JP6517503B2 - 遊技場用システム - Google Patents

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Description

本発明は、天井条件が成立した場合に、遊技者にとって有利な特別状態を発生させる、或いは発生させ易くする状態となる天井特典を発生させるように構成された遊技機の遊技情報を管理する遊技場用システムに関する。
遊技場に設置される遊技機の中には、ボーナス等が発生しない所謂ハマリゲーム数が所定の天井ゲーム数に達する等の天井条件を満たした場合に、遊技者にとって有利な状態となる所謂天井機能を有する遊技機がある。このような天井機能に対応するために、例えば特許文献1では、ボーナス等が発生した場合に、天井条件を満たしているか否かにより天井機能による有利な状態(以下、天井特典)なのか否かを判定することを提案している。
特開2006−198312号公報
このように天井特典を特定できれば例えば天井特典数を管理することにより、天井到達数等を遊技者等に提示できるようになる。
しかしながら、天井到達数を提示するだけでは、今一歩、遊技者等に天井機能の有益さ等を伝えることができず、この点で改良が求められていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、天井機能に関する遊技情報を効果的に遊技者等へと提示することにより、天井機能の有益さ等を効果的に伝えることが可能となる遊技場用システムを提供することにある。
本発明は、遊技価値を使用したゲームを行うことにより遊技者にとって有利な状態である特別状態を発生可能であって、遊技に伴い予め設定される初期化条件が成立することにより初期化されるゲーム数と、予め設定される天井ゲーム数とを比較した結果に応じて成立する天井条件が成立した場合に、前記特別状態を発生させる、或いは発生させ易くする状態となる天井特典を発生させるように構成された遊技機の遊技情報を管理する遊技場用システムであって、
遊技機側から出力される遊技信号により、前記ゲームの実行、及び前記初期化条件の成立を特定する遊技情報特定手段と、前記ゲームの実行に応じて計上され、前記初期化条件の成立を特定したことにより初期化される対応ゲーム数を管理し、当該初期化条件が成立した際の対応ゲーム数である成立ゲーム数を初期化条件の成立別に管理する一方、前記天井特典の発生数を管理する管理手段と、比較対象となるゲーム数、或いはゲーム範囲を示す比較ゲーム数情報と、前記初期化条件の成立別に管理される成立ゲーム数とを比較することにより、当該比較ゲーム数情報により示されるゲーム数、或いはゲーム範囲に前記対応ゲーム数が達した回数である移行数と、前記天井特典の発生数との割合を示す天井到達率を含む天井情報を、当該比較ゲーム数情報に応じて特定する天井情報特定手段と、前記比較ゲーム数情報により区分して前記天井情報を表示する表示処理、及び現在計上している対応ゲーム数に対応する前記比較ゲーム数情報に応じた前記天井情報を表示する表示処理の内、少なくとも一方の表示処理を行う表示手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1に記載の遊技場用システムにおいて、
前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報、或いは入力される設定情報により、遊技に応じて消費する遊技価値である消費価値と遊技に応じて付与される遊技価値である付与価値との差であってゲーム1回当りの差を特定可能なゲーム差情報と、前記天井ゲーム数に対応したゲーム数である参照天井ゲーム数を特定可能な参照天井情報とを管理し前記天井情報特定手段は、前記ゲーム差情報と前記参照天井情報とにより、前記消費価値と前記付与価値との差であって、前記比較ゲーム数情報により示されるゲーム数から前記参照天井ゲーム数分のゲームを行うために必要な差を示す天井投資価値、及び当該天井投資価値により特定される当該天井投資価値以外の遊技情報の内、少なくとも一方を前記天井情報として特定するようにしても良い(請求項2)。
請求項1または2に記載の遊技場用システムにおいて、
前記表示手段は、前記計上している対応ゲーム数に対応する前記比較ゲーム数情報に応じた天井情報を表示する表示処理を行い、当該比較ゲーム数に応じた前記天井到達率と、当該天井到達率に対する基準値とを比較し、当該比較結果に応じて前記天井情報を表示するか否かを特定するようにしても良い(請求項3)。
請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記表示手段は、前記現在計上している対応ゲーム数に対応する前記比較ゲーム数情報に応じた天井情報を表示する表示処理としてテロップ表示処理、及びポップアップ表示処理の内の少なくとも一方の表示処理である特別表示処理を行い、当該比較ゲーム数に応じた前記天井到達率に応じて当該特別表示処理を行う頻度を変更するようにしても良い(請求項4)。
請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記対応ゲーム数に対する連続した範囲であるゾーンを設定する設定手段を備え、前記比較ゲーム数情報は前記ゲーム範囲として前記ゾーンを示し、前記天井情報特定手段は、前記初期化条件の成立別に管理される前記成立ゲーム数別に、当該成立ゲーム数がいずれのゾーンに属するのかを特定し、当該属するゾーンと当該属するゾーンよりも少ないゲーム数が属するゾーンとに前記移行数を計上することで前記ゾーン単位で前記天井情報を特定することにより、前記天井情報を前記比較ゲーム数に応じて特定し、前記表示手段は、前記比較ゲーム数情報に応じた天井情報を表示する表示処理を行う場合に、当該比較ゲーム数情報が示す前記ゾーンに対応した前記天井情報を表示するようにしても良い(請求項5)。
請求項1から5のいずれか一項に記載の遊技場用システムにおいて、
前記管理手段は、前記対応ゲーム数を遊技場が閉店した場合に初期化し、当該閉店した場合における前記対応ゲーム数である閉店ゲーム数を、前記初期化条件の成立別に管理する成立ゲーム数の管理対象に含めて管理し、前記天井情報特定手段は、前記閉店ゲーム数を集計対象に含めて前記天井情報を特定するのか、含めずに前記天井情報を特定するのかを設定可能とするようにしても良い(請求項6)。
請求項1の発明によれば、天井到達率を含む天井情報を比較ゲーム数に応じて表示することにより、どれぐらいのゲーム数である場合にどの程度、天井特典を得られる期待が持てるのか、或いは現在のゲーム数にてどの程度、天井特典を得られる期待が持てるのかを、遊技者等に把握させられるようになり、遊技機における天井機能の有益さ等を効果的に伝えることができる。
請求項2の発明によれば、天井投資価値により比較ゲーム数に応じて、天井特典を得るまでにどの程度の遊技価値を必要とするのかや、天井特典により得られる遊技価値から天井投資価値分を差し引いた遊技価値等を把握できるようになり、天井到達率も考慮して、遊技を行った方が良いのかや、遊技者が遊技を行うか等を把握可能となる。
請求項3及び請求項4の発明によれば、天井到達率を考慮すると例えばゲーム数が天井ゲーム数に程遠い場合には、天井情報を表示する意義は小さく、近い場合には大きくなる。このような事情を考慮して天井情報を表示するようになるので、遊技者の関心に合わせて天井情報を表示可能となる。
請求項5の発明によれば、管理を容易化するためゾーンによりゲーム数をまとめた場合に、ゲームの進行に同期してゾーンに対応した移行数を特定しなくとも、遡及的に移行数を特定できるようになる。
請求項6の発明によれば、天井機能を有する遊技機の中には初期化条件を所謂設定変更時に成立させる遊技機もある。この場合、営業中の設定変更は風営法等により認められていないので閉店時のみ変更可能であるが、閉店時の設定変更の有無は把握、或いは報知できないので、対応ゲーム数は遊技場が閉店した場合、即ち、翌営業日に向けて初期化することになるが、この場合、閉店時の対応ゲーム数は初期化条件が成立したか否かが不明なので、集計対象に含めると正確に遊技機の性能を表す天井情報を得られない可能性が残る。しかしながら、遊技者等の中には正確性を重視する遊技者等もいれば、情報の母体数を重視する遊技者等もおり、そのニーズに応じて天井情報の集計対象を使い分けできるようになる。
一実施形態における遊技場用システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機のリールの展開図 遊技機に設定されている内部当選役の役構成を示す図 遊技機の有効ラインを示す図 遊技機に設定されている内部当選テーブルを乱数の数で示す図 設定情報を示す図 遊技機単位の遊技履歴例を示す図 天井素情報例を示す図 天井情報の集計例を示す図 ゾーン情報例を示す図 情報表示装置におけるデータ表示部の表示例を示す図 データ表示部におけるテロップ表示部の表示例を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、遊技場用システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には、遊技機(スロットマシン)1に対応して遊技装置2及び情報表示装置3(表示手段、設定手段)が設置されている。2台の遊技機1、2台の遊技装置2及び情報表示装置3は1台の中継装置4に接続されており、中継装置4はLAN5を介して管理装置6(遊技情報特定手段、管理手段、天井情報特定手段、設定手段)に接続されている。管理装置6は、遊技場内の例えば管理室に設置されており、キーボード7、モニタ8やプリンタ(図示せず)等が組み合わされて構成されている。LAN5には景品交換処理を行うPOS等の周辺機器(図示せず)が管理装置6と通信可能に接続されている。
尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機1が管理装置6の管理対象となる。本実施形態では遊技機1がスロットマシンであることから、遊技価値(遊技媒体)はメダルである。遊技機1がパチンコ機であれば、遊技価値はパチンコ玉である。尚、以下において、メダルを玉とし、遊技価値の総称として表記する場合がある。
遊技機1は、表示窓9、スタートレバー10、ストップ釦11〜13、表示ランプ部14、液晶表示部15、メダル投入口16、BET釦17、受皿18等を備えている。遊技者は、表示窓9を通じて内部に設けられたリールの図柄を視認可能となっている。各図柄は、図2に示すように、左リール19、中リール20及び右リール21の円周面に描かれており、各リール19〜21が停止した状態では、表示窓9の上段、中段及び下段に対応して停止表示される。即ち、遊技機1には、各リール19〜21それぞれについて3図柄ずつ、合計9図柄分の図柄表示領域が形成されている。
遊技機1は、遊技者によってメダル投入口16からメダル(遊技価値)が投入された状態、或いはBET釦17を操作することでクレジットメダル(遊技価値)が投入された状態でスタートレバー10が操作されると(ゲームが開始されると)、内部抽選を実行すると共にリール19〜21の変動を開始させ、ストップ釦11〜13が操作されることによって所謂引込制御(予め規定された引込範囲、例えば4図柄までにある図柄を後述する有効ライン上に引込んで停止表示させる制御)によってリール19〜21の変動を停止する。
図3は、遊技機1に設定されている内部当選役の役構成を示している。遊技機1には、所謂ボーナス役としてのBB(ビッグボーナス)役及びRB(レギュラーボーナス)役、所謂小役としての5枚役A〜F、7枚役、2枚役、1枚役A、1枚役B、及びリプレイ役が設定されている。
遊技機1には、図4に示すように、合計4本(表示窓9の上段及び中段に対応した横方向に1本ずつの2本と斜め方向の2本の合計4本)の有効ラインが設けられており、遊技者によってストップ釦11〜13が操作されて有効ラインのうちいずれかの有効ライン上に内部当選役に対応する図柄が揃ったとき、即ち、有効ライン上に停止表示された図柄の組合せが内部当選役に対応する図柄の組合せと一致したときに入賞となる。入賞となった場合には、特別状態であるBB状態やRB状態(ボーナス)やリプレイ等の発生、或いは対応する枚数のメダルの払出(遊技価値の付与)が行われて1ゲームが終了する。尚、遊技機1では、1ゲーム当たりのメダルの投入枚数(最大BET数)は、通常状態では3枚、ボーナス中は2枚に設定されている。
遊技機1は、ゲーム開始時の内部抽選において、0〜65535の間で発生する乱数のうち1つを抽出し、抽出した乱数と図示しない抽選テーブルとを照合することにより内部当選したか否かを判定している。
図5は、遊技機1に設定されている内部当選テーブルに割り振られている乱数の数を役に対応して示している。この場合、乱数の数は、遊技機1の遊技状態に対応して設定されている。即ち、通常状態及びRT状態では、BB役及びRB役に対して64個、2種類の5枚役が同時に内部当選(以下、同時当選)する5枚役A+5枚役B〜Fにそれぞれ1952個、5枚役が単独で内部当選(以下、単独当選)する5枚役Aに0個、7枚役に1312個、2枚役に656個、1枚役A及び1枚役Bにそれぞれ4096個の乱数が割り振られている。さらに、通常状態では、リプレイ役に8978個、ハズレに36510個の乱数が割り振られている一方、RT状態では、リプレイ役に45487個、ハズレに1個の乱数が割り振られている。つまり、RT状態では、通常状態と比べてリプレイ役の入賞確率が大幅に高められている。また、BBまたはRB状態では、5枚役Aに65535個の乱数が割り振られ、ハズレに1個の乱数が割り振られている。このような割り振りの結果、5枚役Aには、単独当選する場合と、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時当選する場合との全部で6通りが設定されており、5枚役Aが単独当選するのはボーナス中のみである。
遊技機1は、遊技状態として、上述した通常状態、RT状態(以下、RT)及びBB・RB状態に加えてART状態(以下、ART)へも移行可能となっている。ARTへは、通常状態において2枚役が内部当選した場合の一定確率(例えば30%)で成立するART条件が成立した場合に移行する。また、ボーナスやART等の特別状態が発生(初期化条件が成立)することなく連続して行ったゲーム数(ハマリゲーム数)が天井ゲーム数(本実施形態では1530ゲーム)に達した場合にもART条件(天井条件)が成立する。この場合は通常のART条件が成立した場合よりも後述するARTのゲーム数の抽選や継続抽選等が遊技者に有利になる等、通常のARTよりも遊技者にとって有利な条件でARTが発生する。尚、本実施形態では特別状態の内、ARTのみを対象として天井特典の対象としているが、ボーナス等を対象としても勿論良い。また、天井特定の対象となる場合も含め、特別状態としてARTではなくRT状態、或いはAT状態等の他の特別状態を採用しても勿論良い。
ARTは後述するAT役を入賞させるための報知を行うAT状態(以下、AT)と、リプレイ役の内部当選率が通常状態よりも向上するRTとが複合した特別状態であり、ART中またはRT中に終了役(1枚役Aまたは1枚役B)が入賞した場合には、ARTまたはRTを終了して通常状態へ移行する。AT役とは、5枚役Aが中リール20の中段に停止して3本の有効ラインが同時に入賞して15枚のメダルが払い出される役のことである。
AT中はAT役を入賞させるためのストップ釦11〜13の操作順序を遊技機1の液晶表示部15にて報知する。即ち、1ゲームの払出枚数が15枚であるAT役の入賞操作(AT役入賞操作)を補助する報知(AT役報知)を行い、遊技者がその報知通り操作すればAT役が入賞し、操作しなければ後述するAT役操作報知で説明するようにAT役でない一般役(5枚)が入賞する。
一方、AT中は1枚役A及び1枚役Bのいずれが内部当選したかを報知する。即ち、終了役の入賞操作を回避するための報知(終了役報知)を行い、遊技者がその報知通り操作すれば終了役の入賞を回避できる。ATはART発生時等に抽選されるゲーム数を行うまで継続し、終了すればATを終了してRTへと移行する。ATが行われないRTでは終了役報知が行われないため、遊技者は終了役の入賞を回避できず、ATが終了するとほどなくRTも終了することになる。
抽選により決定されるATのゲーム数は設定値(遊技機設定値)により変更可能である。即ち、設定値は6段階あり、設定値6の平均継続数が70ゲームで遊技者にとって最も有利となり、設定値1が40ゲームで遊技者にとって最も不利となるように、設定値に応じて段階的に遊技者の有利度(遊技価値の付与率)が異なっている。また、周知の設定変更操作により設定変更を行った場合、或いは設定値の再設定(打直し)やRAMクリア等の所定の初期化操作を行った場合にハマリゲーム数が初期化される初期化条件が成立する。ART中においても所謂上乗せ抽選を行っており、その当選に応じて継続ゲーム数が加算されることもある。
ARTには連続性があり、ART中に抽選させる継続抽選に当選するとARTが継続するが、その間に準備期間(3ゲーム)が設定される。即ち、ARTが連荘する場合はその準備期間分、通常状態またはAT状態となり、一時的にARTが解消される。また、ART中においてもボーナスの抽選を行っており、当選した場合はARTを一時的に中断してボーナスを発生させ、その後、準備期間となってからARTを再開する。準備期間はART中ではないので、対応する状態信号の出力や、ART報知用のランプを備えた遊技機ではその点灯は行われない。
上述したように、5枚役Aは、単独当選する場合と、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時当選する場合との全部で6通りあり、いずれの場合も5枚役Aのみが入賞する。但し、5枚役B〜Fのいずれか1つと同時当選した場合は、その組み合わせと押し順に応じて入賞役であるベル図柄が中リール20の上段か中段に停止するように制御されるので、上段に停止した場合(有効ライン1本で入賞)には5枚(一般役)、中段に停止した場合(有効ライン3本で入賞)には15枚のメダルが払い出される。
具体的には、以下の押し順の場合にベル図柄が中段で停止し、その他の押し順の場合に上段で停止する。尚、以下の説明では、左は左リール19、中は中リール20、右は右リール21を示している。
・5枚役A+5枚役Bが同時当選……中リール20を最初に停止(中→左→右または中→右→左)の順に停止
・5枚役A+5枚役Cが同時当選……左→中→右の順に停止
・5枚役A+5枚役Dが同時当選……左→右→中の順に停止
・5枚役A+5枚役Eが同時当選……右→中→左の順に停止
・5枚役A+5枚役Fが同時当選……右→左→中の順に停止
以上のように、AT役操作報知では、操作するストップ釦11〜13の押し順をゲーム開始時に報知するので、遊技者は、その報知に従ってストップ釦11〜13を押すことにより15枚のメダルを確実に獲得することができる。
尚、ボーナスゲーム中における5枚役Aの単独当選時は、押し順に関わらずベル図柄が中リール20の中段に停止(引込制御可能な場合)して15枚のメダルが払い出される。
遊技機1からは遊技者による遊技に従って以下に示す遊技信号が出力される。
・アウト信号=遊技機1から出力。開始操作に応じベット状態のメダルを消費したとしてベット状態のメダル数(3枚)分がパルス出力されるので、アウト信号数×1がアウト(消費価値、使用媒体数)となる。尚、リプレイ時にも対応分を出力。
・セーフ信号=遊技機1から出力。メダルが1枚付与(払出)される毎に1パルス出力されるので、セーフ信号数×1がセーフ(入賞付与価値、払出媒体数)となる。尚、リプレイ役入賞時にも、そのゲームに使用されたメダル分を出力。
・BBまたはRB信号=遊技機1から出力。対応するボーナス状態(BB、RB)中にレベル出力されるので、信号入力期間をボーナス状態として特定する。
尚、ARTの特定は上記のような遊技信号として出力されるARTを特定可能なART信号にて特定しても良いし、その信号が出力されない遊技機の場合にはART時に点灯するランプの点灯を光センサにより検知して特定したり、単位期間(例えば10ゲーム)における小役の入賞状況や差数やセーフ等の遊技情報と予め設定される基準値とを比較することにより特定したりする等、周知の特定方法のいずれを採用しても良い。
遊技装置2は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部(いずれも図示せず)より動作する。遊技装置2は、貨幣が投入される貨幣投入口22、メダルを貸し出すための貸出釦23、図示しないICカードが挿入されるカード挿入口24、ICカードを発行するための発行釦25払出操作用の払出釦26、この払出釦26の押下に応じてメダルを遊技機1の受皿18に払出す払出ノズル27等を備えている。
遊技装置2は、貨幣を受け付け(貨幣受付処理)すると、遊技装置2に入金額が残高に加算して表示され、残高がある状態で遊技者が貸出釦23を押下(貸出操作、付与操作)すると払出単位(例えば1000円)分の貸出メダル(対価付与価値)を払出ノズル27から払い出し(対価付与処理)、その対価分を残高から減算する。尚、貨幣は複数回分の対価付与処理の対応分を受付可能である(例えば1万円まで)。
遊技装置2は、遊技者が獲得したメダルを受付可能で、受け付けた場合には持玉として管理し、その持玉を対価とした払戻処理(価値付与処理)を行った場合はその対価分(払い戻したメダルと同数)を持玉から減算する。そして、残高や持玉が残存する状態で遊技者が発行釦25を押し下げすると(発行操作を受け付けると)、残高や持玉を特定可能なICカードを発行する。尚、カード挿入口24にてICカードを受け付けた場合は、そのICカードにより特定される残高や持玉を引継ぐ(情報を記憶してICカードの情報を消去する)。
遊技装置2は中継装置4とのシリアル通信により貨幣受付処理や対価付与処理、価値付与処理、残高、持玉、貸出メダル、払戻数、入金額や計数玉数や、貸出の対価となる売上額、及びICカードの受付や発行処理等の各種情報を特定可能であるが、これらをパルス信号(例えば入金1000円毎に1パルス、売上100円毎に1パルス等)にて特定しても良い。
情報表示装置3は、データ表示部28、複数の操作スイッチ部29等を備えている。データ表示部28は、遊技機1から入力される信号に基づき集計した遊技情報等、各種の情報を表示する。複数の操作スイッチ部29は、データ表示部28の表示内容を切替えたり、遊技者が遊技場の従業員を呼出したりするため等に操作される。
管理装置6は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部、遊技機1や遊技装置2や呼出ランプユニット3との間で各種信号や各種情報を送受信する送受信部等(いずれも図示せず)を備え、遊技機側から出力された遊技信号を受信すると、遊技機1の遊技情報(アウト、セーフ、差数、出率、BB回数、RB回数等)を集計したり売上情報を算出したりする。
管理装置6は、管理者の操作入力により各種設定情報を設定可能であり、設定された情報を送信することで遊技装置2等にも設定可能である。
図6は本発明に関連した設定情報を示しており、以下の各項目が設定されている。尚、以下においてゲーム数をGと表記する場合がある。
・ゾーン範囲=ゲーム数を区分する単位。任意のゲーム数を設定可能で、図6の場合、100G毎にゲーム数をまとめることになる。尚、まとめたGがゾーンとなる。
・最終ゾーン=最終ゾーンをいずれのゾーンとするか。図6の場合、1501Gから始まるゾーンが最終ゾーンとなる。尚、当然ではあるが最初のゾーンは1Gから始まるゾーンとなる。
・代表G=各ゾーンのいずれのGを代表Gとするか。図6の場合、各ゾーンの開始G(最初のゲーム)が代表Gとなるが、他に終了G、平均G、開始Gから任意番目のG等、任意のGを設定可能。
・天井G(参照天井情報)=天井条件を満たすためのG(参照天井ゲーム数)。
・天井条件=天井特典として特定するための条件。図6の場合、天井G以上のGにて発生したARTを天井特典として特定する。
・千円G=天井迄の差数を求める際に必要となるスペック情報で、千円分の対価付与価値(貸出レートが20円の場合は50枚)を投資した場合に、どの程度のG数を遊技可能かを示す。尚、後述する図9等に示す天井迄の差数をベースにより演算する場合には設定する必要はない。ベースとの関係式は、ベース=100%−千円分の対価付与価値÷1Gの消費価値÷千円Gとなり、1Gの消費価値は最大BET数である3枚にて演算(ゲーム差情報)する。
・天井到達基準値=後述する天井到達率に対する基準値。天井到達率とこの設定値とを比較した結果に応じて後述する天井情報を表示するか否かを特定する(天井到達率に対する基準値)
・閉店=閉店時のG(閉店ゲーム数)を含めるか否かの設定で、図6のように含める場合は後述する図8、9のように閉店時のGを集計対象に含め、含めない場合は閉店時(図7における閉店に対応したレコード)のGを集計対象から除外する。
尚、特に例示しないが、台番に対応付けて機種別等により遊技機をグループ分けする所謂機種設定等の周知の設定も行い、そのグループ単位、或いは遊技機単位にて上述した設定を行っている。
管理装置6は、周知のようにボーナスやART等の特別状態の発生(初期化条件の成立)を区切りとして遊技機単位で遊技履歴を管理している。
図7は、管理装置6により作成される遊技履歴例を示している。「通常状態」は特別状態が発生するまでの遊技情報を示し、「特別状態」は特別状態中の遊技情報を示している。即ち、レコードにより区切ったGを管理することで初期化条件の成立別に成立ゲーム数を管理するもので、特別状態の終了後に次のレコードを作成し、それ以降の対応分の記憶対象を次のレコードに移行している。尚、ART中にBBが発生した場合も次のレコードを作成するが、この場合は、ARTに対応するレコードは、BBの終了後に継続されるARTの遊技情報を含むことになる。
遊技履歴としては、以下の各項目が設定されている。
・種別、時刻=種別はレコードに対応する種別(特別状態の種類や閉店)、時刻は対応時刻(例えば特別状態の発生時刻)を示す。
・G、ARTG=Gは前回の特別状態が終了してから今回の特別状態が発生するまでのゲーム数(対応ゲーム数)。尚、ART中にBBが発生した場合は0または空欄となる。ARTGはARTに対応するもので、ART中のGを示す。
・アウト、セーフ、差数=アウトは投入数(消費価値)、セーフは払出数(入賞付与価値)、差数はセーフ−アウト(差)。
・獲得数=レコード特定時の獲得数(理論上の遊技者の持玉数)。レコード単位の差数合計と貸出メダルとの合計値と、前レコードの獲得数との合計値。尚、図6は客交替を考慮していないが、客交替に応じて初期値(0)としてから計上しても良い。
・売上メダル=対応する遊技装置2にて対価と引き換えに遊技者に貸し出された貸出メダル(対価付与価値)。
図7に示す例では、NO.9にて天井条件が成立(Gが天井G(1530G)を超えてARTが発生)しているため発生したARTを天井特典として特定して黄色(図7に示す右斜線領域)にて識別出力している。
一方、管理装置6は、図6の設定に基づいてゾーンとしてゲーム(G)数を区分して特別状態の発生状況等を特定した遊技情報である天井素情報を集計している。
図8は、一の遊技機で図7に示すように遊技が行われた場合に管理装置6により収集される遊技情報である天井素情報例を示している。ここで、「ゾーン」は図6の設定によりGを100ゲーム単位で区分した連続的な複数の範囲であり、「ボーナス」と「ART」はボーナス(BBやRB)とARTとがいずれのゾーンにて発生したかを示し、「閉店」はいずれのゾーンにて閉店したかを示している。図2のNO.1では450GにてARTが発生しているため、401〜のゾーンのARTが対象となり、NO.10では151Gにて閉店しているため101〜のゾーンの閉店数が対象となり計上される。尚、合計発生数はボーナスとARTとの合計数を示す。
「ゾーン移行数」(移行数)は対応するゾーン(対応ゾーン)に移行した回数であり、NO.1であれば401〜のゾーンまでの(それ以下のGに対応する)全ゾーンを対象として計上され、例えばNO.9のように最終ゾーンである1501〜に到達するようなGの場合は全てのゾーンを対象として計上される。つまり、「ゾーン移行数」は、ボーナス、ART、閉店のいずれかが発生した数、或いは発生することなくゾーンの代表Gに到達した数を示している。
「ゾーンG」は対応ゾーンにおけるGを示しており、Gが対応ゾーンに移行するものの特別状態が発生せず、次のゾーンに対応するGとなった場合はゾーン分のG(100G)が計上され、特別状態の発生や、閉店があった場合にはそのときのG(但し、ゾーン移行後からのG)が計上される。例えばNO.1の450Gの場合、1〜、101〜、201〜、301〜のゾーンGがそれぞれ100G計上され、401〜では50Gが計上される。尚、図6にて閉店が含まれない旨の設定が行われている場合は、閉店数を集計対象から除外すると共にゾーン移行数やゾーンG等も対応分を除外して集計される。
「天井時の獲得数」は天井特典として特定された特別状態に対応する差数(天井特典後は持玉がほとんど減らず貸出メダルを得る必要がないため差数としているが、貸出メダルを含む持玉としても勿論良い)を示している。
尚、図8は遊技に同期して更新しても良いし、図7等に基づき遡及的に作成しても良い。
管理装置6は、図8のように集計した天井素情報を所定日数(例えば50日)集計し、その集計結果に基づき図6の設定に基づき加工することで天井情報を集計している。
図9は、管理装置6により集計された天井情報例を示している。「ART」、「閉店数」、「ゾーンG」、「ゾーン移行数」、「天井時のアウト」、「天井時の獲得数」の各項目は図8を合計した遊技情報であり、その他の項目は以下の通りである。
・天井到達率=対応ゾーンへと移行した場合に、その後にどの程度、天井特典を得られたかを示し、天井特典数(即ち、NO.16の(正確には天井G以降のGにて発生した)ART数(天井特典の発生数))を対応ゾーンのゾーン移行数にて除した値をそれぞれ示している。
・天井迄差数(天井投資価値)=対応ゾーンにおける代表G(各ゾーンの開始G)から天井G(1530)までの差数(セーフ−アウト)を示している。差数はベース(通常状態における出率=セーフ÷アウト例えば46%)や図6の千円G等を利用し、例えば天井迄アウト×(ベース−1)等の演算式にて求めている。尚、天井迄アウトは(天井G−代表G)×1Gのアウト(例えば3)により示され、天井特典を得るために必要なアウトである。
・天井到達差数(天井投資価値以外の遊技情報)=1回当りの天井特典(即ち、「天井到達時の獲得数」の平均値(図9の天井到達時の獲得数であれば42642÷30=1421.4)から対応ゾーンにおける「天井迄差数」)を差し引いた値である。即ち、代表G(比較ゲーム)から天井Gとなって天井特典を得て、その後、天井特典が終了するまでの差数を示している。
・天井期待値(天井投資価値以外の遊技情報)=対応ゾーンにおける天井到達差数に天井到達率を乗じた値を示しており、天井特典により得られる差数が天井到達率を考慮してどの程度、想定できるのかを示す指数である。
尚、「合計または平均」は、「ART」から「天井時の獲得数」(天井素情報)までは合計、「天井到達率」から「天井期待セーフ」までは平均値が示されている。また、対応ゾーンでは平均値より遊技者に有利な値を緑色(図9に示す右斜線領域)にて識別出力している。
また、「天井到達アウト」等の「天井投資価値以外の遊技情報」は「天井期待情報」として採用し、「天井期待情報」としては「天井到達アウト」等と「天井期待アウト」等のいずれを採用しても良い。
管理装置6は、図9により特定されるゾーン情報を管理している。即ち、ゾーン別に対応ゾーン(比較ゲーム)のゲーム数にて遊技を開始した場合にどのような遊技情報を得られるかをシミュレート可能としている。
図10は管理装置6により集計されたゾーン情報例であり、図9の天井情報以外の遊技情報の集計例である。尚、集計期間と集計対象とは図9と同様である。
「ゾーン移行率」は各対応ゾーンへと移行する割合を示し、どの対応ゾーンに移行する場合でも必ず移行する対応するGが最小の1から100のゾーンへの移行数に対する対応ゾーンへの移行数の割合を示している。
「ココダッタ」はゾーン別特別状態割合を示しており、対応ゾーンにおける特別状態の発生数を特別状態の発生数の合計にて除した値を示している。例えば1〜100の合計であれば、図9に示すようにゾーンの合計発生数が162で全てのゾーンの合計発生数が466であるので、162÷466≒34.8%となる。尚、以下も含め、図8同様に合計はボーナスとARTの合計に対応し、ボーナスはBBとRBとの合計に対応して、ARTはARTに対応する。
「ココリッツ」はゾーン別TS(特別状態するために必要なG(即ち、対応ゾーンにおける特別状態の発生し易さ))を示しており、対応ゾーンにおけるゾーンGを特別状態数にて除した値を示している。例えば1〜100の合計であれば、図9に示すように合計発生数が162でゾーンGが41718であるので、41718÷162≒258となっている。
「ゾーン考慮ココダッタ」はゾーン移行率を100%と仮定した場合におけるココダッタを示している。例えば101〜200の合計ではゾーン移行率が68.6%でココダッタが11.8%であることから、11.8%÷68.6%≒17.2%となっている。
合計または平均は、ココダッタは合計、それ以外は平均を示しており、対応ゾーンにおける識別は、ココダッタは高い値、ココリッツは低い値等、遊技者にとって有利となる上位50%を識別出力(図10に示す右側斜線領域)している。尚、図9同様に平均値と比較した結果により識別出力しても良いし、図9を図10同様に上位の任意%を対象として識別出力しても良い。
管理装置6は上述のようにして求めた各種遊技情報を情報表示装置3に送信し、情報表示装置3は管理装置6から受信した遊技情報を記憶する。
図11は情報表示装置3におけるデータ表示部28を示している。データ表示部28は、テロップ表示部28a、所謂スランプグラフ等を表示するマルチ表示部28b、特別状態発生毎のゲーム数の履歴を表示するゲーム履歴表示部28c、特別状態の発生回数やゲーム数等の基本情報を表示する基本情報表示部28dに区分されている。
図11は、マルチ表示部28bの表示を遊技者の操作により天井情報の表示(比較ゲーム数により区分して天井情報を表示する表示処理)へと切り替えた際の表示例を示している。テロップ表示部28aには図11のような遊技場からのお知らせだけでなく、天井情報等の遊技情報も表示可能であり、その遊技情報の表示も天井情報だけでなく、例えば図10のようなゾーン情報等の他の遊技情報も表示可能である。マルチ表示部28bは、遊技者の操作により図7のような遊技履歴等の他の遊技情報の表示も可能である。
図12はテロップ表示部28aにて現在のゲーム数(ボーナスの発生等の初期化条件の成立により初期化されてから計上されたゲーム数、対応ゲーム)が属するゾーン(対応ゲーム数を比較ゲーム数として当該比較ゲーム)に対応した天井情報を表示した例(比較ゲーム数に対応した天井情報を表示する表示処理)である。テロップ表示部28aは対応する台番や機種名等の表示(台番表示)も可能であり、例えば台番表示とテロップ表示(特別表示処理)との5秒間ずつの交互表示や、いずれか一方のみの表示等を設定により選択可能としている。尚、天井到達率に応じて交互表示の時間(頻度)を変更するようにしても良い。
また、天井情報やゾーン情報を表示する場合、現在のゲーム数が属する対応ゾーンの情報を表示するようになっているが、ゲーム数単位で再計算を行っても良い(例えば339Gの際の天井迄の差数として301〜の代表Gに対応した1982ではなく339Gに対応した1921を表示する等)。
情報表示装置3は、例えば300Gから301Gとなる等して次の対応ゾーンへと移行した場合、新たな対応ゾーンにおける遊技情報をテロップ表示することを基本としているが、対応ゾーンにおける天井到達率が天井到達基準値に達していれば天井情報を表示し、達していなければゾーン情報等の他の遊技情報を表示するようになっている。尚、これに代えて、図9、図10にて識別する条件を満たした情報を表示対象としても良いし、天井到達率に応じた表示と識別する条件を満したかによる表示とのいずれを採用するかを設定により選択可能としても良い。
同様に、天井情報の他の遊技情報に対して表示する割合を天井到達率に応じて変更するようになっている。本実施形態では、例えば天井到達率そのものを表示割合として設定しており、例えば対応ゾーンが1〜100であれば、図9に示すように天井到達率が5.8%なので17回テロップ表示する際に1回を天井情報に関する表示とする一方、対応ゾーンが1201〜1300であれば天井到達率が68.2%なので10回テロップ表示する際に7回を天井情報に関する表示を行う(比較ゲーム数に応じた天井到達率に応じて特別表示処理を行う頻度を変更)。尚、天井到達率に応じて表示割合が変更されれば、例えば天井到達率の半分を表示割合としたり、天井到達率に対応する表示割合を別途設定し、その表示割合にて表示する等、必ずしも天井到達率自体を表示割合とする必要はない。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
情報表示装置3は、天井特典を発生可能な遊技機の遊技情報を表示する場合に、ゲーム数により区分される天井到達率を含んで遊技情報を表示するので、どれぐらいのゲーム数である場合にどの程度、天井特典を得られる期待が持てるのか、或いは現在のゲーム数にてどの程度、天井特典を得られる期待が持てるのかを、遊技者等に把握させられるようになり、遊技機における天井機能の有益さ等を効果的に伝えることができる。
天井までの差数、或いは天井到達差数等の天井までの差数に応じた情報をゲーム数に応じて表示するので、天井特典を得るまでにどの程度の遊技価値を必要とするのかや、天井特典により得られる遊技価値から天井投資価値分を差し引いた遊技価値等を把握できるようになり、天井到達率も考慮して、遊技を行った方が良いのかや、遊技者が遊技を行うか等を把握可能となる。
ゲーム数に応じた天井到達率が、天井到達基準値に達していることを条件として天井情報を表示したり、天井情報を表示する頻度をゲーム数に対応する到達率に応じて変更したりするようにしたので、遊技者の関心に合わせて天井情報を表示可能となる。
ゾーンにより区分して天井情報を表示し、遊技履歴に基づきゾーン移行数を特定するようにしたので、ゲームの進行に同期してゾーンに対応した移行数を特定しなくとも、遡及的に移行数を特定できるようになる。
閉店した際のゲーム数を集計対象に含めるか否かを設定可能としたので、遊技者のニーズに応じて天井情報の集計対象を使い分けできるようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張したり、各変形例を上記実施形態と組合せるようにしても良い。
遊技者による操作に応じて天井情報を表示出力するだけでなく音声出力しても良い。同様に、遊技者による操作に応じて特定のオペレータに繋がり天井情報を質問できるようにしても良い。また、天井情報として天井までのゲーム数(天井G-対応G)や天井時の平均獲得数、或いは遊技者を応援するメッセージを出力対象としても良い。
ゲーム数により区分すれば必ずしもゾーンのように複数ゲームを纏める必要はなく、1ゲーム単位で天井情報等を特定しても良い。
ゾーンを特定する範囲を設定する場合には上限と下限とをそれぞれ設定する必要はなくそれを特定できればどのような設定を行っても良いし、最終ゾーンのように必ずしも上限と下限の双方を設定する必要はない。
基準値との比較等として「超過」と「以上」とのいずれを採用しても良い。また、「未満」と「以下」とを含め、達しているとの表現は正負の符号が同一の基準値に対してその絶対値が「超過」或いは「以上」になるとの概念となる。
図6等の設定情報は予め設定されていれば遊技場管理者が任意に設定しても、管理装置の製造メーカにて設定しても、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバからダウンロードして設定しても良い。
例示した全ての遊技情報は遊技信号により直接的に特定しても演算式等を利用して間接的に特定しても良い。例えば天井特典をゲーム数等の遊技情報により間接的に特定したが、天井特典が発生した旨を直接的に特定可能な遊技信号により天井特典を特定したり、天井特典を特定することで参照天井ゲーム数を特定したりする等。
天井GとGとの比較により天井特典を特定したが、簡易的に最終ゾーンにおける対象となる特別状態を天井特典として特定しても良い。また、その他、数値、桁数、項目等は例示であり、どのような数値を採用しても良い。
天井投資価値により特定される遊技情報を特定する場合、必ずしも天井投資価値自体を特定する必要はない。即ち、例えば天井到達差数を特定する場合、天井迄の差数を特定しなくとも天井迄の差数を特定可能な演算式を天井到達差数の演算式に含んでいれば特定可能であり、このような場合、天井到達差数は天井投資価値である天井迄の差数を特定しなくとも天井投資価値により特定される遊技情報を特定することとなる。
比較ゲーム数に対応した天井情報の表示としてテロップ表示を例示したが、例えばポップアップ表示を採用したり、図11等の表示を行う場合に比較ゲーム数に対応する天井情報を優先的に表示する等、どの様に比較ゲーム数に対応した天井情報を表示しても良い。
対象となる遊技機は、スロットマシンやパチンコ遊技機等が例示出来るが、パチンコ遊技機の場合、多くは図柄変動数により天井条件が設定されるので、図柄変動数等をゲームとして特定して天井特典等を特定すれば良い。また、遊技媒体を排出せずデータ上のポイントを遊技に応じて更新する所謂封入式の遊技機等も想定できるため、玉やメダル等の遊技媒体や上記ポイントを包含する遊技価値という表現を適宜使用した。
ハマリゲーム数が天井ゲーム数に達した場合に天井条件が成立して特別状態が発生する遊技機を例示したが、天井ゲーム数に達するのに応じて特別状態の抽選確率が高まる等、遊技者にとって有利な状態となる天井特典を与える遊技機を対象としても良い。この場合、その後に発生する特別状態を特定することで天井特典を特定することになる。即ち、ハマリゲーム数が天井ゲーム数に達することで遊技者に有利となる天井特典であればどのような特典を天井特典としても良い。
ハマリゲーム数をボーナスもARTも発生しない上でのゲーム数とする遊技機を例示したが、途中、ARTが発生してもBB発生間のゲーム数が天井ゲーム数に達すれば天井条件が成立する等、特定の特別状態の発生間のゲーム数が天井ゲーム数に達することにより天井条件が成立する遊技機に適用しても良く、この場合、その遊技機のスペックを考慮して適宜、初期化条件の成立、天井情報、或いは天井特典等を特定すれば良い。尚、天井特典が発生した場合も特別状態の発生等に応じて初期化条件は成立する。また、設定変更を行った場合も初期化条件は成立する。
ハマリゲーム数をゲームの進行に応じて加算することを例示したが、例えば初期値を1530として減算し、天井ゲーム数を0等と設定して、ハマリゲーム数と天井ゲーム数とを比較するような遊技機を対象としても良く、どのように天井条件が成立したかを特定しても良い。この場合、例えばハマリゲーム数が1530のときに0とする等、ハマリゲーム数に対応するゲーム数を実施例と同様に特定して対応ゲーム数として取り扱うようにしても良い。
遊技者向けの情報表示を例示したが、天井情報等は遊技機の性能を示すため遊技場管理者も把握しておきたい遊技情報であるため、管理装置にて天井情報を表示しても良い。また、遊技者向けの表示を行う場合に、各台に対応した情報表示装置だけでなく島端等により複数の遊技機に対応した情報表示装置にて天井情報を表示しても良い。
情報表示装置が行う処理の一部を遊技装置、中継装置、或いは管理装置等にて行っても良いし、管理装置が行う処理の一部を中継装置、或いは情報表示装置等にて行っても良い。また、例示した構成を適宜設定に応じて採用するか否かを変更したりしても良いし、変形例を含む例示した構成をどのように組合わせても良いし、適宜構成を除外しても良い。
図面中、1は遊技機、3は情報表示装置(表示手段、設定手段)、6は管理装置(遊技情報特定手段、管理手段、天井情報特定手段、設定手段)である。

Claims (6)

  1. 遊技価値を使用したゲームを行うことにより遊技者にとって有利な状態である特別状態を発生可能であって、遊技に伴い予め設定される初期化条件が成立することにより初期化されるゲーム数と、予め設定される天井ゲーム数とを比較した結果に応じて成立する天井条件が成立した場合に、前記特別状態を発生させる、或いは発生させ易くする状態となる天井特典を発生させるように構成された遊技機の遊技情報を管理する遊技場用システムであって、
    遊技機側から出力される遊技信号により、前記ゲームの実行、及び前記初期化条件の成立を特定する遊技情報特定手段と、
    前記ゲームの実行に応じて計上され、前記初期化条件の成立を特定したことにより初期化される対応ゲーム数を管理し、当該初期化条件が成立した際の対応ゲーム数である成立ゲーム数を初期化条件の成立別に管理する一方、前記天井特典の発生数を管理する管理手段と、
    比較対象となるゲーム数、或いはゲーム範囲を示す比較ゲーム数情報と、前記初期化条件の成立別に管理される成立ゲーム数とを比較することにより、当該比較ゲーム数情報により示されるゲーム数、或いはゲーム範囲に前記対応ゲーム数が達した回数である移行数と、前記天井特典の発生数との割合を示す天井到達率を含む天井情報を、当該比較ゲーム数情報に応じて特定する天井情報特定手段と、
    前記比較ゲーム数情報により区分して前記天井情報を表示する表示処理、及び現在計上している対応ゲーム数に対応する前記比較ゲーム数情報に応じた前記天井情報を表示する表示処理の内、少なくとも一方の表示処理を行う表示手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技場用システム。
  2. 前記管理手段は、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報、或いは入力される設定情報により、遊技に応じて消費する遊技価値である消費価値と遊技に応じて付与される遊技価値である付与価値との差であってゲーム1回当りの差を特定可能なゲーム差情報と、前記天井ゲーム数に対応したゲーム数である参照天井ゲーム数を特定可能な参照天井情報とを管理し、
    前記天井情報特定手段は、前記ゲーム差情報と前記参照天井情報とにより、前記消費価値と前記付与価値との差であって、前記比較ゲーム数情報により示されるゲーム数から前記参照天井ゲーム数分のゲームを行うために必要な差を示す天井投資価値、及び当該天井投資価値により特定される当該天井投資価値以外の遊技情報の内、少なくとも一方を前記天井情報として特定することを特徴とする請求項1に記載の遊技場用システム。
  3. 前記表示手段は、前記計上している対応ゲーム数に対応する前記比較ゲーム数情報に応じた天井情報を表示する表示処理を行い、当該比較ゲーム数情報に応じた前記天井到達率と、当該天井到達率に対する基準値とを比較し、当該比較結果に応じて前記天井情報を表示するか否かを特定することを特徴とする請求項1または2に記載の遊技場用システム。
  4. 前記表示手段は、前記現在計上している対応ゲーム数に対応する前記比較ゲーム数情報に応じた天井情報を表示する表示処理としてテロップ表示処理、及びポップアップ表示処理の内の少なくとも一方の表示処理である特別表示処理を行い、当該比較ゲーム数情報に応じた前記天井到達率に応じて当該特別表示処理を行う頻度を変更することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
  5. 前記対応ゲーム数に対する連続した範囲であるゾーンを設定する設定手段を備え、
    前記比較ゲーム数情報は前記ゲーム範囲として前記ゾーンを示し、
    前記天井情報特定手段は、前記初期化条件の成立別に管理される前記成立ゲーム数別に、当該成立ゲーム数がいずれのゾーンに属するのかを特定し、当該属するゾーンと当該属するゾーンよりも少ないゲーム数が属するゾーンとに前記移行数を計上することで前記ゾーン単位で前記天井情報を特定することにより、前記天井情報を前記比較ゲーム数情報に応じて特定し、
    前記表示手段は、前記比較ゲーム数情報に応じた天井情報を表示する表示処理を行う場合に、当該比較ゲーム数情報が示す前記ゾーンに対応した前記天井情報を表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
  6. 前記管理手段は、前記対応ゲーム数を遊技場が閉店した場合に初期化し、当該閉店した場合における前記対応ゲーム数である閉店ゲーム数を、前記初期化条件の成立別に管理する成立ゲーム数の管理対象に含めて管理し、
    前記天井情報特定手段は、前記閉店ゲーム数を集計対象に含めて前記天井情報を特定するのか、含めずに前記天井情報を特定するのかを設定可能とすることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の遊技場用システム。
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