JP4008371B2 - 遊技用システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を遊技者に対して公開するための遊技用システムに係り、さらに詳しくは、公開する遊技情報のレベルを設定可能な遊技用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パチンコ店等の遊技場においては、遊技者に対するサービスとして、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を遊技者に対して公開する情報端末を設け、遊技者が遊技を行う遊技機の選択や自己の遊技結果の参考となる遊技情報を提供することにより、遊技に対する興趣の向上を図ることが行われている。ここで遊技情報(遊技データ)とは、例えばパチンコ機については特賞回数,確変(確率変動)回数,特賞発生時刻,特賞間スタート回数,使用額,及び差玉数等であり、スロットマシンについてはBB(ビッグボーナス)回数,RB(レギュラーボーナス)回数,特賞発生時刻,特賞間ゲーム数,使用額,及び差枚数等である。この情報端末としては、例えば遊技機に対応して設けられて遊技情報を表示する呼出ランプ型のものや、遊技場内の所定の箇所に設けられて遊技情報を表示及び印刷するキオスク端末型のもの等がある。
【0003】
また特許文献1に示すように、一般客と会員客とで公開する遊技情報の種類を異ならせ、一般客に対しては一般情報を公開し、会員客に対してはさらに詳細な情報を公開する遊技店用情報開示装置も知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−84948号公報(第4〜5頁,図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで最近では遊技場のニーズが多様化しており、遊技場によっては、例えば会員登録を行った会員遊技者と会員登録を行っていない非会員遊技者とで公開する遊技情報のレベルに差をつけて会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することを希望するニーズがあると共に、会員遊技者であっても公開する遊技情報のレベルに差をつけるニーズがあるが、従来の情報端末では、かかる遊技場のニーズには対応できなかった。また遊技場によっては、例えばある特定のサービスデー等の特別な営業日において、公開する遊技情報のレベルの変更を希望するニーズもあるが、従来の情報端末では、公開する遊技情報のレベルを営業日毎に設定できないため、該遊技場のニーズには対応できなかった。
【0006】
本発明は、このような背景のもとになされたものであり、その目的は、前記遊技場のニーズに対応すべく、公開する遊技情報のレベルを設定可能な遊技用システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、次のような手段を採る。
【0008】
まず請求項1に係る発明は、遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を、会員登録を行った遊技者であって該遊技者を特定可能な会員遊技者特定情報が記録された会員遊技者特定記録媒体を所有する会員遊技者、又は該会員登録を行っていない遊技者である非会員遊技者に対して公開するための遊技用システムであって、遊技機に対応して設けられ、前記会員遊技者特定記録媒体を受け付ける会員遊技者特定記録媒体受付手段と、前記遊技情報を含む各種の情報を表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御手段と、を含む遊技情報公開装置と、複数の遊技情報公開装置と通信可能に接続され、前記遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段と、前記会員遊技者の属性に関する属性情報を前記会員遊技者特定情報に対応付けて各会員遊技者別に記憶する会員遊技者別属性情報記憶手段と、を含む遊技情報管理装置と、からなり、前記遊技情報管理装置は、前記会員遊技者別属性情報記憶手段に記憶される属性情報に基づいて、前記会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定する会員用公開情報設定手段と、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体が受け付けられていないことに基づいて、前記非会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報の種類を設定する非会員用公開情報設定手段と、該非会員用公開情報設定手段により設定された遊技情報の種類を示す設定内容を前記複数の遊技情報公開装置各々に対して送信する設定内容送信手段と、をさらに含み、前記遊技情報公開装置は、前記設定内容送信手段から送信されてきた設定内容を記憶する設定内容記憶手段と、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体を受け付けたことに基づいて、該会員遊技者特定記録媒体に記録されている会員遊技者特定情報を前記遊技情報管理装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段と、をさらに含み、前記遊技情報管理装置は、前記会員遊技者特定情報送信手段から送信されてきた会員遊技者特定情報に対応する属性情報を前記会員遊技者別属性情報記憶手段の記憶内容から特定すると共に、該特定された属性情報と前記会員用公開情報設定手段により設定された設定内容から、該会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を特定する会員用公開情報特定手段と、該会員用公開情報特定手段による特定結果を前記遊技情報公開装置に対して送信する特定結果送信手段と、をさらに含み、前記遊技情報公開装置は、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体を受け付けているときには、前記特定結果送信手段から受信した特定結果に基づいて、前記会員遊技者に対して公開が許容された遊技情報を表示する表示制御を前記表示制御手段により行い、前記受け付けている会員遊技者特定記録媒体が排出されたことに基づいて、前記設定内容記憶手段で記憶している設定内容に基づく表示内容の表示制御を前記表示制御手段により行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0009】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システムであって、前記会員遊技者別属性情報記憶手段は、前記会員遊技者が遊技を行うことにより発生する各種の遊技情報を累計記憶し、前記会員用公開情報設定手段は、前記会員遊技者別属性情報記憶手段に記憶される各種の遊技情報の累計に基づいて、前記会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定することを特徴とする遊技用システムである。
【0010】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用システムであって、前記会員用公開情報設定手段は、前記会員遊技者に対して公開を許容する情報として、前記遊技情報以外の各種の情報について設定し、前記非会員用公開情報設定手段は、前記非会員遊技者に対して公開を許容する情報として、前記遊技情報以外の各種の情報について設定することを特徴とする遊技用システムである。
【0013】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前記表示制御手段は、前記会員遊技者特定記録媒体が非受付中である場合に、会員登録を促す旨の内容の表示制御を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0014】
さらに請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、前記会員遊技者が指定した電子メールアドレス宛に前記遊技情報を含む電子メールを送信する電子メール送信手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本発明に係る遊技用システム1は、遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を、会員登録を行った遊技者であって該遊技者を特定可能な情報が記録された会員遊技者特定記録媒体を所有する会員遊技者、又は該会員登録を行っていない遊技者である非会員遊技者(いわゆるビジター遊技者)に対して公開するためのものであり、特に公開する遊技情報のレベル(以下「公開レベル」という。)を設定可能とすることにより、会員遊技者と非会員遊技者とで公開レベルを差別化して会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することができると共に、会員遊技者の中においても公開レベルを差別化して優遇会員を普通会員よりも優遇することができるものである。
【0016】
ここで遊技情報には、各遊技機の遊技情報である遊技機別遊技情報と各会員遊技者の遊技情報である会員個別遊技情報が含まれる。以下においては、図1及び図3に示すように、遊技機がパチンコ機20であり、図4及び図13に示すように、遊技機別遊技情報が、後述する特賞回数,確変回数,稼働時間,スタート回数,使用額,及び差玉数であり、図5及び図12に示すように、会員個別遊技情報が、遊技を行ったパチンコ機20の台番号と機種名,後述する特賞回数,確変回数,遊技時間(遊技開始時刻,特賞発生時刻,及び遊技終了時刻),特賞間スタート回数,使用額,及び差玉数である例について説明する。また、これら遊技情報のうちの特賞回数,確変回数,及びスタート回数を「主要データ」と称する。さらに優遇会員とは、後述する優遇条件を満たす会員遊技者であり、普通会員とは、該優遇会員以外の会員遊技者である。以下、図1〜図13を参照して遊技用システム1の構成について説明すると共に、図14を参照して遊技用システム1の作用について説明する。また、リーダ/ライタを「R/W」,データベースを「DB」と略記する。
【0017】
まず図1は遊技用システム1の一例を表す機能ブロック図である。遊技用システム1は、遊技場内の所定の箇所に設けられる情報端末10,パチンコ機20,カードユニット30,台端末40,ホールコンピュータ50,及び会員管理コンピュータ60等からなる。
【0018】
この遊技用システム1では、会員遊技者に対して会員IDが記録された会員カード5が発行される。この会員カード5は会員遊技者特定記録媒体の一例であり、会員IDは会員遊技者を特定可能な情報の一例である。ここでの会員カード5は、例えば長方形状を呈するプラスチック製の薄板における所定の部位に、少なくとも会員IDが記録された記録領域(図示外)が形成されてなるものであり、該記録領域として不揮発性のEEPROMを備える非接触式の集積回路を搭載したICカードである。この会員カード5は、次に述べる情報端末10において、会員登録が行われた場合に発行される。
【0019】
次に図2は情報端末10の一例を表す斜視図である。情報端末10は、会員登録情報(例えば遊技者の氏名,性別,住所,生年月日,及び電子メールアドレス等)の入力を受け付けて会員カード5を発行する会員登録手段の一例であると共に、遊技情報を表示して公開する遊技情報公開手段の一例である。この情報端末10は、遊技場内の所定の箇所(例えば景品カウンタの近傍等)に設けられ、図2に示すように、例えばキオスク端末型の形状を呈するものであり、その前面にタッチパネル式のディスプレイ15,及び会員カード挿入排出口14a等を備え、また図1にも示すように、その内部に通信部11,制御部12,会員カードストッカ13,及び会員カードR/W14等を備えており、これらの各機器は図1に示すように接続されている。
【0020】
通信部11は、会員管理コンピュータ60の後述する通信部61aと通信可能に接続され、情報端末10と会員管理コンピュータ60との間における通信を司るものである。また通信部11は、ホールコンピュータ50の後述する通信部51と通信可能に接続され、情報端末10とホールコンピュータ50との間における通信を司るものである。
【0021】
制御部12は、CPU,RAM,及びROM等を有し、情報端末10の全体の動作を制御するものである。この制御部12のRAMは、会員カードR/W14にて受け付けた会員カード5に記録されている会員IDや、ホールコンピュータ50から送信される遊技情報や各種の情報を、一時的に記憶するものである。また制御部12は表示制御手段の一例であって、ディスプレイ15に表示する表示内容の表示制御を行うものである。
【0022】
会員カードストッカ13は、会員IDが記録される前のカードをストックしておき、会員カード5を発行する場合に、会員カードR/W14に対して該カードを搬送するものである。会員カードR/W14は、会員カード5を発行する会員遊技者特定記録媒体発行手段の一例であると共に、会員カード挿入排出口14aから挿入された会員カード5を受け付け、該受け付けた会員カード5の記録情報に基づいて会員遊技者を特定するための処理を行う会員遊技者特定記録媒体処理手段の一例である。この会員カードR/W14は、前記ICカードである会員カード5のEEPROMに記録されている情報を非接触で読み取ると共に、該EEPROMに対して情報を記録するICリーダ/ライタを備えるものである。
【0023】
タッチパネル式のディスプレイ15は、遊技情報を含む各種の情報を表示する表示手段の一例であると共に、該表示する遊技情報(以下「表示情報」という。)の選択を受け付ける表示情報選択手段の一例である。このタッチパネル式のディスプレイ15は、表示画面が遊技者に向くように情報端末10の前面に設けられており、液晶ディスプレイ等の表示画面と、遊技者による押圧操作を検出するタッチパネルを備えている。このディスプレイ15には、情報端末10が遊技情報公開手段として機能する場合に、表示制御手段として機能する制御部12の表示制御により、後述する図9〜図13に示す表示内容が表示される。
【0024】
以上に説明した情報端末10が会員登録手段として機能する場合には、図14に示すように、以下のような処理が行われる。まず情報端末10において、会員登録情報(例えば遊技者の氏名,性別,住所,生年月日,及び電子メールアドレス等)の入力がタッチパネル式のディスプレイ15により受け付けられると(S11)、該入力された会員登録情報が情報端末10から会員管理コンピュータ60に対して送信され(S12)、会員管理コンピュータ60において、新規の会員IDが制御部62により生成されると共に、前記送信された会員登録情報が、会員遊技者の属性に関する属性情報として、該生成された新規の会員IDに対応付けて後述する会員遊技者別属性情報DB63aに記憶され(S13)、前記生成された新規の会員IDが会員管理コンピュータ60から情報端末10に対して送信され(S14)、情報端末10において、該送信された会員IDが会員カードストッカ13から搬送されたカードに対して会員カードR/W14により記録され、該会員IDが記録された会員カード5が会員カード挿入排出口14aから発行される(S15)。なお情報端末10が遊技情報公開手段として機能する場合については後述する。
【0025】
次に図3はパチンコ機20及びカードユニット30の一例を表す正面図である。このパチンコ機20は、遊技場内に設けられた遊技島(図示外)に機種等に従って複数配置され、またカードユニット30は、各パチンコ機20に対応して(ここではパチンコ機20の左側に隣接して)配置されている。
【0026】
パチンコ機20は遊技機の一例であって、遊技媒体であるパチンコ玉を遊技領域に打ち込むことにより遊技を行うものであり、ここでは遊技に使用可能な前払い有価価値の大きさ(例えばプリペイド度数)を特定可能な情報が記録された記録媒体(例えばプリペイドカード)を受け付けてパチンコ玉を貸し出すための処理を行う遊技媒体貸出手段として機能するカードユニット30と通信可能に接続され、該カードユニット30との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われてパチンコ玉が貸し出される、いわゆるCR式のパチンコ機20である。なお遊技機はCR式のパチンコ機20には限られず、いわゆる現金式のパチンコ機も含まれる。
【0027】
このパチンコ機20は、図3に示すように、その前面に操作ハンドル25,上皿26,下皿27,及び遊技領域28等を備え、また図1に示すように、その内部に通信部21,遊技制御基板22,払出制御基板23,玉払出装置24,及び操作・表示パネル26d等を備えており、これらの各機器は図1に示すように接続されている。なお各パチンコ機20は、該パチンコ機20を特定可能な情報である台番号によって識別可能とされている。
【0028】
通信部21は、台端末40を介してホールコンピュータ50と通信可能に接続され、パチンコ機20とホールコンピュータ50との間における通信を司るものである。これにより、パチンコ機20での遊技が行われて遊技制御基板22から後述するスタート信号,特賞信号,確変中信号,及び賞球信号が出力されると、パチンコ機20から台端末40を介してホールコンピュータ50に対して該信号が送信される(図14のS26を参照)。
【0029】
遊技制御基板22は遊技状態を制御するものであり、払出制御基板23は玉払出装置24を制御するものであり、玉払出装置24は前記貸し出されたパチンコ玉や後述する賞球として付与されるパチンコ玉を払い出すものである。ここで払出制御基板23は、カードユニット30の後述する玉貸信号出力端子板31aと接続されており、これにより、パチンコ玉の貸出が行われる場合に、パチンコ機20とカードユニット30との間で、パチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われる。操作ハンドル25はパチンコ玉を遊技領域28に打ち込む操作を受け付けるものである。
【0030】
上皿26は玉払出装置24から払い出されるパチンコ玉を貯留するものである。この上皿26の前面には、カードユニット30にて受け付けられているプリペイドカード(図示外)の記録情報から特定されるプリペイド度数の残数を表示する残度数表示器26aと、該残度数を使用したパチンコ玉の貸出操作を受け付ける玉貸ボタン26bと、該プリペイドカードの返却操作を受け付ける返却ボタン26cが設けられている。これら残度数表示器26a,玉貸ボタン26b,及び返却ボタン26cは、操作・表示パネル26dに実装されており、該操作・表示パネル26dは、払出制御基板23と通信可能に接続されている。
【0031】
下皿27は上皿26内に貯留しきれない余剰のパチンコ玉を貯留するものである。この下皿27の前面には、下皿27内に貯留されているパチンコ玉を該下皿27の下方に落下させるための玉落下レバー27aが設けられている。遊技領域28には、始動入賞口,大入賞口,一般入賞口等の複数の入賞口(図示外)や、複数種類の識別情報である図柄を可変表示可能な可変表示装置を含む遊技装置(図示外)等が設けられている。
【0032】
このパチンコ機20においては、遊技者が操作ハンドル25を操作することにより、上皿26内に貯留されているパチンコ玉が遊技領域28に1個ずつ打ち込まれて遊技が行われ、以下に説明する各種の信号が出力される。まず遊技領域28に打ち込まれて遊技に使用されたパチンコ玉(以下「打込玉」という。)が始動入賞口に入賞した場合には、可変表示装置の可変表示が開始されて所定時間の経過後に該可変表示が停止すると共に、該可変表示の停止を特定可能な情報として、1パルスのスタート信号が遊技制御基板22から出力される。
【0033】
また可変表示装置の表示結果が予め定められた所定態様となった場合には、遊技者にとって有利な遊技状態(いわゆる特賞=大当り)が発生して、閉成されていた大入賞口が開成されて前記打込玉が大入賞口に入賞可能になると共に、該特賞の発生を特定可能な情報として、該特賞の発生から終了までの間において継続的な特賞信号が遊技制御基板22から出力される。
【0034】
また可変表示装置の表示結果が予め定められた特別の所定態様となった場合には、前記特賞の発生確率が通常確率から高確率に変動する確率変動状態(以下単に「確変」という。)が発生して、該確変の発生を特定可能な情報として、該確変の発生から終了までの間において継続的な確変中信号が遊技制御基板22から出力される。この確変は、初回の特賞の発生を含めて例えば合計2回の特賞が発生することにより通常確率に復帰して終了すると共に、該2回目の特賞が前記特別の所定態様となった場合には、該確変が継続(いわゆる連チャン)する。ただし遊技機が現金式のパチンコ機である場合には、該確変は発生しない。
【0035】
さらに打込玉が始動入賞口,大入賞口,一般入賞口等の各入賞口に入賞した場合には、該入賞口に対応して予め定められた所定数の遊技媒体が玉払出装置24から景品遊技媒体(即ち賞球)として付与(払出)されると共に、該賞球として付与されたパチンコ玉の数を特定可能な情報として、1個のパチンコ玉が付与される毎に1パルスの賞球信号が遊技制御基板22から出力される。
【0036】
ここで玉払出装置24から賞球として払い出されたパチンコ玉は、まず上皿26に排出され、上皿26内に貯留しきれなくなると下皿27に排出される。そして下皿27内に貯留されているパチンコ玉は、玉落下レバー27aを操作することにより、該下皿27の下方に落下されて、玉箱(図示外)に収容される。
【0037】
また各入賞口に入賞した打込玉及びいずれの入賞口にも入賞しなかった打込玉は、パチンコ機20の背後に設けられたアウトタンク(図示外)に導かれ、該アウトタンクに付設された打込玉カウンタ29にて打込玉数が計数されると共に、該打込玉数を特定可能な情報として、1個のパチンコ玉が計数される毎に1パルスの打込信号が打込玉カウンタ29から出力される。なお打込玉カウンタ29から出力された打込信号は、ここでは台端末40に対して送信される。
【0038】
カードユニット30は、前記遊技媒体貸出手段の一例であると共に、遊技情報を表示して公開する遊技情報公開手段の一例である。このカードユニット30は、図3に示すように、縦長の箱型の形状を呈するものであり、その前面にプリペイドカード挿入排出口33a,会員カード挿入排出口34a,会員カード返却ボタン34b,及びタッチパネル式のディスプレイ35等を備え、また図1にも示すように、その内部に玉貸信号出力端子板31a,通信部31b,制御部32,プリペイドカードR/W33,及び会員カードR/W34等を備えており、これらの各機器は図1に示すように接続されている。なお各カードユニット30は、前記台番号によって識別可能とされている。
【0039】
玉貸信号出力端子板31aは、前述の如くパチンコ機20の払出制御基板23と接続されている。通信部31bは、会員管理コンピュータ60の後述する通信部61aと通信可能に接続され、カードユニット30と会員管理コンピュータ60との間における通信を司るものである。通信部31bは、台端末40を介してホールコンピュータ50と通信可能に接続され、カードユニット30とホールコンピュータ50との間における通信を司るものである。
【0040】
制御部32は、CPU,RAM,及びROM等を有し、カードユニット30の全体の動作を制御するものである。この制御部32のRAMは、プリペイドカードR/W33にて受け付けたプリペイドカードの記録情報から特定されるプリペイド度数や、会員カードR/W34にて受け付けた会員カード5に記録されている会員IDや、ホールコンピュータ50から送信される遊技情報や各種の情報を、一時的に記憶するものである。また制御部32は表示制御手段の一例であって、ディスプレイ35に表示する表示内容の表示制御を行うものである。
【0041】
また制御部32は、会員カードR/W34にて読み取られた会員IDに基づいて会員遊技者が特定されたか否かの判断を行い、該会員遊技者が特定されたと判断した場合に、前記会員個別遊技情報の記憶を開始するための処理を行う会員個別遊技情報記憶開始手段として機能するものである。具体的には、会員管理コンピュータ60からカードユニット30に対して会員IDの照合結果が送信された場合(図14のS24を参照)に、該会員IDの照合結果が照合一致(即ち会員遊技者が特定された)であるか否かの判断を行い、照合一致である(即ち会員遊技者が特定された)と判断した場合に、会員個別遊技情報の記憶を開始するための処理として、遊技開始信号を出力する。
【0042】
さらに制御部32は、パチンコ機20での遊技が終了したか否かの判断を行い、該遊技が終了したと判断した場合に、前記会員個別遊技情報の記憶を終了するための処理を行う会員個別遊技情報記憶終了手段として機能するものである。具体的には、会員カード返却ボタン34bが押圧操作されて、会員カードR/W34にて受け付けられている会員カード5が会員カード挿入排出口34aから排出された場合に、パチンコ機20での遊技が終了したと判断し、会員個別遊技情報の記憶を終了するための処理として、遊技終了信号を出力する。
【0043】
プリペイドカードR/W33は、プリペイドカード挿入排出口33aから挿入されたプリペイドカードを受け付けて、該プリペイドカードに記録された情報(例えばカードID及びプリペイド度数)を読み取るものである。ここで読み取られたプリペイドカードの記録情報からプリペイド度数が特定されて、該特定されたプリペイド度数が制御部32のRAMに記憶されると共に残度数表示器26aに表示される。またプリペイドカードR/W33は、プリペイド度数を使用したパチンコ玉の貸出が行われた場合に、該使用されたプリペイド度数が減算された後のプリペイド度数の残度数をプリペイドカードに対して記録するものでもある。なお遊技者が返却ボタン26cを押圧操作すると、前記挿入されているプリペイドカードがプリペイドカード挿入排出口33aから排出される。
【0044】
会員カードR/W34は、会員カード挿入排出口34aから挿入された会員カード5を受け付け、該受け付けた会員カード5の記録情報に基づいて会員遊技者を特定するための処理を行う会員遊技者特定記録媒体処理手段の一例である。この会員カードR/W34は、前記ICカードである会員カード5のEEPROMに記録されている情報を非接触で読み取ると共に、該EEPROMに対して情報を記録するICリーダ/ライタを備えるものである。会員カード返却ボタン34bは、会員カードR/W34にて受け付けられている会員カード5の返却操作を受け付けるボタンである。
【0045】
タッチパネル式のディスプレイ35は、遊技情報を含む各種の情報を表示する表示手段の一例であると共に、該表示する遊技情報の選択を受け付ける表示情報選択手段の一例である。このタッチパネル式のディスプレイ35は、表示画面が遊技者に向くようにカードユニット30の前面から前方に突出する態様で設けられており、液晶ディスプレイ等の表示画面と、遊技者による押圧操作を検出するタッチパネルを備えている。このディスプレイ35には、カードユニット30が遊技情報公開手段として機能する場合に、表示制御手段として機能する制御部32の表示制御により、後述する図9〜図13に示す表示内容が表示される。
【0046】
以上に説明したカードユニット30が遊技媒体貸出手段として機能する場合には、以下のような処理が行われる。まずプリペイドカードがプリペイドカード挿入排出口33aから挿入されている状態で、玉貸ボタン26bが押圧操作されると、パチンコ機20とカードユニット30との間でパチンコ玉の貸出に関する信号のやり取りが行われ、予め設定されたプリペイド度数が使用されて該プリペイド度数に相当する数のパチンコ玉が玉払出装置24から払い出されて貸し出される。そして該使用されたプリペイド度数が制御部32のRAMに記憶されているプリペイド度数から減算更新され、該減算更新後のプリペイド度数がプリペイドカードR/W33にてプリペイドカードに対して記録されると共に残度数表示器26aに表示される。さらに玉貸に使用されたプリペイド度数に相当する金額である玉貸使用額を特定可能な情報として、所定の金額(例えば100円)毎に1パルスの使用額信号が制御部32から出力される。なおカードユニット30が遊技情報公開手段として機能する場合については後述する。
【0047】
図1に戻り、台端末40は、所定数のパチンコ機20及びカードユニット30に対応して設けられ、パチンコ機20の遊技制御基板22から出力される前記スタート信号,特賞信号,確変中信号,及び賞球信号と、打込玉カウンタ29から出力される前記打込信号と、カードユニット30の制御部32から出力される遊技開始信号,遊技終了信号,及び前記使用額信号の各パルス信号を受信し、ホールコンピュータ50の通信部51に対して伝達するものである。
【0048】
ホールコンピュータ50は遊技情報管理手段の一例であって、遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段である遊技機別遊技情報DB53a及び会員個別遊技情報DB53bを含むものである。このホールコンピュータ50は、図1に示すように接続される通信部51,制御部52,及び記憶手段であるハードディスク53等を備えており、遊技場内の所定の箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このハードディスク53には、遊技機別遊技情報DB53a及び会員個別遊技情報DB53bが記憶されている。
【0049】
通信部51は、前述の如く情報端末10及び台端末40と通信可能に接続されている。また通信部51は、会員管理コンピュータ60の後述する通信部61aと通信可能に接続されており、ホールコンピュータ50と会員管理コンピュータ60との間における通信を司るものである。
【0050】
制御部52は、CPU,RAM,及びROM等を有し、ホールコンピュータ50の全体の動作を制御するものである。この制御部52は、遊技情報を各パチンコ機20の遊技機別遊技情報として集計する遊技機別遊技情報集計手段の一例であり、遊技機別遊技情報DB53aは、該集計された遊技機別遊技情報を各パチンコ機20を特定可能な情報(即ち台番号)と対応付けて記憶する遊技機別遊技情報記憶手段の一例である。
【0051】
ここで制御部52には、特賞信号の受信数を加算することにより特賞回数をカウントする特賞回数カウンタと、確変中信号の受信数を加算することにより確変回数をカウントする確変回数カウンタと、スタート信号の受信数を加算することによりスタート回数をカウントするスタート回数カウンタと、使用額信号の受信数を加算することにより使用額をカウントする使用額カウンタと、賞球信号の受信数を加算することにより総出玉数をカウントする総出玉数カウンタと、打込信号の受信数を加算することにより打込玉数をカウントする打込玉数カウンタが設けられており、台端末40から入力される特賞信号,確変中信号,スタート信号,使用額信号,賞球信号,玉貸信号,及び打込信号に基づいて、特賞回数,確変回数,スタート回数,使用額,総出玉数,及び打込玉数をパチンコ機20毎に集計する。ただし遊技機が現金式のパチンコ機である場合には確変は発生しないため、確変回数は集計されない。
【0052】
また制御部52には差玉数算出手段が設けられており、前記集計された総出玉数と打込玉数に基づいて、「総出玉数−打込玉数」の式で差玉数を算出し、該差玉数をパチンコ機20毎に集計する。さらに制御部52には稼働時間算出手段が設けられており、前記信号のパルスを遅延回路に入力して稼働信号として出力し、該稼働信号が継続的に検出されている時間を稼働時間として算出し、該稼働時間をパチンコ機20毎に集計する。
【0053】
そして遊技機別遊技情報DB53aには、図4に示すように、日付毎のデータテーブルが設けられており、各データテーブルにおいて、前記集計・算出された特賞回数,確変回数,稼働時間,スタート回数,使用額,及び差玉数の遊技機別遊技情報が、パチンコ機20の台番号及び機種名と対応付けて記憶される。この遊技機別遊技情報DB53aでは、予め設定された期間(例えば1週間,1月間,1年間等)の遊技機別遊技情報が記憶される。なお該期間は、ホールコンピュータ50において任意に設定可能である。
【0054】
以上に説明した制御部52が遊技機別遊技情報集計手段として機能する場合には、図14に示すように、以下のような処理が行われる。まず特賞信号,確変中信号,スタート信号,使用額信号,賞球信号,玉貸信号,及び打込信号の各種の信号がパチンコ機20及びカードユニット30から台端末40を介してホールコンピュータ50に対して送信されると(S26)、ホールコンピュータ50において、該送信された各種の信号に基づいて遊技機別遊技情報が制御部52により集計・算出されると共に、該集計・算出された遊技機別遊技情報が遊技機別遊技情報DB53aに設けられている該集計された日付のデータテーブルにおいてパチンコ機20の台番号及び機種名と対応付けて記憶される(S27)。
【0055】
また、制御部52は、会員個別遊技情報記憶開始手段として機能する制御部32における処理(ここでは遊技開始信号の出力)に基づく前記記憶の開始から会員個別遊技情報記憶終了手段として機能する制御部32における処理(ここでは遊技終了信号の出力)に基づく前記記憶の終了までの間に発生した遊技情報を各会員遊技者の会員個別遊技情報として該会員遊技者を特定可能な情報(即ち会員ID)と対応付けて集計する会員個別遊技情報集計手段の一例であり、会員個別遊技情報DB53bは、該集計された会員個別遊技情報を記憶する会員個別遊技情報記憶手段の一例である。
【0056】
ここで制御部52には、時刻を計時するためのRTC(リアルタイムクロック)と、特賞信号の受信数を加算することにより特賞回数をカウントする特賞回数カウンタと、確変中信号の受信数を加算することにより確変回数をカウントする確変回数カウンタと、特賞信号の受信間におけるスタート信号の受信数を加算することにより特賞間スタート回数をカウントする特賞間スタート回数カウンタと、使用額信号の受信数を加算することにより使用額をカウントする使用額カウンタと、賞球信号の受信数を加算することにより総出玉数をカウントする総出玉数カウンタと、打込信号の受信数を加算することにより打込玉数をカウントする打込玉数カウンタと、各カウント値に基づいて会員個別遊技情報を演算する演算手段が設けられている。
【0057】
そして会員個別遊技情報DB53bには、図5に示すように、会員遊技者毎(即ち会員ID毎)のデータテーブルが設けられており、各データテーブルにおいて、遊技を行ったパチンコ機20の台番号と機種名,後述するように集計・算出された特賞回数,確変回数,遊技時間(遊技開始時刻,特賞発生時刻,及び遊技終了時刻),特賞間スタート回数,使用額,及び差玉数の会員個別遊技情報が、会員遊技者の会員IDに対応付けて記憶される。この会員個別遊技情報DB53bでは、予め設定された期間(例えば1週間,1月間,1年間等)の会員個別遊技情報が記憶される。なお該期間は、ホールコンピュータ50において任意に設定可能である。
【0058】
以上に説明した制御部52が会員個別遊技情報集計手段として機能する場合には、図14に示すように、以下のような処理が行われる。まずカードユニット30において、会員カードR/W34により会員カード5が受け付けられると(S21)、該会員カード5に記録されている会員IDがカードユニット30から会員管理コンピュータ60に対して送信され(S22)、会員管理コンピュータ60において、前記送信された会員IDと後述する会員遊技者別属性情報DB63aに記憶されている情報が照合され(S23)、該会員IDの照合結果が会員管理コンピュータ60からカードユニット30に対して送信されると共に(S24)、該会員IDと前記カードユニット30に対応するパチンコ機20の台番号が会員管理コンピュータ60からホールコンピュータ50に対して送信され(S25)、ホールコンピュータ50において、該送信されたパチンコ機20の台番号と機種名が会員個別遊技情報DB53bに設けられている該送信された会員IDのデータテーブルにおいて日付と該パチンコ機20の台番号と機種名が記憶される。
【0059】
次に会員個別遊技情報記憶開始手段として機能する制御部32にて前記送信された照合結果に基づいて遊技者が特定されたか否かの判断が行われ、該遊技者が特定されたと判断されて前記遊技開始信号が制御部32から出力され、該遊技開始信号がホールコンピュータ50に入力されると、制御部52にて会員個別遊技情報の集計が開始される。
【0060】
具体的には、RTCにて該集計を開始した時刻が計時され、該計時された時刻が遊技開始時刻として前記会員IDのデータテーブルに記憶される。また特賞間スタート回数カウンタにて特賞間スタート回数のカウントが開始され、使用額カウンタにて使用額のカウントが開始され、総出玉数カウンタにて総出玉数のカウントが開始され、打込玉数カウンタにて打込玉数のカウントが開始される。
【0061】
次に特賞信号の立ち上がりが入力されると、特賞回数カウンタにて特賞回数がカウントされ、該カウントされた特賞回数が前記会員IDのデータテーブルに記憶される。またRTCにて該特賞信号の立ち上がりが入力された時刻が計時され、該計時された時刻が特賞発生時刻として前記特賞回数と対応付けて前記会員IDのデータテーブルに記憶される。また特賞間スタート回数カウンタにてカウントされた特賞間スタート回数,及び使用額カウンタにてカウントされた使用額が前記特賞回数と対応付けて前記会員IDのデータテーブルに記憶され、特賞間スタート回数カウンタ,及び使用額カウンタがリセットされた後に再びカウントが開始される。
【0062】
なお確変中信号の立ち上がりが入力されると、確変の発生が前記特賞回数と対応付けて前記会員IDのデータテーブルに記憶されると共に、確変回数カウンタにて確変回数がカウントされ、該カウントされた確変回数が前記会員IDのデータテーブルに記憶される。ただし遊技機が現金式のパチンコ機である場合には確変は発生しないため、確変の発生や確変回数は記憶されない。
【0063】
次にカードユニット30の会員カード返却ボタン34bが押圧操作されて、会員カードR/W34にて受け付けられている会員カード5が会員カード挿入排出口34aから排出された場合に、会員個別遊技情報記憶終了手段として機能する制御部32にてパチンコ機20での遊技が終了したと判断されて前記遊技終了信号が制御部32から出力され、該遊技終了信号がホールコンピュータ50に入力されると、制御部52にて会員個別遊技情報の集計が終了される。
【0064】
具体的には、RTCにて該集計を停止した時刻が計時され、該計時された時刻が遊技終了時刻として前記会員IDのデータテーブルに記憶される。また演算手段にて「遊技終了時刻−遊技開始時刻」の式で遊技時間が演算され、該演算された遊技時間が前記会員IDのデータテーブルに記憶される。また演算手段にて「総出玉数−打込玉数」の式で差玉数が演算され、該演算された差玉数が前記会員IDのデータテーブルに記憶される。さらに演算手段にて、特賞回数の合計,確変回数の合計,特賞間スタート回数の平均,及び使用額の合計が演算され、該演算された各値が前記会員IDのデータテーブルに記憶される。そして各カウンタがリセットされる。以上のようにして会員個別遊技情報が集計記憶される(S28)。
【0065】
その後、所定のタイミング(例えば遊技場の閉店処理時等)で、会員個別遊技情報DB53bにより記憶されている遊技情報のうちの後述する会員遊技者別属性情報DB63aにより累計記憶される遊技情報(ここでは前記使用額の合計を特定可能な使用額情報)が会員IDと共にホールコンピュータ50から会員管理コンピュータ60に対して送信され(S29)、会員管理コンピュータ60において、該送信された遊技情報が会員ID毎に会員遊技者別属性情報DB63aに累計記憶される(S30)。
【0066】
図1に戻り、会員管理コンピュータ60は遊技情報管理手段の一例であって、会員遊技者別属性情報記憶手段である会員遊技者別属性情報DB63aと、電子メール送信手段である通信部61b及び電子メール作成部66を含むものである。この会員管理コンピュータ60は、図1に示すように接続される通信部61a,61b,制御部62,記憶手段であるハードディスク63,入力装置64,ディスプレイ65,及び電子メール作成部66等を備えており、遊技場内の所定の箇所(例えば管理事務所等)に設けられる。このハードディスク63には、会員遊技者別属性情報DB63aが記憶されている。
【0067】
通信部61aは、前述の如く情報端末10の通信部11,カードユニット30の通信部31,及びホールコンピュータ50の通信部51と通信可能に接続されている。通信部61b及び電子メール作成部66は電子メール送信手段の一例であって、電子メール作成部66にて作成された遊技情報を含む電子メールを、通信部61bからインターネットを介して、会員遊技者が指定した電子メールアドレス宛に送信するものであるが、その詳細については後述する。
【0068】
制御部62は、CPU,RAM,及びROM等を有し、会員管理コンピュータ60の全体の動作を制御するものである。この制御部62は、前述の如く、新規の会員IDの生成や(図14のS13を参照)、会員IDの照合(図14のS23を参照)を行うものである。また制御部62は会員用公開情報特定手段の一例であって、情報端末10又はカードユニット30において会員カード5が受け付けられていることに基づいて、該会員カード5の記録情報から特定される会員遊技者の属性情報を会員遊技者別属性情報DB63aの記憶内容から特定すると共に、該特定された属性情報と後述する会員用公開情報設定手段により設定された設定内容から、該会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を特定するものである。
【0069】
会員遊技者別属性情報DB63aは会員遊技者別属性情報記憶手段の一例であって、図6に示すように、会員遊技者の属性に関する属性情報を会員IDに対応付けて該会員遊技者別に記憶するものであり、ここでは該会員遊技者が遊技を行うことにより発生する各種の遊技情報も累計記憶するものである。具体的には、会員遊技者別属性情報DB63aでは、会員IDに対応付けて、会員遊技者の属性情報として遊技者の氏名,性別,住所,生年月日,及び電子メールアドレスの記憶欄が設けられていると共に、各種の遊技情報として使用額の累計,遊技時間の累計,及び特賞回数の累計の記憶欄が設けられている。ここで属性情報の記憶欄には、情報端末10から送信されてきた会員登録情報が記憶される(図14のS13を参照)。また遊技情報の記憶欄には、ホールコンピュータ50から送信されてきた遊技情報が、後述する優遇条件設定手段により設定された期間分(ここでは直前1ヶ月間分)について累計記憶される(図14のS30を参照)。
【0070】
入力装置64は各種の情報の入力を受け付けるものであり、例えばキーボードやマウス等である。またディスプレイ65は各種の情報の表示を行うものであり、例えば液晶ディスプレイ等である。これら入力装置64及びディスプレイ65は優遇条件設定手段の一例であって、会員遊技者を優遇会員と普通会員とに差別化するための優遇条件を設定するものである。これら入力装置64及びディスプレイ65では、以下のようにして優遇条件が設定される。
【0071】
即ち会員管理コンピュータ60において、図示しないメニュー選択画面から「優遇条件設定」モードが選択されると、図7に示す優遇条件設定画面がディスプレイ65に表示される。この図7に示す優遇条件設定画面では、優遇条件の基準となる遊技情報として使用額,遊技時間,又は特賞回数のいずれかを選択するためのラジオボタンが表示されると共に、該遊技情報の累計期間を選択するためのコンボボックス,及び該遊技情報の累計値を入力するための入力欄が表示される。ここで入力装置64の操作により、いずれかのラジオボタン(ここでは「使用額」のラジオボタン)が選択され、コンボボックスに表示される複数の累計期間(例えば直前1週間,直前1ヶ月間,又は直前3ヶ月間等)からいずれかの累計期間(ここでは直前1ヶ月間)が選択され、入力欄に所望の累計値(ここでは50,000円以上)が入力されて、「設定」ボタンが操作されると、該入力された内容に基づいて優遇条件(ここでは直前1ヶ月間の使用額の累計値が50,000円以上)が設定される。
【0072】
また入力装置64及びディスプレイ65は会員用公開情報設定手段の一例であって、会員遊技者別属性情報DB63aに記憶される属性情報に基づいて、会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定するものであり、ここでは会員遊技者に対して公開を許容する情報として、遊技情報以外の各種の情報について設定するものである。また入力装置64及びディスプレイ65は非会員用公開情報設定手段の一例であって、会員カード5が受け付けられていないことに基づいて、非会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定するものであり、ここでは非会員遊技者に対して公開を許容する情報として、遊技情報以外の各種の情報について設定するものである。これら入力装置64及びディスプレイ65では、以下のようにして公開を許容する情報(即ち公開レベル)が設定される。
【0073】
即ち会員管理コンピュータ60において、図示しないメニュー選択画面から「公開レベル設定」モードが選択されると、図8(a)に示す遊技情報に関する公開レベル設定画面がディスプレイ65に表示される。この図8(a)に示す公開レベル設定画面では、優遇会員,普通会員,及び非会員のそれぞれについて、遊技機別遊技情報のうちの主要データ(即ち特賞回数,確変回数,及びスタート回数)の公開を許容するか否か,遊技機別遊技情報の全データの公開を許容するか否か,会員個別遊技情報のうちの主要データ(即ち特賞回数,確変回数,及び特賞間スタート回数)の公開を許容するか否か,及び会員個別遊技情報の全データの公開を許容するか否かを設定可能な画面が表形式で表示される。ここで入力装置64の操作により、公開を許容する遊技情報の欄に○印が入力されて、「設定」ボタンが操作されると、該入力された内容に基づいて遊技情報に関する公開レベル(ここでは優遇会員について遊技機別遊技情報の全データと会員個別遊技情報の全データの公開を許容し、普通会員について遊技機別遊技情報の全データと会員個別遊技情報の主要データの公開を許容し、非会員について遊技機別遊技情報の主要データの公開を許容する旨)が設定されて、図8(b)に示す各種の情報に関する公開レベル設定画面がディスプレイ65に表示される。
【0074】
この図8(b)に示す公開レベル設定画面では、優遇会員,普通会員,及び非会員のそれぞれについて、会員登録を促す旨の内容を告知する会員登録告知情報(図11のD32を参照)の公開を許容するか否か,優遇会員のメリットを告知する会員メリット告知情報(図10のD21を参照)の公開を許容するか否か,遊技場で開催されるイベントの内容を告知するイベント告知情報(図9のD12又は図10のD22を参照)の公開を許容するか否か,及び遊技者に対するプレゼントの内容を告知するプレゼント告知情報(図9のD11を参照)の公開を許容するか否かを設定可能な画面が表形式で表示される。ここで入力装置64の操作により、公開を許容する情報の欄に○印が入力されて、「設定」ボタンが操作されると、該入力された内容に基づいて各種の情報に関する公開レベル(ここでは優遇会員についてイベント告知情報とプレゼント告知情報の公開を許容し、普通会員について優遇メリット告知情報とイベント情報の公開を許容し、非会員について会員登録告知情報の公開を許容する旨)が設定される。なお各種の情報の具体的な告知内容については、別に設定される。
【0075】
以上のようにして公開レベルが設定されると、図14に示すように、以下のような処理が行われる。まず会員管理コンピュータ60において、優遇条件が入力装置64及びディスプレイ65により設定され(S31)、公開レベル及び各種の情報の具体的な告知内容が入力装置64及びディスプレイ65により設定されると(S32)、該設定された公開レベルの情報及び各種の情報の具体的な告知内容が会員管理コンピュータ60から情報端末10及び各カードユニット30に対して送信され(S33)、該送信された公開レベル及び各種の情報の具体的な告知内容が情報端末10における制御部12のRAM及び各カードユニット30における制御部32のRAMに記憶される(S34)。
【0076】
このように、本発明に係る遊技用システム1では、公開する遊技情報のレベルを設定可能なので、会員遊技者と非会員遊技者とで公開する遊技情報のレベルを差別化することにより会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することができると共に、会員遊技者の中においても公開する遊技情報のレベルを差別化することにより優遇会員を普通会員よりも優遇することができる。ここで「差別化する」とは、優遇会員について普通会員よりも詳細な遊技情報の公開を許容し、また普通会員について非会員よりも詳細な遊技情報の公開を許容することである。このように、会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することにより、遊技場は会員遊技者を増加することができると共に、優遇会員を普通会員よりも優遇することにより、遊技場は会員遊技者の遊技意欲を向上することができる。
【0077】
また、公開する遊技情報のレベルを設定可能なので、ある営業日において公開する遊技情報の変更を希望する遊技場のニーズにも対応することができる。具体的には、例えば非会員遊技者について、通常は遊技機別遊技情報のうちの主要データ(即ち特賞回数,確変回数,及びスタート回数)のみの公開を許容する旨が設定されているところを、ある営業日に遊技機別遊技情報の全データの公開を許容する旨を設定することにより、遊技情報が公開されるメリットを非会員遊技者に対してアピールできるので、会員遊技者の増加を図ることができる。
【0078】
また、会員遊技者又は非会員遊技者に対して公開を許容する情報として、遊技情報以外の各種の情報について設定可能なので、会員遊技者と非会員遊技者とで公開する情報のレベルを差別化することができると共に、会員遊技者の中においても公開する情報のレベルを差別化することができる。
【0079】
さらに、会員用公開情報設定手段及び非会員用公開情報設定手段が遊技情報管理手段(会員管理コンピュータ60)に設けられ、該会員用公開情報設定手段及び該非会員用公開情報設定手段による設定内容が遊技情報公開手段(情報端末10又はカードユニット30)に送信され、表示制御手段(制御部12又は32)は、該設定内容を受信して前記表示内容の設定を行うことにより、公開する遊技情報のレベルを遊技情報管理手段で設定すれば良いので、各遊技情報公開手段に対して該設定を行わなくて済む。
【0080】
以上に説明した情報端末10及びカードユニット30が遊技情報公開手段として機能する場合には、図14に示すように、以下のような処理が行われる。まず情報端末10において、会員カードR/W14により会員カード5が受け付けられると(S41)、該会員カード5に記録されている会員IDが情報端末10から会員管理コンピュータ60に対して送信され(S42)、会員管理コンピュータ60において、前記送信された会員IDと後述する会員遊技者別属性情報DB63aに記憶されている情報が照合されると共に、会員用公開情報特定手段として機能する制御部62により、前記送信されてきた会員IDから特定される会員遊技者の属性情報が会員遊技者別属性情報DB63aの記憶内容から特定され、該会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報及び各種の情報が特定される(S43)。
【0081】
具体的には、前記送信されてきた会員IDがK-0001である場合には、図6に示すように、該会員IDから特定される会員遊技者の使用額累計が58,500円であり、図7で設定された優遇条件を満たしているため、該会員遊技者が優遇会員であると判断され、優遇会員に対して公開が許容されている遊技情報として、図8(a)で設定された遊技機別遊技情報の全データと会員個別遊技情報の全データが特定されると共に、優遇会員に対して公開が許容されている各種の情報として、図8(b)で設定されたイベント告知情報とプレゼント告知情報が特定される。
【0082】
また、前記送信されてきた会員IDがK-0002である場合には、図6に示すように、該会員IDから特定される会員遊技者の使用額累計が22,000円であり、図7で設定された優遇条件を満たしていないため、該会員遊技者が普通会員であると判断され、普通会員に対して公開が許容されている遊技情報として、図8(a)で設定された遊技機別遊技情報の全データと会員個別遊技情報の主要データが特定されると共に、普通会員に対して公開が許容されている各種の情報として、図8(b)で設定された優遇メリット告知情報とイベント告知情報が特定される。
【0083】
このように、各種の遊技情報の累計(ここでは使用額累計)に基づいて、会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定するので、該遊技情報の累計に基づいて会員遊技者の中においても公開する遊技情報のレベルを差別化することができる。
【0084】
そして該会員IDの照合結果と遊技関連情報及び各種の情報の特定結果が会員管理コンピュータ60から情報端末10に対して送信される(S44)。ここでカードユニット30と会員管理コンピュータ60においては、前記S21〜S24の処理が行われた後に、S41〜S44の処理が行われる。
【0085】
次に情報端末10又はカードユニット30において、図9のD11〜D14,図10のD21〜D24,又は図11のD32〜D34に示すように、表示情報選択画面(即ちメニュー表示画面)がディスプレイ15又は35に表示されると共に、該ディスプレイ15又は35に表示される遊技情報である表示情報の選択がタッチパネル式のディスプレイ15又は35により受け付けられると(S45)、該表示情報の送信要求が情報端末10又はカードユニット30からホールコンピュータ50に対して送信され(S46)、ホールコンピュータ50において、該表示情報が遊技機別遊技情報DB53aに記憶されている遊技機別遊技情報又は会員個別遊技情報DB53bに記憶されている会員個別遊技情報から抽出され(S47)、該抽出された表示情報がホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユニット30に対して送信され(S48)、情報端末10又はカードユニット30において、図9のD15,図10のD25,又は図11のD35に示すように、遊技情報がディスプレイ15又は35に表示される(S49)。
【0086】
ここで表示制御手段として機能する制御部12及び32では、会員カード5が受け付けられているときは、会員用公開情報特定手段である制御部62により特定された、会員遊技者に対して公開が許容された遊技情報を表示する表示制御が行われ、会員カード5が受け付けられていないときは、非会員用公開情報設定手段である入力装置64及びディスプレイ65により設定された、非会員遊技者に対して公開が許容された遊技情報を表示する表示制御が行われる。また、会員用公開情報設定手段及び非会員用公開情報設定手段による設定内容に応じて、会員カード5の受付中と非受付中とで、公開可能な遊技情報の種類を示すメニュー表示の内容を変更する表示制御が行われる。
【0087】
即ち図9〜図11に示すD0の初期画面では、会員遊技者に対して会員カード5の挿入を指示する旨の文言が表示されると共に非会員遊技者に対して「スタート」ボタンの押圧操作を指示する旨の文言が表示され、優遇会員の会員カード5が挿入された場合(即ち会員カード5の受付中)には、図9のD11〜D14に示すメニュー表示画面が表示され、普通会員の会員カード5が挿入された場合(即ち会員カード5の受付中)には、図10のD21〜D24に示すメニュー表示画面が表示され、「スタート」ボタンが押圧操作された場合(即ち会員カード5の非受付中)には、図11のD32〜D34に示すメニュー表示画面が表示される。このように、会員カード5の受付中と非受付中とでメニュー表示の内容が変更されるので、遊技者に対して公開可能な遊技情報の種類を明示できる。
【0088】
まず図9は、優遇会員の会員カード5の受付中に情報端末10又はカードユニット30のディスプレイ15又は35に表示される表示画面の一例を表す図である。このディスプレイ15又は35では、D0の初期画面が表示されている状態で会員カードR/W14又は34により優遇会員の会員カード5が受け付けられると、該会員カード5に記録されている会員IDが制御部12又は32のRAMに記憶され、前記会員用公開情報特定手段による特定結果に基づいて、D11〜D14に示すメニュー表示画面,D15に示す遊技情報表示画面,及びD16に示す電子メール送信要求受付画面が表示される。なお各画面において、「戻る」ボタンが押圧操作されると一つ前の画面に戻り、「終了」ボタンが押圧操作されるとD0の初期画面に戻る。以下、D11〜D16の各画面の表示内容について説明する。
【0089】
D11では、表示する遊技情報の種類の選択を指示する旨の文言が表示されると共に、該選択をするためのボタンとして、「会員個別遊技情報(全データ)」ボタン,及び「遊技機別遊技情報(全データ)」ボタンが表示される。またD11では、前記プレゼント告知情報が表示される。このD11で「会員個別遊技情報(全データ)」ボタンが押圧操作されると、情報端末10又はカードユニット30からホールコンピュータ50に対して会員個別遊技情報(全データ)の送信が要求され、逆にホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユニット30に対して該会員個別遊技情報が送信されて制御部12又は32のRAMに記憶され、後述するD15に進む。一方、D11で「遊技機別遊技情報」ボタンが押圧操作されると、D12に進む。
【0090】
D12では、表示する遊技機別遊技情報の種類の選択を指示する旨の文言が表示されると共に、該選択をするためのボタンとして、「遊技をした機種」ボタン,「機種選択」ボタン,及び「台番号指定」ボタンが表示される。またD12では、前記イベント告知情報が表示される。このD12で「遊技をした機種」ボタンが押圧操作されると、情報端末10又はカードユニット30からホールコンピュータ50に対して遊技をした機種と同一機種に係る遊技機別遊技情報の送信が要求され、逆にホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユニット30に対して該遊技機別遊技情報が送信されて制御部12又は32のRAMに記憶され、後述するD15に進む。
【0091】
またD12で「機種選択」ボタンが押圧操作されると、D13で、送信する遊技機別遊技情報の機種の選択を指示する旨の文言が表示されると共に、該機種を選択するための機種選択ボタンが表示される。なおD13で「前頁」ボタン又は「次頁」ボタンが押圧操作されると、他の機種選択ボタンが表示される。このD13でいずれか機種選択ボタンが押圧操作されると、情報端末10又はカードユニット30からホールコンピュータ50に対して該選択された機種に係る遊技機別遊技情報の送信が要求され、逆にホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユニット30に対して該遊技機別遊技情報が送信されて制御部12又は32のRAMに記憶され、後述するD15に進む。
【0092】
さらにD12で「台番号指定」ボタンが押圧操作されると、D14で、送信する遊技機別遊技情報の台番号の指定を指示する旨の文言が表示されると共に、該台番号を指定するための入力領域とテンキーが表示される。このD14である入力領域が押圧操作されてテンキーが押圧操作されると、該入力領域に例えば○○○番台〜×××番台というように台番号が入力され、一又は複数の入力領域に台番号が入力された後に「決定」ボタンが押圧操作されると、情報端末10又はカードユニット30からホールコンピュータ50に対して該指定された台番号に係る遊技機別遊技情報の送信が要求され、逆にホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユニット30に対して該遊技機別遊技情報が送信されて制御部12又は32のRAMに記憶され、後述するD15に進む。
【0093】
D15では、制御部12又は32のRAMに記憶されている遊技情報として、会員個別遊技情報(全データ)か、又は遊技機別遊技情報(全データ)が表示される。ここで会員個別遊技情報(全データ)としては、図12(a)に示すように、該遊技を行ったパチンコ機20の台番号及び機種名と、特賞回数及びその合計と、確変の発生(*印で示される)及び確変回数の合計と、時刻(遊技開始時刻,特賞発生時刻,遊技終了時刻)及び遊技時間と、特賞間スタート回数及びその平均と、使用額及びその合計と、差玉数が表示される。なお2台目以降のパチンコ機20での遊技に係る会員個別遊技情報は、次頁以降に表示される。
【0094】
また遊技機別遊技情報(全データ)として、D12で遊技をした機種が選択された場合には、図13(a)に示すように、該遊技をした機種に含まれるパチンコ機20について、該パチンコ機20の台番号と、特賞回数と、確変回数と、稼働時間と、スタート回数と、使用額と、差玉数が表示される。なお2台目以降のパチンコ機20での遊技に係る機種別遊技情報は、次頁以降に表示される。またD13で機種が選択された場合には、該選択された機種に含まれるパチンコ機20についてのデータが表示され、D14で台番号が指定された場合には、該指定された台番号のパチンコ機20についてのデータが表示される。
【0095】
図9に戻り、D15では、「メール」ボタンも表示される。このD15で「メール」ボタンが押圧操作されると、D16で遊技情報を電子メールで送信するか否かを問う旨の文言が表示されると共に、「登録されているアドレスに送信」ボタンと「入力するアドレスに送信」ボタンが表示される。このD16で「登録されているアドレスに送信」ボタンが押圧操作されて電子メールの送信要求が受け付けられると、情報端末10又はカードユニット30から会員管理コンピュータ60に対して前記制御部12又は32のRAMに記憶されている会員ID及び遊技情報が送信され、会員管理コンピュータ60において後述する電子メールの送信が行われる。またD16で「入力するアドレスに送信」ボタンが押圧操作されて電子メールの送信要求が受け付けられると、図示しない電子メールアドレス入力画面が表示され、遊技者が指定する電子メールアドレスが入力されると、情報端末10又はカードユニット30から会員管理コンピュータ60に対して前記制御部12又は32のRAMに記憶されている会員ID及び遊技情報と該入力された電子メールアドレスが送信され、会員管理コンピュータ60において後述する電子メールの送信が行われる。
【0096】
次に図10は、普通会員の会員カード5の受付中に情報端末10又はカードユニット30のディスプレイ15又は35に表示される表示画面の一例を表す図である。このディスプレイ15又は35では、D0の初期画面が表示されている状態で会員カードR/W14又は34により普通会員の会員カード5が受け付けられると、該会員カード5に記録されている会員IDが制御部12又は32のRAMに記憶され、前記会員用公開情報特定手段による特定結果に基づいて、D21〜D24に示すメニュー表示画面,D25に示す遊技情報表示画面,及びD26に示す電子メール送信要求受付画面が表示される。なお各画面において、「戻る」ボタンが押圧操作されると一つ前の画面に戻り、「終了」ボタンが押圧操作されるとD0の初期画面に戻る。以下、D21〜D26の各画面の表示内容について説明する。
【0097】
D21では、表示する遊技情報の種類の選択を指示する旨の文言が表示されると共に、該選択をするためのボタンとして、「会員個別遊技情報(主要データのみ)」ボタン,及び「遊技機別遊技情報(全データ)」ボタンが表示される。またD21では、前記優遇メリット告知情報が表示される。このD21で「会員個別遊技情報(主要データのみ)」ボタンが押圧操作されると、情報端末10又はカードユニット30からホールコンピュータ50に対して会員個別遊技情報(主要データのみ)の送信が要求され、逆にホールコンピュータ50から情報端末10又はカードユニット30に対して該会員個別遊技情報が送信されて制御部12又は32のRAMに記憶され、後述するD25に進む。一方、D21で「遊技機別遊技情報」ボタンが押圧操作されると、D22〜D24に進み、後述するD25に進む。ここでD22は前記D12と、D23は前記D13と、D24は前記D14と、それぞれ同様であるため、説明は省略する。
【0098】
D25では、制御部12又は32のRAMに記憶されている遊技情報として、会員個別遊技情報(主要データのみ)か、又は遊技機別遊技情報(全データ)が表示される。ここで会員個別遊技情報(主要データのみ)としては、図12(b)に示すように、該遊技を行ったパチンコ機20の台番号及び機種名と、特賞回数及びその合計と、確変の発生(*印で示される)及び確変回数の合計と、特賞間スタート回数及びその平均が表示される。なお2台目以降のパチンコ機20での遊技に係る会員個別遊技情報は、次頁以降に表示される。また遊技機別遊技情報(全データ)の表示内容は、前記図13(a)と同様である。
【0099】
図10に戻り、D25では、「メール」ボタンも表示される。このD25で「メール」ボタンが押圧操作されると、D26に進む。ここでD26は前記D16と同様であるため、説明が省略する。
【0100】
次に図11は、会員カード5の非受付中に情報端末10又はカードユニット30のディスプレイ15又は35に表示される表示画面の一例を表す図である。このディスプレイ15又は35では、D0の初期画面が表示されている状態で「スタート」ボタンが押圧操作されると、前記非会員用公開情報設定手段による設定内容に基づいて、D32〜D34に示すメニュー表示画面,及びD35に示す遊技情報表示画面が表示される。なお各画面において、「戻る」ボタンが押圧操作されると一つ前の画面に戻り、「終了」ボタンが押圧操作されるとD0の初期画面に戻る。以下、D32〜D35の各画面の表示内容について説明する。
【0101】
D32では、表示する遊技機別遊技情報の種類の選択を指示する文言が表示されると共に、該選択をするためのボタンとして、「機種選択」ボタン,及び「台番号指定」ボタンが表示される。またD32では、前記会員登録告知情報が表示される。このように、会員カード5が非受付中である場合に会員登録を促す旨の内容が表示されるので、非会員遊技者に対して会員登録の宣伝を行うことができる。このD32で「機種選択」ボタンが押圧操作されると、D33に進み、後述するD35に進む。ここでD33は前記D13と同様であるため、説明は省略する。またD33で「台番号選択」ボタンが押圧操作されると、D34に進み、後述するD35に進む。ここでD34は前記D14と同様であるため、説明は省略する。
【0102】
D35では、制御部12又は32のRAMに記憶されている遊技情報として、遊技機別遊技情報(主要データのみ)が表示される。ここで遊技機別遊技情報(主要データのみ)として、D33で機種が選択された場合には、図13(b)に示すように、該選択された機種に含まれるパチンコ機20について、該パチンコ機20の台番号と、特賞回数と、確変回数と、スタート回数が表示される。なおD34で台番号が指定された場合には、該指定された台番号のパチンコ機20についてのデータが表示される。
【0103】
以上に説明した会員管理コンピュータ60が電子メール送信手段として機能する場合には、図14に示すように、以下のような処理が行われる。まず情報端末10又はカードユニット30において、タッチパネル式のディスプレイ15又は35において図9に示すD16又は図10に示すD26で「登録されているアドレスに送信」ボタンが押圧操作されて電子メールの送信要求が受け付けられ(S51)、前記制御部12又は32のRAMに記憶されている会員ID及び遊技情報が情報端末10又はカードユニット30から会員管理コンピュータ60に対して送信されると(S52)、会員管理コンピュータ60において、該送信された会員IDに基づいて該会員IDに対応付けて記憶されている電子メールアドレスが会員遊技者別属性情報DB63aから抽出され、前記送信された遊技情報を含む電子メールが電子メール作成部66にて作成され、該作成された電子メールが前記抽出された電子メールアドレス宛に通信部61bから送信される(S53)。
【0104】
また情報端末10又はカードユニット30において、タッチパネル式のディスプレイ15又は35において図9に示すD16又は図10に示すD26で「入力するアドレスに送信」ボタンが押圧操作されて電子メールの送信要求が受け付けられ(S51)、遊技者が指定する電子メールアドレスの入力が行われ、前記制御部12又は32のRAMに記憶されている会員ID及び遊技情報と該入力された電子メールアドレスが情報端末10又はカードユニット30から会員管理コンピュータ60に対して送信されると(S52)、会員管理コンピュータ60において、前記送信された遊技情報を含む電子メールが電子メール作成部66にて作成され、該作成された電子メールが前記送信された電子メールアドレス宛に通信部61bから送信される(S53)。
【0105】
このように、会員遊技者に対して遊技情報(会員個別遊技情報や遊技機別遊技情報)を含む電子メールが送信されるので、会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することができる。なお会員遊技者は、該送信された電子メールを該会員遊技者が所有するパソコンや携帯電話端末にて受信し、該電子メールの内容をパソコンや携帯電話端末の表示部に表示させ、自己の遊技の記録を確認することにより、自己の遊技の勝敗や頻度を把握した上で節度のある遊技を行うことができる(いわゆるのめり込みを防止できる)と共に、遊技者が会員個別遊技情報と遊技機別遊技情報を比較検討することにより、次回以降に遊技を行うパチンコ機20を選択するための参考にできる。さらに遊技者は、該電子メールのデータを利用して表計算ソフト等にて遊技情報を編集することにより、比較的長期間(例えば1ヶ月,1年等)に亘る遊技の傾向を分析できるので、遊技を行う際の参考にできる。
【0106】
なお、以上の説明においては、会員遊技者であっても、会員カードR/W14又は34により会員カード5が受け付けられていない場合(即ち遊技場に会員カード5を持参するのを忘れた場合や、遊技場に会員カード5を持参していても会員カードR/W14又は34に会員カード5を挿入していない場合)には、非会員遊技者として取り扱われ、非会員遊技者向けに設定された公開レベルに基づいて遊技情報や各種の情報が公開される。換言すれば、本発明に言う会員遊技者であるか又は非会員遊技者であるかは、単に会員登録が行われているか否かで区別されるのではなく、会員カードR/W14又は34により会員カード5が受け付けられているか否かで区別される。
【0107】
以上に説明した実施形態と対応付けて本願の請求項に係る発明を説明すると、以下のとおりである。
【0108】
まず請求項1に係る発明は、遊技機(パチンコ機20)での遊技に関連して発生する遊技情報を、会員登録を行った遊技者であって該遊技者を特定可能な会員遊技者特定情報(会員ID)が記録された会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)を所有する会員遊技者、又は該会員登録を行っていない遊技者である非会員遊技者に対して公開するための遊技用システム(1)であって、遊技機に対応して設けられ、前記会員遊技者特定記録媒体を受け付ける会員遊技者特定記録媒体受付手段(会員カードR/W34)と、前記遊技情報を含む各種の情報を表示する表示手段(ディスプレイ35)と、該表示手段に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御手段(制御部32)と、を含む遊技情報公開装置(カードユニット30)と、複数の遊技情報公開装置と通信可能に接続され、前記遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段(遊技機別遊技情報DB53a及び会員個別遊技情報DB53b)と、前記会員遊技者の属性に関する属性情報を前記会員遊技者特定情報に対応付けて各会員遊技者別に記憶する会員遊技者別属性情報記憶手段(会員遊技者別属性情報DB63a)と、を含む遊技情報管理装置(ホールコンピュータ50及び会員管理コンピュータ60)と、からなり、前記遊技情報管理装置は、前記会員遊技者別属性情報記憶手段に記憶される属性情報に基づいて、前記会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定する会員用公開情報設定手段(入力装置64及びディスプレイ65)と、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体が受け付けられていないことに基づいて、前記非会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報の種類を設定する非会員用公開情報設定手段(入力装置64及びディスプレイ65)と、該非会員用公開情報設定手段により設定された遊技情報の種類を示す設定内容を前記複数の遊技情報公開装置各々に対して送信する設定内容送信手段(通信部61a)と、をさらに含み、前記遊技情報公開装置は、前記設定内容送信手段から送信されてきた設定内容を記憶する設定内容記憶手段(制御部32のRAM)と、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体を受け付けたことに基づいて、該会員遊技者特定記録媒体に記録されている会員遊技者特定情報を前記遊技情報管理装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段(通信部31b)と、をさらに含み、前記遊技情報管理装置は、前記会員遊技者特定情報送信手段から送信されてきた会員遊技者特定情報に対応する属性情報を前記会員遊技者別属性情報記憶手段の記憶内容から特定すると共に、該特定された属性情報と前記会員用公開情報設定手段により設定された設定内容から、該会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を特定する会員用公開情報特定手段(制御部62)と、該会員用公開情報特定手段による特定結果を前記遊技情報公開装置に対して送信する特定結果送信手段(通信部61a)と、をさらに含み、前記遊技情報公開装置は、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体を受け付けているときには、前記特定結果送信手段から受信した特定結果に基づいて、前記会員遊技者に対して公開が許容された遊技情報を表示する表示制御を前記表示制御手段により行い、前記受け付けている会員遊技者特定記録媒体が排出されたことに基づいて、前記設定内容記憶手段で記憶している設定内容に基づく表示内容の表示制御を前記表示制御手段により行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0109】
また請求項2に係る発明は、請求項1に記載した遊技用システム(1)であって、前記会員遊技者別属性情報記憶手段(会員遊技者別属性情報DB63a)は、前記会員遊技者が遊技を行うことにより発生する各種の遊技情報を累計記憶し、前記会員用公開情報設定手段(入力装置64及びディスプレイ65)は、前記会員遊技者別属性情報記憶手段に記憶される各種の遊技情報の累計に基づいて、前記会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定することを特徴とする遊技用システムである。
【0110】
また請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載した遊技用システム(1)であって、前記会員用公開情報設定手段は(入力装置64及びディスプレイ65)、前記会員遊技者に対して公開を許容する情報として、前記遊技情報以外の各種の情報について設定し、前記非会員用公開情報設定手段(入力装置64及びディスプレイ65)は、前記非会員遊技者に対して公開を許容する情報として、前記遊技情報以外の各種の情報について設定することを特徴とする遊技用システムである。
【0113】
また請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記表示制御手段(制御部32)は、前記会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)が非受付中である場合に、会員登録を促す旨の内容の表示制御を行うことを特徴とする遊技用システムである。
【0114】
さらに請求項に係る発明は、請求項1〜のいずれか1つに記載した遊技用システム(1)であって、前記会員遊技者が指定した電子メールアドレス宛に前記遊技情報を含む電子メールを送信する電子メール送信手段(通信部61b及び電子メール作成部66)をさらに備えることを特徴とする遊技用システムである。
【0115】
最後に本発明に係る遊技用システム1の変形例について説明する。
【0116】
上記の実施形態では、会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)が非接触式の集積回路を搭載したカード状の記録媒体である例について説明したが、これに限らず、該記録媒体は接触式の集積回路を搭載した記録媒体でも良い。また該記録媒体の記録領域は、集積回路のEEPROMには限られず、磁気により記録する記録領域や、文字,二次元コード(例えばバーコード),三次元コード,又は光干渉(例えばホログラム)等により記録する記録領域でも良い。また該記録媒体の材質はプラスチック等の樹脂製には限られず、例えば金属製や紙製等であっても良い。さらに該記録媒体の形状は長方形状には限られず、例えば正方形状,多角形状,円形状,楕円形状等でも良く、またコイン形状でも良い。
【0117】
上記の実施形態では、会員遊技者特定記録媒体処理手段(会員カードR/W14又は34)が、非接触式の集積回路を搭載したカード状のICカードである会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)に対応して非接触式のICリーダ/ライタを備え、該集積回路の記録情報を読み取ると共に集積回路に対して情報を記録する例について説明したが、これに限らず、該記録媒体の記録領域に対応して情報の読取/記録が可能なものであれば良い。即ち該記録媒体の記録領域が接触式の集積回路である場合には、接触式のICリーダ/ライタを備えるものであれば良く、該記録領域が磁気により記録するものである場合には、磁気リーダ/ライタを備えるものであれば良く、該記録領域が文字,二次元コード,三次元コード,又は光干渉等により記録するものである場合には、それらを読取可能なスキャナ等を備えるものであれば良い。
【0118】
上記の実施形態では、会員個別遊技情報記憶開始手段(制御部32)において、遊技者特定記録媒体(会員カード5)から読み取られた会員遊技者を特定可能な情報(会員ID)が会員遊技者別属性情報DB63aに記憶されている情報と照合された照合結果が照合一致である場合に遊技者が特定されたと判断する例について説明したが、これに限らず、該会員遊技者を特定可能な情報が読み取られた場合に照合なしで会員遊技者が特定されたと判断しても良く、また照合を行うための情報(例えば暗証番号)の入力を受け付けて、該情報の照合結果も照合一致である場合に会員遊技者が特定されたと判断しても良い。即ち会員遊技者が特定されたか否かは、会員遊技者特定記録媒体から読み取られた会員遊技者を特定可能な情報に基づいて判断されれば良い。
【0119】
また上記の実施形態では、会員IDの照合が会員管理コンピュータ60にて行われる例について説明したが、これに限らず、会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)自体に照合を行うための情報(例えば暗証番号)を記録しておき、該記録情報に基づいて該会員遊技者特定記録媒体自体で照合を行うようにしても良く、また情報端末10やカードユニット30に照合を行うための情報を記憶しておき、該記憶情報に基づいて情報端末10やカードユニット30にて照合を行うようにしても良い。なお照合を行うための情報は暗証番号には限られず、例えば指紋,声紋,虹彩等の遊技者本人を特定可能な情報であっても良い。
【0120】
上記の実施形態では、会員個別遊技情報記憶終了手段(制御部32)において、会員遊技者特定記録媒体処理手段(会員カードR/W34)から会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)が排出された場合に遊技機(パチンコ機20)での遊技が終了したと判断する例について説明したが、これに限らず、例えば会員遊技者特定記録媒体処理手段にて会員遊技者特定記録媒体から会員遊技者を特定可能な情報(会員ID)が読み取られ、該読み取られた情報に基づいて会員遊技者が特定されたと判断されて会員個別遊技情報の集計及び記憶が開始された後に、会員遊技者特定記録媒体処理手段にて受け付けられている会員遊技者特定記録媒体が排出されるように構成した場合には、打込玉カウンタ29からの打込信号の出力が所定時間(例えば2分間)無い場合に遊技が終了したと判断しても良い。この場合には、パチンコ機20での遊技が行われている間に、会員遊技者特定記録媒体が常に会員遊技者特定記録媒体処理手段に挿入されている必要がないので、会員遊技者特定記録媒体の取り忘れを防止できる。
【0121】
上記の実施形態では、遊技機が、遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機20である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体であるパチンコ玉が指触不能に封入されると共に入賞口への入賞に応じて遊技結果価値である得点が付与される封入式のパチンコ機や、遊技領域や遊技媒体であるパチンコ玉が画像にて表示されると共に入賞に応じて遊技結果価値である得点が付与される画像式のパチンコ機や、入賞口への入賞に応じて遊技結果価値であるクレジットが加算されるクレジット式のパチンコ機であっても良い。
【0122】
上記の実施形態では、遊技機がパチンコ機20である例について説明したが、これに限らず、該遊技機は、例えば遊技媒体であるメダルが外部に払い出されるスロットマシン,遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出されるパチロット,遊技媒体であるメダルが外部に払い出されることなく遊技可能なクレジット式のスロットマシン,メダルを用いることなく得点データを使用して遊技可能なスロットマシン,リールが画像にて表示される画像式のスロットマシン等であっても良い。本発明に係る遊技用システム1がこれらの遊技機に適用される場合には、遊技情報(遊技データ)として、例えばBB(ビッグボーナス)回数,RB(レギュラーボーナス)回数,BB発生間のゲーム数,BB中の出玉数等が集計される。
【0123】
上記の実施形態では、会員個別遊技情報が、特賞回数,確変回数,遊技時間(遊技開始時刻,特賞発生時刻,遊技終了時刻),特賞間スタート回数,使用額,及び差玉数である例について説明したが、これに限らず、該会員個別遊技情報は、例えば打込玉数,出玉数,出玉率,特賞発生確率等であっても良い。なお遊技機別遊技情報も、特賞回数,確変回数,稼働時間,スタート回数,使用額,及び差玉数には限らず、例えば打込玉数,出玉数,出玉率,特賞発生確率等であっても良い。また会員個別遊技情報として、前記使用額に加えて、回収額,及び収支(即ち回収額−使用額)を集計するようにしても良い。これら会員個別遊技情報や遊技機別遊技情報は、文字で表示されるものには限られず、グラフ(例えば差玉数の時間的推移を示すスランプグラフ等)で表示されるものであっても良い。
【0124】
上記の実施形態では、カードユニット30がいわゆるCR機用のユニットである例について説明したが、これに限らず、貨幣を受け付け、該貨幣金額の範囲内で玉貸を行う、いわゆる現金機用のユニットでも良い。またCR機用のカードユニット30に、貨幣を受け付け、該貨幣金額の範囲内で前記プリペイド度数に対して価値加算を行う、いわゆる追加入金処理機能を付加したものでも良い。
【0125】
上記の実施形態では、表示手段が液晶ディスプレイを備えるディスプレイ15又は35である例について説明したが、これに限らず、該表示手段は、例えばLED表示器,EL(エレクトロルミネッセンス)表示器,PDP(プラズマディスプレイパネル)等であっても良い。即ち表示手段は、遊技情報を含む各種の情報を表示するものであれば良い。また上記の実施形態では、表示情報選択手段が押圧操作を検出するタッチパネルを備えるディスプレイ15又は35である例について説明したが、これに限らず、該表示選択手段は、マウスやキーボード等の入力装置であっても良い。
【0126】
上記の実施形態では、遊技情報公開手段(情報端末10又はカードユニット30)に表示情報選択手段(タッチパネル式のディスプレイ15又は35)が設けられ、該表示情報選択手段にて選択された表示情報が表示される例について説明したが、これに限らず、該表示情報選択手段にて表示情報が選択されなくても、会員遊技者特定記録媒体(会員カード5)が受け付けられたこと,又は図9〜図11のD0に示される「スタート」ボタンが押圧操作されたことに基づいて、会員用公開情報設定手段及び非会員用公開情報設定手段による設定に応じて、会員個別遊技情報や遊技機別遊技情報が自動的に表示されるようにしても良い。
【0127】
上記の実施形態では、会員用公開情報設定手段及び非会員用公開情報設定手段が遊技情報管理手段(ホールコンピュータ50)に設けられる例について説明したが、これに限らず、該会員用公開情報設定手段及び非会員用公開情報設定手段は、例えばリモコン装置に設けられて設定内容が各遊技情報公開手段に送信されるようにしても良く、また各遊技情報公開手段に設けられるようにしても良い。
【0128】
上記の実施形態では、遊技情報記憶手段(遊技機別遊技情報DB53a及び会員個別遊技情報DB53b)がホールコンピュータ50に設けられる例について説明したが、これに限らず、それら遊技情報記憶手段のいずれか一方又は双方を会員管理コンピュータ60やカードユニット30に設けるようにしても良い。また上記の実施形態では、電子メール送信手段が会員管理コンピュータ60である例について説明したが、これに限らず、該電子メール送信手段として会員管理コンピュータ60とは別のコンピュータを設けるようにしても良い。
【0129】
上記の実施形態では、遊技情報管理手段が、ホールコンピュータ50と会員管理コンピュータ60とに分かれている例について説明したが、これに限らず、ホールコンピュータ50と会員管理コンピュータ60とを一体化した遊技場管理手段としても良い。
【0130】
上記の実施形態では、会員遊技者が優遇会員と普通会員とに差別化される例について説明したが、これに限らず、優遇会員の中に複数のランクを設け、遊技情報の累計値に応じて該ランクが変動するようにしても良い。
【0131】
上記の実施形態では、遊技情報の累計に基づいて公開レベルを設定する例について説明したが、これに限らず、属性情報に基づいて公開レベルを設定するようにしても良く、具体的には、遊技者の性別に基づいて女性優遇となるように公開レベルを設定したり、遊技者の生年月日に基づいて高齢者優遇となるように公開レベルを設定しても良い。
【0132】
上記の実施形態では、公開を許容する遊技情報が、該遊技情報の種類について設定される例について説明したが、これに限らず、例えば複数日間の遊技情報を表示可能なように構成した場合には、該遊技情報を表示する日数について設定するようにしても良く、具体的には、優遇会員には7日間分のデータを表示し、普通会員には3日間分のデータを表示し、非会員には本日分のみのデータを表示するようにしても良い。
【0133】
上記の実施形態では、電子メールの送信要求が行われる毎に電子メールが作成されて送信される例について説明したが、これに限らず、所定期間の遊技情報をまとめた電子メールを作成して該所定期間の経過後に送信するようにしても良く、これによれば、送信要求が行われる毎に電子メールが送信される場合と比較して、遊技者にとって迷惑にならないと共に、遊技場にとって電子メールの送信にかかる費用及び遊技者にとって電子メールの受信にかかる費用を抑えることができる。
【0134】
上記の実施形態において、電子メール送信手段(会員管理コンピュータ60)にて作成される電子メールの形式は、該電子メールのデータを利用して表計算ソフト等により会員個別遊技情報を容易に集計できるように、例えばCSV形式やテキスト形式等の汎用性の高い形式で作成されることが好ましい。
【0135】
【発明の効果】
本発明に係る遊技用システムによれば、以下のような効果を奏する。
【0136】
まず請求項1に係る遊技用システムによれば、遊技情報管理装置において、会員遊技者の属性情報(優遇会員か、普通会員か)に基づいて該会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定すると共に、非会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定し、遊技情報公開装置において、会員遊技者特定記録媒体受け付けているときは、会員遊技者特定情報の送信後に遊技情報管理装置から送信されてきた特定結果に基づいて、会員遊技者に対して公開が許容された遊技情報を表示する表示制御を行い、会員遊技者特定記録媒体が排出されると、予め遊技情報管理装置から送信されてきて記憶している設定内容に基づく表示内容の表示制御を行うので、会員遊技者と非会員遊技者とで公開する遊技情報のレベルを差別化することにより会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することができると共に、会員遊技者の中においても公開する遊技情報のレベルを差別化することにより優遇会員を普通会員よりも優遇することができる。従って、会員遊技者を非会員遊技者よりも優遇することにより、遊技場は会員遊技者を増加することができると共に、優遇会員を普通会員よりも優遇することにより、遊技場は会員遊技者の遊技意欲を向上することができる。また、ある営業日において公開する遊技情報の変更を希望する遊技場のニーズにも対応することができる。さらに公開する遊技情報のレベルを遊技情報管理装置で設定すれば良いので、各遊技情報公開装置に対して該設定を行わなくて済む。
【0137】
また請求項2に係る遊技用システムによれば、各種の遊技情報の累計に基づいて、会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定するので、該遊技情報の累計に基づいて会員遊技者の中においても公開する遊技情報のレベルを差別化することができる。
【0138】
また請求項3に係る遊技用システムによれば、会員遊技者又は非会員遊技者に対して公開を許容する情報として、遊技情報以外の各種の情報について設定可能なので、会員遊技者と非会員遊技者とで公開する情報のレベルを差別化することができると共に、会員遊技者の中においても公開する情報のレベルを差別化することができる。
【0141】
また請求項に係る遊技用システムによれば、会員遊技者特定記録媒体が非受付中である場合に会員登録を促す旨の内容が表示されるので、非会員遊技者に対して会員登録の宣伝を行うことができる。
【0142】
さらに請求項に係る遊技用システムによれば、会員遊技者に対して遊技情報を含む電子メールが送信されるので、会員遊技者を非会員遊技者よりもさらに優遇することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は遊技用システムの一例を表す機能ブロック図である。
【図2】図2は情報端末の一例を表す斜視図である。
【図3】図3はパチンコ機及びカードユニットの一例を表す正面図である。
【図4】図4はホールコンピュータの遊技機別遊技情報DBに記憶されている遊技機別遊技情報の一例を表す図である。
【図5】図5はホールコンピュータの会員個別遊技情報DBに記憶されている会員個別遊技情報の一例を表す図である。
【図6】図6は会員管理コンピュータの会員遊技者別属性情報DBに記憶されている属性情報の一例を表す図である。
【図7】図7は会員管理コンピュータのディスプレイに表示される優遇条件設定画面の一例を表す図である。
【図8】図8は会員管理コンピュータのディスプレイに表示される公開レベル設定画面の一例を表す図である。
【図9】図9は会員カード(優遇会員)の受付中に情報端末又はカードユニットのディスプレイに表示される表示画面の一例を表す図である。
【図10】図10は会員カード(普通会員)の受付中に情報端末又はカードユニットのディスプレイに表示される表示画面の一例を表す図である。
【図11】図11は会員カードの非受付中に情報端末又はカードユニットのディスプレイに表示される表示画面の一例を表す図である。
【図12】図12は情報端末又はカードユニットのディスプレイに表示される会員個別遊技情報の一例を表す図である。
【図13】図13は情報端末又はカードユニットのディスプレイに表示される遊技機別遊技情報の一例を表す図である。
【図14】図14は遊技用システムにおける情報の流れの一例を表す図である。
【符号の説明】
1…遊技用システム
5…会員カード
10…情報端末
12…制御部
15…(タッチパネル式の)ディスプレイ
20…パチンコ機
30…カードユニット
32…制御部
35…(タッチパネル式の)ディスプレイ
50…ホールコンピュータ
53a…遊技機別遊技情報DB
53b…会員個別遊技情報DB
60…会員管理コンピュータ
61b…通信部
62…制御部
63a…会員遊技者別属性情報DB
64…入力装置
65…ディスプレイ
66…電子メール作成部

Claims (5)

  1. 遊技機での遊技に関連して発生する遊技情報を、会員登録を行った遊技者であって該遊技者を特定可能な会員遊技者特定情報が記録された会員遊技者特定記録媒体を所有する会員遊技者、又は該会員登録を行っていない遊技者である非会員遊技者に対して公開するための遊技用システムであって、
    遊技機に対応して設けられ、前記会員遊技者特定記録媒体を受け付ける会員遊技者特定記録媒体受付手段と、前記遊技情報を含む各種の情報を表示する表示手段と、該表示手段に表示する表示内容の表示制御を行う表示制御手段と、を含む遊技情報公開装置と、
    複数の遊技情報公開装置と通信可能に接続され、前記遊技情報を記憶する遊技情報記憶手段と、前記会員遊技者の属性に関する属性情報を前記会員遊技者特定情報に対応付けて各会員遊技者別に記憶する会員遊技者別属性情報記憶手段と、を含む遊技情報管理装置と、
    からなり、
    前記遊技情報管理装置は、
    前記会員遊技者別属性情報記憶手段に記憶される属性情報に基づいて、前記会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定する会員用公開情報設定手段と、
    前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体が受け付けられていないことに基づいて、前記非会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報の種類を設定する非会員用公開情報設定手段と、
    該非会員用公開情報設定手段により設定された遊技情報の種類を示す設定内容を前記複数の遊技情報公開装置各々に対して送信する設定内容送信手段と、をさらに含み、
    前記遊技情報公開装置は、
    前記設定内容送信手段から送信されてきた設定内容を記憶する設定内容記憶手段と、
    前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体を受け付けたことに基づいて、該会員遊技者特定記録媒体に記録されている会員遊技者特定情報を前記遊技情報管理装置に対して送信する会員遊技者特定情報送信手段と、をさらに含み、
    前記遊技情報管理装置は、
    前記会員遊技者特定情報送信手段から送信されてきた会員遊技者特定情報に対応する属性情報を前記会員遊技者別属性情報記憶手段の記憶内容から特定すると共に、該特定された属性情報と前記会員用公開情報設定手段により設定された設定内容から、該会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を特定する会員用公開情報特定手段と、
    該会員用公開情報特定手段による特定結果を前記遊技情報公開装置に対して送信する特定結果送信手段と、をさらに含み、
    前記遊技情報公開装置は、前記会員遊技者特定記録媒体受付手段により前記会員遊技者特定記録媒体を受け付けているときには、前記特定結果送信手段から受信した特定結果に基づいて、前記会員遊技者に対して公開が許容された遊技情報を表示する表示制御を前記表示制御手段により行い、前記受け付けている会員遊技者特定記録媒体が排出されたことに基づいて、前記設定内容記憶手段で記憶している設定内容に基づく表示内容の表示制御を前記表示制御手段により行うことを特徴とする遊技用システム。
  2. 請求項1に記載した遊技用システムであって、
    前記会員遊技者別属性情報記憶手段は、前記会員遊技者が遊技を行うことにより発生する各種の遊技情報を累計記憶し、
    前記会員用公開情報設定手段は、前記会員遊技者別属性情報記憶手段に記憶される各種の遊技情報の累計に基づいて、前記会員遊技者に対して公開を許容する遊技情報を設定することを特徴とする遊技用システム。
  3. 請求項1又は2に記載した遊技用システムであって、
    前記会員用公開情報設定手段は、前記会員遊技者に対して公開を許容する情報として、前記遊技情報以外の各種の情報について設定し、
    前記非会員用公開情報設定手段は、前記非会員遊技者に対して公開を許容する情報として、前記遊技情報以外の各種の情報について設定することを特徴とする遊技用システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記表示制御手段は、前記会員遊技者特定記録媒体が非受付中である場合に、会員登録を促す旨の内容の表示制御を行うことを特徴とする遊技用システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載した遊技用システムであって、
    前記会員遊技者が指定した電子メールアドレス宛に前記遊技情報を含む電子メールを送信する電子メール送信手段をさらに備えることを特徴とする遊技用システム。
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