JPH0999155A - 景品交換装置 - Google Patents

景品交換装置

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JPH0999155A
JPH0999155A JP28647895A JP28647895A JPH0999155A JP H0999155 A JPH0999155 A JP H0999155A JP 28647895 A JP28647895 A JP 28647895A JP 28647895 A JP28647895 A JP 28647895A JP H0999155 A JPH0999155 A JP H0999155A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品交換の操作が簡単で、かつ安全性を確保
し、自動化を図ることができる景品交換装置を提供す
る。 【解決手段】 ICカード400を景品POS14に挿
入すると、両者間で相互認証を行い、その後、管理装置
11にカード内情報を送信して、管理装置11に記録さ
れている当該カードファイルの情報との比較を行い、一
致の場合には管理装置11から景品交換許可が出されて
ディスプレイ装置112の画面に表された操作手順に従
って遊技者が必要な入力操作を行うことにより、自動的
に景品交換処理を行う。また、画面入力での操作にはガ
イダンス機能(画面および音声による報知)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技情報媒体(例
えば、ICカード)に記憶されている遊技情報と所定の
価値とを交換する景品交換装置に係わり、詳しくは遊技
場において使用され、特に景品交換処理の自動化を図っ
た景品交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体を用いた遊技場設備と
しては、例えばパチンコ遊技機、アレンジボール機、雀
球機、メダルを用いたスロットルマシン(回胴式スロッ
トル遊技機)、球を用いたスロットルマシン(回胴式ス
ロットル遊技機)等がある。従来、遊技店においては、
貨幣により遊技球又は遊技コインを購入し、遊技機に投
入して遊技を行い、獲得した遊技球又は遊技コインを景
品に交換して遊技を行う態様のものと、貨幣により予め
金額が記録されたカード(例えば、プリペイドカード)
を購入し、遊技機に併設又は内蔵されたカードリーダラ
イタに挿入し、遊技機に備えられている玉貸しスイッチ
あるいはコイン貸しスイッチの操作ににより遊技球又は
遊技コインを貸出し、遊技機に投入して遊技を行い、獲
得した遊技球又は遊技コインを景品に交換して遊技を行
う態様のものとがある。
【0003】一方、遊技球又は遊技コインを特典による
獲得物としないで、カード等の情報媒体に金額データ、
遊技データ等を記憶可能として、金額データの範囲内で
遊技データ(例えば、遊技球数データ、遊技コイン数デ
ータ)に変換し、又は予め記憶されている遊技データの
範囲内で遊技を行い、獲得した特典(例えば、賞球数デ
ータ、賞コインデータという遊技データによる特典)
を、当該カードに記憶するとともに、カードに記憶され
ている遊技データに基づいて景品交換を行わせる態様の
ものも提案されている。これは、情報量として遊技を行
わせるものである。このように、時代の流れに対応して
遊技店においても、遊技の情報化および情報の管理化を
行う傾向にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
景品交換装置にあっては、以下のような問題点があっ
た。 (イ)上述したように遊技店における遊技の情報化およ
び情報の管理化に対応して、カードを利用し情報量とし
て遊技を行うものにあっては、遊技自体は封入球式遊技
機(すなわち、カード内の遊技データの範囲内で、封入
された遊技球を発射し、また、発生した特典を遊技デー
タに加減算するもの)を使用するので、従来との趣は異
ならないが、精算となると、従来の獲得した実球を計数
して景品交換を行うものとは異なってしまい、従来の景
品交換装置では、このような景品交換処理を効率良く、
かつ操作が容易で、自動的に行う装置(すなわち、遊技
者の操作により安全に景品交換させるもの)として十分
ではなかった。
【0005】(ロ)例えば、カードを利用し情報量とし
て遊技を行うものにあっては、カードを景品交換を行う
景品交換装置に挿入することにより、景品交換作業を行
うことになるが、この場合、遊技店におけるパチンコ遊
技等は大衆の娯楽であり、幅広いファンによって支えら
れ繁栄してきている。換言すれば、幅広い年代の人によ
り支えられている。そのため、上述したようにカードを
利用して情報量として遊技を行い、その結果、獲得した
特典を景品に交換する場合にあっては、お年寄りや機械
操作を苦手としている人にとっては、カードによる景品
交換の手順が分かりづらく、改良の余地があった。 (ハ)また、カードによる景品交換の操作自体を試行錯
誤してしまい、今までのファンが遊技店を敬遠してしま
うおそれもあった。 (ニ)一方、遊技店としても、人件費の削減ということ
もあって、景品交換装置を自動化したいという要望があ
る。
【0006】(ホ)上記のようにカードを利用し情報量
として遊技を行い、景品交換するものでなく、例えば獲
得した実球を計数して景品交換用のカードにその計数デ
ータを記憶し、景品交換用カードに記憶されたデータに
基づいて所定の景品と交換する景品交換装置の提案もさ
れている。この場合も同様に遊技店員の小人数化、遊技
店の情報化に対応することが望まれている。しかしなが
ら、やはり同様に景品交換用カードの景品交換装置にあ
っても、景品交換処理の効率が十分でなく、操作も複雑
で、安全に自動的に行える装置ではなかった。また、景
品交換用カードを使用しても景品交換の手順が分かりづ
らかった。 (ヘ)このように、景品交換装置の操作が簡単で、かつ
安全性を求め、自動化を図るという要求は相反する事柄
ではあるが、遊技店の人件費削減と、大衆の娯楽として
幅広いファンによって支えられているという事実に鑑み
るとき、要求を両立させることが求められている。
【0007】そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて
なされたもので、景品交換の操作が簡単で、かつ安全性
を確保し、自動化を図ることができる景品交換装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明による景品交換装置は、遊技情報媒体
に記憶されている遊技情報と所定の価値とを交換する景
品交換装置であって、前記景品交換装置は、遊技情報媒
体に記憶されている情報を管理する管理装置と所定の通
信媒体を介して結合するとともに、遊技情報媒体を受け
入れて、遊技情報媒体の情報を読み出す情報読出手段
と、遊技情報媒体の認証を行う遊技情報媒体認証判定手
段と、遊技情報媒体認証判定手段により前記遊技情報媒
体が真と判定された場合に、遊技情報媒体から読み出し
た情報を記憶する遊技情報媒体情報記憶手段と、遊技情
報媒体情報記憶手段に記憶されている情報を前記管理装
置に送信し、遊技情報媒体に記憶されている情報に基づ
く所定価値との交換の許可を管理装置に確認する価値交
換確認手段と、価値交換確認手段により所定価値との交
換の許可が確認された場合に、遊技者に対して前記遊技
情報媒体に記憶された情報に基づく所定の価値との交換
を行うとともに、遊技情報媒体情報を更新し、遊技情報
媒体を返却する価値交換手段と、価値交換手段による所
定価値への交換過程において操作手順を報知する操作報
知手段と、遊技情報媒体に記憶された情報を所定の価値
と交換する際の入力操作情報を入力する入力手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明による景品交換装置
は、装置本体への遊技情報媒体の装着により、遊技情報
媒体に記憶されている遊技情報と所定の価値とを交換す
る景品交換装置であって、前記遊技情報媒体は、装着さ
れる装置本体から受け取った情報に基づいて当該装置本
体が正当なものであるか否かの第1の認証を行う第1認
証手段を有し、前記景品交換装置は、遊技情報媒体に記
憶されている情報を管理する管理装置と所定の通信媒体
を介して結合するとともに、遊技情報媒体を受け入れ
て、遊技情報媒体の情報を読み出す情報読出手段と、前
記装置本体が遊技情報媒体から受け取った情報に基づい
て当該遊技情報媒体が正当なものであるか否かの第2の
認証を行う第2認証手段と、前記第1の認証および第2
の認証による相互認証を経た上で、遊技情報媒体から読
み出した情報を記憶する遊技情報媒体情報記憶手段と、
遊技情報媒体情報記憶手段に記憶されている情報を前記
管理装置に送信し、遊技情報媒体に記憶されている情報
に基づく所定価値との交換の許可を管理装置に確認する
価値交換確認手段と、価値交換確認手段により所定価値
との交換の許可が確認された場合に、遊技者に対して前
記遊技情報媒体に記憶された情報に基づく所定の価値と
の交換を行うとともに、遊技情報媒体情報を更新し、遊
技情報媒体を返却する価値交換手段と、価値交換手段に
よる所定価値への交換過程において操作手順を報知する
操作報知手段と、遊技情報媒体に記憶された情報を所定
の価値と交換する際の入力操作情報を入力する入力手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0010】好ましい態様として、例えば請求項3記載
のように、前記遊技情報媒体情報記憶手段は、遊技情報
媒体から読み出した情報が景品交換可能なものであるか
否かの確認を行う簡易確認手段と、簡易確認手段による
確認結果から景品交換が不可能な場合に、装着された遊
技情報媒体の返却を促進報知するとともに、前記価値交
換手段の処理を不許可にする返却促進手段と、を備える
ようにしてもよい。
【0011】例えば請求項4記載のように、前記簡易確
認手段により確認される情報は、持ち玉数情報又は持ち
玉数情報より所定の換金率で変換した情報としての遊技
実行情報および遊技情報媒体の有効期限情報を含むよう
にしてもよい。例えば請求項5記載のように、前記価値
交換手段は、交換された価値情報を管理装置に送信する
交換完了情報送信手段を有しているようにしてもよい。
例えば請求項6記載のように、前記景品交換装置は、前
記管理装置との情報の伝送をATMを使用して行うよう
にしてもよい。
【0012】例えば請求項7記載のように、前記価値交
換手段は、遊技情報媒体情報のうちの前記遊技実行情報
を、所定の変換率に基づいて有価価値に変換し、遊技者
に払い出す有価価値変換手段と、前記遊技実行情報を、
所定の変換率に基づいて貯蓄可能な貯蓄遊技実行情報に
変換し、遊技情報媒体情報を更新する遊技実行情報変換
手段と、を備えているようにしてもよい。例えば請求項
8記載のように、前記有価価値変換手段および遊技実行
情報変換手段における変換率を、前記管理装置により設
定可能であるようにしてもよい。例えば請求項9記載の
ように、前記入力手段は、前記有価価値変換手段、遊技
実行情報変換手段を選択する選択手段を有し、前記有価
価値変換手段は、変換する遊技実行情報の量を選択する
第1変換量選択手段を備え、前記遊技実行情報変換手段
は、変換する遊技実行情報の量を選択する第2変換量選
択手段を備えているようにしてもよい。
【0013】例えば請求項10記載のように、前記有価
価値変換手段は、遊技実行情報の変換可能最大量の一括
変換を行う第1一括変換手段を備え、前記遊技実行情報
変換手段は、遊技実行情報の変換可能最大量の一括変換
を行う第2一括変換手段を備えているようにしてもよ
い。例えば請求項11記載のように、前記価値交換手段
は、遊技情報媒体情報のうちの遊技実行消費情報と、前
記有価価値変換手段により変換された価値量とを比較演
算し、遊技実行消費情報を更新する本日収支演算手段を
備えているようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、カ
ード式遊技システムに適用した第1実施例として図面を
参照して説明する。 (I)遊技場設備の全体構成 図1は景品交換装置を使用したカード式遊技システムを
実現する遊技場設備の全体構成を示すブロック図であ
る。図1において、1は遊技店、2はカード管理会社
(以下、カード会社という。図面も同様)である。遊技
店1には大きく分けてカード管理装置(以下、管理装置
という)11、経営分析装置12、中継器13、景品P
OS(景品交換装置)14、ATM交換機15、島ユニ
ット(いわゆる島設備:遊技機取付設備に相当)16、
中継器21、22、カード発行機(情報媒体発行装置)
23、更新機(情報媒体更新装置)24が配置されてい
る。さらに、島ユニット16には大型金額付加機(有価
価値付加装置)25、複数の遊技機(封入球式遊技機)
31a〜31n(以下、適宜単に31の符号で表す)、
補給装置32が配置されている。なお、図1では島ユニ
ット16および中継器(副中継器)22をそれぞれ1つ
しか示していないが、このような島ユニット16および
中継器(副中継器)22は島単位で、複数配設されてい
る。景品POS14、カード発行機23、更新機24、
大型金額付加機25、遊技機31は後述のICカード4
00(遊技情報媒体)を装着可能な被装着端末装置に相
当する。
【0015】ATM交換機15は遊技店1内に設置され
た管理装置11、経営分析装置12、主中継器(図面で
は中継器と表示)13、景品POS14からの情報の伝
送を制御する情報交換装置であり、光ファイバーからな
る情報伝送路41を介して、例えば155Mbpsの情
報量の伝送が可能である。ここで、ATM(Asynchrono
us Transfer Mode:非同期転送モード)について説明す
る。一般に、パケット通信では高速動作ができず、あま
り高いビットレイトの信号を扱えない。これに対して、
ATM交換では符号誤り率の低い光ファイバー伝送路の
ような高品質伝送路を使用するのが前提で、セル(デジ
タル化された一定長さの情報ブロック)ごとの誤りチェ
ックをせずに、直接高速動作ができるハードウエアスイ
ッチで交換接続する。これにより、半導体スイッチの動
作速度までは使うことができ、数100Mビット/秒以
上の信号でも交換接続できるようになっている。このよ
うなATM交換技術を用いると、データ、文書、音声、
イメージ、画像等のさまざまなタイプの情報の転送が単
一のラインで可能になる。
【0016】本実施例のATM交換機15は上記原理に
基づき店内設置の各端末装置からの情報を受信したり、
必要な情報を送信したりするための交換制御を行う。上
記ATM交換機15および光ファイバーからなる情報伝
送路41は物理的に情報の伝送容量の大きい第1伝送網
42を構成し、管理装置11、経営分析装置12、主中
継器13、景品POS14は第1伝送網42で結合され
るネットワークを構成している。物理的に情報の伝送容
量の大きいシステムとは、ATM交換技術および光ファ
イバーを使用した極めて大きい伝送容量を確保できるシ
ステムのことである。
【0017】主中継器13は上位の第1伝送網42と下
位の中継器21、22との間の情報伝送の中継を行うも
ので、例えば光中継器が使用され、赤外線を使用した通
信を行う。そして、主中継器13は上位の第1伝送網4
2ではATM交換機151との間で155Mbpsの情
報伝送が可能であり、下位の中継器21、22との間で
16Mbpsの情報伝送が可能な構成である。下位の中
継器21はカード発行機23、更新機24、大型金額付
加機25と、主中継器13との間の情報伝送を中継する
もので、例えば光中継器が使用され、赤外線を使用した
通信を行う。そして、中継器21はカード発行機23、
更新機24、大型金額付加機25との間で1Mbpsの
情報伝送が可能である。
【0018】一方、下位の中継器22は遊技機31a〜
31n、補給装置32と、主中継器13との間の情報伝
送を中継するもので、例えば光中継器が使用され、赤外
線を使用した通信を行う。そして、中継器22は遊技機
31a〜31n、補給装置32との間で1Mbpsの情
報伝送が可能である。上記中継器21、22、主中継器
13、カード発行機23、更新機24、大型金額付加機
25、遊技機31a〜31n、補給装置32は、無線
(ここでは赤外線による情報伝送)よりなる第2伝送網
43で結合されるネットワークを構成している。そし
て、ATM交換機15および光ファイバーからなる情報
伝送路41を介して構成される伝送容量の大きい第1伝
送網42に接続される管理装置11、経営分析装置1
2、主中継器13、景品POS14を含むネットワーク
と、第2伝送網43で結合される中継器21、22、主
中継器13、カード発行機23、更新機24、大型金額
付加機25、遊技機31a〜31n、補給装置32を含
むネットワークは全体としてLAN(ローカルエリアネ
ットワーク)を構成し、情報の転送が相互に高速で可能
なシステムになっている。
【0019】(II)遊技場の管理系統 図2は遊技場の管理系統を示す図である。図2におい
て、管理装置11は店内に設置されたATM交換機15
を介してカード会社2と電話回線45(例えば、ISD
N等のデジタル回線)で結ばれている。管理装置11と
ATM交換機15との間は光ファイバーからなる情報伝
送路41で接続されている。なお、破線で囲んだ部分は
遊技店外の構成であり、他の遊技店46も同様に電話回
線47を介してカード会社2と結ばれている。カード会
社2は全国共通のICカードを遊技カードとして発行し
たり、遊技店1における遊技カードに関する精算を行っ
たりする。また、必要に応じて遊技店1における管理装
置11の各種情報を受信したりする(例えば、カードの
決済情報の受信)。遊技店1は、カードの発行情報と
か、必要な情報をカード会社2から得たり、問い合わせ
る等のために電話回線45を介してカード会社2と接続
されている。なお、以下の説明では、後述のICカード
400(遊技情報媒体)を単に、適宜、遊技カードある
いはカードと略称して用いる。
【0020】ここで、具体的に説明すると、カード会社
2はカードを発行する際に遊技カードに対してシリアル
番号(例えば、発行ナンバー)、セキュリティ情報、仮
発行機番号、暗号化情報、ICカードの制御プログラム
を格納して各遊技店に発行する。また、カード会社2は
カード情報の他に、カード発行機23、遊技機31、更
新機24、大型金額付加機25、景品POS14の識別
番号(各端末装置を相互認証するときに必要な個別識別
情報)、カードの制限情報(例えば、付加金額の最大
値:20000円)、セキュリティ情報等の情報を各遊
技店の管理装置11に転送する。なお、個別識別情報
は、初期値として後に、カード発行機23に管理装置1
1が送信することになる。
【0021】また、カード発行機23の場合には仮発行
機番号および真発行機番号が付与され、仮発行機番号に
よりICカード400へカード発行機23の認識(詳し
くは後述)を行わせ、カード発行機23からICカード
400が発行される段階で、仮発行機番号が真発行機番
号により上書されて他の端末装置と同様の個別識別情報
(つまり発行機識別番号)になる。このように遊技店1
は、カードの発行情報とか、必要な情報をカード会社2
から得たり、問い合わせる等のためにATM交換機15
を介してカード会社2と接続されている。
【0022】管理装置11はホールの管理室に配置さ
れ、管理コンピュータ51、ディスプレイ52、プリン
タ53、外部記憶装置54、端末入力装置(例えば、キ
ーボードやマウス)55を有している。管理コンピュー
タ51はカードシステムに関する管理として、カード会
社2より電話回線45、ATM交換機15、情報伝送路
41を介してカード発行機23、遊技機31、更新機2
4、大型金額付加機25、景品POS14の識別番号、
カードの制限情報、セキュリティ情報等の情報を受け取
り、初期値としてカード発行機23等に送信する処理を
行う他に、遊技店1の各端末装置の管理制御に必要な処
理を行う。また、カードの決済に関する情報をカード会
社2に送信する処理も行う。さらに、管理コンピュータ
51は発行されたカードの各種カード情報を管理した
り、また、各端末機装置(例えば、遊技機31、更新機
24等)より挿入されたカードとの照合来歴を記憶管理
する。なお、カードとの照合来歴は当店当日限りでクリ
アされる。外部記憶装置54はカードシステムに関する
管理情報を記憶する。また、管理コンピュータ51は各
端末装置との定時連絡により、常にカードと同等の情報
を管理している。
【0023】経営分析装置12は、同様にホールの管理
室に配置され、経営分析コンピュータ61、ディスプレ
イ62、プリンタ63、外部記憶装置64、端末入力装
置(例えば、キーボードやマウス)65を有している。
経営分析コンピュータ61はホールの経営に関する演
算、表示、シミュレーション処理等を行うもので、AT
M交換機15、情報伝送路41を介して各端末装置に接
続され、必要な情報を受け取る。例えば、ホールの島ユ
ニット16に設置された多数の封入球式の遊技機31か
ら必要なデータを収集して経営に必要な演算、表示、シ
ミュレーション処理のために各種遊技状態に対応するデ
ータを整理して経営分析を行い、その結果をディスプレ
イ62に表示させたり、プリンタ63に印刷させたりす
る。
【0024】また、経営分析コンピュータ61は多数の
封入球式遊技機31や各端末装置から収集したデータを
内部の記憶装置に毎日のデータとして記憶したり、記憶
したデータを外部記憶装置64に記憶させたりする。例
えば、ホールの島ユニット16に設置された多数の封入
球式の遊技機31、管理装置11から必要なデータを収
集して各種遊技状態に対応するデータを整理し、整理し
たデータをディスプレイ62に表示させたり(例えば、
大当りの多い台番号順、大当り発生率の高い台番号順に
表示させたり)、各遊技機31の動作状態(例えば、強
制的に精算を行う状態、精算禁止の状態)を監視した
り、必要なデータの演算処理を行う。また、端末入力装
置65を操作することにより、遊技種類別、機種別、島
単位別、製造メーカー別に大当りデータ、賞球データ等
を収集し、経営分析コンピュータ61のディスプレイ6
2に表示させることもできる。そして、外部記憶装置6
4に記憶したデータに基づいて営業を予測するシミュレ
ーションを行ったり、必要に応じて過去の営業データを
呼び出したりする。また、遊技機31よりの遊技情報
(例えば、大当たり情報、賞球数情報等)、景品POS
14よりの景品交換情報(例えば、貯球金額、現金への
交換量、景品への交換量等)、大型金額付加機25より
の金額付加情報等を収集し、それらを用いて必要な演算
を行って、遊技機31の性能、景品の交換情報、経営情
報等を割り出す処理を実行する。
【0025】(III)端末装置の通信系統 図3は端末装置の通信系統を示す図である。図3におい
て、景品POS14は光ファイバーからなる情報伝送路
41を介して店内に設置されたATM交換機15に接続
され、中継器13も光ファイバーからなる情報伝送路4
1を介してATM交換機15に接続されている。すなわ
ち、これらはATM交換機15および光ファイバーから
なる情報伝送路41を介して構成される伝送容量の大き
い第1伝送網42に接続される。一方、主中継器13は
第1伝送網42と第2伝送網43との間で情報の中継を
行う機能を有しており、各端末装置(カード発行機2
3、更新機24、大型金額付加機25、遊技機31a〜
31n、補給装置32)に対して第2伝送網43の中継
器21、22を介して情報のネットワークが構成され
る。
【0026】中継器21、22は赤外線通信によりカー
ド発行機23の光送受信部71、更新機24の光送受信
部72、大型金額付加機25の光送受信部73、遊技機
31a〜31nのディスプレイユニット74a、74b
における光送受信部75a、75b、補給装置32の光
送受信部(図示略)との間で相互に情報の伝送を行う。
なお、ディスプレイユニット74a、74bについて
は、以下、適宜単に74の符号で表し、光送受信部75
a、75bについては、以下、適宜単に75の符号で表
す。島ユニット16には遊技機31a、31bが配置さ
れるとともに、台間金額付加機71、補給装置32およ
び大型金額付加機25が配置されている。
【0027】カード発行機23はカード会社2から購入
したICカードを遊技カードとして遊技者に発行(例え
ば、ICカードを所持していない遊技者が購入するよう
な場合)するもので、例えば1000円で遊技カードを
発行する。なお、発行されたカードは所定の期間(例え
ば、1年間)まで継続使用が可能である。カード発行機
23は光送受信部71を介して管理装置11や経営分析
装置12との間で遊技カードの売上情報等の転送を行
う。また、カード発行機23はカード発行時に、ICカ
ードとの間で相互認証処理を行い、正当と判断した場合
に、カードに、カード発行機23、遊技機31、更新機
24、大型金額付加機25、景品POS14の識別番
号、カードの初期情報等を記録する処理を行う。
【0028】大型金額付加機25は遊技者が購入したI
Cカードを挿入し、硬貨、紙幣を投入することにより、
所望の金額をICカードに付加するもので、まずICカ
ードの相互認証処理を行い、その結果に基づいてICカ
ードに金額(有価価値)を付加する。付加金額として
は、例えば3000円、5000円、10000円の何
れかを選択できる。なお、金額の付加は隣接する遊技機
間に配置された台間金額付加機71によっても行うこと
が可能であり、この場合は1000円単位での金額付加
になっている。
【0029】遊技機31はICカードの相互認証を行
い、その結果に基づいてICカードに記録されている金
額(有価価値情報)を遊技に使用可能な持ち玉数(遊技
価値情報)に変換して遊技可能とし、また、遊技の結果
既に記録してある持ち玉数(遊技価値)により遊技可能
とし、その遊技の結果をICカードに記録する。具体的
には、ICカードが挿入されることにより、ICカード
の情報(金額データ、持ち玉数データ等)を読み取って
玉貸しを行ったり、遊技者の獲得した玉数をICカード
に記憶したりする制御を行い、ディスプレイユニット7
4の光送受信部75を介してネットワーク網で管理装置
11や経営分析装置12との間でICカードによる玉貸
し(つまり売上)情報等の転送を行う。
【0030】更新機24はICカードを支障なく使用す
るために、所定の有効期限(例えば、1年間)を過ぎた
カードを新しいカードに交換するためのもので、有効期
限(例えば、1年)を超えたICカードが挿入されたと
き、所定条件下(ここでは更新の許可を管理装置11経
由でカード会社2に問い合わせ、許可が出た場合に更新
する)で当該ICカードを使用不能状態にして回収し新
たなICカードを発行するとともに、回収前のICカー
ドに記録されている情報を、新たなICカードに記録す
る処理を行う。景品POS14はICカード400(適
宜、単にICカードという)が挿入されると、挿入され
たICカードの相互認証を行い、その結果に基づいてI
Cカードの情報に応じた景品の交換処理を行うもので、
ICカードに記録された持ち玉数(遊技価値)に基づい
て精算可能とする。精算可能としたのは、ICカードに
記録されている持ち玉数データが管理装置11に記録さ
れているデータと不一致の場合があれば、遊技者とホー
ルの係員との話合いで景品交換を決定するからであり、
一律に全ての場合に景品交換を認めるものではないから
である。
【0031】また、景品POS14はホールの無人の場
所に配置され、裏面側は係員の保守が可能な空間が確保
されるようにしている。景品POS14における景品交
換では、ICカードに記憶された持ち玉数情報に基づい
て、現金、貯球金額(当該ホールの換金率で金額情報と
して格納される)への交換が可能であるとともに、貯球
情報も景品交換が可能であるとともに、貯玉金額も現金
に交換が可能である。。補給装置32は島ユニット16
に配置された複数の遊技機31a〜31nに対して封入
球を封入したり、補給したりするものである(図1参
照)。
【0032】(IV)景品POSの構成 図4は景品POS14の構成を示すブロック図である。
図4において、景品POS14は主要なものとして、ワ
ークステーション101、グラフィックインターフェー
ス102、パラレルインターフェース103、オーディ
オインターフェース104、SCSIホストアダプタ1
05、ATMインターフェース106、GPIBインタ
ーフェース107、外部記憶装置(ハードディスク装
置:HDD等)108、オーディオアンプ109、スピ
ーカ110、ビデオスキャンコンバータ111、ディス
プレイ装置(CRT)112およびレシート発行機11
3を有している。ワークステーション101はカード情
報に基づく景品交換に関する演算、表示印刷等に必要な
処理を行う。ワークステーション101はグラフィック
インターフェース102、パラレルインターフェース1
03、オーディオインターフェース104、SCSIホ
ストアダプタ105、ATMインターフェース106、
GPIBインターフェース107を介して外部機器とそ
れぞれ接続される。各インターフェースはそれぞれ所定
のボード(例えば、プリント基盤)上にIC等を含む回
路により、実現される。
【0033】グラフィックインターフェース102はビ
デオスキャンコンバータ111に対して画像、図形等を
含む信号の転送を行う場合の接続部であり、ビデオスキ
ャンコンバータ111はグラフィックインターフェース
102からの信号に基づいてディスプレイ装置112に
画像を表示させるための信号変換処理を行う。ディスプ
レイ装置112はカラー表示可能なCRTを有して構成
され、ビデオスキャンコンバータ111の出力信号に基
づいて画像を表示する。ディスプレイ装置112として
は、例えば9インチのCRTで、200ライン表示が可
能なものが使用される。パラレルインターフェース10
3はレシート発行機113に対して信号の転送を行う場
合の接続部であり、レシート発行機113は景品交換に
必要な情報等を印刷して出力する。
【0034】オーディオインターフェース104はオー
ディオアンプ109に対して音声信号、効果音等の各種
の音響信号を出力する際の転送を行う場合の接続部であ
り、オーディオアンプ109はオーディオインターフェ
ース104から出力される音声信号、効果音等の各種の
音響信号を増幅してスピーカ110から報音する。SC
SIホストアダプタ105は外部記憶装置108との間
でデータの転送を行う場合の接続部であり、ATMイン
ターフェース106はATM交換機15との間でATM
での転送を行う場合の接続部である。GPIBインター
フェース107はIEEE488規格を有する他の装置
との間で信号の転送を行う場合の接続部である。
【0035】次に、図5は景品POS14の詳細なブロ
ック構成を示す図である。図5において、ワークステー
ション101はMPUモジュール121、BIOSRO
M122、タイマ123、FPU124、バスインター
フェース125、DMAコントローラ126、メモリバ
スインターフェース127、RAM128、Mバス12
9、Sバス130、メモリバス131を有している。M
PUモジュール121はBIOSROM122に格納さ
れている起動プログラムを読み出して起動し、カード式
遊技システムの景品交換に関する演算、表示、印刷等に
必要な各種演算処理を行うプログラムをハードディスク
装置(HDD)151より読み込み、処理を実行する。
BIOSROM122は起動プログラムを格納し、RA
M128はワークエリアとして用いられる。タイマ12
3はMPUモジュール121の演処理算に必要な時間計
測を行い、FPU124は浮動少数点演算を受持つ専用
のプロセッサで、図形処理等の高速化を図るものであ
る。
【0036】バスインターフェース125はMPUモジ
ュール121を中心としてデータ転送を主に行うMバス
129と、各インターフェースボードとの間でデータ転
送を主に行うSバス130との間をインターフェース接
続する。DMAコントローラ126はSバス130を介
して接続される各種装置との間でデータをMPUモジュ
ール121にDMA転送するときの制御を行う。メモリ
バスインターフェース127はMバス129とメモリバ
ス131との間のデータ転送に関するインターフェース
処理を行い、メモリバス131を介してRAM128が
接続される。インターフェース管理を主に行うSバス1
30にはパラレルインターフェース103、イーサネッ
トインターフェース141、ATMインターフェース1
06、FDインターフェース142、GPIBインター
フェース107、オーディオインターフェース104、
グラフィックインターフェース102、SCSIホスト
アダプタ105、シリアルインターフェース143が接
続されている。
【0037】イーサネットインターフェース141は外
部のLANネットワーク(特に、イーサネット)を構成
する装置との間で信号の転送を行う場合の接続部であ
り、FDインターフェース142はフロッピィディスク
(FD)装置との間で信号の転送を行う場合の接続部で
ある。SCSIホストアダプタ105にはSCSIバス
144を介して各種外部記憶装置108としてのハード
ディスク装置(HDD)151、光磁気ディスク装置
(MO)152、デジタルテープ記憶装置(DAT)1
53が接続されている。シリアルインターフェース14
3はシリアルデータの転送を行う場合の接続部であり、
RS−232Cボード154が接続されている。RS−
232Cボード154は所定のインターフェース規格の
1つ、例えばEIA規格232Cで規定されている信号
の授受を行う場合の接続部である。
【0038】図6は景品POS14のGPIBインター
フェースボードと外部機器との接続構成を示すブロック
図である。図6において、景品POS14は制御を行う
部分としてマイクロコンピュータ161、ROM16
2、RAM163、クロック回路164、バス165を
有し、各種操作スイッチ部としてドアスイッチ171、
カードリーダライタ(R/W)電源スイッチ172、G
PIBアドレス設定スイッチ173、リセットスイッチ
174、タッチモジュール175を有し、さらに付属装
置として有効機能表示器176、動作状態LED17
7、ドライバ回路178、無停電電源装置179、電源
回路180、PIO回路181、リセット生成回路18
2、小型入力装置183、RS−422レシーバドライ
バ回路184、紙幣装置185、RS−422レシーバ
ドライバ回路186、硬貨装置187、タッチモジュー
ル回路188、RS−422トランシーバ回路189、
GPIBコントローラ190、カードリーダライタ(R
/W)191、カードリーダライタ(R/W)制御装置
192、カードリーダライタ制御装置192に付属する
ネットワークボード193、ネットワークボード193
とバス165の間の信号、電源供給を行うネットワーク
ボード194、RTC回路201を有している。
【0039】上記のうち、マイクロコンピュータ16
1、ROM162、RAM163、クロック回路16
4、バス165、ドライバ回路178、、PIO回路1
81、リセット生成回路182、RS−422レシーバ
ドライバ回路184、RS−422レシーバドライバ回
路186、RS−422トランシーバ回路189、GP
IBコントローラ190、RTC回路201はGPIB
インターフェースボード200上に実装されている。G
PIBコントローラ190はGPIBインターフェース
ボード200とGPIBインターフェース107との間
のデータ転送に関するインターフェース処理を行う。
【0040】(a)制御部の構成 マイクロコンピュータ161は景品交換を行うためにワ
ークステーション101の指示に基づいて必要な端末装
置の制御を行うもので、CPU195、割込コントロー
ラ196、CTC回路197、PIO回路198、SI
O回路199により構成される。CPU195はROM
162に格納されている制御プログラムに従って景品交
換制御の制御を行う。CTC回路197はCPU195
の処理に必要な時間計測を行い、割込コントローラ19
6はCPU195の割り込みを制御する。PIO回路1
98はマイクロコンピュータ161との外部回路間の各
種パラレルデータ信号をインターフェース処理し、SI
O回路199はマイクロコンピュータ161との外部回
路間の各種シリアルデータ信号をインターフェース処理
する。クロック回路164はマイクロコンピュータ16
1の処理に必要なクロック信号を生成する。ROM16
2はCPU161の制御プログラムや景品交換処理に必
要なデータを格納している。RAM163は景品交換処
理に必要なデータを一時的に格納するワークエリアとし
て用いられる。RTC回路201はリアルタイムクロッ
クを生成するもので、ワークステーション101側と同
期を取って現在時刻を刻む処理を行う。
【0041】(b)操作スイッチ部の構成 マイクロコンピュータ161にはPIO回路181を介
してドアスイッチ171、カードリーダライタ(R/
W)電源スイッチ172、GPIBアドレス設定スイッ
チ173からの信号が入力されている。ドアスイッチ1
71は景品POS14のドア(例えば、前側のパネルド
ア)の開放状態を検出し、カードリーダライタ(R/
W)電源スイッチ172はカードリーダライタ(R/
W)191に電源を供給するスイッチである。これは、
例えばカードリーダライタ(R/W)191を個別に点
検・保守等することがあるので、カードリーダライタ
(R/W)191だけの供給電源をオン/オフするよう
にして便宜を図るためである。GPIBアドレス設定ス
イッチ173はGPIBインターフェースボード200
を認識するためにアドレスを設定するもので、例えばデ
ィップスイッチによって構成される。
【0042】(c)付属装置の構成 有効機能表示器176は景品POS14の動作が有効で
あるときに作動し、景品POS14の現在機能を文字情
報として表示するものである。動作状態LED177は
景品POS14が動作しているときに点灯(あるいは点
滅等)して景品POS14の動作を装飾する。ドライバ
回路178は有効機能表示器176、動作状態LED1
77を点灯(あるいは点滅)駆動する。リセットスイッ
チ174は景品POS14の処理にエラーが発生したと
きに、そのエラー解除のためにリセットするものであ
る。リセット生成回路182はリセットスイッチ174
からの信号に基づいてリセット信号を生成してマイクロ
コンピュータ161に出力する。
【0043】タッチモジュール175はCRT112の
入力画面上に配置され、入力画面上に展開されたタッチ
パネルに対して遊技者が指で触れることにより、触れた
位置の座標から入力操作情報をタッチモジュール回路1
88に出力するもので、景品交換のための情報を入力操
作するためのものである。タッチモジュール回路188
はタッチモジュール187の出力に基づいて遊技者が指
で触れた位置の座標から入力操作情報を読み取ってRS
−232Cトランシーバ回路189に出力する。RS−
232Cトランシーバ回路189はEIA規格232C
で規定された信号の授受を行う場合の接続部である。
【0044】小型入力装置183は景品POS14に対
してケーブルで接続され、係員が簡便に景品交換のため
の各種操作を行うことができるもので、RS−422レ
シーバドライバ回路184によってマイクロコンピュー
タ161とデータの転送が行われるようになっている。
RS−422レシーバドライバ回路184はEIA規格
422で規定された信号の授受を行う場合の接続部であ
る。紙幣装置185はカード情報に基づいて景品交換を
行うとき、所定の換金率で持ち玉数を金額に変換して払
い出しを行い、硬貨装置162は同様に硬貨の払い出し
を行う。RS−422レシーバドライバ回路186はE
IA規格422で規定された信号の授受を行う場合の接
続部であり、紙幣装置185とマイクロコンピュータ1
61との間のデータの転送を行う。
【0045】電源回路180は景品POS14の各回路
に電源を供給し、無停電電源装置179は、例えばバッ
テリーを内蔵し、商用電源が停電した場合に、システム
を安全に停止させる時間だけ電源回路180に電源を供
給する。カードリーダライタ(R/W)191は景品交
換の際にカードから必要な情報を読み出したり、書き込
んで排出したりする。カードリーダライタ(R/W)制
御装置192はカードリーダライタ(R/W)191の
作動を制御する。カードリーダライタ(R/W)制御装
置192はネットワークボード193を有しており、ネ
ットワークボード193はカードリーダライタ(R/
W)制御装置192に対して電源供給を行うとともに、
バス165に接続されたネットワークボード194との
間でデータの転送処理を行う。
【0046】H.ネットワークボードの構成 前述した図6に示すネットワークボード193、194
は何れも同様の構成であり、代表としてネットワークボ
ード193の構成を示して説明する。その他のネットワ
ークボードの詳細なブロック構成も同様であるため、そ
れらの説明は省略する。ここで、各ネットワークボード
に使用されるLANは、米国エシャロン社によって開発
されたLON(Local Operating Network:エシャロン
社登録商標)という技術に基づいている。以下、各ネッ
トワークボードに使用されるLANをLONとして説明
する。一般的に、LON技術は各種センサと、各種アク
チュエータとの通信(例えば、最大32385ノード)
により検知、監視、制御その他のアプリケーションを容
易に、高信頼度をもって、かつ低コストで実現できると
いうインテリジェント分散型ネットワークシステム技術
である。本実施例では、このLON技術をカード式遊技
システムを利用した遊技場設備の主要な端末装置に適用
している。
【0047】図7はLON対応のネットワークボード1
93の構成を示すブロック図である。図7において、ネ
ットワークボード193は分散形知的制御ネットワーク
LONシステム用のニューロンチップ501、クロック
回路502、トランシーバ503、カップリング回路5
04、バス505、ROM506、RAM507、DP
RAM508、509を有している。ニューロンチップ
501は複数のCPUによりLONシステムの通信管理
を行うもので、MACCPU511、ネットワークCP
U512、アプリケーションCPU513、RAM51
4、EEPROM515、ネットワーク通信ポート51
6、I/Oポート517およびバス518により構成さ
れる。
【0048】MACCPU511はメディアアクセスコ
ントロール用で、7層あるLONTALKプロトコルの
第1層と第2層の処理を行う。ネットワークCPU51
2はネットワーク用で、LONTALKプロトコルの第
3層から第6層までの処理を行う。アプリケーションC
PU513はユーザーが書いたコードと、オペレーティ
ングシステム(アプリケーションコードで呼び出したオ
ペレーティングシステム)とを同時に実行し、アプリケ
ーションプログラムに使用するプログラム言語はNEU
RON Cである。RAM514はワークエリアとして
使用され、EEPROM515はネットワーク構成およ
びアドレス指定情報、ニューロンチップ識別コード、ユ
ーザー作成のアプリケーションコードおよび読み出し主
体データ等のデータを記憶する。ネットワーク通信ポー
ト516はネットワーク通信のインターフェース処理を
行い、I/Oポート517はニューロンチップ501を
外部ハードウエアと接続する。
【0049】クロック回路502はニューロンチップ5
01の処理に必要なクロック信号を生成する。ROM5
06はニューロンチップ501の制御プログラムやネッ
トワーク通信を行うときに必要なデータを格納してい
る。RAM507はネットワーク通信を行うときの必要
なデータを一時的に格納するワークエリアとして用いら
れる。トランシーバ503はニューロンチップ501と
カップリング回路504の間に配置されており、LON
ネットワークを構成する各ノードと通信メディア間の物
理的な接続を行うモジュールで、データの変調および復
調を行う。カップリング回路504はAC24Vの電源
ラインに介挿され、電源ラインに重畳するデータを変調
/復調するトランシーバ503に接続される。
【0050】DPRAM(デュアルポートRAM)50
8、509は景品POS14におけるネットワークボー
ド193上のバス505と、カードリーダライタ制御装
置192側との間の何れからでも内部のメモリ(双方向
メモリ)へのデータの書き込み、メモリからのデータの
読み出しが可能であり、この双方向メモリを介してネッ
トワークボード193とカードリーダライタ制御装置1
92との間で相互にデータ転送が行われる。このような
LONネットワークを構成するネットワークボード19
3を使用することにより、AC24Vの電源ラインの上
に重畳してデータの転送を行うことが可能で、したがっ
て、特にデータ転送用の信号線を設けなくても、電源ラ
インを使用してデータ転送ができるという利点がある。
なお、カップリング回路504の前段で付設する電源供
給ライン(図示略)より、カードリーダライタ191お
よびカードリーダライタ制御装置192に対して電源が
供給される。
【0051】I.景品POSの構造 次に、景品POS14の構造について説明する。図8は
景品POS14の正面図である。図8に示すように景品
POS14は正面側にICカード400が挿入/排出さ
れるカード挿入口210、紙幣を払い出す紙幣払出口2
11、硬貨を払い出す硬貨払出口212、レシートを払
い出すレシート払出口213が形成されるとともに、有
効機能表示器176、タッチモジュール175を入力画
面上に有するCRT112、レシート発行機113が配
置されている。ただし、レシート発行機113はレシー
ト発行機カバー214に覆われている。レシート発行機
カバー214は鍵215によってロックされている。
【0052】図9にレシート払出口213およびCRT
112等を含む主要操作部の拡大図を示すように、レシ
ート発行機113およびCRT112は景品POS14
の正面側本体から前面に突出する構造になっており、こ
の突出した部分にレシート発行機113およびCRT1
12が内蔵されている。景品POS14の正面側本体は
樹脂によって成形され、正面側本体を構成する樹脂製部
材を固定するためのビスは一切前面側に表れないように
なっており(裏面側で正面側の樹脂製部材が固定され
る)、悪戯、防犯対策が十分に施されている。また、景
品POS14の正面側には広告スペース221、222
が形成され、そのうち広告スペース221は裏面側から
光を照射して広告文字等(あるいはホール店名、端末装
置名称等)を装飾可能になっている。
【0053】図10は景品POS14の裏面図である。
図10に示すように景品POS14は裏面側に開閉可能
な裏ドア231を備え、景品POS14の前面側を除く
本体部は金属製の本体部材232で頑丈に覆われてい
る。裏ドア231および本体部材232は、例えばアル
ミ製で成形されている。金属はアルミに限らない。ま
た、頑丈な部材であれば、金属(例えば、アルミ)に限
るものでない。これは、景品交換のための現金等を扱う
からで、頑丈にするためである。なお、景品POS14
の裏面側本体を構成する金属製の本体部材232を固定
するためのビスも前面側と同様に、一切表面に表れない
ようになっており、悪戯、防犯対策が十分に施されてい
る。
【0054】景品POS14の内部には裏面側から見え
る装置として、上側から順次、ビデオスキャンコンバー
タ111、各インターフェースボードを収納したインタ
ーフェースボードユニット241、有効機能表示器17
6、小型入力装置183、カードリーダライタ191を
搭載した前後に移動可能(スライド可能)なカードリー
ダライタ搭載ユニット242、紙幣装置185、紙幣装
置185のうちの1万円札紙幣を収納する紙幣収納ユニ
ット243、紙幣装置185のうちの千円札紙幣を収納
する紙幣収納ユニット244、ワークステーション10
1、無停電装置179、無停電装置179に含まれるバ
ッテリ245、電源回路180を含み各回路に電源を供
給する電源回路ユニット246が配置されている。な
お、各装置は必要に応じて前後に移動可能(スライド可
能)な構造になっている。このように、景品POS14
の裏面側から主要な内部装置を引き出して点検整備可能
になっており、保守・点検を裏面側から行うことで、悪
戯、防犯対策に対して十分な対策が施されている。
【0055】ここで、カードリーダライタ191、カー
ドリーダライタ制御装置192は遊技情報媒体(ICカ
ード400)を受け入れて、遊技情報媒体の情報を読み
出す情報読出手段を構成する。ワークステーション10
1、、CRT112、タッチモジュール175、タッチ
モジュール回路188、オーディオアンプ109、スピ
ーカ110、カードリーダライタ191およびカードリ
ーダライタ制御装置192は遊技情報媒体認証判定手
段、遊技情報媒体情報記憶手段、価値交換確認手段、価
値交換手段、操作報知手段、入力手段、第2認証手段、
簡易確認手段、返却促進手段、交換完了情報送信手段、
有価価値変換手段、遊技実行情報変換手段、選択手段、
第1変換量選択手段、第2変換量選択手段、第1一括変
換手段、第2一括変換手段、本日収支演算手段を構成す
る。
【0056】なお、本実施例では操作報知手段と入力手
段を同じ構成部材を利用している(すなわち、CRT1
12で表示し、CRT画面上のタッチモジュール175
で操作入力を受入れている)が、これに限らず、操作報
知手段と入力手段を別の構成部材で実現してもよい。ま
た、ICカード400は装着される装置本体(例えば、
景品POS14)から受け取った情報に基づいて当該装
置本体が正当なものであるか否かの第1の認証を行う第
1認証手段を構成する。第1認証手段はICカード40
0内部のマイクロコンピュータおよび制御プログラムに
よって実現される。
【0057】次に、作用を説明する。 A.景品POSのメインプログラム 図11は景品POS14のメインプログラムを示すフロ
ーチャートである。このプログラムは景品POS14の
電源投入と同時に開始される。図11のプログラムがス
タートすると、まずステップS10で景品POS14に
おけるワークステーション(WS)101のシステムチ
ェックを行う。これは、OS(オペレーティグシステ
ム)のローディング、アプリケーションプログラムのロ
ーディング等を行ってシステムを立上げる処理を行うも
のである。次いで、ステップS12で初期設定処理を行
う。これは、ワークステーション101の環境変数のセ
ット、ワークステーション101回路各部のイニシャラ
イズ、フラグのリセット等を行うものである。
【0058】次いで、ステップS14で画面管理システ
ムプログラムを起動する。これにより、ウインドウプロ
セス実行処理が行われる。これは、画面をウインドウに
分けて処理可能な各種のマルチタスクプロセスを実行す
るものである。次いで、ステップS16で景品POSマ
スタプロセスを実行する。これは、景品POSの処理に
おいてマルチタスクで動く各種のプロセスを起動した
り、各動作を監視したりするものである。これにより、
景品POSに必要な各処理が行われる。次いで、ステッ
プS18で景品POSマスタプロセスが停止したか否か
を判別し、停止していなければこのステップに待機し、
停止するとステップS20でワークステーション101
の自動停止処理を実行する。これにより、ワークステー
ション101が自動的に停止し、景品POS処理が終了
する。
【0059】B.景品POSマスタプロセス 図12は景品POSマスタプロセスのプログラムを示す
フローチャートである。景品POSマスタプロセスで
は、まずステップS30で共有メモリの情報を取得す
る。共有メモリとは、景品POSの処理においてマルチ
タスクで動く各種プロセスが情報を共有しているメモリ
のことである。次いで、ステップS32でマルチタスク
で動く各プロセスの起動処理を行う。これにより、図1
3〜図15にそれぞれ示すようにメインプロセス、稼働
データプロセス、通信プロセスが起動する。
【0060】次いで、ステップS34で実行プロセスの
動作を監視する処理を行う。そして、ステップS36で
プロセス停止があるか否かを判別し、プロセス停止がな
ければステップS34に戻って処理を繰り返す。したが
って、メインプロセス、稼働データプロセス、通信プロ
セスが起動すると、どれかのプロセスが停止するまで、
ステップS34、ステップS36のループが繰り返され
る。各実行プロセスのうち、1つでも停止したプロセス
があると、ステップS38で動作プロセス停止処理を行
う。これは、起動している全てのプロセスを停止させる
ものである。その後、マスタプロセスが停止する。
【0061】C.メインプロセス 図13はメインプロセスのプログラムを示すフローチャ
ートである。メインプロセスが起動すると、まずステッ
プS100で画面初期設定処理を行う。これは、画面用
メモリを確保したり、さらには通信プロセスとの間でデ
ータを相互に受信可能に設定してプロセス間通信を可能
にしたり、自プロセス内の必要な初期設定を行うもので
ある。次いで、ステップS102で画面データ作成処理
を行う。これは、景品POS14のディスプレイ装置1
12に表示するための基準画面を作成するもので、例え
ば基本の15画面を作る。基本となる15の画面を予め
作成しておくことにより、遊技者が景品交換に伴う操作
を行うとき、速やかに対応する入力操作画面等を写すこ
とを可能にするためである。次いで、ステップS104
でインターフェースボードの初期化を要求する処理を行
う。これは、ワークステーション101に接続されたイ
ンターフェースボード200に対して初期化を要求する
ものであり、これにより、インターフェースボード20
0が初期状態になる。
【0062】次いで、ステップS106で初期時エラー
登録処理を行う。これは、初期化を試みたインターフェ
ースボード200の初期化にエラーがあった場合に、そ
のエラー内容を登録するものである。次いで、ステップ
S108でパケット受信処理を行う。これは、通信プロ
セスで送られた管理装置11よりのパケットの情報をメ
モリより取得し、解析し、指示を出す処理であり、詳細
はサブルーチンで後述する。次いで、ステップS110
でインターフェースボードコマンド処理を行う。これ
は、インターフェースボード200より受信したコマン
ドを解析し、必要な指示を出すものである。次いで、ス
テップS112でインターフェースボードエラーリトラ
イチェックを行う。これは、インターフェースボード2
00に対して送信した指示がエラーであっかどうかをチ
ェックし、エラーであった場合に、コマンドの再送を行
うものである。次いで、ステップS114でXイベント
処理を行う。これは、景品POS14の処理では複数の
画面(例えば、15画面)が作成されるから、各画面の
遷移、操作(タッチパネル画面への操作)に基づいて遊
技者が換金、貯玉金額への交換、景品交換の処理を行う
ものである。ステップS114を経ると、ステップS1
08に戻って処理を繰り返す。
【0063】D.稼働データプロセス 図14は稼働データプロセスのプログラムを示すフロー
チャートである。これは、管理装置11に一定時間毎に
定期的に稼働データを送る処理を行うプログラムであ
る。稼働データプロセスが起動すると、まずステップS
120で初期設定処理を行う。これは、通信プロセスと
の間でデータを相互に受信可能に設定してプロセス間通
信を可能にしたり、自プロセス内の必要な初期設定を行
うものである。また、このときメインプロセスより受信
可能状態に設定し、プロセス間通信を許可する。これに
より、通信プロセスとの間で通信が可能になる。次い
で、ステップS122で稼働データファイルから情報を
読み込む。稼働データファイルには景品POS14が停
止する直前の累計した各種の稼働データがファイリング
されている。それらのデータを読み出すものである。次
いで、ステップS124でメインプロセスより稼働デー
タがあるか否かを判別する。これは、プロセス間通信で
メインプロセスから稼働データが送信されたきたかどう
かを判断するものである。
【0064】メインプロセスより稼働データがあれば、
ステップS126でその稼働データを送信バッファに書
き込み、稼働データファイルを更新する。次いで、ステ
ップS128に進む。また、メインプロセスより稼働デ
ータがなければ、直接にステップS128に進む。ステ
ップS128では回線テストが済みであるか否かを判別
する。これは、管理装置11との回線テストが行われた
後の情報の受信であるかどうかを判断するものである。
回線テスト済み(すなわち、回線テスト受信後)でなけ
ればステップS136にジャンプする。回線テスト済み
であれば、ステップS130に進んで回線テストフラグ
があるか否かを判別する。回線テストフラグがなければ
ステップS132で回線テストフラグをセットする。次
いで、ステップS134で稼働データ送出タイマをセッ
ト(例えば、20秒にセット)する。稼働データ送出タ
イマは、景品POS14から管理装置11へ定期的に稼
働データを送るための時間を設定するものである。その
後、ステップS136に進む。
【0065】ステップS136では再び回線テスト済み
であるか否かを判別し、管理装置11との回線テストが
行われた後の情報の受信であるかどうかを判断する。回
線テスト済みでなければステップS124に戻って処理
を繰り返し、回線テスト済みであれば、ステップS13
8で稼働データ送出タイマがタイムアップ(例えば、2
0秒が経過)したか否かを判別する。稼働データ送出タ
イマがタイムアップしていなければ、ステップS124
に戻って処理を繰り返し、稼働データ送出タイマがタイ
ムアップすると、ステップS140で管理装置11へ景
品POS14から送信すべき稼働データをセット(例え
ば、メモリにセット)する。ここでセットされる稼働デ
ータとしては、以下のものがある。
【0066】・換金・精算発生時刻 ・景品POS状態 ・精算回数 ・換金回数 ・貯玉回数 ・100円/500円/1000円/5000円/10
000円の各貨幣の払い出し枚数 ・100円/500円/1000円/5000円/10
000円の各貨幣の準備枚数
【0067】次いで、ステップS142でATMインタ
ーフェースボード106に稼働データをセットする。こ
れにより、ATMインターフェースボード106へセッ
トされた稼働データはATM通信ネットワークにより高
速で管理装置11へ送信される。次いで、ステップS1
44で稼働データ送出タイマをリセットし、ステップS
124に戻って処理を繰り返す。このようにして本ルー
プではプロセス間通信により稼働データファイルを更新
するととにも、定時(20秒毎)に稼働データを管理装
置11に送信する。
【0068】E.通信プロセス 図15は通信プロセスのプログラムを示すフローチャー
トである。これは、プロセス間通信を行うものである。
通信プロセスが起動すると、まずステップS150で初
期設定処理を行う。これは、メインプロセスよりプロセ
ス間通信の受信を可能な状態にするものである。次い
で、ステップS152で他のプロセス(例えば、メイン
プロセス)よりデータ(例えば、パケット)があるか否
かを判別する。これは、共有メモリを参照して判断し、
共有メモリに新たなデータがきていると、データがある
と判断する。例えば、プロセス間通信でメインプロセス
からパケットが送信されてきたような場合である。
【0069】他のプロセスよりデータがあれば、ステッ
プS154でそのデータを管理装置11へ送信するため
に、ATMインターフェースボード106に当該データ
をセットする。これにより、ATMインターフェースボ
ード106へセットされたデータはATM通信ネットワ
ークにより高速で管理装置11へ送信される。次いで、
ステップS156でACKフラグをセットし、ステップ
S158に進む。一方、ステップS152で他のプロセ
スよりデータがなければ、ステップS158にジャンプ
する。ステップS158では管理装置11からパケット
の受信があるか否かを判別する。
【0070】(E−1).パケットの受信がない場合 ステップS158で管理装置11からパケットの受信が
なければ(すなわち、景品POS14で受信していなけ
れば)、ステップS160に分岐してACKフラグがあ
るか否かを判別する。ACKフラグがなければステップ
S152に戻って処理を繰り返す。ACKフラグがあれ
ばステップS162に進んで3秒が経過したか否かを判
別し、3秒が経過していなければステップS152に戻
って処理を繰り返す。そして、3秒が経過すると、ステ
ップS164に進んでリトライカウンタが「3」を超え
ているか否かを判別し、「3」を超えていなければステ
ップS166に分岐してリトライカウンタ(データの再
送をカウントするもの)を「1」だけインクリメントす
る。
【0071】次いで、ステップS168でデータを再セ
ットし、ステップS170で3秒タイマをセットし、そ
の後、ステップS152に戻って処理を繰り返す。した
がって、3回はデータの再送が試みられることになる。
データの再送を3回試みた後、ステップS164でリト
ライカウンタが「3」を超えると、ステップS172に
進んで回線フラグをセットし、ステップS174でAC
Kフラグをクリアし、その後、ステップS152に戻
る。このように、管理装置11にデータを送信しても、
管理装置11からパケットの受信(送信データに対する
ACK)がなければ3回だけデータの再送を行う。
【0072】(E−2).パケットの受信がある場合 ステップS158で管理装置11からパケットの受信が
あれば、ステップS176に進んで受信したパケットを
解析する。これは、パケットあるいはACKの区別を解
析するもので、後述のようにパケットはメモリに転送さ
れる。次いで、ステップS178で管理装置11との回
線テスト済みであるか否かを判別する。すなわち、管理
装置11との回線テストが行われた後の情報の受信であ
るかどうかを判断する。回線テスト済みでなければ(例
えば、初期時のような場合)、ステップS152に戻っ
て処理を繰り返し、回線テスト済みであれば、ステップ
S180でACKフラグをクリアするとともに、ステッ
プS182でパケットはACKであるか否かを判別す
る。パケットがACKであればステップS184でAC
K受信処理を行い、その後、ステップS152に戻って
処理を繰り返す。ステップS184のACK受信処理で
は、リトライカウンタのクリア、バッファメモリのクリ
アを行う。また、ACK受信に対応するフラグをセット
し、このフラグを他の処理で利用する。
【0073】パケットがACKでなければ、ステップS
186でパケットに対応するACKをATMインターフ
ェースボード106にセットする。これにより、ATM
インターフェースボード106へセットされたパケット
に対応するACKはATM通信ネットワークにより高速
で管理装置11へ送信される。次いで、ステップS18
8で受信パケットを共有メモリに転送してセット(記
憶)する。これにより、パケットは共有メモリで他のプ
ロセス実行においても読み出されて利用される。ステッ
プS188を経ると、ステップS152に戻って処理を
繰り返す。
【0074】F.パケット受信処理 図16〜図22はメインプロセスにおけるパケット受信
処理のサブルーチンを示す示すフローチャートである。
パケット受信処理のサブルーチンがスタートすると、ま
ずステップS200でパケット解析処理を行う。これ
は、管理装置11から送られてメモリに格納されている
パケットをメモリより取得して解析するもので、パケッ
トの解析結果は以下のようになる。 回線テストパケット 初期値パケット 開店パケット 動作中止パケット 動作再開パケット カード照合結果パケット 閉店パケット その他
【0075】次いで、ステップS202でパケットの解
析結果から定義済みパケットであるか否かを判別し、定
義済みパケットでなければメインプロセスに復帰する。
一方、定義済みパケット(ただし、精算終了ACKも含
む)であれば、ステップS204〜ステップS218に
おいてそれぞれ上述したパケットの何れであるかを判別
する。すなわち、各ステップでは以下の判別を行う。 ステップS204:回線テストパケットの判別を行う。 ステップS206:初期値パケットの判別を行う。 ステップS208:開店パケットの判別を行う。 ステップS210:動作中止パケットの判別を行う。 ステップS212:動作再開パケットの判別を行う。 ステップS214:カード照合結果パケットの判別を行
う。 ステップS216:閉店パケットの判別を行う。 ステップS218:精算終了ACKの判別を行う。
【0076】以下、パケットの区分に応じて場合分けし
て説明する。 (F−1).回線テストパケット 最初に、ステップS204の判別結果で回線テストパケ
ットでないときは、ステップS220に分岐して回線フ
ラグがあるか否かを判別する。回線フラグはセットされ
ると、管理装置11との通信がNGで、クリアされる
と、管理装置11との通信がOKという状態に相当す
る。回線フラグがあれば管理装置11との通信がNGな
ので、メインプロセスに復帰する。一方、回線フラグが
なければ、管理装置11との通信がOKなので、ステッ
プS206に進む。ただし、未だ回線テストパケットを
受信していない場合には、ステップS206に分岐して
進んでも、ステップS206〜ステップS218をNO
の判別でスルーしてメインプロセスに復帰することにな
る。
【0077】ステップS204で回線テストパケットと
判別したときは、ステップS222に分岐して回線テス
ト情報を共有メモリにセットする。次いで、ステップS
224で初期値データがあるか否かを判別する。初期値
データは、初期値ファイルとして景品POS14の記憶
装置(例えば、ハードディスク装置151)に格納され
ている。初期値データがなければ、ステップS226で
初期値要求データを通信プロセスに送信し、ステップS
228に進む。これにより、通信プロセスで管理装置1
1に対して初期値が要求されることになる。一方、初期
値データがある場合は、ステップS226をジャンプし
てステップS228に進む。
【0078】ステップS228では稼働データを稼働デ
ータプロセスに送信する。このときの稼働データは「開
店準備中」という景品POS14の状態である。そし
て、稼働データを稼働プロセスへ送信するのは、プロセ
ス間通信で送る。したがって、「開店準備中」という景
品POS14の状態が管理装置11へ稼働データプロセ
スで送信されることになる。次いで、ステップS230
で回線フラグをクリアする(すなわち、回線テスト済み
となる)。これは、管理装置11との回線がつながった
からでフラグをクリアするものである。次いで、ステッ
プS232でインターフェースボード200のイニシャ
ル処理を行う。これは、初期情報をインターフェースボ
ード200へ送信するもので、例えば時刻を合せるため
の時間設定等を行う。ステップS232を経ると、メイ
ンプロセスに復帰する。
【0079】(F−2).初期値パケット ステップS206で初期値パケットと判別したときは、
ステップS234に分岐して、初期値情報を共有メモリ
にセットする。次いで、ステップS236で初期値情報
をファイル(初期値ファイル)に書き込む。これは、例
えば開店前に最初に景品POS14に初期値を設定する
場合、あるいは初期値に変更があったような場合であ
る。これにより、初期値ファイル(例えば、ハードディ
スク装置651に配置)が更新される。ステップS23
6を経ると、メインプロセスに復帰する。
【0080】ここで、管理装置11から景品POS14
に送信される初期値データのパケットとしては、次のよ
うなものがある。 ・パケットタイプ 各パケットの内容を識別するための情報(2バイト)で
ある。 ・リクエストタイプ どのパケットタイプに対する応答かを識別するための情
報(2バイト)である。 ・送信元端末名 各パケットがどの端末装置から送られたかを識別するた
めの情報(4バイト)である。ここでは、管理装置11
になる。 ・景品POSPIN 景品POS14のIPアドレス(景品POS14の識別
番号)である。
【0081】・換金率 持ち玉数を換金する際の100円分に相当する玉数であ
る。 ・精算条件 持ち玉数を換金、貯玉する際の条件(例えば、全部精
算、一部精算可能)である。 ・換金払出単位 換金時の最小払出金額単位である。 ・貯玉レート 持ち玉数を貯玉する際の持ち玉1個の単価である。 ・貯玉残高上限 貯玉残高の上限額である。 ・パディング パケット全体のサイズを調整するためのバイト数であ
る。
【0082】(F−3).開店パケット ステップS208で開店パケットと判別したときは、ス
テップS238に分岐して、初期値データがあるか否か
を判別する。初期値データがなければステップS240
で初期値要求データを通信プロセスに送信(プロセス間
通信で送る)する。これにより、通信プロセスで管理装
置11に対して初期値が要求されることになる。一方、
初期値データがある場合は、ステップS242に進んで
景品POS状態ステータスを「通常動作」にする。これ
は、システム情報を「通常動作」に対応する開店にセッ
トするもので、景品POS14の状態が開店にセットさ
れることになる。次いで、ステップS244でインター
フェースボード200に「カードリーダライタ(R/
W)初期化コマンド」を送信し、初期化を要求する。こ
れにより、カードリーダライタ191が初期値されてカ
ードを受け入れ可能になる。
【0083】次いで、ステップS246でカードリーダ
ライタ(R/W)エラーがないか否かを判別し、エラー
があればステップS248でカードリーダライタ(R/
W)エラーというフラグをセットする。このとき、通信
プロセスを経て管理装置11へエラーを送信する。これ
により、カードリーダライタ191はカードを受け付け
ない。その後、メインプロセスに復帰する。ステップS
246でエラーがなければ、ステップS250に進んで
精算の受付中という画面をポップアップする。これは、
予め作成しておいた15枚の基本画面のうち、景品PO
S14が精算を受付中という画面を一番手前に持ってき
て遊技者に見える位置におくものである。これにより、
ディスプレイ装置112のCRT画面には精算受付中の
画面が表示される。次いで、ステップS252でインタ
ーフェースボード200に「有効機能表示器換金=景品
交換・換金」というコマンドを送出する。これにより、
有効機能表示器176にカードによる換金および景品交
換が可能であることが表示される。その後、メインプロ
セスに復帰する。
【0084】(F−4).動作中止パケット ステップS210で動作中止パケットと判別したとき
は、ステップS260に分岐して、動作中止処理を行
う。これは、システム情報を動作中止にセットするもの
で、これにより、景品POS14の状態が動作中止にな
る。具体的には、画面(ディスプレイ装置612の画
面)に「中止」を表示し、遊技者に景品POS14の動
作が中止であることを知らせる。また、インターフェー
スボードへ「カード受入不可」、「有効機能表示器中
止」というコマンドを送信し、カードリーダライタ19
1がカードを受け入れ不可能になるとともに、有効機能
表示器176にカードによる換金および景品交換が中止
であることが表示される。その後、メインプロセスに復
帰する。
【0085】(F−5).動作再開パケット ステップS212で動作再開パケットと判別したとき
は、ステップS280に分岐して、景品POS状態ステ
ータスを「開店中」にセットする。これは、システム情
報を「開店中」に対応する状態にセットするもので、景
品POS14の状態が再び開店にセットされることにな
る。次いで、ステップS282でインターフェースボー
ド200に「カード挿入許可コマンド」を送信し、カー
ドの挿入を許可する。これにより、カードリーダライタ
191が再びカードを受け入れ可能になる。次いで、ス
テップS284でインターフェースボード200に、ワ
ークステーション101に保存してある中止前状態の表
示内容を指示すべく、「有効機能表示器=中止前内容表
示コマンド」を送出する。これにより、有効機能表示器
176に動作を中止する前の内容(例えば、カードによ
る換金および景品交換が可能である表示)が再び表示さ
れる。次いで、ステップS286で精算受付中画面をポ
ップアップする。これにより、ディスプレイ装置112
には再び精算受付中の画面が表示される。その後、メイ
ンプロセスに復帰する。
【0086】(F−6).カード照合結果パケット ステップS214でカード照合結果パケットと判別した
ときは、ステップS300に分岐して、カード照合結果
がOKであるか否かを判別する。これは、カード情報を
管理装置11にあるカードファイルと照合した結果が
「OK」あるいは「NG」かを判別するものである。カ
ード照合結果が「OK」であれば、景品交換を認めるた
め、ステップS302に進んで精算処理(詳細はサブル
ーチンで後述)を行う。その後、メインプロセスに復帰
する。
【0087】一方、カード照合結果が「NG」であれば
景品交換を認めないか、あるいは係員の判断に委ねるこ
とになる。そのため、ステップS304に進んで共有メ
モリにおける当該カードに対応するカードバッファをク
リアする。次いで、ステップS306でインターフェー
スボード200に「カード排出コマンド」を送出する。
これにより、カードリーダライタ191から当該カード
が排出されることなる。次いで、ステップS308でカ
ード使用不可能画面の表示をポップアップする。これに
より、ディスプレイ装置112にはカード使用不可能の
画面が表示される。したがって、遊技者はカードによる
景品交換が不可能であることを知ることになる。その
後、メインプロセスに復帰する。
【0088】(F−7).閉店パケット ステップS216で閉店パケットと判別したときは、ス
テップS310に分岐して、景品POS状態ステータス
を「閉店」にセットする。これは、システム情報を「閉
店」に対応する状態にセットするもので、景品POS1
4の状態が閉店にセットされることになる。次いで、ス
テップS312で受け付け中止画面をポップアップす
る。これにより、ディスプレイ装置112には景品PO
S14の受け付けを中止する画面が表示される。したが
って、遊技者はカードによる景品交換が中止されたこと
を知ることになる。次いで、ステップS314で更新後
の稼働データを稼働データプロセスに送信する。これ
は、景品交換を中止する直前の最後の稼働データに更新
(すなわち、稼働データ内の情報を閉店という状態にす
る)するとともに、プロセス間通信で稼働データを稼働
プロセスへ送信するものである。稼働データプロセスへ
送信することにより、その後、最後の稼働データは管理
装置11に送信されることになる。
【0089】次いで、ステップS316でインターフェ
ースボード200に「カード挿入不可コマンド」を送出
する。これにより、カードリーダライタ191がカード
を受け入れなくなる。次いで、ステップS318でイン
ターフェースボード200に「有効機能表示器中止」お
よび「UPSシャットダウン」というコマンドを送出す
る。これにより、有効機能表示器176が景品交換の中
止を表示するとともに、無停電装置179が所定時間後
(例えば、5分後)にシャットダウンする。次いで、ス
テップS320で稼働データの送信待ちを行う。稼働デ
ータの送信待ちを行うのは、20秒毎に稼働データを送
信しているので、そのタイミングを待つためである。そ
の後、メインプロセスを停止する。
【0090】(F−8).精算終了ACK ステップS218で精算終了ACKと判別したときは、
ステップS322に分岐して精算終了処理を行う。精算
終了処理ではバッファ(いままでの精算データを格納し
ていたバッファ)をクリアし、再び受け付け画面をポッ
プアップする。これにより、ディスプレイ装置112に
は景品POS14の受け付けを再び開始する画面が表示
される。したがって、遊技者はカードによる次の景品交
換の受け付けが開始されたことを知ることになる。その
後、メインプロセスに復帰する。
【0091】(F−6−1).精算処理のサブルーチン 図23は精算処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。このサブルーチンが開始されると、まずステッ
プS350でバッファをクリアする。これは、前回精算
時のデータを格納しているバッファをクリアして、今回
の精算データを格納可能にするためである。次いで、ス
テップS352で機能選択画面にカードデータをセット
する。機能選択画面は後述の図82に示すように、精算
可能金額情報等や操作表示(例えば、換金、貯玉金額、
貯玉金額精算、キャンセル)がディスプレイ装置112
に表示され、遊技者が景品交換の際に所望の機能を選択
可能な操作画面である。
【0092】次いで、ステップS354で機能選択フラ
グをセットし、ステップS356で音声データ「07」
を出力する。音声データ「07」は後述の図94に示す
ように、「画面を見て項目を選んで下さい。」というも
のである。次いで、ステップS358で機能選択画面を
ポップアップする。これにより、ディスプレイ装置11
2には機能選択画面が表示されるととともに、実際上ほ
ぼ同時に「画面を見て項目を選んで下さい。」という音
声合成音が報知される。したがって、遊技者は機能選択
画面を見ながら景品交換のための所望の機能を選択して
精算を行うことになる。ステップS358を経ると、メ
インプロセスに復帰する。
【0093】G.インターフェースボードコマンド処理 図24はメインプロセスにおけるインターフェースボー
ドコマンド処理のサブルーチンを示す示すフローチャー
トである。インターフェースボードコマンド処理のサブ
ルーチンがスタートすると、まずステップS400でG
PIB通信エラーがあるか否かを判別する。これは、イ
ンターフェースボード200との通信エラーがある(例
えば、インターフェースボード200との回線が不接続
である)かどうかを判断するものである。GPIB通信
エラーがあればステップS402に分岐してその他のエ
ラーがあるか否かを判別し、その他のエラーがなければ
メインプロセスに復帰する。その他のエラーがあればス
テップS404でエラー設定処理を行う。これは、エラ
ーが発生したので、当該エラーに対応する処理を指示す
るもので、例えば前述したステップS112のインター
フェースボードエラーリトライチェックを行う。これに
より、インターフェースボード200に対して送信した
指示がエラーであった場合に、コマンドの再送を行うよ
うな処置が取られる。ステップS404を経ると、メイ
ンプロセスに復帰する。
【0094】一方、ステップS400でGPIB通信エ
ラーがなければ、ステップS406に進んでコマンドが
あるか否かを判別する。コマンドがなければステップS
402に分岐して、以下上述したような処理を行う。ま
た、ステップS406でコマンドがあればステップS4
08に進んでコマンド解析処理を行う。次いで、ステッ
プS410でコマンド解析処理の結果に従って対応する
イベント処理(詳細は後述のサブルーチン参照)を行
う。次いで、ステップS412でエラーがあるか否かを
判別し、エラーがあればステップS404に進んで同様
にエラー処理を行う。また、エラーがなければ今回のル
ーチンを終了してメインプロセスに復帰する。
【0095】G−1.イベント処理 図25はインターフェースボードコマンド処理における
イベント処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンでは、コマンド解析処理の解析結
果に応じてインターフェースボード200が以下に示す
ような各種の処理をそれぞれ実行し、その後、メインプ
ロセスに復帰あるいはシステムを停止することになる。
以下、各処理について説明する。なお、ステップS45
0およびステップS452以外は全てメインプロセスに
復帰する。また、コマンド解析結果でコマンドが無い場
合(例えば、回線を監視するような場合)には、何もせ
ずにそのままメインプロセスに復帰することになる。 ステップS420:カード挿入処理 これは、カードと景品POS14との間で相互認証を行
うためにID番号の要求等を行うものである(詳細はサ
ブルーチン参照)。 ステップS422:カード照合要求処理 これは、カード情報と管理装置11のカードファイルに
おける当該カード情報との照合を要求する処理である。
照合要求コマンドを通信プロセスに渡して送信してもら
うことになる。
【0096】ステップS424:カード取出処理 これは、カードリーダライタ191からカードを取り出
すのを忘れた場合の、抜き忘れ防止のための処理であ
る。カードリーダライタ191にカードのヘッドを出す
ような処理を行う。 ステップS426:カードR/W初期化処理 これは、カードリーダライタ191の初期化を行う処理
である。 ステップS428:R/Wステータス確認処理 これは、カードリーダライタ191のステータス(状
態)の確認を行うものである。 ステップS430:有効機能表示器エラー処理 これは、有効機能表示器176がエラーであるか否かを
監視する処理である。 ステップS432:UPSトラブル処理 これは、無停電電源装置179のトラブルを監視する処
理である。
【0097】ステップS434:ドアオープン処理 これは、ドアスイッチ171の出力を監視し、ドアが5
分間連続して開いたときに管理装置11に知らせる処理
を行うものである。 ステップS436:紙幣装置残金確認処理 これは、紙幣装置185の残金を確認する処理である。 ステップS438:紙幣装置紙幣取出処理 これは、紙幣装置185の払い出しプールより換金額の
紙幣を払い出す処理である。 ステップS440:小型入力装置処理 これは、小型入力装置183に関する処理を行うもので
ある。 ステップS442:タッチパネル処理 これは、遊技者が操作するディスプレイ装置112の画
面上のタッチパネルの信号処理を行うものである。 ステップS444:硬貨装置エラー処理 これは、硬貨装置187のエラーに対応する処理を行う
ものである。
【0098】ステップS446:紙幣装置エラー処理 これは、紙幣装置185のエラーに対応する処理を行う
ものである。 ステップS448:紙幣装置エラー回収処理 これは、紙幣装置185にエラーが発生したとき、紙幣
装置185にある紙幣を回収する処理を行うものであ
る。 ステップS450:停電発生処理 これは、停電が発生した場合にインターフェースボード
200の処理単位が終了するまでは、その処理を継続さ
せ、その以後、システムを停止する処理である。すなわ
ち、ステップS450を経ると、システムを停止する。 ステップS452:UPS過放電処理 これは、無停電電源装置179の残量(放電量に反比
例)の警報を出力する処理である。ステップS452を
経ると、システムを停止する。
【0099】G−2.カード挿入処理 図26はイベント処理におけるカード挿入処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。このサブルーチン
では、まずステップS460でカード挿入コマンドがあ
るか否かを判別し、カード挿入コマンドがなければイベ
ント処理にリターンする。カード挿入コマンドがあれ
ば、ステップS462に進んで音声データ「11」を出
力する。音声データ「11」は図94に示すように、
「いらっしゃいませ。」というものである。次いで、ス
テップS464でインターフェースボード200にID
要求コマンドと、景品POS認識番号(暗号化されてい
る情報)を送出する。これにより、「いらっしゃいま
せ。」という音声合成音が報知される。ID要求コマン
ドとは、セキュリティデータ要求コマンドのことであ
り、コマンドは暗号化されていない。景品POS認識番
号とは、端末装置を識別する情報、すなわち端末認識番
号(個別識別情報)のことである。このような情報を要
求するのは、カードは景品POS14との間で相互認証
を行うためである。ステップS464を経ると、イベン
ト処理にリターンする。
【0100】ここで、カードに格納されている情報のう
ち主要なものについて説明すると、カード情報には以下
のようなものがある。 ・カード番号(カードNO) カード会社2によって発行されるカード識別番号であ
り、例えば製造年月日、製造番号を基にして発行され
る。データとしては、例えば32バイト構成である。 ・セキュリティ情報(セキュリティコード) 各端末装置でICカードの正当性を判断するためのデー
タ(すなわち、カードの真偽を判断するデータ)であ
り、カード会社2によって予め格納されている。例え
ば、符号を含む乱数を使用してセキュリティコードが作
成される。 ・テンポラリカウンタ ICカードの書き込み/読み出しで不具合が発生したと
きに計数されるカウンタである。テンポラリカウンタの
累積値が所定値に達すると、エラー表示をしてもよい
し、あるいは使用不能にしてもよい。 ・本日収支 そのカードを保有する遊技者に対する本日の収支決算の
内容を示すデータである。収支は金額表示で表される。
例えば、本日使用した玉貸し分(マイナス分)と、景品
POSにおける精算分(所定のレートでの貯玉金額への
加算および現金交換分を金額換算したもので、プラス
分)との差額が本日収支のデータとなる。
【0101】・発行機番号 カード発行機23の識別番号であり、発行機PIN(以
下、発行機識別番号という)と称する。なお、カード初
期時(納入時)は仮発行機識別番号が格納されており、
カード発行機23との間で、この仮発行機識別番号にて
相互認証が行われる。その後、発行機識別番号(真の識
別番号)がカード発行時にカードに書き込まれる。 ・更新機番号 カード更新機24の識別番号であり、更新機識別番号と
称する。 ・遊技機番号 遊技機31の識別番号であり、遊技機識別番号と称す
る。 ・大型金額付加機番号 大型金額付加機25の識別番号であり、大型金額付加機
識別番号と称する。 ・景品POS番号 景品POS14の識別番号であり、景品POS識別番号
と称する。なお、発行機番号、更新機番号、遊技機番
号、大型金額付加機番号、景品POS番号、スクランブ
ルキー(暗号鍵)、セキュリティコード等は全国共通で
あり、カード会社2より管理装置11に送られる。
【0102】・玉貸し金額 ICカードに付加した金額で、現在、玉貸しに使用可能
な残高である。 ・貯玉金額 持ち玉数を景品POS14にて所定のレートで貯玉に変
換した金額で、玉貸しに使用可能な残高である。 ・持ち玉数 遊技に使用可能な現在の持ち玉数である。当店、当日限
り遊技に使用できる。 ・遊技機番号記録 遊技に使用した最終の遊技機の台番号である。これは、
遊技の来歴を残したりするためと、カード情報が管理装
置11のファイルデータと異なった場合等に遊技者を救
済するデータとして使用するためにある。 ・最終ホール名 遊技をした最終の遊技店の名称である。これは、遊技の
来歴を残すためである。
【0103】・最終ホール番号 遊技をした最終の遊技店の識別番号である。これは、遊
技の来歴を残すためである。遊技店の識別番号は市町村
で、階層化されている。 ・使用年月日 ICカードが使用された年月日であり、特に最終の使用
年月日を記憶する。これは、遊技の来歴を残すためであ
る。 ・カード状態記録 現在のICカードの状態(以下、カード状態という)を
記憶するもので、例えば「通常」、「遊技中」、「中
断」、「打止」、「規制1」、「規制2」、「規制3」
がある。「通常」とは、遊技機31以外の端末機器にカ
ードを挿入した状態あるいは遊技者が携帯している状態
をいう。「遊技中」とは、カードを遊技機31に挿入し
ている状態である。「中断」とは、遊技を中断している
状態をいい、例えば遊技者が遊技機31から離れて食事
にいくようなときに、遊技を中断する場合の情報であ
る。「打止」とは、出玉が一定量を超えて遊技機31で
の遊技が打ち止めになっている状態をいう。「規制
1」、「規制2」、「規制3」とは、閉店間際に大当り
等になった場合に、その状態情報のことであり、当該情
報により翌日継続した遊技が可能になる。
【0104】・有効期限情報 ICカードは発行日より1年間を有効としており、有効
期限情報とは、カードの発行日より1年が経過する期限
日のことである。 ・スクランブルキー 暗号鍵のことであり、カード会社2によって予め格納さ
れている。例えば、スクランブルキーのエリアに格納さ
れている情報と、受け取った暗号化された玉貸金額等と
の排他的論理和をとって復号化して使用する等が行われ
る。
【0105】次に、ICカード400では一部の情報
(例えば、IDデータ)が暗号化されて格納されてお
り、カードから情報を送信(例えば、端末装置に送信)
するときは、カード内に格納されている情報をそのまま
送信する。すなわち、暗号化されたままの情報を端末装
置(例えば、景品POS14)に送信する。したがっ
て、一部の情報については、その生情報をカードに格納
しておき、送信時に生情報を暗号化するものではない。
また、端末装置から情報を受信するときは、受信した暗
号化されている情報をカード内のメモリ(例えば、ワー
クエリアとして使用されるRAM)に一旦記憶してお
き、次いで、暗号化されている受信情報を復号化して情
報の制限項目をチェックし、OKであればメモリに記憶
しておいた暗号化されたままの情報をコマンドに従って
カードのEEPROMのアドレス指定エリアに書き込む
ようにする。
【0106】なお、コマンド自体は暗号化されていな
い。コマンドに付属する情報が暗号化されているだけで
ある。例えば、「ライトコマンド」、「書き込み領
域」、「情報(暗号化された情報)」が端末装置からカ
ードに送信されてきた場合、「ライトコマンド」および
「書き込み領域」は暗号化されておらず、「情報」のみ
が暗号化されている。一方、カード内の情報を読み出す
「リードコマンド」であれば、暗号化されて記憶されて
いる情報をそのまま(暗号化情報のまま)、端末装置に
送信することになる。
【0107】G−3.カード照合要求処理 図27はイベント処理におけるカード照合要求処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。このサブルー
チンでは、まずステップS470でIDデータ(カード
番号およびセキュリティコード)があるか否かを判別
し、IDデータがなければイベント処理にリターンす
る。IDデータがあれば、ステップS472に進んでイ
ンターフェースボード200に「カード挿入不可コマン
ド」を送出する。これは、当該カードの処理を行ってい
るので、次のカードを挿入しないように要求するもので
ある。次いで、ステップS474でデータ長さがOKで
あるか否かを判別する。これは、データの方式的チェッ
クを行うものである。データ長さがNGであれば、ステ
ップS476に分岐して共有メモリ用バッファをクリア
する。これにより、今回のカードデータはクリアされ
る。
【0108】次いで、ステップS478でカード不使用
画面表示をポップアップし、ステップS480で音声デ
ータ「05」を出力する。音声データ「05」は図94
に示すように、「このカードはご利用できません。」と
いうものである。これにより、ディスプレイ装置112
にはカード不使用画面が表示されて遊技者に報知される
とともに、さらに同時に「このカードはご利用できませ
ん。」という音声合成音が報知される。したがって、遊
技者は、いまのカードが利用できない(例えば、遊技用
のICカードで無いような場合)ことを認識することに
なる。次いで、ステップS482でインターフェースボ
ード200に「カード排出コマンド」を送出し、インタ
ーフェースボードコマンド処理にリターン(以下、単に
適宜リターンという)する。これにより、カードリーダ
ライタ191からカードが排出される。
【0109】一方、ステップS474でデータ長さがO
Kであれば、ステップS484に進んでIDデータの復
号化を行う。これにより、暗号化されていたカード番号
およびセキュリティコードが復号化される。次いで、ス
テップS486でカード番号およびセキュリティコード
を保存し、ステップS488でカード認証処理を行う。
これは、カードと景品POS14との相互認証を行うも
ので、詳細はサブルーチンで後述する。次いで、ステッ
プS490でカード情報の読み込み処理を行う。これ
は、カード情報を読み込んでチェック等を行うもので、
詳細はサブルーチンで後述する。ステップS490を経
ると、リターンする。
【0110】G−3−1.カード認証処理 図28はカード照合要求処理におけるカード認証処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS500でセキュリティコー
ドの先頭文字を読み込む。次いで、ステップS502で
認証結果=OKにセットする。次いで、ステップS50
4でセキュリティコードの文字列の終端であるか否かを
判別し、最初は終端でないからステップS506に進ん
で認証チェックを行う。認証チェックでは、管理装置1
1より送信され端末装置としての景品POS14に予め
記憶されているセキュリティコード(すなわち、ICカ
ードの正当性を判断するためのデータで、例えば符号を
含む乱数を使用してセキュリティコードが作成されてい
る)と、読み込んだカードからのセキュリティコードと
を比較照合してチェックし、一致していれば(正規のセ
キュリティコードであれば)、OK(正当なカードであ
ると判断)する。次いで、ステップS508でセキュリ
ティコードの次の文字を読み込み、ステップS504に
戻ってループを繰り返す。これにより、セキュリティコ
ードが1文字ずつ順次読み込まれて認証チェックが行わ
れる。
【0111】そして、セキュリティコードを1文字ずつ
順次読み込んで認証チェックを行うが、そのとき認証チ
ェックの結果が一致していなければ、ステップS506
の判別結果がNOとなり、ステップS510に進んで認
証結果=NGにセットしてリターンする。したがって、
このときは正当なカードであると判断されず、景品交換
ができないことになる。一方、セキュリティコードを1
文字ずつ順次読み込んで認証チェックを行い、ステップ
S504で文字列の終端(ここでの意味は文字列の終端
まで認証チェックが終了したかという判断である)にな
ると、YESに分岐しルーチンを抜けてリターンする。
このようにしてセキュリティコードが1文字ずつ順次読
み込まれて認証チェックが行われ、正当なカードであれ
ばOK、正当なカードでなければNGがセットされる。
セットされた情報は、他のルーチンで使用される。
【0112】以上の相互認証プロセスを図95を参照し
て説明すると、カードが挿入されると、まず端末装置
(すなわち、景品POS14)からカード(すなわち、
ICカード400)に対して端末チェックコマンド、端
末装置認識番号(暗号化された情報)およびセキュリテ
ィデータ要求コマンドを送信する。この場合、端末装置
認識番号とは個別識別情報のことであり、例えば景品P
OS識別番号である。また、端末チェックコマンドおよ
びセキュリティデータ要求コマンドは、単なる指令コマ
ンドなので、暗号化されていない。カードは景品POS
14から送信された端末チェックコマンドを受信し、受
信した端末チェックコマンドに基づいて端末装置をチェ
ックする処理を行う。すなわち、カードは端末装置から
受信した端末チェックコマンドに基づき情報(暗号化さ
れた端末装置認識番号)を暗号鍵を使用して所定のアル
ゴリズムで復号化して端末装置認識番号を取得する。
【0113】次いで、復号化した端末装置認識番号(以
下、端末装置から送信され復号化した端末装置認識番号
という)と、カード内に予め記憶している端末装置認識
番号を復号化したものとを比較照合してチェックする
が、このときカード内に予め記憶している端末装置認識
番号は暗号化されているので、チェックの前に、まずカ
ード内に予め記憶している端末装置認識番号を暗号鍵を
使用して所定のアルゴリズムで復号化し、復号化した端
末装置認識番号(以下、カード内保有の端末装置認識番
号という)を取得する。そして、端末装置から送信され
復号化した端末装置認識番号と、復号化したカード内保
有の端末装置認識番号とを比較照合してチェックし(端
末装置認認識番号確認処理を行い)、一致していればO
K(正当な端末装置であると判断)として、先に受信し
たセキュリティデータ要求コマンドに基づいてセキュリ
ティチェックコマンド、予め記憶しているセキュリティ
データ(暗号化された情報)およびカード番号(暗号化
された情報)を端末装置に送信する。
【0114】端末装置はカードから送信されたセキュリ
ティチェックコマンドを受信し、受信したセキュリティ
チェックコマンドに基づき、セキュリティコード(暗号
化された情報)を暗号鍵を使用して所定のアルゴリズム
で復号化してセキュリティコードを取得する。次いで、
復号化したセキュリティコードと端末装置に記憶されて
いるセキュリティコードを比較照合してチェックし(カ
ード確認処理を行い)、一致していれば(正規のセキュ
リティコードであれば)、OK(正当なカードであると
判断)として相互認証が完了する。
【0115】ここで、カードとの情報授受を行う方法に
よって、本発明のシステムを実現可能な構成の一例を掲
げると、以下のようになる(ただし、以下の構成が実現
可能な全てではない)。 (a)カード挿入時に端末装置側でカードの認証を行う
構成 (b)カード挿入時に端末装置とカードの双方で相互認
証を行う構成 (c)カード挿入時以降も情報授受を行う毎に相互認証
を行う構成 また、上記の(a)、(b)、(c)の構成に加えて、 (d)暗号化を行う場合、 (e)暗号化を行わない場合 とがあり、(d)に関しては、 (f)情報の全てを暗号化して行う場合 (g)情報の一部を暗号化して行う場合(例えば、コマ
ンド等の指令は、暗号化を行わない)とがある。すなわ
ち、本発明は図95あるいは後述の図96に示すよう
に、端末装置識別番号、セキュリティコード等を暗号化
して情報の授受を行い、復号化して、相互認証を行う方
法に限るものでない。
【0116】例えば、端末装置識別番号、セキュリティ
コード等を暗号化せずに生データのままカードおよび端
末装置に格納し、それらのデータを読み出して相互認証
を行うようなものでも本発明を適用できる(すなわち、
上記(b)、(e)の構成が相当)。その場合、カード
および端末装置の遊技関連情報は暗号化されずに生デー
タで格納されており、カードから情報を送信(例えば、
端末装置としての景品POS14に送信)するときは、
カード内に格納されている情報をそのまま送信する。ま
た、端末装置からカードに情報を送信するときも同様の
処理プロセスで行う。本実施例では、上記(b)、
(d)、(g)の構成で本発明のシステムを実現してい
る。したがって、当然のことながら、上記(b)、
(d)、(g)以外の構成で本発明のシステムを実現す
るようにしてもよい。
【0117】また、本実施例ではカードおよび端末装置
の双方で認証処理を行う構成にしているが、双方で認証
処理を行う構成でなく、例えば端末装置の方だけでカー
ドの真偽を確認する処理を行うような処理方式にしても
よい(すなわち、上記(a)の構成)。その場合、カー
ドの方はIDデータ(カード番号およびセキュリティコ
ード)等を格納する構成にすればよい。また、その場合
には遊技情報媒体はICカードに限らず、例えば磁気カ
ードを使用し、その磁気カードにIDデータ(カード番
号およびセキュリティコード)を格納する構成にすれば
よい。
【0118】次に、本実施例ではカードと端末装置との
間で相互に情報の転送を行う場合、その都度(情報の転
送が行われる毎に)相互認証を行うことはしておらず、
本実施例の相互認証はカード挿入時、カードと端末装置
間で相互に真偽を確認するという処理であるが、これと
は別の処理として、情報の転送を行う場合、その都度
(情報の転送が行われる毎に)相互認証を行う処理を採
用してもよい。例えば、カードと端末装置との間では情
報を暗号化しておいて、情報の転送が行われる毎に、相
互認証を行うような構成にしてもよい。そのようにする
と、例えばイベントが発生してカードからの情報の読み
込みが必要なときは、その都度、相互認証処理を行う構
成になる。このような処理は、例えば図96に示す手順
により実現できる。その内容を図96を参照して説明す
ると、図96に示すように、端末装置(例えば、景品P
OS14)からカード(例えば、ICカード400)に
対して端末チェックコマンド、端末装置認識番号(暗号
化された情報)、リードコマンド(情報の読み出しを要
求するコマンド)、および暗号鍵を使用して所定のアル
ゴリズムで暗号化したパラメータ(読み出し要求の情報
を指定するもの)を送信する。端末装置認識番号とは個
別識別情報のことであり、例えばカード発行機認識番号
である。
【0119】カードは端末装置から送信された端末チェ
ックコマンドを受信すると、受信した端末チェックコマ
ンドに基づいて端末装置をチェックする処理を行う。す
なわち、カードは端末装置から受信した端末チェックコ
マンドに基づき情報(暗号化された端末装置認識番号)
を暗号鍵を使用して所定のアルゴリズムで復号化して端
末装置認識番号を取得する。復号化した端末装置認識番
号(すなわち、端末装置から送信され復号化した端末装
置認識番号)と、カード内に予め記憶している端末装置
認識番号を復号化したものとを比較照合してチェックす
るが、このときカード内に予め記憶している端末装置認
識番号は暗号化されているので、チェックの前に、まず
カード内に予め記憶している端末装置認識番号を暗号鍵
を使用して所定のアルゴリズムで復号化し、復号化した
端末装置認識番号(すなわち、カード内保有の端末装置
認識番号)を取得する。そして、端末装置から送信され
復号化した端末装置認識番号と、復号化したカード内保
有の端末装置認識番号とを比較照合してチェックし(端
末装置認認識番号確認処理を行い)、一致していればO
K(正当な端末装置であると判断)として、先に受信し
たリードコマンドに基づいてリードレスポンスコマン
ド、読み出し要求情報を指定しているパラメータに対応
した情報(暗号化されている)、セキュリティチェック
コマンド、予め記憶しているセキュリティコード((暗
号化された情報)およびカード番号(暗号化された情
報)を端末装置に送信する。
【0120】端末装置はカードから送信されたセキュリ
ティチェックコマンドを受信し、受信したセキュリティ
チェックコマンドに基づき、セキュリティコード(暗号
化された情報)を暗号鍵を使用して所定のアルゴリズム
で復号化してセキュリティコードを取得する。次いで、
復号化したセキュリティコードと端末装置に記憶されて
いるセキュリティコードを比較照合してチェックし(カ
ード確認処理を行い)、一致していれば(正規のセキュ
リティコードであれば)、OK(正当なカードであると
判断)として相互認証が完了する。なお、相互認証が完
了すると、カード情報を読み出すが、この場合、カード
から受信した情報を同様に復号化して使用する。復号化
では、暗号鍵を使用して所定のアルゴリズムで処理す
る。例えば、端末装置より受信し格納している暗号鍵
と、カードから受け取った暗号化された情報との排他的
論理和をとって復号化するようなアルゴリズムを用いて
復号化する。
【0121】このように、カードと端末装置(例えば、
景品POS14)との間では情報を暗号化しておいて、
情報の転送が行われる毎に、相互認証を行い、相互認証
結果がOK(カードおよび端末装置が正規である)との
確認をした後に、カードのデータを使用する。したがっ
て、例えばイベントが発生して端末装置からの情報の読
み込みの必要があるときには、その都度、相互認証処理
が行われることになり、より一層、端末装置およびカー
ド情報の安全性を高めることができる。なお、イベント
が発生してカードに情報を書き込む場合も同様に相互認
証を行い、相互認証結果がOK(カードおよび端末装置
が正規である)との確認をした後に、カードにデータを
書き込む。したがって、このような手順を採用すると、
情報の転送が行われる毎の相互認証により安全性が高め
られるとともに、情報の暗号化より極めて高い安全性が
確保される。なお、情報は暗号化せずに(生データのま
ま)、情報の転送が行われる毎に相互認証を行うような
構成にすることもできる。
【0122】G−3−2.読込処理 図29はカード照合要求処理における読込処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。このサブルーチン
では、まずステップS520でカードと景品POS14
の相互認証結果がOKであるか否かを判別し、相互認証
結果がNGであるときはステップS522に進んで共有
メモリ初期化NGフラグをクリアする。これは、共有メ
モリを初期化することを禁止するフラグをクリアするこ
とにより、読み込んだカードデータをクリアするもので
ある。次いで、ステップS524で音声データ「05」
を出力する。音声データ「05」は図94に示すよう
に、「このカードはご利用できません。」というもので
ある。これにより、「このカードはご利用できませ
ん。」という音声合成音が遊技者に報知される。したが
って、遊技者は挿入したカードが利用できない(例え
ば、遊技用のICカードで無いような場合)ことを認識
することになる。次いで、ステップS526でインター
フェースボード200に「カード排出コマンド」を送出
し、リターンする。これにより、カードリーダライタ1
91からカードが排出される。
【0123】ステップS520で相互認証結果がOKで
あるときは、ステップS528に進んでインターフェー
スボード200に「カードデータリードコマンド」を送
出する。これにより、カードリーダライタ191により
カードのデータが読み出される。次いで、ステップS5
30でカードデータの読み出しの過程でエラーがあるか
否かを判別し、エラーがあればステップS532に分岐
してエラー内容をセットし、リターンする。これによ
り、セットされたエラー内容に対応する処理が取られ
る。
【0124】ステップS530でカードデータの読み出
しの過程でエラーがなければ、ステップS534に進ん
でカードデータがあるか否かを判別し、カードデータが
なければステップS530に戻ってループを繰り返し、
カードデータがあると、ステップS536に進んでカー
ドデータの復号化を行う。この場合、カードから受信し
たデータを復号化する過程では、暗号鍵を使用して所定
のアルゴリズムで処理する。例えば、景品POS14に
格納している暗号鍵と、カードから受け取った暗号化さ
れたデータとの排他的論理和をとって復号化するような
アルゴリズムを用いて復号化する。
【0125】次いで、ステップS538で復号化したカ
ードデータをメモリに記憶し、ステップS540でカー
ド内容のチェック処理を行う。これは、制限情報等のチ
ェックを行うもので、詳細はサブルーチンで後述する。
次いで、ステップS542でNGフラグがONしている
か(NGフラグがセットされているか)否かを判別す
る。NGフラグは、ステップS540のサブルーチンで
カード内容のチェックがNGの場合にセットされるもの
である。したがって、NGフラグがONしていれば、ス
テップS522に分岐して、以後、景品交換処理を停止
することになる。NGフラグがONしていなければ、ス
テップS544に進んで精算データ無し選択フラグがO
Nしているか否かを判別する。精算データ無し選択フラ
グは、ステップS540のサブルーチンでカードデータ
の中に精算可能な情報(すなわち、持ち玉数=0、貯玉
金額=0の状態をいう)が無い場合にセットされるもの
である。したがって、精算データ無し選択フラグがON
していればリターンして、以後、景品交換処理を停止す
ることになる。
【0126】精算データ無し選択フラグがONしていな
ければ、ステップS546に進んで以下の各データを照
合要求コマンドにセットする。 ・端末番号(送り元であり、ここでは景品POS14の
識別番号) ・発生時刻(カードの挿入された時刻) ・カード番号 ・玉貸残高 ・貯玉金額 ・持ち玉数 ・使用年月日 ・使用ホール番号 ・使用端末名(最終遊技機番号) ・テンポラリカウンタ 次いで、ステップS548で上記の照合要求データを通
信プロセスに送信する。これにより、ステップS546
でセットされた照合要求データが管理装置11に送信さ
れ、管理装置11側のカードファイルデータと照合され
ることになる。ステップS548を経ると、リターンす
る。
【0127】G−3−2−1.カード内容チェック処理 図30は読込処理におけるカード内容チェック処理のサ
ブルーチンを示すフローチャートである。このサブルー
チンでは、まずステップS560でテンポラリエラーが
あるか否かを判別する。これは、ICカードの書き込み
/読み出しで不具合が発生したときに計数されるテンポ
ラリカウンタの累積値が所定値に達したというエラーが
あるか否かを判断するものである。テンポラリエラーが
あればステップS562に進んで音声データ「05」を
出力する。音声データ「05」は図94に示すように、
「このカードはご利用できません。」というものであ
る。これにより、「このカードはご利用できません。」
という音声合成音が遊技者に報知される。したがって、
遊技者は挿入したカードが利用できない(すなわち、テ
ンポラリカウンタの累積値が所定値に達したため)こと
を認識することになる。次いで、ステップS564でN
Gフラグをセットしてリターンする。NGフラグは前述
したように読込処理のルーチンで使用される。
【0128】テンポラリエラーがなければステップS5
66に進んで有効期限切れであるか否かを判別する。こ
れは、ICカード400の使用が1年に制限されている
ことから、有効期限の1年を経過したか否かを判断する
ものである。有効期限切れであればステップS568に
分岐して音声データ「06」を出力する。音声データ
「06」は図94に示すように、「カードの有効期限が
切れています。」というものである。これにより、「カ
ードの有効期限が切れています。」という音声合成音が
遊技者に報知される。したがって、遊技者は挿入したカ
ードの有効期限が切れているので、カードを更新する必
要があることを認識することになる。次いで、ステップ
S564に進んでNGフラグをセットしてリターンす
る。
【0129】ステップS566で有効期限切れでなけれ
ば、ステップS570に進んで精算データ無しであるか
否かを判別する。精算データ無しとは、持ち玉数情報お
よび貯玉金額情報のいずれも無い状態(持ち玉数=0、
貯玉金額=0の状態)をいい、精算することができない
ことである。精算データ無しであれば、ステップS57
2に分岐して音声データ「05」を出力する。音声デー
タ「05」は図94に示すように、「このカードはご利
用できません。」というものである。これにより、「こ
のカードはご利用できません。」という音声合成音が遊
技者に報知される。したがって、遊技者は挿入したカー
ドでは精算ができないことを認識することになる。次い
で、ステップS574に進んで精算データ無し画面をポ
ップアップする。これにより、ディスプレイ装置112
に精算データ無し画面が表示されて遊技者に報知される
ことになる。次いで、ステップS576で精算データ無
し選択フラグをセットしてリターンする。精算データ無
し選択フラグは前述したように読込処理のルーチンで使
用される。
【0130】G−4.タッチパネル処理 図31はイベント処理におけるタッチパネル処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチ
ンでは、以下の各ステップで対応する画面を選択中であ
るか否かを判別し、判別結果に応じた座標変換処理を行
う。ステップS600では機能選択中画面表示中である
か否かを判別し、機能選択中画面表示中であるときはス
テップS602に進んでタッチ座標変換処理を行う。こ
れは、機能選択中画面の座標入力(X−Y座標に対応し
た抵抗膜からなるマトリクス上の位置入力)を画面上の
入力に変換するものである。次いで、ステップS604
で変換後のデータを各表示プロセスにセットしてリター
ンする。これにより、機能選択中画面上で遊技者が操作
した座標入力が画面上の入力に変換され、機能選択中画
面を表示しているプロセスで対応する処理(例えば、換
金の表示を遊技者が操作すると、換金画面に切り換える
ような処理)が行われることになる。
【0131】以下同様に、ステップS606では金額入
力選択画面表示中であるか否かを判別し、金額入力選択
画面表示中であるときはステップS608に進んでタッ
チ座標変換処理を行う。これにより、金額入力選択画面
の座標入力が画面上の入力に変換される。次いで、ステ
ップS604で変換後のデータを各表示プロセスにセッ
トしてリターンする。これにより、金額入力選択画面上
で遊技者が操作した座標入力が画面上の入力に変換さ
れ、金額入力選択画面を表示しているプロセスで対応す
る処理が行われる。ステップS610では換金選択画面
表示中であるか否かを判別し、換金選択画面表示中であ
るときはステップS612に進んでタッチ座標変換処理
を行う。これにより、換金選択画面の座標入力が画面上
の入力に変換される。次いで、ステップS604で変換
後のデータを各表示プロセスにセットしてリターンす
る。これにより、換金選択画面上で遊技者が操作した座
標入力が画面上の入力に変換され、換金選択画面を表示
しているプロセスで対応する処理が行われる。
【0132】ステップS614では貯玉金額選択画面表
示中であるか否かを判別し、貯玉金額選択画面表示中で
あるときはステップS616に進んでタッチ座標変換処
理を行う。これにより、貯玉金額選択画面の座標入力が
画面上の入力に変換される。次いで、ステップS604
で変換後のデータを各表示プロセスにセットしてリター
ンする。これにより、貯玉金額選択画面上で遊技者が操
作した座標入力が画面上の入力に変換され、貯玉金額選
択画面を表示しているプロセスで対応する処理が行われ
る。ステップS618では精算データ無し画面表示中で
あるか否かを判別し、精算データ無し画面表示中である
ときはステップS620に進んでタッチ座標変換処理を
行う。これにより、精算データ無し画面の座標入力が画
面上の入力に変換される。次いで、ステップS604で
変換後のデータを各表示プロセスにセットしてリターン
する。これにより、精算データ無し画面上で遊技者が操
作した座標入力が画面上の入力に変換され、精算データ
無し画面を表示しているプロセスで対応する処理が行わ
れる。
【0133】ステップS622では精算範囲選択画面表
示中であるか否かを判別し、精算範囲選択画面表示中で
あるときはステップS624に進んでタッチ座標変換処
理を行う。これにより、精算範囲選択画面の座標入力が
画面上の入力に変換される。次いで、ステップS604
で変換後のデータを各表示プロセスにセットしてリター
ンする。これにより、精算範囲選択画面上で遊技者が操
作した座標入力が画面上の入力に変換され、精算範囲選
択画面を表示しているプロセスで対応する処理が行われ
る。
【0134】ステップS622では精算範囲選択画面表
示中でなければ、遊技者の入力操作が無い画面(すなわ
ち、入力操作を求めない画面)であると判断し、リター
ンする。遊技者の入力操作が無い状態(例えば、画面)
には、以下のものがある。 ・上記画面以外のその他の画面 ・精算受付中画面表示中のとき ・中止表示画面表示中のとき ・有効期限切れメッセージ画面表示中のとき ・トラブルメッセージ画面表示中のとき ・入力間違いメッセージ画面表示中のとき ・精算結果画面表示中のとき 上記画面以外のその他の画面を除き、他は入力無しの画
面を表示中の状態である。
【0135】G−5.紙幣装置紙幣取出処理 図32はイベント処理における紙幣装置紙幣取出処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS630で紙幣の取り出しが
OKであるか否かを判別する。これは、紙幣装置185
から景品交換に伴う紙幣が遊技者によって取り出された
か否かを判断するものである。紙幣の取り出しがOKの
ときはステップS632に進んで音声データ「04」を
出力し、リターンする。音声データ「04」は図94に
示すように、「ありがとうございました。」というもの
である。これにより、「ありがとうございました。」と
いう音声合成音が遊技者に報知される。したがって、遊
技者は紙幣を取り出して精算が終了したことを認識する
ことになる。
【0136】ステップS630で紙幣の取り出しがNG
であるときは、ステップS634で札メカ詰りであるか
否かを判別する。これは、紙幣装置185から取り出す
紙幣が機械的に詰ったかどうかを判断するものである。
札メカ詰りであるときはステップS636に進んで札詰
りエラーを設定し、リターンする。これにより、紙幣装
置185から取り出されるべき紙幣が詰ったというエラ
ーに対応する処理が行われることになる。
【0137】ステップS634で札メカ詰りでなけれ
ば、ステップS638に進んで札メカ故障であるか否か
を判別する。これは、紙幣装置185自体の故障である
かどうかを判断するものである。札メカ故障であるとき
はステップS640に進んでメカ故障エラーを設定し、
リターンする。これにより、紙幣装置185が故障した
というエラーに対応する処理が行われることになる。ス
テップS636で設定された札詰りエラーおよびステッ
プS640で設定されたメカ故障エラーの各情報は、前
述したインターフェースボードコマンド処理のステップ
S404におけるエラー設定処理で使用され、メインプ
ロセスのインターフェースボードエラーリトライチェッ
クが実行されることになる。
【0138】H.Xイベント処理 図33はメインプロセスにおけるXイベント処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。Xイベント処理
のサブルーチンでは、以下の各ステップで所定の判別を
行い、YESのときは対応する画面表示処理を行い、N
Oのときは次のステップに進んで判別を行い、どのステ
ップでもNOのときはリターンする。まず、ステップS
650では機能選択フラグがONしているか否かを判別
する。機能選択フラグはパケット受信処理における精算
処理でセットされるもので、機能選択画面が表示される
状態に対応している。機能選択フラグがONしていると
きは、ステップS652に進んで機能選択画面表示処理
(詳細はサブルーチンで後述する)を行い、リターンす
る。これにより、機能選択画面が表示されているときの
遊技者の入力操作に対応した処理が行われる。ステップ
S654では金額入力選択フラグがONしているか否か
を判別する。金額入力選択フラグは機能選択画面で換金
を選択したときにセットされる。金額入力選択フラグが
ONしているときは、ステップS656に進んで金額入
力選択画面表示処理(詳細はサブルーチンで後述する)
を行い、リターンする。これにより、機能選択画面で換
金を選択したときの遊技者の入力操作に対応した処理が
行われる。
【0139】ステップS658では換金選択フラグがO
Nしているか否かを判別する。換金選択フラグは機能選
択画面で貯玉金額精算を選択したときにセットされる。
換金選択フラグがONしているときは、ステップS66
0に進んで換金選択画面表示処理(詳細はサブルーチン
で後述する)を行い、リターンする。これにより、機能
選択画面で貯玉金額精算を選択したときの遊技者の入力
操作に対応した処理が行われる。ステップS662では
貯玉金額選択フラグがONしているか否かを判別する。
貯玉金額選択フラグは機能選択画面で貯玉金額を選択し
たときにセットされる。貯玉金額選択フラグがONして
いるときは、ステップS664に進んで貯玉金額選択画
面表示処理(詳細はサブルーチンで後述する)を行い、
リターンする。これにより、機能選択画面で貯玉金額を
選択したときの遊技者の入力操作に対応した処理が行わ
れる。
【0140】ステップS666では精算データ無し選択
フラグがONしているか否かを判別する。精算データ無
し選択フラグは持ち玉数情報および貯玉金額情報のいず
れも無い状態(持ち玉数=0、貯玉金額=0の状態)の
ときセットされる。精算データ無し選択フラグがONし
ているときは、ステップS668に進んで精算データ無
し選択画面表示処理(詳細はサブルーチンで後述する)
を行い、リターンする。これにより、精算データが無い
ときは精算データ無し選択画面で遊技者の入力操作に対
応した処理が行われる。ステップS670では精算範囲
選択フラグがONしているか否かを判別する。精算範囲
選択フラグは機能換金選択画面で換金が選択されたとき
セットされる。精算範囲選択フラグがONしているとき
は、ステップS672に進んで精算範囲選択画面表示処
理(詳細はサブルーチンで後述する)を行い、リターン
する。これにより、機能選択画面で換金を選択したとき
の遊技者の入力操作に対応した処理が行われる。
【0141】H−1.機能選択画面表示処理 図34はXイベント処理における機能選択画面表示処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブ
ルーチンでは、以下の各ステップで所定の判別を行い、
YESのときは対応する選択処理を行い、NOのときは
次のステップに進んで判別を行い、どのステップでもN
Oのときはリターンする。まず、ステップS680では
換金が選択されているか否かを判別する。これは、前述
したタッチパネル処理の各画面の表示中における遊技者
の操作により判断する。換金が選択されているときは、
ステップS682に進んで機能換金選択処理(詳細はサ
ブルーチンで後述する)を行い、リターンする。ステッ
プS684では貯玉金額が選択されているか否かを判別
する。これは、前述したタッチパネル処理の各画面の表
示中における遊技者の操作により判断する。貯玉金額が
選択されているときは、ステップS686に進んで機能
貯玉金額選択処理(詳細はサブルーチンで後述する)を
行い、リターンする。
【0142】ステップS688では貯玉金額精算が選択
されているか否かを判別する。これは、前述したタッチ
パネル処理の各画面の表示中における遊技者の操作によ
り判断する。貯玉金額精算が選択されているときは、ス
テップS690に進んで機能貯玉金額精算選択処理(詳
細はサブルーチンで後述する)を行い、リターンする。
ステップS692ではキャンセルが選択されているか否
かを判別する。これは、前述したタッチパネル処理の各
画面の表示中における遊技者の操作により判断する。キ
ャンセルが選択されているときは、ステップS694に
進んで機能キャンセル選択処理(詳細はサブルーチンで
後述する)を行い、リターンする。
【0143】H−1−1.機能換金選択処理 図35は機能選択画面表示処理における機能換金選択処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサ
ブルーチンでは、まずステップS700でメモリからカ
ードデータを読み込む。これは、共有メモリからカード
データを読み出し、読み出したデータ(例えば、持ち玉
数データ等)を精算範囲選択画面で使用するためであ
る。次いで、ステップS702で持ち玉換金コメントを
表示する。これは、精算範囲選択画面(図83参照)に
「持ち玉換金」という文字のコメントを表示するもので
ある。次いで、ステップS704で精算範囲選択フラグ
をセットするとともに、機能選択フラグをクリアする。
これらのフラグは前述したXイベント処理で使用され
る。次いで、ステップS706で精算範囲選択画面の表
示をポップアップし、リターンする。これにより、ディ
スプレイ装置112に精算範囲選択画面が表示されて遊
技者に報知されることになる。
【0144】H−1−2.機能貯玉金額選択処理 図36は機能選択画面表示処理における機能貯玉金額選
択処理のサブルーチンを示すフローチャートである。こ
のサブルーチンでは、ステップS710でメモリからカ
ードデータを読み込む。これは、共有メモリからカード
データを読み出し、読み出したデータ(例えば、持ち玉
数データ等)を貯玉金額選択時精算範囲選択画面で使用
するためである。次いで、ステップS712で持ち玉→
貯玉金額コメントを表示する。これは、貯玉金額選択時
精算範囲選択画面(図84参照)に「持ち玉→貯玉金
額」という文字のコメントを表示するものである。次い
で、ステップS714で精算範囲選択フラグをセットす
るとともに、機能選択フラグをクリアする。これらのフ
ラグは前述したXイベント処理で使用される。次いで、
ステップS716で精算範囲選択画面の表示をポップア
ップし、リターンする。これにより、ディスプレイ装置
112に精算範囲選択画面が表示されて遊技者に報知さ
れることになる。
【0145】H−1−3.機能貯玉金額精算選択処理 図37は機能選択画面表示処理における機能貯玉金額精
算選択処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンでは、ステップS720でメモリ
からカードデータを読み込む。これは、共有メモリから
カードデータを読み出し、読み出したデータ(例えば、
持ち玉数データ等)を貯玉金額精算選択時精算範囲選択
画面で使用するためである。次いで、ステップS722
で貯玉金額精算コメントを表示する。これは、貯玉金額
精算選択時精算範囲選択画面(図85参照)に「貯玉金
額精算」という文字のコメントを表示するものである。
次いで、ステップS724で精算範囲選択フラグをセッ
トするとともに、機能選択フラグをクリアする。これら
のフラグは前述したXイベント処理で使用される。次い
で、ステップS726で精算範囲選択画面の表示をポッ
プアップし、リターンする。これにより、ディスプレイ
装置112に精算範囲選択画面が表示されて遊技者に報
知されることになる。
【0146】H−1−4.機能キャンセル選択処理 図38は機能選択画面表示処理における機能キャンセル
選択処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンは、機能選択画面(図82参照)が表
示されているときに「キャンセル」を入力したときに実
行される。まず、ステップS730で機能選択フラグを
クリアする。これは、遊技者の操作により「キャンセ
ル」が入力されたからである。次いで、ステップS73
2でインターフェースボード200に「カード排出コマ
ンド」を送出する。これにより、カードリーダライタ1
91からカードが排出されることになる。次いで、ステ
ップS734で精算受け付け中画面をポップアップし、
リターンする。これにより、ディスプレイ装置112に
再び精算受け付け中画面が表示されて遊技者に報知され
ることになる。
【0147】H−2.金額入力選択画面表示処理 図39はXイベント処理における金額入力選択画面表示
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンは、換金選択時精算範囲選択画面(図83
参照)、貯玉金額選択時精算範囲選択画面(図84参
照)あるいは貯玉金額精算選択時精算範囲選択画面(図
85参照)が表示されているときに「一部」を入力した
ときに実行される。このサブルーチンでは、以下の各ス
テップで所定の判別を行い、YESのときは対応する選
択処理を行い、NOのときは次のステップに進んで判別
を行い、どのステップでもNOのときはリターンする。
ステップS750ではテンキー(画面上に表示されるテ
ンキー)のうち0〜9の数字キーの入力があるか否かを
判別し、数字キーの入力があればステップS752に進
んでテンキー選択処理を行う。これは、入力された数字
キーを選択して換金額を出力する等の処理を行うもので
ある。
【0148】ステップS754ではテンキー(画面上に
表示されるテンキー)のうち「OK」キーの入力がある
か否かを判別し、「OK」キーの入力があればステップ
S756に進んでOK選択処理を行う。これは、入力さ
れた「OK」キーを選択して、以後の処理を行うもので
ある(詳細はサブルーチンで後述)。ステップS758
ではテンキー(画面上に表示されるテンキー)のうち
「C」キー(クリアキー)の入力があるか否かを判別
し、「C」キーの入力があればステップS760に進ん
でC選択処理を行う。これは、入力された「C」キーを
選択して、以後の処理(例えば、入力精算データのクリ
ア)を行うものである(詳細はサブルーチンで後述)。
【0149】H−2−1.OK選択処理 図40〜図42は金額入力選択画面表示処理におけるO
K選択処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンでは、まずステップS770で金
額が未入力のとき、精算結果=0にする。なお、金額が
未入力でなければ、このステップをスルーして次のステ
ップS772に進む。ステップS772では機能選択画
面(図82参照)のとき、どの内容が選択されているか
否かを判別する。ここでの選択は、換金、貯玉金額、貯
玉金額精算の3つのうちの何れかとなる。 (a)換金が選択されていたとき ステップS774に分岐し、入力金額>精算可能金額で
あるか否かを判別する。すなわち、入力した金額が精算
可能金額を超えているかどうかを判断する。 入力金額が精算可能金額を超えているとき 入力した金額が精算可能金額を超えていれば、精算がで
きないので、ステップS776に進み、精算入力金額ク
リア処理を行う。これは、遊技者が入力した精算金額の
データをメモリからクリアするものである。
【0150】次いで、ステップS778でカードデータ
表示設定処理を行う。これは、図86に示す換金金額入
力選択画面における「精算可能金額情報」(すなわち、
持ち玉数、貯玉金額)および「玉貸金額」を表示するも
のである。次いで、ステップS780で精算データ表示
処理を行う。これは、図86に示す換金金額入力選択画
面における「金額精算時」の金額表示欄に金額を表示す
るものである。次いで、ステップS782で入力間違い
画面をポップアップし、ステップS784で音声データ
「02」を出力する。音声データ「02」は図94に示
すように、「精算額が間違っています。」というもので
ある。これにより、ディスプレイ装置112に入力間違
い画面が表示されて遊技者に報知されるとともに、「精
算額が間違っています。」という音声合成音が遊技者に
報知される。したがって、遊技者は精算額の入力ミスを
認識することになる。次いで、ステップS786で3秒
だけ待機(ウエイト)し、ステップS788で金額入力
選択画面(図86参照)をポップアップし、リターンす
る。これにより、3秒という若干の時間をおいて再びデ
ィスプレイ装置112に金額入力選択画面が表示され、
遊技者に金額入力の選択を促す。
【0151】入力金額が精算可能金額以下のとき 入力した金額が精算可能金額を超えておらず、精算可能
金額以下のときは、ステップS790に進んで持ち玉換
金コメントを表示する。これは、精算結果画面(図89
参照)に「持ち玉換金」という文字のコメントを表示す
るものである。次いで、ステップS792で換金金額設
定表示を行う。これは、遊技者が入力した換金金額を表
示するものである。次いで、ステップS794で精算デ
ータ計算処理を行う。これは、持ち玉のうち換金を行わ
ない残分を貯玉金額に移すための計算を行うものであ
る。次いで、ステップS796でカードデータ書込処理
(詳細はサブルーチンで後述)を行う。これは、精算に
伴うカードデータを更新する処理を行うものである。
【0152】次いで、ステップS798でカードデータ
表示設定処理を行う。これは、図89に示す精算結果画
面における「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉
数、貯玉金額)および「玉貸金額」を表示するものであ
る。次いで、ステップS800で精算データ表示処理を
行う。これは、図89に示す精算結果画面における「金
額精算時」の金額表示欄に金額を表示するものである。
次いで、ステップS802で精算結果画面をポップアッ
プする。これにより、ディスプレイ装置112に精算結
果画面(図89参照)が表示されて遊技者に報知され
る。次いで、ステップS804で払出処理(詳細はサブ
ルーチンで後述)を行い、リターンする。払出処理で
は、換金金額の紙幣を払い出したり、レシートを発行し
たりする。
【0153】(b)貯玉金額が選択されたとき ステップS808に分岐し、入力金額>精算可能金額で
あるか否かを判別する。すなわち、入力した金額が精算
可能金額を超えているかどうかを判断する。 入力金額が精算可能金額を超えているとき 入力した金額が精算可能金額を超えていれば、精算がで
きないので、ステップS810に進み、精算入力金額ク
リア処理を行う。これは、遊技者が入力した精算金額の
データをメモリからクリアするものである。次いで、ス
テップS812でカードデータ表示設定処理を行う。こ
れは、図87に示す貯玉金額入力選択画面における「精
算可能金額情報」(すなわち、持ち玉数、貯玉金額)お
よび「玉貸金額」を表示するものである。次いで、ステ
ップS814で精算データ表示処理を行う。これは、図
87に示す貯玉金額入力選択画面における「金額精算
時」の金額表示欄に金額を表示するものである。
【0154】次いで、ステップS816で入力間違い画
面をポップアップし、ステップS818で音声データ
「03」を出力する。音声データ「03」は図94に示
すように、「精算額が間違っています。」というもので
ある。これにより、ディスプレイ装置112に入力間違
い画面が表示されて遊技者に報知されるとともに、「精
算額が間違っています。」という音声合成音が遊技者に
報知される。したがって、遊技者は精算額の入力ミスを
認識することになる。次いで、ステップS820で3秒
だけ待機(ウエイト)し、ステップS822で金額入力
選択画面(図87参照)をポップアップしリターンす
る。これにより、3秒という若干の時間をおいて再びデ
ィスプレイ装置112に金額入力選択画面が表示され、
遊技者に金額入力の選択を促す。
【0155】入力金額が精算可能金額以下のとき 入力した金額が精算可能金額を超えておらず、精算可能
金額以下のときは、ステップS824に進んで持ち玉→
貯玉金額のコメントを表示する。これは、貯玉金額選択
画面(図91参照)に「持ち玉→貯玉金額」という文字
のコメントを表示するものである。次いで、ステップS
826で精算データ計算処理を行う。これは、貯玉金額
へ変換した残分を持ち玉とするので、そのための計算を
行うものである。次いで、ステップS828で貯玉金額
選択画面をポップアップする。これにより、ディスプレ
イ装置112に貯玉金額選択画面(図91参照)が表示
されて遊技者に報知される。次いで、ステップS830
で貯玉金額選択フラグをセットするとともに、金額入力
選択フラグをクリアしてリターンする。貯玉金額選択フ
ラグおよび金額入力選択フラグは、前述したXイベント
処理で使用される。
【0156】(c)貯玉金額精算が選択されたとき ステップS832に分岐し、入力金額>精算可能金額で
あるか否かを判別する。すなわち、入力した金額が精算
可能金額を超えているかどうかを判断する。 入力金額が精算可能金額を超えているとき 入力した金額が精算可能金額を超えていれば、精算がで
きないので、ステップS834に進み、精算入力金額ク
リア処理を行う。これは、遊技者が入力した精算金額の
データをメモリからクリアするものである。次いで、ス
テップS836でカードデータ表示設定処理を行う。こ
れは、図88に示す貯玉金額精算金額入力選択画面にお
ける「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉数、貯玉
金額)および「玉貸金額」を表示するものである。次い
で、ステップS838で精算データ表示処理を行う。こ
れは、図88に示す貯玉金額精算金額入力選択画面にお
ける「金額精算時」の金額表示欄に金額を表示するもの
である。
【0157】次いで、ステップS840で入力間違い画
面をポップアップし、ステップS842で音声データ
「03」を出力する。音声データ「03」は図94に示
すように、「精算額が間違っています。」というもので
ある。これにより、ディスプレイ装置112に入力間違
い画面が表示されて遊技者に報知されるとともに、「精
算額が間違っています。」という音声合成音が遊技者に
報知される。したがって、遊技者は精算額の入力ミスを
認識することになる。次いで、ステップS844で3秒
だけ待機(ウエイト)し、ステップS846で金額入力
選択画面(図86参照)をポップアップしリターンす
る。これにより、3秒という若干の時間をおいて再びデ
ィスプレイ装置112に金額入力選択画面が表示され、
遊技者に金額入力の選択を促す。
【0158】入力金額が精算可能金額以下のとき 入力した金額が精算可能金額を超えておらず、精算可能
金額以下のときは、ステップS848に進んで貯玉金額
精算のコメントを表示する。これは、換金選択画面(図
90参照)に「貯玉金額精算」という文字のコメントを
表示するものである。次いで、ステップS850で精算
データ計算処理を行う。これは、貯玉金額の換金を行わ
ない残分を貯玉金額とするので、そのための計算を行う
ものである。次いで、ステップS852でカードデータ
表示設定処理を行う。これは、図90に示す換金選択画
面における「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉
数、貯玉金額)および「玉貸金額」を表示するものであ
る。次いで、ステップS854で換金選択画面をポップ
アップする。これにより、ディスプレイ装置112に換
金選択画面(図90参照)が表示されて遊技者に報知さ
れる。次いで、ステップS856で換金選択フラグをセ
ットするとともに、金額入力選択フラグをクリアしてリ
ターンする。換金選択フラグおよび金額入力選択フラグ
は、前述したXイベント処理で使用される。
【0159】H−2−2.C選択処理 図43は金額入力選択画面表示処理におけるC選択処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブ
ルーチンでは、まずステップS860で入力精算データ
をクリアする。次いで、ステップS862で金額入力表
示エリアに「0」をセットしてリターンする。これによ
り、金額入力選択画面が表示されているとき、入力され
た「C」キーに対応して入力精算データがクリアされ、
金額入力表示エリアに「0」が表示されることになる。
【0160】H−3.換金選択画面表示処理 図44はXイベント処理における換金選択画面表示処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブ
ルーチンは、換金選択画面(図90参照)が表示されて
いるときの入力操作に対応した処理を行うものである。
このサブルーチンでは、以下の各ステップで所定の判別
を行い、YESのときは対応する選択処理を行い、NO
のときは次のステップに進んで判別を行い、どのステッ
プでもNOのときはリターンする。
【0161】ステップS900では換金選択画面が表示
されているとき貯玉金額精算(画面上に表示される表示
スイッチ)の入力があるか否かを判別し、貯玉金額精算
の入力があればステップS902に進んで換金選択処理
(詳細はサブルーチンで後述)を行い、リターンする。
これにより、換金が行われる。ステップS904では換
金選択画面が表示されているときキャンセル(画面上に
表示される表示スイッチ)の入力があるか否かを判別
し、キャンセルの入力があればステップS906に進ん
で換金キャンセル選択処理(詳細はサブルーチンで後
述)を行い、リターンする。これにより、換金はキャン
セルされることになる。
【0162】H−3−1.換金選択処理 図45は換金選択画面表示処理における換金選択処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS910で「貯玉金額」コメ
ント表示処理を行う。これは、画面に「貯玉金額」とい
う文字のコメントを表示するもの(すなわち、コメント
データの設定を行うもので、この時点で直ちに画面に表
示するものではない。以下、このような処理は同様の意
味である)である。次いで、ステップS912でカード
データ書込処理(詳細はサブルーチンで後述)を行う。
これは、精算に伴うカードデータを更新する処理を行う
ものである。
【0163】次いで、ステップS914でカードデータ
表示設定処理を行う。これは、図89に示す精算結果画
面における「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉
数、貯玉金額)および「玉貸金額」を表示するものであ
る。次いで、ステップS916で精算データ表示処理を
行う。これは、図89に示す精算結果画面における「金
額精算時」の金額表示欄に金額を表示するものである。
次いで、ステップS918で精算結果画面をポップアッ
プする。これにより、ディスプレイ装置112に精算結
果画面(図89参照)が表示されて遊技者に報知され
る。
【0164】なお、精算結果画面(図89)は、ある換
金処理の場合の数値を一例として表示しているものであ
り、今回のルーチンのように、その他の処理における精
算結果画面を表示することに対応させて説明していると
きは、当然のことながら、表示すべき数値は異なること
がある。そのような場合の例を全て図面に表すと繁雑に
なるので省略し、単に精算結果画面(図89参照)とし
ている。次いで、ステップS920で払出処理(詳細は
サブルーチンで後述)を行い、リターンする。払出処理
では、換金金額の紙幣を払い出したり、レシートを発行
したりする。
【0165】H−3−2.換金キャンセル選択処理 図46は換金選択画面表示処理における換金キャンセル
選択処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンでは、まずステップS932で精算範
囲=全部であるか否かを判別する。すなわち、入力され
た精算範囲が精算可能金額の全部であるかどうかを判断
する。 精算範囲が精算可能金額の全部でないとき(一部のと
き) 入力された精算範囲が精算可能金額の全部でなければ、
一部であると判断し、ステップS934に進み、金額入
力画面のキー入力バッファをクリアする。これにより、
遊技者が入力した精算範囲のデータがメモリ(キー入力
バッファ)からクリアされる。次いで、ステップS93
6で精算データを元の値に戻す処理を行う。これによ
り、遊技者の入力した精算データが元の値(つまり、精
算前の値)に戻される。
【0166】次いで、ステップS938で金額入力選択
画面のカードデータをセットする。これは、金額の入力
を選択する画面に対応するカードデータをセットするも
ので、言換えればカードのデータでいくら精算ができる
かを表示(精算前のデータを表示)するためである。次
いで、ステップS940で金額入力選択画面精算データ
をセットする。これは、遊技者の入力する金額(精算
額)のデータを表示するためである。次いで、ステップ
S942で金額入力選択画面をポップアップする。これ
により、ディスプレイ装置112に再び金額入力選択画
面が表示され、遊技者に金額入力の選択を促すことにな
る。次いで、ステップS944で金額入力選択フラグを
セットするとともに、換金選択フラグをクリアしてリタ
ーンする。
【0167】精算範囲が精算可能金額の全部のとき 入力された精算範囲が精算可能金額の全部であれば、ス
テップS946に分岐して精算データを元の値に戻す処
理を行う。これにより、遊技者の入力した精算データが
元の値(つまり、精算前の値)に戻される。次いで、ス
テップS948で精算範囲選択画面のカードデータをセ
ットする。これは、精算範囲を選択する画面に対応する
カードデータをセットするもので、言換えればカードの
データでいくら精算ができるかを表示(精算前のカード
データを表示)するためである。次いで、ステップS9
50で精算範囲選択画面の精算データをセットする。こ
れは、遊技者の入力する精算額範囲のデータを表示する
ためである。次いで、ステップS952で精算範囲選択
画面をポップアップする。これにより、ディスプレイ装
置112に再び精算範囲選択画面が表示され、遊技者に
精算範囲の選択を促すことになる。次いで、ステップS
954で精算範囲選択フラグをセットするとともに、換
金選択フラグをクリアしてリターンする。
【0168】H−4.貯玉金額選択画面表示処理 図47はXイベント処理における貯玉金額選択画面表示
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンは、貯玉金額選択画面(図91参照)が表
示されているときの入力操作に対応した処理を行うもの
である。このサブルーチンでは、以下の各ステップで所
定の判別を行い、YESのときは対応する選択処理を行
い、NOのときは次のステップに進んで判別を行い、ど
のステップでもNOのときはリターンする。
【0169】ステップS960では貯玉金額選択画面が
表示されているとき、貯玉金額(画面上に表示される表
示スイッチ)の入力があるか否かを判別し、貯玉金額の
入力があればステップS962に進んで貯玉金額選択処
理(詳細はサブルーチンで後述)を行い、リターンす
る。これにより、貯玉金額の選択が行われる。ステップ
S964では貯玉金額選択画面が表示されているとき、
キャンセル(画面上に表示される表示スイッチ)の入力
があるか否かを判別し、キャンセルの入力があればステ
ップS966に進んで貯玉キャンセル選択処理(詳細は
サブルーチンで後述)を行い、リターンする。これによ
り、貯玉金額の選択はキャンセルされることになる。
【0170】H−4−1.貯玉金額選択処理 図48は貯玉金額選択画面表示処理における貯玉金額選
択処理のサブルーチンを示すフローチャートである。こ
のサブルーチンでは、まずステップS970で貯玉金額
の精算範囲を判別する。貯玉金額の精算範囲が一部のと
きはステップS972に分岐して精算結果画面に「一
部」およびそのコメントを表示し、ステップS976に
進む。これにより、精算結果画面に「一部」という表示
がされるとともに、精算結果画面に貯玉金額が一部とい
うコメントが表示される。一方、貯玉金額の精算範囲が
全部のときはステップS974に分岐して精算結果画面
に「全部」およびそのコメントを表示し、ステップS9
76に進む。これにより、精算結果画面に「全部」とい
う表示がされるとともに、精算結果画面に貯玉金額が全
部というコメントが表示される。
【0171】ステップS976ではカードデータ表示設
定処理を行う。これは、精算結果画面における「精算可
能金額情報」(すなわち、持ち玉数、貯玉金額)および
「玉貸金額」を表示するものである。次いで、ステップ
S978で精算データ表示処理を行う。これは、精算結
果画面における「金額精算時」の金額表示欄に金額を表
示するものである。次いで、ステップS980で精算結
果画面をポップアップする。これにより、ディスプレイ
装置112に精算結果画面(図89参照)が表示されて
遊技者に報知される。次いで、ステップS982でカー
ドデータ内の本日収支データを更新する。これにより、
貯玉金額を選択したことに伴ってカードの本日収支デー
タを更新する。次いで、ステップS984で貯玉金額処
理(詳細はサブルーチンで後述)を行い、リターンす
る。貯玉金額処理では、貯玉金額への精算に必要な処理
を行い、レシートを発行したりする。
【0172】H−4−1−1.貯玉金額処理 図49は貯玉金額選択処理における貯玉金額処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチ
ンでは、まずステップS1000でインターフェースボ
ード200にカードライトコマンドと、暗号化した更新
データを送出する。これにより、カードリーダライタ制
御装置192は装着されているカードに、当該カード情
報を送信する。次いで、ステップS1002でカードラ
イトレスポンスがあるか否かを判別する。これは、イン
ターフェースボード200にカードライトコマンドと暗
号化した更新データを送出してカードへの書き込みを要
求をしたので、カードにデータが書き込まれた場合のカ
ードライトレスポンスが返ってきたかどうかを判断する
ものである。
【0173】カードライトレスポンスがなければ、ステ
ップS1004に分岐してカードR/Wエラーがあるか
否かを判別する。カードR/Wエラーがあればカードへ
の書き込みにエラーが発生したと判断してステップS1
006に進んで受け付け中止画面をポップアップする。
これにより、ディスプレイ装置112に受け付け中止画
面が表示されて遊技者に報知される。次いで、ステップ
S1008でエラー設定を行う。これは、エラーが発生
したので、当該エラーに対応する処理を指示するもの
で、例えば前述したステップS112のインターフェー
スボードエラーリトライチェックを行う。これにより、
インターフェースボード200に対して送信した指示が
エラーであった場合に、コマンドの再送を行うような処
置が取られる。次いで、ステップS1028で各選択フ
ラグ(Xイベント処理の各フラグで、例えば機能選択フ
ラグ、金額入力選択フラグ等)をクリアしてリターンす
る。
【0174】ステップS1004でカードR/Wエラー
がなければステップS1002に戻ってループを繰り返
し、ステップS1002でカードライトレスポンスが返
ってくると、ステップS1010に進んでインターフェ
ースボード200にカード排出コマンドを送出する。こ
れにより、カードリーダライタ191からカードが排出
されることになる。次いで、ステップS1012でレシ
ート印刷処理を行う。これにより、レシート発行機11
3から貯玉金額に精算をした場合の内容がレシートに印
刷されて発行されることになる。次いで、ステップS1
014で音声データ「08」を出力する。音声データ
「08」は図94に示すように、「カードをお受け取り
下さい。」というものである。これにより、「カードを
お受け取り下さい。」という音声合成音が遊技者に報知
される。次いで、ステップS1016でカード排出レス
ポンスがあるか否かを判別する。これは、遊技者がカー
ドのヘッドを抜き出してカードリーダライタ191から
カードが排出された場合のレスポンスが返ってきたかど
うかを判断するものである。カード排出レスポンスがな
ければ、ステップS1018に分岐してカードR/Wエ
ラーがあるか否かを判別する。カードR/Wエラーがあ
ればカードの排出にエラーが発生したと判断してステッ
プS1006に進み、以後上述した場合と同様の処理を
行う。
【0175】ステップS1018でカードR/Wエラー
がなければステップS1014に戻ってループを繰り返
し、ステップS1016でカード排出レスポンスが返っ
てくると、ステップS1020に進んで音声データ「0
4」を出力する。音声データ「04」は図94に示すよ
うに、「ありがとうございました。」というものであ
る。これにより、「ありがとうございました。」という
音声合成音が遊技者に報知される。次いで、ステップS
1022で精算終了データを通信プロセスに送信する。
これにより、通信プロセスを介して精算終了データが管
理装置11に送られる。したがって、管理装置11では
持ち玉が貯玉金額に変換されてデータが更新されたこと
を知り、精算終了後のカードデータを当該カードファイ
ルに更新して格納することになる。次いで、ステップS
1024で精算受け付け中画面をポップアップする。こ
れにより、ディスプレイ装置112に再び精算受け付け
中画面が表示されて遊技者に報知される。次いで、ステ
ップS1026でメモリ内のカードデータをクリアす
る。これは、共有メモリ内の今回精算したカードのデー
タをクリアするもので、次回のカードデータの受け付け
を再び可能にするためである。次いで、ステップS10
28に進み、各選択フラグをクリアしてリターンする。
【0176】H−4−2.貯玉キャンセル選択処理 図50は貯玉金額選択画面表示処理における貯玉キャン
セル選択処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンでは、まずステップS1040で
貯玉金額精算選択時精算範囲選択画面の表示バッファに
貯玉をセットする。これは、貯玉のキャンセルを選択す
る場合だからである。次いで、ステップS1042で精
算範囲=全部であるか否かを判別する。すなわち、入力
された精算範囲が精算可能金額の全部であるかどうかを
判断する。 精算範囲が精算可能金額の全部でないとき(一部のと
き) 入力された精算範囲が精算可能金額の全部でなければ、
一部であると判断し、ステップS1044に進み、金額
入力画面のキー入力バッファをクリアする。これによ
り、遊技者が入力した精算範囲のデータがメモリ(キー
入力バッファ)からクリアされる。次いで、ステップS
1046で金額入力画面のコメント表示処理を行う。こ
れにより、金額入力画面に必要なコメントが表示され
る。
【0177】次いで、ステップS1048で精算データ
のクリア処理を行う。これにより、遊技者の入力した精
算データが元の値(つまり、精算前の値)に戻される。
次いで、ステップS1050で金額入力選択画面のカー
ドデータをセットする。これは、金額の入力を選択する
画面に対応するカードデータをセットするもので、言換
えればカードのデータでいくら精算ができるかを表示
(精算前のデータを表示)するためである。次いで、ス
テップS1052で金額入力選択画面をポップアップす
る。これにより、ディスプレイ装置112に再び金額入
力選択画面が表示され、遊技者に金額入力の選択を促す
ことになる。次いで、ステップS1054で金額入力選
択フラグをセットするとともに、貯玉金額選択フラグを
クリアしてリターンする。
【0178】精算範囲が精算可能金額の全部のとき 入力された精算範囲が精算可能金額の全部であれば、ス
テップS1056に分岐して精算範囲選択画面のコメン
ト表示処理を行う。これにより、精算範囲選択画面に必
要なコメントが表示される。次いで、ステップS105
8で精算データのクリア処理を行う。これにより、遊技
者の入力した精算データが元の値(つまり、精算前の
値)に戻される。次いで、ステップS1060で精算範
囲選択画面のカードデータをセットする。これは、精算
範囲を選択する画面に対応するカードデータをセットす
るもので、言換えればカードのデータでいくら精算がで
きるかを表示(精算前のカードデータを表示)するため
である。次いで、ステップS1062で精算範囲選択画
面をポップアップする。これにより、ディスプレイ装置
112に再び精算範囲選択画面が表示され、遊技者に精
算範囲の選択を促すことになる。次いで、ステップS1
064で精算範囲選択フラグをセットするとともに、貯
玉金額選択フラグをクリアしてリターンする。
【0179】H−5.精算データ無し選択画面表示処理 図51はXイベント処理における精算データ無し選択画
面表示処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンは、精算データ無し画面(図92
参照)が表示されているときの入力操作に対応した処理
を行うものである。精算データ無しとは、持ち玉数=
0、貯玉金額=0の状態である。このサブルーチンで
は、ステップS1070でキャンセルが選択されている
か否かの判別を行い、YESのときはステップS107
2以降に進んで対応する選択処理を行い、NOのときは
リターンする。
【0180】すなわち、ステップS1070では精算デ
ータ無し画面が表示されているとき、キャンセル(画面
上に表示される表示スイッチ)の入力があるか否かを判
別し、キャンセルの入力があればステップS1072で
は精算データ無し選択フラグをクリアする。次いで、ス
テップS1074でインターフェースボード200にカ
ード排出コマンドを送出する。これにより、カードリー
ダライタ191からカードが排出されることになる。次
いで、ステップS1076で精算受け付け中画面をポッ
プアップし、リターンする。これにより、ディスプレイ
装置112に再び精算受け付け中画面が表示され、遊技
者に精算受け付け中であることを知らせることになる。
このようにして、精算データが無い場合にキャンセルを
選択した場合の処理が行われる。一方、ステップS10
70でキャンセルが選択されていなければ、今回はリタ
ーンする。
【0181】H−6.精算範囲選択画面表示処理 図52はXイベント処理における精算範囲選択画面表示
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンは、換金選択時精算範囲選択画面(図83
参照)、貯玉金額選択時精算範囲選択画面(図84参
照)、貯玉金額精算選択時精算範囲選択画面(図85参
照)の各選択範囲選択画面が表示されているときの入力
操作に対応した処理を行うものである。このサブルーチ
ンでは、以下の各ステップで所定の判別を行い、YES
のときは対応する選択処理を行い、NOのときは次のス
テップに進んで判別を行い、どのステップでもNOのと
きはリターンする。
【0182】ステップS1080では上記の各精算範囲
選択画面が表示されているとき、精算範囲として全部
(画面上に表示される表示スイッチ)の入力があるか否
かを判別し、全部の入力があればステップS1082に
進んで全部選択処理(詳細はサブルーチンで後述)を行
い、リターンする。これにより、換金、貯玉金額あるい
は貯玉金額精算で精算可能な全部を選択した場合の処理
が行われる。ステップS1084では上記の各精算範囲
選択画面が表示されているとき、精算範囲として一部
(画面上に表示される表示スイッチ)の入力があるか否
かを判別し、一部の入力があればステップS1086に
進んで一部選択処理(詳細はサブルーチンで後述)を行
い、リターンする。これにより、換金、貯玉金額あるい
は貯玉金額精算で精算可能な一部を選択した場合の処理
が行われる。ステップS1088では上記の各精算範囲
選択画面が表示されているとき、精算のキャンセル(画
面上に表示される表示スイッチ)の入力があるか否かを
判別し、キャンセルの入力があればステップS1090
に進んで精算キャンセル選択処理(詳細はサブルーチン
で後述)を行い、リターンする。これにより、換金、貯
玉金額あるいは貯玉金額精算で精算のキャンセルを選択
した場合の処理が行われる。
【0183】H−6−1.全部選択処理 図53は精算範囲選択画面表示処理における全部選択処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサ
ブルーチンでは、まずステップS1100で精算画面時
に、どの内容が選択されているか否かを判別する。ここ
での選択は、機能選択画面(図82参照)での換金、機
能選択画面での貯玉金額、機能選択画面での貯玉金額精
算を入力した場合の何れかとなる。 (a)換金が選択されたとき ステップS1102に分岐し、持ち玉換金コメントを表
示する。これは、精算結果画面に「持ち玉換金」という
文字のコメントを表示するものである。次いで、ステッ
プS1104で精算額計算表示を行う。これは、持ち玉
数から換金する場合に必要な計算をするものである。次
いで、ステップS1106でカードデータ書込処理(詳
細はサブルーチンで後述)を行う。これは、先の精算額
計算で求めたデータによりカード内容を更新するもので
ある。
【0184】次いで、ステップS1108でカードデー
タ表示設定処理を行う。これは、精算結果画面に表示す
るためのカードデータを設定するものである。例えば、
「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉数、貯玉金
額)、「玉貸金額」等を表示するものである。次いで、
ステップS1110で精算データ表示処理を行う。これ
は、精算結果画面に表示するための精算データを設定す
るものである。例えば、精算した場合の換金額(換金し
ない100円未満は貯玉金額として表示する)等を表示
するものである。次いで、ステップS1112で精算結
果表示画面をポップアップする。これにより、ディスプ
レイ装置112に精算結果画面が表示されて遊技者に報
知される。次いで、ステップS1114で払出処理(詳
細はサブルーチンで後述)を行い、リターンする。これ
は、換金の紙幣を払い出す等を行うものである。
【0185】(b)貯玉が選択されたとき ステップS1116に分岐し、持ち玉→貯玉金額のコメ
ントを表示する。これは、貯玉金額選択画面に「持ち玉
→貯玉金額」という文字のコメントを表示するものであ
る。次いで、ステップS1118で精算額計算表示を行
う。これは、持ち玉数から貯玉する場合に必要な計算を
するものである。次いで、ステップS1120でカード
データ表示設定処理を行う。これは、貯玉金額選択画面
に表示するためのカードデータを設定するものである。
例えば、「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉数、
貯玉金額)、「玉貸金額」等を表示するものである。次
いで、ステップS1122で貯玉金額画面をポップアッ
プする。これにより、ディスプレイ装置112に貯玉金
額画面が表示されて遊技者に報知される。次いで、ステ
ップS1124で精算範囲選択フラグをクリアするとと
もに、貯玉金額選択フラグをセットしてリターンする。
これらの各フラグは、前述したXイベント処理で使用さ
れる。
【0186】(c)貯玉精算が選択されたとき ステップS1126に分岐し、貯玉金額精算のコメント
を表示する。これは、換金選択画面に「貯玉金額精算」
という文字のコメントを表示し、貯玉金額より換金する
ことを知らせるものである。次いで、ステップS112
8で精算額計算表示を行う。これは、貯玉金額から換金
する場合に必要な計算をするものである。次いで、ステ
ップS1130でカードデータ表示設定処理を行う。こ
れは、換金選択画面に表示するためのカードデータを設
定するものである。例えば、「精算可能金額情報」(す
なわち、持ち玉数、貯玉金額)、「玉貸金額」等を表示
するものである。次いで、ステップS1132で換金選
択画面をポップアップする。これにより、ディスプレイ
装置112に換金選択画面(図90参照)が表示されて
遊技者に報知される。次いで、ステップS1134で精
算範囲選択フラグをクリアするとともに、換金選択フラ
グをセットしてリターンする。これらの各フラグは、前
述したXイベント処理で使用される。
【0187】H−6−2.一部選択処理 図54は精算範囲選択画面表示処理における一部選択処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサ
ブルーチンでは、まずステップS1150で精算画面時
に、一部選択としてどの内容が選択されているか否かを
判別する。ここでの選択は、換金選択時精算範囲選択画
面(図83参照)での一部、貯玉金額選択時精算範囲選
択画面(図84参照)での一部、貯玉金額精算選択時精
算範囲選択画面(図85参照)での一部を入力した場合
の何れかとなる。 (a)換金での一部が選択されたとき ステップS1152に分岐し、持ち玉換金コメントを表
示する。これは、換金金額入力選択画面(図86参照)
に「持ち玉換金」という文字のコメントを表示するもの
である。次いで、ステップS1154でカードデータ表
示設定処理を行う。これは、換金金額入力選択画面に表
示するためのカードデータを設定するものである。例え
ば、「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉数、貯玉
金額)、「玉貸金額」等を表示するものである。次い
で、ステップS1156で精算データ表示設定処理を行
う。これは、換金金額入力選択画面に表示するための精
算データを設定するものである。例えば、持ち玉数を所
定の換金率で換金した場合の表示データ(「全額精算
時」表示データ)を設定する。なお、100円未満は表
示しない。100円未満があれば、精算結果画面の貯玉
金額として更新表示することになる。
【0188】次いで、ステップS1158で金額入力選
択画面を「0」に設定する。これは、機能選択画で換金
を選択して換金金額入力選択画面に移行したときのため
に、金額入力選択画面の金額部分を「0円」にしておく
ものである。次いで、ステップS1160で金額入力選
択画面をポップアップする。これにより、ディスプレイ
装置112に金額入力選択画面が表示されて遊技者に報
知される。次いで、ステップS1162で金額入力選択
フラグをセットするとともに、精算範囲選択フラグをク
リアする。これらの各フラグは、前述したXイベント処
理で使用される。次いで、ステップS1164で音声デ
ータ「01」を出力し、リターンする。音声データ「0
1」は図94に示すように、「金額を入力して下さ
い。」というものである。これにより、「金額を入力し
て下さい。」という音声合成音が遊技者に報知されて換
金のための金額の入力を促す。
【0189】(b)貯玉での一部が選択されたとき ステップS1166に分岐し、持ち玉→貯玉金額のコメ
ントを表示する。これは、貯玉金額金額入力選択画面
(図87参照)に「持ち玉→貯玉金額」という文字のコ
メントを表示するものである。次いで、ステップS11
68でカードデータ表示設定処理を行う。これは、貯玉
金額金額入力選択画面に表示するためのカードデータを
設定するものである。例えば、「精算可能金額情報」
(すなわち、持ち玉数、貯玉金額)、「玉貸金額」等を
表示するものである。次いで、ステップS1170で精
算データ表示処理を行う。これは、貯玉金額金額入力選
択画面に表示するための精算データを設定するものであ
る。例えば、持ち玉数を全て所定の換金率で貯玉金額に
した場合の表示データ(「全額精算時」表示データ)を
設定する。
【0190】次いで、ステップS1172で金額入力選
択画面を「0」に設定する。これは、機能選択画で貯玉
を選択して貯玉金額入力選択画面に移行したときのため
に、貯玉金額入力選択画面の金額部分を「0円」にして
おくものである。次いで、ステップS1174で金額入
力選択画面をポップアップする。これにより、ディスプ
レイ装置112に金額入力選択画面が表示されて遊技者
に報知される。次いで、ステップS1176で金額入力
選択フラグをセットするとともに、精算範囲選択フラグ
をクリアする。これらの各フラグは、前述したXイベン
ト処理で使用される。次いで、ステップS1178で音
声データ「01」を出力し、リターンする。音声データ
「01」は図94に示すように、「金額を入力して下さ
い。」というものである。これにより、「金額を入力し
て下さい。」という音声合成音が遊技者に報知されて貯
玉のための金額の入力を促す。
【0191】(c)貯玉精算での一部が選択されたとき ステップS1180に分岐し、貯玉金額精算のコメント
を表示する。これは、貯玉金額精算金額入力選択画面
(図88参照)に「貯玉金額精算」という文字のコメン
トを表示し、貯玉金額より換金することを知らせるもの
である。次いで、ステップS1182でカードデータ表
示設定処理を行う。これは、貯玉金額精算金額入力選択
画面に表示するためのカードデータを設定するものであ
る。例えば、「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉
数、貯玉金額)、「玉貸金額」等を表示するものであ
る。次いで、ステップS1184で精算データ表示処理
を行う。これは、貯玉金額精算金額入力選択画面に表示
するための精算データを設定するものである。例えば、
貯玉金額を全て精算した場合の表示データ(「全額精算
時」表示データ)を設定する。なお、100円未満は表
示しない。100円未満があれば、精算結果画面の貯玉
金額として更新表示することになる。
【0192】次いで、ステップS1186で金額入力選
択画面を「0」に設定する。これは、機能選択画で貯玉
精算を選択して貯玉金額精算金額入力選択画面に移行し
たときのために、貯玉金額精算金額入力選択画面の金額
部分を「0円」にしておくものである。次いで、ステッ
プS1188で金額入力選択画面をポップアップする。
これにより、ディスプレイ装置112に金額入力選択画
面が表示されて遊技者に報知される。次いで、ステップ
S1190で金額入力選択フラグをセットするととも
に、精算範囲選択フラグをクリアする。これらの各フラ
グは、前述したXイベント処理で使用される。次いで、
ステップS1192で音声データ「01」を出力し、リ
ターンする。音声データ「01」は図94に示すよう
に、「金額を入力して下さい。」というものである。こ
れにより、「金額を入力して下さい。」という音声合成
音が遊技者に報知されて貯玉精算のための金額の入力を
促す。
【0193】H−6−3.精算キャンセル選択処理 図55は精算範囲選択画面表示処理における精算キャン
セル選択処理のサブルーチンを示すフローチャートであ
る。このサブルーチンでは、まずステップS1200で
カードデータ表示設定処理を行う。これは、機能選択画
面に表示するためのカードデータを設定するものであ
る。例えば、「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉
数、貯玉金額)、「玉貸金額」等を表示するものであ
る。次いで、ステップS1202で機能選択画面をポッ
プアップする。これにより、ディスプレイ装置112に
再び機能選択画面が表示されて遊技者に報知される。次
いで、ステップS1204で機能選択フラグをセットす
るとともに、精算範囲選択フラグをクリアし、リターン
する。これらの各フラグは、前述したXイベント処理で
使用される。このように、精算キャンセルが選択される
と、再び機能選択画面が表示されて、元に戻ることにな
る。
【0194】H−6−1−1.カードデータ書込処理 図56はカードデータ書込処理のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。このサブルーチンでは、まずステ
ップS1210で機能選択結果=貯玉金額精算である
か、すなわち貯玉金額よりの換金であるか否かを判別す
る。貯玉金額よりの換金でなければステップS1212
でカードデータ内の本日収支を更新し、ステップS12
14に進む。これは、貯玉金額よりの換金でなく、持ち
玉数からの換金等であるため、遊技者の本日収支に関係
があるかからである。一方、貯玉金額よりの換金であれ
ば、ここでの本日収支には関係がない(持ち玉数から貯
玉金額へ変換したときに、本日収支を更新しているた
め)ので、ステップS1212をジャンプしてステップ
S1214に進む。ステップS1214ではインターフ
ェースボード200にカードライトコマンドと、精算後
の暗号化されたカードデータを送出し、リターンする。
したがって、カードリーダライタ191によりカードに
対して精算後のデータが書き込まれることになる。
【0195】H−6−1−2.払出処理 図57は払出処理のサブルーチンを示すフローチャート
である。このサブルーチンでは、まずステップS122
0で払出金額を紙幣と硬貨とに分別し、紙幣払出金額デ
ータと、硬貨払出金額データを設定する。これは、精算
のために遊技者に払い出す金額を紙幣でいくら、硬貨で
いくらというように設定し、以後のステップでインター
フェースボード200に送出するためである。次いで、
ステップS1222でインターフェースボード200に
カード排出コマンドを送出する。これにより、カードリ
ーダライタ191からカードが排出されることになる。
次いで、ステップS1224で音声データ「08」を出
力する。音声データ「08」は図94に示すように、
「カードをお受け取り下さい。」というものである。こ
れにより、「カードをお受け取り下さい。」という音声
合成音が遊技者に報知される。
【0196】次いで、ステップS1226でカード排出
レスポンスがあるか否かを判別する。これは、遊技者が
カードのヘッドを抜き出してカードリーダライタ191
からカードが排出された場合のレスポンスが返ってきた
かどうかを判断するものである。カード排出レスポンス
がなければ、ステップS1228に分岐してエラーがあ
るか否かを判別する。エラーがあればカードの排出にエ
ラーが発生したと判断してステップS1230に進んで
受け付け中止画面をポップアップする。これにより、デ
ィスプレイ装置112に受け付け中止画面が表示されて
遊技者に報知される。次いで、ステップS1232でエ
ラー設定を行う。これは、エラーが発生したので、当該
エラーに対応する処理を指示するもので、例えば前述し
たステップS112のインターフェースボードエラーリ
トライチェックを行う。これにより、インターフェース
ボード200に対して送信した指示がエラーであった場
合に、コマンドの再送を行うような処置が取られる。次
いで、ステップS1234で各選択フラグ(Xイベント
処理の各フラグで、例えば機能選択フラグ、金額入力選
択フラグ等)をクリアしてリターンする。
【0197】ステップS1228でエラーがなければ、
ステップS1224に戻ってループを繰り返し、ステッ
プS1226でカード排出レスポンスが返ってくると、
ステップS1236に進んでレシート印刷処理を行う。
これにより、レシート発行機113から精算内容がレシ
ートに印刷されて発行されることになる。次いで、ステ
ップS1238でインターフェースボード200に硬貨
払出コマンドと、硬貨払出金額データを送出する。ま
た、ステップS1240でインターフェースボード20
0に紙幣払出コマンドと、紙幣払出金額データを送出す
る。これにより、精算範囲の現金が硬貨および紙幣で遊
技者に払い出されることになる。次いで、ステップS1
242で音声データ「10」を出力する。音声データ
「10」は図94に示すように、「現金をお受け取り下
さい。」というものである。これにより、「現金をお受
け取り下さい。」という音声合成音が遊技者に報知され
る。
【0198】次いで、ステップS1244で紙幣排出レ
スポンスがあるか否かを判別する。これは、インターフ
ェースボード200に紙幣払出コマンドと、紙幣払出金
額データを送出して現金による払い出しを要求をしたの
で、遊技者が現金を受け取ってレスポンスが返ってきた
かどうかを判断するものである。紙幣排出レスポンスが
なければ、ステップS1246に分岐してエラーがある
か否かを判別する。エラーがあれば、ステップS123
0に進んで受け付け中止画面をポップアップし、以後、
ステップS1232、ステップS1234で上述したよ
うに同様の処理を行い、リターンする。したがって、例
えばインターフェースボードエラーリトライチェックを
行い、インターフェースボード200に対してコマンド
の再送を行うような処置が取られる。
【0199】ステップS1246でエラーがなければ、
ステップS1242に戻ってループを繰り返し、ステッ
プS1244で紙幣排出レスポンスが返ってくると、ス
テップS1248に進んで今回の更新データを稼働デー
タプロセスに送信する。これにより、稼働データプロセ
スを経由して今回の更新データが管理装置11に送られ
ることになる。したがって、管理装置11では精算に伴
う稼働データの変更を知る。次いで、ステップS125
0でメモリ内のカードデータをクリアする。これは、精
算が終了して現金が払い出されたので、メモリ内のカー
ドデータを無くして次のカードデータの格納を可能にす
るためである。次いで、ステップS1252で各選択フ
ラグをクリアして次回の精算に備えるとともに、ステッ
プS1254で精算受け付け中画面をポップアップす
る。これにより、ディスプレイ装置112に再び精算受
け付け中画面が表示され、次回の精算に備えられる。
【0200】I.250msタイマ割込処理 図58は割り込みで実行される250msタイマ割込処
理のフローチャートである。この割り込みは、250m
s毎に実行される。割り込みが始まると、ステップS1
260でインターフェースボード200にイベント要求
コマンドを送出する。これは、ワークステーション10
1とインターフェースボード200との間の回線接続の
監視を行うためで、定期的にインターフェースボード2
00をポーリングするものである。インターフェースボ
ード200にイベント要求コマンドを送出すると、イン
ターフェースボード200では後述するように送信すべ
きデータがあればそのデータをワークステーション10
1に送信し、データがなければダミーデータを送信す
る。このようにして、ワークステーション101側でイ
ベント要求コマンドを送出すると、何かのデータが返送
されることで、回線接続を確認できる。なお、インター
フェースボード200からデータが返送されないと、回
線が接続されていないと判断できる。
【0201】次に、インターフェースボード200によ
り実行される制御プログラムについて説明する。 J.メイン処理 図59はインターフェースボード200により実行され
るメイン処理のフローチャートである。このメイン処理
がスタートとすると、まずステップS2000でイニシ
ャル処理を行う。これは、インターフェースボード20
0における各回路(例えば、マイクロコンピュータ16
1、RAM163等)を初期化するものである。次い
で、ステップS2002で初期設定処理を行う。これ
は、フラグのクリア等を行うものである。次いで、ステ
ップS2004でタイマー初期化を行う。これは、イン
ターフェースボード200の内部タイマーの初期化等を
行うものである。次いで、ステップS2006でパラレ
ルポートの初期化を行う。これは、PIO回路181の
初期化を行うものである。次いで、ステップS2008
でシリアルポートの初期化を行う。これは、SIO回路
199の初期化を行うものである。
【0202】次いで、ステップS2010でGPIBイ
ニシャル処理を行う。これは、GPIBコントローラ1
90の初期化を行うものである。次いで、ステップS2
012でカードR/Wの初期化を行う。これは、カード
リーダライタ(R/W)191の初期化を行うものであ
る。次いで、ステップS2014で硬貨・紙幣装置の初
期化を行う。これは、硬貨装置187、紙幣装置185
1の初期化を行うものである。次いで、ステップS20
16で1秒タイマーを起動する。1秒タイマーはインタ
ーフェースボード200における時計の表示や1秒毎に
制御する回路(例えば、動作状態LED177)の基準
クロックを得るものである。次いで、ステップS201
8で受信エリア読込処理(詳細はサブルーチンで後述)
を行う。これは、ワークステーション101よりのコマ
ンドを受信して解析し、そのコマンドに対応するフラグ
をセットするものである。
【0203】次いで、ステップS2020で受信コマン
ド解析(詳細はサブルーチンで後述)を行う。これは、
受信エリア読込処理でセットされたフラグに基づく処理
を行うものである。次いで、ステップS2022でステ
ータスチェック処理を行う。これは、周辺装置のステー
タス(状態)の監視およびステータスに基づく処理を行
うものである。次いで、ステップS2024でコマンド
送信処理(詳細はサブルーチンで後述)を行う。これ
は、ワークステーション101への送信処理を行うもの
である。ステップS2024を経ると、ステップS20
18に戻ってループを繰り返す。
【0204】J−1.受信エリア読込処理 図60はメイン処理における受信エリア読込処理のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。このサブルーチ
ンでは、まずステップS2030でワークステーション
101よりの受信コマンドがあるか否かを判別し、受信
コマンドがなければ今回のルーチンを終了してリターン
する。また、受信コマンドがあれば、そのコマンドをメ
モリに格納する。この場合、受信コマンドを受けると、
GPIBコントローラ190から情報を読み込み、次い
で、ステップS2032に進んで受信コマンドを解析す
るとともに、ステップS2034で受信コマンドの解析
結果に対応したコマンドフラグをセットしてリターンす
る。ここでセットされるコマンドフラグには、図61、
図62に示すような各種フラグ(例えば、初期化処理コ
マンドフラグ、ID要求コマンドフラグ等)がある。
【0205】J−2.受信コマンド解析処理 図61、図62はメイン処理における受信コマンド解析
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。受信
コマンド解析処理のサブルーチンでは、以下の各ステッ
プでワークステーション101よりの受信コマンドの解
析結果に基づくコマンドフラグを判別して対応する処理
を行い、コマンドフラグに対応する処理を行う必要のな
いときは次のステップに進み、どのステップの判別結果
にも該当しないときはリターンする。まず、ステップS
2040では初期化処理コマンドフラグがあるか(セッ
トされているか、以下同様)否かを判別する。初期化処
理コマンドフラグがあれば、ステップS2042に進ん
で周辺装置の初期化処理を行うとともに、時刻をセット
する。これは、インターフェースボード200によって
制御される周辺装置(例えば、有効機能表示器176、
カードリーダライタ191、紙幣装置185、硬貨装置
187等)をイニシャライズするとともに、1秒毎にカ
ウントしている時刻タイマー(例えば、RTC回路20
1)をセットし、ワークステーション101と同期を取
るものである。次いで、ステップS2044で初期化処
理コマンドフラグをクリアし、リターンする。これは、
必要な初期化が終了したので、そのフラグをクリアする
ものである。
【0206】ステップS2046ではID要求コマンド
フラグがあるか否かを判別し、ID要求コマンドフラグ
があればステップS2048に進んでID要求処理(詳
細はサブルーチンで後述)を行う。これは、カードに対
してIDを要求し、IDが得られると、ワークステーシ
ョン101に知らせるものである。ステップS2048
を経ると、リターンする。ステップS2050ではカー
ド排出コマンドフラグがあるか否かを判別し、カード排
出コマンドフラグがあればステップS2052に進んで
カード排出処理(詳細はサブルーチンで後述)を行う。
これは、カードリーダライタ191からカードを排出す
る処理を行うものである。ステップS2052を経る
と、リターンする。
【0207】ステップS2054ではデータリードコマ
ンドフラグがあるか否かを判別し、データリードコマン
ドフラグがあればステップS2056に進んでカードデ
ータリード処理(詳細はサブルーチンで後述)を行う。
これは、カードリーダライタ191により挿入されたカ
ードのデータを読み出す処理を行うものである。ステッ
プS2056を経ると、リターンする。ステップS20
58ではデータライトコマンドフラグがあるか否かを判
別し、データライトコマンドフラグがあればステップS
2060に進んでカードデータライト処理(詳細はサブ
ルーチンで後述)を行う。これは、カードリーダライタ
191によりカードにデータを書き込む処理を行うもの
である。ステップS2060を経ると、リターンする。
【0208】ステップS2062では硬貨払出コマンド
フラグがあるか否かを判別し、硬貨払出コマンドフラグ
があればステップS2064に進んで硬貨払出処理(詳
細はサブルーチンで後述)を行う。これは、硬貨装置1
87により硬貨を払い出す処理を行うものである。ステ
ップS2064を経ると、リターンする。ステップS2
066では紙幣払出コマンドフラグがあるか否かを判別
し、紙幣払出コマンドフラグがあればステップS206
8に進んで紙幣払出処理(詳細はサブルーチンで後述)
を行う。これは、紙幣装置185により紙幣を払い出す
処理を行うものである。ステップS2068を経ると、
リターンする。
【0209】ステップS2070では挿入不許可コマン
ドフラグがあるか否かを判別し、挿入不許可コマンドフ
ラグがあればステップS2072に進んでメモリ内L送
信エリア(Lボード194)にカード挿入不許可コマン
ドを書き込む。次いで、ステップS2074で挿入不許
可コマンドフラグをクリアする。これにより、Lボード
194からカードR/W制御装置192に付属するLボ
ード193にカード挿入不許可コマンドが送信され、カ
ードR/W制御装置192によりカード挿入が不許可と
なるようにカードリーダライタ191が制御される。ス
テップS2074を経ると、リターンする。ステップS
2076ではイベントコマンドフラグがあるか否かを判
別し、イベントコマンドフラグがあればステップS20
78に進んでイベント処理(詳細はサブルーチンで後
述)を行う。これは、250ms毎の割り込みでワーク
ステーション101よりイベントコマンドが来ると、対
応するデータをワークステーション101に送信する処
理を行うものである。ステップS2078を経ると、リ
ターンする。
【0210】J−2−1.ID要求処理 図63は受信コマンド解析処理におけるID要求処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS2100でID要求コマン
ドと景品POS識別番号よりID要求パケットを作成す
る。次いで、ステップS2102でメモリ内L送信エリ
ア(Lボード194)にID要求パケットを書き込む。
これにより、Lボード194からカードR/W制御装置
192に付属するLボード193にID要求パケットが
送信され、カードR/W制御装置192によりカードリ
ーダライタ191が制御されてカードに対してIDが要
求されることになる。次いで、ステップS2104でカ
ードからのIDデータ(セキュリティコード、カード番
号)があるか否かを判別し、カードからのIDデータが
なければステップS2106に進んでタイムアウトであ
るか否かを判別する。
【0211】タイムアウトとは、所定時間内にカードか
らIDデータ(セキュリティコード、カード番号)が送
信されてこないことである。タイムアウトでなければス
テップS2104に戻って処理を繰り返し、タイムアウ
トになるとステップS2108に進んでID要求パケッ
トの送信を3回トライしたか否かを判別する。3回トラ
イしていなければステップS2102に戻ってループを
繰り返し、3回トライしてもカードからIDデータが送
信されてこなければ、ステップS2110に進んでエラ
ーセットを行う。その後、ステップS2112に進む。
【0212】一方、ステップS2104でカードからの
IDデータがあれば、ステップS2112にジャンプし
てエラーがあるか否かを判別する。エラーがなければス
テップS2114でメモリ内GPIB送信エリアにID
データをセットする。これは、カードから受信したID
データをワークステーション101に送るために、メモ
リ内のGPIB送信エリアにセットするものである。次
いで、ステップS2118でID要求コマンドフラグを
クリアしてリターンする。これにより、ワークステーシ
ョン101がカードを認証することになる。
【0213】ステップS2112でエラーがある場合に
は、ステップS2116に進んでステータスにエラーを
セットする。これにより、インターフェースボード20
0の状態がエラーとなる。その後、ステップS2118
に進む。このように、ID要求コマンドと景品POS識
別番号よりID要求パケットを作成してカードに対して
IDデータを要求し、受信すると、メモリ内のGPIB
送信エリアにセットしてワークステーション101に送
信する。また、IDデータを要求して3回トライしても
受信にエラーが発生すると、ステータスにエラーをセッ
トする。
【0214】J−2−2.カード排出処理 図64は受信コマンド解析処理におけるカード排出処理
のサブルーチンを示すフローチャートである。このサブ
ルーチンでは、まずステップS2120でイジェクトパ
ケットを作成する。イジェクトパケットは、カードリー
ダライタ制御装置192からカードを排出することを要
求するパケットである。次いで、ステップS2122で
メモリ内L送信エリア(Lボード194)にイジェクト
パケットを書き込む。これにより、Lボード194から
カードR/W制御装置192に付属するLボード193
にイジェクトパケットが送信され、カードR/W制御装
置192によりカードリーダライタ191が制御されて
カードの排出が要求されることになる。
【0215】次いで、ステップS2124でカードリー
ダライタ制御装置192からカードを排出したというレ
スポンスがあるか否かを判別し、カード排出のレスポン
スがなければステップS2126に進んでタイムアウト
であるか否かを判別する。タイムアウトとは、所定時間
内にカードリーダライタ191からカードを排出できな
いことである。タイムアウトでなければステップS21
24に戻って処理を繰り返し、タイムアウトになるとス
テップS2128に進んでイジェクトパケットの送信を
3回トライしたか否かを判別する。3回トライしていな
ければステップS2122に戻ってループを繰り返し、
3回トライしてもカード排出のレスポンスがなければ、
ステップS2130に進んでエラーセットを行う。その
後、ステップS2132に進む。
【0216】一方、ステップS2124でカード排出の
レスポンスがあれば、ステップS2132にジャンプし
てエラーがあるか否かを判別する。エラーがなければス
テップS2134でメモリ内GPIB送信エリアにカー
ドイジェクトレスポンスを書き込む。これは、カードリ
ーダライタ制御装置192から受信したカードイジェク
トレスポンスをワークステーション101に送るため
に、メモリ内のGPIB送信エリアにセットするもので
ある。次いで、ステップS2136でカード挿入フラグ
をクリアし、さらにステップS2140でカード排出コ
マンドフラグをクリアしてリターンする。これにより、
ワークステーション101がカードの排出を確認するこ
とになる。
【0217】ステップS2132でエラーがある場合に
は、ステップS2138に進んでステータスにエラーを
セットする。これにより、インターフェースボード20
0の状態がエラーとなる。その後、ステップS2140
に進み、カード排出コマンドフラグをクリアしてリター
ンする。このように、イジェクトパケットを作成してカ
ードリーダライタ制御装置192に対してカードの排出
を要求し、カードイジェクトレスポンスを受信すると、
メモリ内のGPIB送信エリアにセットしてワークステ
ーション101に知らせる。また、カードの排出要求を
3回トライしてもカードイジェクトレスポンスがなけれ
ば、ステータスにエラーをセットする。
【0218】J−2−3.カードデータリード処理 図65は受信コマンド解析処理におけるカードデータリ
ード処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンでは、まずステップS2150でリー
ドパケットを作成する。リードパケットは、カードから
データを読み出すことを要求するパケットである。次い
で、ステップS2152でメモリ内L送信エリア(Lボ
ード194)にリードパケットを書き込む。これによ
り、Lボード194からカードR/W制御装置192に
付属するLボード193にリードパケットが送信され、
カードR/W制御装置192によりカードリーダライタ
191が制御されてカードデータの読み出しが要求され
ることになる。
【0219】次いで、ステップS2154でカードリー
ダライタ制御装置192によりカードからデータを読み
出したというレスポンスがあるか否かを判別し、カード
データ読み出しのレスポンスがなければステップS21
56に進んでタイムアウトであるか否かを判別する。タ
イムアウトとは、所定時間内にカードリーダライタ制御
装置192によりカードからデータを読み出せないこと
である。タイムアウトでなければステップS2154に
戻って処理を繰り返し、タイムアウトになるとステップ
S2158に進んでリードパケットの送信を3回トライ
したか否かを判別する。3回トライしていなければステ
ップS2152に戻ってループを繰り返し、3回トライ
してもカードデータ読み出しのレスポンスがなければ、
ステップS2160に進んでエラーセットを行う。その
後、ステップS2162に進む。
【0220】一方、ステップS2154でカードデータ
読み出しのレスポンスがあれば、ステップS2162に
ジャンプしてエラーがあるか否かを判別する。エラーが
なければステップS2164でメモリ内GPIB送信エ
リアにカードデータを書き込む。これは、カードから読
み出したデータをワークステーション101に送るため
に、メモリ内のGPIB送信エリアにセットするもので
ある。次いで、ステップS2166でリードデータコマ
ンドフラグをクリアしてリターンする。これにより、ワ
ークステーション101がカードデータの読み出しを確
認することになる。
【0221】ステップS2162でエラーがある場合に
は、ステップS2166に進んでステータスにエラーを
セットする。これにより、インターフェースボード20
0の状態がエラーとなる。その後、ステップS2168
に進み、リードデータコマンドフラグをクリアしてリタ
ーンする。このように、リードパケットを作成してカー
ドリーダライタ制御装置192に対してカードデータの
読み出しを要求し、カードデータ読み出しのレスポンス
を受信すると、メモリ内のGPIB送信エリアに読み出
したカードデータをセットしてワークステーション10
1に知らせる。また、カードデータの読み出し要求を3
回トライしてもカードデータ読み出しのレスポンスがな
ければ、ステータスにエラーをセットする。
【0222】J−2−4.カードデータライト処理 図66は受信コマンド解析処理におけるカードデータラ
イト処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンでは、まずステップS2200でメモ
リ内GPIB受信エリアからカードライトデータを読み
込む。次いで、ステップS2202で読み込んだデータ
(以下、読込データ)よりライトパケットを作成する。
ライトパケットは、カードに対してデータの書き込みを
要求するパケットである。次いで、ステップS2204
でメモリ内L送信エリア(Lボード194)にライトパ
ケットを書き込む。これにより、Lボード194からカ
ードR/W制御装置192に付属するLボード193に
ライトパケットが送信され、カードR/W制御装置19
2によりカードリーダライタ191が制御されてカード
にデータの書き込みが要求されることになる。
【0223】次いで、ステップS2206でカードリー
ダライタ制御装置192よりカードに対してデータを書
き込んだというレスポンスがあるか否かを判別し、カー
ドデータ書き込みのレスポンスがなければステップS2
156に進んでタイムアウトであるか否かを判別する。
タイムアウトとは、所定時間内にカードリーダライタ制
御装置192よりカードに対してデータを書き込めない
ことである。タイムアウトでなければステップS220
6に戻って処理を繰り返し、タイムアウトになるとステ
ップS2210に進んでライトパケットの送信を3回ト
ライしたか否かを判別する。3回トライしていなければ
ステップS2202に戻ってループを繰り返し、3回ト
ライしてもカードへのデータ書き込みレスポンスがなけ
れば、ステップS2212に進んでエラーセットを行
う。その後、ステップS2214に進む。
【0224】一方、ステップS2206でカードデータ
書き込みのレスポンスがあれば、ステップS2214に
ジャンプしてエラーがあるか否かを判別する。エラーが
なければステップS2216でメモリ内GPIB送信エ
リアにカードデータレスポンスをセットする。これは、
受信したカードデータレスポンスをワークステーション
101に送るために、メモリ内のGPIB送信エリアに
セットするものである。次いで、ステップS2220で
ライトデータコマンドフラグをクリアしてリターンす
る。これにより、ワークステーション101がカードへ
のデータの書き込み確認することになる。
【0225】ステップS2214でエラーがある場合に
は、ステップS2218に進んでステータスにエラーを
セットする。これにより、インターフェースボード20
0の状態がエラーとなる。その後、ステップS2220
に進み、ライトデータコマンドフラグをクリアしてリタ
ーンする。このように、カードに書き込むべきデータ
(カードライトデータ)をメモリ内GPIB受信エリア
から読み込むと(すなわち、ワークステーション101
から書き込みデータを受信すると)、ライトパケットを
作成してカードリーダライタ制御装置192に対してデ
ータの書き込みを要求し、カードデータ書き込みのレス
ポンスを受信すると、メモリ内のGPIB送信エリアに
セットしてワークステーション101に知らせる。ま
た、カードに対するデータの書き込み要求を3回トライ
してもカードデータ書き込みのレスポンスがなければ、
ステータスにエラーをセットする。
【0226】J−2−5.硬貨払出処理 図67は受信コマンド解析処理における硬貨払出処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS2230で16msがタイ
ムアップしたか否かを判別する。これは、硬貨を1枚ず
つ払い出そうとするとき、払い出しの命令を出力したと
きから実際に硬貨が払い出されるまでの間に、硬貨装置
187に機械的な遅れがあることを考慮し、16msと
いう時間を機械的な遅れに対応させているために、その
16msがタイムアップしたか否かを判断するものであ
る。16msがタイムアップしていなければ今回のルー
チンを終了してリターンする。16msがタイムアップ
すると、ステップS2232に進んで硬貨の払い出しが
終了したか否かを判別する。硬貨の払い出しが終了して
いない場合は、ステップS2234に進んで硬貨1枚の
払出処理を行う。これにより、硬貨装置187から硬貨
が1枚払い出されることになる。なお、ステップS22
34では払い出しの残数の確認も行う。次いで、ステッ
プS2236で16msタイマーをセットして次回の時
間計測に備え、リターンする。
【0227】上記ルーチンを繰り返して硬貨の払い出し
が全て終了(例えば、複数の硬貨の払い出しが全て終
了)すると、ステップS2232の判別結果がYESと
なってステップS2238に分岐し、払出終了処理を行
う。これは、払い出すべき硬貨を全て払い出したことを
硬貨装置187に知らせるものである。次いで、ステッ
プS2240で硬貨払出コマンドフラグをクリアしてリ
ターンする。このように、硬貨は1枚ずつ払い出され、
そのとき硬貨装置187の機械的な遅れを考慮して次の
硬貨を払い出すまでに16msの時間が設けられる。
【0228】J−2−6.紙幣払出処理 図68は受信コマンド解析処理における紙幣払出処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS2250で紙幣払出コマン
ドと払出データを作成する。これは、紙幣装置185か
ら紙幣を払い出すことおよびその払い出し枚数のデータ
を紙幣装置185に送信するに、作成するものである。
次いで、ステップS2252で他のコマンドを実行中で
あるか否かを判別する。他のコマンドを実行中であれ
ば、紙幣装置185から紙幣を払い出すことができない
と判断して今回のルーチンを終了してリターンする。他
のコマンドを実行中でなければ、ステップS2254に
進んで紙幣払出コマンドと払出データを紙幣装置185
に送信する。これにより、紙幣装置185では紙幣払出
コマンドと払出データ(払い出す枚数)を受けて紙幣を
払い出す。次いで、ステップS2256で紙幣払出コマ
ンドフラグをクリアしてリターンする。
【0229】J−2−7.イベント処理 図69は受信コマンド解析処理におけるイベント処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS2260でメモリ内GPI
B送信エリアの内容を読み込む。これは、250ms毎
にワークステーション101からインターフェースボー
ド200に対してイベントコマンドが送信されており、
そのイベントコマンドに対応してインターフェースボー
ド200側からワークステーション101に送信すべき
データ(以下、送信データという)がある場合に、その
送信データをインターフェースボード200のメモリ内
GPIB送信エリアに書き込んでいるため、その書き込
み内容(ワークステーション101への送信データ)を
読み込むものである。
【0230】次いで、ステップS2262でワークステ
ーション101に送信すべきデータがあるか否かを判別
し、送信データがあればステップS2264でGPIB
コントローラに送信データをセットしてステップS22
68に進む。これにより、GPIBコントローラにセッ
トされた送信データがインターフェースボード200か
らワークステーション101に送信されることになる。
また、ステップS2262で送信データがなければ、ス
テップS2266に分岐してGPIBコントローラにダ
ミーデータをセットしてステップS2268に進む。こ
れにより、GPIBコントローラにセットされたダミー
データがインターフェースボード200からワークステ
ーション101に送信されることになる。
【0231】ステップS2268ではGPIBコントロ
ーラよりワークステーション101への送信が完了した
か否かを判別し、送信が完了していなければステップS
2270で1秒が経過したか否かを判別する。1秒が経
過していなければステップS2268に戻ってループを
繰り返し、1秒が経過すると、ステップS2272に抜
ける。ステップS2272ではメモリ内GPIB送信エ
リアのデータをクリアし、その後リターンする。一方、
ステップS2268でGPIBコントローラよりワーク
ステーション101への送信が完了していれば、ステッ
プS2272に進んでメモリ内GPIB送信エリアのデ
ータをクリアしてリターンする。このように、ワークス
テーション101へのデータ送信が行われるとともに、
このデータ送信を利用して回線確認が行われる。すなわ
ち、インターフェースボード200側からワークステー
ション101に送信すべきデータがあれば、メモリ内G
PIB送信エリアのデータが送信され、無い場合にはダ
ミーデータが送信される。これにより、ワークステーシ
ョン101からインターフェースボード200にイベン
トコマンドを送信すると、何等かのデータが返送される
ため、回線の確認をすることができる。
【0232】J−3.ステータスチェック処理 図70はメイン処理におけるステータスチェック処理の
サブルーチンを示すフローチャートである。このサブル
ーチンでは、まずステップS2300で各周辺装置にス
テータス要求処理を行う。これは、紙幣装置185、硬
貨装置187、有効機能表示器176等の周辺装置に現
在のステータスを要求し、返ってきたステータスを読み
込むものである。例えば、紙幣装置185の場合、イン
ターフェースボード200から後述の割り込み処理によ
り割り込みをかけて、紙幣装置185の状態を読み込む
ことが行われる。次いで、ステップS2302で各周辺
装置のステータスをメモリ内のワークエリアに書き込
む。次いで、ステップS2304でステータスチェック
を行う。ステータスチェックはメモリ内のワークエリア
に書き込まれた内容から判断する。
【0233】ステータスチェックの結果がエラーであれ
ば、ステップS2306に進んでメモリ内GPIB送信
エリアにエラー情報データを書き込む。これにより、メ
モリ内GPIB送信エリアに書き込まれたエラー情報デ
ータはワークステーション101に送信される。ステッ
プS2306を経ると、リターンする。また、ステップ
S2304でステータスチェックの結果にエラーがなけ
れば(その他の場合であれば)、ステップS2308に
進んで紙幣払い出しが完了しているか否かを判別する。
紙幣払い出しが完了していなければ、リターンしてルー
チンを繰り返し、紙幣払い出しが完了すると、ステップ
S2310に進んでメモリ内GPIB送信エリアに紙幣
イジェクトレスポンス(紙幣払い出し完了の返答)を書
き込む。これにより、メモリ内GPIB送信エリアに書
き込まれた紙幣イジェクトレスポンスはワークステーシ
ョン101に送信される。ステップS2310を経る
と、リターンする。
【0234】J−4.コマンド送信処理 図71はメイン処理におけるコマンド送信処理のサブル
ーチンを示すフローチャートである。このサブルーチン
では、まずステップS2320でメモリ内GPIB送信
エリアの内容を読み込む。読み込みの結果、ワークステ
ーション101への送信データがあるか否かをステップ
S2322で判別し、送信データがなければルーチンを
終了してリターンする。送信データがあれば、ステップ
S2324に進んでGPIBコントローラ190に送信
データをセットする。これにより、GPIBコントロー
ラ190にセットされた送信データがワークステーショ
ン101に送信されることになる。
【0235】ステップS2326ではデータの送信が完
了したか否かを判別し、完了していない場合にはステッ
プS2328で1秒が経過したか否かを判別する。1秒
が経過していなければ、ステップS2326に戻ってル
ープを繰り返し、1秒が経過すると、ステップS233
0に進む。また、ステップS2326でデータの送信が
完了したときは直ちにステップS2330に進む。ステ
ップS2330ではメモリ内GPIB送信エリアの内容
をクリアし、リターンする。このように、インターフェ
ースボード200からワークステーション101ににデ
ータを送信するときは、メモリ内GPIB送信エリアに
送信すべきデータを格納し、そのデータをGPIBコン
トローラ190にセットする。これにより、GPIBコ
ントローラ190からワークステーション101にデー
タが送信される。送信を完了すると、メモリ内GPIB
送信エリアをクリアして次回のデータ送信に備える。
【0236】K.紙幣装置割込処理 図72は割り込みで実行される紙幣装置割込処理を示す
フローチャートである。このプログラムは紙幣装置18
5からの割り込みにより実行される。紙幣装置割込(例
えば、紙幣の払い出しを終了したとき)がかかると、ス
テップS2340でインターフェースボード200のメ
モリ(RAM163)に紙幣装置データをセットする。
これは、前述したステータスチェック処理で、紙幣装置
185にステータス要求がなされて、その要求に対する
レスポンスである。したがって、紙幣装置データとし
て、紙幣装置185のステータスがセットされる。ステ
ップS2340を経ると、リターンする。
【0237】L.タッチ入力割込処理 図73は割り込みで実行されるタッチ入力割込処理を示
すフローチャートである。このプログラムはタッチモジ
ュール回路188からの割り込みにより実行される。遊
技者がタッチモジュール175に触れると、タッチモジ
ュール回路188からの割り込みがかかり、ステップS
2350でデータレジスタの内容を読み込む。これは、
タッチモジュール回路188よりの受信データを読み込
むものである。次いで、ステップS2352でX−Y座
標文字列をバイナリ座標文字列に変換する。これによ
り、遊技者がタッチモジュール175に触れた位置に対
応する座標データがデジタル信号処理可能なバイナリ座
標データに変換される。次いで、ステップS2354で
メモリ内GPIB送信エリアにバイナリ座標データに変
換した座標文字列を書き込む。これにより、メモリ内G
PIB送信エリアに書き込まれた座標文字列がワークス
テーション101に送信されることになる。これは、ワ
ークステーション101側に遊技者がタッチモジュール
175に触れた情報を知らせるものである。ステップS
2354を経ると、リターンする。
【0238】M.小型入力装置受信処理 図74、図75は割り込みで実行される小型入力装置受
信処理を示すフローチャートである。このプログラムは
小型入力装置183からの割り込み信号によってスター
トする。割り込みがスタートすると、ステップS236
0で回線テストフラグがあるか否かを判別する。回線テ
ストフラグは、小型入力装置184とインターフェース
ボード200との間の回線テストの状態を示すフラグで
ある。回線テストフラグがあればステップS2362で
回線テスト受信処理を行い、小型入力装置受信処理を終
了して復帰する。回線テスト受信処理では、小型入力装
置183とインターフェースボード200との間の回線
テストを行う。
【0239】ステップS2360で回線テストフラグが
なければ、ステップS2364に進んで釣り銭フラグが
あるか否かを判別する。釣り銭フラグは、小型入力装置
183からの割り込みとしてステップS2380、ステ
ップS2384、ステップS2388でセットされるフ
ラグである。釣り銭フラグがあれば、ステップS236
6で釣り銭入力処理を行い、小型入力装置受信処理を終
了して復帰する。釣り銭入力処理では、小型入力装置1
83から補充した払い出し紙幣の枚数の入力が行われ
る。なお、この情報はワークステーション101に送信
される。
【0240】ステップS2364で釣り銭フラグがなけ
れば、ステップS2368で受信データを解析し、解析
結果に応じて以下のステップでデータの判別結果に応じ
た処理を行う。何れのステップでもNOのときは、今回
のルーチンを終了して復帰する。すなわち、ステップS
2370では回線テストコード受信のデータ(シリアル
ポート(SIO回路)199の初期化処理に対するレス
ポンス)であるか否かを判別し、回線テストコード受信
のデータであればステップS2372で回線テストフラ
グをセットし、小型入力装置受信処理を終了して復帰す
る。回線テストフラグは他の処理(例えば、ステップS
2360)で利用する。
【0241】ステップS2374では「エラーリスト」
押圧のデータであるか否かを判別し、「エラーリスト」
押圧のデータであればステップS2376でエラースイ
ッチ(SW)押下処理を行い、小型入力装置受信処理を
終了して復帰する。エラースイッチ(SW)押下処理で
は、小型入力装置183のLCD(表示部)にエラーリ
ストを表示する。ステップS2378では「釣り銭10
0」押圧(釣り銭入力を行うため)であるか否かを判別
し、「釣り銭100」押圧であればステップS2380
で100円釣り銭フラグをセットし、小型入力装置受信
処理を終了して復帰する。100円釣り銭フラグは他の
処理(例えば、ステップS2364)で利用する。
【0242】ステップS2382では「釣り銭1000
0」押圧(釣り銭入力を行うため)であるか否かを判別
し、「釣り銭10000」押圧であればステップS23
84で10000円釣り銭フラグをセットし、小型入力
装置受信処理を終了して復帰する。10000円釣り銭
フラグは他の処理(例えば、ステップS2364)で利
用する。ステップS2386では「釣り銭1000」押
圧(釣り銭入力を行うため)であるか否かを判別し、
「釣り銭1000」押圧であればステップS2388で
1000円釣り銭フラグをセットし、小型入力装置受信
処理を終了して復帰する。1000円釣り銭フラグは他
の処理(例えば、ステップS2364)で利用する。ス
テップS2390では「C」押圧のデータ(表示クリア
のデータ)であるか否かを判別し、「C」押圧のデータ
であればステップS2392でクリア押下処理を行い、
小型入力装置受信処理を終了して復帰する。クリア押下
処理では、小型入力装置183のLCD(表示部)の表
示をクリアする。
【0243】N.1秒割込処理 図76は割り込みで実行される1秒割込処理を示すフロ
ーチャートである。このプログラムは1sのタイマ割込
で実行される。1sのタイマ割込がかかると、ステップ
S2400でLED点滅処理を行う。これは、動作状態
LED177を点滅(例えば、1秒の周期)させるもの
である。次いで、ステップS2402で時計時間をセッ
トする。これは、インターフェースボード200側の時
刻を1秒毎に刻むものである。次いで、ステップS24
04で小型入力装置183に時計データ(1秒を刻むデ
ータ)を送信する。これにより、小型入力装置183側
でも、その表示部(例えば、液晶を使用した表示部)に
現在時刻が表示される。次いで、ステップS2406で
パラレルインターフェース(I/F)チェック処理を行
う。これは、PIO181を介して入/出力される信号
に関する処理を行うもので、詳細はサブルーチンで後述
する。ステップS2406を経ると、リターンする。
【0244】O.パラレルインターフェースチェック処
理 図78は1秒割込処理におけるパラレルインターフェー
スチェック処理のサブルーチンを示すフローチャートで
ある。パラレルインターフェースチェック処理のサブル
ーチンでは、以下の各ステップでPIO181を介して
入/出力される信号に関する所定の判別を行い、判別結
果に応じて対応する処理を行い、対応する処理を行う必
要のないときは次のステップに進み、どのステップの判
別結果にも該当しないときはリターンする。
【0245】まず、ステップS2410では景品POS
14のドアがオープンしているか否かを判別し、ドアが
オープンしていればステップS2412に進んで5分タ
イマがアップしているか(すなわち、ドアが5分以上オ
ープンしているか)否かを判別する。ドアが5分未満の
オープンであればステップS2416に進む。ドアが5
分以上オープンしていると、ステップS2414でメモ
リ内GPIB送信エリアにドアオープンコマンドを書き
込む。これにより、メモリ内GPIB送信エリアに書き
込まれたドアオープンコマンドはワークステーション1
01に送信され、ワークステーション101側で景品P
OS14のドアが5分以上オープンしていることを認識
する。
【0246】ステップS2416では有効機能表示器エ
ラーがあるか否かを判別し、有効機能表示器エラーがあ
ればステップS2418に進んでメモリ内GPIB送信
エリアに有効機能表示器エラーコマンドを書き込む。こ
れにより、メモリ内GPIB送信エリアに書き込まれた
有効機能表示器エラーコマンドはワークステーション1
01に送信され、ワークステーション101側で景品P
OS14の有効機能表示器176にエラーが発生したこ
とを認識する。ステップS2420ではUPS(無停電
電源装置179)にトラブルが発生したか否かを判別
し、UPSトラブルであればステップS2422に進ん
でメモリ内GPIB送信エリアにUPSトラブルコマン
ドを書き込む。これにより、メモリ内GPIB送信エリ
アに書き込まれたUPSトラブルコマンドはワークステ
ーション101に送信され、ワークステーション101
側で景品POS14のUPSにトラブルが発生したこと
を認識する。
【0247】ステップS2424ではUPS(無停電電
源装置179)のバッテリが過放電(バッテリの使用可
能な電力が減っている:以下UPS過放電という)であ
るか否かを判別し、UPS過放電であればステップS2
426に進んでメモリ内GPIB送信エリアにUPS過
放電コマンドを書き込む。これにより、メモリ内GPI
B送信エリアに書き込まれたUPS過放電コマンドはワ
ークステーション101に送信され、ワークステーショ
ン101側で景品POS14のUPSにおけるバッテリ
が過放電であることを認識する。ステップS2428で
はUPS(無停電電源装置179)に停電が発生(以
下、UPS停電発生という)したか否かを判別し、UP
S停電発生であればステップS2430に進んでメモリ
内GPIB送信エリアにUPS停電発生コマンドを書き
込む。これにより、メモリ内GPIB送信エリアに書き
込まれたUPS停電発生コマンドはワークステーション
101に送信され、ワークステーション101側で景品
POS14のUPSに停電が発生したことを認識する。
【0248】P.L受信割込処理 図78〜図80は割り込みで実行されるL受信割込処理
を示すフローチャートである。このプログラムがスター
トすると、ステップS2450でカードリーダライタ制
御装置192からのカードリーダライタ状態情報がある
か否かを判別する。カードリーダライタ状態情報として
は、DPRAMのクリア情報、カードリーダライタ状態
のアドレス情報、接続情報がある。カードリーダライタ
状態情報があればステップS2452で状態受信処理を
行い、ステップS2454に進む。また、ステップS2
450でカードリーダライタ状態情報がなければ、ステ
ップS2452をジャンプしてステップS2454に進
む。ステップS2454ではカードリーダライタ制御装
置192からのパケットデータがあるか否かを判別し、
パケットデータがなければプログラムを終了して復帰す
る。また、パケットデータがあればステップS2456
でパケットを解析する。そして、パケット解析結果に応
じて以下のステップで分岐処理を行う。
【0249】ステップS2458ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からの回線テス
トACKであるか否かを判別し、回線テストACKであ
ればステップS2460で回線テストACK受信処理を
行い、ステップS2524に進む。回線テストACK受
信処理では、回線テストACK受信に対応するフラグを
セットし、そのフラグを他の処理で利用する。また、回
線テストACK受信をワークステーション101に知ら
せる。ステップS2462ではパケット解析結果からカ
ードリーダライタ制御装置192からの開店ACKであ
るか否かを判別し、開店ACKであればステップS24
64で開店ACK受信処理を行い、ステップS2524
に進む。開店ACK受信処理では、開店ACK受信に対
応するフラグをセットし、そのフラグを他の処理で利用
する。また、開店ACK受信をワークステーション10
1に知らせる。
【0250】ステップS2466ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からの閉店AC
Kであるか否かを判別し、閉店ACKであればステップ
S2468で閉店ACK受信処理を行い、ステップS2
524に進む。閉店ACK受信処理では、閉店ACK受
信に対応するフラグをセットし、そのフラグを他の処理
で利用する。また、閉店ACK受信をワークステーショ
ン101に知らせる。ステップS2470ではパケット
解析結果からカードリーダライタ制御装置192からの
停電復旧ACKであるか否かを判別し、停電復旧ACK
であればステップS2472で停電復旧ACK受信処理
を行い、ステップS2524に進む。停電復旧ACK受
信処理では、停電復旧ACK受信に対応するフラグをセ
ットし、そのフラグを他の処理で利用する。また、停電
復旧ACK受信をワークステーション101に知らせ
る。
【0251】ステップS2474ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からの停電退避
ACKであるか否かを判別し、停電退避ACKであれば
ステップS2476で停電退避ACK受信処理を行い、
ステップS2524に進む。停電退避ACK受信処理で
は、停電退避ACK受信に対応するフラグをセットし、
そのフラグを他の処理で利用する。また、停電退避AC
K受信をワークステーション101に知らせる。ステッ
プS2478ではパケット解析結果からカードリーダラ
イタ制御装置192からの開店準備ACKであるか否か
を判別し、開店準備ACKであればステップS2480
で開店準備ACK受信処理を行い、ステップS2524
に進む。開店準備ACK受信処理では、開店準備ACK
受信に対応するフラグをセットし、そのフラグを他の処
理で利用する。また、開店準備ACK受信をワークステ
ーション101に知らせる。
【0252】ステップS2482ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からのEJEC
TACK(カードのヘッドが出ている状態に相当)であ
るか否かを判別し、EJECTACKであればステップ
S2484でEJECTACK受信処理を行い、ステッ
プS2524に進む。EJECTACK受信処理では、
EJECTACKに対応するフラグをセットし、そのフ
ラグを他の処理で利用する。また、EJECTACK受
信をワークステーション101に知らせる。ステップS
2486ではパケット解析結果からカードリーダライタ
制御装置192からのカードデータライトACKである
か否かを判別し、カードデータライトACKであればス
テップS2488でカードデータライトACK受信処理
を行い、ステップS2524に進む。カードデータライ
トACK受信処理では、カードデータライトACKに対
応するフラグをセットし、そのフラグを他の処理で利用
する。また、カードデータライトACK受信をワークス
テーション101に知らせる。
【0253】ステップS2490ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からのカードデ
ータリードACKであるか否かを判別し、カードデータ
リードACKであればステップS2492でカードデー
タリードACK受信処理を行い、ステップS2524に
進む。カードデータリードACK受信処理では、カード
データリードACKに対応するフラグをセットし、その
フラグを他の処理で利用する。また、カードデータリー
ドACK受信をワークステーション101に知らせる。
ステップS2494ではパケット解析結果からカードリ
ーダライタ制御装置192からのEJECTレスポンス
(遊技者がカードを抜いた状態に相当)であるか否かを
判別し、EJECTレスポンスであればステップS24
96でEJECTレスポンス受信処理を行い、ステップ
S2524に進む。EJECTレスポンス受信処理で
は、EJECTレスポンスに対応するフラグをセット
し、そのフラグを他の処理で利用する。また、EJEC
Tレスポンス受信をワークステーション101に知らせ
る。
【0254】ステップS2498ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からのカードI
N(カードが挿入された状態に相当)であるか否かを判
別し、カードINであればステップS2500でメモリ
内GPIB送信エリアにカード挿入コマンドを書き込
む。これにより、メモリ内GPIB送信エリアに書き込
まれたカード挿入コマンドはワークステーション101
に送信され、ワークステーション101側でカードリー
ダライタ191にカードが挿入された状態を認識する。
ステップS2502ではパケット解析結果からカードリ
ーダライタ制御装置192からのエラーパケット(カー
ド詰り等のエラーが発生した状態)であるか否かを判別
し、エラーパケットであればステップS2504でエラ
ーパケット受信処理を行い、ステップS2524に進
む。エラーパケット受信処理では、エラーパケット情報
に対応したエラー情報をメモリ内GPIB送信エリアに
書き込む。これにより、エラーパケット情報に対応した
エラー情報がワークステーション101に送信される。
【0255】ステップS2506ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からのR/Wス
テータス(カードリーダライタ191の現在の状態報
告:例えば、カード情報を読み出ししているとか、カー
ドを搬送している等)であるか否かを判別し、R/Wス
テータスであればステップS2508でR/Wステータ
ス受信処理を行い、ステップS2524に進む。R/W
ステータス受信処理では、R/Wステータスの情報をメ
モリ内GPIB送信エリアに書き込む。これにより、R
/Wステータスの情報がワークステーション101に送
信される。ステップS2510ではパケット解析結果か
らカードリーダライタ制御装置192からのIDデータ
であるか否かを判別し、IDデータであればステップS
2512でIDデータ受信処理を行い、ステップS25
24に進む。IDデータ受信処理では、メモリ(例え
ば、ネットワークボード193にあるDPRAMよりデ
ータを読み込み、メモリへ記憶する)にIDデータを書
き込む。メモリに書き込まれたIDデータはID要求処
理のルーチンで使用する。
【0256】ステップS2514ではパケット解析結果
からカードリーダライタ制御装置192からのカードデ
ータライトレスポンス(カードへの書き込み終了応答)
であるか否かを判別し、カードデータライトレスポンス
であればステップS2516でカードデータライトレス
ポンス受信処理を行い、ステップS2524に進む。カ
ードデータライトレスポンス受信処理では、メモリにカ
ードデータライトレスポンスを書き込む。メモリに書き
込まれたカードデータライトレスポンスはカードデータ
ライト処理のルーチンで使用する。ステップS2518
ではパケット解析結果からカードリーダライタ制御装置
192からのカードデータリードレスポンス(カードか
ら読み出した情報(内容))であるか否かを判別し、カ
ードデータリードレスポンスであればステップS252
0でカードデータリードレスポンス受信処理を行い、ス
テップS2524に進む。
【0257】カードデータリードレスポンス受信処理で
は、受け取った情報をメモリに書き込み、カードデータ
ライト処理のルーチンで使用する。ステップS2518
でNOのときは、ステップS2522に進み、未定義デ
ータ受信処理を行う。これは、パケット解析処理で解析
できなかった未定義のデータを受信するものである。次
いで、ステップS2524でパケットデータがあるか否
かを判別し、パケットデータがまだあればステップS2
456に戻って処理を繰り返す。パケットデータがなけ
ればプログラムを終了して復帰する。
【0258】次に、上記各プログラムを実行することに
よる景品交換の手順について、図81を参照して説明す
る。図81はカード発行、遊技の実行、景品交換等の一
連の手順を示す図である。 (A)カードの購入 まず、最初にカード会社2よりセキュリティデータ、カ
ードのシリアル番号、仮発行機認識番号、暗号化情報の
記録されたカード(いわゆる生カード)を遊技店1a〜
1n(以下、1の符号で代表する)が購入し、開店前に
カード発行機23にセット(ストック)する(図81で
はカードの納入)。遊技店1の管理装置11は、カード
会社2よりセキュリティデータ、仮端末認識番号(カー
ド発行機23の仮認証番号)、各端末装置の認証番号
(カード発行機23の真認証番号、遊技機31、大型金
額付加機25、カード更新機24、景品POS14のそ
れぞれの認証番号)、暗号化情報、カードの制限情報
(付加金額の最大値等)の情報を受け取り、初期値とし
てカード発行機23へ送信し、カード発行機23の初期
値を設定する。一方、他の端末装置に対しては、カード
の照合を必要とする各端末装置(遊技機31、大型金額
付加機25、カード更新機24、景品POS14)に
は、管理装置11より毎日、ホール情報、セキュリティ
データ、各端末装置の認識コード(個別認識番号)、暗
号化情報を各端末装置に送出して初期値の設定が行われ
る。この場合、遊技店1はカード会社2に対してカード
代金の支払いを行うことになる(例えば、月末に1回精
算等)。
【0259】次いで、遊技者は貨幣を投入してカード発
行機23より生カード400を発行してもらって購入す
る。このとき、カード発行機23にストックされている
カードで発行位置に転送されたカードに対して、カード
発行機23からセキュリティデータ要求コマンドおよび
暗号化情報に基づいて所定のアルゴリズムで暗号化した
仮発行機認識番号(カード発行機23の仮認証番号)を
送信し、カードは暗号化された仮発行機認識番号の情報
を受信すると、その受信情報を暗号化情報に基づいて所
定のアルゴリズムで復号化して解析する。復号化による
解析結果に基づき、カード発行機23からの仮発行機認
識番号をカード内に予め記憶しているカード発行機23
の仮発行機認識番号と比較照合してチェックし(端末認
識番号チェックを行い)、一致していればOK(正当な
カード発行機23であると判断)として、予め記憶して
いるセキュリティデータをカード発行機23に送信す
る。
【0260】カード発行機23はカードから送信された
情報を受信し、その受信情報を暗号化情報に基づいて所
定のアルゴリズムで復号化して解析する。復号化による
解析結果に基づき、カードから送信されたセキュリティ
データのチェックを行い、正規のセキュリティデータで
あれば、OK(カードが正当である)と判断して相互認
証が完了する。そして、カード発行機23では、書き込
みコマンド、暗号化情報に基づいて所定のアルゴリズム
で暗号化したカード発行機23の真の認証番号(端末認
識番号)、他の端末装置の認識番号(大型金額付加機の
認証番号、遊技機の認証番号、更新機の認証番号、景品
POSの認証番号)、有効期限(発行日から1年)およ
び初期値(例えば、持ち玉数=0、貯玉金額=0)等を
送信してカードに書き込ませ、発行する。このように、
カード発行機23においても、ICカード400とカー
ド発行機23間で相互に暗号化情報を使用した入念な認
証処理を行う。また、同時にカード発行機23から管理
装置11へ発行したカード400の各情報が送出され、
管理装置11に当該カードの記憶領域が確保される。な
お、カードを購入した状態では、カードの玉貸金額=
0、貯玉金額=0、持玉数=0となっている。
【0261】(B)金額付加 次いで、遊技者は大型金額付加機25に購入したカード
を挿入するとともに、硬貨あるいは紙幣を投入して所望
の金額(最大20000円)をカードに付加(すなわ
ち、カードにプリペイド金額を入れる)してもらう。例
えば、10000円の金額付加が行われると、玉貸金額
=10000円となる。この場合も、上述したのと同様
に、大型金額付加機25とICカード400間が相互認
証処理が行われて金額付加が行われ、付加金額等は稼働
データとして定時的に管理装置11に送信される。この
場合、カード会社2は遊技店1に対してカードに付加し
た金額の請求を行い、一方、遊技店1はカード会社2に
対してカードに付加した金額の支払いを行うことになる
(例えば、月末に1回精算等)。
【0262】(C)遊技開始 次いで、遊技者は金額の付加されたカードを遊技機31
に挿入することで遊技を行う。この場合も、上述したの
と同様に、相互認証を行い、正当な場合に遊技が可能と
なる。すなわち、カードと遊技機31間の暗号化情報を
使用した情報の転送が行われて相互に認証が認められれ
ば、その段階で遊技を行うことができる。そして、遊技
中に読み出したカード情報を管理装置11に送信し、管
理装置11側に記録されている当該カードのカード情報
(カードファイルの情報)と、遊技機31より送信され
てきたカード情報との比較を行う。この場合、比較結果
(照合結果)が不一致であっても、その来歴を不一致来
歴ファイル(カード使用来歴ファイル)に記録するだけ
で遊技は可能にする。それは、安全性の高いICカード
400の使用と併せて、暗号化情報を使用して極めて安
全性を高くしたセキュリティシステムにより相互認証を
行うことにより、ICカード400内の情報を管理装置
11に記録される同様の情報より優先させ、迅速な遊技
進行を図るためである。
【0263】遊技者は玉貸金額(有価価値)の残金の範
囲内で、玉を借り、持ち玉数(遊技価値)に変換して遊
技を行う。その遊技の結果取得した球数は、持ち玉数に
加算され、カードに記録される。遊技機31においては
貯玉金額の範囲内でも玉貸しが行える。すなわち、景品
POS14において持ち玉数を所定の交換率で貯玉金額
に交換できる。ゲーム中、玉貸金額、貯玉金額はそれら
の範囲内で玉貸操作により自動減算される。また、持ち
玉数はゲーム中に自動増減算される。この場合、遊技店
1はカード会社2に対してカードによる玉貸金額の請求
行い(貯玉金額による玉貸しも含む)、一方、カード会
社2は遊技店1に対してカードを使用した玉貸金額の支
払いを行うことになる(例えば、1日1回の精算等)。
【0264】(D)遊技中断 遊技中に遊技機に配置されている中断スイッチを押す
と、遊技を一時的に中断状態にすることができる。例え
ば、食事、トイレ等にいく場合に遊技中断が行われる。
この場合、中断時間は30分であり、その時間内であれ
ば、当該遊技機31の占有状態が確保される。 (E)遊技終了 遊技を終了するときは、遊技機に配置されている終了ス
イッチを押す。これにより、遊技機台番号(遊技機アド
レス)および持ち玉情報をカードに新たに記録させると
ともに、管理装置11に各カード情報が送出されて格納
される。このとき、カードに付加されている情報は最終
ホール名、最終ホール番号、遊技機番号記録、球貸し金
額、持ち玉数等がある。例えば、カードの玉貸金額=7
000円、貯玉金額=0、持玉数=2110というよう
に記憶される。遊技を終了すると、他台への移動あるい
は精算を行う。 (F)移動 遊技を終了した後、他の台に移動するときは、ICカー
ド400を持っていれば、そのまま他台へ移動できる。
なお、他台へそのまま移動できるのは当店、当日限りで
あり、かつホールの営業に沿った状態(例えば、1回交
換でなく、移動可能な営業形態)の場合である。
【0265】(G)精算 精算を行う場合、遊技者はカードを景品POS14に挿
入し、所定の交換率に従って現金との交換、景品との交
換、所定の交換率に従って貯玉金額との交換を選択し、
所望の形態の交換を行う。例えば、カードの玉貸金額=
7000円、貯玉金額=0、持玉数=2110となって
いる場合、持ち玉数の全部を換金として希望し、景品交
換を行うと、その結果は玉貸金額=7000円、貯玉金
額=30円(交換率3円)、換金額=6300円(交換
率3円)、持玉数=0となる。このように全額を指定し
ても換金不可能分(100未満)は、貯玉金額としてカ
ードに記憶され、以降の換金時又は玉貸し時に利用でき
る。なお、換金する場合の交換率と、貯玉金額に変換す
る場合の交換率は同じ値であり、ここでは交換率が3円
/球1個となっている。
【0266】この景品POS14においても、上述した
のと同様に、相互認証および情報の転送を行うが、景品
POS14の場合は相互認証後、管理装置11にカード
内情報を送信して、管理装置11に記録されている同様
の当該カードの情報との比較を行い、不一致の場合には
景品交換は行わない点である。すなわち、景品交換は管
理装置11の支配下になる。これは、現金等の有価証券
を扱うので、複数のセキュリティシステムを取っている
のである(カードと端末装置間の相互認証、管理装置1
1においてのデータ照合)。照合結果が不一致の場合に
は、人的判断に委ねられる。この場合、不一致来歴ファ
イル(カード使用来歴ファイル)に遊技が行われる過程
で不具合が発生したカードの来歴が記録されているの
で、そのカード来歴を参照することによりカード情報を
判断できる基準があることになり、かつ遊技者とのトラ
ブルを人間(係員)を介して判断させることによりトラ
ブルを穏便に解決できることになる。なお、精算を終了
した遊技者は、再び遊技機31にいって、遊技を行うこ
ともできる。
【0267】この場合、遊技店1はカード会社2に対し
て貯玉金額の支払いを行うとともに、貯玉金額による換
金額の請求を行う。一方、カード会社2は遊技店1に対
して貯玉金額の請求を行うとともに、換金額を支払う
(例えば、1日1回の精算等)。なお、カード会社2は
カードへの付加金額、貯玉金額をプールしておいて、玉
貸し金額および貯玉金額による換金額の支払いを行う。 (H)他店 当店で精算を終了した遊技者は、持ち玉数=0となり、
全て玉貸金額あるいは貯玉金額という有価価値に変換さ
れるので、他店にいって遊技を行うことが可能になる。
持ち玉数は当店しか使用できないからである。
【0268】次に、ディスプレイ装置112の画面を使
用した景品交換の詳細な手順について説明する。景品P
OS14では最初に「受け付け画面」が表示され、この
とき遊技者がカードを景品POS14に挿入すると、カ
ード情報が読み出され、精算データがあると、管理装置
11のカードファイルとの比較を行い、不一致の場合に
は景品交換は行われず、カードが排出される。これによ
り、景品交換を管理装置11の支配下にして、現金等の
有価証券を扱う場合のセキュリティの向上が図られる。
精算データがない場合は、図92に示す「精算データ無
し画面」がディスプレイ装置112に表示され、「キャ
ンセル」を押すことによりカードが排出される。「精算
データ無し画面」では、持ち玉数=0コ、貯玉金額=0
円というデータが表示されるとともに、玉貸金額につい
ては「精算は行えません」というメッセージが表示され
て遊技者に知らせる。
【0269】精算データがあり、かつ管理装置11のカ
ードファイルとの比較結果が一致しているときは、図8
2に示す「機能選択画面」がディスプレイ装置112に
表示されて遊技者に選択を促す。「機能選択画面」で
は、精算可能金額情報として、例えば、持ち玉数=10
00コ、貯玉金額=2000円というデータが表示され
るとともに、玉貸金額については「精算は行えません」
というメッセージが表示され、さらに「換金」、「貯玉
金額」、「貯玉金額精算」、「キャンセル」という選択
スイッチが表示される。以下、「換金」、「貯玉金
額」、「貯玉金額精算」、「キャンセル」の各ケースを
選択した場合について、場合分けして説明する。
【0270】(A)換金を選択した場合 「機能選択画面」で「換金」のスイッチを押すと、図8
3の「換金選択時精算範囲選択画面」に切り替わる。
「換金選択時精算範囲選択画面」では、例えば、持ち玉
数=1000コ、貯玉金額=2000円というデータが
表示され、持ち玉数を全部換金した場合の換金額である
全額精算時=4000円という表示がされるとともに、
持ち玉換金に対して「全部」、「一部」、「キャンセ
ル」という選択スイッチが表示される。なお、「キャン
セル」を押すと、再び「機能選択画面」に切り替わる。
【0271】ここで、遊技者が「全部」の選択スイッチ
を押すと、図89の「精算結果画面」に切り替わる。
「精算結果画面」では、例えば、持ち玉数=0コ、貯玉
金額=2000円というデータが表示されるとともに、
全額精算時の換金額として換金額=4000円という表
示がされ、このとき持ち玉金額=0円と表示される。こ
れにより、遊技者は持ち玉数=1000コの全部を換金
して換金額=4000円を受け取ることになる。そし
て、遊技者が4000円の紙幣を受け取ると、カードが
排出される。また、精算のレシート401(例えば、図
93に示すようなもの。ただし、印刷内容は異なる)が
レシート払出口213から発行される。その後、再び
「受け付け画面」が表示される。
【0272】遊技者が「一部」の選択スイッチを押す
と、図86の「換金金額入力選択画面」に切り替わる。
「換金金額入力選択画面」では、例えば、持ち玉数=1
000コ、貯玉金額=2000円というデータが表示さ
れるとともに、持ち玉数を全部換金した場合の換金額で
ある全部精算時=4000円と表示される。また、メッ
セージとして持ち玉換金 一部 換金額入力という表示
がされ、遊技者に一部換金額の入力を促す。このとき、
遊技者はテンキーを操作して全額精算時=4000円以
内で、所望する一部の換金額を入力する。入力ミスした
ときはCキー(クリアキー)を押して修正ができる。そ
して、一部の換金額の入力が良ければ、OKキーを押
す。これにより、図89の「精算結果画面」に切り替わ
る。「精算結果画面」では、遊技者が所望した一部の換
金額が表示される。したがって、遊技者は所望した一部
の換金額の紙幣を受け取るとることになる。そして、遊
技者が換金紙幣を受け取ると、カードが排出されるとと
もに、精算のレシートがレシート払出口213から発行
される。その後、再び「受け付け画面」が表示される。
【0273】(B)貯玉金額を選択した場合 「機能選択画面」で「貯玉金額」のスイッチを押すと、
図84の「貯玉金額選択時精算範囲選択画面」に切り替
わる。「貯玉金額選択時精算範囲選択画面」では、例え
ば、持ち玉数=1000コ、貯玉金額=2000円とい
うデータが表示された場合に、全額精算時の貯玉金額と
して全額精算時=4000円という表示がされるととも
に、持ち玉を貯玉金額にする操作に対応して「全部」、
「一部」、「キャンセル」という選択スイッチが表示さ
れる。なお、「キャンセル」を押すと、再び「機能選択
画面」に切り替わる。
【0274】ここで、遊技者が「全部」の選択スイッチ
を押すと、図91の「貯玉金額選択画面」に切り替わ
る。「貯玉金額選択画面」では、例えば持ち玉数=0
コ、貯玉金額=2000円というデータが表示されると
ともに、全額精算時の貯玉金額として4000円という
表示がされる。次いで、遊技者が「貯玉金額」の選択ス
イッチを押すと、図89の「精算結果画面」に切り替わ
る。「精算結果画面」では、例えば、持ち玉数=0コ、
貯玉金額=2000円というデータが表示されるととも
に、全額精算時の貯玉金額として貯玉金額=4000円
という表示がされ、このとき持ち玉金額=0円と表示さ
れる。これにより、遊技者は持ち玉数=1000コの全
部を貯玉金額としてカードに保有することができる。こ
のとき、貯玉金額は6000円となる。次いで、カード
が排出されるとともに、精算のレシートがレシート払出
口213から発行される。遊技者がカードを受け取る
と、その後、再び「受け付け画面」が表示される。
【0275】遊技者が「一部」の選択スイッチを押す
と、図87の「貯玉金額金額入力選択画面」に切り替わ
る。「貯玉金額金額入力選択画面」では、例えば、持ち
玉数=1000コ、貯玉金額=2000円というデータ
が表示されるとともに、持ち玉を全額貯玉金額にした場
合の合計のデータとして全額精算時=4000円と表示
される。また、メッセージとして持ち玉→貯玉金額 一
部 換金額入力という表示がされ、遊技者に所望する貯
玉金額の一部の入力を促す。
【0276】このとき、遊技者はテンキーを操作して全
額精算時=4000円以内で、所望する一部の貯玉金額
を入力する。入力ミスしたときはCキー(クリアキー)
を押して修正ができる。そして、一部の貯玉金額の入力
が良ければ、OKキーを押す。これにより、図91の
「貯玉金額選択画面」に切り替わる。「貯玉金額選択画
面」では、遊技者が所望した一部の貯玉金額が表示され
る。この画面を見て、遊技者が「貯玉金額」の選択スイ
ッチを押すと、図89の「精算結果画面」に切り替わ
る。「精算結果画面」では、遊技者が所望した一部の貯
玉金額がのデータが表示される。これにより、遊技者は
持ち玉数=1000コの範囲内で一部を貯玉金額として
カードに保有することができる。次いで、カードが排出
されるとともに、精算のレシートがレシート払出口21
3から発行される。遊技者がカードを受け取ると、その
後、再び「受け付け画面」が表示される。
【0277】(C)貯玉金額精算を選択した場合 「機能選択画面」で「貯玉金額精算」のスイッチを押す
と、図85の「貯玉金額精算選択時精算範囲選択画面」
に切り替わる。「貯玉金額精算選択時精算範囲選択画
面」では、例えば、持ち玉数=1000コ、貯玉金額=
2000円というデータが表示された場合に、貯玉金額
を全額精算(貯玉金額を全て換金したとき)したとき全
額精算時=2000円という表示がされるとともに、貯
玉金額を精算する操作に対応して「全部」、「一部」、
「キャンセル」という選択スイッチが表示される。な
お、「キャンセル」を押すと、再び「機能選択画面」に
切り替わる。
【0278】ここで、遊技者が「全部」の選択スイッチ
を押すと、図90の「換金選択画面」に切り替わる。
「換金選択画面」では、精算後のデータとして、例えば
持ち玉数=1000コ、貯玉金額=0円というデータが
表示されるとともに、全額精算時の金額として2000
円という表示がされる。次いで、遊技者が「貯玉金額精
算」の選択スイッチを押すと、図89の「精算結果画
面」に切り替わる。「精算結果画面」では、図89その
ものの内容とは異なるが、精算後のデータとして、例え
ば持ち玉数=1000コ、貯玉金額=0円というデータ
が表示されるとともに、換金額として2000円という
表示がされる。これにより、遊技者は貯玉金額=200
0円の全部を受け取ることになる。そして、遊技者が2
000円の紙幣を受け取ると、カードが排出される。ま
た、図93に示すような内容の精算のレシートがレシー
ト払出口213から発行される。その後、再び「受け付
け画面」が表示される。
【0279】遊技者が「一部」の選択スイッチを押す
と、図88の「貯玉金額精算金額入力選択画面」に切り
替わる。「貯玉金額精算金額入力選択画面」では、例え
ば、持ち玉数=1000コ、貯玉金額=2000円とい
うデータが表示されるとともに、貯玉金額を全額精算し
た場合のデータとして全額精算時=2000円と表示さ
れる。また、メッセージとして貯玉金額精算 一部 換
金額入力という表示がされ、遊技者に所望する貯玉金額
精算の一部の入力を促す。このとき、遊技者はテンキー
を操作して貯玉金額の全額精算=2000円以内で、所
望する一部の貯玉金額精算額を入力する。入力ミスした
ときはCキー(クリアキー)を押して修正ができる。そ
して、一部の貯玉金額精算額の入力が良ければ、OKキ
ーを押す。これにより、図90の「換金選択画面」に切
り替わる。
【0280】「換金選択画面」では、遊技者が所望した
一部の貯玉金額精算額が表示される。この画面を見て、
遊技者が「貯玉金額精算」の選択スイッチを押すと、図
89の「精算結果画面」に切り替わる。「精算結果画
面」では、遊技者が所望した一部の貯玉金額精算額のデ
ータが表示される。これにより、遊技者は貯玉金額の一
部の精算額(例えば、1000円)を受け取ることにな
る。そして、遊技者が貯玉金額の一部の精算額(例え
ば、1000円)の紙幣を受け取ると、カードが排出さ
れる。また、精算のレシートがレシート払出口213か
ら発行される。その後、再び「受け付け画面」が表示さ
れる。
【0281】このように本実施例では、ICカード40
0が景品POS14に挿入されると、両者間で相互認証
を行い、その後、管理装置11にカード内情報を送信し
て、管理装置11に記録されている当該カードファイル
の情報との比較を行い、一致の場合には管理装置11か
ら景品交換許可が出されてディスプレイ装置112の画
面に表された操作手順に従って遊技者が必要な入力操作
を行うことにより、自動的に景品交換処理が行われる。
したがって、以下の効果を得ることができる。 (1)ICカード400の真偽をチェックすること、管
理装置11に当該カードの情報をチェックしてもらい景
品交換の許可を確認すること、管理装置11の支配下で
景品交換を行うこと、画面入力で遊技者が自ら操作して
景品交換を行うこという各処理を行っているので、景品
交換処理を効率良く、かつ操作が容易で、安全性を確保
しながら自動的に行うことができる。すなわち、遊技者
の操作により安全に景品交換させることが可能になる。
【0282】(2)また、画面入力での操作にはガイダ
ンス機能(画面および音声による報知)があるので、大
衆の娯楽であり、幅広いファンによって支えられ繁栄し
てきているパチンコ遊技の景品交換を幅広い年代の人に
対して容易なものにすることができる。特に、お年寄り
や機械操作を苦手としている人にとっても、ICカード
400による景品交換の手順を極めて分かりやすくする
ことができ、これらの人達であっても、景品交換を容易
に行うことができる。 (3)ICカード400を使用した景品交換の操作自体
を試行錯誤することがなくなり、今までのファンが遊技
店を敬遠してしまうおそれをなくすることができる。 (4)景品交換を自動的に行うことができるから、遊技
店としては人件費の削減を図ることができる。 (5)ICカード400と景品POS14間で相互認証
を行うことにより、より一層、景品交換処理の安全性を
高めることができる。
【0283】(6)読み込んだカード情報のチェック
(例えば、持ち玉数、貯玉金額の有無、有効期限等)を
行い、チェックの結果、偽の場合にはカード返却の促進
報知をし、景品交換を不許可にすることにより、景品交
換処理を自動化した場合の安全性の強化を図りつつ、遊
技者の操作性を向上(例えば、カード返却の促進報知が
あるので、次の操作がわかりやすい)させることができ
る。 (7)管理装置11に景品交換情報(すなわち、景品交
換の際に変換された価値情報(持ち玉数等))を送信す
ることにより、景品交換の自動化に際して詳細な情報管
理を行うことができる。
【0284】(8)景品POS14と管理装置11との
間の情報の伝送をATMを介して行うことにより、景品
交換の際に必要な情報伝送を高速に行うことができると
ともに、情報を大量に伝送することができる。例えば、
景品POS14における景品交換処理は管理装置11の
支配下にあり、情報伝送の通信に多くの時間を費やす
と、遊技者へのサービスが低下するおそれがあるが、本
実施例ではATMを利用しているので、多くの情報を極
めて高速に伝送することができる。特に、画像情報を扱
うような場合には、有意義である。 (9)遊技実行情報(例えば、持ち玉数、貯玉金額)を
現金に換金する手段、遊技実行情報のうちの持ち玉数を
貯玉金額に変換する手段を備えることにより、遊技者に
対して景品交換のバリエーションを充実させて、サービ
スの向上を図ることができる。 (10)持ち玉数を換金する場合の換金率、持ち玉数を
貯玉金額へ変換する場合の変換率を管理装置11によっ
て設定可能であるので、景品交換の自動化に関する管理
効率を高めることができるとともに、遊技者に対してき
め細かいサービスを提供することができる。
【0285】(11)遊技実行情報を現金へ換金あるい
は貯玉金額へ変換の何れかを選択した場合、現金への換
金量の選択が可能な手段、貯玉金額への変換量の選択が
可能な手段を備えることにより、自動化、操作性の補助
的機能を充実させてることができ、遊技者にとって詳細
な景品交換量の入力が可能になり、景品交換のサービス
の向上を図ることができる。 (12)遊技実行情報(例えば、持ち玉数、貯玉金額)
を現金に全部変換する手段、遊技実行情報のうちの持ち
玉数を貯玉金額に全部変換する手段を備えることによ
り、景品交換時の操作手順の簡略化を図ることができ
る。 (13)景品POS14において本日収支情報を演算し
てICカード400に書き込むことにより、遊技者に対
するサービスを向上させることができる。
【0286】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。第2実施例は持ち玉数あるいは貯玉金額を現金に換
金時に、持ち玉数および貯玉金額を全部現金に換金する
ことを可能にした例である。本実施例では、Xイベント
処理における精算範囲選択画面表示処理のサブルーチン
の内容が前記第1実施例と異なり、これに関連して景品
交換処理における画面構成が一部異なっている。以下、
異なる部分について説明する。 A.精算範囲選択画面表示処理 図97はXイベント処理における精算範囲選択画面表示
処理のサブルーチンを示すフローチャートである。この
サブルーチンは、換金選択時精算範囲選択画面(図83
参照)、貯玉金額選択時精算範囲選択画面(図84参
照)、貯玉金額精算選択時精算範囲選択画面(図85参
照)の各選択範囲選択画面が表示されているときの入力
操作に対応した処理を行うものである。このサブルーチ
ンでは、以下の各ステップで所定の判別を行い、YES
のときは対応する選択処理を行い、NOのときは次のス
テップに進んで判別を行い、どのステップでもNOのと
きはリターンする。
【0287】ステップS3000では上記の各精算範囲
選択画面が表示されているとき、精算範囲として統合選
択のスイッチ(画面上に表示される表示スイッチ)の入
力があるか否かを判別し、統合選択の入力があればステ
ップS3002に進んで統合選択処理(詳細はサブルー
チンで後述)を行い、リターンする。これにより、精算
可能なデータ(持ち玉数および貯玉金額)を統合して換
金を行う場合の処理が行われる。ステップS3004で
は上記の各精算範囲選択画面が表示されているとき、精
算範囲として全部(画面上に表示される表示スイッチ)
の入力があるか否かを判別し、全部の入力があればステ
ップS3006に進んで全部選択処理(詳細は第1実施
例のサブルーチンと同様)を行い、リターンする。これ
により、換金、貯玉金額あるいは貯玉金額精算で精算可
能な全部を選択した場合の処理が行われる。
【0288】ステップS3008では上記の各精算範囲
選択画面が表示されているとき、精算範囲として一部
(画面上に表示される表示スイッチ)の入力があるか否
かを判別し、一部の入力があればステップS3010に
進んで一部選択処理(詳細は第1実施例のサブルーチン
と同様)を行い、リターンする。これにより、換金、貯
玉金額あるいは貯玉金額精算で精算可能な一部を選択し
た場合の処理が行われる。ステップS3012では上記
の各精算範囲選択画面が表示されているとき、精算のキ
ャンセル(画面上に表示される表示スイッチ)の入力が
あるか否かを判別し、キャンセルの入力があればステッ
プS3014に進んで精算キャンセル選択処理(詳細は
第1実施例のサブルーチンと同様)を行い、リターンす
る。これにより、換金、貯玉金額あるいは貯玉金額精算
で精算のキャンセルを選択した場合の処理が行われる。
【0289】A−1.統合選択処理 図98は精算範囲選択画面表示処理における統合選択処
理のサブルーチンを示すフローチャートである。このサ
ブルーチンでは、まずステップS3020で持ち玉・貯
玉金額換金コメントを表示する。これは、精算結果画面
に「持ち玉・貯玉金額換金」という文字のコメントを表
示するものである。次いで、ステップS3022で精算
額計算処理を行う。これは、精算可能金額から換金する
場合に必要な計算をするものである。次いで、ステップ
S3024でカードデータ書込処理(詳細は第1実施例
のサブルーチンと同様)を行う。これは、先の精算額計
算で求めたデータによりカード内容を更新するものであ
る。
【0290】次いで、ステップS3026でカードデー
タ表示設定処理を行う。これは、精算結果画面に表示す
るためのカードデータを設定するものである。例えば、
「精算可能金額情報」(すなわち、持ち玉数、貯玉金
額)、「玉貸金額」等を表示するものである。次いで、
ステップS3028で精算データ表示設定処理を行う。
これは、精算結果画面に表示するための精算データを設
定するものである。例えば、精算した場合の換金額等を
表示するものである。次いで、ステップS3030で精
算結果表示画面をポップアップする。これにより、ディ
スプレイ装置112に精算結果画面が表示されて遊技者
に報知される。次いで、ステップS3032で払出処理
(詳細は第1実施例のサブルーチンと同様)を行い、リ
ターンする。これは、換金の紙幣を払い出す等を行うも
のである。
【0291】次に、ディスプレイ装置112の画面を使
用した景品交換の詳細な手順について、第2実施例に関
連する部分を説明する。「機能選択画面」で「換金」の
スイッチを押すと、図99の「換金選択時精算範囲選択
画面」に切り替わる。「換金選択時精算範囲選択画面」
では、例えば持ち玉数=1000コ、貯玉金額=200
0円というデータが表示された場合に、持ち玉数の全額
精算時の換金額として全額精算時=4000円という表
示がされるとともに、持ち玉換金および貯玉金額の換金
に対して「統合」、「全部」、「一部」、「キャンセ
ル」という選択スイッチが表示される。なお、「キャン
セル」を押すと、再び「機能選択画面」に切り替わる。
「統合」という選択スイッチが表示される部分が第2実
施例の特長である。「統合」とは、持ち玉数および貯玉
金額の両方を全て換金する場合の処理である。
【0292】ここで、遊技者が「統合」の選択スイッチ
を押すと、図100の「精算結果画面」に切り替わる。
「精算結果画面」では、持ち玉数および貯玉金額の両方
を全て換金することから、例えば持ち玉数および貯玉金
額の両方を全て換金精算した時の精算額として全額精算
時=6000円という表示がされるとともに、換金後の
残高として持ち玉数=0コ、貯玉金額=0円というデー
タが表示される。これは、持ち玉数=1000コを4円
の換金レートで換金して4000円とし、貯玉金額の2
000円と合計した換金額が6000円となるからであ
る。したがって、「精算結果画面」では、さらに持ち玉
金額=0円、換金額=6000円として表示される。こ
れにより、遊技者は持ち玉数および貯玉金額の両方を全
て統合して換金し、換金額=6000円を受け取ること
になる。そして、遊技者が6000円の紙幣を受け取る
と、カードが排出される。また、精算のレシート(例え
ば、図93に示すようなもの。ただし、印刷内容は異な
る)がレシート発行口213から発行される。その後、
再び「受け付け画面」が表示される。このように第2実
施例においては、「統合」という選択スイッチが設けら
れることにより、遊技者が持ち玉数および貯玉金額の両
方を全て換金する場合の操作をワンタッチで行うことが
でき、景品交換処理をより一層容易にすることができ
る。
【0293】本発明の実施の形態は、上記のような実施
の形態に限らず、以下に述べるような各種の変形実施が
可能である。 (a)パチスロ遊技機への適用が可能である。 (b)本発明はパチンコ遊技機でなく、例えば映像式ゲ
ーム機のようにものにも適用できる。すなわち、カード
を使用してゲームを行うものであれば、他のタイプのゲ
ーム機にも適用することができる。
【0294】
【発明の効果】本発明によれば、遊技情報媒体(例え
ば、ICカード)の認証を行い、遊技情報媒体に記憶さ
れている情報を管理装置に送信し、所定価値との交換の
許可が出た場合に、所定の価値と交換し、遊技情報媒体
情報を更新して自動的に景品交換処理を行っているの
で、以下の効果を得ることができる。 (1)遊技情報媒体(例えば、ICカード)の真偽をチ
ェックすること、管理装置に当該遊技情報媒体情報をチ
ェックしてもらい景品交換の許可を確認すること、管理
装置の支配下で景品交換を行うこと、画面入力で遊技者
が自ら操作して景品交換を行うこという各処理を行って
いるので、景品交換処理を効率良く、かつ操作が容易
で、安全性を確保しながら自動的に行うことができる。
すなわち、遊技者の操作により安全に景品交換させるこ
とが可能になる。
【0295】(2)また、景品交換装置における画面入
力での操作にはガイダンス機能(例えば、画面および音
声による報知)があるので、大衆の娯楽であり、幅広い
ファンによって支えられ繁栄してきているパチンコ遊技
の景品交換を幅広い年代の人に対して容易なものにする
ことができる。特に、お年寄りや機械操作を苦手として
いる人にとっても、遊技情報媒体を使用した景品交換の
手順を極めて分かりやすくすることができ、これらの人
達であっても、景品交換を容易に行うことができる。 (3)遊技情報媒体を使用した景品交換の操作自体を試
行錯誤することがなくなり、今までのファンが遊技店を
敬遠してしまうおそれをなくすることができる。 (4)景品交換を自動的に行うことができるから、遊技
店としては人件費の削減を図ることができる。 (5)遊技情報媒体と景品交換装置の間で相互認証を行
うことにより、より一層、景品交換処理の安全性を高め
ることができる。
【0296】(6)読み込んだ遊技情報媒体情報のチェ
ック(例えば、持ち玉数、貯玉金額の有無、有効期限
等)を行い、チェックの結果、偽の場合には遊技情報媒
体を返却するための促進報知を行い、景品交換を不許可
にすることにより、景品交換処理を自動化した場合の安
全性の強化を図りつつ、遊技者の操作性を向上(例え
ば、遊技情報媒体の返却の促進報知があるので、次の操
作がわかりやすい)させることができる。 (7)管理装置に景品交換情報(すなわち、景品交換の
際に変換された価値情報(持ち玉数等))を送信するこ
とにより、景品交換の自動化に際して詳細な情報管理を
行うことができる。
【0297】(8)景品交換装置と管理装置との間の情
報の伝送をATMを介して行うことにより、景品交換の
際に必要な情報伝送を高速に行うことができるととも
に、情報を大量に伝送することができる。例えば、景品
交換装置における景品交換処理は管理装置の支配下にあ
り、情報伝送の通信に多くの時間を費やすと、遊技者へ
のサービスが低下するおそれがあるが、本発明ではAT
Mを利用しているので、多くの情報を極めて高速に伝送
することができる。特に、画像情報を扱うような場合に
は、有意義である。 (9)遊技実行情報(例えば、持ち玉数、貯玉金額)を
現金に換金する手段、遊技実行情報のうちの持ち玉数を
貯玉金額に変換する手段を備えることにより、遊技者に
対して景品交換のバリエーションを充実させて、サービ
スの向上を図ることができる。 (10)持ち玉数を換金する場合の換金率、持ち玉数を
貯玉金額へ変換する場合の変換率を管理装置によって設
定可能であるので、景品交換の自動化に関する管理効率
を高めることができるとともに、遊技者に対してきめ細
かいサービスを提供することができる。
【0298】(11)遊技実行情報を現金へ換金あるい
は貯玉金額へ変換の何れかを選択した場合、現金への換
金量の選択が可能な手段、貯玉金額への変換量の選択が
可能な手段を備えることにより、自動化、操作性の補助
的機能を充実させてることができ、遊技者にとって詳細
な景品交換量の入力が可能になり、景品交換のサービス
の向上を図ることができる。 (12)遊技実行情報(例えば、持ち玉数、貯玉金額)
を現金に全部変換する手段、遊技実行情報のうちの持ち
玉数を貯玉金額に全部変換する手段を備えることによ
り、景品交換時の操作手順の簡略化を図ることができ
る。 (13)景品交換装置において本日収支情報を演算して
遊技情報媒体に書き込むことにより、遊技者に対するサ
ービスを向上させることができる。 (14)景品交換装置に「統合」という選択スイッチを
設けることより、遊技者が遊技実行情報のうちの持ち玉
数および貯玉金額の両方を全て換金する場合の操作をワ
ンタッチで行うことができ、景品交換処理をより一層容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る景品交換装置を使用した遊技場設
備の第1実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】同実施例の遊技場設備の管理系統を示す図であ
る。
【図3】同実施例の端末装置の通信系統を示す図であ
る。
【図4】同実施例の景品POSのブロック図である。
【図5】同実施例の景品POSのブロック図である。
【図6】同実施例の景品POSのブロック図である。
【図7】同実施例のネットワークボードのブロック図で
ある。
【図8】同実施例の景品POSの正面図である。
【図9】同実施例の景品POSの要部拡大図である。
【図10】同実施例の景品POSの裏面側のドアを開い
た状態を示す図である。
【図11】同実施例の景品POSの制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図12】同実施例の景品POSのマスタプロセスを示
すフローチャートである。
【図13】同実施例の景品POSのメインプロセスを示
すフローチャートである。
【図14】同実施例の景品POSの稼働データプロセス
を示すフローチャートである。
【図15】同実施例の景品POSの通信プロセスを示す
フローチャートである。
【図16】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図17】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図18】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図19】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図20】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図21】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図22】同実施例の景品POSのパケット受信処理を
示すフローチャートである。
【図23】同実施例の景品POSの精算処理を示すフロ
ーチャートである。
【図24】同実施例の景品POSのインターフェースボ
ードコマンド処理を示すフローチャートである。
【図25】同実施例の景品POSのイベント処理を示す
フローチャートである。
【図26】同実施例の景品POSのカード挿入処理を示
すフローチャートである。
【図27】同実施例の景品POSのカード照合要求処理
を示すフローチャートである。
【図28】同実施例の景品POSのカード認証処理を示
すフローチャートである。
【図29】同実施例の景品POSの読込処理を示すフロ
ーチャートである。
【図30】同実施例の景品POSのカード内容チェック
処理を示すフローチャートである。
【図31】同実施例の景品POSのタッチパネル処理を
示すフローチャートである。
【図32】同実施例の景品POSの紙幣装置紙幣取出処
理を示すフローチャートである。
【図33】同実施例の景品POSのXイベント処理を示
すフローチャートである。
【図34】同実施例の景品POSの機能選択画面表示処
理を示すフローチャートである。
【図35】同実施例の景品POSの機能換金選択処理を
示すフローチャートである。
【図36】同実施例の景品POSの機能貯玉金額選択処
理を示すフローチャートである。
【図37】同実施例の景品POSの機能貯玉金額精算選
択処理を示すフローチャートである。
【図38】同実施例の景品POSの機能キャンセル選択
処理を示すフローチャートである。
【図39】同実施例の景品POSの金額入力選択画面表
示処理を示すフローチャートである。
【図40】同実施例の景品POSのOK選択処理を示す
フローチャートである。
【図41】同実施例の景品POSのOK選択処理を示す
フローチャートである。
【図42】同実施例の景品POSのOK選択処理を示す
フローチャートである。
【図43】同実施例の景品POSのC選択処理を示すフ
ローチャートである。
【図44】同実施例の景品POSの換金選択画面表示処
理を示すフローチャートである。
【図45】同実施例の景品POSの換金選択処理を示す
フローチャートである。
【図46】同実施例の景品POSの換金キャンセル選択
処理を示すフローチャートである。
【図47】同実施例の景品POSの貯玉金額選択画面表
示処理を示すフローチャートである。
【図48】同実施例の景品POSの貯玉金額選択処理を
示すフローチャートである。
【図49】同実施例の景品POSの貯玉金額処理を示す
フローチャートである。
【図50】同実施例の景品POSの貯玉キャンセル選択
処理を示すフローチャートである。
【図51】同実施例の景品POSの精算データ無し画面
表示処理を示すフローチャートである。
【図52】同実施例の景品POSの精算範囲選択画面表
示処理を示すフローチャートである。
【図53】同実施例の景品POSの全部選択処理を示す
フローチャートである。
【図54】同実施例の景品POSの一部選択処理を示す
フローチャートである。
【図55】同実施例の景品POSの精算キャンセル選択
処理を示すフローチャートである。
【図56】同実施例の景品POSのカードデータ書込処
理を示すフローチャートである。
【図57】同実施例の景品POSの払出処理を示すフロ
ーチャートである。
【図58】同実施例の景品POSの250msタイマ割
込処理を示すフローチャートである。
【図59】同実施例のインターフェースボードのメイン
処理を示すフローチャートである。
【図60】同実施例のインターフェースボードの受信エ
リア読込処理を示すフローチャートである。
【図61】同実施例のインターフェースボードの受信コ
マンド解析処理を示すフローチャートである。
【図62】同実施例のインターフェースボードの受信コ
マンド解析処理を示すフローチャートである。
【図63】同実施例のインターフェースボードのID要
求処理を示すフローチャートである。
【図64】同実施例のインターフェースボードのカード
排出処理を示すフローチャートである。
【図65】同実施例のインターフェースボードのカード
データリード処理を示すフローチャートである。
【図66】同実施例のインターフェースボードのカード
データライト処理を示すフローチャートである。
【図67】同実施例のインターフェースボードの硬貨払
出処理を示すフローチャートである。
【図68】同実施例のインターフェースボードの紙幣払
出処理を示すフローチャートである。
【図69】同実施例のインターフェースボードのイベン
ト処理を示すフローチャートである。
【図70】同実施例のインターフェースボードのステー
タスチェック処理を示すフローチャートである。
【図71】同実施例のインターフェースボードのコマン
ド送信処理を示すフローチャートである。
【図72】同実施例のインターフェースボードの紙幣装
置割込処理を示すフローチャートである。
【図73】同実施例のインターフェースボードのタッチ
入力割込処理を示すフローチャートである。
【図74】同実施例のインターフェースボードの小型入
力装置受信処理を示すフローチャートである。
【図75】同実施例のインターフェースボードの小型入
力装置受信処理を示すフローチャートである。
【図76】同実施例のインターフェースボードの1秒割
込処理を示すフローチャートである。
【図77】同実施例のインターフェースボードのパラレ
ルインターフェースチェック処理を示すフローチャート
である。
【図78】同実施例のインターフェースボードのL受信
割込処理を示すフローチャートである。
【図79】同実施例のインターフェースボードのL受信
割込処理を示すフローチャートである。
【図80】同実施例のインターフェースボードのL受信
割込処理を示すフローチャートである。
【図81】同実施例の景品交換処理を説明する図であ
る。
【図82】同実施例の機能選択画面を示す図である。
【図83】同実施例の換金選択時精算範囲選択画面を示
す図である。
【図84】同実施例の貯玉金額選択時精算範囲選択画面
を示す図である。
【図85】同実施例の貯玉金額精算選択時精算範囲選択
画面を示す図である。
【図86】同実施例の換金金額入力選択画面を示す図で
ある。
【図87】同実施例の貯玉金額金額入力選択画面を示す
図である。
【図88】同実施例の貯玉金額精算金額入力選択画面を
示す図である。
【図89】同実施例の精算結果画面を示す図である。
【図90】同実施例の換金選択画面を示す図である。
【図91】同実施例の貯玉金額選択画面を示す図であ
る。
【図92】同実施例の精算データ無し画面を示す図であ
る。
【図93】同実施例の精算レシートの一例を示す図であ
る。
【図94】同実施例の音声データの一例を示す図であ
る。
【図95】相互認証処理の一例を説明する図である。
【図96】相互認証処理の一例を説明する図である。
【図97】本発明の第2実施例の精算範囲選択画面表示
処理を示すフローチャートである。
【図98】第2実施例の統合選択処理を示すフローチャ
ートである。
【図99】第2実施例の換金選択時精算範囲選択画面を
示す図である。
【図100】第2実施例の精算結果画面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 遊技店 11 カード管理装置(管理装置) 14 景品POS(景品交換装置) 15 ATM交換機 16 島ユニット(遊技機取付設備) 31、31a〜31n 遊技機(封入球式遊技機) 101 ワークステーション 109 オーディオアンプ 110 スピーカ 112 ディスプレイ装置(CRT) 175 タッチモジュール 188 タッチモジュール回路 191 カードリーダライタ 192 カードリーダライタ制御装置 200 インターフェースボード 400 ICカード(遊技情報媒体)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技情報媒体に記憶されている遊技情報
    と所定の価値とを交換する景品交換装置であって、 前記景品交換装置は、 遊技情報媒体に記憶されている情報を管理する管理装置
    と所定の通信媒体を介して結合するとともに、 遊技情報媒体を受け入れて、遊技情報媒体の情報を読み
    出す情報読出手段と、 遊技情報媒体の認証を行う遊技情報媒体認証判定手段
    と、 遊技情報媒体認証判定手段により前記遊技情報媒体が真
    と判定された場合に、遊技情報媒体から読み出した情報
    を記憶する遊技情報媒体情報記憶手段と、 遊技情報媒体情報記憶手段に記憶されている情報を前記
    管理装置に送信し、遊技情報媒体に記憶されている情報
    に基づく所定価値との交換の許可を管理装置に確認する
    価値交換確認手段と、 価値交換確認手段により所定価値との交換の許可が確認
    された場合に、遊技者に対して前記遊技情報媒体に記憶
    された情報に基づく所定の価値との交換を行うととも
    に、遊技情報媒体情報を更新し、遊技情報媒体を返却す
    る価値交換手段と、 価値交換手段による所定価値への交換過程において操作
    手順を報知する操作報知手段と、 遊技情報媒体に記憶された情報を所定の価値と交換する
    際の入力操作情報を入力する入力手段と、を備えたこと
    を特徴とする景品交換装置。
  2. 【請求項2】 装置本体への遊技情報媒体の装着によ
    り、遊技情報媒体に記憶されている遊技情報と所定の価
    値とを交換する景品交換装置であって、 前記遊技情報媒体は、装着される装置本体から受け取っ
    た情報に基づいて当該装置本体が正当なものであるか否
    かの第1の認証を行う第1認証手段を有し、 前記景品交換装置は、 遊技情報媒体に記憶されている情報を管理する管理装置
    と所定の通信媒体を介して結合するとともに、 遊技情報媒体を受け入れて、遊技情報媒体の情報を読み
    出す情報読出手段と、 前記装置本体が遊技情報媒体から受け取った情報に基づ
    いて当該遊技情報媒体が正当なものであるか否かの第2
    の認証を行う第2認証手段と、 前記第1の認証および第2の認証による相互認証を経た
    上で、遊技情報媒体から読み出した情報を記憶する遊技
    情報媒体情報記憶手段と、 遊技情報媒体情報記憶手段に記憶されている情報を前記
    管理装置に送信し、遊技情報媒体に記憶されている情報
    に基づく所定価値との交換の許可を管理装置に確認する
    価値交換確認手段と、 価値交換確認手段により所定価値との交換の許可が確認
    された場合に、遊技者に対して前記遊技情報媒体に記憶
    された情報に基づく所定の価値との交換を行うととも
    に、遊技情報媒体情報を更新し、遊技情報媒体を返却す
    る価値交換手段と、 価値交換手段による所定価値への交換過程において操作
    手順を報知する操作報知手段と、 遊技情報媒体に記憶された情報を所定の価値と交換する
    際の入力操作情報を入力する入力手段と、を備えたこと
    を特徴とする景品交換装置。
  3. 【請求項3】 前記遊技情報媒体情報記憶手段は、 遊技情報媒体から読み出した情報が景品交換可能なもの
    であるか否かの確認を行う簡易確認手段と、 簡易確認手段による確認結果から景品交換が不可能な場
    合に、装着された遊技情報媒体の返却を促進報知すると
    ともに、前記価値交換手段の処理を不許可にする返却促
    進手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の景品交換装置。
  4. 【請求項4】 前記簡易確認手段により確認される情報
    は、 持ち玉数情報又は持ち玉数情報より所定の換金率で変換
    した情報としての遊技実行情報および遊技情報媒体の有
    効期限情報を含むことを特徴とする請求項3記載の景品
    交換装置。
  5. 【請求項5】 前記価値交換手段は、 交換された価値情報を管理装置に送信する交換完了情報
    送信手段を有していることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載の景品交換装置。
  6. 【請求項6】 前記景品交換装置は、 前記管理装置との情報の伝送をATMを使用して行うこ
    とを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の景品交
    換装置。
  7. 【請求項7】 前記価値交換手段は、 遊技情報媒体情報のうちの前記遊技実行情報を、所定の
    変換率に基づいて有価価値に変換し、遊技者に払い出す
    有価価値変換手段と、 前記遊技実行情報を、所定の変換率に基づいて貯蓄可能
    な貯蓄遊技実行情報に変換し、遊技情報媒体情報を更新
    する遊技実行情報変換手段と、を備えていることを特徴
    とする請求項1乃至6の何れかに記載の景品交換装置。
  8. 【請求項8】 前記有価価値変換手段および遊技実行情
    報変換手段における変換率を、前記管理装置により設定
    可能であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに
    記載の景品交換装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、 前記有価価値変換手段、遊技実行情報変換手段を選択す
    る選択手段を有し、 前記有価価値変換手段は、変換する遊技実行情報の量を
    選択する第1変換量選択手段を備え、 前記遊技実行情報変換手段は、変換する遊技実行情報の
    量を選択する第2変換量選択手段を備えていることを特
    徴とする請求項7又は8記載の景品交換装置。
  10. 【請求項10】 前記有価価値変換手段は、 遊技実行情報の変換可能最大量の一括変換を行う第1一
    括変換手段を備え、 前記遊技実行情報変換手段は、 遊技実行情報の変換可能最大量の一括変換を行う第2一
    括変換手段を備えていることを特徴とする請求項7乃至
    9の何れかに記載の景品交換装置。
  11. 【請求項11】 前記価値交換手段は、 遊技情報媒体情報のうちの遊技実行消費情報と、前記有
    価価値変換手段により変換された価値量とを比較演算
    し、遊技実行消費情報を更新する本日収支演算手段を備
    えていることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに
    記載の景品交換装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021029542A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 ダイコク電機株式会社 景品払出システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021029542A (ja) * 2019-08-22 2021-03-01 ダイコク電機株式会社 景品払出システム

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