遊技者特定情報に基づいて前記遊技者が特定
    されたと判断された場合に、該表示手段に表示する前記
    個人遊技履歴の選択を受け付け、 該表示制御手段は、該表示情報選択手段における選択に
    基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出された前記
    個人遊技履歴を表示する表示制御を行うことを特徴とす
    る遊技用システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記表示情報選択手段は、前記読み取られた前記遊技者
    特定情報に基づいて前記遊技者が特定されたと判断され
    た場合に、前記表示手段に表示する前記個人遊技履歴の
    日付の選択を受け付け、 前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における日付
    の選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出さ
    れた前記日付に対応する個人遊技履歴を表示する表示制
    御を行うことを特徴とする遊技用システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載した遊技用システムであっ
    て、 前記表示制御手段は、前記個人遊技履歴記憶手段に記憶
    されている前記個人遊技履歴の日付を表示する表示制御
    を行い、 前記表示情報選択手段は、該表示された日付のうちから
    前記表示手段に表示する前記個人遊技履歴の日付の選択
    を受け付け、 前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における日付
    の選択に基づいて前記個人遊技履歴記憶手段から抽出さ
    れた前記日付に対応する個人遊技履歴を表示する表示制
    御を行うことを特徴とする遊技用システム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記個人遊技履歴記憶手段は、前記個人遊技情報集計手
    段にて集計された前記個人遊技情報を前記遊技者が遊技
    をした遊技機の機種を特定可能な機種特定情報とも対応
    付けて前記遊技者個人の個人遊技履歴として記憶し、 前記表示制御手段は、該個人遊技履歴記憶手段に記憶さ
    れている機種特定情報に基づいて前記個人遊技履歴を前
    記遊技機の機種毎に表示する表示制御を行うことを特徴
    とする遊技用システム。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記個人遊技履歴記憶手段に前記日付と対応付けて記憶
    されている前記個人遊技履歴を所定期間について集計す
    る個人遊技履歴集計手段をさらに備え、 前記表示制御手段は、該個人遊技履歴集計手段にて集計
    された所定期間の前記個人遊技履歴を表示する表示制御
    を行うことを特徴とする遊技用システム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載した遊技用システムであっ
    て、 前記所定期間の設定を受け付ける所定期間設定手段をさ
    らに備えることを特徴とする遊技用システム。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれか1つに記載した遊
    技用システムであって、 前記遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を該遊
    技機を特定可能な遊技機特定情報と対応付けて各遊技機
    の遊技機遊技情報として記憶する遊技機遊技情報記憶手
    段をさらに備え、 前記表示情報選択手段は、前記表示手段に表示する前記
    遊技機遊技情報の選択を受け付け、 前記表示制御手段は、該表示情報選択手段における選択
    に基づいて前記遊技機遊技情報記憶手段から抽出された
    前記遊技機遊技情報を表示する表示制御を行うことを特
    徴とする遊技用システム。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1つに記載した
    遊技用システムであって、 前記遊技者が指定した電子メールアドレス宛に前記個人
    遊技履歴を含む電子メールを送信する電子メール送信手
    段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載した遊技用システムで
    あって、 前記電子メールに前記遊技をした遊技場名を含むことを
    特徴とする遊技用システム。
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