JPH10295914A - 遊技用装置 - Google Patents

遊技用装置

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JPH10295914A
JPH10295914A JP11083397A JP11083397A JPH10295914A JP H10295914 A JPH10295914 A JP H10295914A JP 11083397 A JP11083397 A JP 11083397A JP 11083397 A JP11083397 A JP 11083397A JP H10295914 A JPH10295914 A JP H10295914A
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game
player
gaming machine
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JP11083397A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技場会員の遊技状況を容易かつ的確に把握
できる情報を入手可能な遊技用装置を提供する。 【解決手段】 遊技場会員の遊技情報を集計して管理す
る遊技用装置において、その情報出力部から、遊技場会
員の遊技の収支、遊技時間および来店回数を対比させ、
かつ、順位づけた形式で遊技情報が出力されるように構
成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技情報を収集す
るための遊技用装置に関し、詳しくは、遊技機で遊技を
行なった遊技者の遊技情報を収集するための遊技用装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の遊技用装置として一般的
に知られているものに、たとえば、遊技機で遊技を行な
った遊技者の遊技情報を収集するための遊技用装置が知
られている。
【0003】前記遊技機を設置して遊技を提供する遊技
場は、前記遊技者の遊技情報を前記遊技用装置で収集す
るために、遊技者に該遊技者を特定可能な情報の記録さ
れた記録媒体を発行していた。そして、従来の遊技用装
置では、遊技者の前記記録媒体の利用に伴ない、その記
録情報を読取らせて当該遊技者を特定可能な状態となっ
ていることを条件として当該遊技者の遊技情報を当該記
録媒体の記録情報に従って遊技者ごとに分類して収集す
ることが行なわれていた。さらに、集計された遊技情報
は、たとえば遊技者の遊技情報ごとに一覧表示されるな
ど所定の態様で出力可能なように構成されていた。たと
えば遊技場管理者などは、前記遊技用装置から出力され
る遊技情報の一例となる、遊技者の前記遊技機の利用度
合を把握可能な遊技機利用情報や遊技者の遊技の収支を
把握可能な収支情報などに基づいて、遊技者の遊技に対
する満足度など、遊技者の特性や遊技状況を把握して、
遊技場の管理に役立てていた。たとえば前記収支情報を
各遊技者ごとに対比させて参照することにより、より多
くの利益を上げている遊技者ほど遊技に対する満足度が
高いとともに遊技に手慣れており、不利益の大きい遊技
者ほど満足度が低いとともに遊技に不慣れであることが
少なからずとも予想できるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遊技で
同程度の収支結果となっている複数の遊技者を比較した
場合、各遊技者の遊技機の利用状況によっては、各遊技
者の特性などは同様であるとは言い切れない場合があ
る。また、前記遊技機利用情報のみでは各遊技者の特性
などを的確に判断することは困難である。収支状況によ
り各遊技者の特性などが異なる可能性があるためであ
る。そうといって、前記収支情報と前記遊技機利用情報
という複数種類の情報を遊技場管理者などが対比させな
がら各遊技者の特性などを把握することは非常に手間で
ある。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、遊技者の特性や遊技状況を容易
かつ的確に把握するために最適な情報を出力可能な遊技
用装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、遊技機で遊技を行なった遊技者の遊技情報を収集す
るための遊技用装置であって、遊技者が所持している記
録媒体の記録情報を読取らせて当該遊技者を特定可能な
状態となっていることを条件として、当該遊技者の前記
遊技機の利用度合を把握可能な遊技機利用情報と当該遊
技者の遊技の収支を把握可能な収支情報とを、当該記録
媒体の記録情報に従って遊技者ごとに分類可能な遊技情
報分類手段と、前記遊技機利用情報または前記収支情報
に対して所定のランク付けを行なうことが可能なランキ
ング手段と、前記収支情報と前記遊技機利用情報とを、
前記ランキング手段によるランク付けの結果とともに前
記遊技者ごとに視覚的に認識可能な態様で出力可能な情
報出力手段とを含むことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、遊技者が所持している記録媒
体の記録情報を読取らせて当該遊技者を特定可能な状態
となっていることを条件として、当該遊技者が前記遊技
機により遊技を行なうことを許容する遊技許容手段を含
むことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記ランキン
グ手段は、所定の基準に基づいて定められた複数の等級
に従って前記遊技機利用情報または前記収支情報を分類
し、当該等級により前記ランク付けを行なうことを特徴
とする。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記ランキン
グ手段は、前記遊技機利用情報または前記収支情報を前
記遊技者ごとに比較して当該遊技者の遊技機利用状況ま
たは当該遊技者の収支について順位づけを行ない、当該
順位により前記ランク付けを行なうことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項3また
は請求項4に記載の発明の構成に加えて、前記情報出力
手段は、前記ランキング手段によるランク付けの結果に
基づいて前記遊技機利用情報または前記収支情報がソー
トされた状態で複数の前記遊技者の前記収支情報と前記
遊技機利用情報とを出力可能であることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、遊技情報分
類手段の働きにより、遊技者が所持している記録媒体の
記録情報が読取られて当該遊技者を特定可能な状態とな
っていることを条件として、当該遊技者の前記遊技機の
利用度合を把握可能な遊技機利用情報と当該遊技者の遊
技の収支を把握可能な収支情報とが当該記録媒体の記録
情報に従って遊技者ごとに分類される。そして、ランキ
ング手段の働きにより、前記遊技機利用情報または前記
収支情報に対して所定のランク付けが行なわれる。さら
に、情報出力手段の働きにより、前記収支情報と前記遊
技機利用情報とが、前記ランキング手段によるランク付
けの結果とともに前記遊技者ごとに視覚的に認識可能な
態様で出力される。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、遊技許容手段の働きに
より、遊技者が所持している記録媒体の記録情報が読取
られて当該遊技者を特定可能な状態となっていることを
条件として、当該遊技者が前記遊技機により遊技を行な
うことが許容される。
【0013】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、ランキ
ング手段の働きにより、所定の基準に基づいて定められ
た複数の等級に従って前記遊技機利用情報または前記収
支情報が分類され当該等級により前記ランク付けが行な
われる。
【0014】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1または請求項2に記載の発明の作用に加えて、ランキ
ング手段の働きにより、前記遊技機利用情報または前記
収支情報が前記遊技者ごとに比較されて当該遊技者の遊
技機利用状況または当該遊技者の収支について順位づけ
が行なわれ、当該順位により前記ランク付けが行なわれ
る。
【0015】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
3または請求項4に記載の発明の作用に加えて、情報出
力手段の働きにより、前記ランキング手段によるランク
付けの結果に基づいて前記遊技機利用情報または前記収
支情報がソートされた状態で複数の前記遊技者の前記収
支情報と前記遊技機利用情報とが出力される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発
明にはこれらに限らず、コイン遊技機やスロットマシン
などであってもよい。
【0017】図1は、遊技機1、共通カードユニット1
00、会員カード処理装置20を示す正面図である。遊
技機1には、操作部17が遊技機1の前面板4に対して
前面に突出する態様で設けられている。なお、操作部1
7の上面部分(図1では見えない)には、図4に示す残
額表示器23,ドット表示器16,貯玉引落スイッチ5
8a,返却スイッチ22a,返却可表示器22b,引落
スイッチ21a,引落可表示器21b,精算スイッチ5
7aが設けられている。
【0018】会員カード処理装置20は、後述する会員
カード200a(図2参照)を処理するための装置であ
り、会員カード200aを挿入するためのカード挿入口
20b、遊技を終了する際に押圧する遊技終了スイッチ
20c、所定の文字などの表示を行なうための表示部2
0dが設けられている。なお、会員カード200aと
は、遊技者の意思により会員登録を済ませている遊技場
会員(以下、会員と略す)に対して遊技場が発行するカ
ードである。また、遊技機1は、会員専用の遊技機であ
り、会員カード200aを会員カード処理装置20に挿
入することにより、遊技が可能となる。
【0019】会員カード処理装置20は、会員の遊技に
関する遊技情報を会員ごとに集計する機能を有する管理
装置270(図3参照)と接続されている。会員カード
処理装置20に会員カード200aが受付けられること
により、管理装置270で遊技者が特定されて、当該遊
技者の遊技の収支状況、当該遊技者が遊技機1で遊技を
行なった遊技時間、その他の遊技状況を示す各種遊技情
報が収集される。
【0020】遊技機1で遊技を行なうためには、会員と
なっている遊技者が所持している会員カード200aを
会員カード処理装置20のカード挿入口20bに挿入す
る必要がある。会員カード処理装置20は、挿入された
会員カード200aの記録情報を読取って管理装置27
0へ送信する。管理装置270は所定の制御動作を行な
い、遊技機1へ遊技許容情報を送信する。これにより、
遊技機1の打球操作ハンドル5が能動化されるととも
に、会員カード処理装置20の表示部20dには、会員
が所有している貯玉数などが表示される。
【0021】ここで貯玉とは、遊技者が遊技で獲得した
持点を変換して遊技場預かりとした遊技価値であって、
遊技当日以降も有効に保存される価値をいう。遊技機1
での遊技結果を精算することで遊技者に付与される出玉
は、所定の景品と交換したりすることもできるが、日が
変われば無効とされる。しかしながら、出玉を貯玉に変
換することにより、遊技行為当日のみならず過去におい
て獲得した出玉を累積的に遊技場に保管しておくことが
できる。また、貯玉を繰返し行なうことにより、一度の
遊技では獲得することが困難な景品交換額の大きな景品
を入手できるようになる。
【0022】引き続いて遊技者は、パチンコ遊技機1に
接続されている共通カードユニット100の共通カード
挿入・排出口101に自己が所有する共通カードを挿入
する。共通カードとは、共通カードシステムに加盟して
いる遊技場なら全国どこでも使用できる第三者発行型の
プリペイドカードのことである。この共通カードをカー
ド挿入・排出口101に挿入することにより、その挿入
された会員カードに記録されているカード残高がカード
リーダライタユニット111により読取られる。そし
て、その読取られたカード残高が操作部17に設けられ
た残額表示器23(図4参照)に表示される。
【0023】図中105は、共通カードユニットが使用
可能な状態であることを点灯表示するユニット使用可表
示器である。102は端数表示スイッチであり、共通カ
ードの残額に端数が存在する場合に、この端数表示スイ
ッチ102を押圧操作することにより、その端数が残額
表示器23により表示されるように構成されている。1
03は連結方向表示器であり、この共通カードユニット
100が接続されているパチンコ遊技機の接続方向を点
灯表示するものである。104はカード挿入表示器であ
り、カード挿入・排出口101に共通カードが挿入され
ている旨を点灯表示するものである。また106は情報
出力部であり、各種情報を遊技場に設置されている管理
装置270に出力するためのものである。170は情報
入力部であり、各種情報が管理装置270から入力され
る。また3はガラス扉であり、遊技領域28の前面を開
閉可能に覆うものである。
【0024】引落可表示器21bが点灯しており、引落
しが可能な状態であることを確認して遊技者が引落スイ
ッチ21a(図4参照)を押圧操作すると、予め定めら
れた額(たとえば100円)がカード残高から引落され
て持点に加算更新される。その加算更新された持点がド
ット表示器16(図4参照)により表示されるととも
に、引落された後の減額更新された残額が残額表示器2
3(図4参照)により表示される。なお、ドット表示器
16は、複数のLEDから構成されており、ドットマト
リックス表示形式で表示を行なうものである。また、遊
技機1の前面枠の上方部分には、持点を点灯量によって
アナログ的に表示する持点アナログ表示器13が設けら
れている。また、持点アナログ表示器13の左右にはス
ピーカ14が設けられている。
【0025】なお、貯玉を所有している遊技者は、貯玉
引落スイッチ58a(図4参照)を操作することにより
貯玉を引落として遊技に使用する持点とすることも可能
である。
【0026】持点が存在する状態で、遊技者が打球操作
ハンドル5を操作すれば、打球ハンマー24が間欠揺動
し、パチンコ玉が1発ずつ弾発発射されて遊技盤27の
前面に形成されている遊技領域28に打込まれる。弾発
発射された発射玉は発射玉検出器25により検出され
る。パチンコ玉が発射玉検出器25により検出される度
に、持点が「1」ずつ減算されてドット表示器16ある
いは持点アナログ表示器13により減算表示が行なわれ
る。発射勢いが弱すぎて遊技領域28にまで到達しなか
ったパチンコ玉は、流下してきてファール玉戻り口36
3に進入した後、ファール玉として検出される。ファー
ル玉が検出される度に、持点が「1」ずつ加算されてド
ット表示器16あるいは持点アナログ表示器13により
加算表示が行なわれる。
【0027】可変表示装置29の上方に設けられている
玉入口38にパチンコ玉が進入すれば、その玉が下方に
誘導されて始動入賞口40の上方にまで導かれ、その始
動入賞口40の上方から再度遊技領域28に放出され
る。その結果、その放出されたパチンコ玉は始動入賞口
40に入賞しやすい状態となる。可変表示装置29が可
変表示している最中にパチンコ玉が始動入賞口40に再
度入賞すれば、その始動入賞が記憶され、可変表示装置
29の可変表示が停止して再度可変開始できる状態にな
った段階でその始動入賞記憶に基づいて再度可変表示装
置29が可変表示される。この始動入賞記憶の上限はた
とえば4に定められている。
【0028】打玉が始動入賞口39に入賞すれば、普通
図柄用表示器11で図柄の可変表示が開始される。普通
図柄用表示器11で可変表示される図柄を特に「普通図
柄」と呼ぶ。普通図柄用表示器11が可変表示された結
果、たとえば「3」が表示されて当りとなれば、ソレノ
イド40aが励磁されて始動入賞口40に設けられた開
成翼片が所定期間(たとえば5秒)開成する。始動入賞
口40が開成状態となることで打玉が始動入賞口40に
入賞しやすい遊技状態となる。普通図柄用表示器11が
可変表示している最中にパチンコ玉が始動入賞口39に
再度入賞すれば、その始動入賞が記憶され、普通図柄用
表示器11の可変表示が停止して再度可変開始できる状
態になった段階でその始動入賞記憶に基づいて再度普通
図柄用表示器11が可変表示されることとなる。この始
動入賞記憶の上限はたとえば4に定められている。
【0029】パチンコ玉が始動入賞口40に入賞して始
動入賞玉検出器41により検出されれば、可変表示装置
29で特別図柄の可変表示が開始する。可変表示装置2
9には、3行×3列の図柄停止表示領域が構成されてお
り、上段横ライン、中段横ライン、下段横ライン、左右
斜めラインの計5ラインで図柄配列有効ラインが構成さ
れている。そして、可変表示装置29の可変表示が停止
した際に、予め定められた大当り図柄がいずれかの図柄
配列有効ラインに揃って停止表示されれば(図では斜め
の図柄配列有効ラインで777が停止表示されてい
る)、大当りとなり、特定遊技状態が発生する。これに
より、可変入賞球装置30の開閉板32が開成し、入賞
開口31内に打玉が入賞しやすい遊技者にとって有利な
第1の状態となる。可変入賞球装置30は、通常時にお
いてはソレノイド33が励磁されていないために、開閉
板32が閉成して打玉が入賞不可能な第2の状態となっ
ているが、前記特定遊技状態が発生すれば、ソレノイド
33が励磁されて可変入賞球装置30が第1の状態とな
る大当り制御が行なわれる。この可変入賞球装置30の
第1の状態は、打玉の所定個数(たとえば10個)の入
賞あるいは所定期間(たとえば30秒間)の経過のうち
いずれか早いほうの条件が成立することにより終了して
遊技者にとって不利な第2の状態となる。また、可変入
賞球装置30の入賞開口31内には、所定箇所に特定入
賞領域(Vポケット)34が設けられており、この特定
入賞領域34に入賞した入賞玉が特定入賞玉検出器35
により検出される。また、可変入賞球装置30内に入賞
したすべての入賞玉が入賞個数検出器36により検出さ
れる。
【0030】可変入賞球装置30が第1の状態となって
いる期間中に打玉が特定入賞領域34に入賞して特定入
賞玉検出器35により検出されれば、その回の可変入賞
球装置30の第1の状態が終了するのを待って再度可変
入賞球装置30を第1の状態に制御する繰返継続制御が
行なわれる。この繰返継続制御の上限回数はたとえば1
6回と定められている。
【0031】さらに、大当りが予め定められた確変図柄
(本実施形態では、たとえば3、7)により発生してい
た場合には、その大当りに基づいた所定回数の繰返継続
制御が終了した後に、大当りの発生する確率が高くな
る。これを、確率変動(確変)という。この確率変動の
状態は、確変図柄による大当り制御(繰返継続制御)の
終了後、少なくとも大当りが再度2回発生するまで継続
し、その間に発生した大当りが確変図柄によるものであ
れば、さらにその後に大当りが2回発生するまで確率変
動の状態が継続する。
【0032】12は遊技続行許容表示器であり、遊技状
態が遊技続行許容状態になっている場合には点灯し、遊
技者にその旨が報知される。ここで遊技続行許容状態と
は、大当りに基づいた繰返継続制御終了後、遊技者がそ
の時点で所有している持点を引き続き使用して遊技を続
行できる状態をいう。また、このように持点を引き続き
使用して遊技を続行する遊技行為を特に持玉遊技とい
う。
【0033】一方、続行許容表示器12が消灯している
場合には持玉遊技が禁止され、繰返継続制御終了時に打
球発射ユニット53(図4参照)が不能動化されて打玉
が発射できない遊技不能状態に制御される。遊技を継続
したい遊技者は、精算スイッチ57aを操作して一旦、
持点を精算しなければならない。
【0034】本実施形態では、遊技状態が確率変動状態
にある場合には持玉遊技が許容される。さらに、予めラ
ッキーナンバーとして定められた特別図柄で大当りが発
生した場合には、その後、予めアンラッキーナンバーと
して定められた特別図柄で大当りが発生するまで持玉遊
技が許容される。遊技状態が確率変動状態でない場合に
は、ラッキーナンバーで大当りが発生するまでは、繰返
継続制御が終了するごとに持玉遊技が禁止される。
【0035】精算スイッチ57aを操作すれば、精算時
点の持点が特定されて管理装置270で会員カード20
0aの会員番号(ID)ごとにその持点が累積的に記憶
される。そして、会員カード処理装置20の表示部20
dで精算が終了した旨の表示が行なわれる。また、遊技
者が最終的にその遊技機1の遊技を終了したい場合に
は、会員カード処理装置20の遊技終了スイッチ20c
を押圧する。すると、管理装置270にその旨の情報が
送信されるとともに、挿入されている会員カード200
aがカード挿入口20bから排出される。また、遊技機
1の打球操作ハンドル5が不能動化される。
【0036】図中43は、遊技状態に応じて点灯または
点滅するランプである。また遊技領域28の最下端部分
には、いずれの入賞口や入賞球装置にも入賞しなかった
パチンコ玉をアウト玉として回収するアウト口42が形
成されている。また、パチンコ玉が入賞口あるいは入賞
球装置に入賞すれば、予め定められた大きさの得点がド
ット表示器16に加算更新される。またスピーカ14か
らは、打玉の入賞等に伴なう持点への加算更新時におけ
る加算音が出力されるとともに、共通カードの残額から
引落した場合の貸出音等が出力され、あるいは、持点が
少なくなった場合に、その旨が遊技者に報知される。前
面板4には、スピーカ19が設けられており、このスピ
ーカ19からは、前記大当り時における効果音等が発っ
せられる。
【0037】図2は、会員カード200aを説明するた
めの説明図である。会員カード200aは集積回路(L
SI)を含むICカードで構成されており、外部装置か
ら会員カード200a内へ情報を書込み、あるいは会員
カード200a内の情報を読出すためのコネクタ(接触
端子)201aと、制御動作を所定の手順で実行するた
めのカード制御用マイクロコンピュータ202aと、各
種情報が記憶されるEEPROM203aとを含む。な
お、カード制御用マイクロコンピュータ202aには、
CPU、CPUの動作プログラムデータを格納するRO
M、必要な制御動作データの書込および読出が行なわれ
るRAMを含んでいる。
【0038】この会員カード200aには、会員を特定
するための固有の会員ナンバー(ID)、会員の氏名や
住所などといった会員情報、その他、持点や貯玉などに
関する情報が記憶されている。
【0039】図3は、管理装置270、遊技機1、会員
カード処理装置20の間で送受信される情報のフローを
説明するための説明図である。
【0040】管理装置270は、たとえば遊技場に設置
されるホール用管理コンピュータなどで構成される。管
理装置270では、会員に関する各種の遊技情報が収集
され、管理されるとともに、会員の遊技状況が把握され
る。また、遊技機1の遊技許否判断が行われる。管理装
置270は、情報管理用マイクロコンピュータ270
a、情報記憶部270b、情報表示部270c、情報印
字部270d、操作部270eを含む。
【0041】情報記憶部270bには、会員情報(氏
名、住所、年齢、性別など)の他、会員の遊技履歴を把
握可能な遊技情報が、会員カード200aのIDごとに
分類されて記憶されており、会員が遊技場を利用する都
度、その情報が更新されている。情報記憶部270bに
記憶される遊技情報には、会員が所有する貯玉や持玉を
特定するための情報、会員が遊技機1で遊技を行った累
積時間を表す遊技時間情報、会員の遊技場来店回数を表
す来店回数情報、会員の遊技の収支を表す収支情報など
が含まれる。
【0042】情報表示部270cには、操作部270e
の操作に応じたコマンド情報や、会員の遊技情報などが
所定の態様で表示される。情報印字部270dからは、
操作部270eの操作に応じた所定の態様で会員の遊技
情報が出力される。情報表示部270cまたは情報印字
部270dで出力される会員の遊技情報の出力フォーマ
ット例については、図5〜図9で後述する。
【0043】会員カード処理装置20に適切な会員カー
ド200aが挿入されれば、会員カード処理装置20の
会員カード処理用マイクロコンピュータ20aから管理
装置270へ遊技要求情報が出力される。情報管理用マ
イクロコンピュータ270aは、遊技要求情報に含まれ
る会員カード270aのIDを割り出して、重複するI
Dですでに遊技が行われていないことを確認した上で、
会員カード処理装置20に対応する遊技機1で特定の会
員の遊技が開始されることを記憶する。そして、情報管
理用マイクロコンピュータ270aは、対応する遊技機
1に遊技許容情報を出力する。さらに情報管理用マイク
ロコンピュータ270aは、情報記憶部270bの記憶
に基づいて会員の所有している貯玉に関する情報を参照
し、貯玉数を特定可能な貯玉情報を遊技機1へ出力す
る。
【0044】遊技機1には、遊技内容を制御するための
遊技制御用マイクロコンピュータ115と、遊技者の持
点を制御するための持点制御用マイクロコンピュータ9
2とが設けられている。
【0045】管理装置270から出力された遊技許容情
報および貯玉情報は持点制御用マイクロコンピュータ9
2へ入力される。持点制御用マイクロコンピュータ92
は、遊技許容情報の入力に応じて打球発射ユニット53
を能動化する。これにより、遊技者は打球操作ハンドル
5(図1参照)を操作して打球操作することができるよ
うになる。さらに貯玉情報の入力に応じてその貯玉数を
記憶するとともに会員カード処理装置20へ貯玉表示情
報を出力する。これにより会員カード処理装置20の表
示部20dには、遊技者の所有している貯玉数が表示さ
れる。
【0046】共通カードユニット100(図1参照)で
カード残高の引落が行なわれて玉貸し操作されれば、そ
の残高数を特定するための残高引落情報が持点制御用マ
イクロコンピュータ92から管理装置270へ出力され
る。また、貯玉の引落が行なわれた場合には貯玉引落情
報が出力され、遊技が開始して打玉が遊技領域へ発射さ
れれば、打玉の打込数を特定可能な打込情報が出力さ
れ、打玉の入賞に応じて持点が付与されれば、付与され
た持点数を特定可能な払出情報が出力される。遊技機1
で精算操作が行なわれれば、持点制御用マイクロコンピ
ュータ92は管理装置270へ精算情報を出力するとと
もに会員カード処理装置20へ精算表示情報を出力す
る。精算表示情報の入力により、会員カード処理装置2
0の表示部20dには精算が終了した旨の表示が行なわ
れる。
【0047】一方、遊技制御用マイクロコンピュータ1
15から管理装置270へは、大当り情報、有効始動情
報、確変情報が、それぞれ出力される。大当り情報は、
可変表示装置29(図1参照)で大当りが発生した場合
に出力される情報であり、大当りの発生からその大当り
に基づく繰返し継続制御の終了するまで継続して情報が
出力されている。有効始動情報は、前述した有効始動回
数を特定するための情報であり、可変表示装置29で特
別図柄の可変表示が行なわれる毎に出力される。確変情
報は、遊技状態が確率変動状態にある場合に継続して出
力される情報である。
【0048】遊技者が遊技を終了するために会員カード
処理装置20の遊技終了スイッチ20cを押圧すれば、
カード挿入口20bより会員カード200aが排出され
るとともに、遊技終了情報が管理装置270へ出力され
る。
【0049】遊技機1から管理装置270へ入力された
各種情報は、情報管理用マイクロコンピュータ270a
により、会員のID毎に分類されて遊技情報として累積
的に記憶される。
【0050】管理装置270に貯玉引落情報が入力され
れば、情報管理用マイクロコンピュータ270aは、遊
技情報の一部として情報記憶部270cに記憶されてい
る会員の貯玉数を更新する。精算情報が入力されれば、
情報管理用マイクロコンピュータ270aは、精算情報
をID毎に会員別情報として記憶する。打込情報が入力
されれば、情報管理用マイクロコンピュータ270a
は、打込情報に基づいて後述する打込数カウンタのカウ
ンタ値を加算更新し、遊技者の打球発射した玉数をID
ごとに累積的に記憶する処理を行う。この処理により記
憶される玉数に基づいて情報管理用マイクロコンピュー
タ270aは、以下の演算を行い、会員ごとの遊技時間
を算出する。
【0051】すなわち、遊技機1は、打球操作ハンドル
5が操作されている状態では、たとえば1分間当たりに
100発の打玉が発射されるように構成されている。し
たがって、打込情報に基づいて会員ごとに記憶している
打込数を参照することにより、たとえば、打込数が60
00発(100発×60)である場合には遊技時間が1
時間であるなどという具合に遊技時間が算出されるので
ある。情報管理用マイクロコンピュータ270aは、こ
のような方法により会員ごとに遊技時間を算出して、こ
れを遊技時間情報として情報記憶部270cに記憶す
る。
【0052】さらに情報管理用マイクロコンピュータ2
70aは、打込情報と払出情報とに基づいて会員の収支
を把握するための収支情報の演算を行う。すなわち、打
込情報に基づいて後述する収支カウンタのカウンタ値を
減算更新し、払出情報に基づいてそのカウンタ値を加算
更新する。これにより、各会員ごとに設けられた収支カ
ウンタには、各会員が遊技で得た利益の大きさを算出す
るための基礎となる持点数が記憶される。たとえば、持
点数1点あたり、4円の価値が認められているとすれ
ば、情報管理用マイクロコンピュータ270aは、収支
カウンタに記憶される持点数に4を乗じて各会員の収支
情報を生成する。なお、収支カウンタのカウンタ値がマ
イナスの値であれば、不利益数が算出されることにな
る。
【0053】また、遊技終了情報が入力されれば、情報
管理用マイクロコンピュータ270aは、会員のその遊
技がその日初めて行われた遊技であるか否かを判断し、
初回の遊技であれば、後述する来店回数カウンタのカウ
ンタ値を加算更新して来店回数情報として情報記憶部2
70cにこれを記憶する。さらに情報管理用マイクロコ
ンピュータ270aは、対応する遊技機1へ遊技終了確
認情報を出力した後、IDと遊技機1との対応関係を把
握するために記憶している情報を破棄する。一方、遊技
終了確認情報を受信した持点制御用マイクロコンピュー
タ92は、打球発射ユニット53を不能動化する。
【0054】操作部270eは、たとえばキーボードな
どにより構成されており、遊技場の管理者などにより、
その操作が行われる。この操作部270eで会員の遊技
情報を出力するための所定操作が行われれば、その操作
信号が、情報管理用マイクロコンピュータ270aに入
力される。情報管理用マイクロコンピュータ270a
は、操作信号に基づいて情報記憶部270cに記憶され
ている各会員の遊技時間情報、来店回数情報、収支情報
を参照し、順位付けや等級付けを行うためのランク付け
処理を実行する。順位付けは、たとえば、遊技時間の長
い順、来店回数の多い順、遊技者の所有する利益の多い
順にそれぞれの情報に従って、1位から順に行われる。
また、等級付けは、たとえば会員数を5等分して、遊技
時間の長い順、来店回数の多い順、遊技者の利益の多い
順にそれぞれの情報に従ってA,B,C,D,Eの等級
にそれぞれの情報を分類することにより行われる。ある
いは、各等級(A,B,C,D,E,…)ごとに所定の
しきい値を予め定めておいて、そのしきい値に従って各
情報を分類するようにしてもよい。
【0055】情報管理用マイクロコンピュータ270a
は、ランク付け処理を終了した後、操作信号に応じた態
様で会員の遊技情報を情報表示部270cに表示させ
る。さらに、その情報を情報印字部270dより出力す
べき旨の操作信号が操作部270eより入力されれば、
情報管理用マイクロコンピュータ270aは、その情報
を印字するための制御を実行する。
【0056】図4は、共通カードユニット制御基板10
7と持点制御基板91およびそれらの周辺機器の制御回
路を示すブロック図である。
【0057】図中100は共通カードユニットを示して
おり、この共通カードユニット100の1点鎖線で囲ま
れたブロック内に示された各種制御回路や電気機器が共
通カードユニット100に設けられている。また、1は
遊技機を示しており、この遊技機1の2点鎖線で囲まれ
たブロック内に示されている各種制御回路や電子機器が
遊技機1に設けられている。
【0058】共通カードユニット制御基板107には、
共通カードユニット制御用マイクロコンピュータ126
が設けられている。この共通カードユニット制御用マイ
クロコンピュータ126には、図示しないCPU,RA
M,ROM等が設けられている。さらに、共通カードユ
ニット制御基板107には、コネクタ109,110,
129,131,133,共通カード用カードリーダラ
イタ制御回路127,スイッチ回路128,LED回路
130,情報出力回路132,情報入力回路171,ス
イッチ回路134,LED回路135,信号回路13
6,電源回路137が設けられている。
【0059】信号回路136と信号回路149とは、フ
ォトカプラで構成されており、電気信号を一旦光信号に
変換した後再度電気信号に変換するように構成されてい
る。そして、この信号回路136,149,コネクタ1
09,142,139,82を介して、共通カードユニ
ット制御用マイクロコンピュータ126と持点制御用マ
イクロコンピュータ92との間で、ユニット接続信号,
ユニット動作信号,引落要求信号,引落完了信号,P機
動作信号の各信号が送受信される。
【0060】共通カードユニット100の共通カード用
カードリーダライタユニット111に対し、コネクタ1
12,110,カードリーダライタ制御回路127を介
して共通カードユニット制御用マイクロコンピュータ1
26が電気的に接続されており、共通カード用カードリ
ーダライタユニット111からのカード挿入検出信号や
挿入された共通カードに記録されているカード情報を読
取ったカード情報信号等が共通カードユニット制御用マ
イクロコンピュータ126に入力される。
【0061】共通カードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ126は、LED回路130,コネクタ131を
介して、ユニット使用可表示器105,カード挿入表示
器104,連結方向表示器103を表示制御するための
信号を出力する。共通カードユニット制御用マイクロコ
ンピュータ126は、情報出力回路132,コネクタ1
33を介して情報出力部106から管理装置270にカ
ード残高の引落額データなどを出力する。管理装置27
0から出力された管理用情報が、情報入力部170,コ
ネクタ133,情報入力回路171を介して共通カード
ユニット制御用マイクロコンピュータ126に入力され
る。
【0062】共通カードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ126は、共通カードの受入れが可能な状態であ
れば、LED回路135,コネクタ109,142,1
41,145を介して引落可表示器21bを点灯させる
ための制御用信号を出力する。
【0063】正規の共通カードが挿入されれば、共通カ
ードユニット制御用マイクロコンピュータ126は、カ
ード残高を表示させるための表示制御信号を、LED回
路135,コネクタ109,142,141,145を
介して残額表示器23へ出力する。また、カード残高の
引落しに伴ってその表示を更新するための表示制御用信
号を出力する。
【0064】引落しスイッチ21aが押圧操作されれ
ば、その操作に基づく操作信号が、コネクタ144,1
40,142,109,スイッチ回路134を介して共
通カードユニット制御用マイクロコンピュータ126に
入力される。共通カードユニット制御用マイクロコンピ
ュータ126は、共通カードのカード残高から所定残高
の引落しを行なうとともに、その旨を表す情報を信号回
路136,コネクタ109,142,139,82,信
号回路149を介して持点制御用マイクロコンピュータ
92へ出力する。
【0065】返却スイッチ22aが押圧操作されれば、
その操作に基づく操作信号が、コネクタ144,14
0,142,109,スイッチ回路134を介して共通
カードユニット制御用マイクロコンピュータ126に入
力される。共通カードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ126は、引落しされた後の新たな残額データ等を
カードリーダライタ制御回路127,コネクタ110,
112を介して共通カード用カードリーダライタユニッ
ト111に出力するとともに、共通カード排出制御用信
号を出力する。
【0066】端数表示スイッチ102が押圧操作されれ
ば、その操作信号がコネクタ129,スイッチ回路12
8を介して共通カードユニット制御用マイクロコンピュ
ータ126に入力される。引落額設定スイッチ108が
操作されれば、その操作信号がコネクタ129,スイッ
チ回路128を介して共通カードユニット制御用マイク
ロコンピュータ126に入力される。
【0067】また、持点制御基板91には、コネクタ8
2,84a,84b,84e,144,145,14
6,157,158,音回路152,スイッチ回路15
3,LED回路154,信号回路149,電源回路15
6,発射制御回路151,カードリーダライタ制御回路
59が設けられている。
【0068】遊技機1の操作部17には、引落スイッチ
21a,返却スイッチ22a,引落可表示器21b,残
額表示器23,精算スイッチ57a,貯玉引落スイッチ
58a,ドット表示器16,返却可表示器22bが設け
られている。精算スイッチ57aが操作されれば、その
操作信号が、コネクタ147,158,スイッチ回路1
53を介して持点制御用マイクロコンピュータ92に入
力される。持点制御用マイクロコンピュータ92は、精
算情報を管理装置270(図3参照)へ出力する。さら
に管理装置270で持点の更新が終了したことを条件
に、コネクタ84eを介して会員カード処理装置20へ
精算終了表示のための制御信号を出力する。
【0069】また、持点制御用マイクロコンピュータ9
2から、音回路152,コネクタ157,146を介し
てスピーカ19に音発生用の制御信号が出力される。持
点制御用マイクロコンピュータ92は、発射制御回路1
51,コネクタ84aを介して打球発射ユニット53に
電気的に接続されている。持点制御用マイクロコンピュ
ータ92は、会員による遊技が終了して遊技を禁止する
際には打球発射ユニット53の打球モータ54を駆動制
御するための制御信号を停止する。
【0070】この持点制御基板91に設けられている各
種制御回路や電子機器は、電源回路156からの所定の
直流電流が供給される。また、共通カードユニット制御
基板107に設けられている各種制御回路や電子機器
は、電源回路137からの所定の直流電流が供給され
る。
【0071】図5〜図9は、管理装置270の情報表示
部270c(図3参照)に表示され、または情報印字部
270d(図3参照)からプリントアウトされる会員の
遊技情報について、その出力フォーマット例を説明する
ための説明図である。図5の出力フォーマットは、会員
ナンバー(ID)の順に、会員名、遊技時間情報、来店
回数情報、収支情報がそれぞれ表形式で出力されるもの
である。
【0072】「遊技時間」の欄には、遊技者が遊技機1
で遊技を行った累積時間が表示される。この累積時間
は、遊技機1の台番号や機種に因らず、遊技者が会員と
なってから今日に至るまでの間に遊技機1で遊技を行っ
た累積時間であり、前述した遊技時間情報に基づき出力
される。この遊技時間を参照することにより、たとえ
ば、遊技場管理者は、個々の会員の遊技時間を把握でき
る。また、遊技場が、遊技機1のみを設置して遊技の提
供をするならば、遊技場を訪れる遊技者の遊技時間を正
確に把握できることになる。遊技機1は、会員カード2
00aを利用して始めて遊技が許容されるタイプの遊技
機だからである。
【0073】「来店回数」の欄には、遊技者が遊技場を
訪れた回数が表示される。この来店回数は、前述した来
店回数情報に基づき出力される。なお、来店回数情報
は、前述したように会員カード処理装置20から遊技終
了情報が入力されたことを条件にその回数が更新され
る。したがって、遊技者が遊技機1で遊技をすることな
く遊技場を後にした場合には、来店回数としてカウント
されない。よって、出力された来店回数を参照すること
により、たとえば、遊技場管理者は、遊技者が遊技機1
を利用した正確な延べ日数を把握できる。
【0074】「収支」の欄には、遊技者の遊技収支が、
たとえば円単位で表示される。この収支は、前述した収
支情報に基づき出力される。たとえば、遊技場管理者
は、この「収支」の欄と、前記「来店回数」の欄または
「遊技時間」の欄とを比較対照することにより、各会員
遊技者の遊技状況をより的確に把握できる。同程度の収
支結果を残す複数の遊技者が存在する場合であっても、
遊技時間の長さや来店回数の多さによって各遊技者の遊
技に対する満足度や遊技技量は異なるはずであり、この
出力フォーマットによれば、収支情報と遊技時間情報ま
たは来店回数情報とを比較対照することにより、それら
を的確に把握し得るからである。
【0075】さらに、これらの情報を互いに比較するこ
とにより、俗にパチプロやセミプロなどと呼ばれる職業
的遊技者を推定できる一方、長期に渡り遊技場に足を運
んで遊技を行うような、遊技場にとっていわば得意客と
なる者でありながらも、余りに多大な不利益を被ってい
る遊技者を特定できることになる。前者の推定は、遊技
時間または来店回数が極めて多く、かつ、多額の利益を
得ている者を探し出すことにより可能だからであり、後
者の特定は、遊技時間または来店回数が極めて多く、か
つ、多額の不利益を被っている者を探し出すことにより
可能だからである。
【0076】また、遊技時間に比較して通常では考えら
れないようなあまりに多大な利益を得ている者を探し出
すことにより、不正者をも推定し得る。
【0077】以上の効果は、いずれも収支と遊技時間ま
たは来店来店回数とを特に比較対照できる態様の出力フ
ォーマットとしたことにより、初めて奏される特有の効
果である。
【0078】次に、図6の出力フォーマットは、図5の
出力フォーマットに対して、順位と等級とが付加された
ものである。「遊技時間」、「来店回数」、「収支」の
各欄には、前述した順位(1、2、3、…)と等級
(A,B,C,D,E)とがそれぞれ表示される。
【0079】図5に示した出力フォーマットによって、
各会員遊技者の遊技状況をより的確に把握できるという
前記特有の効果が奏されるが、会員ナンバー(ID)の
順に、会員名、遊技時間、来店回数、収支に関する情報
がそれぞれ表形式で出力されるのみであるため、各情報
の相関関係を即座に把握することが必ずしも容易とはい
えない。図6の出力フォーマットによれば、「遊技時
間」、「来店回数」、「収支」の各欄に順位と等級とが
それぞれ表示されるために、遊技時間の長短、来店回数
の多少、収支の大小が、比較的容易に把握できることに
なる。特に、「順位」の欄を参照すれば、会員全体の中
の各会員の位置を簡単に把握できる。一方、「等級」の
欄を参照すれば、各会員の大まかな位置を簡単に把握で
きる。
【0080】次に、図7(a)〜図7(c)の出力フォ
ーマットは、それぞれ、収支情報などの各情報が前記順
位に従ってソートされた状態で、複数の遊技者の収支情
報、来店回数情報、収支情報が出力される態様のもので
ある。図7(a)は、収支情報の順位に従ってソートさ
れたものであり、収支ランキング(順位)として出力さ
れる。図7(b)は、遊技時間情報の順位に従ってソー
トされたものであり、遊技時間ランキング(順位)とし
て出力される。図7(c)は、来店回数情報の順位に従
ってソートされたものであり、来店回数ランキング(順
位)として出力される。また、図7(d)は、収支率の
高い順位に従ってソートされたものであり、収支率ラン
キング(順位)として出力される。ここで、収支率と
は、各会員遊技者の収支(たとえば円単位)を遊技時間
で除することにより算出されるデータである。収支率が
高いということは、すなわち、効率良く遊技に勝ってい
るとうことを表すことになる。
【0081】図7(a)〜図7(c)の出力フォーマッ
トによれば、遊技情報が、「遊技時間」、「来店回
数」、「収支」の各遊技情報の順位ごとにソートされた
状態で出力されるために、「遊技時間」、「来店回
数」、「収支」のうち、いずれかの遊技情報を基準にし
て遊技者の遊技状況の良し悪しを順番に知ることができ
るため、遊技状況の把握が一層容易となる。また、図7
(d)の出力フォーマットによれば、遊技者の収支率を
容易に把握できるため、俗にパチプロやセミプロなどと
呼ばれる職業的遊技者の特定に便利である。また、異常
に高い収支率をあげている遊技者を容易に見つけ出すこ
とができるため、不正を働いている遊技者を特定するの
に役立つ。
【0082】次に、図8(a)〜図8(c)の出力フォ
ーマットは、それぞれ、収支情報などの各情報が前記等
級に従ってソートされた状態で、複数の遊技者の収支情
報、来店回数情報、収支情報が出力される態様のもので
ある。図8(a)は、収支情報の等級に従ってソートさ
れたものであり、収支ランキング(等級)として出力さ
れる。図8(b)は、遊技時間情報の等級に従ってソー
トされたものであり、遊技時間ランキング(等級)とし
て出力される。図8(c)は、来店回数情報の等級に従
ってソートされたものであり、来店回数ランキング(等
級)として出力される。また、図8(d)は、収支率の
高い順位に従ってソートされたものであり、収支率ラン
キング(等級)として出力される。
【0083】図8(a)〜図8(c)の出力フォーマッ
トによれば、遊技情報が、「遊技時間」、「来店回
数」、「収支」の各遊技情報の等級ごとにソートされた
状態で出力されるために、「遊技時間」、「来店回
数」、「収支」のうち、いずれかの遊技情報を基準にし
て遊技者の遊技状況の良し悪しを「等級」というグルー
プ枠の中で把握できるため、遊技者の特性別(遊技時間
の長い遊技者別、遊技時間の短い遊技者別、収益の多い
遊技者別、収益の少ない遊技者別など)に当該遊技者の
遊技状況を容易に把握できる。また、図8(d)の出力
フォーマットによれば、遊技者の収支率を容易に把握で
きるため、俗にパチプロやセミプロなどと呼ばれる職業
的遊技者の特定に便利である。また、異常に高い収支率
をあげている遊技者を容易に見つけ出すことができるた
め、不正を働いている遊技者を特定するのに役立つ。
【0084】次に、図9(a)の出力フォーマットは、
収支と遊技時間とがともに等級Aに属する情報を持つ遊
技者のみを抽出して出力される態様のものであり、図9
(b)の出力フォーマットは、収支と来店回数とがとも
に等級Aに属する情報を持つ遊技者のみを抽出して出力
される態様のものである。また、図9(c)の出力フォ
ーマットは、遊技時間が等級Aに属する一方で収支が等
級Eに属する情報を持つ遊技者のみを抽出して出力され
る態様のものである。
【0085】図9(a)〜図9(c)のような出力フォ
ーマットによれば、ある特性を有する遊技者のみを絞り
込んで把握することが容易となる。たとえば、図9
(a)、図9(b)のように、収支と遊技時間、または
収支と来店回数とがともに等級Aに属する情報を持つ遊
技者のみを抽出することにより、職業的遊技者を探し出
すことが容易となる。一方、図8(c)のような出力フ
ォーマットによれば、遊技場にとっての得意客であるに
もかかわらず、あまりに負けが込んでいる遊技者を特定
することが容易となる。
【0086】図10は、会員別遊技情報集計処理の処理
手順を示すフローチャートである。このフローチャート
に基づく制御プログラムは、管理装置270の情報管理
用マイクロコンピュータ270a内に記憶されている。
情報管理用マイクロコンピュータ270aは、この制御
プログラムに基づいて以下に説明する会員別遊技情報集
計処理を実行する。
【0087】まず、S1において、会員の遊技情報が入
力されたか否かが判断される。遊技情報とは、たとえ
ば、遊技要求情報、遊技終了情報、大当り情報、有効始
動情報、確変情報、払出情報、打込情報、残高引落情
報、貯玉引落情報、精算情報などの情報である。会員の
遊技情報であるか否かの判断は、遊技情報が入力された
遊技機1の台番号を各遊技情報により判別し、その台番
号が後述するS13で会員のIDと対応づけられている
ものであるか否かを判断することにより行なわれる。な
お、遊技情報が遊技要求情報である場合には、常に会員
の遊技情報であると判断される。遊技要求情報は、会員
が会員カード200aを会員カード処理装置20に挿入
することにより入力される情報だからである。
【0088】会員の遊技情報が入力されていない場合に
は処理が終了する。一方、会員の遊技情報が入力された
場合にはS3に進み、S1で入力された遊技情報が遊技
要求情報であるか否かが判断される。遊技要求情報でな
いと判断された場合には後述するS5に進む。一方、遊
技要求情報である場合にはS13に進む。S13では、
遊技要求情報に含まれる会員のIDと遊技機1の台番号
とを対応付けて記憶する処理が実行される。これによ
り、遊技情報が入力された場合にその遊技情報が会員の
遊技情報であるか否かを判断することが可能となる。
【0089】次にS15に進み、IDに対応する貯玉情
報、および遊技許容情報が遊技要求情報の出力された遊
技機1へ出力される。貯玉情報には、会員遊技者の所有
している貯玉を特定可能な情報が含まれている。貯玉情
報が遊技機1に入力されれば、遊技機1の持点制御用マ
イクロコンピュータ92により貯玉数が特定されて記憶
される。また、遊技許容情報に基づいて遊技機1で遊技
を行うことが可能となる。S15で貯玉情報、遊技許容
情報が出力された後、処理が終了する。
【0090】一方、S3で遊技要求情報でないと判断さ
れた場合にはS5に進み、遊技終了情報であるか否かが
判断される。遊技終了情報である場合にはS17に進
み、遊技者が行っていた遊技が、本日、1回目の遊技で
あったか否かが判断される。1回目の遊技であった場合
には、S19に進み、来店回数カウンタのカウンタ値が
加算更新される。なお、来店回数カウンタのカウンタ値
に基づいて、各会員の来店回数情報が生成される。
【0091】S17で、NOと判断された後、またはS
19の処理の後、S21に進み、IDに対応する遊技機
1へ遊技終了確認情報が出力される。次にS23に進
み、S13で記憶されたIDと遊技機1とを対応付ける
ための情報が破棄され、処理が終了する。
【0092】一方、S5で遊技終了情報でないと判断さ
れた場合にはS7に進み、打込情報であるか否かが判断
される。打込情報であると判断された場合にはS25に
進み、IDに対応する打込数カウンタのカウンタ値が加
算更新される。なお、打込数カウンタのカウンタ値に基
づいて、各会員の遊技時間情報が生成される。
【0093】次に、S27に進み、S7で入力された打
込情報に基づいてIDに対応する収支カウンタのカウン
タ値が減算更新される。収支カウンタのカウンタ値に基
づいて、各会員の収支情報が生成される。収支カウンタ
の減算更新処理の後、処理が終了する。
【0094】一方、S7で打込情報でないと判断された
場合には処理がS9に進む。S9では払出情報であるか
否かが判断される。払出情報である場合にはS29に進
み、払出情報に基づいてIDに対応する収支カウンタの
カウンタ値が加算更新される。そしてその後、処理が終
了する。
【0095】S9で払出情報でないと判断された場合に
は、S11に進み、遊技情報の種類に応じて、IDに対
応する形で遊技情報の集計処理が実行され、その後、処
理が終了する。
【0096】図11は、情報出力処理の処理手順を説明
するためのフローチャートである。このフローチャート
に基づく制御プログラムは、管理装置270の情報管理
用マイクロコンピュータ270a(図3参照)内に記憶
されている。情報管理用マイクロコンピュータ270a
は、この制御プログラムに基づいて以下に説明する情報
出力処理を実行する。
【0097】まず、S31において、会員の遊技情報を
情報表示部270c(図3参照)に表示させるための操
作が操作部270e(図3参照)で行われたか否かが判
断される。そして、操作が行われていない場合には、処
理が終了する。操作が行われた場合には、S33に進
む。S33では、前述したランク付け処理が実行され
る。すなわち、情報記憶部270c(図3参照)に記憶
されている各会員の遊技時間情報、来店回数情報、収支
情報が参照され、各情報について、順位付けや等級付け
が行われる。
【0098】次に、S35に進み、ランク付け処理され
た遊技情報を操作部270eの操作要求に基づいた表示
態様で情報表示部270cに表示させる処理が実行され
る。次に、S37に進み、情報表示部270cに表示さ
れている会員の遊技情報を、情報印字部270dで印字
するための操作が操作部270e(図3参照)で行われ
たか否かが判断される。そして、操作が行われていない
場合には、処理が終了する。操作が行われた場合には、
S39に進む。S39では、情報表示部270cに表示
されている会員の遊技情報を、情報印字部270dより
プリントアウトさせる処理が実行される。そしてその
後、処理が終了する。
【0099】なお、前記S37または前記S39の処理
による出力例は、図5〜図9に示されている。
【0100】図12は、会員カード処理の処理手順を説
明するためのフローチャートである。このフローチャー
トに基づく制御プログラムは、会員カード処理装置20
の会員カード処理用マイクロコンピュータ20a(図3
参照)内に記憶されている。会員カード処理用マイクロ
コンピュータ20aは、この制御プログラムに基づいて
以下に説明する会員カード処理を実行する。
【0101】まず、S171において会員カード200
aが挿入されたか否かが判断される。会員カード200
aが挿入されていない場合には、後述するS177に進
む。一方、会員カード200aが挿入された場合にはS
173に進む。
【0102】S173では、会員カード200aの記録
情報が読取られる。次にS175に進み、読取った記録
情報に基づいて遊技要求情報が管理装置270へ出力さ
れる。次にS177に進み、貯玉表示情報が持点制御用
マイクロコンピュータ92から入力されたか否かが判断
される。貯玉表示情報が入力されている場合にはS17
9に進み、貯玉表示情報に従って貯玉の表示を行なう。
S177でNOと判断された後、または、S179の処
理の後、S181に進み、遊技終了ボタン20cが押圧
操作されたか否かが判断される。遊技終了ボタン20c
が押圧操作されていない場合には処理が終了する。
【0103】一方、遊技終了ボタン20cが押圧操作さ
れた場合にはS182に進む。S182では、遊技終了
情報が管理装置270へ出力される。次に、S183に
進む。S183では、挿入されていた会員カード200
aを排出する制御が行なわれる。そして、その後、処理
が終了する。
【0104】次に、以上において説明した発明の実施の
形態の変形例や特徴点を以下に列挙する。
【0105】(1) 本実施形態では、遊技機の一例と
して、打玉が遊技機内部に封入された得点式の遊技機1
を挙げた。しかしながら、これに代えて、打玉の入賞に
応じて遊技者にパチンコ玉が払い出されるようなパチン
コ遊技機により構成してもよい。また、遊技機の一例と
してパチンコ遊技機を挙げたが、遊技機はスロットマシ
ンであってもよい。
【0106】(2) 会員カード処理装置20の表示部
20dに、遊技を行う会員遊技者本人の収支情報、来店
回数情報、遊技時間情報が、順位や等級とともに表示さ
れるように構成してもよい。
【0107】(3) 遊技機1は、会員にのみ利用可能
な会員専用機として構成したが、これに代えて、会員カ
ード200aを利用しなくても遊技を行うことができる
ように構成してもよい。この場合には、会員が会員カー
ド200aを会員カード処理装置20に挿入した場合に
のみ、各会員の遊技時間情報や収支情報、来店回数情報
などが管理装置270で収集されるようになる。したが
って、各会員の特性や遊技状況をより的確に把握できる
ようにするためには、会員カード200aの利用を促進
する必要がある。このため、たとえば、会員カード20
0aを使用して遊技を行った場合には、景品と交換可能
な所定のポイントが付与されるようにしたり、会員カー
ド処理装置20の表示部20dに、遊技を行う会員遊技
者本人の収支情報、来店回数情報、遊技時間情報が、順
位や等級とともに表示されるように構成したりすること
などが考えられる。
【0108】(4) 管理装置270の情報管理用マイ
クロコンピュータ270aおよび図11のS33によ
り、前記遊技機利用情報に対して所定のランク付けを行
なうことが可能なランキング手段が構成されている。ま
た、図6などに示した出力フォーマットの「遊技時間」
欄または「来店回数」欄の「等級」あるいは「順位」前
述した「順位」または「等級」により、前記所定のラン
クが構成されている。
【0109】(5) 管理装置270の情報管理用マイ
クロコンピュータ270aおよび図11のS33によ
り、前記収支情報に対して所定のランク付けを行なうこ
とが可能なランキング手段が構成されている。また、図
6などに示した出力フォーマットの「収支」欄の「等
級」あるいは「順位」または「等級」により、前記所定
のランクが構成されている。
【0110】
【課題を解決するための手段の具体例】管理装置270
により、遊技機で遊技を行なった遊技者の遊技情報を収
集するための遊技用装置が構成されている。
【0111】管理装置270の情報管理用マイクロコン
ピュータ270aおよび図10に示した会員別遊技情報
集計処理の処理手順により、遊技者が所持している記録
媒体の記録情報を読取らせて当該遊技者を特定可能な状
態となっていることを条件として、当該遊技者の前記遊
技機の利用度合を把握可能な遊技機利用情報と当該遊技
者の遊技の収支を把握可能な収支情報とを、当該記録媒
体の記録情報に従って遊技者ごとに分類可能な遊技情報
分類手段が構成されている。遊技機1により、前記遊技
機が構成されており、会員カード200aにより、遊技
者が所持している記録媒体が構成されており、会員カー
ド200aに記録されている会員ナンバー(ID)など
により、遊技者が所持している記録媒体の記録情報が構
成されている。
【0112】会員の遊技場来店回数を表す来店回数情
報、打込情報に基づいて生成される遊技時間情報によ
り、当該遊技者の前記遊技機の利用度合を把握可能な遊
技機利用情報が構成されている。打込情報と払出情報と
に基づいて生成される収支情報により、当該遊技者の遊
技の収支を把握可能な収支情報が構成されている。
【0113】管理装置270の情報管理用マイクロコン
ピュータ270aおよび図11のS33により、前記遊
技機利用情報または前記収支情報に対して所定のランク
付けを行なうことが可能なランキング手段が構成されて
いる。また、図6などに示した出力フォーマットの「収
支」欄、「遊技時間」欄、「来店回数」欄の「等級」あ
るいは「順位」により、前記所定のランクが構成されて
いる。
【0114】管理装置270の情報管理用マイクロコン
ピュータ270a、情報表示部270c、情報印字部2
70d、図11のS35,S39により、前記収支情報
と前記遊技機利用情報とを、前記ランキング手段による
ランク付けの結果とともに前記遊技者ごとに視覚的に認
識可能な態様で出力可能な情報出力手段が構成されてい
る。
【0115】管理装置270の情報管理用マイクロコン
ピュータ270a、図10のS15により、遊技者が所
持している記録媒体の記録情報を読取らせて当該遊技者
を特定可能な状態となっていることを条件として、当該
遊技者が前記遊技機により遊技を行なうことを許容する
遊技許容手段が構成されている。
【0116】図6、図8に示した出力フォーマットの
「等級」部分に、所定の基準に基づいて定められた複数
の等級に従って前記遊技機利用情報または前記収支情報
を分類し、当該等級により前記ランク付けを行なう、前
記ランキング手段によるランク付け結果が例示されてい
る。
【0117】図6、図7、図8に示した出力フォーマッ
トの「順位」部分に、前記遊技機利用情報または前記収
支情報を前記遊技者ごとに比較して当該遊技者の遊技機
利用状況または当該遊技者の収支について順位づけを行
ない、当該順位により前記ランク付けを行なう、前記ラ
ンキング手段によるランク付け結果が例示されている。
【0118】図7、図8に示した出力フォーマットに、
前記ランキング手段によるランク付けの結果に基づいて
前記遊技機利用情報または前記収支情報がソートされた
状態で複数の前記遊技者の前記収支情報と前記遊技機利
用情報とを出力可能な前記情報出力手段による、情報出
力例が示されている。
【0119】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、遊技者の収支情報と遊技機利用情報とが、
前記ランキング手段によるランク付けの結果とともに遊
技者ごとに視覚的に認識可能な態様で出力されるため
に、収支情報と遊技機利用情報とをランク付けされた結
果と照らし合わせて対比させながら遊技者の特性や遊技
状況を容易かつ的確に把握することができる。
【0120】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、遊技者が所持している記録媒体の記録情報
が読取られて当該遊技者を特定可能な状態となっている
ことを条件として、当該遊技者が前記遊技機により遊技
を行なうことが許容されるために、遊技者が前記遊技機
で遊技を行なう限り確実に前記収支情報と遊技機利用情
報とを収集でき、より一層、遊技者の特性や遊技状況を
的確に把握できる。
【0121】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、所定の基準に基づいて定め
られた複数の等級に従って前記遊技機利用情報または前
記収支情報が分類され当該等級により前記ランク付けが
行なわれるために、遊技者の遊技機の利用度合または遊
技者の遊技の収支状況を前記等級によって大まかに把握
でき、遊技者の特性や遊技状況の把握が一層容易とな
る。
【0122】請求項4に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、前記遊技機利用情報または
前記収支情報が前記遊技者ごとに比較されて当該遊技者
の遊技機利用状況または当該遊技者の収支に基づいて順
位づけが行なわれ、当該順位により前記ランク付けが行
なわれるために、遊技者の特性や遊技状況を他の遊技者
との関係において相対的に評価することが容易となる。
【0123】請求項5に関しては、請求項3または請求
項4に関する効果に加えて、前記ランキング手段による
ランク付けの結果に基づいて前記遊技機利用情報または
前記収支情報がソートされた状態で、複数の前記遊技者
の前記収支情報と前記遊技機利用情報とが出力されるた
めに、出力される遊技機利用情報または収支情報の順に
遊技者の収支情報と遊技機利用情報とを参照することに
よって各遊技者の特性や遊技状況を一瞥で把握できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機、共通カードユニット、会員カード処理
装置の全体正面図である。
【図2】会員カードの構成図である。
【図3】管理装置、遊技機、会員カード処理装置の間で
送受信される情報のフロー図である。
【図4】共通カードユニット制御用マイクロコンピュー
タと持点制御用マイクロコンピュータおよびそれらの周
辺機器の制御回路を示すブロック図である。
【図5】管理装置で出力される出力情報のフォーマット
例を説明するための説明図である。
【図6】管理装置で出力される出力情報のフォーマット
例を説明するための説明図である。
【図7】管理装置で出力される出力情報のフォーマット
例を説明するための説明図である。
【図8】管理装置で出力される出力情報のフォーマット
例を説明するための説明図である。
【図9】管理装置で出力される出力情報のフォーマット
例を説明するための説明図である。
【図10】会員別遊技情報集計処理の処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図11】情報出力処理の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図12】会員カード処理の処理手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1は遊技機、20は会員カード処理装置、53は打球発
射ユニット、92は持点制御用マイクロコンピュータ、
115は遊技制御用マイクロコンピュータ、200aは
会員カード、270は管理装置、270aは情報管理用
マイクロコンピュータ、270bは情報記憶部、270
cは情報表示部、270dは情報印字部、270eは操
作部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機で遊技を行なった遊技者の遊技情
    報を収集するための遊技用装置であって、 遊技者が所持している記録媒体の記録情報を読取らせて
    当該遊技者を特定可能な状態となっていることを条件と
    して、当該遊技者の前記遊技機の利用度合を把握可能な
    遊技機利用情報と当該遊技者の遊技の収支を把握可能な
    収支情報とを、当該記録媒体の記録情報に従って遊技者
    ごとに分類可能な遊技情報分類手段と、 前記遊技機利用情報または前記収支情報に対して所定の
    ランク付けを行なうことが可能なランキング手段と、 前記収支情報と前記遊技機利用情報とを、前記ランキン
    グ手段によるランク付けの結果とともに前記遊技者ごと
    に視覚的に認識可能な態様で出力可能な情報出力手段と
    を含むことを特徴とする、遊技用装置。
  2. 【請求項2】 遊技者が所持している記録媒体の記録情
    報を読取らせて当該遊技者を特定可能な状態となってい
    ることを条件として、当該遊技者が前記遊技機により遊
    技を行なうことを許容する遊技許容手段を含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 【請求項3】 前記ランキング手段は、所定の基準に基
    づいて定められた複数の等級に従って前記遊技機利用情
    報または前記収支情報を分類し、当該等級により前記ラ
    ンク付けを行なうことを特徴とする、請求項1または請
    求項2に記載の遊技用装置。
  4. 【請求項4】 前記ランキング手段は、前記遊技機利用
    情報または前記収支情報を前記遊技者ごとに比較して当
    該遊技者の遊技機利用状況または当該遊技者の収支につ
    いて順位づけを行ない、当該順位により前記ランク付け
    を行なうことを特徴とする、請求項1または請求項2に
    記載の遊技用装置。
  5. 【請求項5】 前記情報出力手段は、前記ランキング手
    段によるランク付けの結果に基づいて前記遊技機利用情
    報または前記収支情報がソートされた状態で複数の前記
    遊技者の前記収支情報と前記遊技機利用情報とを出力可
    能であることを特徴とする、請求項3または請求項4に
    記載の遊技用装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202993A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Omron Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
JP2010128915A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Fujitsu Ltd カジノ遊技場において不正行為を検出するシステムおよび方法
JP2014110899A (ja) * 2013-09-25 2014-06-19 Universal Entertainment Corp 遊技情報統合システム
JP2016039850A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 株式会社北電子 来店分析システム及び来店分析方法
US9401067B2 (en) 2010-10-07 2016-07-26 Universal Entertainment Corporation Gaming information integration system

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