JP4753280B2 - 遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システム - Google Patents

遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システム Download PDF

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Description

本発明は、パチンコ、スロットマシンなどの遊技台が設置された遊技場において、遊技台に1対1に対応付けて設置されてパチンコ玉などの遊技媒体を各種カード(記録媒体)や現金(貨幣)の投入によって貸し出す遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システムに係わり、詳しくは、遊技媒体の貸出玉数を容易に変更できるようにした遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システムに関する。
従来、パチンコ玉やメダル等の遊技媒体を遊技台に投入して遊技を行うパチンコ台やスロットマシンなどの遊技台が知られている。遊技客がパチンコ台を用いてパチンコ遊技を行う際には、予めパチンコ台の台間に配設された貸出機からパチンコ玉を借り受ける必要がある。
パチンコ玉を貸し出す従来の貸出技術には、貸出機に投入した硬貨または紙幣に相当するパチンコ玉を貸し出す技術、プリペイドカード、貯玉カードまたは会員カードを貸出機に挿入し、遊技客が玉貸ボタンを押下する度に、例えば、500円分のパチンコ玉を貸し出す技術などがある。
前者の現金による貸し出し方式では、例えば、現金玉貸機の場合、遊技客が現金を台間に配設された貸出機に投入すると、投入された現金に相当するパチンコ玉が、貸出機の貸玉供給桶から併設される遊技台の上皿へと搬送されてパチンコ玉が貸し出される。
現金玉貸機は、パチンコ玉の投出を貸出機自身の玉投出機構で行っており、1個単位に投出できる投出機構(1個切り)を搭載し貸玉数の調整が自在に行えるものである。但し、遊技台(CR用)の制御は行えるものではなく、貸出機と遊技台が連携して動作するものではない。この種の現金玉貸機に関する技術としては、特許文献1に記載されるように、貸出玉数の設定情報を記憶するメモリを有し、かかるメモリの操作によって自在に貸出玉数の変更操作が行えるものが知られている。
一方、後者のプリペイドカードによる方式では、遊技客にプリペイドカードを発行すれば、遊技客がプリペイドカードを台間に配設された貸出機に挿入し、所定の操作を行うと、パチンコ玉が貸し出される。プリペイドカードにはカード毎に設定される識別符号(カードID)が記録されており、識別符号毎の残度数が管理装置に記録されており、カードが使用されると管理装置の残度数が書き換えられる。
また、プリペイドカードによる方式では、貸出機において複数種類のカードに対して略同様の処理を行い、パチンコ玉などの遊技媒体を遊技客に貸し出す必要がある。この種の貸出機に関する技術としては、特許文献2に記載されるように、プリペイドカードや会員カードなど、複数の異なる種類のカードの読取りおよび所要の処理を1台の装置で実現可能なものが知られている。
プリペイドカードによる貸出機においては、パチンコ玉の投出は遊技台(CR用)に備わる玉投出機構と連携してパチンコ玉の貸し出しを行っており、遊技台は4個単位に投出できる投出機構(4個切り)や、5個単位に投出できる投出機構(5個切り)を搭載している。例えば、100円投入された場合には(4円/玉)、貸玉(25個)を投出するにあたって、5個切りの投出機構を5回動作させパチンコ玉の貸し出しを行うこととなる。
特開平11−239667号 特開2002−301260号
ところで従来、上述した貸出機により遊技客にパチンコ玉の貸し出しを行う遊技場においては、遊技客から消費税を回収する仕組みが確立されていなかった。そのため、現状遊技場の多くは営業利益の中から消費税分を捻出しており(内税)、今後消費税率がアップした場合には遊技場の利益が減少してしまうといった問題を抱えている。
例えば、現状の貸出機において遊技場が遊技客から消費税を回収するならば、
(1)カードにてパチンコ玉を貸し出すカード処理ユニットにおいて、遊技客から消費税を回収する場合、例えば、100円分のパチンコ玉を貸し出すならば、105円(消費税率5%)分の料金を回収する必要がある。そのため、カード販売機やカード精算機に通常遊技場では使用しない少額硬貨(50円、10円、5円、1円)を受け入れて投出する機構が必要となり、必要な金種が増え管理が大変になる。少額硬貨の取り扱いに対応したカード販売機、カード精算機を導入するコストがかかるとともに金種が増えることで、これらカード販売機、カード精算機が大型化され余計な設置スペースが必要になってくる。
(2)現金にてパチンコ玉を貸し出す現金玉貸機において、遊技客から消費税を回収する場合、例えば、通常100円で25個のパチンコ玉を貸し出す場合、100円で24個のパチンコ玉を貸し出すように変更することで、消費税を回収することも考えられるが、遊技台(CR用)はカード処理ユニットにより動作制御されるものであり、カード処理ユニットが接続されていないと動作できない仕組みとなっているため、カード処理ユニットと現金玉貸機とを両方設置する必要があり、コストアップや、設置スペース確保のために遊技台の台数が減ることで、売上が減少することとなる。
(3)カード処理ユニットにおけるパチンコ玉の貸玉料を玉1個につき4円、すなわち100円で25個(5個切りを5回動作)から100円で24個(4個切りを6回動作)に変更して動作させることで消費税を回収する方法もあるが、現状遊技台はそのような対応はされていないため、対応可能な遊技台を導入することが必要となり、遊技場にある全ての遊技台を同時に入れ替えることになるので莫大な費用がかかることとなる。また、この場合、24個(4個切りを6回動作)に対応させた遊技台(CR用)は、保安電子通信技術協会(財団法人)による型式試験等を再度受ける必要があると想定される。
等の問題点があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、遊技客から消費税の回収を容易に行えるようにした遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、貨幣を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う遊技媒体貸出処理装置において、受け付けた貨幣の金額を判別する貨幣処理手段と、前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを設定する投出設定手段と、単位金額あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する通信手段と、前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、前記投出設定手段により前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことが設定されている場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う遊技媒体貸出処理装置において、受け付けた記録媒体の有価価値を特定する記録媒体処理手段と、前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを設定する投出設定手段と、単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、前記遊技台と通信する通信手段と、前記通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、前記投出設定手段により前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことが設定されている場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、貨幣を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、前記遊技媒体貸出処理装置は、受け付けた貨幣の金額を判別する貨幣処理手段と、前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、単位金額あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、前記管理装置と通信する第1の通信手段と、前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置に通知する通知手段とを具備し、前記管理装置は、前記通知手段で通知された売上情報を管理する売上情報管理手段を具備することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、貨幣を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、前記管理装置は、単位金額あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、前記設定手段で設定された遊技媒体数を前記遊技媒体貸出処理装置へ通知する遊技媒体数通知手段と、売上情報を管理する売上情報管理手段とを具備し、前記遊技媒体貸出処理装置は、受け付けた貨幣の金額を判別する貨幣処理手段と、前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、前記管理装置と通信する第1の通信手段と、前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、前記第1の通信手段を用いて前記管理装置の前記遊技媒体通知手段から通知された遊技媒体数に基づき前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置に通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項3または4の発明において、前記遊技媒体貸出処理装置は、前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体複数単位投出手段により行うことを示している場合、前記第2の通信手段を用いて前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体複数単位投出手段により行なうことを前記遊技台に指示する遊技媒体貸出指示手段を更に具備し、前記管理装置は、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体貸出指示手段により行うかを示す使用投出機構情報を設定する遊技媒体貸出設定手段と、前記遊技媒体貸出設定手段により設定された前記使用投出機構情報を前記遊技媒体貸出処理装置に通知する通知手段とを更に具備することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、前記遊技媒体貸出処理装置は、受け付けた記録媒体の有価価値を特定する記録媒体処理手段と、前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、前記管理装置と通信する第1の通信手段と、前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、前記第2の通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置に通知する通知手段とを具備し、前記管理装置は、前記通知手段で通知された売上情報を管理する売上情報管理手段を具備することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、前記管理装置は、単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、前記設定手段で設定された遊技媒体数を前記遊技媒体貸出処理装置へ通知する遊技媒体数通知手段と、売上情報を管理する売上情報管理手段とを具備し、前記遊技媒体貸出処理装置は、受け付けた記録媒体の有価価値を特定する記録媒体処理手段と、前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、前記管理装置と通信する第1の通信手段と、前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、前記第2の通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して、前記第1の通信手段を用いて前記管理装置の前記遊技媒体通知手段から通知された遊技媒体数に基づき前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置の売上情報管理手段に通知する通知手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6または7の発明において、前記遊技媒体貸出処理装置は、前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体複数単位投出手段により行うことを示している場合、前記第2の通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して前記遊技台に対して前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出指示手段を更に具備し、前記管理装置は、前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体貸出指示手段により行うかを示す使用投出機構情報を設定する遊技媒体貸出設定手段と、前記遊技媒体貸出設定手段により設定された前記使用投出機構情報を前記遊技媒体貸出処理装置に通知する通知手段とを更に具備することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項3乃至8のいずれかの発明において、前記管理装置は、前記売上情報管理手段で管理される売上情報に基づいて売上金額と消費税を個別に集計する売上情報集計手段を更に具備することを特徴とする。
本発明によれば、単位金額若しくは単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定し、該設定された遊技媒体数に基づいて遊技媒体貸出処理装置から遊技媒体の貸出処理を遊技台に対して行うように構成したため、遊技媒体の貸出数を容易に変更することができる。そのために、例えば、貸出数を設定変更し、遊技媒体の貸出数を減数したならば、当該遊技台に対する遊技媒体の貸し出しに際して、減数した分に相当する消費税を遊技客から回収することができる。
また、上述した貸出処理が行えるとともに、遊技台の動作制御も行えるように構成したため、遊技媒体貸出処理装置の制御なしでは動作しない遊技台を配設する遊技場においても、コスト的、スペース的な問題が発生することなく有効に利用することができる。
以下、この発明に係わる遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システムの実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施の形態では、主として本発明をパチンコ遊技に適用した場合を示すこととする。
図1は、本発明に係わる遊技システムの全体構成を示す図である。
この遊技システムは、「島(60)」と呼ばれるグループごとに複数の遊技台50を配設している。また、各遊技台50には、遊技媒体であるパチンコ玉を貸し出す玉貸処理ユニット(遊技媒体貸出処理装置)40aおよび40b(以下、40aおよび40bを総称して40という)が配設されている。
本発明の要部である玉貸処理ユニット40は、遊技台50と遊技台50との間(台間)にそれぞれ配設されており、併設される遊技台50の動作制御を行うとともに、玉貸処理ユニット40自身に備える玉投出機構によりパチンコ玉の貸し出しを行う。
玉貸処理ユニット40は、各種カードや現金等の有価媒体の投入によってパチンコ玉の貸し出しを行っており、このうち玉貸処理ユニット40aは、硬貨または紙幣などの貨幣を受け入れてパチンコ玉の貸し出しを行う現金式の貸出機であり一方、玉貸処理ユニット40bは、プリペイドカードや会員カードなどの記録媒体を受け入れてパチンコ玉の貸し出しを行うカード式の貸出機である。
玉貸処理ユニット40の外部、すなわち前面パネルには、紙幣挿入口、硬貨投入口、カード挿入口、表示部、操作部などが設けられており、遊技台50には、度数表示部、貸出ボタンなどが設けられている。
一方、玉貸処理ユニット40の内部には、各種設定情報を記憶する記憶装置(記憶部46)が設けられており、玉貸処理ユニット40はここに記憶される設定情報に基づいて動作することとなる。例えばこの設定情報には、投出単位(1度数あたりの投出玉数)が含まれており、玉貸処理ユニット40はこの投出単位に基づいて遊技客へとパチンコ玉の貸し出しを行う。例えば、現行で1度数(通常100円)に付き25個でパチンコ玉の貸し出しを行っているならば、投出単位を変更して1度数に付き24個でパチンコ玉の貸し出しを行うことで1度数に付きパチンコ玉1個分の消費税を遊技客から回収できることとなる。この1度数が、請求項における「単位金額」若しくは「単位価値」に対応する。
このような玉貸処理ユニット40を用いて、例えばカードによって遊技を行う場合、遊技客は、予め、玉貸処理ユニット40にプリペイドカードや会員カードなどの各種カード(場合によっては、さらに貨幣)を投入するとともに、必要に応じて貸出単位(1回の貸出操作により貸し出される度数)を設定しておく。
遊技客が遊技台50に配設される貸出ボタンを操作すると、玉貸処理ユニット40の玉投出機構が作動し貸玉供給桶から併設される遊技台50の上皿へと貸出単位分のパチンコ玉が投出される。この投出代金は、カードの識別データに対応してあらかじめ登録されている度数から減算されることにより精算される。遊技客は、このようにして貸し出されたパチンコ玉を用いて、遊技台50において遊技を行う。
島60の端部には、図示しない島端金庫が設置されており、玉貸処理ユニット40に投入された貨幣は、遊技客の目に触れないように遊技台50等の背面側に設置された図示しない搬送機構によって回収され、この島端金庫へと収容される。この他、ホール内には、カードを管理するためのカード発行機、カード精算機が適宜設けられており、これら各装置間はLAN(Lacal Area Network)70などで構成されたネットワークによりそれぞれ相互通信可能に接続されている。
管理装置としてのターミナルコントローラ10は、各島60に配設される島コントローラ30に接続されており、この遊技システムの統括制御を行う。
ターミナルコントローラ10は、各遊技台50の売上情報を含む情報を売上情報データデース20で管理し、各カードの度数情報(有価価値)を含む情報をカード管理データベース21で管理している。上記売上情報データベース20は、消費税と実売上とを別々にして売上情報を管理しており、この情報に基づいて消費税と実売上とを別々にした売上情報を集計し、出力(画面表示、プリントアウト等)を行うことができる。この他、上記売上情報データベース20および上記カード管理データベース21で管理しているカード毎の入金情報や使用情報の集計、出力を行うこともできる。玉貸処理ユニット40にプリペイドカードあるいは会員カードが挿入されたならば、このカード内の識別データが島コントローラ30を介してターミナルコントローラ10に転送され、該ターミナルコントローラ10から識別データに対応する価値データ(残度数:有価価値)が玉貸処理ユニット40に返送される。
ここで、図1に示すような基本構成を有する遊技システムにおける、第1の実施例について説明する。
図2は、第1の実施例で用いる玉貸処理ユニット40aおよび遊技台50の内部構成を示すブロック図である。
同図には、玉貸処理ユニット40a、該玉貸処理ユニット40aに接続される遊技台50が図示されており、ここでは、本発明に係わる構成要素のみを挙げて説明する。なお、上記図1と同一のものには同一の符号を付してある。
玉貸処理ユニット40aは、上述した硬貨または紙幣などの貨幣の投入を受け付け、これを処理するためのユニットである。先に述べた通り、この遊技システムにおける遊技媒体(パチンコ玉)の貸し出しは、主にこの玉貸処理ユニット40a自身に備わる玉投出機構により行われる。
玉貸処理ユニット40aは、各種処理機能部として、上位用通信部41と、貨幣処理部42と、内蔵カード処理部43と、メモリ44と、表示操作部45と、記憶部46と、制御部47と、玉投出機構48と、遊技台用通信部49とを具備して構成される。
上位用通信部41は、玉貸処理ユニット40aとLAN70とを接続するインターフェース装置である。具体的には、投入された貨幣に基づく売上情報をターミナルコントローラ10へ送信したり、ターミナルコントローラ10より各種設定情報の受信を行う。このようにしてターミナルコントローラ10より受信した設定情報は、記憶部46へと格納され、玉貸処理ユニット40は、この設定情報に基づいて動作を行うこととなる。
貨幣処理部42は、遊技客がパチンコ玉を借り受けるために硬貨を投入するための硬貨投入口および紙幣を挿入するための紙幣挿入口を有し、投入された貨幣の金種、真偽を判別し、該判別結果に基づいて貨幣の読み取りを行う処理部である。
内蔵カード処理部43は、カードの出し入れを行わない固定式の内蔵カードを有しており、この内蔵カードには個別のカードID(Identification)が付与されている。貨幣処理部42で処理された貨幣に相当する価値(度数)をこの固定式内蔵カードに関連付けてパチンコ玉の貸し出しを行うこととなる。
メモリ44は、各種データを一時的に記憶する機能を有する揮発性メモリであり、遊技台50の識別情報(遊技台ID)に対応して、内蔵カード処理部43に格納された内蔵カードの識別符号(カードID)と、各内蔵カードに関連付けられている残度数が一時的に記憶される。
表示操作部45は、玉貸処理ユニット40a外部に備わる液晶ディスプレイなどであり、具体的には、操作ボタンなどの入力用デバイスと、LED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示用デバイスを具えたユーザインターフェースである。表示操作部45から記憶部46の各種設定情報の設定操作を行うこともできる。
記憶部46は、電気的に消去(書き換え)可能であり、電源を切ってもデータは消えない不揮発性メモリ等の記憶装置である。記憶部46は、ターミナルコントローラ10より連携を受けた設定情報を記憶しておくことが可能であり、玉貸処理ユニット40aにおける動作に際して必要な各種データが記憶されている。具体的には、パチンコ玉の貸し出しに際して、玉貸処理ユニット40a自身の玉投出機構48若しくは遊技台50に備わる遊技台玉投出機構55のいずれからパチンコ玉の投出を行うのかを保持する使用投出機構情報16aと、1度数あたりの投出玉数を保持する投出単位情報16bとを含む設定情報を記憶している。
制御部47は、玉貸処理ユニット40aを統括制御する。制御部47は、玉貸処理ユニット40a自身の制御の他、後述する遊技台用通信部49を介して接続される遊技台50とも各種制御信号およびデータの授受を行い、遊技台50の動作制御を行う。さらに、制御部47内には、投出単位情報16bに基づいて投出玉数の算出を行う貸出数算出部47aと、使用投出機構情報16aや投出単位情報16bを含む設定情報を記憶部46に登録設定する動作情報設定部47bとが備えられる。
玉投出機構48は、貨幣処理部42で処理された貨幣に相当するパチンコ玉を投出する処理部である。玉投出機構48は、パチンコ玉を1個単位に投出できる投出ユニットを備えており、貸玉数算出部47aが投出単位情報16bに基づいて算出した投出玉数分のパチンコ玉の投出を行う。さらに、玉投出機構48は、パチンコ玉を併設される遊技台50の上皿へと搬送する貸玉供給桶48aを備えており、玉投出機構48から投出されるパチンコ玉は、この貸玉供給桶48aを介して遊技台50へ搬送されて遊技客へと貸し出されることとなる。
遊技台用通信部49は、玉貸処理ユニット40aと遊技台50とを接続するインターフェース装置であり、この接続によって玉貸処理ユニット40aは、遊技台50を動作制御するための制御信号を授受することができる。以上が玉貸処理ユニット40aの内部構成を示す各機能ブロック図の説明である。
次に、遊技台50について説明する。遊技台50は、玉貸処理ユニット40aにより動作制御されるものであり、玉貸処理ユニット40aが接続されていないと動作できない仕組みとなっている。
遊技台50は、各種処理機能部として、玉貸処理ユニット40aと通信を行う遊技台通信部51と、遊技台50を統括制御する遊技台制御部52と、貨幣若しくはカードの残度数などを表示する遊技台表示部54と、玉貸ボタンおよびカード返却ボタン等が配設される遊技台操作部53と、玉貸処理ユニット40aと連携して動作する遊技台玉投出機構55とを具備して構成される。なお、本実施例においては、玉貸処理ユニット40aに備わる玉投出機構48によりパチンコ玉の貸し出しを行うため、遊技台50に備わる遊技台玉投出機構55は基本的に玉貸処理時は動作しない。
以上が本発明に係わる玉貸処理ユニット40aおよび遊技台50の内部構成であり、上述した玉貸処理ユニット40aは、従来のカード処理ユニットに玉投出機構48と貸玉供給桶48aを設けて、玉貸処理ユニット40a自身でパチンコ玉の貸し出しを行えるように構成したものである。
次に、図3を参照しながら玉貸処理ユニット40aおよび遊技台50の外観を説明する。なお、上記図2と同一のものには同一の符号を付してある。
同図には、上記図2で説明した玉貸処理ユニット40aおよび遊技台50の前面部の一例を示す外観が図示されている。
玉貸処理ユニット40aは、前面部に硬貨投入口42aと、紙幣挿入口42bと、硬貨返却口42cと、表示操作部45と、貸玉供給桶48aとを具備して構成される。また、この玉貸処理ユニット40aの前面部には、状態表示ランプ、金額表示部、金額設定ボタン・・・などが配設されるが、本発明の要部ではないため説明は省略する。
硬貨投入口42aは、遊技客が硬貨を投入するための投入口であり、ここから投入された硬貨は貨幣処理部42において金種や真偽の判別がなされる。この判別によって受け付け不可能な金種と判別された場合、若しくは正貨ではないと判別された場合は、硬貨返却口42cから当該硬貨の返却がなされる。
紙幣挿入口42bは、遊技客が紙幣を挿入するための挿入口であり、上記硬貨投入口42a同様に、ここから挿入された紙幣は貨幣処理部42において金種や真偽の判別がなされる。この判別によって受け付け不可能な金種と判別された場合、若しくは正貨ではないと判別された場合は、当該紙幣を挿入した紙幣挿入口42bから返却がなされる。
表示操作部45は、先に述べた通り、操作ボタンを備えた液晶ディスプレイである。このディスプレイには、貯玉数や遊技台データなど遊技客にとって有用な情報の表示が行われる。また、メンテナンスモードに入ると、遊技場責任者や店員などによって各種設定情報の設定操作も行われることとなる。
貸玉供給桶48は、硬貨投入口42a若しくは紙幣挿入口42bから投入された貨幣に相当するパチンコ玉の投出を行う際に、玉貸処理ユニット40aから遊技台50の上皿56へとパチンコ玉を搬送するための搬送路の役割を果たすものである。
一方、遊技台50は、前面部に貸玉供給桶48aから投出されるパチンコ玉を受け入れる上皿56と、カード残度数などを表示する遊技台表示部54と、挿入中のカードの排出を指示する返却ボタン53bと、貸出単位に設定された度数分のパチンコ玉の貸し出しを指示する貸出ボタン53aとを具備して構成される。なお、本実施例においては、貨幣の投入とともに自動で当該価値(全額)の貸玉投出を行う現金式の玉貸処理ユニット40aであるため、遊技台操作部53に配設される貸出ボタン53aおよび返却ボタン53bは使用されない。
図4は、ターミナルコントローラ10の内部構成を示すブロック図である。なお、上記図1と同一のものには同一の符号を付してある。
ターミナルコントローラ10は、遊技システム全体を統括制御するコントローラであり、各遊技台50の売上情報などを集計してその結果の画面表示やプリントアウトすることが可能である。
ターミナルコントローラ10は、各種処理機能部として、ネットワークに接続された各々の装置と通信を行うT/C通信部11と、各種データを一時的に記憶するT/Cメモリ12と、カレンダー機能およびタイマー機能を有する計時部13と、各種データ入力等を行う入力装置である操作部14と、各種データの表示を行う表示装置である表示部15と、各種データを記憶するT/C記憶部16と、ターミナルコントローラ10を統括制御するT/C制御部17と、各種データベースで管理されるデータの管理等を行うデータベース管理部18と、消費税と実売上とを別々に管理する売上情報データベース20と、各カードの度数等を管理するカード管理データベース21と、集計した売上情報などをプリントアウトする印字部22とを具備して構成される。
T/C記憶部16は、各種データを記憶するHD(Hard Disk)等の記憶装置である。このT/C記憶部16には、玉貸処理ユニット40aの動作に際して必要な設定情報を含むデータが記憶されており、例えば、上述した玉貸処理ユニット40aの記憶部46に記憶されたものと同一である使用投出機構情報16aや、投出単位情報16bなどが記憶されている。すなわち、これら設定情報はターミナルコントローラ10において設定され、玉貸処理ユニット40aへと連携されるためである。
T/C制御部17内には、使用投出機構情報16aや投出単位情報16bを含む設定情報を記憶部16に登録設定する制御情報設定部17aと、記憶部16に記憶された設定情報を玉貸処理ユニット40aに通知する制御情報通知部17bと、売上情報データベース20に管理される情報に基づいて消費税と実売上とを別々にした売上情報の集計処理を行う売上情報集計部17cとが備えられる。
売上情報集計部17cでは、遊技客から回収した消費税と実売上とを別々に集計するが、遊技客から回収した消費税の算出方法には2種類あり、パチンコ玉の貸出玉数に応じて消費税分を算出する方法と、売上に応じて消費税分を算出する方法とがある。
データベース管理部18は、売上情報データベース20とカード管理データベース21とで管理される各種データの管理を行う。特に、玉貸処理ユニット40aから送られてくる売上情報に基づいて消費税と実売上とを別々にして売上情報データベース20に更新処理を行う。以上がターミナルコントローラ10の内部構成を示す各機能ブロック図の説明である。
図5乃至7を参照しながら、ターミナルコントローラ10の表示部15に表示される画面レイアウトの一例を示す。
図5および図6には集計結果画面が示されており、売上情報データベース20に管理されるデータに基づいてT/C制御部17の売上情報集計部17cが集計した結果が表示されたものである。なお、ここでは、消費税率を5%とし、またパチンコ玉の貸出料を玉1個につき4円とし1度数が100円(25個)である場合を説明する。
まず、図5に示される集計結果画面は、パチンコ玉の貸出玉数に応じて消費税分を集計した場合に表示される画面である。すなわち、通常1度数に付き25個でパチンコ玉の貸し出しを行っているが、ここでは1度数に付き24個でパチンコ玉の貸し出しを行うことで1度数に付きパチンコ玉1個分の消費税を遊技客から回収する。この場合、消費税=貸出度数×(25個−投出単位(24個))×貸出料(4円)で算出される金額分の消費税が回収されることとなる。
集計結果画面には、台番号に対応して貸出度数、売上、実売上、回収消費税がそれぞれ表示されており、画面内下側の合計欄には、貸出度数、売上、実売上、回収消費税それぞれの集計結果が表示されている。例えば、台番号500番台の場合、貸出度数が250度数であり、ここでは1度数あたり100円であるため売上が25,000円となっている。上述した算出方法によって回収消費税は1,000円となり、売上25,000円から回収消費税を減算した結果、実売上24,000円が導き出される。
一方、図6に示される集計結果画面は、遊技場における売上から消費税分を集計した場合に表示される画面である。この場合、消費税=売上−(売上÷(1+消費税率))で算出される金額額分の消費税が回収されることとなる。
集計結果画面には、台番号に対応して貸出度数、売上、実売上、回収消費税がそれぞれ表示されており、画面内下側の合計欄には、貸出度数、売上、実売上、回収消費税それぞれの集計結果が表示されている。例えば、台番号496番台の場合、貸出度数が100度数であり、ここでは1度数あたり100円であるため売上が10,000円となっている。上述した算出方法によって回収消費税は476円となり、売上10,000円から回収消費税を減算した結果、実売上9,524円が導き出される。
なお、上述した集計結果は、ターミナルコントローラ10で所定の操作を行うことにより、印字部22からその集計結果をプリントアウトすることができる。
図7には投出単位設定画面および使用玉貸機構設定画面が示されている。
まず、投出単位設定画面は、1度数(100円)あたりのパチンコ玉の投出玉数、すなわち上述したT/C記憶部16に記憶される投出単位情報16bの設定変更が行える画面である。
例えば、通常投出単位を25個に設定しパチンコ玉の貸し出しを行っている遊技場において、投出単位を設定変更して消費税を回収する場合、この投出単位設定画面で投出単位を24個としたならば、1度数、すなわち100円につきパチンコ玉1個分の消費税を遊技客から回収することができる。
次に、使用玉貸機構設定画面は、玉貸処理ユニット40a自身の玉投出機構48によりパチンコ玉の投出を行うのか、玉貸処理ユニット40と遊技台50とが連携して遊技台に備わる遊技台玉投出機構55によりパチンコ玉の投出を行うのかを選択設定する画面である。すなわち上述したT/C記憶部16に記憶される使用投出機構情報16aの設定変更が行える画面である。
この使用玉貸機構設定画面で玉貸処理ユニットに併設されるラジオボックスを選択した場合、玉貸処理ユニット40aの玉投出機構48よりパチンコ玉の貸し出しが行われることとなり、遊技場所望の投出単位でパチンコ玉の貸し出しが行える。
一方、遊技台に併設されるラジオボックスを選択した場合、遊技台50の遊技台玉投出機構55よりパチンコ玉の貸し出しが行われることとなり、この場合、従来通りのパチンコ玉の貸し出し処理となり、投出単位の調整は行えないこととなる。例えば、今後消費税率が上がった場合に遊技客から消費税の回収を行いたいと望む遊技場や、消費税を遊技客から回収しないといった営業を所望する遊技場においては、遊技台50よりパチンコ玉の貸し出しを行うことで、従来の運用にてパチンコ玉の貸し出しを行えることとなる。
なお、上述した説明においては、ターミナルコントローラ10の表示部15に投出単位設定画面および使用玉貸機構設定画面を表示し、投出単位情報16bや使用投出機構情報16aを設定する場合を説明したが、これら設定情報を玉貸処理ユニット40aから設定してもよく、その場合、これら画面を玉貸処理ユニット40aの表示操作部45に表示して操作ボタンから所要の操作を行う。
図8は、本発明に係わる遊技システムの動作を説明するフローチャートである。なお、ここでは、玉貸処理ユニット40a自身の玉投出機構48によりパチンコ玉の貸し出しを行う場合を説明する。
まず、玉貸処理ユニット40aの電源が投入されると(ステップS101)、この処理は開始される。電源投入とともに、玉貸処理ユニット40aの制御部47は、遊技台用通信部49を介して接続される遊技台50に対して通信確認依頼を行う(ステップS102)。
一方、遊技台50においても電源が投入されると(ステップS115)、遊技台50は玉貸処理ユニット40aから通信確認依頼の受信待ちとなる。ここで、玉貸処理ユニット40aからの通信確認依頼を遊技台通信部51を介して受信すると(ステップS116)、遊技台50は遊技台制御部52において通信確認応答を生成し、玉貸処理ユニット40aに返送する(ステップS117)。
遊技台50からの応答を受信した玉貸処理ユニット40aは、制御部47にて応答内容を解析し通信が正常に行われたか否かを判断する(ステップS103)。この判断結果によって応答内容が異常であると判断された場合(ステップS103でNO)、玉貸処理ユニット40aは、エラーダウンするとともに(ステップS113)、通信状態に異常がある旨を表示操作部45に表示するか若しくはアラームを鳴動させるなどして店員に報知する。なお、通信確認依頼に対する応答が所定の時間を越えても返送されてこない場合にも通信異常と判断する。
一方、この判断結果によって応答内容が正常であると判断された場合(ステップS103でYES)、玉貸処理ユニット40aは、貨幣が投入されるまで待機状態となる(ステップS104)。
ここで、遊技客によって硬貨投入口42a若しくは紙幣挿入口42bのいずれかから貨幣の投入が行われると(ステップS105でYES)、貨幣処理部42において当該貨幣の読み取りを行う(ステップS106)。ここでは、先に述べた通り、金種や真偽の判別がなされる。
貨幣の読み取りが正常に行われると、玉貸処理ユニット40aは当該貨幣に相当する価値(度数)を内蔵カード処理部43に格納された内蔵カードに関連付けてメモリ44上に一時記憶するとともに(ステップS107)、内蔵カードに関連付けた度数情報の表示を遊技台50に依頼する(ステップS108)。この依頼を受信した遊技台50では、受信した度数情報を遊技台表示部54に表示する(ステップS118)。
続いて、玉貸処理ユニット40aでは、詳細は後述するが、貸玉数算出部47aで記憶部46内の投出単位情報16bに基づいて投出玉数を算出し(ステップS109)、自身の玉投出機構48から自動で当該価値(全額)の貸玉を貸玉供給桶48aを介して遊技台50へと投出する(ステップS110)。この投出とともに玉貸処理ユニット40aは、メモリ44上で内蔵カードに関連付けて一時記憶された度数情報から前述の貸出単位分に相当する度数を減算し、該減算された度数情報の更新表示を遊技台50に依頼する(ステップS111)。この依頼を受信した遊技台50では、受信した度数情報を遊技台表示部54に更新表示する(ステップS119)。
そして、玉貸処理ユニット40aの制御部47は、投入された貨幣に相当する度数情報と、遊技台50にそれぞれ割り当てられた台番号などの遊技台IDと、内蔵カードにそれぞれ割り当てられた個別のカードIDとを含む売上情報を上位用通信部41を介してターミナルコントローラ10へと送信し(ステップS112)、メモリ44上の度数情報を消去する。その後、ステップS104に戻り、再び待機状態となる。
この売上情報を受信したターミナルコントローラ10は、データベース管理部18により該受信した売上情報に基づいて消費税と実売上とを別々にして売上情報データベース20の更新処理を行うこととなる(ステップS114)。売上情報データベース20で管理される売上情報は、遊技場閉店後などに、売上情報集計部17cによって消費税と実売上とを別々にした集計処理がなされることとなる。
ここで、図9を参照しながら、上述したステップS109の投出玉数算出処理の動作を説明する。
この投出玉数算出処理は、パチンコ玉貸し出しの都度、玉貸処理ユニット40aからターミナルコントローラ10へと投出単位情報16bの問い合わせを行い、応答にて受信した投出単位に基づいて投出玉数を算出する場合と(同図(a))、玉貸処理ユニット40の記憶部46に予め記憶された投出単位情報16bに基づいて投出玉数を算出する場合(同図(b))とがある。
まず(a)の場合、この投出玉数算出処理が開始されると、玉貸処理ユニット40aの制御部47は、上位用通信部41を介してターミナルコントローラ10へと投出単位の問い合わせを行う(ステップS201)。ターミナルコントローラ10は、問い合わせ要求を受信すると(ステップS202)、T/C記憶部16に記憶されている投出単位情報16bを取得するとともに(ステップS203)、制御情報通知部17bにより該取得した投出単位情報16bを玉貸処理ユニット40へと通知する(ステップS204)。玉貸処理ユニット40aは、応答にて投出単位情報16bを受信すると(ステップS205)、動作情報設定部47bにより記憶部46に登録設定するとともに、貸玉数算出部47aにより記憶部46に記憶された投出単位情報16bに基づいて投出玉数の算出を行う(ステップS206)。
一方(b)の場合、この投出玉数算出処理が開始されると、玉貸処理ユニット40aの制御部47は、記憶部46に予め格納されている投出単位情報16bを取得するとともに(ステップS301)、貸玉数算出部47aにより該取得した投出単位情報16bに基づいて投出玉数の算出を行う(ステップS302)。この場合、玉貸処理ユニット40aの記憶部46内に予め投出単位情報16bを記憶しておく必要があるが、パチンコ玉の貸し出しに際して、記憶部46内に記憶されていればよく、例えば、玉貸処理ユニット40aの電源が投入されるとともに、ターミナルコントローラ10へ問い合わせにいくようにしてもよいし、ターミナルコントローラ10にて投出単位情報16bが変更される都度、玉貸処理ユニット40へ通知するようにしてもよい。
以上説明したように本発明においては、玉貸処理ユニット40aに玉投出機構48と、貸玉供給桶48aを設け、玉貸処理ユニット40a自身で遊技場所望の投出単位にてパチンコ玉の貸し出しを行えるように構成したため、投出単位を容易に変更することができる。そのため、投出単位を減数することで、遊技客から容易に消費税の回収を行えるようになる。
次に、図1に示すような基本構成を有する遊技システムにおける第2の実施例について説明する。
上記第1の実施例では、硬貨または紙幣などの貨幣を受け入れて、パチンコ玉を貸し出す場合を説明したが、第2の実施例では、プリペイドカードや会員カードなどの記録媒体を受け入れて、記録媒体に予め価値付けされた価値に相当するパチンコ玉を貸玉供給桶48aを介して遊技台50に投出する場合の実施形態について説明する。
図10は、第2の実施例で用いる玉貸処理ユニット40bおよび遊技台50の内部構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施例を説明した図2と同一の符号が付してあるものは、略同様に動作するので、その説明は省略する。
玉貸処理ユニット40bは、各種処理機能部として、上位用通信部41と、メモリ44と、表示操作部45と、記憶部46と、制御部47と、玉投出機構48と、遊技台用通信部49と、カード処理部81とを具備して構成される。すなわち、上記図2の構成から貨幣処理部42を除いて、内蔵カード処理部43に置き替えてカード処理部81を設けた構成となる。
カード処理部81は、遊技客がパチンコ玉を借り受けるためにプリペイドカードあるいは会員カードを挿入するためのカード挿入口を有し、該カード挿入口から挿入されたカードの種別を判別し、該判別結果に基づいてカード情報の読み取りを行う処理部である。ここから挿入されるカードには、それぞれ個別の識別符号(カードID)が付与されており、当該識別符号に対応する残度数情報がターミナルコントローラ10において管理されている。
以上が第2の実施例に係わる玉貸処理ユニット40bおよび遊技台50の内部構成であり、上述した玉貸処理ユニット40bは、従来のカード処理ユニットに玉投出機構48と貸玉供給桶48aを設けて、玉貸処理ユニット40b自身でパチンコ玉の貸し出しを行えるように構成したものである。
次に、図11を参照しながら玉貸処理ユニット40bおよび遊技台50の外観を説明する。なお、上記第1の実施例を説明した図3と同一の符号が付してあるものは、略同様に動作するので、その説明は省略する。
同図には、上記図10で説明した玉貸処理ユニット40bの前面部の一例を示す外観が図示されており、表示操作部45と、貸玉供給桶48aと、カード挿入口81aとを具備して構成される。すなわち、上記図3の構成から貨幣処理に係わる硬貨投入口42aと、紙幣挿入口42bと、硬貨返却口42cとを除いて、カード挿入口81aを設けた構成となる。
カード挿入口81aは、遊技客がカードを挿入するための挿入口であり、プリペイドカードおよび会員カードを含む各種カード共通の挿入口である。ここから挿入されたカードはカード処理部81において当該遊技場において使用可能なカードであるか否かのチェックおよびカードが有するデータに破損がないか等のチェックが行われることとなる。
一方、遊技台50は、前面部に貸玉供給桶48aから投出されるパチンコ玉を受け入れる上皿56と、カード残度数などを表示する遊技台表示部54と、挿入中のカードの排出を指示する返却ボタン53bと、貸出単位に設定された度数分のパチンコ玉の貸し出しを指示する貸出ボタン53aとを具備して構成される。この場合、玉貸処理ユニット40bにカードが挿入された状態で、遊技台50に配設される貸出ボタン53aを押下したならば、貸出単位に設定された度数分のパチンコ玉の貸し出しが行われ、返却ボタン53bを押下したならば、挿入中のカードが排出されることとなる。
図12は、第2の実施例に係わる遊技システムの動作を説明するフローチャートである。なお、ここでは、玉貸処理ユニット40b自身の玉投出機構48によりパチンコ玉の貸し出しを行う場合を説明する。
まず、玉貸処理ユニット40bの電源が投入されると(ステップS401)、この処理は開始される。電源投入とともに、玉貸処理ユニット40bの制御部47は、遊技台用通信部49を介して接続される遊技台50に対して通信確認依頼を行う(ステップS402)。
一方、遊技台50においても電源が投入されると(ステップS423)、遊技台50は玉貸処理ユニット40bから通信確認依頼の受信待ちとなる。ここで、玉貸処理ユニット40bからの通信確認依頼を遊技台通信部51を介して受信すると(ステップS424)、遊技台50は遊技台制御部52において通信確認応答を生成し、玉貸処理ユニット40bに返送する(ステップS425)。
遊技台50からの応答を受信した玉貸処理ユニット40bは、制御部47にて応答内容を解析し通信が正常に行われたか否かを判断する(ステップS403)。この判断結果によって応答内容が異常であると判断された場合(ステップS403でNO)、玉貸処理ユニット40bは、エラーダウンするとともに(ステップS405)、通信状態に異常がある旨を表示操作部45に表示するか若しくはアラームを鳴動させるなどして店員に報知する。なお、通信確認依頼に対する応答が所定の時間を越えても返送されてこない場合にも通信異常と判断する。
一方、この判断結果によって応答内容が正常であると判断された場合(ステップS403でYES)、玉貸処理ユニット40bは、カードが挿入されるまで待機状態となる(ステップS404)。
ここで、遊技客によってカード挿入口81aからカードの挿入が行われると(ステップS406でYES)、カード処理部81において当該カードの読み取りを行う(ステップS407)。ここでは、先に述べた通り、当該遊技場において使用可能なカードであるか否かのチェックおよびカードが有するデータに破損がないか等のチェックが行われることとなる。
カードの読み取りが正常に行われると、玉貸処理ユニット40bは当該カードが有する識別符号(カードID)を含む情報を上位用通信部41を介してターミナルコントローラ10へと送信する(ステップS408)。
ターミナルコントローラ10は、玉貸処理ユニット40bからのカードIDを含む情報をT/C通信部11を介して受信すると(ステップS419)、データベース管理部18によりカード管理データベース21上を走査して当該カードIDと対応する残度数情報を取得し(ステップS420)、かかる残度数情報を玉貸処理ユニット40bへと応答する(ステップS421)。
玉貸処理ユニット40bは、残度数情報を上位用通信部41を介して受信すると(ステップS409)、制御部47にて受信した残度数情報をカード処理部81に挿入されたカードに関連付けてメモリ44上に一時記憶するとともに(ステップS410)、残度数情報が0であるか否かを判別する(ステップS411)。
この判別結果によって残度数が0であると判別された場合(ステップS411でYES)、カード挿入口81aから当該カードの排出後(そのまま玉貸処理ユニット40bに取り込まれるものもある)(ステップS417)、メモリ44上の残度数情報を消去する(ステップS418)。その後、ステップS404に戻り、再び待機状態となる。一方、この判別結果によって残度数が0でないと判別された場合(ステップS411でNO)、カードに関連付けた残度数情報の表示を遊技台50に依頼する(ステップS412)。
この依頼を受信した遊技台50では、受信した残度数情報を遊技台表示部54に表示するとともに(ステップS426)、遊技台50の前面部に配設される貸出ボタン53a若しくは、返却ボタン53bのいずれかが遊技客によって押下されるまで待機することとなる。
ここで、遊技客によって貸出ボタン53aが押下された場合(ステップS427でYES)、遊技台制御部52から玉貸処理ユニット40bの制御部47へと貸出要求が送信される。
玉貸処理ユニット40bは、遊技台50より貸出要求を受信すると、上記図9で説明したためここでは省略するが、貸玉数算出部47で記憶部46内の投出単位情報16bに基づいて投出玉数を算出し(ステップS413)、自身の玉投出機構48から所定数の貸玉を貸玉供給桶48aを介して遊技台50へと投出する(ステップS414)。この投出とともに玉貸処理ユニット40bの制御部47は、メモリ44上でカードに関連付けて一時記憶された残度数情報から前述の貸出単位分に相当する度数を減算更新し(ステップS415)、該減算された残度数情報とカードIDとを含む情報を上位用通信部41を介してターミナルコントローラ10へと送信後(ステップS416)、ステップS411に戻り、当該カードの残度数が残っていれば、減算された残度数情報の更新表示を遊技台50に依頼することとなる。
一方、この残度数情報とカードIDとを含む情報を受信したターミナルコントローラ10は、データベース管理部18により該受信した情報に基づいて売上情報データベース20において管理される売上情報を消費税と実売上とを別々にして更新し、カード管理データベース21において管理される当該カードと対応する残度数情報の更新処理を行うこととなる(ステップS422)。売上情報データベース20で管理される売上情報は、遊技場閉店後などに、売上情報集計部17cによって消費税と実売上とを別々にした集計処理がなされることとなる。
また、遊技客によって返却ボタン53bが押下された場合(ステップS427でNOの後、ステップS428でYES)、遊技台制御部52から玉貸処理ユニット40bの制御部47へと返却要求が送信される。返却要求を受信した玉貸処理ユニット40bは、カード挿入口81aから当該カードの排出後(そのまま玉貸処理ユニット40bに取り込まれるものもある)(ステップS417)、メモリ44上の残度数情報を消去する(ステップS418)。その後、ステップS404に戻り、再び待機状態となる。
以上説明したように第2の実施例においては、玉貸処理ユニット40bに玉投出機構48と、貸玉供給桶48aを設け、玉貸処理ユニット40b自身で遊技場所望の投出単位にてパチンコ玉の貸し出しを行えるように構成したため、上記第1の実施例同様に、投出単位を減数することで、遊技客から容易に消費税の回収を行えるようになる。
次に、図1に示すような基本構成を有する遊技システムにおける第3の実施例について説明する。
上記第1の実施例では、受け入れた貨幣に相当する価値を内蔵カードに関連付けてパチンコ玉を貸し出す場合を説明したが、第3の実施例では、カードを介さずにパチンコ玉を貸し出す場合の実施形態について説明する。
図13は、第3の実施例で用いる玉貸処理ユニット40cおよび遊技台50の内部構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施例を説明した図2と同一の符号が付してあるものは、略同様に動作するので、相違点についてのみ説明する。
玉貸処理ユニット40cは、各種処理機能部として、上位用通信部41と、貨幣処理部42と、メモリ44と、表示操作部45と、記憶部46と、制御部47と、玉投出機構48と、遊技台用通信部49とを具備して構成される。すなわち、上記図2の構成から内蔵カード処理部43を除いた構成となる。
メモリ44は、貨幣処理部42で処理された貨幣に相当する価値を識別符号(遊技台ID)に関連付けて一時的に記憶する。すなわち、カード処理ユニット40cにおいては、遊技台IDに関連付けてパチンコ玉の貸し出しを行うこととなる。このとき、貨幣の投入とともに、自身の玉投出機構48から自動で当該価値(全額)の貸玉を貸玉供給桶48aを介して遊技台50へと投出する。
以上が第3の実施例に係わる玉貸処理ユニット40cおよび遊技台50の内部構成であり、上述した玉貸処理ユニット40cは、従来の現金玉貸機に遊技台50とのインターフェースとして遊技台用通信部49を設けて遊技台50の動作制御を行えるように構成したものである。なお、第3の実施例に係わる玉貸処理ユニット40cおよび遊技台50の外観は、上記第1の実施例を説明した図3と同一であるため、その説明は省略する。
図14は、第3に係わる遊技システムの動作を説明するフローチャートである。なお、ここでは、玉貸処理ユニット40c自身の玉投出機構48によりパチンコ玉の貸し出しを行う場合を説明する。
まず、玉貸処理ユニット40cの電源が投入されると(ステップS501)、この処理は開始される。電源投入とともに、玉貸処理ユニット40cの制御部47は、遊技台用通信部49を介して接続される遊技台50に対して通信確認依頼を行う(ステップS502)。
一方、遊技台50においても電源が投入されると(ステップS516)、遊技台50は玉貸処理ユニット40cから通信確認依頼の受信待ちとなる。ここで、玉貸処理ユニット40cからの通信確認依頼を遊技台通信部51を介して受信すると(ステップS517)、遊技台50は遊技台制御部52において通信確認応答を生成し、玉貸処理ユニット40cに返送する(ステップS518)。
遊技台50からの応答を受信した玉貸処理ユニット40cは、制御部47にて応答内容を解析し通信が正常に行われたか否かを判断する(ステップS503)。この判断結果によって応答内容が異常であると判断された場合(ステップS503でNO)、玉貸処理ユニット40cは、エラーダウンするとともに(ステップS514)、通信状態に異常がある旨を表示操作部45に表示するか若しくはアラームを鳴動させるなどして店員に報知する。なお、通信確認依頼に対する応答が所定の時間を越えても返送されてこない場合にも通信異常と判断する。
一方、この判断結果によって応答内容が正常であると判断された場合(ステップS503でYES)、玉貸処理ユニット40cは、貨幣が投入されるまで待機状態となる(ステップS504)。
ここで、遊技客によって硬貨投入口42a若しくは紙幣挿入口42bのいずれかから貨幣の投入が行われると(ステップS505でYES)、貨幣処理部42において当該貨幣の読み取りを行う(ステップS506)。ここでは、先に述べた通り、金種や真偽の判別がなされる。
貨幣の読み取りが正常に行われると、玉貸処理ユニット40cは当該貨幣に相当する価値(度数)を識別符号(遊技台ID)に関連付けてメモリ上に一時記憶するとともに(ステップS507)、遊技台IDに関連付けた価値(度数)情報の表示を遊技台50に依頼する(ステップS508)。この依頼を受信した遊技台50では、受信した度数情報を遊技台表示部54に表示する(ステップS519)。
続いて、玉貸処理ユニット40cでは、上記図9で説明したためここでは省略するが、貸玉数算出部47aで記憶部46内の投出単位情報16bに基づいて投出玉数を算出し(ステップS509)、自身の玉投出機構48から自動で当該価値(全額)の貸玉を貸玉供給桶48aを介して遊技台50へと投出する(ステップS510)。この投出とともに玉貸処理ユニット40cは、メモリ44上で遊技台IDに関連付けて一時記憶された価値(度数)情報から前述の貸出単位分に相当する価値(度数)を減算し、該減算された価値(度数)情報の更新表示を遊技台50に依頼する(ステップS511)。この依頼を受信した遊技台50では、受信した価値(度数)情報を遊技台表示部54に更新表示する(ステップS520)。
そして、玉貸処理ユニット40cの制御部47は、投入された貨幣に相当する価値(度数)情報と、遊技台50にそれぞれ割り当てられた台番号などの遊技台IDとを含む売上情報を上位用通信部41を介してターミナルコントローラ10へと送信し(ステップS512)、メモリ44上の価値(度数)情報を消去する(ステップS513)。その後、ステップS504に戻り、再び待機状態となる。
この売上情報を受信したターミナルコントローラ10は、データベース管理部18により該受信した売上情報に基づいて消費税と実売上とを別々にして売上情報データベース20の更新処理を行うこととなる(ステップS515)。売上情報データベース20で管理される売上情報は、遊技場閉店後などに、売上情報集計部17cによって消費税と実売上とを別々にした集計処理がなされることとなる。
以上説明したように第3の実施例においては、玉貸処理ユニット40cに遊技台用通信部49を設け、遊技台50の動作制御が行えるとともに、玉貸処理ユニット40c自身で遊技場所望の投出単位にてパチンコ玉の貸し出しを行えるように構成したため、上記第1の実施例同様に、投出単位を減数することで、遊技客から容易に消費税の回収を行えるようになる。
なお、本発明は、上記および図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものであり、上述した実施例で説明した遊技媒体貸出システムにおけるその他変形実施例を下記にいくつか列挙する。
a)日時によって遊技客から回収する消費税率を変更するようにしてもよい。その場合、ターミナルコントローラ10の計時部13が備えるカレンダー機能およびタイマー機能を用いて、日時によって消費税率を切り換えることとなる。具体的には、遊技客が少ない平日の午前中をサービスタイムとし、遊技客から消費税を徴収しないようにすることが可能である。開店時から正午までは消費税率を「0%」に設定し、正午になると通常の消費税率(5%)に切り換えられる。
b)プリペイドカードと会員カードとが一体型であってもよい。この他、会員カードがICカードであってもよく、カード各々を識別可能とする識別符号を有し、ターミナルコントローラ10において残度数情報を管理できるカードであれば足りる。
c)遊技台50前面部に配設される遊技台表示部54、貸出ボタン53a、返却ボタン53bを、玉貸処理ユニット40の前面部に配設して構成してもかまわない。
d)貨幣とカード両方を受け入れてパチンコ玉の貸し出しを行う玉貸処理ユニットに本発明を適用してもかまわない。すなわち、第1の実施例における貨幣処理部42と第2の実施例におけるカード処理部81とを具備した玉貸処理ユニットである。
e)ターミナルコントローラ10に消費税率を入力すると、該入力された税率に基づいて自動で妥当な投出単位を設定するように構成してもかまわない。その場合、ターミナルコントローラ10のT/C制御部17によって消費税の回収金額が妥当となる投出単位を算出することとなる。
f)メダル貸出機に本発明を適用してもかまわない。
g)玉貸処理ユニット40に貯玉の再プレイ機能があってもよい。
本発明の遊技媒体貸出処理装置および遊技媒体貸出システムは、1度数あたりの投出玉数を容易に変更できるように構成したため、投出玉数を変更することで消費税を加味したパチンコ玉の貸し出しが行えることとなり、特に、パチンコ台などを配設し遊技サービスを提供するパチンコホールで有効利用することができる。
本発明に係わる遊技システムの全体構成を示す図である。 玉貸処理ユニット40aおよび遊技台50の内部構成を示すブロック図である。 玉貸処理ユニット40aおよび遊技台50の外観構成を示す図である。 ターミナルコントローラ10の内部構成を示すブロック図である。 ターミナルコントローラ10の表示部15に表示される画面レイアウト(集計結果画面)の一例を示す図である。 ターミナルコントローラ10の表示部15に表示される画面レイアウト(集計結果画面)の一例を示す図である。 ターミナルコントローラ10の表示部15に表示される画面レイアウト(投出単位設定画面、使用玉貸機構設定画面)の一例を示す図である。 本発明に係わる遊技システムの動作を説明するフローチャートである。 図8に示した投出玉数算出処理の詳細動作を説明するフローチャートである。 第2の実施例に係わる玉貸処理ユニット40bおよび遊技台50の内部構成を示すブロック図である。 第2の実施例に係わる玉貸処理ユニット40bおよび遊技台50の外観構成を示す図である。 第2の実施例に係わる遊技システムの動作を説明するフローチャートである。 第3の実施例に係わる玉貸処理ユニット40cおよび遊技台50の内部構成を示すブロック図である。 第3の実施例に係わる遊技システムの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
10 ターミナルコントローラ
11 T/C通信部
12 T/Cメモリ
13 計時部
14 操作部
15 表示部
16 T/C記憶部
16a 使用投出機構情報
16b 投出単位情報
17 T/C制御部
17a 制御情報設定部
17b 制御情報通知部
17c 売上情報集計部
18 データベース管理部
20 売上情報データベース
21 カード管理データベース
22 印字部
30 島コントローラ
40a、40c 玉貸処理ユニット(現金式)
40b 玉貸処理ユニット(カード式)
41 上位用通信部
42 貨幣処理部
43 内蔵カード処理部
42a 硬貨投入口
42b 紙幣挿入口
42c 硬貨返却口
44 メモリ
45 表示操作部
46 記憶部
47 制御部
47a 貸玉数算出部
47b 動作情報設定部
48 玉投出機構
48a 貸玉供給桶
49 遊技台用通信部
50 遊技台
51 遊技台通信部
52 遊技台制御部
53a 貸出ボタン(遊技台操作部:53)
53b 返却ボタン(遊技台操作部:53)
54 遊技台表示部
55 遊技台玉投出機構
60 島
70 LAN(Local Area Network)
81 カード処理部
81a カード挿入口

Claims (9)

  1. 遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、貨幣を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う遊技媒体貸出処理装置において、
    受け付けた貨幣の金額を判別する貨幣処理手段と、
    前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを設定する投出設定手段と、
    単位金額あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、
    前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する通信手段と、
    前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記投出設定手段により前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことが設定されている場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と
    を具備することを特徴とする遊技媒体貸出処理装置。
  2. 遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う遊技媒体貸出処理装置において、
    受け付けた記録媒体の有価価値を特定する記録媒体処理手段と、
    前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを設定する投出設定手段と、
    単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、
    前記遊技台と通信する通信手段と、
    前記通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記投出設定手段により前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことが設定されている場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と
    を具備することを特徴とする遊技媒体貸出処理装置。
  3. 遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、貨幣を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記遊技媒体貸出処理装置は、
    受け付けた貨幣の金額を判別する貨幣処理手段と、
    前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、
    単位金額あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、
    前記管理装置と通信する第1の通信手段と、
    前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、
    前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、
    前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置に通知する通知手段と
    を具備し、
    前記管理装置は、
    前記通知手段で通知された売上情報を管理する売上情報管理手段
    を具備することを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  4. 遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、貨幣を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記管理装置は、
    単位金額あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された遊技媒体数を前記遊技媒体貸出処理装置へ通知する遊技媒体数通知手段と、
    売上情報を管理する売上情報管理手段と
    を具備し、
    前記遊技媒体貸出処理装置は、
    受け付けた貨幣の金額を判別する貨幣処理手段と、
    前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、
    前記管理装置と通信する第1の通信手段と、
    前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段を用いて前記管理装置の前記遊技媒体通知手段から通知された遊技媒体数に基づき前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、
    前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置に通知する通知手段と
    を具備することを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  5. 前記遊技媒体貸出処理装置は、
    前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体複数単位投出手段により行うことを示している場合、前記第2の通信手段を用いて前記貨幣処理手段で判別された金額に対応する遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体複数単位投出手段により行なうことを前記遊技台に指示する遊技媒体貸出指示手段
    を更に具備し、
    前記管理装置は、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体貸出指示手段により行うかを示す使用投出機構情報を設定する遊技媒体貸出設定手段と、
    前記遊技媒体貸出設定手段により設定された前記使用投出機構情報を前記遊技媒体貸出処理装置に通知する通知手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項3または4記載の遊技媒体貸出システム。
  6. 遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記遊技媒体貸出処理装置は、
    受け付けた記録媒体の有価価値を特定する記録媒体処理手段と、
    前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、
    単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、
    前記管理装置と通信する第1の通信手段と、
    前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して前記設定手段で設定された遊技媒体数に基づき前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、
    前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置に通知する通知手段と
    を具備し、
    前記管理装置は、
    前記通知手段で通知された売上情報を管理する売上情報管理手段
    を具備することを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  7. 遊技媒体を複数個単位で投出可能な遊技媒体複数個単位投出手段を有する遊技台に1対1に対応付けて設置され、有価価値を特定可能な情報が記録された記録媒体を受け付けて当該遊技台で使用する遊技媒体の貸出処理を行う複数の遊技媒体貸出処理装置と、前記複数の遊技媒体貸出処理装置と通信可能に設けられ、前記複数の遊技媒体貸出処理装置の遊技媒体貸出処理を管理する管理装置とを有する遊技媒体貸出システムにおいて、
    前記管理装置は、
    単位価値あたりに貸出を行う遊技媒体数を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された遊技媒体数を前記遊技媒体貸出処理装置へ通知する遊技媒体数通知手段と、
    売上情報を管理する売上情報管理手段と
    を具備し、
    前記遊技媒体貸出処理装置は、
    受け付けた記録媒体の有価価値を特定する記録媒体処理手段と、
    前記遊技媒体を1個単位で投出可能な遊技媒体投出手段と、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体複数個単位投出手段により行うかを示す使用投出機構情報を保持する保持手段と、
    前記管理装置と通信する第1の通信手段と、
    前記遊技台を動作制御するための制御信号を授受する第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して、前記第1の通信手段を用いて前記管理装置の前記遊技媒体通知手段から通知された遊技媒体数に基づき前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の貸出遊技媒体数を算出する算出手段と、
    前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うことを示している場合、前記遊技媒体投出手段を制御して前記算出手段で算出された貸出遊技媒体数の遊技媒体の貸出処理を前記遊技台に対して行う制御手段と、
    前記制御手段で貸出された遊技媒体に対応する売上情報を前記第1の通信手段を用いて前記管理装置の売上情報管理手段に通知する通知手段と
    具備することを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  8. 前記遊技媒体貸出処理装置は、
    前記保持手段が保持する前記使用投出機構情報が前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体複数単位投出手段により行うことを示している場合、前記第2の通信手段を用いた前記遊技台からの指示に応答して前記遊技台に対して前記記録媒体処理手段で特定された有価価値の範囲内の遊技媒体の貸出を指示する遊技媒体貸出指示手段
    を更に具備し、
    前記管理装置は、
    前記遊技媒体の貸出処理を前記遊技媒体投出手段により行うか前記遊技媒体貸出指示手段により行うかを示す使用投出機構情報を設定する遊技媒体貸出設定手段と、
    前記遊技媒体貸出設定手段により設定された前記使用投出機構情報を前記遊技媒体貸出処理装置に通知する通知手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項6または7記載の遊技媒体貸出システム。
  9. 前記管理装置は、
    前記売上情報管理手段で管理される売上情報に基づいて売上金額と消費税を個別に集計する売上情報集計手段
    を更に具備することを特徴とする請求項3乃至8のいずれかに記載の遊技媒体貸出システム。
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