JP4928406B2 - メダル通過検知センサ - Google Patents

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Description

この発明は、メダルを通過させる通路と、この通路を通過するメダルを検知するセンサとを備えたスロットマシンの投入メダル選別装置に備えられるようなメダル通過検知センサに関し、さらに詳しくは不正対策に優れたメダル通過検知センサ及び遊技機の投入メダル選別装置に関する。
以下、スロットマシンの投入メダル選別装置(メダルセレクタ)に備えられるメダル通過検知センサを例にとって説明する。
一般に、スロットマシンの内部には投入メダル選別装置が備えられており、メダル投入口にメダルが投入されると、その投入されたメダルは該投入メダル選別装置に導かれ、ここで適正メダルか否かが選別される。適正と判定されたメダルは1枚ずつ通路を通って内部に取り込まれる。この取り込み過程で通路上に配設されたメダル通過検知センサでメダルの通過枚数を計数し、この計数結果に応じて遊技利用可能な回数が定められている。
ところが、メダル通過検知センサに対し、外部からセンサ信号を誤動作させようとする不正が行われることがある。例えば、不正治具の1つとして、メダル投入口に挿入可能な板状の部材(セル)に複数のLEDを直列に配置し、各LEDが異なるタイミングで点滅するように制御されるものが知られている。この不正治具をメダル投入口から挿入してLEDを、通路内部に設置されたメダル通過検知センサとしての光電センサと対向させると、LEDの点滅により光電センサはメダルが通過したと誤って検知してしまう。これにより、実際にメダルの投入を行うことなく、メダルを投入したと誤動作させることができる。
このような不正行為(光ゴト)の対策として、例えば先行出願の特許文献1に開示されているように、投光素子から投光されて受光素子に至る光軸の状態を検知しておき、投光素子の消灯時に、受光素子が受光していると判定された時、次のタイミングでその投光素子を点灯させないように構成している。これにより、光ゴトが行われてもメダルの計数を実行しなくなるので、光ゴトによる不正を防止することができる。ところが、この場合は光ゴトの不正な光そのものを防止するものではないため、より確かな光ゴト対策に効果的なものが望まれていた。
前記光ゴト対策として、投光素子と受光素子とからなるメダル通過検知部だけでなく、メダル通過検知部の投光素子からの投光を受光しない位置に外乱光受光部を配置しておき、外乱光受光部がオンになった時、光ゴトと判定して遊技を中止するようにしたものがある(例えば特許文献2参照)。
しかし、この場合はメダル通過検知部の投光を受光しないため、メダル通過検知部の光軸上の光を検知できない。このため、光ゴトを完全に防止できず、光軸上の外乱光によりメダル通過検知部が誤動作されてしまう問題を有していた。
特開2005−270621号公報 特開2005−245746号公報
そこで、この発明は特に光を利用した不正行為によるメダルのカウントを実行しないメダル通過検知センサ及び遊技機の投入メダル選別装置の提供を目的とする。
この発明は、投光素子から投光されて受光素子に至る光軸を予め決まった大きさのメダルが通過するメダル通路に交差させ、該光軸を検知するようにした第1の検知手段と第2の検知手段を通路方向に沿って並設し、前記両検知手段の各検知領域が並設部間で重なる検知領域と、重ならない各々の検知領域とが存在する位置関係でメダルの通過を検知するメダル通過検知センサであって、前記検知手段の光軸上に、外乱光を反射させる光学反射部材を介在させ、該光学反射部材より反射された外乱光の反射方向に外乱光検知素子を配置して構成したメダル通過検知センサであることを特徴とする。
上述のメダルは、コインや硬貨に適用してもよく、投光素子はLED(発光ダイオード)などに適用してもよく、受光素子及び外乱光検知素子はフォトトランジスタやフォトダイオードなどの受光素子、または予め回路化された受光素子に適用してもよい。
前記光学反射部材は、光軸上の外乱光を光軸方向より異方向に反射させて、その一部を取り出すものである。その取り出された外乱光を、同取出方向に対向する外乱光検知素子にて検知することにより、光ゴト行為を検知することができる。
ことに、光学反射部材の配設位置を光軸上に介在させて配置しているため、受光素子の光軸上の前段で、光ゴト行為による外乱光そのものを事前に検知して、受光素子に外乱光が届く前に外乱光検知素子にて検知することができる。これにより、メダル通過検知センサの誤動作を未然に防止できる。
また、光ゴト行為を検知した場合は、不正治具の使用と判定して、エラー信号を出力するので、センサ外部つまり遊技機等の装置本体側において、不正の有無をチェックすることができる。また、前記エラー信号を用いて直ちに利用中止やアラームを駆動するなどの光ゴト行為に対する適切な処置を講じることができる。
この発明の態様として、前記受光素子と外乱光検知素子とを内部に区画して収納保持するケースを有し、該ケースの片面がメダル通路の一部となる通路壁に、前記メダル通路を交差して導かれた光軸及び外乱光をケースの内部に入光させる開口部を有し、該開口部を封止する透光性封止カバーの内面に前記光学反射部材を備えて構成することができる。
透光性封止カバーは、光軸を透光させる透明部材などにて構成されており、ケースの開口部を封止するカバー機能と、該カバーの内面に光学反射部材を取り付けることができる支持部材としての機能を有している。このため、透光性封止カバーによって、ケースの開口部を封止してケース外部から塵埃が侵入するのを防止している。また、透光性封止カバーと光学反射部材とが一体化しているので、これらの取扱いが容易になる。例えば、ケースの開口部を透光性封止カバーで封止すると同時に、光学反射部材をケース内部の光軸上の位置に配置させることができる。
この発明の態様として、前記光学反射部材をプリズムで構成することができる。
前記プリズムを用いることにより、受光素子の直前において外乱光の反射方向を任意の方向に指向させることができる。この結果、外乱光検知素子の配設位置に制約を受け難くなり、該外乱光検知素子をケース内の任意の位置に効率よく配設することができる。さらに、このプリズムによって指向方向を自由にとれるため、該プリズムを前記透光性封止カバーの内面に、直接取り付けることが可能になる。
また、プリズムの配置例として、光軸方向と平行する2枚のプリズムを並設して配置構成することができる。このような配置構成にすると、プリズム間に導かれた光は直進して受光素子へと受光される。その両側のプリズムに到達した光は反射して外乱光検知素子へと受光される。また、2枚のプリズムを幅狭間隔に並設した場合は、2枚のプリズムの間の距離が狭いため、不正光を受光素子に到達させ難くすることができ、不正対策に効果的である。
さらに、並設した2枚のプリズムの厚さの合計を、その2枚のプリズムが平行して作る対向面間の距離よりも大きく作ることにより外乱光検知素子に届く光量を多くしている。よって、光軸上において、外乱光は受光素子よりも外乱光検知素子に早く検知される。従って、光ゴト行為による外乱光がある場合は、受光素子が外乱光を検知して誤動作しようとする前に外乱光検知素子で外乱光を検知し、エラー信号を出力するように対処するので、センサ出力が光ゴト行為による影響を受けることがなくなり、不正によるメダルカウントを実行しない効果がある。
この発明の態様として、前記光学反射部材を、入光される光の一部を透過させ、他部を反射させるハーフミラーで構成することができる。
前記ハーフミラーを用いれば、所望の割合の透過率と反射率に設定できるので、入光される光に対して外乱光検知素子が外乱光を受光するのに適した反射光量に設定できる。
この発明の態様として、前記光学反射部材を平板状の反射板で構成することができる。
前記反射板は平板でよいため量産に適しているほか、またその取付けに際しても、他部材に平面的に対応させて貼付けるだけでよい。
なお、前記プリズム、ハーフミラー及び反射板は単独に取り付けてもよく、前記透光性封止カバーと一体化して取り付けてもよい。例えば、平板状のハーフミラーや反射板の場合は、透光性封止カバーの内面に水平な貼着用の突片を突設させ、この貼着用の突片に、ハーフミラー及び反射板を平面対応させて貼り付ければ、透光性封止カバーにハーフミラーや反射板を一体に取り付けることができる。
このようなメダル通過検知センサを遊技機の投入メダル選別装置に備えた場合は、光ゴトを阻止するのに適した遊技機としての運用を図ることができる。
この発明によれば、不正な光を用いた光ゴトによるメダルのカウントを実行しないので、光ゴト行為の対策に極めて有効である。
この発明の実施の形態を以下図面に基づいて詳述する。
図面はスロットマシンの投入メダル選別装置に備えられるメダル通過検知センサ11を示し、このメダル通過検知センサ11は、図1〜図5に示すように構成されている。図1はメダル通過検知センサ11を示す外観斜視図、図2はメダル通過検知センサ11の正面図、図3は図2のA−A線矢視断面図、図4は外乱光検知状態を示す説明図、図5は図2のB−B線矢視断面図である。
メダル通過検知センサ11は、縦長の箱形状を有し、その箱形状のケース12の開放された後面を平板状のカバー13で閉鎖した2分割構造を有している。そして、これらのケース12とカバー13内の収納空間に回路基板14と素子ブロック15とを配置している。前記ケース12とカバー13は外部からの不適な光を遮光する不透明な樹脂材等の遮光素材を用いる。
ケース12の上部には上方に延びる突片16を一体形成し、この突片16には図2に示すように、取付け孔17と位置決め孔18とが形成されている。また、突片16の付け根部には、前方に水平に延出する延出部19が一体形成されている。
そして、ケース12の前面と延出部19の下面とで囲まれる逆L型空間部20がメダル検知領域に設けられ、このメダル検知領域がメダルを立ち姿で転動させるメダル通路(図8及び図9参照)に対応して配設される。この逆L型空間部20のメダル通路方向に沿って上流側(図1、図2の右側)と下流側(図1、図2の左側)に第1検知センサS1と第2検知センサS2を並設している。
第2検知センサS2は、図3に示すように、延出部19に反射板21を固定し、該反射板21と対応する同高さ位置においてケース12内の素子ブロック15に投光素子22を配設し、そのリード線23を、素子ブロック15を介して後方に対設される回路基板14に接続している。また、投光素子22の投光側と対応してケース12の延出部19には投光通路としての水平な光軸通路L1が形成されている。
一方、反射板21によって光が反射される側には素子ブロック15の下部に受光素子24を配設し、そのリード線25を、素子ブロック15を介して回路基板14に接続している。この受光素子24は、その受光面が反射板21の方向に指向すべく斜めに配置されていて、ケース12には受光通路としての光軸通路L2(スリット)が傾斜状に開口形成され、投光素子22から反射板21を介して受光素子24に至る受光角度を有する光軸X1を形成している。この光軸X1は斜め上方の反射板21から斜め下方の受光素子24へと導かれる際に、該光軸X1がメダル通路(逆L型空間部20)を交差する。また、投光素子22の光量は、該投光素子22の光が受光素子24に入ることで該受光素子24が入光状態になるように設定されている。従って、入光する光軸X1を遮らない限り遮光状態とならないように構成されている。
ところで、ケース12の前面はメダルを転動させるメダル通路の片壁面を形成する通路壁となり、この通路壁の正面視中央部には、光軸X1をケース12の外部から内部に入光させる小さな第1開口部26aを有している。また、該第1開口部26aに対しては、ケース12の前面(メダル通路)側から透光性の封止カバー27で覆っている。
前記封止カバー27は、図6に示すように、透明の樹脂材によりコ型状に形成され、このコ型状の中央面が前記第1開口部26aに平面対応して封止するように構成されている。この封止カバー27のコ型の両側中央部にはそれぞれ小さな係止窓28を開口しており、ケース12への取付時にコ型部分でケース12の前面を抱えるように、係止窓28がケース両壁面に突出する係止突起29に係止して一体に取り付けられる。また、第1開口部26aと対応する封止カバー27の内面中央部に、後述するプリズム30を突設している。
上述のプリズム30は、封止カバー27と同じ透明の樹脂材で一体形成して設けることができ、封止カバー27の内面に突出させた小さな長方板の内端側上角部を傾斜して切欠いた切欠き面30aを有し、この切欠き面30aが斜め上向きに向いた状態で封止カバー27の内面に突設している。また、封止カバー27の内面に突設されるプリズム30の位置は、ケース12の第1開口部26aと対応する位置に突設されて、封止カバー27をケース12の前面より覆うように取り付けるとき、ケース12の第1開口部26aにプリズム30が挿入して取り付けられる。この場合、プリズム30は光軸X1上に介在して光軸X1と交差し、該光軸X1上の外乱光を異方向に反射させる役目を有している。
具体的には、図4に示すように、このプリズム30はレンズ面となる切欠き面30aと底面30bとでプリズム機能として設けられる三角形状のプリズムレンズ面を形成し、斜め上方から斜め下向きに入光された光軸X1を斜め上向きに反射させる反射面としての底面30bを対向させる位置関係に設定して取り付けている。よって、斜め下向きに入光された光軸X1が底面30bより反射し、反射した光は切欠き面30aを透過し、光束が広がらずに斜め上向きに直進する。
また、プリズム30は光軸X1の方向と平行する2枚のプリズム30を並設しており、並設した間に光軸X1を導くように配置している。この場合、同じ形状の2枚のプリズム30を幅狭間隔に並設している。これにより、2枚のプリズム30の間の距離が狭いため、不正光を受光素子に到達させるためには、その狭い間を通過させる必要があり、不正が難しくなる。
そして、プリズム30を介して光軸X1から反射した分岐光軸X2は、その分岐光軸X2と対向する方向に配設された外乱光検知素子31に導かれる。この外乱光検知素子31は素子ブロック15に搭載され、そのリード線32を、素子ブロック15を介して回路基板14に接続している。また、プリズム30の切欠き面30aと対向する外乱光検知素子31との対向方向には、前記光軸通路L2に分岐して連通する外乱光受光通路としての光軸通路L3が形成されている。
前記外乱光検知素子31はフォトダイオードなどにより構成され、投光素子22からの光以外の外乱光が光軸X1に含まれている場合に、その外乱光を取り出すように光軸X1から分岐光軸X2へと導いて該外乱光検知素子31で検知する構造を有している。ことに、ケース12内において、光軸X1上の受光素子24の前段で、外乱光が受光素子24に届く前に、該外乱光検知素子31が検知できるように、プリズム30から受光素子24までの光軸距離よりも、プリズム30から外乱光検知素子31までの光軸距離を短く設定する。さらに、2個のプリズム30を幅狭に並設したことにより外乱光検知素子31で外乱光をいち早く検知するので、外乱光検知素子31での早い外乱光の検知を可能にしている。
この場合、投光素子22からの光の一部は、プリズム30に反射して外乱光検知素子31に入るが、このとき外乱光検知素子31での外乱光のON/OFF判定レベルを、投光素子22からの光では反応しないレベルに設定する。
このように、外乱光がある場合は外乱光検知素子31がいち早く検知することができるので光ゴト行為の発生を正確に検知することができる。従って、光ゴト行為による外乱光がある場合は、受光素子24が外乱光を検知して誤動作を開始する前に、先に外乱光検知素子31が外乱光を検知して、エラー信号を出力するように対処できるので、センサ出力が光ゴト行為による影響を受けなくなる。
また、ケース12内において光を外乱光検知素子31に導く際、プリズム30を用いることによって、光の反射方向をケース12内の任意の方向に指向させることができる。この結果、外乱光検知素子31の配設に制約を受け難くなり、該外乱光検知素子31をケース12内の任意の位置に効率よく内蔵させて配設することができ、コンパクトなケース12を維持できる。
このように、上述の各素子22,24,31により、メダル通過方向の下流側に第2検知センサS2が構成されている。
第1検知センサS1は、図1及び図2に示すように、メダル通過方向の上流側に形成され、図5に示すように、上述の延出部19に反射板21を取付け、この反射板21によって光が反射される側には素子ブロック15に受光素子33を配設し、そのリード線34を、素子ブロック15を介して回路基板14に接続している。また受光素子33の受光側と対応してケース12の延出部19には光軸通路L4が形成されている。
また、素子ブロック15の下方には投光素子35が配置されている。この投光素子に35は反射板21の方向に指向すべく斜めに配置されていて、ケース12内には投光通路としての光軸通路(スリット)L5が傾斜状に開口形成され、投光素子35から反射板21を介して受光素子33に至る受光角度を有する光軸X3を形成している。また、上述の投光素子35のリード線36は素子ブロック15を介して回路基板14に接続されている。
また、光軸X3と対向するケース12の前面には、光軸X3をケース12の内部から外部へと投光させる小さな第2開口部26bを有しており、この第2開口部26bに対しても、ケース12の前面から前記封止カバー27で覆って封止している。
そして、上述の各素子33,35により、メダル通過方向の上流側に第1検知センサS1が構成されている。
前記第1検知センサS1においては、上側に受光素子33を設け、下側に投光素子35を設けており、第2検知センサS2においては、上側に投光素子22を設け、下側に受光素子24と外乱光検知素子31とを設け、第1検知センサS1と第2検知センサS2とで投受光素子の配置関係を上下逆になるように設定している。
前記投光素子22,35としてはLED(発光ダイオード)を用いることができ、受光素子24,33としては例えば受光素子が予め回路化された素子を用いることができる。さらに、外乱光検知素子31としてはフォトダイオード等の受光素子を用いることができる。さらに、外乱光検知素子31は、第1検知センサS1と第2検知センサS2の一方、あるいは双方に備えることができる。
図7は投入メダル選別装置71を示す外観斜視図、図8(A)は投入メダル選別装置71の基板72と開閉板73との対応状態を背面側から見た分解斜視図、図8(B)は投入メダル選別装置71の基板72と開閉板73との対応状態を正面側から見た分解斜視図である。
この投入メダル選別装置71は、基板72と開閉板73とを備え、開閉板72側の支軸74を基板72側の軸受部75に軸支すると共に、バネ76により開閉板73を常時基板72側に付勢し、これら基板72と開閉板73との両者によりメダル通路77を形成している。
このメダル通路77は、上面の一側に開口された入口78と下方の出口79とを有するL字状に形成され、メダルMはメダル通路77を通って出口79より内部に取り込まれる。なお、通過途中で不適と判定されたメダルは出口79に至るまでに選別されて排除口80より排除される。
そして、出口79直前のメダル通路77に対し、前記した第1検知センサS1と第2検知センサS2を備えたメダル通過検知センサ11が取り付けられ、ここを通過するメダルを順に計数する。
投入メダル選別装置71にメダル通過検知センサ11を取り付ける際は、出口79の直前において基板72の通路壁に、メダル通路77より高い位置にセンサ取付口81を開口し、このセンサ取付口81にメダル通過検知センサ11の延出部19を基板72の裏面側より通路側に向けて突出させた状態に取り付ける。
このようにメダル通過検知センサ11は、図7及び図8に示すように、基板72のセンサ取付口81からメダル通路77の上方部に位置するように延出部19が配置され、前記ケース12は基板72の裏面に固定されている。また、延出部19よりも下側の部分において、光軸X1,X3と対応する基板72の通路壁には第1開口部26aと第2開口部26bが形成されており、メダル通過検知センサ11の全体はメダル通路77の片面側からのみ投受光し得るコンパクトな配置構成となっている。
そして、投入メダル選別装置71にメダル通過検知センサ11を備えた場合、メダル通路77の通過方向に沿って第1検知センサS1と第2検知センサS2との2つの光軸X3,X1が形成される。そして、メダルMがメダル通路77に沿って転動し、メダルMが光軸X3,X1を、この順に遮ることで、メダルMの通過を検出することができる。
図9はメダル通過検知センサ11の制御回路ブロック図を示し、この回路はメダル検知処理回路90Aと外乱光検知処理回路90Bとを備えて構成される。まず、メダル検知処理回路90Aでは受光素子24,33の次段に受光信号を増幅する増幅回路91を接続し、この増幅回路91の次段には判定回路92を接続している。また、判定回路92で判定されたメダル検知出力の判定結果が出力回路93から出力される。
さらに、タイミング発生回路(同期回路)94を上述の判定回路92と投光素子駆動回路(LED駆動回路)95との双方に接続し、発振回路96からの発振信号に応じて投光素子駆動回路95で間欠点灯される投光素子22,35の投光パルスと、この投光パルスを受光する受光素子24,33の受光タイミングとを同期させている。
次に、外乱光検知処理回路90Bでは、外乱光検知素子31の次段に外乱光の受光信号を増幅する増幅回路97を接続し、この増幅回路97の次段には判定回路98を接続している。また、判定回路98で判定された外乱光検知出力の判定結果がディレイ回路99を介して出力回路100から出力される。
また、上述の各回路要素22,24,31,33,91〜100には、定電圧回路(電源回路)90からの電源が供給されるように構成している。
このように構成したメダル通過検知センサ11を投入メダル選別装置71に備えてメダルを検知する場合、メダル通路77に導かれた適正なメダルMはメダル通過検知センサ11を通過して内部に取り込まれる。このとき、メダルMはメダル通過検知センサ11の第1検知センサS1の光軸X3と第2検知センサS2の光軸X1を遮りながら通過する。この通過時の遮光信号や遮光順序からメダルが適正に取り込まれたことを検知し、メダルの通過枚数を計数する。このメダルの検知時において、投光素子22,35からの各光軸X1,X3が受光素子24,33に受光及び遮光される状態を検知確認するだけでなく、外乱光検知素子31によって外乱光発生の有無を検知確認している。外乱光検知素子31が外乱光を検知していない外乱光OFF状態の場合は、不正信号の発生がなく、これらの信号を管理する制御部では正常なメダルの取込処理動作と判定できる。
これに対し、不正治具がメダル通路77に挿入されて、通路内部で不正な光を点滅させるような光ゴト行為が行われた場合、メダル通路77の狭い空間で発生した外乱光の一部が仮にケース12内の光軸X1に入光したとしても、その入光した外乱光は、先にプリズム30の位置で反射されて外乱光検知素子31へと導かれ、ここで外乱光の発生を検知する。よって、光軸X1上の外乱光が受光素子24に届く前に、その光軸X1上の外乱光を外乱光検知素子31が先に検知する。このように、投光素子22からの光以外の外乱光が光軸X1に含まれている場合には、その外乱光を取り出すように該外乱光を光軸X1から分岐光軸X2へと導いて、外乱光検知素子31で先に検知することができる。このため、受光素子24が外乱光の影響を受けて誤動作を開始する前に、先に外乱光検知素子31が外乱光を検知して、エラー信号を出力するように対処できるので、メダル通過検知センサ11のセンサ出力が光ゴト行為による影響を受けなくなる。例えば、光ゴト行為を検知した場合は、不正治具の使用と判定して、エラー信号を出力するので、メダル通過検知センサ11を管理するスロットマシンの装置本体側において、不正の有無をチェックすることができる。また、前記エラー信号を用いて直ちに利用中止やアラームを駆動するなどの光ゴト行為に対する適切な処置を講じることができる。
図10はメダル通過検知センサ101の他の実施例を示す縦断面図である。ここで、実施例2のメダル通過検知センサ101は実施例1のメダル通過検知センサ11と比較して、プリズム30に代えてハーフミラー102を用いたことが異なり、他は同じであるため同一の部分についてはその説明を省略し、異なる部分を説明する。
このメダル通過検知センサ101は、ケース12の前面に小さく開口されている第1開口部26aの内方に、光軸X1の一部を通過させる光軸X1との交差位置に水平で平面的な貼付台103を形成し、該貼付台103の上面に板状のハーフミラー102を貼り付けて構成したものである。
この場合、ハーフミラーを用いることにより、光軸X1から入光される光の一部を受光素子24側に透過させ、他部を外乱光検知素子31側に反射させることができるので、所望の割合の透過率と反射率に設定して配設することができる。よって、入光される光に対して外乱光検知素子31が外乱光を受光するのに適した反射光量に設定できる。このようなハーフミラー102を用いても、外乱光を的確に検知することができ、実施例1とほぼ同様の作用、効果を奏するものである。
図11はメダル通過検知センサ111の他の実施例を示す縦断面図である。ここで、実施例3のメダル通過検知センサ111は実施例1のメダル通過検知センサ11と比較して、プリズム30に代えて反射板112を用いたことが異なり、他は同じであるため同一の部分についてはその説明を省略し、異なる部分を説明する。
このメダル通過検知センサ111は、ケース12の前面に小さく開口されている第1開口部26aの内方に、光軸X1の一部を通過させる光軸X1との交差位置に水平で平面的な貼付台113を形成し、該貼付台113の上面にシート状の反射板112を貼り付けて構成したものである。この場合、反射板112を用いることにより、光軸X1から入光される外乱光を反射させて外乱光検知素子31に検知させることができる。
特に、反射板112は光を反射させることができる小さな平板でよいため量産に適しており、低コスト化を図ることができるほか、またその取付けに際しても、他部材に平面的に貼付けるだけでよいため取扱い易い利点がある。このような反射板112を用いても、外乱光を的確に検知することができ、実施例1とほぼ同様の作用、効果を奏するものである。
なお、前記プリズム30、ハーフミラー102及び反射板112は、ケース12内に単品として取り付けてもよく、封止カバー27と一体化して取り付けてもよい。例えば、平板状のハーフミラー102や反射板112を封止カバー27と一体化する場合は、封止カバー27の内面に水平な貼着用の突片を突設させ、この突片に平板状のハーフミラー102や反射板112を平面対応させて貼り付ければ一体に取り付けることができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の第1の検知手段は、実施例の第1検知センサS1に対応し、
以下同様に、
第2の検知手段は、第2検知センサS2に対応し、
光学反射部材は、プリズム30、ハーフミラー102及び反射板112に対応し、
透光性封止カバーは、封止カバー27に対応するも、
この発明は、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。例えば、図9の制御回路ブロック図において投光素子22,35以外の部分はIC化してもよく、各要素91〜100はIC回路に代えてCPUで構成してもよい。
メダル通過検知センサを示す外観斜視図。 メダル通過検知センサの正面図。 図2のA−A線矢視断面図。 外乱光検知状態を示す説明図。 図2のB−B線矢視断面図。 封止カバーの外観斜視図。 投入メダル選別装置を示す外観斜視図。 (A)は投入メダル選別装置の基板と開閉板との対応状態を背面側から見た分解斜視図、(B)は投入メダル選別装置の基板と開閉板との対応状態を正面側から見た分解斜視図。 メダル通過検知センサの制御回路ブロック図。 実施例2のメダル通過検知センサの要部縦断面図。 実施例3のメダル通過検知センサの要部縦断面図。
符号の説明
11,101,111…メダル通過検知センサ
30…プリズム
31…外乱光検知素子
102…ハーフミラー
112…反射板
X1…光軸
X2…分岐光軸

Claims (6)

  1. 投光素子から投光されて受光素子に至る光軸を予め決まった大きさのメダルが通過するメダル通路に交差させ、該光軸を検知するようにした第1の検知手段と第2の検知手段を通路方向に沿って並設し、前記両検知手段の各検知領域が並設部間で重なる検知領域と、重ならない各々の検知領域とが存在する位置関係でメダルの通過を検知するメダル通過検知センサであって、
    前記検知手段の光軸上に、外乱光を反射させる光学反射部材を介在させ、該光学反射部材より反射された外乱光の反射方向に外乱光検知素子を配置して構成した
    メダル通過検知センサ。
  2. 前記受光素子と外乱光検知素子とを内部に区画して収納保持するケースを有し、該ケースの片面がメダル通路の一部となる通路壁に、前記メダル通路を交差して導かれた光軸及び外乱光をケースの内部に入光させる開口部を有し、該開口部を封止する透光性封止カバーの内面に前記光学反射部材を備えた
    請求項1に記載のメダル通過検知センサ。
  3. 前記光学反射部材は、プリズムで構成した
    請求項1に記載のメダル通過検知センサ。
  4. 前記光学反射部材は、入光される光の一部を透過させ、他部を反射させるハーフミラーで構成した
    請求項1に記載のメダル通過検知センサ。
  5. 前記光学反射部材は、平板状の反射板で構成した
    請求項1に記載のメダル通過検知センサ。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載のメダル通過検知センサを備えて構成した
    遊技機の投入メダル選別装置。
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