JP4352858B2 - 遊技機の投入メダル検知装置 - Google Patents

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Description

この発明は、メダル類(メダル、コイン、硬貨)を通過させる通路と、この通路を通過するメダル類を検知するセンサとを備えたスロットマシンのような遊技機の投入メダル検知装置に関する。
従来、上述例の遊技機の投入メダル検知装置のセンサとしては、図20〜図22に示した構造のものがある。
図20は投入メダル検知装置のセンサの正面図、図21は図20のE−E線矢視断面図、図22は図20のF−F線矢視断面図であって、この投入メダル検知装置のセンサ100は2分割構造のケース101,102内に回路基板103を配置すると共に、メダル104の通過側に位置する一方のケース101の内部上側には発光ダイオードなどから成る一対の投光素子105A,105Bを設け、内部下側にはフォトトランジスタまたはフォトダイオードなどから成る一対の受光素子106A,106Bを設け、これらの各素子105A,105B,106A,106Bに対応して一方のケース101には光軸通路としてのスリット107,108をそれぞれ形成し、該ケース101のメダル通路110(図23参照)上方に延出する延出部101aには、投光素子105A,105Bから発した光を受光素子106A,106B側へ反射させる反射板109を設けたものである。
このように、一対の投光素子105A,105Bと、一対の受光素子106A,106Bとを備えているので、2つの光軸111,112(図23においては図示の便宜上、○印にて示す)が形成され、図23に示すようにメダル104がメダル通路110に沿って矢印方向へ移動して、メダル104で光軸111,112をこの順に遮ることで、図25に示すように、それぞれの受光素子106A,106Bからは検知出力x,yが得られ、この2つの検知出力x,yの重なり方によって方向検知およびメダル通過数の計数を実行している。
しかし、この従来装置においては不正器具(いわゆるセル)による不正行為が可能となる。
すなわち、図24に示すように細長いL字状に形成された不正器具113を設け、この不正器具113をメダル通路110内に挿入した後に、同図に矢印および仮想線にて示すように、不正器具113で光軸111,112をこの順に遮光状態とし、次に不正器具113の移動により光軸111,112をこの順に入光状態とし、次に不正器具113を一旦下げて入光状態を維持した状態で、この不正器具113を引き戻すと、図25で示した正規の波形と同等の波形が得られるので、遊技機は1個のメダル104が通過したものと認識する。
したがって図24で示した不正行為を繰返すことにより、メダル104を何等投入することなく、あたかも複数枚のメダル104が通過したと遊技機に認識させる不正行為いわゆるセルゴトが可能となる問題点があった。
このような不正行為を防止するために、次のような投入メダル検知装置が既に発明されている(特許文献1、2参照)。
特許文献1に開示されたものは、メダルの通路(つまりメダル通路)を隔てた一側に投光素子と、この投光素子からの光を通路全幅にわたってスリット状に分散させる導光板とを設け、メダルの通路を隔てた他側にはスリット状に分散した光を受光素子に向けて集光させる導光板と、受光素子と設けて、メダル通路幅の全体を検出領域と成した投入メダル検知装置である。
しかし、この従来装置においてはメダル通路の一側と他側との両側に素子および導光板が配置された構造であるから、メダル詰まりが発生した場合の排除効率が著しく悪化する問題点があった。
特許文献2に開示されたものは、メダル通路の上下幅内の上部に2個のメダルセンサを設け、メダル通路の上下幅内の下部に1個のメダルセンサを設け、合計3個のメダルセンサを配置し、これら各メダルセンサを投光素子と受光素子とを含むフォトセンサでそれぞれ構成したものである。すなわち合計3個の投光素子と合計3個の受光素子とを有するものである。
しかし、この従来装置においては合計3つのメダルセンサ(つまり3つのフォトセンサ)を用いる関係上、センシング出力が3系統となり、この結果メダルの適、不適に必要な出力処理および制御が複雑化するので、実用性が大幅に悪化する問題点があった。
特開2002−282413号公報 特開2001−175926号公報
そこで、この発明は複数の投光素子と、これら素子からの光を受光する単一の受光素子とを備え、各投光素子からの複数の光軸を遮らないと遮光状態にならないように構成することで、簡単かつ安価な構成でありながら、不正行為を防止することができる遊技機の投入メダル検知装置の提供を目的とする。
この発明による遊技機の投入メダル検知装置は、メダル類を通過させるメダル通路と、該メダル通路の上方で且つ、前記メダルの厚み方向に延出する延出部を有し、前記メダル通路を通過するメダル類を検知するセンサとを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、前記センサは所定間隔で前記メダル通路の上下方向に配置された複数の投光素子と、
前記延出部に配設され、前記複数の投光素子からの光を受光する単一の受光素子とを備えた光学式検知センサに設定され、前記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が前記単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定されたものである。
上述の複数の投光素子はメダル類の直径より小さい離間間隔で上下方向に2個配置して、センサのコンパクト化とコストダウンとの両立を図るように構成することが望ましい。
上記構成によれば、複数の投光素子から単一の受光素子に入光する複数の光軸を遮らない限り遮光状態とならないので、光軸間隔よりも大きな遮光物体しか検出せず、この結果、光軸間隔より小さいセルのような遮光物体(不正器具)での不正行為を防止することができる。
また、受光素子よりも安価な投光素子を複数用いる簡単な構造でありながら上述の不正行為を防止することができるので、コストダウンを図ることができる。
また、この発明による遊技機の投入メダル検知装置は、メダル類を通過させるメダル通路と、該メダル通路の上方で且つ、前記メダルの厚み方向に延出する延出部を有し、前記メダル通路を通過するメダル類を検知するセンサとを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、前記延出部に反射板を設け、前記センサは所定間隔で前記メダル通路の上下方向に配置された複数の投光素子と、該複数の投光素子からの光を、前記反射板を介して受光する単一の受光素子とを備えた光学式検知センサに設定され、前記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が前記単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定されたものである。
上述の複数の投光素子はメダル類の直径より小さい離間間隔で上下方向に2個配置して、センサのコンパクト化とコストダウンとの両立を図るように構成することが望ましい。
上記構成によれば、複数の投光素子から単一の受光素子に入光する複数の光軸を遮らない限り遮光状態とならないので、光軸間隔よりも大きな遮光物体しか検出せず、この結果、光軸間隔より小さいセルのような遮光物体(不正器具)での不正行為を防止することができる。
また、受光素子よりも安価な投光素子を複数用いる簡単な構造でありながら上述の不正行為を防止することができるので、コストダウンを図ることができる。
また、受光素子のリード線が仮に短くても、その制約を受けないので、延出部の延出長さ、および光軸の設計自由度の向上を図ることができる。
この発明の一実施態様においては、前記光学式検知センサをメダル類の通過方向に2組並設したものである。
上記構成によれば、メダル類の通過方向に光学式検知センサを2組並設したので、センサの遮光状態を得るには2組の光学式検知センサのそれぞれの光軸を遮る必要があり、不正器具(いわゆるセル)の移動に大幅な制限が加えられるので、不正行為の防止効果がより一層強化され、またメダル類の方向検知が可能となり、さらにセンサ出力は2個(センサ出力は受光素子の数に対応する2個)であるため、出力処理および制御も容易となる。
また、この発明による遊技機の投入メダル検知装置は、メダル類を通過させるメダル通路と、該メダル通路の上方で且つ、メダルの厚み方向に延出する延出部を有し、前記メダル通路を通過するメダル類を検知するセンサを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、前記延出部に反射板を設け、前記センサは、前記メダル通路の上方に配設された投光素子と、該投光素子からの光を、前記反射板を介して受光する受光素子とを備えた第1の光学式検知センサ、及び所定間隔で前記メダル通路の上下方向に配置された複数の投光素子と、該複数の投光素子からの光を、前記反射板を介して受光する単一の受光素子とを備えた第2の光学式検知センサを並設して備え、前記第2の光学式検知センサにおいて、前記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が前記単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定されたものである。
上述の第2の光学式検知センサの複数の投光素子はメダル類の直径より小さい離間間隔で上下方向に2個配置して、センサのコンパクト化とコストダウンとの両立を図るように構成することが望ましい。
上記構成によれば、第2の光学式検知センサの複数の投光素子から単一の受光素子に入光する複数の光軸を遮らない限り遮光状態とならないので、光軸間隔よりも大きな遮光物体しか検出せず、この結果、光軸間隔より小さいセルのような遮光物体(不正器具)での不正行為を防止することができる。
また、第2の光学式検知センサにおいて、受光素子よりも安価な投光素子を複数用いる簡単な構造でありながら上述の不正行為を防止することができるので、コストダウンを図ることができる。
また、上述の第1、第2の光学式検知センサを有するので、メダル類の方向検知が可能となるうえ、第1の光学式検知センサのコンパクト化を図ることができ、さらにセンサ出力は2個(センサ出力は受光素子と受光要素との合計数に対応する2個)であるため、出力処理および制御も容易となる。
この発明によれば複数の投光素子と、これら素子からの光を受光する単一の受光素子とを備え、各投光素子からの複数の光軸を遮らないと遮光状態にならないように構成したので、簡単かつ安価な構成でありながら、不正行為を防止することができる効果がある。
簡単かつ安価な構成でありながら、不正行為を防止するという目的を、複数の投光素子(望ましくは2個の投光素子)と、これら素子の光を受光する単一の受光素子とを備え、各投光素子からの複数の光軸(望ましくは2つの光軸)を遮らないと遮光状態にはならないように成す構成にて実現した。
この発明の一実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図面は投入メダル検知装置を備えた遊技機の一例として遊技ホールに設置されるスロットマシンを示し、図1において、このスロットマシン1は前面の遊技操作面の一側にメダルMを1枚ずつ受入れる投入口2を開口し、この投入口2に投入された正規の大きさのメダルを内部に取込み、不適合の大きさのメダル類を外部の返却口3に返却する選別機能を内蔵している。また。投入口2の横部には返却ボタン4を隣接しており、この返却ボタン4をプレーヤが遊技中止するために押下操作した場合もメダルMを返却口3に返却処理する。
図2はスロットマシン1の前面扉5を片開き式に開口した扉の内面状態を示し、この開口されたスロットマシン本体1a側には上部にリール6を有し、下部にメダル取込み用のホッパ7と、図示しないメダル返却通路と、電源装置8とを有している。
一方、前面扉5側には内面に、上部よりリールカバー9と、投入メダル検知装置(メダルセレクタ)10と、返却口3とをこの順に配設している。
上述の投入メダル検知装置10は、図3〜図6に示すように、平面視コの字状の基板11と、開閉板12とを備え、開閉板12側の支軸13を基板11側の軸受部14,14に軸支すると共に、バネ15により開閉板12を常時基板11側に付勢し、これら基板11と開閉板12との両者によりメダル通路16を形成している。
このメダル通路16は前述の投入口2に接続対応する入口17と下方の出口18とを有するL字状に形成され、入口17から下方に延びる縦辺部と、斜め下方に延びて出口18に至る下辺部と、これら両辺部を湾曲状に連通接続する湾曲部とを備えている。
また、図6に示すように基板11裏側の支軸19を支点として揺動可能な可動ガイド板20を設け、この可動ガイド板20のガイド部21を基板11の開口部22から図3、図4、図5に示すようにメダル通路16の上部に臨設し、このガイド部21でメダルMの上端側を搬送ガイドすべく構成している。
さらに、上述の可動ガイド板20には図6に示すように基板11の裏側に位置する排出部材としてのリジェクトレバー23を一体に折り曲げ形成し、このリジェクトレバー23の下端リジェクト部23aをメダル通路16下流側の開口部16aから該メダル通路16に出没可能に構成している。
また、上述の基板11の裏側には図6に示すようにソレノイド24で駆動されるレバー25を設け、このレバー25の遊端25aを可動ガイド板20の上端20aに対向させ、ソレノイド24のON時にレバー25の遊端25aで可動ガイド板20の上端20aを押圧して、そのガイド部21でメダルMの上端側を搬送ガイドすると共に、リジェクトレバー23の下流リジェクト部23aをメダル通路16の開口部16aから裏面側に後退させ、ソレノイド24のOFF時にはガイド部21によりメダルMの上端側の搬送ガイドを解除すると共に、リジェクトレバー23の下端リジェクト部23aをメダル通路16の開口部16aから通路16側へ突出させて、異径メダルM1を図3に示すように、開閉板12の排出口12aから排出して、不適合の大きさのメダル類を外部の返却口3に返却すべく構成している。
したがって、出口18からは遊技利用専用に設けられた一定の大きさの円板形状を有する適正な大きさのメダルMのみが受け入れ許容される。
この出口18の直前部においてメダル通路16を形成する基板11の通路壁には、通路16を通過するメダルMを探知して計数するセンサ30を取付けている。
このセンサ30は図7〜図10に示すように構成されている。ここに、図7はセンサ30の外観斜視図、図8はセンサ30の正面図、図9は図8のA−A線矢視断面図、図10は図8のB−B線矢視断面図である。
このセンサ30は図9、図10に示すように2分割構造のケース31,32内に回路基板33を配置している。一方のケース31の上部には上方に延びる突片34を一体形成し、この突片34には取付け孔35と位置決め孔36とが形成されている。
また、一方のケース31には、図3、図4、図5に示す基板11の開口部37からメダル通路16の上方部に延出する延出部38が一体形成されている。
そして、このセンサ30は図3〜図5に示すように基板11の開口部37からメダル通路16の上方部に位置するように延出部38が配置され、一方のケース31は基板11の裏面に固定され、延出部38よりも下側の部分において後述する光軸と対応して基板11のメダル通路16の通路壁には開口部40が形成され、センサ30の全体はメダル通路16の片面側からのみ投受光し得るコンパクトな配置構成となっている。
図8のA−A線矢視断面図を図9に示すように、センサ30のメダル通過方向の下流側にあっては、上述の延出部38に単一の受光素子41を配設し、そのリード線42は真っ直ぐに延ばして回路基板33に接続している。また受光素子41の受光部と対応してケース31の延出部38下面には光軸通路43が形成されている。
またケース31には所定間隔で上下方向に複数の投光素子44,45が配置されている。この実施例ではセンサ30のコンパクト化およびコストダウンを図る目的でケース31にメダルMの直径より小さい離間間隔で2個の投光素子44,45を上下方向に配置している。
図9に示すように。これら各投光素子に44,45はその投光部が単一の受光素子41の受光部に指向すべくスラント配置されていて、ケース31には光軸通路としてのスリット46,47が傾斜状に開口形成され、投光素子44,45から1つの受光素子41に至る受光角度を異にする2つの光軸X1,X2を形成している。
また上述の各投光素子44,45のリード線48,49は回路基板33に接続されている。そして、これら各投光素子44,45の光量は何れか1つの投光素子の光が単一の受光素子41に入ることで該受光素子41が入光状態になるように設定されている。
換言すれば、2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する2つの光軸X1、X2を遮らない限り遮光状態とならないように構成したものである。
そして、上述の各要素41、44、45によりメダル通過方向に下流側の光学式検知センサS2が構成されている。
ここで、上述の2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する入光光量はそれぞれ同一レベルになるように構成されている。この入光光量を同一レベルにする手段としては、各投光素子44、45への通電電流を変えてもよく、投光軸通路としてのスリット46、47の開口面積を変えてもよい。
投光素子44、45への通電電流を変えて、入光光量を同一レベルにする場合には、受光素子41に対して遠い側の投光素子45の通電電流(発光光量)を大に、受光素子41に対して近い側の投光素子44の通電電流(発光光量)を小にするとよい。
スリット46、47の開口面積を変えて、入光光量を同一レベルにする場合には、受光素子41に対して遠い側の投光素子45のスリット47の開口面積を大に、受光素子41に対して近い側の投光素子44のスリット46の開口面積を小にするとよい。
このようにして、2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する入光光量をそれぞれ同一レベルになるように設定すると、受光素子41の出力処理の際に必要なセンシングのしきい値設定が容易となる。
図8のB−B線矢視断面図を図10に示すように、センサ30のメダル通過方向の上流側にあっては、延出部38に反射板50を固定し、上述の受光素子41と対応する高さ位置においてケース31内に投光要素51を配設し、そのリード線52は真っ直ぐに延ばして回路基板33に接続している。
また上述の2個の投光素子44、45のうちの上側の投光素子44と対応する高さ位置においてケース31内に受光要素53を配設し、そのリード線54は回路基板33に接続している。
さらに上述の投光要素51からの発光が反射板50を介して受光要素53に入光するように各要素51、53の投光部、受光部と対応して光軸通路55、56を形成し、投光要素51から反射板50を介して受光要素53に至る光軸X3を形成して、これらの各要素51、53によりメダル通過方向上流側の検知センサS1を構成している。
このように、図9で示した光学式検知センサS2の側部に、図10に示す反射板50を介して光を投受光する投光要素51と受光要素53とからなる検知センサS1を配設して、ケース31、32に各検知センサS1、S2を一体ユニット化することにより、光学式検知センサS2の下側の投光素子45と対応する部分には、図7、図8に示すように、不適合メダル数を排出する排出部材としてのリジェクトレバー23の作動用の切欠き部57を設けている。
なお、上述の投光素子44、45投光要素51としては発光ダイオードを用いることができ、上述の受光素子41、受光要素53としてはフォトダイオードまたはフォトトランジスタを用いることができる。
このように構成したセンサ30を投入メダル検知装置10におけるメダル通路16の通路壁に取付けると、図11に示すように合計3つの光軸X1、X2、X3(但し、図11においては図示の便宜上、光軸を○印にて示す)が形成される。
そこで、図11に示すようにメダルMがメダル通路16に沿って同図の矢印方向へ移動して、このメダルMで光軸X3、光軸X1、X2をこの順に遮ることで、図13に示すように、それぞれの検知センサS1、S2(ことに受光要素53、受光素子41参照)からは正規の検知出力a、bが得られ、この2つの検知出力a、bの重なり方によって方向検知およびメダル計数が実行される。
一方、図12に示すように細長いL字状に形成された不正器具113(いわゆるセル)を設け、この不正器具113により不正行為が実行されても、この不正行為を検知することができる。
すなわち、不正器具113を図12に示すメダル通路16内に挿入した後に、同図に矢印および仮想線にて示すように、不正器具113で光軸X3、X1をこの順に遮光状態とし、次に不正器具113の移動により光軸X3、X1をこの順に入光状態とし、次に不正器具113を一旦下げて各光軸X3、X1からの入光状態を維持した状態で、この不正器具113を引き戻しても、光学式検知センサS2の2つの光軸X1、X2を同時に遮ることができないので、図14に示すように一方の検知センサS1からは正規の検知出力aが得られても、他方の検知センサS2からは正規の検知出力bが得られないので、不正行為を検知することができる。
このように図1〜図14で示した実施例の遊技機の投入メダル検知装置10は、メダルMを通過させる通路16と、この通路16を通過するメダルMを検知するセンサ30とを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、上記センサ30はメダルMの直径より小さい離間間隔で上下方向に配置された2個の投光素子44、45と、上記2個の投光素子44、45からの光を受光する単一の受光素子41とを備えた光学式検知センサS2に設定され、上記各投光素子44、45の光量は何れか1つの投光素子の光が単一の受光素子41に入ることで入光状態になるように設定されたものである。
この構成によれば、2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する2つの光軸X1、X2を遮らない限り、遮光状態とならないので、光軸間隔よりも大きな遮光物体しか検出せず、この結果、光軸間隔より小さいセルのような遮光物体での不正行為を防止することができる。
また、受光素子41よりも安価な投光素子44、45を2個用いる簡単な構造でありながら上述の不正行為を防止することができるので、コストダウンを図ることができる。
また上記光学式検知センサS2の側部に、反射板50を介して光を投受光する投光要素51と受光要素53とが配置されたものである。
この構成によれば、上述の光学式検知センサS2と、反射板50を介して光を投受光する投光要素51、受光要素53とを有するので、メダルMの方向検知が可能となるうえ、反射板50、投光要素51、受光要素53から成る検知センサS1のコンパクト化を図ることができ、さらに検知センサS1、S2の合計出力は2個であるため、出力処理および制御も容易となる。
しかも、上記投光要素51、および受光要素53は光学式検知センサS2の受光素子41および上側の投光素子44とを対応する高さ位置に設けられ、光学式検知センサS2の下側の投光素子45と対応する部分には、不適合メダル類を排出する排出部材(リジェクトレバー23参照)作動用に切欠き部57が設けられたもである。
この構成によれば、メダルMを通過させる通路16は適合、不適合のメダル類を検出するために所定の長さが必要であり、不適合メダル類を排出するリジェクトレバー23などの排出部材は可及的通路16の下流側に配置する要請があり、また上記センサ30は通路下流部にレイアウトするセンサ30の形状、配設位置が各種の制約を受けるが、上述の切欠き部57を設けることにより、不適合メダル類を排出するリジェクトレバー23などの排出部材と何等干渉することなく、センサ30を投入メダル検知装置10の適正位置にコンパクトにレイアウトすることができる。
さらに、上記2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する入光光量が同レベルになるように構成されたものである。
この構成によれば、各投光素子44、45から1つの受光素子41に入光する入光光量が同レベルになるように構成したので、受光素子41の出力処理の際に必要なセンシングのしきい値設定が容易となる。仮に、入光光量がそれぞれ異なる場合には複数のしきい値を設定する必要があるが、入光光量を同レベルに設定したので、1つのしきい値を用いて出力処理を実行することができる。
また、上記入光光量は各投光素子44、45への通電電流の大小により実行するものである。
この構成によれば、受光素子41に対して遠い側の投光素子45の通電電流(発光光量)を大に、受光素子41に対して近い側の投光素子44の通電電流(発光光量)を小にして、各投光素子44、45から受光素子41に入光する光量を、同レベルに設定することができる。この場合には各投光素子44、45の投光軸通路(スリット46、47参照)の開口面積は同等でよい。
さらに、上記入光光量は各投光素子44、45の投光軸通路(スリット46、47参照)の開口面積の大小により実行するものである。
この構成によれば、受光素子41に対して遠い側の投光素子45の通路開口面積を大に、受光素子41に対して近い側の投光素子44の通路開口面積を小にして、各投光素子44、45から受光素子41入光する光量を同レベルに設定することができる。この場合には、投光素子44、45の発光光量は同等でよい。
ここに光量の概念には変調光も含み、投光素子44、45から同期させてなる変調光を投光し、その変調光の投光タイミングに適合したタイミングの受光信号のみを受光素子41の受光信号として処理すべく構成してもよいことは勿論である。
図15、図16は遊技機の投入メダル検知装置の他の実施例を示し、この図15、図16に示す実施例においては図8、図9、図10で示した実施例の検知センサS1、S2のうちの一方の光学式検知センサS2のみによりセンサ30を構成したものである。
すなわち、メダルMを通過させる通路116(前図参照)と、この通路16を通過するメダルMを検知するセンサ30とを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、上記センサ30はメダルMの直径より小さい離間間隔で上下方向に配置された2個の投光素子44、45と、上記2個の投光素子44、45からの光を受光する単一の受光素子41とを備えた光学式検知センサS2に設定され、上記各投光素子44、45の光量は何れか1つの投光素子の光が単一の受光素子41に入ることで入光状態になるように設定されたものである。
図15、図16で示したように構成しても、2個の投光素子44、45から単一の受光素子41に入光する2つの光軸X1、X2を遮らない限り遮光状態とならないので、光軸間隔よりも大きな遮光物体しか検出せず、この結果、光軸間隔より小さいセルのような遮光物体での不正行為を防止することができる。
また、受光素子41よりも安価な投光素子44、45を2個用いる簡単な構造でありながら上述の不正行為を防止することができるので、コストダウンを図ることができる。
なお、図15、図16において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略するが、この図15、図16に示すセンサ30は物体の通過検知センサとしても適用することができる。
図17、図18は遊技機の投入メダル検知装置のさらに他の実施例を示し、この図17、図18に示す実施例においては図15、図16で示した光学式検知センサS2をメダルMの通過方向に2組併設して、一体ユニット化されたセンサ30を構成したものである。
このように、メダルMの通過方向に光学式検知センサS2、S2を2組併設したので、センサ30の遮光状態を得るには2組の光学式検知センサS2、S2のそれぞれの2つの光軸X1、X2を順次遮る必要があり、不正器具(いわゆるセル)の移動に大幅な制限が加えられるので、不正行為の防止効果がより一層強化され、またセンサ30の合計出力は2個であるため、出力処理および制御も容易となる。
図17、図18に示すこの実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図17、図18において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図19は光学式検知センサS2の他の実施例を示し、図9、図16、図18で示した実施例においてはケース31の延出部38に受光素子41を設けたが、図19に示すこの実施例においては回路基板33に受光素子41を直接実装すると共に、延出部38には2つの反射板50、60を設けて、2個の投光素子44、45のうちの一方の投光素子44からの光(光軸X1参照)を1つの反射板50を介して受光素子41に入光すべく構成し、他方の投光素子45からの光(光軸X2参照)を2つの各反射板50、60を介して受光素子41に入光すべく構成してものである。
このように構成すると受光素子41のリード線42が仮に短くても、その制約を受けないので、延出部38の延出長さ、および光軸X1、X2の設計自由度の向上を図ることができる。この図19で示した光学式検知センサS2を図9、図16、図18の検知センサS2に代えて用いることができる。
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については先の実施例とほぼ同様であるから、図19において前図と同一の部分には同一符合を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、この発明のメダル類は、実施例のメダルMに対応し、以下同様に、排出部材は、リジェクトレバー23に対応し、投光軸通路は、スリット46,47に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
本発明の投入メダル検知装置を備えた遊技機の外観図。 投入メダル検知装置の配設箇所を示す説明図。 投入メダル検知装置の正面図。 投入メダル検知装置の分解斜視図。 開閉板を取外した状態で示す投入メダル検知装置の正面図。 投入メダル検知装置を裏面側から見た状態で示す斜視図。 センサの斜視図。 センサの正面図。 図8のA−A線矢視断面図。 図8のB−B線矢視断面図。 通過メダル検知時の説明図。 不正行為検出時の説明図。 メダル通過時の正規の出力波形を示すタイムチャート。 不正行為検出時のセンサ出力を示すタイムチャート。 投入メダル検知装置の他の実施例を示す正面図。 図15のC−C線矢視断面図。 投入メダル検知装置さらに他の実施例を示す正面図。 図17のD−D線矢視断面図。 光学式検知センサの他の実施例を示す断面図。 従来の投入メダル検知装置のセンサを示す正面図。 図20のE−E線矢視断面図。 図20のF−F線矢視断面図。 従来の通過メダル検知時の説明図。 不正行為実行時の説明図。 従来の受光素子の出力波形を示すタイムチャート。
M…メダル
S1…検知センサ
S2…光学式検知センサ
10…投入メダル検知装置
16…通路
23…リジェクトレバー(排出部材)
30…センサ
41…受光素子
44,45…投光素子
46,47…スリット(投光軸通路)
50…反射板
51…投光要素
53…受光要素
57…切欠き部

Claims (4)

  1. メダル類を通過させるメダル通路と、該メダル通路の上方で且つ、前記メダルの厚み方向に延出する延出部を有し、前記メダル通路を通過するメダル類を検知するセンサとを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、
    前記センサは所定間隔で前記メダル通路の上下方向に配置された複数の投光素子と、
    前記延出部に配設され、前記複数の投光素子からの光を受光する単一の受光素子とを備えた光学式検知センサに設定され、
    前記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が前記単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定された
    遊技機の投入メダル検知装置。
  2. メダル類を通過させるメダル通路と、該メダル通路の上方で且つ、前記メダルの厚み方向に延出する延出部を有し、前記メダル通路を通過するメダル類を検知するセンサとを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、
    前記延出部に反射板を設け、
    前記センサは所定間隔で前記メダル通路の上下方向に配置された複数の投光素子と、
    該複数の投光素子からの光を、前記反射板を介して受光する単一の受光素子とを備えた光学式検知センサに設定され、
    前記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が前記単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定された
    遊技機の投入メダル検知装置。
  3. 前記光学式検知センサをメダル類の通過方向に2組並設した
    請求項1または2記載の遊技機の投入メダル検知装置。
  4. メダル類を通過させるメダル通路と、該メダル通路の上方で且つ、メダルの厚み方向に延出する延出部を有し、前記メダル通路を通過するメダル類を検知するセンサを備えた遊技機の投入メダル検知装置であって、
    前記延出部に反射板を設け、
    前記センサは、前記メダル通路の上方に配設された投光素子と、該投光素子からの光を、前記反射板を介して受光する受光素子とを備えた第1の光学式検知センサ、及び
    所定間隔で前記メダル通路の上下方向に配置された複数の投光素子と、該複数の投光素子からの光を、前記反射板を介して受光する単一の受光素子とを備えた第2の光学式検知センサ
    を並設して備え、
    前記第2の光学式検知センサにおいて、前記各投光素子の光量は何れか1つの投光素子の光が前記単一の受光素子に入ることで入光状態になるように設定された
    遊技機の投入メダル検知装置。
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